JP2002064271A - 複合配線基板及びその製造方法 - Google Patents

複合配線基板及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の多層基板では厚みが厚いため屈曲性を
有しておらず、基板の自由な配置ができない。また、リ
ジッド配線基板どうしを屈曲配線基板で電気的に接続す
る場合、コネクター等を用いるのが一般的であり、近年
の高密度実装の要求から、このコネクター等実装面積の
占める割合が無視できなくなる傾向にある。 【解決手段】 リジッド配線基板部の配線と屈曲配線基
板部の配線をフィルム基材の貫通孔に充填された導電体
で電気的に接続する。フィルム基材はリジッド配線基板
どうしの間で屈曲性を持たせることができ、また、コネ
クター等を用いずに電気的接続を実現できるので高密度
実装が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配線の高密度化が可
能なリジッド部と屈曲部を備えた複合配線基板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化、薄型化、高機
能化が進展する中で電子機器を構成する各種電子部品の
小型化や薄型化等とともに、これら電子部品が実装され
るプリント配線基板も高密度実装を可能とする様々な技
術開発が盛んとなっている。
【0003】特に最近は急速な実装技術の進展ととも
に、LSI等の半導体チップを高密度に実装できる高速
回路にも対応できるプリント配線基板の安価な供給が強
く要望されてきている。このような要望に応えたものと
して従来から次のような多層配線基板が用いられてい
る。すなわち、この多層配線基板は、絶縁基板と配線と
を交互に積層配置してなる積層体と、絶縁基板それぞれ
にその厚さ方向に設けられた貫通孔に充填されることで
配線どうしを電気的に接続する導電体とを有して構成さ
れている。
【0004】このような多層配線基板においては、絶縁
基板として、被圧縮性の絶縁基板を用いる。すなわち、
絶縁基板の加熱加圧による硬化成形の際に、絶縁基板が
厚み方向に大きく収縮する。この収縮によって、絶縁基
板の貫通孔に充填された導電体を圧縮し、導電体を緻密
化している。この作用によって導電体と配線の密着が確
保され、十分な電気的導通性が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通信端末装
置やその他の電子機器で使用するプリント配線基板では
電子機器内のスペースの制約からプリント配線基板の一
部または全体に屈曲性(フレキシブル性)を持たせ、プ
リント配線基板を屈曲状態にして電子機器内に内蔵する
ことが要望されている。しかしながら、絶縁基板を多層
してなる従来の多層基板では、厚みが厚いためにほとん
ど屈曲性を有しておらず、そのために、このような要望
に応えることができないという課題があった。
【0006】また、このようなリジッド配線基板と屈曲
性を有する屈曲配線基板とを電気的に接続する場合、コ
ネクター等を用いるのが一般的であり、このコネクター
等が高密度実装の課題となる。つまり、近年の実装高密
度化においてコネクター等の実装面積が無視できなくな
り、コネクター等を用いずにリジッド配線基板を接続す
ることが求められている。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
多層配線基板において、フレキシブル性を確保しつつ実
装密度を高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、リジッド配線基板部の配線と屈曲配線基板
部の配線をフィルム基材の貫通孔に充填された導電体で
電気的に接続することを特徴とする。フィルム基材はリ
ジッド配線基板どうしの間で屈曲性を持たせることがで
き、また、コネクター等を用いずにリジッド配線基板ど
うしの電気的接続を実現できるので高密度実装が可能と
なる。
【0009】本願の第1の発明は、少なくとも2つのリ
ジッド配線基板部と少なくとも1つの屈曲配線基板部と
を備え、前記リジッド配線基板部は前記屈曲配線基板部
に間隔を隔て設けられており、前記リジッド配線基板部
の配線と前記屈曲配線基板部の配線とがフィルム基材に
設けられた貫通孔に充填された導電体を介して電気的に
接続されていることを特徴とする複合配線基板、複数の
リジッド配線基板間の屈曲性を確保しつつ電気的に接続
し、実装密度を高めることが可能となる。
【0010】また、本願の第2の発明は、ひとつのリジ
ッド配線基板部と、少なくとも1つ以上の屈曲配線基板
部とを備え、前記リジッド配線基板部の配線と前記屈曲
配線基板部の配線とがフィルム基材に設けられた貫通孔
に充填された導電体を介して電気的に接続され、前記屈
曲配線基板部には前記リジッド配線基板部と重ならない
部分が存在することを特徴とする複合配線基板である。
【0011】また、前記複合配線基板において、リジッ
ド配線基板部と重なる前記屈曲配線基板部の面積が前記
リジッド配線基板部の面積に比べて小さいことを特徴と
するものである。
【0012】また、前記複合配線基板において、リジッ
ド配線基板部が前記屈曲配線基板部の両面に形成される
ことを特徴とするものである。
【0013】また、前記複合配線基板において、リジッ
ド配線基板部が前記屈曲配線基板部の片面に形成される
ことを特徴とするものである。
【0014】また、前記複合配線基板において、リジッ
ド配線基板部を挟んで複数の屈曲配線基板部が配置され
ることを特徴とするものである。
【0015】また、前記複合配線基板において、複合配
線基板の両側の表層に屈曲配線基板が配置されることを
特徴とするものである。
【0016】また、前記複合配線基板において、屈曲配
線基板部に複数の配線層が形成されていることを特徴と
するものである。
【0017】また、前記複合配線基板において、屈曲配
線基板部の複数の配線層がフィルム基材に設けられた貫
通孔に導電体を充填して、前記導電体を介して電気的に
接続されることを特徴とするものである。
【0018】また、前記複合配線基板において、屈曲配
線基板部の配線幅がリジッド基板部の配線幅より細いこ
とを特徴とするものである。
【0019】また、前記複合配線基板において、屈曲部
に配置された配線が前記フィルム基材によって覆われて
いることを特徴とするものである。
【0020】また、前記複合配線基板において、フィル
ム基材がコアフィルムの両面に接着剤層が形成された3
層構造であることを特徴とするものである。
【0021】また、前記複合配線基板において、フィル
ム基材が屈曲配線基板部を兼ねていることを特徴とする
ものである。
【0022】また、本願の別の発明は、フィルム基材に
貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔に導電体を充填す
る工程と、前記フィルム基材と貫通部を備えたリジッド
配線基板と屈曲配線基板を積層接着する工程と、複合配
線基板を個片化する工程とを有し、前記積層接着工程で
は、前記導電体を圧縮することによって、電気的接続を
確保することを特徴とする複合配線基板の製造方法であ
る。
【0023】また、本願の別の発明は、貫通部を備えた
リジッド配線基板上にフィルム基材を形成する工程と、
前記フィルム基材に貫通孔を形成する工程と、前記貫通
孔に導電体を充填する工程と、前記フィルム基材と屈曲
配線基板を積層接着する工程と、複合配線基板を個片化
する工程を有し、前記積層接着工程では、前記導電体を
圧縮することによって、電気的接続を確保することを特
徴とする複合配線基板の製造方法である。
【0024】また、本願の別の発明は、前記積層接着工
程前に、前記リジッド配線基板に設けられた貫通部を覆
うように形成された前記フィルム基材部分を除去する工
程を含むことを特徴とするものである。
【0025】また、本願の別の発明は、リジッド配線基
板上にフィルム基材を形成する工程と、前記フィルム基
材に貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔に導電体を充
填する工程と、前記リジッド配線基板と前記フィルム基
材を貫通する貫通部を形成する工程と、前記フィルム基
材と屈曲配線基板を積層接着する工程と、複合配線基板
を個片化する工程を有し、前記積層接着工程では、前記
導電体を圧縮することによって、電気的接続を確保する
ことを特徴とする複合配線基板の製造方法である。
【0026】また、本願の別の発明は、屈曲配線基板上
にフィルム基材を形成する工程と、前記フィルム基材に
貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔に導電体を充填す
る工程と、前記フィルム基材と貫通部を備えたリジッド
配線基板を積層接着する工程と、複合配線基板を個片化
する工程を有し、前記積層接着工程では、前記導電体を
圧縮することによって、電気的接続を確保することを特
徴とする複合配線基板の製造方法である。
【0027】また、本願の別の発明は、支持基材上に屈
曲配線基板を形成する工程と、屈曲配線基板上にフィル
ム基材を形成する工程と、前記フィルム基材に貫通孔を
形成する工程と、前記貫通孔に導電体を充填する工程
と、前記フィルム基材と貫通部を備えたリジッド配線基
板を積層接着する工程と、前記支持基材を除去する工程
と、複合配線基板を個片化する工程を有し、前記積層接
着工程では、前記導電体を圧縮することによって、電気
的接続を確保することを特徴とするものである。
【0028】また、本願の別の発明は、複合配線基板に
電子部品を実装した後に、複合配線基板を個片化する工
程を有することを特徴とするものである。
【0029】また、本願の別の発明は、フィルム基材に
貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔に導電体を充填す
