JP2505396B2 - 鉄筋編成機の回転電極部の冷却方法と装置 - Google Patents
鉄筋編成機の回転電極部の冷却方法と装置Info
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- JP2505396B2 JP2505396B2 JP12464694A JP12464694A JP2505396B2 JP 2505396 B2 JP2505396 B2 JP 2505396B2 JP 12464694 A JP12464694 A JP 12464694A JP 12464694 A JP12464694 A JP 12464694A JP 2505396 B2 JP2505396 B2 JP 2505396B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート杭やポ
ール、ヒューム管等に用いる鉄筋篭を編成する鉄筋編成
機において、軸筋と螺旋筋を溶接する回転電極部の冷却
方法と装置に関する。
ール、ヒューム管等に用いる鉄筋篭を編成する鉄筋編成
機において、軸筋と螺旋筋を溶接する回転電極部の冷却
方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋篭の編成は、複数本の軸筋を円状の
配置で軸方向に移動自在となるよう支持する負電極部
と、軸筋群の外周で負電極部で支持された部分に螺旋筋
を巻付ける螺旋筋供給部と、螺旋筋の外周に摺接して回
転する正電極部とを備えた鉄筋編成機を用い、軸方向に
移動する軸筋群の外周に螺旋筋を巻付け、各軸筋と螺旋
筋の交点を正電極部と負電極部で順次溶接することによ
り、鉄筋篭を編成するものである。
配置で軸方向に移動自在となるよう支持する負電極部
と、軸筋群の外周で負電極部で支持された部分に螺旋筋
を巻付ける螺旋筋供給部と、螺旋筋の外周に摺接して回
転する正電極部とを備えた鉄筋編成機を用い、軸方向に
移動する軸筋群の外周に螺旋筋を巻付け、各軸筋と螺旋
筋の交点を正電極部と負電極部で順次溶接することによ
り、鉄筋篭を編成するものである。
【0003】ところで、上記のような鉄筋編成機におけ
る正電極部は、軸筋と螺旋筋の交差ごとに毎回電流を流
し、軸筋と螺旋筋の交点を溶接するので熱をもって高温
になる。正電極部の螺旋筋と摺接する部分は銅板を用い
て形成されており、高温になると硬度の低下により螺旋
筋との摺動面が摩損し、耐久性が劣るという問題が生じ
る。また、正電極部の温度が上がると、溶接条件に変化
が生じ、軸筋と螺旋筋の溶接強度が不安定になり、溶接
強度が低下する。このため、正電極部には冷却を施し、
温度の上昇を抑える必要がある。
る正電極部は、軸筋と螺旋筋の交差ごとに毎回電流を流
し、軸筋と螺旋筋の交点を溶接するので熱をもって高温
になる。正電極部の螺旋筋と摺接する部分は銅板を用い
て形成されており、高温になると硬度の低下により螺旋
筋との摺動面が摩損し、耐久性が劣るという問題が生じ
る。また、正電極部の温度が上がると、溶接条件に変化
が生じ、軸筋と螺旋筋の溶接強度が不安定になり、溶接
強度が低下する。このため、正電極部には冷却を施し、
温度の上昇を抑える必要がある。
【0004】従来の冷却方法は、図4に示すように、負
電極部1で軸筋2を軸方向に移動可能に支持し、軸筋2
の外周に巻付けた螺旋筋3の外側に正電極部4が摺接
し、この正電極部4の銅板5を取付ける支持部材6に冷
却フィン7を設け、正電極部4の回転により、冷却フィ
ン7で正電極部4を空冷によって冷却するようにしてい
た。
電極部1で軸筋2を軸方向に移動可能に支持し、軸筋2
の外周に巻付けた螺旋筋3の外側に正電極部4が摺接
し、この正電極部4の銅板5を取付ける支持部材6に冷
却フィン7を設け、正電極部4の回転により、冷却フィ
ン7で正電極部4を空冷によって冷却するようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィンによる
冷却は、正電極部4が高温で回転するわけでないので、
