JP4039335B2 - 封止接点装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワー負荷用のリレーや電磁開閉器等に好適な封止接点装置に関するものである。
従来から、接点間に発生するアークの持続時間を短縮するために、接点が収納された空間にガスを封止した封止接点装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の封止接点装置として、例えば図7に示すものがある。この封止接点装置は、封止接点部A、駆動部B、ハウジングCにより構成されている。まず、封止接点部Aについて説明する。セラミックのような耐熱性材料により一面が開口する箱状の固定端子保持部材1が形成され、その底部の2箇所に貫通穴1aが設けられている。これらの貫通孔1a,1aに一部が挿通される固定端子2,2は、例えば銅系材料等により略多段有底円筒状に形成され、底側の一端部には固定接点2aが固着され、開口部側の他端部には鍔部2cが設けられている。なお、固定接点2aは、固定端子2と一体的に設けてもよい。また固定端子2は、その他端部が固定端子保持部材1から突出した状態で、鍔部2c付近が固定端子保持部材1にロウ付け等により気密接合される。さらに、固定端子2の開口部側から内方へ向かってねじ溝2bが形成されている。
可動接触子3は、例えば銅系材料等により平板状に形成され、固定接点2aと接離する間隔を有して両端部に可動接点3aが固着されている。なお、この可動接点3aは、可動接触子3と一体的に設けてもよい。可動接触子3の中央部には挿通孔3bが設けてあり、この挿通孔3bに絶縁材料により略丸棒状に形成されたシャフト4の一端4aが挿通されている。また、シャフト4の他端4bにはねじ溝4cが切られている。
可動接触子3の挿通孔3bが挿通されたシャフト4の一端4aには可動接触子ホルダ5が連結されている。可動接触子3は、コイルばねからなる圧縮ばねであって可動接点3aと固定接点2aとの間の接圧を付与する接圧ばね6とともに可動接触子ホルダ5に保持されている。詳しく説明すると、可動接触子ホルダ5は、シャフト4の一端4aに連結された中央片5aと、それぞれ中央片に突設され可動接触子3を挟んで互いに対向する一対の側片5bと、各側片5bの先部にそれぞれ突設され可動接触子3を挟んで中央片5aの反対側に位置し接圧ばね6を支持する支持片5dとを有する。接圧ばね6は、一端が支持片5dに弾接するとともに他端が可動接触子3の可動接点3aが設けられた面の反対面に弾接する。
シャフト4は、略円柱状に形成された固定鉄芯7の軸方向に貫設された挿通孔7bと、略円柱状に形成された可動鉄芯8の軸方向に貫設された挿通孔8aと、コイルばねからなる圧縮ばねであって固定鉄芯7と可動鉄芯8との間に配置され可動鉄芯8を固定鉄芯7から離れる方向に付勢する復帰ばね9とに挿通されている。可動鉄芯8の挿通孔8aの内周面には、シャフト4のねじ溝4cに螺合するねじ溝8bが切られており、シャフト4は可動鉄芯8のねじ溝8bに螺合した後に接着剤等によって可動鉄芯8に固定されている。固定鉄芯7は、後述する第1の接合部材11とヨーク15とを介してハウジングCに固定されている。
固定鉄芯7と可動鉄芯8と復帰ばね9とは、非磁性材料により筒部10a及び底部10bを有する有底円筒状に形成された有底筒部10に、可動鉄芯8が固定鉄芯7よりも底部10b側に位置するようにそれぞれ収納されている。
第1の接合部材11は、鉄等の磁性金属材料により矩形状に形成され、固定鉄芯7及び可動鉄芯8と共に磁気回路を形成する。この第1の接合部材11は、固定鉄芯7の軸方向の一端部を固着する前に挿通する挿通孔11aが中央に設けられ、挿通孔11a付近が有底筒部10に気密接合される。第2の接合部材12は、金属材料により筒状に形成され、一端部側よりも他端部側の内径を大きくする段12dが設けられている。第2の接合部材12の内径が小さい側の一端は固定端子保持部材1の開口端部に気密接合され、他端は第1の接合部材11の有底筒部10が接合された面の反対面に気密接合されている。そして、第2の接合部材12は、固定端子保持部材1と第1の接合部材11と有底筒部10とともに、固定接点2aと可動接点3aと固定鉄芯7と可動鉄芯8とが収容される気密空間30を形成する封止容器を構成する。この気密空間30には、水素を主体とするガスが例えば2気圧程度封入される。
