JPH04243704A - 自動倉庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、入出庫用クレーンを備
えた自動倉庫に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の上記自動倉庫の構成の一例を図１
２の配置図に基づいて説明する。図１２の自動倉庫１は
、荷３を収納する複数の荷収納空間４を有する棚５と、
棚５に沿って自走し、棚５との間で荷３の入出庫を行う
荷搬入出装置であるクレーン７と、作業員の安全を図る
ための安全柵８と、クレーン７と光伝送装置（図示せず
）を介してデータの授受を行い、クレーン７の制御を行
う制御装置９と、クレーン７との荷３の受け渡しおよび
と荷役車両であるフォークリフト２との荷３の受け渡し
を行う荷受け台１２と、荷受け台１２上に載置された荷
３を無接触で検出する反射型の光電スイッチからなる在
荷検出器１３と、制御装置９の側部に設けられたオペレ
ータユニット１４から構成されている。このオペレータ
ユニット１４は、作業モードを表示するランプ１５と、
作業完了を入力する完了スイッチ１６から構成され、こ
れらランプ１５と完了スイッチ１６と在荷検出器１３は
クレーン７の制御装置９に接続されており、制御装置９
へ在荷検出器１３の在荷検出信号と完了スイッチ１６の
操作信号を出力する。

【０００３】上記構成により、作業員は、制御装置９の
表面に設けられた操作パネル１０上のスイッチ（図示せ
ず）を操作して、作業を行う順に、複数の作業モードや
入出庫を行う棚５の荷収納空間４のナンバーなどからな
る作業データを設定し、荷受け台１２への荷受け台作業
、すなわち荷３の積込み、あるいは卸しをフォークリフ
ト２を運転して行い、１作業が終了する毎にオペレータ
ユニット１４の完了スイッチ１６を操作して１作業終了
を制御装置９へ入力していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の自動倉
庫では、メンテナンスを行うに際して、自動倉庫１の過
去の実績データが収集されていないことから、作業員は
自動倉庫１のメンテナンス時期やメンテナンスの重点点
検項目の設定を的確に行うことができないという問題が
あった。

【０００５】本発明は上記問題を解決するものであり、
実績データを収集し、メンテナンス時期と点検項目の設
定を容易にした自動倉庫を提供することを目的とするも
のである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明の自動倉庫は、複数の荷収納空間を有する棚と、
この棚に沿って自走し、棚との間で荷の入出庫を行う荷
搬入出装置を備え、地上側に前記荷搬入出装置から入力
された異常検出データおよび操作パネルから入力された
作業データに基づいて荷搬入出装置の入出庫を制御する
入出庫制御手段を備えた自動倉庫であって、前記操作パ
ネルに画面表示手段とこの画面表示手段の設定入力手段
を設け、前記入出庫制御手段に、前記荷搬入出装置の作
業データおよび異常検出データを記憶する記憶手段と、
前記画面表示手段の設定入力手段から入力した設定信号
に基づいて、前記記憶手段に記憶されたデータを実績収
集データとして、予め設定されたフォーマットにしたが
って前記画面表示手段へ出力する表示制御手段を具備し
たことを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】上記の発明の構成により、画面表示手段の設定
入力手段から入力した設定信号に基づいて画面表示手段
に収集された実績データが表示される。よって、自動倉
庫の過去の作業データおよび異常発生内容が確認され、
メンテナンス時期や点検項目の設定を的確に行うことが
可能になる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、従来例の図１２と同一の構成には同一の
符号を付して説明を省略する。

【０００９】図１は本発明の一実施例を示す荷受け台を
備えた自動倉庫の要部斜視図である。図１の自動倉庫は
、従来例の図１２の自動倉庫のクレーン７の制御装置９
に代えて、本発明のマイクロコンピュータからなり、地
上側のクレーン７の入出庫制御手段である制御装置３１
とこの制御装置３１に接続されたハンディ型のバーコー
ドリーダ（以下、スキャナと称す）３２を設けている。 また、固定式の荷受け台１２に代えて、クレーン７との
入出庫位置ＨＰとフォークリフト２との荷３の積込み積
卸し位置ＢＰ間の一定経路３３上を自走し、荷３を搬送
する自走台車３４を備えた荷捌装置３５を設けている。

