JP2016115858A - スピン処理装置 - Google Patents

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裕次 長嶋
Yuji Nagashima
裕次 長嶋
林 航之介
Konosuke Hayashi
航之介 林
崇 大田垣
Takashi Otagaki
崇 大田垣
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Abstract

【課題】基板の裏面を下方に向けて、処理液を用いて好に処理できるようにしたスピン処理装置を提供すること。【解決手段】基板の裏面に対し処理液を供給して処理するスピン処理装置において、基板裏面における回転中心、または回転中心からわずかにずれた位置を第1の着液点Aとするように処理液を供給する第1のノズル72aと、前記基板裏面における回転中心以外を第2の着液点とする第2のノズル72bを有し、前記第2のノズル72bは、この第2のノズルから噴出して前記第2の着液点Bに当たった前記処理液が形成する広がり領域が、前記第1のノズルから噴出して前記第1の着液点に当たった処理液が形成する広がり領域に切れ目なくつながり、かつ、着液点Aに当たった純水が形成する広がり領域とによって、前記基板の回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されるような位置を着液点とすることを特徴とする。【選択図】 図11

Description

本発明の実施形態は、スピン処理装置に関する。
たとえば、半導体装置や液晶表示装置の製造過程においては、基板としての半導体ウエーハや液晶用ガラス基板に対して、回路パタ−ンを形成するための成膜処理、基板裏面への疎水処理、洗浄処理等が行われるが、その多くは、スピン処理装置が用いられる。
スピン処理装置は、回転駆動される回転体に保持機構を設け、この保持機構に基板が水平状態で保持される。そして回転される基板の上面または下面の少なくとも一方に対し、処理液が供給される。
例えば基板の裏面を処理液で処理する場合、処理液は通常、基板の回転中心、または回転中心からわずかにずれた位置に、ノズルから供給される(特許文献1)。
ところで、回転する基板裏面の回転中心、あるいは回転中心からわずかにずれた位置に供給された処理液は、基板の中心部から周辺部へと広がることとなるが、特に基板裏面の周辺部は、その周速度が基板の中央部に比べて速いことも加担し、基板の周辺部に行くほど、処理ムラが目立つことが判明した。処理ムラが発生した部分は、処理ムラの発生していない他の部分と比較し、処理が不完全となる。
特開2001−44159号公報
裏面を下向きにし、水平状態で回転する基板の裏面を、処理液を用いて良好に処理することができるスピン処理装置を提供することを目的とする。
実施形態に係るスピン処理装置は、
裏面を下側にして水平状態で回転される基板の裏面に対し処理液を供給して処理するスピン処理装置において、
基板裏面における回転中心、または回転中心からわずかにずれた位置を第1の着液点とするように処理液を供給する第1のノズルと、
前記基板裏面における回転中心以外を第2の着液点とする第2のノズルを有し、
前記第2のノズルは、この第2のノズルから噴射して前記第2の着液点に当たった前記処理液が形成する広がり領域が、前記第1のノズルから噴射して前記第1の着液点に当たった処理液が形成する広がり領域に切れ目なくつながり、かつ、前記第1の着液点に当たった前記処理液が形成する広がり領域とによって、前記基板の回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されるような位置を着液点とすることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、裏面を下向きにし、水平状態で回転する基板の裏面を、処理液を用いて良好に処理することができるスピン処理装置が提供される。
本発明の一実施の形態に係る全体構成を示す縦断面図。 本発明の一実施の形態に係る回転体の部分の拡大断面図。 本発明の一実施の形態に係る乱流防止カバーを除去した回転体の平面図。 本発明の一実施の形態に係るノズルヘッドの凹部の平面図。 本発明の一実施の形態に係る図4のノズル部分を通る断面図。 本発明の一実施の形態に係る処理手順の一例を示すフロー図。 本発明の一実施の形態に係る図6の処理条件の一例を示す図。 比較例に係るノズル配置例の平面図。 図8の例における処理液の広がり領域を示す模式図。 図8の例におけるパーティクル残存状態を示す平面図。 本発明の一実施の形態に係る処理液の広がり領域を示す模式図。 本発明の一実施の形態に係るパーティクル残存状態を示す平面図。 本発明の一実施の形態に係る処理液の広がり領域を示す模式図。 本発明の一実施の形態に係る処理液の広がり領域を示す模式図。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一番号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本実施の形態は、半導体ウエーハの裏面に疎水処理をするものである。