る工程と、前記フィルム基材とリジッド配線基板と屈曲
配線基板を積層接着する工程と、屈曲部のリジッド配線
基板を除去する工程とを有し、前記積層接着工程では、
前記導電体を圧縮することによって電気的接続を確保す
ることを特徴とする複合配線基板の製造方法である。
【0030】また、本願の別の発明は、フィルム基材に
貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔に導電体を充填す
る工程と、前記フィルム基材と間隔を隔てた複数のリジ
ッド配線基板と屈曲配線基板を積層接着する工程とを有
し、前記積層接着工程では、前記導電体を圧縮すること
によって、電気的接続を確保することを特徴とする複合
配線基板の製造方法である。
【0031】また、本願の別の発明は、複数のリジッド
配線基板上にフィルム基材を形成する工程と、フィルム
基材に貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔に導電体を
充填する工程と、前記複数のリジッド配線基板上に形成
されたフィルム基材と屈曲配線基板を積層接着する工程
とを有し、前記積層接着工程では、前記導電体を圧縮す
ることによって電気的接続を確保することを特徴とする
複合配線基板の製造方法である。
【0032】また、本願の別の発明は、前記複数のリジ
ッド配線基板は、異なる構造のリジッド配線基板が混在
していることを特徴とするものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0034】(実施の形態1)本発明の実施の形態1の
複合配線基板について、図を用いて説明する。図1に示
すように、本実施の形態にかかる複合配線基板は、リジ
ッド配線基板部101、102が屈曲配線基板部103
上に間隔を隔て形成されている。ここで、リジッド配線
基板部は単独で基板としての剛性を有し、一般的な多層
プリント配線基板と同様の実装工程で電子部品の実装が
可能である。図1に示すようにリジッド配線基板部10
1、102として、全層IVH構造樹脂多層基板を用い
ればリジッド配線基板部での配線収容性を高め高密度な
複合配線基板を実現できる。
【0035】図1に示した屈曲配線基板部103は単独
で屈曲性を有する配線基板であり、その屈曲部での配線
は繰り返しの曲げに耐えるために、圧延銅箔等の延性の
ある金属材料を用いたり、配線の両側に保護層を設ける
等の工夫がなされている。図1の複合配線基板の例で
は、屈曲部分の配線は屈曲配線基板部103の絶縁性基
材とフィルム基材104に保護された構成になってい
る。また、図1に示すように屈曲配線基板部103とし
て貫通孔が導電体によって埋められ、貫通孔の直上に電
子部品実装用のランドが形成できる基板を用いること
で、更に複合配線基板の配線収容性を高めている。
【0036】リジッド配線基板部101、102の配線
と屈曲配線基板部103の配線はフィルム基材104に
設けられた導電体105によって電気的に接続されてい
る。導電体105はフィルム基材104に設けられた貫
通孔106に導電性ペーストを充填することにより形成
することができる。また、フィルム基材104の厚みを
薄くすることによって、導電体105を小径化すること
が可能となり、ファインな導電体ピッチでリジッド配線
基板部と屈曲配線基板部を接続することができるのであ
る。これにより、高密度配線・高密度ビアを備えた屈曲
配線基板部を用いることが可能となり、複合配線基板の
片側の面に複数層の微細配線を形成することができる。
【0037】近年、半導体パッケージ等の電子部品の接
続ピッチが微細化しており、配線の微細化と配線収容性
が重要な課題となっている。本実施の形態にかかる複合
配線基板はこの課題を克服するものである。また、リジ
ッド配線基板部どうしをコネクター等を用いることなく
接続するため、コネクター等の実装面積を削減し複合配
線基板表面の電子部品実装面積を十分に確保することが
できる。また、コネクター等を用いないことで、電子機
器組立て時のコネクター等の接続工程を省略することが
でき、電子機器の組立てコストを削減することが可能と
なる。
【0038】図1に示すように、本実施の形態にかかる
複合配線基板は、リジッド配線基板部どうしの間に屈曲
部が形成されるため、複合配線基板を折りたたみコンパ
クトに収容したり、リジッド配線基板部を自由度の高い
配置で電子機器に装着することができるのである。
【0039】ここで、本プリント配線基板の製造工程に
ついて、図2(a)〜(f)を用いながら説明する。
【0040】図2(a)に示すように、フィルム基材2
01の両面にカバーフィルム202を形成する。カバー
フィルムはラミネートによってフィルム基材201に貼
り付けるのが、簡便で生産性のよい製造方法である。カ
バーフィルムとしては、後の貫通孔加工工程でレーザー
加工を行う場合には、レーザー光の吸収がある材料が用
いられPET、PEN等が一般的であるがこれに限ったもので
はない。カバーフィルムとフィルム基材の密着は後に容
易に剥離できる程度の強度が適当である。
【0041】次に図2(b)に示すようにカバーフィル
ム、フィルム基材に対して貫通孔203を形成する。貫
通孔の形成はパンチ加工、ドリル加工、レーザー加工に
よって行われるが、炭酸ガスレーザーやYAGレーザー
を用いれば、小径の貫通孔を短時間で形成することがで
き生産性に優れた加工を実現できる。レーザー加工を行
った場合の貫通孔の径としては、30μm〜50μmが実
現できるが、後の貫通孔への導電体充填工程での充填性
の点で貫通孔のアスペクト比は1以下であることが望ま
しく、貫通孔径を小さくする場合はそれにしたがってフ
ィルム基材の厚みを薄くすることがより好ましい。
【0042】その後、図2(c)に示すように貫通孔2
03に対して導電体204を充填する。導電体204と
して導電性ペーストを用いれば、印刷工法により大面積
に対して一括で導電性ペーストを充填することが可能で
あり生産性が高い。導電性ペーストは、銅、銀、等の金
属導電粒子と樹脂成分から構成される。このときカバー
フィルム202は導電性ペーストがフィルム基材201
の表面に付着するのを防ぐ保護の役割と、導電性ペース
トの充填量を確保する役割を果たす。
【0043】次にカバーフィルム202を剥離すること
で、図2(d)に示す状態を得る。導電体204はカバ
ーフィルムによって充填量を確保している。つまり、導
電体はカバーフィルムの厚み程度の高さ分だけ、フィル
ム基材201の表面から突出した状態となっている。
【0044】引き続き、図2(e)に示すように、フィ
ルム基材201にリジッド配線基板205、屈曲配線基
板206を積層配置する。この時、貫通孔に対応するリ
ジッド配線基板、屈曲配線基板上のランド径は積層位置
合わせ精度の余裕を考慮し、貫通孔の径の約2〜3倍程
度に設定するのが一般的である。このリジッド配線基板
として図3(a)に示すように、リジッド配線基板30
1の一部に貫通部が設けられたものを用いれば、積層の
際に大判でリジッド配線基板を扱うことができる。
【0045】ここで、図3のリジッド配線基板301の
A-A断面が図2(e)に示したリジッド配線基板205
に相当し、リジッド配線基板301の貫通部が複合配線
基板の屈曲部に相当することになる。
【0046】図2(e)ではリジッド配線基板として、
4層配線基板を示しているが剛性が確保できれば、本願
発明においては配線層数、基板厚み、基板の種類は問わ
ない。基板の種類としては、例えば、セラミック基板、
ガラスエポキシ基板、フレキシブル基板、ビルドアップ
基板、全層IVH構造樹脂多層基板、フィラー入り樹脂基
板等を用いることが出来る。図に示すような全層IVH
構造樹脂多層基板を用いれば、リジッド配線基板部での
配線収容性に優れた複合配線基板を実現できる。また、
図2(e)に示した屈曲配線基板206はフィルム基材
等を用いた、いわゆるフレキシブル基板であり、単独で
屈曲性を有する基板である。 また、屈曲配線基板は、
フレキシブル基板として屈曲性が確保できれば、配線層
数、基板厚み、基板の種類を問わないことは言うまでも
ない。
【0047】次に、加熱加圧を加えフィルム基材201
とリジッド配線基板205と屈曲配線基板206を接着
すると共に、リジッド配線基板205上の配線と屈曲配
線基板206上の配線でフィルム基材に設けられた導電
体204を圧縮し、電気的接続を確保すると図2(f)
に示す状態が得られる。
【0048】フィルム基材201としては熱可塑性樹脂
フィルムや熱硬化性樹脂の未硬化樹脂フィルム、フィラ
ー入り樹脂フィルム、樹脂と繊維の複合基材、多孔質樹
脂フィルム等を用いることができる。また、フィルム基
材を図4に示すような断面構造にすることが望ましい。
コアフィルム401はフッ素系樹脂、ポリイミド樹脂、
エポキシ樹脂等から構成され、加熱加圧工程で材料が軟
化することなく、貫通孔404の壁面の形状が維持され
るのが望ましい。なお、フィルム基材が屈曲部にも形成
される場合は、フィルム基材にも屈曲性が付与されてい
ることが必要であるが、フィルム基材が屈曲部には形成
されない場合にはフィルム基材に屈曲性が付与される必
要がないことはいうまでもない。
【0049】コアフィルム401の表面層には接着剤層
402が形成されており、リジッド配線基板、屈曲配線
基板との接着を行うと共にこれらの基板表層の配線を埋
め込む役割を果たす。接着剤層の材料としては、熱硬化
性のポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等の未硬化状態のも
のが用いられる。接着剤層として、熱可塑性の樹脂を用
いる場合は、耐熱フィルム401より軟化温度の低い材
料を用いるのが望ましい。加熱加圧工程の際、導電体4
03には圧縮力が加わることになるが、貫通孔404の
壁面が導電体403をフィルム基材面方向に保持するこ
とになり、導電体403にかかる圧縮力が逃げることな
く効率的に圧縮されることになる。
