JP2002287902A - タッチパネル及び電子機器 - Google Patents

タッチパネル及び電子機器

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JP2002287902A JP2001344943A JP2001344943A JP2002287902A JP 2002287902 A JP2002287902 A JP 2002287902A JP 2001344943 A JP2001344943 A JP 2001344943A JP 2001344943 A JP2001344943 A JP 2001344943A JP 2002287902 A JP2002287902 A JP 2002287902A
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Hidefumi Sakata
秀文 坂田
Tetsuhiko Takeuchi
哲彦 竹内
Hideto Iizaka
英仁 飯坂
Shohei Yoshida
昇平 吉田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気層と透明電極との界面における光の反射
や回折を低減することができ、光透過率の高い、抵抗接
触方式あるいは静電容量方式のタッチパネルを提供す
る。 【解決手段】 本発明のタッチパネル10において、下
側基板11と上側基板12の内表面に、それぞれ所定の
形状を有する複数の凸部21、22が可視光線の波長よ
りも小さいピッチで少なくとも二方向に略周期的に形成
され、複数の凸部21、22が形成された下側基板1
1、上側基板12の内表面の形状に沿って、下側透明電
極15、上側透明電極16が形成されている。また、各
凸部21(22)の、下側基板11(上側基板12)の
外表面に対して水平方向の断面積が、各凸部21(2
2)の底部21A(22A)側から頭部21B(22
B)側に向けて連続的に小さくなるように設定されてい
ることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指やペン等による
入力を可能にしたタッチパネル及びそれを用いた電子機
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】座標検出装置として、小型の携帯型情報
処理装置等の電子機器に備えられ、指やペン等による入
力を可能にしたタッチパネルが開発されている。その座
標検出装置は、構造が簡単でパネルの薄型化を図ること
ができるタッチパネルの位置検出方式として、抵抗接触
方式、静電容量方式が知られている。抵抗接触方式とし
ては、アナログ方式の抵抗接触方式とデジタル方式の抵
抗接触方式とが知られ、前者は文字入力等のアナログ入
力が可能な方式であり、後者は指やペン等を接触させた
箇所のスイッチのオン、オフのみが可能な方式である。
【0003】位置検出方式として、アナログ方式の抵抗
接触方式、デジタル方式の抵抗接触方式、静電容量方式
を採用したタッチパネルは、いずれも基本構造は同様で
あり、内表面に所定の形状の透明電極を具備する一対の
基板を所定間隔をあけて対向配置させた構造を基本構造
としている。
【0004】以下、図11に基づいて、アナログ方式の
抵抗接触方式を用いたタッチパネルを例として、従来の
タッチパネルの構造について簡単に説明する。図11
は、アナログ方式の抵抗接触方式を用いた従来のタッチ
パネル100の構造を示す分解斜視図である。
【0005】図11に示すように、タッチパネル100
においては、下側基板101と上側基板102とが空気
層(図示略)を介して所定間隔をあけて対向配置され、
下側基板101、上側基板102の内表面には、各々ほ
ぼ全面にインジウム錫酸化物等からなる下側透明電極1
05、上側透明電極106が形成されている。抵抗接触
方式を用いたタッチパネル100では、上側基板102
がプラスチックフィルム等の可撓性を有する基板から構
成され、指やペン等により上側基板102を押圧するこ
とにより、押圧した箇所の上側基板102を変形させ、
下側透明電極105と上側透明電極106とを接触させ
ることにより、位置検出を行うことが可能な構造になっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のアナログ方式の
抵抗接触方式、デジタル方式の抵抗接触方式、静電容量
方式を用いたタッチパネルを液晶パネル等の表示装置の
視認側に備えた場合、入力者側から入射した外光がタッ
チパネルの上側基板に入射した後、上側透明電極、空気
層、下側透明電極、下側基板を順次透過して表示装置に
入射する。また、表示装置から出射された光は同様に逆
の経路を通って入力者側に出射される。
【0007】しかしながら、空気層の屈折率は1である
のに対し、透明電極の屈折率は1.97程度と大きい。
そのため、空気層と透明電極との屈折率の差に起因し
て、空気層から透明電極に入射する光、あるいは透明電
極から空気層に入射する光が、透明電極の表面(空気層
と透明電極との界面)で反射する。これにより、タッチ
パネルの光透過率が低下し、表示装置の表示の視認性が
低下するという恐れがある。
【0008】そこで、この問題を解決するために、一対
の基板間に空気層を挟持させる代わりに、透明電極の屈
折率に近い屈折率を有する液層を挟持させることが提案
されている。しかしながら、一対の基板間に液層を挟持
させる場合には、透明電極表面における光の反射を防止
することができるものの、液層内に気泡が発生し、タッ
チパネルを表示装置に備えた場合に、表示装置の視認性
が低下するという問題が発生する恐れがある。
【0009】そこで、本発明はこのような事情に鑑みて
なされたものであり、空気層と透明電極との界面におけ
る光の反射を低減することができ、光透過率の高い、抵
抗接触方式あるいは静電容量方式のタッチパネルを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のタッチパネル
