JP2011123843A - タッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】対向する探知側抵抗膜と裏面側抵抗膜とが押圧による撓みで接触し、その接触点における電気的に導通から該接触点の位置を検出する抵抗膜型タッチパネルにおいて、探知側抵抗膜と裏面側抵抗膜との間に混入した導電性の異物による誤検出の発生を抑制した抵抗膜型タッチパネルを提供する。
【解決手段】探知側抵抗膜13は、探知側透明基板11上に形成された突起部15を覆うように格子状に形成されている。従って探知側透明基板11上には、探知側抵抗膜13が形成されていない部分が存在する。このため、裏面側透明基板12上の裏面側抵抗膜14と探知側透明基板11の間に導電性の異物が混入しても、探知側抵抗膜13が探知側透明基板11上全面に形成されている場合に比し、異物による探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14の電気的短絡が起こりにくく、誤検出の発生確率を減少させられる。
【選択図】図8

Description

本発明はタッチパネル、特に抵抗膜型のタッチパネルに関する。
一般に、抵抗膜型として知られるタッチパネルは、間隙を設けて対向配置された押圧側の基板及び裏側の基板の対向する面に、それぞれ押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜を設けた構成を有する。押圧側基板が、押圧側抵抗膜が形成されている面と反対側の面側からの押圧されて撓むと、押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜とが局部的に接触し、押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜は、その接触点において電気的に導通する。抵抗膜型のタッチパネルでは、押圧側抵抗膜の両端と裏側抵抗膜の両端とに交互に電圧を印加し、前記接触点における導通に基づき、当該接触点の位置を検出する。
この抵抗膜型のタッチパネルにおいては、例えば特許文献1に開示されている様に、入力が行われていない、即ち押圧されていないときに、押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜とが接触しない様に、押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜との間隙を複数のスペーサにより規定したり、押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜との間隙に絶縁性の液体を封入したりする。
特表2006−506708号公報
前記の様な構成を有する抵抗膜型タッチパネルにおいて、押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜との間に導電性の異物が存在し、当該異物が押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜とを電気的に短絡させると、入力が行われていないにも関わらず、入力されたと誤検出をする可能性があるという課題がある。
また、前記の様な構成を有する抵抗膜型タッチパネルにおいては、その検出原理のため、押圧側抵抗膜及び裏側抵抗膜は、電気抵抗が大きい必要がある。そこで、押圧側抵抗膜及び裏側抵抗膜を、抵抗値を上げるために薄くすると、薄くする分だけ当該抵抗膜は破損しやすくなるという課題がある。
そこで本発明は、押圧側抵抗膜と裏側抵抗膜との間に導電性の異物が存在しても誤検出が起こりにくく、押圧側抵抗膜及び裏側抵抗膜が破損しにくい抵抗膜型のタッチパネルを提供することを目的とする。
前記目的を果たすため、本発明のタッチパネルの一態様は、第1の透明基板と、前記第1の透明基板と対峙する第2の透明基板と、前記第1の透明基板の前記第2の透明基板に対向する側の面と前記第2の透明基板の前記第1の透明基板に対向する側の面とのうち何れか一方である突起形成面に形成されている突起部と、前記突起部を覆うように前記突起形成面に形成されている第1の抵抗膜と、前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板のうち前記突起形成面を有しない基板の前記突起形成面と対向する面である突起対向面に形成されている第2の抵抗膜と、前記第1の抵抗膜の一部であり前記突起部の頂部を含む領域である第1の接点領域と前記第2の抵抗膜の一部であり前記第1の接点領域と対峙する領域である第2の接点領域の間の距離を、前記第1の透明基板が押圧されていないときには間隙を有し、前記第1の透明基板が押圧されたときには前記第1の接点領域と前記第2の接点領域が接触する一定距離に規定する絶縁性のスペーサと、前記第1の透明基板と前記第2の透明基板とを全周にわたって貼り合わせる枠状のシール材と、前記第1の透明基板と前記第2の透明基板と前記シール材とに囲まれた間隙に封入された絶縁性液体と、を具備し、前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板のうち少なくとも一方の面上には該第1の抵抗膜又は該第2の抵抗膜が形成されていない空白領域が存在し、前記空白領域は、前記第1の接点領域及び前記第2の接点領域ではなく、前記第1の抵抗膜及び前記第2の抵抗膜のうち少なくとも一方に囲まれている、領域である、ことを特徴とする。
本発明に依れば、例えば第1の抵抗膜である押圧側抵抗膜と例えば第2の抵抗膜である裏側抵抗膜との間に導電性の異物が存在しても誤検出が起こりにくく、押圧側抵抗膜及び裏側抵抗膜が破損しにくい抵抗膜型のタッチパネルを提供できる。
本発明の一実施形態に係るタッチパネル付き表示装置の構成の一例を示す側面図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの構成の一例を示す拡大断面図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの突起部及び絶縁性スペーサの配置の一例を説明する平面図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの配線の一例を説明する平面図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの基板の貼り合せの一例を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は(a)中のb−b’部分の断面図。 タッチパネルの突起部、絶縁性スペーサ、及び透明電極の配置を説明する図であり、(a)は突起部、絶縁性スペーサ、及び透明電極の配置の一例を示す平面図、(b)は(a)のb−b’部分の当該タッチパネルの断面図。 図6に示すタッチパネルに異物が混入した場合を説明する図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの突起部、絶縁性スペーサ、及び透明電極の配置を説明する図であり、(a)は突起部、絶縁性スペーサ、及び透明電極の配置の一例を示す平面図、(b)は(a)のb−b’部分の当該タッチパネルの断面図。 