【0050】この様に図2(f)に示す導電体204に
高い圧縮力が加わることによって、導電体内の導電粒子
が密に接触し導電体204内の電気的接続が確保され
る。また、リジッド配線基板205、屈曲配線基板20
6の表層配線と導電体204の間にも高い圧縮力が加わ
り強固な接続が実現され、信頼性の高い電気的接続を得
ることができるのである。
【0051】リジッド配線基板205として、図3
(a)に示した形状のリジッド配線基板を用いた場合
は、図3(b)に示した積層接着後の複合配線基板30
2に対して、リジッド配線基板部304を屈曲部303
のみで接続するようにB部で外形切断を行えば、大判の
状態で複合配線基板を形成することができ、一度に複数
の複合配線基板を一括生産することができる。
【0052】また、上記した例では、電子部品実装前に
複合配線基板を個片化しているが、複合配線基板を個片
化する前に大判状態で電子部品を実装し、後に個片化す
るのが好ましい。この結果、複合配線基板のハンドリン
グ性が良くなり効率的に電子部品の実装を行うことがで
きるのである。
【0053】また、リジッド配線基板として個片化され
た基板を用いても構わない。リジッド配線基板として個
片化したものを用いる場合は、リジッド配線基板として
同種の基板を用いる必要はなく、基板構造、基板層数の
異なる基板が混在する複合配線基板を形成することがで
きる。図12(a)、(b)にリジッド配線基板として
異種の基板が混在する場合の製造工程の一部を示してい
る。
【0054】図12(a)、(b)は、先に述べた製造
工程の図2(e)、(f)に対応している。図12
(a)に示すようにガラスエポキシ基板1201と全層
IVH構造樹脂多層基板1202を個片化した状態でそれ
ぞれを、導電体1205を備えたフィルム基材1203
を介し積層配置する。
【0055】次に導電体1205を備えたフィルム基材
1203を介し、ガラスエポキシ基板1201、全層I
VH構造樹脂多層基板1202、フィルム基材120
3、屈曲配線基板1204を加熱加圧によって接着する
と共に、導電体1205を圧縮し電気的接続を確保する
と、図12(b)に示す複合配線基板が形成できる。こ
の加熱加圧工程の際に個片化したリジッド配線基板の厚
みが異なる場合は、圧力が均一に加わるように、基板段
差に応じたプレス金型を用いたり、変形性の高いクッシ
ョンシートを用いることが好ましい。
【0056】また、フィルム基材1203としてプレス
時の厚み方向の圧縮率が大きい材料を用いると、個片化
したリジッド配線基板の厚みが異なる場合でも、フィル
ム基材に設けられた導電体を十分に圧縮することが可能
となる。
【0057】この場合、薄いリジッド配線基板と接続す
るフィルム基材部は厚いリジッド配線基板と接続するフ
ィルム基材部に比べて圧縮の具合が小さくなるので、薄
いリジッド配線基板と接続するフィルム基材部での導電
体の圧縮が十分確保できる材料の設計をする必要があ
る。
【0058】フィルム基材として厚み方向に収縮する被
圧縮性の材料、例えば樹脂を発泡させた多孔質の材料を
用いればプレス時の厚み方向の圧縮率が大きく確保で
き、個片化したリジッド配線基板の厚みが異なっても、
容易に導電体を圧縮することが可能となるのでさらに好
ましい。
【0059】上記の製造方法によれば、基板構造、基板
層数の異なるリジッド基板が混在した複合配線基板を実
現でき、回路設計に応じたリジッド配線基板の組み合わ
せで複合配線基板が形成できる。結果として、無駄のな
い配線収容が実現され、材料コストの面からも有利な複
合配線基板を形成することができる。
【0060】また、個片化したリジッド配線基板を用い
る場合は図13(a)〜(f)に示す製造方法によって
上記複合配線基板を形成することもできる。
【0061】まず、図13(a)に示すように個片化し
たリジッド配線基板1301、1302のそれぞれにフ
ィルム基材1303、1308とカバーフィルム130
4、1309を形成する。ここで、フィルム基材をラミ
ネート、プレス等によってリジッド配線基板に固定する
場合には、接着剤の硬化等に注意し、フィルム基材の接
着性が損なわれない条件で固定しなければならない。
【0062】次に、図13(b)に示すようにカバーフ
ィルム1304、1309とフィルム基材1303、1
308を貫通する様に貫通孔1305、1310を形成
する。このとき、リジッド配線基板1301、1302
の配線が貫通孔1305、1310の穴底に露出した状
態となっている。引き続き図13(c)に示すように貫
通孔1305、1310に導電体1306、1311を
充填し、カバーフィルム1304、1309を剥離する
と図13(d)に示すように導電体1306、1311
がフィルム基材1303、1308表面から突出した状
態が得られる。
【0063】次に図13(e)に示すようにリジッド配
線基板1301、1302を屈曲配線基板1307に積
層配置し、加熱加圧によってフィルム基材1303、1
308を介し屈曲配線基板1307と接着し、導電体1
306、1311を圧縮することで電気的接続を確保す
ると図13(f)に示す複合配線基板を形成することが
できる。図13(f)の複合配線基板の場合、屈曲部分
で配線が露出した状態であるが、配線を覆うようにソル
ダーレジスト、保護層を形成すれば、配線の繰り返し曲
げ性を向上させることができる。また、屈曲配線基板と
して基板内層に配線層を有する構造のものを用い、屈曲
部において配線が露出しないようにすれば、配線の繰り
返し曲げ性がさらに向上する。
【0064】なお、上記した例の場合には、フィルム基
材が屈曲部に形成されないので、必ずしもフィルム基材
として屈曲性が付与される必要がないことは言うまでも
無い。
【0065】ここで、図13(a)に示した個片化した
リジッド配線基板1301、1302へのフィルム基材
1303、1308とカバーフィルム1304、130
9の形成は、それぞれのリジッド配線基板が大判の状態
で一括形成を行った後に個片化するのが生産性に優れた
方法である。
【0066】また、大判の状態でリジッド配線基板にフ
ィルム基材を形成し、貫通孔を加工し、導電体を充填し
た後に個片化しても構わない。上記したフィルム基材の
大判状態での一括形成は、図29(a)〜(e)示した
製造方法によって実現することができる。
【0067】まず、図29(a)に示すように、リジッ
ド配線基板2901にフィルム基材2902とカバーフ
ィルム2903を形成する。このフィルム基材2902
とカバーフィルム2903の形成は先の述べた例と同様
に、ラミネート、プレス等によってリジッド配線基板上
に固定される。
【0068】次に、図29(b)に示すようにカバーフ
ィルム2903とフィルム基材2902を貫通する様に
貫通孔2904を形成する。このとき、リジッド配線基
板2901の配線が貫通孔2904の穴底に露出した状
態になっている。この貫通孔の形成は、レーザー加工等
によって行われるのが生産性に優れた方法である。引き
続き、図29(c)に示すように、貫通孔2904に導
電体2905を充填し、カバーフィルム2903を剥離
すると図29(d)に示した状態が得られる。貫通孔2
904への導電体2905の充填はスキージを用いた印
刷によって行われるのが生産性に優れた方法である。こ
の状態でリジッド配線基板の個片化を行うと、図29
(e)に示した状態になる。
【0069】なお、リジッド配線基板の個片化はレーザ
ー加工や打ち抜き加工等によって行うのが好ましい。こ
こでの個片化は完全に個片化しても構わないし、一部で
個片同士がつながっていても構わない。一部で個片同士
をつなげた状態の場合は大判状で扱うことができ、ハン
ドリング性に優れる。この場合、複合配線基板製造の最
終工程でこの個片同士を一部でつなげている部分を打ち
抜き加工、レーザー加工等によって切り離す必要がある
ことは、先に説明した一例と同様である。
【0070】上記した製造方法では、貫通孔2904へ
の導電体2905の充填の際に、フィルム基材2902
と一体化したリジッド配線基板2901表面に凹凸形状
がなく、スキージの印刷による充填が安定して実現でき
る。
【0071】この個片化したリジッド配線基板の状態は
すなわち、図13(d)で示したリジッド配線基板に対
応し、図13(e)〜(f)の工程を経て同様に本発明
にかかる複合配線基板を製造することができる。
【0072】また、フィルム基材の大判状態での一括形
成は、図30(a)〜(e)示した製造方法によっても
実現することができる。
【0073】まず、図30(a)に示すように、リジッ
ド配線基板3001にフィルム基材3002とカバーフ
ィルム3003を形成する。このリジッド配線基板30
01は図13(a)に示したように、完全に個片化され
ていても構わないし、一部で個片同士がつながっていて
も構わない。一部で個片同士がつながったリジッド配線
基板3001を用いた場合は、最終工程でこの個片同士
を一部でつなげている部分を打ち抜き加工、レーザー加
工等によって切り離す必要がある。
【0074】このフィルム基材3002とカバーフィル
ム3003の形成は先に述べた例と同様に、ラミネー
ト、プレス等によってリジッド配線基板上に固定され
る。
【0075】次に、図30(b)に示すようにカバーフ
ィルム3003とフィルム基材3002を貫通する様に
貫通孔3004を形成する。このとき、リジッド配線基
板3001の配線が貫通孔3004の穴底に露出した状
態になっている。この貫通孔の形成は、レーザー加工等
によって行われるのが生産性に優れた方法である。引き
続き、図30(c)に示すように、貫通孔3004に導
電体3005を充填し、カバーフィルム3003を剥離
すると図30(d)に示した状態が得られる。貫通孔3
004への導電体3005の充填はスキージを用いた印
刷によって行われるのが生産性に優れた方法である。こ
の状態で個片状のリジッド配線基板をつなぐフィルム基
材を切断すると、図30(e)に示した状態になる。こ
