JP2002042600A - 電気部品及びこれを備えた非常停止システム並びに通信装置 - Google Patents

電気部品及びこれを備えた非常停止システム並びに通信装置

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JP2002042600A JP2000328772A JP2000328772A JP2002042600A JP 2002042600 A JP2002042600 A JP 2002042600A JP 2000328772 A JP2000328772 A JP 2000328772A JP 2000328772 A JP2000328772 A JP 2000328772A JP 2002042600 A JP2002042600 A JP 2002042600A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワークによる統合的な管理を可能としつ
つ、省スペース化を図れ、しかも操作者の操作等を直接
的に対象となる装置等に反映させて確実に駆動が可能な
スイッチ装置等の電気部品を提供する。 【解決手段】スイッチ装置1は、操作伝達部材としての
押しボタン部52及び押しボタン本体部53、直接型機
能部材としてのLEDボックス54及び有接点コンタク
ト56、情報入出力型機能部材としての通信機能内蔵コ
ンタクト(通信コンタクト)55を結合可能に備えてい
る。これにより、押しボタン部52に対する操作に応じ
て、有接点コンタクト56の出力を導通または非導通に
することができ、かつ、通信コンタクト55からネット
ワークに情報信号を出力することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の機能部材
を結合して成る電気部品及びこれを備えた非常停止シス
テム並びに通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2本のバスラインを用いて電圧信
号による通信信号を送受信するバス方式ネットワーク等
に使用される電気部品として、例えば図63に示すスイ
ッチ装置がある。スイッチ装置1は、押圧部2、操作軸
3、アダプタ4、通信機能内蔵型コンタクト5を有して
いる。
【0003】ここで、押圧部2は、操作者からの操作を
受け付ける。そして、操作者は、押圧部2を矢印Y1方
向に押し込むことによって、コンタクト5の状態を切り
換えることができる。このとき操作軸3は、押圧部2の
動きに連動して、その位置を移動させる。
【0004】次に、通信機能内蔵型コンタクト5は、接
点を切り換える際のスイッチとなるスイッチ部7を有し
ている。このスイッチ部7は、操作軸3の動きに連動し
て動作する。つまり、操作者が押圧部2を矢印Y1方向
に押圧すると、操作軸3が矢印Y2方向にスライドし、
それよってコンタクト5のスイッチ部7が矢印Y3方向
に押し込まれ、スイッチ装置1の状態が切り換わる。こ
れにより、通信機能内蔵型コンタクト5は通信信号を出
力する。
【0005】また、アダプタ4は、1つのコンタクト取
り付け部9を有している。このコンタクト取り付け部9
には、1つのコンタクトを取り付けることができる。
【0006】ところで、スイッチ装置1の通信機能内蔵
型コンタクト5を利用してバスラインBLを有するネッ
トワークと接続した接続図を図64に示す。通信機能内
蔵型コンタクト5は、バスラインBLを通じて、CPU
15と接続されている。CPU15は通信機能内蔵型コ
ンタクト5が発する情報通信信号を受け取ることができ
る。
【0007】通信機能内蔵型コンタクト5は、操作者の
操作に応じて、オンまたはオフの信号を出力する。CP
U15はこの信号を受け取り、他のCPU17を介して
モーターM1の動作を制御する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のスイ
ッチ装置1には、以下に示すような問題点がある。即
ち、通信機能内蔵型コンタクト5を備えるスイッチ装置
1をバス方式ネットワークに接続することによって、バ
ス方式ネットワークに接続されている装置等と同様に各
スイッチ装置の状態を統合的に管理することができる。
【0009】しかし、上記したスイッチ装置1では、操
作者の操作を目的とする装置等に直接的に伝えることが
できない。つまり、通信機能内蔵コンタクト5では、操
作者が押しボタン11を操作すると、それに対応した情
報が通信機能内蔵型コンタクト5に接続されているCP
U15に送信される。そして、そのCPU15から装置
等に命令が発せられることになる。
【0010】このとき、CPU15が異常により動作不
能となっていた場合には、操作者の操作は全く目的とす
る装置に伝達されない。特に、非常停止等の緊急時に、
装置への電力供給を遮断しなければならない場合が問題
となる。
【0011】一方、図63に示した通信機能内蔵型コン
タクト5を有するスイッチ装置1を利用するのではな
く、通信機能を内蔵しないスイッチ装置を利用すること
も考えられるが、このスイッチ装置を複数個配電盤に配
設した場合、配電盤の裏面の配線状態は図65に示すよ
うになり、各スイッチ装置を接続するための配線が大量
かつ複雑になるという問題が生じる。
【0012】更に、一般のバス方式ネットワークでは、
上記したバスラインBL(図64参照)として2本のバ
スライン(+Vラインと0Vライン)を用いて電圧信号
による通信信号の送受信が行われるが、このようなバス
方式ネットワークにおける通信機能内蔵型コンタクト5
を備えたスイッチ装置1の接続は、例えば図66に示す
ように成される。
【0013】即ち、図66に示すように、スイッチ装置
1は、回路的には通信機能内蔵型コンタクト(以下、通
信コンタクトと称する)5、及びスイッチ部21により
構成され、通信コンタクト5は入力インターフェイス
(以下、インターフェイスをI/Fと称する)22を内
蔵した通信用集積回路から成り、正電位+Vのバスライ
ンB1に通信コンタクト5の正電源端子Vinが接続さ
れ、基準電位0VのバスラインB2にゼロボルト端子Z
及び接地端子GNDが接続されると共に、これら両バス
ラインB1、B2に通信装置1の伝送端子INP、IN
Mが接続され、通信装置1により、両バスラインB1、
B2に重畳された電圧信号による通信信号の送受信が行
われる。
【0014】ところで、入力I/F22の入力端子Di
nにはスイッチ手段21が接続され、このスイッチ部2
1を操作することにより、入力I/F22の入力端子D
inのレベルが切り換わって通信コンタクト5の動作モ
ードが切り換わる。そして、このスイッチ部21には、
従来、有接点構造のスイッチ21aが用いられるが、オ
ン、オフ操作の際のチャタリングを防止するために、ス
イッチ21aに並列に大容量のコンデンサ21bが接続
され、これらスイッチ21a及びコンデンサ21bによ
りスイッチ部21が構成される。尚、23は入力I/F
2の入力端子Dinのプルアップ抵抗である。
【0015】しかしながら、スイッチ部21を有接点構
造のスイッチ21aにより構成すると、スイッチの安定
動作を確保するために大電流を通流する必要があり、発
熱量が増大して部品の劣化や信頼性の低下を招くおそれ
がある。特に、スイッチ部21を集合配置するような場
合には、十分な放熱スペースを確保することができず
に、発熱量がいっそう増大する。しかも、電流値が大き
いことから、消費電力も大きくなるという問題がある。
更に、チャタリング防止用のコンデンサ21bを設けて
いることから、スイッチ部21の大型化を招くという問
題もある。
【0016】また、両バスラインB1、B2を介して通
信装置1の伝送端子INP、INMに侵入するサージノ
イズを除去するために、従来、図66に示すように、両
伝送端子INP、INM間にサージ吸収用のツェナーダ
イオード25が接続される。
【0017】ところで、このようなバス型ネットワーク
における通信コンタクト5は、伝送ラインに対してすべ
て並列に接続され、これら複数の通信コンタクト5間で
通信信号である電圧信号による高速通信を行うには、通
信コンタクト5を含む伝送路の容量を小さくする必要が
ある。しかも、ネットワークにできるだけ多くの通信装
置を接続するためには、スイッチ装置1の両伝送端子I
NP、INM間の容量をできるだけ小さくするのが好ま
しい。
【0018】しかし、1個のツェナーダイオード25で
は、両伝送端子INP、INM間の小容量化を図るには
限界があり、1個のツェナーダイオード25により、通
信コンタクト5を含む伝送路の容量を十分に小さくする
ことは不可能であった。
【0019】一方、バス型ネットワークにおける複数の
通信コンタクト5間の通信信号である電圧信号波形を正
しく送受信するには、通信コンタクト5のインピーダン
スを大きくして伝送路全体のインピーダンスを大きく保
つ必要があり、このように通信コンタクト5のインピー
ダンスを大きくする手段としてコイルが用いられてい
る。特に、コストの観点から、従来、閉磁路型に比べて
安価な開磁路型のコイルが採用されている。
【0020】そして、開磁路型コイルは中空ボビンに巻
線が巻回されて形成され、例えば図67、図68に示す
ように、この開磁路型コイル27は、通信コンタクト5
を内蔵するスイッチ装置1の装置本体28、29のほぼ
中央部に配設されることが多く、この場合、装置本体2
8、29の長尺方向に直交する方向に対してコイル27
の中心軸が平行になるようにコイル27が配設される。
【0021】しかし、このように装置本体28、29の
ほぼ中央部にコイル27を配設すると、通信コンタクト
5を内蔵した複数のスイッチ装置1を並設した場合に、
図67及び図68に示すように、コイル27の向き(図
68及び図69中の矢印が磁束の方向)によっては、隣
接するコイル27の発生磁束が干渉して互いに打ち消し
あい、インダクタンスが減少してしまう。
【0022】そのため、隣接するコイル27の発生磁束
が干渉しない程度に、通信コンタクト5をできるだけ離
して各スイッチ装置1を並設するか、或いは図70に示
すように、隣接するコイル27の発生磁束が干渉しない
ように、発生磁束(図70中の矢印)が互いに直交する
ように隣接するコイル27を配設すべく、通信コンタク
ト5を内蔵した各スイッチ装置1を設置しなければなら
ず、いずれにしても設置スペースが大きくなるという問
題があった。
【0023】そこで、本発明は、ネットワークによる統
合的な管理を可能としつつ、省スペース化を図れ、しか
も操作者の操作等を直接的に対象となる装置等に反映さ
せて確実に駆動が可能なスイッチ装置等の電気部品を提
供することを第1の目的とする。
【0024】また、本発明は、より安全で確実な動作が
得られる非常停止システムを提供することを第2の目的
とする。
【0025】更に、本発明は、かかる電気部品を使用し
た通信装置においてスイッチ手段の長寿命化及び消費電
力の低減を図れるようにすることを第3の目的とする。
【0026】また、本発明は、通信装置の容量を低減し
てネットワークの伝送路全体の容量を低下できるように
することを第4の目的とする。
【0027】更に、本発明は、通信装置の大型化を招く
ことなく通信装置のインピーダンスを大きくできるよう
にすることを第5の目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記した第1の目的を達
成するために、本発明にかかる電気部品は、各々異なる
機能を有し所定の入力または/及び出力を行う複数の機
能部材を結合して成り、前記各機能部材が1または2以
上の駆動部材により駆動されることを特徴としている。
このとき、前記機能部材が、出力を導通または非導通に
する直接型機能部材と、情報信号を入力または/及び出
力する情報入出力型機能部材とを少なくとも含むとよ
い。
【0029】このような構成によれば、直接型機能部材
及び情報入出力型機能部材等の異なる機能を有する複数
の機能部材をコンパクトに結合することができ、設置ス
ペースを小さくすることができ、しかも1つの駆動装置
により、機能の異なる直接型機能部材及び情報入出力型
機能部材等の複数の機能部材を確実に駆動することがで
きる。
【0030】また、本発明にかかる電気部品は、前記駆
動部材が、操作者の操作を受けてその操作を伝達する操
作伝達部材を備え、前記各機能部材が、前記操作伝達部
材からの操作を受けるように前記操作伝達部材に結合さ
れることを特徴としている。
【0031】このような構成によれば、操作伝達部材に
より操作者の操作を各機能部材に伝達することができ、
操作伝達部材により操作に応じて、各機能部材を所定の
出力状態に切り換えることができる。
【0032】また、本発明にかかる電気部品は、前記機
能部材が、前記操作伝達部材の操作に応じて出力を導通
または非導通にする直接型機能部材と、前記操作伝達部
材の操作に応じた情報信号を入力または/及び出力する
情報入出力型機能部材とを少なくとも含むことを特徴と
している。
【0033】このような構成によれば、操作伝達部材に
より操作に応じて、直接型機能部材の出力を導通または
非導通にでき、かつ、情報入出力型機能部材を情報信号
の入力または/及び出力状態にすることができる。
【0034】また、本発明にかかる電気部品は、前記機
能部材が、前記操作伝達部材の操作に応じて出力を導通
または非導通にする直接型機能部材と、受けた入力に対
応して情報信号を入力または/及び出力する情報入出力
型機能部材とを少なくとも含むことを特徴としている。
【0035】このような構成によれば、操作伝達部材に
より操作に応じて、直接型機能部材の出力を導通または
非導通にでき、かつ、受けた入力に対応して情報入出力
型機能部材を情報信号の入力または/及び出力状態にす
ることができる。
【0036】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、操作者の操作を受ける操作受け部材と、
前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合
部、及び、前記機能部材を結合するための標準化された
形状を有する対機能部材結合部を有するアダプタ部材と
を備えていることを特徴としている。このような構成に
よれば、アダプタ部材を介して操作受け部材と機能部材
とを結合することができる。
【0037】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、操作者からの操作を直接的に受ける操作
部材と、前記機能部材を結合するための標準化された形
状を有する対機能部材結合部を有する操作接続部材とを
備え、前記操作部材と前記操作接続部材とが、操作アダ
プタ部材により結合されていることを特徴としている。
このような構成によれば、操作部材と操作接続部材の接
続構造が合わなくても、両者を容易に接続することがで
きる。
【0038】また、本発明にかかる電気部品は、前記駆
動部材が、操作者の操作を受けてその操作を伝達する操
作伝達部材を備え、前記操作伝達部材が、前記操作伝達
部材の操作に応じて出力を導通または非導通にする前記
機能部材としての直接型機能部材、または、前記操作伝
達部材の操作に応じた情報信号を入力または/及び出力
する前記機能部材としての情報入出力型機能部材の少な
くともいずれか一方を内蔵すると共に、前記情報入出力
型機能部材または前記直接型機能部材の少なくともいず
れか一方が結合可能に構成されており、前記操作伝達部
材に内蔵された前記直接型機能部材または前記情報入出
力型機能部材、及び、前記操作伝達部材に結合された前
記情報入出力型機能部材または前記直接型機能部材は、
共に前記操作を受けて機能するように構成されたことを
特徴としている。
【0039】このような構成によれば、直接型機能部材
もしくは情報入出力型機能部材の結合手順を省略するこ
とができる。
【0040】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、操作者の操作を受ける操作受け部材と、
前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合
部、及び、前記機能部材を結合するための標準化された
形状を有する対機能部材結合部を有するアダプタ部材と
を備え、前記操作伝達部材に内蔵される前記直接型機能
部材または前記情報入出力型機能部材が、前記アダプタ
部材に内蔵されることを特徴としている。
【0041】このような構成によれば、アダプタ部材を
使用すると同時に、直接型機能部材または情報入出力型
機能部材を使用することができる。
【0042】また、本発明にかかる電気部品は、前記直
接型機能部材または前記情報入出力型機能部材が、照光
部品を備えていることを特徴としている。このような構
成によれば、直接型機能部材または情報入出力型機能部
材を使用すると同時に、照光部品を使用することができ
る。
【0043】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材または前記アダプタ部材が、照光部品を備え
ていることを特徴としている。このような構成によれ
ば、操作伝達部材またはアダプタ部材を使用すると同時
に、照光部品を使用することができる。
【0044】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、制御部からの制御を受けて照光動作を行
う照光部品を備えた前記機能部材を結合可能に構成され
ていることを特徴としている。このような構成によれ
ば、制御部からの制御を受けて照光動作を行う照光部品
を備えた機能部材を使用することができる。
【0045】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、制御部からの制御を受けて照光動作を行
う照光部品を備えた前記機能部材を結合可能に構成さ
れ、前記照光部品を備えた前記機能部材と前記情報入出
力型機能部材とが、互いに直接的に電気的接続可能に構
成されていることを特徴としている。このような構成に
よれば、情報入出力型機能部材と照光部品を備えた機能
部材とは直接的に電気信号のやりとりを行うことができ
る。
【0046】また、本発明にかかる電気部品は、前記照
光部品が、低消費電力高輝度型であることを特徴として
いる。このような構成によれば、照光部品よる照光を行
っても、消費電力を少なくし、かつ、輝度を上げること
ができる。
【0047】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材に、この操作伝達部材に与えられた操作に応
じた操作を前記機能部材に出力する介在部材が結合可能
であることを特徴としている。このような構成によれ
ば、操作伝達部材に与えられた操作を、介在部材を介し
て機能部材に出力することができる。
【0048】また、本発明にかかる電気部品は、前記ア
ダプタ部材は、前記操作伝達部材に与えられた操作に応
じた操作を前記機能部材に出力する介在部材を前記対機
能部材結合部に結合可能に構成されていることを特徴と
している。このような構成によれば、アダプタ部材を使
用しても、介在部材を使用することができる。
【0049】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、前記直接型機能部材及び前記情報入出力
型機能部材を同時に結合可能な複数の結合部を有するこ
とを特徴としている。このような構成によれば、結合部
により結合される直接型機能部材の出力を導通または非
導通にでき、かつ、情報入出力型機能部材を情報信号の
入力または/及び出力状態にすることができる。
【0050】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材に結合される前記直接型機能部材が、前記操
作伝達部材に結合するための対操作伝達部材結合部を備
え、前記情報入出力型機能部材が前記直接型機能部材の
前記対操作伝達部材結合部と互換性のある対操作伝達部
材結合部を有することを特徴としている。
【0051】このような構成によれば、操作伝達部材に
結合される直接型機能部材に代えて情報入出力型機能部
材を結合することができる。
【0052】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材に結合される前記情報入出力型機能部材が、
前記操作伝達部材に結合するための対操作伝達部材結合
部を備え、前記直接型機能部材が前記情報入出力型機能
部材の前記対操作伝達部材結合部と互換性のある対操作
伝達部材結合部を有することを特徴としている。
【0053】このような構成によれば、操作伝達部材に
結合される情報入出力型機能部材に代えて直接型機能部
材を結合することができる。
【0054】また、本発明にかかる電気部品は、前記機
能部材が、前記介在部材から出力される操作を受けるよ
うに構成されていることを特徴としている。このような
構成によれば、機能部材は、介在部材を介して操作を受
けることができる。
【0055】また、本発明にかかる電気部品は、前記介
在部材が、この介在部材が前記操作伝達部材から受けた
操作の操作方向を他の操作方向に変換した後に、前記機
能部材に対してその操作を出力することを特徴としてい
る。このような構成によれば、操作伝達部材が出力した
操作の操作方向を変換して機能部材に出力することがで
きる。
【0056】また、本発明にかかる電気部品は、前記介
在部材が、この介在部材が前記操作伝達部材から受けた
操作の操作方向のまま、その操作を前記機能部材に対し
て出力することを特徴としている。このような構成によ
れば、操作伝達部材が出力した操作の操作方向を変換せ
ずに機能部材に出力することができる。
【0057】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材と前記各機能部材とが、一体として形成され
ていることを特徴としている。このような構成によれ
ば、よりコンパクトな電気部品を提供することができ
る。
【0058】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、操作者の操作を受ける操作受け部材と、
前記操作受け部材に結合するための対操作受け部材結合
部、及び、前記機能部材を結合するための対機能部材結
合部を有するアダプタ部材と、前記アダプタ部材の前記
対機能部材結合部に結合される対アダプタ部材結合部を
有する機能部材とを備えていることを特徴としている。
【0059】このような構成によれば、操作受け部材と
機能部材とを、アダプタ部材を介して結合することがで
きる。
【0060】また、本発明にかかる電気部品は、前記ア
ダプタ部材が、前記対機能部材結合部を複数有し、前記
各対機能部材結合部の一部もしくは全部に同時に複数の
前記機能部材を結合可能に構成されていることを特徴と
している。このような構成によれば、同時に1個または
複数の機能部材をアダプタ部材の対機能部材結合部に結
合することができる。
【0061】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、複数の対アダプタ部材結合部を有し操作
者の操作を受ける操作受け部材と、前記機能部材を結合
するための対機能部材結合部を有し前記各対アダプタ部
材結合部の一部もしくは全部に同時に結合可能に構成さ
れているアダプタ部材とを備えていることを特徴として
いる。
【0062】このような構成によれば、操作受け部材の
複数の対アダプタ部材結合部の一部もしくは全部に、ア
ダプタ部材を同時に結合することができる。
【0063】また、本発明にかかる電気部品では、前記
機能部材は、他の前記機能部材を結合するための対機能
部材結合部を備えていることを特徴としている。このよ
うな構成によれば、機能部材同士を互いに接続すること
ができる。
【0064】また、本発明にかかる電気部品は、前記ア
ダプタ部材が、結合される前記機能部材とは別の前記機
能部材を内蔵していることを特徴としている。このよう
な構成によれば、アダプタ部材を利用することによって
2種類の機能部材を使用することができる。
【0065】また、本発明にかかる電気部品は、前記ア
ダプタ部材が、照光部品を内蔵していることを特徴とし
ている。このような構成によれば、アダプタ部材を使用
することによって、同時に照光部品を使用することがで
きる。
【0066】また、本発明にかかる電気部品は、前記照
光部品が、低消費電力高輝度型であることを特徴として
いる。このような構成によれば、照光部品よる照光を行
っても、消費電力を少なくし、かつ、輝度を上げること
ができる。
【0067】また、本発明にかかる電気部品は、前記ア
ダプタ部材が、前記操作受け部材の受けた操作ストロー
クまたは操作位置またはその双方を変換して、前記機能
部材に与えることを特徴としている。このような構成に
よれば、操作受け部材のストロークまたは操作位置を変
換することができる。
【0068】また、本発明にかかる電気部品は、前記ア
ダプタ部材の前記対操作受け部材結合部が、操作受け部
材に固定するベース部材と、前記ベース部材にアダプタ
部材本体を固定するための固定部材とを備えていること
を特徴としている。このような構成によれば、操作受け
部材と固定部材とをベース部材及び固定部材を介して固
定することができる。
【0069】また、本発明にかかる電気部品は、前記ア
