JP7287271B2 - ワークの洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの洗浄装置および洗浄方法に関する。
従来、半導体デバイスの基板として、シリコンウェーハが使用されている。シリコンウェーハは、チョクラルスキー(Czochralski、CZ)法などによって育成した単結晶シリコンインゴットに対して、ウェーハ加工処理を施すことによって得られる。上記加工処理の際、シリコンウェーハの表面には、研磨粉などのパーティクルが付着するため、加工処理後にシリコンウェーハに対して洗浄処理が施される。
シリコンウェーハなどのワークの洗浄装置には、複数枚のワークを同時に洗浄するバッチ式の洗浄装置と、ワークを一枚ずつ洗浄する枚葉式の洗浄装置が存在する。中でも、必要とする洗浄液の量が比較的少ないこと、ウェーハ間の相互汚染を回避することができること、大口径化により複数枚のシリコンウェーハを同時に処理するのが困難になってきていることなどから、近年では、枚葉式の洗浄装置が使用されるようになっている。
枚葉式の洗浄装置では、洗浄対象のワークを回転テーブル上に設けられたワーク保持部上に載置し、回転テーブルとともにワークを高速回転させながら、上部ノズルおよび下部ノズルからワークの表面(おもて面)および裏面に洗浄液を噴射してパーティクルを除去する。その際、ワークの裏面に噴射した洗浄液が高速回転する回転テーブル上に落下して跳ね上がってワークの裏面に再付着する場合があり、ワークの裏面が汚れる問題がある。
そこで、例えば特許文献1には、下部ノズルから噴射した洗浄液を受ける受け皿を備え、この受け皿が下部ノズルの回転テーブルよりも上方に突出した部分に設置されているため、洗浄液が回転テーブルに落下するのを抑制して、ワークの裏面が汚れるのを抑制している。
特開2008-258330号公報
しかしながら、本発明者が特許文献1に記載された洗浄装置を用いてシリコンウェーハの洗浄を行ったところ、洗浄後に、シリコンウェーハの裏面中央部でのパーティクル付着量が増加することが判明した。
そこで、本発明の目的は、洗浄後に、ワークの裏面中央部でのパーティクル付着量が増加するのを抑制することができるワークの洗浄装置および洗浄方法を提案することにある。
上記課題を解決する本発明は、以下の通りである。
[1]鉛直方向に延在する筒状の第1の筒状部と、該第1の筒状部の上部を覆う蓋部とを有する第1の固定体と、
前記第1の固定体の前記第1の筒状部よりも大きな径を有し、前記第1の固定体の前記第1の筒状部を内部に収容する筒状の第2の固定体と、
前記第1の固定体の前記第1の筒状部よりも大きな径かつ前記第2の固定体よりも小さな径を有する筒状の第2の筒状部と、該第2の筒状部の上部に配置された回転テーブルと、該回転テーブルの表面に設けられ、洗浄対象のワークを保持するワーク保持体とを有し、前記第2の筒状部が前記第1の固定体の前記第1の筒状部と前記第2の固定体との間に配置された回転体であって、該回転体は、前記第1の固定体の前記第1の筒状部と前記回転体との間の空隙に配置された上下一対の第1のベアリング、および前記第2の固定体と前記回転体の前記第2の筒状部との間の空隙に配置された上下一対の第2のベアリングによって前記第1の固定体および前記第2の固定体に回転自在に支持されている、回転体と、
前記ワークの表面にむけて洗浄液を噴射する上部ノズルと、
前記第1の固定体の内部に配されるとともに前記蓋体に固定され、前記ワークの裏面に向けて洗浄液を噴射する下部ノズルと、を備えるワークの洗浄装置において、
前記第1の固定体に設けられ、前記第1の固定体と前記回転体との間の空隙の気体を前記空隙から排気するための排気口と、
前記第1の固定体内に配置され、一端が前記排気口に接続された排気管と、
前記排気管の他端に接続され、前記第1の固定体と前記回転体との間の空隙の気体を吸引する吸引手段と、
を備えることを特徴とするワークの洗浄装置。
