JP2000083610A - 麺類の製造方法 - Google Patents
麺類の製造方法Info
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Abstract
麺として長期保存した後に於ても麺線のほぐれ性に優れ
ると共に、麺線のちぢれが少なく、しかも茹であげ直後
と同等の弾力性と硬さのバランスのとれた食感を簡単に
復元することのできる麺類の提供。 【解決手段】 小麦粉に、アルギン酸類及びアルカリ剤
を添加すると共に、更に活性グルテン、化工澱粉、卵
白、乳化剤及びガム類から選択される少なくとも一種を
添加配合し、次いで水又は熱湯を加えて混練後、麺線成
形することを特徴とする生麺及び該生麺を乾燥すること
を特徴とする乾麺の製造方法。
Description
化した後に於ける麺線のほぐれ性が良く、かつ麺線のち
ぢれが少ない麺類の製造方法に関する。
α化処理後、直ちに調理されて食される他、適宜包装や
静菌処理等の加工をされて冷蔵や常温で保存された後に
再調理されて食されたり、長期保存性を付与した包装茹
麺として使用されたりしている。
るいは乾麺は、α化処理後の麺線のほぐれ性が悪いと共
に、麺線のちぢれが多いと云う難点があり、特に上記の
如き加工処理保存麺とした場合には、澱粉の老化や茹の
び等により再調理時の麺線のほぐれ性がより一層悪く、
また麺線のちぢれが顕著となり、食感も茹あげ直後のも
のに比し、粘りに欠け、弾力性と硬さのバランスのとれ
たものが得られない、と云う問題があった。
々の提案がなされており、例えば特公平7−79646
号には小麦粉もしくは小麦粉と澱粉を主成分とする原料
粉に、アルギン酸及び/又はアルギン酸一価塩とアルカ
リ剤を配合する技術が開示されているが、該方法によっ
た場合にはアルギン酸特有のごりごりした硬さの食感が
免れないと云う難点があり、麺線のちぢれも多い。ま
た、麺線のほぐれ性を改善する方法としては油脂の添加
が一般的であるが、ほぐれ性を良くするために油脂を多
量に添加すると、油脂の酸化の問題があり、何れも未だ
十分満足の行くものが得られていなかったのが実状であ
った。
発明者はα化処理後はもとより加工処理保存後の再調理
時に於て特に麺線のほぐれ性に優れると共に、麺線のち
ぢれが少なく、しかも茹あげ直後と同様の粘りがあり、
弾力性と硬さのバランスのとれた食感を復元することの
できる麺類を提供することを目的として種々研究を重ね
た結果、特定の配合原料を用いれば、極めて良い結果が
得られることを見い出し、本発明を完成した。
麦粉に、アルギン酸類及びアルカリ剤を添加すると共
に、更に活性グルテン、化工澱粉、卵白、乳化剤及びガ
ム類から選択される少なくとも一種を添加配合し、次い
で水又は熱湯を加えて混練後、麺線成形することを特徴
とする生麺の製造方法により上記目的を達成したもので
ある。この発明に於て、混練用の水としては殊更加熱処
理をしていない常温水であっても良いが、熱湯、特に9
0℃以上の熱湯を用いれば、熱湯混練により澱粉がα化
されるため、アルギン酸によるボキボキした硬さを抑
え、粘り及び滑らかさを付与し、硬さと弾力のバランス
のとれた食感が得られ、特に有利である。
燥することを特徴とする乾麺の製造方法により上記目的
を達成したものである。この発明に於て特に重要なこと
は、上記生の麺線からいったん乾燥麺に加工することで
ある。すなわち、この乾燥工程による熟成効果と各添加
物の相乗効果により麺線表面がしっかりとし、べたつき
が少なく、ほぐれ性の良い麺になり、強い粘弾性が生
じ、加工工程における麺線変形も少なくなる。
乾麺をα化した後、麺線のpHを3.8〜4.5に調整す
ることを特徴とする茹麺の製造方法により上記目的を達
成したものである。この発明によれば、特に長期保存後
に於ける再調理時の麺線のほぐれ性とちぢれ防止に良い
結果が得られる。
配合原料としては、特に小麦粉、アルギン酸類、アルカ
リ剤、活性グルテン及び化工澱粉を用いるのが好ましい
が、更にこれら原料に乳化剤及び/又はガム類を添加併
用するのがより望ましい。また本発明の乾麺の製造方法
に於ける配合原料としては、特に小麦粉、アルギン酸
類、アルカリ剤、活性グルテン及び/又は卵白を用いる
のが好ましいが、更にこれら原料に化工澱粉、特に該化
工澱粉と共に乳化剤及び/又はガム類を添加併用するの
がより望ましい。
て、化工澱粉を添加配合する場合、小麦粉と化工澱粉と
は、両者の合計量中小麦粉が95〜60重量%、従って
化工澱粉が5〜40重量%を占めるように配合するのが
好ましいが、特に好ましくは小麦粉対化工澱粉の配合割
合が80〜60:20〜40であり、更に90℃以上の
熱湯を加えて混練する場合には、小麦粉と化工澱粉と
は、両者の合計量中小麦粉が70〜30重量%、従って
化工澱粉が30〜70重量%を占めるように配合するの
が好ましい。因に、ここに小麦粉としては強力小麦粉、
中力小麦粉、デュラム小麦粉等が好ましいものとして挙
げられ、また化工澱粉としては化工タピオカ澱粉、化工
馬鈴薯澱粉等が挙げられるが、特に常温水を加えて混練
する場合には、アセチル化タピオカ澱粉やアセチル化リ
ン酸架橋タピオカ澱粉等の化工タピオカ澱粉が好まし
く、他方90℃以上の熱湯を加えて混練する場合には、
リン酸架橋馬鈴薯澱粉等の化工馬鈴薯澱粉が好ましい。
配合量としては小麦粉及び化工澱粉の合計量の1〜15
重量%とするのが好ましく、アルギン酸類の配合量とし
ては小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.8重
量%とするのが好ましく、またアルカリ剤の配合量とし
ては小麦粉及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.8重