ダプタ部材が、前記アダプタ部材に与えられた操作に応
じた操作を前記機能部材に出力する介在部材を結合する
ための対介在部材結合部を備え、前記対介在部材結合部
が、前記対操作受け部材結合部及び前記対機能部材結合
部に対して標準化された形状を有することを特徴として
いる。
【0070】このような構成によれば、介在部材を機能
部材と区別することなく操作伝達部材、アダプタ部材等
の機能部材を結合することができる部材に結合すること
ができる。
【0071】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作伝達部材が、操作者からの操作を直接的に受ける操作
部材と、前記操作部材に結合するための対操作部材結合
部、及び対操作接続部材結合部を有する操作アダプタ部
材と、前記操作アダプタ部材を結合するための対操作ア
ダプタ結合部、及び、前記機能部材を結合するための標
準化された形状を有する対機能部材結合部を有し、前記
対操作接続部材結合部に結合される操作接続部材とを備
えていることを特徴としている。
【0072】このような構成によれば、操作部材と操作
接続部材とを操作アダプタ部材を介して接続することが
できる。
【0073】また、本発明にかかる電気部品は、前記操
作アダプタ部材が、前記操作部材の受けた操作ストロー
クまたは操作位置またはその双方を変換して、前記機能
部材に与えることを特徴としている。このような構成に
よれば、操作受け部材のストロークまたは操作位置の少
なくともいずれか一方を変換することができる。
【0074】また、本発明にかかる電気部品は、前記機
能部材が、表示のための前面部材に結合するための対前
面部材結合部を有すると共に、前記前面部材を介して照
光動作を行う照光部品を備え、前記対前面部材結合部
が、前記直接型機能部材または前記情報入出力型機能部
材と互換性のある形状を有することを特徴としている。
【0075】このような構成によれば、直接型機能部
材、情報入出力型機能部材と互換性のある対前面部結合
部を有する照光部品を備えた機能部材を提供することが
できる。
【0076】また、本発明にかかる電気部品は、前記各
機能部材が、ケーシング内に収容され、前記操作伝達部
材が、操作者の操作を伝達可能に前記ケーシングに装着
され、前記操作伝達部材と前記各機能部材とが一体化さ
れて単位ブロック化されていることを特徴としている。
【0077】このような構成によれば、操作伝達部材と
各機能部材とが一体化されて単位ブロック化されている
ため、例えばバス方式ネットワークにおける配線数を少
なくすることができ、ネットワークの設置を容易に行う
ことができるとともに、ネットワーク全体の取付スペー
スの削減を図ることができる。
【0078】また、本発明にかかる電気部品は、前記機
能部材が、出力を導通または非導通にする直接型機能部
材と、情報信号を入力または/及び出力する情報入出力
型機能部材とを含み、前記直接型機能部材と前記情報入
出力型機能部材とが、互いに着脱可能な2個のサブケー
シング内にそれぞれ収容され、前記操作伝達部材が、操
作者の操作を伝達可能にいずれか一方の前記サブケーシ
ングに装着され、前記操作伝達部材と前記各機能部材と
一体化されていることを特徴としている。このとき、前
記両サブケーシングが、コネクタ形式で着脱される構成
であってもよい。
【0079】このような構成によれば、2個のサブケー
シングに直接型機能部材及び情報入出力型機能部材を収
容し、或いはこれらサブケーシングをコネクタ形式にす
ることで、これらの機能部材の取付作業、メンテナンス
及び設計を効率よく行うことができる。
【0080】また、本発明にかかる電気部品は、前記情
報入出力型機能部材の通信コンタクトが、照光部品等の
出力部品を制御するための複数の出力ポートを有し、前
記複数の出力ポートのうちの2以上の出力ポートに同一
の出力が割り当てられることを特徴としている。
【0081】このような構成によれば、出力ポートを有
効に利用することで重複した出力ポートを削減できるた
め、配置スペースの削減を図ることができる。
【0082】また、上記した第2の目的を達成するため
に、本発明にかかる非常停止制御システムは、上記した
電気部品を用いた非常停止制御システムにおいて、前記
情報入出力型機能部材からの情報信号に基づいて、制御
対象を非常停止するか否かを制御する非常制御装置を備
え、前記情報入出力型機能部材は前記非常制御装置に接
続され、前記直接型機能部材は前記制御対象に接続さ
れ、操作者の前記電気部品に対する操作に応じて、前記
直接型機能部材は前記制御対象を非常停止するととも
に、前記非常制御装置は前記情報入出力型機能部材が前
記操作に応じて入力または/及び出力する情報信号に基
づき前記制御対象を非常停止することを特徴としてい
る。
【0083】このような構成によれば、ネットワークの
コントローラが異常により動作不能となっていた場合で
も、操作者の操作を目的とする装置に伝達することがで
きるため、特に非常停止等の緊急時に装置への電力供給
を遮断することができ、より安全な非常停止システムを
提供することができる。
【0084】また、上記した第3の目的を達成するため
に、本発明にかかる通信装置は、上記した電気部品を備
え、2本のバスラインを用いて電圧信号による通信信号
を送受信するバス方式ネットワーク用の通信装置におい
て、通信機能を有する通信コンタクトと、この通信コン
タクトへの信号入力用の操作部から成るスイッチ手段と
を備え、前記操作部が、非接触式のスイッチ接点構造を
有することを特徴としている。
【0085】このような構成によれば、スイッチ手段の
操作部を、非接触式のスイッチ接点構造としたため、従
来の有接点構造と比べ、操作部の長寿命化を図ることが
でき、大電流を通流する必要がなく、消費電力を低減す
ることができる。
【0086】また、本発明にかかる通信装置は、前記操
作部が、発光素子及び受光素子から成るフォトインタラ
プタと、押し込み操作に連動して前記発光素子から前記
受光素子への光を遮光する遮光体とにより構成されてい
ることを特徴としている。
【0087】このような構成によれば、スイッチ手段の
操作部をフォトインタラプタ及び遮光体により構成する
ため、従来の有接点構造のような大電流を通流する必要
がなく、操作部の長寿命化及び低消費電力化を図ること
ができる。
【0088】また、本発明にかかる通信装置は、前記操
作部が、ホール素子と、押し込み操作に連動して前記ホ
ール素子に鎖交する磁束数が変化するマグネットとによ
り構成されていることを特徴としている。このとき、前
記操作部が、磁気抵抗素子と、押し込み操作に連動して
前記磁気抵抗素子に鎖交する磁束数が変化するマグネッ
トとにより構成されていてもよい。
【0089】このような構成によれば、ホール素子或い
は磁気抵抗素子を採用することで、従来の有接点構造と
比べ、操作部の長寿命化及び低消費電力化を図ることが
できる。
【0090】また、本発明にかかる通信装置は、スイッ
チ手段の操作部をフォトインタラプタ及び遮光体により
構成する場合において、前記遮光体の移動により、前記
発光素子からの光が前記受光素子に入射してから所定時
間だけ前記発光素子への通電電流を設定値に制御する電
流制御部と、前記遮光体の移動により、前記発光素子か
らの光が前記受光素子に入射してから前記発光素子から
の光が遮光されるまでの間、前記通信コンタクトへの入
力信号のレベルを保持する保持部とを備えていることを
特徴としている。
【0091】このような構成によれば、電流制御部によ
り、発光素子からの光が受光素子に入射してから所定時
間だけ発光素子への通電電流が設定値に制御されるた
め、この所定時間の経過後は、通電電流を設定値よりも
小さい値に下げることができ、消費電力を低減すること
ができる。
【0092】更に、保持部により、発光素子からの光が
受光素子に入射してから、発光素子からの光が遮光体に
より遮光されるまでの間、通信コンタクトへの入力信号
のレベルが保持されるため、スイッチ手段としての操作
状態を確実に保持することができる。
【0093】また、上記した第4の目的を達成するため
に、本発明にかかる通信装置は、前記両バスラインに接
続される前記通信コンタクトの2個の伝送端子間に直列
に設けられた複数個のサージ吸収素子を備えていること
を特徴としている。
【0094】このような構成によれば、例えばサージ吸
収素子としてツェナーダイオードを用いることにより、
直列接続された各ツェナーダイオードのPN接合の静電
容量は、1個の場合に比べて小さくなるため、十分なサ
ージ耐量を確保しつつ通信装置の伝送端子間の容量を低
減することができる。
【0095】また、上記した第5の目的を達成するため
に、本発明にかかる通信装置は、装置本体内に配設され
たコイルを備え、複数の前記装置本体が集合配置される
場合における前記装置本体の隣接面のほぼ中心を通る線
からずれた位置に前記コイルが配設されていることを特
徴としている。このとき、複数の前記装置本体内に配設
された前記コイルの発生磁束の向きが同じになるように
前記各装置本体を集合配置したときに、前記各コイルが
ほぼ同一線上に配列され、前記各装置本体内に配設され
た前記コイルの発生磁束の向きが隣りどおしで互いに逆
になるように前記各装置本体を集合配置したときに、前
記各コイルがずれて配列されるべく、前記コイルが前記
装置本体内に配設されていることが望ましい。
【0096】このような構成によれば、複数の通信装置
を集合配置したときに、各コイルがほぼ同一線上に配列
されてそれらの発生磁束の向きが同じなり、或いは各コ
イルがずれて配列され、そのときに各コイルの発生磁束
の向きが隣りどおしで互いに逆になることから、各コイ
ルの発生磁束が互いに打ち消しあうことがなく、通信装
置のインピーダンスが小さくなることを防止できる。
【0097】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)この発明にか
かるスイッチ装置の第1の実施形態を図1ないし図11
を参照して説明する。但し、図1はスイッチ装置の前方
からの分解斜視図、図2は後方からの分解斜視図、図3
は一部の分解斜視図、図4は他の一部の分解斜視図、図
5は異なる一部の斜視図、図6及び図7は動作説明図、
図8は使用状態におけるブロック結線図、図9は使用状
態の説明図、図10は変形例の斜視図、図11は図10
における回路構成を示すブロック結線図である。
【0098】図1及び図2に示すように、スイッチ装置
51は、押しボタン部52、押しボタン本体部53、L
EDボックス54、通信機能内蔵型コンタクト(以下、
通信コンタクトと称する)55、及び有接点コンタクト
56を備えており、各部の構成について説明する。
【0099】<押しボタン部>まず、押しボタン部52
は、筐体61、押しボタン62及び操作軸63(図2参
照)を有し、この押しボタン62は矢印Y11方向の押
圧力に連動して、同方向に移動するように構成されてい
る。このとき、押しボタン62は、内部に内蔵されてい
るバネ等によって矢印Y11方向と反対方向の力を受け
るようになっており、これにより押しボタン62は、矢
印Y11方向の押圧力が消滅したときに元の状態に復帰
する。
【0100】また、押しボタン部52と押しボタン本体
部53とは、互いに分離可能となるように構成され、こ
れら押しボタン部52と押しボタン本体部53との取り
付け構造は、例えば図3に示すようになっている。即
ち、図3に示すように、押しボタン本体部53には、矢
印Y13方向に移動可能となるように突起65が形成さ
れる一方、押しボタン本体部53側の突起65が係合す
る押しボタン部52の位置に溝67が形成され、突起6
5及び溝67によって、押しボタン部52及び押しボタ
ン本体部53が着脱自在に結合されている。
【0101】そして、押しボタン部52を押しボタン本
体部53の開口部69に挿入して所定の位置にセット
し、この際、押しボタン本体部53側の突起65の位置
と、押しボタン部52側の溝67の位置とを合わせてお
き、その後、突起65を矢印Y13方向に押し込み押し
ボタン部52を押しボタン本体部53に結合し、固定す
る。
【0102】なお、押しボタン部52と押しボタン本体
部53とを互いに固定できるものであれば例示した構成
には限定されない。例えば、ネジとナットのように互い
に螺合させることによって固定してもよい。
【0103】次に、操作軸63とその他の構成要素との
関係は図4に示すようになり、操作軸63の端部には、
その内部を中空にして成る凹部71が形成され、この凹
部71に、後述のようにLEDボックス54のLED7
2が収納されるようになっている。このように、凹部7
1にLED72を収納することによって、LED72に
より操作軸63の動きの妨害が防止されている。
【0104】更に、操作軸63は円筒形状を有し、この
操作軸63の端部外周の対向する位置に突起74が形成
され、操作軸63が矢印Y14方向に押し込まれたとき
に、これら両突起74が、通信コンタクト55、有接点
コンタクト56にそれぞれ形成されたスイッチ用突起7
6、77に当接してスイッチ用突起76、77が押し込
まれる。これによって、内蔵のスイッチが操作された状
態となり、各コンタクトの状態が切り換えられる。この
ように、操作者による押しボタン62に対する操作を受
けて、この操作がLEDボックス54、通信コンタクト
55、有接点コンタクト56に伝達される。
【0105】<押しボタン本体部>図1に戻って、押し
ボタン本体部53は、LEDボックス54、通信コンタ
クト55、有接点コンタクト56を結合するために、上
下に3対の結合部を有するコンタクト用コネクタ79が
形成されている。これらのコンタクト用コネクタ79に
は開口部80が形成され、この開口部80に突起型コネ
クタ82、83、84が係合され、LEDボックス5
4、通信コンタクト55、有接点コンタクト56が押し
ボタン本体部53に固定される。
【0106】ここで、押しボタン本体部53とLEDボ
ックス54、通信コンタクト55、有接点コンタクト5
6を互いに固定できるものであれば、例示した構成には
限定されない。例えば、図2に示すように、押しボタン
部52を押しボタン本体部53に取り付けるような突起
を押し込む構造を採用してもよい。
【0107】このように、押しボタン本体部53には、
通信コンタクト55及び有接点コンタクト56とを同時
に接続することができる。
【0108】<通信コンタクト>通信コンタクト55に
は、図1及び図2に示すように、スイッチ用突起76及
び一対の突起型コネクタ83が形成されている。この突
起型コネクタ83は、LEDボックス54に形成されて
いる一対のコンタクト用コネクタ82、及び有接点コン
タクト56に形成されている一対の突起型コネクタ84
と互換性がある形状を有する。
【0109】次に、通信コンタクト55の内部構造につ
いて図5を参照して説明すると、図5に示すように、通
信コンタクト55は、操作者が押しボタン部52に与え
た操作に応じた情報信号を出力する情報入出力型機能部
材であり、その内部にはスイッチ部86、インターフェ
イス部87及び通信部88が設けられている。
【0110】そして、スイッチ部86は、インターフェ
イス部87を介して通信部88と接続されている。ここ
で、スイッチ部86は、スイッチ用突起76、及び、光
電スイッチ、磁気スイッチ、メカニカルスイッチ等から
成るスイッチを備えており、上記した操作軸63の動き
に連動したスイッチ用突起76の移動により、スイッチ
のオン、オフの状態が切り換わる。こうしてスイッチ部
86の状態が切り換わるとそれに伴った信号が発せら
れ、この信号がインターフェイス部87によってデジタ
ル信号に変換され、通信部88に送出されるのである。
【0111】一方、受け取ったデジタル信号に基づき、
通信部88により所定の通信プロトコルに適した通信信
号が生成され、この生成された通信信号が通信ケーブル
を介してネットワークへ送出される。また、通信部88
は、外部からの信号を取得することも可能であると同時
に、外部から取得した信号に基づき、情報信号を出力す
ることも可能である。
【0112】<有接点コンタクト>有接点コンタクト5
6の内部構造について図6(Α)を参照して説明する。
この有接点コンタクト56は、スイッチ用突起77、突
起型コネクタ84及びスイッチ91を備えている。突起
型コネクタ84は、LEDボックス54に形成されてい
るコンタクト用コネクタ82、及び通信コンタクト55
に形成されているする突起型コネクタ83と互換性があ
る形状を有する。
【0113】有接点コンタクト56は、操作者が押しボ
タン62に与えた操作に応じて出力を導通または非導通
にする直接型機能部材であり、その内部には、接続する
装置等をオン・オフすることができるスイッチ91が設
けられ、上記した操作軸63の動きに連動したスイッチ
用突起77の移動により、スイッチ197のオン、オフ
の状態を切り換わる。
【0114】なお、有接点コンタクト56は、操作軸6
3の動作を受けるとすぐにスイッチ91のオン、オフを
行うものに限らず、図6(b)に示すように内部にタイ
マ部92を備え、操作軸63の動作から一定時間後にス
イッチ91のオン、オフの状態を切り換える構成であっ
てもよい。
【0115】<LEDボックス>LEDボックス54の
内部構造について図7(Α)を参照して説明する。この
LEDボックス54は、照光部品としてのLED72、
突起型コネクタ82を備えている。突起型コネクタ82
は、通信コンタクト55に形成されているコンタクト用
コネクタ83、及び有接点コンタクト56に形成されて
いる突起型コネクタ84と互換性がある形状を有する。
【0116】また、LEDボックス54の内部には、バ
スライン等からの制御信号を受信するための回路95が
設けられている。なお、LED72は、円筒型の操作軸
63の凹部71に挿入、収納される(図4参照)。
【0117】また、LEDボックス54は、バスライン
等に接続して外部からの制御信号を受けるものに限ら
ず、単に外部から電流を与えられるだけのものであって
も構わない(図7(b)参照)。
【0118】<スイッチ装置の使用具体例>上記した構
成のスイッチ装置51を使用した非常停止システムにつ
いて、図8を参照して説明する。図8に示すように、L
EDボックス54及び通信コンタクト55は、バスライ
ンBLを通じて、CPU15と接続されている。有接点
コンタクト56は、駆動装置であるモーターM1と接続
されている。
【0119】CPU17は異常監視用であり、常に通信
コンタクト55の状態を監視している。また、CPU1
5は、通信コンタクト55の状態に応じた制御信号をL
EDボックス54に送信する。例えば、通信コンタクト
55がオンになればLED72を点灯させるような制御
信号を送信し、LEDボックス54のLED72を点灯
させる。このように、LEDボックス54は、通信コン
タクト55及び有接点コンタクト56の状態に応じてL
ED72の照光動作(点灯・消灯・フラッシュ点灯等)
を行う。
【0120】更に、図8に示すように、この非常停止シ
ステムにおいては、モーターM1の動作を停止させるこ
とができる経路を2つ有している。一つは、バスライン
BLを介して通信コンタクト55・CPU15・CPU
17・モーターM1となる経路であり、もう一つは、有
接点コンタクト56を介してモーターM1を直接停止さ
せる経路である。
【0121】前者の経路の場合、操作者がスイッチ装置
51を操作すると、通信コンタクト55からスイッチ装
置51が操作されたことを示す情報信号が出力され、C
PU17はバスラインBLを介してこの信号を検出し
て、モーターM1を停止させるように命令する制御信号
を出力する。一方、CPU17は、CPU15からの制
御信号を受信すると、モーターM1の動作を停止させ
る。
【0122】後者の経路の場合、操作者がスイッチ装置
51を操作すると、有接点コンタクト56の導通状態が
非導通状態に切り換わるため、これによってモーターM
1の動作を直接的に停止させることができるのである。
【0123】このように、前者の経路だけではなく後者
の経路を設けることによって、通信経路の遮断やCPU
の誤作動等に対処することができる点で、特に有効であ
る。また、スイッチ装置51においては、操作者の1回
の操作で、2つの経路によるモーターM1の停止を行う
ことができるので、非常停止システムにスイッチ装置5
1を使用することによってより安全性を高めることがで
きる。
【0124】また、スイッチ装置51を複数、配電盤に
利用した場合のこの配電盤の裏面を図9に示す。このよ
うにスイッチ装置51を使用することによって、図66
に示す従来の配線状況と比較して、配電盤背面側におけ
る配線を簡素化することができる。
【0125】ところで、上記した押しボタン部52及び
押しボタン本体部53は、本発明における操作伝達部材
に相当し、LEDボックス54は制御部からの制御を受
けて照光動作を行う照光部品を備えた本発明における機
能部材に相当し、通信コンタクト55及び有接点コンタ
クト56は本発明における機能部材に相当し、特に通信
コンタクト55は本発明における情報入出力型機能部材
に、有接点コンタクト56は本発明における直接型機能
部材に、LED72は本発明における照光部品に、CP
U15は本発明における制御装置に、モーターM1は本
発明における制御対象に、それぞれ相当する。
【0126】従って、第1の実施形態におけるスイッチ
装置51によれば、直接型機能部材(有接点コンタクト
56)及び情報入出力型機能部材(通信コンタクト5
5)等の異なる機能を有する複数の機能部材をコンパク
トに結合することができ、設置スペースを小さくするこ
とができ、しかも1つの駆動装置である操作伝達部材
(押しボタン部52、押しボタン本体部53)により、
機能の異なる直接型機能部材及び情報入出力型機能部材
等の複数の機能部材を確実に駆動することができる。
【0127】なお、上記した第1の実施形態において
は、通信コンタクト55及び有接点コンタクト56に、
押しボタン部52に与えられる操作に応じて照光を行う
LEDを備えていてもよい。
【0128】また、押しボタン本体部53に、LEDボ
ックス54が有するLED72を備えるようにしてもよ
い。
【0129】また、上記した第1の実施形態では、LE
Dボックス54のLED72の照光動作を、バスライン
BL(図8参照)を有するネットワークに接続されたC
PUからの制御信号に応じて行うものとした。
【0130】しかし、第1の実施形態の変形例として、
通信コンタクト55からの信号に直接応じてLED72
の照光動作を行うにしてもよい。この場合、例えば、図
10に示すように、LEDボックス54の側面に凸状部
97を設け、また、通信コンタクト55の側面に溝部9
8を設けて、LEDボックス54及び通信コンタクト5
5の両者を結合・固定する。側面の凸状部97及び溝部
98には接点を設け、LEDボックス54と通信コンタ
クト55とが結合時に直接的に電気的接続を行えるよう
にする。
【0131】この変形例におけるLEDボックス54及
び通信コンタクト55の回路構成の一例を図11に示
す。通信コンタクト55は、図5に示す回路構成と同様
の回路構成を有するほか、外部と電気的接続を得るため
の接点101がその側面に設けられている。一方、LE
Dボックス54は、LED72を有するほか、外部と電
気的接続を得るための接点102がその側面に設けられ
ている。そして、通信コンタクト55とLEDボックス
54とは、通信コンタクト55側の接点101とLED
ボックス54側の接点102とにより電気的に接続され
る。更に、通信コンタクト55の通信部88は、外部機
器とバスラインBL(図8参照)を介して接続される。
【0132】いま、押しボタン62が操作されて通信コ
ンタクト55が動作すると、通信コンタクト55は、バ
スラインBLを介して通信部88からの情報信号を他の
機器に発する。この情報信号を取得したCPUは、LE
D72を点灯させるための点灯信号を発する。
【0133】そして、通信コンタクト55が点灯信号を
取得すると、通信コンタクト55は、通信部88、イン
タフェース部87、接点101を介して、LEDボック
ス54へこの点灯信号を伝達し、LEDボックス54
は、接点102を介して点灯信号を取得し、LED72
を点灯する。
【0134】このように、スイッチ装置51が操作され
ると、通信コンタクト55は情報信号を出力し、この情
報信号に基づきLEDボックス54のLED72の点灯
や、モーターM1の動作が制御されるようになってい
る。
【0135】しかし、上記したスイッチ装置51の操作
に以外に、バスラインBL(図8参照)に接続されてい
る他のスイッチ装置が操作され、このスイッチ装置の操
作により出力される情報信号に基づき、スイッチ装置5
1のLEDを点灯させたり、モーターM1の動作を制御
するようにしてもよい。
【0136】更に、上記した第1の実施形態において
は、LED72として通常のLEDを用いたが、従来の
LEDと比較して発光効率の非常に高い4元素系や窒化
ガリウム系の高性能デバイスを用いるようにしてもよ
い。これにより、低電流での高輝度化を実現することが
でき、集合取り付け時の発熱に対する問題を回避するこ
とができる。なお、白熱球等を使用してもよい。
【0137】また、第1の実施形態においては、通信コ
ンタクト55は操作者が押しボタン部52を操作すると
情報信号を出力するものとしたが、操作者の操作に基づ
