WO2009116493A1 - 接点装置 - Google Patents

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Abstract

 封止容器(20)は、ケース(21)と、筒体(22)と、閉塞板(23)とを有している。封止容器(20)は、固定接点(31)と、可動接点(40)と、アーク保護部(60)とを収容する。アーク保護部(60)は、周壁部(61)と、底部(62)とを有する。周壁部(61)は、固定接点(31)および可動接点(40)の両方からケース(21)と筒体(22)との接合部分を隠蔽する。底部(62)は、可動接点(40)と閉塞板(23)との間に位置する。また、封止容器(20)には、可動接点(40)を固定接点(31)に接触させる接圧付与ばね(51)が収容される。接圧付与ばね(51)は、可動接点(40)の位置に関わらずに可動接点(40)と底部(62)の両方に弾力的に接触するように、可動接点(40)と底部(62)との間に配置される。

Description

接点装置
 本発明は、接点装置、特にパワー負荷用のリレーや電磁開閉器等に好適な接点装置に関する。
 図25(a)に示すように、従来の接点装置1000は、封止容器1100を備える(日本国公開特許公報10-326530参照)。なお、以下では、図25(a)における上方向を接点装置1000の前方向、図1における下方向を接点装置1000の後方向と規定する。
 封止容器1100は、電気絶縁材料製の接点ケース1110と、金属製の筒体1120と、閉塞板1130とを有する。接点ケース1110は、後壁部に開口1111を有している。筒体1120の前端は、接点ケース1110の開口1111の周囲に気密に接合されている。閉塞板1130は、筒体1120の後端に気密に接合されている。封止容器1100には、固定接点1200と、可動接点1300とを収容される。
 また、接点装置1000は、シャフト1400を有する駆動装置1500を備える。シャフト1400の前端部は、保持ケース1600を備える。保持ケース1600は、可動接点1300を前後に移動可能に保持する。また、保持ケース1600には、接圧付与ばね1700が収容される。接圧付与ばね1700は、可動接点1300を所望の接圧で固定接点1200に接触させるために、可動接点1300を前方に付勢する。駆動装置1500は、電磁石を利用してシャフト1400を前後に移動させる。シャフト1400が後方に移動すれば可動接点1300が固定接点1200から離れ、前方に移動すれば可動接点1300が固定接点1200に接触する。
 また、封止容器1100内には、アーク保護部1140が収容される。図25(b)に示すように、アーク保護部1140は、筒状の周壁部1141と、鍔部1142とを有する。周壁部1141は、接点ケース1110と筒体1120との接合部分を固定接点1200および可動接点1300から隠蔽する。アーク保護部1140は、鍔部1142が筒体1120に接触するように押さえばね1150によって前方に付勢されている。これによって、アーク保護部1140は封止容器1100内の所定位置に保持されている。
 このように従来の接点装置1000では、アーク保護部1140を保持するために押さえばね1150が必要である。
 本発明は、上記の点に鑑みて為され、その目的は、アーク保護部の保持に必要な部品の数を減らして製造コストを低減できる接点装置を提供することである。
 本発明に係る接点装置は、固定接点、可動接点、およびアーク保護部を収容する封止容器を備える。また、前記接点装置は、オン位置とオフ位置との間で前記可動接点を移動させる駆動部を備える。前記オン位置は、前記可動接点が前記固定接点に接触する位置である。前記オフ位置は、前記可動接点が前記固定接点から離れる位置である。前記封止容器は、電気絶縁材料製のケースと、金属製の筒体と、閉塞板とを有する。前記ケースは、第1の壁部に開口を有している。前記筒体の軸方向の第1の端は、前記ケースの前記開口の周囲に気密に接合されている。前記閉塞板は、前記筒体の軸方向の第2の端に気密に接合されている。前記固定接点は、前記ケースの前記第1の壁部とは反対側の第2の壁部に取り付けられている。前記可動接点は、前記固定接点と前記閉塞板との間に配置されている。前記アーク保護部は、前記ケースと前記筒体との接合部分を前記固定接点および前記可動接点から隠蔽する周壁部を有している。また、前記アーク保護部は、前記可動接点と前記閉塞板との間に位置する底部を有している。前記駆動部は、前記可動接点を前記固定接点に接触させる接圧付与部を有している。前記接圧付与部は、前記可動接点の位置に関わらずに前記可動接点と前記アーク保護部の前記底部の両方に弾力的に接触するように、前記可動接点と前記アーク保護部の前記底部との間に配置されている。
 この発明によれば、前記可動接点を前記固定接点に接触させる前記接圧付与部によって前記アーク保護部を前記閉塞板に押圧している。そのため、前記アーク保護部が前記接圧付与部によって保持される。したがって、従来例のように前記アーク保護部を保持するための押さえばねが不要になる。その結果、アーク保護部の保持に必要な部品の数を減らして製造コストを低減できる。
 好ましくは、前記駆動部は、シャフトと、アクチュエータとを有する。前記シャフトは、前記可動接点、前記アーク保護部の前記底部、および前記閉塞板を貫通するように配置される。前記封止容器内の前記シャフトの第1の端部は、前記可動接点における前記固定接点側の面に接触する係止部を有する。前記封止容器外の前記シャフトの第2の端部は、前記アクチュエータに結合される。前記アクチュエータは、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点から引き離す位置と、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点に接触させる位置との間で、前記シャフトをその軸方向に沿って移動させるように構成される。前記封止容器には、前記アーク保護部の前記底部に形成された前記シャフト用の貫通孔周縁と前記シャフトとの隙間を覆う防塵部が収容される。前記防塵部は、前記接圧付与部と前記アーク保護部の前記底部との間に介在される鍔部を有する。
 この場合には、異物が前記アーク保護部の前記挿通孔を通過することを防止できる。また、前記接圧付与部によって防塵部を保持できるから、前記防塵部の保持用の部品を追加しなくて済む。なお、前記異物は、前記固定接点と前記可動接点との接離に伴って生じる消耗粉等である。
 好ましくは、前記閉塞板と前記アーク保護部の前記底部とのいずれか一方は、位置決め用の凸部を有する。前記閉塞板と前記アーク保護部の前記底部とのいずれか他方は、前記位置決め用の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の凹部を有する。
 この場合には、前記接点装置の組立時に前記アーク保護部を容易に配設できる。
 好ましくは、前記駆動部は、シャフトを備えるとともに、前記閉塞板を貫通する固定鉄芯、可動鉄芯、および電磁石装置を有するアクチュエータを備える。前記シャフトは、前記可動接点、前記アーク保護部の前記底部、および前記固定鉄芯を貫通するように配置される。前記封止容器内の前記シャフトの第1の端部は、前記可動接点における前記固定接点側の面に接触する係止部を有する。前記封止容器外の前記シャフトの第2の端部は、前記可動鉄芯に結合される。前記電磁石装置は、前記固定鉄芯と前記可動鉄芯との間に磁気吸引力を発生させるように構成される。前記アクチュエータは、前記電磁石装置を利用して、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点から引き離す位置と、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点に接触させる位置との間で、前記シャフトをその軸方向に沿って移動させるように構成される。前記閉塞板における前記アーク保護部の前記底部との対向面には、前記固定鉄芯を前記閉塞板に固定するキャップが設けられる。前記キャップと前記アーク保護部の前記底部とのいずれか一方は、位置決め用の凸部を有する。前記キャップと前記アーク保護部の前記底部とのいずれか他方は、前記位置決め用の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の凹部を有する。
 この場合には、前記接点装置の組立時に前記アーク保護部を容易に配設できる。
 より好ましくは、前記位置決め用の凸部は、複数設けられる。また、前記位置決め用の凹部は、前記複数の位置決め用の凸部それぞれに対応して複数設けられる。
 この場合には、前記アーク保護部の回転を防止しつつ位置決めできる。そのため、前記アーク保護部の回転によるずれを調整しながら配設しなくて済む。したがって、前記接点装置の組立が簡単に行える。また、製造コストを低減できる。
