JPH05232953A - 電子楽器の楽音割り当て装置 - Google Patents

電子楽器の楽音割り当て装置

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JPH05232953A
JPH05232953A JP4072532A JP7253292A JPH05232953A JP H05232953 A JPH05232953 A JP H05232953A JP 4072532 A JP4072532 A JP 4072532A JP 7253292 A JP7253292 A JP 7253292A JP H05232953 A JPH05232953 A JP H05232953A
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musical
tone
key
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JP4072532A
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Shinya Konishi
愼哉 小西
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一種類の複数の電子楽器、或いは異なる種
類の複数の電子楽器間における楽音を、同一の楽音割当
手法で発生させることができるようにする。 【構成】 楽音割り当て手法情報を出力する出力制御手
段15、および上記楽音割り当て手法情報を内部回路に
入力する入力制御手段16を設け、自機器において割り
当て手法を指示する操作子13a〜13dが操作された
ときには、数値化された割り当て手法情報を上記出力手
段15を介して外部接続されている機器に出力できるよ
うにするとともに、上記数値化された割り当て手法情報
を上記外部機器から受信することができるようにして、
互いに接続された電子楽器間で同一の楽音割り当て手法
に基づいて楽音を発生させることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器の楽音割り当て
装置に関し、特に、複数の電子楽器の楽音を同一の楽音
割り当て手法で発生させるようにすることができる楽音
割り当て装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子楽器においては、従来より1つの鍵
情報で音色が異なる2つの楽音を発生させるデュアル機
能や、楽音発生部の2つの発振器(DCO)間の移相
(ピッチ)をずらして、1つの鍵情報で音色は同じであ
るが音程が少しずれている2つの楽音を発音させるコー
ラス機能を持つもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなデュアル機
能やコーラス機能を有する電子楽器を複数個接続してマ
スター楽器の鍵操作或いはその自動演奏機能に基づき、
マスター楽器およびスレーブ楽器による同時演奏を行う
場合に、それぞれの電子楽器間で上記デュアル機能やコ
ーラス機能を実現しようとすると、次のような手間のか
かる手法を行わなければならなかった。
【0004】例えば、デュアル機能を双方の機種で実現
しようとする場合には、次の2つの手法のいずれかを用
いなければならなかった。すなわち、1つはマスター楽
器から異なる音色を指示する情報を含む2つの鍵情報を
スレーブ楽器に出力する手法であり、他の1つはスレー
ブ楽器の操作子を操作して上記スレーブ楽器をデュアル
機能状態に設定する手法のいずれか1つを用いなければ
ならなかった。
【0005】また、上記でコーラス機能を双方の機種で
実現しようとする場合には、スレーブ楽器をその操作子
の操作によってコーラス機能状態に設定する必要があっ
た。したがって、従来は複数の電子楽器を接続している
ときに、デュアル機能状態やコーラス機能状態にする操
作が面倒であった。本発明は上述の問題点にかんがみ、
同一種類の電子楽器或いは異なる種類の電子楽器を複数
個接続して演奏を行う際に、簡単な操作で各電子楽器か
ら同一の楽音割当手法で楽音を発生させることができる
ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子楽器の楽音