[2]前記排気口は、前記第1のベアリングの上側のベアリングよりも高い位置に設けられている、前記[1]に記載のワークの洗浄装置。
[3]前記排気口は、前記第1の筒状部および前記蓋体の双方に設けられている、前記[2]に記載のワークの洗浄装置。
[4]同一の高さ位置にて、4つ以上の排気口が周方向に等間隔に設けられている、前記[1]~[3]のいずれか一項に記載のワークの洗浄装置。
[5]前記[1]~[4]のいずれか一項に記載のワークの洗浄装置を用いてワークの両面を洗浄する方法であって、
前記回転体を第1の回転速度で回転させて前記ワークを回転させつつ、前記上部ノズルから前記ワークの表面にむけて洗浄液を噴射するとともに、前記下部ノズルから前記ワークの裏面にむけて洗浄液を噴射して、前記ワークの両面を洗浄する洗浄工程と、
前記回転体を前記第1の回転速度よりも高い第2の回転速度で回転させて洗浄後の前記ワークを乾燥させる乾燥工程とを含むワークの洗浄方法において、
前記乾燥工程における少なくとも前記ワークの回転速度が600rpm以上の期間において、前記吸引手段を駆動させて前記排気口から前記第1の固定体と前記回転体との間の空隙の気体を排気することを特徴とするワークの洗浄方法。
[6]前記ワークはシリコンウェーハである、前記[5]に記載のワークの洗浄方法。
本発明によれば、洗浄後に、ワークの裏面中央部でのパーティクル付着量が増加するのを抑制することができる。
本発明によるワークの洗浄装置の一例の要部を示す図である。 (a)は図1に示した洗浄装置の上部付近の拡大図であり、(b)は上面視した際の蓋部である。 実施例におけるシリコンウェーハの洗浄レシピを示す図である。 洗浄中に付着したパーティクルを示すLPDマップであり、(a)は従来例、(b)は比較例1、(c)は発明例1に関するものである。
(ワークの洗浄装置)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本発明によるワークの洗浄装置は、鉛直方向に延在する筒状の第1の筒状部と、該第1の筒状部の上部を覆う蓋部とを有する第1の固定体と、前記第1の固定体の前記第1の筒状部よりも大きな径を有し、前記第1の固定体の前記第1の筒状部を内部に収容する筒状の第2の固定体と、前記第1の固定体の前記第1の筒状部よりも大きな径かつ前記第2の固定体よりも小さな径を有する筒状の第2の筒状部と、該第2の筒状部の上部に配置された回転テーブルと、該回転テーブルの表面に設けられ、洗浄対象のワークを保持するワーク保持体とを有し、前記第2の筒状部が前記第1の固定体の前記第1の筒状部と前記第2の固定体との間に配置された回転体であって、該回転体は、前記第1の固定体の前記第1の筒状部と前記回転体との間の空隙に配置された上下一対の第1のベアリング、および前記第2の固定体と前記回転体の前記第2の筒状部との間の空隙に配置された上下一対の第2のベアリングによって前記第1の固定体および前記第2の固定体に回転自在に支持されている、回転体と、前記ワークの表面にむけて洗浄液を噴射する上部ノズルと、前記第1の固定体の内部に配されるとともに前記蓋体に固定され、前記ワークの裏面に向けて洗浄液を噴射する下部ノズルとを備えるワークの洗浄装置である。ここで、前記第1の固定体に設けられ、前記第1の固定体と前記回転体との間の空隙の気体を前記空隙から排気するための排気口と、前記第1の固定体内に配置され、一端が前記排気口に接続された排気管と、前記排気管の他端に接続され、前記第1の固定体と前記回転体との間の空隙の気体を吸引する吸引手段とを備えることを特徴とする。
本発明者らは、特許文献1に記載された洗浄装置を用いてシリコンウェーハの洗浄を行った際に、洗浄後に、ウェーハ裏面中央部でのパーティクル付着量が増加する理由について鋭意検討した。上述のように、枚葉式の洗浄装置においては、回転テーブル上に載置されたシリコンウェーハを高速回転させながら洗浄液を噴射してシリコンウェーハを洗浄する。そして、洗浄後には、シリコンウェーハを高速回転させてシリコンウェーハを乾燥させる。
