JP3802578B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電気回路に過大電流が流れたとき事故を未然に防ぐために瞬時に回路を遮断する回路遮断器(サーキット・プロテクタ)に関し、特に、補助接点回路付きの回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】
回路遮断器は、例えば図6に示すように、過電流が流れたとき可動鉄心を吸引する電磁コイル1と、操作ハンドル3によりオン・オフする主接点2と、その主接点がオン状態において上記可動鉄心が吸引されたとき可動鉄片の駆動により作動し主接点を強制的に(ばねの復元力により)オフに戻す掛け外し機構(トリップ)4を有し、通常は電磁コイル1と主接点2が直列接続されて二端子回路を構成し、その主端子6、7は操作ハンドル3を正面としたときの背面5に突出している。
【0003】
この回路遮断器のオンオフと連動してスイッチングする補助接点回路を付加するときは、回路遮断器の後部にマイクロスイッチ8を付設し、3本の補助端子(C,NO,NC)9‥‥9が主端子6、7と平行に後方へ突出した構造となる。
【0004】
この従来例を使用するときは主端子6、7をソケットに挿入し、マイクロスイッチ8の端子にはリード線を接続し、回路遮断器の外れ防止用取付ばねを設けていた。従って、ソケットおよび回路遮断器のソケットからの脱離防止用固定装置を必要とする欠点があり、また、主端子挿入方式のため前後方向の奥行き寸法が大きくなるという欠点があった。さらにマイクロスイッチ8が背後に露出しており、外力を受けて破損するおそれがあった。従って、ソケットおよびソケット固定装置を必要とする欠点があり、前後方向の奥行き寸法が大きくなるという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これに対し本発明は、背面に突出するプラグ状外部端子をなくし、その結果ソケットが不要となり、図2に例示した両回路に対し共通した主ハウジングと補助ハウジングを用いることによりハウジング成形用の金型を共通化し、全体として製造コストを大幅に低減するとともに前後方向の寸法を短小化した回路遮断器の提供を解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の回路遮断器は、過電流が流れたとき可動鉄心を吸引する電磁コイルと、操作ハンドルによりオン・オフする主接点と、その主接点がオン状態において上記可動鉄心が吸引されたとき主接点を強制的にオフに戻す掛け外し機構が左右方向に所定の厚みを持つ扁平な方形の主ハウジング内に収容された回路遮断器において、上記主ハウジングの上下側方へ導出され、その外側に主端子が設けられた2個のリード金具と、上記主ハウジングの後部外周に隣接し、かつ、上記主ハウジングの後部空間に連通する上下の補助端子導出部が形成された補助ハウジングと、プリント配線基板の両端に補助端子が実装され中央に上記主接点の可動接点と係合するマイクロスイッチが実装されて所定のプリント配線が施された補助接点回路部を設け、上記補助ハウジングは左右方向の厚みが上記主ハウジングの厚みと相等しく、上下両端部が前方へ突出した扁平なコ字形であり、この補助ハウジングの上下の前方突出部に上記主端子が設けられ、補助ハウジングの上記主端子より後方の上下側壁の外に上記補助端子が設けられたことを特徴とする。
【0007】
本発明の補助接点回路部は、横幅が補助ハウジングの厚さ(t)よりも小さくて補助ハウジング内に収容され、両端部が補助ハウジングの上下両端から外部へ突出した、全体として細長い長方形のプリント配線基板と、その基板中央に実装されたマイクロスイッチと、その基板の両端部に実装された補助端子と、マイクロスイッチの端子と補助端子を接続するプリント配線を具備するものであることが好ましい。
【0008】
【作用】
主端子がコ字形補助ハウジングの両側部に設けられ、補助端子が主端子よりも背後において補助ハウジングの両側壁で支持されているので、補助ハウジングが端子を支えるための端子台を兼用している。
【0009】
【実施例】
図1に本発明実施例のハウジングの一部を外し、一部を切り欠いた状態の右側面図を示し、図2に正面図を示し、図3に、平面図を示し、図5にその分解図を示す。
【0010】
主ハウジング10は全体として扁平な方形であって、図2に示すように、厚み方向の中央で10A、10Bに二分割され、前面に操作ハンドル3が設けられ、電磁コイル、主接点、掛け外し機構等を内蔵している。従来技術と異る特徴点は、電磁コイルと主接点の直列回路の二端子を外部へ導出するリード金具12、13が背後へ突出せず、クランク状に屈折して主ハウジング10の上下両側方へ導出されていることである。
【0011】
補助ハウジング11は、主ハウジング10の背部外周に隣接して密着し、全体として扁平なコ字形である。主ハウジング10と補助ハウジング11の厚みは、図3に示すように等しく、補助ハウジング11も主ハウジング10と同様に厚み方向中央で11A、11Bに二分割される。この補助ハウジングの上下両側の前部に主端子台14、15が形成され、この主端子台14,15に上記リード金具12,13の先端に設けられた主端子16,17が設けられるとともに端子ねじが配設される。また、補助ハウジング11の後部の上下両側壁には、補助回路基板18を挾持するための開口部19A、19Bと、その開口部19A、19Bの前後両側に設けられた係止孔21A、22Aおよび21B、22Bが形成されている。
【0012】
補助接点回路部は、図4に示すように、細長い長方形のプリント配線基板18の中央にマイクロスイッチ23が実装されて、その端子(C,NO,NC)がプリント配線に半田付けされ、基板両端部に補助端子24、24が実装され、マイクロスイッチ23の端子と補助端子24‥‥24はプリント配線により接続されている。基板18はその両端部が補助ハウジング11により挾持され、補助端子24、24は補助端子台20A、20Bにより包まれ保護される。
【0013】
