JP2001168333A - トレンチゲート付き半導体装置 - Google Patents

トレンチゲート付き半導体装置

Info

Publication number
JP2001168333A
JP2001168333A JP2000294986A JP2000294986A JP2001168333A JP 2001168333 A JP2001168333 A JP 2001168333A JP 2000294986 A JP2000294986 A JP 2000294986A JP 2000294986 A JP2000294986 A JP 2000294986A JP 2001168333 A JP2001168333 A JP 2001168333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor layer
trench
pair
portions
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000294986A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Inoue
智樹 井上
Hideaki Ninomiya
英彰 二宮
Tsuneo Ogura
常雄 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000294986A priority Critical patent/JP2001168333A/ja
Publication of JP2001168333A publication Critical patent/JP2001168333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/70Bipolar devices
    • H01L29/72Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
    • H01L29/739Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals controlled by field-effect, e.g. bipolar static induction transistors [BSIT]
    • H01L29/7393Insulated gate bipolar mode transistors, i.e. IGBT; IGT; COMFET
    • H01L29/7395Vertical transistors, e.g. vertical IGBT
    • H01L29/7396Vertical transistors, e.g. vertical IGBT with a non planar surface, e.g. with a non planar gate or with a trench or recess or pillar in the surface of the emitter, base or collector region for improving current density or short circuiting the emitter and base regions
    • H01L29/7397Vertical transistors, e.g. vertical IGBT with a non planar surface, e.g. with a non planar gate or with a trench or recess or pillar in the surface of the emitter, base or collector region for improving current density or short circuiting the emitter and base regions and a gate structure lying on a slanted or vertical surface or formed in a groove, e.g. trench gate IGBT
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/06Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions
    • H01L29/10Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions with semiconductor regions connected to an electrode not carrying current to be rectified, amplified or switched and such electrode being part of a semiconductor device which comprises three or more electrodes
    • H01L29/1095Body region, i.e. base region, of DMOS transistors or IGBTs

Abstract

(57)【要約】 【課題】トレンチ間の距離を狭めることなく正孔の排出
抵抗を増加させ、通電損失の低減を可能にしたトレンチ
ゲート付き半導体装置を提供する。 【解決手段】IGBTはn型ベース層11を挟んで配設
されたp型エミッタ層17とp型ベース層12とを有す
る。p型ベース層12を貫きn型ベース層11に達する
ように、一対の主トレンチ13が形成される。主トレン
チ13で挟まれた電流経路領域41内において、p型ベ
ース層12の表面に一対のn型エミッタ層15が形成さ
れる。一対のn型エミッタ層15の間で、p型ベース層
12を貫きn型ベース層11に達するように、絞りトレ
ンチ22が形成される。絞りトレンチ22は、n型ベー
ス層11からp型ベース層12を通ってエミッタ電極1
9へ形成される正孔の排出経路を絞ることにより、正孔
の排出抵抗を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁ゲート型トラ
ンジスタ(IGBT(Insulated Gate Bipolar Transis
tor))などのトレンチゲート付き半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】IGBTなどの絶縁ゲート型半導体装置
では、埋め込み型のトレンチゲートにより通電損失を低
減することが可能である。トレンチゲートを微細に形成
することにより、チャネル密度を増大でき、また、深い
トレンチゲートを形成することにより、伝導度変調の促
進が得られるからである。
【0003】図20は従来のトレンチゲート付きIGB
Tを示す断面図である。
【0004】このIGBTにおいては、n型ベース層1
01上にp型ベース層102が形成される。p型ベース
層102を貫きn型ベース層101に達するように、複
数のトレンチ103がストライプ状に形成される。トレ
ンチ103内には、側壁及び底面に形成されたゲート絶
縁膜111を介して、ゲート電極104が埋め込み形成
される。p型ベース層102内には、トレンチ103に
接するようにn型エミッタ層105が形成される。
【0005】p型ベース層102、n型エミッタ層10
5、トレンチ103上には層間絶縁膜108が選択的に
形成される。層間絶縁膜108上には、エミッタ電極1
09が配設され、コンタクトホールを介してn型エミッ
タ層105及びp型ベース層102にコンタクトする。
n型ベース層101の反対側の面には、n型バッファ層
106を介してp型エミッタ層107が形成され、更
に、p型エミッタ層にコンタクトするようにコレクタ電
極110が配設される。
【0006】このIGBTを動作させるには、コレクタ
電極110とエミッタ電極109との間に正バイアスが
印加された状態で、ゲート電極104に正バイアスを印
加する。これにより、ゲート絶縁膜111の表面に沿っ
てp型ベース層102内にn型の反転層が形成され、n
型エミッタ層105からn型ベース層101中に電子が
注入される。一方、この電子の注入量に応じて、正孔が
p型エミッタ層107からn型ベース層101中に注入
され、n型ベース層101中にキャリアが充満し、伝導
度変調が起こる。このため、n型ベース層101の抵抗
が低下して、装置が通電状態になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図20図示のIGBT
において、オン状態における通電損失を決める1つの要
素は、伝導度変調を生じた際のn型ベース層101の抵
抗である。n型ベース層101の抵抗は充満しているキ
ャリアの総量に依存し、このキャリアの総量は、n型ベ
ース層101からp型ベース層102に流れる電子電流
と正孔電流との比で決まる。エミッタ電極109に接続
されている電流経路領域131の幅を決めるトレンチ1
03間の距離を狭めていくと、正孔がp型ベース層10
2を介してエミッタ電極109に排出される際の抵抗が
増加するので、n型ベース層101中に充満するキャリ
ア量が増加して通電損失は低減されることになる。
【0008】しかしながら、トレンチ103間の距離を
狭めていくと、トレンチ形成のマスクとコンタクト形成
のマスクとの合わせマージンが減少して製造過程で不良
が増加し、歩留りが低下することになる。このため、マ
スクの合わせマージンを確保するためにトレンチ103
間の距離はある程度以上は狭めることができない。即
ち、トレンチ103間の距離をある程度以上確保する必
要があるため、これに依存して正孔の排出抵抗を増加さ
せることができない。
【0009】一方、図20図示のIGBTにおいて、タ
ーンオフ時に、ゲート−コレクタ間の容量がミラー容量
