JP2001074901A - 光学材料及びそれを用いた光学系 - Google Patents
光学材料及びそれを用いた光学系Info
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Abstract
料を混合することにより低屈折率で高分散の光学材料及
びそれを用いた光学系を得ること。 【解決手段】 d線の屈折率が1.45以下の第1材料
と可視域での波長分散を示すアッベ数が25以下の第2
材料を含む複数材料の混合物であってd線の屈折率(n
d)と可視域での波長分散を示すアッベ数(νd)の関係
が、nd≦−6.667×10-3νd+1.70になるこ
と。
Description
用いる光学系に関し、例えばレンズ,フィルター,ミラ
ー,屈折光学素子、そして回折光学素子等の光学素子に
適用可能な低屈折率で高分散の光学材料やそれを用いる
カメラ,双眼鏡,顕微鏡等の光学機器の光学系に関す
る。
光学系の色収差を補正する方法の1つとして、分散特性
の異なる硝材を組み合わせる方法がある。例えば、望遠
鏡等の対物レンズでは分散の小さい硝材で正レンズ、分
散の大きい硝材で負レンズを構成し、これらを組み合わ
せて用いることで軸上色収差を補正している。この為、
レンズの構成、枚数が制限される場合や使用される硝材
が限られている場合等では色収差が十分に補正すること
はできないことがあった。
光学定数の範囲を広げる為に、屈折率とアッベ数を制御
し、低屈折率高分散の硝材を得る方法が、例えば特開平
6−32631号公報,特開昭61−9262号公報,
特公平4−33740号公報等で提案されている。
法に対して、レンズ面やあるいは光学系の一部に回折作
用を有する回折格子を設けた回折光学素子を用いて色収
差を減じる方法がSPIE Vol.1354 International Lens D
esign Conference(1990)等の文献により開示されてい
る。
は、ある基準波長の光線に対する色収差の出方が逆方向
になるという物理現象を利用したものである。
折格子の周期的構造の周期を変化させることで非球面レ
ンズ的な効果を持たせることができ、収差の低減に大き
な効果がある。
と、レンズ面では1本の光線は屈折後も1本の光線であ
るのに対し、回折面では1本の光線が回折されると、各
次数に光が複数に分かれてしまう。
いる場合には、使用波長領域の光束が特定次数(以後
「設計次数」とも言う)に集中するように格子構造を決
定する必要がある。特定の次数に光が集中している場合
では、それ以外の回折光の光線の強度は低いものとな
り、強度が0の場合にはその回折光は存在しないものと
なる。
の光線の回折効率が十分高いことが必要になる。また、
設計次数以外の回折次数を持った光線が存在する場合
は、設計次数の光線とは別な所に結像する為、フレア光
となる。
開平9−127321号公報,特開平11−44808
号公報に提示されている。これは異なる材質の分散と各
格子厚を最適に選ぶことで、広波長範囲で高い回折効率
を有する構成となっている。
を積層し、互いに異なる光学材料の境界面の少なくとも
1つにレリーフパターン,階段形状,キノフォーム等を
形成して成る回折光学素子を開示している。
1号公報,特開平11−44808号公報のいずれの場
合も広波長範囲で高い回折効率を有する構成を得る為
に、相対的に高屈折率低分散の材料と低屈折率高分散の
材料の組み合わせを用いている。具体的には特開平9−
127321号公報の場合はBMS81(nd=1.6
4,νd=60.1:オハラ製)とプラスチック光学材
料PC(nd=1.58,νd=30.5:帝人化成)、
特開平11−44808号公報の場合はCOO1(nd
=1.5250,νd=50.8:大日本インキ製)、
プラスチック光学材料PC(nd=1.58,νd=3
0.5:帝人化成)、BMS81(nd=1.64,νd
=60.1:オハラ製)等を用いている。
料として市販、もしくは研究開発されている光学材料を
調べたところ図1の様な分布となっていた。
1−44808号公報に記載の積層回折光学素子の材料
も図1の分布内にあてはまる。
を広げる目的で、低屈折率高分散をめざし、屈折率とア
ッベ数を制御したものが、例えば特開平6−32631
号公報,特開昭61−9262号公報,特公平4−33
740号公報等で提案されている。これらの各公報で
は、それぞれ制御する屈折率、屈折率分散が(nd=
1.585−1.660、νd=40.5−32.
5)、(nd=1.5945−1.6925、νd=2
7.3−36.6)、(nd=1.55−1.65、νd
=27−35)となっており、図1の既存の物質の分布
内に収まっている。
分散(nd≦−6.667×10-3νd+1.70)の領
域の材料を組み合わせることにより可視域(400〜7
00nm)全域の回折効率が向上し、また屈折光学系に
おいては色収差の補正が向上すると考えられるが、この
低屈折率高分散(nd≦−6.667×10-3νd+1.
70)の領域としては、2-ethoxy-ethyl methacrylate
(nd=1.483,νd=32)しか、見受けられず、
これまでほとんど開発されていなかった。
散の光学材料であって、例えば屈折光学系、積層回折光
学素子の高性能化に欠かすことの出来ない光学材料及び
それを用いた光学系の提供を目的とする。
料は、d線の屈折率が1.45以下の第1材料と可視域
での波長分散を示すアッベ数が25以下の第2材料を含
む複数材料の混合物であってd線の屈折率(nd)と可
視域での波長分散を示すアッベ数(νd)の関係が、 nd≦−6.667×10-3νd+1.70 になることを特徴としている。
て、可視域での波長分散を示すアッベ数(νd)が40
未満であることを特徴としている。
おいて、前記第2材料は粒径が2〜100nmの微粒子
を含むことを特徴としている。
明において、前記第1材料が非晶性フッ素樹脂であるこ
とを特徴としている。
か1項の発明において、前記第2材料としてアッベ数
(νd)を24.4に調整したチタンとシリコンの複合
金属酸化物の微粒子(Six−Ti(1-x)O2)を用いる
ことを特徴としている。
か1項の発明において、前記第1材料として非晶性フッ
素樹脂、前記第2材料としてアッベ数(νd)を24.
