WO2005068035A1

WO2005068035A1 - 形態変形玩具及び玩具用足構造

Info

Publication number: WO2005068035A1
Application number: PCT/JP2005/000409
Authority: WO
Inventors: Ryosuke Toriyama; Tetsuro Itami; Shinichi Hanamoto; Koji Okamoto
Original assignee: Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
Priority date: 2004-01-14
Filing date: 2005-01-14
Publication date: 2005-07-28
Also published as: US20080233833A1; GB0614878D0; CN1909948A; CN1909948B; GB2427833A; US7568965B2; GB2427833B

Abstract

　従来に無い変形過程を楽しむことができる形態変形玩具を提供する。移動玩具は人形玩具の上半身に装着されてロボット玩具の上半身の外装３０を構成する、複数の部品から構成された組立部品を含んでいる。この組立部品は、第１乃至第３の組立部品構成部によって構成される。第１の組立部品構成部（１３Ａ，１４，１５）は、人形玩具の前面部側に配置される。第２の組立部品構成部（１１，１３Ｂ，１７）は、第１の組立部品構成部に連結されて人形玩具の背面部側に配置される。第３の組立部品構成部を構成するハンドル（１６Ａ，１６Ｂ）は、第１及び第２の組立部品構成部を連結する。第１の組立部品構成部乃至第３の組立部品構成部は、環状に組み合わされて人形玩具の外装３０を構成する。

Description

明細書

形態変形玩具及び玩具用足構造

技術分野

[0001] 本発明は、移動玩具に人形玩具が乗った状態から、人形玩具とは形態が異なったロボット玩具に形態変形する形態変形玩具並びに該ロボット玩具等に用いられる玩具用足構造及び該玩具用足構造を備えた形態変形玩具に関するものである。

背景技術

[0002] 実開平 5— 195号 (特許文献 1)には、移動玩具に人形玩具が乗った状態から、移動玩具の少なくとも一部を変形させて人形玩具に装着することにより、人形玩具とは形態が異なったロボット玩具を構成する形態変形玩具の一例が示されて!/ヽる。この従来技術は、移動玩具を分解して得た組立部品構成部を単に人形玩具に装着することによりロボット玩具を構成する。

[0003] 実開昭 60-102092号公報 (特許文献 2)、実開昭 61-77094号公報 (特許文献 3 )及び実開昭 64— 20891号公報 (特許文献 4)には、オートバイを変形してロボット玩具を構成する形態変形玩具が示されてヽる。

[0004] また実開昭 61— 45993号公報の第 2図には、つま先部と踵部とを有する足部が脛部の下に脛部に対して前後方向に傾動するように取り付けられて構成された玩具用足構造の一例が示されている。この公知の玩具用足構造は、一対の脚部を前後に開くタイプの人形型のロボット玩具に適用されるものであり、一対の脚部を前後に開いた場合に、常に足部のつま先部と踵部とが設置面に全面的に接触することを可能にする。

[0005] また実用新案登録第 3079299号公報の図 1乃至図 3には、足首に球頭を設け、脛部に球頭を回動自在に受け入れる球座を設けて、足部を脛部に対して自由に回動し得るようにした玩具用足構造が示されて、る。

特許文献 1 :実開平 5— 195号図 1一図 10

特許文献 2 :実開昭 60— 102092号公報図⁵

特許文献 3 :実開昭 61 - 77094号公報図 2及び図 3 特許文献 4:実開昭 64— 20891号公報第 3図

特許文献 5：実開昭 61— 45993号公報の第 2図

特許文献 6 :実用新案登録第 3079299号公報の図 1乃至図 3

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] し力しながら特許文献 1に示された形態変形玩具では、単純に移動玩具を分解して得た組立部品構成部を比較的単純に人形玩具に取り付けていくだけで形態変形をさせるため、変形過程を楽しむことに限界があった。また予想外の形態変形を期待することができない問題があった。

[0007] また、実開昭 61— 45993号公報に記載の構造では、一対の脚部を左右に開いた場合に、つま先部及び踵部の内側縁部のみが設置面と接触することになる。そのためこの公知の構造を一対の脚部を左右に開くタイプの人形型のロボット玩具に適用した場合には、安定した状態でロボット玩具を立った状態に維持し難い問題が生じる

[0008] これに対して実用新案登録第 3079299号公報に記載の構造を採用すると、一対の脚部を横に開いた場合でも足の裏面を全体的に設置面に接触させた状態にすることができる。しカゝしながら球頭と球座を組み合わせた連結構造では、外部から加わる小さな力によって球頭と球座との間に簡単にすべりが発生してしまい、一対の脚部を開いて安定した状態でロボット玩具を立った状態に維持し難い問題が生じる。また球頭と球座を組み合わせた連結構造を用いると、足と脛部の位置関係を必ず特定の位置関係になるように拘束することができない。そのため形態変形玩具の足部を脛部に連結する場合に、この構造を採用すると、形態変形玩具において足部及や脛部として用いていた部分を変形後のある構成部分に利用する際に、足部及び脛部として用いていた部分の連結状態を固定状態にし難いため、形態変形玩具の設計の自由度が低くなる問題が生じる。

[0009] 本発明の目的は、従来に無い変形過程を楽しむことができる形態変形玩具を提供することにある。

[0010] 本発明の他の目的は、移動玩具が予想外の形態変形をする形態変形玩具を提供することにある。

[0011] 本発明の別の目的は、オートバイを構成する組立部品を変形させて人形玩具に実装する外装を作ることにより、変形過程を十分に楽しむことができる形態変形玩具を提供することにある。