上記ウェーハの洗浄時には、洗浄液がウェーハ裏面に噴射され続けているため、洗浄時にパーティクルの付着量が増加したとは考えにくい。一方、ウェーハの乾燥時には、ウェーハの高速回転による遠心力によって、ウェーハ中心部下方の空気がウェーハ外周部方向に流れてシリコンウェーハの下方では負圧が生じる(ベルヌーイの定理)。
本発明者らは、ウェーハの乾燥時に、上述のように生じた負圧によって、装置内などで発生したパーティクルが装置内の隙間などを経由してウェーハ中心部下方に引き寄せられ、ウェーハ裏面中央部に付着したのではないかと推察した。具体的には、経年劣化などによって、駆動源におけるベアリングや回転ベルト、プーリーなどの摺動部材などで発塵し、発塵物がシリコンウェーハ中心部下方に流れ込んでいるのではないかと推察した。
本発明者は、上記推察に基づいて、発塵源からの発塵物がウェーハ裏面中央部に流れ込むのを抑制する方途について鋭意検討した。その結果、ベアリングなどの発塵源からシリコンウェーハ中央部下方までの経路に排気ラインを設け、上記経路上の気体を排気することが極めて有効であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
図1は、本発明によるワークの洗浄装置の一例の要部を示している。また、図2(a)には、図1に示した装置の上部の拡大図を示している。図1に示したワークの洗浄装置1において、第1の固定体11は、鉛直方向に延在する筒状の第1の筒状部11aと、該第1の筒状部11aの上部を覆う蓋部11bとを有する。蓋部11bは、後述する下部ノズル19を保持している。また、第2の固定体12は、筒状の部材であり、第1の固定体11の第1の筒状部11aよりも大きな径を有し、第1の固定体11の第1の筒状部11aを内部に収容している。これら第1の固定体11および第2の固定体12は、図に示されていない床部に固定されており、回転体13を支持する主柱を構成する。
回転体13は、第1の固定体11の第1の筒状部11aよりも大きな径を有し、かつ第2の固定体12よりも小さな径を有する筒状の第2の筒状部13aと、該第2の筒状部13aの上部に配置された回転テーブル13bと、該回転テーブル13bの表面に設けられ、洗浄対象のワークを保持するワーク保持体13cとを有する。図示例においては、回転テーブル13bには、凹部13dが設けられており、この凹部13dに第1の固定体11の蓋部11bが収容されている。
第2の筒状部13aは、第1の固定体11の第1の筒状部11aと第2の固定体12との間に配置されている。そして、第1の固定体11の第1の筒状部11aと回転体13との間の空隙には、上下一対の第1のベアリング14が配置されており、また、第2の固定体12と回転体13の第2の筒状部13aとの間の空隙には、上下一対の第2のベアリング15が配置されている。こうして、回転体13は、第1のベアリング14および第2のベアリング15を介して第1の固定体11および第2の固定体12に回転自在に支持されている。
また、回転体13の第2の筒状部13aの下部には、回転ベルト16が張設されており、モータ17の駆動によって第2の筒状部13aひいては回転テーブル13b上のワークWが回転するように構成されている。
一方、洗浄装置1の上部には、ワークWの表面(おもて面)にむけて洗浄液を噴射する上部ノズル18が設けられている。この上部ノズル18は、薬液の種類分設けられており、例えば4種類の薬液を噴射する場合には、上部ノズル18は、等間隔に配置された4本のノズルで構成することができる。
また、第1の固定体11の蓋部11bには、ワークWの裏面に向けて洗浄液を噴射する下部ノズル19が保持されており、ワークの裏面中央部に向けて洗浄液を噴射できるように配置されている。下部ノズル19は、上部ノズル18と同様に薬液の種類分用意し、例えば4種類の薬液を噴射する場合には、下部ノズル19は、等間隔に配置された4本のノズルで構成することができる。