図8に示すタッチパネルに異物が混入した場合を説明する図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの突起部、絶縁性スペーサ、及び透明電極の配置の一例を説明する図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの突起部、絶縁性スペーサ、及び透明電極の配置の一例を説明する図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの突起部、絶縁性スペーサ、及び透明電極の配置の一例を説明する図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの突起部、絶縁性スペーサ、及び透明電極の配置の一例を説明する図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの一部分を押圧した時の当該タッチパネルの一例の断面図。 本発明の一実施形態に係るタッチパネルの駆動回路の一例を示す図。 本発明の一実施形態の第1の変形例に係るタッチパネルの一例の拡大断面図。 本発明の一実施形態の第3の変形例に係るタッチパネルの一例の拡大断面図。 本発明の一実施形態の第4の変形例に係るタッチパネルの一例の拡大断面図。 本発明の一実施形態の第5の変形例に係るタッチパネルの一例の拡大断面図。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1にその側面図を示す通り、本実施形態に係るタッチパネルを有するタッチパネル付き表示装置は、画像を表示する表示パネル1と、この表示パネル1の観察側に配置された抵抗膜型のタッチパネル10とにより構成されている。
前記表示パネル1は、例えば液晶表示パネルであり、予め定めた間隙を設けて対向配置され、周縁部において枠状のシール材4を介して接合された観察側透明基板2と裏面側基板3とを有する。観察側透明基板2の裏面側基板3と対抗する面には、図示しない透明共通電極が形成されており、裏面側基板3の観察側透明基板2と対向する面には、図示しない複数の画素を形成する透明電極が設けられている。観察側透明基板2及び裏面側基板3の間隙であり、シール材4により囲まれた領域には、図示しない液晶が封入されている。また、表示パネル1は、観察側透明基板2及び裏面側基板3のそれぞれ外面に配置された観察側偏光板5及び裏面側偏光板6を備える。
尚、この液晶表示パネルは、ツイストネマティック型、スーパーツイストネマティック型、非ツイストのホモジニアス型、垂直配向型、ベンド配向型、強誘電性又は反強誘電性液晶表示パネルのいずれでもよい。また、一対の基板の内面にそれぞれ複数の画素を形成するための電極を設けたものに限らず、一対の基板のいずれか一方の内面に、複数の画素を形成するための第1の電極と、それよりも液晶層側に前記第1の電極と絶縁して形成された複数の細長電極部を有する第2の電極とを設け、これらの電極間に横電界(基板面に沿う方向の電界)を生じさせて液晶分子の配向状態を変化させる横電界制御型のものでもよい。更に、前記表示パネル1は、液晶表示パネルに限らず、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示パネル等でもよい。
タッチパネル10は、第1の透明基板としての探知側透明基板11と、第2の透明基板としての裏面側透明基板12と、を有する。表示パネル1の観察側偏光板5とタッチパネル10の裏面側透明基板12は、透明な粘着材または樹脂等からなる接着層7により貼り付けられている。
タッチパネル10の構成について更に説明する。探知側透明基板11は、例えば矩形形状に形成されたガラス板または樹脂フィルム等であり、裏面側透明基板12は、例えば探知側透明基板11とほぼ同じ大きさの矩形形状に形成されたガラス板等である。
図2にその断面を示す通り、タッチパネル10の探知側透明基板11と対向する裏面側透明基板12の面には、第2の抵抗膜としての裏面側抵抗膜14が形成されている。一方、裏面側透明基板12と対向する探知側透明基板11の面には、直交する2方向に間隔P1で、透明な絶縁体によって突起部15が形成されている。この突起部15の高さ(図2における上下方向長さ)は、複数ある突起部15で全て等しい。更に、探知側透明基板11上には、突起部15を覆い、第1の抵抗膜としての探知側抵抗膜13が形成されている。探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14は、タッチ入力を行なうためのタッチエリアよりも広い範囲に形成されている。尚、図においては省略しているが、探知側透明基板11及び裏面側透明基板12の対向する面は、その全体にSiO膜が成膜されており、SiO膜上に探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14が形成されている。また、探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14は、例えば、酸化インジウム錫(ITO)より成る。
更に、間隔P2毎に、探知側透明基板11上の突起部15が形成されず、代わりにその位置に探知側抵抗膜13上に透明な絶縁性スペーサ17が形成されている。複数の絶縁性スペーサ17の高さ(図2における上下方向長さ)は全て等しい。ここで、絶縁性スペーサ17の高さは、突起部15の高さよりも高く設計されている。従って、探知側透明基板11と裏面側透明基板12を、探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14が対向する様に重ね合わせると、絶縁性スペーサ17の頂部と裏面側抵抗膜14は接触し、これら2枚の基板が平行に規定される。また、裏面側抵抗膜14と突起部15の頂部の上に形成された探知側抵抗膜13との間には、突起部15の高さと絶縁性スペーサ17の高さの差に応じたギャップΔdが形成されている。ここでギャップΔdは、例えば1μm程度である。後に詳述する様に、前記探知側透明基板11及び裏面側透明基板12は、これら基板の全周にわたり枠状に塗布されたシール材によって貼り合わされている。探知側抵抗膜13、裏面側抵抗膜14、及び前記シール材に囲まれて形成された空間には、絶縁性液体28が満たされている。
突起部15及び絶縁性スペーサ17は、透明な光硬化性樹脂を予め定めた膜厚に塗布し、その樹脂膜を露光及び現像処理することにより形成されたものである。従って、露光処理された前記樹脂膜を現像処理する際には、前記樹脂膜は膜表面に近い側程、長時間現像液に晒される。このため、突起部15及び絶縁性スペーサ17は、いずれも基部から突出端に向かって徐々に径が小さくなる形状に形成される。
図2においては、突起部15及び絶縁性スペーサ17は高さを強調した表現をされているが、突起部15及び絶縁性スペーサ17の周面の傾斜角(探知側透明基板11の面に対する角度)は、例えば40°〜50°である。従って、探知側抵抗膜13を複数の突起部15を覆うように成膜することができる。
突起部15及び絶縁性スペーサ17の頂部は、円形状でその面は探知側透明基板11と平行である。それらのサイズは、例えば、突起部15の基部の直径は15μm又は30μm、高さは2.0μmであり、絶縁性スペーサ17の基部の直径は30μm、高さは2.5μm、3.0μm、4.0μmのいずれかである等が考えられる。
前記の様に構成されたタッチパネル10の探知側透明基板11における、突起部15及び絶縁性スペーサ17の配置例を図3に示す。ここでは、突起部15と絶縁性スペーサ17とを区別しやすい様に、突起部15を白抜きで、絶縁性スペーサ17を黒塗りつぶしでそれぞれ表している。この図の様に、タッチ入力を行なうためのタッチエリア29内に、突起部15は、左右方向と上下方向とにそれぞれ予め定めた一定間隔P1で並び、一定間隔P2毎に突起部15を絶縁性スペーサ17に置き換える構成と成っている。突起部15の間隔P1は、例えば0.05mm、0.1mm、又は0.2mm等であり、絶縁性スペーサ17の間隔P2は、例えば2mm又は4mm等である。