図1に示すスピン処理装置は、カップ体1を有する。このカップ体1は、載置板2上に設けられた下カップ3と、この下カップ3の上側に図示しない上下駆動機構によって上下駆動自在に設けられた上カップ4を有する。
下カップ3の底壁の中心部と載置板2とには、これらを貫通する通孔5が形成されている。また下カップ3の周壁3aは、上カップ4の二重構造の周壁4aにスライド自在とされ、これら周壁3a、4aによってラビリンス構造をなしている。
上カップ4の上面は、開口している。この上カップ4が下降方向に駆動されることで、後述するように、カップ体1内で処理された基板としての、たとえば半導体ウエーハUを取り出したり、未処理の半導体ウエーハUを供給できるようになっている。下カップ3の底壁には、周方向に所定間隔で複数の排出管6の一端が接続され、他端は図示しない吸引ポンプに連通している。これにより、半導体ウエーハUの処理時、カップ体1内で飛散する処理液が排出される。
カップ体1の下面側には、板状のベ−ス7が配置される。ベ−ス7には、通孔5と対応する位置に取付孔8が形成されていて、この取付孔8には、駆動手段を構成するパルス制御モ−タ9の固定子9aの上端部が嵌まり込む状態で固定される。
固定子9aは筒状をなしていて、その内部には同じく筒状の回転子9bが回転自在に配置される。回転子9bの上端面には、筒状の連結体11が下端面を接合させて一体的に固定される。この連結体11の下端面には、固定子9aの内径寸法よりも大径な鍔部11aが形成される。この鍔部11aは、固定子9aの上端面に摺動自在に接合しており、これにより、回転子9bの回転を阻止することなく、回転子9aが固定子9bから抜け落ちるのを規制する。
連結体11は、通孔5からカップ体1の内部に突出し、上端面には円板状の回転体12が取付け固定される。この回転体12は、図2に示すように、下板13aと上板13bとを接合させた二重板構造をなしていて、その中心部には、通孔14が形成される。
図1に示すように、通孔5の周辺部には環状壁3bが突設される。一方、回転体12の外周面には環状壁12bが下方に延びるようにして形成され、この環状壁12bの内周面を環状壁3bの外周面に対向配置することで、回転体12の下面側に処理液が回り込むのを防止するラビリンス構造を構成する。
回転体12の上面には、周方向に所定間隔、この実施の形態では60度間隔で、6つのボス部15(図2には2つだけ示す)が突設される。ボス部15の内部には、滑り軸受16が固定支持され、この滑り軸受16によって保持部材17が回転自在に支持される。
図2に示すように、保持部材17は、その上部がボス部15の外径寸法とほぼ同径の大径部18に形成され、大径部18の下面に、滑り軸受16に支持される軸部19が一体形成される。
大径部18の上面には、中心部に円錐状の支持ピン21が突設され、径方向周辺部である偏心位置には、下方に向けて縮径するテ−パ状のロックピン22が突設される。
6本の保持部材17の支持ピン21上には、半導体ウエーハUが、その裏面を下方に向け、そして水平状態で載置される。そしてその状態で、図3に示すように、ロックピン22が半導体ウエーハUの外周面に当接することで、半導体ウエーハUは、回転体12と一体的に保持されることとなる。
後述するように、回転体12が回転することで、保持部材17が、図3にXで示す状態から鎖線で示すYの状態へ回転(自転)すると、ロックピン22が保持部材17の回転中心に対して偏心回転するから、ロックピン22による半導体ウエーハUの保持状態が解除されるようになっている。
図2に示すように、保持部材17の各軸部19の下端部は、回転体12の下面から突出して、その下端部にはセクタギヤからなる子歯車23が固定される。各子歯車23は、連結体11の外周面に軸受24によって回転自在に設けられた平歯車からなる親歯車25に噛み合っている。図3に示すように、親歯車25は、6つの子歯車23と対応する間隔で、6つの凸部25aが周方向に所定間隔で形成されてなり、各凸部25aの先端外周面には子歯車23に噛合する歯が形成される。
図2に示すように、連結体11の外周面には、付勢手段としての捩じりコイルばね26が装着される。捩じりコイルばね26の一端は、連結体11に係合し、他端は親歯車25に係合する。これにより、親歯車25は、図3に矢印Aで示す回転方向(反時計方向)に付勢される。それによって、子歯車23は、同図に矢印Bで示す時計方向に付勢されるから、この子歯車23の回転に保持部材17が連動し、ロックピン22が回転体12の中心方向へ偏心回転して、半導体ウエーハUの外周面に当接することとなる。