は、所定の間隔をあけて対向配置された一対の基板と、
前記一対の基板の内表面に各々所定のパターンを有した
一対の透明電極と、前記一対の透明電極のうち少なくと
も一方の表面は、可視光領域の波長より小さいピッチで
略周期的に形成された複数の凸部で形成されていること
を特徴とする。
【0011】透明電極の表面に略周期的に凹凸を形成し
た場合、空気層から透明電極に入射する光は反射、及び
回折するが、可視光線の波長よりも小さいピッチで略周
期的に凹凸を設けることにより、空気層と透明電極との
界面で反射や回折される光を低減し、透明電極内に透過
する光を増加させることができる。このように、本発明
によれば、空気層と透明電極との界面における光の反射
や回折を低減することができる。
【0012】また、前記凸部は、前記凸部の底面から頭
部にかけて細くなることが望ましい。
【0013】このように各凸部の形状を規定することよ
り、空気層と基板の外表面との間において、実効的な屈
折率が急激に変化することを防止することができるの
で、より空気層と透明電極との界面での反射や回折を低
減することができる。
【0014】そして、前記凸部は、前記凸部の底面から
頭部にかけて連続的に細くなるものや、前記凸部の底面
から頭部にかけて段階的に細くなるものが望ましい。具
体的な形状としては、錐台状あるいは錐状であるとよ
い。
【0015】また、前記複数の凸部は、少なくとも二方
向に略周期的に配列されていることが望ましい。
【0016】凸部を一方向にのみ略周期的に形成した場
合には、周期構造を有する方向に対して直交する偏光に
ついては凸部の周期構造による影響を受けにくいため、
その偏光については空気層と透明電極との界面での反射
や回折を低減することができないが、少なくとも二方向
に略周期的に配列することで解消することができる。
【0017】また、前記複数の凸部のピッチは、10n
m〜200nmであることが望ましい。
【0018】また、前記複数の凸部は、前記一対の透明
電極の表面に形成されていることが望ましい。
【0019】その場合は、一対の透明電極の表面に形成
された複数の凸部は、同一パターンで形成されてよく、
一対の透明電極の表面に形成された複数の凸部は、互い
に異なるパターンで形成されてもよい。
【0020】また、前記凸部は、前記基板表面を凸状に
形成し、前記透明電極が前記基板の凸状の形状に沿って
形成されてもよい。あるいは、前記透明電極を凸状に形
成して構成してもよい。
【0021】また、前記一対の透明電極間に、前記一対
の透明電極間の間隔を保持するスペーサーを設けること
が望ましい。
【0022】そして、このタッチパネルは、アナログ方
式あるいはデジタル方式の抵抗接触方式のタッチパネ
ル、または静電容量方式のタッチパネルであってもよ
い。
【0023】本発明の電子機器は、タッチパネルを有す
る電子機器であって、前記タッチパネルは、下地基板
と、前記下地基板に所定の間隔をあけて対向配置され可
撓性の入力側基板と、前記下地基板の内表面に所定のパ
ターンを有した下地側透明電極と、前記入力側基板の内
表面に、前記下地側透明電極に対して所定の間隔をあけ
て対向配置され所定のパターンを有した前記入力側透明
電極とを備え、前記下地側透明電極と前記入力側透明電
極のうち少なくとも一方の表面は、可視光領域の波長よ
り小さいピッチで略周期的に形成された複数の凸部で形
成されていることを特徴とする。
【0024】この電子機器のタッチパネルにおいても、
空気層と透明電極との界面における光の反射や回折を低
減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施形態につ
いて詳細に説明する。
【0026】[第1実施形態]図1〜図4に基づいて、
本発明に係る第1実施形態のアナログ方式の抵抗接触方
式を用いたタッチパネルの構造について説明する。
【0027】図1は本実施形態のタッチパネルの全体構
造を示す分解斜視図、図2は本実施形態のタッチパネル
の全体構造を示す平面図、図3は本実施形態のタッチパ
ネルを拡大した部分分解斜視図、図4は本実施形態のタ
ッチパネルを拡大した部分断面図である。
【0028】なお、図2は本実施形態のタッチパネルの
下側基板と上側基板とを水平方向にずらし、上側基板側
から見たときの平面図、図3は本実施形態のタッチパネ
ルの後述する下側基板と上側基板のみを取り出して示す
斜視図、図4は本実施形態のタッチパネルを図3のA−
A’線に沿って切断したときの断面図である。また、各
図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度
の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならし
めてある。
【0029】図1、図2に示すように、本実施形態のタ
ッチパネル10においては、ガラスや透明プラスチック
フィルム等の透光性基板からなる下側基板11と透明プ
ラスチックフィルム等の透光性を有するとともに可撓性
を有する基板からなる上側基板12とが所定間隔をあけ
て対向配置されている。そして、下側基板11、上側基
板12の内表面には、各々、少なくとも指やペン等によ
り入力を行う範囲に対応して、ほぼ全面にインジウム錫
酸化物等からなる下側透明電極15、上側透明電極16
が形成されている。
【0030】また、図2に示すように、下側透明電極1
5の図示上端と図示下端は配線31、32にそれぞれ接
続され、上側透明電極16の図示左端と図示右端は配線
33、34にそれぞれ接続されている。なお、本実施形
態においては、タッチパネル10の上側基板12側が入
力者側、下側基板11側がタッチパネル10を備える表
示装置側とする。
【0031】下側基板11と上側基板12の内表面を拡
大すると、図3、図4に示すように、各々多数の微細な
凸部21、22が形成されており、下側透明電極15、
上側透明電極16は、凸部21、22が形成された下側
基板11、上側基板12の内表面の形状に沿って形成さ
れている。なお、凸部21、22は、下側基板11、上
側基板12の大きさや基板間隔に比較して非常に微細で
