JP2001044159A - スピン処理装置 - Google Patents
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Abstract
できるようにしたスピン処理装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 半導体ウエハを回転させるとともに、こ
の半導体ウエハの下面に処理液を噴射して処理するスピ
ン処理装置において、カップ体1と、このカップ体内に
配設された回転駆動される回転体12と、この回転体に
設けられ上記基板を着脱可能に保持する保持部材22
と、この保持部材によって保持される上記半導体ウエハ
の下面に対向する位置に配置されこの半導体ウエハの下
面に向けて処理液を噴射する下部処理液用ノズル55が
設けられたノズルヘッド46と、このノズルヘッドの上
面に開放して形成された凹部51と、この凹部の内底部
に連通して設けられ凹部内に滴下する処理液を排出する
排液孔53とを具備したことを特徴とする。
Description
処理液を噴射することで洗浄などの処理をするスピン処
理装置に関する。
製造過程においては、基板としての半導体ウエハや液晶
用ガラス基板に回路パタ−ンを形成するための成膜プロ
セスやフォトプロセスがある。これらのプロセスでは、
上記基板に対して成膜処理と洗浄処理とが繰り返し行わ
れる。
を行うためにはスピン処理装置が用いられる。このスピ
ン処理装置はカップ体を有し、このカップ体内には回転
駆動される回転体が設けられている。この回転体には保
持機構が設けられ、この保持機構には基板が着脱可能に
保持される。
パターンが形成される上面に向けて上部処理液用ノズル
から処理液が噴射される。また、基板は上面だけでな
く、下面の清浄度が要求されることもあるので、そのよ
うな場合には基板の下面に向けて処理液を噴射する下部
処理液用ノズルが配置される。
配置する場合、上記カップ体内にノズルヘッドを設け、
このノズルヘッドに下部処理液用ノズルや基板の下面を
処理した後に乾燥するために気体を噴射する気体用ノズ
ル等を設けるようにしている。
と、基板の下面を処理するために下部処理液用ノズルか
ら噴射された処理液の一部は、基板の裏面で反射して上
記ノズルヘッドの上面に滴下する。ノズルヘッドの上面
に滴下した処理液は基板の乾燥処理時などに、基板の回
転によってこの基板の下面側に生じる乱気流で飛散し、
洗浄された基板の裏面に付着して汚染の原因になるとい
うことがある。
れた処理液が、基板の下面で反射して滴下しても、ノズ
ルヘッドの上面に付着残留することのないようにしたス
ピン処理装置を提供することにある。
を回転させるとともに、この基板の下面に処理液を噴射
して処理するスピン処理装置において、カップ体と、こ
のカップ体内に配設された回転駆動される回転体と、こ
の回転体に設けられ上記基板を着脱可能に保持する保持
機構と、この保持機構によって保持される上記基板の下
面に対向する位置に配置されこの基板の下面に向けて処
理液を噴射する下部処理液用ノズルが設けられたノズル
ヘッドと、このノズルヘッドの上面に開放して形成され
た凹部と、この凹部の内底部に連通して設けられ凹部内
に滴下する処理液を排出する排液部とを具備したことを
特徴とするスピン処理装置にある。
ッドの上面に開放した上部から下部に向かって小径とな
る円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項1
記載のスピン処理装置にある。
下方向に沿う案内溝が形成されていることを特徴とする
請求項1記載のスピン処理装置にある。
は、上記ノズルヘッドの凹部の内面に開口形成されてい
ることを特徴とする特徴とする請求項1記載のスピン処
理装置にある。
ルは、上記基板の回転中心に向けて処理液を噴射する角
度で上記凹部の内面に開口形成されていることを特徴と