割り当て装置は、楽音の割り当て手法を指示するための
割り当て手法選択手段と、鍵情報および上記割り当て手
法を表す数値化された楽音割り当て手法情報を外部機器
に出力する出力制御手段と、上記外部機器から与えられ
る鍵情報および楽音割り当て手法情報等を内部の回路に
導入する入力制御手段と、上記楽音割り当て手法情報に
基づいて、楽音発生手段の発音チャンネルへの鍵情報の
割り当てを行い、対応する楽音を発生させる楽音割り当
て手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】楽音割り当て手法を指示する情報を出力する手
段、および上記楽音割り当て手法情報を入力する手段が
設けられることにより、例えばマスター電子楽器で割り
当て手法を指示する操作子が操作され、割り当て手法の
選択が行われたたときには、その選択された割り当て手
法を表す数値化された楽音割り当て手法情報を上記出力
手段を介して外部接続されている機器に出力することが
可能になるとともに、上記数値化された楽音割り当て手
法情報を上記外部機器から受信することが可能となる。
そして各機器では、与えられた楽音割り当て手法情報に
基づいて楽音割り当て手段が自機器の鍵盤から入力され
る鍵情報、或いは上記外部機器から入力される鍵情報の
各発音チャンネルへの割り当てを行い、対応する楽音を
発生させる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の電子楽器の楽音割り当て装
置の一実施例を示す電子楽器のブロック図である。この
電子楽器は鍵盤11、押鍵状態検出手段12、操作パネ
ル13、操作状態検出手段14等を備えている。押鍵状
態検出手段12は、鍵盤11の各鍵の操作状態(押鍵、
離鍵、操作された鍵のキーナンバ、ベロシティ等)を検
出するために設けられているものであり、押鍵状態検出
手段12から鍵盤11にキースキャン信号s1が与えら
れたときに、各鍵の操作状態がキースキャンデータd1
として鍵盤11から押鍵状態検出手段12に導出され
る。
【0009】また、外部接続される電子楽器に割り当て
手法指示情報s3や、鍵ナンバ、パート、キーのオン・
オフ情報、モード情報からなる鍵情報d3等のような種
々の情報o1を出力するための出力制御手段15が設け
られているとともに、上記外部接続される電子楽器から
供給される入力情報i1を内部回路に導入するための入
力制御手段16が設けられている。
【0010】操作パネル13には、コーラス機能の設定
を指示するためのコーラススイッチ13a、デュアル機
能の設定を指示するためのデュアルスイッチ13b、先
押し優先を指示するためのASGN1スイッチ13c、
後押し優先を指示するためのASGN2スイッチ13d
等が設けられている。そして、操作状態検出手段14か
ら操作パネル13にパネルスキャン信号s2が与えられ
ことによって、これらの各スイッチ13a,13b,1
3c,13dの操作状態がパネルスキャンデータd2と
して操作パネル13から操作状態検出手段14に導出さ
れる。
【0011】また、本実施例の電子楽器には、発音チャ
ンネルへの鍵情報の割り当てに際して先押し優先の割り
当て(発音チャンネルの空きがない場合、先に押鍵され
た鍵の音を残すような割り当て手法)を行う第1の楽音
割当手段17、および後押し優先の割り当て(後に押鍵
された鍵の音を残すような割り当て手法)を行う第2の
楽音割当手段18が設けられていて、割り当て手法選択
手段19から送出される発音(ピッチ)・割り当て手法
情報d4に基づいて鍵情報の発音チャンネルの割り当て
を行い、発音・割り当て情報d6を生成して楽音発生手
段20に出力する。
【0012】割り当て手法選択手段19には、入力制御
手段16より、外部機器から送出されてきた割り当て手
法情報および鍵情報等の情報d5が与えられ、また、操
作状態検出手段14から割り当て手法情報s3が与えら
れ、さらに、押鍵状態検出手段12からは鍵情報d3が
与えられる。割り当て手法選択手段19は、与えられた
これらの情報から楽音割り当て手段17、18に与えら
れるべき発音(ピッチ)・割り当て情報d4を生成す
る。
【0013】楽音発生手段20は発音・割り当て情報d
6が与えられると、与えられた情報に基づいた音色のP
CM信号を、鍵ナンバに対応するピッチで波形ROM
