JP3299377B2 - スイッチ - Google Patents
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- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Tumbler Switches (AREA)
Description
イッチに関するものである。
備えたスイッチでは、速結端子に接続する電線先端の被
覆を剥いだ部分の長さを規定し、電線の被覆を剥いだ部
分をハウジングに設けた電線挿入口に差し込めば、速結
端子に電気的且つ機械的に接続されるようになってい
る。そして、国内においては、接続される電線の径がφ
1.6mm〜2.0mmに規定されているために、上記電線
挿入口等の各部の形状や寸法がこの線径に合わせて設け
られている。
いては、φ1.13mm〜1.78mmの電線が使用されて
いる国があり、このような国において上記速結端子を用
いる場合、規定されている中で一番細い電線では被覆を
含めた外径が太い電線の径と殆ど変わらないために、こ
の細い電線の時には被覆ごと電線挿入口に挿入されてし
まう虞れがあり、この時、規定寸法以上の電線が差し込
まれることになるが、内部において、電線が細いことか
らその先端が隣接する速結端子にまで至りやすく、隣接
速結端子が異極である場合には短絡を招くほか、同極で
あっても、その電線を抜くことがスムーズにできなくな
ってしまう。
であり、その目的とするところは電線の差し込み過多に
よる問題を招くことがないスイッチを提供するにある。
板とこの端子板との間で電線を挟持固定する鎖錠ばねと
からなる速結端子を複数備えるとともに、鎖錠ばねを押
圧して上記電線挟持状態を解除する解除釦と、シーソー
動自在に支持された操作部と、端子板上に支持されると
ともに上記操作部の動きに連動して他の端子板における
接点部との接触離反を行う可動接点板または端子板上に
支持されるとともに上記操作部の動きに連動して他の2
つの端子板における各接点部に交互に接触する可動接点
板とを備え、これら部材を収めたハウジングには上記速
結端子に臨む電線挿入口が形成されており、この電線挿
入口は短軸方向の開口径が挿通される電線の最大径に対
応する楕円状の開口となっていることに第1の特徴を有
し、上記解除釦が、端子板を共有する一対の鎖錠ばねの
解除駆動部を備えるとともに両鎖錠ばねの間に位置する
立ち上がり片、もしくは夫々接点部を有している一対の
端子板間に配されて両端子板に対応する一対の鎖錠ばね
の解除駆動部を備えるとともに両鎖錠ばねの間及び両端
子板の間に位置する立ち上がり片を備えていることに第
2の特徴を有している。
線挿入口が丸孔では無いために、細い線を差し込んだ
時、被覆を剥いていない部分が電線挿入口の短軸方向の
縁に引っ掛かるために、電線の挿入代が制限されるもの
であり、第2の特徴とするところによれば、電線の挿入
代が多くとも、解除釦における立ち上がり片が隣接する
鎖錠ばねや端子板側に電線の先端が向かうことを規制す
る。
端子板位置決め用の小突起を設けておけば、端子板の位
置ずれやがたつきを抑えることができ、ネオンランプを
有して可動接点板を支持する端子板に電気的に接続され
るとともに操作部の動きに連動して接点部を有している
端子板と接触離反する位置表示用発光部を、表面に透光
性部を有する操作部内に設けておけば、あるいはネオン
ランプを有して接点部を有している両端子板に電気的に
接続された位置表示用発光部を、表面に透光性部を有す
る操作部内に設けておけば、負荷への非通電時にネオン
ランプを発光させて、スイッチの位置を表示させること
ができる。
ると、ここでは4種のスイッチを示している。図2及び
図3は、いわゆる片切りのスイッチであって、そのハウ
ジング1は共に合成樹脂成形品であるボディ11とカバ
ー12とによって構成され、ボディ11内には、2個の
端子板3,3、端子板3との間で速結端子を構成する鎖
錠ばね4、速結端子からの電線の取り外し時に用いられ
る解除釦5、可動接点板6等が納められる。またカバー
12によって両側面に設けられた軸部20が受けられる
ことでハウジング1に対してシーソー動自在とされる操
作部2がカバー12内に納められるとともにカバー12
に形成された開口から操作部2の表面側が突出する。図
中10はハウジング1のボディ11とカバー12とを結
合するための組立枠であり、コ字形に形成されるととも
に係合用突起15を備えたこの組立枠10は、カバー1
2に被せられるとともに両端がかしめられてボディ11
の外壁に係止されることで、ボディ11とカバー12と
