JP2007257997A - スイッチ装置 - Google Patents

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昌信 木野
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Abstract

【課題】多使用による摩耗やアークの発生などにより劣化するおそれのある接点部位について、コストの上昇を抑えながら長寿命化を図ることができるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ基板3の開口部2に、固定接点9、10を有する可動基板4を回動可能に配置する。スイッチ基板3の上面に、可動接点5を有すると共にスイッチ機能位置まで摺動可能なコンタクトホルダを配設する。可動基板4を回動して主使用時の位置に配置した場合、固定接点9、10の主接点部9a、10aがスイッチ機能位置に位置する。一方、可動基板4を回動して予備使用時の位置に配置した場合、固定接点9、10の予備接点部9b、10bがスイッチ機能位置に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などに搭載される機械的な接点を有するスイッチ装置に関する。
自動車には、方向指示、ライト制御、ワイパー制御などを行うための操作手段としてレバーコンビネーションスイッチ装置(以下、単にスイッチ装置と称す)が備えられている。このようなスイッチ装置は、例えば、特許文献1に開示されている自動車用スイッチ装置のように、機械的な接点を有する複数のスイッチを備えている。
特開平8−17296号公報
スイッチの接点部位は、接点の摩耗や接続時に発生するアークなどによって劣化してしまう。特に、ターンシグナルスイッチやライトスイッチは、その役割から必然的に使用頻度が高くなり摩耗しやすくなるため、これらの接点部位は特に劣化しやすい。そして、このような特定の接点部位だけが劣化した場合でも、スイッチ装置の内部に配置される当該接点部位のみを交換しようとすると作業性が大変悪くなるため、スイッチ装置自体を新品と交換するようにしていた。
しかしながら、スイッチ装置自体を新品と交換する場合でも、その周辺に配置されるエアバッグ、ハンドルカバー、コラムなどは取り外さなければならず、やはり、作業性はあまりよくない。このため、交換に要する時間及び費用が多大なものとなってしまう。また、このように作業に大変手間が掛かるため、販売店で交換を行うことは困難であった。
上記問題への対策として、接点部位を長寿命化して上記交換作業を出来る限り行わないようにすることが考えられる。接点部位を長寿命化するには、金などのアークに強い材料で接点を構成する方法、接点としてリレーを使用する方法などが考えられる。しかし、前者の場合、多使用による摩耗という問題は解消されず、更に材料変更に伴うコストアップが問題となる。また、後者の場合、劣化しやすい接点部位が無くなり上記問題は解消されるが、リレー及びその配線などの部品追加によるコストアップが問題となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、多使用による摩耗やアークの発生などによって劣化するおそれのある接点部位について、コストの上昇を抑えながら長寿命化を図ることができるスイッチ装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明のスイッチ装置は、開口部を有するスイッチ基板と、表面に主固定接点及び予備固定接点を有して前記開口部に配置され、前記主固定接点がスイッチ機能位置に位置される第1の位置と前記予備固定接点が当該スイッチ機能位置に位置される第2の位置との間で移動可能に設けられた可動基板と、前記可動基板を前記第1の位置と第2の位置とに選択的に位置決めする位置決め手段と、所定の動作に伴い、前記スイッチ機能位置に位置された前記主固定接点又は予備固定接点に対して接離する可動接点とを備えて構成されることを特徴とする。
本発明によれば、多使用やアークの発生などによって主固定接点が劣化してしまった場合、可動基板を第1の位置から第2の位置へ移動させることにより、劣化した主固定接点に代えて未使用状態の予備固定接点を使用することが可能となる。すなわち、部品交換などを行うことなく、接点部位の寿命を延長することができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図3を参照して説明する。
