JP2024032507A - リレーユニット - Google Patents

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良也 宮崎
Yoshinari Miyazaki
裕隆 栗田
Hirotaka Kurita
信崇 金子
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Abstract

【課題】電気接続箱への取付作業の作業性を向上可能なリレーユニットを提供すること。【解決手段】リレーユニット2は、リレーコイル22と、リレーコイル22の通電状態に基づいて導通又は遮断を切替可能な接点構造23と、リレーコイル22及び接点構造23を収容するケース21と、リレーコイル22に繋がり且つケース21から外部に延出する一対のコイル端子24,25と、接点構造23に繋がり且つケース21から外部に延出する入力端子26及び出力端子27と、を有する、リレー20Aを備える。リレーユニット2は、更に、入力端子26と、一方のコイル端子24と、を導通接続するジョイントバスバ30を備える。ジョイントバスバ30は、入力端子26の延出長さP及び一方のコイル端子24の延出長さPよりも板厚Tが薄い板状の導体から構成される。【選択図】図4

Description

本発明は、リレーとジョイントバスバとを備えるリレーユニットに関する。
従来から、自動車等に用いられる電気接続箱(例えば、リレーボックス)には、リレーやヒューズ等の種々の電子部品が収納されている。ここで、いわゆる有接点型のリレーは、一般に、リレーコイルと、リレーコイルへの導通又は遮断の切り替え(回路の開閉)が可能な接点部品と、を内蔵しており、リレーコイルへの通電時に生じる電磁作用によって接点部品を機械的に開閉させるようになっている(例えば、特許文献1,2を参照)。
特開2020-042932号公報 特開2007-045404号公報
ところで、上述した種類のリレーを用いるにあたり、入力端子に印加される電圧を、リレーコイルへの通電にも利用する場合がある。この場合、一般に、いわゆるジャンパ電線を用いて、入力端子に接続される電線を分岐してリレー端子に接続させることになる。ところが、実際に上述した電気接続箱においてジャンパ電線を用いるには、電気接続箱のキャビティに上面側からリレーを収容した後に、キャビティの下面側からジャンパ電線をリレーに取り付けることになる。即ち、ジャンパ電線を取り付ける分だけ、電気接続箱にリレーを収容するための工程数が増し、収容作業の作業性が損なわれることになる。なお、本説明から理解されるように、電気接続箱とは異なる対象にリレー及びジャンパ電線を取り付ける際にも、上記同様、取付作業の作業性が損なわれることになる。
本発明の目的の一つは、電気接続箱等への取付作業の作業性を向上可能なリレーユニットを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るリレーユニットは、以下を特徴としている。
リレーコイルと、前記リレーコイルの通電状態に基づいて導通又は遮断を切替可能な接点構造と、前記リレーコイル及び前記接点構造を収容するケースと、前記リレーコイルに繋がり且つ前記ケースから外部に延出する一対のコイル端子と、前記接点構造に繋がり且つ前記ケースから外部に延出する入力端子及び出力端子と、を有する、リレーと、
前記入力端子と、前記一対の前記コイル端子の一方と、を導通接続するジョイントバスバと、を備える、リレーユニットであって、
前記ジョイントバスバは、
前記入力端子の延出長さ及び前記一方の前記コイル端子の延出長さよりも厚さが薄い導体から構成される、
リレーユニットであること。