こでの、フィルム基材の切断は貫通孔3004の形成に
用いたレーザー加工と設備を共用することができ、生産
性に優れる。
【0076】上記した製造方法では、貫通孔3004へ
の導電体3005の充填の際に、フィルム基材3002
と一体化したリジッド配線基板3001表面に凹凸形状
がなく、スキージの印刷による充填が安定して実現でき
るのは先に述べた例と同様である。
【0077】この個片化したリジッド配線基板の状態は
すなわち、図13(d)で示したリジッド配線基板に対
応し、図13(e)〜(f)の工程を経て同様に本発明
にかかる複合配線基板を製造することができる。
【0078】また、フィルム基材1303、1308の
厚みをリジッド配線基板1301、1302の厚みに応
じて変化させ、リジッド配線基板1301、1302に
フィルム基材1303、1304が積層された状態の厚
みをそろえると、加熱加圧工程の際に容易に圧力の均一
化がはかられ、プレス金型等を用いることなく一括処理
することができる。この結果として、簡便な方法で本実
施の形態にかかる複合配線基板を製造することができる
のである。
【0079】なお、上記に示した製造方法では異種のリ
ジッド配線基板を全て個片化して積層しているが、一種
類のリジッド配線基板については大判状で積層すること
が可能である。大判状で扱うリジッド配線基板は貫通部
を設けるため、材料の捨てるところが多くなる。そこ
で、異種のリジッド配線基板のなかで基板コストの小さ
いものを大判状で扱うことがコスト的に有利な選択であ
る。
【0080】なお、言うまでもなく上記した製造方法
で、同種のリジッド配線基板を個片化して積層し、図2
8に示すような複合配線基板の構造を実現してもよい。
個片化して積層する製造方法は小規模な設備で製造でき
るため、少数ロットで複合配線基板を製造する場合に適
した製造方法である。
【0081】なお、図2ではリジッド配線基板として全
層IVH構造樹脂多層基板の例を示したが、リジッド配
線基板での配線収容性が高くない場合は、リジッド配線
基板としてガラスエポキシ多層基板等の安価な基板を用
いれば、図5(a)、(b)に示すように、同様の製造
方法によって低コストで本実施の形態にかかる複合配線
基板を形成することができる。なお、リジッド配線基板
の材料としては前述した通りに全層IVH構造樹脂多層
基板やガラスエポキシ配線基板に限定されるものではな
い。
【0082】図5(a)、(b)はそれぞれ図2
(e)、(f)に相当する。図5(a)に示すように、
ガラスエポキシ基板501と屈曲配線基板502が導電
体504を備えたフィルム基材503を挟んで積層配置
される。次に、加熱加圧を加えガラスエポキシ基板50
1、フィルム基材503、屈曲配線基板502を接着
し、導電体504を圧縮することで電気的接続を確保す
れば、図5(b)に示す複合配線基板が得られる。ま
た、図5(a)に示したガラスエポキシ基板の構造はこ
れに限るものではなく、IVH基板で合っても構わない
し、貫通スルーホールが樹脂埋めされた構造であっても
構わない。
【0083】なお、図2では屈曲配線基板として、貫通
孔が導電体によって埋められ、貫通孔の直上に部品実装
用のランドが形成できる基板を用いた例を示したが、図
6(a)、(b)に示すように屈曲配線基板として、貫
通孔壁面にめっきによって導電体を形成し層間の接続を
行ったフレキシブル配線基板を用いれば、同様の製造方
法によって本実施の形態にかかる複合配線基板をより安
価に形成することができる。図6(a)、(b)はそれ
ぞれ図2(e)、(f)に相当する。図6(a)に示す
ようにリジッド配線基板601とフレキシブル配線基板
602が導電体604を備えたフィルム基材603を挟
んで積層配置される。次に、加熱加圧を加えリジッド配
線基板601、フィルム基材603、屈曲配線基板60
2を接着し、導電体604を圧縮することで電気的接続
を確保すれば、図6(b)に示す複合配線基板が得られ
る。
【0084】また、本実施の形態にかかる複合配線基板
は図7(a)〜(n)に示す製造方法によっても形成す
ることができる。ここで、先に述べた例と重複する部分
については説明を簡略化して述べることにする。図7
(a)に示したのは転写基材703であり、配線702
と支持基材701より構成され、配線702は支持基材
701上に保持されている。配線702は支持基材70
1上の全面に形成された配線材料をパターンエッチング
して形成してもよいし、支持基材701上にパターンめ
っきによって形成してもよい。配線材料としては、銅を
用い表面が粗化された状態であるのが一般的である。配
線表面の粗化は配線の密着性を確保するのに有効であ
る。配線702として微細なパターンを用いる場合はめ
っきによる配線形成の方が適している。
【0085】支持基材701は配線702を保持する役
割を持たせたもので、ハンドリングするのに十分な剛性
があれば、材料は金属箔であっても樹脂フィルムであっ
ても構わない。支持基材が金属箔の場合、薬液を選べば
配線を侵さずに容易に除去が可能である。また、支持基
材が樹脂フィルムの場合は配線転写後、機械的に剥離し
除去することが可能である。
【0086】次に、図7(b)に示すように転写基材7
03の配線側に絶縁層704とカバーフィルム705を
積層する。この積層の際、絶縁層704の固定は後の工
程での接着力を損なわない程度の熱および圧力を加え行
われる必要がある。次に絶縁層704とカバーフィルム
705を貫通する貫通孔706を形成すると図7(c)
に示した状態が得られる。絶縁層704としてはエポキ
シ等の熱硬化性樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド樹脂等
の熱可塑性のフィルム基材、両面接着剤つきのフィルム
基材等屈曲性を有するものが用いられる。
【0087】この貫通孔706は穴底に配線702が露
出した状態になっている。この貫通孔の加工として炭酸
ガスレーザー・YAGレーザー・エキシマレーザー等の
レーザー加工を用いれば、貫通孔底の配線を露出させて
貫通孔加工を実現することができる。これは、有機材料
と金属のレーザー加工レートの違いから実現されるもの
であるが、適当なレーザー加工の条件を選択することで
露出した配線にダメージを与えることなく貫通孔の形成
を行うことができる。また、貫通孔底に樹脂成分が残存
した場合には、デスミア処理等によって除去しておくこ
とが好ましい。
【0088】次に図7(d)に示すように貫通孔706
に導電体707を充填する。導電体707としては、導
電性ペーストを用いるのが一般的である。印刷工法によ
れば、大面積に対して一括で導電性ペーストを充填する
ことが可能であり生産性が高い。
【0089】導電性ペーストは、銅、銀、等の金属導電
粒子と樹脂成分から構成される。このときカバーフィル
ム705は導電性ペーストが絶縁層704の表面に付着
するのを防ぐ保護の役割と、導電性ペーストの充填量を
確保する役割を果たす。
【0090】次にカバーフィルム706を剥離すること
で、図7(e)に示す状態を得る。導電体707はカバ
ーフィルムによって充填量を確保している。つまり、導
電体はカバーフィルムの厚み程度の高さ分だけ、絶縁層
704の表面から突出した状態となっている。
【0091】次に図7(f)に示すように配線材料70
8を積層し加熱加圧によって絶縁層704に接着する。
この配線材料708は銅箔等の金属箔を用いるのが一般
的である。このときに導電体707が圧縮され電気的接
続が確保されるのは先に述べた例と同様である。この配
線材料708をエッチングによってパターニングし配線
714を形成すると図7(g)の状態が得られ、支持基
材701上に2層の配線を有する屈曲配線基板709が
形成されている。
【0092】ここで、支持基材701として導電材料を
用い、導電体707を電気めっきによって形成しても良
い。導電体707は電気めっきで銅を形成するのが一般
的である。引き続き、配線714をパターンめっきによ
って形成することによって図7(g)の状態が得られ
る。パターンめっきで配線714を形成すると、よりフ
ァインな配線714を形成することができる。この場
合、絶縁層704に用いる樹脂はめっき工程で薬液に侵
されないような材料を用いるのが好ましい。絶縁層70
4が未硬化の樹脂の場合は硬化させておくのが良い。
【0093】引き続き、図7(h)に示すように屈曲配
線基板709上にフィルム基材710とカバーフィルム
711を形成する。ここではあらかじめフィルム基材7
10の片面にカバーフィルム711が形成された状態で
屈曲配線基板上にラミネートによって貼り付けるのが簡
便な方法である。このフィルム基材ラミネート工程は後
のフィルム基材接着工程より低い温度で行い、フィルム
基材の密着力を損ねないよう注意する必要がある。
【0094】次に図7(i)に示すように、フィルム基
材710とカバーフィルム711を貫通する貫通孔71
2を形成する。この貫通孔は絶縁層704への貫通孔加
工同様、レーザー加工によって形成することができる。
【0095】次に図7(j)に示すように貫通孔712
に導電体713を充填する。導電体としては、導電性ペ
ーストを用いるのが簡便である。次にカバーフィルム7
11を剥離すると図7(k)の状態が得られる。ここで
導電体713がフィルム基材710から突出した形状で
あるのは言うまでもない。
【0096】引き続き、図7(l)に示すようにリジッ
ド配線基板715を積層配置し、加熱加圧によってフィ
ルム基材710と接着を行い、導電体713を圧縮する
ことによって電気的接続を確保すると図7(m)の状態
が得られる。次に支持基材701を除去すれば、図7
(n)に示す複合配線基板が得られる。なお、屈曲部に
おける絶縁層704とフィルム基材710はあらかじめ
接着しているので、リジッド配線基板715とフィルム
基材710との加熱加圧による接着工程の際に、デラミ
ネーションが発生しにくくなっている。また、加熱加圧
工程の際に樹脂、金属箔等のプレスシートをあらかじめ
