JP2003266362A - 脚式移動ロボットの足及び脚式移動ロボット - Google Patents

脚式移動ロボットの足及び脚式移動ロボット

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JP2003266362A JP2002073198A JP2002073198A JP2003266362A JP 2003266362 A JP2003266362 A JP 2003266362A JP 2002073198 A JP2002073198 A JP 2002073198A JP 2002073198 A JP2002073198 A JP 2002073198A JP 2003266362 A JP2003266362 A JP 2003266362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 力センサのキャリブレーションのための予圧
調整作業を不要とする。 【解決手段】 足甲部材1010と足底部材1020の
間に、これらを離反するように付勢するコイルバネ11
60を介装し、足底部材1120が路面に接地していな
いときには、センサ押圧部材1027が力センサ101
6から離間し、足底部材1020が路面に接地したとき
には、センサ押圧部材1027が力センサ1016に圧
接するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の可動脚を備
えた脚式移動ロボットに関し、特に、該可動脚の先端部
に設けられ、歩行動作に伴い床面に当接される足の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人や猿などの2足直立歩行を行う
動物を模した脚式移動ロボットに関する研究開発が進展
し、実用化への期待も高まってきている。2足直立によ
る脚式移動ロボットは、クローラ式や4足又は6足式の
ロボットなどに比べて不安定であり、姿勢制御や歩行制
御が複雑になるが、作業経路上に凹凸のある歩行面(不
整地や障害物など)、あるいは階段やはしごなど不連続
な歩行面に対応することができるなど、柔軟な移動作業
を実現できるという点で優れている。
【0003】人間の作業空間や居住空間のほとんどは、
2足による直立歩行という人間が持つ身体メカニズムや
行動様式に合わせて形成されている。言い換えれば、人
間の住空間は、車輪その他の駆動装置を移動手段とした
現状の機械システムが移動するにはあまりに多くの障壁
が存在する。機械システム、すなわちロボットが様々な
人的作業を支援又は代行し、さらに人間の住空間に深く
浸透していくためには、ロボットの移動可能範囲が人間
のそれとほぼ同じであることが好ましい。これが、脚式
移動ロボットの実用化が大いに期待されている所以であ
る。人間型の形態を有していることは、ロボットが人間
の住環境との親和性を高める上で必須であると言える。
【0004】2足歩行による脚式移動を行うタイプのロ
ボットについての姿勢制御や安定歩行に関する技術は既
に数多く提案されている。その中の多くは、ZMP(Z
ero Moment Point)を歩行の安定度判
別の規範として用いている。ZMPによる安定度判別規
範は、歩行系から路面には重力と慣性力並びにこれらの
モーメントが作用し、これらと路面から歩行系への反作
用としての床反力及び床反力モーメントとがバランスす
るというダランベールの原理に基づく。力学的推論の帰
結として、足裏の接地点と路面の形成する支持多角形の
辺上あるいはその内側にピッチ及びロール軸モーメント
が零となる点が存在し、この点をZMPと言う。
【0005】ZMP規範に基づく2足歩行制御には、足
底着地点を予め決定でき、路面形状に応じた足先の運動
学的拘束条件を考慮し易いなどの利点がある。また、Z
MPを安定度判別規範とすることは、力ではなく軌道を
運動制御上の目標値として扱うことを意味するので、技
術的に実現性が高まる。なお、ZMPの概念並びにZM
Pを歩行ロボットの安定度判別規範に適用する点につい
ては、MiomirVukobratovic著”LE
GGED LOCOMOTION ROBOTS”(加
藤一郎外著『歩行ロボットと人工の足』(日刊工業新聞
社))に記載されている。
【0006】ZMPを安定判別規範としてロボットの運
動制御を行う場合、実際のZMPを測定することは非常
に有効である。このため、ロボットの可動脚の先端部に
設けられる足部には、力センサなどのZMP検出用の複
数のセンサが配設されている。これらのセンサの検出値
は、A/D変換されてロボット本体に設けられる主制御
部に取り込まれ、主制御部によって、これらの検出値に
基づいて実際のZMPが算出され、ロボットの歩行動作
を含む各部の制御に供される。
【0007】ZMP検出用センサの設置位置としては、
例えば、足部が足甲部材と該足甲部材に遊動可能に取り
付けられる足底部材からなる二重構造を採用した場合に