として働くので、ゲート−エミッタ間の電位差を一定に
保たれる期間(以下ミラー期間)が生じる。ターンオフ
時のエネルギーロスはターンオフ時間に依存するので、
ミラー期間が長いとターンオフ時のエネルギーロスが大
きくなる。また、ミラー期間は電位が不安定で大面積の
装置や装置の並列運転では電流が集中しやすく装置の破
壊限界を低下させる。
【0010】このため、ミラー期間を短くすることによ
って半導体装置の特性を向上させることができる。しか
し、従来のトレンチゲート付きIGBTでは、エミッタ
電極109に接続されていない非電流経路領域132が
ゲート−コレクタ間容量に寄与する。その結果、ゲート
−コレクタ間容量が大きくなり、ミラー期間が長くなる
という問題点がある。
【0011】本発明は、トレンチ間の距離を狭めること
なく正孔の排出抵抗を増加させ、通電損失の低減を可能
にしたトレンチゲート付き半導体装置を提供することを
目的とする。
【0012】本発明はまた、通電損失を大きくすること
なくゲート−コレクタ間容量の低減を可能にしたトレン
チゲート付き半導体装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点は、
トレンチゲート付き半導体装置であって、第1導電型の
第1半導体層と、前記第1半導体層に第2導電型のキャ
リアを注入できるように、前記第1半導体層に配設され
た第2導電型の第2半導体層と、前記第1半導体層内の
第2導電型のキャリアを前記第1半導体層外に排出する
ことができるように、前記第1半導体層に配設された第
2導電型の第3半導体層と、前記第3半導体層を貫通し
て前記第1半導体層に至るように形成された1対のトレ
ンチ部分と、前記一対のトレンチ部分の夫々内にゲート
絶縁膜を介して配設された一対のゲート電極部分と、前
記ゲート電極部分によって第3半導体層内に誘起される
チャネルを通して前記第1半導体層に第1導電型のキャ
リアを注入して伝導度変調を生じさせることができるよ
うに、前記一対のトレンチ部分で挟まれた前記第3半導
体層の部分の表面において、前記一対のトレンチ部分の
夫々に沿って形成された一対の第1導電型の第4半導体
層部分と、前記第2半導体層にコンタクトするように配
設された第1主電極と、前記第3半導体層及び前記第4
半導体層部分にコンタクトするように配設された第2主
電極と、前記一対の第4半導体層部分の間で、前記第3
半導体層を貫通して前記第1半導体層に至るように形成
され、前記第1半導体層から前記第3半導体層を通って
第2主電極へ形成される第2導電型のキャリアの排出経
路を絞るための絞りトレンチと、を具備することを特徴
とする。
【0014】本発明の第2の視点は第1の視点の半導体
装置において、前記一対のトレンチ部分は、互いに平行
に延在する一対のトレンチの部分であり、前記絞りトレ
ンチは、前記一対のトレンチと同方向に延在することを
特徴とする。
【0015】本発明の第3の視点は第1の視点の半導体
装置において、前記一対のトレンチ部分は、単一の環状
トレンチの互いに対向する部分であり、前記絞りトレン
チは、前記環状トレンチの実質的中心に配置されること
を特徴とする。
【0016】本発明の第4の視点は第1乃至第3のいず
れかの視点の半導体装置において、前記絞りトレンチ内
に絶縁体が埋め込まれることを特徴とする。
【0017】本発明の第5の視点は第1乃至第3のいず
れかの視点の半導体装置において、前記絞りトレンチ内
に絶縁膜を介して導電体が埋め込まれることを特徴とす
る。
【0018】本発明の第6の視点は第5の視点の半導体
装置において、前記絞りトレンチ内の前記導電体は、前
記第2主電極に接続されることを特徴とする。
【0019】本発明の第7の視点は第1乃至第6のいず
れかの視点の半導体装置において、前記第2主電極は、
前記絞りトレンチ内に延びる延長部分を具備し、前記延
長部分を介して前記第3半導体層とコンタクトすること
を特徴とする。
【0020】本発明の第8の視点は第1乃至第7のいず
れかの視点の半導体装置において、前記第3半導体層を
貫通して前記第1半導体層に至るように形成された、前
記1対のトレンチ部分の夫々と実質的に等価な第3トレ
ンチ部分と、前記1対のトレンチ部分の一方と前記第3
トレンチ部分とで挟まれた非電流経路領域内の半導体層
を、前記第1半導体層から分離するように、前記一対の
トレンチ部分の前記一方と前記第3トレンチ部分との間
に形成された分離絶縁層と、を更に具備することを特徴
とする。
【0021】本発明の第9の視点は第1乃至第7のいず
れかの視点の半導体装置において、前記第3半導体層を
貫通して前記第1半導体層に至るように形成された、前
記1対のトレンチ部分の夫々と実質的に等価な第3トレ
ンチ部分と、前記1対のトレンチ部分の一方と前記第3
トレンチ部分とで挟まれた非電流経路領域内に形成され
た前記第3半導体層よりも低抵抗の第2導電型の第5半
導体層と、を更に具備することを特徴とする。
【0022】本発明の第10の視点は、トレンチゲート
付き半導体装置であって、第1導電型の第1半導体層
と、前記第1半導体層に第2導電型のキャリアを注入で
きるように、前記第1半導体層に配設された第2導電型
の第2半導体層と、前記第1半導体層内の第2導電型の
キャリアを前記第1半導体層外に排出することができる
ように、前記第1半導体層に配設された第2導電型の第
3半導体層と、前記第3半導体層を貫通して前記第1半
導体層に至るように形成された1対のトレンチ部分と、
前記一対のトレンチ部分の夫々内にゲート絶縁膜を介し
て配設された一対のゲート電極部分と、前記ゲート電極
部分によって第3半導体層内に誘起されるチャネルを通
して前記第1半導体層に第1導電型のキャリアを注入し
て伝導度変調を生じさせることができるように、前記一
対のトレンチ部分で挟まれていない前記第3半導体層の
部分の表面において、前記一対のトレンチ部分の夫々に
沿って形成された一対の第1導電型の第4半導体層部分
と、前記第2半導体層にコンタクトするように配設され
た第1主電極と、前記第3半導体層及び前記第4半導体
層部分にコンタクトするように配設された第2主電極
と、前記一対のトレンチ部分で挟まれた非電流経路領域
内の半導体層を、前記第1半導体層から分離するよう
に、前記一対のトレンチ部分の間に形成された分離絶縁
層と、を具備することを特徴とする。
【0023】本発明の第11の視点は第10の視点の半
導体装置において、前記分離絶縁層は、前記一対のトレ
ンチ部分の底部近傍の深さに配設されることを特徴とす
る。
【0024】本発明の第12の視点は第10または第1
1の視点の半導体装置において、前記非電流経路領域内
の前記半導体層にコンタクトするように追加電極が配設
され、前記追加電極は前記第2主電極に電気的に接続さ
れることを特徴とする。
【0025】本発明の第13の視点は、トレンチゲート
付き半導体装置であって、第1導電型の第1半導体層
と、前記第1半導体層に第2導電型のキャリアを注入で
きるように、前記第1半導体層に配設された第2導電型
の第2半導体層と、前記第1半導体層内の第2導電型の
キャリアを前記第1半導体層外に排出することができる
ように、前記第1半導体層に配設された第2導電型の第
3半導体層と、前記第3半導体層を貫通して前記第1半
導体層に至るように形成された1対のトレンチ部分と、
前記一対のトレンチ部分の夫々内にゲート絶縁膜を介し
て配設された一対のゲート電極部分と、前記ゲート電極
部分によって第3半導体層内に誘起されるチャネルを通
して前記第1半導体層に第1導電型のキャリアを注入し
て伝導度変調を生じさせることができるように、前記一
対のトレンチ部分で挟まれていない前記第3半導体層の
部分の表面において、前記一対のトレンチ部分の夫々に
沿って形成された一対の第1導電型の第4半導体層部分
と、前記第2半導体層にコンタクトするように配設され
た第1主電極と、前記第3半導体層及び前記第4半導体
層部分にコンタクトするように配設された第2主電極
と、前記一対のトレンチ部分で挟まれた非電流経路領域
内に形成された前記第3半導体層よりも低抵抗の第2導
電型の第5半導体層と、を具備することを特徴とする。
【0026】本発明の第14の視点は第13の視点の半
導体装置において、前記第5半導体層は、前記一対のト
レンチ部分の底部近傍の深さまで配設されることを特徴
とする。
【0027】本発明の第15の視点は第13または第1
4の視点の半導体装置において、前記第5半導体層は、
前記非電流経路領域の実質的に全体を占有することを特
徴とする。
【0028】更に、本発明に係る実施の形態には種々の
段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され
得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾
つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場
合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て、略同一の機能及び構成を有する構成要素について
は、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行
う。
【0030】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置であ
るIGBTの主要部分を示す断面図である。図2は図1
図示のIGBTの平面図である。
【0031】このIGBTにおいては、n型ベース層1
1上にp型ベース層12が形成される。p型ベース層1
2の表面からp型ベース層12を貫きn型ベース層11
に達するように、複数の主トレンチ13がストライプ状
(図2参照)に形成される。主トレンチ13内には、側
壁及び底面に形成されたゲート絶縁膜21を介して、ゲ
ート電極14が埋め込み形成される。一対の主トレンチ
13間で、p型ベース層12内には、各主トレンチ13
