JP3854663B2 - 物品の合流制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の入荷コンベヤから搬送されてくる各種物品を一本の本流コンベヤに合流させるための物品の合流制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
物流過程においては、多様化する消費者ニーズに対応するため、複数の入荷コンベヤから搬送されてくる各種物品を一本の本流コンベヤに合流し、次に例えば納入先毎に仕分けして発送する物品合流設備が用いられている。この種の物品合流設備の構成は多岐にわたるが、以下に図5を参照して入荷コンベヤから本流コンベヤに合流させる構成と作用の一例を説明する。
【0003】
すなわち、一本の本流コンベヤL0に複数の入荷コンベヤL1〜L4が接続され、各入荷コンベヤL1〜L4から搬送されてくる物品1を本流コンベヤL0に合流させるようになっている。なお、本流コンベヤL0及び複数の入荷コンベヤL1〜L4に付した矢印は、物品1の搬送方向を示している。
入荷コンベヤL1〜L4には、物品1の有無を例えば光学的に検出するためのセンサ2,3が設けられている。この構成は良く知られているので、図5には発光素子と受光素子とを1セットとして符号を付している。そして、センサ2,3間は所定の距離Laに設定されている。
【0004】
次に、合流作用について説明すると、先ず各入荷コンベヤL1〜L4に物品が入荷しているか否かを検出して制御回路を介して各入荷コンベヤL1〜L4に対応したレジスタ(いずれも図示省略)に記憶させる。この際、入荷コンベヤL1,L4に示すようにセンサ2,3間に物品1が満杯になり、センサ2,3が遮光されていれば合流可、即ち入荷コンベヤL1,L4から本流コンベヤL0への切り出し可として記憶する。
これに対し、入荷コンベヤL3のようにセンサ2,3のいずれも遮光されていない場合、更に入荷コンベヤL2のようにセンサ2は遮光されているが、センサ3は遮光されていない場合は、合流不可として記憶される。
【0005】
合流は、入荷コンベヤL1からL2,L3,L4の順に行われるのであるが、入荷コンベヤL1のように合流可の場合は全ての物品1が本流コンベヤL0上に順次搬送され、合流が行われる。しかし、入荷コンベヤL2,L3の場合は、合流不可と記憶されるので、入荷コンベヤL2,L3上の物品1の本流コンベヤL0への合流は行われない。そして、入荷コンベヤL2,L3の合流に要する時間が経過した後に、入荷コンベヤL4の合流作業に移行する。
このような合流不可の場合、入荷コンベヤL4の合流作業に移行しないので、本流コンベヤL0上の物品1の配列をみると、入荷コンベヤL2,L3の物品1に相当する空きが形成され、その空きに続いて入荷コンベヤL4の物品1が合流することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記物品合流設備にあっては、各入荷コンベヤL1〜L4、更に合流コンベヤL0の搬送速度は一定に設定され、物品1は所定の間隔で搬送されてきて1ロットずつ合流されることになる。したがって物品1の搬送数が多い場合は、各入荷コンベヤL1〜L4上の物品1が満杯になるが、満杯になっても直ちに合流させられるとは限らず、放置しておくとセンサ3より上流側に滞貨していく。
このような事態を回避する手段として、該当する入荷コンベヤを一時的に停止するか、或いは物品1の間隔を狭めることが考えられる。しかし、入荷コンベヤの一時的停止については、合流する物品1の全体の配分を考慮する必要があるなど、単なる合流作業だけで停止判断をすることはできない。また、物品1の間隔を狭めた場合、搬送量を増すことはできるが、下流側で仕分けする際に誤仕分けが発生しやすい等の問題が生じる。
【0007】
一方、入荷コンベヤL1〜L4のうち、或るコンベヤについては多量の物品1が搬送されてくるが、或る入荷コンベヤについては少量の物品しか搬送されてこないこともある。このような場合であっても、物品1は1ロットになってから切り出しされるのであるから、合流コンベヤL0上に特定の物品1が合流されず、下流において仕分けする物品1を待つような事態も発生していた。