量%とするのが好ましい。因に、ここにアルギン酸類と
してはアルギン酸やアルギン酸一価塩が挙げられ、これ
らは単独又は併用して用いられる。尚、アルギン酸一価
塩としてはアルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム
等食用に用いられるものでよく、またアルカリ剤として
はかんすい、リン酸ナトリウム、焼成カルシウム等が使
用でき、特にかんすいが好ましいものとして挙げられ
る。
酸類と、アルカリ剤とに代えて又はこれらに併せてアル
ギン酸プロピレングリコールエステル(PGA)を添加
配合しても良く、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル単独の場合の配合量は小麦粉及び化工澱粉の合計量
の0.05〜0.8重量%とするのが好ましく、併用の
場合は、その合計重量が、小麦粉及び化工澱粉の合計量
の0.05〜0.8重量%とするのが好ましい。
/又は卵白の配合量としては、小麦粉及び化工澱粉の合
計量(化工澱粉を添加しない場合は小麦粉の量のみとな
る:以下乾麺の製造方法に於ては同様)の1〜15重量
%がよい。具体的には単独添加の時は、グルテンの場合
は2〜15重量%、卵白の場合は1〜3重量%が好まし
い。併用の時はグルテンが1〜14重量%、卵白が0.
5〜3重量%が好ましい。アルギン酸類としては小麦粉
及び化工澱粉の合計量の0.05〜0.5重量%、また
アルカリ剤の配合量としては小麦粉及び化工澱粉の合計
量の0.03〜0.5重量%とするのが好ましい。因
に、ここにアルギン酸類やアルカリ剤としては前記と同
様のものが用いられる。
酸類と、アルカリ剤とに代えて又はこれらに併せてアル
ギン酸プロピレングリコールエステル(PGA)を添加
配合しても良く、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル単独の場合の配合量は小麦粉及び化工澱粉の合計量
の0.05〜0.5重量%とするのが好ましく、併用の
場合は、その合計重量が、小麦粉及び化工澱粉の合計量
の0.05〜0.5重量%とするのが好ましい。
る場合には小麦粉及び化工澱粉の合計量に対するアルギ
ン酸類の配合量を0.05〜0.8重量%とすると共
に、乳化剤の配合量を小麦粉及び化工澱粉の合計量の
0.1〜1.0重量%とするのが望ましい。
る場合には小麦粉及び化工澱粉の合計量に対するアルギ
ン酸類の配合量を0.05〜0.5重量%とすると共
に、乳化剤の配合量を小麦粉及び化工澱粉の合計量の
0.1〜1.0重量%とするのが望ましい。
チン、グリセリン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられ
るが、特にレシチンが好ましい。レシチンを添加配合す
る場合は、アルギン酸類の配合量を0.3〜0.8重量
%とすると共に、レシチンの配合量を0.1〜1.0重
量%にするのが好ましい。レシチンの配合量がこれより
少ないと麺に粘性を付与する効果がうすくなり易く、他
方これより多いと食感が柔らかすぎたものとなり易い。
てガム類を添加配合する場合、ガム類の配合量は小麦粉
及び化工澱粉の合計量の0.5〜2.0重量%とするの
が望ましい。因に、ここにガム類としてはタマリンドガ
ム、グアガム、サイリウムシードガム、ローカストビー
ンガム、カラギーナン等が挙げられ、これらは単独又は
2種以上を適宜組み合せて使用される。
宜時間茹てα化した茹麺は、例えば1食分毎に玉取りし
て常温放置した後の再調理時に於ても麺線が簡単にほぐ
れ、そのちぢれも少ないが、当該α化処理後、麺線のpH
を3.8〜4.5に調整するのが特に好ましい。この範
囲にpHを維持すると、茹麺に長期保存性を付与し得ると
ともに、長期保存後に於ても弾力性と硬さのバランスが
とれた食感を有する麺が得られる。麺線のpHを3.8よ
り低くとする麺の酸味が強くなり、4.5を越えると酸
による静菌効果が十分でなく、麺が腐敗し易くなり好ま
しくない。
ば、中華麺、レーメン、焼ソバ、パスタ(スパゲティを
含む)等何れであっても良く、またその麺線成形は麺帯
押し出し、複合圧延後麺線切り出し、あるいは麺線押し
出しでも良いが、特に麺線押し出しによるスパゲティで
の実施が効果的である。
量部、活性グルテン粉末7重量部、アルギン酸0.2重
量部、かんすい0.2重量部を原料として加水混練し、
次いで脱気麺帯押し出し後、圧延、麺線切り出しして直
径1.95mmのスパゲティとした。これを5分間茹てα
化し、180gを1食分として玉取りした後、常温で半
日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーし
て得たスパゲティを食したところ、簡単に麺線がほぐ
れ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバラ
ンスのとれた食感を呈するものであった。
量部、活性グルテン粉末7重量部、アルギン酸0.2重
量部、かんすい0.2重量部を原料として加水混練し、
次いで脱気麺帯押し出し後、圧延、麺線切り出しして直
径1.95mmのスパゲティとした。これを5分間茹てα
化し、乳酸水溶液に浸漬して麺のpHを4.3に調整し、
歩留まり260%の茹スパゲティを得た。次いで茹スパ
ゲティに対して1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲ
ティ180gを1食分として個食包装した後、96℃蒸
気雰囲気で45分間殺菌して包装スパゲティを得た。得
られたスパゲティを常温で3日経過後にフライパンでほ
ぐしながら60秒間ソテーして食したところ、簡単に麺
