JP2001191618A

JP2001191618A - 印刷装置

Info

Publication number: JP2001191618A
Application number: JP2000000808A
Authority: JP
Inventors: Junichi Sumiya; 純一角谷
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 2000-01-06
Filing date: 2000-01-06
Publication date: 2001-07-17
Also published as: US20010007619A1; US6817794B2

Abstract

(57)【要約】【課題】印刷装置における用紙不一致エラー状態が発生
した場合の操作性を向上させる。【解決手段】印刷装置のトレイに格納される用紙情報以
外の用紙情報が印刷ジョブデータで指定された場合、そ
の指定された用紙情報を代用テーブルへ登録することに
より、所定のトレイに格納される用紙で代用印刷され
る。そして、次回以降も、その指定されたサイズ、種類
の用紙がない場合であっても、用紙不一致エラー状態に
ならずに、印刷処理が実行される。これにより、印刷ジ
ョブデータごとに、トレイの設定を変更したり、強制印
刷スイッチを押す必要なく、印刷処理が続行するので、
ユーザの操作性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置からの
用紙サイズ、用紙種類、トレイを指定する情報を含む印
刷ジョブデータに基づいて、複数のトレイのうちの一つ
を選択して、その選択されたトレイに格納される用紙に
印刷する印刷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】異なるサイズ又は異なる種類の用紙を格
納するための複数のトレイを備える印刷装置では、各ト
レイに格納する用紙のサイズと種類があらかじめ設定さ
れ、印刷装置は各トレイに対応する用紙のサイズと種類
を内部メモリに記憶する。用紙のサイズと種類は、例え
ば、ユーザによって、印刷装置に設けられるコントロー
ルパネルから入力される。又は、印刷装置に設けられる
用紙サイズセンサなどにより、トレイに格納される用紙
のサイズを自動的に検知し、それが設定されてもよい。

【０００３】図２１は、トレイの選択を模式的に示す図
である。図２１では、印刷装置は、二つのトレイ(TRAY)
１、２を備える。図２１に示されるように、印刷装置の
各トレイに対応する用紙のサイズ及び種類があらかじめ
設定されている場合において、印刷装置は、用紙サイ
ズ、用紙種類及びトレイの指定情報及び印刷データを含
む印刷ジョブデータをホスト装置から受信する。印刷装
置は、指定情報に従って、トレイを選択する。このと
き、選択されたトレイに対して設定されている用紙サイ
ズ及び用紙種類が、印刷ジョブデータで指定される用紙
サイズ、用紙種類と一致する場合、印刷装置は、指定さ
れたトレイの用紙に印刷する。一方、用紙サイズ及び用
紙種類が一致しない場合、印刷装置は、他のトレイに用
紙サイズ及び用紙種類が一致するトレイがあるかどうか
を確認し、ある場合は、そのトレイの用紙に印刷し、な
い場合は用紙不一致エラー状態となり、印刷処理を一時
中断する。このとき、例えば、次のよう処理によって、
用紙不一致エラー状態は解除される。

【０００４】図２２は、用紙サイズ及び用紙種類不一致
時における印刷装置のエラー状態を解除するための処理
を説明する図である。図２２では、ホスト装置から印刷
ジョブデータは、用紙サイズＡ、用紙種類Ｘ、トレイ１
を指定し、印刷装置のトレイ１は、サイズＡ’及び種類
Ｘ’の用紙を格納し、トレイ２は、サイズＡ’’及び種
類Ｘ’’の用紙を格納する。従って、用紙サイズ及び用
紙種類が一致しないので、印刷装置は用紙不一致エラー
状態となる。図２２（ａ）では、トレイ１に指定された
用紙をセットし、例えば、コントロールパネルの操作な
どにより、トレイ１に設定される用紙種類と用紙サイズ
を、印刷ジョブデータに含まれる指定情報に変更する。
これにより、不一致は解消され、用紙不一致エラー状態
でなくなるので、印刷可能となる。

【０００５】また、図２２（ｂ）では、印刷装置の操作
パネルに設けられる続行(CONTINUE)スイッチを押すこと
により、印刷装置は、不一致のまま強制的に印刷処理を
続行し、トレイ１に格納される用紙に印刷する。

【０００６】図２３は、従来の印刷処理のフローチャー
トである。印刷装置は、データを受信し（ステップＳ１
０）、データを解析する（ステップＳ１１）。ステップ
Ｓ１２において、データが印刷ジョブデータである場
合、印刷起動処理を開始する。さらに、印刷装置は、ス
テップＳ１３において、後述する強制印刷中でない場合
は、指定されたトレイの用紙サイズ及び用紙種類と、印
刷ジョブデータで指定された用紙サイズと用紙種類との
一致判定を行う（ステップＳ１４）。一致するトレイが
ある場合は、そのトレイの用紙を使って、印刷処理を実
行する（ステップＳ１５）。また、強制印刷中である場
合は、ステップＳ１４の判定を行わずに、印刷ジョブデ
ータで指定されたトレイの用紙を使って印刷処理を実行
する。

