JP5167724B2 - 光学系 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系、撮像装置、光学系の結像方法に関する。
従来、高屈折率の媒質からなるレンズを有する光学系が知られている。斯かる光学系として例えば、物体側から順に負の屈折力を有するレンズ群と正の屈折力を有するレンズ群とからなる2群構成のものが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2005-134887号公報
しかしながら、従来の光学系は、高屈折率の媒質からなるレンズを有しているものの、球面収差や像面湾曲を十分に補正することができないという問題があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、球面収差や像面湾曲が十分に補正され、良好な光学性能を備えた光学系、撮像装置、光学系の結像方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
複数のレンズ群を有し、
前記複数のレンズ群は、最も物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の少なくとも1つは、以下の条件式の少なくとも1つを満足するAレンズを有し、
<nd−0.00250νd−1.88900
<nd−0.33750νd+4.27500
但し、
nd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
νd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
前記複数のレンズ群どうしの空気間隔を変化させることにより、広角端状態から望遠端状態までの変倍を行い、
前記Aレンズは、以下の条件式の少なくとも1つを満足し、
3.67<(r2+r1)/(r2−r1)
(r2+r1)/(r2−r1)<−2.08
但し、
r1 :前記Aレンズの物体側レンズ面の曲率半径
r2 :前記Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径
前記Aレンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする光学系を提供する。
−4.50<fA/fG≦−2.04
但し、
fA:前記Aレンズの焦点距離
fG:前記Aレンズを有するレンズ群の焦点距離
また本発明は、
複数のレンズ群を有し、
前記複数のレンズ群は、最も物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とを有し、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の少なくとも1つは、以下の条件式の少なくとも1つを満足するAレンズを有し、
0<nd−0.00250νd−1.88900
0<nd−0.33750νd+4.27500
但し、
nd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
νd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
前記複数のレンズ群どうしの空気間隔を変化させることにより、広角端状態から望遠端状態までの変倍を行い、
前記Aレンズは、以下の条件式の少なくとも1つを満足することを特徴とする光学系を提供する。
5.07≦(r2+r1)/(r2−r1)
(r2+r1)/(r2−r1)<−2.08
但し、
r1 :前記Aレンズの物体側レンズ面の曲率半径
r2 :前記Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径
また、本発明の光学系を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
また本発明は、
複数のレンズ群を有する光学系の結像方法であって、
前記複数のレンズ群は、最も物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の少なくとも1つは、以下の条件式の少なくとも1つを満足するAレンズを有し、
<nd−0.00250νd−1.88900
<nd−0.33750νd+4.27500
但し、
nd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
νd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
前記複数のレンズ群どうしの空気間隔を変化させることにより、広角端状態から望遠端状態までの変倍を行い、
前記Aレンズは、以下の条件式の少なくとも1つを満足し、
3.67<(r2+r1)/(r2−r1)
(r2+r1)/(r2−r1)<−2.08
但し、
r1 :前記Aレンズの物体側レンズ面の曲率半径
r2 :前記Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径
前記Aレンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする光学系の結像方法を提供する。
−4.50<fA/fG≦−2.04
但し、
fA:前記Aレンズの焦点距離
fG:前記Aレンズを有するレンズ群の焦点距離
本発明によれば、球面収差や像面湾曲が十分に補正され、良好な光学性能を備えた光学系、撮像装置、光学系の結像方法を提供することができる。
以下、本願の光学系、撮像装置、光学系の結像方法について説明する。
本願の光学系は、複数のレンズ群を有し、前記複数のレンズ群の少なくとも1つは、以下の条件式(1),(2)の少なくとも1つを満足するAレンズを有するように構成されている。
(1) 0<nd−0.00250νd−1.88900
(2) 0<nd−0.33750νd+4.27500
但し、
nd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
νd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
本願の光学系は、高屈折率の媒質からなるAレンズを有している。高屈折率の媒質を適切に用いることでAレンズの曲率半径を大きくすることができるため、これによって各収差を良好に補正することが可能となる。
条件式(1)は、Aレンズの媒質の屈折率の適切な範囲を規定するものである。
条件式(1)の下限値を下回ると、Aレンズの媒質の屈折力が小さくなり、球面収差や像面湾曲を十分に補正することが困難になってしまう。
本願の光学系は、条件式(1)を満足することで、球面収差や像面湾曲等の収差の補正が容易となり、良好な結像性能を確保することができる。
なお、本願の光学系が、0<nd−0.00250νd−1.89400を満足すれば、Aレンズの屈折力がさらに大きくなり曲率半径を大きくすることができるため、収差補正がより容易となり、さらに良好な結像性能を確保することができる。
条件式(2)は、Aレンズの媒質のアッベ数の適切な範囲を規定するものである。
条件式(2)の下限値を下回ると、Aレンズの媒質のアッベ数が大きくなり、倍率色収差を十分に補正することが困難になってしまう。
本願の光学系は、条件式(2)を満足することで、球面収差や像面湾曲等の収差の補正が容易となり、良好な結像性能を確保することができる。
なお、本願の光学系が、0<nd−0.33750νd+4.28000を満足すれば、Aレンズのアッベ数がさらに小さくなるため、倍率色収差の補正が容易となり、さらに良好な結像性能を確保することができる。
また本願の光学系は、前記複数のレンズ群が、最も物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有していることが望ましい。
この構成によって本願の光学系は、広画角を実現することができ、像面湾曲を補正することが容易となる。
また本願の光学系は、前記複数のレンズ群が、最も物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とを有していることが望ましい。
この構成によって本願の光学系は、開口絞りの前後が対称な屈折力配置となり、歪曲収差を補正することが容易となる。
また本願の光学系は、より良好な結像性能を確保するために、前記Aレンズが、以下の条件式(3),(4)の少なくとも1つを満足することが望ましい。
(3) 3.67<(r2+r1)/(r2−r1)
(4) (r2+r1)/(r2−r1)<−2.08
但し、
r1 :前記Aレンズの物体側レンズ面の曲率半径
r2 :前記Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径
条件式(3)及び条件式(4)は、本願の光学系におけるAレンズのシェイプファクターを表す式であり、該Aレンズのレンズ形状について適切な範囲を規定するものである。