補助端子24は、中央にバーリング加工によりねじ部が刻設された受台26と、その受台26の外側から後方へ直角に屈折し、その先端が内側へ屈曲して基板18の先端背面にかかる外支持部27と、受台26の内側から後方へ直角に屈折し、基板18の前面に当接する内支持部28により形成され、内支持部28には突出部29が形成されており、この突出部29が基板18の係止孔に挿入されて基板と半田付けされている。
【0014】
補助端子台20は、プラスチックにより一体成形されたもので、その横幅長は主ハウジング10および補助ハウジング11の横幅長と等しく、内面に係止爪30、31が形成されており、この係止爪30、31が補助ハウジング11の外側壁に形成された係止孔21A、22Aまたは21B、22Bに嵌合する。
【0015】
図5に上記実施例の分解図を示す。この図は、組立て工程を示している。主ハウジング10の後部のマイクロスイッチ23は掛け外し機構と係合している。この状態でプリント配線基板18が取付けられてマイクロスイッチ23のリード端子が基板18に半田付けされる。次に、補助端子24、24に補助端子台20A、20Bが取付けられ、最後に、補助ハウジング11(A、B)が左右両側から挟み付けられて、主端子16、17、基板18、補助端子台20A、20Bを挾持係合する。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、主ハウジングの後方に隣接して略コ字形の補助ハウジングを設け、主ハウジングの後部空間と補助ハウジング内空間を連通させ、補助ハウジングの後部にプリント配線基板を設けてその両端を補助ハウジングの上下両壁から突出させてその突出部分に補助端子を設け、補助ハウジングの前部に主端子を設ける構成としたので、従来の主ハウジングとその機構をそのまま活用しながら、従来のソケットが不要となり、端子がハウンジングの上下両側方へ導出されるので、前後方向の寸法が短小化された。また、マイクロスイッチがプリント配線基板に実装されて主ハウジング後方空間に収容されるので、従来のようにマイクロスイッチが外部衝撃により破損するおそれがなくなり、信頼性が向上した。
【0017】
さらに、補助ハウジングの前部上下に主端子が設けられ、後部上下に補助端子が設けられているので、主端子および補助端子にリード線を接続する配線作業を、すべて前方から行うことができ、作業性が向上した。
【0018】
またさらに、本発明の補助接点回路部は、プリント配線基板の両端部の孔に、補助端子24の内支持部28の突出部29を挿入し、プリント配線基板の導電層と半田付けする構成としたので、補助端子24がマイクロスイッチの端子と電気的に接続されるとともに、機械的にも、端子台として大層堅牢なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明実施例の右側面図の一部切欠図である。
【図2】は、上記実施例の正面図である。
【図3】は、上記実施例の平面図である。
【図4】は、上記実施例の補助接点回路部を示す右側面図である。
【図5】は、上記実施例の右側面図の分解図である。
【図6】は、従来例のハウジングを切欠いた右側面図である。
【符号の説明】
1‥‥電磁コイル
2‥‥主接点
3‥‥操作ハンドル
6、7‥‥主端子
10‥‥主ハウジング
11‥‥補助ハウジング
12、13‥‥主端子用リード金具
14、15‥‥主端子台
16、17‥‥主端子
18‥‥補助回路基板
20(A、B)‥‥補助端子台
23‥‥マイクロスイッチ
24‥‥補助端子
Claims (2)
- 過電流が流れたとき可動鉄心を吸引する電磁コイルと、操作ハンドルによりオン・オフする主接点と、その主接点がオン状態において上記可動鉄心が吸引されたとき主接点を強制的にオフに戻す掛け外し機構が左右方向に所定の厚みを持つ扁平な方形の主ハウジング内に収容された回路遮断器において、上記主ハウジングの上下側方へ導出され、その外側に主端子が設けられた2個のリード金具と、上記主ハウジングの後部外周に隣接し、かつ、上記主ハウジングの後部空間に連通する上下の補助端子導出部が形成された補助ハウジングと、プリント配線基板の両端に補助端子が実装され中央に上記主接点の可動接点と係合するマイクロスイッチが実装されて所定のプリント配線が施された補助接点回路部を設け、上記補助ハウジングは左右方向の厚みが上記主ハウジングの厚みと相等しく、上下両端部が前方へ突出した扁平なコ字形であり、この補助ハウジングの上下の前方突出部に上記主端子が設けられ、補助ハウジングの上記主端子より後方の上下側壁の外に上記補助端子が設けられたことを特徴とする回路遮断器。
- 上記補助ハウジングの上記補助端子導出部の前後両側に係止孔が形成され、この係止孔に上記補助端子を被う補助端子台が装着されている、請求項1に記載の回路遮断器。
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JP23676494A JP3802578B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 回路遮断器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH08102242A JPH08102242A (ja) | 1996-04-16 |
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FR2789525B1 (fr) * | 1999-02-05 | 2001-03-16 | Schneider Electric Sa | Appareil interrupteur electrique et ensemble a assemblage rapide |
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1994
- 1994-09-30 JP JP23676494A patent/JP3802578B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08102242A (ja) | 1996-04-16 |
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