JP2011199101A - 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 絶縁ゲートバイポーラトランジスタにおいて、帰還容量が増加することなく、オン電圧を低減させる技術を提供する。
【解決手段】 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ100は、第1導電型の第1半導体領域8と、第2導電型の第2半導体領域10と、トレンチゲート24と、ダミートレンチゲート32を備えている。第2半導体領域10は、第1半導体領域8上に設けられている。トレンチゲート24は、第2半導体領域10を貫通して第1半導体領域8内にまで伸びている。ダミートレンチゲート32は、少なくとも第1半導体領域8と第2半導体領域10が接する深さにおいて、トレンチゲート24から間隔をおいて配置されている。また、ダミートレンチゲート32は、トレンチゲート24から絶縁されている。ダミートレンチゲート32は、第1半導体領域8内においてトレンチゲート24に向けて突出する突出部40を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレンチゲートと、トレンチゲートから絶縁されているダミートレンチゲートを有する絶縁ゲートバイポーラトランジスタに関する。
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:以下、IGBTという)の技術分野では、オン電圧を低減するために、素子内部に正孔を蓄積するための構造を設けることがある。その一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されているIGBTは、p型のベース領域を貫通してn型のベース領域にまで伸びている複数のトレンチゲートを有している。特許文献1の技術では、n型ベース領域内において、隣り合うトレンチゲートのうちの一方のトレンチゲートの底面から他方のトレンチゲートに向けて突出する突出部が設けられている。また、他方のトレンチゲートの底面にも、一方のトレンチゲートに向けて突出する突出部が設けられている。
p型ベース領域の表面において、隣り合うトレンチゲートの間隔が狭くなると、IGBTがラッチアップし易くなる。特許文献1の技術では、p型ベース領域の表面では隣り合うトレンチゲートの間隔を広く確保しながら、n型ベース領域内では隣り合うトレンチゲートの間隔(隣り合う突出部の間隔)を狭くすることができる。その結果、ラッチアップを抑制しながら、オン電圧を低減することができる。
特開2008−60138号公報
上記したように、特許文献1の技術では、トレンチゲートの底面に、隣接するトレンチゲートに向けて突出する突出部を設ける。しかしながら、この技術によると、トレンチゲートの底面の面積が増大するので、帰還容量(ゲート−コレクタ間の容量)も増加する。帰還容量が増加すると、IGBTのスイッチング速度が遅くなるという不具合が生じる。特許文献1の技術では、帰還容量の増加を抑制しながらオン電圧を低減させることができない。本明細書は、帰還容量を増加させないでオン電圧を低減させる技術を提供することを目的とする。
本明細書で開示されるIGBTは、第1導電型の第1半導体領域と、第2導電型の第2半導体領域と、トレンチゲートと、そのトレンチゲートから絶縁されているダミートレンチゲートを備えている。第2半導体領域は、第1半導体領域上に設けられている。トレンチゲートは、第2半導体領域を貫通して第1半導体領域内にまで伸びている。ダミートレンチゲートは、少なくとも第1半導体領域と第2半導体領域が接する深さにおいてトレンチゲートから間隔をおいて配置されている。また、ダミートレンチゲートは、第1半導体領域内においてトレンチゲートに向けて突出する突出部を有している。なお、本明細書でいう「トレンチゲート」とは、IGBTをオン・オフさせるための制御電圧が印加される電極を備えているゲートのことをいう。また、「ダミートレンチゲート」とは、導電体を備えてはいるものの、その導電体にIGBTをオン・オフさせるための制御電圧が印加されないゲートのことをいう。