ロックピン22による半導体ウエーハUのロック状態の解除は、図1に示す解除機構31によって行うことができる。解除機構31は、ガイド付きの解除シリンダ32を有する。解除シリンダ32は、固定子9aの下端面に一端を固定したほぼL字状のブラケット33の他端に軸線を垂直にして取付けられる。
解除シリンダ32の駆動軸34には、クランク状に折曲されたア−ム35の下端が連結さる。ア−ム35の上端部は、ベ−ス7に形成された挿通孔7aを通って親歯車25の下面近傍まで延出し、その上端には解除ピン36が垂直に設けられる。
図3に示すように、保持部材17のロックピン22が半導体ウエーハUの外周面に当接してこの半導体ウエーハUが保持された状態において、解除シリンダ32が作動してその駆動軸34が突出方向に駆動され、その動きにア−ム35が連動すると、ア−ム35の上端に設けられた解除ピン36が親歯車25の1つの凸部25aの側面に係合し、親歯車25が矢印A方向に回転するのを阻止することになる。
解除ピン36によって親歯車25の矢印A方向の回転が阻止された状態で、パルス制御モ−タ9を駆動して回転子9bを図3に示す矢印C方向へ回転させると、回転体12が捩じりコイルばね26の付勢力に抗して連結体11とともに回転する。
回転体12を矢印C方向へ角度θ回転させると、親歯車25は不動で、回転体12だけが回転子9bとともに角度θ回転する。
これにより、親歯車25に噛合した子歯車23は、回転体12とともに公転しながら自転するから、子歯車23と一体的に設けられた保持部材17は、矢印B方向とは逆方向である反時計方向に回転する。その結果、保持部材17は、図3にXで示す状態からYで示す状態になり、ロックピン22は半導体ウエーハUの外周面から離れる方向へ偏心回転して、このロックピン22による半導体ウエーハUの保持状態が解除されることになる。
ロックピン22による半導体ウエーハUのロック状態を解除した状態において、図示しないロボットにより、処理された半導体ウエーハUが回転体12から搬出されたり、未処理の半導体ウエーハUが回転体12に供給される。
なお、回転子9bの下端面には、図2に示すように検出片37が設けられ、この検出片37は、固定子9aの下端面に設けられたセンサ38によって検出される。不図示の制御部は、センサ38が検出片37を検出した位置が、回転子9bの回転角度の原点として認識し、その認識に基づいて回転子9bの回転角度を制御する。
回転子9bの内部には、中空状の固定軸41が配置される。固定軸41の下端部は、パルス制御モ−タ9の下方に配置された支持部材42の取付孔42aにはめ込まれた状態で固定される。支持部材42には、ブレ−キシリンダ43が軸線を垂直にして取付けられる。ブレ−キシリンダ43の駆動軸44には、ブレ−キシュ−45aが取付けられる。
ブレ−キシリンダ43が作動してその駆動軸44が上昇方向に駆動されると、ブレ−キシュ−45aは、回転子9bの下端面に設けられたブレ−キディスク45bに圧接して、回転子9bの回転を阻止するようになっている。
図1に示すように、固定軸41の上端部は、回転体12の通孔14に対向位置される。そして固定軸41の上端には、ノズルヘッド46が、はめ込められる状態で固定される。ノズルヘッド46は回転体12の上面側に突出していて、その外周部には、通孔14の周辺部に突設された環状壁47を内部に収容する環状溝48が、下面に開放して形成される。つまり、環状壁47と環状溝48とでラビリンス構造を形成し、回転体12の上面側で飛散する処理液が、通孔14を通って固定軸41に沿ってカップ体1の外部へ流出するのを阻止している。
ノズルヘッド46には、図4と図5に示すように、その上面に開放した平面視が円形の凹部51が形成される。この凹部51は、上部から下部にゆくにつれて小径となる円錐形状に形成されている。ノズルヘッド46の上面の凹部51の周辺部は、径方向外方に向かって低く傾斜した傾斜面52に形成される。
凹部51の底部には、排液部を形成する排液孔53の一端が開口する。この排液孔53の他端には、図1に示す、排液管54の一端が接続される。なお、排液管54の他端は、排出管6と同様、図示しない吸引ポンプに接続される。
図4に示すように、ノズルヘッド46には、先端を凹部51の内面に開口させた複数のノズルが設けられる。設けられるノズルには、オゾン水(O3水)供給用の2つのノズル70(70a、70b)、フッ酸(1%HF)供給用の2つのノズル71(71a、71b)、純水(DIW)供給用の2つのノズル72(72a、72b)、そして窒素ガス(N2)供給用のノズル73が含まれる。図5に示すように、各ノズルは、ノズルヘッド46内に形成された管路からなり、先端が凹部51の内面に開口させたノズル孔となっていて、保持部材17に保持された半導体ウエーハUの裏面に向けて処理液、またはガスが噴射されるようになっている。なお、ノズルから噴射される処理液は、ノズル吐出口での流速が、15m/sec以下が好ましい。