本発明に係るリレーユニットによれば、リレーの入力端子と一対のコイル端子の一方とが、ジョイントバスバで接続される。ジョイントバスバは、板状の導体で構成され、入力端子等の延出方向におけるその導体の厚さは、入力端子のケースからの延出長さ及び一方のコイル端子のケースからの延出長さよりも薄い。これにより、例えば、一の手法として、リレーにジョイントバスバをあらかじめ取り付けてリレーユニットを構成しておけば、リレーユニットを電気接続箱のキャビティに収容するだけで、収容作業が完了することになる。よって、上述した従来の例のように、キャビティの下面側からジャンパ電線を取り付ける作業を排除することができる。更に、他の手法として、電気接続箱のキャビティにジョイントバスバを取り付けておいても、キャビティにリレーを収容するだけで、リレーユニットが構成されるとともに収容作業が完了することになる。本説明から理解されるように、電気接続箱とは別の取付対象においても、同様に、収容作業を簡略化できることになる。したがって、本構成のリレーユニットは、電気接続箱等への取付作業の作業性を向上可能である。
更に、別の効果として、上記構成のリレーユニットによれば、ジャンパ電線を用いない分だけ、電気接続箱の全体的な製造コストの低減、電気接続箱の製造に要する材料の削減、材料の削減による環境負荷の低減、及び、電気接続箱の軽量化などを図ることも可能である。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るリレーユニットを電気接続箱のキャビティに収容する際の様子を説明するための斜視図である。 図2は、図1に示すリレーユニットの分解斜視図である。 図3は、図2に示すジョイントバスバの下面図である。 図4は、図1に示すリレーユニットを下側からみた斜視図である。 図5は、図1に示すリレーユニットを電気接続箱のキャビティに収容した状態におけるリレーに関連する回路図(回路:開)である。 図6は、図1に示すリレーユニットを電気接続箱のキャビティに収容した状態におけるリレーに関連する回路図(回路:閉)である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るリレーユニット2(図1及び図4参照)、及び、リレーユニット2が収容されるキャビティ14Aを備えた電気接続箱1(図1参照)について説明する。電気接続箱1は、典型的には、車両に搭載され、リレーやヒューズ等の電子部品を収容するリレーボックスである。
以下、説明の便宜上、図1~図4に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。電気接続箱1の車両搭載時において、「上下方向」は、車両の上下方向に対応している。
図1に示すように、電気接続箱1のハウジング10は、ハウジング本体11と、ハウジング本体11の下面を覆うようにハウジング本体11に組み付けられる下部ハウジングカバー12と、ハウジング本体11の側面を覆うようにハウジング本体11に組み付けられる上部ハウジングカバー13と、で構成される。ハウジング10を構成する上記3つの部品は全て、樹脂成形体である。上記3つの部品で構成されるハウジング10は、左右方向に長い略直方体状の形状を有している。
図1に示すように、ハウジング10(より具体的には、ハウジング本体11)の上面の複数箇所には、キャビティ14がそれぞれ設けられている。複数のキャビティ14の各々は、上方に開口し下方に窪み且つ底壁14aを有する凹部である。キャビティ14には、上側から、リレーやヒューズ等の電子部品20が挿入され収容されている。キャビティ14に収容された電子部品20は、電気接続箱1の内部の電気回路(例えば、図示しないバスバや相手側の端子等)と電気的に接続される。
以下、複数のキャビティ14のうちの一つであるキャビティ14Aと、キャビティ14Aに収容されるリレーユニット2とに着目する(図1参照)。リレーユニット2は、電子部品20の一つであるリレー20Aと、リレー20Aに装着されるジョイントバスバ30とで構成されている。
