JP7067580B2 - 電磁継電器、および、電磁継電器の製造方法 - Google Patents

電磁継電器、および、電磁継電器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、密閉型の電磁継電器、およびその製造方法に関するものである。
従来、可動子および固定端子を有する継電部と、その継電部が有する可動子を駆動する駆動部とを、水素などの消弧ガスを封止した密閉空間に収容した密閉型の電磁継電器が知られている。
特許文献1に記載の密閉型の電磁継電器は、駆動部の励磁コイルへの通電時に、継電部の有する可動子とシャフトの端部との間にギャップが形成される構成である。そのギャップは、駆動部の励磁コイルへの通電を遮断した際、シャフトの運動エネルギーを増加させた後に、シャフトの端部と可動子とが接触するようにするものである。これにより、可動子の可動接点が固定端子の固定接点から離れる速度(以下、「開離速度」という)が増加し、電流の遮断性能が向上する。そして、特許文献1に記載の電磁継電器は、そのギャップの大きさを、駆動部が有する可動コアとシャフトに設けたねじ機構により調整する構成となっている。また、この電磁継電器は、消弧ガスを封止する密閉空間を、固定端子および可動子を収容する封止容器と、固定コアおよび可動コアなどを収容する有底筒部と、その封止容器と有底筒部との間に配置される複数の接合部材とを接合して形成する構成となっている。
特開平9-259728号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電磁継電器は、製造工程において、シャフトの端部と可動子とのギャップをねじ機構により調整した後、密閉空間を形成するための上記複数の部材を例えば溶接加工などにより接合する工程が必要となる。そのため、その溶接加工の熱が駆動部または継電部に伝わると、製品ごとにギャップにばらつきが生じるおそれがある。
本発明は上記点に鑑みて、消弧ガスが封止される密閉空間に駆動部と継電部を収容した構成において、励磁コイルへの通電時に形成されるシャフトの端部と可動子とのギャップのばらつきを低減することの可能な電磁継電器、および、その電磁継電器の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明によれば、電磁継電器は、次の構成を備えている。駆動部(10)は、通電により磁界を形成する励磁コイル(11)、励磁コイルの内径側に配置される固定コア(12)、励磁コイルと固定コアを収容するヨーク(13)、固定コアに対して相対移動可能な可動コア(14)、可動コアに固定されて軸方向に往復移動可能なシャフト(15)、および、可動コアを固定コアから離れる方向に付勢する復帰ばね(16)を有する。継電部(20)は、絶縁性材料で形成されるフレーム(21)、フレームに固定される固定端子(22)、固定端子に対して可動コアとは反対側に設けられ固定端子に対して相対移動可能な可動子(23)、その可動子を固定端子側に付勢する接圧ばね(24)を有する。圧入固定部(30)は、ヨークまたはフレームの一方に設けられる爪部(31)と他方に設けられる凹部(32)との圧入により駆動部と継電部とを固定する。板状の封止部材(40)は、継電部および駆動部の外側に設けられる。外部接続端子(50)は、封止部材が有する穴(43)を挿通した状態で封止部材に固定されると共に、固定端子に接合される。内側カバー(60)は、駆動部と継電部とを内側に収容した状態で封止部材に接合され、封止部材と共に内側に消弧ガスを封止する密閉空間を形成する。
そして、電磁継電器は、封止部材および内側カバーを取り付ける前の状態において、可動子が有する可動接点と固定端子が有する固定接点とを当接させ、且つ、可動部と固定コアとを当接させた状態として、爪部と凹部との圧入量の調整と共に、シャフトの端部(18)と可動子とのギャップ(Gs)を調整可能に構成されている。なお、可動部とは、シャフト、可動コア、それらと一体となって動く部品のいずれかをいう。
これによれば、この電磁継電器は、製造工程において、駆動部と継電部とを組み合わせた中間部品に封止部材および内側カバーを取り付ける前の状態で、シャフトの端部と可動子との間に励磁コイル通電時に形成されるギャップの調整を行うことが可能である。そして、ギャップの調整をした後、封止部材に固定した外部接続端子と固定端子とを接合し、封止部材と内側カバーとを接合し、その封止部材と内側カバーにより形成される密閉空間に消弧ガスが注入される。そのため、シャフトの端部と可動子とのギャップを調整した後に駆動部または継電部に応力が作用する可能性のある工程は、外部接続端子と固定端子との接合だけなので、そのギャップが変化することが抑制される。したがって、この電磁継電器は、消弧ガスが封止される密閉空間に駆動部と継電部を収容した構成において、製品ごとのギャップのばらつきを低減することができる。
なお、シャフトの端部とは、シャフトのうち可動子側の端部に絶縁碍子などの絶縁部材が固定されている場合、その絶縁部材の端部をいうものとする。
請求項5に係る発明は、電磁継電器の製造方法に関するものである。この製造方法は、次の工程を含んでいる。まず、通電により磁界を形成する励磁コイル(11)、励磁コイルの内径側に配置される固定コア(12)、励磁コイルと固定コアを収容するヨーク(13)、固定コアに対して相対移動可能な可動コア(14)、可動コアに固定されて軸方向に往復移動可能なシャフト(15)、および、可動コアを固定コアから離れる方向に付勢する復帰ばね(16)が組み付けられた駆動部(10)を用意する(S1)。絶縁性材料で形成されるフレーム(21)、フレームに固定される固定端子(22)、固定端子に対して可動コアとは反対側に設けられ固定端子に対して相対移動可能な可動子(23)、および、可動子を固定端子側に付勢する接圧ばね(24)が組み付けられた継電部(20)を用意する(S2)。可動子が有する可動接点と固定端子が有する固定接点とを当接させ、且つ、可動部と固定コアとを当接させた状態として、シャフトの端部と可動子とのギャップ(Gs)が所定の大きさとなるように、ヨークまたはフレームの一方に設けられる爪部(31)と他方に設けられる凹部(32)との圧入量を調整し、駆動部と継電部とを固定する(S3)。板状の封止部材(40)が有する穴(43)に外部接続端子(50)を挿通した状態で封止部材と外部接続端子とを固定する(S4)。外部接続端子が固定された封止部材を継電部および駆動部の外側に配置し、外部接続端子と固定端子とを接合する(S5)。駆動部と継電部とを内側に収容する内側カバー(60)と封止部材とを接合し、内側カバーと封止部材の内側に密閉空間を形成する(S6)。内側カバーと封止部材の内側に形成される密閉空間に消弧ガスを封止する(S7)。