上記のIGBTは、突出部が形成されている部分において、トレンチゲートとダミートレンチゲートの間隔を、突出部が形成されていない部分よりも短くすることができる。突出部は、第1半導体領域内に形成されている。そのため、第1半導体領域内にキャリアを蓄積することができ、IGBTのオン電圧を低減させることができる。上記のIGBTは、トレンチゲートの底面の面積を増大させない。そのため、帰還容量が増加することを抑制することができる。なお、突出部によって、トレンチゲートの底面にかかる電界が緩和される。帰還容量の増加を抑制するだけでなく、帰還容量を低減させることができる。また、突出部は第1半導体領域内に設けられるので、第2半導体領域内では、トレンチゲートとダミートレンチゲートの間隔を十分に確保することができる。IGBTがオフしたときのキャリアの排出経路が十分に確保される。上記のIGBTは、ラッチアップが発生することも抑制することができる。
ダミートレンチゲートが第2半導体領域を貫通して第1半導体領域内にまで伸びていることが好ましい。この場合、第2半導体領域の表面におけるダミートレンチゲートとトレンチゲートとの間隔をaとし、突出部とトレンチゲートとの間隔をbとしたときに、0<b/a≦0.2の関係にあることが好ましい。このような関係を満足していると、帰還容量をさらに低減することができる。
突出部の底面がダミートレンチゲートの底面であることが好ましい。第1半導体領域の深い部分においてダミートレンチゲートの底面の面積を大きくすることができ、トレンチゲートの底面にかかる電界をより緩和することができる。
突出部の底面がダミートレンチゲートの底面である場合、第1半導体領域と第2半導体領域が接する面からトレンチゲートの底面までの距離をcとし、第1半導体領域と第2半導体領域が接する面からダミートレンチゲートの底面までの距離をdとしたときに、1<d/c≦2.0の関係にあることが好ましい。
上記のIGBTでは、第1半導体領域と第2半導体領域が接する面からダミートレンチゲートの底面までの距離が、第1半導体領域と第2半導体領域が接する面からトレンチゲートの底面までの距離よりも長い。そのため、トレンチゲートの底面の電界をさらに緩和することができる。また、d/c≦2.0であれば、ダミートレンチゲートが第1半導体領域内におけるキャリアの移動を阻害することも抑制することができる。その結果、第1半導体領域内におけるキャリアの移動抵抗が大きくなることも抑制することができる。
ダミートレンチゲートが第2半導体領域を貫通している場合、第2半導体領域の表面に臨むともにトレンチゲートに接する範囲に形成されている第1導電型の第3半導体領域と、第3半導体領域とダミートレンチゲートを導通させる表面電極を備えていてもよい。この構成によると、表面電極によって、第3半導体領域とダミートレンチゲートを同電位にすることができる。
本明細書で開示する技術によると、帰還容量が増加することなく、オン電圧を低減させることができる。また、本明細書で開示される技術は、帰還容量を低減させることもできる。さらに、本明細書の技術は、ラッチアップの発生を抑制することもできる。
実施例1のIGBTの要部断面図を示す。 実施例2のIGBTの要部断面図を示す。 実施例3のIGBTの要部断面図を示す。 実施例4のIGBTの要部断面図を示す。 ダミートレンチゲートに突出部が設けられているIGBTのシミュレーションモデルを示す。 突出部とトレンチゲートの間隔と、帰還容量との関係を示す。 ダミートレンチゲートとトレンチゲートの間隔に対する、突出部とトレンチゲートの間隔の比と、帰還容量との関係を示す。 ボディ領域とドリフト領域が接する面からトレンチゲートの底面までの距離に対する、ボディ領域とドリフト領域が接する面からダミートレンチゲートの底面までの距離の比と、帰還容量との関係を示す。 突出部とトレンチゲートの間隔と、オン電圧との関係を示す。 複数のダミートレンチゲートを有するIGBTのシミュレーションモデル(1)を示す。 突出部とトレンチゲートの間隔と、帰還容量との関係を示す。 複数のダミートレンチゲートを有するIGBTのシミュレーションモデル(2)を示す。 ダミートレンチゲートからの突出部の突出長さと、帰還容量との割合の関係を示す。 トレンチゲートに突出部が設けられているIGBTシミュレーションモデルを示す。 図5に示すシミュレーションモデルにおける、突出部の突出長さとIGBTの特性との関係を示す。 図14に示すシミュレーションモデルにおける、突出部の突出長さとIGBTの特性との関係を示す。
実施例を説明する前に、実施例の技術的特徴の幾つかを以下に簡潔に記す。
(特徴1)トレンチゲート及びダミートレンチゲートは、第1半導体領域の表面に直交する方向に伸びており、両者は平行に配置されている。
(特徴2)トレンチゲートは、ゲート電極とそのゲート電極を被覆するゲート絶縁膜を有している。ダミートレンチゲートは、ダミーゲート電極とそのダミーゲート電極を被覆するダミーゲート絶縁膜を有している。