線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬
さのバランスのとれた食感を呈するものであった。
下記の数式、に基づいて求められるものをいう。
の重量(g) B=茹上前の生麺100g中の麺類用穀粉原料の合計重
量(g)
てα化し、実施例2と同様にpH調整後、歩留まり210
%の茹スパゲティを得た。次いで実施例2と同様に処理
して包装スパゲティを得、このスパゲティを常温3日経
過後に熱湯を注ぎ30秒間ほぐした後、湯切りして食し
たところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘り
があり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を呈する
ものであった。
てα化し、実施例2と同様にpH調整後、歩留まり300
%の茹スパゲティを得た。次いで実施例2と同様に処理
して包装スパゲティを得、このスパゲティを常温3日経
過後に流水でほぐした後、水切りして食したところ、簡
単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力
性と硬さのバランスのとれた冷製麺の食感を呈するもの
であった。
のものに代えた以外は実施例2と同様にして包装スパゲ
ティを得た後、3日経過後に実施例2と同様にフライパ
ンで加熱処理をして試食し、表2記載の評価基準に従い
10名のパネラーで食感を評価した。その結果の平均値
は表1の通りであった。
た以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た
後、試験例1と同様にして食感を評価した。その結果の
平均値は表3の通りであった。
外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た後、試
験例1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値
は表4の通りであった。
かんすいの配合量をアルギン酸との混合液にしたときの
pHが9〜11になるように表5記載のように代えた以外
は実施例2と同様にして包装スパゲティを得た後、試験
例1と同様に処理して試食し、表6記載の評価基準に従
い食感と共に麺のほぐれ性及びちぢれについても同様に
10名のパネラーにて評価した。その結果の平均値は表
5の通りであった。
0.5重量部を配合したものを用いた以外は実施例2と
同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲティ
を常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間
ソテーして食したところ、実施例2のものに比して更に
粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈する
ものであった。
同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様に
して食感を評価した。また、実施例5で得られた包装ス
パゲティについても同様に食感を評価した。その結果の
平均値は表7の通りであった。
部を配合したものを用いた以外は実施例2と同様にして
包装スパゲティを得た。得られた麺を3日経過後にフラ
イパンでほぐしながら60秒間ソテーして食したとこ
ろ、実施例2のものに比して更に粘りが向上し、適度な
硬さを有する良好な食感を呈するものであった。
は実施例6と同様にして包装スパゲティを得た後、試験
例1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は
表8の通りであった。
同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と同様に
して食感を評価した。その結果の平均値は表9の通りで
あった。
アルギン酸の配合量を0.5重量部とした以外は実施例
2と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲ
ティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60
秒間ソテーして食したところ、アルギン酸特有のコリコ
リした硬さがなく、粘りが増しかつ硬さのある良好な食
感を呈すると共に、ほぐれ性やちぢれについても改善さ
れ、麺の表面も滑らかであった。
えた以外は実施例7と同様にして包装スパゲティを得た
後、試験例4と同様にして食感と共に麺のほぐれ性及び
ちぢれについて評価した。その結果の平均値は表10の
通りであった。
グリコールエステル(PGA)0.5重量部を使用した
以外は実施例2と同様に処理して包装スパゲティを得、
実施例2と同様にして食したところ、簡単に麺線がほぐ
れ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバラ
ンスのとれた食感を呈するものであった。
例8と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1と
同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表11
の通りであった。
を0.1重量部とし、更にPGAを0.1重量部添加し
た以外は実施例2と同様にして包装スパゲティを得、実
施例2と同様にして食したところ、簡単に麺線がほぐ
れ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバラ
ンスのとれた食感を呈するものであった。
外は実施例9と同様に処理して包装スパゲティを得(か