いて情報信号を出力できるものであればこれに限定され
るものではない。例えば、操作者が押しボタン部52を
操作した後、例えばタイマ部による一定時間経過後に情
報通信信号を出力するものであってもよい。
【0138】更に、第1の実施形態においては、押しボ
タン部52、押しボタン本体部53、LEDボックス5
4、通信コンタクト55、有接点コンタクト56を個別
に形成した場合について説明したが、これらを一体的に
形成してもよい。
【0139】また、上記した第1の実施形態において
は、通信コンタクト55は、押しボタン部52からの操
作を受けて情報信号を出力するとしたが、スイッチ装置
51の外部からバスラインを介してある情報信号を受信
すれば、それに対応した情報信号を出力するように通信
コンタクト55を構成してもよい。更に、情報入出力型
機能部材は、通信コンタクト55のように情報信号を出
力するタイプ以外に、LEDのように外部操作により情
報信号が入力されるタイプや、情報信号を入出力するタ
イプであってもよい。
【0140】(第2の実施形態)この発明にかかるスイ
ッチ装置の第2の実施形態について図12ないし図14
を参照して説明する。但し、図12は分解斜視図、図1
3は使用状態における分解斜視図、図14は変形例の分
解斜視図である。
【0141】なお、本実施形態におけるスイッチ装置1
04の基本的な構成は、図1に示すスイッチ装置51と
同様であるため、図12では同じ構成部分に関しては図
1ないし図8と同一符号を付すこととし、以下ではスイ
ッチ装置51と形状が相違する通信コンタクト105の
構成について主として説明する。
【0142】本実施形態における通信コンタクト105
は、上記した第1の実施形態における通信コンタクト5
5と同様に、スイッチ用突起76、突起型コネクタ83
を備えているが、上記した通信コンタクト55の幅Dに
対し、通信コンタクト105は倍の幅2Dを有し、通信
コンタクト105の上下に突起型コネクタ83が2対設
けられている点が第1の実施形態と相違している。
【0143】そして、このような幅2Dの通信コンタク
ト105を押しボタン本体部53に結合して使用する場
合、コンタクト用コネクタ79を3対備えた押しボタン
本体部53において、利用可能な残りのコンタクト用コ
ネクタ79は1対となる。従って、例えば図1における
幅Dの通信コンタクト55または有接点コンタクト56
のいずれか一方を押しボタン本体部53に結合して使用
することができる。
【0144】そして、幅2Dの通信コンタクト105と
幅Dの有接点コンタクト56とを使用する場合を図13
に例示する。図13に示すように、通信コンタクト10
5の2組の突起型コネクタ83は、押しボタン本体部5
3の左側2対のコンタクト用コネクタ79に結合され
る。そして、有接点コンタクト56の1対の突起型コネ
クタ84は、右側の1対のコンタクト用コネクタ79に
結合される。
【0145】なお、通信コンタクト105の変形例とし
て、その幅を更に広げて3Dとしてもよく、この幅3D
を有する通信コンタクト107の外観を図14に示す。
通信コンタクト107は、スイッチ用突起76及び上下
3対の突起型コネクタ83を備えている。この通信コン
タクト107の各突起型コネクタ83は、押しボタン本
体部53に設けられている3対のコンタクト用コネクタ
79にそれぞれ係合される。
【0146】従って、第2の実施形態によれば、第1の
実施形態と同等の効果は勿論のこと、図1に示す通信コ
ンタクト55の2倍の幅2Dを有する通信コンタクト1
05、3倍の幅3Dを有する通信コンタクト107を使
用することで、内部容積を大きくすることができるた
め、より複雑な構成の回路等を内部に収納することが必
要な場合において特に有効である。
【0147】ここで、通信コンタクト105、107
は、いずれも本発明における情報入出力型機能部材に対
応する。
【0148】なお、上記した通信コンタクト55の2倍
の幅2Dを有する通信コンタクト105、3倍の幅3D
を有する通信コンタクト107について説明したが、通
信コンタクトに代えて、幅Dの有接点コンタクト56や
LEDボックス54の各々2倍、3倍の幅2D、3Dを
有する有接点コンタクト、LEDボックスを押しボタン
本体部53に結合して使用してもよい。また、これらを
組み合わせて一体化したものであってもよい。
【0149】(第3の実施形態)この発明にかかるスイ
ッチ装置の第3の実施形態について図15を参照して説
明する。但し、図15では、図1におけるLEDボック
ス54、通信コンタクト55、有接点コンタクト56は
図示省略している。
【0150】なお、図15に示すように、本実施形態に
おけるスイッチ装置109の基本的な構成は、図1に示
すスイッチ装置51と同様であるため、図15では、同
じ構成部分に関しては図1ないし図8と同一符号を付
し、上記したスイッチ装置51とは、押しボタン本体部
53の構成が相違することと、スイッチアダプタ110
が新たに追加されている点が相違しており、以下ではか
かる相違点を主として説明する。
【0151】<押しボタン本体部>本実施形態における
押しボタン本体部111は、3対のコンタクト用コネク
タ79のほかに1対のアダプタ接続突起121(一部は
図示せず)を備えている。
【0152】<スイッチアダプタ>スイッチアダプタ1
10は、1組のコネクタ114を備えている。このコネ
クタ114をスイッチ本体部111のアダプタ接続突起
112に係合させることによって、スイッチアダプタ1
10がスイッチ本体部111に結合、固定される。
【0153】スイッチアダプタ110には、押しボタン
係合突起115が形成されており、この押しボタン係合
突起115は、矢印Y15方向及びその反対方向に回転
可能に構成されている。そして、スイッチアダプタ11
0を、図15に示す位置からY15方向に回転させるこ
とによって、押しボタン係合突起115が、押しボタン
部52にL字状に形成された係合溝116と係合し、ス
イッチアダプタ110が押しボタン部52に結合されて
固定される。
【0154】従って、第3の実施形態によれば、スイッ
チアダプタ110を設けることにより、押しボタン52
と押しボタン本体部111とが互換性を有しない場合で
あっても両者を組み合わせて使用することが可能にな
る。
【0155】例えば、必要とするコンタクトが、ある押
しボタン本体部111にしか接続することができない場
合であって、更に特定の押しボタン部52を使用したい
場合があるようなときに、かかる組み合わせは押しボタ
ン部52と押しボタン本体部111との接続構造が違え
ば実現不可能であるが、本実施形態のようなスイッチア
ダプタ110を使用することによって、このような押し
ボタン部52と押しボタン本体部111との組み合わせ
を実現することができるのである。
【0156】ここで、押しボタン部52は操作部材に、
押しボタン本体部111は本発明における操作接続部材
に相当し、スイッチアダプタ110は本発明における操
作アダプタ部材に相当し、コンタクト用コネクタ79は
本発明における対機能部材結合部に相当する。
【0157】なお、上記した第3の実施形態において
は、押しボタン部52とスイッチアダプタ110との接
続を、押しボタン係合突起115と係合溝116とを係
合する構造により実現した場合について説明したが、、
押しボタン部52とスイッチアダプタ110の両者を接
続できるものであれば、これに限定されるものではな
い。例えば、スイッチアダプタ110に、図3に示すよ
うな突起65と同様の突起を形成するとともに、押しボ
タン部52に、図3に示すような溝67と同様の溝を形
成し、スイッチアダプタ110側の突起を、押しボタン
部52に押し込んでその溝に係合させ、これにより押し
ボタン部52とスイッチアダプタ110の両者を結合さ
せて固定するようにしても構わない。
【0158】更に、第3の実施形態において、スイッチ
アダプタ110に後述する位置・ストローク変換部(図
24参照)を設けるようにしてもよい。また、押しボタ
ン本体部111側にこのような位置・ストローク変換部
を設けてもよい。
【0159】(第4の実施形態)この発明にかかるスイ
ッチ装置の第4の実施形態について図16を参照して説
明する。なお、本実施形態におけるスイッチ装置119
の基本的な構成は、図1に示すスイッチ装置51と同様
であるため、図16では、同じ構成部分に関しては図1
ないし図8と同一符号を付し、以下では上記したスイッ
チ装置51と相違する点について主として説明する。
【0160】本実施形態における押しボタン本体部12
1は、図1における押しボタン本体部53に通信コンタ
クト55を内蔵した構成であり、中央部に通信ブロック
122を一体的に設けられている。そして、この通信ブ
ロック122の左右両隣には、コンタクト用コネクタ7
9が上下1対ずつ設けられ、左側または右側のコンタク
ト用コネクタ79には、図1に示す通信コンタクト55
または有接点コンタクト56のいずれか一方或いは両方
を接続できるようになっている。
【0161】また、通信ブロック122には、図1に示
す通信コンタクト55に内蔵されているスイッチ部8
6、インターフェイス部87及び通信部88等(図5参
照)が内蔵されており、こうして通信コンタクト55と
同一機能を有する通信ブロック122が押しボタン本体
部121に一体化されている。また、通信ブロック12
2は、押しボタン部52に対する操作者の操作に応じた
情報信号を出力するようになっている。
【0162】ここで、押しボタン部52及び押しボタン
本体部121が本発明における操作伝達部材に相当し、
通信ブロック122が本発明における情報入出力型機能
部材に相当する。
【0163】従って、第4の実施形態によれば、押しボ
タン本体部121に通信ブロック122を一体化するこ
とにより、例えばバス方式ネットワークへの接続する場
合ににおいて、上記した第1の実施形態における通信コ
ンタクト55のように、押しボタン部52に対してこれ
を結合する手間を省くことができるため、ネットワーク
への接続作業が非常に簡単になるという利点がある。
【0164】なお、上記した第4の実施形態では、押し
ボタン本体部121に情報入出力型機能部材に相当する
通信ブロック122を一体化しているが、直接型機能部
材である有接点コンタクト56またはLEDボックス5
4(図1参照)を押しボタン本体部121に一体化する
ようにしても構わない。
【0165】また、上記した第4の実施形態において、
通信コンタクト55及び有接点コンタクト56(または
LEDボックス54)の両者を押ボタン本体部121に
一体化してもよい。そして、通信コンタクト55及び有
接点コンタクト56、或いは押しボタン本体部121に
LEDを備え、押しボタン部52に与えられた操作に対
応してLEDの照光動作を行うようにしてもよい。
【0166】(第5の実施形態)この発明にかかるスイ
ッチ装置の第5の実施形態について図17ないし図20
を参照して説明する。但し、図17は前方からの分解斜
視図、図18は後方からの分解斜視図、図19使用状態
における後方からの斜視図、図20は一部の動作説明用
の斜視図である。
【0167】なお、本実施形態におけるスイッチ装置1
25の基本的な構成は、図1に示すスイッチ装置51と
同様であるため、図17ないし図20では同じ構成部分
に関しては図1ないし図8と同一符号を付し、上記した
スイッチ装置51とは、アダプタ126を備えている点
が相違し、以下ではかかる相違点について主として説明
する。
【0168】本実施形態におけるアダプタ126は、押
しボタン部52に結合するための上下1対の押しボタン
用コネクタ128と、通信コンタクト55を結合するた
めの上下1対のコンタクト用コネクタ129とを備えて
いる。ここで、コンタクト用コネクタ129は、各種コ
ンタクトを接続するための標準化された形状を有し、例
えば通信コンタクト55の突起型コネクタ83が係合可
能な形状に形成されている。
【0169】ところで、アダプタ126の一部断面図を
図20に示すように、アダプタ126には伝達突起13
1が形成され、この伝達突起131は、ガイドレール1
32によってその動きが規制されており、矢印Y20方
向もしくはその反対方向にのみ動くことができるように
形成されている。また、伝達突起131は、弾性部材で
あるバネ等(図示せず)により矢印Y20方向と反対方
向のに常時付勢されている。
【0170】また、伝達突起131は、押しボタン部5
2に操作力が作用していない場合には、押しボタン部5
2側の操作軸63の突起74に当接しているが、押しボ
タン部52が押されて操作力が操作し、操作軸63が押
し込み方向に移動すると、それに連動して伝達突起13
1が矢印Y20方向へ移動し、この伝達突起131の移
動により、通信コンタクト55のスイッチ用突起76が
同じY20方向に押されて通信コンタクト55の状態が
切り換わる。
【0171】ところで、このアダプタ126は、通信コ
ンタクト55が有するコネクタ形状と押しボタン本体部
53が有するコネクタ形状が相違する場合に使用される
ものである。そして、通信コンタクト55及び押しボタ
ン本体部53の各コネクタ形状に合わせたアダプタ12
6を用意することによって、コンタクトと押しボタン部
とをいろいろ組み合わせることが可能となる。
【0172】ここで、押しボタン部52及び押しボタン
本体部53が本発明における操作受け部材に相当し、ア
ダプタ126が本発明におけるアダプタ部材に、通信コ
ンタクト55が本発明における情報入出力型機能部材
に、押しボタン用コネクタ128が本発明における対操
作受け部材結合部に、コンタクト用コネクタ129が本
発明における対機能部材結合部に、それぞれ相当する。
【0173】従って、第5の実施形態によれば、これま
ではΑ社のコンタクトにはΑ社の押しボタン部というの
が通常であったが、このように標準化された形状を有す
るアダプタ126を設けることによって、各社のコンタ
クトと押しボタン部52とを組み合わせて使用すること
が可能になる。
【0174】なお、上記した第5の実施形態では、アダ
プタ126に情報入出力型機能部材である通信コンタク
ト55を接続した場合について説明したが、直接型機能
部材である有接点コンタクト19(図1参照)を結合し
て使用するようにしても構わない。
【0175】また、アダプタ126を、通信コンタクト
55及び有接点コンタクト56の両者を結合できるよう
にし、通信コンタクト55及び有接点コンタクト56を
同時に結合して使用してもよい。このとき、アダプタ1
26に接続された通信コンタクト55及び有接点コンタ
クト56は、押しボタン部52に対する操作者の操作に
より同時に動作する。
【0176】更に、上記した第5の実施形態のアダプタ
126は、本来、結合不可能な通信コンタクト55と押
しボタン本体部53とを結合することを目的とするもの
であるが、このアダプタ126に、通信コンタクト55
と同じ通信機能を有するコンタクト(或いはブロック)
を一体化してもよい。この場合、押しボタン部52への
操作に連動して、アダプタ126に内蔵されている通信
機能が操作されるようにする。同様に、アダプタ126
に、有接点コンタクト56と同じ機能を有するコンタク
ト(或いはブロック)を一体化してもよい。
【0177】また、アダプタ126にLEDを内蔵し、
押しボタン部52への操作によりこのLEDを照光させ
るように構成してもよい。
【0178】更に、第5の実施形態における通信コンタ
クト55(図17参照)において、コンタクト用コネク
タ79を形成する等して、更に他のコンタクトをこの通
信コンタクト55に接続することができるようにしても
よい。また、アダプタ126に有接点コンタクト56を
接続する場合も、これと同様に、他のコンタクトを接続
できるようにしてもよい。
【0179】(第6の実施形態)この発明にかかるスイ
ッチ装置の第6の実施形態について図21及び図22を
参照して説明する。なお、本実施形態におけるスイッチ
装置135の基本的な構成は、図1に示すスイッチ装置
51と同様であるため、図21及び図22では同じ構成
部分に関しては図1ないし図8と同一符号を付し、上記
したスイッチ装置51とはアダプタ136の形状が相違
し、以下ではかかる相違点について主として説明する。
【0180】本実施形態におけるスイッチ装置135の
アダプタ136は、図21に示すように、図17ないし
図20に示すアダプタ126と同様に、押しボタン用コ
ネクタ128と、コンタクト用コネクタ129とを備え
ている。ここで、コンタクト用コネクタ129は、各種
コンタクトを接続するための標準化された形状を有す
る。
【0181】但し、アダプタ136は、上下2対の押し
ボタン用コネクタ128及び2対のコンタクト用コネク
タ129を有する。更に、図21に示すように、アダプ
タ136は、図18に示すアダプタ126の幅Dに対し
て、その2倍の幅2Dを有する。
【0182】アダプタ136の2対の押しボタン用コネ
クタ128は、押しボタン本体部53における左側の上
下2対のコンタクト用コネクタ79に接続される。更
に、アダプタ136の2対のコンタクト用コネクタ12
9には、それぞれに通信コンタクト55の突起型コネク
タ83、有接点コンタクト56の突起型コネクタ84が
係合し、通信コンタクト55及び有接点コンタクト56
を同時に接続することができる。
【0183】なお、アダプタ136の幅を更に広げて、
アダプタの幅を3Dとしてもよく、このように幅3Dの
アダプタ138を有するスイッチ装置139の外観構成
を図22に示す。このアダプタ138は、上下3対の押
しボタン用コネクタ128及び上下3対のコンタクト用
コネクタ129を備えている。そして、アダプタ138
の3対の押しボタン用コネクタ128は、押しボタン本
体部53側の上下3対のコンタクト用コネクタ79とそ
れぞれ係合し、3対のコンタクト用コネクタ129は、
通信コンタクト55側の突起型コネクタ83、有接点コ
ンタクト56側の突起型コネクタ84とそれぞれ係合
し、通信コンタクト55及び有接点コンタクト56を同
時に結合することができるようになっている。
【0184】従って、第6の実施形態によれば、幅Dの
アダプタ126(図18参照)の2倍の幅2Dを有する
アダプタ136、或いは3倍の幅3Dを有するアダプタ
138を用いることにより、通信コンタクト55、有接
点コンタクト56、LEDボックス54の突起型コネク
タ82、83、84の形状が相違する場合であっても、
これら通信コンタクト55、有接点コンタクト56、L
EDボックス54を結合することができて有効である。
【0185】例えば、LEDボックス54、通信コンタ
クト55、有接点コンタクト56をそれぞれ一つずつ結
合する場合、通信コンタクト55及び有接点コンタクト
56側の突起型コネクタ83、84の形状が同じで、L
EDボックス54側の突起型コネクタ82の形状が、通
信コンタクト55及び有接点コンタクト56側のそれと
形状が相違する場合に、通信コンタクト55及び有接点
コンタクト56側の突起型コネクタ83、84の形状
が、押しボタン本体部53側のコンタクト用コネクタ7
9と同一形状であれば、通信コンタクト55と有接点コ
ンタクト56とを押しボタン本体部53に直接結合し、
LEDボックス54を図18に示すアダプタ126を利
用して押しボタン本体部53に接続すればよい。
【0186】一方、LEDボックス54の突起型コネク
タ82の形状が、押しボタン本体部53側のコンタクト
用コネクタ79と同一形状であれば、LEDボックス5
4を押しボタン本体部53に直接結合し、通信コンタク
ト55及び有接点コンタクト56を図21に示すアダプ
タ136を利用して押しボタン本体部53に接続すれば
よい。
【0187】なお、押しボタン本体部53に結合しよう
とする通信コンタクト55等の突起型コネクタの形状す
べてが、押しボタン本体部53側のコンタクト用コネク
タ79の形状と同一でない場合には、図22に示すアダ
プタ138を利用すればよい。
【0188】ここで、アダプタ136、138が本発明
におけるアダプタ部材に相当し、コンタクト用コネクタ
79が本発明における対機能部材結合部に相当する。
【0189】なお、第6の実施形態では、幅Dのアダプ
タ126(図18参照)の2倍の幅2Dを有するアダプ
タ136、3倍の幅3Dを有するアダプタ138につい
て説明したが、要するに図18に示すアダプタ126の
幅Dと同じでなければよく、例えば、アダプタ126の
幅Dの0.5倍、1.5倍、4倍等であっても構わな
い。
【0190】(第7の実施形態)この発明にかかるスイ
ッチ装置の第7の実施形態について図23を参照して説
明する。なお、本実施形態におけるスイッチ装置141
の基本的な構成は図22に示すスイッチ装置139と同
様であり、アダプタ142の形状が相違しているため、
以下では図1ないし図22も参照しつつ、図22に示す
スイッチ装置139と相違する点について主として説明
する。
【0191】本実施形態におけるアダプタ142は、図
22に示すアダプタ139に通信コンタクト55と同一
の通信機能を有する通信コンタクトを内蔵したものであ
り、このアダプタ142は、上下3対の押しボタン用コ
ネクタ128及び上下2対のコンタクト用コネクタ79
を備えている。更に、2つの伝達突起131、及び1個
の通信機能用のスイッチ用突起(図示せず)を備えてい
る。
【0192】ここで、これら伝達突起131及びスイッ
チ用突起が同時に操作されるため、有接点コンタクト5
6、及びアダプタ142に内蔵の通信コンタクト55が
同時に動作することになる。
【0193】そして、アダプタ142に形成されている
左右一対ずつのコンタクト用コネクタ129のそれぞれ
には、有接点コンタクト56が一つずつ結合される。こ
のように、アダプタ142は、このアダプタ142に結
合される有接点コンタクト56とは別の機能を有する通
信コンタクトを内蔵している。
【0194】ここで、アダプタ142は本発明における
アダプタ部材に相当し、アダプタ142に内蔵の通信コ
ンタクトは本発明における情報入出力型機能部材に相当
する。
【0195】なお、上記した第7の実施形態では、アダ
プタ142に有接点コンタクト56を接続した場合につ
いて説明したが、アダプタ142に内蔵の通信コンタク
トとは別の通信コンタクト55を結合してもよい。この
とき、アダプタ142には、有接点コンタクト56が有
する機能を内蔵しておくとよい。
【0196】(第8の実施形態)この発明にかかるスイ
ッチ装置の第8の実施形態について図24ないし図28
を参照して説明する。但し、図24は断面図、図25は
図24のΑ−Α断面図、図26は動作説明図、図27は
一部の分解斜視図、図28は変形例の一部の斜視図であ
る。なお、図24及び図25において、図1ないし図2
3と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0197】本実施形態におけるスイッチ装置145
は、押しボタン部52、押しボタン本体部53、アダプ
タ146及び通信コンタクト55を備えている。ここ
で、第1の実施形態で説明したように、押しボタン部5
2は、筐体61、押しボタン62、操作軸63を備え、
押しボタン本体部53は、押しボタン部固定用のロック
部材148、筐体149を備えている。
【0198】また、押しボタン本体部53の内部には、
位置・ストローク変換部151が形成されている。この
位置・ストローク変換部151は、軸152、揺動部材
153により構成されている。また、揺動部材153
は、対操作軸用突起155、対アダプタ用突起156を
備え、この対操作軸用突起155は操作軸63の一端部
に当接している。
【0199】そして、揺動部材153の対操作軸用突起
155側と反対側に対アダプタ用突起156が形成さ
れ、この対アダプタ用突起156は、アダプタ146の
操作力伝達部材158に当接している。
【0200】ところで、アダプタ146は、筐体16
0、上記した操作力伝達部材158、弾性部材としての
バネ161、押しボタン用コネクタ162及びコンタク
ト用コネクタ163を備えている。操作力伝達部材15
8は、その中心付近に対コンタクト用突起部164を備
えている。また、筐体160と操作力伝達部材158と
の間に、バネ161が納められ、操作力伝達部材158
は、矢印Y24方向からのある一定以上の押圧力を受け
ると、バネ161から矢印Y24方向と反対方向の力を
受ける。
【0201】次に、通信コンタクト55は、突起76及
びコネクタ166を備え、この突起76が矢印Y24方
向に押し込まれることにより、通信コンタクト55に内
蔵されているスイッチ(図示せず)が切り換わるのであ
る。
【0202】ここで、押しボタン部52及び押しボタン
本体部53が本発明における操作受け部材に相当し、ア
ダプタ146及び位置・ストローク変換部151が本発
明におけるアダプタ部材に、通信コンタクト55が本発
明における情報入出力型機能部材に、押しボタン用コネ
クタ162が本発明における対操作受け部材結合部に、
コンタクト用コネクタ163が本発明における対機能部
材結合部に、それぞれ相当する。
【0203】続いて、スイッチ装置145の各部の動作
を説明する。押しボタン62が矢印Y24(図24参
照)方向に押し込まれると、操作軸63がそれに連動し
て同方向に移動すると同時に、操作軸63が対操作軸用
突起155を押圧する。そして、このように対操作軸用
突起155が押圧されると、揺動部材153が軸152
を中心に揺動する。
【0204】その結果、対アダプタ用突起156が操作
