JP2007280101A - タッチパネル装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光の透過率の低下や透過光の色味の変化を抑制すると共に、接触位置の検出精度を高める。
【解決手段】基板16と、基板16の表面に形成された透明導電膜17と、透明導電膜17を覆う絶縁膜18とを備え、絶縁膜18の表面に接触体が接触したときに、接触体と透明導電膜17の一部との間に形成される静電容量を検知することによって、接触体の接触位置を静電容量方式により検出する。透明導電膜17の絶縁膜18側の表面は、凹凸状に形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、静電容量型のタッチパネル装置及びそれを備えた表示装置に関するものである。
近年、表示装置等に搭載されたタッチパネル装置が広く知られている。タッチパネル装置は、例えば指先やスタイラス(ペン先)等の接触体が接触した接触位置を検出するようになっている。
構造が簡単でパネルの薄型化を図ることができるタッチパネル装置の位置検出方式として、抵抗接触方式及び静電容量方式が知られている。抵抗接触方式には、アナログ抵抗接触方式とデジタル抵抗接触方式とがあり、前者は文字入力等のアナログ入力が可能である一方、後者は指やペン等を接触させた箇所のスイッチのオン及びオフのみが可能になっている。
以下、アナログ抵抗接触方式を用いたタッチパネルを例として、従来のタッチパネルの構造について簡単に説明する。図7は、アナログ抵抗接触方式を用いた従来のタッチパネル装置100の構造を示す断面図である。
タッチパネル装置100は、図7に示すように、下側のガラス基板101と、可撓性を有する上側のフィルム基板102とが、空気層103を介して対向配置されている。ガラス基板101の内側表面には、略全面にインジウム錫酸化物(ITO)等からなる下側透明電極106が形成されている。一方、フィルム基板102の内側表面にも、略全面にITO等からなる上側透明電極105が形成されている。
尚、外的要因によるフィルム基板102の撓みにより、上側透明電極105と下側透明電極106とが誤接触しないようにする目的で、ガラス基板101には空気層103側に突出する複数のドットスペーサ110が形成されている。
図7に示すように、例えばペン109によりフィルム基板102を押圧すると、押圧した位置においてフィルム基板102は下方に湾曲して変形する。その結果、上側透明電極105及び下側透明電極106は、接触位置で互いに接触して通電するようになっている。
ガラス基板101には対向する2辺(例えば図7で左右方向の2辺)に電極端子がそれぞれ設けられる。この対向方向をX方向とする。一方、フィルム基板102には、上記X方向に直交するY方向に対向する2辺(例えば図7で紙面奥手前方向の2辺)に電極端子がそれぞれ設けられる。
X座標の検出については、フィルム基板102の電極端子に電圧を印加すると、上側透明電極105の抵抗によってX方向に電位勾配が生じるため、接触位置の電位をガラス基板101側を通じて検出することによって、接触位置のX座標が得られる。
Y座標の検出については、ガラス基板101の電極端子に電圧を印加すると、下側透明電極106の抵抗によってY方向に電位勾配が生じる。そのため、接触位置の電位をフィルム基板102側を通じて検出することによって、接触位置のY座標が得られる。こうして、接触位置が検出される。
しかしながら、上記従来の抵抗接触方式では、ガラス基板101及びフィルム基板102の2枚の基板を有することに加え、その基板同士の間に空気層103が設けられていることから、光の透過率を大きく低下させてしまうという問題がある。また、光が複数の基板を透過すること等から、透過光の色味が変化するという問題もある。そのため、当該タッチパネル装置が表示装置に重ねられている場合には、表示の視認性の低下を招くことが避けられない。
一方、静電容量方式のタッチパネル装置は、一般に、ガラス基板に矩形状にパターン形成された透明導電膜と、透明導電膜の四隅に形成された電極端子と、これら透明導電膜及び電極端子を覆う絶縁膜とを有している(例えば、特許文献1等参照)。各電極端子には引き出し配線の一端がそれぞれ接続されている。一方、引き出し配線の他端は、電極端子を流れる電流を検出する電流検出回路に接続されている。
そうして、使用者の指先がタッチパネル装置に接触すると、透明導電膜は、接触位置で透明導電膜と指先との間の絶縁膜により形成された静電容量を介して接地される。各電極端子と接地点との間の抵抗値は、接触位置に応じて変化する。この抵抗値の変化が電流検出回路によって検出されることにより、接触位置が検出されるようになっている。
静電容量方式のタッチパネル装置は、上記抵抗接触方式におけるフィルム基板102及び空気層103に相当する構成を有しないため、光の透過率は比較的低下し難い。すなわち、静電容量方式は、表示装置の光学特性を比較的損ない難い点で、上記抵抗接触方式よりも好適である。