 好ましくは、前記駆動部は、シャフトを備えるとともに、前記閉塞板を貫通する固定鉄芯、可動鉄芯、および電磁石装置を有するアクチュエータを備える。前記シャフトは、前記可動接点、前記アーク保護部の前記底部、および前記固定鉄芯を貫通するように配置される。前記封止容器内の前記シャフトの第1の端部は、前記可動接点における前記固定接点側の面に接触する係止部を有する。前記封止容器外の前記シャフトの第2の端部は、前記可動鉄芯に結合される。前記電磁石装置は、前記固定鉄芯と前記可動鉄芯との間に磁気吸引力を発生させるように構成される。前記アクチュエータは、前記電磁石装置を利用して、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点から引き離す位置と、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点に接触させる位置との間で、前記シャフトをその軸方向に沿って移動させるように構成される。前記閉塞板における前記アーク保護部の前記底部との対向面には、前記固定鉄芯を前記閉塞板に固定するキャップが設けられる。前記閉塞板は、位置決め用の第1の凸部を有する。前記キャップは、位置決め用の第2の凸部を有する。前記アーク保護部の前記底部は、前記第1の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の第1の凹部と、前記第2の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の第2の凹部とを有する。
 この場合には、前記アーク保護部の回転を防止しつつ位置決めできる。そのため、前記アーク保護部の回転によるずれを調整しながら配設しなくて済む。したがって、前記接点装置の組立が簡単に行える。また、製造コストを低減できる。
 好ましくは、前記アーク保護部の前記底部は、前記接圧付与部を囲う位置決め部を有する。
 この場合には、前記接圧付与部を前記アーク保護部に容易に取り付けることができる。
 より好ましくは、前記位置決め部の内側面は、前記底部から離れるほど前記接圧付与部との距離が遠くなる傾斜面である。
 この場合には、前記位置決め部の内側面が前記接圧付与部を前記位置決め部の内側に誘い込む。そのため、前記接圧付与部を前記アーク保護部に更に容易に取り付けることができる。
 好ましくは、前記接圧付与部はコイルばねである。前記アーク保護部の前記底部は、前記接圧付与部の内側に入り込む位置決め部を有する。
 この場合には、前記接圧付与部を前記アーク保護部に容易に取り付けることができる。
 より好ましくは、前記位置決め部の外側面は、前記底部から離れるほど前記接圧付与部との距離が遠くなる傾斜面である。
 この場合には、前記位置決め部の外側面が前記位置決め部を前記接圧付与部の内側に誘導する。そのため、前記接圧付与部を前記アーク保護部に更に容易に取り付けることができる。
本発明の一実施形態の接点装置の要部の断面図である。 (a)は同上の接点装置の分解斜視図、(b)は同上におけるカバーの斜視図である。 同上におけるアーク保護部の断面図である。 同上の接点装置におけるアーク保護部と閉塞板の説明図である。 同上における防塵部の斜視図である。 同上における衝撃吸収部を示し、(a)は断面図、(b)は底面図である。 同上における衝撃吸収部を固定鉄芯に取り付ける方法を示す説明図である。 同上におけるアーク保護部の変形例の断面図である。 同上における消弧部を示し、(a)は前面図、(b)は左側面図である。 同上におけるベースを示し、(a)は上面図、(b)はA-A’断面図である。 同上における接点機構部とベースとを示す右側面図である。 同上における消弧部のベースへの取り付けの説明図である。 同上の接点装置のカバーを外した状態を示し、(a)は右側面図、(b)は前面図である。 同上の接点装置の変形例の要部の断面図である。 同上の接点装置の変形例の説明図である。 同上の接点装置における衝撃吸収部の変形例を示し、(a),(c),(e)は後面図、(b)、(d),(f)は斜視図である。 同上の接点装置における衝撃吸収部の変形例を示し、(a)は断面図、(b)は前面図、(c)は後面図、(d)は固定鉄芯に取り付けた状態を示す断面図である。 同上の接点装置における衝撃吸収部の変形例を示し、(a)は断面図、(b)は前面図、(c)は後面図である。 同上の接点装置における衝撃吸収部の変形例を示し、(a)は断面図、(b)は前面図、(c)は後面図、(d)は固定鉄芯に取り付けた状態を示す断面図である。 同上の接点装置の変形例を示し、(a)は概略図、(b)は拡大図である。 同上の接点装置における外部接続端子の固定端子への取り付け方法の説明図である。 (a)~(c)は同上の接点装置の変形例における外部接続端子の固定端子への取り付け方法の説明図、(d)は外部接続端子の変形例の斜視図である。 同上における外部接続端子の変形例の部分平面図である。 (a),(b)は同上の接点装置の変形例における外部接続端子の固定端子への取り付け方法の説明図、(c)は外部接続端子の変形例の斜視図である。 (a)は従来の接点装置の断面図、(b)は同上におけるアーク保護部および押さえばねの斜視図である。
 本発明の一実施形態の接点装置10は、いわゆる封止接点装置(静音接点装置ともいう)である。接点装置10は、図2(a),(b)に示すように、接点機構部11と、消弧部12と、接点機構部11および消弧部12を収納するハウジング13とを備える。尚、以下の説明では、図1における上方向を接点装置10の前方向、図1における下方向を接点装置10の後方向、図1における左方向を接点装置10の左方向、図1における右方向を接点装置10の右方向と規定する。また、図2(a)における上方向を接点装置10の上方向、図2(a)における下方向を接点装置10の下方向と規定する。
 接点機構部11は、図1に示すように、固定接点31、可動接点40、およびアーク保護部60を収容する封止容器20と、駆動部50とを備える。
 駆動部50は、オン位置とオフ位置との間で可動接点40を移動させる。前記オン位置は、可動接点40が固定接点31に接触する位置である。前記オフ位置は、可動接点40が固定接点31から離れた位置である。このような駆動部50は、接圧ばね(接圧付与部)51と、固定鉄芯52と、シャフト53と、可動鉄芯54と、復帰ばね55と、電磁石装置56とを有する。また、駆動部50において、固定鉄芯52と、可動鉄芯54と、電磁石装置56とは、シャフト53をその軸方向に沿って移動させるアクチュエータを構成する。
 封止容器20は、電気絶縁材料製のケース(接点ケース)21と、金属製の筒体22と、閉塞板23とを有している。
 ケース21の後壁部(第1の壁部)には、開口211が形成されている。ケース21の前壁部(第1の壁部とは反対側の第2の壁部)の左右2箇所には、固定端子30用の貫通孔212が形成されている。なお、ケース21に用いる電気絶縁材料は、耐熱性を有するセラミックであることが好ましい。
 筒体22は、ケース21と閉塞板23とを接合する接合部材である。筒体22は、円筒状に形成されている。筒体22は、前端側の開口が後瑞側の開口よりも狭くなるように、軸方向中央部で全周に亘って屈曲されている。
 閉塞板23は、鉄等の磁性金属材料により矩形状に形成されている。閉塞板23の大きさは、筒体22の後瑞側の開口を閉塞できる大きさである。閉塞板23の前面中央には、凹所231が形成されている。この凹所231の底面中央には、固定鉄芯52用の貫通孔232が形成されている。また、閉塞板23には、キャップ24と、鉄芯ケース25とが取り付けられる。
 封止容器20において、筒体22の前端(軸方向の第1の端)は、ケース21の後壁部の開口211の周囲に気密に接合される。また、筒体22の後瑞(軸方向の第2の端)は、閉塞板23に気密に接合される。この封止容器20内には、消弧ガス(例えば水素)が封入される。
 封止容器20の前壁部には固定端子30が取り付けられる。固定端子30は、金属材料(例えば銅系材料等)により円柱状に形成されている。固定端子30の後瑞部(第1の端部)は固定接点31を有している。つまり、固定接点31は固定端子30により封止容器20の前壁部に取り付けられている。固定端子30の前端部(第2の端部)は鍔部32およびねじ孔33を有している。なお、本実施形態では、固定端子30とは別部材で固定接点31を形成しているが、固定端子30の一部を固定接点31としてもよい。
 固定端子30の前端部は、貫通孔211より封止容器20の外側に突出される。つまり、固定端子30は、後瑞部が封止容器20の内側に、前端部が封止容器20の外側にそれぞれ位置するように封止容器20に取り付けられる。このとき固定端子30の鍔部32は、ケース21の前壁部にロウ付け等により気密に接合される。固定端子30のねじ孔33は、外部接続端子34(図2参照)をねじ止めにより固定端子30に固定するために使用される。外部接続端子34は、固定接点31と外部電路(例えば、接点装置10を実装する実装基板の電気回路)との接続に用いられる。