(特徴3)突出部は、ダミーゲート電極とダミーゲート絶縁膜をトレンチゲートに向かって突出させることにより形成されている。
IGBT100は、縦型の半導体装置であり、半導体層14と、半導体層14の裏面に設けられているコレクタ電極2と、半導体層14の表面に設けられているエミッタ電極16を備えている。半導体層14の材料には、シリコン単結晶が用いられている。コレクタ電極2は、アルミニウム,チタン,ニッケル及び金の積層体で形成されている。エミッタ電極16は、アルミニウムで形成されている。エミッタ電極16は、表面電極の一例である。
半導体層14は、p型のコレクタ領域4と、n型のバッファ領域6と、n型のドリフト領域8と、p型のボディ領域10と、n型のエミッタ領域12を備えている。半導体層14内に、トレンチゲート24とダミートレンチゲート32が設けられている。
コレクタ領域4は、半導体層14の裏層部に設けられており、コレクタ電極2に接触して電気的に接続されている。コレクタ領域4は、イオン注入技術を利用して、半導体層14の裏面からホウ素(B)を注入することで形成されている。コレクタ領域4のピーク不純物濃度はおよそ1×1018cm−3である。
バッファ領域6は、コレクタ領域4とドリフト領域8の間に設けられている。バッファ領域6は、イオン注入技術を利用して、半導体層14の裏面からリン(P)を注入することで形成されている。バッファ領域6のピーク不純物濃度はおよそ1×1017cm−3である。
ドリフト領域8は、バッファ領域6とボディ領域10の間に設けられている。ドリフト領域8は、用意された半導体基板を、所望の厚さに研磨することで形成されている。ドリフト領域8の不純物としてリンが用いられている。ドリフト領域8の不純物濃度は厚み方向に一定であり、およそ1×1014cm−3である。ドリフト領域8は、第1半導体領域の一例である。
ボディ領域10は、半導体層14の表層部に設けられており、ドリフト領域8上に設けられている。ボディ領域10は、イオン注入技術を利用して、半導体層14の表面からホウ素を注入することで形成されている。ボディ領域10のピーク不純物濃度はおよそ1×1017cm−3である。ボディ領域10は、第2半導体領域の一例である。なお、ボディ領域10の表層部のうちの後述するエミッタ領域12が形成されていない範囲18に、ボディコンタクト領域を形成してもよい。ボディコンタクト領域は、イオン注入技術を利用して、半導体層14の表面からホウ素を注入して形成することができる。ボディコンタクト領域の不純物濃度は、およそ1×1020cm−3であることが好ましい。
エミッタ領域12は、半導体層14の表層部に選択的に設けられている。エミッタ領域12は、ボディ領域10の表面に臨むとともに、後述するトレンチゲート24に接する範囲に形成されている。エミッタ領域12は、第3半導体領域の一例である。エミッタ領域12は、エミッタ電極16に接触して電気的に接続されている。エミッタ領域12は、イオン注入技術を利用して、半導体層14の表面からリンを注入することで形成されている。エミッタ領域12のピーク不純物濃度はおよそ1×1020cm−3である。
トレンチゲート24は、ゲート電極22と、そのゲート電極22を被覆するゲート絶縁膜20を備えている。ゲート電極22の材料はポリシリコンであり、ゲート絶縁膜20の材料は二酸化シリコン(SiO)である。トレンチゲート24は、ボディ領域10を貫通してドリフト領域8内にまで伸びている。なお、トレンチゲート24は、半導体層14の表面(ボディ領域10の表面)に直交する方向に伸びている。上述したように、エミッタ領域12は、ボディ領域10の表層部において、トレンチゲートの側面に接している。そのため、ゲート電極22は、ゲート絶縁膜20を介して、エミッタ領域12とドリフト領域8を分離しているボディ領域10に対向しているということができる。ゲート電極22の表面には絶縁分離膜26が設けられており、ゲート電極22がエミッタ電極16から絶縁されている。なお、ゲート電極22は、図示しない断面においてゲート配線を介して制御電源に接続されている。ゲート電極22には、IGBT100をオン・オフさせるための制御電圧が印加される。
