JPH071430B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH071430B2
JPH071430B2 JP59133026A JP13302684A JPH071430B2 JP H071430 B2 JPH071430 B2 JP H071430B2 JP 59133026 A JP59133026 A JP 59133026A JP 13302684 A JP13302684 A JP 13302684A JP H071430 B2 JPH071430 B2 JP H071430B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、楽音の各特性に付与されるエンベローブを
夫々独立にプログラム可能な電子楽器に関する。
〔従来技術〕
従来楽音の要素を制御する信号をプログラム可能な電子
楽器として、所定の波形データに演奏者が任意に作成し
た音量用のエンベロープデータを乗算させて楽音信号を
得、楽音を発生させるものがある。
〔従来技術の問題点〕
従来の電子楽器では、音量の時間的変化は任意に得られ
るが音色は一義的に決定されてしまい、作成される楽音
が単調となり好ましくない。このため楽音の音量以外の
他の特性、例えば音高あるいは音色に対してもエンベロ
ープを付与することが考えられるが、従来のように音量
と同一のエンベロープを他の楽音特性に付与したとして
も、各特性の時間的変化が同一になり、各特性が複雑に
変化する自然楽器からの楽音と比べて違和感のある音し
か発生出来ない問題があった。またこうした自然楽器の
楽音を種々発生させようとすると、各楽音の特性毎に付
与されるエンベロープを切換えねばらなず、演奏途中な
どには素速く切換えることができない問題があった。
〔発明の目的〕
本願発明は、各特性が複雑に変化する楽音を素速くかつ
簡単に作成することのできる電子楽器を提供することを
目的とする。
〔発明の要点〕
上記目的を達成するために、本発明は、 複数種ある楽音の特性毎に複数種類のエンベロープデー
タを記憶したエンベロープデータ記憶手段と、 このエンベロープデータ記憶手段に記憶されているエン
ベロープデータを上記楽音の特性毎に少なくとも1個ず
つ選択する第1の選択手段と、 この第1の選択手段にて選択された各特性毎のエンベロ
ープデータを1個ずつ組合せた1組のエンベロープデー
タを複数組生成し、このエンベロープデータの各組を夫
々指定するための複数の指定データを記憶する指定デー
タ記憶手段と、 この指定データ記憶手段に記憶された指定データの中か
ら所望の指定データを選択する第2の選択手段と、 演奏操作に応答してこの第2の選択手段にて選択された
指定データに対応する各特性毎のエンベロープデータを
上記エンベロープデータ記憶手段から読み出す読み出し
手段と、 演奏操作により音高データを出力する音高データ出力手
段と、 この音高データ出力手段からの音高データと上記読み出
し手段にて読み出された各特性毎のエンベロープデータ
とに基づき各特性毎にエンベロープ制御された楽音信号
の発生を指示する楽音生成指示手段と、 を有することを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照して一実施例を説明する。第1図は電
子楽器の全体ブロック図である。図中、1はCPU(中央
処理装置)であり、このCPU1にはバスラインBUSを介しR
OM(リードオンリメモリ)2、RAM(ランダムアクセス
メモリ)3音色RAM4が夫々接続され、またインターフェ
イス5を介し鍵盤6が、インターフェイス7を介しスイ
ッチ入力部8が、インターフェイス9を介しレジスタ部
10及び楽音作成部11が、インターフェイス12を介し音色
レジスタ部13が夫々接続されている。そして音色レジス
タ部13は楽音作成部11に接続され、また楽音作成部11に
はアンプ14を介しスピーカ15が接続されている。
前記CPU1はROM2に記憶されている制御プログラムにした
がって演算動作等、各種動作を実行する装置である。ま
たRAM3はCPU1が処理中の途中結果データ等を一時的に記
