JP2002326706A - 荷物移載装置 - Google Patents

荷物移載装置

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JP2002326706A
JP2002326706A JP2001135386A JP2001135386A JP2002326706A JP 2002326706 A JP2002326706 A JP 2002326706A JP 2001135386 A JP2001135386 A JP 2001135386A JP 2001135386 A JP2001135386 A JP 2001135386A JP 2002326706 A JP2002326706 A JP 2002326706A
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load
luggage
transfer device
slide fork
baggage
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JP2001135386A
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Seiichi Komai
聖一 駒井
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物棚へ荷物を下ろしたり、荷物棚から荷物
をすくい出す支持手段を備える荷物移載装置の、荷下ろ
し又は荷すくいのサイクルタイムを短縮して荷物の搬
出、搬入作業の迅速化を図る。 【解決手段】 伸縮可能に形成されたスライドフォーク
12と、スライドフォーク12を昇降させる昇降駆動装
置とを備えることにより、スライドフォーク12を進出
又は後退と共に上昇又は下降させることによって、スラ
イドフォーク12の荷下ろし又は荷すくいに要する移動
量を少なくして、サイクルタイムを短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷受棚に対して荷
すくい又は荷下ろしをすることができる荷物移載装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫の主な構成要素としては、荷物
を一時的に保管するための荷受棚と、その荷受棚へ荷物
を入れて載置する動作(以下、便宜上、「荷下ろし」と
称する。)とともに該荷受棚に収納されている荷物を取
り出す動作(以下、便宜上、「荷すくい」と称する。)
を行う荷物移載装置とがある。
【0003】かかる荷物移載装置の中には、荷下ろし又
は荷すくいをするために荷物を支持する支持手段自体が
荷受棚側へ向かって進出したり後退することができるス
ライドフォーク機構を採用したものがある。この場合、
荷物移載装置自体が荷受棚側へ移動することなく荷すく
い及び荷下ろしを行うことができ、ひいては、荷物移載
装置自体が荷受棚と干渉してしまうことを防止すること
ができるという利点がある。
【0004】ここで、図6を参照して、従来のスライド
フォーク91を有する荷物移載装置90が荷すくい時に
行う一連の動作について説明する。まず、図6(a)に
示すように、荷物移載装置90が荷物Xを収納する荷受
棚92の前に移動してくると、図6(b)に示すよう
に、荷物移載装置90上のスライドフォーク91が進出
(矢印Z方向へ伸張)する。スライドフォーク機構が完
全に進出しきると(即ち、荷受棚92に収納されている
荷物Xを確実に支持可能な所定進出端位置Z1まで進出
すると)、図6(c)に示すように、荷物移載装置90
が上昇(矢印Y方向へ移動)する。この荷物移載装置9
0の上昇に伴いスライドフォーク91により荷物Xが持
ち上げられる。荷物移載装置90が所定上昇端位置Y1
まで上昇すると、図6(d)に示すように、スライドフ
ォーク91が後退(反矢印Z方向へ収縮)するのであ
る。
【0005】上記説明したように、従来技術の荷物移載
装置90によれば、荷物移載装置90の上昇は、スライ
ドフォーク91の所定進出端位置Z1までの進出後に開
始するようにされており、一方、スライドフォーク91
の後退は、荷物移載装置90の所定上昇端位置Y1まで
の上昇後に開始するようにされている。従って、確実に