まず、リレー20Aについて説明する。リレー20Aは、図2及び図4に示すように、略直方体状の樹脂製のケース21を有する。ケース21には、図5に示すように、リレーコイル22と接点部23とが内蔵されている。接点部23は、固定接点(固定片)23aと可動接点(可動片)23bとを含んでいる。接点部23は、図5に示すように、リレーコイル22への非通電時には、可動接点23bが固定接点23aに接触しない遮断状態(回路:開)に維持される。一方、図6に示すように、リレーコイル22への通電時には、リレーコイル22への通電によってリレーコイル22内に配置された鉄心等(図示省略)が磁化して、可動接点23bが固定接点23aに近づくように引き寄せられることで、可動接点23bと固定接点23aとが接触する導通状態(回路:閉)となる。即ち、リレー20Aは、リレーコイル22への通電状態に基づいて接点部23(可動接点23b)を機械的に駆動させて導通又は遮断の切り替え(回路の開閉)を行う、いわゆる有接点型のリレーである。なお、接点部23は、本例とは逆に、リレーコイル22への非通電時に導通状態(回路:閉)となり、リレーコイル22への通電時に導通状態(回路:開)となるように、構成されてもよい。
図2及び図4に示すように、ケース21の下面21aからは、リレーコイル22の高電位側に繋がる高電位側コイル端子24と、リレーコイル22の低電位側に繋がる低電位側コイル端子25と、接点部23の可動接点23b側に繋がる入力端子26と、接点部23の固定接点23a側に繋がる出力端子27と、からなる4本の金属製の端子24~27が、下方に向けて外部に延出している(図5及び図6も参照)。4本の端子24~27のケース21の下面21aから延出する部分はそれぞれ、上下方向に長い矩形平板状の形状を有している。4本の端子24~27のケース21の下面21aからの延出長さP(図2参照)は、同じである。
図4に示すように、高電位側コイル端子24と低電位側コイル端子25とは、ケース21の下面21aの後側領域にて左右方向に間隔を空けて対向するように配置され、入力端子26と出力端子27とは、ケース21の下面21aの前側領域にて前後方向に間隔を空けて対向するように配置されている。入力端子26及び高電位側コイル端子24は、上下方向からみてL字を構成するように近接配置されている。
次いで、ジョイントバスバ30について説明する。リレー20Aを用いるにあたり、入力端子26に印加される電圧を、リレーコイル22への通電にも併用する場合がある。ジョイントバスバ30は、この場合にリレー20Aに装着される部品であり、入力端子26及び高電位側コイル端子24を導通接続する機能を果たす。
ジョイントバスバ30は、金属製の平板で構成されている。ジョイントバスバ30は、図3及び図4に示すように、入力端子26及び高電位側コイル端子24が構成する上記L字に対応して、左右方向に延びる第1部分31と前後方向に延びる第2部分32とからなる上下方向からみてL字状の形状を有している。ジョイントバスバ30の板厚T(図2参照)は、入力端子26及び高電位側コイル端子24の延出長さP(図2参照)より小さい。
図3に示すように、第1部分31には、入力端子26を挿入するための左右方向に長い第1孔部33(貫通孔)が形成されている。第1孔部33の左右方向に延びる一対の孔縁には、第1孔部33内に向けて突出する一対の圧入突起34が、前後方向に互いに対向し且つ互いに近づくように設けられている。第2部分32には、高電位側コイル端子24を挿入するための前後方向に長い第2孔部35(貫通孔)が形成されている。第2孔部35の前後方向に延びる一対の孔縁には、第2孔部35内に向けて突出する一対の圧入突起36が、左右方向に互いに対向し且つ互いに近づくように設けられている。
図2及び図4から理解できるように、ジョイントバスバ30は、リレー20Aのケース21の下面21aに装着される。この装着作業は、入力端子26及び高電位側コイル端子24がそれぞれ第1孔部33及び第2孔部35に挿通された状態で、ジョイントバスバ30を、リレー20Aのケース21の下面21aに向けて、下方から、ジョイントバスバ30の上面30a(図2参照)がケース21の下面21aに接触するまで、上向きに押し付けることで、完了する(図4参照)。ジョイントバスバ30がケース21に対して相対的に上方へ移動する過程において、入力端子26が第1孔部33の一対の圧入突起34に押圧接触しながら第1孔部33に圧入されていき、高電位側コイル端子24が第2孔部35の一対の圧入突起36に押圧接触しながら第2孔部35に圧入されていく。この結果、ジョイントバスバ30のケース21の下面21aへの装着完了状態では、ジョイントバスバ30の上面30aがケース21の下面21aに接触し、且つ、入力端子26及び高電位側コイル端子24が導通接続された状態で、ジョイントバスバ30がリレー20Aに保持される(図4参照)。これにより、図1及び図4に示すリレーユニット2が完成する。