憶するメモリである。音色RAM4は前記スイッチ入力部8
の後述する各種スイッチによって任意に設定される20種
類の音色を記憶するメモリである。またこのスイッチ入
力部8には音色設定用のスイッチのほかに、効果、リズ
ムを付加するためのスイッチ等もある。
レジスタ部10は各種レジスタを有するが、これらのレジ
スタは後述の音色メモリ選択スイッチ(SW)を切換える
都度、この切換え操作後のあらたなオンキーに対しては
今回切換えられた音色を付加するための演奏処理にCPU1
が使用するレジスタである。
一方、音色レジスタ部13は現在使用中の楽音の音色の内
容を記憶するレジスタを有する。また楽音作成部11は、
CPU1の時分割処理方式による演算動作によって形成され
る8チャンネル分の楽音作成系に対し、鍵盤6の操作キ
ーを夫々割当てられ、その操作キーの楽音信号を作成
し、アンプ14、スピーカ15を介し合成楽音を放音する。
その場合、楽音作成部11は音色レジスタ部13からのデー
タを受けて各操作キーの楽音に対し異なる音色を付加す
る。
次に第2図を参照してスイッチ入力部2上の音色関係の
スイッチ類を説明する。茲で、この実施例の電子楽器の
場合、前記音色RAM4にこれから説明するスイッチ操作に
よって音色作成モードにおいてプリセットされる20種類
の音色の各データにつき説明すると、第3図に概念的に
図示する前記音色RAM4のメモリ構成から分かるように、
音量、高調波成分抑止、ピッチの3種類のエンベロープ
データ及び基本波形を示す波形データとから成ってい
る。そして第3図の音色RAM4のメモリ構成例では、音量
エンベロープデータは10種類、波形エンベロープデータ
は10種類、ピッチエンベロープデータは10種類、基本波
形は10種類となっており、それだけの容量のレジスタが
用意されている。また音色の種類は20種類あり、また各
音色を表わすレジスタは、前記音量、高調波成分抑止、
ピッチの各エンベロープデータ及び波形データに対する
合計4個のポインタからなり、後述するスイッチ操作に
よって任意に選ばれ記憶する。
そこで第2図に戻ると、基本波形メモリ選択SW16は、10
種類の基本波形の波形データを音色RAM4に対応するレジ
スタにプリセットするためのスイッチであり、また基本
波形生成部スイッチ17は5種類用意されている基本波形
を指定するスイッチである。スイッ17A(11,21,31,41,5
1)は、前半の一周期を指定し、スイッチ17B(12,22,3
2,42,52)は後半の一周期を指定するスイッチである。
ここで、スイッチ17A,17B内のスイッチに書かれている
番号のうち10番台は、第4図(1)に示される波形、20
番台は、第4図(2)に示されている波形、30番台は、
第4図(3)に示されている波形、40番台は、第4図
(4)に示されている波形、50番台は、第4図(5)に
示されている波形を表わしている。スイッチ17Cは、前
記前半に指定した波形と、後半に指定した波形を一周期
毎交互に指定するオクターブモジュレーションスイッチ
である。このスイッチ17Cがオフの時は、前記前半に指
定された波形のみが指定される。スイッチ16Aは、スイ
ッチ17で設定された内容をスイッチ16に書込むための書
込スイッチである。
そして第4図は、前記の基本波形の5種類の波形の形状
とデータとを示すものである。また第5図は基本波形の
波形データのデータ構成を示すもので、上位3ビットの
WAVE FORMは第4図の波形に設定された3ビットデー
タ、次の3ビットのOCT.MODULATION WAVEFORMも、第4
図に示す3ビットデータが設定される。次の1ビットデ
ーダはOCT。MODULATION有無を示すデータである。更にL
SBの1ビットは使用されず、無効となる。
第2図に戻って、音量エンベロープメモリ選択SW18、高
調波成分抑止エンベロープメモリ選択SW19、ピッチエン
ベロープメモリ選択スイッチ20は夫々、前記音色RAM4中
の、音量、高調波成分抑止、ピッチの各エンベロープデ
ータを記憶するレジスタを指定するためのスイッチであ
り、而して実際の操作は、先ず音量、高調波成分抑止、