[0012] 本発明の他の目的は、オートバイの燃料タンクが障害となることなく変形し得る形態変形玩具を提供することにある。

[0013] 本発明の更に他の目的は、移動玩具の組立部品を用いて形成した外装が人形玩具から外れ難!ヽ形態変形玩具を提供することにある。

[0014] 本発明の目的は、横方向に脚を開いた状態にしても、従来より安定した状態で玩具を立った状態に維持することができる玩具用足構造を提供することにある。

[0015] 本発明の他の目的は、形態変形玩具の設計の自由度を低下させることなぐ上記目的を達成できる玩具用足構造を備えた形態変形玩具を提供することにある。課題を解決するための手段

[0016] 本発明は、二輪車等の移動玩具に人形玩具が乗った状態から、移動玩具の少なくとも一部を変形させて人形玩具に装着することにより人形玩具とは形態が異なった口ボット玩具を構成する形態変形玩具を対象とする。ここで移動玩具は、オートバイ、自転車、自動車、モータボート、飛行機等いかなるものでもよい。また人形玩具は、人間の人形に限られるものではなぐそれ自体がロボットでもよい。移動玩具は人形玩具の上半身に装着されてロボット玩具の上半身の外装を構成する、複数の部品から構成された組立部品を含んでいる。この組立部品は、それぞれ 1以上の部品から構成された第 1乃至第 3の組立部品構成部によって構成される。第 1の組立部品構成部は、主として人形玩具の前面部側に配置される。第 2の組立部品構成部は、第 1の組立部品構成部に連結されて人形玩具の背面部側に配置される。第 3の組立部品構成部は、第 1及び第 2の組立部品構成部を連結する。そしてこれら第 1の組立部品構成部乃至第 3の組立部品構成部は、環状に組み合わされて少なくとも人形玩具の肩部、股部、前面部及び背面部を囲む構造を有する外装を形成するように構成されている。このような環状の外装構造は、従来にないものであり、またこの外装を構成するまでの変形過程も従来にないものである。したがって本発明の形態変形玩具によれば、従来にない変形過程を楽しむことができる。また移動玩具の一部を構成する組立部品の予想外の変形により、形態変形玩具に対する興味を高めることができる。

[0017] 特に第 3の組立部品構成部を、人形玩具の頭部を露出させるように人形玩具の肩部上に配置する構造にすると、人形玩具の頭部をそのままロボット玩具の頭部として利用することができる。また組立部品で人形玩具の主要部 (人形本体部）を取り囲むという簡単な作業だけで、人形玩具の上半身に堅牢感のある外装をしつかりと装着することができる。さらに第 3の組立部品構成部力露出する頭部力組立部品を人形玩具に取り付ける際の位置決め手段及び移動阻止手段として機能するため、組立部品の人形玩具への装着が容易になる利点が得られる。

[0018] なお人形玩具の脚部に装着されてロボット玩具の脚部の脛部を構成する 1以上の部品から構成される一対の脛部構成部品を、移動玩具を構成する部品が含んでいてもよい。このような一対の脛部構成部品を人形玩具に装着すれば、人形玩具の上半身に比較的大きな外装を装着した場合において、ロボット玩具の上半身に見合つた重量の下半身を構成することができ、ロボット玩具の安定性を高めることができる。

[0019] 移動玩具がオートバイである場合には、例えば、第 1の組立部品構成部をオートバィのフロントカバー、フロントフォーク及びフロント側フレームを含むものとして構成することができる。また第 2の組立部品構成部は、燃料タンク、着座部、リア側フレーム及びリアカバーを含んで構成することができる。さらに第 3の組立部品構成部はハンドルを含んで構成することができる。そしてこの場合においては、少なくともフロント側フレームとリア側フレームは回動自在に連結しておくのが好ましい。また燃料タンクを、左右に別れる二つのタンク半部を組み合わせて構成する。この場合には、第 1乃至第 3の組立部品構成部を環状に組み合わせる際に、左右に分かれた二つのタンク半部の間をフロント側フレームが通過し得るように二つのタンク半部をリア側フレームに取り付ける。このように第 1乃至第 3の組立部品構成部を構成すると、環状の外装を構成する際には、燃料タンクを構成する二つ割のタンク半部を左右に開く。そして、二つのタンク半部の間にできた隙間を通してフロント側フレームをリア側フレームに近付ける方向に回動させることができるので、燃料タンクの存在が環状の外装を形成する際の障害になることがな、。 [0020] また人形玩具の背面部には凸部または凹部等力なる被係合部を設けておくのが好ましい。この場合には、リアカバーの着座部側のカバー部分を反転可能にリアカバ一本体に支持する。そしてカバー部分の裏面には人形玩具に設けられた被係合部と係合する係合部を設ける。このようにすると人形玩具に外装を装着する際に、人形玩具の背面部に設けた被係合部とリア一力バー側に設けた係合部とを係合させるこにより、外装と人形玩具との間にガタツキを生じさせることなく外装を人形玩具に装着することができる。特に、リアカバーのカバー部分を反転可能に構成したので、ロボット玩具に変形しな、場合にぉ、ては、係合部の存在が邪魔になることがな、。

[0021] 第 3の組立部品構成部にハンドルを含む場合においては、ハンドルの一対の腕部の端部がリアカバーと係合して環状の外装を形成し、ハンドルが人形玩具の肩部の上に位置し得るようにハンドルの構造及びリアカバーの構造を定める。このようにするとハンドルの一対の腕部の間から人形玩具の頭部を出すことができて、しかも人形玩具の頭部をロボット玩具の頭部としてそのまま利用することが可能になる。