完成したリレーユニット2は、図1に示すように、上側から、電気接続箱1のキャビティ14Aに挿入され収容される。リレーユニット2がキャビティ14Aに収容された状態では、リレー20Aの4本の端子24~27が、キャビティ14Aの底壁14a(図1参照)に4本の端子24~27に対応して設けられた4つの端子挿入孔(図示省略)にそれぞれ挿入されることで、電気接続箱1の内部の電気回路と電気的に接続される。これにより、図5及び図6に示す回路が得られる。
なお、以上の説明では、リレー20Aにジョイントバスバ30をあらかじめ装着してリレーユニット2を構成し、リレーユニット2を電気接続箱1のキャビティ14Aに収容している。これに対し、電気接続箱1のキャビティ14Aの底壁14a(図1参照)にあらかじめジョイントバスバ30を取り付けて(載置して)おいてもよい。この場合、キャビティ14Aにリレー20Aを収容することで、上記と同様、ジョイントバスバ30の上面30aがケース21の下面21aに接触し、且つ、入力端子26及び高電位側コイル端子24が導通接続された状態にあるリレーユニット2が構成される。
図5及び図6に示す回路において、ジョイントバスバ30により導通接続されている入力端子26及び高電位側コイル端子24は、例えば、車両に搭載されたバッテリの+端子(12V)に接続され、出力端子27は、例えば、車両に搭載された電装品(例えば、ヘッドランプやホーン)に接続され、低電位側コイル端子25は、接点部15を介して接地(アース)される。接点部15は、例えば、車両の車室内に配置されている。接点部15は、固定接点(固定片)15aと可動接点(可動片)15bとを含んでおり、手動により可動接点15bを機械的に駆動させて導通又は遮断の切り替え(回路の開閉)が可能に構成されている。なお、接点部15は、電子的に回路の開閉を行うように構成されてもよい。
図5に示す回路において、接点部15の遮断状態(回路:開)では、リレーコイル22が非通電となる。この場合、接点部23が遮断状態(回路:開)に維持されることで、出力端子27に接続されている電装品は作動しない。一方、図6に示す回路において、接点部15が導通状態(回路:閉)となると、リレーコイル22にバッテリ電圧が印加されることでリレーコイル22が通電状態に切り替わる。この場合、リレーコイル22への通電によって接点部23が導通状態(回路:閉)に切り替わることで、バッテリからの電力が出力端子27に接続されている電装品に供給されることで、当該電装品が作動する。リレーコイル22への通電時、リレー20Aのケース21の内部にて、リレーコイル22等から熱が生じる。このように生じた熱は、ケース21に伝達され、ケース21に伝達された熱は、ケース21の下面21aに接触している金属製のジョイントバスバ30に伝達される。これにより、リレー20Aの放熱性を向上させることができる。
<作用・効果>
以上より、本実施形態に係るリレーユニット2によれば、リレー20Aの入力端子26と高電位側コイル端子24とが、ジョイントバスバ30で接続されるようになっている。ジョイントバスバ30は、板状の導体で構成され、導体の板厚Tは、入力端子26及び高電位側コイル端子24の延出長さPよりも薄くなっている(図2参照)。これにより、例えば、リレー20Aにジョイントバスバ30をあらかじめ取り付けてリレーユニット2を構成しておけば、リレーユニット2を電気接続箱1のキャビティ14Aに収容するだけで収容作業が完了する。よって、上述した従来の例のように、キャビティの下面側からジャンパ電線を取り付ける作業を排除することができる。一方、電気接続箱1のキャビティ14Aにジョイントバスバ30を取り付けておいても、キャビティ14Aにリレー20Aを収容するだけで、リレーユニット2が構成されるとともに収容作業が完了する。電気接続箱1とは別の取付対象においても同様である。したがって、本実施形態に係るリレーユニット2は、電気接続箱1等への取付作業の作業性を向上可能である。