ピッチの各エンベロープのスイッチ18〜19中の何れか1
個を指定し、次に0〜7の8個とステップに対応して夫
々8個づつ設けられているレートバリュー指定スライド
SW21、レベルバリュー指定スライドSW22、サスティンポ
イント指定SW23の各ステップのスイッチを操作し、次に
現在選択中の音量、高調波成分抑止、ピッチの何れかの
エンベロープに対応する書込みSW24または25または26を
オンする。
而して第6図は、前記音量、高調波成分抑止、ピッチの
各エンベロープの波形を示すもので、上述した8個のス
テップに応じてスライドSW21,23の操作により任意に形
成される8個の折線部から成っている。そしてエンベロ
ープの折線部の終端(図中、A点〜H点によって示す)
の高さはレベルバリューで、各レベルバリュー間はレー
トバリュー(折線部の傾き)によって表現される。
第7図は前記エンベロープデータのデータ構成を示すも
ので、図中、A〜Hは第6図のエンベロープ波形の端部
の点A〜Hに対応するデータ記憶部を表わし、各18ビッ
トの容量を有する。そしてその上位8ビット中のMSBは
レートの方向(折線部の傾き方向)を示す1ビットデー
タを記憶し、 の各方向となる。また次の7ビットはレートバリューの
データ、更に下位8ビット中のMSBはサスティン情報を
表わす1ビットデータであり、“1"のときサスティンポ
イントに達したことを示す。“0"のときはサステインポ
イントではないことを示す。そして次の7ビットデータ
はレベルバリューを示す。なお、上述したレートの方向 はレベルバリューの変化から自動的に決定される。
第8図は実際のエンベロープの例を示し、第9図はこの
第8図のエンベロープの実際のデータ例を示す。この例
の場合、点Fがサスティンポイントとなり、次にキーオ
フされるまでこのキーのエンベロープのレベルは一定と
なって発音される。この時、点Gの値は無関係となる。
再び第2図に戻って、音色メモリ選択スイッチ27は、前
記の20種類の音色のデータを記憶する音色RAM4内のレジ
スタ(第3図レジスタ1〜20)を指定するスイッチであ
り、而して前記音色作成モード時においては、現在前記
スイッチ16〜20の任意の組合せ操作によって選択されて
いる音色のデータ(基本波形の波形データ、音量、高調
波成分抑止、ピッチの各エンベロープデータ)に対する
4個の番号が書込みSW28のオン時に前記レジスタ1〜20
に書込まれる。また通常の演奏モードにおいては、音色
メモリ選択SW27の何れか1個をオンするだけで対応する
音色データの4個のポインタが前記レジスタ1〜20から
読出され、次いでこれらポインタに基づいて第3図の音
量エンベロープ1〜10、高調波成分抑止エンベロープ1
〜10、ピッチエンベロープ1〜10、基本波形1〜10の各
レジスタからそのデータが読出されて処理される。
次に第10図により楽音作成部11の具体的構成を説明す
る。図中、30は前記CPU1との間でデータ入出力が行われ
るインターフェイスであり、CPU1はこのインターフェイ
ス30を介し音量エンベロープ発生回路31、高調波成分抑
止エンベロープ発生回路32、ピッチエンベロープ発生回
路33に対し夫々が第7図に示す前記レートバリュー、レ
ベルバリュー等からなるエンベロープデータ(第10図に
図示するように、各データをAMP Ramp、WAVE Ramp、F
req、Rampとも呼ぶ)を供給する。そして各エンベロー
プ回路31,32,33は、前記レートバリューとレベルバリュ
ーとから現在のカレントバリューを計算してそれを夫
々、対応するEXP.(イクスポーネンシャル)ROM34、バ
ンドリミット回路35、周波数ROM36に与える。また前記
カレントバリューがそのときのレートバリューに到達す
ると各エンベロープ回路31,32,33はインターラプト信号
INTを発生し、インターフェイス30を介しCPU1に送出し
て次のステップ0〜7(点A〜H)に対するデータAMP
Ramp、WAVE Ramp、Freq.Rampの出力を要求する(但
し、上述したサスティンポイントの場合はインターラプ
ト信号INTは出力しない)。
