JP2000160084A - 赤色カラーレジストインキ - Google Patents

赤色カラーレジストインキ

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JP2000160084A
JP2000160084A JP33619898A JP33619898A JP2000160084A JP 2000160084 A JP2000160084 A JP 2000160084A JP 33619898 A JP33619898 A JP 33619898A JP 33619898 A JP33619898 A JP 33619898A JP 2000160084 A JP2000160084 A JP 2000160084A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶ディスプレイ用カラーフィルターに用
いたときに、高水準の明彩度性を与える赤色カラーレジ
ストインキを提供する。 【解決手段】 赤色顔料を感光性樹脂組成物に分散して
なる赤色カラーレジストインキにおいて、赤色顔料とし
てジケトピロロピロールを、顔料誘導体としてジケトピ
ロロピロールスルホン酸誘導体を各々必須成分として分
散してなる赤色カラーレジストインキであり、更に、ジ
ケトピロロピロールの1次粒子径が100nm以下に微
粒化処理されてなる赤色カラーレジストインキである。
また、上記の赤色顔料と顔料誘導体、カチオン性高分子
分散剤及び有機溶剤を分散調製して得られた赤色顔料分
散体組成物を感光性樹脂組成物に配合してなる赤色カラ
ーレジストインキである。更に、赤色画素が、上記の赤
色顔料と顔料誘導体とを必須成分として含むカラーフィ
ルタである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
用カラーフィルタなどに用いられる新規な赤色カラーレ
ジストインキ及びこれを用いたカラーフィルタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、赤色顔料としてジケトピロロ
ピロールを用いた高分子有機材料の着色用のための組成
物は知られており、これは、例えば、粉体、ペースト、
フラッシュペースト及び調剤として使用することがで
き、印刷インキ、サイジングカラー、バインダーカラー
やコーティング材料に適していることが開示されている
(例えば、特開平8−20731号公報及び特開平8−
27391号公報)。
【0003】また、赤色顔料として4,4'−ジアミノ-1,
1'-ビアントラキノンを配合させてなる分散体を用いた
赤色カラーレジストインキは既に知られており、例えば
特公平6−95211号公報及び特開平7−30631
2号公報に開示されている。
【0004】しかしながら、従来の技術による赤色カラ
ーレジストインキを用いた液晶ディスプレイ用カラーフ
ィルタ(以下、LCD用CFともいう)では、最近の高
品位LCDに要求される高水準の明彩度性が達成できな
いという課題を抱えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、LCD用CFに用いたとき高水準の明彩度性を与え
る赤色カラーレジストインキを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、前
記課題を解決するための手段を研究した結果、赤色顔料
を感光性樹脂組成物に分散してなる赤色カラーレジスト
インキにおいて、ジケトピロロピロールが、従来から赤
色顔料として用いられてきた4,4'−ジアミノ-1,1'-ビア
ントラキノンに比べて、分光透過曲線の550〜600
nm付近に現れる立ち上がりの傾きが大きいという特性
を有することに着目し、赤色顔料としてこのジケトピロ
ロピロールを適用した赤色カラーレジストインキを用い
ると、等色関数y(λ)との重なり面積が大きい、即ち
明度Y値が従来より大幅に改善されたLCD用CFを得
ることができ、更に、赤色顔料としてこのジケトピロロ
ピロールの微粒化処理品を用いることにより、Y値の増
大傾向が一層加速されることを見出した。
【0007】一方、本発明者らは、ジケトピロロピロー