の結合を行う。なお、ここに示したハウジング1は、配
線器具における規格化された寸法における1モジュール
分のサイズに形成されている。
錠ばね4,4と1個の解除釦5と共に、上記ボディ11
の長手方向両端部に設けられた収納部に夫々収納され
る。そして、一方の端子板3から延長されてボディ11
の中央部に配される受け片30上には、U字形をなす可
動接点板36が置かれ、ボディ11に被せられて固定さ
れるカバー12によって枢支された上記操作部2と可動
接点板36との間に圧縮コイルばね37が配設される。
シーソー動自在となっている操作部2を操作すれば、圧
縮コイルばね37の屈曲状態が変化することに伴い、可
動接点板36が揺動し、他方の端子板3に設けられた固
定接点31と可動接点板36とが接触離反を行う。
切り型のスイッチに、負荷に通電していない時に点灯す
る位置表示用発光部7を付加したもので、ネオンランプ
を有しているこの位置表示用発光部7は、操作部2の内
部に組み込まれて、圧縮コイルばね37を通じて可動接
点板36を支持する一方の端子板3に電気的に接続さ
れ、操作部2の操作によって可動接点板36を他方の端
子板3の固定接点31から離反させた時、他方の端子板
3の上面と電気的に接触する。なお、操作部2の表面に
は、透光性部25が形成されている。
スイッチであって、受け片30を有する端子板3は上記
実施例のものと同じく、2個の鎖錠ばね4と1個の解除
釦5と共にボディ11の一端側に配されているが、ボデ
ィ11の他端側には、2個の端子板3a,3bが各々1
個の鎖錠ばね4と、両端子板3a,3bに対して1個の
解除釦5と共に配設されている。ボディ11の短手方向
に並ぶ両端子板3a,3bは、可動接点板36を間にし
て対向する固定接点31,31を夫々有するもので、操
作部2に連動して揺動する可動接点板36は、操作部2
の操作に伴い、一方の端子板3aの固定接点31に接触
する状態と、他方の端子板3bの固定接点31に接触す
る状態とを切り替える。
3よりも小さく、このために寸法精度を出しにくくなっ
ている。またボディ11の各端子板3a,3bの収納部
も、端子板3の収納部よりも小さいために、やはり寸法
精度を出しにくく、これ故に、端子板3a,3bについ
てはボディ1に納めた時にがたつきが出たり、収納する
ことが困難となったりしやすい。このために、ボディ1
1における端子板3a,3bの収納部については、わず
かに大きめに形成するとともに、その内壁に図16に示
すように、断面三角形状で且つ端子板3a,3bの差し
込み側となる上端面を傾斜面とした小さな縦リブ状の小
突起14を設けて、端子板3a,3bにおける位置決め
片33が図14(a)に示すように小突起14に当たるよ
うにしてある。端子板3a,3bとボディ11の収納部
の公差上の関係から相対スペースが大きくなった場合に
は、小突起14によって端子板3a,3bを押さえるこ
とができ、逆に相対スペースが小さくなった場合には、
端子板3a,3bの収納部への挿入によって小突起14
が端子板3a,3bで削られてしまうようにして、がた
つきの防止及び組み付け困難となることの防止がなされ
ている。
路型のスイッチに位置表示用発光部7を付加したもの
で、ネオンランプを有しているこの位置表示用発光部7
は、操作部2の内部に組み込まれ、両端子板3a,3b
に接触ばね38,38を介して導通する。3路型のスイ
ッチはもう1つの3路型のスイッチとの組み合わせで負
荷への通電を2カ所で制御するために用いられるが、こ
のものにおいても、負荷に通電していない時に位置表示
用発光部7が点灯する。操作部2の表面に透光性部25
が形成されているのも前記のものと同じである。
ディ1の底面には、各速結端子に臨む総計4つの電線挿
入口18と、解除釦5の下面部を覗かせる2つの解除用
孔19とが設けられている。電線挿入口18から被覆を
剥いだ電線の先端を差し込めば、鎖錠ばね4と端子板
3,3a,3bとからなる速結端子に電線が電気的に且
つ機械的に固定され、解除用孔19からドライバーのよ
うな工具の先端を差し込んで解除釦5を動かせば、解除
釦5は鎖錠ばね4を押圧して、鎖錠ばね4と端子板3,
3a,3bとによる電線の挟持状態を解除するために、
電線を引っ張ることで、上記接続を解除することができ
る。
に、取付プレート90に前記組立枠10における係止突
起15によって係止取着され、取付プレート90をボッ
クス91のような固定部に固定するとともに、取付プレ
ート90表面を化粧プレート92で覆うことで使用に供
される。各スイッチにおける鎖錠ばね4は、端子板3の
側壁に電線を押し付けることで電線と端子板3との電気
的な接続を行うとともに、斜め方向を向いた端縁によっ