荷すくい動作をすることができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たように、従来技術の荷物移載装置90によれば、荷物
移載装置90の昇降動作が完全に停止しないと、スライ
ドフォーク91の後退動作が開始されない。従って、荷
すくい及び荷下ろしに要するサイクルタイムの短縮の妨
げとなってしまうという問題点があった。特に、自動倉
庫の場合においては、自動倉庫の規模が大きくなればな
るほど、荷物移載装置自体を所定の荷受棚まで移動する
距離が長くなるが、荷物移載装置自体を移動させるスピ
ードを高めることによりサイクルタイムを短縮する方式
は、装置の製造コストが大幅に高くなってしまってい
た。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、荷すくい及び荷下ろしに要する
サイクルタイムを短縮することができる荷物移載装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の荷物移載装置は、荷受棚へ荷物を下ろ
すため又は荷受棚より荷物をすくい出すために、前記荷
物を支持する支持手段と、該支持手段を前記荷受棚に対
して進出又は後退させる進退手段と、前記支持手段を上
昇又は下降させる昇降手段と、前記支持手段が前記荷物
に対して当接又は離隔したか否かを検出する検出手段と
を備えており、前記進退手段は、前記進退手段により支
持手段が進出されている状態において、検出手段により
当接又は離隔が検出された時に、前記支持手段の後退を
開始させるものである。
【0009】請求項2記載の荷物移載装置は、請求項1
記載の荷物移載装置において、昇降手段は、進退手段に
よる支持手段の後退が開始された後においても、前記支
持手段の上昇又は下降を継続するものである。
【0010】請求項3記載の荷物移載装置は、請求項1
又は2に記載の荷物移載装置において、昇降手段は、進
退手段による支持手段の進出完了時に該支持手段の高さ
位置が荷受棚と荷物との当接位置となるように、進退手
段による支持手段の進出と共に、該支持手段を上昇させ
又は下降させるものである。
【0011】本願発明である荷物移載装置によれば、荷
受棚へ荷物を下ろしたり、荷受棚より荷物をすくい出し
たりするために、荷物を支持する支持手段が、進退手段
により、荷受棚に対して(荷受棚側へ)進出又は後退さ
れ、更には、昇降手段により、上昇又は下降される。こ
のように進退手段及び昇降手段により支持手段が移動さ
れることによって、荷受棚へ荷物が下ろされ、荷受棚よ
り荷物がすくい出されるのである。ここで、支持手段が
荷物と当接又は離隔したか否かが検出手段により検出さ
れるが、進退手段による支持手段の後退は、支持手段に
よる支持手段の進出状態において、かかる当接又は離隔
の検出時に、直ちに開始される。具体的には、支持手段
の後退が、荷すくいの場合には、支持手段により荷物が
支持されたとき(支持手段と荷物とが当接したとき)に
直ちに開始される一方、荷下ろしの場合には、支持手段
により荷物が非支持とされたとき(支持手段と荷物とが
離隔したとき)に、支持手段の後退が直ちに開始される
のである。このため、支持手段の昇降動作を開始してか
ら、後退動作へ移行するまでの時間が短縮され、ひいて
は、荷すくい及び荷下ろしに要するサイクルタイムが短
縮される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る荷物移載装置は、進
退手段による支持手段の進出又は後退動作、及び昇降手
段による支持手段の上昇又は下降動作の両動作を一部重
複して行わせることにより、荷すくい及び荷下ろしに要
するサイクルタイムを短縮することができる荷物移載装
置に関する。
【0013】以下、添付図面を参照して、本発明の好適
な実施例について説明する。図1は、本発明に係る荷物
移載装置10を備えた自動倉庫システム50の外観斜視
図であり、図2は、上記自動倉庫システム50を構成す
るスタッカークレーン20の斜視図であり、図3は、前
記スタッカークレーン20の荷物移載装置10の斜視図
である。この自動倉庫システム50は、主として、荷受
棚30と、スタッカークレーン20と、コンベア40と
によって構成されている。
【0014】荷受棚30は、複数の荷物Xを収納するた
めの棚部材であり、後述する「第1走行レール27」の
長手(配設)方向(左右方向)に対して略平行に、2列
配設されている。この荷受棚30は、図4に示す荷物収