する請求項1記載のスピン処理装置にある。
ルの処理液を噴射する角度は、基板の下面で反射した処
理液が上記凹部内に滴下する範囲であることを特徴とす
る請求項5記載のスピン処理装置にある。
部には、上記基板の回転によって生じるこの基板の下面
側の気流を上記凹部内へ導入する羽根が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載のスピン処理装置にあ
る。
は、気体を上記基板の下面の回転中心に向けて噴射する
気体用ノズルが上記凹部の内面に開口形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載のスピン処理装置にある。
あって、上記保持機構に保持される基板の下面側には、
上記回転体の上面側のほぼ全体を覆うとともに、上記ノ
ズルヘッドの凹部に対向する部分に開口部が形成された
乱流防止カバ−が設けられていて、この乱流防止カバー
の上記開口部を形成した部分の周辺部には上記凹部内に
入り込む遮蔽部が設けられていることを特徴とする請求
項1記載のスピン処理装置にある。
理液を噴射する下部処理液用ノズルが設けられたノズル
ヘッドには、その上面に開放した凹部を形成し、この凹
部内に滴下する処理液を排出するようにしたから、基板
を処理液で処理した後に、乾燥処理する際、ノズルヘッ
ドに滴下した処理液が飛散するのを防止できる。
に形成したので、凹部内に滴下した処理液を効率よく確
実に排出することが可能となる。
下方向に沿う案内溝を形成したことで、凹部内に滴下し
た処理液を上記案内溝に沿って効率よく確実に排出する
ことが可能となる。
ズルをノズルヘッドの凹部の内面に開口形成したから、
下部処理液用ノズルを別部品を用いることなくノズルヘ
ッドと一体形成することができる。
ズルからの処理液を基板の回転中心に向けて噴射するた
め、基板の回転によって生じる遠心力で基板の下面に噴
射された処理液を全面にわたって分散させることができ
る。
ズルから噴射されて基板の下面で反射した処理液がノズ
ルヘッドの凹部内に滴下するため、基板の下面で反射す
る処理液のほとんどを凹部を通じて確実に排液すること
ができる。
に、基板の回転によってノズルヘッドの上方に生じる気
流を凹部内に導入する羽根を設けたことで、ノズルヘッ
ドの上方に浮遊するミスト状の処理液などを効率よく確
実に凹部内に流入させて排出することができる。
凹部の内面に基板の回転中心に向けて気体を噴射する気
体用ノズルを設けたことで、基板の下面を処理液による
処理後に確実に乾燥処理することができる。
と基板の下面側との間に、乱流の発生を抑制する乱流防
止カバーを設け、この乱流防止カバーにはノズルヘッド
の凹部に対向する開口部を形成するとともに、上記凹部
内に入り込む遮蔽部を設けたから、基板の下面に気流の
乱れによりミストが付着するのを防止でき、しかも上記
遮蔽部によってノズルヘッドの上面から乱流防止カバー
の内面側へ処理液やミストなどが入り込むのを防止でき
る。
図面を参照して説明する。
ップ体1を有する。このカップ体1は載置板2上に設け
られた下カップ3と、この下カップ3の上側に図示しな
い上下駆動機構によって上下駆動自在に設けられた上カ
ップ4とからなる。
とにはこれらを貫通する通孔5が形成されており、また
上記下カップ3の周壁3aは上記上カップ4の二重構造
の周壁4aにスライド自在に嵌挿し、これら周壁によっ
てラビリンス構造をなしている。
の上カップ4が下降方向に駆動されることで、後述する
ようにカップ体1内で処理された基板としてのたとえば
半導体ウエハUを取り出したり、未処理の半導体ウエハ
Uを供給できるようになっている。さらに、上記下カッ
プ3の底壁には周方向に所定間隔で複数の排出管6の一
端が接続され、他端は図示しない吸引ポンプに連通して
いる。それによって、上記半導体ウエハUを洗浄処理し
たり、乾燥処理することで上記カップ体1内で飛散する