そして、本発明の洗浄装置1においては、第1の固定体11に、第1の固定体11と回転体13との間の空隙の気体を空隙から排気するための排気口20が設けられており、この排気口20には、第1の固定体11内に配置された排気管21の一端が接続されている。また、排気管21の他端には、吸引手段22が接続されている。吸引手段22は、吸引ポンプや、ガスエジェクタ、水エジェクタ、スチームエジェクタなどで構成することができる。
従って、ワークWの洗浄中に吸引手段22を駆動することによって、ベアリング14、15などの発塵源からの発塵物が流通する第1の固定体11と回転体13との間の空隙の気体を吸引して、ワークWの裏面中央部に到達する発塵物を抑制することができる。
なお、排気管21は、金属で構成せずに、耐薬品性の高いテトラフルオロエチレン(PFA)などのフッ素系樹脂で構成することが好ましい。
上記排気口20は、第1のベアリング14の上側のベアリング14aよりも高い位置に設けられていることが好ましい。これにより、第1の固定体11の第1の筒状部11aと回転体13の第2の筒状部13aとの間の空隙を流通する発塵物をより多く除去することができる。
また、排気口20は、第1の固定体11の第1の筒状部11aおよび蓋体11bの双方に設けられていることが好ましい。これにより、第2の固定体12と回転体13の第2の筒状部13aとの間に配置された第2のベアリング15や、回転ベルト16やモータ17、プーリー(図示せず)などから発生し、装置1の外周で発生する乱流によって第1の固定体11と回転体13との間を通過する発塵物や、ワークWの下方の空間に存在する洗浄液のミストについても除去することができる。
さらに、同一の高さ位置にて、4つ以上の排気口20が周方向に等間隔に設けられていることが好ましい。これにより。洗浄中に発塵物の除去を均一に行うことができる。
上記第1の固定体11、第2の固定体12および回転体13の外周には、洗浄中にワークの外周方向に飛散する洗浄液が装置1の外部に飛散するのを防止する水受けカバー23と、洗浄液を受ける水受けカップ24が設けられている。水受けカップ24には、洗浄液を排出する排液管24aと、装置1内の空気を排気する排気管24bが設けられている。
このような洗浄装置1を用いてワークWの洗浄を行うことにより、洗浄後に、ワークWの裏面中央部でのパーティクル付着量が増加するのを抑制することができる。
(ワークの洗浄方法)
本発明によるワークの洗浄方法は、上述した本発明によるワークの洗浄装置を用いてワークの両面を洗浄する方法であり、回転体13を第1の回転速度で回転させてワークWを回転させつつ、上部ノズル18からワークWの表面にむけて洗浄液を噴射するとともに、下部ノズル19からワークWの裏面にむけて洗浄液を噴射して、ワークWの両面を洗浄する洗浄工程と、回転体13を第1の回転速度よりも高い第2の回転速度で回転させて洗浄後のワークWを乾燥させる乾燥工程とを含む。ここで、乾燥工程における少なくともワークWの回転速度が600rpm以上の期間において、吸引手段22を駆動させて排気口20から第1の固定体11と回転体13との間の空隙の気体を排気することを特徴とする。
上述のように、本発明によるワークの洗浄装置1によって、ベアリング14、15などの発塵源からの発塵物を除去して、洗浄後に、ワークWの裏面中央部でのパーティクル付着量が増加するのを抑制することができる。
そして、後述する実施例に示すように、乾燥工程における少なくともワークWの回転速度が600rpm以上の期間において、吸引手段22を駆動させて排気口20から第1の固定体11と回転体13との間の空隙の気体を排気することにより、洗浄後に、ワークWの裏面中央部でのパーティクル付着量が増加するのを防止することができる。
このように、本発明によるワークの洗浄方法は、洗浄時に排気ラインによって発塵源からの発塵物を除去することに特徴を有しており、具体的な洗浄条件は特に限定されず、必要に応じた条件で行うことができる。