ルは、顔料分散性及び分散安定性において従来顔料より
劣るという課題も抱えていたため、分散助剤として顔料
誘導体であるジケトピロロピロールスルホン酸誘導体を
必須成分として配合し、これを分散させることで課題が
解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明は、赤色顔料を感光性樹
脂組成物に分散してなる赤色カラーレジストインキにお
いて、赤色顔料としてジケトピロロピロールを、顔料誘
導体としてジケトピロロピロールスルホン酸誘導体を各
々必須成分として分散させた赤色カラーレジストインキ
であり、更に、ジケトピロロピロールの1次粒子径が1
00nm以下に微粒化処理されたものである赤色カラー
レジストインキである。
【0009】また、本発明は、ジケトピロロピロール、
ジケトピロロピロールスルホン酸誘導体、カチオン性高
分子分散剤及び有機溶剤を分散調製して得られた赤色顔
料分散体組成物を感光性樹脂組成物に配合してなる赤色
カラーレジストインキである。
【0010】更に、本発明は、赤色画素が、赤色顔料と
してジケトピロロピロールを、顔料誘導体としてジケト
ピロロピロールスルホン酸誘導体を各々必須成分として
含むカラーフィルタである。
【0011】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の赤色カラーレジストインキに赤色顔料として用い
られるジケトピロロピロールは、例えばp-クロロベンゾ
ニトリルとブロモ酢酸エステルを亜鉛粉末の存在下で反
応させることで製造できるが、製造法は特に限定される
ものではない。このジケトピロロピロールの市販品の例
としては、Ciba Specialty Chemicals社製PR-254:商品
名Irgazin DPP Red BO、Irgazin DPP Red BL、Cromopht
al DPPRed BP 、Cromophtal DPP Red BOC等が挙げられ
る。
【0012】本発明で赤色顔料として用いられるジケト
ピロロピロールは、従来から用いられてきた赤色顔料で
ある4,4'−ジアミノ-1,1'-ビアントラキノンに比べて、
分光透過曲線の550〜600nm付近に現れる立ち上
がりの傾きが大きいという特性を有する。そのため、赤
色顔料としてジケトピロロピロールを適用した赤色カラ
ーレジストインキでカラーフィルタを製造することによ
り、等色関数y(λ)との重なり面積が大きい、即ち明
度Y値が従来より大幅に改善されたカラーフィルタが得
られる。
【0013】また、本発明で用いられるジケトピロロピ
ロールは、1次粒径を100nm以下にした微粒化処理
品を用いることが、明度Y値の更なる向上の点から好ま
しい。微粒化処理法としては、例えば食塩の存在化でミ
ル破砕を行うソルトミリング法等が知られているが、微
粒化法は特に限定されるものではない。微粒化ジケトピ
ロロピロールの市販品の例としては、Ciba Specialty C
hemicals社製PR-254:商品名Irgaphor Red B-CF 、Irga
phor Red BT-CF等が挙げられる。
【0014】更に、本発明で用いられるジケトピロロピ
ロールは、有機溶剤で洗浄精製して不純物を除去したも
のを用いることが、カラーフィルタ製造時の透明電極ス
パッタリング工程等において250℃程度の高温に曝さ
れた場合に生ずる不純物起因の結晶析出の問題や変色の
問題を改善する点から好ましい。ここで、ジケトピロロ
ピロール中の不純物としては、ジケトピロロピロールを
製造する際に使用する原料物質の残存物等である有機
物、例えば4−クロロベンゾニトリル等が挙げられる。
【0015】従って、ジケトピロロピロールの洗浄に用
いる有機溶剤としては、上記不純物を溶解し、かつ、ジ
ケトピロロピロールを溶解しないものであれば特に制約
はなく、例えば、トルエン、キシレン等の芳香族溶剤
や、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン溶剤等を挙げることができる。
【0016】また、本発明で用いられる赤色顔料には、
調色の点から黄色顔料を共分散配合させてもよい。黄色
顔料を配合することにより、分光透過曲線は低波長側に