ダミートレンチゲート32は、ダミーゲート電極30と、そのダミーゲート電極30を被覆するダミーゲート絶縁膜28を備えている。ダミーゲート電極30の材料はポリシリコンであり、ダミーゲート絶縁膜28の材料は二酸化シリコンである。ダミートレンチゲート32は、ボディ領域10の表面に直交する方向に伸びており、ボディ領域10を貫通してドリフト領域8内にまで伸びている。ダミートレンチゲート32とトレンチゲート24は、間隔をおいて配置されており、間隔W44だけ離れている。ダミートレンチゲート32は、トレンチゲート24に対して平行に配置されている。ダミーゲート電極30は、エミッタ電極16に接触して電気的に接続されている。そのため、ダミーゲート電極30は、上述したエミッタ領域と導通しており、ゲート電極22から絶縁されている。
ダミートレンチゲート32には、トレンチゲート24に向かって突出している突出部40が形成されている。突出部40は、ドリフト領域8内において、ダミートレンチゲート32の下端部からトレンチゲート24に向かって突出している。突出部40の底面40xは、ダミートレンチゲート32が半導体層14の表面に直交する方向に伸びている部分の底面42xと同じ面内に位置する。そのため、底面40xと底面42xを併せて、ダミートレンチゲート32の底面32xということができる。突出部40は、ダミーゲート電極30とダミーゲート絶縁膜28をトレンチゲート24に向かって突出させることによって形成されている。ボディ領域10とドリフト領域8が接する界面9からダミートレンチゲート32の底面32xまでの距離D38は、界面9からトレンチゲート24の底面24xまでの距離D36よりも長い。
IGBT100の動作について説明する。コレクタ電極2に正電圧が印加されているとともにエミッタ電極16が接地された状態で、ゲート電極22に閾値電圧よりも高い電圧を印加する。それにより、ゲート絶縁膜20を介してゲート電極22に対向するボディ領域10の導電型が反転する。エミッタ領域12とドリフト領域8を隔てているボディ領域10に電子のチャネルが形成され、IGBT100がオンする。IGBT100がオンすると、電子がエミッタ領域12からドリフト領域8に注入され、ホールがコレクタ領域4からドリフト領域8に注入される。ドリフト領域8内では、電子とホールによる伝動度変調が生じ、ドリフト領域8内の抵抗が小さくなる。
ゲート電極22に印加する電圧が閾値電圧よりも小さくなると、ボディ領域10に形成されていた電子のチャネルが消失し、IGBT100がオフする。IGBT100がオフすると、ドリフト領域8内に蓄積していた電子がコレクタ領域4から排出され、ドリフト領域8に蓄積していたホールがボディ領域10から排出される。
上記したように、ダミートレンチゲート32の下端部に突出部40が形成されている。突出部40は、IGBT100がオンしているときに、ホールがボディ領域10を通過してIGBT100外に排出されることを制限する。突出部40を設けると、ボディ領域10内におけるトレンチゲート24とダミートレンチゲート32との間隔W44を狭くすることなく、ドリフト領域8内にホールを蓄積することができる。ダミートレンチゲート32に突出部40を設けることにより、IGBT100のオン電圧を小さくすることができる。
ドリフト領域8内においてダミートレンチゲート32とトレンチゲート24の間隔が狭くなるほど、トレンチゲート24の底部にかかる電界が緩和され、IGBT100の帰還容量が低減する。しかしながら、ドリフト領域8内におけるダミートレンチゲート32とトレンチゲート24の間隔が狭くなることに連動して、ボディ領域10内におけるダミートレンチゲート32とトレンチゲート24の間隔まで狭くなると、IGBT100をオフしたときに、ボディ領域10内のホール濃度が濃くなる。ボディ領域10内のホール濃度が濃くなると、n型のエミッタ領域12とp型のボディ領域10とn型のドリフト領域8で構成される寄生npnトランジスタが動作し、ラッチアップが発生することがある。突出部40が形成されていると、ボディ領域10内における間隔W44を狭くすることなく、ドリフト領域8内においてダミートレンチゲート32の一部をトレンチゲート24に近づけることができる。すなわち、ダミートレンチゲート32に突出部40を形成することにより、ラッチアップの発生を抑制しながら、オン電圧を小さくし、さらに帰還容量を低減させることができる。
図2を参照し、IGBT200について説明する。IGBT200はIGBT100の変形例であり、IGBT100と実質的に同じ構造については、同じ参照番号を付すことにより説明を省略する。IGBT200では、ダミートレンチゲート232の形状が、IGBT100のダミートレンチゲート32の形状と異なる。IGBT200では、突出部240が、ダミートレンチゲート32の底面232xよりも上方に形成されている。IGBT200の場合、突出部240の底面240xは、ダミートレンチゲート232の底面を形成していない。突出部240は、ドリフト領域8内であれば任意の位置に形成することができる。なお、突出部240は、ダミーゲート電極230とダミーゲート絶縁膜228をトレンチゲート24に向かって突出させることによって形成されている。