これによれば、ヨークまたはフレームの一方に設けられる爪部と他方に設けられる凹部との圧入により駆動部と継電部とを固定する際に、シャフトの端部と可動子とのギャップが調整される。その後、封止部材に固定された外部接続端子と固定端子とを接合し、封止部材と内側カバーとを接合することで、消弧ガスが封止される密閉空間に駆動部と継電部を収容した電磁継電器が形成される。そのため、ギャップを調整した後に駆動部または継電部に応力が作用する工程は、外部接続端子と固定端子とを接合する工程だけなので、そのギャップが変化することが抑制される。したがって、この電磁継電器の製造方法は、消弧ガスが封止される密閉空間に駆動部と継電部を収容した構成において、製品ごとのギャップのばらつきを低減することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る電磁継電器のオフ状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る電磁継電器のオン状態を示す断面図である。 図2のIII部分の拡大図である。 図2のIV―IV線の断面図である。 図2のV―V線の断面図である。 第1実施形態に係る電磁継電器の製造方法のフローチャートである。 駆動部と継電部とを圧入により固定する様子を示す図である。 図7のVIII―VIII線の断面図である。 駆動部と継電部とを圧入固定した状態を示す図である。 封止部材、外部接続端子、ガス充填用パイプ、枠部材を接合する様子を示す図である。 封止部材、外部接続端子、ガス充填用パイプ、枠部材が接合された状態を示す斜視図である。 固定端子と外部接続端子を接合する様子を示す図である。 固定端子と外部接続端子が接合された状態を示す斜視図である。 外部接続端子と固定端子との接合方法の第1例の説明図である。 外部接続端子と固定端子との接合方法の第1例の説明図である。 外部接続端子と固定端子との接合方法の第2例の説明図である。 外部接続端子と固定端子との接合方法の第2例の説明図である。 外部接続端子と固定端子との接合方法の第3例の説明図である。 外部接続端子と固定端子との接合方法の第3例の説明図である。 封止部材と内側カバーを接合する様子を示す図である。 図2のXXI-XXI線断面において、外側カバーを除いた状態を示す断面図である。 図21のXXII部分の拡大図において、枠部材と内側カバーとの溶接方法を説明する説明図である。 図2のXXI-XXI線の断面図である。 比較例の電磁継電器のオフ状態を示す断面図である。 比較例の電磁継電器のオン状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。図1~図4に示すように、電磁継電器1は、駆動部10、継電部20、圧入固定部30、封止部材40、外部接続端子50、内側カバー60、外側カバー70などを備えている。
電磁継電器1が備える駆動部10は、励磁コイル11、固定コア12、ヨーク13、可動コア14、シャフト15、復帰ばね16などを有している。
励磁コイル11は、ボビン17に巻かれ、略円筒状に形成されている。励磁コイル11は、通電時に磁界を形成するものである。励磁コイル11の内径側、すなわちボビン17の内側に形成される中央孔171に固定コア12などが配置されている。
固定コア12は、磁性体からなる円筒状の部材であり、ボビン17の中央孔171と対応する大きさに形成される。固定コア12は、中心軸に沿う貫通孔121を有している。その貫通孔121にシャフト15の一部が摺動可能に配置されている。
ヨーク13は、磁性体からなる部材であり、励磁コイル11および固定コア12を収容している。ヨーク13は、励磁コイル11の外周側および軸方向端部を覆うように配置されている。ヨーク13は、第1ヨーク部材131と第2ヨーク部材132とを有している。
第1ヨーク部材131は、ステーショナリと呼ばれる部材であり、磁性体からなる板材を略U字状に折り曲げた形状であり、励磁コイル11の外周側と励磁コイル11の軸方向一端側とを覆っている。第1ヨーク部材131のうち、励磁コイル11の軸方向一端側を覆う部位には開口部133が形成されている。この開口部133の内側に固定コア12の一部が嵌め込まれることで固定コア12と第1ヨーク部材131とが接合されている。
第2ヨーク部材132は、トッププレートと呼ばれる部材であり、磁性体からなる板材により形成され、第1ヨーク部材131に接続されると共に、励磁コイル11の軸方向他端側を覆っている。第2ヨーク部材132には、固定コア12と可動コア14に対応する位置にヨーク孔134が形成されている。第2ヨーク部材132の内周の形状は、可動コア14と対応する形状となっている。
可動コア14は、磁性体からなる円盤状の部材であり、第2ヨーク部材132が有するヨーク孔134に対応する位置に、固定コア12に対して相対移動可能に配置されている。可動コア14の外周の形状は、第2ヨーク部材132の内周の形状と対応した形状となっている。可動コア14にはシャフト15が貫通した状態で固定される貫通孔141が形成されている。
シャフト15は、可動コア14に形成された貫通孔141に挿入された状態で可動コア14に固定されている。また、シャフト15のうち固定コア12側の部位は、固定コア12に形成された貫通孔121に摺動可能に挿入されている。そのため、シャフト15は、可動コア14と一体で軸方向に往復移動可能となっている。