図1は、摺動接点を有するスイッチ装置1の構成を示す平面図である。このスイッチ装置1は、例えば自動車に搭載されるレバーコンビネーションスイッチ装置におけるターンスイッチ、ライトスイッチなどに使用されるものである。
図1に示すように、スイッチ装置1は、中央に略円形状の開口部2を有するスイッチ基板3と、その開口部2に配置される開口部2よりも若干径小な略円形をなす可動基板4と、可動接点5を有するコンタクトホルダ(図2に符号6を付して示す)とから構成されている。なお、図1は、可動基板4がスイッチ基板3にセットされて主使用時の位置に配置された状態(可動基板4の配置状態については後述の作用説明を参照)を示している。
スイッチ基板3及び可動基板4は、例えば、樹脂製のインシュレータに銅製の導体パターンがインサート成型されることにより構成されている。スイッチ基板3の表面には、導体パターンの一部を露出させることによって矩形状をなす一対の固定接点7、8が形成されている。これら固定接点7、8は、図1において左右方向に延びる中心線Xと並行に延びていて、図1中、中心線Xの上下両側に配置されている。また、固定接点7、8は、配線パターンを介して制御回路(何れも図示せず)に電気的に接続されている。
可動基板4の表面には、上記固定接点7、8と同様にして、矩形状をなす一対の固定接点9、10が固定接点7、8とそれぞれ並行に形成されている。図1中、上側の固定接点9は、下側の固定接点10よりも若干左側に位置しているが、固定接点9と固定接点10とは、可動基板4の中心O(回動中心)に対して点対称に配置されている。
固定接点9、10のそれぞれの右側は、主接点部9a、10a(主固定接点に相当)となっており、それぞれの左側は、予備接点部9b、10b(予備固定接点に相当)となっている。また、本実施例では、開口部2の右側をスイッチ機能位置と称し、開口部2の左側を待機位置と称する。主接点部9a、10a、及び予備接点部9b、10bは、スイッチ機能位置に位置した場合に固定接点として機能し、待機位置に位置した場合には何の機能も果たさない待機状態となるように構成されている。
スイッチ基板3の表面において、中心線X上の開口部2付近には、矩形状の係止突部11、12が、その略半分を開口部2内に位置させて固定されている。開口部2には、矩形状の切り欠き部2a、2bが、それぞれが対向するように形成されており、これら切り欠き部2a、2bは、前記中心線Xに対して直交する中心線Y上に位置している。
一方、可動基板4の外周には、上述した係止突部11、12の幅より若干幅の広い矩形状の切り欠き部4aと4b、半円状の突起部4cと4d、4eと4f、及びフック状の引掛け部4gと4hが、それぞれが対向するように形成されている。突起部4c〜4fは、先端部がスイッチ基板3における開口部2の内周面と接触するようになっており、スイッチ基板3と可動基板4との隙間によって生じるがたつきなどを抑えるために設けられている。切り欠き部4a、4bは、可動基板4がスイッチ基板3にセットされる際、可動基板4と係止突部11、12との干渉を回避させるために設けられている。
引掛け部4g、4hは、弾性変形が可能であり、可動基板4が回動されて引掛け部4g、4hが開口部2の切り欠き部2a、2bに位置した際、それぞれ嵌まり込むようになっている。また、この嵌まり込んだ状態において、可動基板4が図1の矢印α方向(時計回り)に回動されると、引掛け部4g、4hの先端部が切り欠き部2a、2bの内壁に当たり、さらなる回動が制限される。これにより、可動基板4の位置が決定されるようになっている。このように、本実施例では、切り欠き部2a、2bと引掛け部4g、4hとから位置決め手段が構成されている。
図2は、図1のA−A線に沿う縦断面図である。スイッチ基板3の開口部2は、図2中、上部の直径に比べて下部の直径が小さくなっている。これにより、スイッチ基板3の内周部において、その上面側には棚部2cが形成されている。一方、可動基板4も、上部の直径に比べて下部の直径が小さくなっている。これにより、可動基板4の外周部には、鍔部4iが形成されている。つまり、可動基板4は、その鍔部4iの下面とスイッチ基板3側の棚部2cの上面とを接触させることによって、開口部2内の棚部2c上に載置可能となっている。
また、可動基板4の下面の中央部には、可動基板4を回動操作するためのつまみ部13(操作部に相当)が一体に設けられている。