移動するので明度Y値の向上に有利に働く。
【0017】このような黄色顔料としては、C.I.ピグメ
ントナンバーのPY-83 、PY-139等を用いることができ
る。黄色顔料の市販品を例示すると、PY-83 としては、
Ciba Specialty Chemicals社製:商品名Irgalite Yello
w B3R 、大日精化工業(株)製:商品名セイカファース
トエロー2770、ECR-204 を、また、PY-139としては、Ci
ba Specialty Chemicals社製:商品名Irgaphor Yellow
2R-CF 、BASF社製:商品名Paliotol Yellow L1820 、D1
819 を各々挙げることができる。
【0018】本発明で顔料誘導体として用いられるジケ
トピロロピロールスルホン酸誘導体は、下記一般式
(1)
【0019】
【化1】
【0020】(但し、式中、Xは水素又はハロゲンを示
し、m、nはm+n=1〜4である)で表すことがで
き、上記ジケトピロロピロールスルホン酸誘導体は、例
えば、ジケトピロロピロールを濃硫酸、発煙硫酸、クロ
ルスルホン酸又はそれらの混合液に溶解し、室温ないし
80〜90℃に加熱し、次いで多量の水で希釈して得た
懸濁液を濾過した後、水洗し、得られたフィルターケー
キを乾燥し、粉砕して製造することができる。
【0021】この顔料誘導体であるジケトピロロピロー
ルスルホン酸誘導体は、赤色顔料であるジケトピロロピ
ロールと同一の分子骨格を有するため、ジケトピロロピ
ロールスルホン酸誘導体とジケトピロロピロールとを共
分散させた場合、ジケトピロロピロールスルホン酸誘導
体がジケトピロロピロール表面に吸着合体すると考えら
れ、この際に、スルホン酸基は合体した顔料表面に出て
顔料表面の負の表面電位を増大させ、静電気的反発力に
よる顔料分散性及び分散安定性の増大に寄与し、更に、
ジケトピロロピロールスルホン酸誘導体は、前記した負
電位増大によって、後述するカチオン性高分子分散剤の
吸着性及び吸着力を増大させ、同分散剤による立体反発
力も増大させてその顔料分散性及び分散安定性を一層増
大させる分散助剤としての機能を発揮するものと考えら
れる。
【0022】本発明の赤色カラーレジストインキは、上
記のジケトピロロピロールとジケトピロロピロールスル
ホン酸誘導体のと共分散体と、感光性樹脂組成物とから
成るものである。このジケトピロロピロールとジケトピ
ロロピロールスルホン酸誘導体との共分散体は、それ自
身が前記した静電気的反発力による分散性を有するもの
であるが、更に立体反発効果を付与する目的で、分散剤
としてカチオン性高分子分散剤を用いることが好まし
い。
【0023】このカチオン性高分子分散剤としては、顔
料に吸着するアンカーの役割を果たすカチオン性基部分
と、立体反発効果によって分散性を付与する高分子鎖部
分とを有する分散剤であれば、いずれも使用できる。
【0024】例えば、(a)ポリエチレンイミンのよう
なポリ(低級アルキレンイミン)とヒドロキシステアリ
ン酸のエステルのような遊離のカルボン酸基を有するポ
リエステルとの反応により形成されたアミド又は塩より
なり、その中でそれぞれのポリ(低級アルキレンイミ
ン)連鎖に最低2つのポリエステル連鎖が結合されてい
る分散剤(特公昭63−30057号公報参照)が挙げ
られる。
【0025】また、(b)ポリイソシアネート化合物の
イソシアネート基に、メトキシポリエチレングリコール
等のアルコール類やカプロラクトンポリエステル等のポ
リエステル類等の水酸基を1個有する化合物と、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4-ブ
タンジオール、 1,12-ジアミノドデカン、ヤシ油酸のジ
エタノールアミド等の2〜3個のイソシアネート基反応
性官能基を有する化合物と、N,N-ジアリルメラミン、 4
-(2-ヒドロキシエチル)-ピリジン、 4-(2-アミノエチ
ル)-ピリジン、 4-(アミノメチル)-ピリジン、 1-(2-ア
ミノエチル)-ピペラジン、N,N-ジメチル−1,3-ジアミノ
プロパン、 1-(2-ヒドロキシエチル)-イミダゾール、 1