[0022] またフロント側フレームとフロントフォークとを所定の角度範囲内において回動自在に連結し、リア側フレームとリアカバーとを所定の回動範囲内において回動自在に連結するのが好ま、。このようにすると環状の外装に含まれる回動連結部の数が増えるため、環状の外装の変形が容易になる上、人形玩具の上半身になるべく沿った形状に環状の外装を変形させることができる。

[0023] なお一対の脛部構成部品としては、オートバイの一対のマフラー構成部を用いることができる。またオートバイの 2本のタイヤを車軸と直交する方向に 2分割可能な構造にしてもよい。この場合には、 2分割された 2本のタイヤのタイヤ半部を、それぞれロボット玩具の外装及び Zまたは両脛部に装着する。このようにすると、あたかもタイヤをロボット玩具の鎧の一部のようにしてロボット玩具に装着できるので、変形前のオートノィの面影を大幅に減じることができ、形態変形玩具の変形度をより高めることができる。

[0024] また、本発明は、つま先部と踵部とを有する足部が脛部の下に取り付けられて構成される玩具用足構造をも対象とする。本願明細書において、つま先部とは踵部を除 V、た足の部分で、踵部よりも前方側に位置する足の部分の全部または主要部を意味する。本発明においては、踵部を脛部に取り付ける踵部取付機構を、つま先部側から脛部を見て脛部が直立状態になっているとき及び直立状態力横方向に傾いた傾斜状態になっているときのいずれの状態においても、踵部の底面が設置面に全面的に接触するように踵部が脛部に対して動き得るように構成する。本発明によれば、脛部の傾きの如何に拘わらず踵部の底面が常に設置面に全面的に接触し、つま先部は脛部が傾くとその縁部の少なくとも一部が設置面と接触する。その結果、本発明によれば原則的に常時、踵部とつま先部の 2個所で設置面と接触することになる。踵部の底面と設置面との全面的な接触は、玩具が脚を開、て立って!/、る状態にぉ、て安定した停止姿勢を維持するのに寄与する。そしてつま先部と設置面との接触は、わずかな外力の印加によって脛部の傾きが変化することを阻止する機能を発揮する。その結果、本発明によれば脚を開ヽた状態で玩具を設置面上に設置した場合でも、従来より安定した状態で玩具を立った状態に維持することができる。

[0025] 本発明で用いる踵部取付機構は、具体的には、つま先部側から脛部を見た状態で

(足が設置面に設置している状態におけるつま先部側力見た脛部を見た状態で)、踵部が脛部に対して左右に傾き得るように構成することができる。このようにすれば、脛部が横方向に傾いたとしても、脛部に対する踵部の傾きによって踵部の底面を設置面に対して常時接触させた状態にすることができる。このことを実現するより具体的な踵部取付機構としては、脛部の長手方向と直交し且つつま先部と踵部が並ぶ方向に延びる回動軸を備え、踵部がこの回動軸を中心にして所定の角度範囲内で揺動し得るように構成することができる。このような構造にすると、踵部取付機構を少ない部品点数で簡単に構成することができる。またこの場合において、回動軸を踵部と一体に構成し、脛部に回動軸を回動自在に支持する回動軸支持構造を設けると、組立てが容易な踵部取付機構を提供することができる。

[0026] なお踵部取付機構をつま先部側力脛部を見た状態で、踵部が脛部に対してさらに前後に傾き得るように構成してもよい。このような動きを実現するには、例えば、実用新案登録第 3079299号公報の図 1ないし図 3に示された球頭と球座を用いて踵部を脛部に取り付ければよい。このようにした場合であっても、本発明では、つま先部の一部が踵部と別個に設置面と接触するため、多少の外力が加わった場合であっても、踵部取付機構が動、てしまうと、つた事態が発生することはな、。

[0027] 本発明の玩具用足部は、オートバイ等の移動玩具に人形玩具が乗った状態から、移動玩具の一部を変形させて人形玩具に装着することにより人形玩具とは形態が異なったロボット玩具を構成する形態変形玩具に適用することができる。この形態変形玩具では、移動玩具が、人形玩具の脚部に装着されてロボット玩具の脚部の脛部を構成する 1以上の部品から構成される一対の脛部構成部品と、人形玩具の上半身に装着されてロボット玩具の上半身の外装を構成する、複数の部品から構成された組立部品とを少なくとも含んで構成される。組立部品は、それぞれ 1以上の部品から構成され、主として人形玩具の前面部側に配置される第 1の組立部品構成部と、第 1の組立部品構成部に連結されて人形玩具の背面部側に配置される第 2の組立部品構成部と、第 1及び第 2の組立部品構成部を連結する第 3の組立部品構成部とを備えて、るのが好ま、。そして第 1の組立部品構成部乃至前記第 3の組立部品構成部は、環状に組み合わされて少なくとも人形玩具の肩部、股部、前面部及び背面部を囲む構造を有する外装を形成するように構成するのが好ましい。このような形態変形玩具において、一対の脛部構成部品は、ロボット玩具の脛部とつま先部及び踵部を有する足部とを備えた玩具用足構造を形成するように変形可能に構成する。このようにすると、人形玩具の上半身に堅牢感のある外装をしつかりと装着することができる。さらに第 3の組立部品構成部から露出する頭部が、組立部品を人形玩具に取り付ける際の位置決め手段及び移動阻止手段として機能するため、組立部品の人形玩具への装着が容易になる利点が得られる。また一対の脛部構成部品を人形玩具に装着すれば、人形玩具の上半身に比較的大きな外装を装着した場合において、ロボット玩具の上半身に見合った重量の下半身を構成することができ、ロボット玩具の安定性を高めることができる。