複合配線基板の形状にそって覆うように真空ラミネート
等で貼り付けると、加熱加圧時の屈曲部分でのうねりを
抑制することができるのである。
【0097】上記、製造方法によれば、屈曲配線基板の
形成に続いて連続してリジッド配線基板との接続用のフ
ィルム基材を形成することができ簡便な製造方法を実現
できる。また、屈曲配線基板は屈曲性をもたせるために
薄く形成されることが多く、ハンドリングが困難であっ
たが、上記に示した製造方法によれば屈曲配線基板が支
持基材上に保持されているためハンドリング性が良く扱
いやすい利点がある。
【0098】また、絶縁層704に設けられた導電体7
07とフィルム基材710に設けられた導電体713は
それぞれの貫通孔の径や深さに応じて最適な粘度、粒度
分布等をもつ導電性ペーストを用いることが、電気的接
続をより安定確保する上で好ましい。
【0099】一方、絶縁層704とフィルム基材710
を同じ材料として、絶縁層704に設けられた導電体7
07とフィルム基材710に設けられた導電体713を
同じ材料にすれば、製造工程を共通化することができ、
生産性に優れた製造工程を実現できる。
【0100】また、上記製造方法では、支持基材701
上に2層の配線を有する屈曲配線基板709を形成し、
リジッド配線基板715と接続する例を示しているが、
屈曲配線基板の配線層数はこれに限ったものではない。
同様の製造工程を繰り返すことで、容易に多層の屈曲配
線基板を形成することが可能であり、屈曲配線基板での
配線収容性を向上させることができる。その結果として
配線収容性に優れた複合配線基板を実現できる。
【0101】また、本実施の形態にかかる複合配線基板
は図10(a)〜(g)に示す製造方法によっても形成
することができる。ここで、先に述べた例と重複する部
分については説明を簡略化して述べることにする。
【0102】図10(a)に示したのは屈曲配線基板1
001である。図では、2層の配線層を有する屈曲配線
板で、層間の電気的接続が導電体1002によってなさ
れる構造のものを示しているが、配線層数、屈曲配線基
板の構造はこれに限ったものではない。
【0103】屈曲配線基板1001上にフィルム基材1
003、カバーフィルム1004を積層すると図10
(b)に示す状態が得られる。このときのフィルム基材
1003の形成は、後の積層接着工程でのフィルム基材
1003の接着力を損なわないような、温度・圧力条件
で行う必要がある。次に、図10(c)に示すようにカ
バーフィルム1004、フィルム基材1003を貫通す
る貫通孔1005を形成する。このとき、貫通孔100
5の穴底に屈曲配線基板の配線が露出した状態となって
いる。
【0104】次に図10(d)に示すように、貫通孔1
005に導電体1006を充填し、カバーフィルム10
04を剥離すると図10(e)の状態になる。引き続
き、図10(f)に示すようにリジッド配線基板100
7を積層配置し、図10(g)に示すように加熱加圧に
よってリジッド配線基板1007とフィルム基材100
3との接着を行い、導電体1006を圧縮することによ
って電気的接続が確保され、複合配線基板が形成され
る。一般的に、リジッド配線基板1007の表面配線に
比べて屈曲配線基板1001の表面配線の方がファイン
であることが多い。
【0105】上記製造方法によると、貫通孔1005を
形成する際に、屈曲配線基板1001上の配線パターン
を認識しながら高精度な位置合わせによって貫通孔10
05を加工することが可能となり、貫通孔1005の位
置精度が向上し、貫通孔1005をファインピッチに加
工できる。結果として、屈曲配線基板とリジッド配線基
板をファインピッチな導電体で電気的に接続することが
でき、高密度配線を有する複合配線基板を形成すること
ができる。
【0106】また、本実施の形態にかかる複合配線基板
は図11(a)〜(f)に示す製造方法によっても形成
することができる。ここで、先に述べた例と重複する部
分については説明を簡略化して述べることにする。
【0107】まず、図11(a)に示すようにリジッド
配線基板1101にフィルム基材1102とカバーフィ
ルム1103を形成する。このときのフィルム基材11
02の形成は、後の積層接着工程でのフィルム基材11
02の接着力を損なわないような、温度・圧力条件で行
う必要がある。次に図11(b)に示すようにカバーフ
ィルム1103とフィルム基材1102を貫通する貫通
孔1104を形成する。このとき、リジッド配線基板1
101上の配線が貫通孔1104の穴底に露出した状態
になっている。
【0108】引き続き、図11(c)に示すように貫通
孔1104に導電体1105を充填し、カバーフィルム
1103を剥離すると図11(d)の状態が得られる。
次に、図11(e)に示すように屈曲配線基板1106
を積層配置し加熱加圧によってフィルム基材1102と
の接着を行い、導電体1105を圧縮することで電気的
接続を確保すると、図11(f)に示す複合配線基板が
形成できる。
【0109】ここで、リジッド配線基板1101、屈曲
配線基板1106の構造は図に示した構造に限らないの
は言うまでもない。
【0110】上記製造方法によれば、リジッド配線基板
1101側にフィルム基板1102を先に貼り付けるの
で、搬送、加工等のハンドリングが煩雑であるフィルム
基板1102をリジッド配線基板1101と一体化して
扱えるので製造工程が簡便化する。
【0111】また、屈曲配線基板での高い配線収容性を
求められない場合には、図8(a)〜(h)に示すよう
な製造方法によって、リジッド配線基板との接着用のフ
ィルム基材が、屈曲配線基板を兼ねる形で複合配線基板
を形成することができる。図8(a)に示したのは配線
807と支持基材808からなる転写基材801であ
る。次に転写基材801に対してフィルム基材803と
カバーフィルム802を形成すると図8(b)に示した
状態が得られる。ここで、フィルム基材803は屈曲配
線基板の絶縁層を兼ねている。
【0112】次に図8(c)に示すようにカバーフィル
ム802とフィルム基材803を貫通する貫通孔804
を形成する。この貫通孔804に導電体805を充填す
れば、図8(d)の状態が得られ、さらに表面のカバー
フィルム802を剥離すると図8(e)の状態が得られ
る。次に、図8(f)に示すようにリジッド配線基板8
06を積層配置し、加熱加圧を加え転写基材801との
接着を行うと、図8(g)の状態が得られる。ここで、
導電体805が圧縮され電気的接続が確保されている。
【0113】引き続き、支持基材808を除去すると図
8(h)に示す複合配線基板が得られる。図8(h)の
状態では屈曲部分において配線807が露出した状態に
なっているが、実際は電子部品のはんだ実装の際にソル
ダーレジストを基板表面に形成することが一般的であ
り、屈曲部分配線809はソルダーレジストに覆われる
ことになる。このソルダーレジストによる屈曲部分配線
807の保護で配線の耐屈曲性が不十分な場合は、図9
に示すように屈曲部分配線901を覆う保護層902を
形成すればよい。保護層902は樹脂を表面コートして
形成してもよいし、フィルム状の保護層をラミネート等
により貼り付けても良い。
【0114】なお、図9では屈曲部分配線901を覆う
用に保護層902を形成した例を示しているが、この保
護層902は複合配線基板の全面を覆うように設けても
構わない。また、屈曲部分配線は1層のフィルムで構成
されているが、これに限ることなく多層のフィルムで構
成しても良い。その場合は、内層部分に配線を設けるよ
うにすればさらに良い。
【0115】また、本実施の形態にかかる複合配線基板
は図14(a)〜(d)に示す製造方法によっても形成
することができる。ここで、先に述べた例と重複する部
分については説明を簡略化して述べることにする。
【0116】図14(a)に示す様に、導電体1402
を備えたフィルム基材1401の両面にリジッド配線基
板1403、屈曲配線基板1404が積層配置される。
ここで示した導電体1402を備えたフィルム基材14
01は、図2(a)〜(d)に示したのと同じ製造方法
で形成される。また、リジッド配線基板1403は大判
状態で形成されている。ここで、屈曲部1405領域に
相当するフィルム基材部1407、屈曲部1405領域
に相当するリジッド配線基板部1408の少なくとも一
方にリケイ処理を施す。リケイ処理としては、シリコー
ン系の樹脂をコートするのが良い。
【0117】また、屈曲部1405領域に相当するフィ
ルム基材部1407表面の未硬化樹脂を熱硬化・UV硬
化等で局所的に硬化させても良い。また、フィルム基材
1401として表層に接着剤層が形成されている場合
は、部分的に接着剤を薬液等で除去しても同様の効果が
得られる。
【0118】次に、加熱加圧によってリジッド配線基板
1403、フィルム基材1401、屈曲配線基板140
4を接着し、導電体1402を圧縮し電気的接続を確保
すると、図14(b)に示す状態が得られる。引き続
き、図14(c)に示すように、屈曲部1405の領域
周囲に切り込み1406を形成しする。この切り込み加
工はV溝加工によってハーフカットに加工深さを調整し
ながら行うのが良い。次に、屈曲部1405部分に相当
するリジッド配線基板部を剥離除去すれば、図14
(d)に示す複合配線板が形成できる。ここで、屈曲部
1405においてフィルム基材1401とリジッド配線
基板1403はリケイ処理によって接着力を弱めている
ため、容易に屈曲部のリジッド配線基板を機械的剥離等
によって除去することができるのである。
【0119】上記製造方法によれば、リジッド配線基
板、フィルム基材、屈曲配線基板が切り抜き等の段差が
無いシート状であるので、容易に面内で均一圧力を加え
ることができる。結果として、容易にフィルム基材と屈
曲配線基板を気泡無く貼り付けることがでることとな
る。そのため、フィルム基材と屈曲配線基板上の配線の
密着力を高め、屈曲部分での繰り返し曲げに対する配線