図3においては、簡単のため左右方向及び上下方向に絶縁性スペーサ17と絶縁性スペーサ17との間には突起部15が5つある構成として表現してあるが、P1=0.05mm、P2=2mmの場合は、39個の突起部15毎に1つの絶縁性スペーサ17が配置され、P1=0.2mm、P2=4mmの場合は、19個の突起部15毎に1つの絶縁性スペーサ17が配置される。
この様な構成により、当該タッチパネル10は、探知側透明基板11側から押圧されると、探知側透明基板11が撓み、突起部15の頂部の探知側抵抗膜13は、裏面側透明基板12上の裏面側抵抗膜14に接触する。その結果、探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14は、接触部分で電気的に導通する。当該タッチパネル10は、この電気的導通に基づいて、後に詳述するようにして、押圧された位置を検出する。
図4に示す通り、タッチエリア29の図4における左右方向をX軸方向、上下方向をY軸方向とする。裏面側透明基板12に形成された裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端の縁部には、それぞれ上端電極19aと、下端電極19bとが帯状に形成されている。この上端電極19a及び下端電極19bのX軸方向の長さは、裏面側抵抗膜14のX軸方向の幅とほぼ一致させている。
また、探知側透明基板11に形成された探知側抵抗膜13のX軸方向の両端の縁部に対向する位置の裏面側透明基板12上には、それぞれ左端電極18aと、右端電極18bとが帯状に形成されている。この左端電極18a及び右端電極18bのY軸方向の長さは、探知側抵抗膜13のY軸方向の幅と一致させている。
上端電極19a、下端電極19b、左端電極18a、及び右端電極18bは、上端電極取回し配線23a、下端電極取回し配線23b、左端電極取回し配線22a、及び右端電極取回し配線22bを介して、上端電極駆動回路接続端子21a、下端電極駆動回路接続端子21b、左端電極駆動回路接続端子20a、及び右端電極駆動回路接続端子20bに接続されている。この上端電極駆動回路接続端子21a、下端電極駆動回路接続端子21b、左端電極駆動回路接続端子20a、及び右端電極駆動回路接続端子20bは、裏面側透明基板12の、探知側透明基板11と貼り合せたときに外側に張出す張出部12aに設けられ、後述のタッチパネル駆動回路に接続するための端子である。
また上記では、上端電極19a、下端電極19b、左端電極18a、及び右端電極18bは、それぞれ連続した帯状と説明したが、これらはそれぞれ断続的に設けても良い。その場合は断続的な上端電極19a、下端電極19b、左端電極18a、及び右端電極18bに、それぞれ上端電極取回し配線23a、下端電極取回し配線23b、左端電極取回し配線22a、及び右端電極取回し配線22bは接続する。
尚、上端電極19a、下端電極19b、左端電極18a、右端電極18b、上端電極取回し配線23a、下端電極取回し配線23b、左端電極取回し配線22a、右端電極取回し配線22b、上端電極駆動回路接続端子21a、下端電極駆動回路接続端子21b、左端電極駆動回路接続端子20a、右端電極駆動回路接続端子20bは、裏面側透明基板12又は、裏面側抵抗膜14上に、例えば、モリブデンからなる第1層と、アルミニウム系合金からなる第2層と、モリブデンからなる第3層とを、積層・パターニングされ形成されている。
次に、タッチパネル10の縁の、探知側透明基板11と裏面側透明基板12の貼り合わせ部分について説明する。探知側透明基板11と裏面側透明基板12は、シール材24によって貼り合わされている。この貼り合わせ部分を図5に示す。図5(a)は平面図、図5(b)は(a)のb−b’部分の断面図である。シール材24は、絶縁性スペーサ17の高さに相当する直径を有する球形の導電性粒子25を含む。この導電性粒子25を含むシール材24は、探知側透明基板11を縁取る位置にある。但し、裏面側透明基板12の張出部12aと対向する辺の一部には、液体注入口26が空けられている。
探知側透明基板11と裏面側透明基板12を貼り合わせたときのその間隙は、絶縁性スペーサ17の高さと、導電性粒子25の直径によって規定される。その結果、探知側透明基板11と裏面側透明基板12とは平行に貼り合わされている。
探知側透明基板11上の探知側抵抗膜13は、そのX軸方向の両端の辺部がシール材24と重なるように位置し、そのY軸方向の両端の辺部はシール材24が存在するシール部よりも内側(タッチエリア29側)に位置している。また、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端の辺部にそれぞれ対向する左端電極18a及び右端電極18bは、前記シール部に設けられている。この位置関係により、図5(b)に示す通り、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端の辺部は、左端電極18a及び右端電極18bと、シール材24中の導電性粒子25を介して電気的に接続されている。
前記説明では、導電性粒子25は球形の粒子として説明したが、絶縁性スペーサ17の高さに相当する高さを有する柱状の導電性部材に代えても良い。この場合、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端の辺部と、左端電極18a及び右端電極18bとが電気的に接続するように、当該柱状の導電性部材は、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端の辺部と、左端電極18a及び右端電極18bとのうち何れかに形成されることになる。
裏面側透明基板12上の裏面側抵抗膜14は、そのX軸方向の両端の辺部が前記シール部よりも内側(タッチエリア29側)に位置し、そのY軸方向の両端の辺部に形成された上端電極19a及び下端電極19bは、前記シール部の近傍に形成されている。
探知側透明基板11及び裏面側透明基板12の間の、前記シール材24により囲まれた間隙には絶縁性液体28が充填されている。その充填方法は、真空状態にしたチャンバ内で、液体注入口26を絶縁性液体28の浴に浸し、その状態でチャンバ内を大気圧に戻すことで、発生する圧力差により充填するものである。前記液体注入口26は、前記絶縁性液体28の充填後に封止樹脂27によって封止されている。
前記絶縁性液体28は、探知側透明基板11、裏面側透明基板12、探知側抵抗膜13、及び裏面側抵抗膜14との光の屈折率の差が小さい透明な液体である。この屈折率の差は、例えば0.1以下であることが望ましい。例えば、探知側透明基板11、裏面側透明基板12、探知側抵抗膜13、及び裏面側抵抗膜14の屈折率は約1.5であり、前記絶縁性液体28の屈折率は、約1.4〜1.5の範囲である等が考えられる。
絶縁性液体28として、具体的には、常温で光学的に等方である液晶、例えば、5℃以上の温度においてアイソトロピック相を示す液晶(N−I点が5℃未満のネマティック液晶)が用いられる。このような特性の液晶の例として、更に具体的には、2つから3つのシクロヘキサンまたはベンゼン環と、その両端にアルキル基を有し、誘電率異方性を持たない液晶材料が挙げられる。
また、前記絶縁性液体28として、沸点が100℃以上の有機物又は無機物の絶縁性の液状物質、具体的には、ブタノール、トルエン、キシレン、イソブチルアルコール、イソペプンチルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸ブチル、テトラクロルエチレン、メチルイソブチルケトン、メチルブチルケトン、エチレングリコールモノエーテル、エチレングリコールモノエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、テレビンオイル等の有機の液状物質、またはシリコーンオイル等の無機の液状物質を用いることもできる。