納枠31が左右方向及び上下方向に複数に連なることに
よって形成されている。
【0015】図1及び図2に示すように、スタッカーク
レーン20は、第1走行レール27と第2走行レール2
8との間に配設されている。このスタッカークレーン2
0は、下部フレーム22と、上部フレーム23と、マス
トフレーム24,24と、荷物移載装置10と、走行駆
動装置26と、昇降駆動装置25とを備えている。ここ
で、第1走行レール27及び第2走行レール28は、互
いに向かい合わせに配設された一対の荷受棚30,30
の間に配設されるレール状の部材であり、第1走行レー
ル27は、荷受棚30の下方側(例えば、床)に配設さ
れており、第2走行レール28は、荷受棚30の上方側
(例えば、天井)に配設されている。
【0016】下部フレーム22は、第1走行レール27
と摺動可能に係合するフレーム状の部材であり、上部フ
レーム23は、第2走行レール28と摺動可能に係合す
るフレーム状の部材であり、マストフレーム24は、下
部フレーム22端部と上部フレーム23端部とを連結す
るフレーム状の部材である。
【0017】走行駆動装置26は、スタッカークレーン
20を第1走行レール27及び第2走行レール28に沿
って走行させるための駆動源である。即ち、この走行駆
動装置26によれば、荷物移載装置10を、第1走行レ
ール27及び第2走行レール28に沿って、即ち、左右
方向へ移動させることができるのである。昇降駆動装置
25は、荷物移載装置10を2本のマストフレーム2
4,24に沿って、即ち、上下方向(縦方向)に沿って
移動させるための駆動源である。前記の通り、走行駆動
装置26及び昇降駆動装置25は、荷物移載装置10を
上下左右方向へ移動させるための部材である。従って、
荷物棚30を構成する複数の荷物収納枠31,…,31
のうちの所望の荷物収納枠31の設置位置へ、更には、
後述するリフター44の設置位置へ、荷物移載装置10
を移動させることができるのである。ひいては、搬入コ
ンベア41を介して搬入されてきた荷物Xを所定(適
宜)の荷物収納枠31へ搬送することができる一方、所
定の荷物収納枠31に収納されている荷物Xを搬出コン
ベア42へ搬送することができるのである。
【0018】荷物移載装置10は、荷受棚30を構成す
る複数の各荷物収納枠31に対して、荷下ろし及び荷す
くいを行うための装置であり、図3に示すように、スラ
イドフォーク12と、センサ部材14と、台部材11と
を備えている。
【0019】スライドフォーク12は、荷物Xを支持す
るとともに、荷すくい及び荷下ろしをするための部材で
あり、伸縮可能とされている。このようにスライドフォ
ーク12が伸縮可能とされているので、荷すくい又は荷
下ろしのために、荷物Xを進出させ、又は後退させるこ
とができるのである。センサ部材14は、スライドフォ
ーク12上面に配設されており、このセンサ部材14に
より、スライドフォーク12と荷物Xとの当接又は離隔
が検出されるのである。センサ部材14は、リミットス
イッチや歪みゲージなど、荷物Xとの当接及び離隔を検
出することができるものであれば、どのようなものを用
いてもよい。
【0020】台部材11は、スライドフォーク12、及
び、このスライドフォーク12を伸縮させるための駆動
源(図示せず)を支持するものであり、両マストフレー
ム24,24間に配設されている。
【0021】台部材11は、マストフレーム24と当接
する回動自在な車輪材であるガイドローラ13を有して
おり、マストフレーム24,24に対して夫々摺動可能
に係合されている。
【0022】コンベヤ40は、前工程側から流れてくる
荷物Xを自動倉庫システム50へ搬入したり、自動倉庫
システム50に収納されている(具体的には、荷物棚3
0を構成する複数の荷物収納枠31に夫々収納されてい
る)荷物Xを自動倉庫システム50より搬出するための
ものであり、搬入側に設置される搬入コンベヤ41と、
搬出側に設置される搬出コンベヤ42とを備えている。
これら搬入コンベヤ41及び搬出コンベヤ42は、夫
々、搬送ローラ45と、リフター44とを備えている。
【0023】搬送ローラ45は、搬入コンベヤ41及び
搬出コンベヤ42の上面側に回動可能に配設される部材
であり、ローラ状に形成され、図示しない駆動モータに
より回動されるものである。従って、搬入される荷物X
をリフター44設置位置側へ近づけたり、排出される荷
物Xをリフター44設置位置側より遠ざけたりすること