に接するように、一対のn型エミッタ層15が形成され
る。
【0032】p型ベース層12、n型エミッタ層15、
主トレンチ13上には層間絶縁膜18が選択的に形成さ
れる。層間絶縁膜18上には、エミッタ電極19が配設
され、コンタクトホールを介してn型エミッタ層15及
びp型ベース層12にコンタクトする。n型ベース層1
1の反対側の面には、n型バッファ層16を介してp型
エミッタ層17が形成され、更に、p型エミッタ層17
にコンタクトするようにコレクタ電極20が配設され
る。
【0033】エミッタ電極19がコンタクトするコンタ
クト領域25の下側の、主トレンチ13間の領域41
は、エミッタ電極19を通して電子及び正孔の流れる電
流経路として使用される。この電流経路領域41のn型
エミッタ層15の間には、p型ベース層12の表面から
p型ベース層12を貫きn型ベース層11に達するよう
に、絞りトレンチ22が形成される。絞りトレンチ22
は、n型ベース層11からp型ベース層12を通ってエ
ミッタ電極19へ形成される正孔の排出経路を絞るため
に使用される。なお、絞りトレンチ22は、一対の主ト
レンチ13間で、これ等と平行に延在する(図2参
照)。絞りトレンチ22内には、酸化膜などの絶縁体2
3が埋め込まれる。
【0034】このIGBTを動作させるには、コレクタ
電極20とエミッタ電極19との間に正バイアスが印加
された状態で、ゲート電極14に正バイアスを印加す
る。これにより、ゲート絶縁膜21の表面に沿ってp型
ベース層12内にn型の反転層が形成され、n型エミッ
タ層15からn型ベース層11中に電子が注入される。
一方、この電子の注入量に応じて、正孔がp型エミッタ
層17からn型ベース層11中に注入され、n型ベース
層11中にキャリアが充満し、伝導度変調が起こる。こ
のため、n型ベース層11の抵抗が低下して、装置が通
電状態になる。
【0035】このとき、エミッタ電極19が接続されて
いる電流経路領域41のn型ベース層11内では電流は
正孔の移動によって生じる。全体の面積に対する電流経
路領域41の割合が十分小さくなれば、正孔がn型ベー
ス層11からエミッタ電極19へ排出される際の抵抗が
大きくなる。その結果、主トレンチ13直下のn型ベー
ス層11中に正孔が蓄積され、装置の通電損失が低減さ
れる。エミッタ電極19が接続されていない非電流経路
領域42と、その両側の主トレンチ13は全体として幅
の広いトレンチが存在するのと同様の働きを示す。
【0036】一方、ターンオフ時には、上記通電状態に
おいてゲート電極14に負バイアスを印加する。する
と、p型ベース層12とゲート絶縁膜21との界面付近
のn型反転層が消失し、n型エミッタ層15からn型ベ
ース層11中への電子の注入が停止する。その結果、p
型エミッタ層17中からn型ベース層11中への正孔の
注入が止まる。その後、n型ベース層11中に充満した
キャリアは排出され、p型ベース層12とn型ベース層
11との接合から空乏層が広がり、装置は阻止状態とな
る。
【0037】前述の如く、この導通状態における通電損
失を決める1つの要素は、伝導度変調を生じた際のn型
ベース層11の抵抗である。n型ベース層11の抵抗は
充満しているキャリアの総量に依存し、このキャリアの
総量は、エミッタ電極19からエミッタ層15に流れる
電子電流と、正孔電流との比、即ち電子の注入効率で決
まる。図1図示のIGBTにおいては、主トレンチ13
間の電流経路領域41内に絞りトレンチ22が配設され
るため、正孔がp型ベース層12を介してエミッタ電極
19に排出される際の抵抗が増加する。このため、電子
の注入効率が増加し、n型ベース層11内に正孔がより
多く蓄積され、この正孔量に応じて電子も蓄積される。
その結果、n型ベース層11中に充満するキャリア量が
増加して通電損失が低減される。
【0038】なお、本実施の形態において、p型ベース
層12及びn型エミッタ層15とエミッタ電極19との
間のコンタクトを確実にするため、絞りトレンチ22の
幅はコンタクト領域25の幅より狭くする必要がある。
また、半導体装置の耐圧を低下させないため、絞りトレ
ンチ22の深さは主トレンチ13の深さより同等以下で
あることが望ましい。なお、図1において、電流経路領
域41は主トレンチ13の片側のみに設けているが、両
側に設けた場合にも上述の効果を得ることができる。
【0039】図13(a)〜(f)は図1図示のIGB
Tの製造方法を工程順に示す断面図である。
【0040】先ず、n型ベース層11の裏面にn型バッ
ファ層16とp型エミッタ層17とを拡散により順次形
成する。一方、n型ベース層11の主面にp型ベース層
12を拡散により形成する。更に、p型ベース層12内
に選択的にn型エミッタ層15を拡散により形成する
(図13(a)参照)。
【0041】次に、異方性エッチングにより、p型ベー
ス層12の表面からp型ベース層12を貫きn型ベース
層11の途中の深さまで達するように、主トレンチ13
及び絞りトレンチ22を形成する(図13(b)参
照)。そして、シリコン酸化膜を堆積した後、エッチバ
ックすることにより、主トレンチ13及び絞りトレンチ
22内にシリコン酸化膜からなる絶縁体23を埋め込む
(図13(c)参照)。
【0042】次に、絞りトレンチ22上にフォトエッチ
ングプロセスにより選択的にフォトレジスト層を堆積す
る。そして、このフォトレジスト層をマスクとして、ウ
エットエッチングにより、主トレンチ13内に埋め込ん
だシリコン酸化膜(絶縁体23)を除去する。エッチン
グ後、フォトレジスト層を除去し、絞りトレンチ22内
のみに絶縁体23を埋め込んだ構造を得る(図13
(d)参照)。
【0043】次に、主トレンチ13の内面にゲート絶縁
膜21を形成する。そして、導電膜を堆積した後、エッ
チバックすることにより、主トレンチ13内にゲート電
極14を埋め込む(図13(e)参照)。
【0044】次に、層間絶縁膜18を堆積した後、主ト
レンチ13間のコンタクト領域25(絞りトレンチ22
の上及びその周辺)において絶縁膜18を選択的に除去
する。そして、p型ベース層12及びn型エミッタ層1
5にコンタクトするように、エミッタ電極19を絶縁膜
18及びコンタクト領域25上に形成する(図13
(f)参照)。
【0045】図3は第1の実施の形態の変更例に係るI
GBTの主要部分を示す平面図である。この変更例にお
いては、絞りトレンチ22の長さが主トレンチ13の長
さよりも短く、所々で中断するように形成される。この
ような構造とすることにより、pベース層12及びn型
エミッタ層15とエミッタ電極19との間のコンタクト
を確実にすることができる。絞りトレンチ22の長さ
は、n型ベース層11内の正孔の拡散長程度(本実施の
形態では100μm)以下にすることにより半導体装置
のラッチアップ耐量を上昇させることができる。なお、
図3と同様の変更は、以下で述べる第3乃至第6の実施
の形態にも適用することができる。
【0046】(第2の実施の形態)図4は本発明の第2
の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置であ
るIGBTの主要部分を示す断面図である。
【0047】図4図示のIGBTは、絶縁体23で満た
された絞りトレンチ22が、p型ベース層12の表面に
露出しないように配設されている点で、図1図示のIG
BTと異なる。このような構成によっても第1の実施の
形態と同様の効果を得ることができる。更に、コンタク
ト領域25内で絞りトレンチ22が露出していないの
で、コンタクト抵抗を下げることができる。また、ラッ
チアップ耐量をあげることができる。
【0048】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置であ
るIGBTの主要部分を示す断面図である。
【0049】図5図示のIGBTは、主トレンチ13間
に、主トレンチ13と実質的に同形状で且つ同方向に延
在するダミートレンチ26が配設される点で、図1図示
のIGBTと異なる。ダミートレンチ26は、2つの電
流経路領域41(コンタクト領域25)間の距離が大き
くなることにより装置の耐圧が低下するのを、防止する
ように形成される。従って、ダミートレンチ26は、主
トレンチ13と同等の深さを有することが望ましい。ダ
ミートレンチ26の個数は1個に限定されず、主トレン
チ13間の距離が大きくなるに従って適宜挿入する個数
を増やすことで装置の耐圧の低下を防ぐことができる。
【0050】また、主トレンチ13とダミートレンチ2
6との間の半導体領域は層間絶縁膜18で覆われ、従っ
て、この領域においてp型ベース層12はエミッタ電極
19とコンタクトしない。このため、エミッタ電極19
とp型ベース層12とのコンタクト面積が更に小さくな
り、より大きな伝導度変調を実現することができる。
【0051】図6は第2の実施の形態の変更例に係るI
GBTの主要部分を示す平面図である。この変更例にお
いては、ダミートレンチ26内にゲート電極14と同じ
工程で配設された導電体28が絶縁膜29を介して埋め
込まれ、この導電体28はエミッタ電極19に接続され
る。この構成により、導電体28の電位が安定すると共
に、ゲート電極14の入力容量を低減することができる
ので、装置の高速化が可能になる。なお、図5及び図6
図示のダミートレンチ26に関する構成は、以下で述べ
る第4乃至第6の実施の形態にも適用することができ
る。
【0052】(第4の実施の形態)図7は本発明の第4
の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置であ
るIGBTの主要部分を示す断面図である。
【0053】図7図示のIGBTは、ゲート電極14と
同じ工程で配設された導電体31が絶縁膜32を介して
絞りトレンチ22内に埋め込まれ、この導電体31がエ
ミッタ電極19とコンタクトする点で、図1図示のIG
BTと異なる。導電体31は必ずしもエミッタ電極19
に接続しなくてもよいが、接続することにより電位が安