劣化特性に優れた複合配線基板を提供できるのである。
【0120】尚、上記の製造方法で示した屈曲配線基
板、リジッド配線基板の構造・配線層数は例に示したも
のに限定されるものではなく、様々な形態の屈曲配線基
板・リジッド配線基板を用いても同様にして、本実施の
形態にかかる複合配線基板を実現できる。
【0121】なお、上記した複合配線基板はリジッド配
線基板表面を屈曲配線基板が完全に覆った例を示してい
るが、屈曲配線基板が必ずしもリジッド配線基板表面を
完全に覆っている必要はない。屈曲配線基板として高価
なフレキシブル配線基板を用いる場合には、屈曲配線基
板での配線収容に問題がなければ、必要な部分にのみ屈
曲配線基板を配置するのがコスト的に有利である。
【0122】この様な複合配線基板の断面構造の一例を
図24、図25、図26に示した。これらはそれぞれ既
に述べた図2(f)、図8(h)、図12(b)の構造
において、部分的にリジッド配線基板を露出させた構造
に対応する。
【0123】(実施の形態2)実施の形態2の複合配線
基板について、図を用いて説明する。図15に示すよう
に、本実施の形態にかかる複合配線基板は、屈曲配線基
板部1505の両側にリジッド配線基板部1501、1
502、1508、1509が形成されている。
【0124】リジッド配線基板部1501、1502、
1508、1509の配線と屈曲配線基板部1505の
配線はフィルム基材1503、1504に設けられた導
電体1507、1511によって電気的に接続されてい
る。導電体1507、1511はフィルム基材150
3、1504に設けられた貫通孔1506、1510に
導電性ペーストを充填することにより形成することがで
きる。
【0125】このような構成をとれば、リジッド配線基
板部を屈曲配線基板部の片面に配置する場合に比べてリ
ジッド配線基板部の占有する面積を小さくすることがで
きる。このような構成は、比較的部品点数の少ないリジ
ッド配線基板部を狭い占有面積で屈曲配線基板部に接続
する場合に有利である。また、屈曲配線基板部を挟んで
対向するリジッド配線基板部どうしは必ずしも電気的に
接続されている必要がなく、独立した回路構成であって
もかまわない。
【0126】図15では、リジッド配線基板として全層
IVH構造樹脂多層基板を用いた例を示している。この
例によればリジッド配線基板部での配線収容性を高め高
密度な複合配線基板を実現できる。また、リジッド配線
基板部としてガラスエポキシ基板等の安価な基板を用い
れば、低コストで本実施の形態にかかる複合配線基板を
形成できる。また、屈曲配線基板部の両側に異なる構造
のリジッド配線基板部を積層しても構わない。
【0127】また、図15では屈曲配線基板部として、
貫通孔が導電体によって埋められ、貫通孔の直上に部品
実装用のランドが形成できる基板を用いた例を示した
が、屈曲配線基板部がこの構造に限定されるものではな
い。
【0128】次に本実施の形態にかかる複合配線基板の
製造方法について図16(a)、(b)を用いて説明す
る。尚、既に述べた実施の形態と重複する部分について
は説明を簡略化して述べる。
【0129】図16(a)に示すように屈曲配線基板1
605の両側にリジッド配線基板1601、1602
が、導電体1606、1608が形成されたフィルム基
材1603、1604を挟んで積層配置されている。こ
れらのフィルム基材は図2(a)〜(d)に示したのと
同様の製造方法で形成され、フィルム基材1603、1
604に設けられた貫通孔1607、1609に導電体
1606、1608が充填された状態となっている。
【0130】また、フィルム基材1603、1604に
ついては同じ構成である必要がなく、それぞれのフィル
ム基材に設けられた導電体の圧縮率、貫通孔径によって
最適に変化させればよい。
【0131】また、導電体1606、1608について
も、同じ材料である必要がなく、貫通孔径によって導電
性ペーストの粒度分布、樹脂成分、導電性粒子量等を最
適化すればよい。
【0132】また、フィルム基材1603、1604、
導電体1606、1608として、それぞれが共通材料
構成を用いることができるように複合配線基板の構成設
計を行えば、製造工程を共通化でき簡便な製造方法が実
現できるのは言うまでもない。
【0133】次に、加熱加圧によってフィルム基材16
03、1604を介してリジッド配線基板1601、1
602と屈曲配線基板1605を接着する。このとき、
フィルム基材1603、1604に設けられた導電体1
606、1608が圧縮され電気的接続が確保され、図
16(b)に示すような複合配線基板が形成できる。
【0134】上記製造方法では、フィルム基材160
3、1604と屈曲配線基板1605の接着とフィルム
基材1603、1604とリジッド配線基板1601、
1602の接着を一括して行う工法を示したが、図17
(a)〜(e)に示した製造方法の様に、先に屈曲配線
基板側にフィルム基材を形成しても良い。
【0135】図17(a)に示したのは屈曲配線基板1
701であり、この屈曲配線基板1701の両側にフィ
ルム基材1702、1703とカバーフィルム170
4、1705を形成すると図17(b)の状態が得られ
る。
【0136】次に、フィルム基材1702、1703と
カバーフィルム1704、1705を貫通する貫通孔1
708、1709を形成すると図17(c)に示す状態
が得られる。ここで、貫通孔1708、1709の穴底
には、屈曲配線基板1701の配線が露出されている。
引き続き図17(d)に示すように貫通孔1708、1
709に導電体1706、1707を充填する。次にカ
バーフィルム1704、1705を剥離すると図17
(e)に示す状態が得られる。
【0137】図17(e)に示した状態で両側からリジ
ッド配線基板を積層配置し加熱加圧により接着すること
で導電体1706、1707が圧縮され電気的接続が確
保されると図16(b)と同様の複合配線基板を形成す
ることができる。
【0138】上記製造方法によれば、貫通孔1708、
1709を形成する際に、屈曲配線基板1701の配線
を認識しながら加工することができ貫通孔の加工位置精
度を向上させることができる。結果として導電体170
6、1707をファインピッチに形成することができ、
複合配線基板の配線収容性を高めることができるのであ
る。
【0139】また、屈曲配線基板1701にシート状の
フィルム基材1702、1703をラミネート等によっ
て貼り付け図17(b)の状態にする際に、屈曲配線基
板1701とフィルム基材1702、1703の間の気
泡を充分に取ることが容易であり、結果としてフィルム
基材1702、1703と屈曲配線基板1701の密着
力を向上させることができる。
【0140】また、図18に示すような製造方法でも同
様の複合配線基板を形成できる。図18(a)に示すよ
うに、先の実施の形態1にかかる複合配線基板1801
を形成しておき、屈曲配線基板1802の他方の面に実
施の形態1で述べた各種の製造方法によって、導電体1
803が形成されたフィルム基材1804を介してリジ
ッド配線基板1805と積層接着すれば、図18(b)
に示す複合配線基板を得ることができる。
【0141】なお、リジッド配線基板として個片化した
ものを用いる場合、図12、図13で既に述べた製造方
法を用いると、リジッド配線基板として構造・配線層数
の異なるものを自由に屈曲配線基板の両側に配置するこ
とができることとなる。
【0142】なお、屈曲配線基板の両面に配置するリジ
ッド配線基板は図18で示した例の様に、基板面積が同
一である必要はなく、配線収容に必要な大きさのリジッ
ド配線基板をそれぞれ対向配置しても構わない。
【0143】また、屈曲配線基板で高い配線収容性が求
められない場合には、屈曲配線基板とリジッド配線基板
との接続用のフィルム基材を兼ねる形で本実施の形態に
かかる複合配線基板を形成することができる。図19
(a)に示した複合配線基板1901は図8に示した製
造方法によって形成される複合配線基板であり、接続用
のフィルム基板が屈曲配線基板を兼ねている。次に図1
9(b)に示すように、この複合配線基板1901の他
方の面に実施の形態1で述べた各種の製造方法によって
導電体1903が形成されたフィルム基材1902を形
成する。
【0144】引き続き、図19(c)に示すようにリジ
ッド配線基板1904を積層配置し、加熱加圧によって
フィルム基材1902との接着を行い、導電体1903
を圧縮し電気的接続を確保すれば、図19(d)に示す
複合配線基板を得ることができる。このような構成をと
れば、屈曲部1905でリジッド配線基板どうしを接続
する配線数が少ない場合、必要以上に屈曲部1905形
成のための屈曲配線基板層数を増やす必要がなくなり、
低コストで本実施の形態にかかる複合配線基板を得るこ
とができる。
【0145】(実施の形態3)実施の形態3の複合配線
基板について、図を用いて説明する。図20に示すよう
に、本実施の形態にかかる複合配線基板は、屈曲部20
01において屈曲配線基板部が複数層設けられた構成を
している。図20に示すように、リジッド配線基板部2
002の両側に屈曲配線基板部2003が形成されてい
る。この両側の屈曲配線基板部2003は互いに完全に
対向している必要はなく、図21に示すように上側の屈
曲配線部2102と下側の屈曲配線部2103が複合配
線基板2101の厚み方向でずれた位置に配置されてい
ても構わない。
【0146】このような構成をとれば、リジッド配線基
板どうしのねじり方向への屈曲自由度が増し、さらに複
合配線基板の配置の選択幅が広がることとなる。
【0147】なお、リジッド配線基板部の構造・層数、
屈曲配線基板部の構造・層数は図20で示したものに限
られないことは言うまでも無い。
【0148】また、図20では屈曲配線基板部がリジッ
ド配線基板2002の表裏層に設けられている例を示し
ているが、リジッド配線基板部を複数積層し屈曲配線基
板部を内層に配置しても構わない。