例えば、シリコンウェーハの洗浄を行う場合には、デバイスを形成する表面を上側に向けて、図2に示すように、回転テーブル13b上のワーク保持体13c上にシリコンウェーハを載置する。次に、モータ17を駆動して第2の筒状部13aを介して回転テーブル13bを例えば100~2000rpmの回転速度で回転させる。この状態で、上部ノズル18および下部ノズル19から、それぞれ、シリコンウェーハの表面および裏面に向かって洗浄液を噴射させる。
使用する洗浄液は、特に限定されず、目的に応じて適切な洗浄液を使用することができる。例えば、洗浄液としては、オゾン水、フッ酸溶液、アンモニア過水などを用いることができる。
シリコンウェーハの表面においては、重力によりシリコンウェーハの表面(おもて面)に付着した洗浄液が、遠心力によりシリコンウェーハの外周方向へと流されて、洗浄液が全面に広げられる。また、裏面側においても、シリコンウェーハに表面張力で付着した洗浄液が、遠心力によって全面に広げられる。こうして、シリコンウェーハの表裏面を洗浄することができる(洗浄工程)。
次に、回転テーブル13bをさらに高速に回転させるとともに、吸引手段22を駆動して排気を開始して、シリコンウェーハを乾燥させる。乾燥が終了したら、回転テーブル13bを減速し、回転テーブル13が停止した時点で吸引手段22の駆動を停止する。
なお、使用する洗浄液によっては、洗浄液によるスピン洗浄後、上部ノズル18および下部ノズル19から超純水やオゾン水を噴射して、シリコンウェーハの表面および裏面に残留する洗浄液を除去するようにリンス処理を行ってもよい。
上記において、シリコンウェーハから流れ落ち、または、遠心力により飛ばされた洗浄液または超純水の排水は、水受けカバー23および水受けカップ24によって受け止められ、排液管24aから排出される。こうして、シリコンウェーハを洗浄することができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は実施例に限定されない。
(発明例1~5、比較例1~5)
図1に示したワークの洗浄装置1を用い、シリコンウェーハの洗浄を行った。図3は、シリコンウェーハの洗浄レシピを示しており、洗浄工程の加速時間(図3の(0)~(1))は8秒、300rpmでの保持時間(図3の(1)~(2))は77秒とし、乾燥工程の加速時間(図3の(2)~(3))は10秒、1500rpmでの保持時間(図3の(3)~(4))は25秒、減速時間(図3の(4)~(5))は7秒とした。
洗浄工程においては、シリコンウェーハの回転速度300rpmとした状態で、オゾン水による酸化洗浄処理とフッ酸溶液による酸洗浄処理を3回繰り返した後、オゾン水を用いてリンス処理を行った。また、乾燥工程では、シリコンウェーハを回転速度1500rpmで回転させてスピン乾燥させた。上記洗浄工程および乾燥工程において、表1に示した排気開始タイミングで吸引手段22を駆動し、排気終了タイミングで吸引手段22の駆動を停止した。
Figure 0007287271000001
上記従来例、発明例1~5、比較例1~5のシリコンウェーハについて、洗浄前および洗浄後において、ウェーハの裏面に付着しているパーティクルの数をパーティクル測定器(KLA-Tencor社製:Surfscan SP2)により測定した。そして、洗浄後に増加したパーティクルの数の増加の有無を調べた。得られた結果を表1に示す。
図4は、洗浄中に付着したパーティクルを示すLPDマップを示しており、(a)は従来例、(b)は比較例1、(c)は発明例1に関するものである。なお、図4は、洗浄後のLPDマップから洗浄前のLPDマップを差し引くことによって得られたものである。
図4から明らかなように、従来例および比較例については、洗浄中にパーティクルが付着していることが分かる。ただし、排気を行った比較例1については、従来例に比べて増加したパーティクルの数は少ないことが分かる。これは、比較例2~5についても同様であった。一方、発明例1については、洗浄中にパーティクルは付着しなかった。つまり、乾燥工程の加速開始後600rpmに到達する前に排気を開始し、減速開始後600rpm到達時移行の排気を停止すれば、すなわち、シリコンウェーハの回転速度が600rpm以上の期間において排気すれば、パーティクルの付着量の増加を防止できることが分かる。これは、発明例2~5についても同様であった。