固定接点10を形成する導体パターン14は、可動基板4の右端の手前において略直角下向きに折り曲げられ、可動基板4の鍔部4iを貫通してその下面まで延設されている。そして、鍔部4iの下面に露出した後、略直角右向きに折り曲げられ、可動基板4の右端まで下面に沿って延設されている。この下面側の露出している部分を主接続端子15としている。
また、導体パターン14は、可動基板4の左端の手前においても、上記同様にして折り曲げられ、鍔部4iの下面まで延設されている。そして、鍔部4iの下面に露出した後、略直角左向きに折り曲げられ、可動基板4の左端まで下面に沿って延設されている。この下面側の露出している部分を予備接続端子16としている。なお、図示しないが、固定接点9を形成する導体パターンについても、導体パターン14と同様の形状をなしており、主接続端子及び予備接続端子を有して構成される。
スイッチ基板3における開口部2の右側において、導体パターン17の一部を棚部2cに露出させることにより第1の固定端子17aが形成されている。この第1の固定端子17aの上方には、固定接点10の主接続端子15が対向するように位置しており、第1の固定端子17aは、主接続端子15に接触されている。導体パターン17は、棚部2cの右端からさらに右方へスイッチ基板3を貫通してその内部まで延設されている。また、導体パターン17は、その右端部にて略直角下向きに折り曲げられ、スイッチ基板3の下面から突出されており、この突出した部分を第1の接続端子17bとしている。第1の接続端子17bの下端部にはリード線18がはんだ付けされており、第1の固定端子17aは、このリード線18を介して図示しない制御回路に電気的に接続されている。
なお、図示しないが、導体パターン17の奥側(図1中、上側)において、第1の固定端子17aと同様に棚部2cに形成された第2の固定端子は、固定接点9の主接続端子と対向するように配置されると共に、主接続端子に接触されている。また第1の接続端子17bと同様に形成された第2の接続端子は、その下端部にはんだ付けされたリード線を介して制御回路に電気的に接続されている。
スイッチ基板3の上面において、開口部2の右側にはコンタクトホルダ6が位置している。このコンタクトホルダ6の下部には、銅板によって形成され、固定接点7、8の長手方向と直交する方向を長手方向とする可動接点5が、図示しないつめ部によって取り付けられている。
可動接点5は、奥側及び手前側(図1中、上側及び下側)において、下方へ突出する断面がU字状の接点部5a、5aを有していて、これら接点部5a、5aがスイッチ基板3の上面に接触可能となっている。可動接点5において、これら接点部5a、5aを除く部位は係止突部11、12の高さよりも若干高い位置に配置されており、係止突部11、12との干渉を回避するようになっている。可動接点5の上面とコンタクトホルダ6の内面との間にはコイルばね19が配設されており、可動接点5は、コイルばね19の弾性力により下方に付勢されている。
コンタクトホルダ6は、図2中、左右方向に摺動可能であり、その摺動可能な範囲は、スイッチ基板3の固定接点7、8と接触可能な位置から、開口部2の中央付近(スイッチ機能位置の左端)までとなっている。すなわち、コンタクトホルダ6が、スイッチ基板3の上面に沿って上記した方向に摺動されることによって、可動接点5は、固定接点7と8、又は固定接点9と10を短絡するようになっている。なお、コンタクトホルダ6の下部に設けられた凸部6a、6aは、コンタクトホルダ6の移動時に係止突部12と干渉しない位置に設けられている。
次に、本実施例の作用について図3も参照して説明する。
図3は、スイッチ基板3及び可動基板4を示す平面図であり、(a)は挿入時、(b)は主使用時、(c)は予備使用時におけるスイッチ基板3への可動基板4の配置状態を示している。
使用者は、図3(a)に示すように、可動基板4の切り欠き部4a、4bの位置とスイッチ基板3の係止突部11、12の位置とを合わせるようにして、可動基板4を、係止突部11、12との干渉を避けながらスイッチ基板3の上方から挿入する。可動基板4がその鍔部4iの下面とスイッチ基板3側の棚部2cの上面とが接触する位置まで挿入され、開口部2内の棚部2c上に載置された後、使用者は、可動基板4のつまみ部13を摘み、可動基板4を図3(a)の矢印α方向(時計回り)に回動させる。
可動基板4が矢印α方向へ回動されていくと、引掛け部4gが切り欠き部2aに嵌まり込むと共に、引掛け部4hが切り欠き部2bに嵌まり込み、各引掛け部4g、4hの先端が対応する切り欠き部2a、2bの内壁に当たるようになる。これにより、可動基板4の位置が決定され、使用者は、可動基板4が主使用時の位置(第1の位置に相当)にセットされたことを認識する。この場合、図3(b)に示すように、中心線Xを挟んで上側に固定接点9、下側に固定接点10が位置し、スイッチ基板3側の固定接点7と固定接点9が左右に並び、固定接点8と固定接点10が左右に並んだ状態となる。