4に調整したチタンとシリコンの複合金属酸化物の微粒
子(Six−Ti(1-x)O2)を用い、微粒子とフッ素樹
脂の重量比が45:100〜75:100であることを
特徴としている。
明において、前記材料Aがジメチルシリコーン樹脂であ
ることを特徴としている。
いずれか1項の発明において、前記材料Bは酸化チタン
(TiO2)の微粒子を含むことを特徴としている。
おいて、前記材料Aはジメチルシリコーン樹脂であり、
前記材料Bは酸化チタン(TiO2)の微粒子を用い、
酸化チタンとジメチルシリコーン樹脂の混合する重量比
が18:100〜70:100であることを特徴として
いる。
折率(nd)と可視域での波長分散を示すアッベ数
(νd)の関係が、nd≦−0.01νd+1.70を満
足することを特徴としている。
折率が1.40以下の第1材料と可視域での波長分散を
示すアッベ数が15以下の第2材料を含む複数材料の混
合物であってd線の屈折率(nd)と可視域での波長分
散を示すアッベ数(νd)の関係が、 nd≦−0.01νd+1.70 になることを特徴としている。
発明において、前記可視域での波長分散を示すアッベ数
(νd)が40以下であることを特徴としている。
いて、前記第2材料が粒径2〜100nmの微粒子を含
むことを特徴としている。
発明において、前記第1材料が非晶性フッ素樹脂を含む
ことを特徴としている。
14のいずれか1項の発明において、前記第2材料は酸
化チタン(TiO2)の微粒子を含むことを特徴として
いる。
4又は15の発明において、前記第1材料は非晶性フッ
素樹脂であり、前記第2材料は酸化チタン(TiO 2)
の微粒子を用い、酸化チタンと非晶性フッ素樹脂の混合
する重量比が7:100〜90:100であることを特
徴としている。
折率が1.45以上1.55以下の範囲内にある第1材
料と可視域での波長分散を示すアッベ数が10以下の第
2材料との複合材料の混合物であってd線の屈折率(n
d)とアッベ数(νd)の関係が nd≦−6.667×10-3νd+1.70 になることを特徴としている。
いて、前記光学材料は可視域での波長分散を示すアッベ
数(νd)が40以下であることを特徴としている。
いて、前記第2材料の粒径が2〜100nmの微粒子を
含むことを特徴としている。
は19の発明において、前記第2材料としてITO(I
n2O3)を用いることを特徴としている。
いずれか1項の発明において、前記第1材料がポリメタ
クリル酸メチルであることを特徴としている。
いずれか1項の発明において、前記第1材料としてポリ
メタクリル酸メチル、前記第2材料としてITOの微粒
子(In2O3)を用い、微粒子と樹脂の重量比が第1材
料:第2材料=30:100〜250:100であるこ
とを特徴としている。
いずれか1項の発明において、前記第1材料がアモルフ
ァスポリオレフィンであることを特徴としている。
いずれか1項の発明において、前記第1材料としてアモ
ルファスポリオレフィン、前記第2材料としてITOの
微粒子(In2O3)を用い、微粒子と樹脂の重量比が第
1材料:第2材料=44:100〜150:100であ
ることを特徴としている。
いずれか1項の発明において、前記第1材料がメタクリ
ル酸メチルとスチレンの共重合体であることを特徴とし
ている。
いずれか1項の発明において、前記第1材料としてメタ
クリル酸メチルとスチレンの共重合体の樹脂、前記第2
材料としてITOの微粒子(In2O3)を用い、微粒子
と樹脂の重量比が第1材料:第2材料=43:100〜
140:100であることを特徴としている。
ら26,33のいずれか1項の光学材料より成ることを
特徴としている。
光学部材を有することを特徴としている。
1から26,33のいずれか1項の光学材料を用いたこ
とを特徴としている。
回折光学素子を有することを特徴としている。
又は30の光学系を有することを特徴としている。
は、第1材料の充填率を下げ該第1材料の充填率を下げ
た隙間に該第1材料とアッベ数が異なる第2材料を埋め
こむことにより所望の屈折率とアッベ数を有する光学材
料を製造することを特徴としている。
に記載の製造方法により作られた材料を含むことを特徴
としている。
いて説明する。
る為、原子、分子構造によって振動子特性、密度が決ま
っている。この為、光学材料のd線(波長587nmの
光)に対する屈折率ndと可視域の波長分散を示すアッ
ベ数νd等の光学定数は図1の様な分布となっている。
屈折率nと物質の分極χ’の関係は式(1)の様に表せ
る。 n2=1+χ’…式(1) 大きさ2〜100nmの微粒子を仮定すると微粒子内部
の分極特性はバルク的な特性を示す。しかし、波長40
0〜700nmの可視波長域の光への分極特性は図2の
様な物質の充填率を減らした構造物を考えた場合、光学
的に不均一性を無視できるレベルの大きさである。従っ
て、図2の様な構造では式(2)のDrude理論に近
い光学特性を示す。 n2=1+χ1=1+T(n1 2−1)…式(2) (0≦T≦1)n1:バルクの屈折率 図3は物質の充填率を変えたときの屈折率ndとアッベ
数νdの関係を示す説明図である。図3に示すように曲
線S1,S2,S3に示すように屈折率n、屈折率
nd、分散νdは見かけの密度を変化させても屈折率は変
化するがアッベ数はほとんど変化しない。従って図2の
構造にて屈折率を低下させれば、(nd≦−6.667
×10-3νd+1.70,νd≦40、及びnd≦−0.
01νd+1.70,νd≦40)の領域の物質を作るこ
とはできる。
を形成する際、成膜の条件によっては膜の充填率が下が
り、図2の様な構造となり、波長分散の大きな(アッベ
数ν dの小さい)材料の屈折率がある程度低下する。
合、真空中から通常の大気中にさらすと、多孔質である
為に空気や水の分子が吸着してしまい、屈折率の低下を
妨げるばかりかアッベ数を大きくしてしまう傾向にあ
る。また、非常にもろい物質となる。
物質(高分散物質)の充填率を下げ、隙間を屈折率の低
い低屈折率物質で埋めてしまい、これによって低屈折率
でアッベ数の小さな材料を実現している。
として(nd,νd)=(2.74,11.1)、(3.