[0028] この形態変形玩具では、踵部を脛部に取り付ける踵部取付機構に、前述の本発明の玩具用足構造を採用する。すなわち踵部取付機構は、ロボット玩具の一対の脚部力ボット玩具を正面側から見たときに左右に開、て、る状態及び閉じて、る状態の V、ずれの状態にぉ、ても、踵部の底面が設置面に全面的に接触するように踵部が脛部に対して動き得るように構成する。このようにすれば、上半身の重量が重くなつたロボット玩具を脚を開レ、た状態で設置面上に設置した場合でも、安定した状態で玩具を立った状態に維持することができる。

[0029] なおこの形態変形玩具では、踵部取付機構を脛部の長手方向と直交し且つつま先部と踵部が並ぶ方向に延びる回動軸を備え、踵部が回動軸を中心にして所定の角度範囲内で揺動し得るように構成すると、踵部の動きが回動軸によって拘束されるため、脛部とつま先部と踵部とを移動玩具の一部を構成する際に所定の形状に固定するための構造が簡単になる。

[0030] また移動玩具がオートバイの場合には、オートバイの 2本のタイヤを車軸と直交する方向に 2分割可能な構造にする。そして 2分割された 2本のタイヤのタイヤ半部を、それぞれロボット玩具の両肩部及び両脛部に装着するようにする。このようにすると、あたカ^タイヤをロボット玩具の鎧の一部のようにしてロボット玩具に装着できるので、変形前のオートバイの面影を大幅に減じることができ、形態変形玩具の変形度をより高めることができる。

図面の簡単な説明

[0031] [図 1] (A)乃至 (D)は、本発明の形態変形玩具の側面図、正面図、背面図及び平面図である。

[図 2] (A)乃至（C)は、オートバイの側面図、正面図及び平面図である。

[図 3] (A)及び (B)は、形態変形後のロボット玩具を右斜め上から見た斜視図及び左下斜め力見た斜視図である。

函4] (A)乃至 (C)はロボット玩具の正面図、左側面図及び平面図である。

[図 5] (A)は組立部品の構成を示す斜視図であり、（B)は (A)から一部変形した状態を示す組立部品の斜視図である。

[図 6] (A)は、図 5 (B)の状態力更に変形した状態を示す組立部品の斜視図であり

、 (B)は (A)から一部変形した状態を示す組立部品の斜視図である。

[図 7] (A)は、図 6 (B)の状態から更に変形した状態を示す組立部品の斜視図であり

[図 8] (A)は、図 7 (B)の状態力更に変形した状態を示す組立部品の斜視図であり

訂正された/! 則 [図 9]人形玩具に外装を装着する場合を説明するために用いる図である。

[図 1,0]人形玩具に外装を装着した場合を説明するために用いる図である。

[図 11] (A)及び (B)は、マフラ一構成部がロボット玩具の脚部を構成するために変形した状態の側面図及び背面図をそれぞれ示している。

[図 12] (A)及び（B)は、図 11 (A)の VIA— VIA 断面図及び図 11 (B)の VIB— VI B線断面図を示している。

[図 13]実施の形態の踵部取付機構の動きを概念的に説明するために用いる図である。

[図 14]踵部取付機構の変形例の動きを概念的に説明するために用いる図である。発明を実施するための最良の形態

[0032] 以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図 1 (A)乃至 (D)は、本発明の形態変形玩具 1の側面図、正面図、背面図及び平面図である。この形態変形玩具 1は、オートバイ (移動玩具） 3に人形玩具 5が乗った状態から、ォ一トバイ 3 の一部を分解して変形させて人形玩具 5に装着することにより人形玩具 3とは形態が異なったロボット玩具（図 3)に変形するものである。そして図 2 (A)乃至（C)は、ォートバイ 3の側面図、正面図及び平面図である。図 3 (A)及び (B)は、形態変形後の口ボット玩具 23を右斜め上力、ら見た斜視図及び左下斜め力見た斜視図であり、図 4 ( A)乃至（C)はロボット玩具 23の正面図、左側面図及び平面図である。

[0033] これらの図において、オートバイ（移動玩具） 3は、 2本のタイヤ 7及び 9と、燃料タンク 11及びエンジン 12を備えたシャーシ 13と、フロントフォーク 14と、フロントカバー 15 と、ノヽンドノレ 16と、リアカバー 17と、タイヤカバ一 18と、それぞれステップ部 20を備えた 2本のマフラー構成部 19及び 21と、アクセサリー 6と、着座部 8とを備えている。なおこのアクセサリ 6は、例えばマシンガン等であり、複数の部品に分解可能である。図 1には、最もシンプノレな状態のアクセサリ 6が示されており、図 2にはマシンガンを構成するアクセサリ 6'が示されている。後方のタイヤ 9は、 2本のマフラ一構成部 19及び 21の間に挟み込まれるように挟持されている。 2本のマフラ一構成部 19及び 21の側面には、後に説明する二つ割りしたタイヤ 9の半部（9A及び 9B)を嵌合するための嵌合用凹部 19aが形成さている。なお図 3及び図 4には、一方のタイヤ半部 9Bだけ

訂正された;!!凝 (規則 91) を図示してある。フロント側のタイヤ 7も二つ割りの半部（7A及び 7B)が組み合わされて構成されている。タイヤ 7の半部 7A及び 7Bは、図 3及び図 4に示すように、それぞれ人形玩具 5の肩部の側面に嵌合構造を用いて装着される。