ここで探知側抵抗膜13の形状について更に詳述する。当該タッチパネル10は、上に簡単に述べた通り、探知側透明基板11側から押圧された時、探知側透明基板11が撓み、押圧された部分において、突起部15の頂部の探知側抵抗膜13と裏面側透明基板12上の裏面側抵抗膜14とが接触する。その結果として起こる電気的な導通に基づいて、押圧された位置を検出する。
ここで、仮に探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14が全面に形成されているとした場合の、探知側抵抗膜13の形状並びに突起部15及び絶縁性スペーサ17の平面上の位置の関係を図6(a)に、図6(a)中のb−b’で示した部分の当該タッチパネルの断面図を図6(b)に示す。図6の様な構成の場合、図7に示す様に、探知側透明基板11と裏面側透明基板12との間に導電性の異物50が存在すると、その部分で探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14が電気的に短絡し、その短絡位置で押圧が成されたと誤検出されることになる。また、探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14は、後述する位置検出の原理のため、その分解能を向上させるためには抵抗値を比較的に高くする必要がある。このため、それら抵抗膜として例えばITO膜を用いると、その膜厚を百Å以下とする必要がある場合がある。この様に膜厚を極めて薄くすると、製造工程中やタッチパネル使用時に、探知側抵抗膜13又は裏面側抵抗膜14が破損する可能性がある。
そこで、本実施形態においては、探知側抵抗膜13は、図8に示す様に、突起部15上及び絶縁性スペーサ17下には存在し、それ以外の領域の一部には存在しない空白領域を有する、格子状に形成するものとしている。言い換えると、探知側抵抗膜13は、正方形の空白領域を有する。尚、裏面側透明基板12上の裏面側抵抗膜14は、全面に形成されている。
この様な構成でも、突起部15上には探知側抵抗膜13が形成されているので、探知側透明基板11が外面側から押圧されて撓むと、探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14は導通し、押圧位置の検出は可能である。一方、図9に示す様に、探知側透明基板11と裏面側透明基板12との間に導電性の異物50が存在しても、電気的に導通せず、誤検出がされる確率は低くなる。例えば、探知側抵抗膜13が形成されている面積が全体の50%の場合、誤検出がされる確率はほぼ半減する。
また、探知側透明基板11の一部に探知側抵抗膜13が存在しない領域を設けているため、その分電気的な抵抗は高くなる。このため、前記の通り位置検出の分解能の向上のために高抵抗にする必要がある探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14の膜厚を、探知側透明基板11の全面に探知側抵抗膜13を形成する場合と比べて厚くすることができる。例えば、探知側抵抗膜13が形成されている面積が全体の50%の場合、探知側抵抗膜13の膜厚を2倍にできる。このため、製造工程中やタッチパネル使用時に、探知側抵抗膜13又は裏面側抵抗膜14が破損する確率を減少させることができる。
図8(a)に示した例では、探知側抵抗膜13は、格子状であり、その格子の交点に突起部15及び絶縁性スペーサ17が位置し、探知側抵抗膜13中に正方形の空白領域が存在する構成となっている。しかしこの様な構成に限定されず、空白領域は、例えば図10に示す様に多角形とすることができるし、また、図11に示す様に円形など曲線を有する形状とすることもできる。また、図12の様に、突起部15及び絶縁性スペーサ17は、上下方向及び左右方向に並ばずに、上下方向には互い違いとなる位置に並び、三角形の空白領域を有するようにしても良い。この空白領域の三角形は正三角形でもよい。更に、突起部15及び絶縁性スペーサ17は、探知側抵抗膜13の格子形状の交点以外の位置、例えば図13に一例を示す通り、探知側抵抗膜13が形成される位置であればどの様な位置にあっても良い。何れの場合においても、誤検出がされる確率は低くなり、探知側抵抗膜13又は裏面側抵抗膜14が破損する確率を減少させるという効果が得られる。
この様に、例えば探知側透明基板11は、押圧されることによって撓む第1の透明基板として機能し、例えば裏面側透明基板12は、第1の透明基板と対峙する第2の透明基板として機能し、例えば突起部15は、突起形成面に形成される突起部として機能し、例えば探知側抵抗膜13は、突起形成面に形成される第1の抵抗膜として機能し、例えば裏面側抵抗膜14は、突起対向面に形成される第2の抵抗膜として機能し、例えば絶縁性スペーサ17は、第1の透明基板が押圧されていないときには第1の抵抗膜と第2の抵抗膜との接点領域に間隙を有し、第1の透明基板が押圧されたときには第1の抵抗膜と第2の抵抗膜との接点領域が接触する一定距離に規定する絶縁性のスペーサとして機能し、例えばシール材24は、第1の透明基板と第2の透明基板とを全周にわたって貼り合わせる枠状のシール材として機能し、例えば絶縁性液体28は第1の透明基板と第2の透明基板とシール材とに囲まれた間隙に封入された絶縁性液体として機能し、例えば上端電極駆動回路接続端子21a、下端電極駆動回路接続端子21b、左端電極駆動回路接続端子20a、及び右端電極駆動回路接続端子20bは、第1の抵抗膜の第1の軸方向の両端と第2の抵抗膜の第2の軸方向の両端とをそれぞれタッチパネル駆動回路に接続する駆動回路接続端子として機能し、例えば左端電極18a及び右端電極18bは、第1の抵抗膜の第1の軸方向の両端の両辺部とそれぞれ対向する複数の第1の接続電極として機能し、例えば上端電極19a及び下端電極19bは、第2の抵抗膜の第2の軸方向の両端の両辺部にそれぞれ形成されている複数の第2の接続電極として機能し、例えば導電性粒子25は、前記第1の接続電極と第1の抵抗膜とを電気的に接続する導電性部材及び導電性粒子として機能する。
次に、本実施形態に係るタッチパネル10の動作について説明する。タッチパネル10は、探知側透明基板11側から、指先30等によって押圧されると、図14に示す通り、探知側透明基板11が、裏面側透明基板12側に撓み、その撓み部に存在する突起部15の頂部の探知側抵抗膜13と、裏面側透明基板12上の裏面側抵抗膜14とが接触する。その結果、探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14とが接触した部分において電気的に導通する。尚、図14においては、簡単のため突起部15等の縮尺が実際と異なり大きく強調されており、指先によって探知側透明基板11側から押圧される事で、1つの突起部15上の探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14とが接触する図となっているが、複数の突起部15上の探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14とが接触する場合も、以降の説明は同じである。
タッチパネル駆動回路31は、図15に示す通り、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端間と、裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端間とに一定値の電圧を交互に印加するための電圧印加回路32を有する。また、探知側透明基板11の撓んだ部分の突起部15の頂部の探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14とが導通したときに、電圧印加回路32上の予め定めた点と探知側抵抗膜13のX軸方向の一端または裏面側抵抗膜14のY軸方向の一端との間に生じる電圧を測定する電圧測定系40と、この電圧測定系40の測定値に基づいてタッチ点の座標を検出する座標検出手段45とを備えている。