 可動接点40は、金属材料(例えば銅系材料等)により平板状に形成されている。可動接点40の大きさは、左右両側の固定接点31と両方と接触できる大きさである。本実施形態では、可動接点40の左右の部位それぞれが固定接点31との接点部41となる。また、可動接点40の中央部にはシャフト用の貫通孔42が厚み方向に貫設されている。なお、本実施形態では、可動接点40の一部を接点部41として用いているが、別途、可動接点40とは別部材で接点部41を形成してもよい。
 アーク保護部60は、図3(a),(b)に示すように、筒状の周壁部61と、底部62とを有している。周壁部61は、ケース21と筒体22との接合部分を固定接点31および可動接点40から隠すように構成されている。底部62は、周壁部61の後瑞側の開口を閉塞するように構成されている。底部62は、可動接点40と閉塞板23との間に介在される。底部62の中央には、シャフト53用の貫通孔63が形成されている。
 接圧付与ばね(以下、「ばね」と略す)51はコイルばねである。ばね51は、アーク保護部60の底部62と可動接点40との間に介在されている。ここで、ばね51の自然長は、可動接点40の位置によらずに常にばね51が圧縮されるような長さである。つまり、ばね51は、可動接点40の位置に関わらずに可動接点40と底部62の両方に弾力的に接触するように、可動接点40と底部62との間に配置されている。なお、ばね51は、コイルばねに限定されず、板ばねであってもよい。また、ばね51の代わりに、ゴムなどの弾性体を用いることができる。
 ところで、図4に示すように、底部62の後面(底部62における閉塞板23との対向面)は、位置決め用の凹部64を有している。凹部64は、アーク保護部60が閉塞板23に対する規定位置に位置した際に、後述するキャップ24の挟持部241と凹凸嵌合するように底部62の後面に形成されている。
 一方、底部62の前面(底部62における可動接点40との対向面)は、ばね51用の位置決め部65を有している。位置決め部65は、ばね51の後瑞部(ばね51において底部62と接触する端部)を囲う円筒状に形成されている。また、位置決め部65の内側面は、底部62から離れるほど(前端側ほど)、ばね51との距離が遠くなる傾斜面である。すなわち、位置決め部65は、ばね51の他端部を位置決め部65の内側に誘い込むテーパを有している。なお、位置決め部65は、必ずしも筒状である必要はなく、ばね51の後瑞部を囲う形に配置された複数の突起であってもよい。
 位置決め部65の内側には、防塵部26が配置されている。防塵部26は、アーク保護部60の貫通孔63の周縁とシャフト53との隙間を覆うように構成されている。防塵部26は、弾性材料(例えば、シリコーンゴムなどのエラストマ)により形成されている。防塵部26は、図5に示すように、円筒状の筒部261を有する。筒部261の内径は貫通孔63の内径よりやや大きい。防塵部26は、筒部261の前端側の開口を閉塞する前壁部262を有する。前壁部262の中央には孔部263が形成されている。孔部263の内径は、シャフト53の外径よりやや小さい。これによって、孔部263の内周面がシャフト53の外周面に密着する。また、前壁部262は、外縁部の厚みよりも孔部263の周縁部の厚みが厚くなるように形成されている。これによって、孔部263の内周面とシャフト53の外周面との密着性の向上を図っている。また、防塵部26は、鍔部264を有している。鍔部264は、筒部261の後瑞部から外方に突出している。鍔部264は、図3(b)に示すように、ばね51の後瑞部と底部62との間に介在される。つまり、防塵部26の鍔部264は、ばね51と底部62とで挟持される。これによって、防塵部26は、アーク保護部60に固定される。
 固定鉄芯52は、磁性材料により筒状(例えば円筒状)に形成されている。固定鉄芯52の前端部は、閉塞板23の貫通孔232の周縁部に係止される鍔部521を有している。
 固定鉄芯52を閉塞板23に固定する際には、前述のキャップ24が用いられる。キャップ24は、閉塞板23とで固定鉄芯52の鍔部521を挟持する平板状の挟持部241を有する。挟持部241は、アーク保護部60の凹部64に対応する位置決め用の凸部となる。挟持部241の後面における左右両端部それぞれには固定部242が設けられている。キャップ24は、固定部242の後面を閉塞板23の前面に接合することで、閉塞板23に固定される。また、挟持部241には、シャフト53用の貫通孔243が形成されている。貫通孔243の内径は、固定鉄芯52の内径よりも小さい。
 固定鉄芯52の前端部には、衝撃吸収部58が被着されている。衝撃吸収部58は、例えば、弾性材料(例えば、シリコーンゴムなどのエラストマ)により形成されている。衝撃吸収部58は、図6(a),(b)に示すように、第1の弾性部581と、第2の弾性部582とを有する。第1の弾性部581は、固定鉄芯52の鍔部521とキャップ24の挟持部241との間に介在される。第2の弾性部582は、固定鉄芯52の鍔部521と閉塞板23との間に介在される。第1の弾性部581と第2の弾性部582は両方とも円盤状に形成されている。第1の弾性部581の中央にはシャフト53用の貫通孔583が貫設されている。第2の弾性部582の中央には固定鉄芯52用の貫通孔584が貫設されている。
 さらに、衝撃吸収部58は、第1の弾性部581の外側縁部および第2の弾性部582の外側縁部を一体に連結する連結部585を有している。尚、第1の弾性部581の後面と第2の弾性部582の前面との距離は、固定鉄芯52の鍔部521の厚みに等しい。
 衝撃吸収部58は次のようにして固定鉄芯52に取り付けられる。すなわち、図7(a),(b)に示すように、固定鉄芯52の鍔部521を貫通孔584から衝撃吸収部58内に挿入する。この取付時には、貫通通孔584の内径が鍔部521の外径よりも大きくなるように第2の弾性部582を弾性変形させる。
 従来の接点装置においても、衝撃吸収部58は、第1の弾性部581と、第2の弾性部582とを有している。しかし、従来の接点装置では、第1の弾性部581と第2の弾性部582とは分離している。したがって、衝撃吸収部58を固定鉄芯52に取り付ける際には、第1の弾性部581を鍔部521の前面側に取り付ける作業と、第2の弾性部582を鍔部521の後面側に取り付ける作業とを行う必要があった。また、第1の弾性部581および第2の弾性部582は個々では掴み難かった。そのため、衝撃吸収部58を固定鉄芯52に容易に取り付けることができなかった。
 しかしながら、本実施形態の接点装置10では、衝撃吸収部58は、第1の弾性部581と第2の弾性部582とを一体に連結する連結部585を有している。そのため、第1の弾性部581と第2の弾性部582とを個別に固定鉄芯52に取り付ける必要が無い。また、衝撃吸収部58を容易に掴むことができる。したがって、衝撃吸収部58を固定鉄芯52に容易に取り付けることができる。
 鉄芯ケース25は、固定鉄芯52を前端側に可動鉄芯54を後瑞側に収容する。鉄芯ケース25は、円筒状の側壁部251を有する。側壁部251の内径は、閉塞板23の貫通孔232の内径とほぼ等しい。また、鉄芯ケース25は、側壁部251の後面開口を閉塞する底壁部252を有する。さらに、鉄芯ケース25は、側壁部251の前端側に形成された円形状の鍔部253を有する。鉄芯ケース25は、鍔部253の前面を閉塞板23の後面に気密に接合することで閉塞板23に取り付けられる。また、鉄芯ケース25の側壁部251の中心は、閉塞板23の貫通孔232の中心と一致する。
 シャフト53は、丸棒状に形成されている。シャフト53は、可動接点40の貫通孔42、アーク保護部60の貫通孔63、および固定鉄芯52の内側に挿入される。つまり、シャフト53は、可動接点40、アーク保護部60、および固定鉄芯52を貫通するように配置される。シャフト53の前端部(第1の端部)は封止容器20内に位置し、シャフト53の後瑞部(第2の端部)は封止容器20外に位置する。
 シャフト53の前端部は、円盤状の係止部531を有する。係止部531の外径は、可動接点40の貫通孔42の内径より大きい。そのため、係止部531は、可動接点40の前面(可動接点40における固定接点31側の面)に接触する。したがって、シャフト53が後側に移動すると、可動接点40もシャフト53と一緒に後側に移動する。すなわち、係止部541は、ばね51の弾力によって可動接点40が固定接点31側に移動しないように可動接点40を係止する。
 可動鉄芯54は、磁性材料により円柱状に形成されている。可動鉄芯54は、軸方向に可動鉄芯54を貫通する孔部541を有する。孔部541には、シャフト53の後瑞部が挿入される。これによって、可動鉄芯54は、シャフト53の後瑞部に結合される。可動鉄芯54は、固定鉄芯52の後瑞面と鉄芯ケース25の底壁部252との間に収容される。固定鉄芯52の後瑞面と鉄芯ケース25の底壁部252の前面との距離は、固定接点31と接点部41との距離(接点ギャップ)を考慮して設定される。
