WO2001035429A1 - Piece electrique et systeme d'arret d'urgence et dispositif de communication comportant cette piece - Google Patents

Description

明 細 書 電気部品及びこれを備えた非常停止システム並びに通信装置 技術分野

この発明は、 複数の機能部材を結合して成る電気部品及びこれを備えた非常停 止システム並びに通信装置に関する。 背景技術

従来、 2本のバスラインを用いて電圧信号による通信信号を送受信するバス方 式ネッ トワーク等に使用される電気部品として、 例えば第 6 3図に示すスィ ツチ 装置がある。 スィ ッチ装置 1は、 押圧部 2、 操作軸 3、 アダプタ 4、 通信機能内 蔵型コンタク ト 5を有している。

ここで、 押圧部 2は、 操作者からの操作を受け付ける。 そして、 操作者は、 押 圧部 2を矢印 Y 1方向に押し込むことによって、 コンタク ト 5の状態を切り換え ることができる。 このとき操作軸 3は、 押圧部 2の動きに連動して、 その位置を 移動させる。

次に、 通信機能内蔵型コンタク ト 5は、 接点を切り換える際のスィ ッチとなる スィ ッチ部 7を有している。 .このスィ ヅチ部 7は、 操作軸 3の動きに連動して動 作する。 つまり、 操作者が押圧部 2を矢印 Y 1方向に押圧すると、 操作軸 3が矢 印 Y 2方向にスライ ドし、 それよつてコンタク ト 5のスィ ッチ部 7が矢印 Y 3方 向に押し込まれ、 スィ ッチ装置 1の状態が切り換わる。 これにより、 通信機能内 蔵型コンタク ト 5は通信信号を出力する。

また、 アダプタ 4は、 1つのコンタク ト取り付け部 9を有している。 このコン 夕ク ト取り付け部 9には、 1つのコンタク トを取り付けることができる。

ところで、 スィ ツチ装置 1の通信機能内蔵型コン夕ク ト 5を利用してバスライ ン B Lを有するネッ トワークと接続した接続図を第 6 4図に示す。 通信機能内蔵 型コンタク ト 5は、 バスライン B Lを通じて、 C P U 1 5と接続されている。 C P U 1 5は通信機能内蔵型コンタク ト 5が発する情報通信信号を受け取ることが できる。

通信機能内蔵型コンタク ト 5は、 操作者の操作に応じて、 オンまたはオフの信 号を出力する。 C P U 1 5はこの信号を受け取り、 他の C P U 1 7を介してモー 夕一 M 1の動作を制御する。

このような構成のスィ ツチ装置 1には、 以下に示すような問題点がある。 即ち 、 通信機能内蔵型コンタク ト 5を備えるスィ ツチ装置 1 をバス方式ネッ トワーク に接続することによって、 バス方式ネッ トワークに接続されている装置等と同様 に各スィ ツチ装置の状態を統合的に管理することができる。

しかし、 上記したスィ ッチ装置 1では、 操作者の操作を目的とする装置等に直 接的に伝えることができない。 つまり、 通信機能内蔵コンタク ト 5では、 操作者 が押しボタン 1 1 を操作すると、 それに対応した情報が通信機能内蔵型コン夕ク ト 5に接続されている C P U 1 5に送信される。 そして、 その C P U 1 5から装 置等に命令が発せられることになる。

このとき、 C P U 1 5が異常により動作不能となっていた場合には、 操作者の 操作は全く 目的とする装置に伝達されない。 特に、 非常停止等の緊急時に、 装置 への電力供給を遮断しなければならない場合が問題となる。

一方、 第 6 3図に示した通信機能内蔵型コンタク ト 5を有するスィ ツチ装置 1 を利用するのではなく、 通信機能を内蔵しないスィ ツチ装置を利用することも考 えられるが、 このスィ ッチ装置を複数個配電盤に配設した場合、 配電盤の裏面の 配線状態は第 6 5図に示すようになり、 各スィ ツチ装置を接続するための配線が 大量かつ複雑になるという問題が生じる。

更に、 一般のバス方式ネッ トワークでは、 上記したバスライン B L (第 6 4図 参照） して 2本のバスライン （+ Vラインと 0 Vライン） を用いて電圧信号に よる通信信号の送受信が行われるが、 このようなバス方式ネッ トワークにおける 通信機能内蔵型コンタク ト 5を備えたスィ ツチ装置 1の接続は、 例えば第 6 6図 に示すように成される。

即ち、 第 6 6図に示すように、 スイ ッチ装置 1は、 回路的には通信機能内蔵型 コンタク ト （以下、 通信コンタク 卜と称する） 5、 及びスィ ツチ部 2 1により構 成され、 通信コンタク ト 5は入力インタ一フェイス （以下、 インターフェイスを I / Fと称する） 2 2を内蔵した通信用集積回路から成り、 正電位 + Vのバスラ イン B 1に通信コンタク ト 5の正電源端子 V i nが接続され、 基準電位 0 Vのバ スライン B 2にゼロボルト端子 Z及び接地端子 G N Dが接続されると共に、 これ ら両バスライン: B l、 B 2に通信装置 1の伝送端子 I N P、 I N Mが接続され、 通信装置 1により、 両バスライン B l、 B 2に重畳された電圧信号による通信信 号の送受信が行われる。

ところで、 入力 I / F 2 2の入力端子 D i nにはスィ ツチ手段 2 1が接続され 、 このスィ ッチ部 2 1 を操作することにより、 入力 I Z F 2 2の入力端子 D i n のレベルが切り換わって通信コンタク ト 5の動作モードが切り換わる。 そして、 このスィ ヅチ部 2 1には、 従来、 有接点構造のスィ ツチ 2 1 aが用いられるが、 オン、 オフ操作の際のチャタ リングを防止するために、 スィ ッチ 2 l aに並列に 大容量のコンデンサ 2 1 bが接続され、 これらスィ ッチ 2 1 a及びコンデンサ 2 1 bによりスイ ッチ部 2 1が構成される。 尚、 2 3は入力 I / F 2の入力端子 D i nのプルアツブ抵抗である。

しかしながら、 スィ ツチ部 2 1を有接点構造のスィ ツチ 2 1 aにより構成する と、 スィ ッチの安定動作を確保するために大電流を通流する必要があり、 発熱量 が増大して部品の劣化や信頼性の低下を招くおそれがある。 特に、 スィ ッチ部 2 1 を集合配置するような場合には、 十分な放熱スペースを確保することができず に、 発熱量がいっそう増大する。 しかも、 電流値が大きいことから、 消費電力も 大きくなるという問題がある。 更に、 チヤタリング防止用のコンデンサ 2 1 bを 設けていることから、 スィ ッチ部 2 1の大型化を招く という問題もある。

また、 両バスライン B l、 B 2を介して通信装置 1の伝送端子 I N P、 I N M に侵入するサージノイズを除去するために、 従来、 第 6 6図に示すように、 両伝 送端子 I N P、 I N M間にサージ吸収用のツエナ一ダイオード 2 5が接続される ところで、 このようなバス型ネッ トワークにおける通信コンタク ト 5は、 伝送 ラインに対してすべて並列に接続され、 これら複数の通信コンタク ト 5間で通信 信号である電圧信号による高速通信を行うには、 通信コンタク ト 5を含む伝送路 の容量を小さくする必要がある。 しかも、 ネッ トワークにできるだけ多くの通信 装置を接続するためには、 スィ ッチ装置 1の両伝送端子 I N P、 I N M間の容量 をできるだけ小さくするのが好ましい。

しかし、 1個のツエナ一ダイオード 2 5では、 両伝送端子 I N P、 I N M間の 小容量化を図るには限界があり、 1個のツエナ一ダイオード 2 5により、 通信コ ン夕ク ト 5を含む伝送路の容量を十分に小さくすることは不可能であった。 一方、 バス型ネッ トワークにおける複数の通信コンタク ト 5間の通信信号であ る電圧信号波形を正しく送受信するには、 通信コンタク ト 5のィンピ一ダンスを 大きく して伝送路全体のィンピーダンスを大きく保つ必要があり、 このように通 信コンタク ト 5のインピーダンスを大きくする手段としてコイルが用いられてい る。 特に、 コス トの観点から、 従来、 閉磁路型に比べて安価な開磁路型のコイル が採用されている。

そして、 閧磁路型コイルは中空ポビンに巻線が卷回されて形成され、 例えば第 6 7図、 第 6 8図に示すように、 この開磁路型コイル 2 7は、 通信コンタク ト 5 を内蔵するスィ ツチ装置 1の装置本体 2 8、 2 9のほぼ中央部に配設されること が多く、 この場合、 装置本体 2 8、 2 9の長尺方向に直交する方向に対してコィ ル 2 7の中心軸が平行になるようにコイル 2 7が配設される。

しかし、 このように装置本体 2 8、 2 9のほぼ中央部にコイル 2 7を配設する と、 通信コンタク ト 5を内蔵した複数のスィ ッチ装置 1 を並設した場合に、 第 6 7図及び第 6 8図に示すように、 コイル 2 7の向き （第 6 8図及び第 6 9図中の 矢印が磁束の方向） によっては、 隣接するコイル 2 7の発生磁束が干渉して互い に打ち消しあい、 ィンダク夕ンスが減少してしまう。

そのため、 隣接するコイル 2 7の発生磁束が干渉しない程度に、 通信コンタク ト 5をできるだけ離して各スィ ヅチ装置 1 を並設するか、 或.いは第 Ί 0図に示す ように、 隣接するコイル 2 7の発生磁束が干渉しないように、 発生磁束 （第 7 0 図中の矢印） が互いに直交するように隣接するコイル 2 7を配設すべく、 通信コ ンタク ト 5を内蔵した各スィ ツチ装置 1 を設置しなければならず、 いずれにして も設置スペースが大きくなるという問題があった。

この発明は、 ネッ トワークによる統合的な管理を可能としつつ、 省スペース化 を図れ、 しかも操作者の操作等を直接的に対象となる装置等に反映させて確実に 駆動が可能なスィ ツチ装置等の電気部品を提供することを第 1の目的とする。 また、 この発明は、 より安全で確実な動作が得られる非常停止システムを提供 することを第 2の目的とする。

更に、 この発明は、 かかる電気部品を使用した通信装置においてスィ ッチ手段 の長寿命化及び消費電力の低減を図れるようにすることを第 3の目的とする。 また、 この発明は、 通信装置の容量を低減してネッ トワークの伝送路全体の容 量を低下できるようにすることを第 4の目的とする。

更に、 この発明は、 通信装置の大型化を招くことなく通信装置のインピーダン スを大きくできるようにすることを第 5の目的とする。 発明の開示

上記した第 1の目的を達成するために、 本発明にかかる電気部品は、 各々異な る機能を有し所定の入力または/及び出力を行う複数の機能部材を結合して成り 、 前記各機能部材が 1 または 2以上の駆動部材により駆動されることを特徴とし ている。 このとき、 前記機能部材が、 出力を導通または非導通にする直接型機能 部材と、 情報信号を入力または/及び出力する情報入出力型機能部材とを少なく とも含むとよい。

このような構成によれば、 直接型機能部材及び情報入出力型機能部材等の異な る機能を有する複数の機能部材をコンパク トに結合することができ、 設置スぺ一 スを小さくすることができ、 しかも 1つの駆動装置により、 機能の異なる直接型 機能部材及び情報入出力型機能部材等の複数の機能部材を確実に駆動することが できる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記駆動部材が、 操作者の操作を受けてそ の操作を伝達する操作伝達部材を備え、 前記各機能部材が、 前記操作伝達部材か らの操作を受けるように前記操作伝達部材に結合されることを特徴としている。 このような構成によれば、 操作伝達部材により操作者の操作を各機能部材に伝 達することができ、 操作伝達部材により操作に応じて、 各機能部材を所定の出力 状態に切り換えることができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記機能部材が、 前記操作伝達部材の操作 に応じて出力を導通または非導通にする直接型機能部材と、 前記操作伝達部材の 操作に応じた情報信号を入力または/及び出力する情報入出力型機能部材とを少 なく とも含むことを特徴としている。

このような構成によれば、 操作伝達部材により操作に応じて、 直接型機能部材 の出力を導通または非導通にでき、 かつ、 情報入出力型機能部材を情報信号の入 力または/及び出力状態にすることができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記機能部材が、 前記操作伝達部材の操作 に応じて出力を導通または非導通にする直接型機能部材と、 受けた入力に対応し て情報信号を入力または/及び出力する情報入出力型機能部材とを少なく とも含 むことを特徴としている。

このような構成によれば、 操作伝達部材により操作に応じて、 直接型機能部材 の出力を導通または非導通にでき、 かつ、 受けた入力に対応して情報入出力型機 能部材を情報信号の入力または/及び出力状態にすることができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 操作者の操作を受け る操作受け部材と、 前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合部、 及び、 前記機能部材を結合するための標準化された形状を有する対機能部材結合 部を有するアダプタ部材とを備えていることを特徴としている。 このような構成 によれば、 アダプタ部材を介して操作受け部材と機能部材とを結合することがで きる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 操作者からの操作を 直接的に受ける操作部材と、 前記機能部材を結合するための標準化された形状を 有する対機能部材結合部を有する操作接続部材とを備え、 前記操作部材と前記操 作接続部材とが、 操作アダプタ部材により結合されていることを特徴としている 。 このような構成によれば、 操作部材と操作接続部材の接続構造が合わなくても 、 両者を容易に接続することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記駆動部材が、 操作者の操作を受けてそ の操作を伝達する操作伝達部材を備え、 前記操作伝達部材が、 前記操作伝達部材 の操作に応じて出力を導通または非導通にする前記機能部材としての直接型機能 部材、 または、 前記操作伝達部材の操作に応じた情報信号を入力または/及び出 力する前記機能部材としての情報入出力型機能部材の少なくともいずれか一方を 内蔵すると共に、 前記情報入出力型機能部材または前記直接型機能部材の少なく ともいずれか一方が結合可能に構成されており、 前記操作伝達部材に内蔵された 前記直接型機能部材または前記情報入出力型機能部材、 及び、 前記操作伝達部材 に結合された前記情報入出力型機能部材または前記直接型機能部材は、 共に前記 操作を受けて機能するように構成されたことを特徴としている。

このような構成によれば、 直接型機能部材もしくは情報入出力型機能部材の結 合手順を省略することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 操作者の操作を受け る操作受け部材と、 前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合部、 及び、 前記機能部材を結合するための標準化された形状を有する対機能部材結合 部を有するアダプタ部材とを備え、 前記操作伝達部材に内蔵される前記直接型機 能部材または前記情報入出力型機能部材が、 前記アダプタ部材に内蔵されること を特徴としている。

このような構成によれば、 アダプタ部材を使用すると同時に、 直接型機能部材 または情報入出力型機能部材を使用することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記直接型機能部材または前記情報入出力 型機能部材が、 照光部品を備えていることを特徴としている。 このような構成に よれば、 直接型機能部材または情報入出力型機能部材を使用すると同時に、 照光 部品を使用することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材または前記アダプタ部材 が、 照光部品を備えていることを特徴としている。 このような構成によれば、 操 作伝達部材またはアダプタ部材を使用すると同時に、 照光部品を使用することが できる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 制御部からの制御を 受けて照光動作を行う照光部品を備えた前記機能部材を結合可能に構成されてい ることを特徴としている。 このような構成によれば、 制御部からの制御を受けて 照光動作を行う照光部品を備えた機能部材を使用することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 制御部からの制御を 受けて照光動作を行う照光部品を備えた前記機能部材を結合可能に構成され、 前 記照光部品を備えた前記機能部材と前記情報入出力型機能部材とが、 互いに直接 的に電気的接続可能に構成されていることを特徴としている。 このような構成に よれば、 情報入出力型機能部材と照光部品を備えた機能部材とは直接的に電気信 号のやりとりを行うことができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記照光部品が、 低消費電力高輝度型であ ることを特徴としている。 このような構成によれば、 照光部品よる照光を行って も、 消費電力を少なく し、 かつ、 輝度を上げることができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材に、 この操作伝達部材に 与えられた操作に応じた操作を前記機能部材に出力する介在部材が結合可能であ ることを特徴としている。 このような構成によれば、 操作伝達部材に与えられた 操作を、 介在部材を介して機能部材に出力することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記アダプタ部材は、 前記操作伝達部材に 与えられた操作に応じた操作を前記機能部材に出力する介在部材を前記対機能部 材結合部に結合可能に構成されていることを特徴としている。 このような構成に よれば、 アダプタ部材を使用しても、 介在部材を使用することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 前記直接型機能部材 及び前記情報入出力型機能部材を同時に結合可能な複数の結合部を有することを 特徴としている。 このような構成によれば、 結合部により結合される直接型機能 部材の出力を導通または非導通にでき、 かつ、 情報入出力型機能部材を情報信号 の入力または/及び出力状態にすることができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材に結合される前記直接型 機能部材が、 前記操作伝達部材に結合するための対操作伝達部材結合部を備え、 前記情報入出力型機能部材が前記直接型機能部材の前記対操作伝達部材結合部と 互換性のある対操作伝達部材結合部を有することを特徴としている。

このような構成によれば、 操作伝達部材に結合される直接型機能部材に代えて 情報入出力型機能部材を結合することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材に結合される前記情報入 出力型機能部材が、 前記操作伝達部材に結合するための対操作伝達部材結合部を 備え、 前記直接型機能部材が前記情報入出力型機能部材の前記対操作伝達部材結 合部と互換性のある対操作伝達部材結合部を有することを特徴としている。 このような構成によれば、 操作伝達部材に結合される情報入出力型機能部材に 代えて直接型機能部材を結合することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記機能部材が、 前記介在部材から出力さ れる操作を受けるように構成されていることを特徴としている。 このような構成 によれば、 機能部材は、 介在部材を介して操作を受けることができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記介在部材が、 この介在部材が前記操作 伝達部材から受けた操作の操作方向を他の操作方向に変換した後に、 前記機能部 材に対してその操作を出力することを特徴としている。 このような構成によれば 、 操作伝達部材が出力した操作の操作方向を変換して機能部材に出力することが できる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記介在部材が、 この介在部材が前記操作 伝達部材から受けた操作の操作方向のまま、 その操作を前記機能部材に対して出 力することを特徴としている。 このような構成によれば、 操作伝達部材が出力し た操作の操作方向を変換せずに機能部材に出力することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材と前記各機能部材とが、 一体として形成されていることを特徴としている。 このような構成によれば、 よ りコンパク トな電気部品を提供することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 操作者の操作を受け る操作受け部材と、 前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合部、 及び、 前記機能部材を結合するための対機能部材結合部を有するアダプタ部材と 、 前記アダプタ部材の前記対機能部材結合部に結合される対アダプタ部材結合部 を有する機能部材とを備えていることを特徴としている。

このような構成によれば、 操作受け部材と機能部材とを、 アダプタ部材を介し て結合することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記アダプタ部材が、 前記対機能部材結合 部を複数有し、 前記各対機能部材結合部の一部もしくは全部に同時に複数の前記 機能部材を結合可能に構成されていることを特徴としている。 このような構成に よれば、 同時に 1個または複数の機能部材をアダプタ部材の対機能部材結合部に 結合することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 複数の対アダプタ部 材結合部を有し操作者の操作を受ける操作受け部材と、 前記機能部材を結合する ための対機能部材結合部を有し前記各対アダプタ部材結合部の一部もしくは全部 に同時に結合可能に構成されているアダプタ部材とを備えていることを特徴とし ている。

このような構成によれば、 操作受け部材の複数の対アダプタ部材結合部の一部 もしくは全部に、 アダプタ部材を同時に結合することができる。

また、 本発明にかかる電気部品では、 前記機能部材は、 他の前記機能部材を結 合するための対機能部材結合部を備えていることを特徴としている。 このような 構成によれば、 機能部材同士を互いに接続することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記アダプタ部材が、 結合される前記機能 部材とは別の前記機能部材を内蔵していることを特徴としている。 このような構 成によれば、 アダプタ部材を利用することによって 2種類の機能部材を使用する ことができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記アダプタ部材が、 照光部品を内蔵して いることを特徴としている。 このような構成によれば、 アダプタ部材を使用する ことによって、 同時に照光部品を使用することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記照光部品が、 低消費電力高輝度型であ ることを特徴としている。 このような構成によれば、 照光部品よる照光を行って も、 消費電力を少なく し、 かつ、 輝度を上げることができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記アダプタ部材が、 前記操作受け部材の 受けた操作ス トロ一クまたは操作位置またはその双方を変換して、 前記機能部材 に与えることを特徴としている。 このような構成によれば、 操作受け部材のス ト ロークまたは操作位置を変換することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記アダプタ部材の前記対操作受け部材結 合部が、 操作受け部材に固定するべ一ス部材と、 前記べ一ス部材にアダプタ部材 本体を固定するための固定部材とを備えていることを特徴としている。 このよう な構成によれば、 操作受け部材と固定部材とをべ一ス部材及び固定部材を介して 固定することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記アダプタ部材が、 前記アダプタ部材に 与えられた操作に応じた操作を前記機能部材に出力する介在部材を結合するため の対介在部材結合部を備え、 前記対介在部材結合部が、 前記対操作受け部材結合 部及び前記対機能部材結合部に対して標準化された形状を有することを特徴とし ている。

このような構成によれば、 介在部材を機能部材と区別することなく操作伝達部 材、 アダプタ部材等の機能部材を結合することができる部材に結合することがで きる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作伝達部材が、 操作者からの操作を 直接的に受ける操作部材と、 前記操作部材に結合するための対操作部材結合部、 及び対操作接続部材結合部を有する操作アダプタ部材と、 前記操作アダプタ部材 を結合するための対操作アダプタ結合部、 及び、 前記機能部材を結合するための 標準化された形状を有する対機能部材結合部を有し、 前記対操作接続部材結合部 に結合される操作接続部材とを備えていることを特徴としている。

このような構成によれば、 操作部材と操作接続部材とを操作アダプタ部材を介 して接続することができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記操作アダプタ部材が、 前記操作部材の 受けた操作ス トロークまたは操作位置またはその双方を変換して、 前記機能部材 に与えることを特徴としている。 このような構成によれば、 操作受け部材のス ト ロークまたは操作位置の少なく ともいずれか一方を変換することができる。 また、 本発明にかかる電気部品は、 前記機能部材が、 表示のための前面部材に 結合するための対前面部材結合部を有すると共に、 前記前面部材を介して照光動 作を行う照光部品を備え、 前記対前面部材結合部が、 前記直接型機能部材または 前記情報入出力型機能部材と互換性のある形状を有することを特徴としている。 このような構成によれば、 直接型機能部材、 情報入出力型機能部材と互換性の ある対前面部結合部を有する照光部品を備えた機能部材を提供することができる また、 本発明にかかる電気部品は、 前記各機能部材が、 ケーシング内に収容さ れ、 前記操作伝達部材が、 操作者の操作を伝達可能に前記ケーシングに装着され 、 前記操作伝達部材と前記各機能部材とが一体化されて単位プロック化されてい ることを特徴としている。