電圧印加回路32は、定電圧電源33を有する。定電圧電源33の一方の極(図では−極)には、X軸方向第1の抵抗膜接続配線35及びY軸方向第1の抵抗膜接続配線34のうち何れか一方に電圧を選択的に供給する第1の接続切換スイッチ36が接続している。X軸方向第1の抵抗膜接続配線35は、探知側抵抗膜13のX軸方向の一端に接続している右端電極18bと、右端電極駆動回路接続端子20bを介して接続している。また、Y軸方向第1の抵抗膜接続配線34は、裏面側抵抗膜14のY軸方向の一端に接続している上端電極19aと、上端電極駆動回路接続端子21aを介して接続している。
また、定電圧電源33の他方の極(図では+極)には、X軸方向第2の抵抗膜接続配線38及びY軸方向第2の抵抗膜接続配線37のうち何れか一方に電圧を選択的に供給する第2の接続切換スイッチ39が接続している。X軸方向第2の抵抗膜接続配線38は、探知側抵抗膜13のX軸方向の一端に接続している左端電極18aと、左端電極駆動回路接続端子20aを介して接続している。また、Y軸方向第2の抵抗膜接続配線37は、裏面側抵抗膜14のY軸方向の一端に接続している下端電極19bと、下端電極駆動回路接続端子21bを介して接続している。尚、図15に示す定電圧電源33は直流電源であるが、この定電圧電源33は交番する電圧を供給する電源でもよい。
前記電圧測定系40は、電圧測定手段44を有している。電圧測定手段44の一端には、X軸方向第3の抵抗膜接続配線41及びY軸方向第3の抵抗膜接続配線42との接続を切換える第3の接続切換スイッチ43が接続している。X軸方向第3の抵抗膜接続配線41及びY軸方向第3の抵抗膜接続配線42は、それぞれX軸方向第1の抵抗膜接続配線35及びY軸方向第1の抵抗膜接続配線34と接続している。電圧測定手段44の他端は、定電圧電源33の一方の極(図では−極)と第1の接続切換スイッチ36との間に接続されている。
前記電圧印加回路32は、図示しない制御手段により、予め設定された周期、例えば0.1秒周期で、第1の接続切換スイッチ36及び第2の接続切換スイッチ39を、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端に定電圧電源33に接続する第1の状態(図15の状態)と、前記裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端に定電圧電源33を接続する第2の状態とに切換えられる。この様にして、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端間と、裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端間とに、交互に定電圧電源33の一定値の電圧を印加する。
また、座標検出手段45も、前記図示しない制御手段により制御されている。第3の接続切換スイッチ43は、前記第1の接続切換スイッチ36及び第2の接続切換スイッチ39が第1の状態のときは、Y軸方向第3の抵抗膜接続配線42に接続し、前記第1の接続切換スイッチ36及び第2の接続切換スイッチ39が第2の状態のときは、X軸方向第3の抵抗膜接続配線41に接続する。前記第1の状態、即ち、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端間に電圧を印加したときの電圧測定手段44の測定値に基づいて前記押圧点のX軸方向の座標(以下、X座標という)を検出し、前記第2の状態、即ち、裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端間に電圧を印加したときの前記電圧測定手段44の測定値に基づいて前記押圧点のY軸方向の座標(以下、Y座標という)を検出する。
この電圧測定手段44の測定値に基づく押圧点のX座標及びY座標の検出に係る演算について説明する。定電圧電源33の電圧値をV0、探知側抵抗膜13のX軸方向の一端のX座標値を0、探知側抵抗膜13のX軸方向の他端のX座標値を1、前記押圧点のX座標をx、前記探知側抵抗膜13のX軸方向の両端間の抵抗値をrx、前記電圧測定手段44の内部抵抗値をRとする。このとき、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端間に電圧V0を印加したときの前記電圧測定手段44の測定電圧値V(x)は、rx≪Rであるため、
V(x)=V0(1−x)
で表すことができる。
同様に、裏面側抵抗膜14のY軸方向の一端のY座標値を0、裏面側抵抗膜14のY軸方向の他端のY座標値を1、前記押圧点のY座標をy、前記裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端間の抵抗値をryとする。このとき、裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端間に電圧V0を印加したときの電圧測定手段44の測定電圧値V(y)は、ry≪Rであるため、
V(y)=V0(1−y)
で表すことができる。
従って、前記押圧点のX座標xとY座標yは、
x=1−V(x)/V0
y=1−V(y)/V0
により求めることができる。
尚、探知側抵抗膜13のX軸方向の両端の辺部のほぼ全長わたって連続した帯形状に左端電極18a及び右端電極18bを設けており、裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端の辺部のほぼ全長わたって連続した帯形状に上端電極19a及び下端電極19bを設けている。このため、タッチパネル駆動回路31によって探知側抵抗膜13のX軸方向の両端間と裏面側抵抗膜14のY軸方向の両端間とに交互に印加される電圧は、探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14の全域にわたって均等に作用させることができる。従って、本実施形態に係るタッチパネル10に依れば、前記押圧点のX座標xとY座標yを高精度に検出することができる。
また、図1に示したタッチパネル付き表示装置は、例えば、表示パネル1に複数のキーパターンを表示させ、タッチパネル10の前記複数のキーパターンに対応した部分を選択的にタッチするキーボード的なタッチ入力や、例えば、前記表示パネル1に画像を表示させ、前記タッチパネル10の任意の点をタッチすることにより前記表示パネル1にタッチ点を中心とした拡大画像を表示させる画像選択のための入力や、例えば、前記表示パネル1に画像を表示させ、前記タッチパネル10上においてタッチ点を任意の方向に移動させることにより、前記表示パネル1の表示画像をスクロールさせたりするスクロールのための入力等ができる。
また、当該タッチパネル10においては、探知側透明基板11の外面側からの押圧による撓みによって、探知側抵抗膜13と裏面側透明基板12の内面の裏面側抵抗膜14とが、押圧点に対応する部分において突起部15の頂部を介して局部的に導通する。このため、探知側抵抗膜13と裏面側抵抗膜14とを局部的に導通させるのに必要な探知側透明基板11の撓み量を、探知側透明基板11と裏面側透明基板12との間隙よりも充分に小さくすることができる。即ち、上述の通り、突起部15の高さを2.0μmとした場合、絶縁性スペーサ17の高さを2.5μm、3.0μm又は4.0μmとすると、突起部15の頂部の探知側抵抗膜13と裏面側透明基板12上の裏面側抵抗膜14との間のギャップΔdは、それぞれ0.5μm、1.0μm又は2.0μmとなる。従って、押圧の検出に必要な探知側透明基板11のギャップ方向の撓みは、0.5μm、1.0μm又は2.0μmであり、極めて小さい。このため、探知側透明基板11の押圧による撓みによって生じる透過光の屈折を小さくすることができる。従って、本実施形態に係るタッチパネル10に依れば、図1に示したタッチパネル付き表示装置は、探知側透明基板11を押圧した領域においても、画像に歪みをほとんど生じさせること無く、画像を表示することができる。