処理液が排出されるようになっている。
7が配置されている。このベ−ス7には上記カップ体1
の通孔5と対応する位置に取付孔8が形成されていて、
この取付孔8には駆動手段を構成するパルス制御モ−タ
9の固定子9aの上端部が嵌入固定されている。
内部には同じく筒状の回転子9bが回転自在に嵌挿され
ている。この回転子9bの上端面には筒状の連結体11
が下端面を接合させて一体的に固定されている。この連
結体11の下端面には上記固定子9aの内径寸法よりも
大径な鍔部11aが形成されている。この鍔部11aは
上記固定子9aの上端面に摺動自在に接合しており、そ
れによって回転子9bの回転を阻止することなくこの回
転子9aが固定子9bから抜け落ちるのを規制してい
る。
からその内部に突出し、上端面には円板状の回転体12
が取付け固定されている。この回転体12は図1に示す
ように下板13aと上板13bとを接合させた二重板構
造をなしていて、その中心部には通孔14が形成されて
いる。
5の周辺部には環状壁3bが突設され、上記回転体12
の外周面には上記環状壁3bの外周面に内周面を対向さ
せた環状壁12bが垂設され、これら環状壁3b、12
bによって処理液が回転体12の下面側に回り込むのを
防止するラビリンス構造をなしている。
隔、この実施の形態では60度間隔で6つのボス部15
(図1に2つだけ示す)が突設されている。このボス部
15には滑り軸受16が外嵌されていて、この滑り軸受
16には保持部材17が回転自在に挿入支持されてい
る。
部が上記ボス部15の外径寸法とほぼ同径の大径部18
に形成され、この大径部18の下面に上記滑り軸受16
に支持される軸部19が一体形成されてなる。上記大径
部18の上面には中心部に円錐状の支持ピン21が突設
され、径方向周辺部である偏心位置には逆テ−パ状のロ
ックピン22が突設されている。
には上記半導体ウエハUが下面を支持されて載置され
る。その状態で図3に示すように上記ロックピン22が
半導体ウエハUの外周面に当接することで、その半導体
ウエハUは回転体12と一体的に保持されるようになっ
ている。
転)することで、上記保持部材17が図3にXで示す状
態から鎖線で示すYの状態へ回転(自転)すると、上記
ロックピン22が保持部材17の回転中心に対して偏心
回転するから、上記ロックピン22による上記半導体ウ
エハUの保持状態が解除されるようになっている。
軸部19の下端部は回転体12の下面から突出し、その
下端部にはセクタギヤからなる子歯車23が嵌合固定さ
れている。各子歯車23は上記連結体11の外周面に軸
受24によって回転自在に設けられた平歯車からなる親
歯車25に噛合している。この親歯車25は図3に示す
ように、6つの子歯車23と対応する間隔で6つの凸部
25aが周方向に所定間隔で形成されてなり、各凸部2
5aの先端外周面には上記子歯車23に噛合する歯が形
成されている。
勢手段としての捩じりコイルばね26が装着されてい
る。この捩じりコイルばね26は一端を上記連結体11
に係合させ、他端を上記親歯車25に係合させること
で、上記親歯車25を図3に矢印Aで示す回転方向(反
時計方向)に付勢している。それによって、上記子歯車
23は同図に矢印Bで示す時計方向に付勢されるから、
この子歯車23の回転に保持部材17が連動し、上記ロ
ックピン22が回転体12の中心方向へ偏心回転して半
導体ウエハUの外周面に当接するようになっている。
のロック状態の解除は、図2に示す解除機構31によっ
て行えるようになっている。この解除機構31はガイド
付きの解除シリンダ32を有する。この解除シリンダ3
2は上記固定子9aの下端面に一端を固定したほぼL字
状のブラケット33の他端に軸線を垂直にして取付けら
れている。
ランク状に折曲されたア−ム35の下端が連結されてい
る。このア−ム35の上端部は上記ベ−ス7に形成され
た挿通孔7aを通されて上記親歯車25の下面近傍まで
