JPH067327B2 - 楽音発生装置のパラメータ設定装置 - Google Patents

楽音発生装置のパラメータ設定装置

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JPH067327B2
JPH067327B2 JP63213531A JP21353188A JPH067327B2 JP H067327 B2 JPH067327 B2 JP H067327B2 JP 63213531 A JP63213531 A JP 63213531A JP 21353188 A JP21353188 A JP 21353188A JP H067327 B2 JPH067327 B2 JP H067327B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は楽音の音色を決定する複数のパラメータを夫々
任意の値に設定して楽音を作成放音する楽音発生装置の
パラメータ設定装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、電子楽器等の楽音発生装置のパラメータ設定装置
としては1つの音色を形成する複数のパラメータを種々
設定しているうち、設定に戸惑った場合のために、全パ
ラメータをイニシャライズするようにしたものが実現さ
れている。
[従来技術の問題点] しかしながら、上記のものではすべてのパラメータをイ
ニシャライズしてしまうから、変更の必要のないパラメ
ータまで初期値に戻してしまうことになり、イニシャラ
イズしたいパラメータのほかにうまく設定できたパラメ
ータまでイニシャライズしてしまうことになるという問
題があった。
[発明の目的] そこで、本発明は各パラメータを個別にイニシャライズ
できるようにすることを目的としている。
[発明の要点] この目的を達成するため、本発明はイニシャライズした
いパラメータを選択し、この選択されたパラメータのみ
を予め記憶された初期値と同じ値にイニシャライズする
ようにしたことを要点とするものである。
[実施例の構成] 以下図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
〈スイッチ入力部8の構成〉 本実施例では第1音色、第2音色の2つの音色を1組と
して20組分プリセットでき、各音色は基本波形(WA
VE FORM)、ピッチエンベロープ、高調波成分キ
ーフォロー、高調波成分抑止エンベロープ、音量キーフ
ォロー、音量エンベロープの各パラメータによって構成
され、この各パラメータは第1音色にあっては夫々キー
17a、17b、18a、18b、19a、19bによ
って選択指定され、第2音色にあっては夫々キー20
a、20b、21a、21b、22a、22bによって
選択指定される。また他に上記2音色を関係づけるデチ
ューン(DETUNE)のパラメータもあり、このデチ
ューンはデチューンキー23によって選択指定される。
これら各パラメータのキー17〜23のいずれかとイニ
シャライズキー24との同時押によりそのパラメータの
設定値が後述する初期値にイニシャライズされる。
上記基本波形パラメータは楽音の基本的な波形を決定す
るもので、第4図に示すように5種類の波形の中から
「1〜5」のテンキー25と基本波形キー17a、20
aとによって、いずれかの波形が選択指定される。この
基本波形パラメータのデータ構成は第5図に示すように
構成され、上位3ビットのWAVE FORMは第4図
の各波形に設定された3ビットデータ、次の3ビットの
OCT.MODULATION WAVE FORM
も、第4図に示す3ビットデータが設定される。次の1
ビットデータはOCT.MODULATIONの有無を
示すデータである。さらにLSBの1ビットは使用され
ず、無効となる。上記OCT.MODULATIONは
有で上記WAVE FORMとOCT.MODULAT
ION WAVE FORMとで指定した各波形を交互
に指定し、無でWAVE FORMのみが指定される。
上記ピッチエンベロープのパラメータは音高に時間的変
化を与えるもので、第6図に示すように8個の折線部か