31,8.40)、低屈折率で波長分散の小さな物質と
して(nd,νd)=(1.29,87.4)、(1.3
4,73.0)、(1.43,57.5)を仮定し、式
(1)にて分極率を求め、式(3) n2=1+Tχ1+(1−T)χ2 =1+T(n1 2−1)+(1−T)(n2 2−1)…式(3) (0≦T≦1)nχ:それぞれのバルクの屈折率に入
れ、それぞれを混合した場合の屈折率とアッベ数を計算
した。
物質(nd≦1.45)と屈折率の波長分散の大きな材
料(νd≦25)を混合することにより、(nd≦−6.
667×10-3νd+1.70,νd≦40)の領域の光
学材料を実現している。
物質と混合した場合、屈折率分散があまり変わらず、低
屈折率へシフトし、より高分散な材料に混ぜた場合は屈
折率はあまり変化せず、屈折率分散が大きくなる傾向に
ある。
物質の混合は光の波長よりも小さく散乱にほとんど寄与
しないサイズ(100nm以下のユニット)であればど
んな方法でもよい。
材料の微粒子の場合は、 ・通常の場合 有機ポリマーを主鎖とするなら、 ・ゲスト−ホスト型 ・主鎖型 ・側鎖型 が考えられる。
波長分散の大きな物質と低屈折率物質の2次元蒸着のほ
か、それぞれの物質を数nm単位で積層して等価膜等を
作成する形態も適用できる。
nm以下となり、分子レベルになるにしたがい、高分散
ユニットの環境がバルクの状態からかけ離れる為、Dr
ude理論よりも局所電界を考慮したLorentz−
Lorenz理論(式(4))に従う傾向にある。この
場合は同じ割合で混合をした場合、式(3)に比べ屈折
率が低分散になる傾向にある。
材料、もしくは低屈折率の特性を示すものであれば有機
・無機物どれでもかまわない。物質は限定しないが具体
的には低屈折率(nd≦1.45)の物質として、有機
物では
8〜1.38)等が挙げられ、無機物ではMgF2(nd
=1.38)、CaF2(nd=1.44)等が挙げられ
る。
て特に限定はしないが、具体的なものとしてTiO
2(nd,νd=2.2652,11.8),Nb2O
5(nd,νd=2.367,14.0),ITO(nd,
νd=1.8581,5.53),Cr2O3(nd,νd
=2.2178,13.4),BaTiO3(nd,νd
=2.4362,11.3)等、及びこれらを少なくと
も1種類以上含む混合物が挙げられる。
1.45、屈折率の波長分散の大きな材料にνd≦25
で大きさ粒径2〜100nmの微粒子を用いて、(nd
≦−6.667×10-3νd+1.70,νd≦40)の
領域の光学材料を実現している。
が、非晶性のフッ素樹脂であることが望ましい。屈折率
が低く安定であり反応性が小さい為、混合したとき計算
値からのズレが少ないからである。
い)材料としては特に限定はしないがチタンとシリコン
の複合金属酸化物の微粒子(Six−Ti(1-x)O2)を
用いることが望ましい。チタンとシリコンの複合金属酸
化物は任意の割合で金属の比率を調整することが可能で
あり、アッベ数の調整が容易である。ここではアッベ数
(νd)≦25:24.5に調整したチタンとシリコン
の複合金属酸化物の微粒子を用いた。
x−Ti(1-x)O2)の微粒子の粒子径は無視できない光
の散乱を起こすものでなければ、特に制約はないが、1
00nm以下であることが望ましい。
上記Six−Ti(1-x)O2微粒子を均一に分散させる為
には、Six−Ti(1-x)O2微粒子表面をフルオロアル
キル基の様な親フッ素で修飾して用いることができる。
酸化物(Six−Ti(1-x)O2)の混合する割合が4
5:100〜75:100であるとき、領域(nd≦−
6.667×10-3νd+1.70,νd≦40)を満た
す光学材料となる。
5)の材料と屈折率の波長分散が大きな材料(νd≦2
5)とを混合することにより領域(nd≦−6.667
×10-3νd+1.70,νd≦40)の光学材料を作っ
ている。
高分散の光学材料を実現している。
ylateは構造上、低密度化により(nd=1.483,ν
d=32)を実現している物質であると考えられる。本
実施形態での低屈折率(nd≦1.45)の材料と屈折
率の波長分散が大きな材料(νd≦25)の混合物を形
成することにより、領域(nd≦−6.667×10-3
νd+1.70,νd≦40)の光学材料とこの2-ethoxy
-ethyl methacrylateとは異なる構成であり、また、本
方法に比べ、この2-ethoxy-ethyl methacrylateは、屈
折率や波長分散の度合を調整する自由度に劣る。
d≦1.40、屈折率の分散の大きな材料としてνd≦1
5で粒径2〜100nmの微粒子を用いることにより、
(nd≦−0.01νd+1.70,νd≦40)の領域
のすぐれた光学材料を実現している。
が非晶性のフッ素樹脂であることが望ましい。屈折率が
低く安定であり、反応性が小さい為、混合した時、計算
値からのズレが少ないからである。
定はしないがTiO2の微粒子であることは望ましい。
TiO2微粒子は比較的入手が容易で、さらに一般的に
市販されている光学用の微粒子の中で最も高い屈折率波
長分散を示す部類に属する。
の散乱を生じさせなければ、特に制約はないが、100
nm以下であることが望ましい。
に、上記TiO2微粒子を均一に分散させる為には、T
iO2微粒子表面をフルオロアルキル基の様な親フッ素
で修飾して、用いることができる。
合する割合が7:100〜90:100であるとき、領
域(nd≦−6.667×10-3νd+1.70,νd≦
40)を満たし、9:100〜40:100の範囲では
領域(nd≦−0.01νd+1.70,νd≦40)を
満たす光学材料となる。
0)の材料と屈折率の波長分散が大きな材料(νd≦1
5)にすることにより領域(nd≦−6.667×10
-3νd+1.70,νd≦40)および領域(nd≦−
0.01νd+1.70,νd≦40)の光学材料を作る
ことができる。
がある。
2(nd,νd=2.2652,11.8),Nb2O
5(nd,νd=2.367,14.0),ITO(n
d=,νd=1.8581,5.53),Cr2O
3(nd,νd=2.2178,13.4)BaTIO
3(nd,νd=2.4362,11.3)等の物質の中
でITO(nd,νd=1.8581,5.53)は他の
屈折率高分散な物質に較べ、アッベ数(νd)が1/2
以下となり極端に大きな分散性を示す。
1,5.53)に関しては、低屈折物質としてnd≧
1.45の物質であってもnd≦1.55であれば(nd
≦−6.667×10-3νd+1.70,νd≦40)の
領域を満たす。
ル酸メチル(以下PMMAと記述nd=1.48)、ア
モルファスポリオレフィン(以下APOと記述nd=
1.525)、メタクリル酸メチルとスチレンの共重合
体(以下MSと記述nd=1.53〜1.571)の一