特開2005−301974号公報
ところが、静電容量方式では、接触体が接触した際にある程度の大きさの静電容量が形成されなければ、その接触位置を確実に検出することが難しいという問題がある。言い換えれば、静電容量方式には、接触位置の検出精度が比較的低いという問題がある。
例えば、一般的な静電容量方式のタッチパネル装置では、接触位置の検出に必要な静電容量を確保するために、指先程度の接触面積が必要になる。したがって、スタイラス等のペン先のように接触体の先端が比較的細い場合には、その接触位置を精度良く検出することは難しい。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、静電容量方式のタッチパネル装置について、接触位置の検出精度を高めることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、透明導電膜の表面を凹凸状に形成するようにした。
具体的に、本発明に係るタッチパネル装置は、基板と、前記基板の表面に形成された透明導電膜と、前記透明導電膜を覆う絶縁膜とを備え、前記絶縁膜の表面に接触体が接触したときに、前記接触体と前記透明導電膜の一部との間に形成される静電容量を検知することによって、前記接触体の接触位置を検出する静電容量方式のタッチパネル装置であって、前記透明導電膜の前記絶縁膜側の表面は、凹凸状に形成されている。
前記基板の表面は、凹凸状に形成され、前記透明導電膜は、前記基板の表面に沿って凹凸状に形成されていてもよい。
前記透明導電膜は、平坦な薄膜状の平坦部と、前記平坦部に形成された複数の突部とにより構成されていることが好ましい。
前記透明導電膜は、複数の凹部が形成されることにより、全体として凹凸状に形成されていてもよい。
前記絶縁膜の表面は、凹凸状に形成されていることが好ましい。
また、本発明に係る表示装置は、前記タッチパネル装置と、前記タッチパネル装置の基板側に配置された表示素子とを備えている。
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
本発明に係るタッチパネル装置は、静電容量方式により接触体の接触位置を検出する。すなわち、接触体が所定の接触位置で絶縁膜の表面に接触すると、その接触位置で絶縁膜に接触している接触体の接触面と、その接触面に対向する透明導電膜の一部との間に、所定の値の静電容量が形成される。その静電容量を検知することによって、接触体の接触位置を検出する。
本発明では、透明導電膜の絶縁膜側の表面が凹凸状に形成されているので、接触体の接触面積が比較的小さい場合であっても、従来のように透明導電膜の表面が平坦である静電容量方式のタッチパネル装置に比べて、接触体と透明導電膜との間に形成される静電容量を増大させることが可能となる。その結果、接触位置の検出精度が高められる。そのことに加え、タッチパネル装置が複数の基板や空気層等を有しないため、抵抗接触方式に比べて、光の透過率の低下や透過光の色味の変化が抑制される。
例えば、基板の表面を凹凸状に形成し、その凹凸状の表面に沿って透明導電膜を形成することにより、透明導電膜の表面を凹凸状に形成することが可能である。
また、基板の表面に透明導電膜の一部を構成する平坦部を形成すると共に、前記平坦部の表面に複数の突部を形成することにより、全体として凹凸状の平面を有する透明導電膜を形成することが可能である。
また、基板の表面に平坦な透明導電膜を一旦形成した後に、その透明導電膜を例えばエッチング等により部分的に除去し、複数の凹部を形成することによっても、全体として凹凸状の平面を有する透明導電膜を形成することが可能である。
また、絶縁膜の表面を凹凸形状に形成することにより、接触体が比較的柔らかい場合に、その接触体における絶縁膜との接触面が、凹凸状の絶縁膜表面に沿って凹凸状に変形する。その結果、透明導電膜の表面積だけでなく、接触体の表面積を大きくして、接触位置における静電容量を増大させることが可能となる。
このようなタッチパネル装置のガラス基板側に表示素子を配置すると、タッチパネル装置による光の透過率の低下や透過光の色味の変化が抑制されるため、表示装置の表示品位が良好に維持される。
本発明によれば、静電容量方式のタッチパネル装置に対し、透明導電膜の表面を凹凸状に形成したので、光の透過率の低下や透過光の色味の変化を抑制すると共に、接触位置の検出精度を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図4は、本発明の実施形態1を示している。図1は、タッチパネル装置1を模式的に示す平面図である。図2は、タッチパネル装置1を含む液晶表示装置2の概略構成を示す断面図である。図3は、図1におけるIII−III線断面図である。また、図4は、透明導電膜17の表面を拡大して示す平面図である。