 可動鉄芯54と固定鉄芯52との間には、緩衝部571が介在される。緩衝部571は、可動鉄芯54が固定鉄芯52に当たる際の衝撃を吸収する。同様に、可動鉄芯54と鉄芯ケース25の底壁部252との間には、緩衝部572が介在されている。緩衝部572は、可動鉄芯54が底壁部252に当たる際の衝撃を吸収する。緩衝部571,572は、弾性材料(ゴムなどのエラストマ)により円環状に形成されている。
 復帰ばね(以下、「ばね」と略す)55は、コイルばねである。ばね55は、キャップ24と可動鉄芯54との間に介在される。ばね55のばね定数は、ばね51のばね定数よりも大きい。そのため、ばね55は、可動鉄芯54を固定鉄芯52から離間させる。つまり、ばね55は、可動鉄芯54を底壁部252に押し付ける。この状態では、シャフト53が可動接点40を固定接点31から引き離す。つまり、可動接点40が前記オフ位置に位置する。
 電磁石装置56は、コイル561と、コイルボビン562と、継鉄部563とを備える。コイルボビン562は、コイル561を保持する。コイルボビン562は、円筒状に形成されている。コイルボビン562の内径は、鉄芯ケース25の側壁部251の外径より大きい。継鉄部563は、磁性材料により、コイルボビン562の後側および左右両側を囲う略U字状に形成されている。電磁石装置56は、コイルボビン562内に鉄芯ケース25が挿入された状態で、閉塞板23の後面側に取り付けられる。接点装置10では、固定鉄芯52、可動鉄芯54、継鉄部563、および閉塞板23によって磁気回路が形成される。また、コイル561の両端部それぞれは、図11に示すように、コイル端子564に電気的に接続されている。
 コイル561に通電すると、固定鉄芯52と可動鉄芯54との間に磁気吸引力が発生する。これによって、ばね55の弾性力に抗して可動鉄芯54が固定鉄芯52側に移動する。すなわち、電磁石装置56は、固定鉄芯52と可動鉄芯54との間に磁気吸引力を発生させて可動鉄芯54を固定鉄芯52側に移動させる。可動鉄芯54が固定鉄芯52側に移動すると、シャフト53が前方に移動する。その結果、係止部531が固定接点31より前方に移動する。この場合、ばね51の弾性力によって可動接点40が固定接点31に所定の接圧で接触する。
 接点装置10では、コイル561に通電していない間は、ばね55が可動接点40を前記オフ位置に保持する。一方、コイル561に通電している間は、電磁石装置56が可動接点40を前記オン位置に保持する。ばね51は、可動接点40の位置に影響されずに、可動接点40と底部62の両方に弾力的に接触するように、可動接点40と底部62との間に配置されている。
 そのため、本実施形態の接点装置10では、ばね51がアーク保護部60を保持する。つまり、可動接点40を固定接点31に接触させるばね51をアーク保護部60の保持部材として利用している。そのため、接点装置10によれば、図25に示す押さえばね1150が不要になる。その結果、アーク保護部60の保持に必要な部品の数を減らして製造コストを低減できる。
 また、アーク保護部60の凹部63とキャップ24の挟持部241とは凹凸嵌合する。そのため、アーク保護部60は、閉塞板23に対して位置決めされる。したがって、接点装置10によれば、組立時にアーク保護部60を容易に配設できる。
 また、接点装置10は、上述したように防塵部26を有している。そのため、接点装置10によれば、異物が挿通孔63を通過して鉄芯ケース57内に侵入することを防止できる。したがって、前記異物によって可動鉄芯54の前後移動が阻害されてしまうことがない。前記異物は、例えば、固定接点31と可動接点40との接離に伴って生じる消耗粉等である。また、接点装置10によれば、ばね51を利用して防塵部26をアーク保護部60に固定する。したがって、防塵部26の保持用の部品を追加する必要がない。
 また、アーク保護部60の底部62は、位置決め部65を有している。そのため、接点装置10によれば、ばね51をアーク保護部60に容易に取り付けることができる。特に、位置決め部65の内側面は、底部62から離れるほどばね51との距離が遠くなる傾斜面である。そのため、位置決め部65の内側面は、ばね51の後瑞部を位置決め部65の内側に誘い込む。したがって、接点装置10によれば、ばね51をアーク保護部60に更に容易に取り付けることができる。なお、位置決め部65の内側面は、必ずしも上述したような傾斜面である必要はなく、例えば、図8(a),(b)に示すように、傾斜していない面であってもよい。
 本実施形態の接点装置10は、上述したように消弧部12を備える。消弧部12は、図9(a),(b)に示すように、一対の永久磁石121と、ヨーク122とを備える。ヨーク122は、一対の永久磁石121を保持する。ヨーク122は、磁性金属材料(例えば鉄等)によりU字状に形成されている。ヨーク122は、封止容器20のケース21を上下から挟み込む一対の側片123を有する。また、ヨーク122は、一対の側片123の第1の端部(右端部)同士を連結する連結片124を有する。このように一対の側片123同士は右端部で連結されている。そのため、封止容器20に対してヨーク122を右方から左方にスライドさせることで、封止容器20をヨーク122の内側に配置できる。各永久磁石121は、各側片123における封止容器20との対向面に取り付けられている。そのため、一対の永久磁石121は、可動接点40が固定接点31と接離する方向(図2(a)における左右方向)に交差(図示例では直交する)する方向(すなわち上下方向)においてケース21を挟む。消弧部12は、上下方向に磁界を発生させるから、固定接点31と接点部41との間に発生するアークを引き伸ばして短時間で消弧できる。
 ハウジング13は、図2(a),(b)に示すように、ベース70と、カバー80とを有する。
 カバー80は、下面が開口された箱状に形成されている。カバー80は、ベース70との間に接点機構部11および消弧部12を収納するようにベース70に被着される。カバー80の内面には、図2(b)に示すように、消弧部12の連結片124を前後から挟んだ状態で保持する一対の保持片81が突設されている。
 ベース70には、接点機構部11が搭載される。ベース70は、図10(a),(b)に示すように、カバー80の下面側の開口を閉塞する大きさの矩形板状に形成されている。ベース70の前端部には、外部接続端子34用の2つの挿通孔71がベース70の厚み方向に貫設されている。ベース70の後瑞部には、コイル端子564用の2つの挿通孔72が厚み方向に貫設されている。
 ここで、ヨーク122の下側(ベース70側)の側片123には、取付凸部となる2つの爪片125,126が形成されている。各爪片125,126は側片123より下側に突出している。各爪片125,126は、矩形板状に形成されている。また、各爪片125,126は、側片123の長手方向(左右方向)に沿って所定の間隔を空けて並んでいる。
 ベース70の上面には、互いに平行する一対の壁部73が形成されている。壁部73の長手方向は左右方向に一致している。一対の壁部73間の空間が溝部74を構成する。溝部74は、各爪片125,126が挿入される取付凹部となる。消弧部12の各爪片125,126を溝部74に挿入すれば、爪片125,126が一対の壁部73で前後から挟まれた状態に保持される。爪片125,126と溝部74は、消弧部12をベース70に取り付ける取付部を構成する。なお、前記取付部は、ヨーク122とベース70とのいずれか一方に設けられる取付凸部と、ヨーク122とベース132とのいずれか他方に設けられ前記取付凸部が挿入される取付凹部とで構成されていればよい。
 ここで、溝部74は、右端が開放されている。そのため、消弧部12をベース70に取り付ける際には、爪片125,126を上方からではなく、側方(右方)から溝部74に挿入できる。つまり、消弧部12を右方から左方にスライドさせることで、消弧部12をベース70に取り付けることができる。また、上述したように、ヨーク122を右方から左方にスライドさせることで、封止容器20をヨーク122の内側に配置できる。よって、図11に示すように、ベース70に接点機構部11を搭載した後でも、消弧部12をベース70に取り付けることができる。
 また、溝部74の底面には、消弧部12の脱落を防止するための係止凸部75が形成されている。係止凸部75は、消弧部12がベース70に対する規定位置に位置したときに、係止凸部75の左側面が爪片126の右側面に当接するように形成されている。すなわち、係止凸部75は、消弧部12が前記規定位置に位置するように爪片126を係止する。そのため、消弧部12は、規定位置に位置した後は、ベース70への取り付け方向と反対方向(すなわち消弧部12がベース70から外れる方向)へ移動できなくなる。