冷却効果が低く、このため、上述した正電極部の温度上
昇による問題点を解決することができない。
冷却は、正電極部4が高温で回転するわけでないので、
冷却効果が低く、このため、上述した正電極部の温度上
昇による問題点を解決することができない。
【0006】そこで、この発明の課題は、正電極部を水
冷によって強制的に冷却することができるようにし、正
電極部の温度上昇を一定に保持して強度的に安定した溶
接が行なえると共に、正電極部の耐久性を向上させるこ
とができる鉄筋編成機の回転電極部の冷却方法と装置を
提供することにある。
冷によって強制的に冷却することができるようにし、正
電極部の温度上昇を一定に保持して強度的に安定した溶
接が行なえると共に、正電極部の耐久性を向上させるこ
とができる鉄筋編成機の回転電極部の冷却方法と装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するための方法の発明は、円状に配置した軸筋を軸方向
に移動させ、軸筋群の外周に螺旋筋を供給して巻付け、
各軸筋と螺旋筋の交点を、軸筋群の内側を支持する負電
極部と、螺旋筋の外側を摺接しながら螺旋筋の巻付方向
に回転する正電極部とで溶接して鉄筋篭を編成する鉄筋
編成機に、正電極部と一体に回転するチューブリングを
設け、このチューブリング内に冷却水を封入し、チュー
ブリングの途中と正電極部に設けた冷却水通路の両端を
配管で接続し、正電極部とチューブリングの回転により
冷却水を冷却水通路内に流動させて正電極部を冷却する
構成としたものである。
するための方法の発明は、円状に配置した軸筋を軸方向
に移動させ、軸筋群の外周に螺旋筋を供給して巻付け、
各軸筋と螺旋筋の交点を、軸筋群の内側を支持する負電
極部と、螺旋筋の外側を摺接しながら螺旋筋の巻付方向
に回転する正電極部とで溶接して鉄筋篭を編成する鉄筋
編成機に、正電極部と一体に回転するチューブリングを
設け、このチューブリング内に冷却水を封入し、チュー
ブリングの途中と正電極部に設けた冷却水通路の両端を
配管で接続し、正電極部とチューブリングの回転により
冷却水を冷却水通路内に流動させて正電極部を冷却する
構成としたものである。
【0008】同じく装置の発明は、水平の軸心を中心に
回転するよう支持され、内部を軸筋群が軸方向に移動す
るよう貫通する回転ドラムと、軸方向に移動する軸筋群
を円状の配置に支持する負電極部と、前記回転ドラムに
一体に回転するよう取付けられ、軸筋群の外周に巻付け
られる螺旋筋の外周に摺接し、各軸筋と螺旋筋の交点を
負電極部とで溶接する正電極部とからなる鉄筋編成機に
おいて、冷却水を封入したチューブリングを回転ドラム
に一体に回転するよう取付け、正電極部に冷却水通路を
貫通状に設け、この冷却水通路の両端をチューブリング
の途中とパイプで接続した構成としたものである。
回転するよう支持され、内部を軸筋群が軸方向に移動す
るよう貫通する回転ドラムと、軸方向に移動する軸筋群
を円状の配置に支持する負電極部と、前記回転ドラムに
一体に回転するよう取付けられ、軸筋群の外周に巻付け
られる螺旋筋の外周に摺接し、各軸筋と螺旋筋の交点を
負電極部とで溶接する正電極部とからなる鉄筋編成機に
おいて、冷却水を封入したチューブリングを回転ドラム
に一体に回転するよう取付け、正電極部に冷却水通路を
貫通状に設け、この冷却水通路の両端をチューブリング
の途中とパイプで接続した構成としたものである。
【0009】
【作用】軸筋群を負電極部で円状に支持して軸方向に移
動させ、この軸筋群の外周に螺旋筋を供給して巻付け、
正電極部を螺旋筋の巻付け方向に回動させ、各軸筋と螺
旋筋の交点を負電極部と正電極部で溶接する。
動させ、この軸筋群の外周に螺旋筋を供給して巻付け、
正電極部を螺旋筋の巻付け方向に回動させ、各軸筋と螺
旋筋の交点を負電極部と正電極部で溶接する。
【0010】上記正電極部の回転時にチューブリングも
一体に回転し、パイプによるチューブリングと正電極部
の通水路の接続部分が回転により、位置と向きが回動変
位置し、チューブリング内に封入した冷却水は通水路内