本発明の目的は、複数の入荷コンベヤによって搬送されてくる物品の多寡に対応して、効率良く物品を合流させる物品の合流制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る前記目的は、下記構成により達成される。
複数の入荷コンベヤ(L1〜L3)により入荷する物品(1)の単位時間の搬送量を、第1及び第2のセンサ(2,3)により各入荷コンベヤ(L1〜L3)ごとに検出し、
単位時間の搬送量が所定数以上の入荷コンベヤが所定数より少ない場合は、全体の物品量が普通であるとみなした上で、
所定時間内に前記第1のセンサ(2)から第2のセンサ(3)まで物品が溜まってロットを構成する入荷コンベヤについては、第2のセンサまで物品が溜まるごとに合流データ(A)を作成し、
所定時間内に前記第1のセンサ(2)から第2のセンサ(3)まで物品が溜まらない入荷コンベヤについては、第1のセンサ(2)による物品の検出から前記所定時間が経過するごとに合流データ(B)を作成し、
前記合流データ(A)と前記合流データ(B)をその作成順にレジスタ(12)に記憶し、
前記レジスタ内の合流データを記憶順に読み出して該合流データに従って前記複数の入荷コンベヤを駆動して、物品(1)を本流コンベヤに合流させ、
単位時間の搬送量が所定数以上の入荷コンベヤが所定数以上の場合は、全体の物品量が多いとみなした上で、前記所定時間を切り換え、
所定時間内に前記第1のセンサ(2)から第2のセンサ(3)まで物品が溜まってロットを構成する入荷コンベヤについては、第2のセンサ(3)まで物品が溜まるごとに合流データ(A)を作成し、
所定時間内に前記第1のセンサ(2)から第2のセンサ(3)まで物品が溜まらない入荷コンベヤについては、第1のセンサ(2)による物品の検出から前記所定時間が経過するごとに合流データ(B)を作成し、
前記合流データ(A)と前記合流データ(B)をその作成順にレジスタ(12)に記憶し、
前記レジスタ内の合流データを記憶順に読み出して該合流データに従って前記複数の入荷コンベヤを駆動して、物品(1)を本流コンベヤに合流させることを特徴とする物品の合流制御方法。
【0009】
前記物品の合流制御方法によれば、各入荷コンベヤによって搬送されてくる物品の単位時間の搬送量が検出され、この搬送量が所定数以上の入荷コンベヤの数によって全体の物品量が多いかそうでないかを判断する。
全体の物品量が多くない時は、物品量が多い入荷ラインにあっては物品がロットごとに切り出され、物品量が多くない入荷ラインにあっては物品が所定時間ごとに切り出される。ロットごとの切り出しと、所定時間ごとの切り出しは、その発生順に行われる。
また、全体の物品量が多い時は、物品量が多くない入荷ラインにあっては、物品が所定時間経過後ごとに切り出されるようにはなっているが、この所定時間は全体の物品量が多くない時より延長され、所定時間経過ごとの切り出し頻度は少なくされる。
したがって、入荷コンベヤから搬送されてくる物品の多寡に対応して効率良く物品合流が行われることになり、入荷コンベヤの満杯はもとより、合流コンベヤ上の物品の空き等の発生を未然に防止することができる。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、図1〜図3を参照して本発明を適用した物品の合流制御方法の第1実施形態を説明する。なお、図1は物品合流設備の構成を示す模式的構成図、図2及び図3は制御手順を説明するフローチャート図である。
【0011】
本実施形態における物品合流設備100は、複数の入荷コンベヤL1〜L3上の物品1を1本の本流コンベヤL0上に間断なく、しかも本流コンベヤL0上の物品載置状況と入荷コンベヤL1〜L3上の物品1の入荷状況とに合わせて合流させるように構成されている。なお、入荷コンベヤL1〜L3の数は図示の例に限定されるものではなく、物品1の種類や形状、更に処理数等に対応して所望数が配設される。