本発明によれば、洗浄後に、ワークの裏面中央部でのパーティクル付着量が増加するのを抑制することができるため、半導体ウェーハ製造業において有用である。
1 ワークの洗浄装置
11 第1の固定体
11a 第1の筒状部
11b 蓋体
12 第2の固定体
13 回転体
13a 第2の筒状部
13b 回転テーブル
13c ワーク保持体
13d 凹部
14 第1のベアリング
15 第2のベアリング
16 回転ベルト
17 モータ
18 上部ノズル
19 下部ノズル
20 排気口
21 排気管
22 吸引手段
23 水受けカバー
24 水受けカップ
24a 排液管
24b 排気管
W ワーク

Claims (4)

  1. 鉛直方向に延在する筒状の第1の筒状部と、該第1の筒状部の上部を覆う蓋とを有する第1の固定体と、
    前記第1の固定体の前記第1の筒状部よりも大きな径を有し、前記第1の固定体の前記第1の筒状部を内部に収容する筒状の第2の固定体と、
    前記第1の固定体の前記第1の筒状部よりも大きな径かつ前記第2の固定体よりも小さな径を有する筒状の第2の筒状部と、該第2の筒状部の上部に配置された回転テーブルと、該回転テーブルの表面に設けられ、洗浄対象のワークを保持するワーク保持体とを有し、前記第2の筒状部が前記第1の固定体の前記第1の筒状部と前記第2の固定体との間に配置された回転体であって、該回転体は、前記第1の固定体の前記第1の筒状部と前記回転体との間の空隙に配置された上下一対の第1のベアリング、および前記第2の固定体と前記回転体の前記第2の筒状部との間の空隙に配置された上下一対の第2のベアリングによって前記第1の固定体および前記第2の固定体に回転自在に支持されている、回転体と、
    前記ワークの表面にむけて洗浄液を噴射する上部ノズルと、
    前記第1の固定体の内部に配されるとともに前記蓋体に固定され、前記ワークの裏面に向けて洗浄液を噴射する下部ノズルと、を備えるワークの洗浄装置において、
    前記第1の固定体に設けられ、前記第1の固定体と前記回転体との間の空隙の気体を前記空隙から排気するための排気口と、
    前記第1の固定体内に配置され、一端が前記排気口に接続された排気管と、
    前記排気管の他端に接続され、前記第1の固定体と前記回転体との間の空隙の気体を吸引する吸引手段と、
    を備え
    前記排気口は、前記第1のベアリングの上側のベアリングよりも高い位置に設けられており、
    前記排気口は、前記第1の筒状部および前記蓋体の双方に設けられていることを特徴とするワークの洗浄装置。
  2. 同一の高さ位置にて、4つ以上の排気口が周方向に等間隔に設けられている、請求項に記載のワークの洗浄装置。
  3. 請求項1または2に記載のワークの洗浄装置を用いてワークの両面を洗浄する方法であって、
    前記回転体を第1の回転速度で回転させて前記ワークを回転させつつ、前記上部ノズルから前記ワークの表面にむけて洗浄液を噴射するとともに、前記下部ノズルから前記ワークの裏面にむけて洗浄液を噴射して、前記ワークの両面を洗浄する洗浄工程と、
    前記回転体を前記第1の回転速度よりも高い第2の回転速度で回転させて洗浄後の前記ワークを乾燥させる乾燥工程とを含むワークの洗浄方法において、
    前記乾燥工程における少なくとも前記ワークの回転速度が600rpm以上の期間において、前記吸引手段を駆動させて前記排気口から前記第1の固定体と前記回転体との間の空隙の気体を排気することを特徴とするワークの洗浄方法。
  4. 前記ワークはシリコンウェーハである、請求項に記載のワークの洗浄方法。
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