JP2002506720A - モノリス被覆装置およびその方法 - Google Patents

モノリス被覆装置およびその方法

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Abstract

(57)【要約】 担体、例えばモノリス触媒担体（５）の被覆装置は、予め決められた量の被覆液を配量するための配量装置（１）、液体用の収容部（２）および被覆液全体を担体（５）の中に吸引できる真空供給源（８、９）を含んでなる。本装置および方法は、自動車用触媒を無駄無く被覆するのに特に効果的であり、設計の自由選択性が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、製造方法の改良に関し、より詳しくは、モノリス担体上に担持され
た触媒および類似製品の製造に好適な装置および方法に関する。
【０００２】 高表面積モノリス担体上に担持された触媒が毎年大量に製造されている。その
様な触媒の代表的な種類の一つは、内燃機関用の接触転化装置であり、本発明は
特にこれらの装置に関連して使用される。簡潔にするために、特に自動車用触媒
に関して本発明を説明するが、無論、本発明は、自動車（「自動車用触媒」は、
トラック、実用車、バス、モーターサイクル、等を含むものとする）、船、固定
動力供給源または他の工業製法から発生するガスの浄化用、など、類似のすべて
の型の触媒に応用できる。本発明は、担体に被覆を施す類似製品、特に吸収体／
脱着体被覆の製造にも有用であり、その多くは排ガス制御に制御されている。そ
の様な製品は技術的には「触媒」ではない。我々は特にＮＯｘ吸収材、炭化水素
吸収材、硫黄化合物吸収材、および水蒸気吸収材を挙げることができよう。ガス
処理用の吸収材と同様に、吸収材はヒートポンプ、例えば空気調整冷却装置、に
使用することができる。
【０００３】 自動車用触媒は、押し出したセラミック、例えばコージーライト、または金属
製のスルー−フローハニカム基材上に担持するのが一般的である。基材は一般的
に円筒形であるが、長円形または「競争トラック形」または傾斜長円形でもよく
、効果的な連続外皮を有する。（担体または基材が連続外皮を有していなくても
、担体または基材がスリーブ中に配置されていれば、本発明を使用することがで
きる）その様な基材は非常に良く知られており、市販されており、５０〜１２０
０セル／平方インチを有することができる。触媒用の表面積を増加するために、
高表面積粒子、例えばアルミナ、のスラリーを含んでなり、所望により他の成分
、例えば可溶な、および／または担持された触媒活性を有する白金族金属（「Ｐ
ＧＭ」）、助触媒、例えばセリア、ジルコニア、バリウム、等、および他の成分
または吸収性材料、例えばシリカ、ゼオライト、等、を含むウォッシュコートで
基材を被覆するのが一般的である。場合により、ウォッシュコートを塗布、乾燥
および／または焼成して密着した被覆を形成した後、１個以上の触媒層を塗布す
る。これは、一般的に白金、パラジウムおよびロジウムの１種以上から選択され
た、１種以上のＰＧＭ、および／または可溶な助触媒の溶液を含浸させることに
より、および／または同一の、または異なった種類の触媒活性または吸収性ウォ
ッシュコートの多くの層を塗布することにより行なうことができる。使用する被
覆方法は、通常は秘密のノウハウと見なされるが、一般的に、基材をスラリーま
たは溶液に浸漬し、または基材をスラリーまたは溶液のカーテンまたは滝の中を
通し、圧縮空気を使用して液体を基材の中に、基材を通して吹き込み、セルを確
実に被覆し、また、閉塞したセルを確実に無くす、または実質的に無くす様にす
る方法の変形である。
【０００４】 我々は、その様な方法には、あまり融通性が無く、多くの欠点があることを実
感した。スラリーまたは溶液は循環使用されるが、基材またはウォッシュコート
した基材の吸収特性により、ある種の成分、例えば細かい粒子またはある種の溶
解した白金族金属塩が優先的に付着し、循環使用する液体の組成が変化し、従っ
て、その後に被覆された触媒の特性の一部が変化する。そのため、我々は、同等
の性能および他の特性を備えた触媒を製造するには、連続製法は最良の答にはな
らない場合があることを理解した。本発明は、自動車用触媒の製造に非常に重大
な改良をもたらし、原料の一貫性および管理における優位性と共に、大規模製造