入荷コンベヤL1〜L3には、物品1の入荷状況を検出する第1及び第2のセンサ2,3が所定間隔Laを介して配設されている。第1及び第2のセンサ2,3の検出信号は、後述する制御回路11に供給されるようになっている。
また、本実施形態にあっては、第1及び第2のセンサ2,3は、入荷コンベヤL1〜L3上の物品1が少量のとき、第1及び第2のセンサ2,3間が満杯になる以前に物品を切り出すためのものでもある。
なお、センサ2,3は従来例と同様に発光素子と受光素子とにより構成され、遮光により物品1の有無を検出する構成のものであってよい。
【0012】
一方、本流コンベヤL0と入荷コンベヤL1〜L3と交差する位置A1〜A3には、本流コンベヤL0上の物品1の搬送状況を検出するための第3のセンサ5が個別に設けられている。第3のセンサ5は、前記センサ2,3と同様に発光素子と受光素子とからなる光学的センサであってよく、検出信号は後述する制御回路11に供給されるようになっている。本流コンベヤL0上に示した位置B1〜B3は、入荷コンベヤL1〜L3上の物品1を本流コンベヤL0に合流させる際の動作開始位置を示すものである。
本実施形態においては、本流コンベヤL0と入荷コンベヤL1〜L3の搬送速度は同一に設定され、B1位置からA2位置までの距離Lbと第1のセンサ2からA1位置までの距離Lcとは同一に設定されている。なお、Lb=Lcの構成は各入荷コンベヤL1〜L3について同一であるので、図1においては図示の便宜のため入荷コンベヤL1,L2に関連して図示してある。
【0013】
制御回路11は、本流コンベヤL0や入荷コンベヤL1〜L3の駆動制御と、各センサ2,3から得られる検出信号に基づき、入荷コンベヤL1〜L3のいずれかを特定し、かつ合流の有無を判別するデータをレジスタ12に書き込み、更にこれを読み出して行う合流制御を総合的に行うように構成されている。
レジスタ12へのデータの書き込みは2種類ある。第1の書き込みは、第2のセンサ3とタイマとにより単位時間当たりの物品の搬送量が検出され、搬送量が所定数以上のときは、第1センサ2及び第2センサ3の両方が物品を検出した状態を1ロットとして物品を切り出すように、割り込み処理によりレジスタ12へデータ(A)を順次書き込むものである。第2の書き込みは、第2のセンサ3とタイマとにより単位時間当たりの物品の搬送量が検出され、搬送量が所定数を下回るときは、第1のセンサ2が物品を検出してから所定時間経過後に物品を切り出すように、割り込み処理によりレジスタ12へデータ(B)を順次書き込むものである。
制御回路11は、レジスタ12内に順に記憶された情報に従って、前記動作開始位置B1〜B3のいずれかで合流判断をするようになっている。
【0014】
次に、物品1の合流作用を説明するが、合流に際しては先ず入荷コンベヤごとの入荷状況が検出される。そして、入荷量の多い入荷コンベヤについては、第1及び第2のセンサ2,3によりロットを検出するごとにレジスタ12へ合流データ(A)を書き込む。また、入荷量の少ない入荷コンベヤについては、第1のセンサ2が物品を検出してから、所定時間経過ごとにそれまでに溜まっていた物品を合流するための合流データ(B)をレジスタ12に書き込む。次いで合流データの読み出しと本流コンベヤL0への搬送による合流が行われるようになっている。
入荷量が所定数より多い入荷コンベヤの数が所定数より下の時は、全体の入荷量が多くないとみなす。このときの合流データ(B)に係る前記所定時間は例えば5秒という比較的短い時間に設定される。
また、入荷量が所定数より多い入荷コンベヤの数が所定数以上の時は、全体の入荷量が多いとみなして、前記所定時間を例えば60秒に延長する。この結果、入荷量が所定数以上である、入荷量の多い入荷コンベヤの物品は常に優先して合流され、入荷量が所定数より少ない入荷コンベヤからの合流は、入荷量が所定数より多い入荷コンベヤからの合流より頻度が少なくなり、後回しにされる。
先ず、入荷量が所定数より多い場合の入荷コンベヤについて、第1及び第2のセンサ2,3間が満杯になった順から合流させる場合の合流作用について説明する。