らなるエンベロープ波形として構成され、ピッチエンベ
ロープキー17b、20bとレートバリュー指定スライ
ドキー26……、レベルバリュー指定スライドキー27
……、サスティンポイント指定キー28……とによって
設定される。そして、上記8個の折線部の終端(図中A
〜H点によって示す)の高さはレベルバリューで、各レ
ベルバリュー間はレートバリュー(折線部の傾き)によ
って表現され、両バリューは上記スライドキー26…
…、27……によって「0〜99」の間で設定される。
このデータ設定は他の音質に時間的変化を与える高調波
成分抑止エンベロープパラメータ、音量に時間的変化を
与える音量エンベロープパラメータでも同様にして行わ
れ、高調波成分抑止エンベロープキー18b又は音量エ
ンベロープキー19bと上記スライドキー26……、2
7……等とによって設定される。
第7図は上記エンベロープパラメータのデータ構成を示
すもので、図中、A〜Hは第6図のエンベロープ波形の
端部の点A〜Hに対応するデータ記憶部を表わし、各1
8ビットの容量を有する。そしてその上位8ビット中の
MSBはレートの方向(折線部の傾き方向)を示す1ビ
ットデータを 向となる。また次の7ビットはレートバリューのデー
タ、更に下位8ビット中のMSBはサスティン情報を表
わす1ビットデータであり、“1”のときサスティンポ
イントに達したことを示す。“0”のときはサスティン
ポイントでないことを示す。そして次の7ビットデータ
はレベルバリューを示す。なお、上述したレートの方向 はレベルバリューの変化から自動的に決定される。
第8図は実際のエンベロープの例を示し、第9図はこの
第8図のエンベロープの実際のデータ例を示す。この例
の場合、点Fがサスティンポイントとなり、次にキーオ
フされるまでこのキーのエンベロープのレベルは一定と
なって発音される。この時、点Gの値は無関係となる。
上記高調波成分キーフォローパラメータは第10図に示
すように高音域に向う程(C2→C7)高調波成分をより
少なくするもので、「0〜9」の値をとり、第10図に
示すように値が大きいほどキーフォロー特性が強くな
り、「0〜9」のテンキー25と高調波成分キーフォロ
ーキー18a、21aとによって設定される。このデー
タ設定は、もう一つの高音域に向う程(C2→C7)音量
をより速く減衰させる音量キーフォローパラメータでも
同様にして行われ、テンキー25と音量キーフォローキ
ー19a、22aとによって設定される。
上記デチューンパラメータは上記第1音色と第2音色と
の周波数に微差を与えるもので、「0〜60」の値をと
り、最大「60」で半音のずれとなり、テンキー25と
デチューンキー23とによって設定される。
そして上述の各パラメータ設定にあたっては、音色スイ
ッチ29もオンされ、「1〜20」の各キーごとの異な
る音色を設定でき、20種類までの音色がプリセットさ
れる。
この設定された20音色分の各パラメータデータは、ス
イッチ入力部8からインターフェイス7、バスラインB
USを介してCPU1で処理された後、音色メモリ部4
内にプリセットされる。
〈音色メモリ部4の構成〉 音色メモリ部4内には20個のRAMエリア4a……が
形成され、この各RAMエリア4a……には第11図
(A)に示すように上述のように設定された第1音色及
び第2音色の各13種のパラメータがプリセットされ
る。またこの音色メモリ部4内には1個のROMエリア
4bも形成されており、このROMエリア4bには第1
1図(B)に示すように、上述の13種のパラメータの
イニシャライズ用の初期値が記憶されている。
この初期値の具体的なデータ値は第12図で示すような
値であり、基本波形パラメータであればWAVE FO
RM、OCT.MODULATION WAVE FO
RM、OCT.MODULATION有無が夫々「1、
1、0」で設定され、ピッチエンベロープであればレー
トバリューが「50」、レベルバリューが「0」、サス
ティンポイントが最初のA点というように設定されてい
る。これらパラメータの初期値は上記イニシャライズキ
ー24と同時押で選択指定され、この選択されたパラメ
ータ初期値は音色スイッチ29で指定される音色に応じ