【００１０】クレーン７の制御装置３１の操作パネル４
１には、図２に示すように、作業モードなどの状態およ
び故障などを表示する画面表示手段である液晶表示装置
４２と、スキャナ３２を使用しない手動モード時に使用
する、作業モード設定スイッチ４３、テンキースイッチ
４４、クリアスイッチ４５およびセットスイッチ４６と
、液晶表示装置４２と対話時に設定する画面表示手段の
設定入力手段である、画面設定スイッチ（機能呼出スイ
ッチ、ページめくりスイッチなど）４７およびカーソル
移動用スイッチ４８と、起動・サイクル停止・異常解除
・シフト用の操作スイッチ４９と、この操作パネル４１
を使用して設定するリモートモードと上位のコントロー
ラ（図示せず）からの設定信号により設定されるオンラ
インモードと自動倉庫を使用しない切のモードを選択す
るキースイッチ５０、および運転・異常を表示する表示
灯５１が設けられ、またこの操作パネル４１の下方には
図１に示すように非常停止スイッチ５２が設けられてお
り、これらの機器は、図３に示すように、制御装置３１
に接続されている。

【００１１】制御装置３１を図３のブロック図にしたが
って説明する。制御部５４は、設定データ記憶部５５に
予め設定された複数の、作業モード、荷３の品名あるい
は品番、荷３の数量などからなる作業データを順に取り
出しキースイッチ５０によりオンラインモードが選択さ
れているときは即に、リモートモードが選択されている
ときは入力部５６を介して入力したスイッチ４９，５２
の操作信号により、入出力部５７および光伝送装置５３
を介してクレーン７からあるいは入出力部５８を介して
荷捌装置３５から入力された状態検出データ｛たとえば
クレーン７の状態検出データや、自走台車３４の在荷検
出器１３より入力される自走台車３４上の荷３の有無（
在荷）データや、オペレータユニット１４から入力され
る荷受け台作業完了毎に操作される完了スイッチ１６の
作業完了データ｝に基づいて、入出力部５７および光伝
送装置５３を介してクレーン７、入出力部５８を介して
荷捌装置３５を制御するとともに、出力部６３を介して
表示灯５１を制御し、後述する実績収集データをデータ
記憶部５９へ出力する。

【００１２】実績収集データは、実行した作業データ（
作業モード、荷３の品名あるいは品番、荷３の数量、荷
捌装置３５のナンバー）、および入力された状態検出デ
ータのうちの異常検出データ、および実行した、運転時
間（使用時間）、クレーン７の動作時間、クレーン７の
昇降時間と走行時間とフォーク時間であり、データ記憶
部５９にそれぞれ発生時刻とともに、作業データは作業
実績として、異常検出データは異常履歴として、運転時
間、動作時間、クレーン７の昇降時間、走行時間、フォ
ーク時間は自動倉庫使用時間実績として各エリアに記憶
される。

【００１３】また設定部６１は、キースイッチ５０より
オンラインモードの選択信号を入力しているとき、デー
タ伝送部６２を介して上位のコンピュータ（図示せず）
からの作業データを順に設定データ記憶部５５に記憶し
、またキースイッチ５０よりリモートモードの選択信号
を入力しているとき、入力部５６，６３を介してスイッ
チ類４３〜５０，５２の操作信号、スキャナ３２の信号
に応じて、作業データを設定データ記憶部５５に記憶す
る。

【００１４】さらに、画面表示部（表示制御手段）６０
は、入力部５６を介して操作パネル４１から入力される
作業モード信号、画面設定信号に指令され、予め記憶さ
れた日本語の所定のフォーマットにしたがって、モード
画面のデータ、機能呼出しメニューのデータやデータ記
憶部５９に記憶された実績収集データを編集して液晶表
示装置４２へ出力して表示させる。