力伝達部材158を押圧し、操作力伝達部材156の対
コンタクト用突起部164が、通信コンタクト55の突
起76を押圧する。このような各部の動作によって、ス
イッチ装置145が、押しボタン62に与えられた押圧
力を通信コンタクト55に伝達するのである。
【0205】そして、図24及び図25に示すように操
作軸63と操作力伝達部材158との間に、軸152に
軸支された揺動部材153を形成することによって、操
作軸63のストローク長(移動可能距離)を変更するこ
とができる。通常、押しボタン部52や通信コンタクト
55等のコンタクトのストロークは、各メーカによって
決められている。
【0206】従って、第8の実施形態によれば、押しボ
タン部52と通信コンタクト55とのメーカが一致しな
いために、ストロークが合わないことがあっても、上記
したような軸152に軸支された揺動部材153を設け
ることによって、このストロークをを併せることができ
る。
【0207】ところで、軸152に軸支された揺動部材
153によって、押しボタン部52が有する固有のスト
ロークを如何にして変更するのかを、図26を用いて説
明する。図26(b)は押しボタン部52が有する固有
のストロークをより長いストロークとする場合、図26
(a)は押しボタン部52が有する固有のストロークを
変更しない場合、図26(c)は押しボタン部52が有
する固有のストロークをより短いストロークとする場合
を示している。
【0208】図26(a)〜(c)に示すように、対ア
ダプタ用突起156を形成する位置によって、ストロー
クの変換を行うことができる。即ち、図26(a)に示
すように、対アダプタ用突起156の中心軸と対操作軸
用突起155の中心軸とがほぼ一致するように各突起1
55、156を形成した場合には、対操作軸用突起15
5の移動距離と対アダプタ用突起156の移動距離は等
しくなる。
【0209】一方、対操作軸用突起155の移動距離
は、操作軸63のストロークに等しい。また、対アダプ
タ用突起156の移動距離は、アダプタ146の操作力
伝達部材158の移動距離に等しく、この対アダプタ用
突起156の移動距離はコンタクトのスイッチ用突起7
6のストロークに等しい。つまり、図26(a)の場合
には、操作軸63のストロークとコンタクトのスイッチ
用突起76のストロークが等しくなる。
【0210】また、図26(c)に示すように、対アダ
プタ用突起156が対操作軸用突起155よりも軸15
2に近くなるように形成する場合を考える。この場合、
対操作軸用突起155の移動距離より対アダプタ用突起
156の移動距離が短くなる。つまり、図26(c)の
場合には、操作軸63のストロークよりコンタクトのス
イッチ用突起76のストロークを短くすることができ
る。
【0211】更に、図26(b)に示すように、対アダ
プタ用突起156が対操作軸用突起155よりも軸15
2から遠くなるように形成する場合を考える。この場
合、対操作軸用突起155の移動距離より対アダプタ用
突起156の移動距離が長くなる。つまり、図26
(b)の場合には、操作軸63のストロークよりコンタ
クトのスイッチ用突起76のストロークを長くすること
ができる。
【0212】このように、揺動部材153において、対
操作軸用突起155に対する対アダプタ用突起156の
位置関係を変えるだけで、操作軸63のストロークを変
更して、コンタクトのスイッチ用突起76のストローク
に合わせることができる。
【0213】ところで、上記した第8の実施形態におけ
る揺動部材153では、この対操作軸用突起155と対
アダプタ用突起156との位置関係を容易に変更できる
ように構成されている。この揺動部材153の斜視図を
図27に示す。揺動部材153の対アダプタ用突起15
6が形成される一方面側には、複数の孔H0〜H4が形
成されている。一方、対アダプタ用突起156には孔H
0〜H4に対応する固定突起P1が形成されている。こ
の固定突起P1を孔H0〜H4のいずれに挿入するかに
よって、対アダプタ用突起156の形成位置を変更する
ことができる。
【0214】また、図27に示す対アダプタ用突起15
6が形成される一方面側と反対の他方面側にも同様に孔
(図示せず)が形成されており、更に、対操作軸用突起
155にも固定突起P1と同様の固定突起(図示せず)
が形成されている。このような構成によって、対操作軸
用突起155の形成位置を変更することができる。
【0215】このように、目的とするストローク変換の
態様に応じて対操作軸用突起155と対アダプタ用突起
156との位置関係を決定し、それに従って対操作軸用
突起155と対アダプタ用突起156とを揺動部材15
3に取り付ける。
【0216】なお、図27においては、揺動部材153
に孔H0〜H4を形成することによって、対操作軸用突
起155、対アダプタ用突起156の形成位置を変更す
る構造とした場合について説明したが、対操作軸用突起
155及び対アダプタ用突起156の両者の位置を変更
できるものであれば、特にこの構造に限定されるもので
はない。例えば、揺動部材153にスリットを形成する
と共に、このスリットに対応する突起を対操作軸用突起
155、対アダプタ用突起156に形成して両者を係合
し、これによって位置変更を行うようにしてもよい。
【0217】また、アダプタ146に通信コンタクト5
5を接続した場合について説明したが、有接点コンタク
ト56(図1参照)等を接続してもよい。更に、通信コ
ンタクト55と有接点コンタクト56の両者を同時に接
続するようにしてもよい。
【0218】更に、第8の実施形態における位置・スト
ローク変換部材151では、操作軸63と対操作軸用突
起155とが同じ位置で当接する場合を示している。し
かし、操作軸63と対操作軸用突起155とが、必ずし
も同じ位置で当接できるとは限らない。このような状況
は、例えば、操作軸63を有する押しボタン部52と位
置・ストローク変換部155を有する押しボタン本体部
53とが別々のメーカである場合等に起こりうる。
【0219】このような場合にも、ストローク変換を行
うことができるように、操作軸63と操作軸用突起15
5とが当接するための位置変換部材168を図28に示
す。この位置変換部材168は、キャップ部169と位
置変換突起170を備えている。
【0220】キャップ部169の表面には、複数の孔が
形成され、このキャップ部169の表面の孔が対操作軸
用突起155側に露出するように、操作軸63の対操作
軸用突起155と当接する側の端部にキャップ部169
をかぶせる。そして、対操作軸用突起155と当接する
位置に形成されている孔に、位置変換突起170をセッ
トすればよい。
【0221】これによって、操作軸63と対操作軸用突
起155とが同じ位置で当接できない場合であっても、
両者を当接させることができる。
【0222】(第9の実施形態)この発明にかかるスイ
ッチ装置の第9の実施形態について図29を参照して説
明する。なお、図29において、図1ないし図28と同
一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0223】本実施形態におけるスイッチ装置173
は、押しボタン部52、押しボタン本体部174、通信
機能内蔵コンタクト(以下、通信コンタクトと称する)
175、有接点コンタクト176を備えている。
【0224】<押しボタン部>押しボタン本体部174
には、通信コンタクト接続用溝178が形成され、この
通信コンタクト接続用溝178には、通信コンタクト1
75と電気的に接続できるように配線が施されている。
【0225】<通信コンタクト>通信コンタクト175
の内部には通信回路が設けられ、通信コンタクト175
の押しボタン本体部174との対向面には、押しボタン
本体部174に接続するための接続突起179が形成さ
れている。この接続突起179には、押しボタン本体部
174と電気的で接続するための配線が施されている。
【0226】そして、この接続突起179が押しボタン
本体部174の通信コンタクト接続用溝178に係合
し、押しボタン本体部174と通信コンタクト175と
が結合、固定されると同時に両者が電気的に接続され
る。
【0227】また、通信コンタクト175には、他の有
接点コンタクト176などのコンタクトを通信コンタク
ト175自体に結合するためコンタクト用接続溝180
が複数形成され、同時に複数の有接点コンタクト176
を結合できるようになっている。ここで、コンタクト用
接続溝180は、押しボタン本部174の通信コンタク
ト接続用溝178と同様の構成を有する。
【0228】更に、通信コンタクト175の内部には、
押しボタン部52が有する操作軸(図示せず)の動作に
連動して動作するスイッチ181が設けられている。こ
のスイッチ181は、操作軸が矢印Y26方向に移動す
ると、それに連動してスイッチ181が矢印Y27方向
に移動する。これによって、有接点コンタクト176が
有するスイッチ(図示せず)が操作され、有接点コンタ
クト176の状態が切り換えられる。
【0229】<有接点コンタクト>有接点コンタクト1
76の通信コンタクト175との対向面には、接続用突
起183が設けられ、この接続用突起183は、通信コ
ンタクト175側の接続用突起179と同様の構成を有
しており、接続用突起183が通信コンタクト175の
コンタクト用接続溝180に係合することによって、通
信コンタクト175と有接点コンタクト176とが結
合、固定されると同時に両者が電気的に接続される。
【0230】ここで、押しボタン部52及び押しボタン
本体部174が本発明における操作受け部材に、通信コ
ンタクト175が本発明におけるアダプタ部材に、それ
ぞれ相当する。
【0231】従って、第9の実施形態によれば、第1の
実施形態と同様、複数の機能部材を同時に結合して使用
することができる。
【0232】(第10の実施形態)この発明にかかるス
イッチ装置の第10の実施形態について図30を参照し
て説明する。但し、図30は本実施形態におけるスイッ
チ装置187の内部構造の一部の斜視図である。なお、
図30において、図1ないし図29と同一符号は同一も
しくは相当するものを示す。
【0233】本実施形態におけるスイッチ装置187
は、図24に示すスイッチ装置145と同様に、揺動軸
に軸支された揺動部が操作軸からの力を受けて揺動し、
コンタクトのスイッチを操作する構成を有するものであ
る。但し、スイッチ装置145と相違する主な点は、揺
動部に形成されている2対の対操作軸用突起155と対
アダプタ用突起156とが、独立して動作するようにし
ている点である。
【0234】このような構成にすることで、押しボタン
部52を図24に示す、いわゆる押しボタンスイッチだ
けではなく、セレクタスイッチにも使用できる点で特に
有効である。
【0235】即ち、セレクタスイッチ(図示せず)の操
作軸は左右独立に動作することができるものである。例
えば、セレクタスイッチを右に回転させると、右側の操
作軸189Rが動作する。同様に、左に回転させると左
側の操作軸189Lが動作する。なお、図30は、右側
の操作軸189Rが動作している状態を示している。
【0236】本実施形態における揺動部は、上記した第
8の実施形態における揺動部材153とは、その構造が
相違している。即ち、図30に示すように、揺動部材1
91R、191Lは、それぞれの上に形成された2対の
対操作軸用突起192R、192L及び対アダプタ用突
起193R、193Lが同時に動くように形成されてい
た。ここで、揺動部材191R、191Lは、図24に
示す揺動部材153を、192R、192L及び対アダ
プタ用突起193R、193Lが1対ずつ含まれるよう
に2分割したものである。但し、図30における揺動部
材191R、191Lは、軽量化を施して余分な部分を
そぎ落としているため、図24に示す揺動部材153を
2分割した形状と完全に同一にはなっていない。
【0237】また、操作力伝達部材195R、195L
は、四角形状の平板の中央に矩形孔を形成して2分割し
たものである。この場合、コンタクトとして2IN型コ
ンタクト197を使用している。この2IN型コンタク
ト197は、上側突起198Uの状態と下側突起(図示
せず)の状態との関係で、その出力を変更する。
【0238】例えば、上側突起198Uが押し込まれて
いて、下側突起が押し込まれていない場合には、状態Α
を出力する。一方、上側突起198Uが押し込まれてお
らず、下側突起が押し込まれている場合には、状態Bを
出力する。
【0239】このような2IN型コンタクト197にも
対応できるように、操作力伝達部材195R、195L
は、2IN型コンタクト用長辺部(以下、長辺部と称す
る)199R、199Lをそれぞれ有する。
【0240】続いて、スイッチ装置187の動作につい
て説明する。右側の操作軸189Rが矢印Y30方向へ
移動すると、この操作軸189Rの移動により、右側の
対操作軸用突起192Rが同方向へ押し込まれ、揺動部
材191Rが、軸152を中心として揺動する。
【0241】これに伴い、対アダプタ用突起193Rに
より右側の操作力伝達部材195Rが矢印Y31方向へ
押し込まれる。その結果、右側操作力伝達部材195R
に形成されている対コンタクト用突起(図示せず)によ
り、通信コンタクト55のスイッチ用突起76が操作さ
れ、通信コンタクト55の状態が切り換えられる。
【0242】また、右側操作力伝達部材195Rには、
長辺部199Rが形成されているので、右側操作力伝達
部材195Rが押し込まれることにより、通信コンタク
ト55のスイッチ用突起76と2IN型コンタクト19
7の下側突起が押し込まれることになる(図30参
照)。
【0243】一方、左側操作力伝達部材195Lに、長
辺部199Lが形成されているので、左側操作力伝達部
材195Lが押し込まれることにより、有接点コンタク
ト56の突起部(図示せず)と2IN型コンタクト19
7の上側突起198Uが押し込まれることになる。
【0244】ここで、操作軸189R、189Lが本発
明における操作受け部材の一部に相当し、軸152、右
側操作力伝達部材195R、左側操作力伝達部材195
L、右側揺動部材191R、左側揺動部材191L、右
側対操作軸用突起192R、左側対操作軸用突起192
L、右側対アダプタ用突起193R及び左側対アダプタ
用突起193Lが、本発明におけるアダプタ部材の一部
に相当し、通信コンタクト55が本発明における情報入
出力型機能部材に、有接点コンタクト56が本発明にお
ける直接型機能部材に、それぞれ相当する。
【0245】従って、第10の実施形態によれば、ボタ
ンスイッチだけではなく、セレクタスイッチにも使用す
ることが可能になり、応用範囲を拡大することができ
る。
【0246】(第11の実施形態)この発明にかかるス
イッチ装置の第11の実施形態について図31を参照し
て説明する。但し、図31は本実施形態におけるスイッ
チ装置201の内部構造を示す一部切断側面図である。
なお、図31において、図1ないし図30と同一符号は
同一もしくは相当するものを示す。
【0247】本実施形態におけるスイッチ装置201
は、押しボタン部52、押しボタン本体部53、アダプ
タ146、通信コンタクト55、つば部材203、固定
ナット204及び固定ネジ205を有している。
【0248】押しボタン部52を取り付け板206の所
定の位置にセットする。押しボタン部52の凸形状部2
08に、つば部材203を取り付ける。このつば部材2
03は円形状を成し、その中央には円形孔が形成されて
おり、この円形孔に押しボタン部52の凸形状部208
を挿入する。
【0249】そして、雌ネジが形成されている固定ナッ
ト204を、押しボタン部52の凸形状部208の外周
に形成されている雄ネジに螺合し、押しボタン部52を
取り付け板206に固定する。
【0250】次に、固定ネジ205を押しボタン本体部
53に形成されている取り付け孔(図示せず)に挿入
し、固定ネジ205の端部をつば部材203の固定ネジ
用孔209に挿入する。この固定ネジ用孔209には雌
ネジが形成されている。
【0251】そして、この状態で固定ネジ205を締め
付け、固定ネジ205をつば部材203の固定ネジ用孔
209に螺合することによって、押しボタン本体部53
を押しボタン部52に固定するのである。
【0252】ここで、押しボタン部52は本発明におけ
る操作受け部材に相当し、押しボタン本体部53及びア
ダプタ146は本発明におけるアダプタ部材に、通信コ
ンタクト55は情報入出力型機能部材に、つば部材20
3は対操作受け部材結合部に、固定ナット204は本発
明におけるベース部材に、固定ネジ205は本発明にお
ける固定部材に、それぞれ相当する。
【0253】従って、第11の実施形態によれば、アダ
プタ146を介して通信コンタクト55等の機能部材を
押しボタン部52に結合して使用することができる。
【0254】(第12の実施形態)この発明にかかるス
イッチ装置の第12の実施形態について図32を参照し
て説明する。但し、図32は本実施形態におけるスイッ
チ装置211の動作説明図である。なお、図32におい
て、図1ないし図31と同一符号は同一もしくは相当す
るものを示す。
【0255】本実施形態におけるスイッチ装置211で
は、上記した第10の実施形態において説明したセレク
タスイッチをスイッチ部に使用している。このセレクタ
スイッチは、前述のとおり、スイッチを右に回転させる
と、右側の操作軸189Rが動作し、同様に左に回転さ
せると左側の操作軸189Lが動作するものである。
【0256】また、このスイッチ装置211は、介在ボ
ックス213、通信コンタクト214、有接点コンタク
ト56を備えている。
【0257】介在ボックス213は、内部に介在バー2
15を有している。介在バー215は、中心となる主軸
215m及び主軸215mから垂直方向に延びて存在す
る枝軸215sより構成されている。
【0258】介在バー215は、セレクタスイッチにお
ける左側の操作軸189Lが矢印Y32方向に移動する
のに連動して、同方向に動作するように構成されてい
る。つまり、左側の操作軸189Lが、図32(a)中
の矢印Y32方向に移動すれば、介在バー215も同方
向へ移動する。これによって、図32(b)に示すよう
に、有接点コンタクト56のスイッチ用突起77が、介
在バー215の主軸215mによって押圧され、その結
果、有接点コンタクト56の状態が切り換わる。
【0259】一方、介在バー215の矢印Y32方向へ
の移動によって、枝軸215sも矢印Y32方向へ移動
する。これによって、図32(b)に示すように、枝軸
215sが通信コンタクト214の内部に設けられてい
るスイッチ216を押圧し、その結果、通信コンタクト
214から情報信号が出力される。
【0260】なお、通信コンタクト214は、介在ボッ
クス213から出力される操作力を受けることができる
ように側面に長方形状の孔が形成されている。
【0261】このように、介在ボックス213は、操作
軸189L、189Rから受けた操作の矢印Y32方向
を、この操作軸189L、189Rの動作方向の延長線
方向(矢印Y32方向)に存在する有接点コンタクト5
6に伝えつつ、他の操作方向に変換した後に、通信コン
タクト214に対して操作力を出力する。
【0262】従って、第12の実施形態によれば、上記
したような介在ボックス213を使用することで、操作
軸189L、189Rの動きを、この操作軸189L、
189Rの移動方向の延長線とは異なる方向にも伝える
ことができる。
【0263】なお、操作軸189L、189Rが本発明
における操作伝達部材の一部に相当し、介在ボックス2
13が本発明における介在部材に相当する。
【0264】また、上記した第12の実施形態では、枝
軸215sにより通信コンタクト214を操作するよう
に説明したが、枝軸215sによって有接点コンタクト
56を操作する構成にしてもよいのは勿論である。一
方、主軸215mにより有接点コンタクト56を操作す
るように説明したが、通信コンタクト214を操作する
ように構成しても構わない。
【0265】更に、第12の実施形態においては、操作
軸189Lに対する介在ボックス213のみを示した
が、操作軸189Rに対しても同様の介在ボックスを設
けてもよいのはいうまでもない。同様に、両操作軸18
9L、189Rに対応して介在ボックス213を同時に
設けてもよい。
【0266】また、操作軸189L、189Rの操作を
受けることができるアダプタ部材(例えば、図19に示
すアダプタ138)を設け、そのアダプタ部材に対して
介在ボックス213を接続するようにしてもよい。
【0267】更に、上記した第12の実施形態において
は、介在部材213は、操作軸189L、189Rの操
作方向を変換して、通信コンタクト214へ出力するよ
うにしたが、操作軸189L、189Rの操作方向を変
換せずにそのままの方向へ出力して、通信コンタクト2
14等を操作するようにしてもよい。
【0268】(第13の実施形態)この発明にかかるス
イッチ装置の第13の実施形態について図33及び図3
4を参照して説明する。但し、図33は本実施形態にお
けるスイッチ装置219の後方からの分解斜視図、図3
4は一部の斜視図である。なお、図33及び図34にお
いて、図1ないし図32と同一符号は同一もしくは相当
するものを示す。
【0269】本実施形態におけるスイッチ装置219は
スイッチ部(図示せず)、スイッチアダプタ(図示せ
ず)、押しボタン本体部111、縦横変換アダプタ22
0及びLED付き2IN型有接点コンタクト222を備
えている。
【0270】<LED付き2IN型有接点コンタクト>
LED付き2IN型有接点コンタクト(以下2INコン
タクトと称する)222は、2つのスイッチ用突起22
3、1対の突起型コネクタ224(片方は図示せず)を
備えている。
【0271】2INコンタクト222は、2つのスイッ
チ用突起223の状態によって出力を変化させる点で
は、上記した第10の実施形態における2IN型コンタ
クト197と同様である。但し、本実施形態における2
INコンタクト222では、スイッチ用突起223の状
態の変化によって、LEDの照光の状態を変化(例え
ば、LEDを点灯或いは消灯)させる。
【0272】突起型コネクタ224の形状は、図1に示
す通信コンタクト55等と同様の形状を有する。従っ
て、2INコンタクト222の突起型コネクタ224と
スイッチ本体部111のコンタクト用コネクタ79とを
係合させて、2INコンタクト222をスイッチ本体部
111に接続することも可能である。この場合、スイッ
チ用突起223は、矢印Y33Α方向(図33参照)に
並んで配置される。従って、各スイッチ用突起223を
操作しようとする場合には、例えば図32に示すような
操作位置変換機構が必要となる。
【0273】<縦横変換アダプタ>取り付け突起220
は、スイッチ本体部111のコンタクト用コネクタ79
と係合し、縦横変換アダプタ220をスイッチ本体部1
11に固定するものであり、この縦横変換アダプタ22
0には、取り付け突起226が設けされ、この取り付け
突起226の面に直交する面にコンタクト用コネクタ2
27が設けられている。
【0274】そして、このコンタクト用コネクタ227
は、2INコンタクト222側の突起型コネクタ224
と係合し、この係合によって、2INコンタクト222
が縦横変換アダプタ220に結合、固定される。
【0275】従って、第13の実施形態によれば、縦横
変換アダプタ220を使用して2INコンタクト222
を固定するようにしたため、矢印Y34方向にスイッチ
用突起223を並べて配置することができ、その結果、
2INコンタクト222をスイッチ本体部111に直接
結合していた場合に必要であった操作位置変換機構等を
設けなくても、2INコンタクト222の状態を切り換
えることができる。
【0276】ところで、スイッチ本体部111、縦横変
換アダプタ220及び2INコンタクト222を互いに
固定した状態を図34に示す。
【0277】なお、上記した第13の実施形態において
は、2INコンタクト222を有接点コンタクトして説
明したが、通信コンタクトとしても構わない。
【0278】また、上記した第13の実施形態では、ス
イッチアダプタ110に接続可能なスイッチ本体部11
1を使用した場合について説明したが、スイッチアダプ
タ110及びスイッチ本体部111の両者が一体となっ
たスイッチ本体部53(図1参照)を使用してもよい。
【0279】(第14の実施形態)この発明にかかるス
イッチ装置の第14の実施形態について図35を参照し
て説明する。なお、図35において、図1ないし図32
と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0280】本実施形態は、スイッチ装置を表示灯L1
に適用した例であり、この表示灯L1は、表示部L1
1、表示部アダプタL12、表示接続部L13、及び、
照光動作を行う照光部品を備えた機能部材としてのLE
Dボックス(図示せず)を備えている。なお、表示部L
11、表示部アダプタL12、表示接続部L13は本発
明における前面部材に相当する。
【0281】そして、図示しないLEDボックスは、第
1の実施形態におけるLEDボックス54(図7参照)
と同様であるため、このLEDボックスでは、表示接続
部L13に結合するためのコンタクト用コネクタ79の
形状が、通信コンタクトもしくは有接点コンタクトと互
換性のある形状を有している。