【0149】一般的に、電子部品が実装されるのは基板
表面であり表面層の配線で電子部品どうしを接続するの
が簡便である。図20に示したように表裏面に屈曲配線
部が形成されている場合、複合配線基板の表裏両面にお
いて屈曲部に設けられた配線を介して自由に電子部品の
配線接続を行うことができ設計の自由度が高くなる。そ
の上、表層の屈曲配線基板によってファイン配線を形成
することが可能であり、さらに高密度な電子部品の実装
が実現できる。
【0150】また、3つ以上のリジッド配線基板部を屈
曲配線基板部によって電気的に接続する場合は、図22
に示すようにリジッド配線基板部2201どうしの間
で、電気的に接続しない屈曲部2202での屈曲配線基
板部を削除した構成をとれば、より屈曲部での屈曲の自
由度を高めることができる。
【0151】次に本実施の形態にかかる複合配線基板の
製造方法について、図23(a)〜(c)を用いて説明
する。尚、既に述べた実施の形態と重複する部分につい
ては説明を簡略化して述べる。
【0152】図23(a)の中間体2306は、支持基
材2301上に配線2302が形成された転写基材23
03の上に、導電体2305が設けられたフィルム基材
2304を形成したものであり、図8(a)〜(e)に
既に示した製造方法によって形成されるものと同様のも
のである。次に図23(b)に示すように中間体230
6をリジッド配線基板2307の両側から積層配置す
る。引き続き加熱加圧によって中間体2306とフィル
ム基材2304との接着を行い、導電体2305を圧縮
することで電気的接続を確保すると、図23(c)に示
す状態になる。次に両側の支持基材2301を除去する
と図23(d)に示す複合配線基板が得られる。
【0153】また、上記製造方法ではフィルム基材が屈
曲配線基板を兼ねている例を示しているが、図7(a)
〜(k)に示すような形で支持基材上に屈曲配線基板と
フィルム基材を形成した中間体を用いれば複合配線基板
の表層に配線が露出していない構造を実現することがで
きる。
【0154】また、リジッド配線基板の表裏両面に屈曲
配線基板をフィルム基材を介して積層する製造方法につ
いては、支持基材を用いた上記方法に限ったものではな
く実施の形態1ですでに述べた各種の製造方法を用いて
同様に実現することができる。
【0155】なお、前記各実施の形態においては複数の
リジッド配線基板が屈曲配線基板を介し電気的に接続
し、複合配線基板として一体化している例を示している
が、一個のリジッド配線基板と屈曲配線基板が一体化し
た構造でも構わない。
【0156】実際、2つのリジッド配線基板を屈曲配線
基板によって電気的に接続する場合、すべてのリジッド
配線基板表層に高密度な配線収容が求められるとは限ら
ない。高密度配線が必要なリジッド配線基板部において
屈曲配線基板との一体化構造を採用し、他方のリジッド
配線基板との電気的接続はコネクター、はんだ、AC
F、導電性バンプ接続等によって行うことで、所望の配
線収容を実現できる場合がある。
【0157】また、図27に示すように、1つのリジッ
ド配線基板に対して屈曲配線基板部を1つ以上設けて、
屈曲配線基板部にはリジッド配線基板部と重ならない部
分が存在するようにしても良い。屈曲配線基板部270
1に半導体パッケージ2702もしくは半導体素子27
03等の電子部品を実装し、リジッド配線基板部270
4に折りたたむことで高密度な実装体を実現することが
できるのである。本発明にかかる複合配線基板では、屈
曲配線基板とリジッド配線基板間を自由な経路で電気的
に接続できるために設計自由度が高く、50μm以下の
微細な貫通孔にて電気的に接続するために、リジッド配
線基板と屈曲配線基板の多数の配線を高密度に接続する
ことが可能となる。このような、複合配線基板は高機能
でI/O端子数の多い半導体パッケージもしくは半導体
素子を実装するのに適した構造を実現できる。
【0158】なお、前記各実施の形態において、リジッ
ド配線基板は、配線層数、基板厚み、基板の種類は問わ
ない。基板の種類としては、例えば、セラミック基板、
ガラスエポキシ基板、フレキシブル基板、ビルドアップ
基板、全層IVH構造樹脂多層基板、フィラー入り樹脂基
板等を用いることが出来る。
【0159】また、前記各実施の形態において、屈曲配
線基板は2層配線基板の一例を示したが、フレキシブル
基板として屈曲性が確保できれば、配線層数、基板厚
み、基板の種類を問わないことは言うまでもない。
【0160】また、前記各実施の形態において、導電体
としては導電性ペーストに限られるものではなく、例え
ば金属粉末を充填したもの等を用いても良い。
【0161】また、前記各実施の形態において、屈曲配
線基板の配線密度がリジッド配線基板部分の配線密度よ
りも小さい場合や、屈曲配線基板部の配線幅がリジッド
基板部の配線幅より細い場合は、さらなる高密度化が可
能となる。
【0162】
【発明の効果】本発明によれば、リジッド配線基板部の
配線と屈曲配線基板部の配線を導電体を備えたフィルム
基材で電気的に接続することによって、複数のリジッド
配線基板どうしを屈曲性を持たせて電気的に接続するこ
とができる。また、コネクター等を用いずに電気的接続
を実現できるので高密度実装が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる複合配線基板の構成を示
す断面図
【図2】(a)〜(f)実施の形態1にかかる複合配線
基板の製造方法を主要な工程毎に示す断面図
【図3】(a)大判状態でのリジッド配線基板を示す図 (b)大判状態での複合配線基板を示す図
【図4】フィルム基材の構造を示す断面図
【図5】(a)、(b)本発明の実施の形態における他
の構成のリジッド配線基板を用いた製造方法を主要な製
造工程毎に示す断面図
【図6】(a)、(b)本発明の実施の形態における他
の構成の屈曲配線基板を用いた製造方法を主要な製造工
程毎に示す断面図
【図7】(a)〜(n)実施の形態1にかかる複合配線
基板の製造方法を主要な工程ごとに示す断面図
【図8】(a)〜(h)実施の形態1にかかる複合配線
基板の製造方法を、主要な工程ごとに示す断面図
【図9】実施の形態1にかかる複合配線基板において、
保護層を有する構成を示す断面図
【図10】(a)〜(g)実施の形態1にかかる複合配
線基板の製造方法を、主要な工程ごとに示す断面図
【図11】(a)〜(f)実施の形態1にかかる複合配
線基板の製造方法を、主要な工程ごとに示す断面図
【図12】(a)、(b)実施の形態1にかかる複合配
線基板において、基板構造、基板層数の異なるリジッド
配線基板が混在する複合配線基板を形成する場合の製造
方法を主要な工程ごとに示す断面図
【図13】(a)〜(f)実施の形態1にかかる複合配
線基板において、基板構造、基板層数の異なるリジッド
配線基板が混在する複合配線基板を形成する場合の製造
方法を主要な工程ごとに示す断面図
【図14】(a)〜(d)実施の形態1にかかる複合配
線基板の製造方法を主要な工程ごとに示す断面図
【図15】実施の形態2にかかる複合配線基板の構成を
示す断面図
【図16】(a)、(b)実施の形態2にかかる複合配
線基板の製造方法を主要な工程毎に示す断面図
【図17】(a)〜(e)実施の形態2にかかる複合配
線基板の製造方法を主要な工程毎に示す断面図
【図18】(a)、(b)実施の形態2にかかる複合配
線基板の製造工程の一部を主要な工程毎に示す断面図
【図19】(a)〜(d)実施の形態2にかかる複合配
線基板の製造方法を主要な工程毎に示す断面図
【図20】実施の形態3にかかる複合配線基板の構成を
示す断面図
【図21】実施の形態3にかかる複合配線基板におい
て、屈曲部の配置状態を示す図
【図22】実施の形態3にかかる複合配線基板におい
て、リジッド配線基板部を3箇所有する場合の構成例を
示す断面図
【図23】(a)〜(d)実施の形態3にかかる複合配
線基板の製造方法を主要な工程毎に示す断面図
【図24】本発明にかかる複合配線基板の構造を示す断
面図
【図25】本発明にかかる複合配線基板の構造を示す断
面図
【図26】本発明にかかる複合配線基板の構造を示す断
面図
【図27】本発明にかかる複合配線基板を用いた電子部
品の実装体を示す図
【図28】本発明にかかる複合配線基板の構造を示す断
面図
【図29】実施の形態1にかかる複合配線基板の製造方
法の一部を主要な工程毎に示す断面図
【図30】実施の形態1にかかる複合配線基板の製造方
法の一部を主要な工程毎に示す断面図
【符号の説明】
101,102,205,301,304,601,2
002,2201 リジッド配線基板部 103,206,502,2003 屈曲配線基板部 104,201,803,1003,1102,120
3,1303,1308,1401,1503,150
4,1603,1604,1702,1703,180
4,1902,2304,2902,3002 フィル
ム基材 105,204,403,504,604,707,7
13,805,1002,1006,1105,120
5,1306,1311,1402,1507,151
1,1606,1608,1706,1707,180
3,1903,2305,2905,3005 導電体 106,203,404,706,712,804,1
005,1104,1305,1310,1506,1
510,1607,1609,1708,1709,2
904,3004 貫通孔 202,705,711,802,1004,110
3,1304,1309,1704,1705,290
3,3003 カバーフィルム 302,2101,1801,1901 複合配線基板 303,1405,1905,2001 屈曲部 401 コアフィルム 402 接着剤層 501 ガラスエポキシ基板 503,603,710 フィルム基材 601,715,806,1007,1101,130
1,1302,1403,1501,1502,150
8,1509,1601,1602,1805,190