は、該足甲部材と該足底部材との間に予圧された状態で
介装されるのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
足部の構造によると、足甲部材と足底部材の間に予圧し
た状態でZMP検出用センサが設けられているため、各
センサのキャリブレーション(ゼロ点調整)は、各セン
サへ作用する予圧を各センサの検出範囲内の適宜な値と
なるように与えた状態で実施する必要があり、その作業
が容易ではないという問題があった。
【0009】また、足底部材を交換する場合には、その
都度、上記の作業を行う必要があり、交換に伴う作業が
煩雑であり、その工数が多いという問題があった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、力センサのキャリ
ブレーションのための予圧調整作業を不要とし、該セン
サの検出値の高精度化を図るとともに、足底部材の交換
に伴う作業負担を軽減することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の観点に係る脚式移動ロボットの足は、
可動脚を備えた脚式移動ロボットの足において、前記可
動脚の先端部に取り付けられる足甲部材と、前記足甲部
材に着脱自在に取り付けられる足底部材と、前記足甲部
材及び前記足底部材の一方に設けられた複数の力センサ
と、前記足甲部材及び前記足底部材の他方に前記力セン
サのそれぞれに対応して設けられたセンサ押圧部材と、
前記足底部材が路面に接地していないときには、前記セ
ンサ押圧部材が前記力センサから離間し、該足底部材が
接地したときには、該センサ押圧部材が該力センサに圧
接するように 該足甲部材と該足底部材とが互いに離反
するように付勢する、該足甲部材と該足底部材の間に介
装された付勢部材とを備えたことを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するための本発明の第2の
観点に係る脚式移動ロボットは、上述した本発明の第1
の観点に係る足を備えて構成される。
【0013】本発明によると、足底部材が路面に接地し
ていない場合には、力センサからセンサ押圧部材を離間
させた状態、即ち、予圧しない状態とし、足底部材が路
面に接地した場合に力センサにセンサ押圧部材を圧接さ
せるようにしたので、従来のように力センサを予圧して
いたことにより生じていた各力センサの予圧調整に伴う
作業の必要がなくなる。
【0014】また、各力センサのキャリブレーション
は、力センサからセンサ押圧部材を離間させた状態、即
ち、遊脚時に実施することができるので、比較的に短い
間隔でキャリブレーションを実施することができ、セン
サの検出値の信頼性を向上することができる。さらに、
各力センサのZ軸方向(足裏面に対して直交する方向)
の相対位置関係さえ正確に設定しておけば、足底部材の
交換時には、足底部材と当該力センサの相対位置関係を
従来ほど厳密に調整する必要がなく、足底部材の交換を
容易に実施することができるようになる。加えて、足底
部材からの衝撃が直ちに力センサに伝達されることがな
いので、耐衝撃性も向上することができる。
【0015】本発明において、特に限定されないが、前
記足甲部材に前記力センサを、前記足底部材に前記セン
サ押圧部材を設けることが望ましい。当該センサを足底
部材に設けた場合には、足底部材の交換時に信号線等の
配線接続作業が必要となるが、当該センサを足甲部材側
に設けることにより、そのような配線接続作業が不要と
なり、交換に伴う作業を容易化できるからである。ま
た、足底部材を足甲部材に対して相対移動できるように
構成した場合には、当該配線の破損や当該配線による足
底部材の移動の障害となることも無くすことができるか
らである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0017】図1及び図2は、本発明の実施に供される
「人間型」の脚式移動ロボット100が直立している様
子を前方(図1)及び後方(図2)の各々から眺望した
様子を示している。図示の通り、脚式移動ロボット10
0は、脚式移動を行う可動脚としての左右2足の下肢1
10と、体幹部120と、左右の上肢130と、頭部1
40とで構成される。
【0018】左右各々の下肢110は、大腿部111
と、膝関節112と、頸部113と、足首114と、足
部150とで構成され、股関節115によって体幹部1
20の略最下端にて連結されている。また、左右各々の
上肢130は、上腕131と、肘関節132と、前腕1
33とで構成され、肩関節134によって体幹部120
の上方の左右各側縁にて連結されている。また、頭部1
40は、首関節141によって体幹部120の略最上端
中央に連結されている。
【0019】なお、以下では、説明の便宜上、足部15
0の説明において、足部150の裏面の路面(床面)に
当接する部分を含んで構成される面をX−Y平面とし、