定し、装置動作も安定する。
【0054】このような構成によっても第1の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。更に、導電体31
を例えばp型のポリシリコンのようなn型ベース層11
に対して仕事関数の大きな材料で形成すれば、絞りトレ
ンチ22の側壁及び底部に空乏層が形成されるので、絞
りトレンチ22の界面での表面再結合によるキャリアの
減少を防止することができる。
【0055】図14(a)、(b)は図7図示のIGB
Tの製造方法を工程順に示す断面図である。
【0056】先ず、図13(a)、(b)を参照して述
べた手順と同じ手順で、主トレンチ13及び絞りトレン
チ22を有する図13(b)図示の構造を形成する。次
に、主トレンチ13及び絞りトレンチ22の内面にゲー
ト絶縁膜21及び絶縁膜32を夫々形成する。そして、
導電膜を堆積した後、エッチバックすることにより、主
トレンチ13及び絞りトレンチ22内にゲート電極14
及び導電体31を夫々埋め込む(図14(a)参照)。
【0057】次に、層間絶縁膜18を堆積した後、主ト
レンチ13間のコンタクト領域25(絞りトレンチ22
の上及びその周辺)において絶縁膜18を選択的に除去
する。そして、p型ベース層12、n型エミッタ層15
及び導電体31にコンタクトするように、エミッタ電極
19を絶縁膜18及びコンタクト領域25上に形成する
(図14(b)参照)。
【0058】(第5の実施の形態)図8は本発明の第5
の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置であ
るIGBTの主要部分を示す断面図である。
【0059】図8図示のIGBTは、絞りトレンチ22
内の途中まで絶縁体23が埋め込まれ、絞りトレンチ2
2の上部内にエミッタ電極19の延長部分19aが挿入
される点で、図1図示のIGBTと異なる。また、n型
エミッタ層5は、主トレンチ13と絞りトレンチ22と
の間で、p型ベース層12の表面全体を覆うように形成
され、エミッタ電極19は延長部分19aを介してp型
ベース層12とコンタクトする。
【0060】このような構成によっても第1の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。なお、絞りトレン
チ22は、エミッタ電極19の延長部分19aに対応す
る部分の幅が、絶縁体23が埋め込まれる部分の幅より
も大きくしてもよい。更に、エミッタ電極19はn型エ
ミッタ層15及びp型ベース層12と絞りトレンチ22
の側壁でコンタクトするため、トレンチのマスクとコン
タクトのマスクとの間に合わせずれが起きても、エミッ
タ電極19とn型エミッタ層15及びp型ベース層12
との間のコンタクトを確実にとることができる。
【0061】なお、n型エミッタ層5はp型ベース層1
2に対して選択的に形成してもよい。このようにするこ
とによってチャネル密度を減少させ、飽和電流を下げる
ことができる。その結果、素子の短絡耐量を向上させる
ことができる。
【0062】図15(a)、(b)は図8図示のIGB
Tの製造方法を工程順に示す断面図である。
【0063】先ず、図13(a)〜(e)を参照して述
べた手順と同じ手順で、ゲート電極14を埋め込んだ主
トレンチ13及び絶縁体23を埋め込んだ絞りトレンチ
22を有する図13(e)図示の構造と同様な構造を形
成する。次に、エッチングにより、シリコン酸化膜から
なる絶縁体23を、p型ベース層12の途中の深さに達
するまで掘り下げる(図15(a)参照)。
【0064】次に、層間絶縁膜18を堆積した後、主ト
レンチ13間のコンタクト領域25(絞りトレンチ22
の上及びその周辺)において絶縁膜18を選択的に除去
する。そして、p型ベース層12及びn型エミッタ層1
5にコンタクトするように、エミッタ電極19を絶縁膜
18及びコンタクト領域25上に形成する(図15
(b)参照)。
【0065】(第6の実施の形態)図9は本発明の第6
の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置であ
るIGBTの主要部分を示す断面図である。
【0066】図9図示のIGBTは、ゲート電極14と
同じ工程で配設された導電体31が絶縁膜32を介して
絞りトレンチ22内の途中まで埋め込まれ、この導電体
31がエミッタ電極19の延長部分19aとコンタクト
する点で、図8図示のIGBTと異なる。導電体31は
必ずしもエミッタ電極19に接続しなくてもよいが、接
続することにより電位が安定し、装置動作も安定する。
【0067】このような構成によれば、第4及び第5の
実施の形態の効果を併せて得ることができる。なお、絞
りトレンチ22は、エミッタ電極19の延長部分19a
に対応する部分の幅が、導電体31が埋め込まれる部分
の幅よりも大きくしてもよい。更に、導電体31を例え
ばp型のポリシリコンのようなn型ベース層11に対し
て仕事関数の大きな材料で形成すれば、絞りトレンチ2
2の側壁及び底部に空乏層が形成されるので、絞りトレ
ンチ22の界面での表面再結合によるキャリアの減少を
防止することができる。
【0068】図16(a)〜(c)は図9図示のIGB
Tの製造方法を工程順に示す断面図である。この方法に
より形成されるエミッタ電極19の延長部分19aの形
状は、図9図示のIGBTのそれと幾分異なっている
が、構造の特徴とする所は基本的に同一である。
【0069】先ず、図13(a)、(b)及び図14
(a)を参照して述べた手順と同じ手順で、ゲート電極
14を埋め込んだ主トレンチ13及び導電体31を埋め
込んだ絞りトレンチ22を有する図14(a)図示の構
造と同様な構造を形成する。
【0070】次に、層間絶縁膜18を堆積した後、主ト
レンチ13間のコンタクト領域25(絞りトレンチ22
の上及びその周辺)において絶縁膜18を選択的に除去
する(図16(a)参照)。そして、絶縁膜18をマス
クとして使用し、異方性エッチングにより、絞りトレン
チ22及びその周辺の基板部分を、p型ベース層12の
途中の深さに達するまで掘り下げる(図16(b)参
照)。そして、p型ベース層12、n型エミッタ層15
及び導電体31にコンタクトするように、エミッタ電極
19を絶縁膜18及びコンタクト領域25上に形成する
(図16(c)参照)。
【0071】(第7の実施の形態)図10は本発明の第
7の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置で
あるIGBTの主要部分を示す平面図である。
【0072】図10図示のIGBTは、主トレンチ13
がストライプ状ではなく矩形メッシュ状に形成される点
で、図2図示のIGBTと異なる。図10において、絞
りトレンチ22を横断する主トレンチ13に平行な線に
沿った断面は、図1と同様となる。即ち、図1に現れる
一対の主トレンチ13は、メッシュの1つの格子を形成
する単一の環状トレンチ35の互いに対向する部分に対
応することとなる。ここで、絞りトレンチ22は、環状
トレンチ35の実質的中心に配置される。
【0073】このような構成によっても、絞りトレンチ
22が正孔の排出抵抗を増加させるので、第1の実施の
形態と同様の効果を得ることができる。更に、本実施の
形態においては主トレンチ13をメッシュ状に形成した
ことにより、チャネル幅が増加するので半導体装置の通
電損失を更に低下させることができる。
【0074】図11及び図12は第7の実施の形態の2
つの変更例に係るIGBTの主要部分を示す平面図であ
る。図11図示の変更例においては、主トレンチ13を
構成する複数の環状トレンチ35が一列交代で半ピッチ
だけシフトするように配設される。このような構成によ
っても、図10図示のIGBTと同様の効果を得ること
ができる。また、図11図示の主トレンチ13のメッシ
ュ構造は、図10図示のメッシュ構造よりも形成し易
い。
【0075】図12図示の変更例においては、主トレン
チ13が蜂の巣状に形成される。このような構成によっ
ても、図10図示のIGBTと同様、正孔の排出抵抗の
増加とチャネル幅の増加の両効果を得ることができる。
【0076】なお、第7の実施の形態の構成は、図1図
示の断面構造はだけでなく、図4乃至から図9図示のい
ずれの断面構造にも適用可能である。
【0077】(第8の実施の形態)図17は本発明の第
8の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置で
あるIGBTの主要部分を示す断面図である。
【0078】前述の第1乃至第7の実施の形態は、装置
のオン状態において電流経路となる、一対の主トレンチ
13間の電流経路領域41における改良に関する。これ
に対して、第8の実施の形態は、装置のオン状態におい
て電流経路とならない非電流経路領域42における改良
に関する。
【0079】図17図示のIGBTにおいて、一対の主
トレンチ13間の非電流経路領域42には、主トレンチ
13の底部近傍の深さに水平に延在する分離絶縁層45
が形成される。分離絶縁層45は、非電流経路領域42
を完全に塞ぐように一対の主トレンチ13間に亘って配
設され、非電流経路領域42内のn型半導体層46をn
型ベース層11から分離する。n型半導体層46の表面
には、n型コンタクト層47が形成され、これにコンタ
クトするように電極48が配設される。電極48はエミ
ッタ電極19と電気的に接続される。
【0080】分離絶縁層45は、例えば酸素イオンをシ
リコン基板中の所定の深さに打ち込み、その後に熱処理
することによってシリコン酸化膜として形成することが
できる。また、分離絶縁層45は空洞の層とすることも
できる。このような空洞の形成方法は、例えば、T. Sat
o et al., IEDM Tech. Dig., p. 517, 1999 に開示さ
れ、その開示内容は参照として本明細書に組込まれる。
【0081】このような構成により、第8の実施の形態
