JP2007287524A - 電磁継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接圧ばねの位置ずれが抑制される電磁継電器を提供する。
【解決手段】 固定接点2aと、可動接触子22と、シャフト31を介して可動接触子22に連結された可動鉄心32と、これらを収納した封止容器1と、可動鉄心32を駆動することにより可動接触子22を固定接点2aに接離させる電磁石装置4とを備える。封止容器1内において、可動接触子22が収納された空間と、可動鉄心32が収納された空間とは、ストッパーキャップ13により仕切られている。可動接触子22とストッパーキャップ13との間には、圧縮コイルばねからなり可動接触子22と固定接点2aとの間の接圧を付与する接圧ばね33が介装されている。ストッパーキャップ13に、可動接触子22側に突出して接圧ばね33の内側に位置する制限突起13bを設けた。制限突起13bにより接圧ばね33の位置ずれが抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、密閉型の電磁継電器に関するものである。
従来から、接点間に発生するアークの持続時間を短縮するために、接点が収納された空間を密閉するとともに、この空間にガスを封入した密閉型の電磁継電器が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の電磁継電器として、例えば図6に示すものがある。この電磁継電器は、固定接点2aが設けられた固定端子21と、固定接点2aに接離可能な可動接点を構成する可動接触子22と、シャフト31を介して可動接触子22に連結された可動鉄心32と、可動接触子22を固定接点2aに接離させる方向に可動鉄心32を駆動する電磁石装置4とを有する。以下、上下左右は図6を基準として詳しく説明する。
この電磁継電器は、セラミックのような耐熱性材料からなり下面が開口する直方体形状の固定端子保持部材11を備える。固定端子保持部材11の底面(上面)には、貫通穴11aが左右に並べて2個設けられている。各貫通穴11aにはそれぞれ固定端子21が挿通されている。固定端子21は例えば銅を含む金属材料からなり、上面が開口した有底円筒形状の本体部21aと、本体部21aの上端部から径方向に突設され固定端子保持部材11の上側に位置する鍔部21bとを有する。固定接点2aは、固定端子21の本体部21aの下面に固着されている。なお、固定接点2aは、固定端子21と一体的に設けてもよい。固定端子21は、鍔部21b付近で固定端子保持部材11にロウ付け等により気密接合されている。さらに、固定端子21の本体部21aの内面にはねじ溝が設けられており、固定端子21に電線接続用のバスバー(図示せず)をねじ止め固定することができるようになっている。
可動接触子22は、例えば銅を含む金属材料により扁平な形状に形成されており、厚さ方向を上下方向に向けて固定端子保持部材1内に収納されており、左右の端部がそれぞれ一方ずつの固定接点2aの下に位置している。
可動接触子22において左右方向の中央部には、シャフト挿通孔22aが上下に貫設されている。シャフト挿通孔22aには、絶縁材料からなるシャフト31が挿通されている。シャフト31は、軸方向を上下方向に向けてシャフト挿通穴22aに挿通された円柱形状の本体部31aと、本体部31aの上端に連結されて本体部31aに対して径方向に突出し直径がシャフト挿通穴22aの内径よりも大きい円盤形状の抜け止め部31bとを有する。
固定端子保持部材11は、図7に示すように金属からなる筒形状の接合部材12を介して、磁性材料からなり上下に扁平な上側継鉄41の上面に連結されている。固定端子保持部材11と接合部材12、並びに、接合部材12と上側継鉄41は、それぞれ互いに気密接合されている。また、上側継鉄41には、シャフト31の本体部31aが挿通される挿通穴41aが上下に貫設されている。また、例えば金属からなりシャフト31の本体部31aが挿通されるシャフト挿通穴13aが上下に貫設された仕切り体としてのストッパーキャップ13が、上側継鉄41の上面に接合されている。
さらに、シャフト31の本体部31aは、圧縮コイルばねからなる接圧ばね33に挿通されている。接圧ばね33は上端が可動接触子22の下面に弾接して下端がストッパーキャップ13の上面に弾接しており、シャフト31が上側継鉄41に対して十分に上方へ変位した状態では、可動接触子22は接圧ばね33のばね力により左右両端部をそれぞれ一方ずつの固定接点2aに押し付けられる。
また、上側継鉄41の挿通穴41aは、上側継鉄41の下面に接合されたプランジャキャップ14により閉塞されている。プランジャキャップ14は、上面が開口した有底円筒形状の本体部14aと、本体部14aの上端から径方向に突設され挿通穴41aの周囲において上側継鉄41の下面に接合された鍔部14bとを有する。ここにおいて、固定端子保持部材11と、固定端子21と、接合部材12と、上側継鉄41と、プランジャキャップ14とで、密封された封止容器1が構成されており、この封止容器1には水素を主体とするガスが例えば2気圧程度封入されている。