次に、駆動部Bについて説明する。この駆動部Bは、有底筒部10の周囲に配置されたコイル枠14と、コイル枠14に巻回されたコイル13と、ヨーク15とを備え、シャフト4、固定鉄芯7、可動鉄芯8、並びに第1の接合部材11と共に駆動手段を構成するものである。ヨーク15は、ヨーク本体15a及びブッシュ15bからなり、固定鉄芯7及び可動鉄芯8並びに第1の接合部材11と共に磁気回路をなす。ヨーク本体15aは、コイル13を外囲するよう中央片及び両対向片でU字状に形成され、その中央片に貫通穴15cが設けられている。ブッシュ15bは、円筒状に形成され、ヨーク本体15aの貫通穴15cに挿着される。これらのヨーク本体15a及びブッシュ15bが配設された状態では、前述した有底筒部10の筒部10aは、ヨーク15のブッシュ15bと可動鉄芯8との間に位置している。
最後にハウジングCについて説明する。ハウジングCは、絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり、封止接点部Aと駆動部Bとを共に収容するものである。このハウジングCは、固定端子2を挿通する挿通孔16が設けられ、その挿通孔16に挿通された固定端子2を鍔部2cが外面(図7の上面)から突出するように保持している。そして、この突出した固定端子2は、図示しない電線接続用のバスバーに接続される。
上述のように構成される従来の封止接点装置は、以下のように動作する。コイル13の励磁前は可動接点3aが固定接点2aと接点ギャップL1 を有して対向している。コイル13を励磁すると、可動鉄心8が固定鉄芯7に吸引されて移動することにより、可動鉄芯8に連結されたシャフト4が駆動されて接点ギャップL1 が徐々に小さくなり、可動接点3aは固定接点2aに当接する。その後、更にシャフト4が駆動されると、可動鉄芯8はオーバートラベル量だけ移動して、接圧ばね6のばね負荷が更に大きくなる。この接点ギャップL1 及びオーバートラベル量の合計は、可動鉄芯8のストロークとなっている。
また、コイル13の励磁が切られると、可動接触子3は、主として接圧ばね6及び復帰ばね9の付勢力でもって復帰し、可動接点3aが固定接点2aから開離するとともに、可動鉄心8も所定の距離だけ復帰して元の状態に戻る。
そして、この突出した固定端子2は、図示しない電線接続用のバスバーに接続される。
ところで、上記従来例では、接点開閉時に発生するアークにより接点2a,3aの一部が飛散し、飛散した接点粉がシャフト4と固定鉄芯7との間の隙間を通過して可動鉄芯8に到達した場合に可動鉄芯8の動作が抑制されるおそれがある。そこで、シャフト4と固定鉄芯7との間にできる隙間を覆い隠す弾性カバーを設け、可動鉄芯8が収納された空間への接点粉の侵入を前記弾性カバーによって防ぐことが特許文献1に記載されている。
特開平11−232986号公報(第2−3頁及び第7頁、第10図及び第12図)
しかし、従来の弾性カバーは可動接触子3が収納された空間と可動鉄芯8が収納された空間との間のガスの出入りも遮断してしまっていたため、接点開閉時にエアダンピングによって可動鉄芯8に作用する抵抗力が増大し、従って可動鉄芯8の移動速度が低下することにより応答性が低下していた。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、応答性を向上することができる封止接点装置を提供することにある。