【０００７】また、ステップＳ１４において、一致する
トレイがない場合は、上述の用紙不一致エラー状態とな
る（ステップＳ１６）。このような場合、上述のよう
に、トレイの設定が正しく変更されるか（ステップＳ１
７）、又はコントロールパネル上のCONTINUEスイッチが
押される（ステップＳ１８）ことによって、印刷処理が
実行される。なお、CONTINUEスイッチが押されると、強
制印刷フラグがセットされる（ステップＳ１９）。この
フラグがセットされている間は、指定されたトレイに設
定される用紙サイズ、用紙種類が、指定された用紙サイ
ズと用紙種類と異なって、指定されたトレイに格納され
る用紙で印刷を実行する強制印刷処理が実行される。そ
して、印刷処理が終了すると（ステップＳ２０）、強制
印刷フラグがクリアされる（ステップＳ２１）。従っ
て、一回の印刷ジョブデータによって、複数ページの印
刷が行われる場合は、一ページ毎に用紙不一致エラー状
態とはならずに、全てのページの印刷処理が終了するま
で、強制印刷状態が保持される。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
用紙不一致エラーが発生した場合において、それを解除
するために、トレイの設定を変更すると、その変更は、
その印刷ジョブデータについての印刷処理が終了しても
そのまま維持される。従って、一時的な印刷に対してト
レイの設定を変更する場合、トレイの設定を元の設定に
戻す必要があり、操作性が悪いという問題がある。ま
た、用紙サイズを自動的に認識して設定する場合におい
て、印刷ジョブデータで指定された用紙サイズの用紙が
ない場合、トレイの設定を変更することができない。

【０００９】また、CONTINUEスイッチを押すと、その印
刷ジョブデータに対しては、強制的に印刷処理を実行す
るが、印刷ジョブデータに対する印刷処理が終了する
と、強制印刷状態は解除される。従って、別の印刷ジョ
ブデータに対して、再びエラー状態となる場合は、再度
CONTINUEスイッチを押す必要があり、操作性が悪いとい
う問題がある。

【００１０】従って、本発明の目的は、印刷装置におけ
る用紙不一致エラー状態が発生した場合の操作性を向上
させることにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の印刷装置の好ましい構成は、ホスト装置から
の印刷ジョブデータに基づいて、複数トレイのうちの一
つを選択して、選択されたトレイに格納される用紙に印
刷する印刷装置において、所定の指示に従って、用紙サ
イズ、用紙種類の少なくとも一方である用紙情報が一の
トレイに対して登録される代用テーブルと、印刷ジョブ
データで指定される用紙情報に対応する用紙が、複数ト
レイのいずれにも格納されていない場合、印刷ジョブデ
ータに対応するトレイを前記代用テーブルに基づいて選
択するトレイ選択部とを備えることを特徴とする。

【００１２】本構成により、印刷装置のトレイに格納さ
れる用紙情報以外の用紙情報が印刷ジョブデータで指定
された場合、その指定された用紙情報を代用テーブルへ
登録することにより、所定のトレイに格納される用紙で
代用印刷される。そして、次回以降も、その指定された
サイズ、種類の用紙がない場合であっても、用紙不一致
エラー状態にならずに、印刷処理が実行される。これに
より、印刷ジョブデータごとに、トレイの設定を変更し
たり、CONTINUEスイッチを押す必要なく、印刷処理が続
行するので、ユーザの操作性が向上する。

【００１３】上記構成において、指示は、例えば、印刷
ジョブデータで指定される用紙情報に対応する用紙が、
複数トレイのいずれにも格納されておらず、且つ印刷ジ
ョブデータで指定される用紙情報が代用テーブルに対し
て登録されていない場合に与えられる。そして、トレイ
選択部は、例えば、指示に基づいて、印刷ジョブデータ
で指定されるトレイを選択する。又は、トレイ選択部
は、指示で指定されるトレイを選択する。

【００１４】上記構成において、印刷ジョブデータで指
定される用紙情報は、例えば、指示に従って、代用テー
ブル上の前記印刷ジョブデータで指定されるトレイに対
して登録される。又は、印刷ジョブデータで指定される
用紙情報は、指示で指定されるトレイに対して登録され
る。

【００１５】さらに、上記構成において、複数のトレイ
の少なくとも一つに格納される用紙の用紙情報が変更さ
れた場合、代用テーブルの登録内容がクリアされてもよ
い。また、上記構成において、複数の用紙情報が、代用
テーブルにおける一つのトレイに対して登録されてもよ
い。

【００１６】さらに、上記構成において、印刷装置が複
数のホスト装置と接続する場合、代用テーブルは、各ホ
スト装置ごとに設けられ、トレイ選択部は、印刷ジョブ
データに含まれるホスト装置識別情報に基づいて、複数
の代用テーブルのうちの一つを選択する。

【００１７】これにより、代用印刷のための用紙情報を
登録する代用テーブルは、ホスト装置ごとに管理され
る。従って、各ホスト装置についての代用印刷の情報は
独立であり、一つのホスト装置についての代用テーブル
は、他のホスト装置に影響を及ぼさない。そして、代用
印刷が実行されることで、不一致エラーの発生確率が減
少するので、印刷装置を共有する他のホスト装置への影
響を小さくすることができ、印刷装置と複数のホスト装
置により構成されるネットワークの安定に寄与する。

【００１８】また、本発明の印刷装置は、上記構成にお
いて、さらに、代用テーブルからトレイが選択される
と、ホスト装置に対して代用印刷確認要求を送信する送
信部と、ホスト装置からの確認通知を受信する受信部と
を備ていてもよく、確認通知受信後に、選択されたトレ
イに格納される用紙への印刷を実行する。

【００１９】さらに、本発明の印刷装置は、上記構成に
おいて、印刷ジョブデータで指定される用紙情報に対応
する用紙が、前記複数トレイのいずれにも格納されてお
らず、且つ前記印刷ジョブデータで指定される用紙情報
が前記代用テーブルに対して登録されていない場合に、
用紙不一致エラー情報をホスト装置に送信する送信部
と、用紙不一致エラー情報に対応する前記ホスト装置か
らの指示を受信する受信部とを備えていてもよい。

【００２０】また、代用テーブルは、例えば不揮発性メ
モリに記憶される。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本
実施の形態に限定されるものではない。