更に、探知側透明基板11と裏面側透明基板12との間隙に絶縁性液体28を封入しているため、当該タッチパネル10を透過する光の、探知側透明基板11又は裏面側透明基板12と、絶縁性液体28とのそれぞれの界面における反射や屈折を小さくすることができる。従って、本実施形態に係るタッチパネル10に依れば、図1に示したタッチパネル付き表示装置は、充分な明るさで画像を表示することができる。
尚、絶縁性液体28の光の屈折率と、探知側透明基板11、裏面側透明基板12、探知側抵抗膜13、及び裏面側抵抗膜14の光の屈折率との差は、0.1以下であることが望ましい。このような屈折率を有する絶縁性液体28を封入することにより、探知側透明基板11又は裏面側透明基板12と、前記絶縁性液体28との界面での反射や屈折を、より効果的に小さくすることができる。
更に、前記絶縁性液体28は、常温で光学的に等方性な液晶、例えば、5℃以上の温
度においてアイソトロピック相を示す液晶が望ましい。このような屈折率を有するの絶縁性液体28を封入することにより、探知側透明基板11又は裏面側透明基板12と、前記絶縁性液体28とのそれぞれの界面での反射や屈折を、より効果的に小さくすることができる。
また、透明な絶縁体である突起部15を覆うように探知側抵抗膜13が形成されているため、探知側抵抗膜13の上に導電性金属により複数の突起状接点を形成する場合の様に、突起状接点によって透過光が遮られることが無い。従って、本実施形態に係るタッチパネル10に依れば、図1に示したタッチパネル付き表示装置は、遮光による黒点を生じさせること無く、画像を表示することができる。
また、本実施形態では、探知側透明基板11の探知側抵抗膜13は、図8又は図10乃至図13に示す様に、突起部15上及び絶縁性スペーサ17下には存在し、それ以外の領域には探知側抵抗膜13が存在しない空白領域を備えた形状に形成されている。このため、図9に示す様に、探知側透明基板11と裏面側透明基板12との間に導電性の異物50が存在しても、異物50によって探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14が電気的短絡を起こす事による誤検出の発生確率は低くなる。また、探知側透明基板11の一部に探知側抵抗膜13が存在しない領域を設けているため、電気的な抵抗は高くなり、位置検出の分解の向上のために高抵抗にする必要がある探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14の膜厚を、厚くすることができる。膜厚の増加は、製造工程中やタッチパネル使用時に、探知側抵抗膜13又は裏面側抵抗膜14が破損する確率を減少させる。
[第1の変形例]
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、先に説明した実施形態との相違点について説明し、前記実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
前記実施形態においては、第1の抵抗膜としての探知側抵抗膜13は、突起部15及び絶縁性スペーサ17が位置する部分を含む領域に格子形状に形成されているとし、第2の抵抗膜としての裏面側抵抗膜14は全面にベタ形成されていると説明した。本変形例においては、前記実施形態の説明の図8(b)に相当する図である図16に示す通り、探知側抵抗膜13と同様に、第2の抵抗膜としての裏面側抵抗膜14も突起部15及び絶縁性スペーサ17が位置する部分を含む領域に格子状に形成されている。そして、正方形の空白領域を有する。その他の構成は、前記実施形態と同じである。
この様に構成したタッチパネル10も、前記実施形態と同様の効果が得られる。
また、前記実施形態の探知側抵抗膜13と同様に、空白領域は正方形に限定されず、例えば図10に示したものと同様に多角形とすることができるし、また、図11に示したものと同様に円形など曲線を有する形状とすることもできる。また、図12に示したものと同様に三角形の空白領域を有するようにしても良い。また、図13に示したものと同様に、探知側抵抗膜13の格子形状の交点に突起部15及び絶縁性スペーサ17が位置していなくても良い。これらの場合も、前記実施形態と同様の効果が得られる。
[第2の変形例]
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、先に説明した実施形態との相違点について説明し、前記実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
第1の変形例では、第1の抵抗膜としての探知側抵抗膜13及び第2の抵抗膜としての裏面側抵抗膜14の両方が、突起部15及び絶縁性スペーサ17が位置する部分を含む領域に格子形状に形成さ、空白領域を有するとしたが、本変形例では、第2の抵抗膜としての裏面側抵抗膜14は、突起部15及び絶縁性スペーサ17が位置する部分を含む領域に格子形状に形成され、探知側抵抗膜13は全面にベタ形成されている。その他の構成は、前記実施形態と同じである。また、第1の変形例の場合と同様に、裏面側抵抗膜14の形状は種々に変えることができる。
この様に構成したタッチパネル10も、前記実施形態と同様の効果が得られる。
[第3の変形例]
次に、本実施形態の第3の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、先に説明した実施形態との相違点について説明し、前記実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
前記実施形態においては、探知側透明基板11側に突起部15及び絶縁性スペーサ17を形成していたが、本変形例においては、前記実施形態の説明における図8(b)に相当する図17に示す通り、突起部15及び絶縁性スペーサ17を、裏面側透明基板12側に形成する。その他の構成は、前記実施形態と同じである。
従って、本変形例においては、突起部15を覆うように形成されている裏面側抵抗膜14は、第1の抵抗膜となり、突起部15が形成されていない探知側透明基板11に形成されている探知側抵抗膜13は、第2の抵抗膜となる。本変形例は、第1の抵抗膜である裏面側抵抗膜14が空白領域を有する例である。
この様に構成したタッチパネル10も、前記実施形態と同様の効果が得られる。
[第4の変形例]
次に、本実施形態の第4の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、先に説明した実施形態との相違点について説明し、前記実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
前記実施形態においては、探知側透明基板11側に突起部15及び絶縁性スペーサ17を形成していたが、本変形例においては、第1の実施形態の説明における図8(b)に相当する図18に示す通り、突起部15を探知側透明基板11側に、絶縁性スペーサ17を裏面側透明基板12側に形成するものである。その他の構成は、前記実施形態と同じである。
また、突起部15を裏面側透明基板12側に、絶縁性スペーサ17を探知側透明基板11側に形成しても良い。