ができるのである。
【0024】リフター44は、搬入コンベヤ41及び搬
出コンベヤ42に所定間隔を開けて夫々複数設置されて
おり、上昇又は下降可能とされている。このリフター4
4自身の上昇又は下降に伴い、搬入コンベヤ41上又は
搬出コンベヤ42上の荷物Xの下面を適宜間隔を開けて
支持した状態で、荷物Xを持ち上げたり、又は、下ろし
たりするのである。従って、搬入コンベヤ41と荷物X
との間、又は搬出コンベヤ42と荷物Xとの間にスライ
ドフォーク12を進入させることができ、ひいては、搬
入コンベヤ41上の荷物Xをスライドフォーク41によ
り荷すくいしたり、スライドフォーク41により支持さ
れている荷物Xを搬出コンベヤ42上に荷下ろししたり
することができるのである。
【0025】次に、図1から図5を参照して、上記のよ
うに構成された自動倉庫システム50の動作について説
明する。まず、自動倉庫システム50の荷物搬入動作、
及び荷物搬出動作について大まかに説明する。
【0026】ます、自動倉庫システム50の荷物搬入動
作について説明する。前工程側より搬入コンベヤ41へ
荷物Xが搬送されてくると、その搬送されてきた荷物X
は、搬入コンベヤ41上の搬送ローラ45によって、リ
フター44上の設置位置まで搬送される。リフター44
設置位置まで搬送されてきた荷物Xは、リフター44自
身の上昇により持ち上げられる。リフター44により持
ち上げられた荷物Xは、リフター44の設置位置に移動
してきた荷物移載装置10上のスライドフォーク12の
進出及び後退、並びに、昇降駆動装置25による荷物移
載装置10全体の上昇により、荷すくいされる。その
後、その荷すくいされた荷物Xは、スライドフォーク1
2により支持された状態で、走行駆動装置26によるス
タッカクレーン20の走行、及び昇降駆動装置25によ
る荷物移載装置10の上昇下降に伴い、荷受棚30のう
ちの所定の荷物収納枠31前へ移動される。所定の荷物
収納枠31への荷物移載装置10の移動後、荷物移載装
置10上のスライドフォーク12の進出及び後退、並び
に、昇降駆動装置25によるスライドフォーク12の下
降により、かかる荷物移載装置10上の荷物Xが所定の
荷物収納枠31へ荷下ろしされるのである。以上の動作
により、自動倉庫システム50の荷物搬入動作が終了す
る。
【0027】一方、自動倉庫システム50の荷物搬出動
作は、荷物搬入動作と逆の手順で行われる。
【0028】次に、図4及び図5を参照して、荷物収納
枠31に対する荷物移載装置10の荷すくい及び荷下ろ
しの動作について具体的に説明する。図4は、荷物移載
装置10により荷物収納枠31上の荷物Xを荷すくいす
る一連の動作を示した図であり、図5は、荷物移載装置
10による荷物収納枠31に対する荷すくい及び荷下ろ
しの一連の動作を示すタイムチャート図である。尚、本
実施例によれば、発明の理解を容易とするために、荷物
収納枠31に対する荷すくい及び荷下ろしについてのみ
説明し、リフター44に対する荷すくい及び荷下ろしに
ついては省略する。
【0029】まず、図4(a)に示すように、荷物移載
装置10が荷すくいしようとする荷物Xの位置まで移動
する。荷物移載装置10の移動後、図4(b)及び
(c)に示すように、スライドフォーク12の進出を開
始する。この際、スライドフォーク12の進出動作と重
複して、昇降駆動装置25による本荷物移載装置10全
体の上昇、即ち、スライドフォーク12の上昇も開始す
る。このようにスライドフォーク12が進出及び上昇の
2つの動作を重複して行うので、スライドフォーク12
の先端が矢印のように弧を描くように移動する。ここ
で、かかるスライドフォーク12の上昇動作は、スライ
ドフォーク12が完全に進出しきった状態で、荷物Xに
当接するようなタイミングで開始される。
【0030】このように、スライドフォーク12の上昇
動作は、スライドフォーク12が完全に進出しきった状
態で荷物Xと当接するように行われる。従って、進出す
るスライドフォーク12で荷物収納枠31上の荷物Xを
押してしまうことがなく、正規の位置で荷すくいするこ
とができる。尚、荷下ろしの場合には、スライドフォー
ク12上の荷物Xが荷物収納枠31に引っ掛かることが
なく、荷物収納枠31の正規の位置に荷物Xを収納する
ことができる。
【0031】スライドフォーク12の上面に設けられた
センサ部材14が荷物Xと当接したことを検出すると、
図4(d)に示すように、スライドフォーク12の後退