た、音色メモリ部4のRAMエリアの対応するパラメー
タの記憶テーブルにプリセットされ、イニシャライズが
各音色の各パラメータごとになされる。
上記RAMエリア4a……に設定された音色を決定する
各パラメータは、音色スイッチ29で選択指定された音
色のものが、音色メモリ部4より読み出されインターフ
ェイス12を介して音色レジスタ部13にセットされ
て、演算部16に与えられる。
〈演算部16の構成〉 次に第13図により演算部16の構成を具体的に説明す
る。図中60は変換部であって、この変換部60はイン
ターフェイス12を介して与えられる鍵盤6からの音高
情報を示すキーコードと音色メモリ部4からの上記高調
波成分及び音量のキーフォローのパラメータデータとに
基づき変位データを作成して減算器61、加算器62に
与える。この変位データとキーコードとの関係は上述の
第10図に示すような指数関数の関係で与えられ、高音
域に向うほど(C2→C7)変位データは急速に増大する
ようになっている。
前記減算器61には前述の音色レジスタ部13からの高
調波成分抑止エンベロープパラメータの各地点の高さを
示すレヘルバリューが与えられて変位データ分の値が減
算され、前記楽音作成部11に出力される。このレベル
バリューは減算されて小さくなるほど振幅が小さく変調
度が小さいこととなってそれだけ高調波成分が少なくな
る。また前記加算器62には前述の音色レジスタ部13
からの音量エンベロープパラメータの各折線部の傾きを
示すレートバリューが与えられて、変位データ分の値が
加算され前記楽音作成部11に出力される。このレート
バリューは加算されて大きくなるほど楽音の立上り及び
減衰が急峻となりそれだけ速く減衰することとなる。こ
のように高調波成分抑止及び音量のエンベロープパラメ
ータは加減算により変位されるが、ピッチエンベロープ
パラメータ、基本波形パラメータ及びデチューンパラメ
ータは変位されずそのまま楽音作成部11に送られる。
この場合の加減算変位をレートバリュー、レベルバリュ
ー夫々について個別に考えると、レートバリューのみ加
算変移させると第14図(1)の破線で示すようにエン
ベロープの折線部の傾きが大きくなって立上り及び減衰
が急峻となり放音時間が短くなる。またレベルバリュー
のみ減算変位させると第14図(2)の破線で示すよう
にエンベロープの各地点の高さが低くなって変調度が小
さくなり高調波成分が少なくなる。この変位デチューン
はキーコード値が大きくなって高温になるほど大きくな
るから、このような変位は高温になるほど著しくなる。
こうして、高温になるほど減衰が速く、高調波成分を少
なくするキーボードフォローがなされる。なお、レベル
バリュー、レートバリュー両者を減算変移させると第1
4図(3)に示すように放音時間のみ変わらないエンベ
ロープ波形とすることが可能である。このことは両バリ
ューを加算変位させても同じである。
〈楽音作成部11の構成〉 次に第15図により楽音作成部11の具体的構成を説明
する。図中30はインターフェイスであり、このインタ
ーフェイス30を介し音量エンベロープ発生回路31、
高調波成分抑止エンベロープ発生回路32、ピッチエン
ベロープ発生回路33に対し夫々が第7図に示す前記加
減算による変位処理がなされたレートバリュー、レベル
バリュー等からなるエンベロープパラメータ(第15図
に図示するように、各データをAMP Ramp、WA
VE Ramp、Freq.Rampとも呼ぶ)が供給
される。そして各エンベロープ回路31、32、33
は、前記レートバリューとレベルバリューとから現在の
カレントバリューを計算してそれをそれぞれ、対応する
EXP.(イクスポーネンシャル)ROM34、バンド
リミット回路35、周波数ROM36に与える。また前
記カレントバリューがそのときのレートバリューに到達
すると各エンベロープ回路31、32、33はインター
ラプト信号INTを発生し、インターフェイス9を介し
CPU1に送出して次のステップ0〜7(点A〜H)に
対するデータAMP Ramp、WAVE Ramp、
Freq.Rampの出力を要求する(但し、上述した
サスティンポイントの場合はインターラプト信号INT