部等の様に代表される様な汎用的な光学材料が混合する
材料として選択できる。
用樹脂に特有の帯電によるレンズ表面の埃の付着も軽減
される。
UV吸収剤として作用し、紫外線による樹脂の劣化が軽
減する。
1.45≦nd≦1.55と屈折率の波長分散の大きな
材料としてνd≦10で2〜100nmの微粒子を用い
ることにより(nd≦−6.667×10-3νd+1.7
0,νd≦40)の領域の光学材料を実現している。
がPMMA(nd=1.48)、APO(nd=1.52
5)、MSの一部(nd=1.533メタクリル酸メチ
ルとスチレンモノマーの共重合体比率により屈折率が異
なる)などが汎用的な光学樹脂としてあげられる。
1,5.53)が望ましい。何故なら、可視域(400
〜700nmの光)でアッベ数が10以下の物質はIT
O(n d,νd=1.8581,5.53)を含むものし
か存在しない。
3)の微粒子の粒子径は光の散乱に影響を与えなけれ
ば、特に制約はないが、100nm以下であることが望
ましい。
1.48)、APO(nd=1.525)、MSの一部
(nd=1.533)中に、上記、ITO微粒子を均一
に分散させる為には、ITO微粒子を均一に分散させる
為には、ITO微粒子表面をPMMAになじむ様なアル
キル基で修飾して、用いることができる。
1,5.53)の混合する割り合いが30:100〜2
50:100であるとき、APO(nd=1.525)
とITO(nd,νd=1.8581.5.53)の場合
は混合する割り合いが44:100〜150:100で
あるとき、MS(nd=1.533)とITO(nd,ν
d=1.8581.5.53)の場合は混合する割り合
いが43:100〜140:100であるとき、領域
(nd≦−6.667×10-3νd+1.70,ν d≦4
0)を満たす、光学材料となる。
記、光学材料の帯電性も軽減された。
の光学材料を実現している。
ylateは構造上、低密度化により(nd=1.483,ν
d=32)を実現している物質である。低屈折率(nd≦
1.55)の材料と屈折率の波長分散が大きな材料(ν
d≦10)にすることにより、領域(nd≦−6.667
×10-3νd+1.70,νd≦40)の光学材料とは異
なる構成であり、また、本方法に較べ、屈折率、屈折率
分散を調整する自由度に劣る。
ついて説明する。
面にフッ素の界面活性剤を修飾した屈折率と、屈折率分
散を(nd,νd)=(1.703,24.4)を調整し
たSix−Ti(1- x)O2微粒子と、
9)を非晶性フッ素樹脂の可溶溶剤であるフッ素溶剤
[分子構造(C4F9)3N]に重量分率Six−Ti
(1-x)O2:非晶性フッ素樹脂=18.3:100,4
1.1:100,70.5:100,88.5:100
の割合で混合した。非晶性フッ素樹脂の溶剤に対する割
合を4%とした。Φ45×2tのBK7の基材の上にデ
ップコート法により上記溶液をコーティングした後、1
80℃の炉の中で20分加熱し、非晶性フッ素樹脂とS
i x−Ti(1-x)O2の微粒子の混合した膜が得られた。
プリソーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて測
定した。
度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
記式にて、 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
=18.3:100,41.1:100の混合物は、屈
折率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.337,5
3.9)、(1.383,41.0)となり、nd≦−
6.667×10-3νd+1.70,νd≦40からはず
れた領域になる。吸収・散乱(率)が0.01以下とな
り光学膜として問題ない。
=70.5:100の混合物の屈折率と屈折率分散は
(nd,νd)=(1.337,53.9)となり、nd
≦−6.667×10-3νd+1.70,νd≦40の領
域が存在する。吸収・散乱(率)が0.01以下となり
光学膜として問題ない。
ッ素樹脂=88.5:100は吸収・散乱(率)が0.
04と散乱が大きくなり、屈折率,屈折率分散を測定す
ることはできなかった。
Six−Ti(1-x)O2微粒子分散溶液の調整 Six−Ti(1-x)O2の微粒子(5〜20nm)20
g、2,2,3,3,3−5フッ化プロパノール500
g中に入れた溶液にフッ素系界面活性剤N−(3−(ト
リトキシシリル)プロピル)−N−プロピルパ−フルオ
ロオクタンスルフォンアミドを4g加え、その後1規定
の塩酸0.21mlに加え、25℃で24時間攪拌を行
ない微粒子表面に修飾した。その後、フッ素溶剤[分子
構造(C4F9)3N]を250g加え、90℃で分離蒸
留することにより5−フッ化プロパノール、加水分解に
より生じるイソプロパノール等を取り除き、Six−T
i(1- x)O2微粒子を分散させたフッ素溶剤溶液を作っ
た。
材料を撮像光学系,投影光学系,照明系等の光学系やカ
メラ,顕微鏡,双眼鏡等の光学機器に用いている。
νd)=(1.636、29.1)と調整したSix−T
i(1-x)O2微粒子を用い、高分散材料の屈折率分散をν
d>25とした。
を修飾した屈折率、屈折率分散を(nd,νd)=(1.
636,29.1)を調整したSix−Ti(1-x)O2微
粒子を、
9)を非晶性フッ素樹脂の可溶溶剤であるフッ素溶剤
[分子構造(C4F9)3N]に重量分率Six−Ti
(1-x)O2:非晶性フッ素樹脂=17.3:100,3
8.9:100,66.7:100,83.8:100
の割合で混合した。非晶性フッ素樹脂の溶剤に対する割
合を4%とした。Φ49×2tのBK7の基材の上にデ
ップコート法により上記溶液をコーティングした後、1
80℃の炉の中で20分加熱し、非晶性フッ素樹脂とS
i x−Ti(1-x)O2の微粒子の混合した膜が得られた。
リプソメーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて
測定した。
度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
記式にて、 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
=83.8:100の混合物は、吸収・散乱(率)が
0.04と散乱が大きくなり、屈折率,屈折率分散を測
定することはできなかった。
=17.3:100,38.9:100,66.7:1
00の混合物の屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=
(1.329,62.1)、(1.366,48.