また、シャフト15には、その外径を拡大したフランジ部151が形成されている。可動コア14のうち固定コア12側の面と、フランジ部151とは当接している。そのため、シャフト15と可動コア14との位置ずれが防がれている。
さらに、シャフト15のうち固定コア12と反対側の端部には、絶縁碍子18が固定されている。励磁コイル11への非通電時には、絶縁碍子18と可動子23とが当接する。
また、可動コア14のうち励磁コイル11側の部位には、復帰ばね16が嵌め込まれるばね保持部142が備えられている。ばね保持部142は、可動コア14のうち復帰ばね16側の一面から円環状に突き出した突起によって構成され、その外周面に復帰ばね16が嵌め込まれている。
復帰ばね16は、その一端が可動コア14に設けられたばね保持部142により保持され、他端がボビン17に設けられた段差部172に当接している。復帰ばね16は、可動コア14を固定コア12から離れる方向に付勢している。
上述した駆動部10が有する固定コア12、ヨーク13および可動コア14などは、励磁コイル11への通電時に、励磁コイル11により誘起された磁束が流れる磁気回路を構成している。
図1に示すように、励磁コイル11への通電が行われていない非通電時には、復帰ばね16の付勢力により可動コア14は固定コア12から離れた位置にある。それに対し、図2に示すように、励磁コイル11への通電が行われる通電時には、復帰ばね16の付勢力に抗して可動コア14が固定コア12側に磁気吸引されて、可動部が固定コア12と当接する。なお、可動部とは、シャフト15、可動コア14、それらと一体となって動く部品のいずれかをいう。本実施形態では、可動部を構成するシャフト15のフランジ部151が固定コア12と当接するように構成したが、これに限るものでなく、例えば、可動部を構成する可動コア14が固定コア12と当接するように構成してもよい。
次に、図1~図4に示すように、電磁継電器1が備える継電部20は、フレーム21、固定端子22、可動子23および接圧ばね24などを有している。
フレーム21は、例えば樹脂などの絶縁性材料により形成されている。フレーム21は、ベースフレーム25と中間フレーム26により構成されている。ベースフレーム25と中間フレーム26とは一体に固定されている。ベースフレーム25は、継電部20と駆動部10とに亘って設けられている。中間フレーム26は、固定端子22、可動子23および接圧ばね24の一部を覆うように設けられている。
ベースフレーム25には、導電金属製の第1固定端子221および第2固定端子222が固定されている。これら第1固定端子221および第2固定端子222が、電磁継電器1によってオンオフ制御を行う対象となる図示しない外部電気回路に接続されるものである。第1固定端子221には第1固定接点271が取り付けられ、第2固定端子222には第2固定接点272が取り付けられている。なお、第1固定端子221および第2固定端子222は、図1の紙面垂直方向に延びる形状となっている。
可動子23は、導電金属製の板状部材であり、固定端子22に対して可動コア14とは反対側に設けられている。可動子23は、固定端子22に対して、シャフト15の軸方向に移動可能に設けられている。可動子23のうち固定コア12側の面は、シャフト15の端部に固定された絶縁碍子18に当接可能である。
可動子23には、第1可動接点281および第2可動接点282が固定されている。励磁コイル11への通電時に、第1可動接点281は第1固定接点271に当接可能であり、第2可動接点282は第2固定接点272に当接可能である。
中間フレーム26の中央部には、接圧ばね24の一端が嵌め込まれる環状溝261が形成されている。接圧ばね24は、その一端がその環状溝261に嵌め込まれ、他端が可動子23に当接している。接圧ばね24は、可動子23をシャフト15側および固定端子22側に付勢している。このため、励磁コイル11の通電時に、可動コア14が固定コア12側に磁気吸引されると、接圧ばね24の弾性力により可動子23は固定端子22側に移動する。そして、第1可動接点281と第1固定接点271とが当接し、第2可動接点282と第2固定接点272とが当接する。なお、接圧ばね24の弾性力は、復帰ばね16の弾性力より小さく設定されている。
図3に示すように、本実施形態の構成では、励磁コイル11への通電時に、シャフト15の端部に設けられた絶縁碍子18と、可動子23のうちシャフト11側の面との間にギャップ(以下、単に「ギャップGs」ということがある)が形成される構成である。励磁コイル11への通電時に形成されるギャップGsは、駆動部10の励磁コイル11への通電を遮断した時、可動子23の可動接点281、282が固定端子22の固定接点271、272から離れる開離速度を増加させ、電流の遮断性能を向上させるものである。なお、開離速度は、可動接点281、282と可動子23に当接する接圧ばね24及び復帰ばね16の弾性エネルギーによって決まるものであり、その弾性エネルギーは、上述したギャップGsとばね定数の大きさによって決まる。なお、弾性エネルギーと運動エネルギーは次の式1の関係を有する。
Figure 0007067580000001
上記の式1において、左項が弾性エネルギーを表し、右項が運動エネルギーを表す。
k:ばね定数
x:ギャップGs
v:開離速度
そこで、本実施形態では、以下に説明するように、製品ごとにギャップGsのばらつきが生じることを低減可能な構成となっている。
図4に示すように、圧入固定部30は、ヨーク13に設けられる複数の爪部31と、ベースフレーム25および中間フレーム26にそれぞれ設けられる複数の凹部32により構成されている。
ベースフレーム25に設けられる凹部32を第1凹部321と呼び、中間フレーム26のうちベースフレーム25側に設けられる凹部32を第2凹部322と呼び、中間フレーム26のうち第2凹部322に対してベースフレーム25から離れた位置に設けられる凹部32を第3凹部323と呼ぶこととする。一方、ヨーク13に設けられる複数の爪部31のうち、第1凹部321、第2凹部322、第3凹部323に対応する位置に設けられるものをそれぞれ第1爪部311、第2爪部312、第3爪部313と呼ぶこととする。第1爪部311、第2爪部312、第3爪部313はそれぞれ第1凹部321、第2凹部322、第3凹部323に圧入により固定されている。これにより、上述した継電部20と駆動部10とが固定される。