-(3-アミノプロピル)-イミダゾール、3-メルカプト−1,
2,4-トリアゾール、2-アミノ−6-メトキシベンゾチアゾ
ール等のイソシアネート基反応性官能基と第3級アミノ
基とを有する脂肪族又は複素環式炭化水素化合物とを順
次反応させて得られた分散剤(特開昭60−16631
8号公報参照)も挙げられる。
【0026】更に、(c)スチレンやビニルトルエン等
のスチレン又はその誘導体、種々の(メタ)アクリル酸
又はそのエステル、2-ヒドロキシエチルメタクリレート
やグリシジルメタクリレート等を始めとする水酸基やグ
リシジル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、イソ
ホロンジイソシアネート等のポリイソシアネート化合
物、 1-(3-アミノプロピル)-イミダゾールや3-メルカプ
ト−1,2,4-トリアゾール等のポリマー鎖に結合可能な少
なくとも1つの反応性官能基(-OH, -NH2, -NHR,-COOH,
−ジスルホン酸H)と塩基性複素環式基とを有する化合
物、及びビニルイミダゾールやビニルピリジン等のビニ
ル基と塩基性複素環式基とを有する重合性化合物から選
ばれた複数の化合物を重合させ又は反応させて得られる
塩基性複素環式基を含む重合体からなる分散剤(特開平
1−164429号公報参照)等も良好に使用できる。
【0027】このようなカチオン性高分子分散剤の市販
品を例示すると、(a)の分子構造を有する分散剤とし
ては、Zeneca社製:商品名Solsperse 13000 シリーズ、
24000 シリーズ、26000 シリーズ、28000 シリーズ、32
550 シリーズを、(b)の分子構造を有する分散剤とし
ては、BYK Chemie社製:商品名Disperbyk-160 、161、1
62 、163 、164 、182 、184 を、(c)の分子構造を
有する分散剤としては、EFKA Chemicals BV 社製:商品
名EFKA-46 、47、48等をそれぞれ挙げることができる。
【0028】本発明の赤色カラーレジストインキにおい
て、赤色顔料及び顔料誘導体を感光性樹脂中に分散させ
る方法としては、予め、赤色顔料であるジケトピロロピ
ロールと顔料誘導体であるジケトピロロピロールスルホ
ン酸誘導体とを、分散剤を溶解させた有機溶剤中に共分
散させて赤色顔料分散体組成物を調製し、これを感光性
樹脂を含む組成物(好ましくは光重合開始剤を除いた組
成物)と混合して分散させる方法や、赤色顔料であるジ
ケトピロロピロールと顔料誘導体であるジケトピロロピ
ロールスルホン酸誘導体とを感光性樹脂を含む組成物中
に直接分散させる方法等が挙げられるが、カラーレジス
トインキの安定性の面から前者の方法が好ましい。
【0029】上記で用いられる有機溶剤としては、顔料
の分散性と分散剤の溶解性に優れる点からエステル類、
ケトン類、多価アルコール誘導体、含窒素系溶剤等を用
いることができ、例えばエステル類では酢酸エチル、酢
酸ブチル等が挙げられ、ケトン類ではシクロヘキサノ
ン、エチルブチルケトン等が挙げられ、多価アルコール
誘導体ではエチレングリコールモノエチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート等が挙げられ、また、含窒素系溶剤ではジメチル
ホルムアミド等が挙げられる。
【0030】本発明の赤色カラーレジストインキにおい
て、赤色顔料であるジケトピロロピロールと顔料誘導体
であるジケトピロロピロールスルホン酸誘導体との配合
割合は、微細分散性の観点、更にはカラーレジストイン
キの色特性、特に高分光透過性及び高コントラスト性の
観点から、ジケトピロロピロールとジケトピロロピロー
ルスルホン酸誘導体との総量100重量部当たり、ジケ
トピロロピロールスルホン酸誘導体を1〜20重量部と
するのが好ましい。また、カチオン性高分子分散剤を使
用する場合は、ジケトピロロピロールとジケトピロロピ
ロールスルホン酸誘導体の総量100重量部当たり5〜
50重量部とするのが好ましい。
【0031】赤色顔料であるジケトピロロピロールと顔
料誘導体であるジケトピロロピロールスルホン酸誘導体
とを共分散させてインキ又は赤色顔料分散体組成物とす
る場合、赤色顔料、顔料誘導体、分散剤及び有機溶剤又