図3を参照し、IGBT300について説明する。IGBT300はIGBT100の変形例であり、IGBT100と実質的に同じ構造については、同じ参照番号を付すことにより説明を省略する。IGBT300では、ダミートレンチゲート332に、2つの突出部340f,340sが形成されている。突出部340f,340sの形状に対応して、ダミーゲート電極330もトレンチゲート24に向けて突出している。突出部340fの底面332xは、ダミートレンチゲート332の底面332xの一部である。なお、突出部340f,340sは、ダミーゲート電極330とダミーゲート絶縁膜328をトレンチゲート24に向かって突出させることによって形成されている。突出部をドリフト領域8内に2つ以上形成してもよい。
図4を参照し、IGBT400について説明する。IGBT400はIGBT100の変形例であり、IGBT100と実質的に同じ構造については、同じ参照番号を付すことにより説明を省略する。IGBT400では、トレンチゲート24a,24bの間に、複数のダミートレンチゲート32a,32b,32cが設けられている。ダミートレンチゲート32aには、トレンチゲート24a向かって突出している突出部40aが形成されている。ダミートレンチゲート32aには、ダミートレンチゲート32bに向けて突出部が形成されていない。トレンチゲート24a,24bのいずれにも隣接しないダミートレンチゲート32bには、突出部が形成されていない。ダミートレンチゲート32cには、トレンチゲート24b向かって突出している突出部40cが形成されている。ダミートレンチゲート32cには、ダミートレンチゲート32bに向けて突出部が形成されていない。
上記したように、ダミートレンチゲートにトレンチゲートに向かう突出部が形成されていると、帰還容量を低減させることができる。この効果は、トレンチゲートに隣接するダミートレンチゲートに突出部を形成することにより得られる。理由は後述するが、トレンチゲートに隣接しないダミートレンチゲートに突出部を形成しても、帰還容量を低減させることができない。同様に、ダミートレンチゲートにトレンチゲートから離れる方向に突出部を形成しても、帰還容量を低減させることができない。すなわち、帰還容量を低減させるためには、トレンチゲートに隣接するダミートレンチゲートに、トレンチゲートに向けて突出部を形成することが重要である。その他の部分に突出部が形成されていても、帰還容量を十分に低減させることができない。なお、より多くのホールを蓄積する目的のために、ダミートレンチゲート32bに突出部を形成してもよい。
ここで、突出部40とトレンチゲート24の間隔を変化させたときの、IGBT100の特性の変化に関するシミュレーション結果について説明する。図5は、IGBT100のハーフピッチモデルを示す。図5の符号Waはダミートレンチゲート32とトレンチゲート24との間隔を示し、符号Wbは突出部40とトレンチゲート24の間隔を示す。また、符号Daはボディ領域10とドリフト領域8が接する界面9からトレンチゲート24の底面までの距離を示し、符号Dbはボディ領域10とドリフト領域8が接する界面9からダミートレンチゲート32の底面までの距離を示す。
図6は、間隔Wbと帰還容量の関係を示す。グラフの横軸は間隔Wb(μm)を示し、縦軸はIGBTの帰還容量の割合を示す。「帰還容量の割合」とは、ダミートレンチゲート32が設けられていないIGBTの帰還容量を「1」としたときの比を意味する。曲線50は間隔Wa=7μmのときの結果を示し、曲線51は間隔Wa=5μmのときの結果を示し、曲線52は間隔Wa=3μmのときの結果を示す。
図6に示すように、帰還容量の割合は、突出部40とトレンチゲート24の間隔(間隔Wb)が狭くなるほど小さくなる。間隔Wbが狭くなるほど、帰還容量が低減する。また、上記したように、間隔Wbが狭くなるほど、ドリフト領域8内に多くのキャリアを蓄積することができる。間隔Wbが狭くなるほど、オン電圧が低減する。すなわち、間隔Wbが狭くなるほど、オン電圧が低減し、帰還容量が低減する。また、曲線50〜52について同じ間隔Wbの結果を比較すると、帰還容量の割合は、ダミートレンチゲート32とトレンチゲート24との間隔(間隔Wa)が広くなるほど小さくなる。同じ間隔Wbの場合、間隔Waが長くなるほど、突出部40のサイズが大きくなる。そのため、帰還容量からコレクタ−エミッタ容量に置換される割合が増加する。図6の結果より、間隔Waを長くすること、及び、間隔Wbを短くすることが帰還容量を低減させる効果を有することが判明した。