延出され、その上端には解除ピン36が垂直に立設され
ている。
クピン22が半導体ウエハUの外周面に当接してこの半
導体ウエハUが保持された状態において、上記解除シリ
ンダ32が作動してその駆動軸34が突出方向に駆動さ
れ、その動きにア−ム35が連動すると、このア−ム3
5の上端に設けられた解除ピン36は上記親歯車25の
1つの凸部25aの側面に係合し、上記親歯車25が矢
印A方向に回転するのを阻止するようになっている。
印A方向の回転が阻止された状態で、パルス制御モ−タ
9を駆動してその回転子9bを図3に示す矢印C方向へ
回転させると、上記回転体12が捩じりコイルばね26
の付勢力に抗して連結体11とともに回転する。
させると、親歯車25は回転体12と一体的に回転せ
ず、回転体12だけが回転子9bとともに角度θ回転す
る。
上記子歯車23は回転体12とともに公転しながら自転
するから、この子歯車23と一体的に設けられた保持部
材17は矢印B方向と逆方向である反時計方向に回転す
る。その結果、保持部材17は図3にXで示す状態から
Yで示す状態になり、ロックピン22は半導体ウエハU
の外周面から離れる方向へ偏心回転するから、このロッ
クピン22による半導体ウエハUの保持状態が解除され
ることになる。
示すようにゲ−ジ37が設けられ、このゲ−ジ37は上
記固定子9aの下端面に設けられたセンサ38によって
検出される。センサ38がゲ−ジ37を検出した位置が
上記回転子9bの回転角度の原点として認識され、その
認識に基づいて上記回転子9bの回転角度が制御される
ようになっている。
41が挿通されている。この固定軸41の下端部は上記
パルス制御モ−タ9の下方に配置された支持部材42の
取付孔42aに嵌入固定されている。上記支持部材42
にはブレ−キシリンダ43が軸線を垂直にして取付けら
れている。このブレ−キシリンダ43の駆動軸44には
ブレ−キシュ−45aが取付けられている。
駆動軸44が上昇方向に駆動されると、ブレ−キシュ−
45aは上記回転子9bの下端面に設けられたブレ−キ
ディスク45bに圧接してこの回転子9bの回転を阻止
するようになっている。
ばね26の復元力が加わっているとき、つまり回転体1
2を捩じりコイルばね26の付勢力に抗してパルス制御
モ−タ9により矢印C方向に角度θだけ回転させ、ロッ
クピン22による半導体ウエハUのロック状態を解除し
ているときに、たとえば停電などでパルス制御モ−タ9
の駆動力が消失しても、上記回転体12が捩じりコイル
ばね26の復元力によって矢印C方向と逆方向へ戻るの
を阻止している。
のロック状態を解除した状態において、図示しないロボ
ットにより、上記回転体12から処理された半導体ウエ
ハUが搬出されたり、未処理の半導体ウエハUが供給さ
れる。
の搬出、供給時に停電などが生じても、回転体12が捩
じりコイルばね26の復元力によって矢印C方向と逆方
向へ回転して戻ることがないから、回転体12に立設さ
れた保持部材17の位置が変化することもない。
より、停電時などに、保持部材17の間を通して半導体
ウエハUの下面側に導入されるロボットのア−ムが保持
部材17にぶつかり、半導体ウエハUの搬出、供給作業
が不能になるのを防止できるようになっている。
の通孔14に対向位置する。この固定軸41の上端には
ノズルヘッド46が嵌入固定されている。このノズルヘ
ッド46は回転体12の上面側に突出していて、その外
周部には上記通孔14の周辺部に突設された環状壁47
を内部に収容する環状溝48が下面に開放して形成され
ている。つまり、環状壁47と環状溝48とでラビリン
ス構造を形成しており、回転体12の上面側で飛散する
処理液が通孔14を通り、固定軸41に沿ってカップ体
1の外部へ流出するのを阻止している。
すように、その上面に開放した凹部51が形成されてい
る。この凹部51は上部から下部にゆくにつれて小径と
なる円錐形状に形成されている。ノズルヘッド46の上