はこれらと感光性樹脂等を先ずロールミルを用いて混練
した後、有機溶剤を追加しビーズミルを用いてさらに分
散させ、インキ又は赤色顔料分散体組成物を製造するこ
とが粗粒解消等の分散性向上の点から好ましい。
【0032】このロールミルとしては2本ロールミル、
3本ロールミル等が使用できるが、混練能力の点から3
本ロールミルが好ましい。3本ロールミルの運転条件
は、前ロール回転数50〜200rpm、前ロール:中
ロール:後ロールの各回転比が1.0:1.5:5.0
〜1.0:3.0:8.0であることが好ましい。ロー
ルミル混練を行うことにより、分散安定性がより向上す
る。
【0033】また、ビーズミルにはディスク回転型ビー
ズミル、アニュラー型ビーズミル等が使用できる。ディ
スク回転型ビーズミルを使用した場合の運転条件は、分
散能力の点からビーズ径0.1〜1.0mmφ、ビーズ
充填率80%以上、ディスク周速10〜20m/秒とす
ることが好ましい。このようなビーズミルの市販装置例
としては、ディスク回転型では WAB社製:商品名DYNO-M
ILL 、(株)井上製作所製:商品名マイティーミル、 E
IGER社製:商品名MOTOR MILL等が挙げられ、また、アニ
ュラー型ではEIRICH社製:商品名DCP-ジスルホン酸UPER
FLOW、 WAB社製:商品名DYNO-MILL ECM 、三菱重工
(株)製:商品名ダイヤモンドファインミル、(株)井
上製作所製:商品名スパイクミル等が挙げられる。
【0034】本発明の赤色カラーレジストインキは、赤
色顔料であるジケトピロロピロール及び顔料誘導体であ
るジケトピロロピロールスルホン酸誘導体の共分散体を
透明樹脂に分散させたものであり、この透明樹脂は、光
重合性樹脂又はモノマー若しくはオリゴマーからなる感
光性樹脂である。また、本発明でいう感光性樹脂組成物
は上記樹脂又はモノマー若しくはオリゴマーの他に、光
重合開始剤及び有機溶剤とを通常含み、硬化した状態で
樹脂となるものであればよく、未硬化の状態においては
樹脂化していない成分のみからなるものを含む。
【0035】このような感光性樹脂としては、例えば2-
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テ
トラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テト
ラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールエタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセロール(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールA型エポキシ(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールF型エポキシ(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールフルオレン型エポキ
シジ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エス
テル類などが挙げられる。これらの光重合性モノマー、
オリゴマーは単独で使用してもよいし、2種以上を併用
してもよい。
【0036】また、光重合開始剤としては、例えばアセ
トフェノン、 2,2'-ジエトキシアセトフェノン、p-ジメ
チルアセトフェノン、 p-tert-ブチルアセトフェノン等
のアセトフェノン類、ベンゾフェノン、2-クロロベンゾ
フェノン、 p,p'-ビスジメチルアミノベンゾフェノン等
のベンゾフェノン類、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテ
ル等のベンゾインエーテル類、2-メチル-1-[ 4-(メチル
チオ)フェニル]-2-モンフォリノプロパノン−1,2-ベン
ジル−2-ジメチルアミノ-1-(4-モノフォリオフェニル)-
ブタノン-1等のα−アミノアルキルフェノン類、ベンジ
ルジメチルケタール、チオキサンソン、2-クロロチオキ
サンソン、2,4-ジエチルチオキサンソン等のイオウ化合