【0282】ところで、表示部L11は、色の付いた半
透明の表示板L111及びこの表示板L111を保持す
る筐体L112を備えている。また、筐体L112には
係合溝L113が形成されている。
【0283】一方、表示アダプタL12には、1組のコ
ネクタL121、係合突起L122が設けられており、
このコネクタL121及び係合突起L122は、第3の
実施形態におけるスイッチアダプタ110のコネクタ1
14及び押しボタン係合突起115(図15参照)と同
様の構成を有する。従って、係合突起L122と係合用
溝L113が係合することによって、表示アダプタL1
2と表示部L11とが結合、固定される。
【0284】また、表示接続部L13には、3対のコン
タクト用コネクタL131、1対のアダプタ接続突起L
132が設けられている。この接続突起L132は、コ
ネクタL121に係合し、これによって表示アダプタL
12に表示接続部L13が結合、固定される。
【0285】更に、コンタクト用コネクタL131に
は、図示しないLEDボックスが取り付けら、このLE
Dボックスに設けられたLED(図7のLED72と同
様)が、表示接続部L13の開口部L133に納めら
れ、更に、表示部L11内に納められる。従って、表示
板L111を通して、LEDの点灯状態を確認すること
ができる。
【0286】また、表示接続部L13には、3対のコン
タクト用コネクタL131が形成されているので、それ
ぞれに色の異なるLEDを有するLEDボックスを取り
付けることよって、表示する色の種類を多くすることが
できる。
【0287】このように、表示灯L1は操作部を有して
おらず、表示灯L1の外部からの信号によって、LED
の点灯・消灯等を行う。
【0288】従って、第14の実施形態によれば、表示
アダプタL12を設けることにより、表示部L11と表
示接続部L13とが互換性を有しない場合であっても、
両者を組み合わせて使用することが可能になる。
【0289】(第15の実施形態)この発明にかかる電
気部品である入出力モジュールとしてのランプ付スイッ
チモジュールの第15の実施形態について図36及び図
37を参照して説明する。但し、図36は後方からの斜
視図、図37は内部構造を示す断面図である。
【0290】図36に示すランプ付スイッチモジュール
300では、ケーシング310に情報入出力型機能部材
としての通信部311と直接型機能部材としての各種デ
バイスから成るデバイス部312とが収容されている。
そして、ケーシング310の一面には操作者にランプ表
示を行ったり、操作者がスイッチとして押すための操作
伝達部材(駆動部材)としての操作部320が露出して
いる。また、この操作部320に対するケーシング31
0の反対側は伝送路313(第1伝送線314及び第2
伝送線315)に接続される接続部330となってい
る。
【0291】図37は接続部330を上側に、操作部3
20を下側に向けてランプ付スイッチモジュール300
の内部構成を示す縦断面図である。なお、ランプ付スイ
ッチモジュール300の内部構成は適宜簡略化して示し
ている。
【0292】ケーシング310の内部には伝送路313
に対して信号を入出力したり、伝送路313からの電力
の供給を受け付ける回路基板316、操作者に向けて光
を出射するランプ317、操作者の押圧動作を検出して
スイッチング動作を行うスイッチ318等が収容され
る。
【0293】回路基板316上には伝送路313を介し
て主制御部(図示せず)との間で信号の受け渡しを行う
通信部311及びこの通信部311とランプ317やス
イッチ318等の入、出力デバイスとの間に介在するイ
ンターフェイス部319がデバイス部312として形成
される。
【0294】また、操作部320とケーシング310と
の接続位置は、筒状の筒部321となっており、操作部
320の操作者側の端面は透光性を有する透光部材32
2が取り付けられる。これにより、ランプ317から出
射された光が筒部321の内部及び透光部材322を介
して操作者が認識できるのである。
【0295】更に、筒部321の他端(透光部材322
とは反対側の端)にはスイッチ318及びバネ323が
配置されており、操作者が指で操作部320を押すと、
バネ323が付勢されると共にスイッチ318がスイッ
チング動作を行い、操作者が操作部320から指を離す
と、バネ323の復元力により操作部320が元の位置
に戻る。
【0296】このように、ランプ付スイッチモジュール
300はケーシング310により一体的な形状となって
おり、ケーシング310内部にはランプ317、スイッ
チ318、インターフェイス部319により構成される
デバイス部312及び通信部311が収容される。
【0297】従って、第15の実施形態によれば、ケー
シング310によりデバイス部312と通信部311と
を一体化(単位ブロック化)することにより、例えば一
般のバス方式ネットワークにおける伝送システムに必要
であったデバイスと通信部とを配線する作業及びスペー
スが不要となり、バス方式ネットワークにおける伝送シ
ステムでは、ランプ付スイッチモジュール300をはじ
めとする各種入出力モジュールの設置を容易に行うこと
ができるとともに、伝送システム全体の取付スペースの
削減をも図ることができる。
【0298】(第16の実施形態)この発明の第16の
実施形態について図38を参照して説明する。但し、図
38は一部のブロック結線図である。なお、図36及び
図37と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0299】図38は、主回路331の出力ポート33
2を効率的に利用して上記したランプ付スイッチモジュ
ール等の入出カモジュールに接続される別電源を可能な
限り省略する手法を示す図である。なお、図38ではデ
バイスとしてランプ333のみを有する入出力モジュー
ルを想定しており、主回路331、インターフェイス部
319、及びランプ333のみを記載している。
【0300】一般のバス方式ネットワークにおける伝送
システムでは、通常、主回路331の1つの出力ポート
332が常にデバイスの1つの入力に対応するように接
続されている。例えば、ランプのように1つの入力を有
するデバイスは1つの出力ポート332に接続される。
【0301】表1は出力ポート332が4つ存在する場
合の従来における出力ポート332の利用方法を本実施
形態の比較のために例示したものである。
【0302】
【表1】
【0303】表1に示すように、デバイスに1つの入力
しか存在しない場合(例えば、1つのランプの場合)に
は、出力ポート332から出力すべき信号は1種類(以
下、「出力点数が1」と表現する)であり、1つの出力
ポート332のみがデバイスに直接あるいは間接的に接
続されてきた。出力点数が2の場合には2つの出力ポー
ト332がデバイスに接続される。そして、出力ポート
332が4つ存在することから、主回路331からデバ
イスへは4種類の信号を同時に出力することができる。
【0304】表1に示す従来の接続方法では、1つの出
力点には1つの出力ポート332から流れ出る電流の量
までしか電流を供給することができない。少ない電流で
点灯可能なランプをデバイスとして利用する場合、主回
路331の1つの出力ポート332から供給される電流
の量はランプ点灯に十分な量となるため、別途電源を設
ける必要はない。しかし、比較的多くの電流を要するラ
ンプを点灯するには1つの出力ポート332から得られ
る電流では不十分であり、別途電源をインターフェイス
部319に接続する必要があった。
【0305】図38に示す例では、このような従来の接
続方法では別電源を必要とする場合、例えば、比較的多
くの電流を要するランプ333であっても別電源を設け
ることなく点灯させる接続方法を示している。図38に
示すように、インターフェイス部319には主回路33
1の4つの出力ポート332が接続され、4つの出力ポ
ート332がインターフェイス部319にて1つに結合
されてからランプ333へと導かれる。更に、4つの出
力ポート332から同じ信号を出力する。これにより、
ランプ333に流れ込む電流は4つの出力ポート332
から流れ出る電流量まで増大させることができる。
【0306】その結果、例えば、1つの出力ポート33
2からは1mAまでしか電流を流すことができない場合
であっても、図38に示す接続方法によりランプ333
に4mAまでの電流を流すことが可能になる。即ち、ラ
ンプ333の点灯に要する電流が1mA以上であるが4
mA以下の場合には別電源を設けることなくランプ33
3を点灯することができる。
【0307】表2は本実施形態における出力ポート33
2を有効に利用する場合の出力ポート332とインター
フェイス部319との接続関係を示すものである。
【0308】
【表2】
【0309】表2に示すように、出力点数が1(表4に
示す「A」のみ)の場合にはこの出力点には図38に示
した例のように4mAまでの電流を供給することができ
る。出力点数が2(表2に示す「A」及び「B」)の場
合であっても4つの出力ポート332からの出力を2つ
ずつに分けることにより1つの出力点当たり2mAまで
の電流を供給することができる。もちろん、出力点数が
2の場合に、出力ポート332を3:1に分けるように
してもよい。また、出力点数が3点の場合には2:1:
1に出力ポート332を使い分けてもよい。そして、イ
ンターフェイス部319にて結合される出力ポート33
2からは同じ信号が出力される。
【0310】従って、第16の実施形態によれば、複数
の出力ポート332のうち、2以上の出力ポート332
に同一の出力が割り当てられるため、1つの出力ポート
332からの電流では動作不可能なデバイスであっても
別電源を設けることなく動作させることができる。その
結果、別電源を含めたランプ付スイッチモジュール30
0(図36参照)等の入出力モジュールの配置に必要な
スペースを小さくすることができ、例えばバス方式ネッ
トワークにおける伝送システムの構築も簡素化される。
【0311】(第17の実施形態)この発明にかかる電
気部品である入出力モジュールとしてのランプ付スイッ
チモジュールの第17の実施形態について図39及び図
40を参照して説明する。但し、図39は後方からの分
解斜視図、図40は動作説明図である。なお、図36及
び図37と同一符号は同一もしくは相当するものを示
す。
【0312】図39は、第15の実施形態における入出
力モジュールであるランプ付スイッチモジュール300
(図36及び図37参照)の他の形態を示し、上記した
ランプ付スイッチモジュール300では接続部330が
タブ端子の形式となっているるのに対し、図39に示す
ランプ付スイッチモジュール300では、ケーシング3
10が2つのサブケーシング310a、310bに分離
可能とされており、接続部330側のサブケーシング3
10b内部には通信部311が収容され、操作部320
側のサブケーシング310a内部にはインターフェイス
部319、ランプ317、スイッチ318等のデバイス
部312が収容される。そして、2つのサブケーシング
310a、310bが結合されると、通信部311の主
回路331とインターフェイス部319とが端子340
により接続される。
【0313】従って、第17の実施形態によれば、通信
部311とデバイス部312とが一体的となった入出力
モジュールであっても、通信部311とデバイス部31
2との組合せのうち通信部311の一部または全部を収
容し、接続部330が設けられたサブケーシング310
aと、通信部311の他の部分とデバイス部312とを
収容するサブケーシング310bとを着脱自在とするこ
とにより、以下に説明するように入出力モジュールの取
付作業、メンテナンス及び設計を容易に行うことができ
る。
【0314】図40は、図39と同様に2つのサブケー
シング310a、310bを有するランプ付スイッチモ
ジュール等の入出力モジュール341の取り付け動作を
示す図である。図40に示すように入出カモジュール3
41の取り付けの際には先にサブケーシング310bを
所定の取り付け板343(取り付け板343には予め伝
送路313が形成されている)に取り付け、通信部31
1を伝送路313に接続する。
【0315】このとき、通信部311は様々な種類の入
出力モジュール341に関して共通のものであることか
ら、取り付ける入出力モジュール341の種類を考慮す
ることなく、通信部311を有するサブケーシング31
0bを取り付けることができる。従って、入出力モジュ
ール341の配置作業を容易に行うことができるのであ
る。
【0316】また、サブケーシング310bの取り付け
が完了するとサブケーシング310aをサブケーシング
310bに接続し、入出力モジュール341の取り付け
が完了する。このように、図39に例示したサブケーシ
ング310aとサブケーシング310bとを着脱自在に
した入出力モジュール341を利用することにより、一
般のバス方式ネットワークにおける伝送システムに必要
となる通信部とデバイスとの配線接続作業が不要とな
る。
【0317】更に、いずれかの入出力モジュール341
のデバイス部312が故障した場合においても、入出力
モジュール341全体を交換する必要はなく、サブケー
シング310bを残してサブケーシング310aを取り
扱えるだけで伝送システムのメンテナンスを行うことが
できる。
【0318】一方、サブケーシング310b及びその内
部は各種の入出力モジュール341について共通部分と
して設計(即ち、通信部311の全部あるいは一部を有
するようにサブケーシング310bを設計)し、各種入
出力モジュール341の固有の部分を、サブケーシング
310a及びその内部等として設計することにより、設
計の省力化も図ることができる。
【0319】(第18の実施形態)この発明の第18の
実施形態について図41を参照して説明する。但し、図
41は一部の分解斜視図である。なお、図36及び図3
7と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0320】図41は電気部品である入出カモジュール
の他の具体例として、取り付け板350に取り付けられ
るランプ付スイッチモジュール351の構造を示す斜視
図である。
【0321】ランプ付スイッチモジュール1351は図
35に示すランプ付スイッチモジュール300とほぼ同
様の構造となっており、操作者の指により押圧操作され
るとともに操作者にランプ光を導く操作部320、第
1、第2伝送線314、315が接続される接続部33
0を有し、接続部330が形成されるコンタクトブロッ
ク353には通信部311、インターフェイス部31
9、出力デバイスであるランプ317及び入力デバイス
であるスイッチ318が設けられる。なお、ランプ31
7はコンタクトブロック353の表面に取り付けられ、
スイッチ318は一部がコンタクトブロック353内部
に収められるようにして取り付けられる。そして、イン
ターフェイス部319、ランプ317及びスイッチ31
8がデバイス部312を構成している。
【0322】このように、入出力モジュールを一体的な
ものをするケーシングは、操作部320の外形やコンタ
クトブロック353の外形を結合して成るものであって
もよい。
【0323】従って、第18の実施形態によれば、ラン
プ付スイッチモジュール351は、従来の有接点のコン
タクトブロックと同じ外形を有し、幅の狭いコンタクト
ブロック353の両横に重ねるようにして従来の有接点
のコンタクトブロックを複数取り付けることができるた
め、操作者がネットワークを介さず負荷をON/OFF
したり、特に安全が要求される緊急停止信号を、ネット
ワークを介さずに直接使用することが可能となる。
【0324】なお、上記した第18の実施形態では、こ
のランプ付スイッチモジュール351では全体として1
つの入出力モジュールを形成しているが、各コンタクト
ブロック353もデバイス部312及び通信部311を
有する入出力モジュールとなっている。このように、通
信機能を有する入出力モジュールをコンタクトブロック
353として構成してもよい。この場合、コンタクトブ
ロック353の外形を構成する部材355がケーシング
としての役割を果たす。
【0325】(第19の実施形態)この発明の第19の
実施形態について図42を参照して説明する。但し、図
42は分解斜視図である。なお、図36及び図37と同
一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0326】図42は電気部品である入出力モジュール
の更に他の具体例として、既存のセンサ360を利用す
る入出力モジュール361の構造を示す斜視図である。
【0327】入出力モジュール361は既存のセンサ3
60と伝送路313に介挿されるコネクタ362とから
なり、このコネクタ362は、センサ360のコネクタ
363に接続される。
【0328】そして、コネクタ362内部には既存のセ
ンサ360をそのまま利用できるようにインターフェイ
ス部319及び通信部311が収容される。従って、セ
ンサ360及びインターフェイス部319がデバイス部
312を構成している。
【0329】このように、図42に示す入出力モジュー
ル361ではセンサ360のケーシングを1つのサブケ
ーシング365とみなし、コネクタ362のケーシング
を1つのサブケーシング366とみなすことができ、サ
ブケーシング365にデバイスを設け、サブケーシング
366にインターフェイス部319及び通信部311を
設ける構造となっている。そして、サブケーシング36
5とサブケーシング366とを結合することにより、こ
れらの構造を一体的に有する入出力モジュール361を
構成する。
【0330】従って、第19の実施形態によれば、サブ
ケーシング366を通信機能を有するコネクタ362と
して形成することにより、既存のセンサ360をそのま
ま入出力モジュール361の一部として利用することが
できるため、新たに通信部を内蔵するセンサを設計する
必要がなくなり、設計の省力化を図ることができる。も
ちろん、センサに限定されるものではなく、既存のスイ
ッチ、ランプ等をそのまま入出力モジュールの一部とし
て利用することができようになる。
【0331】(第20の実施形態)この発明にかかる通
信装置の第20の実施形態について図43ないし図46
を参照して説明する。但し、図43はブロック結線図、
図44は一部の結線図、図45は一部の構成を示す概略
図、図46は動作説明用のタイミングチャートである。
【0332】図43に示すように、本実施形態における
通信装置400は、例えばバス方式ネットワークに適用
され、上記したスイッチ装置51等における情報入出力
型機能部材である通信コンタクト401及び入力回路部
402が一体化されて構成されている。このとき、例え
ば図1に示すように、互いに分離可能に結合された押し
ボタン部52及び押しボタン本体部53とにより、入力
回路部402における操作部(後に詳述する)を構成
し、通信コンタクト401及び入力回路部402の回路
部分を内蔵したコンタクトケースを、上記した押ボタン
本体部に着脱自在に装着するようにして、通信コンタク
ト401及び入力回路部402を一体化するとよい。
【0333】ここで、押しボタンは、押し込み操作され
ることによって押し込み状態に保持され、その状態から
再度押し込まれることにより、元の状態に復帰する、い
わゆる一時保持タイプのほか、押し込み力を加えている
間だけ押し込み状態となり、押し込み力を解除すれば元
に復帰するタイプであっても構わない。
【0334】この通信コンタクト401は、図43に示
すように、入力インターフェイス(以下、入力I/Fと
称する)405を内蔵した通信用集積回路から成り、コ
イル406を介して正電位+VのバスラインB1に通信
コンタクト401の正電源端子Vinが接続され、基準
電位0VのバスラインB2にゼロボルト端子Z及び接地
端子GNDが接続されると共に、これら両バスラインB
1、B2に通信コンタクト401の2個の伝送端子(図
示せず)が接続され、通信コンタクト401により、両
バスラインB1、B2に重畳された電圧信号による通信
信号の送受信が行われる。ここで、バスラインB1、B
2による2線式の場合、回路が並列に分岐され、交流成
分(信号)を遠くに送るために減衰をできるだけ小さく
する一方、回路には負荷があってこの負荷に対してでき
るだけ多くの直流を流したいという要求がある。そのた
め、上記したコイル406を設けており、このコイル4
06は、交流成分(信号)に対しては高インピーダンス
となって減衰を防止し、直流成分(電力)に対しては低
インピーダンスとなって直流成分を多く流すことができ
るように作用する。
【0335】また、入力I/F405の入力端子Din
には入力回路部402が接続され、この入力回路部40
2の可動部分を押し込み操作することにより、入力I/
F405の入力端子Dinのレベルが切り換わって通信
コンタクト401の動作モードが切り換わる。
【0336】ところで、この入力回路部402は、例え
ば図44及び図45に示すように、非接触式のスイッチ
接点構造を有する操作部411と、電流制限部412
と、保持部413と、入力端子が正電位+Vのバスライ
ンB1に接続された定電圧回路414とにより構成され
ている。
【0337】ここで、操作部411は、図45に示すよ
うに、発光素子である発光ダイオードL及び受光素子で
あるフォトトランジスタTから成るフォトインタラプ
タ、並びに可動部分である上記した押ボタンの押し込み
操作に連動して発光ダイオードLからフォトトランジス
タTへの光を遮光する遮光板Bにより構成される。この
発光ダイオードLのカソード及びフォトトランジスタT
のエミッタが、いずれも基準電位0VのバスラインB2
に接続されている。
【0338】そして、電流制限部412は、遮光体Bの
移動により、発光ダイオードLからの光がフォトトラン
ジスタTに入射してからあらかじめ設定された所定時間
だけ発光ダイオードLへの通電電流を設定値に制御す
る。
【0339】具体的には、図44に示すように、抵抗R
1を介してエミッタが定電圧回路414の出力端子に接
続されると共にコレクタが操作部411の発光ダイオー
ドLのアノードに接続されたPNPトランジスタQ1
と、一端が定電圧回路414の出力端子に接続され他端
がトランジスタQ1のベースに接続された抵抗R2と、
一端がトランジスタQ1のベースに接続されると共に他
端が抵抗R3を介して定電圧回路414の出力端子に接
続されたコンデンサCとから成るモノマルチバイブレー
タにより、電流制限部412が構成されている。
【0340】尚、コンデンサCの他端がフォトトランジ
スタTのコレクタに接続され、トランジスタQ1がコン
デンサCを介してフォトトランジスタTのコレクタに正
帰還接続されている。また図43において、R4はトラ
ンジスタQ1のコレクタ及びエミッタに両端が接続され
た抵抗である。
【0341】また、保持部413は、操作部411の遮
光体Bの移動により、発光ダイオードLからの光がフォ
トトランジスタTに入射してから発光ダイオードLから
の光が遮光されるまでの間、通信コンタクト401の入
力I/F405への入力信号のレベルを保持する。
【0342】この保持部413は、図44に示すよう
に、D−フリップフロップ(以下D−FFと称する)D
fと、NANDゲートNgと、抵抗R5、R6とにより
構成されている。そして、NANDゲートNgの両入力
端子が、上記したトランジスタQ1のコレクタ及びコン
デンサCの他端に接続され、このNANDゲートNgの
出力端子がD−FFDfのセット端子Sに接続されてい
る。更に、D−FFDfのD入力端子が定電圧回路41
4の出力端子に接続され、D−FFDfのクロック端子
CKが抵抗R5を介してコンデンサCの他端に接続され
ると共に、リセット端子Rが直接コンデンサCの他端に
接続され、D−FFDfのQバー出力端子が通信コンタ
クト401の入力I/F405の入力端子Dinに接続
されている。尚、抵抗R6はD−FFDfのクロック端
子CK及びバスラインB2に両端が接続されている。
【0343】次に、上記した入力回路部402の動作に
ついて、図46のタイミングチャート参照して説明す
る。
【0344】いま、操作部411の押ボタンを押し込み
操作するごとに、図46(a)に示すように、操作部1
21の遮光体が移動し、フォトインタラプタは遮光状態
(ON)及び投光状態(OFF)に繰り返し制御され
る。
【0345】そして、図46(a)に示すように、フォ
トインタラプタが遮光状態(ON)にあるときには、図
46(c)に示すように、フォトトランジスタTはオフ
しておりその出力電圧(コレクタ側)はV2(ハイレベ
ル)であり、このときフォトトランジスタTのコレクタ
に正帰還接続されているトランジスタQ1はオフとな
り、図46(b)に示すように、発光ダイオードLの電
流はI0である。また、図46(d)に示すように、保
持部413のD−FFDfのQバー出力端子はローレベ
ルである。
【0346】この状態から押しボタンが押し込み操作さ
れて元の初期状態に復帰し、図46(a)に示すよう
に、フォトインタラプタが投光状態(OFF)に切り換
えられると、遮光体Bが移動して発光ダイオードLから
の光がフォトトランジスタTに入射するようになり、フ
ォトトランジスタTがオンし、トランジスタQ1がオン
してフォトトランジスタTの出力電圧は、図46(c)
に示すようにV0(ローレベル)となる。