面の上記凹部51の周辺部は径方向外方に向かって低く
傾斜した傾斜面52に形成されている。
排液孔53の一端が開口している。この排液孔53の他
端には排液管54(図1に示す)の一端が接続されてい
る。この排液管54の他端は上記排出管6と同様、図示
しない吸引ポンプに接続されている。
には、先端を上記凹部51の内面に開口させた3つの下
部処理液用ノズル55と、1つの下部気体用ノズル56
とが周方向にほぼ90度間隔で形成されている。つま
り、各ノズル55,56は上記ノズルヘッド46に穿設
された管路からなり、先端が凹部51の内面に開口させ
たノズル孔55a,56aとなっている。
ッド46の下面に開口して設けられた第1、第2の接続
孔57,58にそれぞれ連通している。第1の接続孔5
7には図1に示すように処理液供給管59が接続され、
第2の接続孔58には気体供給管61が接続されてい
る。
給管59を通じて洗浄処理時に純水、過酸化水素水、フ
ッ酸などの処理液が保持部材17に保持された半導体ウ
エハUの下面に向けて噴射され、下部気体用ノズル56
からは気体供給管61を通じて乾燥処理時に窒素などの
気体が噴射されるようになっている。
ッド46の軸線Oに対して所定角度傾斜している。すな
わち、下部処理液用ノズル55は、保持部材17に保持
された半導体ウエハUの回転中心に向けて処理液を噴射
するようになっている。また、下部気体用ノズル56か
らの気体も半導体ウエハUの径方向中心部、つまり回転
中心に向けて噴射されるようになっている。
エハUの遠心力によって裏面のほぼ全体に分散するとと
もに、半導体ウエハUで反射した処理液のほとんどが凹
部51内に滴下することになり、また気体も半導体ウエ
ハUの裏面ほぼ全体に作用することになる。
からわずかにずれた位置に向けて噴射するようにしても
よく、その場合半導体ウエハUの裏面で反射した処理液
が凹部51内に滴下する角度で処理液を噴射することが
好ましい。同様に、気体も半導体ウエハUの回転中心か
らわずかにずれた位置に向けて噴射するようにしてもよ
い。
数の案内溝62が周方向に所定間隔で形成されている。
この案内溝62は半導体ウエハUで反射して凹部51に
滴下した処理液を、凹部51の内面に沿って排液孔53
へ円滑に案内することになる。
4に示すように周方向に180度間隔で、一対の取付溝
63が径方向に沿って形成されている。この取付溝63
の先端は上記凹部51の内面に連通している。この取付
溝63にはそれぞれ羽根64が先端部を上記凹部51内
に突出させて設けられている。
転体12とともに回転したときに、この半導体ウエハU
の下面に生じる気流を凹部51内へ導入する形状になっ
ている。それによって、とくに乾燥処理時に半導体ウエ
ハUの下面側に浮遊するミスト状の処理液を効率よく凹
部51内へ導入して排出できるようになっている。
側には乱流防止カバ−66が設けられている。この乱流
防止カバ−66は上記保持部材17に保持された半導体
ウエハUの下面側に位置し、周辺部には上記保持部材1
7の上部を露出させる第1の開口部67が形成され、中
心部には上記ノズルヘッド46の凹部51を開口させる
第2の開口部68が形成されている。第2の開口部68
の周辺部は凹部51内に入り込むよう折り曲げられた遮
蔽部69に形成されている。なお、遮蔽部69はノズル
ヘッド46凹部51内面に対して非接触となっている。
2の凹凸状の上面が覆われている。それによって、回転
体12の回転に伴う乱流の発生が抑制されるから、半導
体ウエハUを洗浄した塵埃を含む処理液がカップ体1内
であらゆる方向に飛散し、たとえば半導体ウエハUの下
面側に舞い込んで付着するのを防止できるようになって
いる。とくに、上記乱流防止カバ−66の上面と半導体
ウエハUの下面との間隔を所定の間隔に設定すると、乱
流の抑制効果が高くなる。
ド46の凹部51内に入り込む遮蔽部69を形成したこ
とで、第2の開口部68によって生じるノズルヘッド4