【００２２】図１は、本発明の印刷装置の概略図であ
る。本発明の印刷装置は、トレイに格納される用紙のサ
イズ、種類と、ホスト装置からの印刷ジョブデータで指
定された用紙のサイズ、種類とが一致しない場合、指定
されたサイズ、種類の用紙がトレイに格納されているも
のと判断して、印刷を続行する機能を有する。

【００２３】そのために、本発明の印刷装置は、まず、
用紙不一致エラーが発生すると、所定の指示に従って、
各トレイに格納される用紙のサイズ、種類が設定される
トレイ設定テーブル１０とは別のテーブル（以下、代用
テーブルと称す）２０に、用紙不一致エラー時に指定さ
れたサイズ、種類を登録する。指定されたサイズ、種類
は、代用テーブル２０において、所定のトレイに対して
登録される。さらに、印刷装置は、指定されたサイズ、
種類の登録とともに、登録されたトレイの用紙を使って
印刷を続行する。所定の指示は、後述するように、例え
ば、印刷装置に設けられたCONTINUEスイッチとは別のス
イッチの押下であったり、ホスト装置からの指示信号で
ある。

【００２４】そして、次回以降の印刷ジョブデータに上
記で登録されたサイズ、種類の用紙が指定され、その指
定されたサイズ、種類の用紙がトレイに格納されていな
い場合、印刷装置は、代用テーブルに従ったトレイの用
紙を使って印刷を実行する（以下、代用テーブルに従っ
た印刷を代用印刷と称す）。

【００２５】これにより、印刷ジョブデータで指定され
るサイズ、種類と、各トレイに格納される用紙のサイ
ズ、種類とが一致しない場合であっても、不一致エラー
状態となることなく、自動的に印刷を続行することがで
きる。

【００２６】例えば、図１に示されるように、印刷装置
のトレイ設定テーブル１０において、トレイ１には、サ
イズＡ’、種類Ｘ’が設定され、トレイ２には、サイズ
Ａ’’、種類Ｘ’’が設定される。従って、ホスト装置
からの印刷ジョブデータに含まれる指定情報の用紙サイ
ズＡ、用紙種類Ｘである場合、トレイ１、２に格納され
る用紙のサイズ、種類は、指定情報のサイズ、種類と一
致しない。しかしながら、印刷装置の代用テーブル２０
において、例えば、トレイ１に対応して用紙サイズＡ、
用紙種類Ｘが登録されていると、印刷装置は、不一致エ
ラー状態となることなく、代用テーブル２０に従って、
トレイ１に格納される用紙を使って印刷を実行する。

【００２７】このように、指定されているサイズ、種類
の用紙が、印刷装置のトレイに格納されていない場合で
あっても、そのサイズ、種類を所定のトレイに対して代
用テーブル２０に登録することで、登録されたサイズ、
種類と同じサイズ、種類が次に指定された場合に、不一
致エラー状態になることなく、代用印刷が実行される。
従って、一時的な印刷のために、トレイの設定変更や印
刷ジョブデータ毎のCONTINUEスイッチの押下の必要性が
なくなるので、印刷装置の操作性を向上させることがで
きる。以下、本発明の実施の形態について、さらに詳し
く説明する。

【００２８】なお、用紙サイズは、例えば、A4、A5、B
4、Letter、Legalなどであり、用紙種類は、例えば、プ
レーン紙、ボンド紙、カラー紙、プレプリント紙などで
ある。

【００２９】図２は、本発明の第一の実施の形態におけ
る印刷装置のブロック構成図である。図２において、印
刷装置は、ホスト装置からの印刷ジョブデータを受信す
る受信部１１と、印刷ジョブデータを解析する解析部１
２とを備える。印刷ジョブデータに含まれる印刷データ
は、一旦、印刷データ格納部１３に格納されてから、印
刷駆動部１５に供給される。また、印刷ジョブデータの
うちの用紙サイズ、用紙種類、トレイを含む指定情報
は、トレイ選択判断部１４に送られる。トレイ選択判断
部１４は、以下に説明する判断に従って選択したトレイ
の情報であるトレイ選択情報を印刷駆動部１５に供給す
る。印刷駆動部１５は、トレイ選択情報に従ったトレイ
に格納される用紙に印刷データを印刷する。

【００３０】また、トレイ設定テーブル１０は、各トレ
イに設定される用紙サイズ、用紙種類を記憶する。用紙
サイズは、例えば、印刷駆動部１５に含まれる用紙サイ
ズダイヤルによって設定される。用紙種類は、コントロ
ールパネル１８の設定メニュー処理部１７により設定さ
れる。用紙サイズも、設定メニュー処理部１７により設
定されてもよい。

【００３１】トレイ選択判断部１４は、ホスト装置から
の指定情報を受け取ると、トレイ設定テーブル１０に記
憶される各トレイに対して設定される用紙サイズ、用紙
種類を参照する。トレイ選択判断部１４は、まず、指定
されたトレイに設定された用紙サイズ、用紙種類が、指
定された用紙サイズ、用紙種類と一致するか判断する。
一致する場合は、指定されたトレイを選択する。一致し
ない場合は、他のトレイに設定された用紙サイズ、用紙
種類が、指定された用紙サイズ、用紙種類と一致するか
判断する。一致するトレイがある場合は、そのトレイを
選択する。

【００３２】一致するトレイがない場合、トレイ選択判
断部１４は、代用テーブル２０を検索する。代用テーブ
ル２０は、図示されるように、各トレイ毎に設けられ、
各トレイに対して複数の用紙サイズ、用紙種類を登録す
ることができる。トレイ選択判断部１４は、代用テーブ
ル２０に、指定情報に含まれる用紙サイズ、用紙種類が
登録されているトレイを見つけると、そのトレイを選択
する。以下、代用テーブル２０から選択されたトレイを
代用トレイと称す。