また、固定接点9、10の主接点部9a、10aが、スイッチ機能位置に位置しており、固定接点として使用される。主接点部10aと一体に形成された主接続端子15は、第1の固定端子17aと接触され、主接点部9aと一体に形成された主接続端子は、第2の固定端子と接触される。これにより、主接点部9a、10aは、図示しない制御回路に電気的に接続される。
このように、主使用時の位置に可動基板4がセットされている場合、コンタクトホルダ6が、図2中、左右方向に摺動されると、可動接点5によって固定接点7と8を短絡させる状態(図1の一点鎖線で示す可動接点5の状態を参照)と、主接点部9aと10aを短絡させる状態(図1の二点差線で示す可動接点5の状態を参照)とが切り替わる。制御回路は、それぞれの状態に応じて、所定の動作、例えばターンシグナルやライトスイッチの切り替え操作などを行う。
上記したように、スイッチの操作が行われる度にコンタクトホルダ6の摺動が繰り返され、可動接点5は、頻繁に主接点部9a、10aに対して接触又は離間する。従って、主接点部9a、10aは、可動接点5が接触する瞬間に発生するアークの影響や、摩耗などによって劣化してしまう。
このような場合、従来はスイッチ装置自体の交換を行っていた。これに対して、本実施例のスイッチ装置1では、使用者は、図2に示すように、可動基板4の下面のつまみ部13を摘み、可動基板4を図3(b)の矢印β方向(反時計回り)に回動させる。可動基板4が矢印β方向へ約180度回動されると、引掛け部4gが切り欠き部2bに嵌まり込むと共に、引掛け部4hが切り欠き部2aに嵌まり込む。
続いて、この状態において、可動基板4を逆方向(図3(c)の矢印α方向、時計回り)に回動させると、図3(c)に示すように、各引掛け部4g、4hの先端が対応する切り欠き部2a、2bの内壁に当たるようになる。これにより、可動基板4の位置が決定され、使用者は、可動基板4が予備使用時の位置(第2の位置に相当)にセットされたことを認識する。この場合、前述した主使用時の位置に可動基板4がセットされた場合とは逆に、図3(c)に示すように、中心線Xを挟んで上側に固定接点10、下側に固定接点9が位置し、スイッチ基板3の固定接点7と固定接点10が左右に並び、固定接点8と固定接点9が左右に並んだ状態となる。
また、固定接点9、10のうち、接点として未使用である予備接点部9b、10bが、スイッチ機能位置に位置しており、固定接点として使用される。予備接点部9bと一体に形成された予備接続端子は、第1の固定端子17aと接触され、予備接点部10bと一体に形成された予備接続端子16は、第2の固定端子と接触される。これにより、予備接点部9b、10bは、図示しない制御回路に電気的に接続される。
このように、予備使用時の位置に可動基板4がセットされている場合、未使用状態の予備接点部9b、10bを使用して、前述した主接点部9a、10aを使用した場合と同様に、所定の動作が行われる。
以上説明したように、本実施例のスイッチ装置1は、主接点部9a、10aが劣化した場合、可動基板4を約180度回動させるだけで、劣化した主接点部9a、10aに代えて未使用状態の予備接点部9b、10bを使用できるようにした。従って、スイッチ装置1自体を交換することなく、その接点部位の寿命をおよそ2倍に延長することができる。
このような構成のスイッチ装置1は、使用頻度の高いスイッチに適用すると、より一層有効となる。
また、可動基板4の下面(底面)中央付近につまみ部13を設けた。これにより、使用者は可動基板4を回動操作しやすくなり、使用する固定接点を切り替える作業を容易に行うことができる。
使用する固定接点を切り替える場合、可動基板4の底面側が露出されればよいので、可動基板4の底面の周辺に配置される部品を取り外すだけで、作業を行うことができ、作業時間の短縮及び作業費用の低減を図ることができる。
また、使用する固定接点を切り替える際、略円形状をなす可動基板4の中心Oを回動中心として回動させるようにしたので、可動基板4を移動させるのに必要なスペースが最小限でよくなる。従って、スイッチ装置1が大型化することもない。
(第2実施例)
図4〜図6は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