(図示せず)から読み出すとともに、読み出した信号の
エンベロープや振幅等を、設定されたパラメータや押鍵
情報等に基づいて加工し、これをD/Aコンバータ(図
示せず)に出力してアナログ信号に変換する。そして、
アナログ信号に変換された楽音信号が、アンプ21を介
してスピーカ22に出力されることにより、鍵操作に対
応した発音が得られるとともに、自動演奏のコード音、
ベース音、ドラム音等がスピーカ22から得られる。
【0014】上述した動作は、電子楽器単体の動作であ
るが、本実施例の電子楽器の場合には、上述したように
出力制御手段15および入力制御手段16等が設けら
れ、図2に示すように、或る電子楽器をマスター楽器M
とし、これに複数のスレーブ楽器1、2を接続してマス
ター楽器Mから送出される鍵情報に基づきアンサンブル
演奏を行っているときに、各スレーブ楽器1、2の操作
子を操作することなく、これらの電子楽器において同一
の楽音割り当て手法で楽音を発生させることができる。
これにより、これら複数の電子楽器M,1,2間におケ
ルデュアル機能やコーラス機能の設定等を容易に実現す
ることができる。
【0015】図1の押鍵状態検出手段12、操作状態検
出手段14、入出力制御手段15,16、楽音割当手段
17,18、割り当て手法選択手段19、楽音発生手段
20は、実際にはCPUとプログラムROMとRAMか
らマイクロコンピュータによって構成されている。図4
〜図9は、CPUによって実行される割り当て制御のメ
イン処理、パネル処理、受信処理および音OFF処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【0016】図4は、全体の流れを示し、この電子楽器
の電源が投入されると、先ずステップP50で初期化処
理が行われ、音源の初期化やRAM(図示せず)のクリ
ア等が行われる。次に、ステップP51で押鍵状態検出
手段12により、全ての鍵盤11の鍵操作状態を順次調
べる鍵スキャン処理が行われる。そして、ステップP5
2においてイベント(押鍵、離鍵操作)があったか否か
の判定を行い、イベントがない場合にはステップP53
のパネル処理、ステップP54の受信処理へと順次進
み、その後、ステップP51の鍵スキャン処理に戻る。
【0017】一方、ステップP52の判定の結果、イベ
ントがあればステップP52からステップP56に分岐
し、操作鍵を示すイベントマップを所定のレジスタにセ
ットする。次に、ステップP57に進んでオフイベント
(離鍵)であるか否かの判定を行い、オフイベントなら
ばステップP58に進んでカウンタ1をクリアするとと
もに、次にステップP59に進んで鍵ナンバ(キーコー
ド)をセットする。
【0018】そして、上記セットされた鍵ナンバのキー
オフが上記イベントマップから検出されると、ステップ
P60でその鍵ナンバが割り当てられている楽音割り当
て手段(アサイナ)20の発音チャンネルを検索し、ス
テップP61において消音処理および鍵情報の出力を行
うとともに、ステップP62においてカウンタ1のカウ
ント値を1つ進める。そして、1つ進めた後のカウント
値が12(1オクターブ12音)よりも小さいか否かを
ステップP63で判定し、小さい場合にはステップP5
9に戻って上述した動作を繰り返し行う。また、カウン
ト値が12になった場合には、ステップP57において
オフイベントでないと判定された場合と同様にステップ
P64に進み、オンイベントであるか否かを判定する。
【0019】ステップP64における判定の結果、オン
イベントでない場合にはステップP65に進んでカウン
タ3のカウント値を1つ増やした後に、ステップP66
に進んでカウンタ3のカウント値が6よりも小さいか否
かを判定する。この判定は、鍵盤11には鍵が61鍵あ
るため、1オクターブ毎の操作鍵の検出(ステップP6
3参照)を6回行って全ての鍵の操作状態を検出するた
めに行うものである。この判定の結果、カウント値が6
よりも小さい場合にはステップP52に進むとともに、
6になった場合にはカウンタ3をクリアしてステップP
53に進み、それぞれのフローに対応した処理を行う。
【0020】また、ステップP64においてオンイベン
トと判定された場合には、図5のフローチャートに示す
処理が行われる。すなわち、オンイベントと判定された
場合にはステップP64からステップP70に分岐して