図5においては、2つのノズル孔aとbを代表として示しており、いずれも噴射方向は、ノズルヘッド46の軸線Oに対して所定角度傾斜している。そして、ノズル孔aは、噴射した処理液(処理ガス)を、保持部材17に水平状態で保持された半導体ウエーハUの裏面における回転中心に当てるように供給することができる(図5に示すように、以下、ノズル孔aから噴射された処理液の半導体ウエーハUにおける着液点を「着液点A」ということもある)。これに対し、ノズル孔bは、噴射した処理液(処理ガス)を、半導体ウエーハUの裏面における回転中心を外した位置に当てるように供給することができる(図5に示すように、以下、ノズル孔bから噴射された処理液の半導体ウエーハUにおける着液点を「着液点B」ということもある)。より具体的例として、ノズル孔bは、凹部51でのノズル孔bの開口位置と半導体ウエーハUの回転中心(ノズルヘッド46の軸線O上にある)を結んだ直線の延長上で、かつ、回転中心を挟んだノズル孔bの開口位置とは反対側の位置に処理液を当てるようにして供給するようになっている。
ここで、オゾン水、フッ酸、純水をそれぞれ供給する2つのノズルのうち、一方のノズル70a、71a、72a、そしてノズル73は、ノズル孔aのタイプで、各処理液(処理ガス)を半導体ウエーハUの回転中心に当てるように供給する。そして、他方のノズル70b、71b、72bは、ノズル孔bのタイプで、各処理液を半導体ウエーハUの回転中心を外した位置に当てるように供給する。なお、図2、図5に代表的に示すように、各ノズルの基端は、ノズルヘッド46の下面に開口して設けられた接続孔57、58にそれぞれ連通し、さらに各接続孔5、58には、図2に示すように、処理液(処理ガス)供給管59、60がそれぞれ接続される。なお、各ノズル70〜73の位置関係の詳細については後述する。
図2に示すように、回転体12の上面側には、乱流防止カバ−66が設けられている。この乱流防止カバ−66は、保持部材17に保持された半導体ウエーハUの下面側に位置し、周辺部には、保持部材17の上部を露出させる第1の開口部67が形成され、中心部にはノズルヘッド46の凹部51を開口させる第2の開口部68が形成される。第2の開口部68の周辺部は、凹部51内に入り込むように折り曲げられた遮蔽部69が形成される。なお、遮蔽部69は、凹部51の内面に対して非接触とされる。
乱流防止カバ−66によって、回転体12の凹凸状の上面が覆われる。これにより、回転体12の回転に伴う乱流の発生が抑制されるから、半導体ウエーハUの処理に伴って発生するミストを含む処理液が、カップ体1内であらゆる方向に飛散して、たとえば半導体ウエーハUの下面側に舞い込んで付着するのを防止できるようになっている。特に、乱流防止カバ−66の上面と半導体ウエーハUの下面(裏面)との間隔を所定の間隔に設定すると、乱流の抑制効果が高くなる。さらに、乱流防止カバー66に凹部51内に入り込む遮蔽部69を形成したことで、第2の開口部68によって生じる、ノズルヘッド46と乱流防止カバー66との隙間を閉塞することができる。これにより、処理時にカップ体1内に飛散する処理液が、乱流防止カバー66の内面側に入り込んで付着し、その処理液が、乾燥処理時に飛散して半導体ウエーハUに付着するということを防止できる。
回転体12の保持部材22によって保持された半導体ウエーハUの上方には、上部処理液用ノズル80(オゾン水供給用)、81(純水供給用)、及び上部気体用ノズル82が配置されている。上部処理液用ノズル80、81からは、半導体ウエーハUの上面の回転中心に向けて処理液が噴射され、上部気体用ノズル82からは、半導体ウエーハUの上面の回転中心に向けて窒素などの乾燥用の気体が噴射されるようになっている。
次に、上述したスピン処理装置によって、半導体ウエーハUの裏面を疎水処理する動作について説明する。
まず、半導体ウエーハUを回転体12に供給する前には、保持部材17のロックピン22はアンロック状態になっている。つまり、解除シリンダ32が作動して解除ピン36が親歯車25の凸部25aの側面に係合した状態で、回転体12が、パルス制御モ−タ9によって図3に矢印Cで示す方向に、捩じりコイルばね26の付勢力に抗して角度θ回転させられる。これにより、保持部材17が回転するから、ロックピン22が偏心回転し、このロックピン22は、支持ピン21に支持される半導体ウエーハUの外周面よりも所定寸法径方向外方の離れた位置にある。
ロックピン22がアンロック状態にあるとき、裏面を下側にして未処理の半導体ウエーハUを保持した不図示のロボットア−ムは、回転体12の上面へ進入してから下降し、半導体ウエーハUをア−ムから支持ピン21に受け渡し、ついで後退することで半導体ウエーハUの供給が完了する。なお、半導体ウエーハUの供給時には、ブレ−キシリンダ43が作動して、ブレ−キシュ−45aがブレ−キディスク45bに圧接し、回転子9bの回転を阻止している。