プランジャキャップ14の上端部には、磁性材料からなり筒形状であって軸方向を上下方向に向けて上側継鉄41の挿通穴41aに挿通されるとともにシャフト31の本体部31aが挿通された固定鉄心42の一部が収納されている。また、可動鉄心32は、固定鉄心42の下側においてプランジャキャップ14に収納されている。
固定鉄心42は、円筒形状の本体部42aと、本体部42aの上端部の外周面から径方向に突設された鍔部42bとを有する。鍔部42bの外径は上側継鉄41の鉄心挿通穴41aの内径よりも大きく、鍔部42bが上側継鉄41の上側に位置することにより、固定鉄心42は上側継鉄41に対して下方への変位が禁止されている。また、鍔部42bの下面と上側継鉄41の上面との間には、例えば合成ゴムからなり環形状であって固定鉄心42の本体部42aが挿通された鉄心下ゴム34が介装されている。さらに、ストッパーキャップ13は、固定鉄心42の鍔部42bを上側継鉄41の上面との間に収納するように、上方から見た中央部が上方へ有底円筒形状に膨出した形状となっており、固定鉄心42の上面とストッパーキャップ13の下面との間には、例えば合成ゴムからなり環形状であってシャフト31の本体部31aが挿通された鉄心上ゴム35が介装されている。
ここで、シャフト31の本体部31aの下端部の外周面にはねじ山(図示せず)が設けられており、可動鉄心32の内面にはねじ溝が設けられていて、シャフト31は本体部31aが可動鉄心32に螺合することによって可動鉄心32に機械的に結合している。固定鉄心42の下面とプランジャキャップ14の内底面との間の距離は、可動鉄心32の上下の寸法よりも大きく、また、可動鉄心32の外径は、プランジャキャップ14の本体部14aの内径よりも僅かに小さい程度となっており、可動鉄心32はプランジャキャップ14の本体部14aの内面にガイドされてプランジャキャップ14に対しシャフト31とともに上下にスライド可能となっている。
さらに、ストッパーキャップ13の下面と可動鉄心32の上面との間には、圧縮コイルばねからなりシャフト31の本体部31aが挿通されるとともに固定鉄心42に挿通された復帰ばね36が介装されている。すなわち、可動鉄心32は、復帰ばね36のばね力により、固定鉄心42に対して下方へ付勢されている。
さらに、可動鉄心32の変位時の衝撃を吸収するために、可動鉄心32の上面には環形状であってシャフト31が挿通された可動側ゴム37が固着され、プランジャキャップ14の内底面には下ダンパーゴム38が固着されている。可動側ゴム37と下ダンパーゴム38とはそれぞれ例えば合成ゴムからなる。
また、上側継鉄41の下側には、コイル40が巻回されたボビン43が配置されている。ボビン43は、軸方向を上下方向に向けた円筒形状の本体部43aと、本体部43aの軸方向の両端からそれぞれ径方向に突設された鍔部43b,43cとを有し、コイル40は鍔部43b,43cの間において本体部43aに巻回されている。また、ボビン43の本体部43aにはプランジャキャップ14の本体部14aが挿通されている。さらに、磁性材料からなり固定鉄心42と可動鉄心32と上側継鉄41とともに磁気回路を構成する下側継鉄44が設けられている。下側継鉄44は、上下に扁平な形状であってボビン43の下側に位置する本体部44aと、本体部44aの左右両端からそれぞれ上方に突設されボビン43を挟んで左右に対向しそれぞれ上端が上側継鉄41の下面に当接する腕部44bとを有し、全体として断面コ字形状となっている。また、下側継鉄44の本体部44aにおいて左右方向の中央部には、プランジャキャップ14の下端部が挿通されるキャップ挿通穴44cが上下に貫設されている。キャップ挿通穴44cの内面とプランジャキャップ14の外周面との間には円筒形状のブッシュ45が介装されている。
次に、上記電磁継電器の動作を説明する。コイル40に通電されていない状態では、可動鉄心32は復帰ばね36のばね力によりプランジャキャップ14内の下端に位置する。この状態では、シャフト31の抜け止め部31bが可動接触子22の上面に当接することにより、可動接触子22は、接圧ばね33のばね力に関わらず上方への変位を規制され、いずれの固定接点2aにも接触しない。コイル40に通電されると、励磁された固定鉄心42に可動鉄心32が吸引されてシャフト31とともに上方へ変位する。やがて、シャフト31が十分に上方へ変位すると、可動接触子22は各固定接点2aにそれぞれ接触導通し、ここにおいて固定端子21同士が可動接触子22を介して電気的に接続される。その後、更にシャフト31が駆動されると、可動鉄心32はオーバートラベル量だけ移動して、接圧ばね33のばね負荷が更に大きくなる。以後、コイル40への通電が停止されるまでは、可動接触子22と固定接点2aとの間の接圧は接圧ばね33のばね力により確保される。ここで、可動鉄心32が固定鉄心42に衝突した場合、可動鉄心32から固定鉄心42に伝わる衝撃は可動側ゴム37によって吸収され、固定鉄心42から上側継鉄41に伝わる衝撃は鉄心上ゴム34及び鉄心下ゴム35により吸収されることにより、上記のように接点を閉じる際の騒音は低減される。また、固定鉄心42の上方への変位は、ストッパーキャップ13により制限されている。