ではこれまで得られなかった触媒設計の自由な選択性を与えるバッチまたは半バ
ッチ製法を提供する。本発明は、従来の技術を使用して被覆するのが困難である
非常に高いセル密度を有する基材の被覆に特に応用できると考えられる。
【０００５】 本発明の目的の一部を有する先行技術の幾つかの提案がある。例えば米国特許
第５５４３１８１号明細書では、触媒溶液をハニカム担体のセル中に、セルの中
に挿入したプローブを通して噴霧する。その様な方式は機械的に複雑であり、セ
ル密度が非常に高い基材には対処できない。米国特許第４９３１４１９号明細書
は、モノリス担体の一端を、担体の細孔容積に等しい特定体積の液体の中に浸漬
し、そのモノリス担体を反転させ、液体を担体中に流し込む方法を記載している
。その様な方法でも、貴重な貴金属触媒が失われることがある。米国特許第５４
２２１３８号明細書は、モノリス担体の基底部を被覆液の中に浸漬し、次いでセ
ルから過剰の液体を吹き飛ばす被覆装置を開示している。国際特許第ＷＯ９７／
４８５００号明細書は別の触媒被覆方式を記載しているが、そこでは基材を被覆
液の中に部分的に浸漬し、真空を作用させて液体を基材のセル中に、セルの長さ
よりは短い距離だけ吸引する。その様な方式はあまり融通性が無く、被覆液を循
環使用している。
【０００６】 別の提案が英国特許第２，０１２，６１６号明細書に開示されているが、そこ
では、計量された装填量のスラリーが基材を通してその中に吸引される、触媒基
材を被覆する装置および方法が記載されている。スラリーの装填量が、基材を被
覆するのに実際に必要とされる量を超えているのは明らかである。この提案が商
業的に利用される段階に発展しているとは考えられない。過剰のスラリーを使用
し、再使用するために循環していることから、スラリーの様々な成分が基材の壁
上に優先的に堆積するので、組成が時間と共に変化すると考えられる。
【０００７】 本発明は、モノリス担体被覆装置であって、目的とする担体中に実質的に全体
が保持される様な量の、予め決められた量の液体成分を配量する手段、担体の上
に配置することができる、該量の液体成分を受け入れるための液体成分収容手段
、および液体成分を収容手段から担体の少なくとも一部の中に吸収することがで
きる圧力手段を含んでなる装置を提供する。
【０００８】 本発明はさらに、モノリス担体の被覆方法であって、（ａ）収容手段を担体の
上に配置する工程、（ｂ）予め決められた量の液体成分を該収容手段の中に配量
する工程（順序は（ａ）の次に（ｂ）でも、（ｂ）の次に（ａ）でもよい）、お
よび（ｃ）圧力または真空を作用させることにより、該液体成分を担体の少なく
とも一部の中に吸収し、該量の実質的に全部を担体中に保持する工程を含んでな
る方法を提供する。本方法は、担体中に栓流を与えることができる（ただし、必
要という訳ではない）。
【０００９】 好ましくは、基材を通して吸収し、排出する液体は１重量％以下、より好まし
くは０．５重量％以下、特にゼロにする。
【００１０】 液体成分は、触媒成分を含んでいても、いなくても、モノリス担体の被覆に使
用するすべての液体でよい。一般的に、これは粒子のスラリー、例えば吸収材ま
たはウォッシュコートスラリー、または触媒活性成分の溶液であるが、ある種の
高度な設計の触媒では、ウォッシュコートスラリーは、触媒活性粒子または溶液
を含むことができる。液体成分の実際の組成は、本発明にとって重要ではない。 本発明の一部は、被覆すべき担体の上部に配置する液体成分収容手段である。
この設計および機能は、下記の説明により十分に理解できるが、少なくとも、担
体の断面に全体的に対応する壁を含んでなる。収容手段は、壁を閉鎖して容器を
形成する、透過性の基底部も含んでなることができる。壁は、ポリプロピレンま
たはＰＴＦＥを包含するプラスチック、金属、特にステンレス鋼またはＰＴＦＥ
被覆したステンレス鋼、またはセラミックから製造することができ、基底部は、
穴の開いた、または多孔質の金属板、焼結金属スポンジ、織布または不織布、ま
たは合成連続気泡フォームでよい。特定の実施態様では、基底部またはその一部
は、ギロチン、絞り、またはシャッターの様式で可動であるか、または分離した
、例えば担体の面に取り付ける、透過性基底部を使用することができる。異なっ
た材料の組合せを使用でき、例えば発泡材料は、担体の面全体に液体を一様に配
分するのに有利であり、一様な被覆を確保することができる。ある種の被覆成分