Freq、ROM36はピッチエンベロープ回路33からの出力に
応じた周波数情報(位相角情報)FIを発生し、バンドリ
ミット回路35及びフェイズジェネレータ37に与える。こ
のフェイズジェネレータ37は前記位相角情報FIを累算し
てその結果データを割算回路38に与える。またバンドリ
ミット回路35は波形エンベロープ回路32からの出力及び
前記位相角情報に基づき、標本化定理に基づく折返し歪
の発生を防止し、その出力を割算回路38へ与える。更に
この割算回路38には、インターフェイス30、波形発生回
路39を介しCPU1が送出してくる所定の波形種類選択デー
タも与えられる。そして割算回路38は前記フェイズジェ
ネレータ37、バンドリミット回路35、波形発生回路39か
らの各出力に対して割算処理を行い、その結果データに
よってウェイブジェネレータ40をアクセスし、波形デー
タを発生させて乗算回路41に送出させる。なお、前記割
算回路38の具体的構成は、本出願人が既に提案した、例
えば特願昭57−221266の特許出願明細書に記載した実施
回路を利用することができる。
この乗算回路41にはまた、EXP.ROMから読出される制御
データが入力し、したがって前記波形データ及び制御デ
ータを乗算してその結果データを累積回路42に与える。
この累算回路42は8チャンネル分の前記結果データを累
算する毎にその累算データをDACI/F(D−Aコンバータ
インターフェイス)43を介しD−Aコンバータに与える
ので、その結果、合成楽音が前記スピーカ15から放音さ
れることになる。
次に第11図により前記音量、高調波成分抑止、ピッチの
各エンベロープ回路31,32,33の構成を具体的に説明す
る。なお、これら回路31〜33は共に同一構成であるか
ら、第11図の回路は、例えば音量エンベロープ回路31と
する。図中、45は容量8ビットのシフトレジスタを8
段、パラレル接続したシトレジスト群であり、トランス
ファーゲート46を介しCPU1から送られてくるレベルバリ
ューがその1段目にパレルに入力する。なお、シフトレ
ジスタ群45をシフトレジスタを8段パラレルに接続して
構成したのは8チャンネル分の楽音作成系の存在と対応
している。そして後述する他のシフトレジスタ群につい
ても同様である。
シフトレジスタ群45の1段目に入力したレベルバリュー
は次いで後段側にシフトされ8段目から出力し、トラン
スファーゲート47を介し1段目に戻されると共にコンパ
レータ48のB入力端子に与えられる。またトランスフア
ーゲート46はCPU1から送られてくるプリセット信号をイ
ンバータ49を介しそのゲートに印加されて開閉制御さ
れ、またトランスファーゲート47は前記プリセット信号
をゲートに直接印加されて開閉制御される。なお、この
プリセット信号はレベルバリューが送られてくるときに
のみ“0"レベルである。
一方、トランスファーゲート群50にはレートバリューが
トランスファーゲート51を介して入力し、またシフトレ
ジスタ群50から出力されるとトランスファーゲート53を
介しシフトレジスタ群50に戻されると共に、加減算器53
のB入力端子にも与えられる。そしてトランスファーゲ
ート51,52は夫々、前記プリセット信号をインバータ54
を介し、或いは直接にゲートに印加されて開閉制御され
る。
更に、シフトレジスタ群55には自信からの出力データ
(カレントバリュー)がトランスファーゲート56を介し
戻されて入力すると共に加減算器53のA入力端子にも与
える。そして加減算器53の結果データANS1はトランスフ
ァーゲート57を介しシフトレジスタ群55に与えられると
共に、コンパレータ48のA入力端子48にも与えられる。
而して前記加減算器53の制御端子SUBには、シフトレジ
スタ群50から出力するレートバリューのMSBのデータ
(レートの方向を示しているデータ)が減算指令として
入力し、この減算指令が“1"のとき減算を、“0"のとき
加算を行う。またコンパレータ48の制御端子≧には前記
レートバリューのMSBのデータが比較方向選択指令とし
て入力し、而してこの比較方法選択指令が“1"のときに