あるため、図1、図2においては図示を省略している。
【0032】凸部21、22を下側基板11、上側基板
12とは異なる部材により構成してもよいが、凸部2
1、22の形成工程を簡略化するために、図3、図4に
示すように、凸部21、22を下側基板11、上側基板
12と一体形成することが望ましい。なお、凸部21、
22を下側基板11、上側基板12と一体形成する方法
としては、例えば、平坦なプラスチックフィルムを加熱
して軟化させた状態で、凸部21、22のパターンが形
成された型を一方の面に押しつけることにより形成する
方法を挙げることができる。なお、凸部21、22の形
状及びパターンの詳細については後述する。
【0033】下側透明電極15、上側透明電極16が形
成された下側基板11と上側基板12との基板間隔(下
側透明電極15と上側透明電極16との間隔)は数μm
程度であり、図4に示すように、下側基板11、上側基
板12間(下側透明電極15、上側透明電極16間)に
は空気層13が挟持されている。また、指やペン等によ
る入力を行わない状態では下側透明電極15と上側透明
電極16とが接触しないように、下側透明電極15、上
側透明電極16間には、下側基板11、上側基板12の
基板間隔(数μm程度)を外径とする多数の球状のスペ
ーサー14が配置されている。
【0034】抵抗接触方式を用いたタッチパネル10で
は、可撓性を有する上側基板12をその外表面側から指
やペン等により押圧することにより、押圧した箇所の上
側基板12を変形させ、下側透明電極15、上側透明電
極16を接触させることにより、位置検出を行うことが
可能な構造になっている。
【0035】図2に基づいて、本実施形態のタッチパネ
ル10の位置検出の原理について簡単に説明する。
【0036】図示横方向の位置を検出する場合には、下
側透明電極15の全面を等電位にした状態で、上側基板
12の配線33、34に所定の電圧を印加することによ
り、上側透明電極16が図示横方向の電位勾配を有する
ように設定する。そして、指やペン等を用い下側透明電
極15と上側透明電極16とを接触させた箇所により、
検出される電圧が異なることから、横方向の位置を検出
することができる。
【0037】一方、図示縦方向の位置を検出する場合
は、図示横方向の位置を検出する場合と同様であり、上
側透明電極16の全面を等電位にした状態で、下側基板
11の配線31、32に所定の電圧を印加することによ
り、下側透明電極15が図示縦方向の電位勾配を有する
ように設定する。そして、指やペン等を用い下側透明電
極15と上側透明電極16とを接触させた箇所により、
検出される電圧が異なることから、縦方向の位置を検出
することができる。
【0038】以上のようにして横方向と縦方向の位置を
検出することにより、指やペン等を用い下側透明電極1
5と上側透明電極16とを接触させた箇所の位置(座
標)を検出することができる。
【0039】ここで、下側基板11、上側基板12の内
表面に形成された凸部21、22の形状及びパターンに
ついて説明する。
【0040】図3、図4に示すように、個々の凸部2
1、22は四角錐台状に形成されており、凸部21、2
2の底部をそれぞれ21A、22A、凸部21、22の
頭部をそれぞれ21B、22Bとすると、各凸部21
(22)の、下側基板11(上側基板12)の外表面に
対して水平方向の断面積が、各凸部21(22)の底部
21A(22A)側から頭部21B(22B)側に向け
て連続的に小さくなるように設定されている。
【0041】なお、凸部21の底部21Aは表示装置側
(図示下側)の端部であり、凸部21の頭部21Bは入
力者側(図示上側)の端部である。これに対して、凸部
22の底部22Aは入力者側(図示上側)の端部であ
り、凸部22の頭部22Bは表示装置側(図示下側)の
端部である。
【0042】また、図3に示すように、下側基板11、
上側基板12の内表面において、凸部21、22は図示
横方向と図示縦方向の直交する二方向及び図示斜め方向
の三方向に向けて略周期的に配列されており、全体とし
て略マトリクス状に配列されている。
【0043】また、凸部21、22の図示横方向のピッ
チP1、図示縦方向のピッチP2、図示斜め方向のピッ
チP3は、可視光線の波長よりも小さく設定されてい
る。より好ましくは、凸部21、22のピッチP1〜P
3を、可視光線の最短波長(約450nm)の1/5程
度以下とすることが望ましい。また、凸部21、22の
ピッチP1〜P3は小さいほど良いが、10nm未満と
した場合には、凸部21、22の形成工程が複雑化する
ため、凸部21、22のピッチP1〜P3を10nm〜
200nm程度とすることが望ましい。なお、図面上は
誇張して記載しているが、下側透明電極15、上側透明
電極16間の距離はμmオーダーであるのに対し、凸部
21、22のピッチP1〜P3はnmオーダーと非常に
微細なものとなっている。
【0044】本実施形態では、このように可視光線の波
長よりも小さいピッチP1〜P3で略周期的に配列され
た多数の微細な凸部21、22を具備する下側基板1
1、上側基板12の内表面の形状に沿って、下側透明電
極15、上側透明電極16を形成する構成を採用してい
る。そして、このような構成を採用することにより、下
側透明電極15、上側透明電極16の内表面に、可視光
線の波長よりも小さいピッチP1〜P3で略周期的に配
列された所定の形状の凹凸を設ける構成としている。
【0045】下側透明電極15(上側透明電極16)の
内表面に略周期的に凹凸を形成した場合、空気層13か
ら下側透明電極15(上側透明電極16)に入射する光
は反射、及び回折するが、可視光線の波長よりも小さい
ピッチP1〜P3で略周期的に凹凸を設けることによ
り、空気層13と下側透明電極15(上側透明電極1
6)との界面で反射や回折される光を低減し、下側透明
電極15(上側透明電極16)内に透過する光を増加さ
せることができる。
【0046】したがって、本実施形態によれば、空気層
13と下側透明電極15(上側透明電極16)との界面
における光の反射や回折を低減することができるので、
光透過率の高い、アナログ方式の抵抗接触方式を用いた