 以下、接点機構部11および消弧部12のハウジング13への収納方法について説明する。まず、図11に示すように、接点機構部11をベース70に搭載する。このとき、外部接続端子34およびコイル端子564それぞれをベース70の挿通孔71,72それぞれに圧入する。次に、図12に示すように、消弧部12をベース70の幅方向に沿ってスライドさせて爪片125,126をベース70の幅方向の一端側(右端側)から溝部74に挿入する。これによって、消弧部12をベース70に取り付ける。この過程で、爪片126が係止凸部75を乗り越え、係止凸部75によって係止される。そして、図13(a),(b)に示すように、ベース70に、接点機構部11および消弧部12を取り付けた後には、接点機構部11および消弧部12を覆うようにしてカバー80をベース70に被着する。
 ここで、従来の接点装置は、ベースに接点機構部を取り付けた後に、カバーをベースに被着することで組み立てられる。この時、消弧部は、ベースに取り付けられていないので、カバーをベースに被せる際に、消弧部のヨークの連結片をカバーの一対の保持部の間に挿入することが難しい。そのため、消弧部をハウジングに容易に組み込むことができなかった。
 しかしながら、本実施形態の接点装置10では、消弧部12の爪片125,126をベース70の溝部136に挿入することで消弧部12をベース70に取り付けることができる。そのため、カバー132をベース70に被せる際に消弧部12がベース70に位置決めされている。よって、消弧部12の連結片124をカバー80の一対の保持片81間に挿入し易くなる。したがって、組立時に消弧部12をハウジング13に容易に組む込むことができる。上記の例では、ヨーク122に取付凸部となる爪片125,126を設けているが、このような取付凸部は、ベース70に設けてもよい。この場合、取付凹部となる溝部74は、ベース70ではなくヨーク122に設ける。つまり、ヨーク122とベース70とのいずれか一方は、取付凸部を有し、ヨーク122とベース70とのいずれか他方は、取付凸部が挿入される取付凹部を有していればよい。
 ところで、係止凸部75の先端部には、傾斜面76が形成されている。傾斜面76は、右端が左端より下方に位置するように傾斜している。一方、爪片126の先端部にも、傾斜面127が形成されている。傾斜面127は、左端が右端よりも上方に位置するように傾斜している。係止凸部75の傾斜面76と爪片126の傾斜面127は、消弧部12をベース70に取り付ける際に互いに当たるように配置されている(消弧部12のスライド方向において互いに対向している)。そのため、消弧部12をスライドさせてベース70に取り付ける際に、爪片126が係止凸部75を乗り越えやすくなる。よって、消弧部12をベース70に容易に取り付けることができる。
 上述したように係止凸部75は、消弧部12のスライド方向において爪片126と対向する部位に傾斜面76を有している。傾斜面76は、爪片126が係止凸部75を乗り越えるように爪片126を案内する。そのため、消弧部12をベース70に取り付ける際に、爪片126が係止凸部75を乗り越え易くなる。よって、消弧部12をハウジング13に容易に収容できる。
 また、爪片126は、消弧部12のスライド方向において係止凸部75と対向する部位に傾斜面127を有している。傾斜面127は、爪片126が係止凸部75を乗り越えるように係止凸部75を案内する。そのため、消弧部12をベース70に取り付ける際に、爪片126が係止凸部75を乗り越え易くなる。
 なお、爪片126に傾斜面127が設けられていれば、必ずしも係止凸部75に傾斜面76を設ける必要はない。同様に、係止凸部75に傾斜面76が設けられていれば、必ずしも爪片126に傾斜面127を設ける必要はない。
 また、溝部74の両内側面それぞれの右端部には、案内面77が形成されている。案内面77は、爪片126を溝部74内に案内するように構成されている。案内面77は、溝部74の端(右端)にいくにつれて溝部74の幅が広がるように傾斜した傾斜面である。案内面77は、爪片126を溝部74に挿入し易くする。よって、接点装置10によれば、消弧部12をハウジング13に容易に収容できる。
 図14(a),(b)は、本実施形態の接点装置10の変形例を示している。図14(a),(b)において、位置決め部65は、ばね51の内側に入り込むような大きさの筒状(図示例では円筒状)に形成されている。この場合でも、ばね51をアーク保護部60に容易に取り付けることができる。また、図14(c),(d)に示すように、位置決め部65の外側面は、アーク保護部60の底部62から離れるほどばね51との距離が遠くなる傾斜面であることが好ましい。言い換えれば、位置決め部65は、テーパ状に形成されていることが好ましい。この場合、位置決め部65の外側面は位置決め部65をばね51の内側に誘導する。そのため、ばね51をアーク保護部60に更に容易に取り付けることができる。なお、位置決め部65は、必ずしも筒状である必要はなく、ばね51の内側に入り込む複数の突起により構成されていてもよい。
 また、接点装置10では、キャップ24の挟持部241が矩形状である。そのため、接点装置10によれば、アーク保護部60が回転しないように位置決めできる。これに対して、従来の接点装置1000では、アーク保護部1140の周壁部1141を接点ケース1110の内面に当接させているだけである。よって、従来の接点装置1000では、アーク保護部1140の回転によるずれを調整しながらアーク保護部1140を封止容器1100に収容しなくてはならない。つまり、本実施形態の接点装置10によれば、アーク保護部60の回転によるずれを調整しながらアーク保護部60を封止容器20に収容する必要が無くなる。そのため、接点装置10の組立が簡単に行える。その結果、接点装置10の製造コストを低減できる。
 図15(a)~(c)は、本実施形態の接点装置10の変形例を示している。図15(a)~(c)において、キャップ24Aは円盤状に形成されている。
 図15(a)に示す変形例では、閉塞板23の前面に、位置決め用の凸部233が形成されている。凸部233は、凹部64と凹凸嵌合する形状を有する。凸部233は、閉塞板23の中央部を前方に打ち出す等の方法で形成されている。図15(a)に示す変形例では、キャップ24Aは、凸部233の前面に設けられている。この場合においても、凸部233と凹部64とを凹凸嵌合させることで、アーク保護部60が回転しないようにアーク保護部60を閉塞板23に対して位置決めできる。
 図15(b)に示す変形例では、キャップ24Aの前面に、2つの円形状の位置決め用の凸部244,245が形成されている。一方、アーク保護部60の底部62の後面には、2つの位置決め用の凹部641,642が形成されている。各凹部641,642は、各凸部244,245に対応する。よって、図15(b)に示す変形例では、凸部244を凹部641に、凸部245を凹部642にそれぞれ凹凸嵌合させることで、アーク保護部60が閉塞板23に対して位置決めされる。凸部244,245はいずれも円形状であるが、複数設けることで、アーク保護部60の回転を防止できる。なお、複数の位置決め用の凸部は、キャップ24ではなく閉塞板23に形成してもよい。
 図15(c)に示す変形例では、閉塞板23は、位置決め用の凸部(位置決め用の第1の凸部)234を前面に有する。アーク保護部60の底部62は、凸部234と凹凸嵌合する位置決め用の凹部(位置決め用の第1の凹部)643を後面に有する。また、図15(c)に示す変形例では、キャップ24Aが位置決め用の第2の凸部となる。底部62は、キャップ24Aと凹凸嵌合する位置決め用の凹部(位置決め用の第2の凹部)644を後面に有する。よって、図15(c)に示す変形例では、凸部234を凹部643に、キャップ24Aを凹部644にそれぞれ凹凸嵌合させることで、アーク保護部60が閉塞板23に対して位置決めされる。キャップ24Aおよび凸部234はいずれも円形状であるが、複数設けることで、アーク保護部60の回転を防止できる。
 なお、上記の例とは逆に、アーク保護部60が位置決め用の凸部を、閉塞板23やキャップ24が位置決め用の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の凹部を有する構成であってもよい。また、閉塞板23が、位置決め用の凸部や位置決め用の凹部を複数有していても良い。