本願の光学系において条件式(3)の下限値を下回ると、Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径が大きくなり平面に近づく。Aレンズの像面側レンズ面が平面に近づくと、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズの像面側レンズ面に入射する角度が垂直から離れるため、発生する収差が大きくなり、像面湾曲を十分に補正することができなくなってしまう。
本願の光学系は、条件式(3)を満足することで、球面収差や像面湾曲等の収差の補正が容易となり、より良好な結像性能を確保することができる。
なお、条件式(3)の下限値を3.70に設定すれば、像面湾曲の補正が容易になり、さらに良好な結像性能を確保することができる。
本願の光学系において条件式(4)の上限値を上回ると、Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径が相対的に小さくなる。Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径が相対的に小さくなると、Aレンズの物体側レンズ面の曲率半径との差が大きくなるため、Aレンズの物体側レンズ面で発生した収差をAレンズの像面側レンズ面で補正することが困難となり、像面湾曲を十分に補正することができなくなってしまう。
本願の光学系は、条件式(4)を満足することで、球面収差や像面湾曲等の収差の補正が容易となり、より良好な結像性能を確保することができる。
なお、条件式(4)の上限値を−2.15に設定すれば、像面湾曲の補正が容易になり、さらに良好な結像性能を確保することができる。
また本願の光学系は、より良好な結像性能を確保するために、前記Aレンズが、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5) −4.50<fA/fG<−0.10
但し、
fA:前記Aレンズの焦点距離
fG:前記Aレンズを有するレンズ群の焦点距離
条件式(5)は、Aレンズの焦点距離と、該Aレンズを有するレンズ群全体の焦点距離との比の適切な範囲を規定するものである。
条件式(5)の下限値を下回ると、fAの絶対値が相対的に大きくなり、Aレンズの屈折力が小さくなるため、球面収差を十分に補正することができなくなってしまう。
なお、条件式(5)の下限値を−4.30に設定すれば、球面収差の補正が容易になり、さらに良好な結像性能を確保することができる。
一方、条件式(5)の上限値を上回ると、fGの絶対値が相対的に大きくなり、Aレンズを有するレンズ群の屈折力が小さくなるため、像面湾曲を十分に補正することができなくなってしまう。
なお、条件式(5)の上限値を−0.30に設定すれば、像面湾曲の補正が容易になり、さらに良好な結像性能を確保することができる。
本願の光学系は、条件式(5)を満足することで、球面収差や像面湾曲等の収差の補正が容易となり、より良好な結像性能を確保することができる。
また本願の光学系は、前記Aレンズが、正の屈折力を有することが望ましい。
この構成によって本願の光学系は、正レンズの屈折力が高くなり、正レンズで発生する収差、例えば球面収差を良好に補正することができる。
また本願の光学系は、開口絞りを有し、前記Aレンズが、前記開口絞りよりも物体側に位置し、物体側に凸面を向けていることが望ましい。
この構成によって本願の光学系は、前記凸面に入射する光線の偏角を小さくすることができ、像面湾曲を補正することが容易となる。
また本願の光学系は、開口絞りを有し、前記Aレンズが、前記開口絞りよりも像側に位置し、物体側に凹面を向けていることが望ましい。
この構成によって本願の光学系は、前記凹面に入射する光線の偏角を小さくすることができ、像面湾曲を補正することが容易となる。
また本願の光学系は、前記複数のレンズ群のうちで前記Aレンズを有するレンズ群は、負の屈折力を有することが望ましい。
この構成によって本願の光学系は、前記Aレンズを有するレンズ群が開口絞りに近い場合は球面収差を、開口絞りから遠い場合はコマ収差を良好に補正することができる。
また本願の光学系は、前記複数のレンズ群のうちで最も物体側のレンズ群は、非球面レンズを有することが望ましい。
この構成によって本願の光学系は、広画角を実現することができ、像面湾曲を補正することが容易となる。
また本願の光学系は、前記複数のレンズ群どうしの空気間隔を変化させることにより、広角端状態から望遠端状態までの変倍を行うことが望ましい。
この構成によって本願の光学系は、変倍が容易になり、広角端状態から望遠端状態まで像面湾曲及び球面収差を良好に補正することができる。
また本願の撮像装置は、上述した構成の光学系を備えている。
これにより、球面収差や像面湾曲が十分に補正され、良好な光学性能を備えた撮像装置を実現することができる。
また本願の光学系の結像方法は、複数のレンズ群を有する光学系の結像方法であって、前記複数のレンズ群の少なくとも1つは、以下の条件式(1),(2)の少なくとも1つを満足するAレンズを有する。
(1) 0<nd−0.00250νd−1.88900
(2) 0<nd−0.33750νd+4.27500
但し、
nd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
νd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
この構成により、球面収差や像面湾曲が十分に補正され、良好な光学性能を備えた光学系を実現することができる。
以下、本願の数値実施例に係る光学系を添付図面に基づいて説明する。なお、第1〜第9実施例は本願の実施例であり、第10実施例は本願の参考例である。
(第1実施例)
図1は、本願の第1実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とからなる。そして、負メニスカスレンズL11は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凹形状の負レンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合レンズとからなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第2レンズ群G2内に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第2レンズ群G2とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第1レンズ群G1中の正メニスカスレンズL12がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも物体側に位置するため、物体側に凸面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表1に、本願の第1実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
表1において、fは焦点距離、BFはバックフォーカスを示す。
[面データ]において、面番号は物体側から数えたレンズ面の順番、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面の間隔、ndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。また、物面は物体面、可変は可変の面間隔、(絞りS)は開口絞りS、(絞りFS)はフレアカット絞りFS、像面は像面Iをそれぞれ示している。なお、曲率半径rの「∞」は平面を示し、空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。また、レンズ面が非球面である場合には面番号に*印を付して曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示している。
[非球面データ]には、[面データ]に示した非球面について、その形状を次式で表した場合の非球面係数を示す。
x=cy/{1+(1−Kc1/2
+A3h+A4h+A6h+A8h+A10h10+A12h12
ここで、yは光軸からの高さ、xはサグ量、cは基準球面の曲率(近軸曲率半径)、Kは円錐定数、A3,A4,A6,A8,A10,A12を非球面係数とする。
[各種データ]において、FNOはFナンバー、2ωは画角、Yは像高、TLは光学系全長、di(i:整数)は第i面の可変の面間隔をそれぞれ示す。なお、Wは広角端状態、Mは中間焦点距離状態、Tは望遠端状態をそれぞれ示す。
ここで、表1に掲載されている焦点距離fや曲率半径r、及びその他長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかしながら光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いる。
(表1)第1実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 82.7116 2.00 1.88300 40.8
2 17.5800 0.20 1.55389 38.1
3* 12.6532 11.55 1.00000
4 33.2422 2.80 2.14352 17.8
5 51.5817 可変 1.00000