この様に構成したタッチパネル10も、前記実施形態と同様の効果が得られる。
[第5の変形例]
次に、本実施形態の第5の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、先に説明した実施形態との相違点について説明し、前記実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
本変形例においては、前記実施形態の説明における図8(b)に相当する図19に示す通り、複数ある円柱形状の絶縁性スペーサ17に代えて、突起部15の高さよりも大きく、絶縁性スペーサ17の高さに相当する直径を有する複数の球状絶縁性スペーサ17aを複数ある突起部15を避けて配置する。そして、これらの球状絶縁性スペーサ17aにより、探知側透明基板11及び裏面側透明基板12の間の間隙を、突起部15の高さより大きい値に規定したものである。その他の構成は、前記実施形態と同じである。
この様に、例えば球状絶縁性スペーサ17aは、第1の抵抗膜と第2の抵抗膜とに挟持された球状スペーサとして機能する。
これらの様に構成したタッチパネル10も、前記実施形態と同様の効果が得られる。
[第6の変形例]
次に、本実施形態の第6の変形例について説明する。ここで本変形例の説明では、先に説明した実施形態との相違点について説明し、前記実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
前記実施形態においては、裏面側透明基板12側に、上端電極19a、下端電極19b、左端電極18a、右端電極18b、上端電極取回し配線23a、下端電極取回し配線23b、左端電極取回し配線22a、右端電極取回し配線22b、上端電極駆動回路接続端子21a、下端電極駆動回路接続端子21b、左端電極駆動回路接続端子20a、及び右端電極駆動回路接続端子20bを形成している。これに対して本変形例では、これら電極・配線・端子等を、探知側透明基板11側に形成する。その場合、例えば左端電極18a及び右端電極18bを探知側抵抗膜13上に形成し、上端電極19a及び下端電極19bを裏面側抵抗膜14の上端及び下端の辺と対向する位置に形成し、上端電極19a及び下端電極19bと裏面側抵抗膜14の上端及び下端の辺とを導電性粒子25によって電気的に接続させる等、当該タッチパネル10が動作するように各部を変形する。その他の構成は、前記実施形態と同じである。
この様に構成したタッチパネル10も、前記実施形態と同様の効果が得られる。
[各変形例の組み合わせ]
前記各変形例は組み合わせても良い。例えば、突起部15及び絶縁性スペーサ17は第3の変形例乃至第5の変形例の様に構成し、且つそれぞれについて、探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14は、第1の変形例の様に、第1の抵抗膜(第1の変形例における探知側抵抗膜13)及び第2の抵抗膜(第1の変形例における裏面側抵抗膜14)が共に空白領域を有するようにしても、若しくは第2の変形例の様に第1の抵抗膜(第2の変形例における探知側抵抗膜13)は空白領域を有さず、第2の抵抗膜(第2の変形例における裏面側抵抗膜14)は空白領域を有する様に構成しても良い。更にそれぞれについて第6の変形例の様に、各種駆動回路接続端子等を探知側透明基板11側に形成しても良い。
また、第3の変形例と第5の変形例とを組み合わせて、突起部15を裏面側透明基板12側に形成し、球状絶縁性スペーサ17aを用いても良い。この場合も探知側抵抗膜13及び裏面側抵抗膜14は、第1の変形例若しくは第2の変形例の様に構成しても良い。更にそれぞれについて第6の変形例の様に、各種駆動回路接続端子等を探知側透明基板11側に形成しても良い。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても、発明が解決しようとする課題の欄で述べられた課題が解決でき、かつ、発明の効果が得られる場合には、この構成要素が削除された構成も発明として抽出され得る。さらに、異なる変形例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…表示パネル、2…観察側透明基板、3…裏面側基板、4…シール材、5…観察側偏光板、6…裏面側偏光板、7…接着層、10…タッチパネル、11…探知側透明基板、12…裏面側透明基板、12a…張出部、13…探知側抵抗膜、14…裏面側抵抗膜、15…突起部、17…絶縁性スペーサ、17a…球状絶縁性スペーサ、18a…左端電極、18b…右端電極、19a…上端電極、19b…下端電極、20a…左端電極駆動回路接続端子、20b…右端電極駆動回路接続端子、21a…上端電極駆動回路接続端子、21b…下端電極駆動回路接続端子、22a…左端電極取回し配線、22b…右端電極取回し配線、23a…上端電極取回し配線、23b…下端電極取回し配線、24…シール材、25…導電性粒子、26…液体注入口、27…封止樹脂、28…絶縁性液体、29…タッチエリア、30…指先、31…タッチパネル駆動回路、32…電圧印加回路、33…定電圧電源、34…Y軸方向第1の抵抗膜接続配線、35…X軸方向第1の抵抗膜接続配線、36…第1の接続切換スイッチ、37…Y軸方向第2の抵抗膜接続配線、38…Y軸方向第2の抵抗膜接続配線、39…第2の接続切換スイッチ、40…電圧測定系、41…X軸方向第3の抵抗膜接続配線、42…Y軸方向第3の抵抗膜接続配線、43…第3の接続切換スイッチ、44…電圧測定手段、45…座標検出手段、50…異物。

Claims (26)

  1. 第1の透明基板と、
    前記第1の透明基板と対峙する第2の透明基板と、
    前記第1の透明基板の前記第2の透明基板に対向する側の面と前記第2の透明基板の前記第1の透明基板に対向する側の面とのうち何れか一方である突起形成面に形成されている突起部と、
    前記突起部を覆うように前記突起形成面に形成されている第1の抵抗膜と、
    前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板のうち前記突起形成面を有しない基板の前記突起形成面と対向する面である突起対向面に形成されている第2の抵抗膜と、
    前記第1の抵抗膜の一部であり前記突起部の頂部を含む領域である第1の接点領域と前記第2の抵抗膜の一部であり前記第1の接点領域と対峙する領域である第2の接点領域の間の距離を、前記第1の透明基板が押圧されていないときには間隙を有し、前記第1の透明基板が押圧されたときには前記第1の接点領域と前記第2の接点領域が接触する一定距離に規定する絶縁性のスペーサと、
    前記第1の透明基板と前記第2の透明基板とを全周にわたって貼り合わせる枠状のシール材と、
    前記第1の透明基板と前記第2の透明基板と前記シール材とに囲まれた間隙に封入された絶縁性液体と、
    を具備し、
    前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板のうち少なくとも一方の面上には該第1の抵抗膜又は該第2の抵抗膜が形成されていない空白領域が存在し、
    前記空白領域は、
    前記第1の接点領域及び前記第2の接点領域ではなく、
    前記第1の抵抗膜及び前記第2の抵抗膜のうち少なくとも一方に囲まれている、
    領域である、
    ことを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記突起部は、前記突起形成面に定義される第1の軸方向と該第1の軸方向と交差する第2の軸方向とに並び、
    前記第1の抵抗膜は、
    前記第1の接点領域と、
    前記第1の軸方向に隣接する第1の接点領域同士を結ぶ領域と、