を流動することになり、この冷却水によって正電極部は
水冷によって強制的に冷却され、冷却が効果的に行な
え、温度上昇を一定に抑え、強度的に優れた溶接が行な
える。
一体に回転し、パイプによるチューブリングと正電極部
の通水路の接続部分が回転により、位置と向きが回動変
位置し、チューブリング内に封入した冷却水は通水路内
を流動することになり、この冷却水によって正電極部は
水冷によって強制的に冷却され、冷却が効果的に行な
え、温度上昇を一定に抑え、強度的に優れた溶接が行な
える。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図3に基づいて説明する。
至図3に基づいて説明する。
【0012】図1と図2のように、支持台11上に一対
の支持板12,12を立設し、円筒状に形成された回転
ドラム13が両支持板12,12を水平に貫通し、回転
ドラム13は支持板12,12に取付けた複数のローラ
により軸心を中心に回転自在となるよう支持され、外周
面に設けたプーリ溝14の部分で支持台11内に設けた
モータによりベルト駆動され、図1の時計方向に回転す
る。
の支持板12,12を立設し、円筒状に形成された回転
ドラム13が両支持板12,12を水平に貫通し、回転
ドラム13は支持板12,12に取付けた複数のローラ
により軸心を中心に回転自在となるよう支持され、外周
面に設けたプーリ溝14の部分で支持台11内に設けた
モータによりベルト駆動され、図1の時計方向に回転す
る。
【0013】上記回転ドラム13内を軸心に沿って貫通
する軸15は図2右側の後端部が支持台11上に立設し
た支柱16によって固定保持され、この軸15の回転ド
ラム13から突出する先端に負電極部17が設けられて
いる。
する軸15は図2右側の後端部が支持台11上に立設し
た支柱16によって固定保持され、この軸15の回転ド
ラム13から突出する先端に負電極部17が設けられて
いる。
【0014】上記負電極部17は、軸15に固定した円
形電極台18の外周に電極リング19を嵌挿し、電極台
18の後部外周に軸筋Aの誘導部20を円周方向に一定
の間隔で円状に設けて形成され、複数本の軸筋Aはこの
負電極部17で円状の配置に支持され、図示省略したが
牽引装置による引張りにより、電極リング19に摺接し
ながら軸方向に移動することになる。
形電極台18の外周に電極リング19を嵌挿し、電極台
18の後部外周に軸筋Aの誘導部20を円周方向に一定
の間隔で円状に設けて形成され、複数本の軸筋Aはこの
負電極部17で円状の配置に支持され、図示省略したが
牽引装置による引張りにより、電極リング19に摺接し
ながら軸方向に移動することになる。
【0015】前記回転ドラム13の先端部には、軸筋A
群の負電極部17で支持された部分の外周に螺旋筋Bを
供給して巻付ける螺旋筋供給部21と、各軸筋Aと螺旋
筋Bの交点を負電極部17とによって溶接する正電極部
22が取付けられ、これらは回転ドラム13と一体に回
転することになる。
群の負電極部17で支持された部分の外周に螺旋筋Bを
供給して巻付ける螺旋筋供給部21と、各軸筋Aと螺旋
筋Bの交点を負電極部17とによって溶接する正電極部
22が取付けられ、これらは回転ドラム13と一体に回
転することになる。
【0016】上記螺旋筋供給部21は、螺旋筋Bを誘導
するチューブ23を、受取端が回転ドラム13の前方に
位置し、出側端部が負電極部17における電極リング1
9の外周に向くよう回転ドラム13に取付けて形成さ
れ、図示省略したが、回転ドラム13の前方に配置した
リールから引き出した螺旋筋Bがチューブ23で誘導さ
れ、回転ドラム13の回転により、軸筋A群の外周に巻
付けられることになる。
するチューブ23を、受取端が回転ドラム13の前方に
位置し、出側端部が負電極部17における電極リング1
9の外周に向くよう回転ドラム13に取付けて形成さ
れ、図示省略したが、回転ドラム13の前方に配置した
リールから引き出した螺旋筋Bがチューブ23で誘導さ
れ、回転ドラム13の回転により、軸筋A群の外周に巻
付けられることになる。