は、圧力または真空を作用させるまで成分が担体のセルの中に進入し始めず、従
って、液体成分を収容するための透過性基底部を必要としない様なレオロジーを
有することができる。
【００１１】 収容手段は、担体の上部表面積全体に液体成分を収容する、従って、配分する
必要は無く、ある種の好ましい実施態様では、その様に設計しない。収容手段は
、担体のある区域を除外し、これらの区域で被覆が行なわれない様な形状にする
ことができる。例えば、排気系統中のハウジング中に取り付ける自動車用の触媒
または吸収材では、担体はその周縁部で密封し、担体をバイパスするガス流を阻
止する。その結果、周辺部のセル量が密封されるので、これらのセルが触媒反応
または吸収／脱離に使用されず、従って、貴金属触媒または吸収材の含有量が無
駄になると考えられる。本発明は、その様な周辺部のセルを被覆しない可能性を
提供する。様々な理由から、ガス流はモノリスの中央部に集中することも良く理
解されており、本発明により、その様な中央部分を異なった組成物および／また
は異なった成分濃度で被覆することができる。従って、収容手段を内部で分割し
、被覆用の異なった液体を分離するか、またはある部分を除外し、被覆を防止す
ることができる。収容手段の基底部を変形し、所望の被覆輪郭を達成するか、ま
たは所望の製品を得ることは本発明に入る。例えば、基底部に様々な透過性を持
たせ、ある区域で流動し易くし、被覆付着量を増大させるか、またはある区域が
より大量の液体成分を含み、その成分が、基底部の下に位置する担体の対応する
部分に直接運ばれる様に、例えばハニカムモノリスを機械加工することにより、
基底部自体を輪郭の付いた収容手段として作用させることができる。
【００１２】 無論、収容手段は、圧力／真空をかけた時の被覆液の損失を防止するのに有効
な密封手段を備えるのが好ましい。その様な密封は、変形可能な透過性基底部を
使用するか、または別の密封手段により達成できる。好ましい型の密封手段の一
つは、膨脹可能な密封部であり、これを機械制御により膨脹および収縮させるこ
とができる。膨脹可能な密封部により、装置は基材の直径または周囲を変えるこ
とができる。ハニカム担体のすべてのセルまたは他のいずれかの型の担体のすべ
ての区域を被覆する必要がある場合、担体の最上面を密封することはできず、従
って、担体の外側に対する好適な密封により、被覆液を担体全体に行き渡らせる
ことができる。
【００１３】 ゲル状液体成分と共に、収容手段を必要とせずに、被覆成分を担体上に堆積さ
せる正確な配量手段の開発を考えることは可能である。本発明のこの変形は、液
体成分自体の構造を収容手段として使用すると考えられるので、本発明の範囲内
である。
【００１４】 液体配量手段は、一般的に公知の原理を使用して設計することができる。例え
ば、液体の体積または重量により非常に正確に配量することができる、例えば食
品または塗料工業における充填に使用する市販の機械がある。これらの機械は、
多くの異なった粘度およびレオロジーを有する液体を取り扱うことができる。我
々は、現在の技術を使用する配量の精度は±０．１重量％であると考える。これ
によって、本発明の被覆精度を非常に大幅に改良できる。また、被覆工程の精度
は、液体（溶液またはスラリー）分析の精度によっても異なることに注意すべき
である。しかし、本発明により、被覆のすべての態様を制御する可能性が大きく
増大する。
【００１５】 配量手段を自動処理装置と組み合わせることが望ましく、これは、本方法の様
々な段階を実行できる多くの作業区域を通して担体を移動させることができる回
転可能な割出しテーブルを包含することができる。担体の装填および取出しをロ
ボットで行なうことができ、軸方向で担体を部分被覆し、次いで部分被覆した担
体を回転させ、他の面から残りの部分を被覆する方法が考えられる。無論、基本
装置は極めて融通性が高く、容易に交換できる配量手段および収容手段を備える
様に設計することができ、多くの異なった被覆機能を同じ装置で行なうことがで
きる。無論、本発明は、少量、低労働コストに適していることがある、実質的に
手動で行なう操作も包含する。
【００１６】 本発明の他の実施態様では、配量ヘッドおよび収容手段を、担体上に配置でき
る一体構造中に組み合わせ、被覆液の供給源と流体連絡させるか、またはそこに
永久的に接続し、所望によりたわみ性のラインを使用して配量ヘッドおよび／ま