は出力しない)。
Freq.ROM36はピッチエンベロープ回路33か
らの出力に応じた周波数情報(位相角情報)FIを発生
し、バンドリミット回路36及びフェイズジェネレータ
37に与える。このフェイズジェネレータ37は前記位
相角情報FIを累算してその結果データを割算回路38
に与える。またバンドリミット回路35は波形エンベロ
ープ回路32からの出力及び前記位相角情報に基づき、
標本化定理に基づく折返し歪の発生を防止し、その出力
を割算回路38へ与える。更にこの割算回路38には、
インターフェイス30、波形発生回路39を介しCPU
1が送出してくる所定の波形種類選択データも与えられ
る。そして割算回路38は前記フェイズジェネレータ3
7、バンドリミット回路35、波形発生回路39からの
各出力に対して割算処理を行い、その結果データによっ
てウェイブジェネレータ40をアクセスし、波形データ
を発生させて乗算回路41に送出させる。なお、前記割
算回路38の具体的構成は、本出願人が既に提案した、
例えば特願昭57−221266の特許出願明細書に記
載した実施回路を利用することができる。
この乗算回路41にはまた、EXP.ROM34から読
出される制御データが入力し、したがって前記波形デー
タ及び制御データを乗算してその結果データを累算回路
42に与える。この累算回路42は8チャンネル分の前
記結果データを累算する毎にその累算データをDACT
/F(D−Aコンバータインターフェイス)43を介し
D−Aコンバータに与えるので、その結果、合成楽音が
アンプ14を介してスピーカ15から放音されることに
なる。
〈エンベロープ回路31、32、33の構成〉 次に第16図により前記音量、高調波成分抑止、ピッチ
の各エンベロープ回路31、32、33の構成を具体的
に説明する。なお、これら回路31〜33は共に同一構
成であるから、第16図の回路、例えば音量エンベロー
プ回路31とする。
図中、45は容量8ビットのシフトレジスタを8段、パ
ラレルに接続したシフトレジスタ群であり、トランスフ
ァーゲート46を介してCPU1から送られてくるレベ
ルバリューがその1段目にパラレルに入力する。なお、
シフトレジスタ群45はシフトレジスタを8段パラレル
に接続して構成したのは8チャンネル分の楽音作成系の
存在と対応させるためである。そして後述する他のシフ
トレジスタ群50、55についても同様である。
シフトレジスタ群45の1段目に入力したレベルバリュ
ーは順次後段側にシフトされて8段目から出力し、トラ
ンスファーゲート47を介し1段目に戻されると共にコ
ンパレータ48のB入力端子に与えられる。またトラン
スファ−ゲート46はCPU1から送られてくるプリセ
ット信号がインバータ49を介して印加されて開閉制御
され、またトランスファ−ゲート47は前記プリセット
信号が直接印加されて開閉制御される。なお、このプリ
セット信号はレベルバリューが送られてくるときにのみ
“0”レベルである。
一方、シフトレジスタ群50にはレートバリューがトラ
ンスファ−ゲート51を介し入力され、またこのシフト
レジスタ群50からレートバリューが出力されるとトラ
ンスファ−ゲート52を介しシフトレジスタ群50に戻
されると共に、加減算器53のB入力端子にも与えられ
る。そしてトランスファ−ゲート51、52は夫々、前
記プリセット信号がインバータ54を介し、或いは直接
に印加されて開閉制御される。
更に、シフトレジスタ群55には自身からの出力データ
(カレントバリュー)がトランスファ−ゲート56を介
し戻されて入力すると共に加減算器53のA入力端子に
も与えられる。そして加減算器53の結果データANS
Iはトランスファ−ゲート57を介しシフトレジスタ群
55に与えられると共に、コンパレータ48のA入力端
子にも与えられる。而して前記加減算器53の制御端子
SUBには、シフトレジスタ群50から出力するレート
バリューのMSBのデータ(レートの方向を示している
データ)が減算指令として入力し、この減算指令が
“1”のとき減算を、“0”のとき加算を行う。またコ
ンパレータ48の制御端子≧には前記レートバリューの
MSBのデータが比較方法選択指令として入力し、而し