なお、封止部材40および内側カバー60を取り付ける前の状態において、爪部31と凹部32とを圧入する際、シャフト15の端部(すなわち絶縁碍子18)と可動子23とのギャップGsを調整することが可能である。そのギャップGsは、励磁コイル11への通電時と同一の状態で調整される。具体的には、爪部31と凹部32とを圧入する際に、継電部20と駆動部10を励磁コイル11への通電時と同一の状態とする。励磁コイル11への通電時と同一の状態とは、継電部20が有する可動子23と固定端子22の接点同士が当接し、且つ、駆動部10が有する可動部と固定コア12とが当接した状態である。そして、ギャップGsが所定の大きさとなるように爪部31と凹部32との圧入量を調整することにより、そのギャップGsを所定の大きさに設定することが可能である。なお、ギャップGsの調整には、例えば、図示しない治具またはゲージを使用してもよく、または、カメラで撮影した画像を使用してもよい。
次に説明する封止部材40、外部接続端子50、内側カバー60、外側カバー70は、上述したギャップGsの調整が行われた後に組み付けられるものである。
封止部材40は、例えばセラミックなど、絶縁性を有し且つ消弧ガスを透過させない材料により、略矩形の板状に形成されている。封止部材40は、継電部20および駆動部10の外側に設けられる。封止部材40には、外部接続端子50、コイル用外部接続端子51およびガス充填用パイプ52がそれぞれ挿通する複数の穴43が設けられている。外部接続端子50、コイル用外部接続端子51およびガス充填用パイプ52はそれぞれ、封止部材40が有する穴43を挿通した状態で封止部材40にろう付けなどにより固定されている。そして、外部接続端子50は固定端子22に接合され、コイル用外部接続端子51は励磁コイル11の端子111に接合されている。
ここで、図5に示すように、固定端子22と外部接続端子50との接合面22a、50aは、シャフト15の軸Axに平行に形成されている。これにより、外部接続端子50と固定端子22との接合時に、固定端子22に対してシャフト15の軸方向に作用する応力を低減可能である。そのため、外部接続端子50と固定端子22との接合時に、シャフト15の軸方向に固定端子22が変位することが抑制される。したがって、ギャップGsを設定した後に、そのギャップGsが変化することを抑制することができる。
図1~図5に示すように、内側カバー60は、例えば金属など、消弧ガスを透過させない材料により箱型状に形成されている。内側カバー60の内側に駆動部10と継電部20とが収容される。内側カバー60は、封止部材40が配置される側に開口部を有している。その内側カバー60の開口部側に封止部材40が配置される。また、その内側カバー60の開口部には、外側に延びるフランジ61が設けられている。
封止部材40と内側カバー60との間に枠部材41が設けられる。枠部材41は、例えば金属など、消弧ガスを透過させない材料により形成される。枠部材41は、内側カバー60の開口部と略同じ大きさとなるように環状に形成されている。本実施形態では、枠部材41は、断面がL字形に形成されている。枠部材41の一方の外縁(すなわち、L字形の一方の先端部)の全周と封止部材40とは、ろう付けにより接合されている。また、枠部材41の他方の外縁(すなわち、L字形の他方の面)の全周と内側カバー60の有するフランジ61とは、抵抗溶接により接合されている。したがって、封止部材40と内側カバー60とは、枠部材41を介して気密に接合される。そして、封止部材40と枠部材41と内側カバー60により、消弧ガスが封止される密閉空間が形成される。その密閉空間に継電部20と駆動部10が収容される。
外側カバー70は、例えば樹脂などの絶縁性材料により、箱型状に形成され、内側カバー60の外側を覆うように設けられる。外側カバー70は、封止部材40が配置される側に開口部を有している。その外側カバー70の開口部を閉塞するように、封止部材40が設けられる。封止部材40の外縁部42と、外側カバー70の開口部の内壁とは、嵌合により固定される。これにより、外側カバー70と封止部材40により電磁継電器1の外郭が構成される。
以上のような構造により、本実施形態の電磁継電器1が構成されている。続いて、本実施形態の電磁継電器1の作動について説明する。
まず、図1に示すように、励磁コイル11への通電が行われていない非通電時には、可動コア14は復帰ばね16の弾性力により、固定コア12から離れた位置にある。可動コア14に固定されているシャフト15の端部に固定された絶縁碍子18と可動子23とが当接し、可動子23は固定端子22から離れる方向へ移動している。したがって、第1可動接点281および第2可動接点282は、第1固定接点271および第2固定接点272から離れた状態となっている。したがって、第1固定端子221と第2固定端子222との間が電気的に分離され、電磁継電器1はオフ状態となっている。
次に、図2に示すように、電磁継電器1をオンする際には励磁コイル11への通電が行われる。これにより、励磁コイル11への通電により誘起された磁束が、可動コア14、固定コア12およびヨーク13などで構成される磁気回路を流れ、復帰ばね16の弾性力に抗して可動コア14が固定コア12側に磁気吸引される。そして、可動コア14の移動に伴ってシャフト15とその端部に固定された絶縁碍子18も固定コア12側に移動する。そのため、接圧ばね24の弾性力により、可動子23が固定端子22側に移動し、第1可動接点281と第1固定接点271とが当接し、第2可動接点282と第2固定接点272とが当接する。したがって、第1固定端子221と第2固定端子222とが可動子23を通じて電気的に導通するので、電磁継電器1がオン状態となる。これにより、電磁継電器1によってオンオフ制御を行う対象となる図示しない外部電気回路が電気的に導通した状態となる。なお、この状態で、シャフト15の端部の絶縁碍子18と可動子23との間には、所定の大きさのギャップGsが形成される。