他の効果として、本実施形態に係るリレーユニット2によれば、ジャンパ電線を用いない分だけ、全体的な電気接続箱1の製造コストの低減、電気接続箱1の製造に要する材料の削減、材料が削減されることによる環境負荷の低減、及び、電気接続箱1の軽量化などを図ることも可能である。
更に、本実施形態に係るリレーユニット2によれば、ジョイントバスバ30が、入力端子26が挿通される第1孔部33と、高電位側コイル端子24が挿通される第2孔部35と、を有する。第1孔部33は、孔縁から孔内に突出する第1圧入突起34を有し、第2孔部35は、孔縁から孔内に突出する第2圧入突起36を有する。これにより、第1孔部33に入力端子26が圧入され、第2孔部35に高電位側コイル端子24が圧入されることで、ジョイントバスバ30がリレー20Aに保持される。よって、ジョイントバスバ30と各端子24,26との電気的接続の信頼性を向上させながら、ジョイントバスバ30をリレー20Aに取り付ける作業自体も容易になる。
更に、本実施形態に係るリレーユニット2によれば、ジョイントバスバ30の板面(上面)30aがケース21の外表面(下面)21aに接触するように、ジョイントバスバ30が配置される。これにより、リレー20Aの作動時にリレーコイル22等で生じる熱がケース21からジョイントバスバ30にスムーズに伝達することで、リレー20Aの放熱性を向上させることができる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、リレーユニット2が収容されるキャビティ14Aが設けられた電気接続箱1が、リレーボックスであるが、電気接続箱1が、リレーボックス以外の機能を有する構造体であってもよい。
ここで、上述した本発明に係るリレーユニット2の固定構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
リレーコイル(22)と、前記リレーコイル(22)の通電状態に基づいて導通又は遮断を切替可能な接点構造(23)と、前記リレーコイル(22)及び前記接点構造(23)を収容するケース(21)と、前記リレーコイル(22)に繋がり且つ前記ケース(21)から外部に延出する一対のコイル端子(24,25)と、前記接点構造(23)に繋がり且つ前記ケース(21)から外部に延出する入力端子(26)及び出力端子(27)と、を有する、リレー(20A)と、
前記入力端子(26)と、前記一対の前記コイル端子の一方(24)と、を導通接続するジョイントバスバ(30)と、を備える、リレーユニット(2)であって、
前記ジョイントバスバ(30)は、
前記入力端子(26)の延出長さ(P)及び前記一方の前記コイル端子(24)の延出長さ(P)よりも厚さ(T)が薄い板状の導体から構成される、
リレーユニット(2)。
上記[1]の構成のリレーユニットによれば、リレーの入力端子と一対のコイル端子の一方とが、ジョイントバスバで接続される。ジョイントバスバは、板状の導体で構成され、入力端子等におけるその導体の厚さは、入力端子のケースからの延出長さ及び一方のコイル端子のケースからの延出長さよりも薄い。これにより、例えば、一の手法として、リレーにジョイントバスバをあらかじめ取り付けてリレーユニットを構成しておけば、リレーユニットを電気接続箱のキャビティに収容するだけで、収容作業が完了することになる。よって、上述した従来の例のように、キャビティの下面側からジャンパ電線を取り付ける作業を排除することができる。更に、他の手法として、電気接続箱のキャビティにジョイントバスバを取り付けておいても、キャビティにリレーを収容するだけで、リレーユニットが構成されるとともに収容作業が完了することになる。本説明から理解されるように、電気接続箱とは別の取付対象においても、同様に、収容作業を簡略化できることになる。したがって、本構成のリレーユニットは、電気接続箱等への取付作業の作業性を向上可能である。