請求項1の発明は、固定接点が設けられた固定端子と、固定接点に接離する可動接点が設けられた可動接触子と、一端が可動接触子に連結されたシャフトと、シャフトの他端に連結された可動鉄芯と、可動鉄芯をシャフトの軸方向に駆動する電磁石と、固定接点が内側に露出するように固定端子を保持するとともに可動接触子と可動鉄芯とシャフトとを密封状態で収納する封止容器と、シャフトが挿通されるシャフト挿通孔が貫設されるとともに封止容器の内部の空間を可動鉄芯が収納された空間と可動接触子が収納された空間とに仕切る仕切り体と、弾性を有する材料により筒状に形成されて一端部がシャフト挿通穴の開口の全周を囲むように仕切り体に連結され他端部の内周面がシャフトの全周に弾接する弾性カバーとを備え、可動鉄芯が収納された空間と可動接触子が収納された空間とをシャフト挿通孔を介して連通させる通気部を弾性カバーに設け、弾性カバーは、可動接触子と仕切り体との間に位置する緩衝部を有することを特徴とする。
この発明によれば、可動接触子が動作する際には、封止容器内の気体が、可動鉄芯が収納された空間と可動接触子が収納された空間との間で通気部とシャフト挿通孔とを通して出入りするから、接点開閉時にエアダンピングによって可動鉄芯に作用する抵抗力を低減し、以って応答性を向上することができる。また、弾性カバーの緩衝部によって接点開閉時の音が吸収されるから、騒音を低減することができる。
請求項の発明は、請求項1の発明において、シャフトの軸方向での可動鉄芯の両側の空間を連通させる連通部を可動鉄芯に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、接点開閉時にエアダンピングによって可動鉄芯に作用する抵抗力をさらに低減して、可動鉄芯の動作速度をさらに向上し、接点開閉の応答性をさらに向上させることができる。
請求項の発明は、可動接触子は、可動接触子に対して接圧を付与する接圧ばねを保持する保持部材を介してシャフトに連結され、保持部材は可動接触子に当接してシャフトの軸方向に直交する面内での可動接触子の回転を禁止する回転禁止部を有することを特徴とする。
この発明によれば、可動接触子の保持部材に対するがたつきが抑えられ、滑らかに動作させることができる。また、可動接触子の位置が安定することにより可動接点の位置も安定するから、接点を閉じたときの可動接点と固定接点との接触面積を一定に保つことができる。
本発明によれば、可動鉄芯が収納された空間と可動接触子が収納された空間とをシャフト挿通孔を介して連通させる通気部を弾性カバーに設けたので、可動接触子が動作する際には、封止容器内の気体が、可動鉄芯が収納された空間と可動接触子が収納された空間との間で通気部とシャフト挿通孔とを通して出入りするから、接点開閉時にエアダンピングによって可動鉄芯に作用する抵抗力を低減し、以って応答性を向上することができる。また、弾性カバーの緩衝部によって接点開閉時の音が吸収されるから、騒音を低減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。本実施形態の基本構成は従来例と同様であるので、共通する部分については同じ符号を付して図示及び説明を省略する。
本実施形態は、図1に示すように、例えばシリコンゴムのような弾性材料からなり第1の接合部材11とシャフト4との間の隙間を覆う弾性カバー17を備え、可動接触子3が収納された空間と可動鉄芯8が収納された空間とを連通させる通気部を弾性カバー17に設けたことを特徴とする。また、ヨーク本体15aとブッシュ15bとは一体化されている。さらに、第1の接合部材11が従来例での固定鉄芯7としても機能する構成になっており、第1の接合部材11の中央部にはシャフト4が挿通されるシャフト挿通孔11bが貫設されていて、復帰ばね9は第1の接合部11のシャフト挿通孔11bの周囲に弾接している。つまり、第1の接合部材11と、コイル13と、コイル枠14と、ヨーク15とが可動鉄芯8を駆動する電磁石を構成する。第1の接合部材11は、可動鉄芯7が収納された空間と可動接触子3が収納された空間とを仕切る仕切り体でもある。また、保持部材としての可動接触子ホルダ5の構造も従来例とは異なっており、図2に示すように、シャフト4に連結された基部5eと、基部5eに突設され互いに対向する2個の保持片5fと、両保持片5fの先端の間に懸架された押さえ片5gとを備える。可動接触子3は長方形板状であって短手方向の両端面を保持片5fに向けて可動接触子ホルダ5に保持されている。