尚、図1〜図3では、説明を容易にするために、タッチパネル装置1の表面の凹凸を大きくして模式的に図示しているが、実際にはより多数の凹凸が細かく形成されている。また、図1では、絶縁膜18の図示を省略している。
本実施形態1では、タッチパネル装置1を有する液晶表示装置2を例に挙げて説明する。液晶表示装置2は、図2に示すように、表示素子である液晶表示素子10と、液晶表示素子10の使用者側に対向配置されたタッチパネル装置1と、液晶表示素子10のタッチパネル装置1とは反対側に対向配置された光源装置であるバックライトユニット11とを備えている。
液晶表示素子10は、TFT基板12と、TFT基板12に対向して配置されたカラーフィルタ基板13と、これらTFT基板12及びカラーフィルタ基板13の間に設けられた液晶層15とを有している。また、TFT基板12及びカラーフィルタ基板13の各外側面には、図示省略の偏光板が積層されている。
TFT基板12には、図示省略の複数の画素がマトリクス状に配置されている。各画素には、画素電極(図示省略)及びこの画素電極をスイッチング駆動する図示省略の薄膜トランジスタ(TFT)がそれぞれ形成されている。一方、カラーフィルタ基板13には、共通電極(図示省略)やカラーフィルタ(図示省略)が形成されている。
バックライトユニット11は、詳細な図示を省略するが、光源であるLED等から導光板に入射された光を、その導光板の出射面から液晶表示素子10側へ均一な面状光として出射するように構成されている。バックライトユニット11で出射された光は、液晶表示素子10及びタッチパネル装置1を透過して、所望の表示が行われるようになっている。
タッチパネル装置1は、静電容量方式のタッチパネル装置であって、図3に拡大して示すように、基板であるガラス基板16と、ガラス基板16の表面に形成された透明導電膜17と、透明導電膜17を覆う保護膜である透明な絶縁膜18とを備えている。すなわち、液晶表示素子10は、タッチパネル装置1のガラス基板16側に配置されている。
図1に示すように、ガラス基板16は例えば矩形状に形成され、その表面の一部にインジウム錫酸化物(ITO)等からなる透明導電膜17が矩形状にパターン形成されている。この透明導電膜17が形成されている領域は、液晶表示素子10の表示領域に重なっている。
透明導電膜17の表面の周縁には額縁配線21が形成されている。尚、額縁配線21はセグメントパターンにより形成されている。さらに、透明導電膜17の周囲のガラス基板16には、透明導電膜17の四隅の額縁配線21からそれぞれ引き出された引き出し配線22が形成されている。すなわち、各引き出し配線22は、一端が額縁配線21に接続される一方、他端がガラス基板16の一辺側に延出されている。引き出し配線22の他端には、透明導電膜17に対して位置検出用信号を入出力する検出回路(図示省略)が接続されている。
そうして、絶縁膜18の表面にスタイラス等の接触体が接触したときに、接触体と、
それに対向する透明導電膜17の一部との間に形成される静電容量を、検出回路で検知することによって、接触体の接触位置を検出するようになっている。
そして、本発明の特徴として、透明導電膜の絶縁膜18側の表面は、凹凸状に形成されている。本実施形態1では、図3に示すように、透明導電膜17は、平坦な薄膜状の平坦部17aと、平坦部17aに形成された複数の突部17bとにより構成されている。各突部17bは、図1に示すように、略半球状に形成され、互いに等間隔にマトリクス状に配置されている。尚、複数の突部17bは、その他に例えば千鳥状に配置するようにしてもよい。
透明導電膜17はITO等の透明導電材料をガラス基板16に堆積させることにより形成することができる。例えば、まず平坦部17aをガラス基板16に一様に成膜した後に、複数の略半球状の突部17bを堆積させて形成することが可能である。
絶縁膜18の表面もまた、凹凸状の透明導電膜17の表面に沿うように凹凸状に形成されている。すなわち、図1〜図3に示すように、絶縁膜18の表面には、略半球面状の凸面部18aが複数形成されている。
ここで、従来のように透明導電膜が平坦である静電容量方式のタッチパネル装置では、人間の指先でタッチした程度の接触面積がないと、その接触位置を検出することが困難である。通常、指先を平坦なパネル表面にタッチして接触させると、約0.5cmの半径の円が形成される。その面積は、0.25πcm2である。これが最低限必要な認識面積であるとすると、例えば、直径が5mmのスタイラスをパネル表面にタッチさせて、その接触位置を検出しようとすると、接触面積が0.0625πcm2であって、指先に比べて4倍の静電容量が必要になる。つまり、従来の平坦な透明導電膜を有するタッチパネル装置では、スタイラス等の比較的接触面積が小さい接触体については、静電容量が大きく不足するために、その接触位置を正確に検出することができない。