んすい添加量は0.3重量部に固定)、試験例1と同様
に処理して試食し、食感と共に試験例4と同様、ほぐれ
性、ちぢれについても評価した。その結果の平均値は表
12の通りであった。
量部、活性グルテン粉末3重量部、PGA0.5重量部
を原料として食塩水加水混練し、次いで生地を複合圧延
後、10番の角切り刃で麺線切り出しして生うどんを得
た。これを12分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して
麺pHを4.5に調整し、歩留まり300%の茹うどんを
得た。次いで対茹麺1重量%のサラダ油を添加して個分
けし、ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存
した。これを2日後に熱湯を注ぎ30秒間ほぐした後、
汁うどんとして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ち
ぢれが少なく、粘りがあり、バランスの良い食感を呈す
るものであった。
重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.3
重量部、かんすい1.5重量部を原料として加水混練し
次いで生地を複合圧延後、20番の角切り刃でウエーブ
を付けて麺線を切り出し、生中華麺を得た。これを2分
間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調
整し、歩留まり240%の茹中華麺を得た。次いで茹中
華麺に対して1重量%のサラダ油を添加して個分けし、
ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存した。
これを2日後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテ
ーして食したところ、簡単に麺線がほぐれ、焼そばとし
て粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を
呈するものであった。
架橋タピオカ澱粉20重量部、活性グルテン粉末4重量
部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を
原料として加水混練し、次いでスパゲティ用ダイを装着
したパスタ製造機で麺線を押し出し、麺線直径1.8mm
の生スパゲティを得た。これを3分30秒茹てα化し、
乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留25
0%の茹スパゲティを得た。次いで茹スパゲティに対し
て1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲティ180g
を1食分として個分けし、蓋付きプラスチックトレーに
入れて冷蔵庫で保存した。これを2日後に500Wの電
子レンジで加熱後試食したところ、簡単に麺線がほぐ
れ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバラ
ンスのとれた食感を呈するものであった。
部、活性グルテン粉末7重量部、アルギン酸0.2重量
部、かんすい0.2重量部を原料として100℃の熱湯
を加えて混練し、次いで脱気麺帯押し出し後、圧延、丸
切刃で麺線切り出しして直径1.95mmのスパゲティと
した。これを4.5分間茹てα化し、180gを1食分
として玉取りした後、常温で半日経過後にフライパンで
ほぐしながら60秒間ソテーして得たスパゲティを食し
たところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘り
があり、滑らかさのある硬さと弾力性のバランスのとれ
た食感を呈するものであった。
部、活性グルテン粉末7重量部、アルギン酸0.2重量
部、かんすい0.2重量部を原料として100℃の熱湯
を加えて混練し、次いで脱気麺帯押し出し後、圧延、丸
切刃で麺線切り出しして直径1.95mmのスパゲティと
した。これを4.5分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬
して麺pHを4.3に調整し、歩留まり260%の茹スパ
ゲティを得た。次いで、茹スパゲティに対して1重量%
のサラダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分と
して個食包装した後、96℃蒸気雰囲気で45分間殺菌
して包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温
3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテー
して食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少な
く、粘りがあり、滑らかさのある硬さと弾力性のバラン
スのとれた食感を呈するものであった。
茹てα化し、実施例14と同様にpH調整後、歩留まり2
10%の茹スパゲティを得た。次いで実施例14と同様
に処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを常温
3日経過後に熱湯を注ぎ30秒間ほぐした後、湯切りし
て食したところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少な
く、粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感
を呈するものであった。
分間茹てα化し、実施例14と同様にpH調整後、歩留ま
り300%の茹スパゲティを得た。次いで実施例14と