[0034] また側面方向から見てフロントカバー 15の後方に位置するハンドル 16は、一対の腕部 16A及び 16Bを備えている。後に説明する力一対の腕部 16A及び 16Bの端部には、リアカバー 17の両サイドに設けた一対の凹部 17a及び 17b (被係合部）に係合されている一対の凸部 16a及び 16b (係合部）がー体に設けられている。一対の腕部 16A及び 16Bは、上下及び左右に回動可能または移動可能に設けられている。一対の腕部 16A及び 16Bは、変形後には人形玩具 5の両肩部の上にそれぞれ載つた状態になる。

[0035] この例で、 2本のマフラー構成部 19及び 21は、人形玩具 5の脚部に装着されて図 3及び図 4に示すロボット玩具 23の脚部 22及び 24の脛部 22A及び 24Aを構成する一対の脛部構成部品を構成する。また燃料タンク 11、エンジン 12、シャーシ 13、フロントフォーク 14、フロントカバー 15、ハンドル 16及びリアカバー 17力環状に組み合わされて人形玩具 5の脚部 5c、腕部 5b及び頭部 5aを除いた人形本体部（人形の上半身)の肩部 5d、前面部 5e、股部 5g及び背面部 5fを取り囲む外装 30を構成するように形態変形する組立部品を構成する。

[0036] 燃料タンク 11は、後に詳しく説明するように、左右に別れる二つのタンク半部 11A 及び 11Bが組み合わされて構成されて、る。そして左右に分かれた二つのタンク半部 11A及び 11Bの間を後述するフロント側フレーム 13Aが通過し得るように、二つのタンク半部 11A及び 11Bはリア側フレーム 13Bに回動可能に取り付けられている。

[0037] エンジン 12は、シャーシ 13に取り付けられる一対のエンジン構成部品 12A及び 12 Bとから構成される。シャーシ 13は、図 2に示すように、フロント側フレーム 13Aとリア側フレーム 13Bとから構成されて!、る。フロント側フレーム 13Aとフロントフォーク 14とは、所定の角度範囲内において回動自在に連結されている。またリア側フレーム 13 Bとリアカバー 17とは所定の回動範囲内において回動自在に連結されている。このようにすると、後述する環状の外装 30に含まれる回動連結部の数が増えることになるため、環状の外装の変形が容易になる。 [0038] 以下図 1の状態から図 3及び図 4に示したロボット玩具に変形していく過程を説明する。まず図 1に示す状態力人形玩具 5をオートバイ 3から下ろし、フロントフォーク 14 力前方のタイヤ 7を外す。次に一方のマフラー構成部 19又は 21を外し、その後後方のタイヤ 9を他方のマフラー構成部 19又は 21から外す。そして次に他方のマフラ一構成部を外す。またアクセサリ 6及びエンジン構成部品 12A及び 12Bを外す。図 5 (A)は、このときの状態を示している。図 5 (A)に示された構成が、人形玩具 5の上半身に装着される外装 30を形成するために用いられる組立部品の構成である。

[0039] 次に、図 5 (A)に太い矢印で示すように、ハンドル 16の腕部 16A及び 16Bを上方に回動して、図 5 (B)に示した状態にする。そして次に図 6 (A)及び (B)に示すように燃料タンク 11のタンク半部 11A及び 11Bを左右方向に開く。二つのタンク半部 11A 及び 11Bの間に形成する隙間 Gは、フロント側フレーム 13Aがその隙間を通る（または二つのタンク半部 11A及び 11Bがフロント側フレーム 13Aの両側に沿って反時計回り方向に回動し得る）幅寸法を有している。

[0040] 次に図 7 (A)に示すように、フロントカバー 15を反時計回り方向に回動して、フロントカバー 15と燃料タンク 11との係合を解除した後、図 7 (B)に示すように、二つのタンク半部 11A及び 11Bをフロント側フレーム 13Aの両側に沿って反時計回り方向に回動させる。またリアカバー 17をリア側フレーム 13Bに対して時計回り方向に回動する。またこのとき 2本のフロントフォーク 14を中間部分で内側に折り曲げる。フロントフォーク 14は、 2つのフォーク部分 14A及び 14Bが回動機構を介して連結された構造を有して、る。リアカバー 17の着座部側のカバー部分 17Aは反転可能にリアカバー本体 17Bに支持されている。カバー部分 17Aの裏面には人形玩具に設けられた後述する被係合部（図 9の符号 5hで示した部分参照)と係合する係合部 17Cが設けられている。図 7 (B)は、カバー部材 17Aを反転した状態を示している。

[0041] 環状の外装 30を構成する場合には、図 8 (A)に示すように、フロントカバー 15及びフロント側フレーム 13Aを更に回動させて、ハンドル 16の一対の腕部 16A及び 16B の端部に設けた凸部 16a及び 16bをリアカバー 17に設けた凹部 17a及び 17bに嵌合する。環状の外装 30を単独で完成した状態は、図 8 (B)に示すとおりになる。

[0042] 人形玩具 5に外装 30を装着する場合には、図 9及び図 10に示すように、ハンドル 1 6の一対の腕部 16A及び 16Bをリアカバー 17に結合させる前に、人形玩具 5を外装 30の内部に挿入する。人形玩具 5の股部がフロント側フレーム 13Aの上に乗り、一対の腕部 16A及び 16Bが人形玩具 5の両肩の上に位置するように人形玩具を配置する。このとき人形玩具 5の背面部に設けた係合用凹部からなる被係合部 5hに、リアカバー 17の着座部側のカバー部分 17Aの裏面側に設けたピン状の係合部 17Cを係合させる。これによつて、人形玩具 5の外装 30に対する位置決めが完了し、人形玩具 5と外装 30との間で不必要なガタツキが発生するのを防止することができる。