6 29.8617 2.50 1.49782 82.6
7 -64.4330 2.00 1.00000
8(絞りS) ∞ 1.80 1.00000
9 73.9122 4.10 1.65160 58.5
10 -15.5658 1.00 1.77250 49.6
11 210.7172 11.20 1.00000
12 -522.2353 0.90 1.83400 37.2
13 16.9886 4.50 1.62041 60.3
14 -27.1583 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第3面
K = +0.0841
A3 = -7.4262×10−6
A4 = +6.0257×10−6
A6 = -2.7752×10−8
A8 = +4.1500×10−11
A10 = -1.5448×10−13
A12 = +0.0000

[各種データ]
ズーム比 2.89
W M T
f 18.5 35.0 53.5
FNO 3.5 4.5 5.8
2ω 77.0 44.5 29.9°
Y 14.25 14.25 14.25
TL 129.08 118.47 128.93
BF 40.38 60.25 82.53

d5 44.15 13.67 1.86

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -31.51
2 6 37.95

[条件式対応値(正メニスカスレンズL12)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.21010
(2) nd−0.33750νd+4.27500=0.42115
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=4.63
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=4.63
(5) fA/fG=-2.40
図2(a)、図2(b)、図2(c)はそれぞれ、第1実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.0)、望遠端状態(f=53.5)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各収差図において、FNOはFナンバー、Aは半画角をそれぞれ示す。なお、球面収差図では最大口径に対応するFナンバーの値を示し、非点収差図及び歪曲収差図では半画角の最大値をそれぞれ示し、コマ収差図では各半画角の値を示す。またdはd線(λ=587.6nm)、gはg線(λ=435.8nm)をそれぞれ示す。そして非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。
なお、以下に示す各実施例の諸収差図においても、本実施例と同様の符号を用いる。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
図3は、本願の第2実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とからなる。そして、負メニスカスレンズL11は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合レンズとからなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第2レンズ群G2内に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第2レンズ群G2とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第1レンズ群G1中の正メニスカスレンズL12がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも物体側に位置するため、物体側に凸面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表2に、本願の第2実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表2)第2実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 97.9612 2.00 1.81600 46.6
2 17.5800 0.20 1.55389 38.1
3* 12.6532 11.55 1.00000
4 33.3981 2.80 1.94595 18.0
5 56.7142 可変 1.00000

6 25.0493 2.50 1.49782 82.6
7 -75.9580 2.00 1.00000
8(絞りS) ∞ 1.80 1.00000
9 160.3175 4.10 1.65160 58.5
10 -14.4571 1.00 1.77250 49.6
11 366.8344 11.20 1.00000
12 123.6295 0.90 1.83400 37.2
13 16.2628 4.50 1.60311 60.7
14 -32.9952 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第3面
K = +0.0856
A3 = -7.2738×10−6
A4 = +5.9947×10−6
A6 = -2.6718×10−8
A8 = +1.3725×10−11
A10 = -2.5203×10−14
A12 = +0.0000