【0347】一方、抵抗R2とコンデンサCとによる時
定数(所定時間に相当)でトランジスタQ1のベース電
位が上昇してトランジスタQ1がオフに反転するため、
トランジスタQ1がオンしている間、図46(b)に示
すように発光ダイオードLには設定値であるI1(>I
0)の電流が流れ、トランジスタQ1がオフすることに
よって、図46(b)に示すように、発光ダイオードL
の電流は再びI0となる。このとき、抵抗R1及びコン
デンサCの時定数回路により、フォトトランジスタTの
出力電圧は、図46(c)に示すようにV1(V2>V
1>V0)となる。
【0348】また、上記したようにフォトトランジスタ
Tの出力電圧がV0(ローレベル)となることで、D−
FFDfのリセット端子Rにリセット信号が入力されて
D−FFDfがリセットされ、図46(d)に示すよう
に、D−FFDfのQバー出力端子はハイレベルに反転
し、このQバー出力端子のハイレベルは、操作部411
の押ボタンを押し込み操作するのに伴い、遮光体Bの移
動によりフォトインタラプタが遮光状態(ON)に切り
換えられてフォトトランジスタTの出力電圧がV2(ハ
イレベル)になるまで保持される。
【0349】ところで、操作部411の発光ダイオード
Lに断線故障が発生した場合には、フォトトランジスタ
Tの出力電圧がV2(ハイレベル)になり、トランジス
タQ1のコレクタの電圧は抵抗R1とR4によりプルア
ップされるため、NANDゲートNgの出力がローレベ
ルに反転することにより、保持部413のD−FFDf
のセット端子Sにセット信号が入力されてQバー出力端
子が図46(d)の破線に示すようにローレベルにな
る。
【0350】このように、操作部411の押ボタンが押
し込み操作されて、電流制御部412により、操作部4
11の発光ダイオードLからの光がフォトトランジスタ
Tに入射してから、抵抗R2及びコンデンサCによる時
定数である所定時間だけ発光ダイオードLへの通電電流
が設定値であるI1に制御されるため、この所定時間の
経過後は、通電電流を設定値よりも小さいI0に低減さ
れる。
【0351】一方、操作部411の発光ダイオードLか
らの光がフォトトランジスタTに入射してから、発光ダ
イオードLからの光が遮光体Bにより遮光されるまでの
間、保持部413により、通信コンタクト401の入力
I/F405への入力信号がハイレベルに保持される。
また、操作部411の発光ダイオードLに断線故障が発
生した場合、保持部413のD−FFDfのQバー出力
端子が自動的にローレベルになるため、通信コンタクト
401の入力I/F405への入力がローレベルにな
る。よって、フォトインタフェースラプタが故障状態に
あることを認識することができる。
【0352】従って、第20の実施形態によれば、通信
装置400の入力回路部402の操作部411を必要な
ときにだけパルス的に駆動することができるため、従来
の有接点構造に比べ、操作部411の発光ダイオードL
の電流値を下げることができ、操作部411の長寿命化
を図ることができると共に、消費電力を低減することが
できる。
【0353】また、操作部411の発光ダイオードLの
電流値を下げることにより、操作部411の発熱量を抑
制することができるため、通信コンタクト401及び入
力回路部402の回路部分を内蔵したコンタクトケース
を複数集合して通信装置400を構成するような場合で
あっても、過熱のおそれもなくこのような集合取付けが
可能になる。
【0354】しかも、保持部413におけるD−FFD
fのQバー出力端子のレベルとフォトトランジスタTの
出力電圧のレベルの変化とに基づき、操作部411の故
障を検出することができ、信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0355】(第21の実施形態)この発明の第21の
実施形態について図47ないし図49を参照して説明す
る。但し、図47はブロック結線図、図48は一部の結
線図、図49は動作説明用のタイミングチャートであ
る。尚、以下の説明では、上記した図45も参照する。
【0356】図47に示すように、本実施形態における
通信装置420は、上記した入力I/F405のほか、
制御に用いるパルス幅変調(PWM)出力回路407を
内蔵した通信コンタクト421と、図45に示す操作部
411と同様にフォトインタラプタ及び遮光体Bから成
る操作部422と、保持回路部423とが一体化され構
成されている。
【0357】このとき、上記した第20の実施形態と同
様に、互いに分離可能に結合された押しボタン及び押し
ボタン本体部とにより操作部422を構成し、通信コン
タクト421及び保持回路部423その他の回路部品等
を内蔵したコンタクトケースを、上記した押ボタン本体
部に着脱自在に装着するようにして、これら通信コンタ
クト421、操作部422及び保持回路部423を一体
化するとよい。
【0358】尚、図47において、R7は正電位+Vの
バスラインB1及び発光ダイオードLのアノードに両端
が接続された抵抗、R8は正電位+VのバスラインB1
及び操作部422のフォトトランジスタTのコレクタに
両端が接続された抵抗であり、正電位+Vのバスライン
B1と、通信コンタクト421の正電源端子Vin及び
抵抗R7、R8との間には上記したコイル406が配置
されている。
【0359】通信コンタクト421は、図43に示すも
のと同様に、通信用集積回路から成り、正電位+Vのバ
スラインB1に通信コンタクト421の正電源端子Vi
nが接続され、基準電位0VのバスラインB2にゼロボ
ルト端子Z及び接地端子GNDが接続されると共に、こ
れら両バスラインB1、B2に通信コンタクト421の
2個の伝送端子(図示せず)が接続され、通信コンタク
ト421により、両バスラインB1、B2に重畳された
電圧信号による通信信号の送受信が行われる。
【0360】また、保持回路部423は、例えば図48
に示すように、第1、第2D−FFD1、D2及び入力
端子が正電位+VのバスラインB1に接続された定電圧
回路425から成り、第1D−FFD1のD入力端子が
フォトトランジスタTのコレクタに接続され、両D−F
FD1、D2のクロック端子CKが通信コンタクト42
1のPWM出力回路407の出力端子Doに接続される
と共に、両D−FFD1、D2のセット端子S及びリセ
ット端子Rが定電圧回路425の出力端子に接続され、
第2D−FFD2のQバー出力端子が通信コンタクト4
21の入力I/F405の入力端子Dinに接続されて
いる。尚、発光ダイオードLのカソードはPWM出力回
路407の出力端子Doに接続され、フォトトランジス
タTのエミッタはバスラインB2に接続されている。
【0361】次に、上記した操作部422及び保持回路
部423の動作について、図49のタイミングチャート
参照して説明する。
【0362】通信コンタクト421のPWM出力回路4
07からは、図49(b)に示すように、一定周期でロ
ーレベルのPWMパルス信号が出力され、図49(c)
に示すように、このローレベルのPWMパルス信号に同
期して操作部422の発光ダイオードLにI1の電流が
流れる。ここで、PWMパルス信号がハイレベルのとき
には、発光ダイオードLに流れる電流はI0(<I1)
となる。
【0363】そして、フォトインタラプタが遮光状態
(ON)にあるときに、押しボタンが押し込み操作され
て元の初期状態に復帰し、図49(a)に示すように、
フォトインタラプタが投光状態(OFF)に切り換えら
れると、遮光体Bが移動して発光ダイオードLからの光
がフォトトランジスタTに入射するようになり、光の入
射から少し遅れてフォトトランジスタTがオンし、フォ
トトランジスタTの出力電圧(コレクタ側)のレベル
が、図49(d)に示すようにローレベルとなる。
【0364】ところで、上記したように操作部422の
発光ダイオードLにI1の電流が流れることにより、両
D−FFD1、D2のクロック端子CKに信号が入力さ
れ、第1D−FFD1のQ出力端子、及び第2D−FF
D2のQバー出力端子が、それぞれ図49(e)及び
(f)に示すようにハイレベルに反転し、このハイレベ
ルは、両D−FFD1、D2のD入力端子にフォトトラ
ンジスタTのオンによるローレベルが入力されるまで継
続する。
【0365】そして、両D−FFD1、D2のD入力端
子にローレベルが入力されると、第1D−FFD1のQ
出力端子、及び第2D−FFD2のQバー出力端子はい
ずれもローレベルに反転する。特に、フォトインタラプ
タが投光状態(OFF)に切り換えられることによっ
て、第2D−FFD2のQバー出力端子から通信コンタ
クト421の入力I/F405の入力端子Dinにロー
レベルの信号が出力される。
【0366】また、操作部422の発光ダイオードLに
断線故障が発生した場合には、発光ダイオードLの電流
は、図49(c)の破線に示すようにI0のままとな
り、これによって図49(d)の破線に示すように、フ
ォトトランジスタTの出力電圧(コレクタ側)はハイレ
ベルのままとなり、第1D−FFD1のQ出力端子は、
図49(e)の破線に示すように、ハイレベルのままと
なり、第2D−FFD2のQバー出力端子は、図49
(f)の破線に示すようにローレベルのままとなる。
【0367】従って、第21の実施形態によれば、上記
した第20の実施形態と同等の効果を得ることができ
る。
【0368】(第22の実施形態)この発明の第22の
実施形態について図50及び図51を参照して説明す
る。但し、図50は一部の結線図、図51は動作説明用
のタイミングチャートである。尚、以下の説明では、上
記した図45も参照する。
【0369】本実施形態における通信装置の全体構成
は、上記した第21の実施形態(図47参照)と基本的
に同じであり、本実施形態における保持回路部は、図4
7における保持回路部423と次のように構成が相違し
ている。
【0370】即ち、図50に示すように、本実施形態に
おけるスイッチ装置の保持回路部423は、第1、第2
D−FFD1、D2、第1、第2ANDゲートA1、A
2、入力端子が正電位+VのバスラインB1に接続され
た定電圧回路427とから成り、第1ANDゲートA1
の両入力端子がフォトトランジスタTのコレクタ及び発
光ダイオードLのアノードに接続され、第2ANDゲー
トA2の両入力端子が共に通信コンタクト421のPW
M出力回路407の出力端子Doに接続され、第1AN
DゲートA1の出力端子が第1D−FFD1のD入力端
子に接続され、第2ANDゲートA2の出力端子が第1
D−FFD1のクロック端子CKに接続されると共に、
第2D−FFD2のクロック端子CKが通信コンタクト
421のPWM出力回路407の出力端子Doに接続さ
れている。
【0371】更に、第1D−FFD1のセット端子S及
びリセット端子R並びに第2D−FFD2のリセット端
子Rが定電圧回路427の出力端子に接続され、第2D
−FFD2のセット端子Sが第1D−FFD1のQバー
出力端子に接続され、第2D−FFD2のQバー出力端
子が通信コンタクト421の入力I/F405の入力端
子Dinに接続されている。尚、発光ダイオードLのカ
ソードはPWM出力回路407の出力端子Doに接続さ
れ、フォトトランジスタTのエミッタはバスラインB2
に接続されている。
【0372】次に、上記した第22の実施形態における
操作部422及び保持回路部423の動作について、図
51のタイミングチャート参照して説明する。
【0373】通信コンタクト421のPWM出力回路4
07(図47参照)からは、図51(b)に示すよう
に、一定周期でローレベルのPWMパルス信号が出力さ
れ、図51(c)に示すように、このローレベルのPW
Mパルス信号に同期して操作部422の発光ダイオード
LにI1の電流が流れる。ここで、PWMパルス信号が
ハイレベルのときには、発光ダイオードLに流れる電流
はI0(<I1)となる。
【0374】そして、フォトインタラプタが遮光状態
(ON)にあるときに、押しボタンが押し込み操作され
て元の初期状態に復帰し、図51(a)に示すように、
フォトインタラプタが投光状態(OFF)に切り換えら
れると、遮光体Bが移動して発光ダイオードLからの光
がフォトトランジスタTに入射するようになり、光の入
射から少し遅れてフォトトランジスタTがオンし、フォ
トトランジスタTの出力電圧(コレクタ側)のレベル
が、図51(d)に示すようにローレベルとなる。
【0375】ところで、上記したように操作部422の
発光ダイオードLにI1の電流が流れることにより、発
光ダイオードLのアノード側電圧は図51(e)に示す
ようにローレベルに変化し、フォトトランジスタTの出
力電圧及び発光ダイオードLのアノード側電圧のローレ
ベルへの変化により、第1ANDゲートA1の出力電圧
は図51(f)に示すようにローレベルに変化する。
【0376】このとき、発光ダイオードLにI1の電流
が流れることにより、両D−FFD1、D2のクロック
端子CKに信号が入力され、第1D−FFD1のQバー
出力端子は、図51(g)に示すようにハイレベルのま
まとなり、第2D−FFD2のQバー出力端子は図51
(h)に示すようにハイレベルに反転する。
【0377】そして、操作部422の押し込み操作に伴
い、遮光体Bにより発光ダイオードLの光が遮断される
と、図51(f)に示すように、フォトインタラプタが
次に遮光状態(ON)となって第1ANDゲートA1の
出力がハイレベルに変化すると、第2D−FFD2のQ
バー出力端子が図51(h)に示すようにローレベルに
反転する。
【0378】また、操作部422の発光ダイオードLに
断線故障が発生した場合には、発光ダイオードLの電流
は、図51(c)の破線に示すようにI0のままとな
り、これによって図51(d)及び(e)の破線に示す
ように、フォトトランジスタTの出力電圧(コレクタ
側)及び発光ダイオードLのアノード側電圧は共にハイ
レベルのままとなり、図51(f)に示すように第1A
NDゲートA1の出力電圧もハイレベルのままとなっ
て、第1D−FFD1のQバー出力端子は、図51
(g)の破線に示すように、ローレベルのままとなり、
第2D−FFD2のQバー出力端子は、図51(h)の
破線に示すようにハイレベルのままとなる。
【0379】従って、第22の実施形態によれば、上記
した第21の実施形態と同等の効果を得ることができ
る。
【0380】(第23の実施形態)この発明の第23の
実施形態について図52のブロック結線図を参照して説
明する。
【0381】図52に示すように、本実施形態における
通信装置420において、上記した第21の実施形態と
相違するのは、図47に示す保持回路部423を、通信
コンタクト421を構成する通信用集積回路に内蔵した
ことである。このとき、内蔵される保持回路部423は
入力I/F405を含む構成となる。また、正電位+V
のバスラインB1と、通信コンタクト421の正電源端
子Vin及び抵抗R7、R8との間には上記したコイル
406が配置されている。
【0382】従って、第23の実施形態によれば、第2
1の実施形態と同等の効果を得ることができると共に、
保持回路部423を通信コンタクト421に内蔵するこ
とによって、構成のいっそうの簡素化を図ることが可能
になる。
【0383】(第24の実施形態)この発明の第24の
実施形態について図53及び図54を参照して説明す
る。但し、図53は一部の構成を示す概略図、図54は
図53の一部のブロック結線図である。
【0384】本実施形態では、図53に示すように、操
作部431を、ホール素子から成るホールIC432
と、上記した押ボタンの押し込み操作に連動してホール
素子に鎖交する磁束数が変化するマグネット433とに
より構成している。ここで、通信装置のその他の部分
は、上記した第20ないし第23の実施形態と同様の構
成であっても構わない。
【0385】このホールIC432は、図54に示すよ
うに、ホール素子432aと、電源・温度補償回路43
2bと、ホール素子432aの出力電圧を増幅するアン
プ432cと、アンプ432cの出力信号を入力とする
シュミットトリガ回路432dと、コレクタが上記した
入力I/F405(例えば図43参照)の入力端子Di
nに接続された出力用のNPNトランジスタ432eと
により構成されている。
【0386】従って、第24の実施形態によれば、上記
した第20の実施形態と同様に、従来の有接点構造と比
べ、操作部431の長寿命化及び低消費電力化を図るこ
とができる。
【0387】(第25の実施形態)この発明の第25の
実施形態について図55を参照して説明する。但し、図
55は一部の構成を示す概略図である。
【0388】図13に示すように、本実施形態では、操
作部441を、磁気抵抗素子442と、上記した押しボ
タンの押し込み操作に連動して磁気抵抗素子442に鎖
交する磁束数が変化するマグネット443と、コレクタ
が上記した入力I/F405(例えば図1参照)の入力
端子Dinに接続された出力用のNPNトランジスタ4
44とにより構成している。ここで、スイッチ手段のそ
の他の部分は、上記した第20ないし第23の実施形態
と同様の構成であっても構わない。
【0389】従って、第25の実施形態によれば、上記
した第20の実施形態と同様に、従来の有接点構造と比
べ、操作部441の長寿命化及び低消費電力化を図るこ
とができる。
【0390】(第26の実施形態)この発明の第26の
実施形態について図56及び図57を参照して説明す
る。但し、図56は結線図、図57は動作説明用のバイ
アス電圧と静電容量との関係図である。
【0391】本実施形態では、正電位+Vのバスライン
B1と基準電位0VのバズラインB2にそれぞれ接続さ
れる通信装置を構成する通信コンタクト451に内蔵の
高入力インピーダンス通信回路452の伝送端子IN
P、INM間に、サージノイズを吸収するサージ保護回
路として2個のツェナーダイオード453、453を直
列に接続している。この通信コンタクト451は、通信
用集積回路により構成されている。
【0392】ここで、拡散法或いはエピタキシャル法に
より作製されたツェナーダイオードの端子間容量Czと
バイアス電圧Vとの関係は、PN接合部における不純物
濃度の勾配をa、PN接合部における空乏層のシリコン
誘電率をε、PN接合部の接合面積をs、比例定数をk
として、 Cz≒ks(aε/V)1/3 と表される。
【0393】そして、ツェナーダイオード1個の場合と
同じツェナー電圧(例えば、40V)になるため、が1
/2(例えば、20V)を持ったツェナーダイオードを
上記したように2個直列に接続することによって実現で
きる。こうすれば、それぞれのツェナーダイオードはツ
ェナー電圧が1/2になるため、上記した式の不純物
濃度の勾配aは2倍に、バイアス電圧は1/2になる。
【0394】ところで、PN接合部の面積が1個の場合
と同じツェナーダイオードを使用したとすると、全体の
2個直列に接続したツェナーダイオード全体の容量Cz
sは、式より、 Czs=(1/2)ks{(2a)ε/(V/2)}
1/3 =(1/2)ks(4aε/V)1/3 となり、上記した、式より、Czs/Czを計算す
ると、 Czs/Cz=0.7937 となる。
【0395】上記した式から明らかなように、ツェナ
ーダイオードを2個直列に接続した場合の端子間容量
を、1個の場合より低減できることになる。但し、定格
電力において、1個の場合と同じ定格電力のツェナーダ
イオード(例えば、1Wの40Vツェナーダイオード)
を使用したとすると、2個直列に接続したツェナーダイ
オード全体の定格電力が2倍(1Wの20Vのツェナー
ダイオード2個:1W+1W=2W)になるため、必要
なサージ耐量を確保することができる。
【0396】尚、1個の場合と同じ定格電力(例えば、
1W)になるには、定格電力が1/2を持ったツェナー
ダイオードを直列に接続することにより実現できるた
め、1/2Wのツェナーダイオードを使用することによ
り、上記した〜式から明らかなように、全体の容量
を更に低減することができる。
【0397】ところで、同じ特性を有するツェナーダイ
オードを1個の場合と、2個直列接続した場合における
バイアス電圧と容量との関係を実際に測定したところ、
図57に示すような結果となった。図57中の実線がツ
ェナーダイオードを2個直列接続した場合、破線が1個
の場合をそれぞれ示し、バイアス電圧が小さくなるほど
効果が著しくなる。
【0398】従って、第26の実施形態によれば、直列
接続された両ツェナーダイオード453のPN接合の静
電容量は、1個の場合に比べて小さくなるため、十分な
サージ耐量を確保しつつ通信装置の容量を低減すること
ができ、バス型ネットワークにおいて、通信信号である
電圧信号による高速通信を行うことができる。その結
果、バス方式ネットワークに接続し得る通信装置の数を
従来よりも大幅に増加することが可能になる。
【0399】なお、第26の実施形態における直列接続
するツェナーダイオード453は、上記したように2個
に限定されるものではなく、3個以上であってもよく、
吸収すべきサージ電圧と直列接続する場合の静電容量と
の関係でその個数を選定すればよい。
【0400】また、このとき使用するサージ吸収素子
は、上記したツェナーダイオードに限定されるものでは
なく、その他の素子であってもよい。
【0401】更に、第26の実施形態における通信コン
タクト451は、図44、図45に示すようなフォトイ
ンタラプタ及び遮光体Bから成る操作部を備えたものに
限定されないのは勿論である。
【0402】(第27の実施形態)この発明の第27の
実施形態について図58ないし図63を参照して説明す
る。但し、図58は側面図、図59はある使用状態にお
ける斜視図、図60は他の使用状態における平面図、図
61は異なる使用状態における斜視図、図62は更に異
なる使用状態における平面図、図63は動作説明図であ
る。
【0403】本実施形態では、例えば互いに分離可能に
結合された押しボタン及び押しボタン本体部とにより操
作部を構成し、この操作部と共にスイッチ装置を構成す
る通信コンタクト並びにその他の回路部品等を収容した
通信装置本体としてのコンタクトケース461(図58
参照)を、上記した押しボタン本体部に着脱自在に装着
するようにし、このとき図58に示すように、コンタク
トケース461内の中心(図58中の+印)を通る線か
らずれた位置に開磁路型コイル462を配設している。
【0404】このとき、バス型ネットワークに接続され
る通信装置等は、すべて並列接続されることから、各通
信装置における上記コイル462に入力される信号はす
べて同相となり、コイル462の極性(コイルの巻き始
めと巻き終わりの取付け位置)を揃えておけば、各通信
装置のコイルに流れる交流信号及び直流バイアス電流に
よって発生する磁束は、交流、直流磁束ともすべて同じ
タイミングで同じ向きに発生させることができる。
【0405】そこで、本実施形態では、複数個のコンタ
クトケース461が集合配置される場合に、例えば図5
9及び図60に示すように、各コイル462の発生磁束
の向きが同じになるときには、各コンタクトケース46
1内のコイル462が同一線上に並び、かつ図61及び
図62に示すように、各コイル462の発生磁束の向き
が隣り同士で互いに逆になるときには、各コンタクトケ
ース461内のコイル462がずれるように、コンタク
トケース461内にコイル462を配設する。
【0406】尚、コンタクトケース461を非対称形状
とし、コンタクトケース461の形状からコイル462
の発生磁束がどちらを向いているか判断できるようにし
ておくのが好ましい。
【0407】このようにすると、バス型ネットワークを
構成する複数の通信装置を集合配置したときに、各コイ
ル462がほぼ同一線上に配列される場合(図59、図
60参照)には、それらの発生磁束の向きが同じなり、
交流、直流磁束が重なり合うため、交流成分によるイン
ダクタンスが増加するが、直流バイアスによって発生す
る直流磁束も重なり合って、直流磁束数を増やすことに
なる。
【0408】従って、各コイル462を隣接配置(密集
配置)したときには、単独で配置したときに比べて直流
磁束数が増えていることになり、単独で配置したときの
直流磁束数をφ1、密集時の直流磁束数をφ2とする
と、コイル462には見かけ上単独に配置したときに比
べて、(φ2−φ1)の磁束を発生させるだけの直流バ
イアス電流αが余分に流れているとみなすことができ
る。
【0409】このように、各コイル462を隣接配置
(密集配置)したときには、通常の単独配置する場合に
比べて直流バイアス電流が多く流れているとみなせるた
め、飽和によって直流成分によるインダクタンスの減少
が単独配置に比べて早く起こると考えられる。このた
め、同一直線上に各コイル462を配置する場合には、
(1+α)倍の直流バイアス電流が流れても、直流成分
によりインダクタンスが減少しない飽和特性の良いコイ
ルを選択する必要があり、そうすることで、直流成分に
よるインダクタンスの減少を防止することができる。
【0410】また、交流信号は直流バイアス電流に比べ
て非常に微少な値であるため、交流磁束が重なり合って
増加する量も微小となる。従って、直流バイアス電流に
よって飽和しないコイルであれば、交流成分での飽和の
おそれもない。
【0411】一方、各コイル462がずれて配列される
場合(図61、図62参照)には、そのときに各コイル
462の発生する磁束(交流、直流)の向きが打ち消し
あうようになっている。そして、直流磁束においては、