図1の入荷状況では、入荷コンベヤL1,L3が満杯になっているが、入荷コンベヤL1が先に満杯になり次いで入荷コンベヤL3が満杯になったとする。この状況にあっては、入荷コンベヤL1の入荷状況からレジスタに記憶されるのであるが、記憶手順を図2に示すフローチャートについて説明する。
【0015】
当初はステップS2に示すように待機状態であり、次いでステップS4に示すように第1のセンサ2のオン、即ち物品1により遮光が検出され、次にステップS6に示すように第2のセンサ3のオンが検出される。第1及び第2のセンサ2,3がオンになると、図1の下方に示すように先ず合流データDaがレジスタ12の第1順位位置12aに記憶される(ステップS8)。
また、入荷コンベヤL3についても前記同様の割り込み処理が行われ、合流データDcがレジスタ12の第2順位位置12bに記憶される。記憶された合流データDa,Dcは、記憶された順に読み出されて合流制御に用いられる。このように、ステップS2〜S8の動作は、各入荷コンベヤL1〜L3について個別に行われる。
【0016】
一方、入荷コンベヤL2については、第1のセンサ2はオンになるものの第2のセンサ3は物品1による遮光が無いのでオフになり、この場合はステップS2の待機状態に戻る。なお、入荷コンベヤL1〜L3について物品1の入荷が無い場合は、ステップS4の段階で待機状態に戻る。したがって、レジスタ12への記憶は、図1に示したように第1順位位置12a及び第2順位位置12bに合流データDa及びDcがこの順に記憶されることになる。
但し、合流データDaが先に記憶されるので、最上流の入荷コンベヤL1の合流が先に行われ、次に下流の入荷コンベヤL3の合流が行われることになる。この段階では、図1に示すようにレジスタ12の第3順位位置12c以下には合流データは記憶されない。
【0017】
次に、ステップS10以下に示す合流動作について説明する。
ステップS10に示す合流開始可能か否かの判断は、レジスタ12に合流データDが記憶されているか否かと、本流コンベヤL0上の搬送状況とにより行われる。次に、ステップS12に示す合流実行に移行するのであるが、入荷コンベヤL1に入荷した1ロット分の物品1の合流開始は、位置Bを起点として合流データDaを読み出すことにより行われる。
合流データの書き込み及び読み出しは、本流コンベヤL0及び入荷コンベヤL1〜L3の搬送速度に対応して行われるので、位置Bを起点として合流データDaの読み出しを行い、これに同期して制御回路11により入荷コンベヤL1を駆動すると、位置Bにあった本流コンベヤL0が位置A1まで移動した時、第1センサ2を遮光していた物品1が位置A1において本流コンベヤL0上に載置される。この同期関係は、Lb=Lcの条件から容易に理解できる。そして、1ロット分の物品1が本流コンベヤL0上に順次載置され、入荷コンベヤL1に入荷していた1ロット分の物品1の合流が行われることになる。
【0018】
次いで、本流コンベヤL0は搬送を継続し、1ロット分の物品1の最後端が位置B3まで移動した時点でレジスタ12bに記憶されていた合流データDcの読み出しが行われる。以下、ステップS12で説明した動作が入荷コンベヤL3について行われ、入荷コンベヤL3上の第1のセンサ2を遮光していた物品1を先頭にして1ロット分の物品1が位置A3方向に搬送される。
入荷コンベヤL3についても、Lb=Lcに設定されている。したがって、入荷コンベヤL1から合流された1ロット分の物品1の後端が位置A3を通過した時点で、合流データDcの読み出しに対応して入荷コンベヤL3から搬送されてきた1ロット分の物品1のうちの最初の物品、即ち第1のセンサ2を遮光していた物品1が、本流コンベヤL0上に搬送されて大きな隙間なく合流することになる。
【0019】
次に、物品1の入荷が少量の入荷コンベヤの場合の合流動作を説明する。