接圧ばね6は、可動接触子3と可動接触子ホルダ5の基部5eとの間に設けられ、可動接触子3を押さえ片5gに押し付けるように付勢する。シャフト4の軸方向に直交する方向(図2の左右方向)での両保持片5fの両端部の他方の保持片5fから離れた側の面には、それぞれ球面状の突起5hが突設されている。この突起5hの先端がそれぞれ固定端子保持部材1の内面に摺接することにより、可動接触子ホルダ5の固定端子保持部材1に対する向きが安定するようになっている。また、シャフト4の軸方向に直交する方向(図2の左右方向)での両保持片5fの両端部の対向面には、それぞれシャフト4の軸方向に長いリブ5iが例えば曲げ形成により突設してある。各リブ5iの先端がそれぞれ可動接触子3の短手方向の端面に摺接することにより、シャフト4の軸方向に直交する面内での可動接触子3の回転が禁止されている。
ここで、リブ5iを設けなかった場合には、可動接触子3の側面に凹凸が存在すると、可動接触子3と可動接触子ホルダ5との接触面積が小さくなることにより、可動接触子3の可動接触子ホルダ5に対する姿勢が安定せず、一方の可動接点3aのみが固定接点2aに接触するなどの動作不良や応答性の低下の原因となるおそれがあった。このようなことを防ぐために、可動接触子3の加工の精度を高く維持する必要が生じ、結果として製造コストの増大を招いていた。また、例えばシャフト4の軸方向に直交する面内で可動接触子3が可動接触子ホルダ5に対して回転した場合などに、可動接触子3と可動接触子ホルダ5との間の接触圧が高くなって可動接触子3と可動接触子ホルダ5との間に強い摩擦力が作用し、可動接触子3が可動接触子ホルダ5に引っ掛かった形になって応答性が低下したり、可動接点3aの位置がずれることにより可動接点3aと固定接点2aとの接触面積が小さくなって接点抵抗が増大する可能性があった。
一方、本発明においてはリブ5iを設けたことにより、可動接触子3の可動接触子ホルダ5に対する姿勢が安定するから、可動接触子3の側面に多少の凹凸が存在しても、動作不良や応答性の低下は発生しない。また、可動接触子3の位置が安定することにより可動接点3aの位置も安定するから、接点を閉じたときの可動接点3aと固定接点2aとの接触面積を略一定に保つことができる。さらに、リブ5iはシャフト4の軸方向に長く形成してあるから、可動接触子3が可動接触子ホルダ5に対してシャフト4の軸方向に移動しても、可動接触子3のリブ5iに対する接触位置及び接触面積は略一定に保たれる。また、シャフト4の軸に直交する方向での可動接触子3の両端付近にリブ5iが接触するから、シャフト4の軸に直交する方向での可動接触子3の中央部付近にリブ5iが接触する場合に比べ、可動接触子3の可動接触子ホルダ5に対する回転をより有効に防ぐことができる。
次に、弾性カバー17の形状を詳しく説明する。弾性カバー17は、図3及び図4に示すように、一方の開口が他方の開口よりも大きい筒状に形成されており、小さい側の開口の周縁は肉厚に形成され、小さい側の開口の内周面がシャフト4の外周面の全周に亙って弾接するようになっている。また、弾性カバー17の大きい側の開口の外周には、全周に亙って環状片17aが突設されている。弾性カバー17は、第1の接合部材11の接点側の面(図1の上面)のシャフト挿通孔11bの周囲に、環状片17aの開口側の面が例えば接着剤等によって貼着されることにより第1の接合部材11に結合している。ここで、環状片17aの第1の接合部材11に対する接合面には、それぞれ環状片17aの外周と内周とに連通した複数本(図では4本)の溝17bが設けられている。図5に示すように、第1の結合部材11と弾性カバー17との間には、可動接触子3が収納された空間と可動鉄芯8が収納された空間とをシャフト挿通孔11bを介して連通させる隙間が、弾性カバー17の溝17bの位置に形成される。つまり、溝17bが連通部である。ここで、上記の隙間がガスを通過可能としながらも接点粉の通過を妨げるように、溝17bの幅寸法及び深さ寸法は設定されている。