該X−Y平面内において、ロボットの前後方向をX軸と
し、ロボットの左右方向をY軸とし、これらに直交する
方向をZ軸として説明する。
【0020】各関節には、アクチュエータが配設されて
いる。該アクチュエータの駆動によってロボットの動作
は実現される。装置の外観上で余分な膨らみを排してヒ
トの自然形状に近似させることや、2足歩行という不安
定構造体に対して姿勢制御を行うなどの種々の要請か
ら、関節アクチュエータは小型且つ軽量であることが好
ましい。このため、本実施の形態では、ギア直結型で且
つサーボ制御系をワンチップ化してモータ・ユニットに
内臓したタイプの小型ACサーボ・アクチュエータを搭
載することとした。なお、脚式ロボットに適用可能な小
型ACサーボ・アクチュエータに関しては、例えば本出
願人に既に譲渡されている特願平11−3386号明細
書に開示されている。
【0021】体幹部120の内部には、図1及び図2上
では見えていない主制御ユニットや電源回路その他の周
辺機器類が搭載されている。
【0022】図3は、脚式移動ロボット100の制御シ
ステムの構成の概略を示している。主制御ユニット(制
御手段)300は、CPU(Central Proc
essing Unit)301と、RAM(Rand
om Access Memory)302と、動作パ
ターンなどが格納されているROM(Read Onl
y Memory)303と、脚式移動ロボット100
に搭載される各種センサ306の出力としてのアナログ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器305を備
えて構成され、これらはバス304を介して相互に接続
されている。
【0023】CPU301は、ROM303に蓄えられ
ている情報や各種センサ306の出力に基づいて、脚式
移動ロボット100の動作を生成し、各関節に配置され
たACサーボ・アクチュエータ307への指令値を決定
する。
【0024】また、これらのACサーボ・アクチュエー
タ307は、バス304を介して主制御ユニット300
に接続され、CPU301で計算された各関節に対する
指令値を受け取ることが可能となっている。ACサーボ
・アクチュエータ307は、この指令値に従って作動さ
れ、脚式移動ロボット100の歩行動作を含む各種の動
作が実現される。
【0025】次に、足部150の構造について説明す
る。図4は本発明の実施の形態の足部の構造を示す断面
図、図5は足甲部材の底面図である。足部150は、左
右各々の下肢110の足首114にそれぞれ連結される
足甲部材1010及び路面に直接接地される足底部材1
020を備えて構成され、足底部材1020を足甲部材
1010に遊動可能に取り付けた二重構造となってい
る。
【0026】足甲部材1010はその下面が開口された
略矩形箱状の部材であり、略矩形板状の天板部1011
及びその周囲に沿って一体的に立設された側板部101
2を有している。天板部1011の上面には足首114
に連結するための連結部1013が一体的に設けられて
いる。天板部1011には、足底部材1020を取り付
けるためのネジ穴(本例では4つ)1014が形成され
ている。各側板部1012の外面の境界部分はR面(円
弧面)又は滑らかな曲面となっている。
【0027】足甲部材1010の足首114への取り付
けは、足甲部材1010を該足首114にネジ、その他
の固定手段を用いて固定し、あるいは図示は省略する
が、連結機構を介して着脱自在となるように取り付ける
ようにしてもよい。足甲部材1010の天板部1011
の下面の略中央には電気回路基板1100が複数の支持
部材1110を介して取り付けられている。
【0028】足甲部材1010の天板部1011の下面
にはその四隅近傍にそれぞれ凸状のセンサ用台座部10
15が一体的に形成されており、該センサ用台座部10
15の先端部には、ZMPを算出するためのZ軸方向の
圧力を検出する複数の力センサ(例えば、ロードセル)
1016が配設されている。これらの力センサ1016
は、それぞれ金属ダイヤフラムと4つの歪ゲージからな
り、4つの歪ゲージでブリッジ回路を形成し、該歪ゲー
ジを金属ダイヤフラムに貼着して構成される。但し、力
センサ1016はこのような構成のものに限定されず、
他の構成のものを採用してもよい。力センサ1016と
して、本実施の形態では、予圧無しでも、所望の精度で
圧力を検出できるタイプのものを採用している。
【0029】電気回路基板1100上には、力センサ1
016への給電及び力センサ1016からの信号を伝送
するためのケーブル(ここでは、フレキシブル・ケーブ
ル)1130が接続されている。力センサ1016と電
気回路基板1100とをフレキシブルケーブル1130
で接続するのは、力センサ1016にケーブル・テンシ
ョンによる不要が力が作用することを防止するためであ
る。また、電気回路基板1100上には、演算処理手段
(CPU、ROM、RAM等)1120、X軸方向及び