を開始する。この際、図4(d)及び(e)に示すよう
に、かかる後退動作と重複して、昇降駆動装置25によ
る荷物移載装置10の上昇動作、即ち、スライドフォー
ク12の上昇動作も継続して行う。このように荷物当接
後においても、スライドフォーク12が進出及び上昇の
2つの動作を重複して行うので、スライドフォーク12
の先端が矢印のように弧を描くように移動する。従っ
て、荷物Xの支持後、後退中のスライドフォーク12上
の荷物Xの底面が荷物収納枠31に引っ掛かって位置が
ずれてしまうのを防止することができるのである。同様
に、荷下ろしの場合には、荷物収納枠31への荷物Xの
載置後、後退中のスライドフォーク12が荷物Xの底面
と引っ掛かって位置がずれてしまうのを防止することが
できるのである。
【0032】上記のように、スライドフォーク12の進
出及び上昇の2つの動作が重複して行われるので、荷す
くいに要するスライドフォーク12の動作時間を低減す
ることができるのである。従って、荷すくい及び荷下ろ
しに要するサイクルタイムを短縮することができるので
ある。ひいては、自動倉庫システム50の荷物搬入動
作、及び荷物搬出動作に要するサイクルタイムをも短縮
することができるのである。尚、荷物収納枠31に対す
る荷物移載装置10の荷下ろしの動作については、荷す
くいの動作を逆にした動作となるだけであるので、その
説明を省略する。
【0033】次に、図5を参照して、荷物移載装置10
による荷すくい及び荷下ろしの動作について説明する。
図5は、荷物移載装置10、及び従来の荷物移載装置9
0のタイムチャート図である。ここで、チャートの横線
を横断する縦線の左側は荷すくい時のタイムチャートで
あり、右側は荷下ろし時のタイムチャートである。以
下、図5を用いて、両者のサイクルタイムについて比較
して説明する。
【0034】まず、荷すくいを行うときの両者の動作を
比較して説明する。両者ともに、スタッカークレーン2
0が目的の荷物収納枠31の前まで移動してからスライ
ドフォーク12の進出が開始するところまでは共通して
いるが、その後の動作が異なっている。従来の荷物移載
装置90では、スライドフォーク91が荷物Xのところ
まで進出し、進出しきった後に初めてスライドフォーク
91の上昇動作が開始される。また、スライドフォーク
91の上昇動作の開始後、荷物Xを持ち上げながら所定
上昇端位置Y1まで上昇して、その後に後退を始めてい
る。これらのスライドフォーク91の進出後退動作、及
び上昇動作は、何れも単独で行われる。一方、荷物移載
装置10においては、スライドフォーク12の進出中に
上昇動作も開始されており、センサ部材14によるスラ
イドフォーク12と荷物Xとの当接の検出に基づいて、
荷物Xを上昇させつつ後退も開始させている。
【0035】次に、荷下ろしを行うときの両者の動作を
比較して説明する。スタッカークレーン20が目的の荷
物位置まで移動して、スライドフォーク12が荷物Xを
載せて進出を開始するまでの動作は両者とも同じであ
る。従来の荷物移載装置90においては、スライドフォ
ーク91が完全に進出しきってから始めて下降を開始す
るようにされている。スライドフォーク91の下降開始
後、荷物Xを荷受棚92に載置するとともに、その後さ
らに所定下降端位置まで下降する。所定下降端位置まで
下降した後に、始めてスライドフォーク91の後退動作
を開始するようにされている。一方、本発明に係る荷物
移載装置10においては、スライドフォーク12の進出
時に既に下降を開始するとともに、センサ部材14によ
るスライドフォーク12と荷物との離隔の検出に基づい
て、後退動作も開始させている。
【0036】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察することができるもので
ある。
【0037】例えば、本実施例によれば、スライドフォ
ーク12の上昇又は下降は、スライドフォーク12を支
持する台部材11(即ち、荷物移載装置10)全体を上
昇又は下降させることにより行われる。しかしながら、
スライドフォーク12の上昇又は下降は、必ずしも、台
部材11全体とともに上昇させ又は下降させなくてもよ
く、台部材11の内部にスライドフォーク12全体を上
昇又は下降させる装置を設けるようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の荷物移載装置によれ