また、コイル40への通電が停止されると、可動鉄心32及びシャフト31が復帰ばね36のばね力により復帰し、これに伴って可動接触子22もシャフト31の抜け止め部31bから力を受けて各固定接点2aから離れた位置に復帰し、固定端子21間の電気的接続が遮断される。つまり、コイル40、ボビン43、固定鉄心42、上側継鉄41、下側継鉄44、並びに復帰ばね36で、可動鉄心32を駆動する電磁石装置4が構成されている。可動鉄心32がプランジャキャップ14の底面に衝突する際の衝撃は、下ダンパーゴム38によって吸収されることにより、上記のように接点を開く際の騒音は低減される。
特開2005−38706号公報
上記電磁継電器において、接圧ばね33の位置が前後左右にずれると、固定接点2aと可動接触子22との間の接圧が低くなって電気性能が低下してしまう可能性があった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、接圧ばねの位置ずれが抑制される電磁継電器を提供することにある。
請求項1の発明は、固定接点が設けられた固定端子と、固定接点に接離する可動接点が設けられるとともにシャフト挿通穴が固定接点に対する可動接点の接離方向に貫設された可動接触子と、可動接触子のシャフト挿通穴に挿通された本体部、並びに、シャフト挿通穴に挿通不可能な外形であって本体部の一端部に連結され可動接点が固定接点に向かう方向への可動接触子の脱落を防止する抜け止め部を有するシャフトと、磁性材料からなりシャフトの本体部の他端部に連結された可動鉄心と、固定接点に対して可動接点を接離させる方向に可動鉄心を駆動する電磁石装置と、固定接点が内側に露出するように固定端子を保持するとともに可動接触子と可動鉄心とシャフトとを密封状態で収納する封止容器と、シャフトが挿通されるシャフト挿通穴が貫設されるとともに封止容器の内部の空間を可動鉄心が収納された空間と可動接触子が収納された空間とに仕切る仕切り体と、圧縮コイルばねからなりシャフトの本体部が挿通されて一端が仕切り体に弾接するとともに他端が可動接触子に弾接して可動接点と固定接点との間の接圧を与える接圧ばねとを備え、接圧ばねの仕切り体に対する変位であって固定接点に対して可動接点が接離する方向に直交する面内における変位を制限する制限部を仕切り体に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、制限部によって接圧ばねの位置ずれが抑制される。従って、制限部を設けない場合に比べ、可動接点と固定接点との間の接圧の低下による電気性能の低下を抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、接圧ばねの内側に位置する制限部としての制限突起が、仕切り体の一部を切り起こすことによって形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、例えば制限突起をエンボス加工によって形成する場合に比べ、制限突起の突出寸法をより大きくし、接圧ばねの位置ずれを抑制する効果を高めることができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、電磁石装置は、磁性材料からなりシャフトが挿通されるシャフト挿通穴が設けられて可動鉄心と仕切り体との間に位置する固定鉄心を有し、制限突起の切り起こしに伴って形成された穴と、固定鉄心のシャフト挿通穴とを仕切る環形状の阻止突起を、仕切り体において固定鉄心に向けられる面に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、可動接点と固定接点との接離に伴って発生して上記の穴に入りこんだ接点粉が、可動鉄心が収納された空間に入り込むことを阻止突起によって阻止し、接点粉によって可動鉄心の動作が阻害されることを防ぐことができる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、電磁石装置は、磁性材料からなりシャフトが挿通されるシャフト挿通穴が設けられ可動鉄心と仕切り体との間に位置して電磁石装置に通電されたときに励磁されて可動鉄心を吸引する固定鉄心を有し、固定鉄心と仕切り体との間には弾性材料からなる緩衝体が介装され、仕切り体には、シャフト挿通穴を囲む環形状の範囲で可動鉄心が収納される空間側へ膨出した膨出部が設けられ、膨出部において可動接触子に近い側の面には、接圧ばねの一端が収納されるばね受け凹部が形成されていて、ばね受け凹部の内面が制限部となっていることを特徴とする。
