JPS619262A - 乾燥α化米 - Google Patents

乾燥α化米

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JPS619262A
JPS619262A JP59129948A JP12994884A JPS619262A JP S619262 A JPS619262 A JP S619262A JP 59129948 A JP59129948 A JP 59129948A JP 12994884 A JP12994884 A JP 12994884A JP S619262 A JPS619262 A JP S619262A
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JP
Japan
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rice
vitamin
dried
milk powder
weight
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JP59129948A
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Toshio Ooyama
敏雄 大山
Teruo Nakamura
中村 輝夫
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Kewpie Corp
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QP Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は長期間保存しても酸化臭を発生せず、風味の変
らない乾燥α化米に関する。
口、従来の技術 従来より炊飯米を乾燥して得られる乾燥α化米が知られ
ている。該乾燥α化米は水やお湯を加えただけで通常の
炊飯米又は粥状に復元され、即席的に食することができ
るので重宝されており、特に粥状に復元されるものは病
人食や乳幼児食として有用である。このため米粒の形状
をフレーク状にして復元時間を短縮させたものなども知
られている。
ハ9発明が解決しようとする問題点 ところがこのような・乾燥α化米は保存中に米の油分が
徐々に酸化し、酸化臭が発生して商品価値を著しく損ね
るという問題がある。
本発明は上記従来の問題を解消し、長期間の保存におい
ても酸化臭の発生し難い乾燥α化米を提供することを目
的とする。
二0問題点を解決するための手段 本発明は、乾燥α化米にビタミンEと脱脂粉乳とが共存
して含まれる場合に乾燥α化米に含まれる油の酸化の顕
著に防止される知見を得て達成されたものであり、その
構成は、ビタミンEと脱脂粉乳とを含んでなる乾燥α化
米であることを特徴とし、更にその好適な実施態様とし
てビタミンEの含有量が帆01〜0.2重量%であり、
かつ脱脂粉乳の含有量が0.2重量%以上であることを
特徴とする特 以下本発明の詳細な説明する。
本発明における乾燥α化米とは、米のデンプンがβ状態
からα状態に変化して乾燥されているものを云い、通常
生米に水を加えて炊飯したものを適当な手段で乾燥すれ
ば得られる。生米としては精白米、玄米、化分づき米等
を用いることができる。又、必要に応じ食塩、醤油、ト
マトケチャツプ等の調味料や乾燥処理した野菜類、肉類
等の具を加えてもよい。
本発明においては上記乾燥α化米にビタミンEと脱脂粉
乳とが含有されている。ビタミンEは通常市販されてい
るものを用いればよい。又、ビタミンEの種類としては
α−トコフェロール。
β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフ
ェロールのいずれを用いてもよい。該ビタミンEの含有
量は生米即ち炊飯前の米(水分5%)K対し、0.01
〜0.2重量%とするのが好ましい。0.01重量%よ
り少ないと製品として保存したときの酸化防止効果が充
分に生じ難く、又帆2重量%を越えると酸化防止効果は
充分発揮するもののビタミンE特有の臭が製品に生じ易
くなる傾向がある。
次に本発明においてはビタミンEと共に脱脂粉乳が含有
される。脱脂粉乳としては一般に市販されているものを
用いることができる。脱脂粉乳の含有量は乾燥α化米中
において0.2重量%以上であるのが好ましい。0.2
重量%より少ないとビタミンEとの酸化防止効果の相乗
効果が生じ難い。尚、脱脂粉乳の含有量が多過ぎるとミ
ルク臭が製品につくので得ようとする製品の風味により