6と乱流防止カバー66との隙間を閉塞することができ
る。
に飛散する処理液が乱流防止カバー66の内面側に入り
込んで付着し、その処理液が乾燥処理時に飛散して半導
体ウエハUに付着するということを防止できる。
れた半導体ウエハUの上方には、上部処理液用ノズル7
1及び上部気体用ノズル72が配置されている。上部処
理液用ノズル71からは上記半導体ウエハUの上面に向
けて処理液が噴射され、上部気体用ノズル72からは窒
素などの乾燥用の気体が噴射されるようになっている。
て半導体ウエハUを洗浄処理する場合について説明す
る。
には、保持部材17のロックピン22はアンロック状態
になっている。つまり、解除シリンダ32が作動して解
除ピン36が親歯車25の凸部25aの側面に係合した
状態で回転体12がパルス制御モ−タ9によって図3に
矢印Cで示す方向に捩じりコイルばね26の付勢力に抗
して角度θ回転させられている。それによって、保持部
材17が回転するから、ロックピン22が偏心回転し、
このロックピン22は支持ピン21に支持される半導体
ウエハUの外周面よりも所定寸法径方向外方の離れた位
置にある。
き、上記回転体12上に未処理の半導体ウエハUが図示
しないロボットによってそのア−ムを保持部材17の間
を通して供給される。つまり、半導体ウエハUを保持し
たア−ムは回転体12の上面へ進入してから下降し、半
導体ウエハUをア−ムから支持ピン21に受け渡し、つ
いで後退することで上記半導体ウエハUの供給が完了す
る。
ンダ43が作動してブレ−キシュ−45aがブレ−キデ
ィスク45bに圧接し、回転子9bの回転を阻止してい
る。そのため、半導体ウエハUの供給時に停電などが生
じても、上記回転子9bが捩じりコイルばね26の復元
力によって矢印C方向と逆方向に回転するのが防止され
る。
よって回転体12の回転角度が一定に維持されるから、
停電等が生じてパルス制御モ−タ9の駆動力が消失して
も、回転体12が回転してロボットのア−ムが保持部材
17にぶつかり、半導体ウエハUの供給ができなくなる
ということがない。
なら、解除シリンダ32の駆動を解除し、解除ピン36
を親歯車25の凸部25aから外す。それによって、親
歯車25は捩じりコイルばね26の付勢力によって矢印
A方向へ回転するから、この親歯車25により子歯車2
3が保持部材17とともに矢印B方向に回転させられ
る。
この保持部材17に設けられたロックピン22が半導体
ウエハUの外周面に当接する方向へ偏心回転するから、
上記半導体ウエハUがロックピン22によって保持され
ることになる。
保持したならば、ブレ−キシリンダ43の駆動を解除し
てブレ−キシュ−45aによる回転子9bの回転阻止状
態も解除する。ついで、パルス制御モ−タ9を作動させ
て回転体12を回転させるとともに、半導体ウエハUの
上面および下面に上部処理液用ノズル71及び下部処理
液用ノズル55から処理液を噴射することで、この半導
体ウエハUの上下面を洗浄処理することができる。
理液は半導体ウエハUの回転中心に向けて噴射される。
そのため、処理液は、半導体ウエハUの回転によって生
じる遠心力で径方向外方に向かって流れるから、半導体
ウエハUの下面全体を処理液によって確実に処理するこ
とができる。
部51内に入り込む遮蔽部69を形成したから、処理液
が乱流防止カバー66内に入り込んで付着し、乾燥処理
時に飛散して半導体ウエハUに付着するということも防
止できる。
導体ウエハUの下面で反射した処理液のほとんどはノズ
ルヘッド46の凹部51内に滴下する。この凹部51の
形状は円錐状であり、しかも内面には上下方向に沿って
案内溝62が形成されている。そのため、凹部51に滴
下した処理液はその底部に形成された排液孔53へ円滑
に導かれ、排液管54から排出されることになる。
その上下面に上部気体用ノズル71と下部気体用ノズル
56とから乾燥用の気体を噴射しながら回転体12とと