9)、(1.403,42.1)となり、nd≦−6.
667×10-3νd+1.70,νd≦40の領域は全く
存在しない。
を用いず、屈折率、屈折率分散(nd,νd)=(2.2
652,11.8)のTiO2微粒子を用いた。
面活性剤を修飾したTiO2微粒子を、
29)を非晶性フッ素樹脂の可溶溶剤であるフッ素溶剤
[分子構造(C4F9)3N]に重量分率TiO2:非晶性
フッ素樹脂=4.5:100,9.3:100,19:
100,39:100,74:100,120:100
の割合で混合した。非晶性フッ素樹脂の溶剤に対する割
合を4%とした。Φ49×2tのBK7の基材の上にデ
ップコート法により上記溶液をコーティングした後、1
80℃の炉の中で20分加熱し、非晶性フッ素樹脂とT
iO2の微粒子の混合した膜が得られた。
リプソメーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて
測定した。
度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
記式にて、 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
00の混合物質の屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=
(1.317,48.3)となり、nd≦−6.667
×10-3νd+1.70,νd≦40からはずれた領域に
存在する。吸収・散乱(率)が0.01以下となり光学
膜として問題ない。
00,19:100,39:100,74:100の混
合物の屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.34
3,34.2)、(1.394,23.8)、(1.4
78,17.8)、(1.591,14.8)となり、
nd≦−6.667×10-3νd+1.70,νd≦40
の領域に存在する。吸収・散乱(率)が0.01以下と
なり光学膜として問題ない。
00の混合物は吸収・散乱(率)が0.06と散乱が大
きくなり、屈折率,屈折率分散を測定することはできな
かった。
×10-3νd+1.70,νd≦40領域を重量比(Ti
O2:非晶性フッ素樹脂=)7:100〜90:100
範囲で取ることが可能となり、さらにnd≦−0.01
×10-3νd+1.70,νd≦40の領域も実現され
る。
TiO2微粒子分散溶液の調整 TiO2の微粒子(5〜20nm)20g、2,2,
3,3,3−5フッ化プロパノール500g中に入れた
溶液にフッ素系界面活性剤N−(3−(トリトキシシリ
ル)プロピル)−N−プロピルパ−フルオロオクタンス
ルフォンアミドを4g加え、その後1規定の塩酸0.2
1mlを加え25℃で24時間攪拌を行い、微粒子表面
に修飾した。その後フッ素溶剤[分子構造(C4F9)3
N]を250g加え、90℃で分離蒸留することにより
5−フッ化プロパノール、加水分解により生じるイソプ
ロパノール等を取り除き、TiO2微粒子を分散させた
フッ素溶剤溶液を作った。
29)のかわりに屈折率(nd=1.52)のポリマー
を用いた。
を溶液(水:MeOH=1:1)に重量分率TiO2:
PVA=2〜200:100の割合で混合した。PVA
の溶剤に対する割合を4%とした。Φ49×2tのBK
7の基材の上にデップコート法により上記溶液をコーテ
ィングした後、180℃の炉の中で20分加熱し、PV
AとTiO2の微粒子の混合した膜が得られた。
リプソメーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて
測定した。
度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
記式にて、 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
(1.564,33.0)、(1.590,23.
9)、(1.633,18.1)、(1.691,1
5.2)となり、nd≦−6.667×10-3νd+1.
70,νd≦40の領域に全て存在しない。
9)を非晶性フッ素樹脂とTiO2の微粒子を重量分率
TiO2非晶性フッ素樹脂=51:100の割合で混合
し、(nd,νd)=(1.523、16.4)に調整し
た光学材料を図7に示す構造にて、PSK50:スミタ
光学工業(nd,νd)=(1.5938,60.9)と
組み合わせた。格子の高さdは8μmで回折効率は40
0〜700nm可視域の波長の光において、回折効率が
98%以上となる。比較例3に比べ、格子の高さが1/
2となり、レンズの成型加工上優位となる。
enzyl methacrylate:(nd,νd)=1.552,3
2.5)とPSK50:(nd,νd)=(1.593
8、60.9)と組み合わせた。格子の高さdは15μ
mで回折効率は400〜700nm可視域の波長の光に
おいて回折効率が98%以上となる。
にPMMAとの相溶性を高める為にアルキル基を修飾し
たITO(nd,νd=1.8581,5.53)微粒子
とPMMA(nd=1.48)をPMMAの可溶溶剤で
あるメチルエチルケトン(以下MEKと記述)に重量分
率 ITO:PMMA=20:100、30:100、
50:100、120:100、200:100、30
0:100の割合で混合した。PMMAの溶剤に対する
割合を4%とした。Φ49×2tのBK7の基材の上に
デップコート法により上記溶液をコーティングした後、
80℃の炉の中で20分加熱しPMMAとITOの微粒
子の混合した膜が得られた。
エリプソメーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて測
定した。
光度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
下記式にて吸収・散乱(率)を求めた。
0の混合物は屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=
(1.507,32)となり、nd≦−6.667×1
0-3νd+1.70,νd≦40からはずれた領域にな
る。
学膜として問題ない。
100、120:100、200:100の混合物の屈
折率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.515,2
6.6)、(1.531,20.1)、(1.571,
13.2)、(1.609,10.2)となりnd≦−
6.667×10-3νd+1.70,νd≦40の領域が
存在する。
学膜として問題ない。
00の混合物は屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=
(1.647,8.6)となり、nd≦−6.667×
10-3νd+1.70,νd≦40からはずれた領域にな
る。
ネボウ合繊株式会社製)で20回拭いた後、静電電圧計
で測定を行った。PMMA単体では3kvの帯電性が見
られたが混合物は全て帯電が見受けられなかった。
粒子分散溶液の調整 ITOの微粒子(5〜20nm)20gをMEK500
g中に入れた溶液にγ−メタクロリキシプロピルトリメ
トキシシランを4g加え、その後、1規定の塩酸0.2
ml加え、25℃で24時間撹拌を行い、微粒子表面に
修飾した。
2,11.8)微粒子を用い、高分散材料の屈折率分散
をνd>10とした。
の相溶性を高める為にアルキル基を修飾したTiO2微
粒子をTiO2(nd=1.29)を可溶溶剤であるME
Kに重量分率 TiO2:PMMA=20:100、5
0:100、85:100、160:100の割合で混
合した。PMMAの溶剤に対する割合を4%とした。Φ
49×2tのBK7の基材の上にデップコート法により
上記溶液をコーティングした後、80℃の炉の中で20
分加熱しPMMAとTiO2の微粒子の混合した膜が得
られた。
光度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
下記式にて 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
00、50:100、85:100、160:100混
合物の屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.51
9,40.2)、(1.585,26)、(1.63,
21.7)、(1.717,17.5)となりnd≦−
6.667×10-3νd+1.70,νd≦40の領域は
全く存在しない。
ネボウ合繊株式会社製)で20回拭いた後、静電電圧計
で測定を行った。PMMA単体では3kvの帯電性が見
られた。混合物は1kv〜2kvの帯電性が見られた。
微粒子分散溶液の調整 TiO2の微粒子(5〜20nm)20gをMEK50
0g中に入れた溶液にγ−メタクロリキシプロピルトリ
メトキシシランを4g加え、その後、1規定の塩酸0.