【0017】前記正電極部22は、回転ドラム13の先
端に設けた取付機構24の先端部で内周寄りの位置に支
持された支持部材25と、この支持部材25の螺旋筋B
に向く面に重ねて設けた銅板26とで形成され、支持部
材25と銅板26は負電極部17の接線方向に長く、銅
板26が電極リング19の外周面に臨むと共に、取付機
構24が銅板26を螺旋筋Bの外周面に常時圧接する弾
性を付勢している。
端に設けた取付機構24の先端部で内周寄りの位置に支
持された支持部材25と、この支持部材25の螺旋筋B
に向く面に重ねて設けた銅板26とで形成され、支持部
材25と銅板26は負電極部17の接線方向に長く、銅
板26が電極リング19の外周面に臨むと共に、取付機
構24が銅板26を螺旋筋Bの外周面に常時圧接する弾
性を付勢している。
【0018】この正電極部22は、軸筋Aの外周に供給
された螺旋筋Bの外面に銅板26が圧接し、回転ドラム
13の後端部外周に設けたスリップリング27の部分か
ら正電圧が供給され、回転ドラム13と一体に回転する
ことにより、各軸筋Aと螺旋筋Bの交点を負電極部17
とで溶接することになる。
された螺旋筋Bの外面に銅板26が圧接し、回転ドラム
13の後端部外周に設けたスリップリング27の部分か
ら正電圧が供給され、回転ドラム13と一体に回転する
ことにより、各軸筋Aと螺旋筋Bの交点を負電極部17
とで溶接することになる。
【0019】前記回転ドラム13の先端側で負電極部1
7よりも前方の位置に、冷却水を内部に封入したチュー
ブリング28が回転ドラム13と一体に回転するように
配置されている。このチューブリング28は、鋼管を用
いて回転ドラム13よりも大径のリング状に形成され、
回転ドラム13に突設した複数本のアーム29によって
該回転ドラム13と同軸心状の配置で回転ドラム13に
固定され、該チューブリング28と正電極部22及び螺
旋筋供給部21が回転ドラム13と一体に回転すること
になる。
7よりも前方の位置に、冷却水を内部に封入したチュー
ブリング28が回転ドラム13と一体に回転するように
配置されている。このチューブリング28は、鋼管を用
いて回転ドラム13よりも大径のリング状に形成され、
回転ドラム13に突設した複数本のアーム29によって
該回転ドラム13と同軸心状の配置で回転ドラム13に
固定され、該チューブリング28と正電極部22及び螺
旋筋供給部21が回転ドラム13と一体に回転すること
になる。
【0020】図3の如く、上記チューブリング28の内
部空間には、適当な位置に設けたプラグ30の部分から
内部容積の略半分程度の量の冷却水Xが封入されてい
る。従って、該リング28の内部には冷却水Xと空気が
半々程度封入されている。
部空間には、適当な位置に設けたプラグ30の部分から
内部容積の略半分程度の量の冷却水Xが封入されてい
る。従って、該リング28の内部には冷却水Xと空気が
半々程度封入されている。
【0021】前記正電極部22における支持部材25に
は、銅板26寄りの位置に、長さ方向に沿って貫通する
冷却水通路31が設けられ、チューブリング28の該冷
却水通路31と平行する径方向の軸線上に位置する一方
側の途中と冷却水通路31の一端側がパイプ32で接続
され、同じく他方側の途中と冷却水通路31の他端部が
パイプ33で接続されている。
は、銅板26寄りの位置に、長さ方向に沿って貫通する
冷却水通路31が設けられ、チューブリング28の該冷
却水通路31と平行する径方向の軸線上に位置する一方
側の途中と冷却水通路31の一端側がパイプ32で接続
され、同じく他方側の途中と冷却水通路31の他端部が
パイプ33で接続されている。
【0022】正電極部22とチューブリング28が一体
に回動すると、冷却水通路31及び両パイプ32,33
のチューブリング28との連通部が回転ドラム13の軸
心を中心に回動変位し、チューブリング28内に封入し
た冷却水はパイプ32,33内を通って冷却水通路31
内を通過することにより、正電極部22の支持部材25
とこれに重ねた銅板26を強制的に冷却することができ
る。