【００３３】さらに、指定された用紙サイズ、用紙種類
が代用テーブル２０に登録されていない場合は、トレイ
選択判断部１４は、エラー検出情報をエラー処理部１９
に供給する。エラー処理部１９は、コントロールパネル
１８からのCONTINUEスイッチの押下、又は代用スイッチ
の押下を認識する。CONTINUEスイッチが押下されると、
エラー処理部１９は、解除情報をトレイ選択判断部１４
に通知する。トレイ選択判断部１４は、CONTINUEスイッ
チに対応する解除情報を受け取ると、ホスト装置から指
定されたトレイを選択し、それを印刷駆動部１５に通知
する。これにより、強制印刷処理が実行される。

【００３４】また、代用スイッチが押下されると、エラ
ー処理部１９は、指定された用紙サイズ、用紙種類を、
代用テーブル２０の指定されたトレイに登録する。さら
に、解除情報をトレイ選択判断部１４に通知する。トレ
イ選択判断部１４は、代用印刷スイッチに対応する解除
情報を受け取ると、ホスト装置から指定されたトレイを
選択し、それを印刷駆動部１５に通知する。これによ
り、指定されたトレイに格納される用紙に印刷すること
ができる。

【００３５】そして、以後、上記で登録された用紙サイ
ズ、用紙種類と同じ用紙サイズ、用紙種類が指定され、
それがトレイ設定テーブル１０に設定されてない場合、
代用テーブル２０に基づいて、代用印刷が行われる。

【００３６】代用テーブル２０は、例えば、不揮発性メ
モリに記憶される。これにより、印刷装置の電源を切っ
ても、代用テーブル２０に登録された情報は保持され
る。もちろん、代用テーブル２０は、一般的なRAM（ラ
ンダムアクセスメモリ）に記憶されてもよい。

【００３７】図３は、本発明の第一の実施の形態の印刷
処理フローチャートである。印刷装置の受信部１１は、
データを受信し（ステップS100）、解析部１２がデータ
を解析する（ステップS101）。ステップS102において、
データが印刷ジョブデータである場合、印刷駆動部１５
の印刷起動処理が開始する。さらに、印刷装置は、ステ
ップS103において、強制印刷中でない場合は、トレイ選
択判断部１４は、トレイ設定テーブル１０に基づいて、
指定されたトレイの用紙サイズ及び用紙種類と、印刷ジ
ョブデータで指定された用紙サイズと用紙種類との一致
判定を行う（ステップS104）。一致する場合は、指定さ
れたトレイの用紙を使って、印刷処理が実行される（ス
テップS106）。指定されたトレイに設定される用紙サイ
ズ、用紙種類と、指定された用紙サイズ、用紙種類とが
異なる場合は、トレイ選択判断部１４は、トレイ設定テ
ーブル１０に基づいて、指定された用紙サイズ、用紙種
類と、他のトレイに設定された用紙サイズ、用紙種類と
が一致するか判定し、一致するトレイがある場合は、そ
のトレイの用紙で印刷が実行される。なお、強制印刷中
である場合は、ステップS104の判定を行わずに、印刷ジ
ョブデータで指定されたトレイの用紙を使って印刷処理
が実行される。

【００３８】さらに、ステップS104において、トレイ設
定テーブル１０から一致するトレイを見つけられなかっ
た場合は、トレイ選択判断部１４は、代用テーブル２０
を検索し、指定された用紙サイズ、用紙種類が代用テー
ブル２０に登録されているか否か判断する（ステップS1
05）。代用テーブル２０に登録されている場合、対応す
るトレイの用紙を使って、代用印刷処理が実行される
（ステップS106）。

【００３９】また、ステップS105で、代用テーブル２０
にも登録されていない場合、用紙不一致エラー状態とな
る（ステップS107）。このような場合、トレイの設定が
正しく変更されるか（ステップＳ108）、コントロール
パネル上のCONTINUEスイッチが押される（ステップＳ10
9）か、コントロールパネル上の代用印刷スイッチが押
される（ステップS110）ことによって、印刷処理が続行
される（ステップS105）。なお、CONTINUEスイッチが押
されると、強制印刷フラグがセットされる（ステップS1
11）。このフラグがセットされている間は、ステップS1
04、S105の判定なしに、無条件に印刷ジョブデータで指
定されたトレイの用紙を使って印刷処理が実行される
（ステップS105）。さらに、代用印刷スイッチが押され
ると、指定されたサイズ、種類が、指定されたトレイに
対応する代用テーブル２０に登録され（ステップS11
2）、指定されたトレイの用紙で印刷処理が実行される
（ステップS106）。

【００４０】印刷処理が終了すると（ステップS113）、
強制印刷フラグがクリアされる（ステップS114）。

【００４１】図４は、本発明の第二の実施の形態におけ
る印刷装置のブロック構成図である。第二の実施の形態
の印刷装置は、第一の実施の形態の印刷装置において、
代用トレイ選択部２１を備える。代用トレイ選択部２１
は、代用印刷スイッチの押下を認識すると、ユーザによ
りコントロールパネル１８から指示されたトレイを選択
する。代用トレイ選択部２１は、選択したトレイをエラ
ー処理部１９に通知する。エラー処理部１９は、代用ト
レイ選択部２１によって選択された代用テーブル２０の
トレイに、指定された用紙サイズ、用紙種類を登録す
る。

【００４２】さらに、エラー処理部１９は、解除情報を
トレイ選択判断部１４に通知する。トレイ選択判断部１
４は、代用印刷スイッチに対応する解除情報を受け取る
と、代用トレイ選択部２１によって選択されたトレイを
印刷駆動部１５に通知する。これにより、選択されたト
レイに格納される用紙に印刷することができる。