 図16~図19それぞれは、衝撃吸収部58の変形例を示している。図16(a),(b)に示す衝撃吸収部58では、第2の弾性部582は、貫通通孔584と連通する切り欠き586を有する。切り欠き586は、第2の弾性部582の中心から離れるほど幅が狭くなる半楕円形状である。図16(a),(b)に示す衝撃吸収部58では、第2の弾性部582が変形し易くなるから、貫通孔584を広げ易くできる。そのため、衝撃吸収部58の固定鉄芯52への容易をさらに容易に行える。また、切り欠き586を形成した分だけ、衝撃吸収部58の材料の使用量を少なくでき、製造コストを低減できる。なお、切り欠き586の形状は上記の例に限定されない。例えば、図16(c),(d)に示す衝撃吸収部58のように、切り欠き586を第2の弾性部582の外縁部まで延設してもよい。また、図16(e),(f)に示す衝撃吸収部58のように、第1の弾性部581にも第2の弾性部582と同様に切り欠き587を形成してもよい。この場合、第1の弾性部581の切り欠き587と第2の弾性部582の切り欠き586とは互いに連通させる。
 要するに、第1の弾性部581と第2の弾性部582の少なくとも一方に、それぞれの貫通孔583,584と連通する切り欠きを設ければよい。
 図17に示す衝撃吸収部58では、第1の弾性部581は、4つの凸部588Aを前面に有している。凸部588Aは、円形状に形成され、第1の弾性部581を周方向に4等分するように配置されている。また、第2の弾性部582は、4つの凸部588Bを後面に有している。凸部588Bは、円形状に形成され、第2の弾性部582を周方向に4等分するように配置されている。なお、凸部588A,588Bの数は、4つに限定されない。例えば、凸部588A,588Bの数は1~3であってもいし、5以上であってもよい。
 図17に示す衝撃吸収部58では、凸部588A,588Bを有しているために、第1の弾性部581とキャップ24との接触面積および第2の弾性部582と閉塞板23との接触面積それぞれが図6に示す衝撃吸収部58に比べて小さくなる。そのため、可動鉄芯54が固定鉄芯52に当たった際に生じる振動がキャップ24および閉塞板23に伝搬し難くなる。したがって、図17に示す衝撃吸収部58を有する接点装置10によれば、外部に伝搬する振動を小さくして接点装置10の動作音をより小さくできる。
 図18に示す衝撃吸収部58では、第1の弾性部581は、4つの凹部589Aを前面に有している。凹部589Aは、第1の弾性部581の径方向に沿って形成され、第1の弾性部581を周方向に4等分するように配置されている。また、第2の弾性部582は、4つの凹部589Bを後面に有している。凹部589Bは、第2の弾性部582の径方向に沿って形成され、第2の弾性部582を周方向に4等分するように配置されている。なお、凹部589A,589Bの数は、4つに限定されない。例えば、凹部589A,589Bの数は1~3であってもいし、5以上であってもよい。
 図18に示す衝撃吸収部58でも、凹部589A,589Bを有しているために、第1の弾性部581とキャップ24との接触面積および第2の弾性部582と閉塞板23との接触面積それぞれが図6に示す衝撃吸収部58に比べて小さくなる。そのため、図18に示す衝撃吸収部58を有する接点装置10によれば、接点装置10の動作音をより小さくできる。
 要するに、第1の弾性部581は、キャップ24との対向面に、凸部588Aあるいは凹部589Aを有していればよく、第2の弾性部582は、閉塞板23との対向面に、凸部588Bあるいは凹部589Bを有していればよい。
 図19に示す衝撃吸収部58では、第1の弾性部581は凸部588Cを前面(キャップ24との対向面)に有し、第2の弾性部582は凸部588Dを後面(閉塞板23との対向面)に有している。凸部588Cは、第1の弾性部581の内縁部を一周する円環状に形成されている。この凸部588Cは、貫通孔583を囲う周壁となる。また凸部588Dは、第2の弾性部582の外縁部を一周する円環状に形成されている。この凸部588Dは、貫通孔584を囲う周壁となる。
 要するに、第1の弾性部581は、貫通孔583を囲う周壁を有し、第2の弾性部582は、貫通孔584を囲う周壁を有していればよい。
 図19に示す衝撃吸収部58では、凸部588Cがキャップ24に当接し、凸部588Dが閉塞板23に当接する。
 そのため、異物2000が、貫通孔583,584を通って鉄芯ケース25内(特に、固定鉄芯52と可動鉄芯54との隙間)に侵入することを防止できる。そのため、接点装置10のオンオフ動作の信頼性を向上できる。なお、異物2000は、例えば、固定接点31と接点部41との接離により消耗粉等である。
 ところで、本実施形態の接点装置10では、外部接続端子34を固定端子30に取り付けるために固定端子30にねじ孔33を設けている。そのため、固定端子30にねじ孔33を形成する工程が必要である。ねじ孔33を形成する工程は、一般に手間がかかり、製造コストが増加する。また、固定端子30の径寸法を、ねじ孔33の径寸法(固定ねじの径寸法)よりも大きく設計しなければならず、設計の自由度が低くなる。
 そこで、図20に示す接点装置10の変形例では、固定端子30の前端部は、ねじ孔33の代わりに変形部35を有している。一方、外部接続端子34は、円形状の挿通孔341を有している。なお、外部接続端子34の固定端子30への取り付け前において、変形部35は、挿通孔34の内径より小さい外径の円柱状の凸部である。
 外部接続端子34を固定端子30に取り付ける際には、まず、図21(a)に示すように、変形部35を外部接続端子34の挿通孔341に挿通する。次に、変形部35を、図21(b)に示すように、塑性変形させて、挿通孔341の内周面に密着させる。つまり、変形部35と挿通孔341を利用して、スピンかしめ、ラジアルかしめ等のかしめを実行する。図21(b)に示す状態では、変形部35の大部分は塑性変形している。しかし、挿通孔341の内周面に接触する部分は、塑性変形に至らず、弾性変形している。そのため、変形部35は、挿通孔341の内周面に強固に密着する。よって、外部接続端子34は固定端子30に確実に固定される。また、外部接続端子34と固定端子30との間の接触抵抗も小さくなって、確実に導通する。
 以上述べたように、図20に示す変形例では、固定端子30の前端部は、変形部35を有する。変形部35は、塑性変形させられることで外部接続端子34を固定端子30に固定する。すなわち、固定端子30は、その一部を塑性変形および弾性変形させることで外部接続端子34に密着して接合されている。そのため、外部接続端子34を固定端子30にねじ止めする必要がなくなる。よって、図20に示す変形例によれば、固定端子30にねじ孔33を設ける工程を省くことができて、製造コストを低減できる。また、固定端子30の径寸法がねじ孔33の径寸法に左右されないから、固定端子30の設計の自由度を高めることができる。
 特に、変形部35は固定端子30より外部接続端子34側に突出する凸部である。そして、外部接続端子34には、変形部35が挿通される挿通部である挿通孔341が形成されている。そのため、変形部35を挿通孔341に挿通させた後に変形部35を塑性変形させることで外部接続端子34を固定端子30にかしめることができる。よって、外部接続端子34を固定端子30に容易に固定できる。
 また、挿通孔341の周縁部には、テーパ342が形成されている。テーパ342は、挿通孔341を前側(固定鉄芯30側とは反対側)に向かって拡開させる。そのため、変形部35を塑性変形させた際には、変形部35がテーパ342と密着するように変形する。テーパ342を形成することで、外部接続端子34における変形部35との接触面積を増やすことができる。これによって、変形部35を回転軸として外部接続端子34が回転することを防止できる。また、外部接続端子34と固定端子30との間の接触抵抗をより小さくできる。なお、外部接続端子34にテーパ342を必ずしも形成する必要はない(図22(a)~(c)参照)。しかしながら、上記のメリットを考慮すれば、テーパ342を形成するほうが好ましい。
 ところで、図23(d)に示す例では、固定端子30と外部接続端子34との接合部分は、挿通孔341の周方向に沿って加えられる応力に弱い。これは、外部接続端子34の挿通孔341の内周形状が正円形状であるためである。図23(d)に示す例では、挿通孔341の周方向に沿って外部接続端子34に応力が加えられると、外部接続端子34が固定端子30に対して回転するおそれがある。
 そこで、図23(a)に示すように、挿通孔341の内周形状を楕円形状としてもよい。このようにすれば、固定端子30と外部接続端子34との接合部分が、固定端子30の中心軸のまわりの力のモーメント(挿通孔341の周方向に沿って加えられる応力)に強くなる。そのため、外部接続端子34が固定端子30に対して回転することを防止できる。
 挿通孔341や変形部35の形状は、上記の例に限定されない。例えば、図23(b)に示すように、挿通孔341の内周形状を四角形状(図示例では正方形状)にしてもよい。また、図23(c)に示すように、内周形状が正円形状である挿通孔341の内周面に周方向に沿って所定の間隔を空けて複数(図示では4つ)の切り欠き344を設けても構わない。要するに、挿通孔341の内周形状が、正円形状以外の形状であれば、外部接続端子34が固定端子30に対して回転することを防止できる。
