JPH04366115A - 低屈折率高分散の光学用プラスチック - Google Patents

低屈折率高分散の光学用プラスチック

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JPH04366115A
JPH04366115A JP3139881A JP13988191A JPH04366115A JP H04366115 A JPH04366115 A JP H04366115A JP 3139881 A JP3139881 A JP 3139881A JP 13988191 A JP13988191 A JP 13988191A JP H04366115 A JPH04366115 A JP H04366115A
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JP
Japan
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refractive index
monomer
optical
low refractive
optical plastic
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Pending
Application number
JP3139881A
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English (en)
Inventor
Hideo Tanaka
日出男 田中
Akira Ishikawa
彰 石川
Shigeru Nishiyama
茂 西山
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ材料として有用
な低屈折率高分散光学用プラスチックに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光学材料としては、その光学定数
に関して豊富な種類が揃っていることから、光学ガラス
が広く用いられている。光学系の設計は、一般的に、収
差を補正するために、異なる屈折率、分散の材料を組み
合わせることによって行われている。例えば、色収差と
像面湾曲を同時に補正する場合には、屈折率が高くアッ
ベ数が大きい(高屈折率低分散)光学材料と、屈折率が
低くアッベ数が小さい(低屈折率高分散)光学材料を組
み合わせる方法が知られており、両者の屈折率あるいは
アッベ数はそれぞれ値が大きく違っているほうが、効果
的とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学ガ
ラスは前述のように広範囲の光学定数を持っているが、
アッベ数の小さい材料は屈折率が大きいという傾向があ
る。このため、低屈折率(1.50<nd<1.55)
で高分散(30<νd<35)の光学ガラスはなく、こ
の範囲の光学定数を持つ材料が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、低屈折率高分散
の光学材料を実現するために、本発明者らは、プラスチ
ック材料に着目し鋭意研究を行った結果、上述のような
低屈折率で高分散の光学定数を有する光学用プラスチッ
クを見いだした。すなわち、本発明は、構成モノマー成
分が、(1)化学式1
【0005】
【化2】
【0006】で表されるジ(メタ)アクリレート(式中
R1は水素またはメチル基、R2はフルオロアルキル基
、nは0または1を表す。)、(2)tert−ブチル
フェニル基を持ち、前記 (1)と共重合可能な単量体
、(3)前記 (1)、(2) と共重合可能な単量体
、を共重合させて得られる光学用プラスチックであり、
屈折率が      1.50<nd<1.55、且つ
アッベ数が      30<νd<35、であること
を特徴とする低屈折率高分散の光学用プラスチックを提
供するものである。
【0007】
【作用】ここで、 (1)のジ(メタ)アクリレートは
 5〜60重量%、 (2)の単量体(モノマー)は1
0〜80重量%、 (3)の単量体(モノマー)は 5
〜50重量%程度であることが好ましい。(2)のモノ
マーとしては、例えばp−tert−ブチルフェニル(
メタ)アクリレート、p−tert−ブチルスチレン、
ビニルp−tert−ブチルベンゾエート、及びそれら
の誘導体を用いることができる。また、 (3)のモノ
マーとしては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
トなどの(メタ)アクリル酸エステル類、スチレンおよ
びその誘導体、酢酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステ
ル類といった化合物を用いることができる。
【0008】
【実施例1】化学式2
【0009】
【化3】
【0010】のジメタクリレート(BISAFDMAと
略す)、ビニルp−tert−ブチルベンゾエート、お
よびスチレンをそれぞれ40、40、20の重量割合に
混合した。このモノマー混合物を加温溶解させ、重合開
始剤としてラウロイルパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイドをモノマー混合物100重量部に対してそれぞ
れ 0.2、0.1 重量部添加し、重合用容器に入れ
て加熱した。加熱は熱風循環式オーブンにより、はじめ
の6時間は50℃に保ち、その後9時間かけて 140
℃に昇温させ、さらに 140℃に1時間保持した後、
徐冷して共重合硬化物を得た。硬化物の特性は表1の通
りである。重合容器としては蓋付きサンプル管などを利
用することができるが、 シール材と2枚のよく研磨さ
れたガラス型を用いて注形重合し、形状を付与すること
もできた。
【0011】
【表1】
【0012】
【実施例2】実施例1と同じ3種のモノマーをそれぞれ
30、60、10の重量割合に混合、加温溶解させ、そ
の後は実施例1と同様にして実施した。 「比較例1〜4」実施例のモノマーにおいて共重合割合
を変えて、あるいは実施例のモノマーの一部と他のモノ
マーを用いて、実施例と同様の条件で重合硬化させた。 これらの重合硬化物のうち、あるものは散乱が明らかで
著しくは白濁し、またあるものは光学定数の点で充分で
ない等の問題があった。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学用プ
ラスチックは、光学ガラスでは得られない低屈折率高分
散のプラスチックであり、透明性が高く、さらに硬さ、
耐熱性、耐湿性、加工性などの面でプラスチックとして
必要な諸特性を持つ実用的な新しい材料である。この材
料の光学定数を取り入れて設計された撮影レンズなどの
光学系では良好な性能が算出された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構成モノマー成分が、(1)化学式1【化
    1】 で表されるジ(メタ)アクリレート(式中R1は水素ま
    たはメチル基、R2はフルオロアルキル基、nは0また
    は1を表す。)、(2)tert−ブチルフェニル基を
    持ち、前記 (1)と共重合可能な単量体、(3)前記
     (1)、(2) と共重合可能な単量体、を共重合さ
    せて得られる光学用プラスチックであり、屈折率が  
        1.50<nd<1.55、且つアッベ数が 
         30<νd<35、であることを特徴とする
    低屈折率高分散の光学用プラスチック。
JP3139881A 1991-06-12 1991-06-12 低屈折率高分散の光学用プラスチック Pending JPH04366115A (ja)

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