このような構成によれば、 操作伝達部材と各機能部材とが一体化されて単位ブ 口ック化されているため、 例えばバス方式ネッ トワークにおける配線数を少なく することができ、 ネッ トワークの設置を容易に行うことができるとともに、 ネッ トワーク全体の取付スペースの削減を図ることができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記機能部材が、 出力を導通または非導通 にする直接型機能部材と、 情報信号を入力または/及び出力する情報入出力型機 能部材とを含み、 前記直接型機能部材と前記情報入出力型機能部材とが、 互いに 着脱可能な 2個のサブケ一シング内にそれそれ収容され、 前記操作伝達部材が、 操作者の操作を伝達可能にいずれか一方の前記サブケーシングに装着され、 前記 操作伝達部材と前記各機能部材と一体化されていることを特徴としている。 この とき、 前記両サブケーシングが、 コネクタ形式で着脱される構成であってもよい このような構成によれば、 2個のサブケーシングに直接型機能部材及び情報入 出力型機能部材を収容し、 或いはこれらサブケーシングをコネクタ形式にするこ とで、 これらの機能部材の取付作業、 メンテナンス及び設計を効率よく行うこと ができる。

また、 本発明にかかる電気部品は、 前記情報入出力型機能部材の通信コンタク 卜が、 照光部品等の出力部品を制御するための複数の出力ポートを有し、 前記複 数の出力ポートのうちの 2以上の出力ポ一トに同一の出力が割り当てられること を特徴としている。

このような構成によれば、 出力ポートを有効に利用することで重複した出力ポ 一トを削減できるため、 配置スペースの削減を図ることができる。

また、 上記した第 2の目的を達成するために、 本発明にかかる非常停止制御シ ステムは、 上記した電気部品を用いた非常停止制御システムにおいて、 前記情報 入出力型機能部材からの情報信号に基づいて、 制御対象を非常停止するか否かを 制御する非常制御装置を備え、 前記情報入出力型機能部材は前記非常制御装置に 接続され、 前記直接型機能部材は前記制御対象に接続され、 操作者の前記電気部 品に対する操作に応じて、 前記直接型機能部材は前記制御対象を非常停止すると ともに、 前記非常制御装置は前記情報入出力型機能部材が前記操作に応じて入力 または/及び出力する情報信号に基づき前記制御対象を非常停止することを特徴 としている。

このような構成によれば、 ネッ トワークのコントロ一ラが異常により動作不能 となっていた場合でも、 操作者の操作を目的とする装置に伝達することができる ため、 特に非常停止等の緊急時に装置への電力供給を遮断することができ、 より 安全な非常停止システムを提供することができる。

また、 上記した第 3の目的を達成するために、 本発明にかかる通信装置は、 上 記した電気部品を備え、 2本のバスラインを用いて電圧信号による通信信号を送 受信するバス方式ネッ トワーク用の通信装置において、 通信機能を有する通信コ ン夕タ トと、 この通信コンタク 卜への信号入力用の操作部から成るスィ ツチ手段 とを備え、 前記操作部が、 非接触式のスィ ッチ接点構造を有することを特徴とし ている。

このような構成によれば、 スィッチ手段の操作部を、 非接触式のスィ ッチ接点 構造としたため、 従来の有接点構造と比べ、 操作部の長寿命化を図ることができ 、 大電流を通流する必要がなく、 消費電力を低減することができる。

また、 本発明にかかる通信装置は、 前記操作部が、 発光素子及び受光素子から 成るフォ トインタラプ夕と、 押し込み操作に連動して前記発光素子から前記受光 素子への光を遮光する遮光体とにより構成されていることを特徴としている。 このような構成によれば、 スィツチ手段の操作部をフォ トイン夕ラブ夕及び遮 光体により構成するため、 従来の有接点構造のような大電流を通流する必要がな く、 操作部の長寿命化及び低消費電力化を図ることができる。

また、 本発明にかかる通信装置は、 前記操作部が、 ホール素子と、 押し込み操 作に連動して前記ホール素子に鎖交する磁束数が変化するマグネッ トとにより構 成されていることを特徴としている。 このとき、 前記操作部が、 磁気抵抗素子と 、 押し込み操作に連動して前記磁気抵抗素子に鎖交する磁束数が変化するマグネ ッ トとにより構成されていてもよい。

このような構成によれば、 ホール素子或いは磁気抵抗素子を採用することで、 従来の有接点構造と比べ、 操作部の長寿命化及び低消費電力化を図ることができ る。

また、 本発明にかかる通信装置は、 スィッチ手段の操作部をフォ トインタラブ 夕及び遮光体により構成する場合において、 前記遮光体の移動により、 前記発光 素子からの光が前記受光素子に入射してから所定時間だけ前記発光素子への通電 電流を設定値に制御する電流制御部と、 前記遮光体の移動により、 前記発光素子 からの光が前記受光素子に入射してから前記発光素子からの光が遮光されるまで の間、 前記通信コンタクトへの入力信号のレベルを保持する保持部とを備えてい ることを特徴としている。

このような構成によれば、 電流制御部により、 発光素子からの光が受光素子に 入射してから所定時間だけ発光素子への通電電流が設定値に制御されるため、 こ の所定時間の経過後は、 通電電流を設定値よりも小さい値に下げることができ、 消費電力を低減することができる。

更に、 保持部により、 発光素子からの光が受光素子に入射してから、 発光素子 からの光が遮光体により遮光されるまでの間、 通信コンタクトへの入力信号のレ ベルが保持されるため、 スィツチ手段としての操作状態を確実に保持することが できる。

また、 上記した第 4の目的を達成するために、 本発明にかかる通信装置は、 前 記両バスラインに接続される前記通信コン夕ク卜の 2個の伝送端子間に直列に設 けられた複数個のサージ吸収素子を備えていることを特徴としている。

このような構成によれば、 例えばサージ吸収素子としてツエナ一ダイォ一ドを 用いることにより、 直列接続された各ツエナーダイォ一ドの P N接合の静電容量 は、 1個の場合に比べて小さくなるため、 十分なサージ耐量を確保しつつ通信装 置の伝送端子間の容量を低減することができる。

また、 上記した第 5の目的を達成するために、 本発明にかかる通信装置は、 装 置本体内に配設されたコイルを備え、 複数の前記装置本体が集合配置される場合 における前記装置本体の隣接面のほぼ中心を通る線からずれた位置に前記コイル が配設されていることを特徴としている。 このとき、 複数の前記装置本体内に配 設された前記コイルの発生磁束の向きが同じになるように前記各装置本体を集合 配置したときに、 前記各コイルがほぼ同一線上に配列され、 前記各装置本体内に 配設された前記コイルの発生磁束の向きが隣りどおしで互いに逆になるように前 記各装置本体を集合配置したときに、 前記各コイルがずれて配列されるべく、 前 記コイルが前記装置本体内に配設されていることが望ましい。

このような構成によれば、 複数の通信装置を集合配置したときに、 各コイルが ほぼ同一線上に配列されてそれらの発生磁束の向きが同じなり、 或いは各コイル がずれて配列され、 そのときに各コィルの発生磁束の向きが隣りどおしで互いに 逆になることから、 各コイルの発生磁束が互いに打ち消しあうことがなく、 通信 装置のインピーダンスが小さくなることを防止できる。 図面の簡単な説明

第 1図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の前方からの分解斜視図である。 第 2図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の後方からの分解斜視図である。 第 3図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の一部の分解斜視図である。 第 4図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の他の一部の分解斜視図である。 第 5図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の異なる一部の分解斜視図である 第 6図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の動作説明図である。

第 7図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の動作説明図である。

第 8図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の使用状態におけるプロック結線 図である。

第 9図は、 第 1実施例におけるスィツチ装置の使用状態の説明図である。 第 1 0図は、 第 1実施例におけるスィッチ装置の変形例の斜視図である。 第 1 1図は、 第 1実施例におけるスィッチ装置の変形例の回路構成を示すプロ ック結線図である。

第 1 2図は、 第 2実施例におけるスィツチ装置の分解斜視図である。

第 1 3図は、 第 2実施例におけるスィッチ装置の使用状態における分解斜視図 である。

第 1 4図は、 第 2実施例におけるスィツチ装置の変形例の分解斜視図である。 第 1 5図は、 第 3実施例におけるスィツチ装置の一部の分解斜視図である。 第 1 6図は、 第 4実施例におけるスィツチ装置の分解斜視図である。

第 1 7図は、 第 5実施例におけるスィツチ装置の前方からの分解斜視図である 第 1 8図は、 第 5実施例におけるスィツチ装置の後方からの分解斜視図である 第 1 9図は、 第 5実施例におけるスィ 'ソチ装置の使用状態における後方からの 斜視図である。

第 2 0図は、 第 5実施例におけるスィツチ装置の一部の動作説明用の斜視図で ある。

第 2 1図は、 第 6実施例におけるスィツチ装置の後方からの分解斜視図である 第 2 2図は、 第 6実施例におけるスィツチ装置の変形例の後方からの分解斜視 図である。

第 2 3図は、 第 7実施例におけるスィツチ装置の後方からの分解斜視図である 第 2 4図は、 第 8実施例におけるスィツチ装置の断面図である。

第 2 5図は、 第 2 4図中の A— A断面図である。

第 2 6図は、 第 8実施例におけるスィツチ装置の動作説明図である。

第 2 7図は、 第 8実施例におけるスィツチ装置の一部の分解斜視図である。 第 2 8図は、 第 8実施例における.スィツチ装置の変形例の斜視図である。 第 2 9図は、 第 9実施例におけるスィツチ装置の後方からの分解斜視図である 第 3 0図は、 第 1 0実施例におけるスィツチ装置の一部の斜視図である。 第 3 1図は、 第 1 1実施例におけるスィツチ装置の内部構造を示す一部切断側 面図である。

第 3 2図は、 第 1 2実施例におけるスィツチ装置の動作説明図である。 第 3 3図は、 第 1 3実施例におけるスィツチ装置の後方からの分解斜視図であ る。

第 3 4図は、 第 1 3実施例におけるスィツチ装置の一部の斜視図である。 第 3 5図は、 第 1 4実施例における表示灯の前方からの分解斜視図である。 第 3 6図は、 第 1 5実施例におけるランプ付スィツチモジュールの後方からの 斜視図である。

第 3 7図は、 第 1 5実施例におけるランプ付スィツチモジュールの内部構造を 示す断面図である。

第 3 8図は、 第 1 6実施例におけるランプ付スィツチモジュールの一部のプロ ック結線図である。

第 3 9図は、 第 1 7実施例におけるランプ付スィヅチモジュールの後方からの 分解斜視図である。

第 4 0図は、 第 1 7実施例におけるランプ付スィツチモジュールの動作説明図 である。

第 4 1図は、 第 1 8実施例におけるランプ付スィヅチモジュールの一部の分解 斜視図である。

第 4 2図は、 第 1 9実施例におけるランプ付スィツチモジュールの分解斜視図 である。

第 4 3図は、 第 2 0実施例における通信装置のプロック結線図である。

第 4 4図は、 第 2 0実施例における通信装置の一部の結線図である。

第 4 5図は、 第 2 0実施例における通信装置の 部の構成を示す概略図である 第 4 6図は、 第 2 0実施例における通信装置の動作説明用のタイミングチヤ一 トである。

第 4 7図は、 第 2 1実施例における通信装置のプロック結線図である。

第 4 8図は、 第 2 1実施例における通信装置の一部の結線図である。

第 4 9図は、 第 2 1実施例における通信装置の動作説明用のタイミングチヤ一 トである。

第 5 0図は、 第 2 2実施例における通信装置の一部の結線図である。 第 5 1図は、 第 2 2実施例における通信装置の動作説明用のタイミングチヤ一 トである。

第 5 2図は、 第 2 3実施例における通信装置のプロック結線図である。

第 5 3図は、 第 2 4実施例における通信装置の一部の構成を示す概略図である 第 5 4図は、 第 2 4実施例における通信装置の一部のプロック結線図である。 第 5 5図は、 第 2 5実施例における通信装置の一部の構成を示す概略図である 第 5 6図は、 第 2 6実施例における通信装置の結線図である。

第 5 7図は、 第 2 6実施例における通信装置の動作説明図である。

第 5 8図は、 第 2 7実施例における通信装置の側面図である。

第 5 9図は、 第 2 7実施例における通信装置のある使用状態における斜視図で ある。

第 6 0図は、 第 2 7実施例における通信装置の他の使用状態における平面図で ある。

第 6 1図は、 第 2 7実施例における通信装置の異なる使用状態における斜視図 である。

第 6 2図は、 第 2 7実施例における通信装置の更に異なる使用状態における平 面図である。

第 6 3図は、 従来のスィッチ装置の分解斜視図である。

第 6 4図は、 従来のスィツチ装置の使用状態におけるプロック結線図である。 第 6 5図は、 従来のスィツチ装置の使用状態の説明図である。

第 6 6図は、 従来の通信装置のブロック結線図である。

第 6 7図は、 従来の通信装置のある使用状態における斜視図である。

第 6 8図は、 従来の通信装置の他の使用状態における平面図である。

第 6 9図は、 従来の通信装置の動作説明図である。

第 7 0図は、 従来の通信装置の動作説明図である。 発明を実施するための最良の形態 (第 1実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 1実施例を第 1図ないし第 1 1図を参照し て説明する。 但し、 第 1図はスィ ッチ装置の前方からの分解斜視図、 第 2図は後 方からの分解斜視図、 第 3図は一部の分解斜視図、 第 4図は他の一部の分解斜視 図、 第 5図は異なる一部の斜視図、 第 6図及び第 7図は動作説明図、 第 8図は使 用状態におけるブロック結線図、 第 9図は使用状態の説明図、 第 1 0図は変形例 の斜視図、 第 1 1図は第 1 0図における回路構成を示すプロック結線図である。 第 1図及び第 2図に示すように、 スィ ツチ装置 5 1は、 押しボタン部 5 2、 押 しポタン本体部 5 3、 L E Dボックス 5 4、 通信機能内蔵型コンタク ト （以下、 通信コンタク トと称する） 5 5、 及び有接点コンタク ト 5 6を備えており、 各部 の構成について説明する。

<押しボタン部 >

まず、 押しボタン部 5 2は、 筐体 6 1、 押しボタン 6 2及び操作軸 6 3 (第 2 図参照） を有し、 この押しボタン 6 2は矢印 Y 1 1方向の押圧力に連動して、 同 方向に移動するように構成されている。 このとき、 押しポタン 6 2は、 内部に内 蔵されているバネ等によって矢印 Y 1 1方向と反対方向の力を受けるようになつ ており、 これにより押しボタン 6 2は、 矢印 Y l 1方向の押圧力が消滅したとき に元の状態に復帰する。

また、 押しボタン部 5 2 と押しボタン本体部 5 3 とは、 互いに分離可能となる ように構成され、 これら押しボタン部 5 2 と押しボタン本体部 5 3との取り付け 構造は、 例えば第 3図に示すようになつている。 即ち、 第 3図に示すように、 押 しボタン本体部 5 3には、 矢印 Y 1 3方向に移動可能となるように突起 6 5が形 成される一方、 押しボタン本体部 5 3側の突起 6 5が係合する押しボタン部 5 2 の位置に溝 6 7が形成され、 突起 6 5及び溝 6 7によって、 押しボタン部 5 2及 び押しボタン本体部 5 3が着脱自在に結合されている。

そして、 押しボタン部 5 2を押しボタン本体部 5 3の開口部 6 9に挿入して所 定の位置にセッ ト し、 この際、 押しボタン本体部 5 3側の突起 6 5の位置と、 押 しボタン部 5 2側の溝 6 7の位置とを合わせておき、 その後、 突起 6 5を矢印 Y 1 3方向に押し込み押しボタン部 5 2を押しボタン本体部 5 3に結合し、 固定す る。

なお、 押しボタン部 5 2 と押しボタン本体部 5 3とを互いに固定できるもので あれば例示した構成には限定されない。 例えば、 ネジとナッ トのように互いに螺 合させることによって固定してもよい。

次に、 操作軸 6 3とその他の構成要素との関係は第 4図に示すようになり、 操 作軸 6 3の端部には、 その内部を中空にして成る凹部 7 1が形成され、 この凹部 7 1に、 後述のように L E Dボックス 5 4の L E D 7 2が収納されるようになつ ている。 このように、 凹部 7 1に L E D 7 2を収納することによって、 L E D 7 2により操作軸 6 3の動きの妨害が防止されている。

更に、 操作軸 6 3は円筒形状を有し、 この操作軸 6 3の端部外周の対向する位 置に突起 7 4が形成され、 操作軸 6 3が矢印 Y 1 4方向に押し込まれたときに、 これら両突起 7 4が、 通信コンタク ト 5 5、 有接点コンタク ト 5 6にそれぞれ形 成されたスイ ッチ用突起 7 6、 7 7に当接してスィ ッチ用突起 7 6、 7 7が押し 込まれる。 これによつて、 内蔵のスィ ッチが操作された状態となり、 各コンタク トの状態が切り換えられる。 このように、 操作者による押しポタン 6 2に対する 操作を受けて、 この操作が L E Dボックス 5 4、 通信コンタク ト 5 5、 有接点コ ンタク ト 5 6に伝達される。

<押しボタン本体部 >

第 1図に戻って、 押しポ夕ン本体部 5 3は、 L E Dボックス 5 4、 通信コン夕 ク ト 5 5、 有接点コンタク ト 5 6を結合するために、 上下に 3対の結合部を有す るコンタク ト用コネクタ 7 9が形成されている。 これらのコン夕ク ト用コネクタ

7 9には開口部 8 0が形成され、 この開口部 8 0に突起型コネクタ 8 2、 8 3、

8 4が係合され、 L E Dボックス 5 4、 通信コンタク ト 5 5、 有接点コンタク ト 5 6が押しボタン本体部 5 3に固定される。

ここで、 押しボタン本体部 5 3と L E Dボックス 5 4、 通信コンタク ト 5 5、 有接点コンタク ト 5 6を互いに固定できるものであれば、 例示した構成には限定 されない。 例えば、 第 2図に示すように、 押しボタン部 5 2を押しポタン本体部 5 3に取り付けるような突起を押し込む構造を採用してもよい。

このように、 押しボタン本体部 5 3には、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コン タク ト 5 6 とを同時に接続することができる。

<通信コンタク ト >

通信コンタク ト 5 5には、 第 1図及び第 2図に示すように、 スィ ッチ用突起 7 6及び一対の突起型コネクタ 8 3が形成されている。 この突起型コネクタ 8 3は 、 L E Dボックス 5 4に形成されている一対のコンタク ト用コネクタ 8 2、 及び 有接点コンタク ト 5 6に形成されている一対の突起型コネクタ 8 4と互換性があ る形状を有する。

次に、 通信コンタク ト 5 5の内部構造について第 5図を参照して説明すると、 第 5図に示すように、 通信コンタク ト 5 5は、 操作者が押しボタン部 5 2に与え た操作に応じた情報信号を出力する情報入出力型機能部材であり、 その内部には スイ ッチ部 8 6、 インタ一フェイス部 8 7及び通信部 8 8が設けられている。 そして、 スィ ッチ部 8 6は、 インターフェイス部 8 7を介して通信部 8 8と接 続されている。 ここで、 スィ ツチ部 8 6は、 スィ ツチ用突起 7 6、 及び、 光電ス イ ッチ、 磁気スィ ッチ、 メカニカルスィ ッチ等から成るスィ ッチを備えており、 上記した操作軸 6 3の動きに連動したスィ ツチ用突起 7 6の移動により、 スイ ツ チのオン、 オフの状態が切り換わる。 こう してスィ ッチ部 8 6の状態が切り換わ るとそれに伴った信号が発せられ、 この信号がィン夕一フェイス部 8 7によって デジタル信号に変換され、 通信部 8 8に送出されるのである。

一方、 受け取ったデジタル信号に基づき、 通信部 8 8により所定の通信プロ ト コルに適した通信信号が生成され、 この生成された通信信号が通信ケーブルを介 してネッ トワークへ送出される。 また、 通信部 8 8は、 外部からの信号を取得す ることも可能であると同時に、 外部から取得した信号に基づき、 情報信号を出力 することも可能である。

<有接点コンタク ト >

有接点コンタク ト 5 6の内部構造について第 6図 （a ) を参照して説明する。 この有接点コンタク ト 5 6は、 スイ ッチ用突起 7 7、 突起型コネクタ 8 4及びス イ ッチ 9 1 を備えている。 突起型コネクタ 8 4は、 L E Dボックス 5 4に形成さ れているコン夕ク ト用コネクタ 8 2、 及び通信コンタク ト 5 5に形成されている する突起型コネクタ 8 3と互換性がある形状を有する。 有接点コンタク ト 5 6は、 操作者が押しボタン 6 2に与えた操作に応じて出力 を導通または非導通にする直接型機能部材であり、 その内部には、 接続する装置 等をオン ' オフすることができるスィ ッチ 9 1が設けられ、 上記した操作軸 6 3 の動きに連動したスィ ヅチ用突起 77の移動により、 スイ ッチ 1 9 7のオン、 ォ フの状態を切り換わる。

なお、 有接点コンタク ト 5 6は、 操作軸 63の動作を受けるとすぐにスィ ヅチ 9 1のオン、 オフを行うものに限らず、 第 6図 （b) に示すように内部にタイマ 部 9 2を備え、 操作軸 6 3の動作から一定時間後にスィ ヅチ 9 1のオン、 オフの 状態を切り換える構成であってもよい。

<LE Dボックス >

L E Dボックス 54の内部構造について第 7図 （a) を参照して説明する。 こ の LEDボックス 54は、 照光部品としての L E D 7 2、 突起型コネクタ 82を 備えている。 突起型コネクタ 8 2は、 通信コンタク ト 5 5に形成されているコン 夕ク ト用コネクタ 83、 及び有接点コンタク ト 5 6に形成されている突起型コネ ク夕 84と互換性がある形状を有する。

また、 LE Dボックス 54の内部には、 バスライン等からの制御信号を受信す るための回路 9 5が設けられている。 なお、 LED 7 2は、 円筒型の操作軸 6 3 の凹部 7 1に挿入、 収納される （第 4図参照）。

また、 LE Dボックス 54は、 バスライン等に接続して外部からの制御信号を 受けるものに限らず、 単に外部から電流を与えられるだけのものであっても構わ ない （第 7図 （b) 参照）。

<スィ ツチ装置の使用具体例 >

上記した構成のスィ ツチ装置 5 1を使用した非常停止システムについて、 第 8 図を参照して説明する。 第 8図に示すように、 L E Dボックス 54及び通信コン タク ト 5 5は、 バスライ ン B Lを通じて、 CPU 1 5と接続されている。 有接点 コンタク ト 5 6は、 駆動装置であるモー夕一 M 1と接続されている。

CPU 1 7は異常監視用であり、 常に通信コンタク ト 5 5の状態を監視してい る。 また、 CPU 1 5は、 通信コンタク ト 55の状態に応じた制御信号を LE D ボックス 54に送信する。 例えば、 通信ユンタク ト 5 5がオンになれば L E D 7 2を点灯させるような制御信号を送信し、 LEDボックス 54の LED 7 2を点 灯させる。 このように、 LE Dボックス 54は、 通信コンタク ト 5 5及び有接点 コンタク ト 5 6の状態に応じて L E D 7 2の照光動作 （点灯 ·消灯 · フラッシュ 点灯等） を行う。