においては、分離絶縁層45によりn型ベース層11と
n型半導体層46、47とが絶縁分離されているため、
装置のオン状態において、正孔は電流経路領域41のみ
を通って流れる。従って、非電流経路領域42を十分に
大きくすれば、正孔の排出抵抗を増加させ、通電損失の
低減することができる。
【0082】また、分離絶縁層45によりn型ベース層
11とn型半導体層46、47とが絶縁分離されている
ため、ゲート絶縁膜21の内、非電流経路領域42に接
する部分はゲート−コレクタ間容量に寄与しなくなる。
従って、ゲート−コレクタ間容量を低減することによ
り、ミラー期間を短くし、ターンオフ時のエネルギーロ
スを小さくすることができる。
【0083】また、n型半導体層46、47は電極48
を介してエミッタ電極19と電気的に接続されているた
め、フローティング状態となるのが防止される。また、
電極48を配設することにより、非電流経路領域42
は、ゲート−コレクタ間容量ではなく、ゲート−エミッ
タ間容量に確実に寄与するようになる。
【0084】(第9の実施の形態)図18は本発明の第
9の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装置で
あるIGBTの主要部分を示す断面図である。第9の実
施の形態も、装置のオン状態において電流経路とならな
い非電流経路領域42における改良に関する。
【0085】図18図示のIGBTにおいて、一対の主
トレンチ13間の非電流経路領域42には、p型ベース
層12よりも低抵抗(高キャリア不純物濃度)のp型ガ
ード層51が形成される。p型ガード層51は、不純物
の拡散により、基板の表面から主トレンチ13の底部近
傍の深さまで形成され、非電流経路領域42の実質的に
全体を占有する。
【0086】このような構成により、第9の実施の形態
においては、装置のオン状態において、正孔は、p型ガ
ード層51により占有される非電流経路領域42を通ら
ず、電流経路領域41のみを通って流れる。従って、非
電流経路領域42を十分に大きくすれば、正孔の排出抵
抗を増加させ、通電損失の低減することができる。
【0087】また、ターンオフ時には、p型ガード層5
1とn型ベース層11との接合から主にn型ベース層1
1側に空乏層が生じ、p型ガード層51とn型ベース層
11とが絶縁分離される。このため、ターンオフ時に
は、ゲート絶縁膜21の内、非電流経路領域42に接す
る部分はゲート−コレクタ間容量に寄与しなくなる。従
って、ゲート−コレクタ間容量を低減することにより、
ミラー期間を短くし、ターンオフ時のエネルギーロスを
小さくすることができる。
【0088】(第10の実施の形態)図19は本発明の
第10の実施の形態に係るトレンチゲート付の半導体装
置であるIGBTの主要部分を示す断面図である。
【0089】図19図示のIGBTは、図1図示のIG
BTの特徴である電流経路領域41内に配設された絞り
トレンチ22と、図18図示のIGBTの特徴である非
電流経路領域42内に配設された分離絶縁層45と、を
有する。このような構成により、図1及び図18図示の
両IGBTにおいて説明した夫々の効果、即ち、通電損
失の低減と、ゲート−コレクタ間容量の低減とを共に実
現可能なIGBTを提供することができる。このよう
に、第8及び第9の実施の形態の夫々に係る非電流経路
領域42における改良は、第1乃至第7の実施の形態の
夫々に係る電流経路領域41における改良と組み合せて
使用することができる。
【0090】以上、IGBTを例に挙げて本発明を説明
したが、本発明はIGBTと同様の動作原理で動作する
装置、例えば、トレンチMOS静電誘導サイリスタにも
適用可能である。
【0091】上述の変更例の他、本発明の思想の範疇に
おいて、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想
到し得るものであり、それら変更例及び修正例について
も本発明の範囲に属するものと了解される。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、電流経路領域内に絞り
トレンチを配設することにより、トレンチ間の距離を狭
めることなく正孔の排出抵抗を増加させ、通電損失の低
減を可能にしたトレンチゲート付き半導体装置を提供す
ることができる。
【0093】また、本発明によれば、少なくともオン状
態において非電流経路領域を絶縁分離する構成とするこ
とにより、通電損失を大きくすることなくゲート−コレ
クタ間容量の低減を可能にしたトレンチゲート付き半導
体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るトレンチゲー
ト付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す断面
図。
【図2】図1図示のIGBTの平面図。
【図3】第1の実施の形態の変更例に係るIGBTの主
要部分を示す平面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るトレンチゲー
ト付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す断面
図。
【図5】第2の実施の形態の変更例に係るIGBTの主
要部分を示す平面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るトレンチゲー
ト付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す断面
図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るトレンチゲー
ト付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す断面
図。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るトレンチゲー
ト付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す断面
図。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係るトレンチゲー
ト付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す断面
図。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係るトレンチゲ
ート付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す平
面図。
【図11】第7の実施の形態の変更例に係るIGBTの
主要部分を示す平面図。
【図12】第7の実施の形態の別の変更例に係るIGB
Tの主要部分を示す平面図。
【図13】(a)〜(f)は図1図示のIGBTの製造
方法を工程順に示す断面図。
【図14】(a)、(b)は図7図示のIGBTの製造
方法を工程順に示す断面図。
【図15】(a)、(b)は図8図示のIGBTの製造
方法を工程順に示す断面図。
【図16】(a)〜(c)は図9図示のIGBTの製造
方法を工程順に示す断面図。
【図17】本発明の第8の実施の形態に係るトレンチゲ
ート付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す断
面図。
【図18】本発明の第9の実施の形態に係るトレンチゲ
ート付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す断
面図。
【図19】本発明の第10の実施の形態に係るトレンチ
ゲート付の半導体装置であるIGBTの主要部分を示す
断面図。
【図20】従来のトレンチゲート付きIGBTを示す断
面図。
【符号の説明】
11…n型ベース層 12…p型ベース層 13…主トレンチ 14…ゲート電極 15…n型エミッタ層 16…n型バッファ層 17…p型エミッタ層 18…層間絶縁膜 19…エミッタ電極 20…コレクタ電極 21…ゲート絶縁膜 22…絞りトレンチ 23…絶縁体 25…コンタクト領域 26…ダミートレンチ 28…導電体 29…絶縁膜 31…導電体 32…絶縁膜 35…環状トレンチ 41…電流経路領域 42…非電流経路領域 45…分離絶縁層 46…n型半導体層 47…n型コンタクト層 48…電極 51…p型ガード層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 655 H01L 29/78 655A (72)発明者 小倉 常雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の第1半導体層と、 前記第1半導体層に第2導電型のキャリアを注入できる
    ように、前記第1半導体層に配設された第2導電型の第
    2半導体層と、 前記第1半導体層内の第2導電型のキャリアを前記第1
    半導体層外に排出することができるように、前記第1半
    導体層に配設された第2導電型の第3半導体層と、 前記第3半導体層を貫通して前記第1半導体層に至るよ
    うに形成された1対のトレンチ部分と、 前記一対のトレンチ部分の夫々内にゲート絶縁膜を介し
    て配設された一対のゲート電極部分と、 前記ゲート電極部分によって第3半導体層内に誘起され
    るチャネルを通して前記第1半導体層に第1導電型のキ
    ャリアを注入して伝導度変調を生じさせることができる
    ように、前記一対のトレンチ部分で挟まれた前記第3半
    導体層の部分の表面において、前記一対のトレンチ部分
    の夫々に沿って形成された一対の第1導電型の第4半導
    体層部分と、 前記第2半導体層にコンタクトするように配設された第
    1主電極と、 前記第3半導体層及び前記第4半導体層部分にコンタク
    トするように配設された第2主電極と、 前記一対の第4半導体層部分の間で、前記第3半導体層