てこの比較方法選択指令が“1”のときには、A≦Bな
らコンパレータ48の比較結果信号ANS2は“1”、
A>Bなら“0”、他方比較方法選択指令が“0”のと
きには、A≧Bなら比較結果信号ANS2は“1”、A
<Bなら“0”となる。そして前記比較結果信号ANS
2は、トランスファ−ゲート56、57に夫々直接また
はインバータ58を介して印加され、開閉制御すると共
に、ナンドゲート59の一端にも与えられる。一方、ナ
ンドゲート59の他端には、シフトレジスタ群45から
出力するレベルバリューのMSBのデータ(サスティン
情報)が反転入力されており、而してナンドゲート59
の出力は前記インターラプト信号INTとしてCPU1
へ送出される。
〈その他の部分の構成〉 鍵盤6の各操作鍵の信号はインターフェイス5を介しC
PU1に与えられ、操作鍵に応じたキーコードが作成さ
れてレジスタ群10に順次プリセットされていく。この
プリセットされたキーコードは楽音作成部11に与えら
れて、キーコードに応じた音高の楽音が作成放音されて
いくことになる。
またCPU1はROM2に記憶されている制御プログラ
ムにしたがって、上述のイニシャライズ処理等の各種演
算処理を実行し、この処理中の途中結果データ等がRA
M3に一時的にメモリされる。
[実施例の動作] 次に本実施例の動作について述べる。電源を投入すると
CPU1は第17図のフロー処理を開始し、音色メモリ
部4内のROMエリア4bより第12図に示す各パラメ
ータの初期値を読み出して、20個全てのRAMエリア
4a……にプリセットしてイニシャライズする(ステッ
プA1)。次いでCPU1は、各キー17〜29等のキ
ースキャンを行い(ステップA2)、キーオン操作があ
ればそのキーに応じた処理を行う(ステップA2
4)。
このステップA3、A4で音色スイッチ29のオンが検出
されれば、CPU1はそれに応じた音色メモリ部4内の
RAMエリアをアドレス指定し、さらに音色の各パラメ
ータのキー17〜22のオンが検出されれば、上記RA
Mエリア4a内の対応するパラメータエリアをアドレス
指定する。ここで、基本波形キー17aがオンされて、
テンキー25で「5、2、1」と操作されれば、このデ
ータが基本波形パラメータとしてRAMエリア4a内に
プリセットされることになる。この基本波形はOCT.
MODULATIONがかかり、前半部が第4図(5)
の波形、後半部が同じく(2)の波形となったものとな
る。
また、ピッチエンベロープキー17bがオンされて、レ
ートバリュー指定スライドキー26……、レベルバリュ
ー指定スライドキー27……、サスティンポイント指定
キー28……が操作されれば、それに応じたデータがピ
ッチエンベロープパラメータとしてRAMエリア4a内
にプリセットされることになる。高調波成分抑止エンベ
ロープパラメータ及び音量エンベロープパラメータも同
様の操作でプリセットされる。
さらに、高調波成分キーフォローパラメータ、音量キー
フォローパラメータ、デチューンパラメータも各キー1
8a、19a、23とテンキー25とによってプリセッ
トされる。第2音色についても同様の操作で処理され
る。
こうして、音色スイッチ29を切り換え、20音色分の
パラメータをプリセットしていくことになる。そして、
鍵盤6の鍵を操作すれば、そのキーコードが楽音作成部
11に与えられるとともに、音色スイッチ29で指定さ
れたRAMエリア4aの各パラメータが音色レジスタ部
13から演算部16に与えられ、第10図に示すように
キーコードとキーフォローパラメータに応じた変位デー
タ分だけ高調波成分抑止エンベロープパラメータと音量
エンベロープパラメータのみが変位され、他のパラメー
タはそのままで楽音作成部11に与えられ、楽音が作成
放音されていく。
いま、放音された楽音を聞いてみて、第1音色の音量エ
ンベロープパラメータだけをもう一度初期値から設定し
直すものとすれば、音量エンベロープキー19bとイニ
シャライズキー24を同時押す。すると、CPU1は第
18図のフローに従ってパラメータのキーのオンを検出
してから、そのキーが音量エンベロープキー19bであ
ることを判別し、イニシャライズキー24のオンを検出