もに半導体ウエハUを高速回転させ、その上下面に付着
した処理液を除去乾燥させる。
ハUの径方向外方に向かって噴射される。そのため、そ
の気体の流れによって半導体ウエハUの下面を全体にわ
たって良好に乾燥処理することができる。
カバ−66が設けられ、回転体12が高速回転しても、
その上面の凹凸形状によって乱流が発生するのを防止す
る。そのため、半導体ウエハUの下面側に浮遊するミス
ト状の処理液は、排出管6から円滑に排出されるから、
カップ体1内で舞い上がって半導体ウエハUに再付着す
ることがほとんどない。
と、この半導体ウエハUの下面側には気流が発生する。
この気流の一部はノズルヘッド46に設けられた羽根6
4によって凹部51内に向かう流れとなる。
ことで、この下面側にミスト状の処理液が浮遊していて
も、その処理液は上記羽根64によって生じる気流で凹
部51内に導入されて排液管54から排出されるため、
このことによっても半導体ウエハUの下面の汚染を防止
することができる。
回転を停止し、ついでセンサ38がゲ−ジ37を検出す
る原点位置まで上記回転体12をパルス駆動する。回転
体12を原点位置まで回転させたなら、解除シリンダ3
2を作動させて解除ピン36を親歯車25の凸部25a
の側面に係合させる。
を所定のパルス数だけ回転させ、回転体12を捩じりコ
イルばね26の付勢力に抗して矢印C方向へ角度θ回転
させる。つまり、親歯車25の回転を解除ピン36で阻
止して回転体12だけを回転させることで、この回転体
12を捩じりコイルばね26の付勢力に抗して回転させ
ることができる。
子歯車23が回転体12とともに公転しながら自転し、
その自転に保持部材17が連動して矢印Bと逆方向に回
転するから、ロックピン22による半導体ウエハUのロ
ック状態が解除される。
ならば、ブレ−キシリンダ43を作動させて回転子9b
を固定し、回転体12が捩じりコイルばね26の復元力
で矢印C方向と逆方向に回転するのを阻止したならば、
図示しないロボットによってカップ体1内の処理された
半導体ウエハUを回転体12から取り出す。
ら取り出したならば、未処理の半導体ウエハUを供給
し、上述した工程を繰り返すことで、その半導体ウエハ
Uの洗浄処理および乾燥処理を行うことができる。
用ノズル56とは、ノズルヘッド46に通路を穿設して
形成されている。そのため、上記各ノズル55,58を
形成するために別部品を用いる必要がないから、部品点
数を少なくし、構成の簡略化やコストの低減を図ること
ができる。
ず、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能で
ある。たとえば、基板としては半導体ウエハに限られ
ず、液晶表示装置用のガラス基板であってもよく、要は
高精度に洗浄処理することが要求される基板であれば、
この発明を適用することができる。
処理液を噴射する下部処理液用ノズルが設けられたノズ
ルヘッドには、その上面に開放した凹部を形成し、この
凹部内に滴下する処理液を排出するようにした。
ノズルヘッドの上面に処理液が付着残留するのを防止で
きるから、洗浄処理後に乾燥処理する際、ノズルヘッド
から処理液が舞い上がって基板の裏面に付着するのを防
止できる。
形成される凹部の形状を円錐形状にした。
傾斜した内周面に沿って円滑に排出することが可能とな
るから、凹部の内面に付着残留して乾燥処理時に舞い上
がるのを防止できる。
凹部の内面に上下方向に沿う案内溝を形成した。
溝に沿って円滑に排出することが可能となるから、凹部
の内面に付着残留して乾燥処理時に舞い上がるのを防止
できる。
ズルをノズルヘッドの凹部の内面に開口形成した。
用いることなくノズルヘッドと一体形成することができ
るから、部品点数を少なくし、構成の簡略化やコストの
低減を図ることができる。
ズルからの処理液を基板の回転中心に向けて噴射するよ
うにした。
生じる遠心力で基板の下面全体にわたって分散させるこ