    を貫通して前記第1半導体層に至るように形成され、前
    記第1半導体層から前記第3半導体層を通って第2主電
    極へ形成される第2導電型のキャリアの排出経路を絞る
    ための絞りトレンチと、を具備することを特徴とするト
    レンチゲート付き半導体装置。
  2. 【請求項2】前記一対のトレンチ部分は、互いに平行に
    延在する一対のトレンチの部分であり、前記絞りトレン
    チは、前記一対のトレンチと同方向に延在することを特
    徴とする請求項1に記載のトレンチゲート付き半導体装
    置。
  3. 【請求項3】前記一対のトレンチ部分は、単一の環状ト
    レンチの互いに対向する部分であり、前記絞りトレンチ
    は、前記環状トレンチの実質的中心に配置されることを
    特徴とする請求項1に記載のトレンチゲート付き半導体
    装置。
  4. 【請求項4】前記絞りトレンチ内に絶縁体が埋め込まれ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    トレンチゲート付き半導体装置。
  5. 【請求項5】前記絞りトレンチ内に絶縁膜を介して導電
    体が埋め込まれることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載のトレンチゲート付き半導体装置。
  6. 【請求項6】前記絞りトレンチ内の前記導電体は、前記
    第2主電極に接続されることを特徴とする請求項5に記
    載のトレンチゲート付き半導体装置。
  7. 【請求項7】前記第2主電極は、前記絞りトレンチ内に
    延びる延長部分を具備し、前記延長部分を介して前記第
    3半導体層とコンタクトすることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載のトレンチゲート付き半導体装
    置。
  8. 【請求項8】前記第3半導体層を貫通して前記第1半導
    体層に至るように形成された、前記1対のトレンチ部分
    の夫々と実質的に等価な第3トレンチ部分と、前記1対
    のトレンチ部分の一方と前記第3トレンチ部分とで挟ま
    れた非電流経路領域内の半導体層を、前記第1半導体層
    から分離するように、前記一対のトレンチ部分の前記一
    方と前記第3トレンチ部分との間に形成された分離絶縁
    層と、を更に具備することを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれかに記載のトレンチゲート付き半導体装置。
  9. 【請求項9】前記第3半導体層を貫通して前記第1半導
    体層に至るように形成された、前記1対のトレンチ部分
    の夫々と実質的に等価な第3トレンチ部分と、前記1対
    のトレンチ部分の一方と前記第3トレンチ部分とで挟ま
    れた非電流経路領域内に形成された前記第3半導体層よ
    りも低抵抗の第2導電型の第5半導体層と、を更に具備
    することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    のトレンチゲート付き半導体装置。
  10. 【請求項10】第1導電型の第1半導体層と、 前記第1半導体層に第2導電型のキャリアを注入できる
    ように、前記第1半導体層に配設された第2導電型の第
    2半導体層と、 前記第1半導体層内の第2導電型のキャリアを前記第1
    半導体層外に排出することができるように、前記第1半
    導体層に配設された第2導電型の第3半導体層と、 前記第3半導体層を貫通して前記第1半導体層に至るよ
    うに形成された1対のトレンチ部分と、 前記一対のトレンチ部分の夫々内にゲート絶縁膜を介し
    て配設された一対のゲート電極部分と、 前記ゲート電極部分によって第3半導体層内に誘起され
    るチャネルを通して前記第1半導体層に第1導電型のキ
    ャリアを注入して伝導度変調を生じさせることができる
    ように、前記一対のトレンチ部分で挟まれていない前記
    第3半導体層の部分の表面において、前記一対のトレン
    チ部分の夫々に沿って形成された一対の第1導電型の第
    4半導体層部分と、 前記第2半導体層にコンタクトするように配設された第
    1主電極と、 前記第3半導体層及び前記第4半導体層部分にコンタク
    トするように配設された第2主電極と、 前記一対のトレンチ部分で挟まれた非電流経路領域内の
    半導体層を、前記第1半導体層から分離するように、前
    記一対のトレンチ部分の間に形成された分離絶縁層と、
    を具備することを特徴とするトレンチゲート付き半導体
    装置。
  11. 【請求項11】前記分離絶縁層は、前記一対のトレンチ
    部分の底部近傍の深さに配設されることを特徴とする請
    求項10に記載のトレンチゲート付き半導体装置。
  12. 【請求項12】前記非電流経路領域内の前記半導体層に
    コンタクトするように追加電極が配設され、前記追加電
    極は前記第2主電極に電気的に接続されることを特徴と
    する請求項10または11に記載のトレンチゲート付き
    半導体装置。
  13. 【請求項13】第1導電型の第1半導体層と、 前記第1半導体層に第2導電型のキャリアを注入できる
    ように、前記第1半導体層に配設された第2導電型の第
    2半導体層と、 前記第1半導体層内の第2導電型のキャリアを前記第1
    半導体層外に排出することができるように、前記第1半
    導体層に配設された第2導電型の第3半導体層と、 前記第3半導体層を貫通して前記第1半導体層に至るよ
    うに形成された1対のトレンチ部分と、 前記一対のトレンチ部分の夫々内にゲート絶縁膜を介し
    て配設された一対のゲート電極部分と、 前記ゲート電極部分によって第3半導体層内に誘起され
    るチャネルを通して前記第1半導体層に第1導電型のキ
    ャリアを注入して伝導度変調を生じさせることができる
    ように、前記一対のトレンチ部分で挟まれていない前記
    第3半導体層の部分の表面において、前記一対のトレン
    チ部分の夫々に沿って形成された一対の第1導電型の第
    4半導体層部分と、 前記第2半導体層にコンタクトするように配設された第
    1主電極と、 前記第3半導体層及び前記第4半導体層部分にコンタク
    トするように配設された第2主電極と、 前記一対のトレンチ部分で挟まれた非電流経路領域内に
    形成された前記第3半導体層よりも低抵抗の第2導電型
    の第5半導体層と、を具備することを特徴とするトレン
    チゲート付き半導体装置。
  14. 【請求項14】前記第5半導体層は、前記一対のトレン
    チ部分の底部近傍の深さまで配設されることを特徴とす
    る請求項13に記載のトレンチゲート付き半導体装置。
  15. 【請求項15】前記第5半導体層は、前記非電流経路領
    域の実質的に全体を占有することを特徴とする請求項1
    3または14に記載のトレンチゲート付き半導体装置。
JP2000294986A 1999-09-30 2000-09-27 トレンチゲート付き半導体装置 Pending JP2001168333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000294986A JP2001168333A (ja) 1999-09-30 2000-09-27 トレンチゲート付き半導体装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-278254 1999-09-30
JP27825499 1999-09-30
JP2000294986A JP2001168333A (ja) 1999-09-30 2000-09-27 トレンチゲート付き半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001168333A true JP2001168333A (ja) 2001-06-22

Family

ID=26552786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000294986A Pending JP2001168333A (ja) 1999-09-30 2000-09-27 トレンチゲート付き半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001168333A (ja)

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003017698A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2003101020A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
JP2004022941A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Toshiba Corp 半導体装置
JP2005175425A (ja) * 2003-11-20 2005-06-30 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 絶縁ゲート型半導体装置
WO2005062386A1 (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 縦型ゲート半導体装置およびその製造方法
JP2005268469A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