含有量を適宜定めればよい。例えば通常、米のプレーン
な風味のもの、すなわち米の味がそのまま直接的に生じ
るものを得る場合には乾燥α化米中1〜5重量%程度と
なるように脱脂粉乳を含有させればよく、一方牛乳粥の
ようにミルク風味のものを得る場合にはプレーンな味の
場合よシ含有量を多くすればよい。
次に、本発明の乾燥α化米はビタミンEと脱   ゛脂
粉孔を含ませる以外は通常の製法によシ製造することが
できる。製造工程の一例を以下に示す。
(1)原料の調製二通常の炊飯米、粥を得るときの配合
量に従い、原料を調製する。この場合、必要に応じ食塩
等の調味料を加えてもよい。
(11)  α化工程二上記原料に水を加えて、一般に
行われる炊飯米、粥の製法に従い炊き上げればよい。こ
の場合、得ようとするα化米の形態は、炊飯米、粥の違
いに応じて水の配合量を調整すればよい。又、炊飯後、
米粒を潰してペースト状、コロイド状にしてもよい。
−(iii)  乾燥工程:炊き上げたα化米を乾燥す
る。
乾燥手段は熱風乾燥、ドラム乾燥、凍結乾燥等いずれで
もよい。ドラム乾燥による場合にはドラム表面温度を1
20〜160℃程度にすればよい。乾燥後の水分は一般
に2〜5重i%が好適である。
なお、ビタミンEと脱脂粉乳の添加は、原料の調製、α
化工程、乾燥工程のいずれの段階であっても差し支えな
い。しかし、均一に混合する都合上及び何らかの加熱工
程を経ると、特に100℃を越す加熱(とりわけ120
℃以上の加熱)が徐々になされると、酸化臭の発生が一
段と防ぎ易いので、一般に原料の調製段階で添加するこ
とが好ましい。添加の量は、乾燥α化米中におけるそれ
らの含量を基礎として、その製造途中で破壊等が実質的
にないものとして所望量を算出して使用すればよい。
上記製造方法による粥用の乾燥α化米について、その具
体的な製造例を以下に示す。先づ精白米をよく洗い、水
を切って土鍋にこの精白米と、5倍重量の水を入れ、3
0分−1時間静置した後、ビタミンEと脱脂粉乳とを所
定量加え、1時間加熱して粥を炊き上ける。炊き上けた
粥はドラム乾燥機によりドラム表面温度140℃の加熱
下で乾燥す−る。その後これを粉砕してフレーク状の乾
燥α化米を得る。
以上の製造例においてはビタミンEと脱脂粉乳とを予め
生米に配合するものを示したが、本発明はこれに限らず
、炊き上がった米に所定量のビタミンEと脱脂粉乳とを
均一に混合してもよく、あるいは均一にスプレーしても
よい。この場合作用は定かではないがビタミンEとの共
存下で脱脂粉乳を加熱することによシ一段と高い酸化防
止効果が得られやすいことからこれらビタミンEと脱脂
粉乳とは予め炊飯時に添加しておくか、あるいは乾燥時
に添加する場合には熱風乾燥かドラム乾燥を行うとよい
。尚、炊飯後乾燥時に加熱しない場合には脱脂粉乳を予
め120℃程度に加熱しておくことが好ましい。
ホ1作用 本発明において、ビタミンE、脱脂粉乳を含有すること
による相互の作用は明らかではない。
ただし脱脂粉乳はビタミンEによシ発生しがちなビタミ
ン臭のマスキング作用を果していると考えられる。
へ1発明の詳細 な説明したように本発明の乾燥α化米はビ1     
タミンEと脱脂粉乳とが所定量含有されているので、そ
の相乗作用によシ米に含まれる油分の酸化が好適に防止
され、しかもビタミンEの臭もなく、長期間の保存にお
いても風味の良好な製品を得ることができる。
次に本発明の効果の一例を以下の試験例にて示す。
く試験例′〉 第1表に示す4種の原料を炊飯釜に入れ炊き上げてα化
米(炊飯米)を得た。得られたα化米をドラム乾燥機に
よシトラム表面温度140℃の加熱下で乾燥し、水分5
チ程度にした後、粉砕し、乾燥α化米とした。かかるα
化米について、ビタミンEおよび脱脂粉乳各含有量a。
bを原料の配合の変更により第1表に示すように夫々変
えた試料を室温にて保存し、1週間後。
1゛ケ月後、3ケ月後における酸化臭の発生と、お湯で
戻したときの風味とをパネル10名の官能試験に供した
。この結果を第2表に示す。尚、結果は/(’ネル10
名の平均値である。
第  1  表 精白米(水分15,5重量%) ビタミンE 脱脂粉乳 水(n白米1重量部に対し5重量部) (注) 表中の記号は ◎・・酸化臭は感じられず、湯戻ししたときの風味も良
好 ○・・・酸化臭は感じられないが、ミルク臭又はビタミ
ンEの臭いが感じられ、湯戻ししたときの風味もミルク
臭又はビタミンE臭がある △・・・酸化臭はやや感じられるが、湯戻ししたときの
風味は良好 ×・・・酸化臭が感じられ、湯戻ししたときの風味も悪
い a:ビタミンEの含有量(重量%) b:脱脂粉乳の含有量 第2表の結果によれば、ビタミンEが0,01重量%よ