更に、 第 8図に示すように、 この非常停止システムにおいては、 モー夕一 M l の動作を停止させることができる経路を 2つ有している。 一つは、 バスライン B Lを介して通信コン夕ク ト 5 5 ' CPU 1 5 ' CPU 1 7 'モー夕一 M 1 となる 経路であり、 もう一つは、 有接点コンタク ト 5 6を介してモーター M 1を直接停 止させる経路である。

前者の経路の場合、 操作者がスィ ツチ装置 5 1を操作すると、 通信コンタク ト 5 5からスィ ツチ装置 5 1が操作されたことを示す情報信号が出力され、 CPU 1 7はバスライン B Lを介してこの信号を検出して、 モー夕一 M 1を停止させる ように命令する制御信号を出力する。 一方、 CPU 1 7は、 CPU 1 5からの制 御信号を受信すると、 モータ一 M 1の動作を停止させる。

後者の経路の場合、 操作者がスィ ッチ装置 5 1を操作すると、 有接点コンタク ト 5 6の導通状態が非導通状態に切り換わるため、 これによつてモ一夕一 M lの 動作を直接的に停止させることができるのである。

このように、 前者の経路だけではなく後者の経路を設けることによって、 通信 経路の遮断や C P Uの誤作動等に対処することができる点で、 特に有効である。 また、 スィ ッチ装置 5 1においては、 操作者の 1回の操作で、 2つの経路による モータ一 M 1の停止を行うことができるので、 非常停止システムにスィ ツチ装置 5 1を使用することによってより安全性を高めることができる。

また、 スィ ッチ装置 5 1を複数、 配電盤に利用した場合のこの配電盤の裏面を 第 9図に示す。 このようにスィ ツチ装置 5 1を使用することによって、 第 6 6図 に示す従来の配線状況と比較して、 配電盤背面側における配線を簡素化すること ができる。

ところで、 上記した押しボタン部 5 2及び押しボタン本体部 53は、 本発明に おける操作伝達部材に相当し、 LEDボックス 54は制御部からの制御を受けて 照光動作を行う照光部品を備えた本発明における機能部材に相当し、 通信コンタ ク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6は本発明における機能部材に相当し、 特に通 信コンタク ト 5 5は本発明における情報入出力型機能部材に、 有接点コンタク ト 5 6は本発明における直接型機能部材に、 L E D 7 2は本発明における照光部品 に、 C P U 1 5は本発明における制御装置に、 モータ一 M 1は本発明における制 御対象に、 それぞれ相当する。

従って、 第 1実施例におけるスィ ッチ装置 5 1によれば、 直接型機能部材 （有 接点コンタク ト 5 6 ) 及び情報入出力型機能部材 （通信コンタク ト 5 5 ) 等の異 なる機能を有する複数の機能部材をコンパク トに結合することができ、 設置スぺ —スを小さくすることができ、 しかも 1つの駆動装置である操作伝達部材 （押し ボタン部 5 2、 押しボタン本体部 5 3 ) により、 機能の異なる直接型機能部材及 び情報入出力型機能部材等の複数の機能部材を確実に駆動することができる。 なお、 上記した第 1実施例においては、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コン夕 ク ト 5 6に、 押しボタン部 5 2に与えられる操作に応じて照光を行う L E Dを備 えていてもよい。

また、 押しボタン本体部 5 3に、 L E Dボヅクス 5 4が有する L E D 7 2を備 えるようにしてもよい。

また、 上記した第 1実施例では、 L E Dボックス 5 4の L E D 7 2の照光動作 を、 バスライン B L (第 8図参照） を有するネッ トワークに接続された C P Uか らの制御信号に応じて行うものとした。

しかし、 第 1実施例の変形例として、 通信コンタク ト 5 5からの信号に直接応 じて L E D 7 2の照光動作を行うにしてもよい。 この場合、 例えば、 第 1 0図に 示すように、 L E Dボックス 5 4の側面に凸状部 9 7を設け、 また、 通信コンタ ク ト 5 5の側面に溝部 9 8を設けて、 L E Dボックス 5 4及び通信コンタク ト 5 5の両者を結合 · 固定する。 側面の凸状部 9 7及び溝部 9 8には接点を設け、 L E Dボックス 5 4と通信コンタク ト 5 5とが結合時に直接的に電気的接続を行え るようにする。 ·

この変形例における L E Dボックス 5 4及び通信コンタク ト 5 5の回路構成の 一例を第 1 1図に示す。 通信コンタク ト 5 5は、 第 5図に示す回路構成と同様の 回路構成を有するほか、 外部と電気的接続を得るための接点 1 0 1がその側面に 設けられている。 一方、 LEDボックス 54は、 L E D 7 2を有するほか、 外部 と電気的接続を得るための接点 1 02がその側面に設けられている。 そして、 通 信コンタク ト 5 5と LEDボックス 54とは、 通信コンタク ト 55側の接点 1 0 1と LE Dボックス 54側の接点 1 0 2とにより電気的に接続される。 更に、 通 信コンタク ト 5 5の通信部 88は、 外部機器とバスライン B L (第 8図参照） を 介して接続される。

いま、 押しボタン 6 2が操作されて通信コンタク ト 55が動作すると、 通信コ ンタク ト 5 5は、 バスライン B Lを介して通信部 8 8からの情報信号を他の機器 に発する。 この情報信号を取得した C P Uは、 L E D 7 2を点灯させるための点 灯信号を発する。

そして、 通信コンタク ト 5 5が点灯信号を取得すると、 通信コンタク ト 55は 、 通信部 88、 イン夕フエ一ス部 87、 接点 1 0 1を介して、 LEDボックス 5 4へこの点灯信号を伝達し、 L ED'ボックス 54は、 接点 1 02を介して点灯信 号を取得し、 LED 7 2を点灯する。

このように、 スィツチ装置 5 1が操作されると、 通信コンタク ト 5 5は情報信 号を出力し、 この情報信号に基づき L EDボックス 54の LED 7 2の点灯や、 モータ一 M 1の動作が制御されるようになっている。

しかし、 上記したスイ ッチ装置 5 1の操作に以外に、 バスライン B L (第 8図 参照） に接続されている他のスィ ッチ装置が操作され、 このスィ ッチ装置の操作 により出力される情報信号に基づき、 スィ ツチ装置 5 1の LEDを点灯させたり 、 モー夕一 M 1の動作を制御するようにしてもよい。

更に、 上記した第 1実施例においては、 L E D 7 2として通常の L E Dを用い たが、 従来の L E Dと比較して発光効率の非常に高い 4元素系ゃ窒化ガリゥム系 の高性能デバイスを用いるようにしてもよい。 これにより、 低電流での高輝度化 を実現することができ、 集合取り付け時の発熱に対する問題を回避することがで きる。 なお、 白熱球等を使用してもよい。

また、 第 1実施例においては、 通信コンタク ト 5 5は操作者が押しボタン部 5 2を操作すると情報信号を出力するものとしたが、 操作者の操作に基づいて情報 信号を出力できるものであればこれに限定されるものではない。 例えば、 操作者 が押しポタン部 5 2を操作した後、 例えばタイマ部による一定時間経過後に情報 通信信号を出力するものであってもよい。

更に、 第 1実施例においては、 押しポタン部 5 2、 押しボタン本体部 5 3、 L E Dボックス 5 4、 通信コンタク ト 5 5、 有接点コンタク ト 5 6を個別に形成し た場合について説明したが、 これらを一体的に形成してもよい。

また、 上記した第 1実施例においては、 通信コンタク ト 5 5は、 押しポタン部 5 2からの操作を受けて情報信号を出力するとしたが、 スィ ツチ装置 5 1の外部 からバスラインを介してある情報信号を受信すれば、 それに対応した情報信号を 出力するように通信コンタク ト 5 5を構成してもよい。 更に、 情報入出力型機能 部材は、 通信コンタク ト 5 5のように情報信号を出力するタイプ以外に、 L E D のように外部操作により情報信号が入力されるタイプや、 情報信号を入出力する タイプであってもよい。

(第 2実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 2実施例について第 1 2図ないし第 1 4図 を参照して説明する。 但し、 第 1 2図は分解斜視図、 第 1 3図は使用状態におけ る分解斜視図、 第 1 4図は変形例の分解斜視図である。

なお、 本実施例におけるスィ ッチ装置 1 0 4の基本的な構成は、 第 1図に示す スィ ツチ装置 5 1 と同様であるため、 第 1 2図では同じ構成部分に関しては第 1 図ないし第 8図と同一符号を付すこととし、 以下ではスィ ツチ装置 5 1 と形状が 相違する通信コン夕ク ト 1 0 5の構成について主として説明する。

本実施例における通信コンタク ト 1 0 5は、 上記した第 1実施例における通信 コンタク ト 5 5と同様に、 スイ ッチ用突起 7 6、 突起型コネクタ 8 3を備えてい るが、 上記した通信コンタク ト 5 5の幅 Dに対し、 通信コンタク ト 1 0 5は倍の 幅 2 Dを有し、 通信コンタク ト 1 0 5の上下に突起型コネクタ 8 3が 2対設けら れている点が第 1実施例と相違している。

そして、 このような幅 2 Dの通信コン夕ク ト 1 0 5を押しボタン本体部 5 3に 結合して使用する場合、 コンタク ト用コネクタ 7 9を 3対備えた押しポタン本体 部 5 3において、 利用可能な残りのコンタク ト用コネクタ 7 9は 1対となる。 従 つて、 例えば第 1図における幅 Dの通信コンタク ト 5 5または有接点コンタク ト 5 6のいずれか一方を押しボタン本体部 5 3に結合して使用することができる。 そして、 幅 2 Dの通信コンタク ト 1 0 5 と幅 Dの有接点コンタク ト 5 6 とを使 用する場合を第 1 3図に例示する。 第 1 3図に示すように、 通信コンタク ト 1 0 5の 2組の突起型コネクタ 8 3は、 押しボタン本体部 5 3の左側 2対のコンタク ト用コネクタ 7 9に結合される。 そして、 有接点コンタク ト 5 6の 1対の突起型 コネクタ 8 4は、 右側の 1対のコンタク ト用コネクタ 7 9に結合される。

なお、 通信コン夕ク ト 1 0 5の変形例として、 その幅を更に広げて 3 Dとして もよく、 この幅 3 Dを有する通信コンタク ト 1 0 7の外観を第 1 4図に示す。 通 信コンタク ト 1 0 7は、 スィ ツチ用突起 7 6及び上下 3対の突起型コネクタ 8 3 を備えている。 この通信コンタク ト 1 0 7の各突起型コネクタ 8 3は、 押しボタ ン本体部 5 3に設けられている 3対のコン夕ク ト用コネクタ 7 9にそれぞれ係合 される。

従って、 第 2実施例によれば、 第 1実施例と同等の効果は勿論のこと、 第 1図 に示す通信コンタク ト 5 5の 2倍の幅 2 Dを有する通信コンタク ト 1 0 5、 3倍 の幅 3 Dを有する通信コンタク ト 1 0 7を使用することで、 内部容積を大きくす ることができるため、 より複雑な構成の回路等を内部に収納することが必要な場 合において特に有効である。

ここで、 通信コンタク ト 1 0 5、 1 0 7は、 いずれも本発明における情報入出 力型機能部材に対応する。

なお、 上記した通信コンタク ト 5 5の 2倍の幅 2 Dを有する通信コンタク ト 1 0 5、 3倍の幅 3 Dを有する通信コンタク ト 1 0 7について説明したが、 通信コ ン夕ク トに代えて、 幅 Dの有接点コンタク ト 5 6や L E Dボックス 5 4の各々 2 倍、 3倍の幅 2 D、 3 Dを有する有接点コンタク ト、 L E Dボックスを押しボタ ン本体部 5 3に結合して使用してもよい。 また、 これらを組み合わせて一体化し たものであってもよい。

(第 3実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 3実施例について第 1 5図を参照して説明 する。 但し、 第 1 5図では、 第 1図における L E Dボックス 5 4、 通信コンタク ト 5 5、 有接点コンタク ト 5 6は図示省略している。 なお、 第 1 5図に示すように、 本実施例におけるスィ ッチ装置 1 0 9の基本的 な構成は、 第 1図に示すスィ ツチ装置 5 1 と同様であるため、 第 1 5図では、 同 じ構成部分に関しては第 1図ないし第 8図と同一符号を付し、 上記したスィ ツチ 装置 5 1 とは、 押しボタン本体部 5 3の構成が相違することと、 スィ ッチァダプ 夕 1 1 0が新たに追加されている点が相違しており、 以下ではかかる相違点を主 として説明する。

<押しボタン本体部 >

本実施例における押しポ夕ン本体部 1 1 1は、 3対のコンタク ト用コネクタ 7 9のほかに 1対のアダプタ接続突起 1 2 1 (—部は図示せず） を備えている。

<スィ ツチアダプタ >

スィヅチアダプタ 1 1 0は、 1組のコネクタ 1 1 4を備えている。 このコネク 夕 1 1 4をスィ ツチ本体部 1 1 1のアダプタ接続突起 1 1 2に係合させることに よって、 スィ ツチアダプタ 1 1 0がスィ ツチ本体部 1 1 1に結合、 固定される。 スィツチアダプタ 1 1 0には、 押しボタン係合突起 1 1 5が形成されており、 この押しボタン係合突起 1 1 5は、 矢印 Y 1 5方向及びその反対方向に回転可能 に構成されている。 そして、 スイッチアダプタ 1 1 0を、 第 1 5図に示す位置か ら Y 1 5方向に回転させることによって、 押しポタン係合突起 1 1 5が、 押しボ タン部 5 2に L字状に形成された係合溝 1 1 6 と係合し、 スィ ヅチアダブ夕 1 1 0が押しボタン部 5 2に結合されて固定される。

従って、 第 3実施例によれば、 スイ ッチアダプタ 1 1 0を設けることにより、 押しボタン 5 2 と押しボタン本体部 1 1 1 とが互換性を有しない場合であっても 両者を組み合わせて使用することが可能になる。

例えば、 必要とするコンタク トが、 ある押しボタン本体部 1 1 1にしか接続す ることができない場合であって、 更に特定の押しボタン部 5 2を使用したい場合 があるようなときに、 かかる組み合わせは押しボタン部 5 2 と押しポ夕ン本体部 1 1 1 との接続構造が違えば実現不可能であるが、 本実施例のようなスィ ッチァ ダブ夕 1 1 0を使用することによって、 このような押しポタン部 5 2 と押しボタ ン本体部 1 1 1 との組み合わせを実現することができるのである。

ここで、 押しポタン部 5 2は操作部材に、 押しボタン本体部 1 1 1は本発明に おける操作接続部材に相当し、 スィ ッチアダプタ 1 1 0は本発明における操作ァ ダブタ部材に相当し、 コンタク ト用コネクタ 7 9は本発明における対機能部材結 合部に相当する。

なお、 上記した第 3実施例においては、 押しボタン部 5 2とスィ ッチアダプタ 1 1 0との接続を、 押しボタン係合突起 1 1 5と係合溝 1 1 6とを係合する構造 により実現した場合について説明したが、 押しボタン部 5 2 とスイ ッチアダプタ 1 1 0の両者を接続できるものであれば、 これに限定されるものではない。 例え ば、 スィ ツチアダプタ 1 1 0に、 第 3図に示すような突起 6 5と同様の突起を形 成するとともに、 押しポタン部 5 2に、 第 3図に示すような溝 6 7と同様の溝を 形成し、 スィ ツチアダプタ 1 1 0側の突起を、 押しボタン部 5 2に押し込んでそ の溝に係合させ、 これにより押しボタン部 5 2 とスィ ッチアダプタ 1 1 0の両者 を結合させて固定するようにしても構わない。

更に、 第 3実施例において、 スィ ヅチアダプタ 1 1 0に後述する位置 · ス トロ —ク変換部 （第 2 4図参照） を設けるようにしてもよい。 また、 押しボタン本体 部 1 1 1側にこのような位置 · ス トローク変換部を設けてもよい。

(第 4実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 4実施例について第 1 6図を参照して説明 する。 なお、 本実施例におけるスィ ッチ装置 1 1 9の基本的な構成は、 第 1図に 示すスィ ッチ装置 5 1 と同様であるため、 第 1 6図では、 同じ構成部分に関して は第 1図ないし第 8図と同一符号を付し、 以下では上記したスィ ツチ装置 5 1 と 相違する点について主として説明する。

本実施例における押しボタン本体部 1 2 1は、 第 1図における押しボタン本体 部 5 3に通信コンタク ト 5 5を内蔵した構成であり、 中央部に通信プロヅク 1 2 2を一体的に設けられている。 そして、 この通信プロック 1 2 2の左右両隣には 、 コンタク ト用コネクタ 7 9が上下 1対ずつ設けられ、 左側または右側のコン夕 ク ト用コネクタ 7 9には、 第 1図に示す通信コンタク ト 5 5または有接点コン夕 ク ト 5 6のいずれか一方或いは両方を接続できるようになつている。

また、 通信プロック 1 2 2には、 第 1図に示す通信コンタク ト 5 5に内蔵され ているスィ ヅチ部 8 6、 インタ一フェイス部 8 7及び通信部 8 8等 （第 5図参照 ) が内蔵されており、 こう して通信コンタク ト 5 5と同一機能を有する通信プロ ヅク 1 2 2が押しボタン本体部 1 2 1 に一体化されている。 また、 通信ブロック 1 2 2は、 押しボタン部 5 2に対する操作者の操作に応じた情報信号を出力する ようになっている。

ここで、 押しポタン部 5 2及び押しポタン本体部 1 2 1が本発明における操作 伝達部材に相当し、 通信ブロック 1 2 2が本発明における情報入出力型機能部材 に相当する。

従って、 第 4実施例によれば、 押しボタン本体部 1 2 1 に通信プロック 1 2 2 を一体化することにより、 例えばバス方式ネッ トワークへの接続する場合ににお いて、 上記した第 1実施例における通信コンタク ト 5 5のように、 押しボタン部 5 2に対してこれを結合する手間を省くことができるため、 ネヅ トワークへの接 続作業が非常に簡単になるという利点がある。

なお、 上記した第 4実施例では、 押しボタン本体部 1 2 1 に情報入出力型機能 部材に相当する通信プロック 1 2 2を一体化しているが、 直接型機能部材である 有接点コンタク ト 5 6または L E Dボックス 5 4 (第 1図参照） を押しボタン本 体部 1 2 1に一体化するようにしても構わない。

また、 上記した第 4実施例において、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6 (または L E Dボックス 5 4 ) の両者を押ボタン本体部 1 2 1に一体化し てもよい。 そして、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6、 或いは押し ポタン本体部 1 2 1に L E Dを備え、 押しボタン部 5 2に与えられた操作に対応 して E Dの照光動作を行うようにしてもよい。

(第 5実施例）

この発明にかかるスィ ヅチ装置の第 5実施例について第 1 7図ないし第 2 0図 を参照して説明する。 但し、 第 1 7図は前方からの分解斜視図、 第 1 8図は後方 からの分解斜視図、 第 1 9図は使用状態における後方からの斜視図、 第 2 0図は 一部の動作説明用の斜視図である。

なお、 本実施例におけるスィ ッチ装置 1 2 5の基本的な構成は、 第 1図に示す スィ ツチ装置 5 1 と同様であるため、 第 1 Ί図ないし第 2 0図では同じ構成部分 に関しては第 1図ないし第 8図と同一符号を付し、 上記したスィ ツチ装置 5 1 と は、 アダプタ 1 2 6を備えている点が相違し、 以下ではかかる相違点について主 として説明する。

本実施例におけるアダプタ 1 2 6は、 押しボタン部 5 2に結合するための上下 1対の押しボタン用コネクタ 1 2 8と、 通信コンタク ト 5 5を結合するための上 下 1対のコンタク ト用コネクタ 1 2 9 とを備えている。 ここで、 コンタク ト用コ ネクタ 1 2 9は、 各種コンタク トを接続するための標準化された形状を有し、 例 えば通信コンタク ト 5 5の突起型コネクタ 8 3が係合可能な形状に形成されてい る。

ところで、 アダプタ 1 2 6の一部断面図を第 2 0図に示すように、 アダプタ 1 2 6には伝達突起 1 3 1が形成され、 この伝達突起 1 3 1は、 ガイ ドレール 1 3 2によづてその動きが規制されており、 矢印 Y 2 0方向もしくはその反対方向に のみ動くことができるように形成されている。 また、 伝達突起 1 3 1は、 弾性部 材であるパネ等 （図示せず） により矢印 Y 2 0方向と反対方向に常時付勢されて いる。

また、 伝達突起 1 3 1は、 押しボタン部 5 2に操作力が作用していない場合に は、 押しボタン部 5 2側の操作軸 6 3の突起 7 4に当接しているが、 押しボタン 部 5 2が押されて操作力が操作し、 操作軸 6 3が押し込み方向に移動すると、 そ れに連動して伝達突起 1 3 1が矢印 Y 2 0方向へ移動し、 この伝達突起 1 3 1の 移動により、 通信コンタク ト 5 5のスィ ツチ用突起 7 6が同じ Y 2 0方向に押さ れて通信コンタク ト 5 5の状態が切り換わる。

ところで、 このアダプタ 1 2 6は、 通信コンタク ト 5 5が有するコネクタ形状 と押しボタン本体部 5 3が有するコネクタ形状が相違する場合に使用されるもの である。 そして、 通信コンタク ト 5 5及び押しボタン本体部 5 3の各コネクタ形 状に合わせたアダプタ 1 2 6を用意することによって、 コンタク トと押しボタン 部とをいろいろ組み合わせることが可能となる。

ここで、 押しボタン部 5 2及び押しボタン本体部 5 3が本発明における操作受 け部材に相当し、 ァダブ夕 1 2 6が本発明におけるアダプタ部材に、 通信コン夕 ク ト 5 5が本発明における情報入出力型機能部材に、 押しボタン用コネクタ 1 2 8が本発明における対操作受け部材結合部に、 コンタク ト用コネクタ 1 2 9が本 発明における対機能部材結合部に、 それそれ相当する。

従って、 第 5実施例によれば、 これまでは A社のコンタク トには A社の押しポ タン部というのが通常であつたが、 このように標準化された形状を有するァダプ 夕 1 2 6を設けることによって、 各社のコンタク 卜と押しボタン部 5 2 とを組み 合わせて使用することが可能になる。

なお、 上記した第 5実施例では、 アダプタ 1 2 6に情報入出力型機能部材であ る通信コンタク ト 5 5を接続した場合について説明したが、 直接型機能部材であ る有接点コンタク ト 1 9 (第 1図参照） を結合して使用するようにしても構わな い。

また、 アダプタ 1 2 6を、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6の両 者を結合できるようにし、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6を同時 に結合して使用してもよい。 このとき、 アダプタ 1 2 6に接続された通信コン夕 ク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6は、 押しボタン部 5 2に対する操作者の操作 により同時に動作する。

更に、 上記した第 5実施例のアダプタ 1 2 6は、 本来、 結合不可能な通信コン タク ト 5 5と押しボタン本体部 5 3とを結合することを目的とするものであるが 、 このアダプタ 1 2 6に、 通信コンタク ト 5 5と同じ通信機能を有するコンタク ト （或いはブロック） を一体化してもよい。 この場合、 押しポタン部 5 2への操 作に連動して、 アダプタ 1 2 6に内蔵されている通信機能が操作されるようにす る。 同様に、 アダプタ 1 2 6に、 有接点コンタク ト 5 6と同じ機能を有するコン タク ト （或いはブロック） を一体化してもよい。