Y軸方向の加速度を検出するための加速度センサ114
0等も搭載されている。この加速度センサ1140の出
力は、路面の重力方向に対する傾きの検出、路面の凹凸
などによる躓きの検出に利用される。
【0030】足底部材1020は、略矩形板状の部材か
らなる足底本体1021の下面に、同じく略矩形板状の
部材からなる接地部材1022が貼着ないしネジ等を用
いて一体的に取り付けられた二重構造となっている。
【0031】足底本体1021の外形は、足甲部材10
10の側板部1012の開口側の外形状と略同一の形状
となっている。足底本体1021の上面には、足甲部材
1010に取り付けるため、天板部1011に形成され
たネジ穴1014のそれぞれに対応して上側に凸状の固
定用突起部1024が形成されている。固定用突起部1
024の下側は、その先端部にネジ山を有する段付きボ
ルト1150を下側から挿入するため、円柱状に陥没さ
れた凹部1025となっている。各固定用突起部102
4の先端部の中央には上下に貫通する貫通穴1026が
それぞれ形成されている。また、足甲部材1010の天
板部1011のセンサ用台座部1015に設けられた力
センサ1016にそれぞれ対応する位置には、該力セン
サ1016に接離自在に圧接ないし当接するセンサ押圧
用台座部(センサ押圧部材)1027がそれぞれ一体的
に形成されている。
【0032】接地部材1022は、足底本体1021の
外形と略同一の形状を有しており、足底本体1021の
凹部1025に対応して貫通穴1028がそれぞれ形成
されている。接地部材1022は、足部150の路面へ
の接地時にその衝撃を緩和するため、例えば、弾性ゴム
シートから形成される。接地部材1022の材料として
は、路面状況対応性の観点から、ゴムシート以外に、金
属やプラスチック、その他、各種のものを採用すること
ができ、その下面(接地面)の形状も路面状況対応性の
観点から、溝を形成したものや土踏まずを形成したもの
を採用することができる。この接地部材1022の材質
や接地面の形状を適宜に変更・選択することにより、各
種の路面状況にそれぞれ対応した各種の足底部材102
0を構成することができる。
【0033】足底部材1020の凹部1025及び貫通
穴1026に、段付きボルト1150を下側から挿入
し、該段付きボルト1150がその内側に貫通するよう
に、コイルバネ1160を装着し、段付きボルト115
0の先端のネジ山を天板部1011のネジ穴1014に
限界(段差面)までねじ込むことにより、足底部材10
20を足甲部材1010に装着することができる。な
お、凹部1025の天井部分と段付きボルト1150の
頭部との間に、円筒状の例えば弾性ゴム又はコイルバネ
等からなる緩衝部材(不図示)を介装してもよい。
【0034】このような構成の足部がロボットの脚の足
首に取り付けられた状態で、歩行動作を開始すると、遊
脚時、即ち、足部が路面から離間して、足底部材102
0に路面からの力が作用していない状態では、コイルバ
ネ1160の付勢力によって、足底部材1020は足甲
部材1010に対して、段付きボルト1150によって
規定されるストローク限界まで離間された状態となって
おり、天板部1011の下面に設けられたセンサ用台座
部1015に取り付けられた力センサ1016と、足底
本体1020に設けられたセンサ押圧用台座部1027
の先端面とは、所定のギャップを保って対峙している。
このギャップは、例えば、0.7mm程度に設定され
る。
【0035】接地時、即ち、足部が路面に接地して、足
底部材1020に路面からの力が作用している状態で
は、足底部材1020はコイルバネ1160の付勢力に
抗して、足甲部材1010に接近し、天板部1011の
下面に設けられたセンサ用台座部1015に取り付けら
れた力センサ1016に、足底本体1020に設けられ
たセンサ押圧用台座部1027の先端面が圧接し、各力
センサ1016に路面からの圧力が伝達される。力セン
サ1016の出力はケーブル1130を介して電気回路
基板1100上の演算処理手段1120に送られ、必要
な処理が施された後に、ロボット本体の主制御ユニット
300に伝送され、ZMPの算出処理が実行される。な
お、ロボット本体の主制御ユニット300の処理負担を
軽減するため、足部の演算処理手段1120によってZ
MPを算出した後に、ロボット本体の主制御ユニット3
00に伝送するようにしてもよい。
【0036】本実施の形態によると、ZMP検出用の力
センサ1016として予圧が不要なタイプのものを採用
し、足底部材1020が路面に接地していない場合に
は、力センサ1016からセンサ押圧用台座部1027
を離間させた状態、即ち、予圧しない状態とし、足底部
材1020が路面に接地した場合に力センサ1016に
センサ押圧用台座部1027を圧接させるようにしたの
で、予圧の調整を実施する必要が全く無くなる。また、
足底部材1020を足甲部材1010から離反させるよ
うに付勢するコイルバネ1160を足甲部材1010と