 ところで、外部接続端子34には、図22(d)に示すように、挿通孔341の代わりに、切り欠き343を形成してもよい。切り欠き343は、外部接続端子34の幅方向の一端側において外部と連通している。この場合でも、変形部35と切り欠き343を利用して外部接続端子34を固定端子30に固定できる。特に、挿通孔341よりも切り欠き343のほうが変形部35を挿通させ易いから、かしめ工程時の作業性が向上する。
 図24(a),(b)に示す接点装置10の変形例では、固定端子30は、前端部に2つの変形部35を有している。また、外部接続端子34は、2つの変形部35それぞれに対応する2つの挿通孔341を有している。
 この場合、外部接続端子34が固定端子30に対して回転することを防止できる。なお、図24(c)に示すように、挿通孔341を2つ形成する代わりに、切り欠き343を形成してもよい。この場合でも、2つの変形部35と切り欠き343を利用して外部接続端子34を固定端子30に固定できる。特に、挿通孔341よりも切り欠き343のほうが変形部35を挿通させ易いから、かしめ工程時の作業性が向上する。なお、変形部35および挿通孔341の数は、3以上であってもよい。
 上述した本実施形態の接点装置10は、次のような構成を有しているといえる。すなわち、接点装置10は、固定接点31および可動接点40を収容する封止容器20と、可動接点40を前記オン位置と前記オフ位置との間で移動させる駆動部50とを備える。封止容器20は、電気絶縁材料製のケース21と、閉塞板23とを有する。ケース21の後壁部(第1の壁部)には開口211が形成される。閉塞板23は、ケース21の開口211の周囲に気密に接合される。固定接点31は、ケース21の後壁部とは反対側の前壁部(第2の壁部)に取り付けられる。可動接点40は、固定接点31と閉塞板23との間に配置される。駆動部50は、シャフト53を備えるとともに、閉塞板23を貫通する固定鉄芯52、可動鉄芯54、および電磁石装置56を有するアクチュエータを備える。シャフト53は、可動接点40、および固定鉄芯52を貫通するように配置される。封止容器20内のシャフト53の前端部(第1の端部)は、可動接点40における固定接点31側の面に接触する係止部531を有する。封止容器20外のシャフト53の後瑞部(第2の端部)は、可動鉄芯54に結合される(固定される)。電磁石装置56は、固定鉄芯52と可動鉄芯54との間に磁気吸引力を発生させるようい構成されている。前記アクチュエータは、電磁石装置56を利用して、係止部531が可動接点40を固定接点31から引き離す位置と、係止部531が可動接点54を固定接点31に接触させる位置との間で、シャフト53をその軸方向に沿って移動させるように構成される。固定鉄芯52は、閉塞板23における固定鉄芯52用の貫通孔232の周縁部に係止される鍔部521を有する。閉塞板23には、閉塞板23とで固定鉄芯52の鍔部521を挟持するキャップ24が設けられている。さらに、接点装置10は、衝撃吸収部58を備える。衝撃吸収部58は、第1の弾性部581と、第2の弾性部582と、連結部585とを備える。第1の弾性部581は、固定鉄芯52の鍔部521とキャップ24との間に介在される。第2の弾性部582は、固定鉄芯52の鍔部521と閉塞板23との間に介在される。連結部585は、第1の弾性部581の外側縁部および第2の弾性部582の外側縁部を一体に連結する。
 したがって、接点装置10によれば、第1の弾性部581と第2の弾性部582とを個別に固定鉄芯52に取り付ける必要が無い。そのため、衝撃吸収部58を固定鉄芯52に容易に取り付けることができる。また、個々では掴み難い第1の弾性部581および第2の弾性部582が連結部585により一体になっているので衝撃吸収部58を容易に掴むことができる。
 また、接点装置10は、次のような構成を有しているといえる。すなわち、接点装置10は、接点機構部11と、消弧部12と、ハウジング13とを備える。接点機構部11は、固定接点31および可動接点40を収容する封止容器20と、前記オン位置と前記オフ位置との間で前記可動接点を移動させる駆動部50とを備える。消弧部12は、可動接点40が固定接点31と接離する方向に交差する方向において封止容器20を挟むように配置される一対の永久磁石121と、一対の永久磁石121を保持するヨーク122とを備える。ハウジング13は、接点機構部11が搭載されるベース70と、ベース70との間に接点機構部11および消弧部12を収納するようにベース70に被着されるカバー80とを備える。さらに、ヨーク122とベース70とのいずれか一方は、取付凸部を有する。ヨーク122とベース70とのいずれか他方は、取付凸部が挿入される取付凹部を有する。
 この発明によれば、容易に組み立てることができる。
 また、図20に示す接点装置10は、次のような構成を有しているといえる。すなわち、接点装置10は、固定接点31および可動接点40を収容する封止容器20を有する封止部と、可動接点40を前記オン位置と前記オフ位置との間で移動させる駆動部50とを備える。前記封止部は、封止容器20の壁部(前壁部)を貫通する固定端子30と、外部電路との接続用の外部接続端子34とを備える。固定端子30は、封止容器20内の後瑞部(第1の端部)に、固定接点31を有する。また、固定端子30は、封止容器20外の前端部(第2の端部)に、変形部35を有する。変形部35は、塑性変形させられることで外部接続端子34と固定端子30とを結合するように構成されている。
 したがって、図20に示す接点装置10によれば、固定端子30に外部接続端子34をねじ止めする必要がなくなる。そのため、固定端子30にねじ孔33を設ける工程を省くことができて製造コストを低減できる。また、固定端子30の径寸法がねじ孔の径寸法に左右されない。よって、固定端子30の設計の自由度を高めることができる。

Claims (13)

  1.  固定接点、可動接点、およびアーク保護部を収容する封止容器と、前記可動接点が前記固定接点に接触するオン位置と前記可動接点が前記固定接点から離れるオフ位置との間で前記可動接点を移動させる駆動部とを備え、
      前記封止容器は、電気絶縁材料製のケースと、金属製の筒体と、閉塞板とを有し、
       前記ケースの第1の壁部には開口が形成され、
       前記筒体の軸方向の第1の端は、前記ケースの前記開口の周囲に気密に接合され、
       前記閉塞板は、前記筒体の軸方向の第2の端に気密に接合され、
      前記固定接点は、前記ケースの前記第1の壁部とは反対側の第2の壁部に取り付けられ、
      前記可動接点は、前記固定接点と前記閉塞板との間に配置され、
      前記アーク保護部は、前記ケースと前記筒体との接合部分を前記固定接点および前記可動接点から隠蔽する周壁部を有する接点装置であって、
      前記アーク保護部は、前記可動接点と前記閉塞板との間に位置する底部を有し、
      前記駆動部は、前記可動接点を前記固定接点に接触させる接圧付与部を有し、
       前記接圧付与部は、前記可動接点の位置に関わらずに前記可動接点と前記アーク保護部の前記底部の両方に弾力的に接触するように、前記可動接点と前記アーク保護部の前記底部との間に配置されていることを特徴とする接点装置。
  2.   前記駆動部は、シャフトと、アクチュエータとを有し、
       前記シャフトは、前記可動接点、前記アーク保護部の前記底部、および前記閉塞板を貫通するように配置され、
        前記封止容器内の前記シャフトの第1の端部は、前記可動接点における前記固定接点側の面に接触する係止部を有し、
        前記封止容器外の前記シャフトの第2の端部は、前記アクチュエータに結合され、
       前記アクチュエータは、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点から引き離す位置と、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点に接触させる位置との間で、前記シャフトをその軸方向に沿って移動させるように構成され、
     前記封止容器には、前記アーク保護部の前記底部に形成された前記シャフト用の貫通孔周縁と前記シャフトとの隙間を覆う防塵部が収容され、
      前記防塵部は、前記接圧付与部と前記アーク保護部の前記底部との間に介在される鍔部を有していることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  3.    前記閉塞板と前記アーク保護部の前記底部とのいずれか一方は、位置決め用の凸部を有し、