同様に処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを
常温3日経過後に流水でほぐした後、水切りして食した
ところ、簡単に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りが
あり、弾力性と硬さのバランスのとれた冷製麺の食感を
呈するものであった。
のものに代えた以外は実施例14と同様にして包装スパ
ゲティを得た後、常温3日経過後に実施例14と同様に
フライパンで加熱処理をして試食し、表2記載の評価基
準に従い10名のパネラーで食感を評価した。その結果
の平均値は表13の通りであった。
た以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た
後、試験例11と同様にして食感を評価した。その結果
の平均値は表14の通りであった。
以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た
後、試験例11と同様にして食感を評価した。その結果
の平均値は表15の通りであった。
に、かんすいの配合量をアルギン酸との混合液にしたと
きのpHが9〜11になるように表16記載のように代え
た以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得た
後、試験例11と同様に処理して試食し、表6記載の評
価基準に従い食感と共に麺のほぐれ性及びちぢれについ
ても同様に10名のパネラーにて評価した。その結果の
平均値は表16の通りであった。
0.5重量部を配合したものを用いた以外は実施例14
と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲテ
ィを3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソ
テーして食したところ、実施例14のものに比して更に
粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈する
ものであった。
7と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と
同様にして食感を評価した。また、実施例17で得られ
た包装スパゲティについても同様に食感を評価した。そ
の結果の平均値は表17の通りであった。
部を配合したものを用いた以外は実施例14と同様にし
て包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温で
3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテー
して食したところ、実施例14のものに比して更に粘り
が向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈するもの
であった。
外は実施例18と同様にして包装スパゲティを得た後、
試験例11と同様にして食感を評価した。その結果の平
均値は表18の通りであった。
8と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例11と
同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表19
の通りであった。
アルギン酸の配合量を0.5重量部とした以外は実施例
14と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパ
ゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら6
0秒間ソテーして食したところ、アルギン酸が多めに配
合されているにも拘らずアルギン酸特有のコリコリした
硬さがなく、粘りが増しかつ硬さのある良好な食感を呈
すると共に、ほぐれ性やちぢれについても改善され、麺
の表面も滑らかであった。
えた以外は実施例19と同様にして包装スパゲティを得
た後、試験例14と同様にして食感と共に麺のほぐれ性
及びちぢれについて評価した。その結果の平均値は表2
0の通りであった。
グリコールエステル(PGA)0.5重量部を使用した
以外は実施例14と同様に処理して包装スパゲティを
得、実施例14と同様にして食したところ、簡単に麺線
がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さ
のバランスのとれた食感を呈するものであった。
例20と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例1
1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表
21の通りであった。
を0.1重量部とし、更にPGAを0.1重量部添加し
た以外は実施例14と同様にして包装スパゲティを得、
実施例14と同様にして食したところ、簡単に麺線がほ
ぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバ
ランスのとれた食感を呈するものであった。
は実施例21と同様に処理して包装スパゲティを得(か
んすい添加量は0.3重量部に固定)、試験例11と同
様に処理して試食し、食感と共に試験例14と同様、ほ
ぐれ性、ちぢれについても評価した。その結果の平均値
は表22の通りであった。
部、活性グルテン粉末3重量部、PGA0.5重量部を
原料として96℃の食塩水で加水混練し、次いで生地を
複合圧延後、10番の角切り刃で麺線切り出しして生う
どんを得た。これを11分間茹てα化し、乳酸水溶液に
浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり300%の茹
うどんを得た。次いで茹うどんに対して1重量%のサラ
ダ油を添加して個分けし、ポリエチレンフィルムでラッ
プして冷蔵庫で保存した。これを2日後に熱湯を注ぎ3
0秒間ほぐした後、汁うどんとして食したところ、簡単
に麺線がほぐれ、ちぢれが少なく、粘りがあり、バラン
スの良い食感を呈するものであった。
量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.3重
量部、かんすい1.5重量部を原料として98℃の熱湯
で加水混練し、次いで生地を複合圧延後、20番の角切
り刃でウエーブを付けて麺線を切り出し、生中華麺を得
た。これを1.5分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬し
て麺pHを4.5に調整し、歩留まり240%の茹中華麺
を得た。次いで茹中華麺に対して1重量%のサラダ油を
添加して個分けし、ポリエチレンフィルムでラップして
冷蔵庫で保存した。これを2日後にフライパンでほぐし
ながら60秒間ソテーして食したところ、簡単に麺線が
ほぐれ、焼そばとして粘りがあり、弾力性と硬さのバラ
ンスのとれた食感を呈するものであった。
澱粉40重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン
酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を原料として9
8℃の熱湯で加水混練し、次いでスパゲティ用ダイを装
着したパスタ製造機で麺線を押し出し、麺線直径1.8
mmの生スパゲティを得た。これを3分茹てα化し、乳酸
水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩留まり25
0%の茹スパゲティを得た。次いで茹スパゲティに対し
て1重量%のサラダ油を添加して茹スパゲティ180g
を1食分として個分けし、蓋付きプラスチックトレーに
入れて冷蔵庫で保存した。これを2日後に500Wの電
子レンジで加熱後試食したところ、簡単に麺線がほぐ
れ、ちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と硬さのバラ
ンスのとれた食感を呈するものであった。
カ澱粉20重量部、活性グルテン粉末5重量部、卵白1
重量部、アルギン酸0.1重量部、かんすい0.1重量
部を原料に用い、これらを加水混練して麺生地とし、次
いでスパゲティ用ダイ(乾物製品径1.6mm用)を装着
したパスタ製造機を用いて麺線押し出し生スパゲティを
得た。これを温度68℃、湿度82%条件の乾燥機で1
2時間乾燥して含水率13%の乾燥スパゲティとした。
これを8分間茹てα化し、180gを1食分として玉取
りした後、常温で半日経過後にフライパンでほぐしなが
ら60秒間ソテーして食したところ、乾燥せずに茹てα
化した場合に比し、より簡単に麺線がほぐれ、またちぢ
れが少なく、粘りがあり、滑らかで弾力性と硬さのバラ
ンスのとれた食感を呈するものであった。
カ澱粉20重量部、活性グルテン粉末5重量部、卵白1
重量部、アルギン酸0.1重量部、かんすい0.1重量
部を原料に用い、これらを加水混練して麺生地とし、次
いでスパゲティ用ダイ(乾物製品径1.6mm用)を装着
したパスタ製造機を用いて麺線押し出し生スパゲティを
得た。これを温度68℃、湿度82%条件の乾燥機で1
2時間乾燥して含水率13%の乾燥スパゲティとした。
これを8分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺のpH
を4.3に調整し、茹歩留まり260%の茹スパゲティ
を得た。次いで、茹スパゲティに対して1重量%のサラ
ダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分として個
食包装した後、96℃蒸気雰囲気で45分間殺菌して包
装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3日経
過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーして食
したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほ
ぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで弾力
性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであっ
た。
α化し、実施例26と同様にpH調整後、歩留まり210
%の茹スパゲティを得た。次いで実施例26と同様に処
理して包装スパゲティを得、このスパゲティを3日間経
過後に熱湯中で30秒間ほぐした後、湯切りして食した
ところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐ
れ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで、弾力
性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであっ
た。
てα化し、実施例26と同様にpH調整後、歩留まり30
0%の茹スパゲティを得た。次いで実施例26と同様に
処理して包装スパゲティを得、このスパゲティを3日経
過後に流水でほぐした後、水切りして食したところ、乾
燥しない場合に比しより簡単に麺線がほぐれ、またちぢ
れが少なく、粘りがあり、滑らかで、弾力性と硬さのバ