物などが挙げられる。これらの光重合開始剤は単独で使
用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0037】また、有機溶剤としては、例えばメチルイ
ソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、エチルセロソルブアセテート、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート等のセロソルブ類など
が挙げられる。これらの有機溶剤は単独で使用してもよ
いし、2種以上を併用してもよい。
【0038】上記の赤色顔料と顔料誘導体の合計若しく
はこれらを事前に赤色顔料分散体組成物とする場合はそ
の量と、感光性樹脂組成物の配合割合は、露光感度及び
現像性の要求度合に応じて適宜選定されるが、通常、固
形分の重量比で、前者:後者=5:95〜30:70で
あるのが好ましい。このようにして得られたインキは、
カラーフィルタ用赤色インキとして好適であり、このイ
ンキを使用して得られるカラーフィルタは画素中にこれ
を硬化させて得られる膜を有する。なお、このインキを
用いてカラーフィルタを製造する方法としては、公知の
方法を採用できる。
【0039】
【発明の実施の形態】次に、実施例及び比較例により、
本発明を更に具体的に説明する。実施例及び比較例に用
いた顔料、顔料誘導体、分散剤及び有機溶剤の略号を以
下に示す。
【0040】<赤色顔料> DPP−1:微細化処理ジケトピロロピロール(Ciba S
pecialty Chemicals社製:商品名Irgaphor Red B-CF ) DPP−2:DPP−1のトルエン洗浄精製品 DBA−1:4,4'-ジアミノ-1,1'-ビアントラキノン
(Ciba Specialty Chemicals社製:商品名Cromophtal R
ed A2B) DBA−2:微細化処理4,4'-ジアミノ-1,1'-ビアント
ラキノン(Ciba Specialty Chemicals社製:商品名Crom
ophtal Red A3B)
【0041】<黄色顔料> IY:微細化処理イソインドリンイエロー(Ciba Speci
alty Chemicals社製:商品名Irgaphor Yellow 2R-CF ) <顔料誘導体> DPP−S:下記一般式(2)
【0042】
【化2】
【0043】で表されるジケトピロロピロールスルホン
酸誘導体 <分散剤> D:前記(a)の分子構造を有するカチオン性高分子分
散剤(Zeneca社製:商品名Solsperse 24000GR ) <有機溶剤> S−1:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート S−2:シクロヘキサノン
【0044】実施例1〜3 〔赤色顔料分散体組成物(ジケトピロロピロール/ジケ
トピロロピロールスルホン酸誘導体共分散体)の調製〕
表1に示す通り、赤色顔料、黄色顔料、顔料誘導体及び
分散剤を有機溶剤に、顔料誘導体配合率〔顔料誘導体/
(赤色顔料+黄色顔料+顔料誘導体)〕×100が8〜
10重量%、分散剤配合率〔分散剤/(赤色顔料+黄色
顔料+顔料誘導体)〕×100が24〜25重量%とな
るように配合した。この配合物をロール材質アルミナセ
ラミックの3本ロールミル〔(株)井上製作所製:商品
名C-43/4×10)で混練した。3本ロールミルの運
転条件は前ロール回転数120rpm、前ロール:中ロ
ール:後ロールの回転比は、1.0:2.6:6.8と
し、5パスのロール通しを行い3本ロール混練物を得
た。この3本ロール混練物に有機溶剤S−1を表1に示
す配合で追加配合した後、ディスク回転型ビーズミル(W
AB社製:商品名DYNO-MILL KDL-Special)で分散を行っ
た。ビーズミルの運転条件は、ビーズ径0.3mmφ、
ディスク周速14m/秒、装入圧力0.5barとし、
5パス通しを行い赤色顔料分散体組成物(ジケトピロロ
ピロール/ジケトピロロピロールスルホン酸誘導体共分
散体)を得た。
【0045】〔赤色顔料分散体組成物(ジケトピロロピ
ロール/ジケトピロロピロールスルホン酸誘導体共分散
体)の特性評価〕この赤色顔料分散体組成物について、