[各種データ]
ズーム比 2.89
W M T
f 18.5 35.0 53.5
FNO 3.5 4.5 5.8
2ω 76.7 44.5 29.9°
Y 14.25 14.25 14.25
TL 129.13 118.52 128.98
BF 40.43 60.30 82.58

d5 44.15 13.67 1.86

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -31.51
2 6 37.95

[条件式対応値(正メニスカスレンズL12)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.01200
(2) nd−0.33750νd+4.27500=0.15270
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=3.86
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=3.86
(5) fA/fG=-2.57
図4(a)、図4(b)、図4(c)はそれぞれ、第2実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.0)、望遠端状態(f=53.5)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
図5は、本願の第3実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。そして、負メニスカスレンズL12は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、両凸形状の正レンズL21と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22との接合レンズと、両凸形状の正レンズL23と両凹形状の負レンズL24との接合レンズと、両凸形状の正レンズL25とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL31からなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第2レンズ群G2内に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第2レンズ群G2とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第1レンズ群G1中の正メニスカスレンズL13がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも物体側に位置するため、物体側に凸面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表3に、本願の第3実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表3)第3実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 44.7484 1.80 1.88300 40.8
2 19.0070 8.50 1.00000
3 81.8610 1.60 1.77250 49.6
4 52.8000 0.20 1.55389 38.1
5* 43.1816 2.75 1.00000
6 29.7977 3.50 1.94595 18.0
7 41.6291 可変 1.00000

8 27.9527 5.70 1.62041 60.3
9 -57.7149 1.00 1.80100 35.0
10 -526.6817 1.50 1.00000
11(絞りS) ∞ 1.00 1.00000
12 20.9370 6.75 1.65160 58.5
13 -36.7727 5.00 1.83400 37.2
14 14.8195 1.50 1.00000
15 27.4570 4.00 1.58144 40.8
16 -68.0982 可変 1.00000

17 -83.5171 1.00 1.51680 64.1
18 -237.5589 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第5面
K = -2.4420
A3 = +0.0000
A4 = -4.0180×10−7
A6 = +7.7512×10−9
A8 = -2.3967×10−10
A10 = +1.0250×10−12
A12 = -1.9550×10−15

[各種データ]
ズーム比 3.16
W M T
f 29.0 50.0 91.7
FNO 4.1 4.5 5.8
2ω 76.6 46.8 26.3°
Y 21.6 21.6 21.6
TL 129.10 121.85 138.77
BF 38.91 51.29 75.04

d7 42.02 18.05 2.89
d16 2.37 6.72 15.04

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -43.42
2 8 35.05
3 17 -249.77

[条件式対応値(正メニスカスレンズL13)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.01200
(2) nd−0.33750νd+4.27500=0.15270
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=6.04
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=6.04
(5) fA/fG=-2.23
図6(a)、図6(b)、図6(c)はそれぞれ、第3実施例に係る光学系の広角端状態(f=29.0)、中間焦点距離状態(f=50.0)、望遠端状態(f=91.7)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第4実施例)
図7は、本願の第4実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。そして、負メニスカスレンズL12は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、両凸形状の正レンズL21と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22との接合レンズと、両凸形状の正レンズL23と両凹形状の負レンズL24との接合レンズと、両凸形状の正レンズL25とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL31からなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第2レンズ群G2内に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第2レンズ群G2とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第1レンズ群G1中の正メニスカスレンズL13がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも物体側に位置するため、物体側に凸面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表4に、本願の第4実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表4)第4実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 44.2009 1.80 1.90265 35.7
2 19.0358 8.50 1.00000
3 88.6772 1.60 1.77250 49.6
4 52.8000 0.20 1.55389 38.1
5* 43.1816 2.75 1.00000
6 30.8314 3.50 2.14352 17.8
7 41.6237 可変 1.00000

8 27.2269 5.70 1.62041 60.3
9 -59.8727 1.00 1.80100 35.0
10 -561.2797 1.50 1.00000
11(絞りS) ∞ 1.00 1.00000
12 21.3881 6.75 1.65160 58.5
13 -34.0769 5.00 1.83400 37.2
14 14.8949 1.50 1.00000
15 27.4070 4.00 1.58144 40.8
16 -67.0190 可変 1.00000

17 -78.9307 1.00 1.51680 64.1
18 -204.0294 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第5面
K = -2.2368
A3 = +0.0000
A4 = -6.1562×10−7
A6 = +5.4178×10−9
A8 = -2.1299×10−10
A10 = +9.1017×10−13
A12 = -1.7805×10−15

[各種データ]
ズーム比 3.16
W M T
f 29.0 50.0 91.7
FNO 4.1 4.5 5.8
2ω 76.6 46.8 26.3°
Y 21.6 21.6 21.6
TL 129.23 121.98 138.90
BF 38.85 51.23 74.98

d7 42.24 18.27 3.11
d16 2.34 6.68 15.01

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -43.42
2 8 35.05
3 17 -249.77

[条件式対応値(正メニスカスレンズL13)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.21010
(2) nd−0.33750νd+4.27500=0.42115
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=6.71
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=6.71
(5) fA/fG=-2.04
図8(a)、図8(b)、図8(c)はそれぞれ、第4実施例に係る光学系の広角端状態(f=29.0)、中間焦点距離状態(f=50.0)、望遠端状態(f=91.7)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第5実施例)
図9は、本願の第5実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。そして、負メニスカスレンズL11は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と両凸形状の正レンズL22との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL43との接合レンズとからなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第3レンズ群G3の物体側に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第3レンズ群G3とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第3レンズ群G3中の正メニスカスレンズL31がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも像面側に位置するため、物体側に凹面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表5に、本願の第5実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表5)第5実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 115.5513 1.90 1.51680 64.1
2 15.6014 0.17 1.55389 38.1
3* 13.3000 10.00 1.00000
4 -203.6563 1.50 1.62299 58.2
5 35.4686 1.10 1.00000
6 29.5562 3.10 1.78472 25.7
7 74.7181 可変 1.00000