ランスのとれた冷製麺の食感を呈するものであった。
載のものに代えた以外は実施例26と同様にして包装ス
パゲティを得た後、常温3日経過後に実施例26と同様
にフライパンで加熱処理をして試食し、表2記載の評価
基準に従い10名のパネラーで食感を評価した。その結
果の平均値は表23の通りであった。
いた以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得
た後、試験例21と同様にして食感を評価した。その結
果の平均値は表24の通りであった。
に代えた以外は実施例26と同様にして包装スパゲティ
を得た後、試験例21と同様にして食感を評価した。そ
の結果の平均値は表25の通りであった。
に、かんすいの配合量をアルギン酸との混合液にしたと
きのpHが9〜11になるように表26記載のように代え
た以外は実施例26と同様にして包装スパゲティを得た
後、試験例21と同様に処理して試食し、表6記載の評
価基準に従い食感と共に麺のほぐれ性及びちぢれについ
ても同様に10名のパネラーにて評価した。その結果の
平均値は表26の通りであった。
0.5重量部を配合したものを用いた以外は実施例26
と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパゲテ
ィを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら60秒
間ソテーして食したところ、実施例26のものに比して
更に粘りが向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈
するものであった。
9と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と
同様にして食感を評価した。また実施例29で得られた
包装スパゲティについても同様に食感を評価した。その
結果の平均値は表27の通りであった。
部を配合したものを用いた以外は実施例26と同様にし
て包装スパゲティを得た。得られたスパゲティを常温3
日経過後にフライパンでほぐしながら60秒間ソテーし
て食したところ、実施例26のものに比して更に粘りが
向上し、適度な硬さを有する良好な食感を呈するもので
あった。
外は実施例30と同様にして包装スパゲティを得た後、
試験例21と同様にして食感を評価した。その結果の平
均値は表28の通りであった。
0と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例21と
同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表29
の通りであった。
アルギン酸の配合量を0.5重量部とした以外は実施例
26と同様にして包装スパゲティを得た。得られたスパ
ゲティを常温3日経過後にフライパンでほぐしながら6
0秒間ソテーして食したところ、アルギン酸特有のコリ
コリした硬さがなく、粘りが増しかつ硬さのある良好な
食感を呈すると共に、ほぐれ性やちぢれについても改善
され、麺の表面も滑らかであった。
アルギン酸プロピレングリコールエステル(PGA)
0.2重量部を原料として加水混練し、次いで麺帯脱気
押し出し後、圧延、丸切り刃で麺線切り出しして直径
1.80mmの生スパゲティとした。この生スパゲティを
温度48℃、湿度76%条件の乾燥機で22時間乾燥し
た後、8分間茹て実施例26と同様に処理して、歩留ま
り260%の包装スパゲティを得、実施例26と同様に
して食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺
線がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らか
で、弾力性と硬さのバランスの取れた食感を呈するもの
であった。
例32と同様にして包装スパゲティを得た後、試験例2
1と同様にして食感を評価した。その結果の平均値は表
30の通りであった。
架橋タピオカ澱粉10重量部、活性グルテン粉末4重量
部、卵白1.5重量部、PGA0.1重量部、アルギン
酸0.1重量部、かんすい0.1重量部を原料として加
水混練し、次いで実施例26と同様にして歩留まり26
0%の包装スパゲティを得、実施例26と同様にして食
したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線がほ
ぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、滑らかで、弾
力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであっ
た。
外は実施例33と同様に処理して包装スパゲティを得
(かんすい添加量は0.3%重量部に固定)、試験例2
1と同様に処理して試食し、食感と共に試験例25と同
様、ほぐれ性、ちぢれについても評価した。その結果の
平均値は表31の通りであった。
量部、活性グルテン粉末3重量部、PGA0.2重量部
を原料として食塩水加水混練し、次いで生地を複合圧延
後、10番の角切り刃で麺線切り出しして生うどん麺線
を得た。この生うどんを温度40℃、湿度72%で12
時間乾燥して乾燥うどんとした。これを18分間茹てα
化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5に調整し、歩
留まり300%の茹うどんを得た。次いで茹うどんに対
して1重量%のサラダ油を添加して個分けし、ポリエチ
レンフィルムでラップして冷蔵庫で保存した。これを2
日後に熱湯中で30秒間ほぐした後、汁うどんとして食
したところ、乾燥しない場合比しより簡単に麺線がほぐ