カウンタ2がクリアされる。そして、次にステップP7
1において鍵ナンバがセットされ、そのセットされた鍵
ナンバのキーオンが検出されると、ステップP72にお
いて割り当て手法2が指示されているか否かを判定す
る。この判定の結果、割り当て手法2でない場合、すな
わち、割り当て手法1(1CH割り当ての場合)にはス
テップP73に進んで先押し優先が指示されているか否
かを調べる。そして、先押し優先が指示されていればス
テップP74に進んで先押し優先割り当てを行い、次
に、ステップP75に進んで発音処理を行う。
【0021】次に、ステップP76においてカウンタ2
のカウント値を1つ進めた後で、ステップP77に進
み、カウンタ2のカウンタ値が12よりも小さいか否か
の判定を行う。この判定の結果、カウンタ2のカウンタ
値が12よりも小さい場合にはステップP71に戻り、
上述した動作を繰り返し行う。また、12になった場合
にはステップP65に進んで上述した動作を繰り返す。
【0022】また、ステップP73における先押し優先
か否かの判定の結果、先押し優先でないと判定した場合
には、後押し優先が指示されていることを意味してい
る。したがって、この場合にはステップP78に進んで
後押し優先割り当てを行い、その後でステップP79に
おいて発音処理を行う。
【0023】一方、ステップP72における判定の結果
が割り当て手法2である場合、すなわち、2CH割り当
ての場合(1つの鍵情報を2つの発音チャンネルに割り
当てる場合)には、ステップP80に進んで先押し優先
が指示されているか否かを調べる。そして、先押し優先
ならばステップP81に進んで先押し2CH割り当てを
行い、次に、ステップP82に進んで発音処理を行う。
【0024】また、ステップP80で先押し優先割り当
ではないと判定した場合は後押し優先なので、この場合
はステップP83に進んで後押し2CH割り当てを行
い、次にステップP84に進んで発音処理を行う。な
お、上述のステップP75,79,82,84で行われ
る発音処理時には、上述したステップP60における音
OFF処理時の場合と同様に、鍵ナンバ,オン/オフ,
パート,モード等の鍵情報を外部機器に出力する。
【0025】次に、ステップP53のパネル処理の詳細
について、図6のフローチャートに従って説明する。こ
のパネル処理においては、先ず、ステップP90で操作
パネル13の操作子のオンイベント(オン操作)があっ
たか否かを判定する。そして、オンイベントでない場合
にはそのままリターンとなるが、オンイベントの場合に
はそれがコーラススイッチ13aか、デュアルスイッチ
13bか、或いはASGN1か否かをそれぞれ判定す
る。
【0026】ステップP91の判定の結果、オンイベン
トがコーラススイッチ13aの場合にはステップP94
に進んでコーラス機能がオンか否かを判定する。そし
て、コーラス機能がオンの場合には、ステップP95に
進んで割り当て手法1を指示するフラグをセットする。
したがって、この割り当て手法1は、コーラススイッチ
13aを2回押すことによりセットされる。また、ステ
ップP94の判定の結果、コーラス機能がオンでない場
合にはステップP96に進んで割り当て手法2を指示す
るフラグをセットし、次いで、ステップP97において
ピッチのずれ情報をセットする。
【0027】ステップP95における割り当て手法1の
セット、或いはステップP97におけるピッチのずれ情
報のセットが終了したら、次に、ステップP98に進ん
でコーラス機能をオンにする。また、それまでコーラス
機能がオンであった場合にはオフし、その後でステップ
P99に進んでコーラス機能の選択、鍵情報を割り当て
べきチャンネル数、ピッチのずれ情報等からなる割当情
報1を外部機器に出力する。
【0028】一方、ステップP91の判定の結果、オン
イベントがコーラススイッチ13aでない場合にはステ
ップP92に進み、そのオンイベントがデュアルスイッ
チ13bか否かを判定する。そして、そのオンイベント
がデュアルスイッチ13bである場合には、ステップP
100に進んで割当手法2を指示するフラグをセットす
るとともに、その後ステップP101に進みデュアル機
能をオンにする。また、それまでデュアル機能がオンで
あった場合にはオフし、その後でステップP102に進
んでデュアル機能の選択、鍵情報を割り当てべきチャン
ネル数、音色、ピッチのずれ情報等からなる割当情報2