タッチパネル10を提供することができる。
【0047】また、本実施形態では、下側基板11、上
側基板12の双方について凸部21、22を形成する構
成としたので、入力者側から入射し、下側透明電極15
表面で反射される光と、表示装置側から出射され、上側
透明電極16表面で反射される光の双方を低減すること
ができる。
【0048】なお、本発明は、下側基板11、上側基板
12の双方について凸部21、22を形成する場合に限
定されるものではなく、下側基板11、上側基板12の
うち少なくとも一方の基板の内表面に凸部を設ける構成
とすればよい。このような構成を採用することにより、
入力者側から入射し、下側透明電極表面で反射される光
と、表示装置から出射され、上側透明電極表面で反射さ
れる光のうち少なくとも一方を低減することができる。
【0049】また、凸部21、22を一方向にのみ略周
期的に形成した場合には、周期構造を有する方向に対し
て直交する偏光については凸部21、22の周期構造を
認識することができないため、空気層13と下側透明電
極15(上側透明電極16)との界面での反射や回折を
低減することができないが、本実施形態では、凸部2
1、22を直交する二方向を含む三方向に向けて略周期
的に配列させる構成を採用したので、すべての可視光線
について空気層13と下側透明電極15(上側透明電極
16)との界面での反射や回折を低減することができ
る。
【0050】さらに、本実施形態では、各凸部21(2
2)の、下側基板11(上側基板12)の外表面に対し
て水平方向の断面積を、各凸部21(22)の底部21
A(22A)側から頭部21B(22B)側に向けて連
続的に小さくなるように設定した。このように各凸部2
1(22)の形状を規定することより、空気層13と下
側基板11(上側基板12)の外表面との間において、
実効的な屈折率をなだらかに変化させることができるの
で、より空気層13と下側透明電極15(上側透明電極
16)との界面での反射や回折を低減することができ
る。
【0051】このことを図5に基づいて簡単に説明す
る。基板と透明電極の屈折率の差は、空気と基板あるい
は空気と透明電極の屈折率の差に比較すれば無視できる
程度に小さいため、基板と透明電極とを一体として説明
する。なお、基板と透明電極とを一体としたものを基板
/透明電極と略記する。図5は、表面に柱状の凸部が周
期的に形成された基板/透明電極の断面図であり、基板
/透明電極の凸部側には空気層が形成されている状態を
示す図である。
【0052】図5に示すように、空気層の屈折率は1で
あり、基板/透明電極の屈折率をnとすると、図示横方
向の実効的な屈折率は、凸部より上側の空気層のみが存
在する領域では1、凸部より下側の基板/透明電極のみ
が存在する領域ではnであるのに対し、凸部が形成され
た領域では凸部と空気層とが混在した状態であるため、
1よりも大きくnよりも小さい値mとなる。すなわち、
平坦な基板/透明電極と空気層とが接している場合に
は、空気層と基板/透明電極との界面において屈折率が
1からnに急激に変化するが、基板/透明電極の表面に
柱状の凸部を設けることにより、空気層と基板/透明電
極の外表面との間で、実効的な屈折率が1からnへと徐
々に大きくなるように変化し、実効的な屈折率の変化を
緩和することができ、空気層と基板/透明電極との界面
での反射や回折を低減することができる。
【0053】さらに、凸部の形状を本実施形態のように
錐台状とすることにより、基板の外表面に対して水平方
向に切断したときの断面における基板/透明電極の面積
と空気層の面積との比率を連続的に変化させることがで
きるので、空気層と基板の外表面との間の実効的な屈折
率の変化をなだらかにすることができ、より空気層と基
板/透明電極との界面での反射や回折を低減することが
できる。
【0054】なお、本実施形態では、下側基板11(上
側基板12)の内表面において、凸部21(22)を略
マトリクス状に配列させる場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、下側基板11
(上側基板12)の内表面において、少なくとも二方向
に向けて略周期的に、可視光線の波長よりも小さいピッ
チで複数の凸部を形成する構成とすれば、いかなるパタ
ーンで凸部を設けても良い。
【0055】本実施形態で説明した以外の凸部のパター
ンとしては例えば図6に示すようなパターンを挙げるこ
とができる。図6は下側基板11(上側基板12)を凸
部21(22)側から観た平面図で、凸部21(22)
はその底部のみを図示している。この場合にも図示縦方
向、図示横方向、図示斜め方向に略周期的に凸部21
(22)が配列されている。
【0056】また、本実施形態では、凸部21と凸部2
2を同一パターンで形成したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、凸部21と凸部22とは異なるパタ
ーンで形成しても良い。
【0057】また、本実施形態においては、凸部21
(22)の形状が四角錐台状である場合についてのみ説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。す
なわち、図5に基づいて詳細に説明したように、空気層
13と下側基板11(上側基板12)の外表面との間
に、空気層13と凸部21(22)が混在する層を形成
し、空気層13と下側基板11(上側基板12)の外表
面との間において、実効的な屈折率が急激に変化するこ
とを防止することができればよいので、凸部21(2
2)の形状はいかなる形状であってもよい。
【0058】ただし、凸部21(22)の、下側基板1
1(上側基板12)の外表面に対して水平方向の断面積
が、凸部21(22)の底部21A(22A)側から頭
部21B(22B)側に向けて段階的又は連続的に小さ
くなるように設定されていることが望ましい。このよう
な構成とすれば、空気層13と下側基板11(上側基板
12)の外表面との間において、実効的な屈折率が急激
に変化することをより防止することができ、下側透明電