ば、進退手段により支持手段が進出させられている場
合、検出手段による支持手段と荷物との当接又は離隔の
検出に連動して、進退手段による支持手段の後退が開始
されるようにされているので、荷すくい及び荷下ろしの
ために要する支持手段の移動量を低減することができる
という効果がある。ひいては、荷すくい及び荷下ろしに
要するサイクルタイムを短縮することができるという効
果がある。
【0039】請求項2に記載の荷物移載装置によれば、
請求項1に記載の荷物移載装置の奏する効果に加えて、
進退手段による支持手段の後退開始後においても、昇降
手段による支持手段の上昇または下降が継続するように
されているので、荷すくい又は荷下ろし時に、荷物が荷
受棚に引っ掛かるのを防止することができるという効果
がある。従って、荷物が支持手段より落下しないように
荷すくいすることができるとともに、荷受棚へ収納され
た荷物が安定状態となるように荷下ろしすることができ
るという効果がある。
【0040】請求項3に記載の荷物移載装置によれば、
請求項1又は2に記載の荷物移載装置の奏する効果に加
えて、進退手段による支持手段の進出時においても、昇
降手段により支持手段を上昇又は下降するようにしたの
で、荷すくい又は荷下ろしに要するサイクルタイムを一
層短縮することができるという効果がある。また、昇降
手段による支持手段の上昇又は下降は、進退手段による
支持手段の進出完了時に支持手段の高さ位置が荷物当接
位置(荷受棚と荷物との当接位置)となるように行われ
る。従って、荷物が支持手段より落下しないように荷す
くいすることができるとともに、荷受棚へ収納された荷
物が安定状態となるように荷下ろしすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である荷物移載装置を備え
る自動倉庫システムの斜視図である。
【図2】 上記自動倉庫システムを構成するスタッカー
クレーンの斜視図である。
【図3】 上記スタッカークレーンを構成する荷物移載
装置の斜視図である。
【図4】 本荷物移載装置における荷すくい動作を示し
た図である。
【図5】 本発明に係る荷物移載装置及び従来の荷物移
載装置の荷すくい及び荷下ろしの一連の動作を示すタイ
ムチャート図である。
【図6】 従来の荷物移載装置における荷すくいの動作
を示した図である。
【符号の説明】
10 本発明に係る荷物移載装置 11 台部材 12 スライドフォーク(支持手段、進退手段) 13 ガイドローラ 14 センサ部材(検出手段) 20 スタッカークレーン 22 下部フレーム 23 上部フレーム 24 マストフレーム 25 昇降駆動装置(昇降手段) 26 走行駆動装置 27 第1走行レール 28 第2走行レール 30 荷受棚 31 荷物収納枠(荷受棚の一部) 40 コンベヤ 41 搬入コンベヤ 42 搬出コンベヤ 44 リフター 45 搬送ローラ 50 自動倉庫システム 90 従来の荷物移載装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷受棚へ荷物を下ろすため又は荷受棚よ
    り荷物をすくい出すために、前記荷物を支持する支持手
    段と、 該支持手段を前記荷受棚に対して進出又は後退させる進
    退手段と、 前記支持手段を上昇又は下降させる昇降手段と、 前記支持手段が前記荷物に対して当接又は離隔したか否
    かを検出する検出手段とを備えており、 前記進退手段は、前記進退手段により支持手段が進出さ
    れている状態において、検出手段により当接又は離隔が
    検出された時に、前記支持手段の後退を開始させること
    を特徴とする荷物移載装置。
  2. 【請求項2】 昇降手段は、進退手段による支持手段の
    後退が開始された後においても、前記支持手段の上昇又
    は下降を継続することを特徴とする請求項1に記載の荷
    物移載装置。
  3. 【請求項3】 昇降手段は、進退手段による支持手段の
    進出完了時に該支持手段の高さ位置が荷受棚と荷物との
    当接位置となるように、進退手段による支持手段の進出
    と共に、該支持手段を上昇させ又は下降させることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の荷物移載装置。
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