を外部機器に出力する。
【0029】また、ステップP92の判定の結果、オン
イベントがデュアルスイッチ13bでない場合にはステ
ップP93に進み、そのオンイベントがASGN1スイ
ッチ13cか否かを判定する。そして、それがASGN
1スイッチ13cの場合にはステップP103に進んで
先押し優先を指示するフラグをセットするとともに、そ
の後ステップP104に進んで先押し優先を指示する割
当情報3を外部機器に出力する。
【0030】一方、ステップP93の判定の結果がAS
GN1スイッチ13cでない場合、すなわち、オンイベ
ントがASGN2スイッチ13dの場合には、ステップ
P105に進んで後押し優先を指示するフラグをセット
するとともに、ステップP106に進んで後押し優先を
指示する割当情報4を外部機器に出力する。なお、第1
〜第4の割当情報は、出力制御手段15により外部機器
に出力されるものであり、これらの割当情報1〜4は図
3のデータ構成説明図に示すような種々のデータにより
構成されている。
【0031】次に、入力制御手段16を介して外部機器
から情報が与えられた場合に行われる受信処理につい
て、図7のフローチャートに従って説明する。外部機器
から情報が与えられると、先ず、ステップP110にお
いてその受信情報が鍵情報か否かの判定を行う。そし
て、その受信情報が鍵情報である場合にはステップP1
11に進み、その鍵情報がオン情報かオフ情報かを判定
する。このステップP111の判定の結果、入力鍵情報
がオン情報でない場合、すなわち、オフ情報の場合には
ステップP112に進んで対応する音のオフ処理を行っ
た後にリターンする。
【0032】また、ステップP111の判定の結果、入
力鍵情報がオン情報の場合にはステップP113に進
み、現在割当手法2が指示されているか否かを判定す
る。このステップP113からステップP123の発音
処理に至る処理は、上述した図5のフローチャートにお
けるステップP72からステップP84迄の処理と同じ
であり、詳細な説明を省略する。
【0033】一方、ステップP110における判定の結
果が鍵情報でない場合、すなわち、入力情報が割当手法
情報の場合には、図8のフローチャートに示すステップ
P124に進み、その入力情報がコーラスに関する割り
当て情報か否かを判定する。ステップP124の判定の
結果、入力情報がコーラスに関する割り当て情報の場合
にはステップP125に進んで割り当て手法2を指示す
るフラグをセットし、次いで、ステップP126におい
てピッチのずれ情報をセットする。次に、ステップP1
27に進んでコーラス機能をオンにする。また、コーラ
ス機能がそれ迄オンであった場合にはオフする。その
後、ステップP128に進んで割当情報1を外部機器に
出力する。
【0034】一方、ステップP124の判定の結果、入
力情報がコーラスでない場合にはステップP129に進
み、その入力情報がデュアル機能に関する情報か否かを
判定する。そして、その入力情報がデュアル機能に関す
る情報の場合にはステップP130に進んで割当手法2
を指示するフラグをセットするとともに、その後ステッ
プP131に進んでピッチのずれ情報をセットする。次
に、ステップP132においてデュアル機能をオンにす
る。この場合も、それまでデュアル機能がオンであった
場合にはステップP132においてオフし、その後でス
テップP133に進んで割当情報2を外部機器に出力す
る。
【0035】また、ステップP129の判定の結果、入
力情報がデュアルでない場合にはステップP134に進
み、その入力情報が先押し優先を指示するASGN1に
関する情報か否かを判定する。そして、それがASGN
1に関する情報の場合にはステップP135に進んで先
押し優先を指示するフラグのセットを行うとともに、そ
の後ステップP136に進んで割当情報3を外部機器に
出力する。
【0036】一方、ステップP134の判定の結果がA
SGN1でない場合、すなわち、入力情報が後押し優先
を指示するASGN2に関する情報の場合にはステップ
P137に進んで後押し優先を指示するフラグをセット
するとともに、ステップP138に進んで割当情報4を
外部機器に出力する。
【0037】上述したフローチャートにおける音OFF
処理は、図9のフローチャートに示すように行われる。
すなわち、先ずステップP140において割当手法1が