に回動すると、冷却水通路31及び両パイプ32,33
のチューブリング28との連通部が回転ドラム13の軸
心を中心に回動変位し、チューブリング28内に封入し
た冷却水はパイプ32,33内を通って冷却水通路31
内を通過することにより、正電極部22の支持部材25
とこれに重ねた銅板26を強制的に冷却することができ
る。
【0023】この発明の冷却装置は上記のような構成で
あり、次に鉄筋篭の編成と電極の冷却を説明する。
あり、次に鉄筋篭の編成と電極の冷却を説明する。
【0024】PC鋼棒を用いた所定本数の軸筋Aを回転
ドラム13内に後方から挿通し、負電極部17で一定間
隔の円状配置に支持し、各軸筋Aの先端をチャッキング
装置で固持し、軸筋A群を軸方向に移動させると共に、
リールから引き出した螺旋筋Bを螺旋筋供給部21で誘
導し、軸筋A群の負電極部17で支持された部分の外周
に供給し、この螺旋筋Bの外側を正電極部22の銅板2
6で押圧する。
ドラム13内に後方から挿通し、負電極部17で一定間
隔の円状配置に支持し、各軸筋Aの先端をチャッキング
装置で固持し、軸筋A群を軸方向に移動させると共に、
リールから引き出した螺旋筋Bを螺旋筋供給部21で誘
導し、軸筋A群の負電極部17で支持された部分の外周
に供給し、この螺旋筋Bの外側を正電極部22の銅板2
6で押圧する。
【0025】この状態で回転ドラム13が図1時計方向
に回転すると、移動する軸筋A群の外周に螺旋筋Bが螺
旋状に巻付けられて行くと共に、正電極部22は螺旋筋
Bの巻付け部分の外側を摺動して行き、軸筋Aと螺旋筋
Bの交点を正電極部22と負電極部17で挟むごとに該
交点を電気的に溶接する。
に回転すると、移動する軸筋A群の外周に螺旋筋Bが螺
旋状に巻付けられて行くと共に、正電極部22は螺旋筋
Bの巻付け部分の外側を摺動して行き、軸筋Aと螺旋筋
Bの交点を正電極部22と負電極部17で挟むごとに該
交点を電気的に溶接する。
【0026】回転ドラム13の回転により正電極部22
と共にチューブリング28も同方向へ一体に回転し、こ
のチューブリング28内には容積の略半分程度の量の冷
却水Xが封入されており、回転によって冷却水通路31
の向きと位置及び両パイプ32,33のチューブリング
28との連通部分の位置が、回転軸心を中心に回動変位
するため、上記の各位置に高低差が生じ、冷却水Xはパ
イプ32と33を通って冷却水通路31内を流動するこ
とになり、この冷却水によって正電極部22の支持部材
25と銅板26を冷却することになる。
と共にチューブリング28も同方向へ一体に回転し、こ
のチューブリング28内には容積の略半分程度の量の冷
却水Xが封入されており、回転によって冷却水通路31
の向きと位置及び両パイプ32,33のチューブリング
28との連通部分の位置が、回転軸心を中心に回動変位
するため、上記の各位置に高低差が生じ、冷却水Xはパ
イプ32と33を通って冷却水通路31内を流動するこ
とになり、この冷却水によって正電極部22の支持部材
25と銅板26を冷却することになる。
【0027】即ち、正電極部22は、軸筋Aと螺旋筋B
の交点を溶接するごとに大きな電流が流れ、支持部材2
5と銅板26が高温になるが、冷却水通路31内を流れ
る冷却水によって支持部材25を強制的に冷却すること
ができるので、支持部材25及びこれに重ねた銅板26
の温度上昇を抑えて略一定の温度に保持することがで
き、これによって、軸筋Aと螺旋筋Bの溶接が一定化
し、安定した強度の溶接を行なうことができると共に、
銅板26の温度上昇による摩損の発生を防ぐことができ
る。
の交点を溶接するごとに大きな電流が流れ、支持部材2
5と銅板26が高温になるが、冷却水通路31内を流れ
る冷却水によって支持部材25を強制的に冷却すること
ができるので、支持部材25及びこれに重ねた銅板26
の温度上昇を抑えて略一定の温度に保持することがで
き、これによって、軸筋Aと螺旋筋Bの溶接が一定化
し、安定した強度の溶接を行なうことができると共に、
銅板26の温度上昇による摩損の発生を防ぐことができ
る。
【0028】また、チューブリング28は容量が大き