    前記第2の軸方向に隣接する第1の接点領域同士を結ぶ領域と、
    を含む領域に形成されており、
    前記第2の抵抗膜は、
    前記第2の接点領域と、
    前記第1の軸方向に隣接する第2の接点領域同士を結ぶ領域と、
    前記第2の軸方向に隣接する第2の接点領域同士を結ぶ領域と、
    を含む領域に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記突起形成面は前記空白領域を有し、
    前記突起対向面は前記空白領域を有さない、
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  4. 前記突起対向面は前記空白領域を有し、
    前記突起形成面は前記空白領域を有さない、
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  5. 前記突起形成面及び前記突起対向面は、共に前記空白領域を有することを特徴とする請求項1及び請求項2のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  6. 前記空白領域は正方形であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  7. 前記空白領域は多角形であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  8. 前記空白領域は曲線で囲まれた形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  9. 前記第1の透明基板は、前記突起形成面を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  10. 前記第2の透明基板は、前記突起形成面を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  11. 前記突起部は、前記突起形成面に定義される第1の軸方向と該第1の軸方向と交差する第2の軸方向とに並び、
    前記第1の軸方向と前記第2の軸方向とは直交することを特徴とする請求項1乃至請求項10のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  12. 前記突起部は、前記突起形成面に定義される第1の軸方向と該第1の軸方向と交差する第2の軸方向とに並び、
    前記第1の軸方向と前記第2の軸方向との成す角は60度であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  13. 前記スペーサは、前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜とのうち、何れか一方の面上に形成され、他方の面に当接する柱状スペーサであることを特徴とする請求項1乃至請求項12のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  14. 前記柱状スペーサは、前記第1の抵抗膜の面上に形成されていることを特徴とする請求項13に記載のタッチパネル。
  15. 前記柱状スペーサは、前記第2の抵抗膜の面上に形成されていることを特徴とする請求項13に記載のタッチパネル。
  16. 前記スペーサは、前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜とに挟持された球状スペーサであることを特徴とする請求項1乃至請求項12のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  17. 前記絶縁性液体の屈折率と、前記第1の透明基板の屈折率、前記第2の透明基板の屈折率、前記第1の抵抗膜の屈折率、及び前記第2の抵抗膜の屈折率との差が、全て0.1以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項16のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  18. 前記絶縁性液体は、常温で光学的に等方である液晶であることを特徴とする請求項17に記載のタッチパネル。
  19. 前記絶縁性液体は、5℃以上の温度においてアイソトロピック相を示す液晶であることを特徴とする請求項18に記載のタッチパネル。
  20. 前記絶縁性液体は、沸点が100℃以上であり、有機物であり、絶縁性であり、液状物質であることを特徴とする請求項17に記載のタッチパネル。
  21. 前記絶縁性液体は、沸点が100℃以上であり、無機物であり、絶縁性であり、液状物質であることを特徴とする請求項17に記載のタッチパネル。
  22. 前記突起部は、前記突起形成面に定義される第1の軸方向と該第1の軸方向と交差する第2の軸方向とに並び、
    前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板のうち何れか一方である端子形成基板の縁部に形成され、前記第1の抵抗膜の前記第1の軸方向の両端と前記第2の抵抗膜の前記第2の軸方向の両端とをそれぞれタッチパネル駆動回路に接続する駆動回路接続端子を更に具備することを特徴とする請求項1乃至請求項21のうち何れか1項に記載のタッチパネル。
  23. 前記第1の透明基板及び前記第2の透明基板のうち前記端子形成基板でない方の基板に形成された、前記第1の抵抗膜の前記第1の軸方向の両端及び前記第2の抵抗膜の前記第2の軸方向の両端のうち何れか一方の両端部とそれぞれ対向する複数の第1の接続電極と、
    前記端子形成基板に形成されている前記第1の抵抗膜の前記第1の軸方向の両端及び前記第2の抵抗膜の前記第2の軸方向の両端のうち何れか一方の両端部にそれぞれ形成されている複数の第2の接続電極と、
    前記第1の接続電極及び前記第2の接続電極を前記駆動回路接続端子にそれぞれ接続する複数の接続配線と、
    前記第1の接続電極と、前記第1の抵抗膜及び前記第2の抵抗膜のうち前記第1の接続電極と対向する抵抗膜とを電気的に接続する導電性部材と、
    を前記端子形成基板上に更に具備することを特徴とする請求項22に記載のタッチパネル。
  24. 前記第1の接続電極は、該第1の接続電極と対向する前記第1の抵抗膜の前記第1の軸方向の両端及び前記第2の抵抗膜の前記第2の軸方向の両端のうち何れか一方の両端部の、長さ方向全体に渡って設けられ、
    前記第2の接続電極は、該第2の接続電極が形成されている、前記第1の抵抗膜の前記第1の軸方向の両端及び前記第2の抵抗膜の前記第2の軸方向の両端のうち何れか一方の両端部の、長さ方向全体に渡って設けられている、
    ことを特徴とする請求項23に記載のタッチパネル。
  25. 前記シール材と、前記第1の接続電極、前記第2の接続電極、及び導電性部材とは、重なり合う位置にあり、
    前記第1の抵抗膜及び前記第2の抵抗膜の端部のうち、前記第1の接続電極または前記第2の接続電極と重なり合う位置にない端部は、前記シール材と重なり合う位置にない、
    ことを特徴とする請求項24に記載のタッチパネル。
  26. 前記シール材は、接着剤と、前記接着剤中に分散され前記絶縁スペーサが規定する前記第1の透明基板と前記第2の透明基板との間隙に相当する直径を有する導電性粒子と、を有し、
    前記導電性部材は、前記導電性粒子である、
    ことを特徴とする請求項25に記載のタッチパネル。
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