また、 アダプタ 1 2 6に L E Dを内蔵し、 押しボタン部 5 2への操作によりこ の L E Dを照光させるように構成してもよい。

更に、 第 5実施例における通信コンタク ト 5 5 (第 1 7図参照） において、 コ ンタク ト用コネクタ 7 9を形成する等して、 更に他のコンタク トをこの通信コン 夕ク ト 5 5に接続することができるようにしてもよい。 また、 アダプタ 1 2 6に 有接点コンタク ト 5 6を接続する場合も、 これと同様に、 他のコンタク トを接続 できるようにしてもよい。

(第 6実施例） この発明にかかるスィ ツチ装置の第 6実施例について第 2 1図及び第 2 2図を 参照して説明する。 なお、 本実施例におけるスィ ッチ装置 1 3 5の基本的な構成 は、 第 1図に示すスィ ツチ装置 5 1 と同様であるため、 第 2 1図及び第 2 2図で は同じ構成部分に関しては第 1図ないし第 8図と同一符号を付し、 上記したスィ ツチ装置 5 1 とはアダプタ 1 3 6の形状が相違し、 以下ではかかる相違点につい て主として説明する。

本実施例におけるスィ ツチ装置 1 3 5のアダプタ 1 3 6は、 第 2 1図に示すよ うに、 第 1 7図ないし第 2 0図に示すアダプタ 1 2 6と同様に、 押しボタン用コ ネクタ 1 2 8 と、 コンタク ト用コネクタ 1 2 9 とを備えている。 ここで、 コン夕 ク ト用コネクタ 1 2 9は、 各種コン夕ク トを接続するための標準化された形状を 有する。

但し、 アダプタ 1 3 6は、 上下 2対の押しボタン用コネクタ 1 2 8及び 2対の コンタク ト用コネクタ 1 2 9を有する。 更に、 第 2 1図に示すように、 アダプタ 1 3 6は、 第 1 8図に示すアダプタ 1 2 6の幅 Dに対して、 その 2倍の幅 2 Dを 有する。

アダプタ 1 3 6の 2対の押しボタン用コネクタ 1 2 8は、 押しボタン本体部 5 3における左側の上下 2対のコンタク ト用コネクタ 7 9に接続される。 更に、 ァ ダブ夕 1 3 6の 2対のコンタク ト用コネクタ 1 2 9には、 それぞれに通信コン夕 ク ト 5 5の突起型コネク夕 8 3、 有接点コンタク ト 5 6の突起型コネクタ 8 4が 係合し、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6を同時に接続することが できる。

なお、 アダプタ 1 3 6の幅を更に広げて、 アダプタの幅を 3 Dとしてもよく、 このように幅 3 Dのアダプタ 1 3 8を有するスィ ッチ装置 1 3 9の外観構成を第

2 2図に示す。 このアダプタ 1 3 8は、 上下 3対の押しポ夕ン用コネクタ 1 2 8 及び上下 3対のコンタク ト用コネクタ 1 2 9を備えている。 そして、 アダプタ 1

3 8の 3対の押しボタン用コネクタ 1 2 8は、 押しボタン本体部 5 3側の上下 3 対のコンタク ト用コネクタ 7 9 とそれそれ係合し、 3対のコンタク ト用コネクタ

1 2 9は、 通信コンタク ト 5 5側の突起型コネクタ 8 3、 有接点コンタク ト 5 6 側の突起型コネクタ 8 4とそれそれ係合し、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コン 夕ク ト 5 6を同時に結合することができるようになつている。

従って、 第 6実施例によれば、 幅 Dのアダプタ 1 2 6 (第 1 8図参照） の 2倍 の幅 2 Dを有するアダプタ 1 3 6、 或いは 3倍の幅 3 Dを有するアダプタ 1 3 8 を用いることにより、 通信コンタク ト 5 5、 有接点コンタク ト 5 6、 L E Dボッ クス 5 4の突起型コネクタ 8 2、 8 3、 8 4の形状が相違する場合であっても、 これら通信コンタク ト 5 5、 有接点コンタク ト 5 6、 L E Dボックス 5 4を結合 することができて有効である。

例えば、 L E Dボックス 5 4、 通信コンタク ト 5 5、 有接点コン夕ク ト 5 6を それそれ一つずつ結合する場合、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6 側の突起型コネクタ 8 3、 8 4の形状が同じで、 L E Dボックス 5 4側の突起型 コネクタ 8 2の形状が、 通信コン夕ク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6側のそれ と形状が相違する場合に、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6側の突 起型コネクタ 8 3、 8 4の形状が、 押しボタン本体部 5 3側のコンタク ト用コネ クタ 7 9 と同一形状であれば、 通信コンタク ト 5 5と有接点コンタク ト 5 6とを 押しボタン本体部 5 3に直接結合し、 L E Dボックス 5 4を第 1 8図に示すァダ ブ夕 1 2 6を利用して押しポ夕ン本体部 5 3に接続すればよい。

一方、 L E Dボックス 5 4の突起型コネクタ 8 2の形状が、 押しボタン本体部 5 3側のコンタク ト用コネクタ 7 9 と同一形状であれば、 L E Dボックス 5 4を 押しボタン本体部 5 3に直接結合し、 通信コンタク ト 5 5及び有接点コンタク ト 5 6を第 2 1図に示すアダプタ 1 3 6を利用して押しボタン本体部 5 3に接続す ればよい。

なお、 押しポタン本体部 5 3に結合しょうとする通信コンタク ト 5 5等の突起 型コネクタの形状すべてが、 押しボタン本体部 5 3側のコンタク ト用コネクタ 7 9の形状と同一でない場合には、 第 2 2図に示すアダプタ 1 3 8を利用すればよ い。

ここで、 アダプタ 1 3 6、 1 3 8が本発明におけるアダプタ部材に相当し、 コ ンタク ト用コネクタ 7 9が本発明における対機能部材結合部に相当する。

なお、 第 6実施例では、 幅 Dのアダプタ 1 2 6 (第 1 8図参照） の 2倍の幅 2 Dを有するアダプタ 1 3 6、 3倍の幅 3 Dを有するアダプタ 1 3 8について説明 したが、 要するに第 1 8図に示すアダプタ 1 2 6の幅 Dと同じでなければよく、 例えば、 アダプタ 1 2 6の幅 Dの 0 . 5倍、 1 . 5倍、 4倍等であっても構わな い。

(第 7実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 7実施例について第 2 3図を参照して説明 する。 なお、 本実施例におけるスィ ッチ装置 1 4 1の基本的な構成は第 2 2図に 示すスィ ツチ装置 1 3 9 と同様であり、 アダプタ 1 4 2の形状が相違しているた め、 以下では第 1図ないし第 2 2図も参照しつつ、 第 2 2図に示すスィ ツチ装置 1 3 9と相違する点について主として説明する。

本実施例におけるアダプタ 1 4 2は、 第 2 2図に示すアダプタ 1 3 9に通信コ ンタク ト 5 5と同一の通信機能を有する通信コンタク トを内蔵したものであり、 このアダプタ 1 4 2は、 上下 3対の押しボタン用コネクタ 1 2 8及び上下 2対の コンタク ト用コネクタ 7 9を備えている。 更に、 2つの伝達突起 1 3 1、 及び 1 個の通信機能用のスィ ッチ用突起 （図示せず） を備えている。

ここで、 これら伝達突起 1 3 1及びスィ ツチ用突起が同時に操作されるため、 有接点コンタク ト 5 6、 及びアダプタ 1 4 2に内蔵の通信コンタク ト 5 5が同時 に動作することになる。

そして、 アダプタ 1 4 2に形成されている左右一対ずつのコンタク ト用コネク 夕 1 2 9のそれそれには、 有接点コンタク ト 5 6がーつずつ結合される。 このよ うに、 アダプタ 1 4 2は、 このアダプタ 1 4 2に結合される有接点コンタク ト 5 6とは別の機能を有する通信コンタク トを内蔵している。

ここで、 アダプタ 1 4 2は本発明におけるアダプタ部材に相当し、 アダプタ 1 4 2に内蔵の通信コンタク トは本発明における情報入出力型機能部材に相当する なお、 上記した第 7実施例では、 アダプタ 1 4 2に有接点コンタク ト 5 6を接 続した場合について説明したが、 アダプタ 1 4 2に内蔵の通信コンタク トとは別 の通信コンタク ト 5 5を結合してもよい。 このとき、 アダプタ 1 4 2には、 有接 点コンタク ト 5 6が有する機能を内蔵しておく とよい。

(第 8実施例） この発明にかかるスィ ツチ装置の第 8実施例について第 2 4図ないし第 2 8図 を参照して説明する。 但し、 第 2 4図は断面図、 第 2 5図は第 2 4図の A— A断 面図、 第 2 6図は動作説明図、 第 2 7図は一部の分解斜視図、 第 2 8図は変形例 の一部の斜視図である。 なお、 第 2 4図及び第 2 5図において、 第 1図ないし第 2 3図と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。

本実施例におけるスィ ツチ装置 1 4 5は、 押しボタン部 5 2、 押しボタン本体 部 5 3、 アダプタ 1 4 6及び通信コンタク ト 5 5を備えている。 ここで、 第 1実 施例で説明したように、 押しボタン部 5 2は、 筐体 6 1、 押しポタン 6 2、 操作 軸 6 3を備え、 押しボタン本体部 5 3は、 押しポタン部固定用のロック部材 1 4 8、 筐体 1 4 9を備えている。

また、 押しボタン本体部 5 3の内部には、 位置 · ス トローク変換部 1 5 1が形 成されている。 この位置 · ス トローク変換部 1 5 1は、 軸 1 5 2、 揺動部材 1 5 3により構成されている。 また、 揺動部材 1 5 3は、 対操作軸用突起 1 5 5、 対 アダプタ用突起 1 5 6を備え、 この対操作軸用突起 1 5 5は操作軸 6 3の一端部 に当接している。

そして、 揺動部材 1 5 3の対操作軸用突起 1 5 5側と反対側に対アダプタ用突 起 1 5 6が形成され、 この対アダプタ用突起 1 5 6は、 アダプタ 1 4 6の操作力 伝達部材 1 5 8に当接している。

ところで、 アダプタ 1 4 6は、 筐体 1 6 0、 上記した操作力伝達部材 1 5 8、 弾性部材としてのパネ 1 6 1、 押しボタン用コネクタ 1 6 2及びコンタク ト用コ ネクタ 1 6 3を備えている。 操作力伝達部材 1 5 8は、 その中心付近に対コンタ ク ト用突起部 1 6 4を備えている。 また、 筐体 1 6 0と操作力伝達部材 1 5 8 と の間に、 パネ 1 6 1が納められ、 操作力伝達部材 1 5 8は、 矢印 Y 2 4方向から のある一定以上の押圧力を受けると、 パネ 1 6 1から矢印 Y 2 4方向と反対方向 の力を受ける。

次に、 通信コンタク ト 5 5は、 突起 7 6及びコネクタ 1 6 6を備え、 この突起 7 6が矢印 Y 2 4方向に押し込まれることにより、 通信コンタク ト 5 5に内蔵さ れているスィ ッチ （図示せず） が切り換わるのである。

ここで、 押しポタン部 5 2及び押しボタン本体部 5 3が本発明における操作受 け部材に相当し、 アダプタ 1 4 6及び位置 · ス トロ一ク変換部 1 5 1が本発明に おけるアダプタ部材に、 通信コンタク ト 5 5が本発明における情報入出力型機能 部材に、 押しボタン用コネクタ 1 6 2が本発明における対操作受け部材結合部に 、 コンタク ト用コネクタ 1 6 3が本発明における対機能部材結合部に、 それそれ 相当する。

続いて、 スィ ツチ装置 1 4 5の各部の動作を説明する。 押しボタン 6 2が矢印 Y 2 4 (第 2 4図参照） 方向に押し込まれると、 操作軸 6 3がそれに連動して同 方向に移動すると同時に、 操作軸 6 3が対操作軸用突起 1 5 5を押圧する。 そし て、 このように対操作軸用突起 1 5 5が押圧されると、 揺動部材 1 5 3が軸 1 5 2を中心に揺動する。

その結果、 対アダプタ用突起 1 5 6が操作力伝達部材 1 5 8を押圧し、 操作力 伝達部材 1 5 6の対コンタク ト用突起部 1 6 4が、 通信コンタク ト 5 5の突起 7 6を押圧する。 このような各部の動作によって、 スィ ッチ装置 1 4 5が、 押しポ タン 6 2に与えられた押圧力を通信コンタク ト 5 5に伝達するのである。

そして、 第 2 4図及び第 2 5図に示すように操作軸 6 3と操作力伝達部材 1 5 8との間に、 軸 1 5 2に軸支された揺動部材 1 5 3を形成することによって、 操 作軸 6 3のス トロ一ク長 （移動可能距離） を変更することができる。 通常、 押し ポタン部 5 2や通信コンタク ト 5 5等のコンタク トのス トロークは、 各メーカに よって決められている。

従って、 第 8実施例によれば、 押しボタン部 5 2 と通信コンタク ト 5 5とのメ 一力が一致しないために、 ス トロークが合わないことがあっても、 上記したよう な軸 1 5 2に軸支された揺動部材 1 5 3を設けることによって、 このス トローク をを併せることができる。

ところで、 軸 1 5 2に軸支された揺動部材 1 5 3によって、 押しボタン部 5 2 が有する固有のス トロークを如何にして変更するのかを、 第 2 6図を用いて説明 する。 第 2 6図 （b ) は押しボタン部 5 2が有する固有のス トロークをより長い ス トロ一クとする場合、 第 2 6図 （a ) は押しボタン部 5 2が有する固有のス ト ロークを変更しない場合、 第 2 6図 （ c ) は押しボタン部 5 2が有する固有のス トロ一クをより短いス トロークとする場合を示している。 第 2 6図 （a ) 〜 （ c ) に示すように、 対アダプタ用突起 1 5 6を形成する位 置によって、 ス トロークの変換を行うことができる。 即ち、 第 2 6図 （a ) に示 すように、 対アダプタ用突起 1 5 6の中心軸と対操作軸用突起 1 5 5の中心軸と がほぼ一致するように各突起 1 5 5、 1 5 6を形成した場合には、 対操作軸用突 起 1 5 5の移動距離と対アダプタ用突起 1 5 6の移動距離は等しくなる。

一方、 対操作軸用突起 1 5 5の移動距離は、 操作軸 6 3のス トロ一クに等しい 。 また、 対アダプタ用突起 1 5 6の移動距離は、 アダプタ 1 4 6の操作力伝達部 材 1 5 8の移動距離に等しく、 この対アダプタ用突起 1 5 6の移動距離はコン夕 ク トのスィ ツチ用突起 7 6のス トロークに等しい。 つまり、 第 2 6図 （a ) の場 合には、 操作軸 6 3のス トロ一クとコンタク トのスィ ツチ用突起 7 6のス ト口一 クが等しくなる。

また、 第 2 6図 （ c ) に示すように、 対アダプタ用突起 1 5 6が対操作軸用突 起 1 5 5よりも軸 1 5 2に近くなるように形成する場合を考える。 この場合、 対 操作軸用突起 1 5 5の移動距離より対アダプタ用突起 1 5 6の移動距離が短くな る。 つまり、 第 2 6図 （ c ) の場合には、 操作軸 6 3のス トロークよりコン夕ク トのスィ ツチ用突起 7 6のス ト口一クを短くすることができる。

更に、 第 2 6図 （b ) に示すように、 対アダプタ用突起 1 5 6が対操作軸用突 起 1 5 5よりも軸 1 5 2から遠くなるように形成する場合を考える。 この場合、 対操作軸用突起 1 5 5の移動距離より対アダプタ用突起 1 5 6の移動距離が長く なる。 つまり、 第 2 6図 （b ) の場合には、 操作軸 6 3のス トロークよりコンタ ク トのスィ ヅチ用突起 7 6のス トロークを長くすることができる。

このように、 揺動部材 1 5 3において、 対操作軸用突起 1 5 5に対する対ァダ プタ用突起 1 5 6の位置関係を変えるだけで、 操作軸 6 3のス トロ一クを変更し て、 コンタク トのスィ ツチ用突起 7 6のス トロ一クに合わせることができる。 ところで、 上記した第 8実施例における揺動部材 1 5 3では、 この対操作軸用 突起 1 5 5と対アダプタ用突起 1 5 6との位置関係を容易に変更できるように構 成されている。 この揺動部材 1 5 3の斜視図を第 2 7図に示す。 揺動部材 1 5 3 の対アダプタ用突起 1 5 6が形成される一方面側には、 複数の孔 H 0〜H 4が形 成されている。 一方、 対アダプタ用突起 1 5 6には孔 H 0〜H 4に対応する固定 突起 P 1が形成されている。 この固定突起 P 1 を孔 H 0〜H 4のいずれに挿入す るかによって、 対アダプタ用突起 1 5 6の形成位置を変更することができる。 また、 第 2 7図に示す対アダプタ用突起 1 5 6が形成される一方面側と反対の 他方面側にも同様に孔 （図示せず） が形成されており、 更に、 対操作軸用突起 1 5 5にも固定突起 P 1 と同様の固定突起 （図示せず） が形成されている。 このよ うな構成によって、 対操作軸用突起 1 5 5の形成位置を変更することができる。 このように、 目的とするス トロ一ク変換の態様に応じて対操作軸用突起 1 5 5 と対アダプタ用突起 1 5 6 との位置関係を決定し、 それに従って対操作軸用突起 1 5 5と対アダプタ用突起 1 5 6とを揺動部材 1 5 3に取り付ける。

なお、 第 2 7図においては、 揺動部材 1 5 3に孔 H 0〜H 4を形成することに よって、 対操作軸用突起 1 5 5、 対アダプタ用突起 1 5 6の形成位置を変更する 構造とした場合について説明したが、 対操作軸用突起 1 5 5及び対アダプタ用突 起 1 5 6の両者の位置を変更できるものであれば、 特にこの構造に限定されるも のではない。 例えば、 揺動部材 1 5 3にスリッ トを形成すると共に、 このスリ ッ 卜に対応する突起を対操作軸用突起 1 5 5、 対アダプタ用突起 1 5 6に形成して 両者を係合し、 これによつて位置変更を行うようにしてもよい。

また、 アダプタ 1 4 6に通信コンタク ト 5 5を接続した場合について説明した が、 有接点コンタク ト 5 6 (第 1図参照） 等を接続してもよい。 更に、 通信コン 夕ク ト 5 5と有接点コンタク ト 5 6の両者を同時に接続するようにしてもよい。 更に、 第 8実施例における位置 · ス トローク変換部材 1 5 1では、 操作軸 6 3 と対操作軸用突起 1 5 5とが同じ位置で当接する場合を示している。 しかし、 操 作軸 6 3と対操作軸用突起 1 5 5とが、 必ずしも同じ位置で当接できるとは限ら ない。 このような状況は、 例えば、 操作軸 6 3を有する押しボタン部 5 2 と位置 • ス トロ一ク変換部 1 5 5を有する押しボタン本体部 5 3とが別々のメーカであ る場合等に起こりうる。

このような場合にも、 ス トロ一ク変換を行うことができるように、 操作軸 6 3 と操作軸用突起 1 5 5とが当接するための位置変換部材 1 6 8を第 2 8図に示す 。 この位置変換部材 1 6 8は、 キヤッブ部 1 6 9と位置変換突起 1 7 0を備えて いる。 キヤップ部 1 6 9の表面には、 複数の孔が形成され、 このキヤヅプ部 1 6 9の 表面の孔が対操作軸用突起 1 5 5側に露出するように、 操作軸 6 3の対操作軸用 突起 1 5 5と当接する側の端部にキヤヅプ部 1 6 9をかぶせる。 そして、 対操作 軸用突起 1 5 5と当接する位置に形成されている孔に、 位置変換突起 1 7 0をセ ッ トすればよい。

これによつて、 操作軸 6 3と対操作軸用突起 1 5 5とが同じ位置で当接できな い場合であっても、 両者を当接させることができる。

(第 9実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 9実施例について第 2 9図を参照して説明 する。 なお、 第 2 9図において、 第 1図ないし第 2 8図と同一符号は同一もしく は相当するものを示す。

本実施例におけるスィ ツチ装置 1 7 3は、 押しボタン部 5 2、 押しポ夕ン本体 部 1 7 4、 通信機能内蔵コンタク ト （以下、 通信コンタク トと称する） 1 7 5、 有接点コンタク ト 1 7 6を備えている。

<押しボタン部 >

押しボタン本体部 1 7 4には、 通信コンタク ト接続用溝 1 7 8が形成され、 こ の通信コンタク ト接続用溝 1 Ί 8には、 通信コンタク ト 1 7 5と電気的に接続で きるように配線が施されている。

<通信コンタク ト >

通信コンタク ト 1 7 5の内部には通信回路が設けられ、 通信コンタク ト 1 7 5 の押しボタン本体部 1 7 4との対向面には、 押しボタン本体部 1 7 4に接続する ための接続突起 1 7 9が形成されている。 この接続突起 1 7 9には、 押しボタン 本体部 1 7 4と電気的で接続するための配線が施されている。

そして、 この接続突起 1 7 9が押しボタン本体部 1 7 4の通信コンタク ト接続 用溝 1 7 8に係合し、 押しボタン本体部 1 7 4と通信コンタク ト 1 7 5 とが結合 、 固定されると同時に両者が電気的に接続される。

また、 通信コン夕ク ト 1 7 5には、 他の有接点コンタク ト 1 Ί 6などのコンタ ク トを通信コンタク ト 1 7 5自体に結合するためコンタク ト用接続溝 1 8 0が複 数形成され、 同時に複数の有接点コンタク ト 1 7 6を結合できるようになつてい る。 ここで、 コンタク ト用接続溝 1 8 0は、 押しボタン本部 1 7 4の通信コンタ ク ト接続用溝 1 7 8と同様の構成を有する。

更に、 通信コン夕ク ト 1 7 5の内部には、 押しポタン部 5 2が有する操作軸 （ 図示せず） の動作に連動して動作するスィ ツチ 1 8 1が設けられている。 このス イ ッチ 1 8 1は、 操作軸が矢印 Y 2 6方向に移動すると、 それに連動してスィ ヅ チ 1 8 1が矢印 Y 2 7方向に移動する。 これによつて、 有接点コンタク ト 1 7 6 が有するスィ ッチ （図示せず） が操作され、 有接点コンタク ト 1 7 6の状態が切 り換えられる。

<有接点コンタク ト >

有接点コンタク ト 1 7 6の通信コンタク ト 1 7 5との対向面には、 接続用突起 1 8 3が設けられ、 この接続用突起 1 8 3は、 通信コンタク ト 1 7 5側の接続用 突起 1 7 9 と同様の構成を有しており、 接続用突起 1 8 3が通信コンタク ト 1 Ί 5のコンタク ト用接続溝 1 8 0に係合することによって、 通信コンタク ト 1 7 5 と有接点コンタク ト 1 7 6とが結合、 固定されると同時に両者が電気的に接続さ れる。

ここで、 押しポタン部 5 2及び押しボタン本体部 1 7 4が本発明における操作 受け部材に、 通信コンタク ト 1 7 5が本発明におけるアダプタ部材に、 それぞれ 相当する。