回転体12に半導体ウエーハUが供給されたなら、解除シリンダ32の駆動を解除し、解除ピン36を親歯車25の凸部25aから外す。それによって、親歯車25は、捩じりコイルばね26の付勢力によって矢印A方向へ回転するから、この親歯車25により子歯車23が保持部材17とともに矢印B方向に回転させられる。
保持部材17が矢印B方向に回転すれば、この保持部材17に設けられたロックピン22が半導体ウエーハUの外周面に当接する方向へ偏心回転するから、半導体ウエーハUがロックピン22によって保持されることになる。これにより、半導体ウエーハUは、裏面を下方に向け、水平状態で回転体12に保持(セット)される。半導体ウエーハUをロックピン22によって保持したならば、ブレ−キシリンダ43の駆動を解除してブレ−キシュ−45aによる回転子9bの回転阻止状態も解除する。ついで、パルス制御モ−タ9を作動させて回転体12を回転させるとともに、半導体ウエーハUの上面および下面(裏面)にむけて、ノズル80〜82、ノズル70〜73から各種流体を噴射させることで、この半導体ウエーハUの上下面を処理することができる。
処理手順の一例を図6に、その時の処理条件の例を図7に、それぞれ示す。
まず、回転体12に半導体ウエーハUがセットされると、500min−1で1秒間、半導体ウエーハUを回転させる(S1)。次に、回転速度はそのままで、半導体ウエーハUの上下面に、ノズル80、70(70a、70b)からオゾン水が30秒間供給される(S2)。ノズル80、70から噴射されたオゾン水は、半導体ウエーハUの回転によって生じる遠心力で径方向外方に向かって流れ、半導体ウエーハUの上下面全体が、オゾン水によって処理される。オゾン水による処理が終了すると、ノズル70からのオゾン水噴射は停止し、代わってノズル71(71a、71b)から、半導体ウエーハUの裏面に向けてフッ酸が30秒間供給される(S3)。このとき、半導体ウエーハUの上面には、ノズル80からオゾン水が継続して供給される。フッ酸処理が終了すると、ノズル80からのオゾン水の供給とノズル71(71a、71b)からのフッ酸の供給は停止し、次にノズル81、ノズル72(72a、72b)から純水(DIW)が30秒間供給される(S4)。このとき、基板の回転速度は、500min−1のままである。純水による洗浄処理が終了すると、ノズル81、ノズル72(72a、72b)からの純水(DIW)の供給は停止される。そして、1秒間回転される(S5)。これは、後に行なわれる高速回転前に、半導体ウエーハUの特に上面の液層をできるだけ除去するためである。そして、1500min−1に回転速度を上げるとともに、ノズル82、ノズル73から窒素ガスが供給され、半導体ウエーハUの上下面の乾燥処理が行なわれる。なお、半導体ウエーハUの裏面に供給され裏面で反射した処理液のほとんどは、ノズルヘッド46の凹部51内に滴下し、そしてノズルヘッド46の底部に形成された排液孔53へ導かれ、排液管54から排出されることになる。
乾燥処理が終了したならば、回転体12の回転を停止し、ついでセンサ38が検出片37を検出する原点位置まで回転体12をパルス駆動する。回転体12を原点位置まで回転させたなら、解除シリンダ32を作動させて解除ピン36を親歯車25の凸部25aの側面に係合させる。
ついで、パルス制御モ−タ9の回転子9bを所定のパルス数だけ回転させ、回転体12を捩じりコイルばね26の付勢力に抗して矢印C方向へ角度θ回転させる。つまり、親歯車25の回転を解除ピン36で阻止して回転体12だけを回転させることで、この回転体12を捩じりコイルばね26の付勢力に抗して回転させることができる。これにより、親歯車25に噛み合う子歯車23が回転体12とともに公転しながら自転し、その自転に保持部材17が連動して矢印Bと逆方向に回転するから、ロックピン22による半導体ウエーハUのロック状態が解除される。
半導体ウエーハUのロック状態が解除されたならば、ブレ−キシリンダ43を作動させて回転子9bを固定し、回転体12が捩じりコイルばね26の復元力で矢印C方向と逆方向に回転するのを阻止したならば、図示しないロボットによってカップ体1内の処理された半導体ウエーハUを回転体12から取り出す。
処理された半導体ウエーハUを回転体12から取り出したならば、未処理の半導体ウエーハUを供給し、上述した工程を繰り返すことで、その半導体ウエーハUの処理を行なうことができる。
さて、半導体ウエーハUの下方に配置される複数のノズル70〜73の配置に関して説明する前に、比較例について先に説明する。
図8は、比較例であり、ノズルヘッド46の凹部51を上方からみた平面図である。