更に、別の効果として、上記構成のリレーユニットによれば、ジャンパ電線を用いない分だけ、電気接続箱の全体的な製造コストの低減、電気接続箱の製造に要する材料の削減、材料の削減による環境負荷の低減、及び、電気接続箱の軽量化などを図ることも可能である。
[2]
上記[1]に記載のリレーユニット(2)において、
前記ジョイントバスバ(30)は、
前記入力端子(26)が挿通される第1孔部(33)と、前記第1孔部(33)の孔縁から孔内に突出して前記入力端子(26)に押圧接触する第1圧入突起(34)と、前記一方の前記コイル端子(24)が挿通される第2孔部(35)と、前記第2孔部(35)の孔縁から孔内に突出して前記一方の前記コイル端子(24)に押圧接触する第2圧入突起(36)と、を有する、
リレーユニット(2)。
上記[2]の構成のリレーユニットによれば、ジョイントバスバが、入力端子が挿通される第1孔部と、一方のコイル端子が挿通される第2孔部と、を有する。第1孔部は、孔縁から孔内に突出する第1圧入突起を有し、第2孔部は、孔縁から孔内に突出する第2圧入突起を有する。これにより、第1孔部に入力端子が圧入され、第2孔部に一方のコイル端子が圧入されることで、ジョイントバスバがリレーに保持される。よって、ジョイントバスバと各端子との電気的接続の信頼性を向上させながら、ジョイントバスバをリレーに取り付ける作業自体も容易になる。
[3]
上記[1]に記載のリレーユニット(2)において、
前記ジョイントバスバ(30)は、
当該ジョイントバスバ(30)の板面(30a)が前記ケース(21)の外表面(21a)に接触するように配置される、
リレーユニット(2)。
上記[3]の構成のリレーユニットによれば、ジョイントバスバの板面がケースの外表面に接触するように、ジョイントバスバが配置される。これにより、リレーの作動時にリレーコイル等で生じる熱がケースからジョイントバスバにスムーズに伝達することで、リレーの放熱性を向上させることができる。
2 リレーユニット
20A リレー
21 ケース
21a 下面(外表面)
22 リレーコイル
23 接点部(接点構造)
24 高電位側コイル端子(一方のコイル端子)
25 低電位側コイル端子(コイル端子)
26 入力端子
27 出力端子
30 ジョイントバスバ
30a 上面(板面)
33 第1孔部
34 圧入突起(第1圧入突起)
35 第2孔部
36 圧入突起(第2圧入突起)

Claims (3)

  1. リレーコイルと、前記リレーコイルの通電状態に基づいて導通又は遮断を切替可能な接点構造と、前記リレーコイル及び前記接点構造を収容するケースと、前記リレーコイルに繋がり且つ前記ケースから外部に延出する一対のコイル端子と、前記接点構造に繋がり且つ前記ケースから外部に延出する入力端子及び出力端子と、を有する、リレーと、
    前記入力端子と、前記一対の前記コイル端子の一方と、を導通接続するジョイントバスバと、を備える、リレーユニットであって、
    前記ジョイントバスバは、
    前記入力端子の延出長さ及び前記一方の前記コイル端子の延出長さよりも厚さが薄い導体から構成される、
    リレーユニット。
  2. 請求項1に記載のリレーユニットにおいて、
    前記ジョイントバスバは、
    前記入力端子が挿通される第1孔部と、前記第1孔部の孔縁から孔内に突出して前記入力端子に押圧接触する第1圧入突起と、前記一方の前記コイル端子が挿通される第2孔部と、前記第2孔部の孔縁から孔内に突出して前記一方の前記コイル端子に押圧接触する第2圧入突起と、を有する、
    リレーユニット。
  3. 請求項1に記載のリレーユニットにおいて、
    前記ジョイントバスバは、
    当該ジョイントバスバの板面が前記ケースの外表面に接触するように配置される、
    リレーユニット。
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