先に説明したように、各入荷コンベヤL1〜L3の搬送速度は一定であるから、物品1によって例えば第2のセンサ3が単位時間に遮光される回数を検出すれば、単位時間当たりの物品の入荷数を判別することができる。以下、入荷コンベヤL2について物品1の入荷数が少量の場合の動作を説明すると、図3のステップS22に示すように物品1の入荷数の検出が行われる。そして、所定入荷数以上か少ないかの比較が行われ、所定入荷数以上の場合は図2を参照して説明したステップS2に移行する。
【0020】
第2センサ3は単位時間当たりの物品の通過数をカウントするとともに、入荷コンベヤL2上で待機している物品数は常にカウンタに保持されている。そこで、入荷してくる物品数が所定入荷数より少ないかを判断し(ステップS24)、物品数が所定入荷数より少ない場合は、所定時間経過ごとに物品を切り出すための合流データをレジスタ12へ書き込む(ステップ26)。このように、所定入荷数より少ない場合は、物品が上記1ロットになるのを待たずに、第1のセンサ2が物品を検出してから所定時間経過ごとに物品を切り出すように制御を切り替える。
【0021】
ステップS26以降は、図2を参照して説明した合流動作が行われる。
前記動作は、言わば入荷コンベヤL1〜L3に入荷する物品1の入荷量に対応して、切り出し単位である1ロットの数を可変することである。したがって、本流コンベヤL0には、入荷コンベヤL1〜L3の物品1が偏りなく、しかも間断無く切り出されることになる。
上記のように、各入荷コンベヤについて単位時間の入荷量が検出され、入荷量が所定数以上の時は、ロット単位の切り出しが行われ、入荷量が所定数より下の場合は、第1のセンサ2が物品を検出後、所定時間経過ごとに上記ロットを待たずに物品を切り出す。
【0022】
次に、図4を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態は、物品合流設備の一例である仕分け装置101への適用例を示すものであり、仕分け対象である物品1がコンベヤL11,L12により搬送されてくるようになっている。そして、コンベヤL11,L12の下流側には、切り出しコンベヤ21が設けられ、物品1を合流コンベヤL13に切り出して合流するように構成されている。
コンベヤL11,L12には、所定間隔Laを介して第1及び第2のセンサ22,23が設けられている。第1及び第2のセンサ22,23は、第1実施形態における第1及び第2のセンサ2,3に相当するものである。したがって、各センサ22,23の構成は、前記同様に光学的に物品1の有無を検出する構成であってよい。なお、コンベヤL11,L12の設置数は、図示の例に限定されるものではない。
【0023】
前記仕分け装置101において、コンベヤL11,L12に搬送されてくる物品1が所定数以上であれば前記同様に第1及び第2のセンサ22,23により1ロットに達したか否かが検出される。そして、図2で示したフローチャートと同様に、満杯になったコンベヤに対応する切り出しコンベヤ21から順に駆動され、満杯になった物品1を合流コンベヤL13に合流させる。
これに対し、コンベヤL11,L12から搬送されてくる物品1が少量の場合は、図3で示したフローチャートと同様に所定時間経過ごとに物品が切り出されて合流コンベヤL13に合流される。
【0024】
このように、前記第1及び第2実施形態によれば、入荷コンベヤによって搬送されてくる物品の多寡に対応して合流する状況が設定される。したがって、特定の物品の合流が遅れることもなく、或る物品がコンベヤ上に満杯になって入荷コンベヤを停止する等の不都合もなく、物品の合流や仕分けを効率的に行い得るようになる。
【0025】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明に係る物品の合流制御方法は、複数の入荷コンベヤに設けた第1及び第2のセンサにより物品の単位時間の搬送量を検出し、搬送量が所定数以上の場合は所定量に達した順に1ロットとして合流コンベヤに合流させるとともに、搬送量が所定数より下の場合は、所定時間経過ごとに物品が合流コンベヤに合流させるものである。