指示されているか否かを判定する。そして、判定の結果
が割当手法1でない場合には割り当て手法2による楽音
の割り当て2、すなわち、2CH割り当てがなされてい
るということなので、ステップP141に進んで2音の
消音処理(対応する鍵情報が割り当てられている2つの
発音チャンネルの消音処理)を行う。一方、割当手法1
の場合は1CH割り当てがなされているというなので、
ステップP142に進んで1音の消音処理を行う。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、各電子楽器間で楽音割
り当て手法情報の授受を行い、各電子楽器において同一
の楽音割り当て手法に基づき鍵情報の各発音チャンネル
への割り当てを行って対応する楽音を発生させることが
可能になるので、1つの電子楽器においてデュアル機能
やコーラス機能の設定操作を行うだけで、その電子楽器
に接続されている全ての電子楽器においてデュアル機能
やコーラス機能の設定が自動的に行われるようにするこ
とができる。したがって、複数の電子楽器を接続してい
るときに、デュアル演奏やコーラス演奏等の演奏を、面
倒な操作を行うことなく容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電子楽器のブロック図
である。
【図2】複数の電子楽器を接続している状態を示す図で
ある。
【図3】割り当て情報のデータ構造を示す図である。
【図4】実施例の電子楽器のメインの動作を示すフロー
チャートである。
【図5】実施例の電子楽器のメインの動作を示すフロー
チャートである。
【図6】パネル処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】受信処理を示すフローチャートである。
【図8】受信処理を示すフローチャートである。
【図9】音オフ処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 スレーブ楽器 11 鍵盤 12 押鍵状態検出手段 13 操作パネル 13a コーラススイッチ 13b デュアルスイッチ13c ASGN1スイッチ 13d ASGN2スイッチ 14 操作状態検出手段 15 出力制御手段 16 入力制御手段 17 第1の楽音割当手段 18 第2の楽音割当手段 19 割り当て手法選択手段 20 楽音発生手段 M マスター楽器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音の割り当て手法を指示するための割
    り当て手法選択手段と、 鍵情報および上記割り当て手法を表す数値化された楽音
    割り当て手法情報を外部機器に出力する出力制御手段
    と、 上記外部機器から与えられる鍵情報および楽音割り当て
    手法情報等を内部の回路に導入する入力制御手段と、 上記楽音割り当て手法情報に基づいて、楽音発生手段の
    発音チャンネルへの鍵情報の割り当てを行い、対応する
    楽音を発生させる楽音割り当て手段とを具備することを
    特徴とする電子楽器の楽音割り当て装置。
  2. 【請求項2】 上記楽音割り当て手法情報は、1つの鍵
    情報を割り当てるべき発音チャンネル数を指示する数値
    情報であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器の
    楽音割り当て装置。
  3. 【請求項3】 上記楽音割り当て手法情報は、1つの鍵
    情報を複数の発音チャンネルに割り当て、楽音を発生さ
    せる際のピッチのずれを指示する数値情報であることを
    特徴とする請求項1記載の電子楽器の楽音割り当て装
    置。
  4. 【請求項4】 上記楽音割り当て手法情報は、発音チャ
    ンネルへの鍵情報の割り当てに際して先押し優先の割り
    当てを行うか後押し優先の割り当てを行うかのいずれか
    一方を指示する数値情報であることを特徴とする請求項
    1記載の電子楽器の楽音割り当て装置。
JP4072532A 1992-02-21 1992-02-21 電子楽器の楽音割り当て装置 Pending JPH05232953A (ja)

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