く、冷却水通路31内を通過した冷却水は必ずチューブ
リング31内に戻されることになるので、正電極部22
を冷却した後の冷却水はチューブリング28内で冷却さ
れて再使用されることになり、正電極部22の冷却が連
続して効率よく行なえる。
く、冷却水通路31内を通過した冷却水は必ずチューブ
リング31内に戻されることになるので、正電極部22
を冷却した後の冷却水はチューブリング28内で冷却さ
れて再使用されることになり、正電極部22の冷却が連
続して効率よく行なえる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、正電
極部と一体に回転するチューブリング内に冷却水を封入
し、正電極部を貫通するように設けた冷却水通路の両端
とチューブリングの途中を配管で接続したので、鉄筋篭
の編成時に正電極部とチューブリングが一体に回転する
とチューブリング内に封入した冷却水が冷却水通路内を
流動し、正電極部を水冷によって強制的に冷却すること
ができ、正電極部を確実に冷却することが可能になり、
正電極部の温度上昇を抑え、耐久性を向上させることが
できる。
極部と一体に回転するチューブリング内に冷却水を封入
し、正電極部を貫通するように設けた冷却水通路の両端
とチューブリングの途中を配管で接続したので、鉄筋篭
の編成時に正電極部とチューブリングが一体に回転する
とチューブリング内に封入した冷却水が冷却水通路内を
流動し、正電極部を水冷によって強制的に冷却すること
ができ、正電極部を確実に冷却することが可能になり、
正電極部の温度上昇を抑え、耐久性を向上させることが
できる。
【0030】また、正電極部の温度上昇を抑えて略一定
の温度に保持することができるので、軸筋と螺旋筋の溶
接に一定の溶接性を確保でき、溶接の強度が安定した均
質な鉄筋篭を編成することができる。
の温度に保持することができるので、軸筋と螺旋筋の溶
接に一定の溶接性を確保でき、溶接の強度が安定した均
質な鉄筋篭を編成することができる。
【0031】更に、回転ドラムの先端側にこのドラムと
一体に回転するチューブリングを取付け、正電極部に設
けた冷却水通路をチューブリングの途中と配管で接続し
たので、正電極部の水冷による冷却が鉄筋の編成に全く
支障を与えることなく実現することができる。
一体に回転するチューブリングを取付け、正電極部に設
けた冷却水通路をチューブリングの途中と配管で接続し
たので、正電極部の水冷による冷却が鉄筋の編成に全く
支障を与えることなく実現することができる。
【図1】冷却装置を備えた鉄筋編成機の正面図である。
【図2】鉄筋編成機の縦断側面図である。
【図3】回転ドラムと冷却装置を示す斜視図である。
【図4】従来の電極冷却装置を示す断面図である。
11 支持台 12 支持板 13 回転ドラム 14 プーリ溝 15 軸 16 支柱 17 負電極部 18 円形電極台 19 電極リング 20 誘導部 21 螺旋筋供給部 22 正電極部 23 チューブ 24 取付機構 25 支持部材 26 銅板 27 スリップリング 28 チューブリング 29 アーム 30 プラグ 31 冷却水通路 32 パイプ 33 パイプ A 軸筋 B 螺旋筋 X 冷却水
Claims (2)
- 【請求項1】 円状に配置した軸筋を軸方向に移動さ
せ、軸筋群の外周に螺旋筋を供給して巻付け、各軸筋と
螺旋筋の交点を、軸筋群の内側を支持する負電極群と、
螺旋筋の外側を摺接しながら螺旋筋の巻付方向に回転す
る正電極部とで溶接して鉄筋篭を編成する鉄筋編成機
に、正電極部と一体に回転するチューブリングを設け、
このチューブリング内に冷却水を封入し、チューブリン
グの途中と正電極部に設けた冷却水通路の両端を配管で
接続し、正電極部とチューブリングの回転により冷却水
を冷却水通路内に流動させて正電極部を冷却することを
特徴とする鉄筋編成機の回転電極部の冷却方法。 - 【請求項2】 水平の軸心を中心に回転するよう支持さ
れ、内部を軸筋群が軸方向に移動するよう貫通する回転
ドラムと、軸方向に移動する軸筋群を円状の配置に支持
する負電極部と、前記回転ドラムに一体に回転するよう