たは担体を移動できる様にする。
【００１７】 本発明の装置および方法は、担体中に配量する液体の栓流を与えることができ
る。本発明の重要な特徴は、実質的にすべての液体が担体中に保持され、所望の
パターンで確実に一様に配分され、大量の過剰液を循環使用する必要が無いこと
である。担体中に保持されない少量の液体はすべて、好ましい実施態様では、以
下に説明する真空フード中に捕獲され、健康および安全環境を改善する。
【００１８】 本発明は、空気圧または空気圧と真空の組合せを使用して操作し、収容手段か
ら担体中への液体移動を開始することができるが、現在、担体の基底部に真空を
作用させ、通常の空気圧で液体を担体セル中に押し出すのが好ましい。必要であ
れば、空気流のパルスを開始し、担体のセルを開通させ、閉塞を阻止することが
できる。より進歩した実施態様では、真空自体を均一にならない様に、一時的ま
たは間欠的に、作用させることができる。
【００１９】 液体成分の量は、従来の実験方法により、所望の被覆設計および液体成分の挙
動に応じて予め決定し、過剰分を出さずに担体を被覆する。液体は好ましくは攪
拌できる大容量容器に貯蔵し、時折補充する。本装置は正確に計量した体積を与
え、循環使用しないので、液体成分の品質または組成は一定しており、損失が低
減する。
【００２０】 触媒製造における本発明の特別な利点は、貴金属の使用量が非常に良く管理さ
れ、製法の変動に対処するために金属装填量を過剰に規定する必要が無いことで
ある。
【００２１】 被覆後、担体を乾燥させ、必要であれば焼成し、被覆を固定または変換するこ
とができる。
【００２２】 以下に、添付の図面を参照しながら本発明を、例としてのみ、説明する。
【００２３】 図１に関して、液体配量ヘッドを全体的に１で示す。これは、食品容器充填機
械から採用することができる。配量ヘッドは、予め決められた体積の液体を、貯
蔵部（図には示していない）中に保持された予備混合供給部から吸引する。収容
手段２は、輪状壁３からなり、透過性メンブラン基底部４を有する。収容手段は
、押し出したハニカムモノリスでよい触媒担体ユニット５の上に配置することが
できる。モノリス５は、作業テーブル７中の窪み６の中に位置し、窪みは、空気
透過性基底部８により閉鎖されている。真空フード９が透過性基底部８の周囲で
密封され、制御された真空供給源に接続されている。図に示す収容手段２には別
のフード１０が取り付けてあるが、これは所望により使用し、収容手段中に保持
されている液体に圧力をかけるのに使用される。
【００２４】 図から、予め決められた体積の液体が、真空および／または過剰圧が加えられ
るまでモノリス中に保持され、その時点で、液体はモノリスのセル中に吸引され
、保持される。栓流が観察される。
【００２５】 図２に関して、比較的低い粘度の液体、例えば含浸溶液、に特に好適な２種類
のヘッド設計を示す。これらの図では、図１と同じ番号が使用されている。図２
ａでは、モノリス５の上側表面に接触している密封部１１を示す。図２ｂの設計
は、直立したリップ１２を有する金属モノリスに特に適している。収容手段の基
底部４は、穴の開いた金属板１３からなり、変形し得る連続気泡フォームディス
ク１４と組み合わされている。収容手段をリップの付いたモノリスの上に置くと
、発泡材料が変形して密封部を形成し、液体の流れが開始された時に、液体が適
切に配分される。
【００２６】 図３は、本発明により製造できる様々な触媒デザインを示す。触媒を全体的に
円筒形として、異なった文字Ａ、ＢおよびＣで示す様に、様々な濃度および／ま
たは様々なウォッシュコートおよび／または触媒処方物および輪郭を達成できる
。容易に分かる様に、本発明により、触媒設計を特定の必要条件に適合させる可
能性が大幅に増加する。
【００２７】 上記の説明は自動車用触媒の被覆に集中しているが、本発明は、上記の様に、
他の多くの類似製品を被覆することができ、吸収材が特に好適である。実際、本
発明により、吸収材被覆を同じモノリス担体に触媒被覆として施すことができる
。
【００２８】 当業者は、本発明の原理から離れることなく、開示した詳細の多くを容易に変
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の装置を図式的に示す断面図である。
【図２】 収容手段の２種類の設計を図式的に示す断面図である。