図4は、第1実施例における図1相当図で、スイッチ装置20の構成を示す平面図である。第1実施例におけるスイッチ装置1が摺動型の接点部位を有して構成されていたのに対して、本実施例におけるスイッチ装置20は、対向型の接点部位を有して構成される。すなわち、スイッチ装置20は、第1実施例における可動接点5を有するコンタクトホルダ6及び固定接点7〜10に代えて、可動接点21及び2つの固定接点(主固定接点22と予備固定接点23)を有して構成されている。
可動接点21は、略矩形状をなす金属によって弾性変形可能に構成されており、図4中、開口部2の右側のスイッチ基板3上から開口部2の中央付近にかけて、図4において左右方向に延びる中心線Xと並行に延びていて、この中心線Xの下側に配置されている。
スイッチ基板3の表面には、配線パターン24が形成されており、この配線パターン24は図示しない制御回路に接続されている。可動接点21は、その右端部において、取付部材25によって配線パターン24に接触するようにスイッチ基板3に固定されており、これにより制御回路に電気的に接続されている。
可動基板4の表面には、何れも円形状の主固定接点22及び予備固定接点23が配置されており、主固定接点22は、可動接点21の左端側と対向するように位置している。また、主固定接点22と予備固定接点23は、可動基板4の中心Oに対して点対称に配置されている。
図5は、図4におけるB−B線に沿う縦断面図である。主固定接点22は、断面が半円状をなす主接点部22aと、主接点部22aの下面から図5中、下方へ可動基板4を貫通して延設されている挿入部22bとによって構成されている。挿入部22bの下端部は、可動基板4の下面に沿うように配置された断面が矩形状をなす主固定端子26の穴に挿入されている。また、挿入部22bの下端部は、主固定端子26の下面よりも若干突出されており、この挿入部22bの下面を、例えばハンマーなどで叩くことによってカシメ部22cが形成されている。これにより、挿入部22bが主固定端子26に固着されると共に、主固定接点22と主固定端子26は電気的に接続される。
予備固定接点23は、主固定接点22と同様に、予備接点部23a、挿入部23b、及びカシメ部23cを有しており、その下方に配置された予備固定端子27と電気的に接続されている。
可動接点21の左端の下面には、断面が半円状をなす接点部21aが、主固定接点22と対向させて設けられている。可動接点21はその左部から中央部付近において、接点部21aが主固定接点22と接触しない程度にスイッチ基板3の上方に、スイッチ基板3と並行に配置されている。また、可動接点21は、その中央部において右下方へ傾斜された後、右部においてスイッチ基板3に沿うように配置されている。これにより、可動接点21の左端は、押圧操作可能となっており、この押圧操作によって、接点部21aが主固定接点22に対して接離されるようになっている。
開口部2の右側において、導体パターン28の一部をスイッチ基板3の下面左端から、突出させることによって、左端部が主固定端子26の右端部と対向して接触する端子部28aが形成されている。この導体パターン28は、スイッチ基板3の下面左端から開口部2の内壁に沿って上方に延設された後、略直角右向きに折り曲げられ、その右端部がスイッチ基板3の内部まで延設されている。
また、導体パターン28は、その右端部において、略直角下向きに折り曲げられてスイッチ基板3の下面から突出されており、この突出した部分を接続端子28bとしている。接続端子28bの下端部には、第1実施例における第1の接続端子17bと同様に、リード線18がはんだ付けされている。
図6は、図5における主固定端子26及び端子部28aの接触部分を拡大した図である。図6に示すように、主固定端子26の下面右部には、凸部26aが設けられており、これにより、主固定端子26と端子部28aとを確実に接触させるようになっている。また、予備固定端子27の下面左部においても、主固定端子26と同様に凸部(図5に符号27aを付して示す)が設けられている。
次に、本実施例の作用について説明する。
使用者は、図3を参照して説明した第1実施例と同様にして、可動基板4をスイッチ基板3に配置し、主使用時の位置にセットする。このとき、図5に示したように、接点部21aと主固定接点22の主接点部22aとが対向した状態となる。すなわち、主固定接点22がスイッチ機能位置に位置しており、接点部21aは、主固定接点22に対して接離可能となる。また、主固定接点22と電気的に接続された主固定端子26は、端子部28aと接触されており、主固定接点22は、図示しない制御回路に電気的に接続される。