2ml加え、25℃で24時間撹拌を行い、微粒子表面
に修飾した。
わりに屈折率(nd=1.59)のポリカーボネート
(以下PCと記述)を用いた。
重量分率 ITO:PC=20:100、50:10
0、85:100、160:100の割合でジクロロエ
タン中で混合した。溶剤ジクロロエタンに対する溶質の
割合を4%とした。Φ49×2tのBK7の基材の上に
デップコート法により上記溶液をコーティングした後、
110℃の炉の中で20分加熱しAPOとITOの微粒
子の混合した膜が得られた。
エリプソメーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて測
定した。
光度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
下記式にて 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
(1.519,40)、(1.585,25.8)、
(1.630,21.7)、(1.717,17.5)
となり、n d≦−6.667×10-3νd+1.70,ν
d≦40の領域に全て存在しない。
ネボウ合繊株式会社製)で20回拭いた後、静電電圧計
で測定を行った。PC単体では3kvの帯電性が見られ
たが混合物は全て帯電が見受けられなかった。
にAPO(nd=1.525)との相溶性を高める為に
アルキル基を修飾したITO(nd,νd=1.858
1,5.53)微粒子とAPO(nd=1.525)を
APOの可溶溶剤であるキシレンに重量分率ITO:A
PO=25:100、45:100、70:100、1
00:100、135:100、170:100の割合
で混合した。APOの溶剤に対する割合を4%とした。
Φ49×2tのBK7の基材の上にデップコート法によ
り上記溶液をコーティングした後、110℃の炉の中で
20分加熱しAPOとITOの微粒子の混合した膜が得
られた。
エリプソメーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて測
定した。
光度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
下記式にて 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
の混合物は屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.
548,26.6)となり、nd≦−6.667×10
-3νd+1.70,νd≦40からはずれた領域になる。
学膜として問題ない。
00、100:100、135:100の混合物の屈折
率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.562,20.
5)、(1.580,16.2)、(1.598,1
3.6)、(1.615,11.8)となりnd≦−
6.667×10-3νd+1.70,νd≦40の領域が
存在する。
学膜として問題ない。
0の混合物は屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=
(1.650,9.63)となり、nd≦−6.667
×10-3νd+1.70,νd≦40からはずれた領域に
なる。
ネボウ合繊株式会社製)で20回拭いた後、静電電圧計
で測定を行った。APO単体では3kvの帯電性が見ら
れたが混合物は全て帯電が見受けられなかった。
粒子分散溶液の調整 ITOの微粒子(5〜20nm)20gをn−ブタノー
ル500g中に入れた溶液にβ−(3,4エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン4gを加え、そ
の後、1規定の塩酸0.2ml加え、25℃で24時間
撹拌を行い、微粒子表面に修飾した。
留によりn−ブタノールを除き、ITO微粒子のキシレ
ン溶液を作った。
溶性を高める為にアルキル基を修飾した。
3)微粒子とMS(nd=1.534)をMSの可溶溶
剤であるMEKに重量分率ITO:MS=25:10
0、45:100、70:100、100:100、1
35:100、170:100の割合で混合した。MS
の溶剤に対する割合を4%とした。Φ49×2tのBK
7の基材の上にデップコート法により上記溶液をコーテ
ィングした後、80℃の炉の中で20分加熱しAPOと
ITOの微粒子の混合した膜が得られた。
エリプソメーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて測
定した。
光度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
下記式にて 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
混合物は屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.5
55,24.1)となり、nd≦−6.667×10-3
νd+1.70,νd≦40からはずれた領域になる。
学膜として問題ない。
0、100:100、135:100の混合物の屈折率
と屈折率分散は(nd,νd)=(1.569,19.
2)、(1.587,15.5)、(1.604,1
3.2)、(1.621,11.6)となり、nd≦−
6.667×10-3νd+1.70,νd≦40の領域が
存在する。
学膜として問題ない。
の混合物は屈折率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.