図において、オゾン水供給用のノズル70a、フッ酸供給用のノズル71a、純水供給用のノズル72a、窒素ガス供給用のノズル73の各開口部が、平面視で、凹部51の半径の40%〜45%程度の円周上に90度間隔で配置された例である。そして、いずれのノズルも、回転する半導体ウエーハUの回転中心、あるいは回転中心からわずかにずれた位置に、処理液や窒素ガスを供給するものである(いわゆる、ノズル孔aのタイプ)。このような場合、基板の周辺部に行くほど、処理ムラが目立つことが判明したことは、背景技術に記載した。この状態を、純水を用いた洗浄処理を例として模式的に示したのが、図9である。同図は、回転する半導体ウエーハUを上面から平面視したもので、しかも半導体ウエーハUを透明化させてある。同図は、純水供給用のノズル72aから半導体ウエーハUの回転中心、あるいは回転中心からわずかにずれた位置に供給された処理液を代表させて示してあるが、ノズル72aから噴射した純水は、半導体ウエーハの下面(裏面)におけるその着液点(図5における着液点A)に当たり、その後、基板Uの回転方向に引きづられていく(これにより形成される領域を広がり領域ということがあり、図9における濃い部分である領域M)が、基板の周辺部では、液の自重落下や周速が中央部に比べて大きいことにより液切れが発生し、半導体ウエーハの裏面上において、半導体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されない。つまり、周辺部では、十分な量の処理液が届かない。これが起因して、図10に示すように、半導体ウエーハUの周辺部でのパーティクル除去率が非常に悪い。なお、図10において、半導体ウエーハU内の黒ドットは、パーティクルを示す。純水以外の処理液の場合でも同様な状態が生じ得る。
これに対し、本実施の形態においては、図8に比べて、図4に示したように、ノズル70b、71b、72bを追加するとともに、各ノズル70、71、72の最適な配置関係を次のようにすることで、処理の均一化を図るなどして、良好な処理が行なえるようにした。
図4に示す例では、凹部51において、オゾン水供給用のノズル70a、フッ酸供給用のノズル71a、純水供給用のノズル72a、窒素ガス供給用のノズル73の各開口部は、平面視で、凹部51の半径の40%〜45%程度の円周上に90度間隔で配置される。また、ノズル71aとノズル72aを結ぶ線上には、オゾン水供給用のノズル70b、フッ酸供給用のノズル71bが、またノズル70aとノズル73を結ぶ線上には、純水供給用のノズル72bが設けられる。そして、オゾン水供給用のノズル70b、フッ酸供給用のノズル71b、純水供給用のノズル72bは、平面視で、凹部51の半径の70%〜80%程度の円周上に配置される。
[着液点の角度]
図11は、半導体ウエーハUを100min−1で回転させるとともに、純水供給用のノズル72bの位置を、ノズルヘッド46の軸線からの距離を一定に保ちつつ、凹部51の周方向に変化させ、半導体ウエーハUでの着液点Bを変動させたときの模式図で、図9の相当図である。ここで、半導体ウエーハUを上方から見た平面視で、純水供給用のノズル72bから噴射された純水の、半導体ウエーハUの裏面における着液点Bと、半導体ウエーハUの回転中心とを結んだ直線を基準線としたとき、この基準線に対し、ノズル72a(半導体ウエーハUの回転中心を着液点Aとする)の凹部51での開口位置(噴射孔位置)と、半導体ウエーハUの回転中心とを結んだ直線の、半導体ウエーハUの回転方向における角度をCとすると、この角度Cに最適範囲があることを見出した。
図11において、(a)はC=20°、(b)はC=45°、(c)はC=90°、(d)はC=135°、(e)はC=150°の場合を示す。(a)と(e)では、ノズル72aの着液点Aからの純水の広がり領域Saと、ノズル72bの着液点bからの純水の広がり領域Sbの間には切れ目があって、半導体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域は形成されない。これに対して、(b)〜(d)では、広がり領域SaとSbの間には切れ目がなく、かつ、両広がり領域SaとSbとによって、半導体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成される。
図12は、このようにして洗浄処理された半導体ウエーハUの裏面でのパーティクル残留状態を示す。図10と比較すると明らかなような、半導体ウエーハUの周辺部までパーティクルは激減していることがわかる。
図13は、半導体ウエーハUの回転速度が50min−1の場合で、純水供給用のノズル72bの位置を、ノズルヘッド46の軸線からの距離を一定に保ちつつ、凹部51の周方向に変化させ、半導体ウエーハUでの着液点Bを変動させたときの模式図で、図11の相当図である。図11と比較して回転速度が半分となるため、着液点からの純水の広がり領域は図11の場合より、若干広めとなる