【００１５】上記構成により、制御装置３１は、上位コ
ンピュータからの作業データ、あるいはスイッチ類４３
〜５０，５２の操作信号、スキャナ３２の入力信号に応
じて、荷捌装置３５および光伝送装置５３を介してクレ
ーン７および自走台車３４を制御して荷３の入出庫を行
い、表示装置類４２，５１の表示を行っている。なお、
入出庫作業時、非常停止スイッチ５２が操作された場合
、あるいは荷捌装置３５またはクレーン７で故障が発生
した場合には、制御装置３１は、全ての操作を停止し、
故障が発生した場合は液晶表示装置４２へその内容を故
障が復旧されるまで表示する。

【００１６】以下、制御装置３１の画面表示部６０によ
る、データ記憶部５９に記憶された実績収集データを作
業実績、異常履歴、運転時間、本体異常累計として液晶
表示装置４２へ表示する手順を図４の画面操作手順図お
よび図５〜図１１の画面図にしたがって詳細に説明する
。

【００１７】まず、キースイッチ５０でオートリモート
位置あるいはオンライン位置が選択され、続いて画面設
定スイッチ４７で機能呼出が選択されると、図５に示す
機能呼出メニューを液晶表示装置４２に表示する。この
機能呼出メニューを見て、メンテナンスジョブメニュー
の画面番号がセットされると、すなわちテンキースイッ
チ４４によりメンテナンスジョブメニューのナンバー”
１０”が入力され、続いてセットスイッチ４６が操作さ
れると、図６に示すメンテナンスジョブメニューを表示
し、このメンテナンスジョブメニューを見て、テンキー
スイッチ４４により荷受台状態のナンバー”５”が入力
され、続いてセットスイッチ４６が操作されると、図７
に示す作業実績の画面を表示する。

【００１８】この作業実績の画面には、データ記憶部５
９に作業実績として記憶された作業データが、記憶され
た順に予め設定されたフォーマットにしたがって、通し
ナンバー、作業モード、荷３の品番、荷受台（荷捌装置
３５）のナンバー、荷３の数量、実行された時刻の順に
日本語で表示される。

【００１９】なおここで、画面設定スイッチ４７で次ペ
ージが操作されると、次の通しナンバーの作業実績の画
面を表示し、画面設定スイッチ４７で前ページが操作さ
れると、前の作業実績の画面を表示する。

【００２０】次に、画面設定スイッチ４７で終了が選択
されると、図６に示すメンテナンスジョブメニューに戻
ってこれを表示し、さらに画面設定スイッチ４７で終了
が選択されると、図５に示す機能呼出メニューに戻って
これを液晶表示装置４２に表示する。

【００２１】この状態で、機能呼出メニューを見て、テ
ンキースイッチ４４によりシステムメンテナンスメニュ
ーのナンバー”１１”が入力され、続いてセットスイッ
チ４６が操作されると、図８に示すシステムメンテナン
スメニューを表示し、このシステムメンテナンスメニュ
ーを見て、テンキースイッチ４４により異常履歴のナン
バー”１”が入力され、続いてセットスイッチ４６が操
作されると、図９に示す異常履歴の画面を表示する。

【００２２】この異常履歴の画面には、データ記憶部５
９に異常履歴として記憶された異常検出データが、記憶
された順に予め設定されたフォーマットにしたがって、
通しナンバー、発生時刻、異常状態の順に日本語で表示
される。

【００２３】なおここで、画面設定スイッチ４７で次ペ
ージが操作されると、次の通しナンバーの異常履歴を表
示し、画面設定スイッチ４７で前ページが操作されると
、前の異常履歴の状態を表示する。

【００２４】次に、画面設定スイッチ４７で終了が選択
されると、図８に示すシステムメンテナンスメニューを
表示し、このシステムメンテナンスメニューを見て、テ
ンキースイッチ４４により運転時間のナンバー”２”が
入力され、続いてセットスイッチ４６が操作されると、
図１０に示す運転時間の画面を表示する。

【００２５】この運転時間の画面には、データ記憶部５
９に自動倉庫使用時間実績として記憶されたデータが、
それぞれ加算されて予め設定されたフォーマットにした
がって、サイクル回数（作業回数）、運転時間、動作時
間、クレーン７の昇降時間、走行時間、フォーク時間の
順に日本語で表示される。