       前記閉塞板と前記アーク保護部の前記底部とのいずれか他方は、前記位置決め用の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の凹部を有することを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  4.   前記駆動部は、シャフトを備えるとともに、前記閉塞板を貫通する固定鉄芯、可動鉄芯、および電磁石装置を有するアクチュエータを備え、
       前記シャフトは、前記可動接点、前記アーク保護部の前記底部、および前記固定鉄芯を貫通するように配置され、
        前記封止容器内の前記シャフトの第1の端部は、前記可動接点における前記固定接点側の面に接触する係止部を有し、
        前記封止容器外の前記シャフトの第2の端部は、前記可動鉄芯に結合され、
        前記電磁石装置は、前記固定鉄芯と前記可動鉄芯との間に磁気吸引力を発生させるように構成され、
       前記アクチュエータは、前記電磁石装置を利用して、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点から引き離す位置と、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点に接触させる位置との間で、前記シャフトをその軸方向に沿って移動させるように構成され、
     前記閉塞板における前記アーク保護部の前記底部との対向面には、前記固定鉄芯を前記閉塞板に固定するキャップが設けられ、
      前記キャップと前記アーク保護部の前記底部とのいずれか一方は、位置決め用の凸部を有し、
      前記キャップと前記アーク保護部の前記底部とのいずれか他方は、前記位置決め用の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の凹部を有することを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  5.    前記位置決め用の凸部は、複数設けられ、
       前記位置決め用の凹部は、前記複数の位置決め用の凸部それぞれに対応して複数設けられていることを特徴とする請求項3または4記載の接点装置。
  6.   前記駆動部は、シャフトを備えるとともに、前記閉塞板を貫通する固定鉄芯、可動鉄芯、および電磁石装置を有するアクチュエータを備え、
       前記シャフトは、前記可動接点、前記アーク保護部の前記底部、および前記固定鉄芯を貫通するように配置され、
        前記封止容器内の前記シャフトの第1の端部は、前記可動接点における前記固定接点側の面に接触する係止部を有し、
        前記封止容器外の前記シャフトの第2の端部は、前記可動鉄芯に結合され、
        前記電磁石装置は、前記固定鉄芯と前記可動鉄芯との間に磁気吸引力を発生させるように構成され、
       前記アクチュエータは、前記電磁石装置を利用して、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点から引き離す位置と、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点に接触させる位置との間で、前記シャフトをその軸方向に沿って移動させるように構成され、
        前記閉塞板における前記アーク保護部の前記底部との対向面には、前記固定鉄芯を前記閉塞板に固定するキャップが設けられ、
       前記閉塞板は、位置決め用の第1の凸部を有し、
        前記キャップは、位置決め用の第2の凸部を有し、
       前記アーク保護部の前記底部は、前記第1の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の第1の凹部と、前記第2の凸部と凹凸嵌合する位置決め用の第2の凹部とを有することを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  7.    前記アーク保護部の前記底部は、前記接圧付与部を囲う位置決め部を有していることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  8.    前記位置決め部の内側面は、前記底部から離れるほど前記接圧付与部との距離が遠くなる傾斜面であることを特徴とする請求項7記載の接点装置。
  9.    前記接圧付与部はコイルばねであり、
       前記アーク保護部の前記底部は、前記接圧付与部の内側に入り込む位置決め部を有していることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  10.     前記位置決め部の外側面は、前記底部から離れるほど前記接圧付与部との距離が遠くなる傾斜面であることを特徴とする請求項9記載の接点装置。
  11.  固定接点および可動接点を収容する封止容器と、
     前記可動接点が前記固定接点に接触するオン位置と前記可動接点が前記固定接点から離れるオフ位置との間で前記可動接点を移動させる駆動部とを備え、
      前記封止容器は、電気絶縁材料製のケースと、閉塞板とを有し、
       前記ケースの第1の壁部には開口が形成され、
       前記閉塞板は、前記ケースの前記開口の周囲に気密に接合され、
      前記固定接点は、前記ケースの前記第1の壁部とは反対側の第2の壁部に取り付けられ、
      前記可動接点は、前記固定接点と前記閉塞板との間に配置され、
      前記駆動部は、シャフトを備えるとともに、前記閉塞板を貫通する固定鉄芯、可動鉄芯、および電磁石装置を有するアクチュエータを備え、
       前記シャフトは、前記可動接点、および前記固定鉄芯を貫通するように配置され、
        前記封止容器内の前記シャフトの第1の端部は、前記可動接点における前記固定接点側の面に接触する係止部を有し、
        前記封止容器外の前記シャフトの第2の端部は、前記可動鉄芯に結合され、
        前記電磁石装置は、前記固定鉄芯と前記可動鉄芯との間に磁気吸引力を発生させるように構成され、
       前記アクチュエータは、前記電磁石装置を利用して、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点から引き離す位置と、前記係止部が前記可動接点を前記固定接点に接触させる位置との間で、前記シャフトをその軸方向に沿って移動させるように構成され、
       前記固定鉄芯は、前記閉塞板における前記固定鉄芯用の貫通孔の周縁部に係止される鍔部を有し、
       前記閉塞板には、前記閉塞板とで前記固定鉄芯の前記鍔部を挟持するキャップが設けられている接点装置であって、
     衝撃吸収部を備え、
      前記衝撃吸収部は、
       前記固定鉄芯の前記鍔部と前記キャップとの間に介在される第1の弾性部と、
       前記固定鉄芯の前記鍔部と前記閉塞板との間に介在される第2の弾性部と、
       前記第1の弾性部の外側縁部および前記第2の弾性部の外側縁部を一体に連結する連結部とを備えることを特徴とする接点装置。
  12.  接点機構部と、消弧部と、ハウジングとを備え、
      前記接点機構部は、固定接点および可動接点を収容する封止容器と、前記可動接点が前記固定接点に接触するオン位置と前記可動接点が前記固定接点から離れるオフ位置との間で前記可動接点を移動させる駆動部とを備え、
      前記消弧部は、前記可動接点が前記固定接点と接離する方向に交差する方向において前記封止容器を挟むように配置される一対の永久磁石と、前記一対の永久磁石を保持するヨークとを備え、
      前記ハウジングは、前記接点機構部が搭載されるベースと、前記ベースとの間に前記接点機構部および前記消弧部を収納するように前記ベースに被着されるカバーとを備える接点装置であって、
       前記ヨークと前記ベースとのいずれか一方は、取付凸部を有し、
       前記ヨークと前記ベースとのいずれか他方は、前記取付凸部が挿入される取付凹部を有していることを特徴とする接点装置。
  13.  固定接点および可動接点を収容する封止容器を有する封止部と、前記可動接点が前記固定接点に接触するオン位置と前記可動接点が前記固定接点から離れるオフ位置との間で前記可動接点を移動させる駆動部とを備え、
      前記封止部は、前記封止容器の壁部を貫通する固定端子と、外部電路との接続用の外部接続端子とを備え、
       前記固定端子は、前記封止容器内の第1の端部に、前記固定接点を有する接点装置であって、
       前記固定端子は、前記封止容器外の第2の端部に、塑性変形させられることで前記外部接続端子と前記固定端子とを結合する変形部を有することを特徴とする接点装置。
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