このように、主使用時の位置に可動基板4がセットされた状態において、可動接点21の上面左端が押圧操作されることによって、接点部21aが主固定接点22に対して接離される。制御回路は、これら接触又は離間した状態に応じて所定のスイッチ動作を行う。このように、スイッチ動作が行われる度に接離動作が繰り返されるため、主固定接点22の主接点部22aは、接点部21aが接触する瞬間に発生するアークの影響や、摩耗などによって劣化してしまう。
このような場合、使用者は、第1実施例と同様に、可動基板4を回動させて予備使用時の位置にセットする。このとき、前述した主使用時の位置に可動基板4がセットされた状態とは逆に、接点部21aと予備固定接点23の予備接点部23aとが対向した状態となる。すなわち、接点として未使用の予備固定接点23がスイッチ機能位置に位置しており、接点部21aは、予備固定接点23に対して接離可能となる。また、予備固定接点23と電気的に接続された予備固定端子27は、端子部28aと接触されており、予備固定接点23は、図示しない制御回路に電気的に接続される。
このように、予備使用時の位置に可動基板4がセットされた場合には、未使用状態の予備固定接点23を使用して、前述した主固定接点22を使用した場合と同様に所定のスイッチ動作が行われる。
以上説明したように、本実施例のスイッチ装置20によっても、第1実施例と同様の効果が得られる。また、必要とする接点のタイプに応じて、第1実施例におけるスイッチ装置1と、本実施例のスイッチ装置20とを使い分けることにより、適用範囲を拡大することができる。
(その他の実施例)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施例に限定されるものではなく、次のような変形又は拡張が可能である。
第1実施例における第1の接続端子17b及び第2の接続端子、第2実施例における接続端子28bは、リード線との接続をはんだ付けで行うように構成したが、図7に示すように、上部にソケット30を有するリード線31を使用し、このソケット30を介して接続するようにしてもよい。
可動基板4の下面(底面)に設けられたつまみ部13の一側面に切り欠き又は突起などによる印を設け、この印の位置によって可動基板4の向きを判別できるようにするとよい。このようにすれば、可動基板4の上面(表面)を確認できないような状況であっても、可動基板4が、主使用時の位置、又は予備使用時の位置のいずれに配置されているかを判別できる。
本発明の第1実施例を示すスイッチ装置の平面図 図1のA−A線に沿う縦断面図 スイッチ装置の作用説明用の平面図であり、(a)は挿入時、(b)は主使用時、(c)は予備使用時を示す 本発明の第2実施例を示す図1相当図 図4のB−B線に沿う縦断面図 図5における各端子の接触部位の拡大図 変形例を示すもので、接続端子とリード線との接続状態を示す図
符号の説明
図面中、1はスイッチ装置、2は開口部、2a、2bは切り欠き部(位置決め手段)、3はスイッチ基板、4は可動基板、4g、4hは引掛け部(位置決め手段)、5は可動接点、9a、10aは主接点部(主固定接点)、9b、10bは予備接点部(予備固定接点)、13はつまみ部(操作部)、20はスイッチ装置、21は可動接点、22は主固定接点、23は予備固定接点、Oは中心(回動中心)を示す。

Claims (3)

  1. 開口部を有するスイッチ基板と、
    表面に主固定接点及び予備固定接点を有して前記開口部に配置され、前記主固定接点がスイッチ機能位置に位置される第1の位置と前記予備固定接点が当該スイッチ機能位置に位置される第2の位置との間で移動可能に設けられた可動基板と、
    前記可動基板を前記第1の位置と第2の位置とに選択的に位置決めする位置決め手段と、
    所定の動作に伴い、前記スイッチ機能位置に位置された前記主固定接点又は予備固定接点に対して接離する可動接点とを備えて構成されることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記可動基板は、これを移動操作するための操作部を備えていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記可動基板は、回動中心を中心として回動可能であることを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチ装置。
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