これに対し、本発明では、透明導電膜17の表面を凹凸状に形成するようにしたので、その静電容量の不足分を透明導電膜17の面積によって補うことができる。したがって、接触体の所定の接触面積に対して生じる静電容量の値を増大させて、接触位置の検出精度を高めることができる。その結果、静電容量方式であっても、指先よりも小さいスタイラス等の接触体に対して、その接触位置を高精度に検出することが可能となる。
さらに、絶縁膜18の表面を凹凸形状に形成したので、接触体(スタイラス)の材質が比較的柔らかい場合には、接触体における絶縁膜18との接触面を、凹凸状の絶縁膜18の表面に沿って凹凸状に変形させることができる。その結果、透明導電膜17の表面積だけでなく、接触体の表面積を大きくすることができ、静電容量の値をさらに増大させることが可能となる。
そのことに加え、タッチパネル装置1は、複数の基板や空気層等を有しないため、抵抗接触方式に比べて、光の透過率の低下や透過光の色味の変化を抑制することができる。その結果、タッチパネル装置1を有する液晶表示装置2に対し、その表示品位を良好に維持することができる。
ここで、例えば、図4に示すように、透明導電膜17の突部17bの直径(平坦部17aとの境界における直径)をD(cm)とした場合に、透明導電膜17の表面積の増加量を検討する。n個の突部17bの表面積は、(1/2)×n×π×D2(cm2)である。一方、n個の突部17bの底面積は、n×π×(D/2)2(cm2)である。したがって、n個の突部17bを設けたことによる透明導電膜17の表面積の増加量は、これらの差であって、(1/2)×n×π×D2−n×π×(D/2)2=n×π×(D/2)2(cm2)となる。
接触体が直径が5mmのスタイラスである場合には、本実施形態1におけるスタイラスと透明導電膜17との接触面積は、スタイラスと平坦な表面との接触面積である0.0625π(cm2)を加えて、0.0625π+n×π×(D/2)2(cm2)となる。この増加した表面積が指先の接触面積0.25π(cm2)以上であれば、スタイラスの接触位置を認識できる。
すなわち、0.0625π+n×π×(D/2)2≧0.25πから導かれるように、D≧0.43/n1/2の条件を満たすことにより、スタイラスの接触位置の認識が可能になる。例えば、スタイラスの接触した範囲に、直径Dが0.136cmの半球状の突部17bが、n=10個以上設けられていれば、そのスタイラスの接触位置を認識できることになる。
尚、突部17bの形状は、半球状以外にも例えば角柱状や円柱状等が可能である。ただし、表面積が増加した透明導電膜17を接触体に有効に接触させることを考慮すると、半球状に形成することが望ましい。
《発明の実施形態2》
図5は、タッチパネル装置1を拡大して示す断面図であって、本発明の実施形態2を示している。尚、以降の各実施形態では、図1〜図4と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
透明導電膜17の表面を凹凸形状にする目的で、上記実施形態1では、透明導電膜17に複数の突部17bを形成したのに対し、本実施形態2では、ガラス基板16の表面を凹凸形状した点で相違している。
すなわち、図5に示すように、ガラス基板16の表面には、複数の凹部16aが形成されている。各凹部16aは凹曲面により形成されている。そうして、ガラス基板16の表面は全体として凹凸状に形成されている。
透明導電膜17は、上記凹凸状のガラス基板16の表面に沿って形成されている。すなわち、透明導電膜17には、ガラス基板16の凹部16aに沿って、凹曲面を有する凹部17cが形成されている。これら複数の凹部17cによって、透明導電膜17の表面は、全体として凹凸状に形成されている。
さらに、凹凸状の透明導電膜17の表面は、絶縁膜18によって覆われている。絶縁膜18の表面は、透明導電膜17の凹部17cが形成されている各領域において窪みが形成されている。その結果、絶縁膜18の表面には複数の凸面部18aが形成され、全体として凹凸状の表面が形成されている。
本実施形態2のタッチパネル装置1を製造する場合には、まず、ガラス基板16にエッチング等により複数の凹部16aをパターン形成する。その後、ITO等の透明導電膜17を上記凹凸状のガラス基板16の表面に成膜する。そのことにより、透明導電膜17の表面には、複数の凹部17cが形成される。また、額縁配線21及び引き出し配線22をパターン形成する。その後、上記凹凸状の透明導電膜17を覆うように、絶縁膜18を堆積して形成する。こうして、タッチパネル装置1を製造する。
本実施形態2によっても、透明導電膜17の表面を凹凸状に形成できるため、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。さらに、透明導電膜17自体を複雑にパターニングする必要がない点で、凹凸形状の透明導電膜17を容易に形成することができる。
《発明の実施形態3》