また、可動接触子ホルダ5の基部5eの第1の接合部材11に対向する面には、接点が開いたときに弾性カバー17の環状片11aに弾接する突起5jが突設してある。つまり、環状片17aが緩衝部である。この構成により、可動接触子ホルダ5と第1の接合部材11との衝突による騒音が軽減され、騒音を軽減するための部品を別途に用意する場合に比べて製造コストを低減することができる。また、突起5jの環状片11aに対する接触面の形状は曲面としてある。この構成により、接点が開く過程で突起5jと環状片17aとの接触面積が連続的に変化するから、突起5jと環状片17aとが平面で接触する場合に比べて騒音を抑制する効果が向上する。その他の構成及び動作は、従来例と同様である。
上記構成によれば、可動接触子3が動作する際には、可動鉄芯8が収納された空間と可動接触子3が収納された空間との間で弾性カバー17の溝17bと第1の接合部材11のシャフト挿通孔11bとを通じてガスが出入りするから、接点開閉時にエアダンピングによって可動鉄芯8に作用する抵抗力を低減し、以って応答性を向上することができる。
さらに、本実施形態の可動鉄芯8の外周面には、図6に示すように、軸方向の全長に亙って切り欠き8cを設けてある。可動鉄芯8の切り欠き8cが設けられた部位と有底筒部10の内周面との間には、シャフト4の軸方向(図1の上下方向)での可動鉄芯8の両側を連通させる隙間が生じる。つまり、可動鉄芯8の切り欠き8cが連通部である。この構成により、可動鉄芯8の切り欠き8cが設けられた部位と有底筒部10の内周面との間の隙間を通じてガスが流動するから、エアダンピングによって可動鉄芯8に作用する抵抗力をさらに軽減して可動鉄芯8の動作速度をさらに向上させ、以って応答性をさらに向上させることができる。ここで、切り欠き8cの深さは、可動鉄芯8に作用する磁力が十分に確保される程度に小さくしてある。
本発明の実施形態を示す断面図である。 同上の要部を示す図であり、(a)は固定端子保持部材を含む断面図、(b)は正面図である。 同上に用いられる弾性カバーを示す下面図である。 同上に用いられる弾性カバーを示す断面図である。 同上の要部を示す断面図である。 同上の可動鉄芯を示す斜視図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 固定端子保持部材
2 固定端子
2a 固定接点
3 可動接触子
3a 可動接点
4 シャフト
5 可動接触子ホルダ
5i リブ
6 接圧ばね
8 可動鉄芯
10 有底筒部
11 第1の接合部材
12 第2の接合部材
13 コイル
14 コイル枠
15 ヨーク
17 弾性カバー
17a 環状片
17b 溝

Claims (3)

  1. 固定接点が設けられた固定端子と、固定接点に接離する可動接点が設けられた可動接触子と、一端が可動接触子に連結されたシャフトと、シャフトの他端に連結された可動鉄芯と、可動鉄芯をシャフトの軸方向に駆動する電磁石と、固定接点が内側に露出するように固定端子を保持するとともに可動接触子と可動鉄芯とシャフトとを密封状態で収納する封止容器と、シャフトが挿通されるシャフト挿通孔が貫設されるとともに封止容器の内部の空間を可動鉄芯が収納された空間と可動接触子が収納された空間とに仕切る仕切り体と、弾性を有する材料により筒状に形成されて一端部がシャフト挿通穴の開口の全周を囲むように仕切り体に連結され他端部の内周面がシャフトの全周に弾接する弾性カバーとを備え、可動鉄芯が収納された空間と可動接触子が収納された空間とをシャフト挿通孔を介して連通させる通気部を弾性カバーに設け、弾性カバーは、可動接触子と仕切り体との間に位置する緩衝部を有することを特徴とする封止接点装置。
  2. シャフトの軸方向での可動鉄芯の両側の空間を連通させる連通部を可動鉄芯に設けたことを特徴とする請求項1記載の封止接点装置。
  3. 可動接触子は、可動接触子に対して接圧を付与する接圧ばねを保持する保持部材を介してシャフトに連結され、保持部材は可動接触子に当接してシャフトの軸方向に直交する面内での可動接触子の回転を禁止する回転禁止部を有することを特徴とする請求項1記載の封止接点装置
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