JP4453676B2 - 電磁継電器 - Google Patents
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Description
本参考例は、図1及び図2に示すように、仕切り体としてのストッパーキャップ13の上面においてシャフト挿通穴13aの周囲に、接圧ばね33の内径よりも僅かに外径が小さい環形状の制限突起13bを設けたことを特徴とする。
本実施形態は、図3に示すように、接圧ばね33の内面に臨むことにより接圧ばね33の変位を制限する複数個の制限突起13bを、それぞれ切り起こしによって形成していることを特徴とする。各制限突起13bは、それぞれ、切り起こし前にシャフト挿通穴13aに近い側の端であった部位を根元として、シャフト挿通穴13aから離れた側の端であった部位を先端とするような切り起こしにより形成されている。従って、切り起こしに伴ってストッパーキャップ13に形成される貫通穴13cは、制限突起13bよりもシャフト挿通穴13aから離れた位置に形成されている。
本実施形態は、図4に示すように、ストッパーキャップ13に、シャフト挿通穴13aを囲む環形状の範囲で下方へ膨出させた膨出部13eを設けたことを特徴としている。膨出部13eの径は接圧ばね33の径に合わせてあり、膨出部13eの上面に形成される凹部には接圧ばね33の下端が収納され、これによって接圧ばね33の位置ずれが抑制される。つまり、膨出部13eの上面に形成される凹部が請求項におけるばね受け凹部となっており、その内面が請求項における制限部となっている。また、膨出部13eを設けたことにより、ストッパーキャップ13において緩衝体としての鉄心上ゴム35の上面に当接するのは膨出部13eの下面となり、膨出部13eを設けない場合に比べて鉄心上ゴム35との接触面積が小さくなっている。これにより、振動が伝播する面積が低減するので、鉄心上ゴム35による騒音抑制効果が向上する。
本参考例では、図5に示すように、シャフト挿通穴13aと制限突起13bとを切り起こしによって同時に形成している。具体的に説明すると、切り起こしの前にシャフト挿通穴13aの縁に相当する位置であった部位を根元とし、シャフト挿通穴13aの中心に相当する位置であった部位を先端とするように、複数個の制限突起13bをそれぞれシャフト挿通穴13aの中心から広げるように上方へ切り起こしている。そして、各制限突起13bの先端をそれぞれ接圧ばね33の内面に臨ませることにより、接圧ばね33の位置ずれを抑制している。これにより、制限突起13bの根元部分はシャフト挿通穴13aに臨む凸曲面となり、この凸曲面によってシャフト31の本体部31aがガイドされるから、シャフト31の傾きを抑えて引っ掛かりや磨耗を低減することができる。
2a 固定接点
4 電磁石装置
13 ストッパーキャップ
13a シャフト挿通穴
13b 制限突起
13d 阻止突起
13e 膨出部
22 可動接触子
22a シャフト挿通穴
31 シャフト
31a 本体部
31b 抜け止め部
32 可動鉄心
33 接圧ばね
35 鉄心上ゴム
42 固定鉄心
Claims (2)
- 固定接点が設けられた固定端子と、
固定接点に接離する可動接点が設けられるとともにシャフト挿通穴が固定接点に対する可動接点の接離方向に貫設された可動接触子と、
可動接触子のシャフト挿通穴に挿通された本体部、並びに、シャフト挿通穴に挿通不可能な外形であって本体部の一端部に連結され可動接点が固定接点に向かう方向への可動接触子の脱落を防止する抜け止め部を有するシャフトと、
磁性材料からなりシャフトの本体部の他端部に連結された可動鉄心と、
固定接点に対して可動接点を接離させる方向に可動鉄心を駆動する電磁石装置と、
固定接点が内側に露出するように固定端子を保持するとともに可動接触子と可動鉄心とシャフトとを密封状態で収納する封止容器と、
封止容器に対して固定され、シャフトが挿通されるシャフト挿通穴が貫設されるとともに封止容器の内部の空間を可動鉄心が収納された空間と可動接触子が収納された空間とに仕切る仕切り体と、
圧縮コイルばねからなりシャフトの本体部が挿通されて一端が仕切り体に弾接するとともに他端が可動接触子に弾接して可動接点と固定接点との間の接圧を与える接圧ばねとを備え、
接圧ばねの仕切り体に対する変位であって固定接点に対して可動接点が接離する方向に直交する面内における変位を制限する制限部を仕切り体に設け、
接圧ばねの内側に位置する制限部としての制限突起が、仕切り体の一部を切り起こすことによって形成され、
電磁石装置は、磁性材料からなりシャフトが挿通されるシャフト挿通穴が設けられて封止容器に対して固定され可動鉄心と仕切り体との間に位置する固定鉄心を有し、
制限突起の切り起こしに伴って形成された穴と、固定鉄心のシャフト挿通穴とを仕切る環形状の阻止突起を、仕切り体において固定鉄心に向けられる面に設けたことを特徴とする電磁継電器。 - 固定接点が設けられた固定端子と、
固定接点に接離する可動接点が設けられるとともにシャフト挿通穴が固定接点に対する可動接点の接離方向に貫設された可動接触子と、
可動接触子のシャフト挿通穴に挿通された本体部、並びに、シャフト挿通穴に挿通不可能な外形であって本体部の一端部に連結され可動接点が固定接点に向かう方向への可動接触子の脱落を防止する抜け止め部を有するシャフトと、
磁性材料からなりシャフトの本体部の他端部に連結された可動鉄心と、
固定接点に対して可動接点を接離させる方向に可動鉄心を駆動する電磁石装置と、
固定接点が内側に露出するように固定端子を保持するとともに可動接触子と可動鉄心とシャフトとを密封状態で収納する封止容器と、
封止容器に対して固定され、シャフトが挿通されるシャフト挿通穴が貫設されるとともに封止容器の内部の空間を可動鉄心が収納された空間と可動接触子が収納された空間とに仕切る仕切り体と、
圧縮コイルばねからなりシャフトの本体部が挿通されて一端が仕切り体に弾接するとともに他端が可動接触子に弾接して可動接点と固定接点との間の接圧を与える接圧ばねとを備え、
接圧ばねの仕切り体に対する変位であって固定接点に対して可動接点が接離する方向に直交する面内における変位を制限する制限部を仕切り体に設け、
電磁石装置は、磁性材料からなりシャフトが挿通されるシャフト挿通穴が設けられて封止容器に対して固定され可動鉄心と仕切り体との間に位置して電磁石装置に通電されたときに励磁されて可動鉄心を吸引する固定鉄心を有し、
固定鉄心と仕切り体との間には弾性材料からなる緩衝体が介装され、
仕切り体には、シャフト挿通穴を囲む環形状の範囲で可動鉄心が収納される空間側へ膨出した膨出部が設けられ、
膨出部において可動接触子に近い側の面には、接圧ばねの一端が収納されるばね受け凹部が形成されていて、ばね受け凹部の内面が制限部となっていることを特徴とする電磁継電器。
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