図6は、タッチパネル装置1を拡大して示す断面図であって、本発明の実施形態3を示している。
透明導電膜17の表面を凹凸形状にする目的で、上記実施形態1では、透明導電膜17に複数の突部17bを形成したのに対し、本実施形態3では、透明導電膜17に複数の凹部17dを形成した点で相違している。
すなわち、図6に示すように、平坦なガラス基板16の表面に透明導電膜17が形成され、その透明導電膜17の表面に複数の凹部17dが形成されている。そのことにより、透明導電膜17の表面は、全体として凹凸状に形成されている。
上記凹凸状の透明導電膜17の表面は、絶縁膜18によって覆われている。絶縁膜18の表面は、透明導電膜17の凹部17dが形成されている各領域において窪みが形成されている。その結果、絶縁膜18の表面には複数の凸面部18aが形成され、全体として凹凸状の表面になっている。
本実施形態3のタッチパネル装置1を製造する場合には、まず、ガラス基板16に平坦な透明導電膜17を成膜する。続いて、透明導電膜17をエッチングすることによって、その透明導電膜17の表面に複数の凹部17dを形成する。その後、上記凹凸状の透明導電膜17を覆うように、絶縁膜18を堆積して形成する。そうして、タッチパネル装置1を製造する。
本実施形態3によっても、透明導電膜17の表面を凹凸状に形成できるため、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。さらに、透明導電膜17を単にエッチングすることによって、その透明導電膜17の表面を容易に凹凸状に形成することができる。
《その他の実施形態》
本実施形態では、表示素子の一例として液晶表示素子10を挙げて説明したが、本発明は、それ以外に例えば有機EL表示素子、無機EL表示素子、及びプラズマディスプレイパネル等の他の表示素子に設けるタッチパネル装置として適用することが可能である。
また、タッチパネル装置1の基板には、ガラス基板16以外に例えばプラスチック基板を適用することも可能である。そのことにより、強度を維持しつつ装置全体の薄型化を図ることも可能となる。また、タッチパネル装置1の基板には、透明基板を適用することも可能である。ここで、透明基板とは、可視光を透過させる基板を意味し、無色透明な基板や色付きの透明である基板も含まれる。
以上説明したように、本発明は、静電容量型のタッチパネル装置及びそれを備えた表示装置について有用であり、特に、接触位置の検出精度を高める場合に適している。
実施形態1のタッチパネル装置を模式的に示す平面図である。 タッチパネル装置を含む液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 透明導電膜の表面を拡大して示す平面図である。 実施形態2のタッチパネル装置を拡大して示す断面図である。 実施形態3のタッチパネル装置を拡大して示す断面図である。 アナログ抵抗接触方式を用いた従来のタッチパネル装置の構造を示す断面図である。
符号の説明
1 タッチパネル装置
2 液晶表示装置
10 液晶表示素子
16 ガラス基板
16a 凹部
17 透明導電膜
17a 平坦部
17b 突部
17c 凹部
17d 凹部
18 絶縁膜
18a 凸面部
21 額縁配線
22 配線

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に形成された透明導電膜と、
    前記透明導電膜を覆う絶縁膜とを備え、
    前記絶縁膜の表面に接触体が接触したときに、前記接触体と前記透明導電膜の一部との間に形成される静電容量を検知することによって、前記接触体の接触位置を検出する静電容量方式のタッチパネル装置であって、
    前記透明導電膜の前記絶縁膜側の表面は、凹凸状に形成されている
    ことを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 請求項1において、
    前記基板の表面は、凹凸状に形成され、
    前記透明導電膜は、前記基板の表面に沿って凹凸状に形成されている
    ことを特徴とするタッチパネル装置。
  3. 請求項1において、
    前記透明導電膜は、平坦な薄膜状の平坦部と、前記平坦部に形成された複数の突部とにより構成されている
    ことを特徴とするタッチパネル装置。
  4. 請求項1において、
    前記透明導電膜は、複数の凹部が形成されることにより、全体として凹凸状に形成されている
    ことを特徴とするタッチパネル装置。
  5. 請求項1において、
    前記絶縁膜の表面は、凹凸状に形成されている
    ことを特徴とするタッチパネル装置。
  6. 請求項1のタッチパネル装置と、
    前記タッチパネル装置の基板側に配置された表示素子とを備えている
    ことを特徴とする表示装置。
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