は、A≦Bならコンパレータ48の比較結果信号ANS2は
“1"、A>Bなら“0"、他方、比較方法選択指令が“0"
のときには、A≧Bなら比較結果信号ANS2は“1"、A<
Bなら“0"となる。そして前記比較結果信号ANS2は、ト
ランスファーゲート56,57に夫々、直接またはインバー
タ58を介してゲートに印加され、開閉制御すると共に、
ナンドゲート59の一端にも与えられる。一方、ナンドゲ
ート59の他端には、シフトレジスタ群45から出力するレ
ベルバリューのMSBのデータ(サスティン情報)が反転
入力されており、而してナンドゲート59の出力は前記イ
ンターラプト信号INTとしてCPU1へ送出される。
次に上記実施例の音色設定操作と演奏時の音色読出し操
作及び各場合の回路動作を説明する。
先ず、電気楽器のパワースイッチのオン後、所定スイッ
チ操作によって音色作成モードを設定する。そしてはじ
めに基本波形のレジスタ1〜10(第3図)に夫々、任意
の基本波形をセットする。
先ず、基本波形メモリ選択スイッチ16の番号1のスイッ
チをオンし、次に基本波形生成部スイッチ17のうち、前
半の数字11〜51のうち選択波形(第4図参照)のスイッ
チ17Aを1個オンする。次に、2周期分の基本波形のう
ち前半と後半を異ったものにしたいときはオクターブス
イッチ17Cをオンし、次いで数字12〜52までのうち前半
と異なるもの(スイッチ17B)をオンし、最後に書込み
スイッチ1Aをオンする。他方、前半のみの波形を指定す
るのであればこのオクターブスイッチ17cのスイッチ操
作は行わない。
スイッチ16の番号2〜10についても同様にして任意の基
本波形を設定し、対応するレジスタにセットする。
次に音量エンベロープを第3図のレジスタ1〜10にプリ
セットする。この場合、先ず、スイッチ18の番号1をオ
ンし、またレートバリュー指定スライドSW21、レベルバ
リュー指定スライドSW22、サスティンポイント指定SW23
を所望の状態にセットし、次いで書込みSW24をオンする
とレジスタ1にその音量エンベロープのデータがセット
される。
音量エンベロープのレジスタ2〜10についても全く同様
である。また高調波成分抑止エンベロープ、ピッチエン
ベロープについても、夫々では書込みスイッチ25または
26を操作するほかは全く同一操作で各エンベロープデー
タがセットされる。
なお、第12図はこのようにしてプリセットされる音量、
高調波成分抑止、ピッチのエンベロープの様子を示して
いる。
以上のようにして基本波形と、音量、高調波成分抑止、
ピッチの各エンベロープとが音色RAM4内の対応するレジ
スタ(第3図)にプリセットさせると、次に音色メモリ
(第3図のレジスタ1〜20)の各レジスタに対し、前記
基本波形、音量、高調波成分抑止、ピッチの各エンベロ
ープのポインタをセットする。この場合、先ず、音色メ
モリ選択SW27の番号1をオンし、スイッチ16の例えば番
号5、スイッチ18の番号1、スイッチ19の番号3、スイ
ッチ20を番号7を夫々オンしたのち、書込みSW28をオン
する。したがって音色メモリ4内の音色レジスタの1
に、ポインタ5,1,3,7がプリセットされる。
音色レジスタ2〜20についても全く同様にして所望のポ
インタをプリセットする。
以上のようにして音色レジスタ1〜20にプリセット操作
が終ると、以後は通常演奏操作が可能になる。即ち、演
奏開始前に予め、スイッチ27の1〜20のうち所望の音色
のスイッチを1個オンしておく。そして演奏を開始する
と鍵盤6の鍵出力がインターフェイス5、バスラインBU
Sを介しCPU1に供給されて操作キーは所定チャンネルを
割当てられ、楽音生成指令が楽音作成部11へ供給され
る。また音色レジスタ部13は現在設定中の音色データが
セットされる。その結果、楽音作成部11では設定された
音色にて楽音が作成され、スピーカから放音される。
又、演奏時には端にスイッチ27を切換え操作するだけで
簡単に音色変更が行える。
なお、上記実施例では、スイッチ16〜23により任意に設
定した音色データをスイッチ27,28の操作により一旦音
色RAM4へ記憶させたが、この音色RAM4、スイッチ27,28