極15(上側透明電極16)の表面での光の反射や回折
をより低減することができる。
【0059】特に、本実施形態のように、凸部21(2
2)の底部21A(22A)側から頭部21B(22
B)側に向けて連続的に小さくなるように設定すること
により、空気層13と下側基板11(上側基板12)の
外表面との間において、実効的な屈折率をなだらかに変
化させることができ、下側透明電極15(上側透明電極
16)の表面での光の反射や回折をより低減することが
できる。
【0060】以下、図7(a)〜(h)に基づいて、本
実施形態で説明した以外の凸部21(22)の形状のそ
の他の例について説明する。
【0061】凸部21(22)の形状は、図7(a)に
示す三角錐台状など、その他種々の角錐台状であっても
よい。また、凸部21(22)の形状は、図7(b)に
示すように、円錐台状であってもよい。また、凸部21
(22)の頭部側の面は図7(c)に示すように、複数
あってもよい。また、凸部21(22)の形状は、図7
(d)、(e)、(f)に示すように、四角錐状、三角
錐状等の角錐状や円錐状であってもよい。
【0062】図7(a)〜(f)は、凸部21(22)
の断面積が底部側から頭部側に向けて連続的に小さくな
るように設定した場合の形状例であるが、凸部21(2
2)の形状は、図7(g)、(h)に示すように、底面
積の異なる四角柱あるいは円柱等を複数積み重ね、断面
積が凸部21(22)の底部21A(22A)側から頭
部21B(22B)側に向けて段階的に小さくなるよう
な構成としてもよい。
【0063】[第2実施形態]次に、本発明に係る第2
実施形態のアナログ方式の抵抗接触方式を用いたタッチ
パネルの構造について説明する。
【0064】本実施形態のタッチパネルの基本構造は第
1実施形態と同様であり、第1実施形態では、基板の内
表面に所定のパターンの凸部を形成し、凸部を形成した
基板の内表面に沿って透明電極を形成する構成を採用し
たのに対し、本実施形態では、平坦な基板の内表面に、
可視光線の波長よりも小さいピッチで略周期的に形成さ
れた所定のパターンの凸部を具備する透明電極を形成す
る構成とした点のみが異なっている。したがって、本実
施形態のタッチパネルの全体構造は第1実施形態で図
1、図2に示したものと同一であるので、図示は省略す
る。
【0065】図8、図9に基づいて、本実施形態のタッ
チパネルの構造について説明する。図8、図9はそれぞ
れ第1実施形態の図3、図4に対応する図であり、図8
は本実施形態のタッチパネルを拡大した部分分解斜視
図、図9は本実施形態のタッチパネルを拡大した部分断
面図である。なお、図8は本実施形態のタッチパネルの
基板と透明電極のみを取り出して示す斜視図、図9は本
実施形態のタッチパネルを図8のB−B’線に沿って切
断したときの断面図である。なお、図8、図9におい
て、第1実施形態と同じ構成要素については同じ参照符
号を付し、説明は省略する。また、各図においては、各
層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするた
め、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0066】図8、図9に示すように、本実施形態のタ
ッチパネル50においては、平坦な下側基板51と上側
基板52とが所定間隔をあけて対向配置されている。そ
して、下側基板51、上側基板52の内表面には、少な
くとも指やペン等により入力を行う範囲に対応して、ほ
ぼ全面に、それぞれ所定のパターンの複数の凸部61、
62を具備する下側透明電極55、上側透明電極56が
形成されている。
【0067】なお、下側基板51、上側基板52、下側
透明電極55、上側透明電極56の材質は第1実施形態
と同様であるので説明は省略する。また、本実施形態に
おいても第1実施形態と同様に、タッチパネル50の上
側基板52側が入力者側、下側基板51側がタッチパネ
ル50を備える表示装置側とする。
【0068】下側透明電極55、上側透明電極56の内
表面に形成された凸部61、62は第1実施形態におい
て、基板の内表面に形成された凸部と同様の形状及びパ
ターンを有するものとなっている。
【0069】すなわち、図8に示すように、個々の凸部
61、62は、第1実施形態の凸部と同様に、四角錐台
状に形成されており、凸部61、62の底部をそれぞれ
61A、62A、凸部61、62の頭部をそれぞれ61
B、62Bとすると、各凸部61(62)の、下側基板
51(上側基板52)の表面に対して水平方向の断面積
が、各凸部61(62)の底部61A(62A)側から
頭部61B(62B)側に向けて連続的に小さくなるよ
うに設定されている。
【0070】なお、凸部61の底部61Aは表示装置側
(図示下側)の端部であり、凸部61の頭部61Bは入
力者側(図示上側)の端部である。これに対して、凸部
62の底部62Aは入力者側(図示上側)の端部であ
り、凸部62の頭部62Bは表示装置側(図示下側)の
端部である。
【0071】また、図8に示すように、下側透明電極5
5、上側透明電極56の内表面において、凸部61、6
2は第1実施形態の凸部と同様に、図示横方向と図示縦
方向の直交する二方向及び図示斜め方向の三方向に向け
て略周期的に配列されており、全体として略マトリクス
状に配列されている。
【0072】また、第1実施形態の凸部と同様に、凸部
61、62の図示横方向のピッチP4、図示縦方向のピ
ッチP5、図示斜め方向のピッチP6は、可視光線の波
長よりも小さく設定されている。より好ましくは、凸部
61、62のピッチP4〜P6を、可視光線の最短波長
(約450nm)の1/5程度以下とすることが望まし
い。また、凸部61、62のピッチP4〜P6は小さい
ほど良いが、10nm未満とした場合には、凸部61、
62の形成工程が複雑化するため、凸部61、62のピ
ッチP4〜P6を10nm〜200nm程度とすること
が望ましい。なお、図面上は誇張して記載しているが、
下側透明電極55、上側透明電極56間の距離はμmオ
ーダーであるのに対し、凸部61、62のピッチP4〜