【００４３】そして、第一の実施の形態と同様に、以
後、上記で登録された用紙サイズ、用紙種類と同じ用紙
サイズ、用紙種類が指定され、それがトレイ設定テーブ
ル１０に設定されてない場合、代用テーブル２０に基づ
いて、代用印刷が行われる。

【００４４】図５は、本発明の第二の実施の形態の印刷
処理フローチャートである。図５のフローチャートは、
図３の第一の実施の形態のフローチャートにおいて、ス
テップS201を備える。ステップS201は、上記代用トレイ
選択部２１の処理である。即ち、ステップS110で代用印
刷スイッチが押下されると、ユーザによるコントロール
パネル１８からの入力指示に従って、代用テーブル２０
内の複数の代用トレイのうちの一つが選択される。

【００４５】図６は、本発明の第三の実施の形態におけ
る印刷装置のブロック構成図である。第三の実施の形態
の印刷装置では、第一の実施の形態の印刷装置におい
て、設定メニュー処理部１７が代用テーブル編集機能を
有する。代用テーブル編集機能は、ユーザによるコント
ロールパネル１８からの入力指示に従って、不一致エラ
ー状態と無関係に、用紙サイズ、用紙種類を代用テーブ
ル２０に登録したり、既に代用テーブル２０に登録され
ている用紙サイズ、用紙種類を削除したり、変更したり
する機能である。これにより、例えば、不一致エラー状
態になる前にあらかじめ、用紙サイズ、用紙種類を代用
テーブル２０に登録することができる。また、一旦登録
した後に代用印刷されるのが不都合になったときに、そ
の登録を削除することができる。

【００４６】図７は、本発明の第四の実施の形態におけ
る印刷装置のブロック構成図である。第四の実施の形態
の印刷装置は、第一の実施の形態の印刷装置において、
機能制限判断部２２を備える。機能制限判断部２２は、
代用印刷スイッチの押下を無効にすることができる。無
効にされると、代用印刷スイッチが押下されても、指定
された用紙サイズ、用紙種類は、代用テーブル２０に登
録されず、代用印刷は実行されない。むやみに指定され
た用紙サイズ、用紙種類を代用テーブル２０に登録され
るのを防止するためである。

【００４７】ユーザによるコントロールパネル１８から
の入力指示によって、設定メニュー処理部１７は、機能
制限判断部２２の有効／無効を設定する。機能制限判断
部２２が有効に設定されている場合は、機能制限判断部
２２は、代用印刷スイッチONをエラー処理部１９に通知
するが、無効に設定されている場合は、通知しない。

【００４８】図８は、本発明の第五の実施の形態におけ
る印刷装置のブロック構成図である。第五の実施の形態
の印刷装置は、第一の実施の形態の印刷装置において、
クリア判断処理部２３を備える。クリア判断処理部２３
は、トレイ設定テーブル１０の設定内容が変更された場
合に、設定メニュー処理部１７からの指示に従って、代
用テーブル２０の登録内容をクリアすることができる。

【００４９】例えば、トレイ設定テーブル１０のトレイ
１の用紙サイズがより小さいサイズに変更され（例え
ば、A4からB5）、代用テーブル２０のトレイ１に、例え
ばLetterサイズが登録され、ホスト装置からLetterサイ
ズが指定された場合を考える。変更前では、トレイ１の
A4サイズの用紙で代用印刷しても、A4サイズとLetterサ
イズは大きく異ならないので、印刷領域は、用紙サイズ
をはみ出さない。しかし、変更後では、A5サイズはLett
erサイズと比較して小さいので、印刷領域は用紙サイズ
をはみ出してしまい、正常な印刷が行えない。このよう
な不都合を回避するために、第五の実施の形態の印刷装
置には、トレイ設定テーブル１０が変更された場合に、
自動的に代用テーブル２０の登録内容もクリアする機能
が追加される。

【００５０】ユーザによるコントロールパネル１８から
の入力指示によって、設定メニュー処理部１７は、クリ
ア判断処理部２３の有効／無効を設定する。クリア判断
処理部２３が有効に設定されている場合、トレイ設定テ
ーブル１０の設定内容が変更されると、代用テーブル２
０の登録内容をクリアする。無効に設定されている場合
は、クリアしない。

【００５１】次に、本発明の実施の形態の印刷装置を、
ネットワークに適用した場合について説明する。

【００５２】図９は、ネットワークに適用される本発明
の印刷装置の概略図である。図９の印刷装置は、ネット
ワーク上の複数のホスト装置それぞれに対応する代用テ
ーブル２０−１、２０−２、・・・、２０−ｎを備え
る。各ホスト装置毎の代用テーブル２０−１、２０−
２、・・・、２０−ｎの集合を、代用テーブルセット２
００と称する。例えば、ホスト装置１−１からの印刷ジ
ョブデータで指定される用紙サイズ、用紙種類は、代用
テーブル２０−１に登録され、同様に、ホスト装置１−
ｎからの印刷ジョブデータで指定される用紙サイズ、用
紙種類は、代用テーブル２０−ｎに登録される。

【００５３】このように、本発明の印刷装置が、ネット
ワークに接続する複数のホスト装置それぞれに対応する
代用テーブル２０−１、２０−２、・・・、２０−ｎか
らなる代用テーブルセット２００を有することにより、
ホスト装置毎に代用トレイを管理することができる。