以下の方法に従って特性評価を行った。特性評価の結果
を表1に示す。表1から、実施例1と比較例1とを比較
すると、実施例1は顔料誘導体であるジケトピロロピロ
ールスルホン酸誘導体を配合することではじめて分散が
可能となることがわかった。また、実施例2は実施例1
よりも低粘度化されており、黄色顔料IYの共分散によ
って更なる分散性改良を成し得ることがわかった。
【0046】<粘度>粘度は、赤色顔料分散体組成物を
密閉ポリ容器に入れて激しく手で振り、25℃の恒温水
槽中で30分静置した後、B型粘度計〔(株)トキメッ
ク製:商品名BL型)を用い、回転数6rpm、60rp
m、温度25℃で測定した。
【0047】<TI値(チクソトロピーインデックス
値)>TI値は、回転数6rpmのときの粘度を回転数
60rpmの粘度で除した値である。すなわち、この値
が小さく1に近い程、チクソトロピー性が小さい(ニュ
ートン流動性が大きい)ことを示す。
【0048】<平均粒径>平均粒径は、赤色顔料分散体
組成物0.001gを有機溶剤プロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート40gで希釈し、超音波洗
浄器中で90秒間超音波分散を行って測定試料を調製
し、レーザードップラー法粒度分布測定装置〔大塚電子
(株)製:商品名ELS-800 〕を用いて測定した。
【0049】〔カラーレジストインキの調製〕透明樹脂
の樹脂成分として、フルオレン骨格を有するエポキシア
クリレート樹脂溶液〔新日鐵化学(株)製:商品名V-25
9ME 固形分55.3%〕150.91g、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製:商
品名KAYARAD DPHA)35.76g、ビフェニル骨格を有
するエポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製:商品
名エピコートYX-4000HK )17.88g、光重合開始剤
成分として、2-メチル−1-[4-(メチルチオ)フェニル]-
2-モンフォリノプロパン-1(Ciba Specialty Chemicals
社製:商品名Irgacur 907 )3.58g、 4,4'-ビス−
ジエチルアミノベンゾフェノン〔保土谷化学(株)製:
商品名EAB-F )1.93g、2,4-トリクロロメチル−
(4'-メトキシスチリル)-6-トリアジン〔みどり化学
(株)製:商品名TAZ-110 )5.36g、2-ベンジル−
2-ジメチルアミノ-1-(4-モルフォリノフェニル)-ブタノ
ン-1(Ciba Specialty Chemicals社製:商品名Irgacur3
69)1.79g、フッ素系界面活性剤〔住友スリーエム
(株)製:商品名フロラードFC-430)を0.12g、そ
れぞれ有機溶剤S−1の294.75gに溶解して固形
分濃度29.2%の感光性樹脂組成物を調製した。次い
で、この感光性樹脂組成物、前記の赤色顔料分散体組成
物(ビーズミル分散物)、有機溶剤S−1及びS−2を
表1に示す配合で混合し、赤色カラーレジストインキを
調製した。
【0050】〔カラーレジストインキの特性評価〕この
カラーレジストインキをスピンコーター〔ミカサ(株)
製品〕を用いて5インチ角、厚さ1mmの青板ガラス板
上に塗工した。このときのスピンコーター回転数は、イ
ンキ膜厚が1.5μm(ポストベーク後)となるように
調整し、時間は10秒とした。次に、このインキ塗工ガ
ラス板をプレベークした。プレベーク条件は80℃、3
分間とした。次に、プレベークインキ塗工ガラス板にフ
ォトマスクを乗せた後、200mj/cm2 のUV露光
を行った。このUV照射インキ塗工ガラス板を0.4%
炭酸ナトリウム水溶液で25秒間アルカリ現像した。こ
のアルカリ現像インキ塗工ガラス板を230℃、30分
間ポストベークしてモデル赤色カラーフィルタを作成し
た。このようにして作成したモデル赤色カラーフィルタ
を試料として、以下の方法に従って赤色カラーレジスト
インキの色特性を評価した。結果を表1に示す。本実施
例で得た赤色カラーレジストインキを用いて調製したモ
デル赤色カラーフィルタは、分光透過率および明度Y値