従って、 第 9実施例によれば、 第 1実施例と同様、 複数の機能部材を同時に結 合して使用することができる。

(第 1 0実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 1 0実施例について第 3 0図を参照して説 明する。 但し、 第 3 0図は本実施例におけるスィ ツチ装置 1 8 7の内部構造の一 部の斜視図である。 なお、 第 3 0図において、 第 1図ないし第 2 9図と同一符号 は同一もしくは相当するものを示す。

本実施例におけるスィ ヅチ装置 1 8 7は、 第 2 4図に示すスィ ツチ装置 1 4 5 と同様に、 揺動軸に軸支された揺動部が操作軸からの力を受けて揺動し、 コン夕 タ トのスィ ツチを操作する構成を有するものである。 但し、 スィ ツチ装置 1 4 5 と相違する主な点は、 揺動部に形成されている 2対の対操作軸用突起 1 5 5と対 アダプタ用突起 1 56とが、 独立して動作するようにしている点である。

このような構成にすることで、 押しボタン部 52を第 2 4図に示す、 いわゆる 押しボタンスィ ヅチだけではなく、 セレクタスィ ッチにも使用できる点で特に有 効である。

即ち、 セレクタスィ ッチ （図示せず） の操作軸は左右独立に動作することがで きるものである。 例えば、 セレクタスィ ッチを右に回転させると、 右側の操作軸

1 89 Rが動作する。 同様に、 左に回転させると左側の操作軸 1 89 Lが動作す る。 なお、 第 3 0図は、 右側の操作軸 1 8 9 Rが動作している状態を示している 本実施例における摇動部は、 上記した第 8実施例における揺動部材 1 53とは 、 その構造が相違している。 即ち、 第 3 0図に示すように、 摇動部材 1 9 1 R、 1 9 1 Lは、 それそれの上に形成された 2対の対操作軸用突起 1 9 2 R、 1 9 2 L及び対アダプタ用突起 1 9 3 R、 1 9 3 Lが同時に動くように形成されていた 。 ここで、 揺動部材 1 9 1 R、 1 9 1 Lは、 第 24図に示す揺動部材 1 53を、

1 9 2 R、 1 9 2 L及び対アダプタ用突起 1 9 3 R、 1 9 3 Lが 1対ずつ含まれ るように 2分割したものである。 但し、 第 30図における揺動部材 1 9 1 R、 1 9 1 Lは、 軽量化を施して余分な部分をそぎ落としているため、 第 24図に示す 揺動部材 1 53を 2分割した形状と完全に同一にはなっていない。

また、 操作力伝達部材 1 9 5 R、 1 9 5 Lは、 四角形状の平板の中央に矩形孔 を形成して 2分割したものである。 この場合、 コンタク トとして 2 I N型コン夕 ク ト 1 9 7を使用している。 この 2 I N型コンタク ト 1 9 7は、 上側突起 1 9 8 Uの状態と下側突起 （図示せず） の状態との関係で、 その出力を変更する。 例えば、 上側突起 1 9 8 Uが押し込まれていて、 下側突起が押し込まれていな い場合には、 状態 Aを出力する。 一方、 上側突起 1 9 8 Uが押し込まれておらず 、 下側突起が押し込まれている場合には、 状態 Bを出力する。

このような 2 I N型コンタク ト 1 9 7にも対応できるように、 操作力伝達部材 1 9 5 R、 1 9 5 Lは、 2 I N型コンタク ト用長辺部 （以下、 長辺部と称する） 1 9 9 R、 1 9 9 Lをそれぞれ有する。

続いて、 スィ ヅチ装置 1 87の動作について説明する。 右側の操作軸 1 89 R が矢印 Y 3 0方向へ移動すると、 この操作軸 1 8 9 Rの移動により、 右側の対操 作軸用突起 1 9 2 Rが同方向へ押し込まれ、 揺動部材 1 9 1 Rが、 軸 1 5 2を中 心として揺動する。

これに伴い、 対アダプタ用突起 1 9 3 Rにより右側の操作力伝達部材 1 9 5 R が矢印 Y 3 1方向へ押し込まれる。 その結果、 右側操作力伝達部材 1 9 5 Rに形 成されている対コンタク ト用突起 （図示せず） により、 通信コンタク ト 5 5のス ィ ツチ用突起 7 6が操作され、 通信コンタク ト 5 5の状態が切り換えられる。 また、 右側操作力伝達部材 1 9 5 Rには、 長辺部 1 9 9 Rが形成されているの で、 右側操作力伝達部材 1 9 5 Rが押し込まれることにより、 通信コンタク ト 5 5のスィ ッチ用突起 7 6と 2 I N型コンタク ト 1 9 7の下側突起が押し込まれる ことになる （第 3 0図参照）。

一方、 左側操作力伝達部材 1 9 5 Lに、 長辺部 1 9 9 Lが形成されているので 、 左側操作力伝達部材 1 9 5 Lが押し込まれることにより、 有接点コンタク ト 5 6の突起部 （図示せず） と 2 I N型コンタク ト 1 9 7の上側突起 1 9 8 Uが押し 込まれることになる。

ここで、 操作軸 1 8 9 R、 1 8 9 Lが本発明における操作受け部材の一部に相 当し、 軸 1 5 2、 右側操作力伝達部材 1 9 5 R、 左側操作力伝達部材 1 9 5 L、 右側揺動部材 1 9 1 R、 左側揺動部材 1 9 1 L、 右側対操作軸用突起 1 9 2 R、 左側対操作軸用突起 1 9 2 L、 右側対アダプタ用突起 1 9 3 R及び左側対ァダプ 夕用突起 1 9 3 しが、 本発明におけるアダプタ部材の一部に相当し、 通信コン夕 ク ト 5 5が本発明における情報入出力型機能部材に、 有接点コンタク ト 5 6が本 発明における直接型機能部材に、 それそれ相当する。

従って、 第 1 0実施例によれば、 ポタンスィ ッチだけではなく、 セレクタスィ ツチにも使用することが可能になり、 応用範囲を拡大することができる。

(第 1 1実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 1 1実施例について第 3 1図を参照して説 明する。 但し、 第 3 1図は本実施例におけるスィ ツチ装置 2 0 1の内部構造を示 す一部切断側面図である。 なお、 第 3 1図において、 第 1図ないし第 3 0図と同 一符号は同一もしくは相当するものを示す。 本実施例におけるスィ ツチ装置 2 0 1は、 押しボ夕ン部 5 2、 押しボタン本体 部 5 3、 アダプタ 1 4 6、 通信コンタク ト 5 5、 つば部材 2 0 3、 固定ナヅ ト 2 0 4及び固定ネジ 2 0 5を有している。

押しボタン部 5 2を取り付け板 2 0 6の所定の位置にセヅ トする。 押しポタン 部 5 2の凸形状部 2 0 8に、 つば部材 2 0 3を取り付ける。 このつば部材 2 0 3 は円形状を成し、 その中央には円形孔が形成されており、 この円形孔に押しボ夕 ン部 5 2の凸形状部 2 0 8を挿入する。

そして、 雌ネジが形成されている固定ナツ ト 2 0 4を、 押しボタン部 5 2の凸 形状部 2 0 8の外周に形成されている雄ネジに螺合し、 押しボタン部 5 2を取り 付け板 2 0 6に固定する。

次に、 固定ネジ 2 0 5を押しボタン本体部 5 3に形成されている取り付け孔 （ 図示せず） に挿入し、 固定ネジ 2 0 5の端部をつば部材 2 0 3の固定ネジ用孔 2 0 9に挿入する。 この固定ネジ用孔 2 0 9には雌ネジが形成されている。

そして、 この状態で固定ネジ 2 0 5を締め付け、 固定ネジ 2 0 5をつば部材 2 0 3の固定ネジ用孔 2 0 9に螺合することによって、 押しボタン本体部 5 3を押 しボタン部 5 2に固定するのである。

ここで、 押しボタン部 5 2は本発明における操作受け部材に相当し、 押しボタ ン本体部 5 3及びアダプタ 1 4 6は本発明におけるアダプタ部材に、 通信コンタ ク ト 5 5は情報入出力型機能部材に、 つば部材 2 0 3は対操作受け部材結合部に 、 固定ナッ ト 2 0 4は本発明におけるベース部材に、 固定ネジ 2 0 5は本発明に おける固定部材に、 それそれ相当する。

従って、 第 1 1実施例によれば、 アダプタ 1 4 6を介して通信コンタク ト 5 5 等の機能部材を押しボタン部 5 2に結合して使用することができる。

(第 1 2実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 1 2実施例について第 3 2図を参照して説 明する。 但し、 第 3 2図は本実施例におけるスィ ッチ装置 2 1 1の動作説明図で ある。 なお、 第 3 2図において、 第 1図ないし第 3 1図と同一符号は同一もしく は相当するものを示す。

本実施例におけるスィ ッチ装置 2 1 1では、 上記した第 1 0実施例において説 明したセレクタスィ ッチをスィ ツチ部に使用している。 このセレクタスイ ッチは 、 前述のとおり、 スィ ツチを右に回転させると、 右側の操作軸 1 89 Rが動作し 、 同様に左に回転させると左側の操作軸 1 89 Lが動作するものである。

また、 このスィ ツチ装置 2 1 1は、 介在ボックス 2 1 3、 通信コンタク ト 2 1 4、 有接点コンタク ト 5 6を備えている。

介在ボックス 2 1 3は、 内部に介在バー 2 1 5を有している。 介在バ一 2 1 5 は、 中心となる主軸 2 1 5m及び主軸 2 1 5mから垂直方向に延びて存在する枝 軸 2 1 5 sより構成されている。

介在バー 2 1 5は、 セレクタスィ ツチにおける左側の操作軸 1 89 Lが矢印 Y 32方向に移動するのに連動して、 同方向に動作するように構成されている。 つ まり、 左側の操作軸 1 8 9 Lが、 第 32図 （a) 中の矢印 Y 32方向に移動すれ ば、 介在バ一 2 1 5も同方向へ移動する。 これによつて、 第 32図 （b) に示す ように、 有接点コンタク ト 5 6のスィ ヅチ用突起 77が、 介在バ一 2 1 5の主軸 2 1 5 mによって押圧され、 その結果、 有接点コン夕ク ト 5 6の状態が切り換わ る。

一方、 介在バー 2 1 5の矢印 Y 32方向への移動によって、 枝軸 2 1 5 sも矢 印 Y 32方向へ移動する。 これによつて、 第 3 2図 （b) に示すように、 枝軸 2 1 5 sが通信コンタク ト 2 1 4の内部に設けられているスィ ッチ 2 1 6を押圧し 、 その結果、 通信コンタク ト 2 14から情報信号が出力される。

なお、 通信コンタク ト 2 1 4は、 介在ボックス 2 1 3から出力される操作力を 受けることができるように側面に長方形状の孔が形成されている。

このように、 介在ボヅクス 2 1 3は、 操作軸 1 8 9 L、 1 89 Rから受けた操 作の矢印 Y 32方向を、 この操作軸 1 8 9 L、 1 8 9 Rの動作方向の延長線方向 (矢印 Y 32方向） に存在する有接点コンタク ト 5 6に伝えつつ、 他の操作方向 に変換した後に、 通信コンタク ト 2 1 4に対して操作力を出力する。

従って、 第 1 2実施例によれば、 上記したような介在ボックス 2 1 3を使用す ることで、 操作軸 1 8 9 L、 1 89 Rの動きを、 この操作軸 1 89 L、 1 89 R の移動方向の延長線とは異なる方向にも伝えることができる。

なお、 操作軸 1 89 L、 1 89 Rが本発明における操作伝達部材の一部に相当 し、 介在ボックス 2 1 3が本発明における介在部材に相当する。

また、 上記した第 1 2実施例では、 枝軸 2 1 5 sにより通信コンタク ト 2 1 4 を操作するように説明したが、 枝軸 2 1 5 sによって有接点コンタク ト 5 6を操 作する構成にしてもよいのは勿論である。 一方、 主軸 2 1 5 mにより有接点コン 夕ク ト 5 6を操作するように説明したが、 通信コンタク ト 2 1 4を操作するよう に構成しても構わない。

更に、 第 1 2実施例においては、 操作軸 1 8 9 Lに対する介在ボックス 2 1 3 のみを示したが、 操作軸 1 8 9 Rに対しても同様の介在ボックスを設けてもよい のはいうまでもない。 同様に、 両操作軸 1 8 9 L、 1 8 9 Rに対応して介在ポヅ クス 2 1 3を同時に設けてもよい。

また、 操作軸 1 8 9 L、 1 8 9 Rの操作を受けることができるアダプタ部材 （ 例えば、 第 1 9図に示すアダプタ 1 3 8 ) を設け、 そのアダプタ部材に対して介 在ボックス 2 1 3を接続するようにしてもよい。

更に、 上記した第 1 2実施例においては、 介在部材 2 1 3は、 操作軸 1 8 9 L 、 1 8 9 Rの操作方向を変換して、 通信コンタク ト 2 1 4へ出力するようにした が、 操作軸 1 8 9 L、 1 8 9 Rの操作方向を変換せずにそのままの方向へ出力し て、 通信コンタク ト 2 1 4等を操作するようにしてもよい。

(第 1 3実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 1 3実施例について第 3 3図及び第 3 4図 を参照して説明する。 但し、 第 3 3図は本実施例におけるスィ ツチ装置 2 1 9の 後方からの分解斜視図、 第 3 4図は一部の斜視図である。 なお、 第 3 3図及び第 3 4図において、 第 1図ないし第 3 2図と同一符号は同一もしくは相当するもの を示す。

本実施例におけるスィ ツチ装置 2 1 9はスィ ツチ部（図示せず）、 スィ ツチァダ プ夕 （図示せず）、 押しポタン本体部 1 1 1、 縦横変換アダプタ 2 2 0及び L E D 付き 2 I N型有接点コンタク ト 2 2 2を備えている。

< L E D付き 2 I N型有接点コンタク ト >

L E D付き 2 I N型有接点コンタク ト （以下 2 I Nコンタク トと称する） 2 2 2は、 2つのスィ ッチ用突起 2 2 3、 1対の突起型コネクタ 2 2 4 (片方は図示 せず） を備えている。

2 I Nコンタク ト 2 2 2は、 2つのスィ ツチ用突起 2 23の状態によって出力 を変化させる点では、 上記した第 1 0実施例における 2 I N型コンタク ト 1 9 7 と同様である。 但し、 本実施例における 2 I Nコンタク ト 2 2 2では、 スィ ヅチ 用突起 2 2 3の状態の変化によって、 LE Dの照光の状態を変化 （例えば、 L E Dを点灯或いは消灯） させる。

突起型コネクタ 2 24の形状は、 第 1図に示す通信コンタク ト 5 5等と同様の 形状を有する。 従って、 2 I Nコンタク ト 2 2 2の突起型コネクタ 2 24とスィ ツチ本体部 1 1 1のコンタク ト用コネクタ 79とを係合させて、 2 I Nコンタク ト 2 2 2をスィ ツチ本体部 1 1 1に接続することも可能である。 この場合、 スィ ツチ用突起 2 2 3は、 矢印 Y 33方向 （第 33図参照） に並んで配置される。 従 つて、 各スィ .ツチ用突起 22 3を操作しょうとする場合には、 例えば第 32図に 示すような操作位置変換機構が必要となる。

<縦横変換アダプタ >

取り付け突起 2 20は、 スィ ツチ本体部 1 1 1のコンタク ト用コネクタ 79と 係合し、 縦横変換アダプタ 2 2 0をスィ ツチ本体部 1 1 1に固定するものであり 、 この縦横変換アダプタ 2 2 0には、 取り付け突起 2 2 6が設けされ、 この取り 付け突起 2 2 6の面に直交する面にコンタク ト用コネクタ 2 27が設けられてい る。

そして、 このコンタク ト用コネクタ 2 2 7は、 2 I Nコンタク ト 2 2 2側の突 起型コネクタ 2 24と係合し、 この係合によって、 2 I Nコンタク ト 2 2 2が縦 横変換アダプタ 2 2 0に結合、 固定される。

従って、 第 1 3実施例によれば、 縦横変換アダプタ 2 20を使用して 2 I Nコ ンタク ト 22 2を固定するようにしたため、 矢印 Y 34方向にスィ ッチ用突起 2 2 3を並べて配置することができ、 その結果、 2 I Nコンタク ト 2 2 2をスィ ヅ チ本体部 1 1 1に直接結合していた場合に必要であった操作位置変換機構等を設 けなくても、 2 I Nコンタク ト 2 2 2の状態を切り換えることができる。

ところで、 スィ ツチ本体部 1 1 1、 縦横変換アダプタ 2 2 0及び 2 I Nコンタ ク ト 2 2 2を互いに固定した状態を第 34図に示す。 なお、 上記した第 1 3実施例においては、 2 I Nコンタク ト 2 2 2を有接点コ ンタク 卜 して説明したが、 通信コンタク 卜としても構わない。

また、 上記した第 1 3実施例では、 スイ ッチアダプタ 1 1 0に接続可能なスィ ツチ本体部 1 1 1 を使用した場合について説明したが、 スィ ツチアダプタ 1 1 0 及びスィ ツチ本体部 1 1 1の両者が一体となったスィ ヅチ本体部 5 3 (第 1図参 照） を使用してもよい。

(第 1 4実施例）

この発明にかかるスィ ツチ装置の第 1 4実施例について第 3 5図を参照して説 明する。 なお、 第 3 5図において、 第 1図ないし第 3 2図と同一符号は同一も し くは相当するものを示す。

本実施例は、 スィッチ装置を表示灯 L 1に適用した例であり、 この表示灯 L 1 は、 表示部 L 1 1、 表示部アダプタ L 1 2、 表示接続部 L 1 3、 及び、 照光動作 を行う照光部品を備えた機能部材としての L E Dボックス （図示せず） を備えて いる。 なお、 表示部 L 1 1、 表示部アダプタ L 1 2、 表示接続部 L 1 3は本発明 における前面部材に相当する。

そして、 図示しない L E Dボックスは、 第 1実施例における L E Dボックス 5

4 (第 7図参照） と同様であるため、 この L E Dボックスでは、 表示接続部 L 1 3に結合するためのコンタク ト用コネクタ 7 9の形状が、 通信コンタク トもしく は有接点コンタク トと互換性のある形状を有している。

ところで、 表示部 L 1 1は、 色の付いた半透明の表示板 L 1 1 1及びこの表示 板 L 1 1 1を保持する筐体 L 1 1 2を備えている。 また、 筐体 L 1 1 2には係合 溝 L 1 1 3が形成されている。

一方、 表示アダプタ L 1 2には、 1組のコネクタ L 1 2 1、 係合突起 L 1 2 2 が設けられており、 このコネクタ L 1 2 1及び係合突起 L 1 2 2は、 第 3実施例 におけるスィ ッチアダプタ 1 1 0のコネクタ 1 1 4及び押しボ夕ン係合突起 1 1

5 (第 1 5図参照） と同様の構成を有する。 従って、 係合突起 L 1 2 2 と係合用 溝 L 1 1 3が係合することによって、 表示アダプタ L 1 2 と表示部 L 1 1 とが結 合、 固定される。

また、 表示接続部 L 1 3には、 3対のコンタク ト用コネクタ L 1 3 1、 1対の アダプタ接続突起 L 1 3 2が設けられている。 この接続突起 L 1 3 2は、 コネク 夕 L 1 2 1に係合し、 これによつて表示アダプタ L 1 2に表示接続部 L 1 3が結 合、 固定される。

更に、 コンタク ト用コネクタ L 1 3 1'には、 図示しない L E Dボックスが取り 付けら、 この L E Dボックスに設けられた L E D (第 7図の L E D 7 2 と同様） が、 表示接続部 L 1 3の開口部 L 1 3 3に納められ、 更に、 表示部 L 1 1内に納 められる。 従って、 表示板 1 1 1 を通して、 L E Dの点灯状態を確認すること ができる。

また、 表示接続部 L 1 3には、 3対のコンタク ト用コネクタ L 1 3 1が形成さ れているので、 それそれに色の異なる L E Dを有する L E Dボックスを取り付け ることよって、 表示する色の種類を多くすることができる。

このように、 表示灯 L 1は操作部を有しておらず、 表示灯 L 1の外部からの信 号によって、 L E Dの点灯 · 消灯等を行う。

従って、 第 1 4実施例によれば、 表示アダプタ L 1 2を設けることにより、 表 示部 L 1 1 と表示接続部 L 1 3 とが互換性を有しない場合であっても、 両者を組 み合わせて使用することが可能になる。

(第 1 5実施例）

この発明にかかる電気部品である入出力モジュールとしてのランプ付スィツチ モジュールの第 1 5実施例について第 3 6図及び第 3 7図を参照して説明する。 但し、 第 3 6図は後方からの斜視図、 第 3 7図は内部構造を示す断面図である。 第 3 6図に示すランプ付スィ ツチモジュール 3 0 0では、 ケーシング 3 1 0に 情報入出力型機能部材としての通信部 3 1 1 と直接型機能部材としての各種デバ イスから成るデバイス部 3 1 2 とが収容されている。 そして、 ケ一シング 3 1 0 の一面には操作者にランプ表示を行ったり、 操作者がスィ ツチとして押すための 操作伝達部材 （駆動部材） としての操作部 3 2 0が露出している。 また、 この操 作部 3 2 0に対するケーシング 3 1 0の反対側は伝送路 3 1 3 (第 1伝送線 3 1 4及び第 2伝送線 3 1 5 ) に接続される接続部 3 3 0となっている。

第 3 7図は接続部 3 3 0を上側に、 操作部 3 2 0を下側に向けてランプ付スィ ツチモジュール 3 0 0の内部構成を示す縦断面図である。 なお、 ランプ付スイ ツ チモジュール 3 0 0の内部構成は適宜簡略化して示している。

ケ一シング 3 1 0の内部には伝送路 3 1 3に対して信号を入出力したり、 伝送 路 3 1 3からの電力の供給を受け付ける回路基板 3 1 6、 操作者に向けて光を出 射するランプ 3 1 7、 操作者の押圧動作を検出してスィ ツチング動作を行うスィ ツチ 3 1 8等が収容される。

回路基板 3 1 6上には伝送路 3 1 3を介して主制御部 （図示せず） との間で信 号の受け渡しを行う通信部 3 1 1及びこの通信部 3 1 1 とランプ 3 1 7ゃスイ ツ チ 3 1 8等の入、 出力デバイスとの間に介在するィン夕一フェイス部 3 1 9がデ バイス部 3 1 2 として形成される。

また、 操作部 3 2 0とケ一シング 3 1 0との接続位置は、 筒状の筒部 3 2 1 と なっており、 操作部 3 2 0の操作者側の端面は透光性を有する透光部材 3 2 2が 取り付けられる。 これにより、 ランプ 3 1 7から出射された光が筒部 3 2 1の内 部及び透光部材 3 2 2を介して操作者が認識できるのである。

更に、 筒部 3 2 1の他端 （透光部材 3 2 2とは反対側の端） にはスィ ツチ 3 1 8及びパネ 3 2 3が配置されており、 操作者が指で操作部 3 2 0を押すと、 パネ 3' 2 3が付勢されると共にスィ ツチ 3 1 8がスィ ツチング動作を行い、 操作者が 操作部 3 2 0から指を離すと、 パネ 3 2 3の復元力により操作部 3 2 0が元の位 置に戻る。