続いて、電磁継電器1をオン状態からオフ状態に切り替える際には、励磁コイル11への通電が遮断される。これにより、励磁コイル11への通電により発生していた磁束が消滅し、復帰ばね16の弾性力により可動コア14が固定コア12から離れる方向(すなわち可動コア14側)へ移動する。その際、可動コア14とシャフト15と絶縁碍子18は、ギャップGsの距離を移動する間に運動エネルギーを増加させて可動子23に衝突する。このように、第1固定端子221と第2固定端子222との電気的接続が遮断されると、電磁継電器1がオフ状態となる。
次に、上述した本実施形態の電磁継電器1の製造方法について、図6のフローチャートと、図7~図23の説明図を参照して説明する。
まず、図6のステップS1で、上述した励磁コイル11、固定コア12、ヨーク13、可動コア14、シャフト15、復帰ばね16などが組み付けられた駆動部10を用意する。
次に、ステップS2で、フレーム21、固定端子22、可動子23および接圧ばね24などが組み付けられた継電部20を用意する。
続いて、ステップS3で、継電部20と駆動部10とを固定すると共に、シャフト15の端部の絶縁碍子18と可動子23とのギャップGsを設定する。具体的には、図7に示すように、継電部20と駆動部10との固定方法は、継電部20の有するフレーム21に設けられる第1凹部321、第2凹部322、第3凹部323に対し、駆動部10の有するヨーク13に設けられる第1爪部311、第2爪部312、第3爪部313をそれぞれ圧入固定する。その際、図8に示すように、継電部20と駆動部10はどちらも通電時と同一の状態とされる。具体的には、継電部20は、可動子23と固定端子22の接点同士が当接した状態とされる。また、駆動部10は、可動部と固定コア12とが当接した状態とされる。この状態で、図9に示すように、ギャップGsが所定の大きさとなるように爪部31と凹部32との圧入量が調整される。これにより、ギャップGsが所定の大きさに設定された状態で、継電部20と駆動部10とが固定される。すなわち、爪部31と凹部32との圧入量を調整し、ギャップGsを狙い値に直接的に調整することで、継電部20および駆動部10を構成する各部品寸法や組み付けのばらつきを吸収することができる。
次に、図6のステップS4で、封止部材40に外部接続端子50などを固定する。具体的には、図10および図11に示すように、封止部材40が有する複数の穴43に対し、外部接続端子50、コイル用外部接続端子51およびガス充填用パイプ52をそれぞれ挿通し、ろう付けなどにより隙間の無いように固定する。さらに、封止部材40に対し、枠部材41の一方の外縁(L字形の一方の先端部)の全周を、ろう付けなどにより隙間の無いように接合する。これにより、図11に示すように、封止部材40に対し、外部接続端子50、コイル用外部接続端子51、ガス充填用パイプ52および枠部材41が固定される。
続いて、図6のステップS5で、外部接続端子50と固定端子22とを接合する。具体的には、図12および図13に示すように、継電部20および駆動部10の外側に封止部材40を配置し、外部接続端子50と固定端子22とを接合する。また、コイル用外部接続端子51と励磁コイル11の端子111とを接合する。
ここで、外部接続端子50と固定端子22との接合方法に関し、複数の接合方法の例を説明する。
外部接続端子50と固定端子22との接合方法の第1例を、図14および図15に示す。なお、図14では、シャフト15の軸方向を矢印Axで示している。
この第1例では、外部接続端子50の端部に設けられた接合面50aと、固定端子22の端部に設けられた接合面22aとを当接させ、その接合面同士を加圧しつつ、超音波溶接により接合する。その際、外部接続端子50の接合面50aと固定端子22の接合面22aとはいずれも、シャフト15の軸Axに平行に形成されている。そのため、外部接続端子50と固定端子22との接合時に、固定端子22に対してシャフト15の軸方向に作用する応力が低減され、シャフト15の軸方向に固定端子22が変位することが抑制される。したがって、ギャップGsが変化することを抑制することができる。
外部接続端子50と固定端子22との接合方法の第2例を、図16および図17に示す。
この第2例では、外部接続端子50の端部に穴50bを設け、固定端子22の端部にダボ22bを設ける。そして、外部接続端子50の端部を加熱して穴50bを広げた後、その穴50bに固定端子22のダボ22bを入れる。そして、外部接続端子50の端部を冷却し、その圧縮応力により、外部接続端子50と固定端子22とを接合する。したがって、この第2例の接合方法は、外部接続端子50に作用する熱応力または機械的応力に比べて、固定端子22に作用する熱応力または機械的応力が小さくて済む方法とされている。これにより、外部接続端子50と固定端子22との接合時に、固定端子22に対してシャフト15の軸方向に作用する応力が低減され、シャフト15の軸方向に固定端子22が変位することが抑制される。したがって、ギャップGsが変化することを抑制することができる。
外部接続端子50と固定端子22との接合方法の第3例を、図18および図19に示す。なお、図18でも、シャフト15の軸方向を矢印Axで示している。
この第3例では、外部接続端子50の端部に溝50cを設け、固定端子22の端部に突起22cを設ける。そして、外部接続端子50の溝50cに固定端子22の突起22cを差し込んだ後、外部接続端子50の両側からカシメることで、外部接続端子50と固定端子22とを接合する。この第3例の接合方法では、外部接続端子50の溝50cと固定端子22の突起22cとがいずれも、シャフト15の軸Axに平行に形成されている。そのため、外部接続端子50と固定端子22との接合時に、固定端子22に対してシャフト15の軸方向に作用する応力が低減され、シャフト15の軸方向に固定端子22が変位することが抑制される。したがって、ギャップGsが変化することを抑制することができる。