【００５４】図１０は、ネットワークに適用される上記
第一の実施の形態の印刷装置のブロック構成図である。
図１０の印刷装置は、図３との比較において、ホスト判
別処理部２４を備える。解析部１２は、受信部１１で受
信した印刷ジョブデータに含まれるホスト装置を識別す
るためのホストＩＤをホスト判別処理部２４に通知す
る。ホスト判別処理部２４は、代用テーブルセット２０
０から、ホストＩＤに対応する代用テーブル２０を選択
する。

【００５５】図１１は、ネットワークに適用する第一の
実施の形態の印刷処理のフローチャートである。図１１
のフローチャートは、図４との比較において、ステップ
S120、S130、S140、S141を備える。まず、ステップS101
のデータによって、解析部１２は、データからホスト装
置を識別するためのホストＩＤを抽出し（、ホスト判別
処理部２４は、ホストＩＤに基づいてデータを送信した
ホスト装置を識別するステップS120）。さらに、ステッ
プＳ104で指定された用紙サイズ、用紙種類を格納する
トレイがない場合に、ステップS130において、ホスト判
別処理部２４が、ホストＩＤに基づいて代用テーブル２
０を選択する。

【００５６】さらに、ステップS110において、代用印刷
スイッチが押下された場合、エラー処理部１９は、ホス
ト判別処理部２４に対して登録要求を通知する。ホスト
判別処理部２４は、代用テーブルセット２００の中に、
不一致エラー状態となっているホスト装置に対応する代
用テーブル２０の存在を確認する（ステップS140）。そ
のホスト装置に対応する代用テーブル２０が既に存在す
る場合、それを選択し、選択した代用テーブル２０に指
定された用紙サイズ、用紙種類を所定のトレイに対して
登録する（ステップS112）。対応する代用テーブルが存
在しない場合は、次の図１２に示すフローチャートに従
って、代用テーブル２０を代用テーブルセット２００に
追加し、追加した代用テーブルに、指定された用紙サイ
ズ、用紙種類を登録する（ステップS141）。

【００５７】図１２は、代用テーブル２０の追加処理
（ステップS141）のフローチャートである。ステップS1
41-1において、自動追加モードであるか判定される。自
動追加モードである場合は、代用テーブルセットのため
のメモリ容量の残りを確認し（ステップS141-2）、これ
以上代用テーブル２０を追加する容量が残っていない場
合、最古に作成された代用テーブル２０を削除し（ステ
ップS141-3）、新たな代用テーブル２０を作成し（ステ
ップS141-4）、そこに指定された用紙サイズ、用紙種類
が登録される（ステップS141-5）。

【００５８】一方、自動追加モードでない場合、ステッ
プS141-6において、登録されたホスト装置であるかどう
か確認され、登録されたホスト装置である場合は、新た
な代用テーブル２０を作成し（ステップS141-4）、そこ
に指定された用紙サイズ、用紙種類が登録される（ステ
ップS141-5）。登録されたユーザでない場合は、代用テ
ーブルは作成されない。

【００５９】図１３、図１４、図１５、図１６は、それ
ぞれネットワークに適用される上記第二、第三、第四、
第五の実施の形態の印刷装置のブロック構成図である。
各印刷装置は、それぞれ図４、図６、図７、図８の印刷
装置において、上述同様に、ホスト装置判別処理部２４
を備える。

【００６０】次に、本発明の第六の実施の形態について
説明する。第六の実施の形態における印刷装置は、代用
印刷する場合に、ホスト装置に代用通知を送信し、確認
通知を待って、代用印刷を実行する。これにより、ホス
ト装置を操作するユーザに、代用印刷を事前に知らせる
ことができ、ユーザは、代用印刷が実行される旨を確認
することができる。

【００６１】さらに、第六の実施の形態における印刷装
置は、用紙不一致エラーが発生すると、エラー通知をホ
スト装置に送信し、ホスト装置から送信される指示に基
づいて、代用テーブルを追加する。印刷装置と複数のホ
スト装置がネットワークを構成する場合、印刷装置とホ
スト装置との位置が離れている場合がある。このような
場合、ホスト装置を操作するユーザは、ホスト装置の位
置から、印刷装置が用紙不一致エラー状態であることを
見ることができない。また、ユーザは、代用印刷スイッ
チを押すために、印刷装置の位置まで移動する必要があ
る。そこで、ユーザの利便性を向上させるために、代用
印刷スイッチの押下に代わって、不一致用紙エラーの通
知を印刷装置からホスト装置に送信し、ホスト装置から
の指示に基づいて、代用テーブル２０が追加されるよう
にする。

【００６２】図１７は、本発明の第六の実施の形態にお
ける印刷装置の概略図である。第六の実施の形態におけ
る印刷装置は、複数のホスト装置とネットワークを通じ
て接続する。印刷装置の代用テーブルセット２００は、
各ホスト装置ごとの代用通知モードフラグを有する。代
用通知モードフラグが通知モード（ON）であると、代用
印刷される場合に、事前に代用通知が送信され、代用確
認通知受信後、代用印刷が実行される。また、ホスト装
置から代用解除通知を受信すると、代用印刷の対象とな
っている登録内容（用紙サイズ、用紙種類）が削除され
る。これにより、用紙不一致エラー状態となるので、エ
ラー通知が、ホスト装置に送信される。エラー非通知モ
ード（OFF）のときには、代用通知を送信することな
く、代用印刷が実行される。

【００６３】図１８は、ホスト装置に表示されるメニュ
ー画面の例である。図１８（ａ）は、ホスト装置の代用
通知に対応する画面の例である。図１８（ａ）において
「OK」ボタンをクリックすると、代用確認通知が印刷装
置に送信され、「Cancel」ボタンをクリックすると、代
用解除通知が送信される。