このように、 ランプ付スィ ツチモジュール 3 0 0はケ一シング 3 1 0により一 体的な形状となっており、 ケ一シング 3 1 0内部にはランプ 3 1 7、 スィ ッチ 3 1 8、 インタ一フヱイス部 3 1 9により構成されるデパイス部 3 1 2及び通信部 3 1 1が収容される。

従って、 第 1 5実施例によれば、 ケーシング 3 1 0によりデバイス部 3 1 2 と 通信部 3 1 1 とを一体化 （単位ブロック化） することにより、 例えば一般のバス 方式ネッ トワークにおける伝送システムに必要であったデバイスと通信部とを配 線する作業及びスペースが不要となり、 バス方式ネッ トワークにおける伝送シス テムでは、 ランプ付スィ ツチモジュール 3 0 0をはじめとする各種入出力モジュ —ルの設置を容易に行うことができるとともに、 伝送システム全体の取付スぺ一 スの削減をも図ることができる。 (第 1 6実施例）

この発明の第 1 6実施例について第 3 8図を参照して説明する。 但し、 第 3 8 図は一部のブロック結線図である。 なお、 第 3 6図及び第 3 7図と同一符号は同 一もしくは相当するものを示す。

第 3 8図は、 主回路 3 3 1の出力ポート 3 3 2を効率的に利用して上記したラ ンブ付スィ ツチモジュール等の入出力モジュールに接続される別電源を可能な限 り省略する手法を示す図である。 なお、 第 3 8図ではデバイスとしてランプ 3 3 3のみを有する入出力モジュールを想定しており、 主回路 3 3 1、 イン夕一フエ イス部 3 1 9、 及びランプ 3 3 3のみを記載している。

一般のバス方式ネヅトワークにおける伝送システムでは、 通常、 主回路 3 3 1 の 1つの出力ポート 3 3 2が常にデバイスの 1つの入力に対応するように接続さ れている。 例えば、 ランプのように 1つの入力を有するデバイスは 1つの出力ポ ート 3 3 2に接続される。

表 1は出力ポ一ト 3 3 2が 4つ存在する場合の従来における出力ポ一ト 3 3 2 の利用方法を本実施例の比較のために例示したものである。

(表 1 )

表 1に示すように、 デバイスに 1つの入力しか存在しない場合 （例えば、 1つ のランプの場合） には、 出力ポ一ト 3 3 2から出力すべき信号は 1種類 （以下、 「 出力点数が 1」 と表現する） であり、 1つの出力ポート 3 3 2のみがデバイスに 直接あるいは間接的に接続されてきた。 出力点数が 2の場合には 2つの出力ポ一 ト 3 3 2がデバイスに接続される。 そして、 出力ポート 3 3 2が 4つ存在するこ とから、 主回路 3 3 1からデバイスへは 4種類の信号を同時に出力することがで きる。

表 1に示す従来の接続方法では、 1つの出力点には 1つの出力ポート 3 3 2か ら流れ出る電流の量までしか電流を供給することができない。 少ない電流で点灯 可能なランプをデバイスとして利用する場合、 主回路 3 3 1の 1つの出力ポート 3 3 2から供給される電流の量はランプ点灯に十分な量となるため、 別途電源を 設ける必要はない。 しかし、 比較的多くの電流を要するランプを点灯するには 1 つの出力ポート 3 3 2から得られる電流では不十分であり、 別途電源をィン夕ー フェイス部 3 1 9に接続する必要があった。

第 3 8図に示す例では、 このような従来の接続方法では別電源を必要とする場 合、 例えば、 比較的多くの電流を要するランプ 3 3 3であっても別電源を設ける ことなく点灯させる接続方法を示している。 第 3 8図に示すように、 インターフ エイス部 3 1 9には主回路 3 3 1の 4つの出力ポート 3 3 2が接続され、 4つの 出力ポート 3 3 2がインターフェイス部 3 1 9にて 1つに結合されてからランプ 3 3 3へと導かれる。 更に、 4つの出力ポート 3 3 2から同じ信号を出力する。 これにより、 ランプ 3 3 3に流れ込む電流は 4つの出力ポート 3 3 2から流れ出 る電流量まで増大させることができる。

その結果、 例えば、 1つの出力ポート 3 3 2からは 1 m Aまでしか電流を流す ことができない場合であっても、 第 3 8図に示す接続方法によりランプ 3 3 3に 4 m Aまでの電流を流すことが可能になる。 即ち、 ランプ 3 3 3の点灯に要する 電流が 1 m A以上であるが 4 m A以下の場合には別電源を設けることなくランプ 3 3 3を点灯することができる。

表 2は本実施例における出力ポート 3 3 2を有効に利用する場合の出力ポート 3 3 2とイン夕一フェイス部 3 1 9 との接続関係を示すものである。

(表 2 ) ポート番号 1 2 3 4 出力 ¾流

出力 1点 A A A A 4 mA 出力 2点 A A B B 2 m A 表 2に示すように、 出力点数が 1 (表 4に示す 「A」 のみ） の場合にはこの出 力点には第 3 8図に示した例のように 4 m Aまでの電流を供給することができる 。 出力点数が 2 (表 2に示す 「A」 及び 「B」） の場合であっても 4つの出力ポ一 ト 3 3 2からの出力を 2つずつに分けることにより 1つの出力点当たり 2 m Aま での電流を供給することができる。 もちろん、 出力点数が 2の場合に、 出力ポ一 ト 3 3 2を 3 ： 1に分けるようにしてもよい。 また、 出力点数が 3点の場合には 2 : 1 : 1に出力ポート 3 3 2を使い分けてもよい。 そして、 イン夕一フェイス 部 3 1 9にて結合される出力ポート 3 3 2からは同じ信号が出力される。

従って、 第 1 6実施例によれば、 複数の出力ポ一ト 3 3 2のうち、 2以上の出 カポ一ト 3 3 2に同一の出力が割り当てられるため、 1つの出力ポート 3 3 2か らの電流では動作不可能なデバイスであっても別電源を設けることなく動作させ ることができる。 その結果、 別電源を含めたランプ付スイ ッチモジュール 3 0 0 (第 3 6図参照） 等の入出力モジュールの配置に必要なスペースを小さ くするこ とができ、 例えばバス方式ネッ トワークにおける伝送システムの構築も簡素化さ れる。

(第 1 7実施例）

この発明にかかる電気部品である入出力モジュールとしてのランプ付スィツチ モジュールの第 1 7実施例について第 3 9図及び第 4 0図を参照して説明する。 但し、 第 3 9図は後方からの分解斜視図、 第 4 0図は動作説明図である。 なお、 第 3 6図及び第 3 7図と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。

第 3 9図は、 第 1 5実施例における入出力モジュールであるランプ付スィヅチ モジュール 3 0 0 (第 3 6図及び第 3 7図参照） の他の形態を示し、 上記したラ ンプ付スィ ヅチモジュール 3 0 0では接続部 3 3 0がタブ端子の形式となってい るるのに対し、 第 3 9図に示すランプ付スイ ッチモジュール 3 0 0では、 ケ一シ ング 3 1 0が 2つのサブケ一シング 3 1 0 a、 3 1 0 bに分離可能とされており 、 接続部 3 3 0側のサブケーシング 3 1 0 b内部には通信部 3 1 1が収容され、 操作部 3 2 0側のサブケ一シング 3 1 0 a内部にはィン夕一フェイス部 3 1 9、 ランプ 3 1 7、 スィッチ 3 1 8等のデバイス部 3 1 2が収容される。 そして、 2 つのサブケ一シング 3 1 0 a、 3 1 0 bが結合されると、 通信部 3 1 1の主回路 3 3 1 とインタ一フェイス部 3 1 9 とが端子 3 4 0により接続される。

従って、 第 1 7実施例によれば、 通信部 3 1 1 とデバイス部 3 1 2 とが一体的 となった入出力モジュールであっても、 通信部 3 1 1 とデバイス部 3 1 2 との組 合せのうち通信部 3 1 1の一部または全部を収容し、 接続部 3 3 0が設けられた サブケ一シング 3 1 0 aと、 通信部 3 1 1の他の部分とデバイス部 3 1 2 とを収 容するサブケーシング 3 1 0 bとを着脱自在とすることにより、 以下に説明する ように入出力モジュールの取付作業、 メンテナンス及び設計を容易に行うことが できる。

第 4 0図は、 第 3 9図と同様に 2つのサブケーシング 3 1 0 a、 3 1 0 bを有 するランプ付スィ ツチモジュール等の入出力モジュール 3 4 1の取り付け動作を 示す図である。 第 4 0図に示すように入出力モジュール 3 4 1の取り付けの際に は先にサブケーシング 3 1 0 bを所定の取り付け板 3 4 3 (取り付け板 3 4 3に は予め伝送路 3 1 3が形成されている） に取り付け、 通信部 3 1 1 を伝送路 3 1 3に接続する。

このとき、 通信部 3 1 1は様々な種類の入出力モジュール 3 4 1 に関して共通 のものであることから、 取り付ける入出力モジュール 3 4 1の種類を考慮するこ となく、 通信部 3 1 1 を有するサブケ一シング 3 1 0 bを取り付けることができ る。 従って、 入出力モジュール 3 4 1の配置作業を容易に行うことができるので ある。

また、 サブケ一シング 3 1 0 bの取り付けが完了するとサブケ一シング 3 1 0 aをサブケーシング 3 1 0 bに接続し、 入出力モジュール 3 4 1の取り付けが完 了する。 このように、 第 3 9図に例示したサブケ一シング 3 1 0 aとサブケーシ ング 3 1 0 bとを着脱自在にした入出力モジュール 3 4 1 を利用することにより 、 一般のバス方式ネッ トワークにおける伝送システムに必要となる通信部とデバ イスとの配線接続作業が不要となる。

更に、 いずれかの入出力モジュール 3 4 1のデバイス部 3 1 2が故障した場合 においても、 入出力モジュール 3 4 1全体を交換する必要はなく、 サブケーシン グ 3 1 O bを残してサブケーシング 3 1 0 aを取り扱えるだけで伝送システムの メンテナンスを行うことができる。 一方、 サブケーシング 3 1 0 b及びその内部は各種の入出力モジュール 3 4 1 について共通部分として設計 （即ち、 通信部 3 1 1の全部あるいは一部を有する ようにサブケーシング 3 1 0 bを設計） し、 各種入出力モジュール 3 4 1の固有 の部分を、 サブケ一シング 3 1 0 a及びその内部等として設計することにより、 設計の省力化も図ることができる。

(第 1 8実施例）

この発明の第 1 8実施例について第 4 1図を参照して説明する。 但し、 第 4 1 図は一部の分解斜視図である。 なお、 第 3 6図及び第 3 7図と同一符号は同一も しくは相当するものを示す。

第 4 1図は電気部品である入出力モジュールの他の具体例として、 取り付け板 3 5 0に取り付けられるランプ付スィ ツチモジュール 3 5 1の構造を示す斜視図 である。

ランプ付スィ ツチモジュール 1 3 5 1は第 3 5図に示すランプ付スィ ツチモジ ユール 3 0 0とほぼ同様の構造となっており、 操作者の指により押圧操作される とともに操作者にランプ光を導く操作部 3 2 0、 第 1、 第 2伝送線 3 1 4 , 3 1 5が接続される接続部 3 3 0を有し、 接続部 3 3 0が形成されるコン夕ク トブロ ック 3 5 3には通信部 3 1 1、 インタ一フェイス部 3 1 9、 出力デバイスである ランプ 3 1 7及び入力デバイスであるスィ ツチ 3 1 8が設けられる。 なお、 ラン プ 3 1 7はコンタク トブロック 3 5 3の表面に取り付けられ、 スイ ッチ 3 1 8は 一部がコンタク トブロック 3 5 3内部に収められるようにして取り付けられる。 そして、 ィンターフェイス部 3 1 9、 ランプ 3 1 7及びスィ ツチ 3 1 8がデバイ ス部 3 1 2を構成している。

このように、 入出力モジュールを一体的なものをするケ一シングは、 操作部 3

2 0の外形ゃコンタク トブロック 3 5 3の外形を結合して成るものであってもよ い。

従って、 第 1 8実施例によれば、 ランプ付スィ ツチモジュール 3 5 1は、 従来 の有接点のコンタク トプロヅクと同じ外形を有し、 幅の狭いコン夕ク トプロック

3 5 3の両横に重ねるようにして従来の有接点のコンタク トブロックを複数取り 付けることができるため、 操作者がネ ヅ トワークを介さず負荷を O N /〇 F Fし たり、 特に安全が要求される緊急停止信号を、 ネッ トワークを介さずに直接使用 することが可能となる。

なお、 上記した第 1 8実施例では、 このランプ付スイ ッチモジュール 3 5 1で は全体として 1つの入出力モジュールを形成しているが、 各コン夕ク トブロック 3 5 3もデバイス部 3 1 2及び通信部 3 1 1 を有する入出力モジュールとなって いる。 このように、 通信機能を有する入出力モジュールをコンタク トブロック 3 5 3として構成してもよい。 この場合、 コンタク トブロック 3 5 3の外形を構成 する部材 3 5 5がケーシングとしての役割を果たす。

(第 1 9実施例）

この発明の第 1 9実施例について第 4 2図を参照して説明する。 但し、 第 4 2 図は分解斜視図である。 なお、 第 3 6図及び第 3 7図と同一符号は同一もしくは 相当するものを示す。

第 4 2図は電気部品である入出力モジュールの更に他の具体例として、 既存の センサ 3 6 0を利用する入出力モジュール 3 6 1の構造を示す斜視図である。 入出力モジュール 3 6 1は既存のセンサ 3 6 0と伝送路 3 1 3に介挿されるコ ネク夕 3 6 2 とからなり、 このコネクタ 3 6 2は、 センサ 3 6 0のコネクタ 3 6 3に接続される。

そして、 コネクタ 3 6 2内部には既存のセンサ 3 6 0をそのまま利用できるよ うにインターフェイス部 3 1 9及び通信部 3 1 1が収容される。 従って、 センサ 3 6 0及びィ ンターフェイス部 3 1 9がデバイス部 3 1 2を構成している。 このように、 第 4 2図に示す入出力モジュール 3 6 1ではセンサ 3 6 0のケ一 シングを 1つのサブケーシング 3 6 5とみなし、 コネクタ 3 6 2のケ一シングを 1つのサブケーシング 3 6 6 とみなすことができ、 サブケーシング 3 6 5にデバ イスを設け、 サブケ一シング 3 6 6にインタ一フェイス部 3 1 9及び通信部 3 1 1 を設ける構造となっている。 そして、 サブケ一シング 3 6 5とサブケ一シング 3 6 6とを結合することにより、 これらの構造を一体的に有する入出力モジユー ル 3 6 1 を構成する。

従って、 第 1 9実施例によれば、 サブケ一シング 3 6 6を通信機能を有するコ ネクタ 3 6 2 として形成することにより、 既存のセンサ 3 6 0をそのまま入出力 モジュール 3 6 1の一部として利用することができるため、 新たに通信部を内蔵 するセンサを設計する必要がなくなり、 設計の省力化を図ることができる。 もち ろん、 センサに限定されるものではなく、 既存のスィ ッチ、 ランプ等をそのまま 入出力モジュールの一部として利用することができようになる。

(第 2 0実施例）

この発明にかかる通信装置の第 2 0実施例について第 4 3図ないし第 4 6図を 参照して説明する。 但し、 第 4 3図はブロック結線図、 第 4 4図は一部の結線図 、 第 4 5図は一部の構成を示す概略図、 第 4 6図は動作説明用のタイ ミングチヤ ートである。

第 4 3図に示すように、 本実施例における通信装置 4 0 0は、 例えばバス方式 ネッ トワークに適用され、 上記したスィ ツチ装置 5 1等における情報入出力型機 能部材である通信コンタク ト 4 0 1及び入力回路部 4 0 2が一体化されて構成さ れている。 このとき、 例えば第 1図に示すように、 互いに分離可能に結合された 押しボタン部 5 2及び押しボタン本体部 5 3とにより、 入力回路部 4 0 2におけ る操作部 （後に詳述する） を構成し、 通信コンタク ト 4 0 1及び入力回路部 4 0 2の回路部分を内蔵したコンタク トケースを、 上記した押ボタン本体部に着脱自 在に装着するようにして、 通信コンタク ト 4 0 1及び入力回路部 4 0 2を一体化 するとよい。

ここで、 押しボタンは、 押し込み操作されることによって押し込み状態に保持 され、 その状態から再度押し込まれることにより、 元の状態に復帰する、 いわゆ る一時保持タイプのほか、 押し込み力を加えている間だけ押し込み状態となり、 押し込み力を解除すれば元に復帰するタイブであっても構わない。

この通信コンタク ト 4 0 1は、 第 4 3図に示すように、 入力インタ一フェイス (以下、 入力 I / Fと称する） 4 0 5を内蔵した通信用集積回路から成り、 コィ ル 4 0 6を介して正電位 + Vのバスライン B 1 に通信コンタク ト 4 0 1の正電源 端子 V i nが接続され、 基準電位 0 Vのバスライン B 2にゼロボルト端子 Z及び 接地端子 G N Dが接続されると共に、 これら両バスライン B l、 B 2に通信コン タク ト 4 0 1の 2個の伝送端子 （図示せず） が接続され、 通信コンタク ト 4 0 1 により、 両バスライン B l、 B 2に重畳された電圧信号による通信信号の送受信 が行われる。 ここで、 バスライン B l、 B 2による 2線式の場合、 回路が並列に 分岐され、 交流成分 （信号） を遠くに送るために減衰をできるだけ小さくする一 方、 回路には負荷があってこの負荷に対してできるだけ多くの直流を流したいと いう要求がある。 そのため、 上記したコイル 4 0 6を設けており、 このコイル 4 0 6は、 交流成分 （信号） に対しては高インピーダンスとなって減衰を防止し、 直流成分 （電力） に対しては低インピーダンスとなって直流成分を多く流すこと ができるように作用する。

また、 入力 I / F 4 0 5の入力端子 D i nには入力回路部 4 0 2が接続され、 この入力回路部 4 0 2の可動部分を押し込み操作することにより、 入力 I / F 4 0 5の入力端子 D i nのレベルが切り換わって通信コンタク ト 4 0 1の動作モ一 ドが切り換わる。

ところで、 この入力回路部 4 0 2は、 例えば第 4 4図及び第 4 5図に示すよう に、 非接触式のスィ ツチ接点構造を有する操作部 4 1 1 と、 電流制限部 4 1 2 と 、 保持部 4 1 3と、 入力端子が正電位 + Vのバスライン B 1 に接続された定電圧 回路 4 1 4とにより構成されている。

ここで、 操作部 4 1 1は、 第 4 5図に示すように、 発光素子である発光ダイォ ―ド L及び受光素子であるフオ ト トランジスタ Tから成るフォ トインタラブ夕、 並びに可動部分である上記した押ボタンの押し込み操作に連動して発光ダイォ一 ド Lからフォ ト トランジスタ Tへの光を遮光する遮光板 Bにより構成される。 こ の発光ダイォ一ド Lのカソ一ド及びフォ ト トランジスタ Tのエミ ッタが、 いずれ も基準電位 0 Vのバスライン B 2に接続されている。

そして、 電流制限部 4 1 2は、 遮光体 Bの移動により、 発光ダイォード から の光がフォ ト トランジスタ Tに入射してからあらかじめ設定された所定時間だけ 発光ダイォ一ド Lへの通電電流を設定値に制御する。

具体的には、 第 4 4図に示すように、 抵抗 R 1 を介してェミ ッタが定電圧回路 1 4の出力端子に接続されると共にコレクタが操作部 4 1 1の発光ダイォード Lのァノードに接続された P N P トランジスタ Q 1 と、 一端が定電圧回路 4 1 4 の出力端子に接続され他端がトランジスタ Q 1のベースに接続された抵抗 R 2 と 、 一端がトランジスタ Q 1のベースに接続されると共に他端が抵抗 R 3を介して 定電圧回路 4 1 4の出力端子に接続されたコンデンサ Cとから成るモノマルチバ イブレータにより、 電流制限部 4 1 2が構成されている。

尚、 コンデンサ Cの他端がフォ ト トランジスタ Tのコレクタに接続され、 トラ ンジスタ Q 1がコンデンサ Cを介してフォ ト トランジスタ Tのコレクタに正帰還 接続されている。 また第 43図において、 R4はトランジスタ Q 1のコレクタ及 びエミヅ夕に両端が接続された抵抗である。

また、 保持部 4 1 3は、 操作部 4 1 1の遮光体 Bの移動により、 発光ダイォ一 ド Lからの光がフォト トランジスタ Tに入射してから発光ダイォ一ド Lからの光 が遮光されるまでの間、 通信コンタク ト 40 1の入力 I /F 40 5への入力信号 のレベルを保持する。

この保持部 4 1 3は、 第 44図に示すように、 D—フリ ヅブフロヅプ （以下 D 一 F Fと称する） D f と、 NANDゲート Ngと、 抵抗 R 5、 R 6とにより構成 されている。 そして、 N ANDゲート N gの両入力端子が、 上記したトランジス 夕 Q 1のコレク夕及びコンデンサ Cの他端に接続され、 この NAN Dゲ一ト N g の出力端子が D— F F D f のセッ ト端子 Sに接続されている。 更に、 D— FFD f の D入力端子が定電圧回路 4 1 4の出力端子に接続され、 D— F FD f のクロ ック端子 C Kが抵抗 R 5を介してコンデンサ Cの他端に接続されると共に、 リセ ッ ト端子 Rが直接コンデンサ Cの他端に接続され、 D— F F D f の Qパ一出力端 子が通信コンタク ト 40 1の入力 I/F 405の入力端子 D i nに接続されてい る。 尚、 抵抗 R 6は D— F FD f のクロック端子 CK及びバスライン B 2に両端 が接続されている。

次に、 上記した入力回路部 4◦ 2の動作について、 第 46図のタイ ミングチヤ ート参照して説明する。

いま、 操作部 4 1 1の押ボタンを押し込み操作するごとに、 第 46図 （a) に 示すように、 操作部 1 2 1の遮光体が移動し、 フォ トィンタラプ夕は遮光状態 （ ON) 及び投光状態 （OF F) に繰り返し制御される。

そして、 第 46図 （a) に示すように、 フォ トィン夕ラブ夕が遮光状態 （ON ) にあるときには、 第 46図 （c) に示すように、 フォ ト トランジスタ Tはオフ しておりその出力電圧 （コレクタ側） は V 2 (ハイ レベル） であり、 このときフ オ ト トランジスタ Tのコレクタに正帰還接続されている トランジスタ Q 1はオフ となり、 第 46図 （b) に示すように、 発光ダイォード Lの電流は I 0である。 また、 第 46図 （d) に示すように、 保持部 4 1 3の D— FFD f の Qバー出力 端子は口一レベルである。

この状態から押しボタンが押し込み操作されて元の初期状態に復帰し、 第 46 図 （a) に示すように、 フォ トイン夕ラブ夕が投光状態 （OFF) に切り換えら れると、 遮光体 Bが移動して発光ダイオード Lからの光がフォ ト トランジスタ T に入射するようになり、 フォ ト トランジスタ Tがオンし、 トランジスタ Q 1がォ ンしてフォ ト トランジスタ Tの出力電圧は、 第 46図 （c) に示すように V0 ( 口一レベル） となる。