に極めて優れた特性を示し、LCDの高明彩度化要求に
とって極めて有用な材料となることが示された。
【0051】<分光透過率>分光光度計〔東京電色
(株)製:商品名カラーアナライザーTC-1800MK2)を用
い、波長600nmの透過率で表した。
【0052】<明度Y値及び色度(x,y)>色度計
〔東京電色(株)製:商品名カラーアナライザーTC-180
0MK2)を用いて測定した値で表した。
【0053】<膜厚>触針式表面粗さ計〔東京精密
(株)製品〕を用いて測定した値で表した。
【0054】<耐熱試験>インキ塗膜を形成したガラス
塗板を280℃で1時間熱風オーブン中で暴露した後、
塗膜表面を反射型偏光顕微鏡を用いて400倍で観察
し、結晶析出の有無を評価した。
【0055】比較例1〜3 〔赤色顔料分散体組成物の調製と特性評価〕表1記載の
配合と実施例と同様の手順に従って3本ロール混練及び
ビーズミル分散を行って赤色顔料分散体組成物を調製
し、その特性を評価した。特性の評価結果も表1に示し
た。比較例1は、実施例1の配合から顔料誘導体DPP
−Sを除いた系であり、DPP−Sを除くことで分散は
不可能になった。
【0056】〔カラーレジストインキの調製と特性評
価〕表1記載の配合と実施例と同様の手順で赤色カラー
レジストインキを調製し、実施例と同様の手順でモデル
赤色カラーフィルタを作成し色特性を評価した。色特性
の評価結果も表1に示した。比較例1は、分散不可のた
めインキ調製ができず色評価には至らなかった。また、
比較例2及び3は、実施例2の赤色顔料DPPを各々D
AB−1、DAB−2に置き換えた系であり、実施例2
と比較すると、分光透過率、明度Yが低下した。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明の赤色カラーレジストインキは、
高分光透過性及び高Y値を有するため、高明彩度性を要
求されるLCD用CFの製造を可能にする点で極めて有
用である。また、本発明に用いる赤色顔料分散体組成物
は、カラーレジストインキ用以外にも、高光沢性を要求
される塗料、高透明性を要求される筆記用インキ、イン
クジェットプリンター用インキ、印刷インキ用としても
有用である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA00 AB13 AB20 AC01 AD01 BC14 BC43 BC74 CA01 CC12 CC20 2H048 AA09 BA45 BA47 BA48 4J039 AD03 AD10 AD21 AE04 AE06 BC13 BC14 BC16 BC24 BC51 BC65 BC74 BC79 BE01 BE12 BE22 CA07 EA05 EA15 GA17 GA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色顔料を感光性樹脂組成物に分散して
    なる赤色カラーレジストインキにおいて、赤色顔料とし
    てジケトピロロピロールを、顔料誘導体としてジケトピ
    ロロピロールスルホン酸誘導体を各々必須成分として分
    散させたことを特徴とする赤色カラーレジストインキ。
  2. 【請求項2】 ジケトピロロピロールの1次粒子径が1
    00nm以下に微粒化処理されたものである請求項1記
    載の赤色カラーレジストインキ。
  3. 【請求項3】 ジケトピロロピロールが有機溶剤で洗浄
    精製されたものである請求項1又は2記載の赤色カラー
    レジストインキ。
  4. 【請求項4】 ジケトピロロピロール、ジケトピロロピ
    ロールスルホン酸誘導体、カチオン性高分子分散剤及び
    有機溶剤を分散調製して得られた赤色顔料分散体組成物
    を感光性樹脂組成物に配合してなる赤色カラーレジスト
    インキ。
  5. 【請求項5】 赤色画素が、赤色顔料としてジケトピロ
    ロピロールを、顔料誘導体としてジケトピロロピロール
    スルホン酸誘導体を各々必須成分として含むことを特徴
    とするカラーフィルタ。
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