て電線の抜け止めを行うものであり、端子板3について
は上述のように1個の端子板3に対して2個の鎖錠ばね
4が配設されている。一方は通常接続用、他方は送り接
続用である。また、端子板3a,3bについては各1個
の鎖錠ばね4が配設されている。更に、鎖錠ばね4の上
記一端縁を押し戻すことで電線の引き抜きが可能な状態
とする解除釦5は、1つの端子板3について1個、端子
板3a,3bについても1個配設され、上述の結線解除
操作を行えば、解除釦5の両翼部が2個の鎖錠ばね4,
4の端縁を同時に押し戻す。
らなる速結端子に対する解除釦5は、図11及び図12
に示すように、一対の鎖錠ばね4,4の両端部の間に位
置することになる立ち上がり片50を有している。この
立ち上がり片50は、鎖錠ばね4の図12(a)に示す矢
印方向の動きを規制して、鎖錠ばね4と端子板3との対
向面間に差し込まれる電線の保持を確実なものとすると
ともに、電線挿入口18から差し込む被覆を剥いだ電線
の差し込み量が多かった場合の電線先端の他の部分への
回り込みを防ぐ。
いては、両端子板3a,3bが異極となるために、図1
3〜図15に示すように、立ち上がり片50が隣接する
一対の鎖錠ばね4,4の間に位置するだけでなく、端子
板3a,3bの間にも位置することになるように、立ち
上がり片50を上面の全面から立ち上げたものとし、電
線挿入口18から差し込む被覆を剥いだ電線8の差し込
み量が多かった場合の電線先端の他の部分への回り込み
防止を更に確実なものとしている。
被覆を剥ぐ長さが規定値内であれば、通常、電線挿入口
18の開口径によって、被覆がある部分の挿入が阻止さ
れるために防がれるようになっているのであるが、前述
のように、φ1.13mm〜1.78mmの電線の使用
が想定される場合、φ1.78mmに合わせた開口径と
すると、被覆を剥いでいないφ1.13mmの電線が通
ってしまうことになるために、ここでは電線挿入口18
を図1に示すように、両側からテーパ壁180,180
を迫り出すことによってほぼ楕円形となるようにするこ
とで、φ1.78mmの被覆を剥いだ電線8の差し込み
をスムーズに行えるものとしつつ、被覆を剥いでいない
φ1.13mmの電線8はテーパ壁180によって狭く
なった短軸方向の縁で差し込みが止められてしまうよう
にしている。
であれば、電線8の径が細くとも電線8の差し込み過ぎ
が生じないわけであり、そして、電線8の被覆を剥ぐ量
が多すぎたとしても、上述のように、スイッチ内部にお
いて解除釦5の立ち上がり片50が他の鎖錠ばね4側に
電線8の先端が回り込んでしまうことを防ぐために、短
絡が生じたり接続解除の時に電線8が引っ掛かったりし
てしまうことがないものである。
子に臨む電線挿入口を短軸方向の開口径が挿通される電
線の最大径に対応する楕円状の開口を有するものとし
て、電線挿入口を丸孔では無いものとし、細い線を差し
込んだ時、その線の被覆を剥いていない部分が電線挿入
口の短軸方向の縁に引っ掛かり、挿入代が制限されるよ
うにしているために、電線の差し込み過ぎが生じないも
のであり、また速結端子の接続解除用の解除釦に、端子
板を共有する一対の鎖錠ばねの解除駆動部を備えるとと
もに両鎖錠ばねの間に位置する立ち上がり片、もしくは
夫々接点部を有している一対の端子板間に配されて両端
子板に対応する一対の鎖錠ばねの解除駆動部を備えると
ともに両鎖錠ばねの間及び両端子板の間に位置する立ち
上がり片を設けていることから、電線の挿入代が多くと
も、解除釦における立ち上がり片が隣接する鎖錠ばねや
端子板側に電線の先端が向かうことを規制するために、
電線の差し込み過多による短絡や接続解除時の電線の引
っ掛かりを生じたりすることがないものである。
端子板位置決め用の小突起を設けたものでは、端子板の
位置ずれやがたつきを防ぐことができると同時に、端子
板の装着が困難となってしまう事態が生じることを防ぐ
ことができる。また、ネオンランプを有して可動接点板
を支持する端子板に電気的に接続されるとともに操作部
の動きに連動して接点部を有している端子板と接触離反
する位置表示用発光部を、表面に透光性部を有する操作
部内に設けておけば、あるいはネオンランプを有して接
点部を有している両端子板に電気的に接続された位置表
示用発光部を、表面に透光性部を有する操作部内に設け
ておけば、負荷への非通電時にネオンランプを発光させ
て、スイッチの位置を表示させることができるために、
使い勝手が良いものとなる。
はX−X線断面図、(c)は破断斜視図である。
図、(b)は縦断面図である。
分解斜視図である。
図、(b)は縦断面図である。
図、(b)は縦断面図である。
解斜視図である。