JP2006066922A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Internatl Rectifier Corp トレンチベースのソースおよびゲート電極を有するパワーデバイス
JP2006216927A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Power Integrations Inc エッジ終端構造を持つ高電圧縦型トランジスタ
JP2006303287A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Toshiba Corp 電力用半導体装置
US7211861B2 (en) 2004-06-18 2007-05-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Insulated gate semiconductor device
JP2008294240A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Panasonic Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2008300495A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2008300496A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2008311573A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2008311574A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2008311572A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2009016571A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Rohm Co Ltd 半導体装置
DE102008011252A1 (de) 2007-07-17 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp. Halbleitervorrichtung
WO2010044135A1 (ja) * 2008-10-14 2010-04-22 三菱電機株式会社 パワーデバイス
JP2010177629A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JP2011181583A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Toshiba Corp 半導体装置
JP2011199101A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Toyota Central R&D Labs Inc 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ
EP1906453A3 (en) * 2006-09-29 2013-07-10 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device
US8575687B2 (en) 2007-05-30 2013-11-05 Rohm Co., Ltd. Semiconductor switch device
US8766317B2 (en) 2007-06-18 2014-07-01 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device
JP2014179373A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及びその製造方法
US8860129B2 (en) 2007-05-30 2014-10-14 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device
US8912632B2 (en) 2010-09-24 2014-12-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
JP2017028244A (ja) * 2015-07-15 2017-02-02 富士電機株式会社 半導体装置
US9711628B2 (en) 2014-08-27 2017-07-18 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
JP2019054064A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 富士電機株式会社 半導体装置
US10332990B2 (en) 2015-07-15 2019-06-25 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
US10355083B2 (en) 2017-01-17 2019-07-16 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
JP2021192447A (ja) * 2017-12-14 2021-12-16 富士電機株式会社 半導体装置
JP2022071220A (ja) * 2016-10-17 2022-05-13 富士電機株式会社 半導体装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08222728A (ja) * 1995-02-09 1996-08-30 Mitsubishi Electric Corp 絶縁ゲート型半導体装置
JPH08316479A (ja) * 1995-03-14 1996-11-29 Mitsubishi Electric Corp 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法
EP1032047A2 (en) * 1999-02-17 2000-08-30 Hitachi, Ltd. Semiconductor device and power converter using the same

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08222728A (ja) * 1995-02-09 1996-08-30 Mitsubishi Electric Corp 絶縁ゲート型半導体装置
JPH08316479A (ja) * 1995-03-14 1996-11-29 Mitsubishi Electric Corp 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法
EP1032047A2 (en) * 1999-02-17 2000-08-30 Hitachi, Ltd. Semiconductor device and power converter using the same

Cited By (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003017698A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2003101020A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
JP2004022941A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Toshiba Corp 半導体装置
JP2005175425A (ja) * 2003-11-20 2005-06-30 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 絶縁ゲート型半導体装置
JPWO2005062386A1 (ja) * 2003-12-22 2007-10-04 松下電器産業株式会社 縦型ゲート半導体装置およびその製造方法
WO2005062386A1 (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 縦型ゲート半導体装置およびその製造方法
JP4754353B2 (ja) * 2003-12-22 2011-08-24 パナソニック株式会社 縦型トレンチゲート半導体装置およびその製造方法
KR100789033B1 (ko) * 2003-12-22 2007-12-26 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 종형게이트 반도체장치 및 그 제조방법
US7187041B2 (en) 2003-12-22 2007-03-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Vertical gate semiconductor device and method for fabricating the same
JP2005268469A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
US7211861B2 (en) 2004-06-18 2007-05-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Insulated gate semiconductor device