【図３】 本発明により製造された様々な製品触媒を図式的に示す断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年１月１２日（２０００．１．１２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン、ジョージ、ハイネス イギリス国ハーツ、ロイストン、バッシン グバウム、ノース、エンド、パーク、テラ ス、１ (72)発明者 マイケル、レオナード、ウィリアム、スペ ンサー イギリス国ハーツ、ボールドック、ジェ ブ、クローズ、４ (72)発明者 ダンカン、ジョン、ウィリアム、ウィンタ ーボーン イギリス国ケンブリッジ、ミルトン、フォ ークナー、クローズ、13 Ｆターム(参考） 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA02A BA05A BA07A BA13A BA13B BB04A BC13A BC69A BC71A BC72A BC75A CA02 CA03 EA19 FA03 FB14 FB15 FB79 4G075 AA03 AA37 BA01 BA05 BD14 DA01 EE33 FA02 FB02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 モノリス担体被覆装置であって、 目的とする担体中に実質的に全体に保持される様な量の、予め決められた量の
    液体成分を配量する手段と、 担体の上部に配置することができ、前記量の液体成分を受け入れるための液体
    成分収容手段と、 担体の少なくとも一部において、液体成分を液体成分収容手段から吸収するこ
    とができる圧力手段とを含んでなる、装置。
  2. 【請求項２】 液体成分収容手段が、液体成分に対して透過性である基底部を含んでなる、請
    求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】 基底部が、貫穴もしくは多孔質の、金属板、焼結金属スポンジ、織布または不
    織布、または合成連続気泡フォームの１種以上を含んでなるものである、請求項
    ２に記載の装置。
  4. 【請求項４】 基底部またはその一部が可動部品を含んでなる、請求項２または３に記載の装
    置。
  5. 【請求項５】 液体成分収容手段が、担体の各部を特異な被覆を行うように形成されてなるも
    のである、請求項１〜４のいずれか一項に記載の装置。
  6. 【請求項６】 圧力手段が、担体の底部に作用する真空の供給源を含んでなる、請求項１〜５
    のいずれか一項に記載の装置。
  7. 【請求項７】 担体の底部を支持するのに空気透過性基底部が使用される、請求項６に記載の
    装置。
  8. 【請求項８】 担体中において、液体を吸引する際に好ましくない漏れまたは被覆に対して密
    封するための密封手段を含んでなる、請求項１〜７のいずれか一項に記載の装置
    。
  9. 【請求項９】 モノリス担体の被覆方法であって、 （ａ）収容手段を担体の上部に配置する工程と、 （ｂ）予め決められた量の液体成分を前記収容手段の中に配量する工程と、 ここで、順序は（ａ）の次に（ｂ）でも、（ｂ）の次に（ａ）であってもよく
    、 （ｃ）圧力または真空を作用させることにより、担体の少なくとも一部で前記液
    体成分を吸収し、かつ、実質的に前記量の全部を担体中に保持する工程とを含ん
    でなる、方法。
  10. 【請求項１０】 担体の底部に真空を作用させて、空気圧により、液体成分を収容手段から担体
    中に押し出す、請求項９に記載の方法。
  11. 【請求項１１】 触媒または吸収材の担体の被覆に使用される、請求項９または１０に記載の方
    法。
  12. 【請求項１２】 液体成分が、ウォッシュコートスラリーまたは触媒成分の溶液である、請求項
    ９に記載の方法。
  13. 【請求項１３】 請求項１１または１２に記載の方法により被覆された担体を含んでなる触媒。
JP2000536484A 1998-03-19 1999-03-05 モノリス被覆装置およびその方法 Expired - Lifetime JP4975209B2 (ja)

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