8 59.7272 0.90 1.84666 23.8
9 23.3566 4.30 1.51823 58.9
10 -28.6402 0.10 1.00000
11 19.3966 1.80 1.51823 58.9
12 52.8204 可変 1.00000

13(絞りS) ∞ 2.90 1.00000
14 -43.5025 2.75 1.94595 18.0
15 -17.9969 0.80 1.85000 32.4
16 111.8314 可変 1.00000

17 ∞ 3.20 1.51742 52.3
18 -23.6843 0.10 1.00000
19 100.1845 5.70 1.49700 81.6
20 -16.5860 1.30 1.85026 32.4
21 -55.6622 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第3面
K = 0.0000
A3 = +0.0000
A4 = +2.6205×10−5
A6 = +5.9408×10−8
A8 = -4.8810×10−11
A10 = +7.6103×10−13
A12 = +0.0000

[各種データ]
ズーム比 2.89
W M T
f 18.5 35.3 53.4
FNO 3.8 5.3 6.2
2ω 78.5 44.2 29.8°
Y 14.25 14.25 14.25
TL 131.31 125.64 136.79
BF 38.14 55.12 73.74

d7 32.30 9.65 2.18
d12 2.71 8.06 12.30
d16 16.54 11.19 6.96

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -24.96
2 8 28.22
3 14 -41.43
4 17 46.91

[条件式対応値(正メニスカスレンズL31)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.12000
(2) nd−0.33750νd+4.27500=0.15270
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=-2.41
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=-2.41
(5) fA/fG=-0.74
図10(a)、図10(b)、図10(c)はそれぞれ、第5実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.3)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第6実施例)
図11は、本願の第6実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。そして、負メニスカスレンズL11は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と両凸形状の正レンズL22との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL43との接合レンズとからなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第3レンズ群G3の物体側に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第3レンズ群G3とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第3レンズ群G3中の正メニスカスレンズL31がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも像面側に位置するため、物体側に凹面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表6に、本願の第6実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表6)第6実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 115.5513 1.90 1.51680 64.1
2 15.6014 0.17 1.55389 38.1
3* 13.3000 10.00 1.00000
4 -180.3836 1.50 1.62299 58.2
5 36.7979 1.10 1.00000
6 29.8103 3.10 1.78472 25.7
7 74.7181 可変 1.00000

8 50.5666 0.90 1.84666 23.8
9 21.7186 4.30 1.51823 58.9
10 -29.0198 0.10 1.00000
11 19.2917 1.80 1.51823 58.9
12 46.5501 可変 1.00000

13(絞りS) ∞ 2.90 1.00000
14 -40.1312 2.75 2.00170 20.7
15 -15.5486 0.80 1.89800 34.0
16 152.9489 可変 1.00000

17 ∞ 3.20 1.51742 52.3
18 -23.8646 0.10 1.00000
19 101.1522 5.70 1.49700 81.6
20 -16.5227 1.30 1.85026 32.4
21 -54.1237 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第3面
K = 0.0000
A3 = +0.0000
A4 = +2.6205×10−5
A6 = +5.9408×10−8
A8 = -4.8810×10−11
A10 = +7.6103×10−13
A12 = +0.0000

[各種データ]
ズーム比 2.89
W M T
f 18.5 35.3 53.4
FNO 3.6 5.2 6.0
2ω 78.4 44.2 29.8°
Y 14.25 14.25 14.25
TL 131.31 125.69 136.93
BF 38.14 55.17 73.88

d7 32.30 9.65 2.18
d12 2.71 8.06 12.30
d16 16.54 11.19 6.96

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -24.97
2 8 28.20
3 14 -41.36
4 17 46.69

[条件式対応値(正メニスカスレンズL31)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.06120
(2) nd−0.33750νd+4.27500=-0.67580
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=-2.27
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=-2.27
(5) fA/fG=-0.58
図12(a)、図12(b)、図12(c)はそれぞれ、第6実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.3)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第7実施例)
図13は、本願の第7実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。そして、負メニスカスレンズL11は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と両凸形状の正レンズL22との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL43との接合レンズとからなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第3レンズ群G3の物体側に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第3レンズ群G3とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第3レンズ群G3中の正メニスカスレンズL31がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも像面側に位置するため、物体側に凹面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表7に、本願の第7実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表7)第7実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 115.5513 1.90 1.51680 64.1
2 15.6014 0.17 1.55389 38.1
3* 13.3000 10.00 1.00000
4 -248.6179 1.50 1.62299 58.2
5 34.6127 1.10 1.00000
6 29.6569 3.10 1.78472 25.7
7 74.7181 可変 1.00000

8 53.9942 0.90 1.84666 23.8
9 22.5667 4.30 1.51823 58.9
10 -29.5940 0.10 1.00000
11 19.0339 1.80 1.51823 58.9
12 47.2870 可変 1.00000

13(絞りS) ∞ 2.90 1.00000
14 -43.2107 2.75 2.14352 17.8
15 -17.4145 0.80 2.00330 28.3
16 198.6809 可変 1.00000