P6はnmオーダーと非常に微細なものとなっている。
【0073】本実施形態では、このように、平坦な下側
基板51、上側基板52の内表面に、可視光線の波長よ
りも小さいピッチP4〜P6で略周期的に配列された多
数の微細な凸部61、62を具備する下側透明電極5
5、上側透明電極56を形成する構成とした。
【0074】このような構成を採用することによって
も、下側透明電極55、上側透明電極56の内表面に可
視光線の波長よりも小さいピッチP4〜P6で略周期的
に配列された所定の形状の凹凸を設けることができるの
で、空気層13と下側透明電極55(上側透明電極5
6)との界面で反射や回折される光を低減し、光透過率
の高い、アナログ方式の抵抗接触方式を用いたタッチパ
ネル50を提供することができる。
【0075】なお、本実施形態では、下側透明電極5
5、上側透明電極56の双方について凸部61、62を
形成する構成としたので、入力者側から入射し、下側透
明電極55表面で反射される光と、表示装置側から出射
され、上側透明電極56表面で反射される光の双方を低
減することができる。
【0076】また、凸部61、62を一方向にのみ略周
期的に形成した場合には、周期構造を有する方向に対し
て直交する偏光については凸部61、62の周期構造を
認識することができないため、空気層13と下側透明電
極55(上側透明電極56)との界面での反射や回折を
低減することができないが、本実施形態では、凸部6
1、62を直交する二方向を含む三方向に向けて略周期
的に配列させる構成を採用したので、すべての可視光線
について空気層13と下側透明電極55(上側透明電極
56)との界面での反射や回折を低減することができ
る。
【0077】さらに、本実施形態では、各凸部61(6
2)の、下側基板51(上側基板52)の表面に対して
水平方向の断面積を、各凸部61(62)の底部61A
(62A)側から頭部61B(62B)側に向けて連続
的に小さくなるように設定した。このように各凸部61
(62)の形状を規定することより、空気層13と下側
基板51(上側基板52)の外表面との間において、実
効的な屈折率をなだらかに変化させることができるの
で、より空気層13と下側透明電極55(上側透明電極
56)との界面での反射や回折を低減することができ
る。
【0078】なお、凸部61、62の形状やパターンは
本実施形態で説明したものに限定されるものではなく、
第1実施形態の凸部と同様に、種々の形状やパターンに
より構成することができる。
【0079】[第3実施形態]次に、本発明に係る第3
実施形態のデジタル方式の抵抗接触方式を用いたタッチ
パネルの構造について説明する。
【0080】図10に基づいて、本実施形態のタッチパ
ネルの全体構造、及び位置検出の原理について簡単に説
明する。図10は本実施形態のタッチパネルの全体構造
を示す平面図であって、下側基板と上側基板とを水平方
向にずらし、上側基板側から見たときの平面図であり、
第1実施形態の図2に対応する図である。
【0081】本実施形態のデジタル方式の抵抗接触方式
を用いたタッチパネル70の基本構造は第1、第2実施
形態のアナログ式の抵抗接触方式を用いたタッチパネル
と同一であるので説明は省略し、相違点についてのみ簡
単に説明する。アナログ方式の抵抗接触方式を用いたタ
ッチパネルでは、下側基板、上側基板の内表面のほぼ全
面に下側透明電極、上側透明電極が形成されていたのに
対し、本実施形態のデジタル方式を用いたタッチパネル
70では、下側基板71、上側基板72の内表面に各々
ストライプ状に下側透明電極75、上側透明電極76が
形成されており、かつ、下側透明電極75、上側透明電
極76は互いに交差する方向に形成されている。
【0082】各下側透明電極75、各上側透明電極76
はそれぞれ配線81、82に接続されており、各下側透
明電極75、各上側透明電極76毎に電位が設定される
ようになっている。
【0083】本実施形態のタッチパネル70では、第
1、第2実施形態と同様に、抵抗接触方式を用いたもの
であるので、上側基板72を可撓性を有する基板により
構成し、上側基板72をその外表面側から指やペン等に
より押圧することにより、押圧した箇所の上側基板72
を変形させ、下側透明電極75、上側透明電極76を接
触させることにより、位置検出を行うことが可能な構造
になっている。
【0084】以下、本実施形態のタッチパネル70の位
置検出の原理について簡単に説明する。
【0085】図示横方向の位置を検出する場合には、下
側透明電極75をすべて等電位にした状態で、上側基板
72の各配線82に所定の電圧を印加することにより、
各上側透明電極76が異なる電位を有するように設定す
る。そして、指やペン等を用い下側透明電極75と上側
透明電極76とを接触させた箇所により、検出される電
圧が異なることから、横方向の位置を検出することがで
きる。
【0086】一方、図示縦方向の位置を検出する場合
は、図示横方向の位置を検出する場合と同様であり、上
側透明電極76をすべて等電位にした状態で、下側基板
71の各配線81に所定の電圧を印加することにより、
各下側透明電極75が異なる電位を有するように設定す
る。そして、指やペン等を用い下側透明電極75と上側
透明電極76とを接触させた箇所により、検出される電
圧が異なることから、縦方向の位置を検出することがで
きる。
【0087】以上のようにして横方向と縦方向の位置を
検出することにより、指やペン等を用い下側透明電極7
5と上側透明電極76とを接触させた箇所の位置(座
標)を検出することができる。ただし、アナログ方式と
異なり、下側透明電極75と上側透明電極76との交差
した部分に対してのみ位置検出が可能となっている。
【0088】本発明はこのようなデジタル方式の抵抗接
触方式を用いたタッチパネル70にも適用することがで
き、第1実施形態と同様に、下側基板71、上側基板7
2の内表面に所定のパターンの微細な凸部を形成し、凸
部を形成した下側基板71、上側基板72の内表面の形
状に沿って、ストライプ状に下側透明電極75、上側透
明電極76を形成する構成、あるいは第2実施形態と同