取付けられ、軸筋群の外周に巻付けられる螺旋筋の外周
に摺接し、各軸筋と螺旋筋の交点を負電極部とで溶接す
る正電極部とからなる鉄筋編成機において、冷却水を封
入したチューブリングを回転ドラムに一体に回転するよ
う取付け、正電極部に冷却水通路を貫通状に設け、この
冷却水通路の両端をチューブリングの途中とパイプで接
続したことを特徴とする鉄筋編成機の回転電極部の冷却
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12464694A JP2505396B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 鉄筋編成機の回転電極部の冷却方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12464694A JP2505396B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 鉄筋編成機の回転電極部の冷却方法と装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07303972A JPH07303972A (ja) | 1995-11-21 |
JP2505396B2 true JP2505396B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=14890563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12464694A Expired - Lifetime JP2505396B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 鉄筋編成機の回転電極部の冷却方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505396B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6842123B1 (en) | 1999-11-10 | 2005-01-11 | Idec Izumi Corporation | Electromechanical switching device and emergency shut-off and communication system utilizing same |
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CN103386543B (zh) * | 2013-07-25 | 2015-06-17 | 建科机械(天津)股份有限公司 | 钢筋网焊接生产线的随机移动式纵筋送丝机构 |
CN103769739B (zh) * | 2014-01-15 | 2017-01-25 | 李志保 | 环形混凝土电杆架立圈钢筋骨架通用自动焊接成型机 |
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-
1994
- 1994-05-13 JP JP12464694A patent/JP2505396B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US6842123B1 (en) | 1999-11-10 | 2005-01-11 | Idec Izumi Corporation | Electromechanical switching device and emergency shut-off and communication system utilizing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH07303972A (ja) | 1995-11-21 |
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