すると(ステップB1)、音量エンベロープパラメータ
のイニシャライズ処理を行う(ステップB2)。
このステップB2のイニシャライズ処理は第19図のフ
ローに従って行われ、CPU1は音色メモリ部4のRO
Mエリア4bの音量エンベロープパラメータの初期値の
記憶テーブルを検索して(ステップC1)、この初期値
をRAMエリア4aの音量エンベロープパラメータの記
憶エリアにプリセットする(ステップC2)。これによ
り、第12図に示すレートバリュー「99、50、5
0、……」、レベルバリュー「99、0、0、……」、
サスティンポイントが最初のA点となっている初期値が
再び設定されることになる。
こうして、特定のパラメータのみ初期値にイニシャライ
ズされる。
他のパラメータについても同様の操作でイニシャライズ
を行うことができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明はイニシャライズしたいパラ
メータを選択し、この選択されたパラメータのみを予め
記憶された初期値と同じ値にイニシャライズするように
したから、音色の各パラメータを個別にイニシャライズ
でき、うまく設定できたパラメータを温存させておくこ
とができるから、イニシャライズしても全てのパラメー
タを始めから設定していく必要がなくなり、その結果希
望した音作りを早く行うことができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第19図は本発明の実施例を示すもので、第1
図は電子楽器の全体回路図、第2図、第3図はキー入力
部8音色の各パラメータ設定用のスイッチ構成図、第4
図は基本波形の波形図、第5図は基本波形パラメータの
データ構成図、第6図はエンベロープ波形図、第7図は
そのエンベロープパラメータのデータ構成図、第8図は
エンベロープ波形の具体例を示す図、第9図はそのエン
ベロープパラメータのデータ内容図、第10図はキーコ
ードと変位との関係をキーフォローパラメータの値に応
じて示した図、第11図は音色メモリ部4の内容を示す
図、第12図は音色メモリ部4内のイニシャライズ用の
初期値の具体的なデータ内容を示す図、第13図は演算
部16の具体的回路図、第14図は各エンベロープ波形
を変位させた状態を示す図、第15図は楽音作成部11
の具体的回路図、第16図はエンベロープ回路31(3
2、33)の回路図、第17図はキースキャンのフロー
チャートの図、第18図はイニシャライズ操作のキー判
断のフローチャートの図、第19図はイニシャライズ処
理のフローチャートの図である。 1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……音
色メモリ部、4a……RAMエリア、4b……ROMエ
リア、6……鍵盤、8……スイッチ入力部、10……レ
ジスタ部、11……楽音作成部、13……音色レジスタ
部、14……アンプ、15……スピーカ、16……演算
部、17〜23……パラメータ選択指定用のキー、24
……イニシャライズキー、25……テンキー、26〜2
8……エンベロープパラメータ設定用のキー、29……
音色スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音の特性を決定する複数のパラメータ夫
    々につき所定の初期値を記憶する初期値記憶手段と、 上記複数のパラメータを夫々上記初期値とは異なる任意
    の値に操作者の操作に従って設定する設定手段と、 上記複数のパラメータのうち任意のパラメータを選択す
    る選択手段と、 この選択手段にて選択されたパラメータの設定値を上記
    初期値記憶手段に記憶されている上記初期値に復帰設定
    するイニシャライズ手段と、 を具備してなることを特徴とする楽音発生装置のパラメ
    ータ設定装置。
JP63213531A 1988-08-30 1988-08-30 楽音発生装置のパラメータ設定装置 Expired - Lifetime JPH067327B2 (ja)

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