655,9.51)となり、nd≦−6.667×10
-3νd+1.70,νd≦40からはずれた領域になる。
ネボウ合繊株式会社製)で20回拭いた後、静電電圧計
で測定を行った。PMMA単体では3kvの帯電性が見
られたが混合物は全て帯電が見受けられなかった。
ITO微粒子を重量分率ITO:PMMA=50:10
0の割合で混合し、(nd,νd)=(1.531,2
0.1)に調整した光学材料を図8に示す構造にて、P
SK50:スミタ光学工業(nd,νd)=(1.593
8,60.9)と組み合わせた。格子の高さdは9.9
8μmで回折効率は400〜700nm可視域の波長の
光において、回折効率が98%以上となる。
3となり、レンズの成型加工上優位となる。
ネボウ合繊株式会社製)で20回拭いた後、静電電圧計
で測定を行った。帯電が見受けられなかった。
enzyl methacrylate:(nd,νd)=1.552,3
2.5)とPSK50:(nd,νd)=(1.593
8、60.9)と組み合わせた。格子の高さdは15μ
mで回折効率は400〜700nm可視域の波長の光に
おいて回折効率が98%以上となる。
ネボウ合繊株式会社製)で20回拭いた後、静電電圧計
で測定を行った。1kvの帯電が見られた。
ず、屈折率、屈折率分散(nd,νd)=(2.265
2,11.8)のTiO2微粒子を用い、また、非晶性
フッ素樹脂を用いず、ジメチルシリコーン樹脂を用い
た。
の官能基を修飾したTiO2微粒子とで表せるジメチル
シリコーン樹脂(nd=1.43)のエラストマーをジ
メチルシリコーン樹脂のエラストマーの可溶溶剤である
n−ヘプタンに重量分率 TiO2:ジメチルシリコー
ン樹脂=5:100、10:100、20:100、3
8:100、55:100、88:100の割合で混合
した。
合を4%とした。Φ49×2tのBK7の基材の上にデ
ップコート法により上記溶液をコーティングした後、1
50℃の炉の中で20分加熱しジメチルシリコーン樹脂
とTiO2の微粒子の混合した膜が得られた。
エリプソメーター(VASE:J.A.Woollam.Co.,Inc製)にて
測定した。
光度計(U4000:日立製作所製)にて行った。
下記式にて 吸収・散乱(率)=1−(両面反射率)−(透過率) により吸収・散乱(率)を求めた。
100,10:100の混合物質の屈折率と屈折率分散
は(nd,νd)=(1.4395,44.6),(1.
4501,39.9)となりnd≦−6.667×10
-3νd+1.70,νd≦40からはずれた領域に存在す
る。
学膜として問題ない。
0:100、38:100、55:100の混合物の屈
折率と屈折率分散は(nd,νd)=(1.4713,3
3.5)、(1.5024,27.7)、(1.532
9,24.2)となり、nd≦−6.667×10-3ν
d +1.70,νd≦40の領域に存在する。
学膜として問題ない。TiO2:ジメチルシリコーン樹
脂=88:100の混合物は屈折率と屈折率分散は(n
d,νd)=(1.5824,20.6)となりnd≦−
6.667×10-3νd+1.70,νd≦40からはず
れた領域に存在する。
1.43と<実施例1>よりも大きくとも、νd)=
(2.2652,11.8)のTiO2微粒子の様にア
ッベ数の小さな物質を用いることによりnd≦−6.6
67×10-3νd+1.70,νd≦40領域を重量比
(TiO2:ジメチルシリコーン樹脂=)18:100
〜70:100範囲で同様に取ることが可能となり
(2)シリコーン官能基を修飾したTiO2微粒子分散
溶液の調整TiO2の微粒子(5〜20nm)20gを
n−ブタノール500g中に入れた溶液にシリコーン系
界面活性剤を4g加え、その後、1規定の塩酸0.2m
l加え、25℃で24時間撹拌を行い、微粒子表面に修
飾した。
00℃で分離蒸留することによりn−ブタノール、およ
び、加水分解により生じるアルコール等を取りのぞき、
TiO2微粒子を分散させたn−ヘプタン溶液を作っ
た。
67×10-3νd+1.70,νd≦40)または(nd
≦−0.01νd+1.70,νd≦40)を満足した屈
折光学系、積層光学素子の高性能化に欠かすことの出来
ない光学材料及びそれを用いた光学系を達成することが
できる。
料(nd≦1.45)と屈折率の波長分散が大きな材料
(νd≦25)を混合することにより、低屈折率高分散
の領域(nd≦−6.667×10-3νd+1.70,ν
d≦40)を満足した光学材料を実現することができ
る。
としてチタン/シリコンの複合金属酸化物(Six−T
i(1-x)O2)(νd=24.4)の微粒子(2〜100
nm)を用い、低屈折率材料として非晶性フッ素樹脂
(nd=1.29〜1.38)を用い、重量比(Six−
Ti(1-x)O2:フッ素樹脂)45:100〜75:10
0で混合するとより領域(nd≦−6.667×10-3
νd+1.70,νd≦40)を満たす、光学材料とな
る。
0)と屈折率の波長分散が大きな材料(νd≦15)の
微粒子を混合することにより低屈折率高分散の領域(n
d≦−0.01νd+1.70,νd≦40)を実現する
ことができる。
としてTiO2(nd,νd=2.2652,11.8)
の微粒子(2〜100nm)を用い、低屈折率材料とし
て非晶性フッ素樹脂(nd=1.29〜1.38)を用
い、重量比(TiO2:フッ素樹脂)7:100〜9
0:100で混合するとより低屈折率高分散となる。
7×10-3νd+1.70,νd≦40)及び領域(nd
≦−0.01νd+1.70,νd≦40)の光学材料を
供給することができ、屈折光学系、積層光学素子等の光
学系の高性能化を容易にすることが可能としている。
材料(1.45≦nd≦1.55)と屈折率の波長分散
が大きな材料(νd≦10)を混合することにより低屈
折率高分散の領域(nd≦−6.667×10-3νd+
1.70,νd≦40)を実現することができる。
としてITO(νd=5.53)の微粒子(2〜100
nm)を用い、低屈折率材料としてポリメタクリル酸メ
チル(PMMA nd=1.48)、アモルファスポリ
オレフィン(APO nd=1.525)、メタクリル
酸メチルとスチレン共重合体(MS nd=1.53
3)を用い、重量比(ITO:PMMA)30:100
〜250:100、(ITO:APO)44:100〜
150:100、(ITO:MS)43:100〜14
0:100で混合するとより領域(nd≦−6.667
×10-3νd+1.70,νd≦40)を満たす、光学材
料となる。
7×10-3νd+1.70,νd≦40)の光学材料を汎
用的に光学材料として使用されているPMMA(nd=
1.48)、APO(nd=1.525)、MS(nd=
1.533)等1.45≦n d≦1.55を用いて、供