[0043] 外装 30を人形玩具 5に装着した後、図 3及び図 4に示すように、人形玩具 5の両腕部にアクセサリ 6をそれぞれ装着し、人形玩具 5の肩部にタイヤ 7の半部 7A及び 7B を装着し、フロント側フレーム 13Aの両側にエンジン構成部品 12A及び 12Bをそれぞれ嵌合構造を介して装着する。

[0044] 上記実施の形態では、オートバイのフロントカバー 15、フロントフォーク 14及びフロント側フレーム 13Aを含んで第 1の組立部品構成部が構成されている。この第 1の組立部品構成部は、主として人形玩具 5の前面部 5e側に配置される。また燃料タンク 1 1、着座部 8、リア側フレーム 13B及びリアカバー 17を含んで第 2の組立部品構成部が構成されている。この第 2の組立部品構成部は、第 1の組立部品構成部に連結されて人形玩具 5の背面部 5f側に配置される。さらにハンドル 16を含んで第 3の組立部品構成部が構成されている。この第 3の組立部品構成部は、第 1及び第 2の組立部品構成部を連結する機能を果す。

[0045] 次に先に外した 2本のマフラー構成部 19及び 21のステップ部 20側に形成された孔部に、人形玩具 5の脚部の脛部及び足部を挿入する。 2本のマフラー構成部 19及び 21のステップ部 20とは反対側に位置する端部には、マフラー構成部 19をロボット玩具 23の脛部 22A及び 24A及び足部として用いる場合の足部のつま先部 25を構成する部品 26と踵部 27を構成する部品 28とが変形可能に設けられている。

[0046] 図 11 (A)及び (B)は、マフラー構成部 19がロボット玩具 23の脚部 22を構成するために変形した状態の側面図及び背面図をそれぞれ示して!/、る。また図 12 (A)及び（ B)は、図 11 (A)の VIA— VIA線断面図及び図 11 (B)の VIB— VIB線断面図を示して、る。マフラー構成部 19の構成部本体 19Aは二つ割の成形品が組み合わされて構成されている。図 12 (B)によく示されるように、ロボット玩具 23の脛部 22Aを構成する構成部本体 19Aの内部には構成部本体 19Aの内部を上下方向（脛部 22Aの長手方向）に延びる壁部分 19Bを備えた仕切り壁部 19Cが形成されている。壁部分 19Bには、壁部分 19Bと直交 (脛部の長手方向と直交）し、つま先部 27を構成する部品 28と踵部 25を構成する部品 26とが並ぶ方向に延びる回動軸 31が踵部 25を構成する部品 26と一体に設けられている。なおこの踵部 25を構成する部品 26は、回動軸 31を構成する部分を含めて二つ割の成形品によって構成されている。回動軸 3 1は壁部分 19Bに回動自在に支持されているため、踵部 25を構成する部品 26は回動軸 31を中心にして所定の角度範囲内で左右に揺動する。

[0047] 仕切り壁部 19Cの横方向に延びる壁部分 19Dには、人形玩具 5の足の先端部に嵌合される突起 33が取り付けられている。人形玩具 5の足の先端部には、この突起 3 3が嵌合する嵌合孔が形成されてヽる。

[0048] つま先部 27を構成する部品 28は、構成部本体 19Aの対向する一対の側壁部に両端が固定された回動軸 37を中心にして回動する。図 11に示す状態は、つま先部 27 を構成するための部品 28が 90度回転している状態を示している。この状態では、脛部 22Aを構成する構成部本体 19Aの一部分 35が前方側に開いて、その先端部がつま先部 27を構成するための部品 28の上に乗った状態になっている。構成部本体 19Aの一部分 35は、公知のヒンジ構造を介して構成部本体 19Aに連結されている。

[0049] 構成部本体 19Aの対向する一対の側壁部と踵部 25を構成する部品 26との間には、部品 26が回動軸 31を中心にして前述の所定の角度範囲内を揺動することを許容する隙間 g (図 13参照）が形成されている。この隙間 gは、ロボット玩具 23の一対の脚部（19, 21)を横方向（ロボット玩具 23を正面から見たときの左右方向）に広げる (傾ける）角度の大きさに応じて定まる。図 13は、ロボット玩具の脚部 22, 24が左右方向に傾いた場合においても、踵部 25が設置面 38に対してその底面を全面的に接触させることができることを概念的に示している。ロボット玩具 23の脛部 22A及び 24Aを構成する構成部本体 19A及び 21Aの側壁部と踵部 25を構成する部品 26とが接触するまで、ロボット玩具 23の脚部は左右に広げれることが可能である。したがって前述の隙間 gは、脚部を広げる角度に応じて任意に定められることになる。 [0050] この実施の形態の踵部取付機構は、原理的には回動軸 31と回動軸 31を回動自在に支持する壁部分 19Bとによって構成されている。そして壁部分 19Bが回転軸支持構造を構成することになる。この踵部取付機構は、ロボット玩具 23の一対の脚部 22, 24がロボット玩具を正面側から見たときに左右に開いている状態及び閉じている状

、ても、踵部 25の底面が設置面に全面的に接触するように踵部 25が脛部（22A, 24A)に対して動き得るように構成されている。このようにすれば、上半身の重量が重くなつたロボット玩具を脚を開いた状態で設置面 38上に設置した場合でも、安定した状態で玩具を立った状態に維持することができる。