り少ないと保存1ケ月後で酸化臭が見られ勝ちなことか
ら明らかなように脱脂粉乳の含有量が高くなっても充分
な酸化防止効果が得られない。一方、ビタミンEの含有
貴重01重量%より多くても脱脂粉乳の含有量が帆2重
量チより少ないと酸化防止効果は得られるもののビタミ
ンEの臭が払拭されずに残存しやすい。
さらにビタミンEの含有量が0.2重量%より多いと脱
脂粉乳の含有量が増してもビタミンEの臭が払拭されず
に残存しやすい。以上のことからビタミンEの含有量は
0.01〜0.2重量%、脱脂粉乳の含有量は0.2重
量%以上とすれば好適であることが判る。
尚、次に脱脂粉乳に代えて牛乳、全粉乳を用いた対照例
を示す。試験例に示す原料において脱脂粉乳に代えて牛
乳または全粉乳を用いた他は全て試験例と同様にして2
種の試料を調製し、室温にて1ケ月保存後官能試験を行
った。このとき試料中のビタミンEの含有量は帆05重
量%、牛乳または全粉乳の含有量は乳固形分換算で1重
′量チとなるよう調整した。尚、牛乳を用いてα化米を
得るときは炊飯時の水の量を少なくした。その結果これ
らはいずれも酸化臭が認められた。これは牛乳、全粉乳
とも脂肪を含むためと思われ、従ってビタミンEと併用
するミルク類としては脱脂粉乳が好適であることが判る
ト、実施例 以下に本発明の実施例を示す。
〈実施例1〉 下記の配合の原料を用いる他は全て試験例と同様にして
乾燥α化米を得た。
得られた乾燥α化米(ビタミンE含有量:約0.05重
量%、脱脂粉乳含有量:約1.1重量%)′tは室温で
3ケ月保存した後においても酸化臭がなく、かつ、湯で
戻したときも風味の良好な粥が得られた。
〈実施例2〉 下記の配合によりα化米を得た後それを熱風乾燥するこ
とによシ乾燥α化米を得た。尚熱風乾燥はコンベア上に
α化米を薄く広げ、120℃に加熱した熱風を通風して
行なった。
得られた乾燥α化米は、室温、で3ケ月保存後も酸化臭
の発生がなく、湯でもどしたときも風味の良好な炊飯米
が得られた。
特許出願人 キューピー株式会社 代理人弁理士  光 石 士 部 (化1名)手続補正
書 昭和59年11月20日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビタミンEと脱脂粉乳とを含んでなる乾燥α化米
  2. (2)ビタミンEの含有量が0.01〜0.2重量%で
    あり、かつ脱脂粉乳の含有量が0.2重量%以上である
    特許請求の範囲第1項記載の乾燥α化米。
JP59129948A 1984-06-26 1984-06-26 乾燥α化米 Granted JPS619262A (ja)

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JP59129948A JPS619262A (ja) 1984-06-26 1984-06-26 乾燥α化米

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JP59129948A JPS619262A (ja) 1984-06-26 1984-06-26 乾燥α化米

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62253351A (ja) * 1986-04-24 1987-11-05 Hamada Harukichi 主食組成物
US6759471B1 (en) 1999-07-01 2004-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Optical material and optical system using it

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62253351A (ja) * 1986-04-24 1987-11-05 Hamada Harukichi 主食組成物
US6759471B1 (en) 1999-07-01 2004-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Optical material and optical system using it
US7196132B2 (en) 1999-07-01 2007-03-27 Canon Kabushiki Kaisha Optical material and optical system using it

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