を除いてスイッチ16,21〜23の設定だけで直ちに任意の
音色が得られるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本願発明によれば、楽音の各特性に
付与されるエンベロープデータを予め記憶された複数個
のエンベロープデータの中から選択できるようにするこ
とにより、各楽音の特性の時間的変化が夫々異なる複雑
な楽音が極めて簡単に作成することができる。
またこの各特性毎に選択されたエンベロープデータを1
組として読み出す指定データを複数種予め記憶でき、こ
の記憶された指定データのいずれかを選択してその指定
データに対応した各特性毎のエンベロープデータを一度
に読み出すことにより、異なる種々の楽音を素速く簡単
に生成することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の全体回路
図、第2図はキー入力部8のスイッチ構成図、第3図は
音色RAM4のメモリ構成図、第4図は基本波形の波形図、
第5図は基本波形の波形データのデータ構成図、第6図
はエンベロープ波形図、第7図はそのデータ構成図、第
8図はエンベロープ波形の具体例を示す図、第9図はそ
のデータ内容図、第10図はその楽音作成部11の具体的回
路図、第11図はエンベロープ回路の回路図である。 1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……音色RAM、6
……鍵盤、8……スイッチ入力部、10……レジスタ部、
11……楽音作成部、14……アンプ、15……スピーカ、16
……基本波形メモリ選択スイッチ、16A,24,25,26,28…
…書込みスイッチ、17……スイッチ、18……音量エンベ
ロープメモリ選択スイッチ、19……波形エンベロープメ
モリ選択スイッチ、20……ビッチエンベロープメモリ選
択スイッチ、21……レートバリュー指定スライドスイッ
チ、22……レベルバリュー指定スライドスイッチ、23…
…サスティンポイント指定スイッチ、27……音色メモリ
選択スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種ある楽音の特性毎に複数種類のエン
    ベロープデータを記憶したエンベロープデータ記憶手段
    と、 このエンベロープデータ記憶手段に記憶されているエン
    ベロープデータを上記楽音の特性毎に少なくとも1個ず
    つ選択する第1の選択手段と、 この第1の選択手段にて選択された各特性毎のエンベロ
    ープデータを1個ずつ組合せた1組のエンベロープデー
    タを複数組生成し、このエンベロープデータの各組を夫
    々指定するための複数の指定データを記憶する指定デー
    タ記憶手段と、 この指定データ記憶手段に記憶された指定データの中か
    ら所望の指定データを選択する第2の選択手段と、 演奏操作に応答してこの第2の選択手段にて選択された
    指定データに対応する各特性毎のエンベロープデータを
    上記エンベロープデータ記憶手段から読み出す読み出し
    手段と、 演奏操作により音高データを出力する音高データ出力手
    段と、 この音高データ出力手段からの音高データと上記読み出
    し手段にて読み出された各特性毎のエンベロープデータ
    とに基づき各特性毎にエンベロープ制御された楽音信号
    の発生を指示する楽音生成指示手段と、 を有することを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】上記データ記憶手段は、楽音の音量を制御
    する音量エンベロープデータ、楽音の音高を制御するピ
    ッチエンベロープデータおよび楽音の高調波成分を制御
    する高調波制御エンベロープデータを夫々複数個記憶可
    能であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    電子楽器。
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