図7は、間隔Waに対する間隔Wbの割合(Wb/Wa)と帰還容量の関係を示す。グラフの横軸は割合Wb/Waを示し、縦軸はIGBTの帰還容量の割合を示す。曲線53は間隔Wa=7μmのときの結果を示し、曲線54は間隔Wa=5μmのときの結果を示し、曲線55は間隔Wa=3μmのときの結果を示す。
図7に示すように、割合Wb/Waが0.2よりも大きい範囲では、割合Wb/Waを小さくするほど帰還容量が小さくなる。しかしながら、割合Wb/Waが0.2以下の範囲では、割合Wb/Waを変化させても帰還容量に与える影響が少ない。換言すると、割合Wb/Waが0.2以下になると、帰還容量が飽和する。よって、本シミュレーション結果より、割合Wb/Waが0<Wb/Wa≦0.2の関係を満足すれば、帰還容量が顕著に低減することが判明した。
次に、距離Daに対する距離Dbの割合(Db/Da)を変化させたときの、IGBT100の特性の変化に関するシミュレーション結果について説明する。図8は、間隔Wbと帰還容量の関係を示す。グラフの横軸は間隔Wb(μm)を示し、縦軸は帰還容量の割合を示す。なお、図8では、間隔Wa=間隔Wb、すなわち、ダミートレンチゲート32に突出部40が形成されていないときの帰還容量を「1」としている。曲線60は割合Db/Daが2.5のときの結果を示し、曲線61は割合Db/Daが2.3のときの結果を示し、曲線62は割合Db/Daが2.0のときの結果を示し、曲線63は割合Db/Daが1.7のときの結果を示し、曲線64は割合Db/Daが1.5のときの結果を示し、曲線65は割合Db/Daが1.4のときの結果を示し、曲線66は割合Db/Daが1.2のときの結果を示す。
図8に示すように、曲線66,65,64,63,62,61,60の順に、帰還容量の割合が低減していく。すなわち、界面9からトレンチゲート24の底面までの距離(距離Da)に対して、界面9からダミートレンチゲート32の底面までの距離(距離Db)が長くなるほど、帰還容量が低減していく。割合Db/Daが大きくなるほど、トレンチゲート24の底面にかかる電界を緩和することができ、帰還容量が低減することが確認された。なお、上記したように、トレンチゲート24の底面にかかる電界を緩和するためには、界面9からダミートレンチゲート32の底面までの距離(距離Db)が、界面9からトレンチゲート24の底面までの距離(距離Da)よりも長いことが好ましい。
図8の結果からも、間隔Wbが狭くなる(割合Wb/Waが小さくなる)に従って帰還容量が低減することが確認された。しかしながら、割合Db/Daを大きくし、間隔Wbを短くすると、エミッタ領域12(図1を参照)から注入された電子が、ドリフト領域8に移動しにくくなるという問題が生じる。その結果、ドリフト領域8への電子注入が阻害され、オン電圧の低減効果を得ることができなくなる。
図9は、間隔WbとIGBT100のオン電圧の関係を示す。グラフの横軸は間隔Wb(μm)を示し、縦軸はオン電圧の割合を示す。「オン電圧の割合」とは、ダミートレンチゲート32に突出部40が形成されていないときのオン電圧を「1」としたときの比を意味する。曲線70は割合Db/Daが1.2のときの結果を示し、曲線71は割合Db/Daが1.4のときの結果を示し、曲線72は割合Db/Daが1.5のときの結果を示し、曲線73は割合Db/Daが1.7のときの結果を示し、曲線74は割合Db/Daが2.0のときの結果を示し、曲線75は割合Db/Daが2.3のときの結果を示し、曲線76は割合Db/Daが2.5のときの結果を示す。
図9に示すように、曲線75及び76では、間隔Wbの長さによって、オン電圧の割合が「1」を超えることがある。この結果は、割合Db/Daが2.3以上になると、突出部40によってドリフト領域8への電子注入が阻害され、オン電圧を低減する効果が得られなくなることを示している。曲線70〜74に示すように、割合Db/Daが2.0以下であれば、間隔Wbの長さに係らず、オン電圧を小さくすることができる。オン電圧を低減させるためには、割合Db/Daが、割合Db/Da≦2.0を満足することが好ましい。図8及び図9の結果から、帰還容量と低減しつつ、オン電圧を低減させるためには、割合Db/Daが1.0<割合Db/Da≦2.0を満足することが好ましい。