4,2307,2901,3001 リジッド配線基板 602 フレキシブル配線基板 701,808,2301 支持基材 702,714,807,2302 配線 703,801,2303 転写基材 704 絶縁層 708 配線材料 709,1001,1106,1204,1307,1
404,1505,1605,1701,1802 屈
曲配線基板 809,901 屈曲部配線 902 保護層 1201 ガラスエポキシ基板 1202 全層IVH構造樹脂多層基板 1406 切り込み 1407 屈曲部領域に相当するフィルム基材部 1408 屈曲部領域に相当するリジッド配線基板部 2102 上側の屈曲部配部 2103 下側の屈曲配線部 2202 電気的に接続しない屈曲部 2306 中間体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/11 H05K 1/11 N 3/40 3/40 K (72)発明者 中村 禎志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 越後 文雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E317 AA24 BB01 BB11 CC22 CC25 CD32 GG14 5E338 AA03 AA11 AA12 AA15 BB02 BB13 BB25 BB51 BB63 BB75 CC01 CD14 CD40 EE22 5E346 AA04 AA12 AA15 AA22 AA43 BB01 BB15 CC02 CC08 CC31 DD02 DD11 EE02 EE06 EE07 EE08 EE44 FF18 FF35 GG15 GG28 HH22 HH24

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つのリジッド配線基板部と
    少なくとも1つの屈曲配線基板部とを備え、前記リジッ
    ド配線基板部は前記屈曲配線基板部に間隔を隔て設けら
    れており、前記リジッド配線基板部の配線と前記屈曲配
    線基板部の配線とがフィルム基材に設けられた貫通孔に
    充填された導電体を介して電気的に接続されていること
    を特徴とする複合配線基板。
  2. 【請求項2】 ひとつのリジッド配線基板部と、少なく
    とも1つ以上の屈曲配線基板部とを備え、前記リジッド
    配線基板部の配線と前記屈曲配線基板部の配線とがフィ
    ルム基材に設けられた貫通孔に充填された導電体を介し
    て電気的に接続され、前記屈曲配線基板部には前記リジ
    ッド配線基板部と重ならない部分が存在することを特徴
    とする複合配線基板。
  3. 【請求項3】 リジッド配線基板部と重なる前記屈曲配
    線基板部の面積が前記リジッド配線基板部の面積に比べ
    て小さいことを特徴とする請求項1に記載の複合配線基
    板。
  4. 【請求項4】 リジッド配線基板部が前記屈曲配線基板
    部の両面に形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の複合配線基板。
  5. 【請求項5】 リジッド配線基板部が前記屈曲配線基板
    部の片面に形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の複合配線基板。
  6. 【請求項6】 リジッド配線基板部を挟んで複数の屈曲
    配線基板部が配置されることを特徴とする請求項1に記
    載の複合配線基板。
  7. 【請求項7】 複合配線基板の両側の表層に屈曲配線基
    板が配置されることを特徴とする請求項6に記載の複合
    配線基板
  8. 【請求項8】 屈曲配線基板部に複数の配線層が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の複合配線基
    板。
  9. 【請求項9】 屈曲配線基板部の複数の配線層がフィル
    ム基材に設けられた貫通孔に導電体を充填して、前記導
    電体を介して電気的に接続されることを特徴とする請求
    項8に記載の複合配線基板。
  10. 【請求項10】 屈曲配線基板部の配線幅がリジッド基
    板部の配線幅より細いことを特徴とする請求項1に記載
    の複合配線基板。
  11. 【請求項11】 屈曲部に配置された配線が前記フィル
    ム基材によって覆われていることを特徴とする請求項1
    に記載の複合配線基板。
  12. 【請求項12】 フィルム基材がコアフィルムの両面に
    接着剤層が形成された3層構造であることを特徴とする
    請求項1〜11のいずれかに記載の複合配線基板。
  13. 【請求項13】 フィルム基材が屈曲配線基板部を兼ね
    ていることを特徴とする請求項1に記載の複合配線基
    板。
  14. 【請求項14】 フィルム基材に貫通孔を形成する工程
    と、前記貫通孔に導電体を充填する工程と、前記フィル
    ム基材と貫通部を備えたリジッド配線基板と屈曲配線基
    板を積層接着する工程と、複合配線基板を個片化する工
    程とを有し、前記積層接着工程では、前記導電体を圧縮
    することによって、電気的接続を確保することを特徴と
    する複合配線基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 貫通部を備えたリジッド配線基板上に
    フィルム基材を形成する工程と、前記フィルム基材に貫
    通孔を形成する工程と、前記貫通孔に導電体を充填する
    工程と、前記フィルム基材と屈曲配線基板を積層接着す
    る工程と、複合配線基板を個片化する工程を有し、前記
    積層接着工程では、前記導電体を圧縮することによっ
    て、電気的接続を確保することを特徴とする複合配線基
    板の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記積層接着工程前に、前記リジッド
    配線基板に設けられた貫通部を覆うように形成された前
    記フィルム基材部分を除去する工程を含むことを特徴と
    する請求項15に記載の複合配線基板の製造方法。
  17. 【請求項17】 リジッド配線基板上にフィルム基材を
    形成する工程と、前記フィルム基材に貫通孔を形成する
    工程と、前記貫通孔に導電体を充填する工程と、前記リ
    ジッド配線基板と前記フィルム基材を貫通する貫通部を
    形成する工程と、前記フィルム基材と屈曲配線基板を積
    層接着する工程と、複合配線基板を個片化する工程を有
    し、前記積層接着工程では、前記導電体を圧縮すること
    によって、電気的接続を確保することを特徴とする複合
    配線基板の製造方法。
  18. 【請求項18】 屈曲配線基板上にフィルム基材を形成
    する工程と、前記フィルム基材に貫通孔を形成する工程
    と、前記貫通孔に導電体を充填する工程と、前記フィル
    ム基材と貫通部を備えたリジッド配線基板を積層接着す
    る工程と、複合配線基板を個片化する工程を有し、前記
    積層接着工程では、前記導電体を圧縮することによっ
    て、電気的接続を確保することを特徴とする複合配線基
    板の製造方法。
  19. 【請求項19】 支持基材上に屈曲配線基板を形成する
    工程と、屈曲配線基板上にフィルム基材を形成する工程
    と、前記フィルム基材に貫通孔を形成する工程と、前記
    貫通孔に導電体を充填する工程と、前記フィルム基材と
    貫通部を備えたリジッド配線基板を積層接着する工程
    と、前記支持基材を除去する工程と、複合配線基板を個
    片化する工程を有し、前記積層接着工程では、前記導電
    体を圧縮することによって、電気的接続を確保すること
    を特徴とする複合配線基板の製造方法。
  20. 【請求項20】 複合配線基板に電子部品を実装した後
    に、複合配線基板を個片化する工程を有することを特徴
    とする請求項14〜19のいずれかに記載の複合配線基
    板の製造方法。
  21. 【請求項21】 フィルム基材に貫通孔を形成する工程
    と、前記貫通孔に導電体を充填する工程と、前記フィル
    ム基材とリジッド配線基板と屈曲配線基板を積層接着す
    る工程と、屈曲部のリジッド配線基板を除去する工程と
    を有し、前記積層接着工程では、前記導電体を圧縮する
    ことによって電気的接続を確保することを特徴とする複
    合配線基板の製造方法。
  22. 【請求項22】 フィルム基材に貫通孔を形成する工程
    と、前記貫通孔に導電体を充填する工程と、前記フィル
    ム基材と間隔を隔てた複数のリジッド配線基板と屈曲配
    線基板を積層接着する工程とを有し、前記積層接着工程
    では、前記導電体を圧縮することによって、電気的接続
    を確保することを特徴とする複合配線基板の製造方法。
  23. 【請求項23】 複数のリジッド配線基板上にフィルム
    基材を形成する工程と、フィルム基材に貫通孔を形成す
    る工程と、前記貫通孔に導電体を充填する工程と、前記
    複数のリジッド配線基板上に形成されたフィルム基材と
    屈曲配線基板を積層接着する工程とを有し、前記積層接
    着工程では、前記導電体を圧縮することによって電気的
    接続を確保することを特徴とする複合配線基板の製造方
    法。
  24. 【請求項24】 前記複数のリジッド配線基板は、異な
    る構造のリジッド配線基板が混在していることを特徴と
    する請求項22または23に記載の複合配線基板の製造
    方法。
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