17 ∞ 3.20 1.51742 52.3
18 -24.5210 0.10 1.00000
19 90.7179 5.70 1.49700 81.6
20 -16.6300 1.30 1.85026 32.4
21 -55.9527 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第3面
K = 0.0000
A3 = +0.0000
A4 = +2.5968×10−5
A6 = +5.3443×10−8
A8 = -7.4059×10−11
A10 = +7.6103×10−13
A12 = +0.0000

[各種データ]
ズーム比 2.89
W M T
f 18.5 35.3 53.4
FNO 3.7 5.3 6.1
2ω 78.1 44.2 29.9°
Y 14.25 14.25 14.25
TL 131.31 125.87 137.23
BF 38.14 55.35 74.18

d7 32.30 9.65 2.18
d12 2.71 8.06 12.30
d16 16.54 11.19 6.96

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -24.97
2 8 28.41
3 14 -42.74
4 17 47.47

[条件式対応値(正メニスカスレンズL31)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.21010
(2) nd−0.33750νd+4.27500=0.42115
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=-2.35
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=-2.35
(5) fA/fG=-0.56
図14(a)、図14(b)、図14(c)はそれぞれ、第7実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.3)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第8実施例)
図15は、本願の第8実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。そして、負メニスカスレンズL11は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と両凸形状の正レンズL22との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL43との接合レンズとからなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第3レンズ群G3の物体側に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第3レンズ群G3とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第1レンズ群G1中の正メニスカスレンズL13がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも物体側に位置するため、物体側に凸面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表8に、本願の第8実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表8)第8実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 123.1562 1.90 1.51680 64.1
2 15.5000 0.17 1.55389 38.1
3* 13.3000 10.00 1.00000
4 -183.9004 1.50 1.62299 58.2
5 53.4327 1.10 1.00000
6 29.8607 3.10 2.00170 20.7
7 44.5512 可変 1.00000

8 34.0508 0.90 1.84666 23.8
9 18.0131 4.20 1.51823 58.9
10 -30.6255 0.10 1.00000
11 19.8978 1.90 1.51823 58.9
12 40.4509 可変 1.00000

13(絞りS) ∞ 2.90 1.00000
14 -36.2369 2.75 1.85026 32.4
15 -10.7239 0.80 1.80400 46.6
16 96.3187 可変 1.00000

17 ∞ 3.20 1.51823 58.9
18 -24.2955 0.10 1.00000
19 138.8999 5.20 1.48749 70.5
20 -16.5664 1.30 1.85026 32.4
21 -42.2488 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第3面
K = 0.0000
A3 = +0.0000
A4 = +2.4776×10−5
A6 = +7.6999×10−8
A8 = -1.4364×10−10
A10 = +9.0560×10−13
A12 = +0.0000

[各種データ]
ズーム比 2.89
W M T
f 18.5 35.2 53.4
FNO 3.7 5.0 5.9
2ω 78.0 44.2 29.7°
Y 14.25 14.25 14.25
TL 131.37 124.82 135.43
BF 38.35 54.44 72.52

d7 32.95 10.30 2.83
d12 2.50 7.85 12.08
d16 16.46 11.10 6.87

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -25.15
2 8 27.16
3 14 -36.09
4 17 43.20

[条件式対応値(正メニスカスレンズL13)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.06120
(2) nd−0.33750νd+4.27500=-0.67580
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=5.07
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=5.07
(5) fA/fG=-3.25
図16(a)、図16(b)、図16(c)はそれぞれ、第8実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.2)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第9実施例)
図17は、本願の第9実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。そして、負メニスカスレンズL11は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と両凸形状の正レンズL22との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL43との接合レンズとからなる。
斯かる構成の下、本実施例に係る光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が変化し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように構成されている。
また、本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第3レンズ群G3の物体側に配置されており、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第3レンズ群G3とともに移動する。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第1レンズ群G1中の正メニスカスレンズL13がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも物体側に位置するため、物体側に凸面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表9に、本願の第9実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表9)第9実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 120.5277 1.90 1.51680 64.1
2 15.4284 0.17 1.55389 38.1
3* 13.3450 10.00 1.00000
4 -203.2133 1.50 1.62299 58.2
5 70.4202 1.10 1.00000
6 27.2078 3.10 2.14352 17.8
7 33.0380 可変 1.00000

8 34.2985 0.90 1.84666 23.8
9 17.9810 4.20 1.51823 58.9
10 -30.6254 0.10 1.00000
11 19.4154 1.90 1.51823 58.9
12 38.9724 可変 1.00000

13(絞りS) ∞ 2.90 1.00000
14 -37.8261 2.75 1.85026 32.4
15 -10.7739 0.80 1.80400 46.6
16 86.6088 可変 1.00000

17 ∞ 3.20 1.51823 58.9
18 -25.3312 0.10 1.00000
19 140.4429 5.20 1.48749 70.5
20 -16.6752 1.30 1.85026 32.4
21 -40.5396 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第3面
K = 0.0000
A3 = +0.0000
A4 = +2.4722×10−5
A6 = +7.9219×10−8
A8 = -1.4112×10−10
A10 = +8.5922×10−13
A12 = +0.0000