続いて、図6のステップS6で、封止部材40と内側カバー60とを接合する。本実施形態では、封止部材40に枠部材41を設けているので、その枠部材41と内側カバー60とを接合する。具体的には、図20~図22に示すように、枠部材41のL字形の面と内側カバー60のフランジ61とを、例えばシーム溶接により接合する。なお、図22では、シーム溶接に用いられるローラ電極の一例を一点鎖線R1、R2で示している。これにより、枠部材41のL字形の面と内側カバー60のフランジ61とが全周に亘り溶接接合され、内側カバー60と封止部材40との間に密閉空間が形成される。
次に、図6のステップS7で、密閉空間に消弧ガスを封止する。消弧ガスとして、例えば水素が用いられる。ただし、消弧ガスはそれに限らず、アークを消滅させるためのガスであればよい。消弧ガスは、封止部材40に設けられたガス充填用パイプ52を通じて密閉空間に充填される。密閉空間に消弧ガスを充満させた後、ガス充填用パイプ52を潰すなどして閉塞する。これにより、密閉空間から消弧ガスが漏れることが防がれる。
続いて、ステップS8で、封止部材40と外側カバー70とを固定する。具体的には、図23に示すように、外側カバー70の開口部の内壁と、封止部材40の外縁部42とを嵌合により固定する。これにより、電磁継電器1が完成する。
ここで、上述した本実施形態の電磁継電器1と比較するため、比較例の電磁継電器100について、図24および図25を参照して説明する。
比較例の電磁継電器100では、駆動部10の可動コア14が固定コア12に対して継電部20とは反対側に配置されている。可動コア14と固定コア12との間には、復帰ばね16が設けられている。可動コア14と固定コア12と復帰ばね16は、励磁コイル11の中央孔に設けられる有底筒部101の内側に収容されている。可動コア14の中央穴の内壁とシャフト15の外壁には、ねじ機構102が設けられている。シャフト15と可動コア14とは、ねじ機構102により固定されている。
励磁コイル11のうち継電部20側には、板状の第1接合部材103が設けられている。その第1接合部材103のうち励磁コイル11とは反対側の面に、筒状の第2接合部材104が設けられている。その第2接合部材104のうち第1接合部材103とは反対側の部位に、有底筒状の封止容器105が設けられている。上述した有底筒部101、第1接合部材103、第2接合部材104および封止容器105は気密に接合され、その内側に、消弧ガスが封止される密閉空間が形成される。
第1固定端子221と第2固定端子222はいずれも、封止容器105の内側と外側を挿通し、封止容器105に固定されている。その第1固定端子221と第2固定端子222に対し、励磁コイル11側に可動子23が配置されている。可動子23は、その中央部分に挿通孔231を有している。シャフト15は、可動子23の挿通孔231を挿通している。また、シャフト15のうち可動子23と固定コア12との間には、ばね支持部153が設けられている。接圧ばね24は、一端が可動子23に当接し、他端がばね支持部153に当接し、可動子23をシャフト15の先端部側に付勢している。なお、接圧ばね24の弾性力は、復帰ばね16の弾性力より小さく設定されている。
図24に示すように、励磁コイル11への通電が行われていない非通電時には、復帰ばね16の付勢力により可動コア14は固定コア12から離れた位置にある。そのため、可動子23は、シャフト15の先端部に当接支持され、固定端子22から離れた位置に移動している。したがって、第1固定端子221と第2固定端子222との間が電気的に分離され、比較例の電磁継電器100はオフ状態となっている。この状態で、固定コア12と可動コア14との距離をAとし、可動接点281、282と固定接点271、272との距離をBとする。
それに対し、図25に示すように、励磁コイル11への通電が行われる通電時には、復帰ばね16の付勢力に抗して可動コア14は固定コア12側に磁気吸引されて固定コア12と当接する。そのため、シャフト15は固定端子22側に移動し、可動子23と固定端子22の接点同士が当接する。したがって、第1固定端子221と第2固定端子222とが可動子23を通じて電気的に導通するので、比較例の電磁継電器100はオン状態となる。この状態で、シャフト15の先端部と可動子23との間にギャップGsが形成される。このギャップGsは、次の式2で表される。
Gs=A-B ・・・(式2)
以上説明した比較例の電磁継電器100は、ギャップGsの大きさを、可動コア14の中央穴の内壁とシャフト15の外壁に設けたねじ機構102により調整する構成である。そのため、ギャップGsの大きさを直接的に調整できない構成となっている。
また、比較例の電磁継電器100は、有底筒部101、第1接合部材103、第2接合部材104および封止容器105を接合することで、消弧ガスを封止する密閉空間が形成される構成となっている。そのため、電磁継電器1の製造工程において、ギャップGsの調整を行った後に、密閉空間を形成するための複数の部材を、例えば溶接加工などにより接合すると、その溶接加工の熱が駆動部10または継電部20に伝わり、製品ごとにギャップGsにばらつきが生じるおそれがある。
上述した比較例の電磁継電器100に対し、本実施形態の電磁継電器1は、次の作用効果を奏するものである。
(1)本実施形態の電磁継電器1は、製造工程において、継電部20と駆動部10をそれぞれ励磁コイル11への通電時と同一の状態として、爪部31と凹部32との圧入量の調整と共に、シャフト15の端部の絶縁碍子18と可動子23とのギャップGsを調整可能に構成されている。
これによれば、電磁継電器1は、その製造工程において、駆動部10と継電部20とを組み合わせた中間部品に封止部材40および内側カバー60を取り付ける前の状態で、爪部31と凹部32との圧入量を調整しつつ、ギャップGsの調整を行うことが可能である。そして、ギャップGsの調整をした後、封止部材40に固定した外部接続端子50と固定端子22とを接合し、封止部材40と内側カバー60とを接合し、その封止部材40と内側カバー60により形成される密閉空間に消弧ガスが注入される。そのため、シャフト15の端部の絶縁碍子18と可動子23とのギャップGsを調整した後に駆動部10または継電部20に応力が作用する可能性のある工程は、外部接続端子50と固定端子22との接合だけなので、そのギャップGsが変化することが抑制される。したがって、この電磁継電器1は、消弧ガスが封止される密閉空間に駆動部10と継電部20を収容した構成において、ギャップGsのばらつきを低減することができる。