[0051] なお踵部取付機構をつま先部側力も脛部を見た状態で、踵部 25が脛部に対してさらに前後に傾き得るように構成してもよい。このような動きを実現するには、図 14に概念的に示すように、踵部取付機構を踵部 25を構成する部品 26に一体に設けられた球頭 39と構成部本体（19A, 21A)側に設けられて球頭 39を回転自在に受け入れる球座 41とを用いて構成する。このようにした場合であっても、つま先部 27の一部が踵部 25とは別個に設置面と接触する上、構成部本体（19A, 21A)の対向する一対の側壁部が踵部 25と接触すことにより踵部 25の動きが規制されるため、多少の外力が加わった場合であっても、踵部取付機構が動いてしまうといった事態が発生することはない。

[0052] なお上記の実施の形態では、オートバイの 2本のタイヤ 7, 9を車軸と直交する方向に 2分割可能な構造にしている。そして 2分割された 2本のタイヤのタイヤ半部を、それぞれロボット玩具の両肩部及び両脛部に装着するようにする。なお 1つのタイヤ半部は図示を省略してある。このようにするとタイヤをロボット玩具の鎧の一部のようにしてロボット玩具に装着できるので、変形前のオートバイの面影を大幅に減じることができて、形態変形玩具の変形度をより高めることができる。

[0053] 上記実施の形態は、移動玩具としてオートバイを用いたが、飛行機、船等のその他の移動玩具を用いる形態変化玩具にも本発明を適用できる。また上記実施の形態は、 2本足で立つロボット玩具の足構造を本発明を提供したものであるが、本発明の玩具用足構造は 4本足のロボット玩具の足構造に適用してもよぐ足の本数は限定されるものではない。 [0054] 次に、

産業上の利用可能性

[0055] 本発明によれば、従来にない変形過程を楽しむことができる上、移動玩具の一部を構成する組立部品を予想外の形状に変形するができるので、形態変形玩具の愛好者の興味を大幅に高めることができる。

[0056] また、本発明によれば左右に脚を開、た状態で玩具を設置面上に設置した場合でも、従来より安定した状態で玩具を立った状態に維持することができる利点が得られる。

Claims

請求の範囲

[1] 二輪車等の移動玩具に人形玩具が乗った状態から、前記移動玩具の少なくとも一部を変形させて前記人形玩具に装着することにより前記人形玩具とは形態が異なつたロボット玩具を構成する形態変形玩具であって、

前記移動玩具は前記人形玩具の上半身に装着されて前記ロボット玩具の上半身の外装を構成する、複数の部品から構成された組立部品を含んでおり、

前記組立部品は、それぞれ 1以上の前記部品から構成され、主として前記人形玩具の前面部側に配置される第 1の組立部品構成部と、前記第 1の組立部品構成部に連結されて前記人形玩具の背面部側に配置される第 2の組立部品構成部と、前記第 1及び第 2の組立部品構成部を連結する第 3の組立部品構成部とを備えており、前記第 1の組立部品構成部乃至前記第 3の組立部品構成部は、環状に組み合わされて少なくとも前記人形玩具の肩部、股部、前記前面部及び前記背面部を囲む構造を有する前記外装を形成するように構成されていることを特徴とする形態変形玩具

[2] 前記移動玩具はオートバイであり、

前記第 1の組立部品構成部は前記オートバイのフロントカバー、フロントフォーク及びフロント側フレームを含んでおり、前記第 2の組立部品構成部は燃料タンク、着座部、リア側フレーム及びリアカバーを含んでおり、前記第 3の組立部品構成部はハンドルを含んでおり、

少なくとも前記フロント側フレームと前記リア側フレームは回動自在に連結されており、

前記燃料タンクは、左右に別れる二つのタンク半部が組み合わされて構成され、前記第 1乃至第 3の組立部品構成部を環状に組み合わせる際に、左右に分かれた前記二つのタンク半部の間を前記フロント側フレームが通過し得るように前記二つのタンク半部が前記リア側フレームに取り付けられていることを特徴とする請求項 1に記載の形態変形玩具。

[3] 前記人形玩具の前記背面部には被係合部が設けられており、

前記リアカバーの前記着座部側のカバー部分は反転可能にリアカバー本体に支持されており、

前記カバー部分の裏面には前記人形玩具に設けられた前記被係合部と係合する係合部が設けられている請求項 2に記載の形態変形玩具。

[4] 前記ハンドルの一対の腕部の端部が前記リアカバーと係合して環状の前記外装が形成され、前記ハンドルが前記人形玩具の前記肩部の上に位置し得るように前記ハンドルの構造及びリアカバーの構造が定められていることを特徴とする請求項 2に記載の形態変形玩具。

[5] 前記フロント側フレームと前記フロントフォークとが所定の角度範囲内において回動自在に連結されており、

前記リア側フレームと前記リアカバーとが所定の回動範囲内において回動自在に連結されて!ヽる請求項 2に記載の形態変形玩具。

[6] 二輪車等の移動玩具に人形玩具が乗った状態から、前記移動玩具の一部を変形させて前記人形玩具に装着することにより前記人形玩具とは形態が異なったロボット玩具を構成する形態変形玩具であって、

前記移動玩具は、前記人形玩具の脚部に装着されて前記ロボット玩具の脚部の脛部を構成する 1以上の部品から構成される一対の脛部構成部品と、前記人形玩具の上半身に装着されて前記ロボット玩具の上半身の外装を構成する、複数の部品から構成された組立部品とを少なくとも含んで構成され、