【００６４】さらに、指定された用紙サイズ、用紙種類
が代用テーブル２０に登録されておらず（上記代用解除
通知によって削除される場合も含む）、代用印刷されな
い場合、エラー通知がホスト装置に送信される。エラー
通知に対して、指定された用紙サイズ、用紙種類を代用
テーブルに登録して、代用印刷を実行する場合は、代用
指定通知がホスト装置から送信される。指定されたトレ
イを正しい用紙に入れ替える場合は、用紙不一致エラー
状態は維持されたまま、ホスト装置は、エラー通知をキ
ャンセルする。この状態で、トレイの用紙を正しく入れ
替えることで、エラー状態は解除され、印刷が実行され
る。

【００６５】図１８（ｂ）は、ホスト装置のエラー通知
に対応する画面の例である。図１８（ｂ）において、ホ
スト装置を操作するユーザは、代用印刷する場合、代用
トレイを選択して、「OK」ボタンをクリックする。これ
により、代用指定通知が印刷装置に送信され、指定され
た用紙サイズ、用紙種類が選択された代用トレイに対応
する代用テーブルに登録されるとともに、代用印刷が実
行される。また、正しい用紙に入れ替える場合は、「Ch
ange Paper」を選択して、「OK」ボタンをクリックす
る。また、ユーザは、図１８（ｂ）の画面から、代用通
知モードフラグの設定もすることができる。即ち、通知
モードにする場合は、「Need Information」を選択し、
非通知モードにする場合は、「Not Need Information」
を選択すればよい。

【００６６】図１９は、第六の実施の形態における印刷
装置のブロック構成図である。図１９において、印刷装
置は、情報通知処理部２５、送信部２６を備え、代用通
知、エラー通知は、トレイ選択判断部１４から、情報通
知処理部２５、送信部２６を介してホスト装置に送信さ
れる。また、上述したように、代用テーブルセット２０
０は、各ホスト装置毎の代用通知モードフラグを有す
る。

【００６７】図２０は、第六の実施の形態における印刷
処理フローチャートである。第六の実施の形態の印刷処
理は、図１１のフローチャートに加えて、以下のステッ
プS150、S151、S152、S160、S170が追加される。なお、
図２０では、その追加処理部分が示される。図２０にお
いて、ステップS105において、指定された用紙サイズ、
用紙種類が登録されている代用テーブル２０が見つかっ
た場合、トレイ選択判断部１４は、代用通知モードフラ
グをチェックし、代用通知モードフラグが通知モードで
ある場合、トレイ選択判断部１４は、代用通知をホスト
装置に送信し、確認通知の受信を待機する（ステップS1
50）。代用通知に対応する確認通知を受信するか、代用
通知モードフラグが非通知モードである場合（ステップ
Ｓ151）、印刷処理が実行される（ステップS106）。ス
テップＳ152で、トレイ選択判断部１４は、確認通知を
受信せず、代用解除通知を受信すると、代用テーブルに
登録された対象の情報をクリアし、用紙不一致エラー状
態となる。

【００６８】一方、ステップS105で見つからない場合、
上記同様に用紙不一致エラー状態となり（ステップS10
7）、トレイ選択判断部１４は、エラー通知をホスト装
置に送信する（ステップS160）。用紙不一致エラー状態
においては、上記同様に、トレイの設定が正しく変更さ
れるか（ステップＳ108）、コントロールパネル上のCON
TINUEスイッチが押される（ステップＳ109）か、上記図
１８（ｂ）の画面からの代用指定通知を受信するか（ス
テップS170）、代用印刷スイッチが直接押される（ステ
ップS110）ことによって、印刷処理が実行される（ステ
ップS105）。なお、代用指定通知が受信すると、代用
印刷スイッチが押された場合と同様に、上記ステップS1
41の処理が実行される。

【００６９】また、第六の実施の形態は、ネットワーク
に接続する印刷装置に限られず、一つのホスト装置と直
接接続する印刷装置に適用されてもよい。

【００７０】さらに、第六の実施の形態の印刷装置は、
上述の第二、第三、第四、第五の実施の形態のように、
代用トレイ選択部２１、テーブル編集機能付き設定メニ
ュー処理部１７、機能制限判断部２２、クリア判断処理
部２３を備えていてもよい。

【００７１】また、上述の各実施の形態では、用紙サイ
ズ、用紙種類両方の指定に対する代用印刷について説明
したが、用紙サイズ、用紙種類のいずれか一方につい
て、上記各実施の形態が適用されてもよい。

【００７２】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に
限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均
等物に及ぶものである。

【００７３】

【発明の効果】以上、本発明によれば、トレイに格納さ
れる用紙のサイズ、種類以外の用紙サイズ、用紙種類が
印刷ジョブデータで指定された場合、代用テーブルへの
登録により、所定のトレイに格納される用紙で代用印刷
される。そして、次回以降も、指定されたサイズ、種類
の用紙がない場合であっても、用紙不一致エラー状態に
ならずに、印刷処理が実行される。これにより、印刷ジ
ョブデータごとに、トレイの設定を変更したり、CONTIN
UEスイッチを押す必要なく、印刷処理が続行するので、
ユーザの操作性が向上する。

【００７４】また、複数のホスト装置が接続するネット
ワークに適用される印刷装置においては、代用印刷のた
めの用紙サイズ、用紙種類を登録する代用テーブルは、
ホスト装置ごとに管理される。従って、各ホスト装置に
ついての代用印刷の情報は独立であり、一のホスト装置
についての代用テーブルは、他のホスト装置に影響を及
ぼさない。そして、代用印刷が実行されることで、不一
致エラーの発生確率が減少するので、印刷装置を共有す
る他のホスト装置への影響を小さくすることができ、ネ
ットワークの安定に寄与する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の印刷装置の概略図である。