[各種データ]
ズーム比 2.89
W M T
f 18.5 35.2 53.4
FNO 3.7 5.0 5.9
2ω 78.0 44.2 29.8°
Y 14.25 14.25 14.25
TL 132.19 125.64 136.24
BF 38.51 54.61 72.69

d7 33.78 11.13 3.66
d12 2.43 7.79 12.02
d16 16.35 10.99 6.76

[ズームレンズ群デ−タ]
群 始面 f
1 1 -25.15
2 8 27.16
3 14 -36.09
4 17 43.20

[条件式対応値(正メニスカスレンズL13)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.21010
(2) nd−0.33750νd+4.27500=0.42115
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=10.33
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=10.33
(5) fA/fG=-4.18
図18(a)、図18(b)、図18(c)はそれぞれ、第9実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.2)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第10実施例)
図19は、本願の第10実施例に係る光学系の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。そして、負メニスカスレンズL11は、像側レンズ面に非球面形状の薄いプラスチック樹脂層を備えた非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と両凸形状の正レンズL22との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL43との接合レンズとからなる。
斯かる構成の本実施例に係る光学系において、開口絞りSは、第3レンズ群G3の物体側に配置されている。
さらに、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1を移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また、本実施例に係る光学系において、第1レンズ群G1中の正メニスカスレンズL13がAレンズである。このAレンズは、開口絞りSよりも物体側に位置するため、物体側に凸面を向けたメニスカス形状となっており、光軸と平行でない斜めの光線がAレンズに入射する角度が垂直に近くなっている。
以下の表10に、本願の第10実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表10)第10実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 123.1562 1.90 1.51680 64.1
2 15.5000 0.17 1.55389 38.1
3* 13.3000 10.00 1.00000
4 -183.9004 1.50 1.62299 58.2
5 53.4327 1.10 1.00000
6 29.8607 3.10 2.00170 20.7
7 44.5512 32.95 1.00000

8 34.0508 0.90 1.84666 23.8
9 18.0131 4.20 1.51823 58.9
10 -30.6255 0.10 1.00000
11 19.8978 1.90 1.51823 58.9
12 40.4509 2.50 1.00000

13(絞りS) ∞ 2.90 1.00000
14 -36.2369 2.75 1.85026 32.4
15 -10.7239 0.80 1.80400 46.6
16 96.3187 16.46 1.00000

17 ∞ 3.20 1.51823 58.9
18 -24.2955 0.10 1.00000
19 138.8999 5.20 1.48749 70.5
20 -16.5664 1.30 1.85026 32.4
21 -42.2488 BF 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第3面
K = 0.0000
A3 = +0.0000
A4 = +2.4776×10−5
A6 = +7.6999×10−8
A8 = -1.4364×10−10
A10 = +9.0560×10−13
A12 = +0.0000

[各種データ]
f 18.5
FNO 3.7
2ω 78.0°
Y 14.25
TL 131.37
BF 38.35

[条件式対応値(正メニスカスレンズL13)]
(1) nd−0.00250νd−1.88900=0.06120
(2) nd−0.33750νd+4.27500=-0.67580
(3) (r2+r1)/(r2−r1)=5.07
(4) (r2+r1)/(r2−r1)=5.07
(5) fA/fG=-3.25
図20は、第10実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図(f=18.5)である。
各諸収差図より本実施例に係る光学系は、諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
以上の各実施例によれば、高屈折率媒質の屈折率及び分散を適切な範囲に設定することで、球面収差や像面湾曲が十分に補正され、良好な光学性能を備えた光学系を実現することができる。
なお、本願の光学系の数値実施例として2,3,4群構成のものを示したが、本光学系の群構成はこれに限られず、5群等の他の群構成の光学系を構成することもできる。
また、本光学系において、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群、又は複数のレンズ群を合焦レンズ群として光軸方向へ移動させる構成としてもよい。また、この合焦レンズ群は、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ、例えば超音波モータ等の駆動にも適している。特に、本光学系では第1レンズ群全体又はその一部を合焦レンズ群とすることが好ましい。
また、本光学系において、いずれかのレンズ群全体又はその一部を防振レンズ群として光軸に垂直な方向へシフトさせて、手ブレによって生じる像ブレを補正する構成とすることもできる。特に、本光学系では第2レンズ群G2の一部又は第3レンズ群G3の一部を防振レンズ群とすることが好ましい。
本光学系においては、第1レンズ群に非球面レンズを用いることで、収差の補正、特に像面湾曲や歪曲収差の補正を効果的に行っているが、非球面レンズは第1レンズ群以外に用いることも容易である。また、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に成型したガラスモールド非球面、又はガラス表面に設けた樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでもよい。
また、本光学系を構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストで高い光学性能を達成することができる。
また、本光学系においては、回折光学素子を用いることも容易である。これにより、特に色収差を良好に補正することが可能となる。
なお、上記各実施例は本発明の一具体例を示しているものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
次に、本願の光学系を備えたカメラを図21に基づいて説明する。
図21は、本願の光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
本カメラ1は、図21に示すように撮影レンズ2として上記第1実施例に係る光学系を備えたデジタル一眼レフカメラである。
本カメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2で集光されて、クイックリターンミラー3を介して焦点板4に結像される。そして焦点板4に結像されたこの光は、ペンタプリズム5中で複数回反射されて接眼レンズ6へ導かれる。これにより撮影者は、被写体像を接眼レンズ6を介して正立像として観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、クイックリターンミラー3が光路外へ退避し、不図示の被写体からの光は撮像素子7へ到達する。これにより被写体からの光は、当該撮像素子7によって撮像されて、被写体画像として不図示のメモリに記録される。このようにして、撮影者は本カメラ1による被写体の撮影を行うことができる。
ここで、本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した上記第1実施例に係る光学系は、上記第1実施例において説明したようにその特徴的なレンズ構成によって、球面収差や像面湾曲を十分に補正し、良好な光学性能を実現している。これにより本カメラ1は、球面収差や像面湾曲を十分に補正し、良好な光学性能を実現することができる。
なお、上記第2〜第5実施例に係る光学系を撮影レンズ2として搭載したカメラを構成しても上記カメラ1と同様の効果を勿論奏することができる。
以上より、球面収差や像面湾曲が十分に補正され、良好な光学性能を備えた光学系、撮像装置、光学系の結像方法を提供することができる。
本願の第1実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第1実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.0)、望遠端状態(f=53.5)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第2実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第2実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.0)、望遠端状態(f=53.5)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第3実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第3実施例に係る光学系の広角端状態(f=29.0)、中間焦点距離状態(f=50.0)、望遠端状態(f=91.7)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第4実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第4実施例に係る光学系の広角端状態(f=29.0)、中間焦点距離状態(f=50.0)、望遠端状態(f=91.7)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第5実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第5実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.3)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第6実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第6実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.3)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第7実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第7実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.3)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第8実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第8実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.2)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第9実施例に係る光学系の断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、第9実施例に係る光学系の広角端状態(f=18.5)、中間焦点距離状態(f=35.2)、望遠端状態(f=53.4)における無限遠合焦時の諸収差図である。 本願の第10実施例に係る光学系の断面図である。 第10実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図(f=18.5)である。 本願の光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
S 開口絞り
I 像面
W 広角端状態
T 望遠端状態