前記組立部品は、それぞれ 1以上の前記部品から構成され、主として前記人形玩具の前面部側に配置される第 1の組立部品構成部と、前記第 1の組立部品構成部に連結されて前記人形玩具の背面部側に配置される第 2の組立部品構成部と、前記第 1及び第 2の組立部品構成部を連結し且つ前記人形玩具の頭部を露出させるように前記人形玩具の肩部上に配置される第 3の組立部品構成部とを備え、前記第 1の組立部品構成部乃至第 3の組立部品構成部は、環状に組み合わされて前記人形玩具の脚部、腕部及び頭部を除いた前記人形玩具の肩部、股部、前記前面部及び前記背面部を囲む構造を有する前記外装を形成するように構成されて Vヽることを特徴とする形態変形玩具。

[7] 前記移動玩具はオートバイであり、前記第 1の組立部品構成部は前記オートバイのフロントカバー、フロントフォーク及びフロント側フレームを含んでおり、前記第 2の組立部品構成部は燃料タンク、着座部、リア側フレーム及びリアカバーを含んでおり、前記第 3の組立部品構成部はハンドルを含んでおり、

前記燃料タンクは、左右に別れる二つのタンク半部が組み合わされて構成され、前記第 1乃至第 3の組立部品構成部を環状に組み合わせる際に、左右に分かれた前記二つのタンク半部の間を前記フロント側フレームが通過し得るように前記二つのタンク半部が前記リア側フレームに取り付けられていることを特徴とする請求項 6に記載の形態変形玩具。

[8] 前記人形玩具の前記背面部には被係合部が設けられており、

前記カバー部分の裏面には前記人形玩具に設けられた前記被係合部と係合する係合部が設けられている請求項 7に記載の形態変形玩具。

[9] 前記ハンドルの一対の腕部の端部が前記リアカバーと係合して環状の前記外装が形成され、前記ハンドルが前記人形玩具の前記肩部の上に位置し得るように前記ハンドルの構造及びリアカバーの構造が定められていることを特徴とする請求項 7に記載の形態変形玩具。

[10] 前記フロント側フレームと前記フロントフォークとが所定の角度範囲内において回動自在に連結されており、

前記リア側フレームと前記リアカバーとが所定の回動範囲内において回動自在に連結されて!ヽる請求項 7に記載の形態変形玩具。

[11] 前記一対の脛部構成部品が前記オートバイの一対のマフラー構成部である請求項

6に記載の形態変形玩具。

[12] 前記オートバイの 2本のタイヤは車軸と直交する方向に 2分割可能な構造を有しており、 2分割された 2本のタイヤのタイヤ半部が、それぞれ前記ロボット玩具の前記外装及び Zまたは前記両脛部に装着されて、る請求項 11に記載の形態変形玩具。

[13] つま先部と踵部とを有する足部が脛部の下に取り付けられて構成される玩具用足構造であって、

前記踵部を前記脛部に取り付ける踵部取付機構が、前記つま先部側から前記脛部を見て前記脛部が直立状態になっているとき及び前記直立状態から横方向に傾 V、た傾斜状態になって!/、るときの、ずれの状態にお、ても、前記踵部の底面が設置面に全面的に接触するように前記踵部が前記脛部に対して動き得るように構成されていることを特徴とする玩具用足構造。

[14] 前記踵部取付機構は、前記つま先部側から前記脛部を見た状態で、前記踵部が前記脛部に対して左右に傾き得るように構成されて、る請求項 13に記載の玩具用足構造。

[15] 前記踵部取付機構は、前記脛部の長手方向と直交し且つ前記つま先部と前記踵部が並ぶ方向に延びる回動軸を備え、前記踵部が前記回動軸を中心にして所定の角度範囲内で揺動し得るように構成されている請求項 14に記載の玩具用足構造。

[16] 前記回動軸は前記踵部と一体に構成され、前記脛部には前記回動軸を回動自在に支持する回動軸支持構造が設けられている請求項 15に記載の玩具用足構造。

[17] 前記踵部取付機構は、前記つま先部側から前記脛部を見た状態で、前記踵部が前記脛部に対してさらに前後に傾き得るように構成されている請求項 14に記載の玩具用足構造。

[18] オートバイ等の移動玩具に人形玩具が乗った状態から、前記移動玩具の一部を変形させて前記人形玩具に装着することにより前記人形玩具とは形態が異なったロボット玩具を構成する形態変形玩具であって、

前記組立部品は、それぞれ 1以上の前記部品から構成され、主として前記人形玩具の前面部側に配置される第 1の組立部品構成部と、前記第 1の組立部品構成部に連結されて前記人形玩具の背面部側に配置される第 2の組立部品構成部と、前記第 1及び第 2の組立部品構成部を連結する第 3の組立部品構成部とを備えており、前記第 1の組立部品構成部乃至前記第 3の組立部品構成部は環状に組み合わされて少なくとも前記人形玩具の肩部、股部、前記前面部及び前記背面部を囲む構造を有する前記外装を形成するように構成されており、

前記一対の脛部構成部品は、前記ロボット玩具の脛部とつま先部及び踵部を有する足部とを備えた玩具用足構造を形成するように変形可能に構成され、

前記踵部を前記脛部に取り付ける踵部取付機構は、前記ロボット玩具の一対の脚部が前記ロボット玩具を正面側から見たときに左右に開、て、る状態及び閉じて、る状態のいずれの状態においても、前記踵部の底面が設置面に全面的に接触するように前記踵部が前記脛部に対して動き得るように構成されて、ることを特徴とする形態変形玩具。

前記踵部取付機構は、前記脛部の長手方向と直交し且つ前記つま先部と前記踵部が並ぶ方向に延びる回動軸を備え、前記踵部が前記回動軸を中心にして所定の角度範囲内で揺動し得るように構成されている請求項 18に記載の形態変形玩具。