足底部材1020の間に介装したので、足底部材102
0の振動の発生が少なく、騒音の発生を低減することが
できる。さらに、各力センサ1016のキャリブレーシ
ョンは、足底部材1020に外力が作用していない状態
で行う得るので、歩行動作に伴う遊脚時にキャリブレー
ションを実施することができ、常に正確な検出値を得る
ことができるようになる。
【0037】また、足底部材1020の交換は、段付き
ボルト1150を取り外すことにより容易に行うことが
でき、組立時には、段付きボルト1150を螺合の限界
までねじ込むことにより、足底部材1020を足甲部材
1010に対して所定の位置関係に容易に設定すること
ができ、その交換作業が極めて容易である。
【0038】また、遊脚時に力センサ1016から足底
部材1010が離間しているので、足底部材1020に
何らかの衝撃が加わった場合であっても、この衝撃が力
センサ1016に伝達されることが少なくなり、力セン
サ1016の破損等も少なくすることができる。
【0039】以上説明した実施形態は、本発明の理解を
容易にするために記載されたものであって、本発明を限
定するために記載されたものではない。従って、上記の
実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に
属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、力センサのキャリブレ
ーションのための予圧調整作業が不要になるとともに、
該センサの検出値の高精度化を図ることができるという
効果がある。また、足底部材の交換に伴う作業負担を軽
減することもできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る脚式移動ロボット
の斜め前方から見た斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る脚式移動ロボット
の斜め後方から見た斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る脚式移動ロボット
の制御系の構成を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態の足部の構成を示す側断
面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の足部の足甲部材の底面
図である。
【符号の説明】
150…足部(足) 300…主制御ユニット 1010…足甲部材 1016…力センサ 1020…足底部材 1027…センサ押圧用台座部 1100…電気回路基板 1150…段付きボルト、 1160…コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C150 BA08 CA01 CA04 DA04 DA24 DA26 DA27 DA28 EB01 EC03 EC15 EC16 EC19 EC25 EC29 ED10 ED42 ED52 EF07 EF09 EF16 EF17 EF22 EF23 EF33 EF36 3C007 AS36 CS08 HT36 KS34 KX12 WA03 WA13 WB07 WC23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動脚を備えた脚式移動ロボットの足に
    おいて、 前記可動脚の先端部に取り付けられる足甲部材と、 前記足甲部材に着脱自在に取り付けられる足底部材と、 前記足甲部材及び前記足底部材の一方に設けられた複数
    の力センサと、 前記足甲部材及び前記足底部材の他方に前記力センサの
    それぞれに対応して設けられたセンサ押圧部材と、 前記足底部材が路面に接地していないときには、前記セ
    ンサ押圧部材が前記力センサから離間し、該足底部材が
    接地したときには、該センサ押圧部材が該力センサに圧
    接するように 該足甲部材と該足底部材とが互いに離反
    するように付勢する、該足甲部材と該足底部材の間に介
    装された付勢部材とを備えたことを特徴とする脚式移動
    ロボットの足。
  2. 【請求項2】 前記足甲部材に前記力センサを、前記足
    底部材に前記センサ押圧部材を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の脚式移動ロボットの足。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の足を備えたこと
    を特徴とする脚式移動ロボット。
JP2002073198A 2002-03-15 2002-03-15 脚式移動ロボットの足及び脚式移動ロボット Expired - Fee Related JP4078857B2 (ja)

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