一方、 抵抗 R 2とコンデンサ Cとによる時定数 （所定時間に相当） で トランジ スタ Q 1のべ一ス電位が上昇してトランジスタ Q 1がオフに反転するため、 トラ ンジス夕 Q 1がオンしている間、 第 46図 （b) に示すように発光ダイオード L には設定値である I I (> 1 0) の電流が流れ、 トランジスタ Q 1がオフするこ とによって、 第 46図 （b) に示すように、 発光ダイォ一ド Lの電流は再び I 0 となる。 このとき、 抵抗 R 1及びコンデンサ Cの時定数回路により、 フォ ト トラ ンジス夕 Tの出力電圧は、 第 46図 （ C ) に示すように V I (V 2 > V 1 > V 0 ) となる。

また、 上記したようにフォ ト トランジスタ Tの出力電圧が V 0 (口一レベル） となることで、 D— FFD f のリセッ ト端子 Rにリセヅ ト信号が入力されて D— FFDf がリセヅ トされ、 第 46図 （d) に示すように、 D— F FD f の Qバ一 . 出力端子はハイ レベルに反転し、 この Qバー出力端子のハイ レベルは、 操作部 4 1 1の押ポタンを押し込み操作するのに伴い、 遮光体 Bの移動によりフォ トイ ン タラプ夕が遮光状態 （ON) に切り換えられてフォ ト トランジスタ Tの出力電圧 が V 2 (ハイ レベル） になるまで保持される。

ところで、 操作部 41 1の発光ダイオード Lに断線故障が発生した場合には、 フォ ト トランジスタ Tの出力電圧が V 2 (ハイ レベル） になり、 トランジスタ Q 1のコレクタの電圧は抵抗 R 1と R 4によりブルアツプされるため、 NANDゲ 一ト N gの出力がローレベルに反転することにより、 保持部 4 1 3の D— F F D f のセヅ ト端子 Sにセッ ト信号が入力されて Qバー出力端子が第 4 6図 （d ) の 破線に示すようにローレベルになる。

このように、 操作部 4 1 1の押ボタンが押し込み操作されて、 電流制御部 4 1 2により、 操作部 4 1 1の発光ダイォード Lからの光がフォ ト トランジスタ Tに 入射してから、 抵抗 R 2及びコンデンサ Cによる時定数である所定時間だけ発光 ダイオード Lへの通電電流が設定値である I 1に制御されるため、 この所定時間 の経過後は、 通電電流を設定値よりも小さい I 0に低減される。

一方、 操作部 4 1 1の発光ダイォード Lからの光がフォ ト トランジスタ Tに入 射してから、 発光ダイォード Lからの光が遮光体 Bにより遮光されるまでの間、 保持部 4 1 3により、 通信コンタク ト 4 0 1の入力 I / F 4 0 5への入力信号が ハイレベルに保持される。 また、 操作部 4 1 1の発光ダイオード Lに断線故障が 発生した場合、 保持部 4 1 3の D _ F F D f の Qバ一出力端子が自動的にローレ ベルになるため、 通信コンタク ト 4 0 1の入力 I / F 4 0 5への入力がローレべ ルになる。 よって、 フォ トインタフェースラブ夕が故障状態にあることを認識す ることができる。

従って、 第 2 0実施例によれば、 通信装置 4 0 0の入力回路部 4 0 2の操作部 4 1 1を必要なときにだけパルス的に駆動することができるため、 従来の有接点 構造に比べ、 操作部 4 1 1の発光ダイオード Lの電流値を下げることができ、 操 作部 4 1 1の長寿命化を図ることができると共に、 消費電力を低減することがで きる。

また、 操作部 4 1 1の発光ダイオード Lの電流値を下げることにより、 操作部 4 1 1の発熱量を抑制することができるため、 通信コンタク ト 4 0 1及び入力回 路部 4 0 2の回路部分を内蔵したコンタク トケースを複数集合して通信装置 4 0 0を構成するような場合であっても、 過熱のおそれもなくこのような集合取付け が可能になる。

しかも、 保持部 4 1 3における D— F F D f の Qバ一出力端子のレベルとフォ ト トランジスタ Tの出力電圧のレベルの変化とに基づき、 操作部 4 1 1の故障を 検出することができ、 信頼性の向上を図ることができる。

(第 2 1実施例） この発明の第 2 1実施例について第 4 7図ないし第 4 9図を参照して説明する 。 但し、 第 4 7図はブロック結線図、 第 4 8図は一部の結線図、 第 4 9図は動作 説明用のタイ ミングチャートである。 尚、 以下の説明では、 上記した第 4 5図も 参照する。

第 4 7図に示すように、 本実施例における通信装置 4 2 0は、 上記した入力 I / F 4 0 5のほか、 制御に用いるパルス幅変調 （P W M ) 出力回路 4 0 7を内蔵 した通信コン夕ク ト 4 2 1 と、 第 4 5図に示す操作部 4 1 1 と同様にフォ トイ ン タラブタ及び遮光体 Bから成る操作部 4 2 2 と、 保持回路部 4 2 3とが一体化さ れ構成されている。

このとき、 上記した第 2 0実施例と同様に、 互いに分離可能に結合された押し ボタン及び押しボタン本体部とにより操作部 4 2 2を構成し、 通信コンタク ト 4

2 1及び保持回路部 4 2 3その他の回路部品等を内蔵したコンタク トケースを、 上記した押ボタン本体部に着脱自在に装着するようにして、 これら通信コンタク ト 4 2 1、 操作部 4 2 2及び保持回路部 4 2 3を一体化するとよい。

尚、 第 4 7図において、 R 7は正電位 + Vのバスライン: B 1及び発光ダイォ一 ド Lのァノードに両端が接続された抵抗、 R 8は正電位 + Vのバスライン B 1及 び操作部 4 2 2のフォ ト トランジスタ Tのコレクタに両端が接続された抵抗であ り、 正電位 + Vのバスライン B 1 と、 通信コンタク ト 4 2 1の正電源端子 V i n 及び抵抗 R 7、 R 8との間には上記したコイル 4 0 6が配置されている。

通信コン夕ク ト 4 2 1は、 第 4 3図に示すものと同様に、 通信用集積回路から 成り、 正電位 + Vのバスライン B 1に通信コンタク ト 4 2 1の正電源端子 V i n が接続され、 基準電位 0 Vのバスライン B 2にゼロボルト端子 Z及び接地端子 G N Dが接続されると共に、 これら両バスライン B l、 B 2に通信コンタク ト 4 2

1の 2個の伝送端子 （図示せず） が接続され、 通信コンタク ト 4 2 1により、 両 バスライン B 1、 B 2に重畳された電圧信号による通信信号の送受信が行われる また、 保持回路部 4 2 3は、 例えば第 4 8図に示すように、 第 1、 第 2 D— F F D 1、 D 2及び入力端子が正電位 + Vのバスライン B 1に接続された定電圧回 路 4 2 5から成り、 第 1 D— F F D 1の D入力端子がフォ ト トランジスタ Tのコ レク夕に接続され、 両 D— F FD 1、 D 2のクロック端子 CKが通信コンタク ト 42 1の PWM出力回路 407の出力端子 D oに接続されると共に、 両 D— F F D 1、 D 2のセッ ト端子 S及びリセッ ト端子 Rが定電圧回路 42 5の出力端子に 接続され、 第 2 D— F F D 2の Qバ一出力端子が通信コンタク ト 42 1の入力 I /F 40 5の入力端子 D i nに接続されている。 尚、 発光ダイオード Lのカソ一 ドは PWM出力回路 407の出力端子 D 0に接続され、 フォ ト トランジスタ丁の エミ ッタはバスライン B 2に接続されている。

次に、 上記した操作部 42 2及び保持回路部 42 3の動作について、 第 49図 のタイ ミングチャート参照して説明する。

通信コンタク ト 42 1の PWM出力回路 407からは、 第 49図 （b) に示す ように、 一定周期で口一レベルの PWMパルス信号が出力され、 第 49図 （c) に示すように、 この口一レベルの PWMパルス信号に同期して操作部 42 2の発 光ダイオード Lに I 1の電流が流れる。 ここで、 PWMパルス信号がハイ レベル のときには、 発光ダイォ一ド Lに流れる電流は 1 0 (< I 1 ) となる。

そして、 フォ トインタラブ夕が遮光状態 （ON) にあるときに、 押しポタンが 押し込み操作されて元の初期状態に復帰し、 第 49図 （a) に示すように、 フォ トインタラブ夕が投光状態 （OFF) に切り換えられると、 遮光体 Bが移動して 発光ダイォード Lからの光がフォ ト トランジスタ Tに入射するようになり、 光の 入射から少し遅れてフォ ト トランジスタ Tがオンし、 フォ ト トランジスタ Tの出 力電圧 （コレクタ側） のレベルが、 第 49図 （d) に示すようにローレベルとな る。

ところで、 上記したように操作部 42 2の発光ダイオード Lに I 1の電流が流 れることにより、 両 D— F FD 1、 D 2のクロック端子 C Kに信号が入力され、 第 1 D— F F D 1の Q出力端子、 及び第 2 D— F F D 2の Qバー出力端子が、 そ れそれ第 49図 （e) 及び （f ) に示すようにハイ レベルに反転し、 このハイ レ ベルは、 両 D— F FD 1、 D 2の D入力端子にフォ ト トランジスタ Tのオンによ る口一レベルが入力されるまで継続する。

そして、 両 D— F FD 1、 D 2の D入力端子にローレベルが入力されると、 第 1 D-F FD 1の Q出力端子、 及び第 2 D— F FD 2の Qバー出力端子はいずれ もローレベルに反転する。 特に、 フォ トインタラブ夕が投光状態 （OF F) に切 り換えられることによって、 第 2 D— F FD 2の Qパー出力端子から通信コンタ ク ト 42 1の入力 I/F 405の入力端子 D i nにローレベルの信号が出力され る。

また、 操作部 42 2の発光ダイオード Lに断線故障が発生した場合には、 発光 ダイオード Lの電流は、 第 49図 （c) の破線に示すように I 0のままとなり、 これによつて第 49図 （d) の破線に示すように、 フォ ト トランジスタ Tの出力 電圧 （コレクタ側） はハイ レベルのままとなり、 第 1 D— F F D 1の Q出力端子 は、 第 49図 （e) の破線に示すように、 ハイレベルのままとなり、 第 2 D— F F D 2の Qバ一出力端子は、 第 49図 （f ) の破線に示すようにローレベルのま まとなる。

従って、 第 2 1実施例によれば、 上記した第 2 0実施例と同等の効果を得るこ とができる。

(第 2 2実施例）

この発明の第 2 2実施例について第 50図及び第 5 1図を参照して説明する。 但し、 第 50図は一部の結線図、 第 5 1図は動作説明用のタイ ミングチャートで ある。 尚、 以下の説明では、 上記した第 45図も参照する。

本実施例における通信装置の全体構成は、 上記した第 2 1実施例 （第 47図参 照） と基本的に同じであり、 本実施例における保持回路部は、 第 47図における 保持回路部 42 3と次のように構成が相違している。

即ち、 第 50図に示すように、 本実施例におけるスィ ッチ装置の保持回路部 4 2 3は、 第 1、 第 2 D— F FD 1、 D 2、 第 1、 第 2 ANDゲート A l、 A 2、 入力端子が正電位 + Vのバスライン B 1に接続された定電圧回路 427とから成 り、 第 1 ANDゲート A 1の両入力端子がフォ ト トランジスタ Tのコレクタ及び 発光ダイオード Lのァノードに接続され、 第 2 ANDゲート A2の両入力端子が 共に通信コンタク ト 42 1の PWM出力回路 40 7の出力端子 D oに接続され、 第 1 ANDゲート A 1の出力端子が第 1 D— F FD 1の D入力端子に接続され、 第 2 ANDゲート A 2の出力端子が第 1 D— F FD 1のクロヅク端子 CKに接続 されると共に、 第 2 D— F FD 2のクロヅク端子 C Kが通信コンタク ト 42 1の PWM出力回路 407の出力端子 D oに接続されている。

更に、 第 1 D— F F D 1のセヅ ト端子 S及びリセヅ ト端子 R並びに第 2 D— F F D 2のリセッ ト端子 Rが定電圧回路 42 7の出力端子に接続され、 第 2 D— F FD 2のセッ ト端子 Sが第 I D— F FD 1の Qバー出力端子に接続され、 第 2 D - F F D 2の Qバー出力端子が通信コンタク ト 42 1の入力 I/F 40 5の入力 端子 D i nに接続されている。 尚、 発光ダイオード Lのカゾードは PWM出力回 路 407の出力端子 D 0に接続され、 フォ ト トランジスタ Tのエミ ッ夕はバスラ イン B 2に接続されている。

次に、 上記した第 2 2実施例における操作部 42 2及び保持回路部 42 3の動 作について、 第 5 1図のタイ ミングチヤ一ト参照して説明する。

通信コンタク ト 42 1の PWM出力回路 407 (第 47図参照） からは、 第 5 1図 （b) に示すように、 一定周期で口一レベルの PWMパルス信号が出力され 、 第 5 1図 （c) に示すように、 この口一レベルの PWMパルス信号に同期して 操作部 42 2の発光ダイオード Lに I 1の電流が流れる。 ここで、 PWMパルス 信号がハイ レベルのときには、 発光ダイオード Lに流れる電流は I 0 (< 1 1 ) となる。

そして、 フォ トインタラブ夕が遮光状態 （ON) にあるときに、 押しボタンが 押し込み操作されて元の初期状態に復帰し、 第 5 1図 （a) に示すように、 フォ トインタラブタが投光状態 （OFF) に切り換えられると、 遮光体 Bが移動して 発光ダイォ一ド Lからの光がフォ 卜 トランジスタ Tに入射するようになり、 光の 入射から少し遅れてフォ ト トランジスタ Tがオンし、 フォ ト トランジスタ Tの出 力電圧 （コレクタ側） のレベルが、 第 5 1図 （d) に示すように口一レベルとな る。

ところで、 上記したように操作部 4 2 2の発光ダイオード Lに I 1の電流が流 れることにより、 発光ダイオード Lのァノ一ド側電圧は第 5 1図 （e ) に示すよ うに口一レベルに変化し、 フォ ト トランジスタ Tの出力電圧及び発光ダイォード Lのァノード側電圧の口一レベルへの変化により、 第 1 ANDゲート A 1の出力 電圧は第 5 1図 （f ) に示すようにローレベルに変化する。

このとき、 発光ダイオード Lに I 1の電流が流れることにより、 両 D— F FD 1、 D 2のクロック端子 C Kに信号が入力され、 第 1 D— F F D 1の Qバー出力 端子は、 第 5 1図 （g) に示すようにハイ レベルのままとなり、 第 2 D— FFD 2の Qバ一出力端子は第 5 1図 （h) に示すようにハイ レベルに反転する。 そして、 操作部 42 2の押し込み操作に伴い、 遮光体 Bにより発光ダイオード Lの光が遮断されると、 第 5 1図 （f ) に示すように、 フォ トインタラブ夕が次 に遮光状態 （ON) となって第 1 ANDゲート A 1の出力がハイ レベルに変化す ると、 第 2 D— FFD 2の Qバ一出力端子が第 5 1図 （h) に示すようにローレ ベルに反転する。

また、 操作部 42 2の発光ダイオード Lに断線故障が発生した場合には、 発光 ダイォ一ド Lの電流は、 第 5 1図 （c) の破線に示すように I 0のままとなり、 これによつて第 5 1図 （d) 及び （e) の破線に示すように、 フォ ト トランジス 夕 Tの出力電圧 （コレクタ側） 及び発光ダイオード Lのアノード側電圧は共にハ ィ レベルのままとなり、 第 5 1図 （f ) に示すように第 1 ANDゲート A 1の出 力電圧もハイ レベルのままとなって、 第 1 D— F F D 1の Qパ一出力端子は、 第 5 1図 （g) の破線に示すように、 口一レベルのままとなり、 第 2 D— FFD 2 の Qバー出力端子は、 第 5 1図 （h) の破線に示すようにハイレベルのままとな る。

従って、 第 2 2実施例によれば、 上記した第 2 1実施例と同等の効果を得るこ とができる。

(第 2 3実施例）

この発明の第 2 3実施例について第 5 2図のプロック結線図を参照して説明す る。

第 52図に示すように、 本実施例における通信装置 42 0において、 上記した 第 2 1実施例と相違するのは、 第 47図に示す保持回路部 4 23を、 通信コン夕 ク ト 42 1を構^する通信用集積回路に内蔵したことである。 このとき、 内蔵さ れる保持回路部 4 23は入力 I /F 40 5を含む構成となる。 また、 正電位 +V のバスライン B 1と、 通信コンタク ト 42 1の正電源端子 V i n及び抵抗 R 7、 R 8との間には上記したコイル 40 6が配置されている。

従って、 第 2 3実施例によれば、 第 2 1実施例と同等の効果を得ることができ ると共に、 保持回路部 4 2 3を通信コンタク ト 4 2 1に内蔵することによって、 構成のいっそうの簡素化を図ることが可能になる。

(第 2 4実施例）

この発明の第 2 4実施例について第 5 3図及び第 5 4図を参照して説明する。 但し、 第 5 3図は一部の構成を示す概略図、 第 5 4図は第 5 3図の一部のブロッ ク結線図である。

本実施例では、 第 5 3図に示すように、 操作部 4 3 1 を、 ホール素子から成る ホール I C 4 3 2 と、 上記した押ポタンの押し込み操作に連動してホール素子に 鎖交する磁束数が変化するマグネッ ト 4 3 3とにより構成している。 ここで、 通 信装置のその他の部分は、 上記した第 2 0ないし第 2 3実施例と同様の構成であ つても構わない。

このホール I C 4 3 2は、 第 5 4図に示すように、 ホール素子 4 3 2 aと、 電 源 ·温度補償回路 4 3 2 bと、 ホール素子 4 3 2 aの出力電圧を増幅するアンプ 4 3 2 cと、 アンプ 4 3 2 cの出力信号を入力とするシュミ ッ ト ト リガ回路 4 3 2 dと、 コレクタが上記した入力 I / F 4 0 5 (例えば第 4 3図参照） の入力端 子 D i nに接続された出力用の N P Nトランジスタ 4 3 2 eとにより構成されて いる。

従って、 第 2 4実施例によれば、 上記した第 2 0実施例と同様に、 従来の有接 点構造と比べ、 操作部 4 3 1の長寿命化及び低消費電力化を図ることができる。

(第 2 5実施例）

この発明の第 2 5実施例について第 5 5図を参照して説明する。 但し、 第 5 5 図は一部の構成を示す概略図である。

第 1 3図に示すように、 本実施例では、 操作部 4 4 1 を、 磁気抵抗素子 4 4 2 と、 上記した押しボタンの押し込み操作に連動して磁気抵抗素子 4 4 2に鎖交す る磁束数が変化するマグネッ ト 4 4 3 と、 コレクタが上記した入力 I / F 4 0 5 (例えば第 1図参照） の入力端子 D i nに接続された出力用の N P N トランジス 夕 4 4 4とにより構成している。 ここで、 スィ ッチ手段のその他の部分は、 上記 した第 2 0ないし第 2 3実施例と同様の構成であっても構わない。

従って、 第 2 5実施例によれば、 上記した第 2 0実施例と同様に、 従来の有接 点構造と比べ、 操作部 44 1の長寿命化及び低消費電力化を図ることができる。 (第 2 6実施例）

この発明の第 2 6実施例について第 5 6図及び第 5 7図を参照して説明する。 但し、 第 5 6図は結線図、 第 5 7図は動作説明用のバイアス電圧と静電容量との 関係図である。

本実施例では、 正電位 + Vのバスライン B 1と基準電位 0 Vのバズライン B 2 にそれそれ接続される通信装置を構成する通信コンタクト 4 5 1に内蔵の高入力 インピーダンス通信回路 4 5 2の伝送端子 I NP、 I NM間に、 サージノイズを 吸収するサージ保護回路として 2個のツエナーダイオード 4 5 3、 4 5 3を直列 に接続している。 この通信コンタクト 4 5 1は、 通信用集積回路により構成され ている。

ここで、 拡散法或いはェビタキシャル法により作製されたツエナ一ダイォ一ド の端子間容量 C zとバイァス電圧 Vとの関係は、 P N接合部における不純物濃度 の勾配を a、 P N接合部における空乏層のシリコン誘電率を £、 P N接合部の接 合面積を s、 比例定数を kとして、

① C z = k s (a ε/V) ^1/3

と表される。

そして、 ツエナーダイオード 1個の場合と同じツエナ一電圧 （例えば、 4 0 V ) になるため、 が 1/2 (例えば、 2 0 V) を持ったツエナ一ダイオードを上記 したように 2個直列に接続することによって実現できる。 こうすれば、 それぞれ のツエナ一ダイォ一ドはツエナ一電圧が 1 /2になるため、 上記した①式の不純 物濃度の勾配 aは 2倍に、 バイアス電圧は 1 /2になる。

ところで、 P N接合部の面積が 1個の場合と同じツエナ一ダイオードを使用し たとすると、 全体の 2個直列に接続したッヱナ一ダイオード全体の容量 C z sは 、 ①式より、

② C z s = ( 1 /2 ) k s {( 2 a) ε/ (V/2 )} ^1/

= ( 1 / 2 ) k s (4 a ε/W) ^1/3

となり、 上記した①、 ②式より、 C z s/C zを計算すると、

③ C z s/C z = 0. 7 9 3 7 となる。

上記した③式から明らかなように、 ツエナ一ダイォ一ドを 2個直列に接続した 場合の端子間容量を、 1個の場合より低減できることになる。 但し、 定格電力に おいて、 1個の場合と同じ定格電力のッヱナ一ダイオード （例えば、 1 Wの 4 0 Vツエナーダイオード） を使用したとすると、 2個直列に接続したツエナーダイ ォ一ド全体の定格電力が 2倍 （ 1 Wの 2 0 Vのツエナ一ダイオード 2個 ： 1 W + 1 W = 2 W) になるため、 必要なサージ耐量を確保することができる。

尚、 1個の場合と同じ定格電力 （例えば、 1 W ) になるには、 定格電力が 1 / 2を持ったツエナ一ダイォ一ドを直列に接続することにより実現できるため、 1 / 2 Wのツエナーダイォ一ドを使用することにより、 上記した①〜③式から明ら かなように、 全体の容量を更に低減することができる。

ところで、 同じ特性を有するッヱナ一ダイオードを 1個の場合と、 2個直列接 続した場合におけるバイァス電圧と容量との関係を実際に測定したところ、 第 5 7図に示すような結果となった。 第 5 7図中の実線がツエナ一ダイオードを 2個 直列接続した場合、 破線が 1個の場合をそれそれ示し、 バイアス電圧が小さくな るほど効果が著しくなる。

従って、 第 2 6実施例によれば、 直列接続された両ツエナ一ダイオード 4 5 3 の P N接合の静電容量は、 1個の場合に比べて小さくなるため、 十分なサ一ジ耐 量を確保しつつ通信装置の容量を低減することができ、 バス型ネッ トワークにお いて、 通信信号である電圧信号による高速通信を行うことができる。 その結果、 バス方式ネッ トワークに接続し得る通信装置の数を従来よりも大幅に增加するこ とが可能になる。