この発明によれば、可動鉄心が固定鉄心から受けた衝撃が緩衝体に吸収されることにより、可動鉄心と固定鉄心との衝突に伴う騒音が低減される。また、膨出部の下面が緩衝体に接触することになるから、膨出部を設けない場合に比べて緩衝体と仕切り体との接触面積が減少することにより、振動が伝播する面積が低減するので、緩衝体による上記効果が向上する。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、仕切り体のシャフト挿通穴は、シャフト挿通穴となる範囲を、可動接触子が収納される空間側に切り起こすことによって形成され、この切り起こしにより形成された突起が、接圧ばねの内側に位置して制限部となることを特徴とする。
この発明によれば、シャフト挿通穴と制限部とを同時に形成することができる。また、切り起こしによって形成された突起の根元部分によってシャフトの傾きが抑えられるから、動作がより安定する。
本発明によれば、接圧ばねの仕切り体に対する変位であって固定接点に対して可動接点が接離する方向に直交する面内における変位を制限する制限部を仕切り体に設けたことにより、接圧ばねの位置ずれが抑制される。従って、制限部を設けない場合に比べ、可動接点と固定接点との間の接圧の低下による電気性能の低下を抑えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の各実施形態の基本構成はそれぞれ従来例と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して図示並びに詳細な説明を省略する。
(実施形態1)
本実施形態は、図1及び図2に示すように、仕切り体としてのストッパーキャップ13の上面においてシャフト挿通穴13aの周囲に、接圧ばね33の内径よりも僅かに外径が小さい環形状の制限突起13bを設けたことを特徴とする。
また、固定鉄心42の内面において、下側の内径を上側よりも大きくする段42cを設けるとともに、復帰ばね36の上端をストッパーキャップ13ではなく固定鉄心42の段42cに弾接させている。
上記構成によれば、制限突起13bによって接圧ばね33の位置ずれが抑制されるから、固定接点2aと可動接触子22との間の接圧の低下による電気性能の低下を抑えることができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図3に示すように、接圧ばね33の内面に臨むことにより接圧ばね33の変位を制限する複数個の制限突起13bを、それぞれ切り起こしによって形成していることを特徴とする。各制限突起13bは、それぞれ、切り起こし前にシャフト挿通穴13aに近い側の端であった部位を根元として、シャフト挿通穴13aから離れた側の端であった部位を先端とするような切り起こしにより形成されている。従って、切り起こしに伴ってストッパーキャップ13に形成される貫通穴13cは、制限突起13bよりもシャフト挿通穴13aから離れた位置に形成されている。
上記構成によれば、突出寸法が比較的に大きく接圧ばね33の位置ずれを抑制する効果が比較的に高い制限突起13bを、比較的に容易に形成することができる。
ところで、固定接点2aと可動接触子22との接離に伴って発生する接点粉が、上記貫通穴13cと、シャフト31の本体部31aと固定鉄心42との間の隙間とを通じて、可動鉄心32とプランジャキャップ14の内側面との間に入り込むと、可動鉄心32の動作が阻害される可能性がある。
そこで、本実施形態では、制限突起13bよりもシャフト挿通穴13aの近くにおいてシャフト挿通穴13aを囲む環形状の阻止突起13dを、ストッパーキャップ13の下面に突設している。阻止突起13dの下端は鉄心上ゴム35の上面に弾接する。すなわち、阻止突起13dにより、上記貫通穴13cを通じてプランジャキャップ14内に接点粉が入り込むことが防止されている。
(実施形態3)
本実施形態は、図4に示すように、ストッパーキャップ13に、シャフト挿通穴13aを囲む環形状の範囲で下方へ膨出させた膨出部13eを設けたことを特徴としている。膨出部13eの径は接圧ばね33の径に合わせてあり、膨出部13eの上面に形成される凹部には接圧ばね33の下端が収納され、これによって接圧ばね33の位置ずれが抑制される。つまり、膨出部13eの上面に形成される凹部が請求項におけるばね受け凹部となっており、その内面が請求項における制限部となっている。また、膨出部13eを設けたことにより、ストッパーキャップ13において緩衝体としての鉄心上ゴム35の上面に当接するのは膨出部13eの下面となり、膨出部13eを設けない場合に比べて鉄心上ゴム35との接触面積が小さくなっている。これにより、振動が伝播する面積が低減するので、鉄心上ゴム35による騒音抑制効果が向上する。