互いに打ち消しあう配置は、飽和を抑制する働きをし、
交流磁束においては、インダクタンスを減少させること
になる。磁束を打ち消しあうように配置される場合に、
インダクタンスを減少させる要因は、交流磁束の干渉だ
けになるが、これは図61、図62に示すように、各コ
イル462がずれて配置されることになるため、各コイ
ル462の距離が離れて発生交流磁束の干渉を軽減する
ことができ、交流成分によるインダクタンスが小さくな
ることを防止できる。
【0412】従って、第27の実施形態によれば、通信
装置のインピーダンスが小さくなることを防止でき、バ
ス型ネットワークにおける複数の通信装置間の信号であ
る電圧信号波形を正しく送受信することができるため、
バス方式ネットワークに接続し得る通信装置の数を従来
よりも大幅に増加することが可能になる。
【0413】なお、第27の実施形態におけるコイル4
62の構造やコンタクトケース461の形状は上記した
ものに限定されるものではない。
【0414】更に、第27の実施形態における通信コン
タクトは、図44、図45に示すようなフォトインタラ
プタ及び遮光体から成る操作部を備えたものに限定され
ないのはいうまでもない。
【0415】また、本発明は上記した各実施形態に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0416】
【発明の効果】以上のように、請求項1、2に記載の発
明によれば、直接型機能部材及び情報入出力型機能部材
等の異なる機能を有する複数の機能部材をコンパクトに
結合することができ、設置スペースを小さくすることが
でき、しかも1または2以上の駆動装置により、機能の
異なる直接型機能部材及び情報入出力型機能部材等の複
数の機能部材を確実に駆動することが可能になる。
【0417】また、請求項3に記載の発明によれば、操
作伝達部材により操作者の操作を各機能部材に伝達する
ことができ、操作伝達部材により操作に応じて、各機能
部材を所定の状態に切り換えることが可能になる。
【0418】また、請求項4に記載の発明によれば、操
作伝達部材により操作に応じて、直接型機能部材の出力
を導通または非導通にでき、かつ、情報入出力型機能部
材を情報信号の入力または/及び出力状態にすることが
可能になる。
【0419】また、請求項5に記載の発明によれば、操
作伝達部材により操作に応じて、直接型機能部材の出力
を導通または非導通にでき、かつ、受けた入力に対応し
て情報入出力型機能部材を情報信号の入力または/及び
出力状態にすることが可能になる。
【0420】また、請求項6に記載の発明によれば、ア
ダプタ部材を介して操作受け部材と機能部材とを結合す
ることが可能になる。
【0421】また、請求項7に記載の発明によれば、操
作部材と操作接続部材の接続構造が合わなくても、両者
を容易に接続することが可能になる。
【0422】また、請求項8に記載の発明によれば、直
接型機能部材もしくは情報入出力型機能部材の結合手順
を省略することが可能になる。
【0423】また、請求項9に記載の発明によれば、ア
ダプタ部材を使用すると同時に、直接型機能部材または
情報入出力型機能部材を使用することが可能になる。
【0424】また、請求項10に記載の発明によれば、
直接型機能部材または情報入出力型機能部材を使用する
と同時に、照光部品を使用することが可能になる。
【0425】また、請求項11に記載の発明によれば、
操作伝達部材またはアダプタ部材を使用すると同時に、
照光部品を使用することが可能になる。
【0426】また、請求項12に記載の発明によれば、
制御部からの制御を受けて照光動作を行う照光部品を備
えた機能部材を使用することが可能になる。
【0427】また、請求項13に記載の発明によれば、
情報入出力型機能部材と照光部品を備えた機能部材とは
直接的に電気信号のやりとりを行うことが可能になる。
【0428】また、請求項14に記載の発明によれば、
照光部品よる照光を行っても、消費電力を少なくし、か
つ、輝度を上げることが可能になる。
【0429】また、請求項15に記載の発明によれば、
操作伝達部材に与えられた操作を、介在部材を介して機
能部材に出力することが可能になる。
【0430】また、請求項16に記載の発明によれば、
アダプタ部材を使用しても、介在部材を使用することが
可能になる。
【0431】また、請求項17に記載の発明によれば、
結合部により結合される直接型機能部材の出力を導通ま
たは非導通にでき、かつ、情報入出力型機能部材を情報
信号の入力または/及び出力状態にすることが可能にな
る。
【0432】また、請求項18に記載の発明によれば、
操作伝達部材に結合される直接型機能部材に代えて情報
入出力型機能部材を結合することが可能になる。
【0433】また、請求項19に記載の発明によれば、
操作伝達部材に結合される情報入出力型機能部材に代え
て直接型機能部材を結合することが可能になる。
【0434】また、請求項20に記載の発明によれば、
機能部材は、介在部材を介して操作を受けることが可能
になる。
【0435】また、請求項21に記載の発明によれば、
操作伝達部材が出力した操作の操作方向を変換して機能
部材に出力することが可能になる。
【0436】また、請求項22に記載の発明によれば、
操作伝達部材が出力した操作の操作方向を変換せずに機
能部材に出力することが可能になる。
【0437】また、請求項23に記載の発明によれば、
よりコンパクトな電気部品を提供することが可能にな
る。
【0438】また、請求項24に記載の発明によれば、
操作受け部材と機能部材とを、アダプタ部材を介して結
合することが可能になる。
【0439】また、請求項25に記載の発明によれば、
同時に1個または複数の機能部材をアダプタ部材の対機
能部材結合部に結合することが可能になる。
【0440】また、請求項26に記載の発明によれば、
操作受け部材の複数の対アダプタ部材結合部の一部もし
くは全部に、アダプタ部材を同時に結合することが可能
になる。
【0441】また、請求項27に記載の発明によれば、
機能部材同士を互いに接続することが可能になる。
【0442】また、請求項28に記載の発明によれば、
アダプタ部材を利用することによって2種類の機能部材
を使用することが可能になる。
【0443】また、請求項29に記載の発明によれば、
アダプタ部材を使用することによって、同時に照光部品
を使用することが可能になる。
【0444】また、請求項30に記載の発明によれば、
照光部品よる照光を行っても、消費電力を少なくし、か
つ、輝度を上げることが可能になる。
【0445】また、請求項31に記載の発明によれば、
操作受け部材のストロークまたは操作位置を変換するこ
とが可能になる。
【0446】また、請求項32に記載の発明によれば、
操作受け部材と固定部材とをベース部材及び固定部材を
介して固定することが可能になる。
【0447】また、請求項33に記載の発明によれば、
介在部材を機能部材と区別することなく操作伝達部材、
アダプタ部材等の機能部材を結合することができる部材
に結合することが可能になる。
【0448】また、請求項34に記載の発明によれば、
操作部材と操作接続部材とを操作アダプタ部材を介して
接続することが可能になる。
【0449】また、請求項35に記載の発明によれば、
操作受け部材のストロークまたは操作位置の少なくとも
いずれか一方を変換することが可能になる。
【0450】また、請求項36に記載の発明によれば、
直接型機能部材、情報入出力型機能部材と互換性のある
対前面部結合部を有する照光部品を備えた機能部材を提
供することが可能になる。
【0451】また、請求項37に記載の発明によれば、
操作伝達部材と各機能部材とが一体化されて単位ブロッ
ク化されているため、例えばバス方式ネットワークにお
ける配線数を少なくすることができ、ネットワークの設
置を容易に行うことができるとともに、ネットワーク全
体の取付スペースの削減を図ることが可能になる。
【0452】また、請求項38、39に記載の発明によ
れば、2個のサブケーシングに直接型機能部材及び情報
入出力型機能部材を収容し、或いはこれらサブケーシン
グをコネクタ形式にすることで、これらの機能部材の取
付作業、メンテナンス及び設計を効率よく行うことが可
能になる。
【0453】また、請求項40に記載の発明によれば、
出力ポートを有効に利用することで重複した出力ポート
を削減できるため、配置スペースの削減を図ることが可
能になる。
【0454】また、請求項41に記載の発明によれば、
ネットワークのコントローラが異常により動作不能とな
っていた場合でも、操作者の操作を目的とする装置に伝
達することができるため、特に非常停止等の緊急時に装
置への電力供給を遮断することができ、より安全な非常
停止システムを提供することが可能になる。
【0455】また、請求項42に記載の発明によれば、
スイッチ手段の操作部を、非接触式のスイッチ接点構造
としたため、従来の有接点構造と比べ、操作部の長寿命
化を図ることができ、大電流を通流する必要がなく、消
費電力を低減することが可能になる。
【0456】また、請求項43に記載の発明によれば、
スイッチ手段の操作部をフォトインタラプタ及び遮光体
により構成するため、従来の有接点構造のような大電流
を通流する必要がなく、操作部の長寿命化及び低消費電
力化を図ることが可能になる。
【0457】また、請求項44、45に記載の発明によ
れば、ホール素子或いは磁気抵抗素子の採用によって
も、従来の有接点構造と比べ、操作部の長寿命化及び低
消費電力化を図ることが可能になる。
【0458】また、請求項46に記載の発明によれば、
電流制御部により、発光素子からの光が受光素子に入射
してから所定時間だけ発光素子への通電電流が設定値に
制御されるため、この所定時間の経過後は、通電電流を
設定値よりも小さい値に下げることができ、消費電力を
低減することが可能になる。
【0459】更に、保持部により、発光素子からの光が
受光素子に入射してから、発光素子からの光が遮光体に
より遮光されるまでの間、通信コンタクトへの入力信号
のレベルが保持されるため、スイッチ手段としての操作
状態を確実に保持することが可能になる。
【0460】また、請求項47、48に記載の発明によ
れば、例えばサージ吸収素子としてツェナーダイオード
を用いることにより、直列接続された各ツェナーダイオ
ードのPN接合の静電容量は、1個の場合に比べて小さ
くなるため、十分なサージ耐量を確保しつつ通信装置の
容量を低減することが可能になる。
【0461】また、請求項49に記載の発明によれば、
複数の通信装置を隣接配置したときに、各コイルがほぼ
同一線上に配列されてそれらの発生磁束の向きが同じな
り、或いは各コイルがずれて配列されるため、各コイル
の発生磁束が互いに打ち消しあうことがなく、通信装置
のインピーダンスが小さくなることを防止できる。
【0462】また、請求項50、51に記載の発明によ
れば、複数の通信装置を隣接配置したときに、各コイル
がほぼ同一線上に配列されてそれらの発生磁束の向きが
同じなり、或いは各コイルがずれて配列され、そのとき
に各コイルの発生磁束の向きが隣りどおしで互いに逆に
なることから、各コイルの発生磁束が互いに打ち消しあ
うことがなく、通信装置のインピーダンスが小さくなる
ことを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の前方からの分解斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の後方からの分解斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の一部の分解斜視図である。
【図4】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の他の一部の分解斜視図である。
【図5】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の異なる一部の分解斜視図である。
【図6】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の動作説明図である。
【図7】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の動作説明図である。
【図8】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の使用状態におけるブロック結線図である。
【図9】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ装
置の使用状態の説明図である。
【図10】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ
装置の変形例の斜視図である。
【図11】この発明の第1の実施形態におけるスイッチ
装置の変形例の回路構成を示すブロック結線図である。
【図12】この発明の第2の実施形態におけるスイッチ
装置の分解斜視図である。
【図13】この発明の第2の実施形態におけるスイッチ
装置の使用状態における分解斜視図である。
【図14】この発明の第2の実施形態におけるスイッチ
装置の変形例の分解斜視図である。
【図15】この発明の第3の実施形態におけるスイッチ
装置の一部の分解斜視図である。
【図16】この発明の第4の実施形態におけるスイッチ
装置の分解斜視図である。
【図17】この発明の第5の実施形態におけるスイッチ
装置の前方からの分解斜視図である。
【図18】この発明の第5の実施形態におけるスイッチ
装置の後方からの分解斜視図である。
【図19】この発明の第5の実施形態におけるスイッチ
装置の使用状態における後方からの斜視図である。
【図20】この発明の第5の実施形態におけるスイッチ
装置の一部の動作説明用の斜視図である。
【図21】この発明の第6の実施形態におけるスイッチ
装置の後方からの分解斜視図である。
【図22】この発明の第6の実施形態におけるスイッチ
装置の変形例の後方からの分解斜視図である。
【図23】この発明の第7の実施形態におけるスイッチ
装置の後方からの分解斜視図である。
【図24】この発明の第8の実施形態におけるスイッチ
装置の断面図である。
【図25】図24中のΑ−Α断面図である。
【図26】この発明の第8の実施形態におけるスイッチ
装置の動作説明図である。
【図27】この発明の第8の実施形態におけるスイッチ
装置の一部の分解斜視図である。
【図28】この発明の第8の実施形態におけるスイッチ
装置の変形例の斜視図である。
【図29】この発明の第9の実施形態におけるスイッチ
装置の後方からの分解斜視図である。
【図30】この発明の第10の実施形態におけるスイッ
チ装置の一部の斜視図である。
【図31】この発明の第11の実施形態におけるスイッ
チ装置の内部構造を示す一部切断側面図である。
【図32】この発明の第12の実施形態におけるスイッ
チ装置の動作説明図である。
【図33】この発明の第13の実施形態におけるスイッ
チ装置の後方からの分解斜視図である。
【図34】この発明の第13の実施形態におけるスイッ
チ装置の一部の斜視図である。
【図35】この発明の第14の実施形態における表示灯
の前方からの分解斜視図である。
【図36】この発明の第15の実施形態におけるランプ
付スイッチモジュールの後方からの斜視図である。
【図37】この発明の第15の実施形態におけるランプ
付スイッチモジュールの内部構造を示す断面図である。
【図38】この発明の第16の実施形態におけるランプ
付スイッチモジュールの一部のブロック結線図である。
【図39】この発明の第17の実施形態におけるランプ
付スイッチモジュールの後方からの分解斜視図である。
【図40】この発明の第17の実施形態におけるランプ
付スイッチモジュールの動作説明図である。
【図41】この発明の第18の実施形態におけるランプ
付スイッチモジュールの一部の分解斜視図である。
【図42】この発明の第19の実施形態におけるランプ
付スイッチモジュールの分解斜視図である。
【図43】この発明の第20の実施形態における通信装
置のブロック結線図である。
【図44】この発明の第20の実施形態における通信装
置の一部の結線図である。
【図45】この発明の第20の実施形態における通信装
置の一部の構成を示す概略図である。
【図46】この発明の第20の実施形態における通信装
置の動作説明用のタイミングチャートである。
【図47】この発明の第21の実施形態における通信装
置のブロック結線図である。
【図48】この発明の第21の実施形態における通信装
置の一部の結線図である。
【図49】この発明の第21の実施形態における通信装
置の動作説明用のタイミングチャートである。
【図50】この発明の第22の実施形態における通信装
置の一部の結線図である。
【図51】この発明の第22の実施形態における通信装
置の動作説明用のタイミングチャートである。
【図52】この発明の第23の実施形態における通信装
置のブロック結線図である。
【図53】この発明の第24の実施形態における通信装
置の一部の構成を示す概略図である。
【図54】この発明の第24の実施形態における通信装
置の一部のブロック結線図である。
【図55】この発明の第25の実施形態における通信装
置の一部の構成を示す概略図である。
【図56】この発明の第26の実施形態における通信装
置の結線図である。
【図57】この発明の第26の実施形態における通信装
置の動作説明図である。
【図58】この発明の第27の実施形態における通信装
置の側面図である。
【図59】この発明の第27の実施形態における通信装
置のある使用状態における斜視図である。
【図60】この発明の第27の実施形態における通信装
置の他の使用状態における平面図である。
【図61】この発明の第27の実施形態における通信装
置の異なる使用状態における斜視図である。
【図62】この発明の第27の実施形態における通信装
置の更に異なる使用状態における平面図である。
【図63】従来のスイッチ装置の分解斜視図である。
【図64】従来のスイッチ装置の使用状態におけるブロ
ック結線図である。
【図65】従来のスイッチ装置の使用状態の説明図であ
る。
【図66】従来の通信装置のブロック結線図である。
【図67】従来の通信装置のある使用状態における斜視
図である。
【図68】従来の通信装置の他の使用状態における平面
図である。
【図69】従来の通信装置の動作説明図である。
【図70】従来の通信装置の動作説明図である。
【符号の説明】
15 …CPU(制御装置) M1 …モーター(制御対象) 51、104、109、119、125、135、14
1、145、173、187、201、211、219 …スイッチ装置 52 …押しボタン部(駆動部材/操作伝達部材/操作
部材/操作受け部材) 53、111 …押しボタン本体部(駆動部材/操作伝
達部材/操作接続部材/操作受け部材) 54 …LEDボックス(直接型機能部材) 55、105、107、175、214 …通信コンタ
クト(情報入出力型機能部材) 56 …有接点コンタクト(直接型機能部材) 72 …LED(照光部品) 79 …コンタクト用コネクタ(対機能部材結合部) 110 …スイッチアダプタ(操作アダプタ部材) 122 …通信ブロック(情報出力型機能部材) 126、136、138、142、146 …アダプタ
(アダプタ部材) 128 …押しボタン用コネクタ(対操作受け部材結合
部) 129、163 …コンタクト用コネクタ(対機能部材
結合部) 151 …位置・ストローク変換部(アダプタ部材) 152 …軸 189R、189L …操作軸(操作受け部材) 191R、191L …揺動部材 192R、192L …対操作軸用突起 193R、193L …対アダプタ用突起 195R、195L …操作力伝達部材 203 …つば部材(対操作受け部材結合部) 204 …固定ナット(ベース部材) 205 …固定ネジ(固定部材) 222 …2INコンタクト(LED付き2IN型有接
点コンタクト/直接型機能部材) L11 …表示部(前面部材) L12 …表示アダプタ(前面部材) L13 …表示接続部(前面部材) 300、351 …ランプ付スイッチモジュール(入出
力モジュール) 341 …入出力モジュール 310 …ケーシング 310a、310b …サブケーシング 311 …通信部 312 …デバイス部 330 …接続部 332 …出力ポート 362、363 …コネクタ 400、420 …通信装置 401、421、451 …通信コンタクト 411、422、431、441 …操作部 412 …電流制限部 413 …保持部 L …発光ダイオード(発光素子) T …フォトトランジスタ(受光素子) B …遮光体 B1、B2 …バスライン 432a …ホール素子 442 …磁気抵抗素子 453 …ツェナーダイオード(サージ吸収素子) 461 …コンタクトケース(装置本体) 462 …コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月5日(2001.3.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】即ち、図66に示すように、スイッチ装置
1は、回路的には通信機能内蔵型コンタクト(以下、通
信コンタクトと称する)5、及びスイッチ部21により
構成され、通信コンタクト5は入力インターフェイス
(以下、インターフェイスをI/Fと称する)22を内
蔵した通信用集積回路から成り、正電位+Vのバスライ
ンB1に通信コンタクト5の正電源端子Vinが接続さ
れ、基準電位0VのバスラインB2にゼロボルト端子Z
及び接地端子GNDが接続されると共に、これら両バス
ラインB1、B2に通信コンタクト5の伝送端子IN
P、INMが接続され、通信コンタクト5により、両バ
スラインB1、B2に重畳された電圧信号による通信信
号の送受信が行われる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】ところで、入力I/F22の入力端子Di
nにはスイッチ21が接続され、このスイッチ部21
を操作することにより、入力I/F22の入力端子Di
nのレベルが切り換わって通信コンタクト5の動作モー
ドが切り換わる。そして、このスイッチ部21には、従
来、有接点構造のスイッチ21aが用いられるが、オ
ン、オフ操作の際のチャタリングを防止するために、ス
イッチ21aに並列に大容量のコンデンサ21bが接続
され、これらスイッチ21a及びコンデンサ21bによ
りスイッチ部21が構成される。尚、23は入力I/F
22の入力端子Dinのプルアップ抵抗である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、両バスラインB1、B2を介して通
コンタクト5の伝送端子INP、INMに侵入するサ
ージノイズを除去するために、従来、図66に示すよう
に、両伝送端子INP、INM間にサージ吸収用のツェ
ナーダイオード25が接続される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ところで、このようなバス型ネットワーク
における通信コンタクト5は、伝送ラインに対してすべ
て並列に接続され、これら複数の通信コンタクト5間で
通信信号である電圧信号による高速通信を行うには、通
信コンタクト5を含む伝送路の容量を小さくする必要が
ある。しかも、ネットワークにできるだけ多くの通信装
置を接続するためには、通信コンタクト5の両伝送端子
INP、INM間の容量をできるだけ小さくするのが好
ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正内容】
【0108】<通信コンタクト>通信コンタクト55に
は、図1及び図2に示すように、スイッチ用突起76及
び一対の突起型コネクタ83が形成されている。この突
起型コネクタ83は、LEDボックス54に形成されて
いる一対の突起型コネクタ82、及び有接点コンタクト
56に形成されている一対の突起型コネクタ84と互換
性がある形状を有する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正内容】
【0112】<有接点コンタクト>有接点コンタクト5
6の内部構造について図6()を参照して説明する。
この有接点コンタクト56は、スイッチ用突起77、突
起型コネクタ84及びスイッチ91を備えている。突起
型コネクタ84は、LEDボックス54に形成されてい
突起型コネクタ82、及び通信コンタクト55に形成
されているする突起型コネクタ83と互換性がある形状
を有する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】有接点コンタクト56は、操作者が押しボ
タン62に与えた操作に応じて出力を導通または非導通
にする直接型機能部材であり、その内部には、接続する
装置等をオン・オフすることができるスイッチ91が設
けられ、上記した操作軸63の動きに連動したスイッチ
用突起77の移動により、スイッチ91のオン、オフの
状態を切り換わる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正内容】
【0115】<LEDボックス>LEDボックス54の
内部構造について図7()を参照して説明する。この
LEDボックス54は、照光部品としてのLED72、