給することができ、屈折光学系、積層回折光学素子の高
性能化を容易にすることができる。
為、上記、光学樹脂材料の帯電性を軽減し、埃等の付着
による光学系の透過光の減少や散乱光の増加を押えるこ
とができる。
図
の関係を示す説明図
明図
屈折率と分散との関係を示す説明図
Claims (33)
- 【請求項1】 d線の屈折率が1.45以下の第1材料
と可視域での波長分散を示すアッベ数が25以下の第2
材料を含む複数材料の混合物であってd線の屈折率(n
d)と可視域での波長分散を示すアッベ数(νd)の関係
が、 nd≦−6.667×10-3νd+1.70 になることを特徴とする光学材料。 - 【請求項2】 可視域での波長分散を示すアッベ数(ν
d)が40未満であることを特徴とする請求項1の光学
材料。 - 【請求項3】 前記第2材料は粒径が2〜100nmの
微粒子を含むことを特徴とする請求項1または2の光学
材料。 - 【請求項4】 前記第1材料が非晶性フッ素樹脂である
ことを特徴とする請求項1,2または3の光学材料。 - 【請求項5】 前記第2材料としてアッベ数(νd)を
24.4に調整したチタンとシリコンの複合金属酸化物
の微粒子(Six−Ti(1-x)O2)を用いることを特徴
とする請求項1から4のいずれか1項の光学材料。 - 【請求項6】 前記第1材料として非晶性フッ素樹脂、
前記第2材料としてアッベ数(νd)を24.4に調整
したチタンとシリコンの複合金属酸化物の微粒子(Si
x−Ti(1-x)O2)を用い、微粒子とフッ素樹脂の重量
比が45:100〜75:100であることを特徴とす
る請求項1から5のいずれか1項の光学材料。 - 【請求項7】 前記材料Aがジメチルシリコーン樹脂で
あることを特徴とする請求項1,2又は3の光学材料。 - 【請求項8】 前記材料Bは酸化チタン(TiO2)の
微粒子を含むことを特徴とする請求項1から3及び請求
項7のいずれか1項の光学材料。 - 【請求項9】 前記材料Aはジメチルシリコーン樹脂で
あり、前記材料Bは酸化チタン(TiO2)の微粒子を
用い、酸化チタンとジメチルシリコーン樹脂の混合する
重量比が18:100〜70:100であることを特徴
とする請求項7又は8の光学材料。 - 【請求項10】 d線の屈折率(nd)と可視域での波
長分散を示すアッベ数(νd)の関係が、 nd≦−0.01νd+1.70 を満足することを特徴とする光学材料。 - 【請求項11】 d線の屈折率が1.40以下の第1材
料と可視域での波長分散を示すアッベ数が15以下の第
2材料を含む複数材料の混合物であってd線の屈折率
(nd)と可視域での波長分散を示すアッベ数(νd)の
関係が、 nd≦−0.01νd+1.70 になることを特徴とする光学材料。 - 【請求項12】 前記可視域での波長分散を示すアッベ
数(νd)が40以下であることを特徴とする請求項1
0又は11の光学材料。 - 【請求項13】 前記第2材料が粒径2〜100nmの
微粒子を含むことを特徴とする請求項11の光学材料。 - 【請求項14】 前記第1材料が非晶性フッ素樹脂を含
むことを特徴とする請求項11又は13の光学材料。 - 【請求項15】 前記第2材料は酸化チタン(Ti
O2)の微粒子を含むことを特徴とする請求項11,13
又は14の光学材料。 - 【請求項16】 前記第1材料は非晶性フッ素樹脂であ
り、前記第2材料は酸化チタン(TiO2)の微粒子を
用い、酸化チタンと非晶性フッ素樹脂の混合する重量比
が7:100〜90:100であることを特徴とする請
求項11,13,14又は15の光学材料。 - 【請求項17】 d線の屈折率が1.45以上1.55
以下の範囲内にある第1材料と可視域での波長分散を示
すアッベ数が10以下の第2材料との複合材料の混合物
であってd線の屈折率(nd)とアッベ数(νd)の関係
が nd≦−6.667×10-3νd+1.70 になることを特徴とする光学材料。 - 【請求項18】 前記光学材料は可視域での波長分散を
示すアッベ数(νd)が40以下であることを特徴とす
る請求項17の光学材料。 - 【請求項19】 前記第2材料の粒径が2〜100nm
の微粒子を含むことを特徴とする請求項17または18
の光学材料。 - 【請求項20】 前記第2材料としてITO(In
2O3)を用いることを特徴とする請求項17、18また
は19の光学材料。 - 【請求項21】 前記第1材料がポリメタクリル酸メチ
ルであることを特徴とする請求項17から20のいずれ
か1項の光学材料。 - 【請求項22】 前記第1材料としてポリメタクリル酸
メチル、前記第2材料としてITOの微粒子(In
2O3)を用い、微粒子と樹脂の重量比が第1材料:第2
材料=30:100〜250:100であることを特徴
とする請求項17から21のいずれか1項の光学材料。 - 【請求項23】 前記第1材料がアモルファスポリオレ
フィンであることを特徴とする請求項17から20のい
ずれか1項の光学材料。 - 【請求項24】 前記第1材料としてアモルファスポリ
オレフィン、前記第2材料としてITOの微粒子(In
2O3)を用い、微粒子と樹脂の重量比が第1材料:第2
材料=44:100〜150:100であることを特徴
とする請求項17から20のいずれか1項の光学材料。 - 【請求項25】 前記第1材料がメタクリル酸メチルと
スチレンの共重合体であることを特徴とする請求項17
から20のいずれか1項の光学材料。 - 【請求項26】 前記第1材料としてメタクリル酸メチ
ルとスチレンの共重合体の樹脂、前記第2材料としてI
TOの微粒子(In2O3)を用い、微粒子と樹脂の重量
比が第1材料:第2材料=43:100〜140:10
0であることを特徴とする請求項17から20のいずれ
かの1項の光学材料。 - 【請求項27】 請求項1から26,33のいずれか1
項の光学材料より成ることを特徴とする光学部材。 - 【請求項28】 請求項27の光学部材を有することを
特徴とする光学系。 - 【請求項29】 請求項1から26,33のいずれか1
項の光学材料を用いたことを特徴とする回折光学素子。 - 【請求項30】 請求項29の回折光学素子を有するこ
とを特徴とする光学系。 - 【請求項31】 請求項28又は30の光学系を有する
ことを特徴とする光学機器。 - 【請求項32】 第1材料の充填率を下げ該第1材料の
充填率を下げた隙間に該第1材料とアッベ数が異なる第
2材料を埋めこむことにより所望の屈折率とアッベ数を
有する光学材料を製造することを特徴とする光学材料の
製造方法。 - 【請求項33】 請求項32に記載の製造方法により作
られた材料を含むことを特徴とする光学部材。
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