さて、図13において、(a)はC=20°、(b)はC=45°、(c)はC=90°、(d)はC=135°、(e)はC=150°の場合を示す。(a)と(e)では、ノズル72aの着液点Aからの純水の広がり領域Saと、ノズル72bの着液点bからの純水の広がり領域Sbの間には切れ目があって、半導体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域は形成されない。これに対して、(b)〜(d)では、広がり領域SaとSbの間には切れ目がない状態で、かつ、両広がり領域SaとSbとによって、半導体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成される。
このようなことから、裏面を下向きにし、水平状態で回転する基板の裏面を、処理液を用いて均一に処理するなど、良好な処理を行なうためには、基板の回転中心を着液点Aとするように純水を供給するとともに、着液点Bに当たった純水が形成する広がり領域Sbが、着液点Aに当たった純水が形成する広がり領域Saに切れ目がない状態で、かつ、着液点Aに当たった純水が形成する広がり領域Saとによって、半導体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されるような位置を着液点Bとするようにノズル位置を設定すればよいことがわかる。そして、この実施形態では、角度Cを45°以上135°以下の範囲とすれば、半導体ウエーハUの裏面を処理液を用いて均一に処理できるなど、良好な処理が行なえることがわかる。
[着液点の距離]
処理液を用いて半導体ウエーハUの裏面処理を良好に行なうには、半導体ウエーハUの回転中心(ノズルヘッド46の軸線でもある)から着液点Bまでの距離が重要であることも判明した。
図14は、100min−1で半導体ウエーハUを回転させ、半導体ウエーハUの回転中心(ノズルヘッド46の軸線)から着液点Bまでの距離Lを変化させたときの処理液(純水の例)の広がり領域を示す模式図である。同図(A)では、L=r×1/7、(B)ではL=r×2/3とした場合、(C)ではL=r×3/4とした場合を示す。ここでrは、半導体ウエーハUの半径である。Lが相対的に短い(A)では、ノズル72aから噴射して着液点Aに当たった後に形成される広がり領域Naと、ノズル72bから噴射して着液点Bに当たった後に形成される広がり領域Nbとはつながってはいるものの、広がり領域NaとNbとによっては、半体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されない。図14(a)の状態から、Lを増加させると、半導体ウエーハUの裏面における広がり領域Naの位置は変わらないのに対し、広がり領域Nbは半導体ウエーハUの周方向に徐々に移動していく。そして、図14(b)のように、L=r×2/3となったところで領域Naと領域Nbは切れ目がない状態でつながり、かつ、両広がり領域NaとNbとによって、半体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成される。この後、Lを、L=r×3/4となるまで順次増加させていく間は、半体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されつづけるが、図14(c)のL=r×3/4を超えると、両領域に切れ目が生じることとなり、結果的に、半導体ウエーハUの裏面を、処理液を用いて均一に処理することができず、処理を良好に行なうことができなくなることがわかる。
このようなことから、裏面を下向きにし、水平状態で回転する基板の裏面を、処理液を用いて均一に処理するなど、良好な処理が行なえるようにするためには、基板の回転中心を着液点Aとするように純水を供給するとともに、着液点Bに当たった純水が形成する広がり領域Nbが、着液点Aに当たった純水が形成する広がり領域Naに切れ目がない状態で、かつ、着液点Aに当たった純水が形成する広がり領域Naとによって、半導体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されるような位置を着液点Bとするようにノズル位置を設定すればよいことがわかる。そして、この実施形態では、Lをr×2/3以上r×3/4以下とする位置に着液点Bを設定することで達成できることになる。
以上、いつくかの実施の形態について説明したが、いずれも例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
上述した着液点の角度、距離の値は、好ましいとする一例であって、半導体ウエーハの回転数、ノズルから噴射される処理液の流量や流速、半導体ウエーハの裏面の処理状態等によって変動することが予想される。従って、裏面を下向きにし、水平状態で回転する基板の裏面を、処理液を用いて良好に処理するためには、基板の回転中心を着液点Aとするように純水を供給するとともに、着液点Bに当たった純水が形成する広がり領域Sb(Tb)が、着液点Aに当たった純水が形成する広がり領域Sa(Ta)に切れ目がない状態で、かつ、半導体ウエーハUの回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されるような位置を着液点Bとするようにノズル位置を実験等によって求めることとなる。