【００２６】次に、画面設定スイッチ４７で終了が選択
されると、図８に示すシステムメンテナンスメニューを
表示し、このシステムメンテナンスメニューを見て、テ
ンキースイッチ４４により本体異常累計のナンバー”７
”が入力され、続いてセットスイッチ４６が操作される
と、図１１に示す本体異常累計の画面を表示する。

【００２７】この本体異常累計の画面には、データ記憶
部５９に異常履歴として記憶された異常検出データが異
常原因毎に累計されて予め設定されたフォーマットにし
たがって、異常原因、異常発生の回数の順に日本語で表
示される。

【００２８】なおここで、画面設定スイッチ４７で次ペ
ージが操作されると、次の本体異常累計を表示し、画面
設定スイッチ４７で前ページが操作されると、前の本体
異常累計を表示する。

【００２９】以上のように画面と対話しながら操作を行
うことにより、自動倉庫の作業実績、異常履歴、運転時
間、本体異常累計が日本語表示によって表示される。し
たがって、作業員は、作業実績により過去の作業データ
の確認を行うことができ、また異常履歴により過去の異
常発生内容の確認を行うことができ、メンテナンス時に
的確に異常原因に対処することができる。さらに運転時
間によりクレーン７の走行駆動部、走行車輪、昇降駆動
部、昇降チェーンのメンテナンス時期の判断を行うこと
ができ、また本体異常累計によりメンテナンス時の部品
交換項目および点検項目を的確に設定することができる
。

【００３０】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
面表示手段の設定入力手段から入力した設定信号に基づ
いて画面表示手段に収集された実績が表示されることに
よって、作業員は自動倉庫の過去の作業データおよび異
常発生内容を確認でき、メンテナンス時期や点検項目の
設定を的確に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における荷受け台を備えた自
動倉庫の要部斜視図である。

【図２】同自動倉庫の操作パネルの平面図である。

【図３】同自動倉庫の制御構成図である。

【図４】同自動倉庫の操作手順を示す画面操作手順図で
ある。

【図５】同自動倉庫の液晶表示装置の機能呼出メニュー
画面図である。

【図６】同自動倉庫の液晶表示装置のメンテナンスジョ
ブメニュー画面図である。

【図７】同自動倉庫の液晶表示装置の作業実績を表示す
る画面図である。

【図８】同自動倉庫の液晶表示装置のシステムメンテナ
ンスメニュー画面図である。

【図９】同自動倉庫の液晶表示装置の異常履歴を表示す
る画面図である。

【図１０】同自動倉庫の液晶表示装置の運転時間を表示
する画面図である。

【図１１】同自動倉庫の液晶表示装置の本体異常累計を
表示する画面図である。

【図１２】従来の荷受け台を備えた自動倉庫の配置図お
よび要部斜視図である。

【符号の説明】

１　　　　自動倉庫 ３　　　　荷 ４　　　　荷収納空間 ５　　　　棚 ７　　　　クレーン（荷搬入出装置） ３１　　　　制御装置（入出庫制御手段）３５　　　　
荷捌装置 ４１　　　　操作パネル ４２　　　　液晶表示装置（画面表示手段）４３　　　
　作業モード設定スイッチ ４７　　　　画面設定スイッチ（画面表示手段の設定入
力手段） ５４　　　　制御部 ５５　　　　設定データ記憶部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の荷収納空間を有する棚と、この
   棚に沿って自走し、棚との間で荷の入出庫を行う荷搬入
   出装置を備え、地上側に前記荷搬入出装置から入力され
   た異常検出データおよび操作パネルから入力された作業
   データに基づいて荷搬入出装置の入出庫を制御する入出
   庫制御手段を備えた自動倉庫であって、前記操作パネル
   に画面表示手段とこの画面表示手段の設定入力手段を設
   け、前記入出庫制御手段に、前記作業データおよび前記
   異常検出データを記憶する記憶手段と、前記画面表示手
   段の設定入力手段から入力した設定信号に基づいて、前
   記記憶手段に記憶されたデータを実績収集データとして
   、予め設定されたフォーマットにしたがって前記画面表
   示手段へ出力する表示制御手段を具備したことを特徴と
   する自動倉庫。