JP2006066922A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Internatl Rectifier Corp トレンチベースのソースおよびゲート電極を有するパワーデバイス
JP2011097117A (ja) * 2005-02-03 2011-05-12 Power Integrations Inc エッジ終端構造を持つ高電圧縦型トランジスタ
JP2006216927A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Power Integrations Inc エッジ終端構造を持つ高電圧縦型トランジスタ
JP2006303287A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Toshiba Corp 電力用半導体装置
EP2731142A3 (en) * 2006-09-29 2016-07-20 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device
EP1906453A3 (en) * 2006-09-29 2013-07-10 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device
JP2008294240A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Panasonic Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2008300495A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2008300496A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Rohm Co Ltd 半導体装置
US8860129B2 (en) 2007-05-30 2014-10-14 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device
US8575687B2 (en) 2007-05-30 2013-11-05 Rohm Co., Ltd. Semiconductor switch device
US8766317B2 (en) 2007-06-18 2014-07-01 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device
JP2008311573A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2008311574A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2008311572A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Rohm Co Ltd 半導体装置
JP2009016571A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Rohm Co Ltd 半導体装置
DE102008011252A1 (de) 2007-07-17 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp. Halbleitervorrichtung
US7615846B2 (en) 2007-07-17 2009-11-10 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device
US8129818B2 (en) 2008-10-14 2012-03-06 Mitsubishi Electric Corporation Power device
CN102187465A (zh) * 2008-10-14 2011-09-14 三菱电机株式会社 功率器件
CN102187465B (zh) * 2008-10-14 2013-06-19 三菱电机株式会社 功率器件
WO2010044135A1 (ja) * 2008-10-14 2010-04-22 三菱電機株式会社 パワーデバイス
JP5327226B2 (ja) * 2008-10-14 2013-10-30 三菱電機株式会社 パワーデバイス
US7800183B2 (en) 2009-02-02 2010-09-21 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device
JP2010177629A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
US9024382B2 (en) 2010-02-26 2015-05-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
JP2011181583A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Toshiba Corp 半導体装置
JP2011199101A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Toyota Central R&D Labs Inc 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ
US8912632B2 (en) 2010-09-24 2014-12-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
JP2014179373A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及びその製造方法
US9711628B2 (en) 2014-08-27 2017-07-18 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
JP2017028244A (ja) * 2015-07-15 2017-02-02 富士電機株式会社 半導体装置
US10332990B2 (en) 2015-07-15 2019-06-25 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
US10825923B2 (en) 2015-07-15 2020-11-03 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
JP2022071220A (ja) * 2016-10-17 2022-05-13 富士電機株式会社 半導体装置
US10355083B2 (en) 2017-01-17 2019-07-16 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
JP2019054064A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 富士電機株式会社 半導体装置
JP2021192447A (ja) * 2017-12-14 2021-12-16 富士電機株式会社 半導体装置
JP7230969B2 (ja) 2017-12-14 2023-03-01 富士電機株式会社 半導体装置
US11810914B2 (en) 2017-12-14 2023-11-07 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001168333A (ja) トレンチゲート付き半導体装置
US6747295B2 (en) Semiconductor device with trench gate
JP2504862B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6118150A (en) Insulated gate semiconductor device and method of manufacturing the same
JP5357370B2 (ja) 半導体デバイス
JPH10209432A (ja) 半導体デバイスの改良
JPH06196705A (ja) 逆導通型絶縁ゲートバイポーラトランジスタ及びその製造方法
JP3435635B2 (ja) 絶縁ゲート型半導体装置、およびその製造方法ならびにインバータ回路
KR100880231B1 (ko) 반도체 소자 및 그의 제조 방법
JP2005209811A (ja) 半導体装置
JPH09116134A (ja) 増加した電流容量のための高密度レイアウトを備えたベース抵抗制御サイリスタ構造
JPH04284669A (ja) 絶縁ゲート制御サイリスタ
JPH11312807A (ja) 半導体装置
KR101550798B1 (ko) 래치업 억제구조를 가지는 전력용 반도체 장치 및 그 제조방법
JP4761011B2 (ja) サイリスタを有する半導体装置及びその製造方法
JP3371836B2 (ja) 半導体装置
JPH0241182B2 (ja)
JP2002100774A (ja) 高耐圧半導体装置
JPH10270686A (ja) 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
JPH09129863A (ja) エミッタ・スイッチ・サイリスタ
JP3300482B2 (ja) 絶縁ゲート付きサイリスタ
JP3342944B2 (ja) 横型高耐圧半導体素子
WO2024062664A1 (ja) 半導体装置
KR100218261B1 (ko) 모스 제어형 사이리스터 및 그 제조방법
JP2827523B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080610