ノズルaのタイプの説明で、着液点Aを基板の回転中心としたが、厳密の意味での回転中心ではなくても、回転中心からわずかに(例えば10mm以内が好ましい)ずれた位置でも同様な傾向となる。ただし、平面視で、ノズルの開口位置と、このノズルから噴射した液体の半導体ウエーハにおける着液点を結んだ線の延長線上に基板の回転中心が存在することは必要である。
基板下面に対向配置したノズル70〜73を、ノズルヘッドの凹部51の内面に開口させることで、ノズルから噴射し、半導体ウエーハUの裏面に供給され裏面で反射した処理液のほとんどを、ノズルヘッド46の凹部51内に滴下させ、そしてノズルヘッド46の底部に形成された排液孔53へ導いて排液管54から排出されるように構成したが、本発明の実施において、凹部51は必須ではなく、半導体ウエーハUの下面(裏面)に向けて処理液を噴射させるノズル構造であれば、ノズル構造に限定はない。また上述した実施の形態では、ノズルヘッド46に設けた凹部51の内面での開口位置が各ノズルの噴射口位置となるが、凹部がない場合には、ノズル自体の先端位置が噴射孔位置となる。
半導体ウエーハUの下面に対向して、オゾン水(O3水)供給用のノズル70、フッ酸供給用のノズル71、純水(DIW)供給用のノズルを各2個設けたが、3個以上でもよく、3種のノズル数をそろえる必要もない。
オゾン水(O3)、フッ酸(HF)、純水(DIW)を供給するノズルを複数個ずつ設けた場合、同じ処理液を噴射する複数の各ノズルからは、処理液を同時に噴射させるようにしてもよいし、交互に噴射させるようにしてもよい。
半導体ウエーハの裏面処理例として疎水処理をあげ、半導体ウエーハに供給する処理液として、オゾン水(O3)、フッ酸(HF)、純水(DIW)を例にしたが、供給する処理液は、処理内容によって当然に変わり得る。HFに代えて、BHFでもよい。
乾燥時に供給した窒素ガスに代えて、ドライエアーでもよい。ノズルを半導体ウエーハUの表面、裏面に沿って揺動させるように構成しても良い。
半導体ウエーハを処理対象とする基板としたが、裏面を下方に配置して回転処理するものであれば液晶基板など、他の基板であっても適用可能である。
1 カップ体
9 パルス制御モータ
9a 固定子
9b 回転子
12 回転体
21 支持ピン
22 ロックピン
41 固定軸
46 ノズルヘッド
51 凹部
53 排液孔
54 排液管
57 接続孔
58 接続孔
59 供給管
60 供給管
70 オゾン用ノズル
71 フッ酸用ノズル
72 DIW用ノズル
73 窒素用ノズル
80 上部処理液用ノズル
81 上部処理液用ノズル
82 上部気体用ノズル
U 半導体ウエーハ
O ノズルヘッドの軸線

Claims (4)

  1. 裏面を下側にして水平状態で回転される基板の裏面に対し処理液を供給して処理するスピン処理装置において、
    基板裏面における回転中心、または回転中心からわずかにずれた位置を第1の着液点とするように処理液を供給する第1のノズルと、
    前記基板裏面における回転中心以外を第2の着液点とする第2のノズルを有し、
    前記第2のノズルは、この第2のノズルから噴射して前記第2の着液点に当たった前記処理液が形成する広がり領域が、前記第1のノズルから噴射して前記第1の着液点に当たった処理液が形成する広がり領域に切れ目なくつながり、かつ、前記第1の着液点に当たった前記処理液が形成する広がり領域とによって、前記基板の回転中心から周辺部まで連続した液つながり領域が形成されるような位置を着液点とすることを特徴とするスピン処理装置。
  2. 第2のノズルは、複数個であることを特徴とする請求項1記載のスピン処理装置。
  3. 平面視で、前記第2のノズルから噴射された処理液の、前記基板の裏面における着液点と、前記基板の回転中心とを結んだ直線を基準線としたとき、この基準線に対し、前記第1のノズルの噴射孔位置と、前記基板の回転中心とを結んだ直線の、前記基板の回転方向における角度が45°以上135°以下であることを特徴とする請求項1記載のスピン処理装置。
  4. 前記基板の回転中心から前記第2のノズルによる前記第2の着液点までの距離は、前記基板の回転半径の2/3以上3/4以下であることを特徴とする請求項1記載のスピン処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022244394A1 (ja) * 2021-05-21 2022-11-24 株式会社Sumco 半導体ウェーハの洗浄装置、半導体ウェーハの洗浄方法およびシリコンウェーハの製造方法

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