【図２】本発明の第一の実施の形態における印刷装置の
ブロック構成図である。

【図３】本発明の第一の実施の形態の印刷処理フローチ
ャートである。

【図４】本発明の第二の実施の形態における印刷装置の
ブロック構成図である。

【図５】本発明の第二の実施の形態の印刷処理フローチ
ャートである。

【図６】本発明の第三の実施の形態における印刷装置の
ブロック構成図である。

【図７】本発明の第四の実施の形態における印刷装置の
ブロック構成図である。

【図８】本発明の第五の実施の形態における印刷装置の
ブロック構成図である。

【図９】ネットワークに適用される本発明の印刷装置の
概略図である。

【図１０】ネットワークに適用される第一の実施の形態
の印刷装置のブロック構成図である。

【図１１】ネットワークに適用される第一の実施の形態
の印刷処理のフローチャートである。

【図１２】代用テーブル２０の追加処理のフローチャー
トである。

【図１３】ネットワークに適用される第二の実施の形態
の印刷装置のブロック構成図である。

【図１４】ネットワークに適用される第三の実施の形態
の印刷装置のブロック構成図である。

【図１５】ネットワークに適用される第四の実施の形態
の印刷装置のブロック構成図である。

【図１６】ネットワークに適用される第五の実施の形態
の印刷装置のブロック構成図である。

【図１７】本発明の第六の実施の形態における印刷装置
の概略図である。

【図１８】ホスト装置に表示されるメニュー画面の例で
ある。

【図１９】第六の実施の形態における印刷装置のブロッ
ク構成図である。

【図２０】第六の実施の形態における印刷処理フローチ
ャートである。

【図２１】トレイの選択を模式的に示す図である。

【図２２】用紙サイズ及び／又は用紙種類不一致時にお
ける印刷装置のエラー状態を解除するための処理を説明
する図である。

【図２３】従来の印刷処理のフローチャートである。

【符号の説明】

１４データ選択判断部１５印刷駆動部１６トレイ設定情報テーブル１７設定メニュー処理部１９エラー処理部２０代用テーブル２１代用トレイ選択部２２機能制限判断部２３クリア判断処理部２４ホスト判別処理部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2C061 AP01 AS02 HH03 HJ03 HJ10 HK05 HL01 HN04 HN05 HN15 HN17 HN19 HV11 HV12 HV33 HV35 HV50 2H027 DA50 EK15 FA05 FA30 FB06 FB13 FB14 GB07 GB16 ZA07

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ホスト装置からの印刷ジョブデータに基づ
いて、複数トレイのうちの一つを選択して、それに格納
される用紙に印刷する印刷装置において、所定の指示に従って、用紙サイズ、用紙種類の少なくと
も一方である用紙情報が一つのトレイに対して登録され
る代用テーブルと、前記印刷ジョブデータで指定される用紙情報に対応する
用紙が、前記複数トレイのいずれにも格納されていない
場合、前記印刷ジョブデータに対応するトレイを前記代
用テーブルに基づいて選択するトレイ選択部とを備える
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項２】請求項１において、前記指示は、前記印刷ジョブデータで指定される用紙情
報に対応する用紙が前記複数トレイのいずれにも格納さ
れておらず、且つ前記印刷ジョブデータで指定される用
紙情報が前記代用テーブルに対して登録されていない場
合に与えられることを特徴とする印刷装置。
【請求項３】請求項２において、前記トレイ選択部は、前記指示に基づいて、前記印刷ジ
ョブデータで指定されるトレイを選択することを特徴と
する印刷装置。
【請求項４】請求項２において、前記トレイ選択部は、前記指示で指定されるトレイを選
択することを特徴とする印刷装置。
【請求項５】請求項１において、前記指示に従って、前記代用テーブル上の前記印刷ジョ
ブデータで指定されるトレイに対して、前記印刷ジョブ
データで指定される用紙情報が登録されることを特徴と
する印刷装置。
【請求項６】請求項１において、前記指示で指定されるトレイに対して、前記印刷ジョブ
データで指定される用紙情報が登録されることを特徴と
する印刷装置。
【請求項７】請求項１において、前記複数のトレイの少なくとも一つに格納される用紙の
用紙情報が変更された場合、前記代用テーブルの登録内
容がクリアされることを特徴とする印刷装置。
【請求項８】請求項１において、複数の用紙情報が、前記代用テーブルにおける一のトレ
イに対して登録されることを特徴とする印刷装置。
【請求項９】請求項１において、複数のホスト装置と接続する場合、前記代用テーブル
は、各ホスト装置ごとに設けられ、前記トレイ選択部
は、前記印刷ジョブデータに含まれるホスト装置識別情
報に基づいて、複数の代用テーブルのうちの一つを選択
することを特徴とする印刷装置。
【請求項１０】請求項１において、前記代用テーブルからトレイが選択されると、前記ホス
ト装置に対して代用印刷確認要求を送信する送信部と、前記ホスト装置からの確認通知を受信する受信部とを備
え、前記確認通知受信後に、前記選択されたトレイに格納さ
れる用紙への印刷が実行されることを特徴とする印刷装
置。
【請求項１１】請求項１において、前記印刷ジョブデータで指定される用紙情報に対応する
用紙が、前記複数トレイのいずれにも格納されておら
ず、且つ前記印刷ジョブデータで指定される用紙情報が
前記代用テーブルに対して登録されていない場合に、用
紙不一致エラー情報を前記ホスト装置に送信する送信部
と、前記用紙不一致エラー情報に対応する前記ホスト装置か
らの前記指示を受信する受信部とを備えることを特徴と
する印刷装置。
【請求項１２】請求項１において、前記代用テーブルは、不揮発性メモリに記憶されること
を特徴とする印刷装置。