Claims (11)

  1. 複数のレンズ群を有し、
    前記複数のレンズ群は、最も物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の少なくとも1つは、以下の条件式の少なくとも1つを満足するAレンズを有し、
    0<nd−0.00250νd−1.88900
    0<nd−0.33750νd+4.27500
    但し、
    nd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
    νd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
    前記複数のレンズ群どうしの空気間隔を変化させることにより、広角端状態から望遠端状態までの変倍を行い、
    前記Aレンズは、以下の条件式の少なくとも1つを満足し、
    3.67<(r2+r1)/(r2−r1)
    (r2+r1)/(r2−r1)<−2.08
    但し、
    r1 :前記Aレンズの物体側レンズ面の曲率半径
    r2 :前記Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径
    前記Aレンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする光学系。
    −4.50<fA/fG≦−2.04
    但し、
    fA:前記Aレンズの焦点距離
    fG:前記Aレンズを有するレンズ群の焦点距離
  2. 複数のレンズ群を有し、
    前記複数のレンズ群は、最も物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とを有し、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の少なくとも1つは、以下の条件式の少なくとも1つを満足するAレンズを有し、
    0<nd−0.00250νd−1.88900
    0<nd−0.33750νd+4.27500
    但し、
    nd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
    νd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
    前記複数のレンズ群どうしの空気間隔を変化させることにより、広角端状態から望遠端状態までの変倍を行い、
    前記Aレンズは、以下の条件式の少なくとも1つを満足することを特徴とする光学系。
    5.07≦(r2+r1)/(r2−r1)
    (r2+r1)/(r2−r1)<−2.08
    但し、
    r1 :前記Aレンズの物体側レンズ面の曲率半径
    r2 :前記Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径
  3. 前記複数のレンズ群は、最も物体側から順に、負の屈折力を有する前記第1レンズ群と、正の屈折力を有する前記第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とを有していることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  4. 前記Aレンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2に記載の光学系。
    −4.50<fA/fG<−0.10
    但し、
    fA:前記Aレンズの焦点距離
    fG:前記Aレンズを有するレンズ群の焦点距離
  5. 前記Aレンズは、正の屈折力を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学系。
  6. 開口絞りを有し、
    前記Aレンズは、前記開口絞りよりも物体側に位置し、物体側に凸面を向けていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学系。
  7. 開口絞りを有し、
    前記Aレンズは、前記開口絞りよりも像側に位置し、物体側に凹面を向けていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学系。
  8. 前記複数のレンズ群のうちで前記Aレンズを有するレンズ群は、負の屈折力を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学系。
  9. 前記複数のレンズ群のうちで最も物体側のレンズ群は、非球面レンズを有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学系。
  10. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学系を備えたことを特徴とする撮像装置。
  11. 複数のレンズ群を有する光学系の結像方法であって、
    前記複数のレンズ群は、最も物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の少なくとも1つは、以下の条件式の少なくとも1つを満足するAレンズを有し、
    0<nd−0.00250νd−1.88900
    0<nd−0.33750νd+4.27500
    但し、
    nd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率
    νd:前記Aレンズの媒質のd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
    前記複数のレンズ群どうしの空気間隔を変化させることにより、広角端状態から望遠端状態までの変倍を行い、
    前記Aレンズは、以下の条件式の少なくとも1つを満足し、
    3.67<(r2+r1)/(r2−r1)
    (r2+r1)/(r2−r1)<−2.08
    但し、
    r1 :前記Aレンズの物体側レンズ面の曲率半径
    r2 :前記Aレンズの像面側レンズ面の曲率半径
    前記Aレンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする光学系の結像方法。
    −4.50<fA/fG≦−2.04
    但し、
    fA:前記Aレンズの焦点距離
    fG:前記Aレンズを有するレンズ群の焦点距離
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