次に、トレンチゲートの間に複数ダミートレンチゲートを設けたときの、IGBTの特性の変化に関するシミュレーション結果について説明する。図10は、IGBT400のハーフピッチモデルを示す。図10の符号Waはトレンチゲート24aとダミートレンチゲート32aとの間隔を示し、符号Wcはダミートレンチゲート32aとダミートレンチゲート32bとの間隔を示す。なお、本シミュレーションでは、距離Da=距離Dbとした。
図11は、トレンチゲート24aに隣接するダミートレンチゲート32aに形成されている突出部40とトレンチゲート24aの間隔Wbと、帰還容量の関係を示す。グラフの横軸は間隔Wb(μm)を示し、縦軸はIGBTの帰還容量の割合を示す。図11では、ダミートレンチゲートが設けられていないIGBTの帰還容量を「1」としている。曲線80は間隔Wcが2μmのときの結果を示し、曲線81は間隔Wcが4μmのときの結果を示し、曲線80は間隔Wcが6μmのときの結果を示す。なお、曲線80〜82において、間隔Waは一定である。
図11に示すように、帰還容量の割合は、間隔Wbを狭くすれば小さくなるが、間隔Wcを変化させても変化しない。IGBT400(図4を参照)において、トレンチゲート24(24a,24b)に隣接するダミートレンチゲート32(32a,32c)と、トレンチゲート24(24a,24b)に隣接しないダミートレンチゲート32bとの間隔を変化させても、帰還容量に影響を及ぼさないことが判明した。
次に、トレンチゲート24の間に複数のダミートレンチゲート32が設けられているIGBTにおいて、トレンチゲート24に隣接するダミートレンチゲートに突出部を設ける効果について説明する。図12は、トレンチゲート24の間に複数のダミートレンチゲートが設けられているIGBTのハーフピッチモデルを示す。本シミュレーションでは、2つの形態についてシミュレーションした。1つ目は、トレンチゲート24に隣接するダミートレンチゲート32aに突出部40aを設け、トレンチゲート24に隣接しないダミートレンチゲート32bに突出部を設けない場合である。2つ目は、トレンチゲート24に隣接するダミートレンチゲート32aに突出部を設けないで、トレンチゲート24に隣接しないダミートレンチゲート32bに突出部40bを設ける場合である。
図13は、突出部40a(40b)のダミートレンチゲートからの突出長さWd(We)と、帰還容量の関係を示す。グラフの横軸は突出部の突出長さWd又はWe(μm)を示し、縦軸は帰還容量の割合を示す。図13では、ダミートレンチゲートに突出部が形成されていないときの帰還容量を「1」としている。曲線85は、ダミートレンチゲート32aの突出部40aの突出長さWdを変化させた結果を示す。曲線86は、ダミートレンチゲート32bの突出部40bの突出長さWeを変化させた結果を示す。なお、曲線85及び曲線86では、間隔Wa=間隔Wcとした。
図13に示すように、ダミートレンチゲート32bの突出部40bの突出長さWeを長くしても、帰還容量の割合がほとんど低下しない。この結果は、ダミートレンチゲートの面積を増加させただけでは、帰還容量を低減させることができないことを示す。それに対して、ダミートレンチゲート32aの突出部40aの突出長さWdを長くすると、突出長さWdが長くなるに従って帰還容量の割合が小さくなる。トレンチゲートに隣接するダミートレンチゲートに、トレンチゲートに向けて突出部を形成することによって、帰還容量を低減させることができるのに対し、ダミートレンチゲート32bに突出を形成しても、帰還容量を低減させることができないことが判明した。また、この結果から、ダミートレンチゲート32a,32cからダミートレンチゲート32bに向けて突出部を形成しても、帰還容量を低減させることができないこともわかる
次に、ダミートレンチゲート32に突出部40を設けたときの特性の変化について、トレンチゲート24に突出部を設けたときの特性の変化と比較した結果を示す。図14は、ダミートレンチゲート32に向けて突出する突出部40が、トレンチゲート24に形成されているIGBTのハーフピッチモデルを示す。図14は、突出部40が形成される位置のみが図5に示すモデルと異なる。
図15は、図5に示すモデルでシミュレーションした結果を示す。グラフの横軸は間隔Wb(μm)を示し、縦軸は各特性の割合の割合を示す。なお、図15及び後述の図16では、突出部40が形成されていない(間隔Wa=間隔Wb)ときの各特性を「1」としている。曲線90は帰還容量を示し、曲線91はオン電圧を示し、曲線92は耐圧を示し、曲線93は入力容量(エミッタ−ゲート間容量)を示す。図16は、図14に示すモデルでシミュレーションした結果を示す。曲線94はオン電圧を示し、曲線95は耐圧を示し、曲線96は入力容量を示し、曲線97は帰還容量を示す。