様に、平坦な下側基板71、上側基板72の表面に、所
定のパターンの微細な凸部を具備するストライプ状の下
側透明電極75、上側透明電極76を形成する構成のい
ずれかを採用すればよい。
【0089】そして、このような構成を採用することに
より、第1、第2実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。すなわち、空気層と下側透明電極75(上側透明
電極76)との界面における光の反射を低減することが
でき、光透過率の高い、デジタル方式の抵抗接触方式を
用いたタッチパネル70を提供することができる。
【0090】なお、下側透明電極75、上側透明電極7
6の線幅はμmオーダーであるのに対し、下側基板7
1、上側基板72の内表面、あるいは下側透明電極7
5、上側透明電極76の内表面に形成する凸部の大きさ
はnmオーダーであり、下側透明電極75、上側透明電
極76の線幅に対して非常に微細なものとなっている。
【0091】以上、第1〜第3実施形態においては抵抗
接触方式を用いたタッチパネルについてのみ説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は
空気層と透明電極とが接している構造のタッチパネルで
あれば、いかなる構造のタッチパネルに適用することが
できる。空気層と透明電極とが接している構造の抵抗接
触方式以外のタッチパネルとしては具体的には静電容量
方式のタッチパネルを挙げることができる。
【0092】以下、静電容量方式を用いたタッチパネル
の構造と位置検出の原理について簡単に説明する。静電
容量方式を用いたタッチパネルの構造は、デジタル方式
の抵抗接触方式を用いたタッチパネルと同様の構造を有
するものであり、空気層を挟持して対向配置された下側
基板、上側基板の内表面に各々ストライプ状の下側透明
電極、上側透明電極が形成され、下側透明電極と上側透
明電極とは互いに交差する方向に形成されている。
【0093】静電容量方式のタッチパネルでは、下側透
明電極と上側透明電極との間に一定の静電容量が保持さ
れており、上側基板の表面を指で触れると、人体がアー
スとなって電荷を引き込み、静電容量が変化する。この
静電容量を検出することによって、位置検出を行うこと
を特徴としており、抵抗接触方式では、指やペン等を用
いて上側基板を変形させて入力を行う必要があったのに
対し、静電容量方式では上側基板を変形させることなく
位置検出を行うことができるため、専用のペンなどが不
要であるとともに、指等を画面上で連続的に移動させた
場合にその軌跡も検出することが可能である。
【0094】本発明はこのような静電容量方式のタッチ
パネルにも適用することができ、第1〜第3実施形態で
説明したように、下側基板、上側基板の内表面に所定の
パターンの微細な凸部を形成し、凸部を形成した下側基
板、上側基板の内表面の形状に沿って、ストライプ状に
下側透明電極、上側透明電極を形成する構成、あるいは
平坦な下側基板、上側基板の表面に、所定のパターンの
微細な凸部を具備するストライプ状の下側透明電極、上
側透明電極を形成する構成のいずれかを採用すればよ
い。
【0095】そして、このような構成を採用することに
より、第1〜第3実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。すなわち、空気層と下側透明電極(上側透明電
極)との界面における光の反射を低減することができ、
光透過率の高い、静電容量方式のタッチパネルを提供す
ることができる。
【0096】また、一枚の基板上の四隅に透明電極を具
備する構造を有し、四隅に設けた各透明電極に電圧を印
加し、電極に指等が接触すると、電極間に指等の位置に
応じた電流が流れることを利用して位置検出を行うアナ
ログタイプの静電容量結合方式についても、透明電極と
空気層の界面における光の反射率を低減することがで
き、光透過率の高いタッチパネルを提供することができ
る。
【0097】
【実施例】(実施例)一方の表面に微細な多数の凸部が
形成されたポリカーボネート(PC)からなる基板を作
製し、多数の凸部が形成された基板の表面に沿ってほぼ
全面に膜厚が約70nmのインジウム錫酸化物からなる
透明電極を形成し、透明電極付き基板を作製した。
【0098】各凸部の形状は四角錐台状とし、底部は一
辺の長さが100nmの正方形、頭部は一辺の長さが4
0nmの正方形、高さは100nmとした。基板の表面
において、凸部を直交する二方向に同じピッチで周期的
に形成し、全体としてマトリクス状に凸部を配列させ
た。凸部のピッチは120nmとした。
【0099】(従来例)平坦な基板を用い、その一方の
表面に平坦な透明電極を形成した以外は実施例と同様に
して、透明電極付き基板を作製した。
【0100】実施例、従来例において得られた透明電極
付き基板について評価を行った。400〜700nmの
波長の光を、得られた各透明電極付き基板に対して透明
電極側から照射したときの透明電極表面における光の反
射率を測定したところ、実施例では6%であったのに対
し、従来例では12%であり、透明電極表面に可視光の
波長よりも小さいピッチで所定の形状の凹凸を形成する
ことにより、空気と透明電極との界面における光の反射
を低減することができることが判明した。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタッチパ
ネルでは、一対の透明電極のうち少なくとも一方の表面
は、可視光領域の波長より小さいピッチで略周期的に形
成された複数の凸部で形成されている構成とした。
【0102】以上のような構成を採用することにより、
空気層と透明電極との界面における光の反射や回折を低
減することができ、光透過率の高い、抵抗接触方式ある
いは静電容量方式のタッチパネルを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る第1実施形態のタッチ
パネルの全体構造を示す分解斜視図である。
【図2】 図2は、本発明に係る第1実施形態のタッチ
パネルの全体構造を示す平面図である。