したがって、入荷コンベヤにより搬送されてくる物品は、単位時間の搬送量が所定数以上のときは所定量に達するとともに合流コンベヤに合流されるので、入荷コンベヤ上が満杯になって入荷コンベヤを停止させる等の不都合がない。また、搬送されてくる物品数が所定数より下の場合は、所定時間経過ごとに物品が合流コンベヤに合流されるので、合流コンベヤ上において特定の物品が不足することがなく、物品間の隙間が均一化されることと相まって仕分け作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した物品合流設備の実施形態を示す模式的構成図である。
【図2】物品合流設備の制御方法を示すフローチャート図である。
【図3】物品搬送量に対応した合流制御を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す仕分け装置の要部の構成図である。
【図5】従来の物品合流設備の一例を示す模式的構成図である。
【符号の説明】
1 物品
2,22 第1のセンサ
3,23 第2のセンサ
5 第3のセンサ
11 制御回路
12 レジスタ
21 切り出しコンベヤ
100 物品合流設備
101 仕分け装置
L1〜L3 入荷コンベヤ
L0 合流コンベヤ
A1〜A3 第4のセンサの位置
B〜B3 合流開始位置
La,Lb,Lc 距離
Claims (1)
- 複数の入荷コンベヤ(L1〜L3)により入荷する物品(1)の単位時間の搬送量を、第1及び第2のセンサ(2,3)により各入荷コンベヤ(L1〜L3)ごとに検出し、
単位時間の搬送量が所定数以上の入荷コンベヤが所定数より少ない場合は、全体の物品量が普通であるとみなした上で、
所定時間内に前記第1のセンサ(2)から第2のセンサ(3)まで物品が溜まってロットを構成する入荷コンベヤについては、第2のセンサまで物品が溜まるごとに合流データ(A)を作成し、
所定時間内に前記第1のセンサ(2)から第2のセンサ(3)まで物品が溜まらない入荷コンベヤについては、第1のセンサ(2)による物品の検出から前記所定時間が経過するごとに合流データ(B)を作成し、
前記合流データ(A)と前記合流データ(B)をその作成順にレジスタ(12)に記憶し、
前記レジスタ内の合流データを記憶順に読み出して該合流データに従って前記複数の入荷コンベヤを駆動して、物品(1)を本流コンベヤに合流させ、
単位時間の搬送量が所定数以上の入荷コンベヤが所定数以上の場合は、全体の物品量が多いとみなした上で、前記所定時間を切り換え、
所定時間内に前記第1のセンサ(2)から第2のセンサ(3)まで物品が溜まってロットを構成する入荷コンベヤについては、第2のセンサ(3)まで物品が溜まるごとに合流データ(A)を作成し、
所定時間内に前記第1のセンサ(2)から第2のセンサ(3)まで物品が溜まらない入荷コンベヤについては、第1のセンサ(2)による物品の検出から前記所定時間が経過するごとに合流データ(B)を作成し、
前記合流データ(A)と前記合流データ(B)をその作成順にレジスタ(12)に記憶し、
前記レジスタ内の合流データを記憶順に読み出して該合流データに従って前記複数の入荷コンベヤを駆動して、物品(1)を本流コンベヤに合流させることを特徴とする物品の合流制御方法。
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JP16988396A JP3854663B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 物品の合流制御方法 |
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JPH1017138A JPH1017138A (ja) | 1998-01-20 |
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- 1996-06-28 JP JP16988396A patent/JP3854663B2/ja not_active Expired - Lifetime
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