曲線91及び曲線94に示すように、トレンチゲート24とダミートレンチゲート32のどちらに突出部40を形成しても、オン電圧を改善(低減)することができる。また、曲線92及び曲線95に示すように、IGBTの耐圧は、トレンチゲート24とダミートレンチゲート32のどちらに突出部40を形成してもほとんど変化しない。しかしながら、曲線90及び曲線97に示すように、ダミートレンチゲート32に突出部40を形成すれば帰還容量が低減することに対して、トレンチゲート24に突出部40を形成すると帰還容量が増大する。また、曲線93及び曲線96に示すように、ダミートレンチゲート32に突出部40を形成しても入力容量がほぼ変化しないことに対して、トレンチゲート24に突出部40を形成すると入力容量が増大する。トレンチゲート24に突出部40を形成すると、帰還容量及び入力容量が増大することを抑制しながら、オン電圧を低減させることができないことが判明した。
上記実施例では、トレンチゲート及びダミートレンチゲートが、半導体層の表面(ボディ領域の表面)に直交する方向に伸びている。トレンチゲートは、ボディ領域を貫通してドリフト領域内にまで伸びていればよく、例えば、半導体層の表面に対して斜めに伸びていてもよい。また、ダミートレンチゲートは、ボディ領域とドリフト領域が接する面において、トレンチゲートから間隔をおいて配置されていればよく、トレンチゲートに平行に伸びていなくてもよい。
上記実施例では、ダミートレンチゲートがボディ領域を貫通しており、ダミーゲート電極がエミッタ電極に電気的に接続している。ダミートレンチゲートをボディ領域の表面に露出させず、配線等を介して、ダミーゲート電極をエミッタ電極に電気的に接続させてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
8:第1半導体領域
10:第2半導体領域
12:第3半導体領域
16:表面電極
24:トレンチゲート
32:ダミートレンチゲート
40:突出部

Claims (5)

  1. 第1導電型の第1半導体領域と、
    第1半導体領域上に設けられている第2導電型の第2半導体領域と、
    第2半導体領域を貫通して第1半導体領域内にまで伸びているトレンチゲートと、
    少なくとも第1半導体領域と第2半導体領域が接する深さにおいて前記トレンチゲートから間隔をおいて配置されているとともに前記トレンチゲートから絶縁されているダミートレンチゲートを備えており、
    前記ダミートレンチゲートが、第1半導体領域内において前記トレンチゲートに向けて突出する突出部を有している絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。
  2. 前記ダミートレンチゲートが第2半導体領域を貫通して第1半導体領域内にまで伸びており、
    第2半導体領域の表面における前記ダミートレンチゲートと前記トレンチゲートとの間隔をaとし、
    前記突出部と前記トレンチゲートとの間隔をbとしたときに、
    0<b/a≦0.2の関係にある請求項1の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。
  3. 前記突出部の底面が前記ダミートレンチゲートの底面である請求項1又は2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。
  4. 第1半導体領域と第2半導体領域が接する面から前記トレンチゲートの底面までの距離をcとし、
    第1半導体領域と第2半導体領域が接する面から前記ダミートレンチゲートの底面までの距離をdとしたときに、
    1.0<d/c≦2.0の関係にある請求項3の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。
  5. 第2半導体領域の表面に臨むともに前記トレンチゲートに接する範囲に形成されている第1導電型の第3半導体領域と、
    第3半導体領域と前記ダミートレンチゲートを導通させる表面電極を備えている請求項2から4のいずれか1項に記載の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。
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