れ、またちぢれが少なく、粘りがあり、バランスの良い
食感を呈するものであった。
重量部、活性グルテン粉末4重量部、アルギン酸0.3
重量部、かんすい1.5重量部を原料として加水混練し
次いで生地を複合圧延後、20番の角切り刃で麺線を切
り出し、生中華麺を得た。この生中華麺を温度40℃、
湿度72%で8時間乾燥して乾燥中華麺とした。これを
4分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬して麺pHを4.5
に調整し、歩留まり240%の茹中華麺を得た。次いで
茹中華麺に対して1重量%のサラダ油を添加して個分け
し、ポリエチレンフィルムでラップして冷蔵庫で保存し
た。これを2日後にフライパンでほぐしながら60秒間
ソテーして食したところ、乾燥しない場合に比しより簡
単に麺線がほぐれ、また焼きそばとして粘りがあり、弾
力性と硬さのバランスのとれた食感を呈するものであっ
た。
架橋タピオカ澱粉20重量部、活性グルテン粉末4重量
部、アルギン酸0.2重量部、かんすい0.2重量部を
原料として加水混練し次いでスパゲティ用ダイ(乾物製
品径1.6mm用)を装着したパスタ製造機で麺線を押し
出し、生スパゲティを得、これを温度70℃、湿度83
%条件の乾燥機で11時間乾燥して乾燥スパゲティとし
た。これを7.5分間茹てα化し、乳酸水溶液に浸漬し
て麺pHを4.5に調整し、歩留まり250%の茹スパゲ
ティを得た。次いで茹スパゲティに対して1重量%のサ
ラダ油を添加して茹スパゲティ180gを1食分として
個分けし、蓋付きプラスチックトレーに入れて冷蔵庫で
保存した。これを2日後に500Wの電子レンジで加熱
後食したところ、乾燥しない場合に比しより簡単に麺線
がほぐれ、またちぢれが少なく、粘りがあり、弾力性と
硬さのバランスのとれた食感を呈するものであった。
後はもとより、これを更に加工保存麺として長期保存し
た後の再調理時に於て特に麺線のほぐれ性に優れると共
に、麺線のちぢれが少なく、しかも茹あげ直後と同等の
粘りがあり、弾力性と硬さのバランスのとれた食感を湯
戻しやフライパンを用いたソテー又は電子レンジにより
簡単に復元することができる。而して、本発明は麺線が
圧迫されて加熱殺菌を受ける包装茹麺に於て、特に有利
に実施することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 小麦粉に、アルギン酸類及びアルカリ剤
を添加すると共に、更に活性グルテン、化工澱粉、卵
白、乳化剤及びガム類から選択される少なくとも一種を
添加配合し、次いで水又は熱湯を加えて混練後、麺線成
形することを特徴とする生麺の製造方法。 - 【請求項2】 小麦粉に、アルギン酸類、アルカリ剤、
活性グルテン及び化工澱粉を添加配合し、次いで水を加
えて混練後、麺線成形することを特徴とする請求項1記
載の生麺の製造方法。 - 【請求項3】 小麦粉に、アルギン酸類、アルカリ剤、
活性グルテン及び化工澱粉を添加配合し、次いで熱湯を
加えて混練後、麺線成形することを特徴とする請求項1
記載の生麺の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項記載の方法で
得られた生麺を乾燥することを特徴とする乾麺の製造方
法。 - 【請求項5】 小麦粉に、アルギン酸類、アルカリ剤、
活性グルテン及び/又は卵白を添加配合し、次いで水を
加えて混練後、麺線成形し得られた生麺を乾燥すること
を特徴とする請求項4記載の乾麺の製造方法。 - 【請求項6】 原料として更に化工澱粉を添加配合する
ことを特徴とする請求項5記載の乾麺の製造方法。 - 【請求項7】 アルギン酸類とアルカリ剤に代えてアル
ギン酸プロピレングリコールエステルを添加配合するこ
とを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の生麺又
は乾麺の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1〜6の何れか1項記載の方法で
得られた生麺又は乾麺をα化した後、麺線のpHを3.8
〜4.5に調整することを特徴とする茹麺の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10258494A JP2000083610A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 麺類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10258494A JP2000083610A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 麺類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000083610A true JP2000083610A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17320998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10258494A Pending JP2000083610A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 麺類の製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000083610A (ja) |
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