とができるから、処理液による処理効果を高めることが
できる。
ズルから噴射されて基板の下面で反射した処理液がノズ
ルヘッドの凹部内に滴下するようにした。
ほとんどを凹部を通じて確実に排液することができるか
ら、基板で反射した処理液がカップ体内に飛散し、乾燥
処理時などに基板に付着するのを防止できる。
に、基板の回転によってノズルヘッドの上方に生じる気
流を凹部内に導入する羽根を設けるようにした。
に浮遊するミスト状の処理液などを効率よく確実に凹部
内に流入させて排出することができるから、基板への付
着による汚染を防止できる。
凹部の内面に基板の回転中心に向けて気体を噴射する気
体用ノズルを設けた。
体にわたって確実に乾燥処理することが可能となる。
と基板の下面側との間に、乱流の発生を抑制する乱流防
止カバーを設け、この乱流防止カバーにはノズルヘッド
の凹部に対向する開口部を形成するとともに、上記凹部
内に入り込む遮蔽部を設けた。
を防止できるから、基板の下面にミストが付着し難くな
り、しかも上記遮蔽部によってノズルヘッドの上面と乱
流防止カバーの間に隙間が生じる防げるから、処理液や
ミストなどが乱流防止カバー内に入り込み、乾燥処理時
などに流出して基板の下面に付着するのを防止できる。
拡大断面図。
図。
Claims (9)
- 【請求項1】 基板を回転させるとともに、この基板の
下面に処理液を噴射して処理するスピン処理装置におい
て、 カップ体と、 このカップ体内に配設された回転駆動される回転体と、 この回転体に設けられ上記基板を着脱可能に保持する保
持機構と、 この保持機構によって保持される上記基板の下面に対向
する位置に配置されこの基板の下面に向けて処理液を噴
射する下部処理液用ノズルが設けられたノズルヘッド
と、 このノズルヘッドの上面に開放して形成された凹部と、 この凹部の内底部に連通して設けられ凹部内に滴下する
処理液を排出する排液部とを具備したことを特徴とする
スピン処理装置。 - 【請求項2】 上記凹部は、ノズルヘッドの上面に開放
した上部から下部に向かって小径となる円錐形状に形成
されていることを特徴とする請求項1記載のスピン処理
装置。 - 【請求項3】 上記凹部の内面には上下方向に沿う案内
溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載のス
ピン処理装置。 - 【請求項4】 上記下部処理液用ノズルは、上記ノズル
ヘッドの凹部の内面に開口形成されていることを特徴と
する特徴とする請求項1記載のスピン処理装置。 - 【請求項5】 上記下部処理液用ノズルは、上記基板の
回転中心に向けて処理液を噴射する角度で上記凹部の内
面に開口形成されていることを特徴とする請求項1記載
のスピン処理装置。 - 【請求項6】 上記下部処理液用ノズルの処理液を噴射
する角度は、基板の下面で反射した処理液が上記凹部内
に滴下する範囲であることを特徴とする請求項5記載の
スピン処理装置。 - 【請求項7】 上記ノズルヘッドの上部には、上記基板
の回転によって生じるこの基板の下面側の気流を上記凹
部内へ導入する羽根が設けられていることを特徴とする
請求項1記載のスピン処理装置。 - 【請求項8】 上記ノズルヘッドには、気体を上記基板
の下面の回転中心に向けて噴射する気体用ノズルが上記
凹部の内面に開口形成されていることを特徴とする請求
項1記載のスピン処理装置。 - 【請求項9】 上記回転体の上面側であって、上記保持
機構に保持される基板の下面側には、上記回転体の上面
側のほぼ全体を覆うとともに、上記ノズルヘッドの凹部
に対向する部分に開口部が形成された乱流防止カバ−が
設けられていて、この乱流防止カバーの上記開口部を形
成した部分の周辺部には上記凹部内に入り込む遮蔽部が
設けられていることを特徴とする請求項1記載のスピン
処理装置。
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