図、(b)は縦断面図である。
面図、(c)は底面図、(d)は右側面図である。
(a)は部分平面図、(b)は部分縦断面図である。
は正面図、(c)は底面図、(d)は右側面図である。
(a)は部分平面図、(b)は部分縦断面図である。
斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 端子板とこの端子板との間で電線を挟持
固定する鎖錠ばねとからなる速結端子を複数備えるとと
もに、鎖錠ばねを押圧して上記電線挟持状態を解除する
解除釦と、シーソー動自在に支持された操作部と、端子
板上に支持されるとともに上記操作部の動きに連動して
他の端子板における接点部との接触離反を行う可動接点
板とを備え、これら部材を収めたハウジングには上記速
結端子に臨む電線挿入口が形成されており、この電線挿
入口は短軸方向の開口径が挿通される電線の最大径に対
応する楕円状の開口となっていることを特徴とするスイ
ッチ。 - 【請求項2】 端子板とこの端子板との間で電線を挟持
固定する鎖錠ばねとからなる速結端子を複数備えるとと
もに、鎖錠ばねを押圧して上記電線挟持状態を解除する
解除釦と、シーソー動自在に支持された操作部と、端子
板上に支持されるとともに上記操作部の動きに連動して
他の2つの端子板における各接点部に交互に接触する可
動接点板とを備え、これら部材を収めたハウジングには
上記速結端子に臨む電線挿入口が形成されており、この
電線挿入口は短軸方向の開口径が挿通される電線の最大
径に対応する楕円状の開口となっていることを特徴とす
るスイッチ。 - 【請求項3】 端子板とこの端子板との間で電線を挟持
固定する鎖錠ばねとからなる速結端子を複数備えるとと
もに、鎖錠ばねを押圧して上記電線挟持状態を解除する
解除釦と、シーソー動自在に支持された操作部と、端子
板上に支持されるとともに上記操作部の動きに連動して
他の端子板における接点部との接触離反を行う可動接点
板とを備え、上記解除釦は、端子板を共有する一対の鎖
錠ばねの解除駆動部を備えるとともに両鎖錠ばねの間に
位置する立ち上がり片を備えていることを特徴とするス
イッチ。 - 【請求項4】 端子板とこの端子板との間で電線を挟持
固定する鎖錠ばねとからなる速結端子を複数備えるとと
もに、鎖錠ばねを押圧して上記電線挟持状態を解除する
解除釦と、シーソー動自在に支持された操作部と、端子
板上に支持されるとともに上記操作部の動きに連動して
他の2つの端子板における各接点部に交互に接触する可
動接点板とを備え、上記解除釦は、夫々接点部を有して
いる一対の端子板間に配されて両端子板に対応する一対
の鎖錠ばねの解除駆動部を備えるとともに、両鎖錠ばね
の間及び両端子板の間に位置する立ち上がり片を備えて
いることを特徴とするスイッチ。 - 【請求項5】 ハウジングはその内壁の端子板接触面に
端子板位置決め用の小突起を備えていることを特徴とす
る請求項1または2または3または4記載のスイッチ。 - 【請求項6】 ネオンランプを有して可動接点板を支持
する端子板に電気的に接続されるとともに操作部の動き
に連動して接点部を有している端子板と接触離反する位
置表示用発光部が、表面に透光性部を有する操作部内に
設けられていることを特徴とする請求項1または3記載
のスイッチ。 - 【請求項7】 ネオンランプを有して接点部を有してい
る両端子板に電気的に接続された位置表示用発光部が、
表面に透光性部を有する操作部内に設けられていること
を特徴とする請求項2または4記載のスイッチ。
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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JPH07254320A JPH07254320A (ja) | 1995-10-03 |
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JP04432594A Expired - Fee Related JP3299377B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | スイッチ |
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- 1994-05-31 CN CN 94106265 patent/CN1036496C/zh not_active Expired - Lifetime
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