このように、本実施形態の電磁継電器1は、ギャップGsの調整後の加工による変形を抑制することができ、性能要求値を満足させるために、ギャップGsのばらつきを考慮して復帰ばね16や励磁コイル11を大型化する必要がなく、電磁継電器1の体格を小さくすることができる。電磁継電器1の体格を小型化することで材料費が抑えられ製造コスト低滅に繋がる。また、電磁継電器1を軽量化できるので、その電磁継電器1が搭載される車両の燃費向上に繋がる。
(2)本実施形態の電磁継電器1は、外部接続端子50と固定端子22との接合面22a、50aが、シャフト15の軸Axに平行に形成されている。これによれば、外部接続端子50と固定端子22との接合時に、固定端子22に対してシャフト15の軸方向に作用する応力を低減可能である。そのため、外部接続端子50と固定端子22との接合時に、シャフト15の軸方向に固定端子22が変位することが抑制される。そのため、励磁コイル11への通電状態で固定端子22に当接する可動子23の位置ずれが防がれる。したがって、ギャップGsを設定した後に、そのギャップGsが変化することを抑制することができる。
(3)本実施形態の電磁継電器1は、封止部材40と内側カバー60との間に環状の枠部材41を備えている。その枠部材41の一方の外縁の全周と封止部材40とがろう付けにより接合され、枠部材41の他方の外縁の全周と内側カバー60のフランジ61とが抵抗溶接により接合される構成となっている。
これによれば、封止部材40を例えばセラミックなどの絶縁性材料で形成し、内側カバー60を金属で形成した場合、封止部材40と内側カバー60との間に環状の枠部材41を設けることで、消弧ガスを封止する密閉空間を確実に形成することができる。
(4)本実施形態の電磁継電器1は、絶縁性の外側カバー70を備えている。その外側カバー70と封止部材40とが接合され、その外側カバー70と封止部材40により電磁継電器1の外郭が構成されている。
これによれば、内側カバー60と外側カバー70をいずれも封止部材40に接合することで、部品点数を少なくすることができる。また、外側カバー70と封止部材40をいずれも絶縁性材料で形成することで、電磁継電器1と外部の電気部品との短絡を防ぐことができる。
(5)本実施形態の電磁継電器1の製造方法では、フレーム21に設けられる凹部32と、ヨーク13に設けられる爪部31との圧入により駆動部10と継電部20とを固定する際にギャップGsが調整される。その後、封止部材40に固定された外部接続端子50と固定端子22とを接合し、封止部材40と内側カバー60とを接合することで、駆動部10と継電部20を密閉空間に収容した電磁継電器1が形成される。そのため、ギャップGsを調整した後に駆動部10または継電部20に応力が作用する工程は、外部接続端子50と固定端子22とを接合する工程だけなので、そのギャップGsが変化することが抑制される。したがって、この電磁継電器1の製造方法によれば、消弧ガスが封止される密閉空間に駆動部10と継電部20を収容した構成において、製品ごとのギャップGsのばらつきを低減することができる。
(6)本実施形態の電磁継電器1の製造方法において、外部接続端子50と固定端子22との接合方法は、外部接続端子50に作用する熱応力または機械的応力に比べて、固定端子22に作用する熱応力または機械的応力が小さい方法とされている。
これによれば、外部接続端子50と固定端子22とを接合する際、シャフト15の軸方向に固定端子22が変位することが抑制される。そのため、ギャップGsを設定した後に、そのギャップGsが変化することを抑制することができる。
(7)本実施形態の電磁継電器1の製造方法において、内側カバー60と封止部材40との接合は、枠部材41を介して行われる。すなわち、枠部材41の一方の外縁の全周と封止部材40とをろう付けにより接合した後、枠部材41の他方の外縁の全周と内側カバー60とをシーム溶接により接合する方法が採用されている。
これによれば、封止部材40を例えばセラミックなどの絶縁性材料で形成し内側カバー60を金属で形成した場合、封止部材40と内側カバー60との間に枠部材41を設けることで、消弧ガスを封止する密閉空間を確実に形成することができる。
(8)本実施形態の電磁継電器1の製造方法は、内側カバー60を覆う絶縁性の外側カバー70と封止部材40とを接合し、外側カバー70と封止部材40により電磁継電器1の外郭を構成する工程を含んでいる。
これによれば、内側カバー60と外側カバー70をいずれも封止部材40に接合することで、部品点数を少なくすることができる。また、外側カバー70と封止部材40をいずれも絶縁性材料で形成することで、電磁継電器1と外部の電気部品との短絡を防ぐことができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(1)例えば、シャフト15に対する絶縁端子18の圧入量を調整することでギャップGsを調整してもよい。
(2)また、上記実施形態では、封止部材40と内側カバー60との間に枠部材41を配置したが、これに限らず、枠部材41を廃止し、封止部材40と内側カバー60とを直接接合してもよい。その場合、封止部材40と内側カバー60により、消弧ガスが封止される密閉空間が形成される。
(3)また、上記実施形態では、内側カバー60の外側に絶縁性の外側カバー70を備える構成としたが、これに限らず、外側カバー70を廃止してもよい。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
1:電磁継電器、10:駆動部、11:励磁コイル、12:固定コア、13:ヨーク、