なお、 第 2 6実施例における直列接続するツエナ一ダイオード 4 5 3は、 上記 したように 2個に限定されるものではなく、 3個以上であってもよく、 吸収すベ きサージ電圧と直列接続する場合の静電容量との関係でその個数を選定すればよ い。

また、 このとき使用するサージ吸収素子は、 上記したツエナ一ダイオードに限 定されるものではなく、 その他の素子であってもよい。

更に、 第 2 6実施例における通信コン夕ク ト 4 5 1は、 第 4 4図、 第 4 5図に 示すようなフォ トインタラプタ及び遮光体 Bから成る操作部を備えたものに限定 されないのは勿論である。

(第 2 7実施例）

この発明の第 2 7実施例について第 5 8図ないし第 6 3図を参照して説明する 。 但し、 第 5 8図は側面図、 第 5 9図はある使用状態における斜視図、 第 6 0図 は他の使用状態における平面図、 第 6 1図は異なる使用状態における斜視図、 第 6 2図は更に異なる使用状態における平面図、 第 6 3図は動作説明図である。 本実施例では、 例えば互いに分離可能に結合された押しボタン及び押しボタン 本体部とにより操作部を構成し、 この操作部と共にスィ ツチ装置を構成する通信 コンタク ト並びにその他の回路部品等を収容した通信装置本体としてのコンタク トケース 4 6 1 (第 5 8図参照） を、 上記した押しポタン本体部に着脱自在に装 着するようにし、 このとき第 5 8図に示すように、 コンタク トケース 4 6 1内の 中心 （第 5 8図中の +印） を通る線からずれた位置に開磁路型コイル 4 6 2を配 設している。

このとき、 バス型ネッ トワークに接続される通信装置等は、 すべて並列接続さ れることから、 各通信装置における上記コイル 4 6 2に入力される信号はすべて 同相となり、 コイル 4 6 2の極性 （コイルの巻き始めと巻き終わりの取付け位置 ) を揃えておけば、 各通信装置のコイルに流れる交流信号及び直流バイアス電流 によって発生する磁束は、 交流、 直流磁束ともすベて同じタイ ミングで同じ向き に発生させることができる。

そこで、 本実施例では、 複数個のコンタク トケース 4 6 1が集合配置され—る場 合に、 例えば第 5 9図及び第 6 0図に示すように、 各コイル 4 6 2の発生磁束の 向きが同じになるときには、 各コンタク トケース 4 6 1内のコイル 4 6 2が同一 線上に並び、 かつ第 6 1図及び第 6 2図に示すように、 各コイル 4 6 2の発生磁 束の向きが隣り同士で互いに逆になるときには、 各コンタク'トケース 4 6 1内の コイル 4 6 2がずれるように、 コンタク トケース 4 6 1内にコイル 4 6 2を配設 する。

尚、 コンタク トケース 4 6 1 を非対称形状とし、 コンタク トケース 4 6 1の形 状からコイル 4 6 2の発生磁束がどちらを向いているか判断できるようにしてお くのが好ましい。

このようにすると、 バス型ネッ トワークを構成する複数の通信装置を集合配置 したときに、 各コイル 4 6 2がほぼ同一線上に配列される場合 （第 5 9図、 第 6 0図参照） には、 それらの発生磁束の向きが同じなり、 交流、 直流磁束が重なり 合うため、 交流成分によるインダクタンスが増加するが、 直流バイアスによって 発生する直流磁束も重なり合って、 直流磁束数を增やすことになる。

従って、 各コイル 4 6 2を隣接配置 （密集配置） したときには、 単独で配置し たときに比べて直流磁束数が増えていることになり、 単独で配置したときの直流 磁束数を 0 1、 密集時の直流磁束数を ø 2 とすると、 コイル 4 6 2には見かけ上 単独に配置したときに比べて、 （ø 2— 1 )の磁束を発生させるだけの直流バイ ァス電流ひが余分に流れているとみなすことができる。

このように、 各コイル 4 6 2を隣接配置 （密集配置） したときには、 通常の単 独配置する場合に比べて直流バイァス電流が多く流れているとみなせるため、 飽 和によって直流成分によるィンダク夕ンスの減少が単独配置に比べて早く起こる と考えられる。 このため、 同一直線上に各コイル 4 6 2を配置する場合には、 （ 1 +ひ） 倍の直流バイアス電流が流れても、 直流成分によりインダクタンスが減 少しない飽和特性の良いコイルを選択する必要があり、 そうすることで、 直流成 分によるインダク夕ンスの減少を防止することができる。

また、 交流信号は直流バイアス電流に比べて非常に微少な値であるため、 交流 磁束が重なり合って増加する量も微小となる。 従って、 直流バイアス電流によつ て飽和しないコイルであれば、 交流成分での飽和のおそれもない。

一方、 各コイル 4 6 2がずれて配列される場合 （第 6 1図、 第 6 2図参照） に は、 そのときに各コイル 4 6 2の発生する磁束 （交流、 直流） の向きが打ち消し あうようになっている。 そして、 直流磁束においては、 互いに打ち消しあう配置 は、 飽和を抑制する働きをし、 交流磁束においては、 インダクタンスを減少させ ることになる。 磁束を打ち消しあうように配置される場合に、 インダクタンスを 減少させる要因は、 交流磁束の干渉だけになるが、 これは第 6 1図、 第 6 2図に 示すように、 各コイル 4 6 2がずれて配置されることになるため、 各コイル 4 6 2の距離が離れて発生交流磁束の干渉を軽減することができ、 交流成分によるィ ンダクタンスが小さくなることを防止できる。

従って、 第 2 7実施例によれば、 通信装置のインピーダンスが小さくなること を防止でき、 バス型ネッ トワークにおける複数の通信装置間の信号である電圧信 号波形を正しく送受信することができるため、 バス方式ネッ トワークに接続し得 る通信装置の数を従来よりも大幅に増加することが可能になる。

なお、 第 2 7実施例におけるコイル 4 6 2の構造ゃコンタク トケース 4 6 1の 形状は上記したものに限定されるものではない。

更に、 第 2 7実施例における通信コンタク トは、 第 4 4図、 第 4 5図に示すよ うなフォ トィンタラプタ及び遮光体から成る操作部を備えたものに限定されない のはいうまでもない。

産業上の利用可能性

以上のように、 本発明にかかる電気部品は、 直接型機能部材及び情報入出力型 機能部材等の異なる機能を有する複数の機能部材をコンパク トに結合することが でき、 設置スペースを小さくすることができ、 しかも 1 または 2以上の駆動装置 により、 機能の異なる直接型機能部材及び情報入出力型機能部材等の複数の機能 部材を確実に駆動することが可能になる。

また、 本発明にかかる非常停止システムは、 ネッ トワークのコントローラが異 常により動作不能となっていた場合でも、 操作者の操作を目的とする装置に伝達 することができるため、 特に非常停止等の緊急時に装置への電力供給を遮断する ことができ、 より安全な非常停止システムを提供することが可能になる。

更に、 本発明にかかる通信装置は、 スィ ッチ手段の操作部を、 非接触式のスィ ツチ接点構造としたため、 従来の有接点構造と比べ、 操作部の長寿命化を図るこ とができ、 大電流を通流する必要がなく、 消費電力を低減することが可能になる

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 各々異なる機能を有し所定の入力または/及び出力を行う複数の機能部材を 結合して成り、 前記各機能部材が 1または 2以上の駆動部材により駆動されるこ とを特徴とする電気部品。

2 . 前記機能部材が、 出力を導通または非導通にする直接型機能部材と、 情報信 号を入力または/及び出力する情報入出力型機能部材とを少なくとも含むことを 特徴とする請求の範囲第 1項に記載の電気部品。

3 . 前記駆動部材が、 操作者の操作を受けてその操作を伝達する操作伝達部材を 備え、

前記各機能部材が、 前記操作伝達部材からの操作を受けるように前記操作伝達 部材に結合されることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の電気部品。

4 . 前記機能部材が、

前記操作伝達部材の操作に応じて出力を導通または非導通にする直接型機能部材 と、

前記操作伝達部材の操作に応じた情報信号を入力または Z及び出力する情報入出 力型機能部材と

を少なくとも含むことを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の電気部品。

5 . 前記機能部材が、

前記操作伝達部材の操作に応じて出力を導通または非導通にする直接型機能部材 と、

受けた入力に対応して情報信号を入力または/及び出力する情報入出力型機能部 材と

を少なくとも含むことを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の電気部品。

6 . 前記操作伝達部材が、

操作者の操作を受ける操作受け部材と、

前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合部、 及び、 前記機能部材 を結合するための標準化された形状を有する対機能部材結合部を有するアダプタ 部材と

を備えていることを特徴とする請求の範囲第 4項または第 5項に記載の電気部品

7 . 前記操作伝達部材が、

操作者からの操作を直接的に受ける操作部材と、

前記機能部材を結合するための標準化された形状を有する対機能部材結合部を有 する操作接続部材と

を備え、

前記操作部材と前記操作接続部材とが、 操作アダプタ部材により結合されている ことを特徴とする請求の範囲第 4項または第 5項に記載の電気部品。

8 . 前記駆動部材が、 操作者の操作を受けてその操作を伝達する操作伝達部材を 備え、

前記操作伝達部材が、

前記操作伝達部材の操作に応じて出力を導通または非導通にする前記機能部材と しての直接型機能部材、 または、 前記操作伝達部材の操作に応じた情報信号を入 力または/及び出力する前記機能部材としての情報入出力型機能部材の少なく と もいずれか一方を内蔵すると共に、

前記情報入出力型機能部材または前記直接型機能部材の少なく ともいずれか一方 が結合可能に構成されており、

前記操作伝達部材に内蔵された前記直接型機能部材または前記情報入出力型機 能部材、 及び、 前記操作伝達部材に結合された前記情報入出力型機能部材または 前記直接型機能部材は、 共に前記操作を受けて機能するように構成されたことを 特徴とする請求の範囲第 1項に記載の電気部品。

9 . 前記操作伝達部材が、

操作者の操作を受ける操作受け部材と、

前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合部、 及び、 前記機能部材 を結合するための標準化された形状を有する対機能部材結合部を有するアダプタ 部材と

を備え、

前記操作伝達部材に内蔵される前記直接型機能部材または前記情報入出力型機能 部材が、 前記アダプタ部材に内蔵されることを特徴とする請求の範囲第 8項に記 載の電気部品。

1 0 . 前記直接型機能部材または前記情報入出力型機能部材が、 照光部品を備え ていることを特徴とする請求の範囲第 2項、 第 4項ないし第 9項のいずれかに記 載の電気部品。

1 1 . 前記操作伝達部材または前記アダプタ部材が、 照光部品を備えていること を特徴とする請求の範囲第 3項ないし第 9項のいずれかに記載の電気部品。

1 2 . 前記操作伝達部材が、 制御部からの制御を受けて照光動作を行う照光部品 を備えた前記機能部材を結合可能に構成されていることを特徴とする請求の範囲 第 3項ないし第 9項のいずれかに記載の電気部品。

1 3 . 前記操作伝達部材が、 制御部からの制御を受けて照光動作を行う照光部品 を備えた前記機能部材を結合可能に構成され、 前記照光部品を備えた前記機能部 材と前記情報入出力型機能部材とが、 互いに直接的に電気的接続可能に構成され ていることを特徴とする請求の範囲第 3項ないし第 9項のいずれかに記載の電気

Ρ|5 Π口 o

1 4 . 前記照光部品が、 低消費電力高輝度型であることを特徴とする請求の範囲 第 1 0項ないし第 1 3項のいずれかに記載の電気部品。

1 5 . 前記操作伝達部材に、 この操作伝達部材に与えられた操作に応じた操作を 前記機能部材に出力する介在部材が結合可能であることを特徴とする請求の範囲 第 3項ないし第 1 1項、 第 1 3項、 第 1 4項のいずれかに記載の電気部品。

1 6 . 前記アダプタ部材は、 前記操作伝達部材に与えられた操作に応じた操作を 前記機能部材に出力する介在部材を前記対機能部材結合部に結合可能に構成され ていることを特徴とする請求の範囲第 6項ないし第 9項に記載の電気部品。

1 7 . 前記操作伝達部材が、

前記直接型機能部材及び前記情報入出力型機能部材を同時に結合可能な複数の結 合部を有することを特徴とする請求の範囲第 4項に記載の電気部品。

1 8 . 前記操作伝達部材に結合される前記直接型機能部材が、 前記操作伝達部材 に結合するための対操作伝達部材結合部を備え、

前記情報入出力型機能部材が前記直接型機能部材の前記対操作伝達部材結合部と 互換性のある対操作伝達部材結合部を有することを特徴とする請求の範囲第 4項 または第 5項に記載の電気部品。

1 9 . 前記操作伝達部材に結合される前記情報入出力型機能部材が、 前記操作伝 達部材に結合するための対操作伝達部材結合部を備え、

前記直接型機能部材が前記情報入出力型機能部材の前記対操作伝達部材結合部と 互換性のある対操作伝達部材結合部を有することを特徴とする請求の範囲第 4項 または第 5項に記載の電気部品。

2 0 . 前記機能部材が、 前記介在部材から出力される操作を受けるように構成さ れていることを特徴とする請求の範囲第 1 5項または第 1 6項に記載の電気部品

2 1 . 前記介在部材が、 この介在部材が前記操作伝達部材から受けた操作の操作 方向を他の操作方向に変換した後に、 前記機能部材に対してその操作を出力する ことを特徴とする請求の範囲第 1 5項または第 1 6項に記載の電気部品。

2 2 . 前記介在部材が、 この介在部材が前記操作伝達部材から受けた操作の操作 方向のまま、 その操作を前記機能部材に対して出力することを特徴とする請求の 範囲第 1 5項または第 1 6項に記載の電気部品。

2 3 . 前記操作伝達部材と前記各機能部材とが、 一体として形成されていること を特徴とする請求の範囲第 3項に記載の電気部品。

2 4 . 前記操作伝達部材が、

操作者の操作を受ける操作受け部材と、

前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合部、 及び、 前記機能部材 を結合するための対機能部材結合部を有するアダプタ部材と、

前記アダプタ部材の前記対機能部材結合部に結合される対アダプタ部材結合部を 有する機能部材と

を備えていることを特徴とする請求の範囲第 4項または第 5項に記載の電気部品

2 5 . 前記アダプタ部材が、 前記対機能部材結合部を複数有し、 前記各対機能部 材結合部の一部もしくは全部に同時に複数の前記機能部材を結合可能に構成され ていることを特徴とする請求の範囲第 2 4項に記載の電気部品。

2 6 . 前記操作伝達部材が、 複数の対アダプタ部材結合部を有し操作者の操作を受ける操作受け部材と、 前記機能部材を結合するための対機能部材結合部を有し前記各対アダプタ部材結 合部の一部もしくは全部に同時に結合可能に構成されているアダプタ部材と を備えていることを特徴とする請求の範囲第 4項または第 5項に記載の電気部品

2 7 . 前記機能部材は、 他の前記機能部材を結合するための対機能部材結合部を 備えていることを特徴とする請求の範囲第 2 4項ないし第 2 6項のいずれかに記 載の電気部品。

2 8 . 前記アダプタ部材が、 結合される前記機能部材とは別の前記機能部材を内 蔵していることを特徴とする請求の範囲第 6項、 第 9項、 第 1 6項、 第 2 7項の いずれかに記載の電気部品。

2 9 . 前記アダプタ部材が、 照光部品を内蔵していることを特徴とする請求の範 囲第 2 8項に記載の電気部品。

3 0 . 前記照光部品が、 低消費電力高輝度型であることを特徴とする請求の範囲 第 2 9項に記載の電気部品。

3 1 . 前記アダプタ部材が、 前記操作受け部材の受けた操作ス トロークまたは操 作位置またはその双方を変換して、 前記機能部材に与えることを特徴とする請求 の範囲第 3 0項に記載の電気部品。

3 2 . 前記アダプタ部材の前記対操作受け部材結合部が、

操作受け部材に固定するべ一ス部材と、

前記べ一ス部材にアダプタ部材本体を固定するための固定部材と

を備えていることを特徴とする請求の範囲第 3 1項に記載の電気部品。

3 3 . 前記アダプタ部材が、 前記アダプタ部材に与えられた操作に応じた操作を 前記機能部材に出力する介在部材を結合するための対介在部材結合部を備え、 前記対介在部材結合部が、 前記対操作受け部材結合部及び前記対機能部材結合部 に対して標準化された形状を有することを特徴とする請求の範囲第 1 6項に記載 の メ飞ロ ロロ。

3 4 . 前記操作伝達部材が、

操作者からの操作を直接的に受ける操作部材と、 前記操作部材に結合するための対操作部材結合部、 及び対操作接続部材結合部を 有する操作アダプタ部材と、

前記操作アダプタ部材を結合するための対操作アダプタ結合部、 及び、 前記機能 部材を結合するための標準化された形状を有する対機能部材結合部を有し、 前記 対操作接続部材結合部に結合される操作接続部材と

を備えていることを特徴とする請求の範囲第 4項または第 5項に記載の電気部品

3 5 . 前記操作アダプタ部材が、 前記操作部材の受けた操作ストロークまたは操 作位置またはその双方を変換して、 前記機能部材に与えることを特徴とする請求 の範囲第 3 4項に記載の電気部品。

3 6 . 前記機能部材が、 表示のための前面部材に結合するための対前面部材結合 部を有すると共に、 前記前面部材を介して照光動作を行う照光部品を備え、 前記対前面部材結合部が、 前記直接型機能部材または前記情報入出力型機能部 材と互換性のある形状を有することを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の電気 ロロ

3 7 . 前記各機能部材が、 ケーシング内に収容され、

前記操作伝達部材が、 操作者の操作を伝達可能に前記ケーシングに装着され、 前記操作伝達部材と前記各機能部材とが一体化されて単位プロック化されてい ることを特徴とする請求の範囲第 2 3項に記載の電気部品。

3 8 . 前記機能部材が、 出力を導通または非導通にする直接型機能部材と、 情報 信号を入力または/及び出力する情報入出力型機能部材とを含み、

前記直接型機能部材と前記情報入出力型機能部材とが、 互いに着脱可能な 2個 のサブケ一シング内にそれそれ収容され、

前記操作伝達部材が、 操作者の操作を伝達可能にいずれか一方の前記サブケ一 シングに装着され、

前記操作伝達部材と前記各機能部材と一体化されていることを特徴とする請求の 範囲第 2 3項に記載の電気部品。

3 9 . 前記両サブケ一シングが、 コネクタ形式で着脱される構成であることを特 徴とする請求の範囲第 3 8項に記載の電気部品。

4 0 . 前記情報入出力型機能部材の通信コンタクトが、 照光部品等の出力部品を 制御するための複数の出力ポートを有し、

前記複数の出力ポートのうちの 2以上の出力ポートに同一の出力が割り当てら れることを特徴とする請求の範囲第 3 8項または第 3 9項に記載の電気部品。

4 1 . 請求の範囲第 2項ないし第 5項のいずれかに記載の電気部品を用いた非常 停止制御システムにおいて、

前記情報入出力型機能部材からの情報信号に基づいて、 制御対象を非常停止す るか否かを制御する非常制御装置を備え、

前記情報入出力型機能部材は前記非常制御装置に接続され、

前記直接型機能部材は前記制御対象に接続され、

操作者の前記電気部品に対する操作に応じて、 前記直接型機能部材は前記制御対 象を非常停止するとともに、 前記非常制御装置は前記情報入出力型機能部材が前 記操作に応じて入力または/及び出力する情報信号に基づき前記制御対象を非常 停止することを特徴とする非常停止制御システム。

4 2 . 請求の範囲第 1項ないし第 5項のいずれかに記載の電気部品を備え、 2本 のバスラインを用いて電圧信号による通信信号を送受信するバス方式ネッ トヮー ク用の通信装置において、

通信機能を有する通信コンタクトと、 この通信コンタク トへの信号入力用の操 作部から成るスィツチ手段とを備え、

前記操作部が、 非接触式のスィツチ接点構造を有することを特徴とする通信装 置。

4 3 . 前記操作部が、 発光素子及び受光素子から成るフォ トインタラブタと、 押 し込み操作に連動して前記発光素子から前記受光素子への光を遮光する遮光体と により構成されていることを特徴とする請求の範囲第 4 2項に記載の通信装置。

4 4 . 前記操作部が、 ホール素子と、 押し込み操作に連動して前記ホール素子に 鎖交する磁束数が変化するマグネッ トとにより構成されていることを特徴とする 請求の範囲第 4 2項に記載の通信装置。

4 5 . 前記操作部が、 磁気抵抗素子と、 押し込み操作に連動して前記磁気抵抗素 子に鎖交する磁束数が変化するマグネットとにより構成されていることを特徴と する請求の範囲第 4 2項に記載の通信装置。

4 6 . 前記遮光体の移動により、 前記発光素子からの光が前記受光素子に入射し てから所定時間だけ前記発光素子への通電電流を設定値に制御する電流制御部と 、 前記遮光体の移動により、 前記発光素子からの光が前記受光素子に入射してか ら前記発光素子からの光が遮光されるまでの間、 前記通信コンタクトへの入力信 号のレベルを保持する保持部とを備えていることを特徴とする請求の範囲第 4 3 項に記載の通信装置。

7 . 前記両バスラインに接緣される前記通信コンタクトの 2個の伝送端子間に 直列に設けられた複数個のサージ吸収素子を備えていることを特徴とする請求の 範囲第 4 2項ないし第 4 6項のいずれかに記載の通信装置。

4 8 . 請求の範囲第 1項ないし第 5項のいずれかに記載の電気部品を備え、 2本 のパスラインを用いて電圧信号による通信信号を送受信するパス方式ネットヮー ク用の通信装匿において、

通信機能を有する通信コンタクトと、 この通信コンタクトへの信号入力用の操 作部から成るスィツチ手段と、

前記両バスラインに接続される前記通信コンタクトの 2個の伝送端子間に直列 に設けられた複数個のサージ吸収素子と

を備えていることを特徴とする通信装置。

4 9 . 装置本体内に配設されたコイルを備え、 複数の前記装置本体が集合配置さ れる場合における前記装置本体の隣接面のほぼ中心を通る線からずれた位置に前 記コイルが配設されていることを特徴とする請求の範囲第 4 2項ないし第 4 8項 のいずれかに記載の通信装置。

5 0 . 請求の範囲第 1項ないし第 5項のいずれかに記載の電気部品を備え、 2本 のバスラインを用いて電圧信号による通信信号を送受信するパス方式ネットヮ一 ク用の通信装置において、

装置本体内に配設されたコイルを備え、 複数の前記装置本体が集合配置される 場合における前記装匿本体の隣接面のほぼ中心を通る線からずれた位置に前記コ ィルが配設されていることを特徴とする通信装置。

5 1 . 複数の前記装置本体内に配設された前記コイルの発生磁束の向きが同じに なるように前記各装置本体を集合配置したときに、 前記各コイルがほぼ同一線上 に配列され、 前記各装置本体内に配設された前記コイルの発生磁束の向きが隣り どおしで互いに逆になるように前記各装置本体を集合配置したときに、 前記各コ ィルがずれて配列されるべく、 前記コイルが前記装置本体内に配設されているこ とを特徴とする請求の範囲第 4 9項または第 5 0項に記載の通信装置。