(実施形態4)
本実施形態では、図5に示すように、シャフト挿通穴13aと制限突起13bとを切り起こしによって同時に形成している。具体的に説明すると、切り起こしの前にシャフト挿通穴13aの縁に相当する位置であった部位を根元とし、シャフト挿通穴13aの中心に相当する位置であった部位を先端とするように、複数個の制限突起13bをそれぞれシャフト挿通穴13aの中心から広げるように上方へ切り起こしている。そして、各制限突起13bの先端をそれぞれ接圧ばね33の内面に臨ませることにより、接圧ばね33の位置ずれを抑制している。これにより、制限突起13bの根元部分はシャフト挿通穴13aに臨む凸曲面となり、この凸曲面によってシャフト31の本体部31aがガイドされるから、シャフト31の傾きを抑えて引っ掛かりや磨耗を低減することができる。
本発明の実施形態1を示す断面図である。 同上の要部を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態2の要部を示す断面図である。 本発明の実施形態3の要部を示す断面図である。 本発明の実施形態4の要部の構造を示す説明図である。 従来例を示す断面図である。 同上を示すコイルを省略した斜視図である。
符号の説明
1 封止容器
2a 固定接点
4 電磁石装置
13 ストッパーキャップ
13a シャフト挿通穴
13b 制限突起
13d 阻止突起
13e 膨出部
22 可動接触子
22a シャフト挿通穴
31 シャフト
31a 本体部
31b 抜け止め部
32 可動鉄心
33 接圧ばね
35 鉄心上ゴム
42 固定鉄心

Claims (5)

  1. 固定接点が設けられた固定端子と、
    固定接点に接離する可動接点が設けられるとともにシャフト挿通穴が固定接点に対する可動接点の接離方向に貫設された可動接触子と、
    可動接触子のシャフト挿通穴に挿通された本体部、並びに、シャフト挿通穴に挿通不可能な外形であって本体部の一端部に連結され可動接点が固定接点に向かう方向への可動接触子の脱落を防止する抜け止め部を有するシャフトと、
    磁性材料からなりシャフトの本体部の他端部に連結された可動鉄心と、
    固定接点に対して可動接点を接離させる方向に可動鉄心を駆動する電磁石装置と、
    固定接点が内側に露出するように固定端子を保持するとともに可動接触子と可動鉄心とシャフトとを密封状態で収納する封止容器と、
    シャフトが挿通されるシャフト挿通穴が貫設されるとともに封止容器の内部の空間を可動鉄心が収納された空間と可動接触子が収納された空間とに仕切る仕切り体と、
    圧縮コイルばねからなりシャフトの本体部が挿通されて一端が仕切り体に弾接するとともに他端が可動接触子に弾接して可動接点と固定接点との間の接圧を与える接圧ばねとを備え、
    接圧ばねの仕切り体に対する変位であって固定接点に対して可動接点が接離する方向に直交する面内における変位を制限する制限部を仕切り体に設けたことを特徴とする電磁継電器。
  2. 接圧ばねの内側に位置する制限部としての制限突起が、仕切り体の一部を切り起こすことによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
  3. 電磁石装置は、磁性材料からなりシャフトが挿通されるシャフト挿通穴が設けられて可動鉄心と仕切り体との間に位置する固定鉄心を有し、
    制限突起の切り起こしに伴って形成された穴と、固定鉄心のシャフト挿通穴とを仕切る環形状の阻止突起を、仕切り体において固定鉄心に向けられる面に設けたことを特徴とする請求項2記載の電磁継電器。
  4. 電磁石装置は、磁性材料からなりシャフトが挿通されるシャフト挿通穴が設けられ可動鉄心と仕切り体との間に位置して電磁石装置に通電されたときに励磁されて可動鉄心を吸引する固定鉄心を有し、
    固定鉄心と仕切り体との間には弾性材料からなる緩衝体が介装され、
    仕切り体には、シャフト挿通穴を囲む環形状の範囲で可動鉄心が収納される空間側へ膨出した膨出部が設けられ、
    膨出部において可動接触子に近い側の面には、接圧ばねの一端が収納されるばね受け凹部が形成されていて、ばね受け凹部の内面が制限部となっていることを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
  5. 仕切り体のシャフト挿通穴は、シャフト挿通穴となる範囲を、可動接触子が収納される空間側に切り起こすことによって形成され、この切り起こしにより形成された突起が、接圧ばねの内側に位置して制限部となることを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
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