14:可動コア、15:シャフト、16:復帰ばね、18:絶縁碍子、20:継電部、
21:フレーム、22:固定端子、23:可動子、24:接圧ばね、30:圧入固定部、
31:爪部、32:凹部、40:封止部材、50:外部接続端子、60:内側カバー、
281:第1可動接点、282:第2可動接点、271:第1固定接点、
272:第2固定接点、Gs:ギャップ

Claims (8)

  1. 電磁継電器において、
    通電により磁界を形成する励磁コイル(11)、前記励磁コイルの内径側に配置される固定コア(12)、前記励磁コイルと前記固定コアを収容するヨーク(13)、前記固定コアに対して相対移動可能な可動コア(14)、前記可動コアに固定されて軸方向に往復移動可能なシャフト(15)、および、前記可動コアを前記固定コアから離れる方向に付勢する復帰ばね(16)を有する駆動部(10)と、
    絶縁性材料で形成されるフレーム(21)、前記フレームに固定される固定端子(22)、前記固定端子に対して前記可動コアとは反対側に設けられ前記固定端子に対して相対移動可能な可動子(23)、前記可動子を前記固定端子側に付勢する接圧ばね(24)を有する継電部(20)と、
    前記ヨークまたは前記フレームの一方に設けられる爪部(31)と他方に設けられる凹部(32)との圧入により前記駆動部と前記継電部とを固定する圧入固定部(30)と、
    前記継電部および前記駆動部の外側に設けられる板状の封止部材(40)と、
    前記封止部材が有する穴(43)を挿通した状態で前記封止部材に固定されると共に、前記固定端子に接合される外部接続端子(50)と、
    前記駆動部と前記継電部とを内側に収容した状態で前記封止部材に接合され、前記封止部材と共に内側に消弧ガスを封止する密閉空間を形成する内側カバー(60)と、を備え、
    前記封止部材および前記内側カバーを取り付ける前の状態において、前記可動子が有する可動接点と前記固定端子が有する固定接点とを当接させ、且つ、可動部と前記固定コアとを当接させた状態として、前記爪部と前記凹部との圧入量の調整と共に、前記シャフトの端部(18)と前記可動子とのギャップ(Gs)を調整可能に構成されている、電磁継電器。
  2. 前記外部接続端子と前記固定端子との接合面(22a、50a)は、前記シャフトの軸(Ax)に平行に形成されている、請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記封止部材と前記内側カバーとの間に設けられる環状の枠部材(41)をさらに備え、
    前記枠部材の一方の外縁の全周と前記封止部材とがろう付けにより接合され、前記枠部材の他方の外縁の全周と前記内側カバーとが溶接またはろう付けにより接合されている、請求項1または2に記載の電磁継電器。
  4. 前記内側カバーを覆う絶縁性の外側カバー(70)をさらに備え、
    前記外側カバーと前記封止部材とが固定され、前記外側カバーと前記封止部材により電磁継電器の外郭が構成されている、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電磁継電器。
  5. 電磁継電器の製造方法において、
    通電により磁界を形成する励磁コイル(11)、前記励磁コイルの内径側に配置される固定コア(12)、前記励磁コイルと前記固定コアを収容するヨーク(13)、前記固定コアに対して相対移動可能な可動コア(14)、前記可動コアに固定されて軸方向に往復移動可能なシャフト(15)、および、前記可動コアを前記固定コアから離れる方向に付勢する復帰ばね(16)が組み付けられた駆動部(10)を用意すること(S1)と、
    絶縁性材料で形成されるフレーム(21)、前記フレームに固定される固定端子(22)、前記固定端子に対して前記可動コアとは反対側に設けられ前記固定端子に対して相対移動可能な可動子(23)、および前記可動子を前記固定端子側に付勢する接圧ばね(24)が組み付けられた継電部(20)を用意すること(S2)と、
    前記可動子が有する可動接点と前記固定端子が有する固定接点とを当接させ、且つ、可動部と前記固定コアとを当接させた状態として、前記シャフトの端部と前記可動子とのギャップ(Gs)が所定の大きさとなるように、前記ヨークまたは前記フレームの一方に設けられる爪部(31)と他方に設けられる凹部(32)との圧入量を調整し、前記駆動部と前記継電部とを固定すること(S3)と、
    板状の封止部材(40)が有する穴(43)に外部接続端子(50)を挿通した状態で前記封止部材と前記外部接続端子とを固定すること(S4)と、
    前記外部接続端子が固定された前記封止部材を前記継電部および前記駆動部の外側に配置し、前記外部接続端子と前記固定端子とを接合すること(S5)と、
    前記駆動部と前記継電部とを内側に収容する内側カバー(60)と前記封止部材とを接合し、前記内側カバーと前記封止部材の内側に密閉空間を形成すること(S6)と、
    前記内側カバーと前記封止部材の内側に形成される前記密閉空間に消弧ガスを封止すること(S7)を含む電磁継電器の製造方法。
  6. 前記外部接続端子と前記固定端子との接合方法は、前記外部接続端子に作用する熱応力または機械的応力に比べて、前記固定端子に作用する熱応力または機械的応力が小さい方法とされている、請求項5に記載の電磁継電器の製造方法。
  7. 前記内側カバーと前記封止部材との接合は、前記封止部材と前記内側カバーとの間に設けられる環状の枠部材の一方の外縁の全周と前記封止部材とをろう付けにより接合した後、前記枠部材の他方の外縁の全周と前記内側カバーとを溶接またはろう付けにより接合することにより行われる、請求項5または6に記載の電磁継電器の製造方法。
  8. 前記内側カバーを覆う絶縁性の外側カバー(70)と前記封止部材とを接合し、前記外側カバーと前記封止部材により電磁継電器の外郭を構成すること(S8)をさらに含む、請求項5ないし7のいずれか1つに記載の電磁継電器の製造方法。
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