【図3】 図3は、本発明に係る第1実施形態のタッチ
パネルを拡大した部分分解斜視図である。
【図4】 図4は、本発明に係る第1実施形態のタッチ
パネルを拡大した部分断面図である。
【図5】 図5は、本発明に係る第1実施形態におい
て、透明電極の内表面に凹凸を形成することにより、空
気層と基板の外表面との間の実効的な屈折率の変化が緩
和されることを説明するための図である。
【図6】 図6は、本発明に係る第1実施形態におい
て、凸部のその他のパターンを示す平面図である。
【図7】 図7(a)〜(h)は、本発明に係る第1実
施形態において、凸部のその他の形状の例を示す斜視図
である。
【図8】 図8は、本発明に係る第2実施形態のタッチ
パネルを拡大した部分分解斜視図である。
【図9】 図9は、本発明に係る第2実施形態のタッチ
パネルの構造を示す部分断面図である。
【図10】 図10は、本発明に係る第3実施形態のタ
ッチパネルの全体構造を示す平面図である。
【図11】 図11は、従来のタッチパネルの構造を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
10、50、70 タッチパネル 11、51、71 下側基板 12、52、72 上側基板 13 空気層 14 スペーサー 15、55、75 下側透明電極 16、56、76 上側透明電極 21、22 凸部 21A、22A 凸部の底部 21B、22B 凸部の頭部 61、62 凸部 61A、62A 凸部の底部 61B、62B 凸部の頭部 P1、P2、P3 凸部のピッチ P4、P5、P6 凸部のピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/03 335 G06F 3/03 335E (72)発明者 飯坂 英仁 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 吉田 昇平 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA21 BB04 BB08 BC07 5B087 AC09 CC12 CC32 CC36

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をあけて対向配置された一対
    の基板と、 前記一対の基板の内表面に各々所定のパターンを有した
    一対の透明電極と、 前記一対の透明電極のうち少なくとも一方の表面は、可
    視光領域の波長より小さいピッチで略周期的に形成され
    た複数の凸部で形成されていることを特徴とするタッチ
    パネル。
  2. 【請求項2】 前記一対の透明電極間に空気層が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記凸部は、前記凸部の底面から頭部に
    かけて細くなることを特徴とする請求項1記載のタッチ
    パネル。
  4. 【請求項4】 前記凸部は、前記凸部の底面から頭部に
    かけて連続的に細くなることを特徴とする請求項3記載
    のタッチパネル。
  5. 【請求項5】 前記凸部は、前記凸部の底面から頭部に
    かけて段階的に細くなることを特徴とする請求項3記載
    のタッチパネル。
  6. 【請求項6】 前記凸部は、錐台状あるいは錐状である
    ことを特徴とする請求項3記載のタッチパネル。
  7. 【請求項7】 前記複数の凸部は、少なくとも二方向に
    略周期的に配列されていることを特徴とする請求項1記
    載のタッチパネル。
  8. 【請求項8】 前記複数の凸部のピッチは、10nm〜
    200nmであることを特徴とする請求項1記載のタッ
    チパネル。
  9. 【請求項9】 前記複数の凸部は、前記一対の透明電極
    の表面に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のタッチパネル。
  10. 【請求項10】 前記一対の透明電極の表面に形成され
    た複数の凸部は、同一パターンで形成されていることを
    特徴とする請求項9記載のタッチパネル。
  11. 【請求項11】 前記一対の透明電極の表面に形成され
    た複数の凸部は、互いに異なるパターンで形成されてい
    ることを特徴とする請求項9記載のタッチパネル。
  12. 【請求項12】 前記凸部は、前記基板表面を凸状に形
    成し、前記透明電極が前記基板の凸状の形状に沿って形
    成されることを特徴とする請求項1記載のタッチパネ
    ル。
  13. 【請求項13】 前記凸部は、前記透明電極を凸状に形
    成してなることを特徴とする請求項1記載のタッチパネ
    ル。
  14. 【請求項14】 前記一対の透明電極間に、前記一対の
    透明電極間の間隔を保持するスペーサーを設けることを
    特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  15. 【請求項15】 アナログ方式あるいはデジタル方式の
    抵抗接触方式のタッチパネル、または静電容量方式のタ
    ッチパネルであることを特徴とする請求項1記載のタッ
    チパネル。
  16. 【請求項16】 タッチパネルを有する電子機器であっ
    て、 前記タッチパネルは、 下地基板と、 前記下地基板に所定の間隔をあけて対向配置され可撓性
    の入力側基板と、 前記下地基板の内表面に所定のパターンを有した下地側
    透明電極と、 前記入力側基板の内表面に、前記下地側透明電極に対し
    て所定の間隔をあけて対向配置され所定のパターンを有
    した前記入力側透明電極とを備え、 前記下地側透明電極と前記入力側透明電極のうち少なく
    とも一方の表面は、可視光領域の波長より小さいピッチ
    で略周期的に形成された複数の凸部で形成されているこ
    とを特徴とする電子機器。
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