突起型コネクタ82を備えている。突起型コネクタ82
は、通信コンタクト55に形成されている突起型コネク
タ83、及び有接点コンタクト56に形成されている突
起型コネクタ84と互換性がある形状を有する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0121
【補正方法】変更
【補正内容】
【0121】前者の経路の場合、操作者がスイッチ装置
51を操作すると、通信コンタクト55からスイッチ装
置51が操作されたことを示す情報信号が出力され、C
PU15はバスラインBLを介してこの信号を検出し
て、モーターM1を停止させるように命令する制御信号
を出力する。一方、CPU17は、CPU15からの制
御信号を受信すると、モーターM1の動作を停止させ
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正内容】
【0151】<押しボタン本体部>本実施形態における
押しボタン本体部111は、3対のコンタクト用コネク
タ79のほかに1対のアダプタ接続突起112(一部は
図示せず)を備えている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0152
【補正方法】変更
【補正内容】
【0152】<スイッチアダプタ>スイッチアダプタ1
10は、1組のコネクタ114を備えている。このコネ
クタ114を押しボタン本体部111のアダプタ接続突
起112に係合させることによって、スイッチアダプタ
110が押しボタン本体部111に結合、固定される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0174
【補正方法】変更
【補正内容】
【0174】なお、上記した第5の実施形態では、アダ
プタ126に情報入出力型機能部材である通信コンタク
ト55を接続した場合について説明したが、直接型機能
部材である有接点コンタクト56(図1参照)を結合し
て使用するようにしても構わない。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0191
【補正方法】変更
【補正内容】
【0191】本実施形態におけるアダプタ142は、図
22に示すアダプタ139に通信コンタクト55と同一
の通信機能を有する通信コンタクトを内蔵したものであ
り、このアダプタ142は、上下3対の押しボタン用コ
ネクタ128及び上下2対のコンタクト用コネクタ12
を備えている。更に、2つの伝達突起131、及び1
個の通信機能用のスイッチ用突起(図示せず)を備えて
いる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0218
【補正方法】変更
【補正内容】
【0218】更に、第8の実施形態における位置・スト
ローク変換部151では、操作軸63と対操作軸用突起
155とが同じ位置で当接する場合を示している。しか
し、操作軸63と対操作軸用突起155とが、必ずしも
同じ位置で当接できるとは限らない。このような状況
は、例えば、操作軸63を有する押しボタン部52と位
置・ストローク変換部155を有する押しボタン本体部
53とが別々のメーカである場合等に起こりうる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0272
【補正方法】変更
【補正内容】
【0272】突起型コネクタ224の形状は、図1に示
す通信コンタクト55等と同様の形状を有する。従っ
て、2INコンタクト222の突起型コネクタ224と
押しボタン本体部111のコンタクト用コネクタ79と
を係合させて、2INコンタクト222を押しボタン
体部111に接続することも可能である。この場合、ス
イッチ用突起223は、矢印Y33Α方向(図33参
照)に並んで配置される。従って、各スイッチ用突起2
23を操作しようとする場合には、例えば図32に示す
ような操作位置変換機構が必要となる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0273
【補正方法】変更
【補正内容】
【0273】<縦横変換アダプタ>取り付け突起226
は、押しボタン本体部111のコンタクト用コネクタ7
9と係合し、縦横変換アダプタ220を押しボタン本体
部111に固定するものであり、この縦横変換アダプタ
220には、取り付け突起226が設けれ、この取り
付け突起226の面に直交する面にコンタクト用コネク
タ227が設けられている。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0275
【補正方法】変更
【補正内容】
【0275】従って、第13の実施形態によれば、縦横
変換アダプタ220を使用して2INコンタクト222
を固定するようにしたため、矢印Y34方向にスイッチ
用突起223を並べて配置することができ、その結果、
2INコンタクト222を押しボタン本体部111に直
接結合していた場合に必要であった操作位置変換機構等
を設けなくても、2INコンタクト222の状態を切り
換えることができる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0276
【補正方法】変更
【補正内容】
【0276】ところで、押しボタン本体部111、縦横
変換アダプタ220及び2INコンタクト222を互い
に固定した状態を図34に示す。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0278
【補正方法】変更
【補正内容】
【0278】また、上記した第13の実施形態では、ス
イッチアダプタ110に接続可能な押しボタン本体部1
11を使用した場合について説明したが、スイッチアダ
プタ110及び押しボタン本体部111の両者が一体と
なった押しボタン本体部53(図1参照)を使用しても
よい。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0280
【補正方法】変更
【補正内容】
【0280】本実施形態は、スイッチ装置を表示灯L1
に適用した例であり、この表示灯L1は、表示部L1
1、表示アダプタL12、表示接続部L13、及び、照
光動作を行う照光部品を備えた機能部材としてのLED
ボックス(図示せず)を備えている。なお、表示部L1
1、表示アダプタL12、表示接続部L13は本発明に
おける前面部材に相当する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0283
【補正方法】変更
【補正内容】
【0283】一方、表示アダプタL12には、1組のコ
ネクタL121、係合突起L122が設けられており、
このコネクタL121及び係合突起L122は、第3の
実施形態におけるスイッチアダプタ110のコネクタ1
14及び押しボタン係合突起115(図15参照)と同
様の構成を有する。従って、係合突起L122と係合溝
L113が係合することによって、表示アダプタL12
と表示部L11とが結合、固定される。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0309
【補正方法】変更
【補正内容】
【0309】表2に示すように、出力点数が1(表
示す「A」のみ)の場合にはこの出力点には図38に示
した例のように4mAまでの電流を供給することができ
る。出力点数が2(表2に示す「A」及び「B」)の場
合であっても4つの出力ポート332からの出力を2つ
ずつに分けることにより1つの出力点当たり2mAまで
の電流を供給することができる。もちろん、出力点数が
2の場合に、出力ポート332を3:1に分けるように
してもよい。また、出力点数が3点の場合には2:1:
1に出力ポート332を使い分けてもよい。そして、イ
ンターフェイス部319にて結合される出力ポート33
2からは同じ信号が出力される。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0313
【補正方法】変更
【補正内容】
【0313】従って、第17の実施形態によれば、通信
部311とデバイス部312とが一体的となった入出力
モジュールであっても、通信部311とデバイス部31
2との組合せのうち通信部311の一部または全部を収
容し、接続部330が設けられたサブケーシング310
と、通信部311の他の部分とデバイス部312とを
収容するサブケーシング310とを着脱自在とするこ
とにより、以下に説明するように入出力モジュールの取
付作業、メンテナンス及び設計を容易に行うことができ
る。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0321
【補正方法】変更
【補正内容】
【0321】ランプ付スイッチモジュール351は図3
5に示すランプ付スイッチモジュール300とほぼ同様
の構造となっており、操作者の指により押圧操作される
とともに操作者にランプ光を導く操作部320、第1、
第2伝送線314、315が接続される接続部330を
有し、接続部330が形成されるコンタクトブロック3
53には通信部311、インターフェイス部319、出
力デバイスであるランプ317及び入力デバイスである
スイッチ318が設けられる。なお、ランプ317はコ
ンタクトブロック353の表面に取り付けられ、スイッ
チ318は一部がコンタクトブロック353内部に収め
られるようにして取り付けられる。そして、インターフ
ェイス部319、ランプ317及びスイッチ318がデ
バイス部312を構成している。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0337
【補正方法】変更
【補正内容】
【0337】ここで、操作部411は、図45に示すよ
うに、発光素子である発光ダイオードL及び受光素子で
あるフォトトランジスタTから成るフォトインタラプ
タ、並びに可動部分である上記した押ボタンの押し込み
操作に連動して発光ダイオードLからフォトトランジス
タTへの光を遮光する遮光Bにより構成される。この
発光ダイオードLのカソード及びフォトトランジスタT
のエミッタが、いずれも基準電位0VのバスラインB2
に接続されている。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0351
【補正方法】変更
【補正内容】
【0351】一方、操作部411の発光ダイオードLか
らの光がフォトトランジスタTに入射してから、発光ダ
イオードLからの光が遮光体Bにより遮光されるまでの
間、保持部413により、通信コンタクト401の入力
I/F405への入力信号がハイレベルに保持される。
また、操作部411の発光ダイオードLに断線故障が発
生した場合、保持部413のD−FFDfのQバー出力
端子が自動的にローレベルになるため、通信コンタクト
401の入力I/F405への入力がローレベルにな
る。よって、フォトインタラプタが故障状態にあること
を認識することができる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0388
【補正方法】変更
【補正内容】
【0388】図55に示すように、本実施形態では、操
作部441を、磁気抵抗素子442と、上記した押しボ
タンの押し込み操作に連動して磁気抵抗素子442に鎖
交する磁束数が変化するマグネット443と、コレクタ
が上記した入力I/F405(例えば図1参照)の入力
端子Dinに接続された出力用のNPNトランジスタ4
44とにより構成している。ここで、スイッチ手段のそ
の他の部分は、上記した第20ないし第23の実施形態
と同様の構成であっても構わない。
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図32
【補正方法】変更
【補正内容】
【図32】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 13/00 H01H 13/00 E 13/02 13/02 A 13/14 13/14 B (72)発明者 北山 英幸 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 太田 博之 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 松本 敦 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 藤井 昌明 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 山野 雅丈 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 田伏 栄徳 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 麻 議夫 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA01 AA05 AA09 AA10 AZ09 JB03 JC01 JD02 LF03 5G025 AA06 AA07 BA04 CA09 EB05 5G052 AA14 AA24 BB01 HB05 JA02 JA08 JB05

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々異なる機能を有し所定の入力または
    /及び出力を行う複数の機能部材を結合して成り、前記
    各機能部材が1または2以上の駆動部材により駆動され
    ることを特徴とする電気部品。
  2. 【請求項2】 前記機能部材が、出力を導通または非導
    通にする直接型機能部材と、情報信号を入力または/及
    び出力する情報入出力型機能部材とを少なくとも含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気部品。
  3. 【請求項3】 前記駆動部材が、操作者の操作を受けて
    その操作を伝達する操作伝達部材を備え、 前記各機能部材が、前記操作伝達部材からの操作を受け
    るように前記操作伝達部材に結合されることを特徴とす
    る請求項1に記載の電気部品。
  4. 【請求項4】 前記機能部材が、前記操作伝達部材の操
    作に応じて出力を導通または非導通にする直接型機能部
    材と、前記操作伝達部材の操作に応じた情報信号を入力
    または/及び出力する情報入出力型機能部材とを少なく
    とも含むことを特徴とする請求項3に記載の電気部品。
  5. 【請求項5】 前記機能部材が、前記操作伝達部材の操
    作に応じて出力を導通または非導通にする直接型機能部
    材と、受けた入力に対応して情報信号を入力または/及
    び出力する情報入出力型機能部材とを少なくとも含むこ
    とを特徴とする請求項3に記載の電気部品。
  6. 【請求項6】 前記操作伝達部材が、操作者の操作を受
    ける操作受け部材と、前記操作受け部材に結合するため
    の対操作受け部材結合部、及び、前記機能部材を結合す
    るための標準化された形状を有する対機能部材結合部を
    有するアダプタ部材とを備えていることを特徴とする請
    求項4または5に記載の電気部品。
  7. 【請求項7】 前記操作伝達部材が、操作者からの操作
    を直接的に受ける操作部材と、前記機能部材を結合する
    ための標準化された形状を有する対機能部材結合部を有
    する操作接続部材とを備え、前記操作部材と前記操作接
    続部材とが、操作アダプタ部材により結合されているこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載の電気部品。
  8. 【請求項8】 前記駆動部材が、操作者の操作を受けて
    その操作を伝達する操作伝達部材を備え、 前記操作伝達部材が、前記操作伝達部材の操作に応じて
    出力を導通または非導通にする前記機能部材としての直
    接型機能部材、または、前記操作伝達部材の操作に応じ
    た情報信号を入力または/及び出力する前記機能部材と
    しての情報入出力型機能部材の少なくともいずれか一方
    を内蔵すると共に、前記情報入出力型機能部材または前
    記直接型機能部材の少なくともいずれか一方が結合可能
    に構成されており、 前記操作伝達部材に内蔵された前記直接型機能部材また
    は前記情報入出力型機能部材、及び、前記操作伝達部材
    に結合された前記情報入出力型機能部材または前記直接
    型機能部材は、共に前記操作を受けて機能するように構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の電気部品。
  9. 【請求項9】 前記操作伝達部材が、操作者の操作を受
    ける操作受け部材と、前記操作受け部材に結合するため
    の対操作受け部材結合部、及び、前記機能部材を結合す
    るための標準化された形状を有する対機能部材結合部を
    有するアダプタ部材とを備え、前記操作伝達部材に内蔵
    される前記直接型機能部材または前記情報入出力型機能
    部材が、前記アダプタ部材に内蔵されることを特徴とす
    る請求項8に記載の電気部品。
  10. 【請求項10】 前記直接型機能部材または前記情報入
    出力型機能部材が、照光部品を備えていることを特徴と
    する請求項2、4ないし9のいずれかに記載の電気部
    品。
  11. 【請求項11】 前記操作伝達部材または前記アダプタ
    部材が、照光部品を備えていることを特徴とする請求項
    3ないし9のいずれかに記載の電気部品。
  12. 【請求項12】 前記操作伝達部材が、制御部からの制
    御を受けて照光動作を行う照光部品を備えた前記機能部
    材を結合可能に構成されていることを特徴とする請求項
    3ないし9のいずれかに記載の電気部品。
  13. 【請求項13】 前記操作伝達部材が、制御部からの制
    御を受けて照光動作を行う照光部品を備えた前記機能部
    材を結合可能に構成され、前記照光部品を備えた前記機
    能部材と前記情報入出力型機能部材とが、互いに直接的
    に電気的接続可能に構成されていることを特徴とする請
    求項3ないし9のいずれかに記載の電気部品。
  14. 【請求項14】 前記照光部品が、低消費電力高輝度型
    であることを特徴とする請求項10ないし13のいずれ
    かに記載の電気部品。
  15. 【請求項15】 前記操作伝達部材に、この操作伝達部
    材に与えられた操作に応じた操作を前記機能部材に出力
    する介在部材が結合可能であることを特徴とする請求項
    3ないし11、13、14のいずれかに記載の電気部
    品。
  16. 【請求項16】 前記アダプタ部材は、前記操作伝達部
    材に与えられた操作に応じた操作を前記機能部材に出力
    する介在部材を前記対機能部材結合部に結合可能に構成
    されていることを特徴とする請求項6または9に記載の
    電気部品。
  17. 【請求項17】 前記操作伝達部材が、前記直接型機能
    部材及び前記情報入出力型機能部材を同時に結合可能な
    複数の結合部を有することを特徴とする請求項4に記載
    の電気部品。
  18. 【請求項18】 前記操作伝達部材に結合される前記直
    接型機能部材が、前記操作伝達部材に結合するための対
    操作伝達部材結合部を備え、前記情報入出力型機能部材
    が前記直接型機能部材の前記対操作伝達部材結合部と互
    換性のある対操作伝達部材結合部を有することを特徴と
    する請求項4または5に記載の電気部品。
  19. 【請求項19】 前記操作伝達部材に結合される前記情
    報入出力型機能部材が、前記操作伝達部材に結合するた
    めの対操作伝達部材結合部を備え、前記直接型機能部材
    が前記情報入出力型機能部材の前記対操作伝達部材結合
    部と互換性のある対操作伝達部材結合部を有することを
    特徴とする請求項4または5に記載の電気部品。
  20. 【請求項20】 前記機能部材が、前記介在部材から出
    力される操作を受けるように構成されていることを特徴
    とする請求項15または16に記載の電気部品。
  21. 【請求項21】 前記介在部材が、この介在部材が前記
    操作伝達部材から受けた操作の操作方向を他の操作方向
    に変換した後に、前記機能部材に対してその操作を出力
    することを特徴とする請求項15または16に記載の電
    気部品。
  22. 【請求項22】 前記介在部材が、この介在部材が前記
    操作伝達部材から受けた操作の操作方向のまま、その操
    作を前記機能部材に対して出力することを特徴とする請
    求項15または16に記載の電気部品。
  23. 【請求項23】 前記操作伝達部材と前記各機能部材と
    が、一体として形成されていることを特徴とする請求項
    3に記載の電気部品。
  24. 【請求項24】 前記操作伝達部材が、操作者の操作を
    受ける操作受け部材と、前記操作受け部材に結合するた
    めの対操作受け部材結合部、及び、前記機能部材を結合
    するための対機能部材結合部を有するアダプタ部材と、
    前記アダプタ部材の前記対機能部材結合部に結合される
    対アダプタ部材結合部を有する機能部材とを備えている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の電気部品。
  25. 【請求項25】 前記アダプタ部材が、前記対機能部材
    結合部を複数有し、前記各対機能部材結合部の一部もし
    くは全部に同時に複数の前記機能部材を結合可能に構成
    されていることを特徴とする請求項24に記載の電気部
    品。
  26. 【請求項26】 前記操作伝達部材が、複数の対アダプ
    タ部材結合部を有し操作者の操作を受ける操作受け部材
    と、前記機能部材を結合するための対機能部材結合部を
    有し前記各対アダプタ部材結合部の一部もしくは全部に
    同時に結合可能に構成されているアダプタ部材とを備え
    ていることを特徴とする請求項4または5に記載の電気
    部品。
  27. 【請求項27】 前記機能部材は、他の前記機能部材を
    結合するための対機能部材結合部を備えていることを特
    徴とする請求項24ないし26のいずれかに記載の電気
    部品。
  28. 【請求項28】 前記アダプタ部材が、結合される前記
    機能部材とは別の前記機能部材を内蔵していることを特
    徴とする請求項6、9、16、27のいずれかに記載の
    電気部品。
  29. 【請求項29】 前記アダプタ部材が、照光部品を内蔵
    していることを特徴とする請求項28のいずれかに記載
    の電気部品。
  30. 【請求項30】 前記照光部品が、低消費電力高輝度型
    であることを特徴とする請求項29のいずれかに記載の
    電気部品。
  31. 【請求項31】 前記アダプタ部材が、前記操作受け部
    材の受けた操作ストロークまたは操作位置またはその双
    方を変換して、前記機能部材に与えることを特徴とする
    請求項30に記載の電気部品。
  32. 【請求項32】 前記アダプタ部材の前記対操作受け部
    材結合部が、操作受け部材に固定するベース部材と、前
    記ベース部材にアダプタ部材本体を固定するための固定
    部材とを備えていることを特徴とする請求項31に記載
    の電気部品。
  33. 【請求項33】 前記アダプタ部材が、前記アダプタ部
    材に与えられた操作に応じた操作を前記機能部材に出力
    する介在部材を結合するための対介在部材結合部を備
    え、前記対介在部材結合部が、前記対操作受け部材結合
    部及び前記対機能部材結合部に対して標準化された形状
    を有することを特徴とする請求項16に記載の電気部
    品。
  34. 【請求項34】 前記操作伝達部材が、操作者からの操
    作を直接的に受ける操作部材と、前記操作部材に結合す
    るための対操作部材結合部、及び対操作接続部材結合部
    を有する操作アダプタ部材と、前記操作アダプタ部材を
    結合するための対操作アダプタ結合部、及び、前記機能
    部材を結合するための標準化された形状を有する対機能
    部材結合部を有し、前記対操作接続部材結合部に結合さ
    れる操作接続部材とを備えていることを特徴とする請求
    項4または5に記載の電気部品。
  35. 【請求項35】 前記操作アダプタ部材が、前記操作部
    材の受けた操作ストロークまたは操作位置またはその双
    方を変換して、前記機能部材に与えることを特徴とする
    請求項34に記載の電気部品。
  36. 【請求項36】 前記機能部材が、表示のための前面部
    材に結合するための対前面部材結合部を有すると共に、
    前記前面部材を介して照光動作を行う照光部品を備え、 前記対前面部材結合部が、前記直接型機能部材または前
    記情報入出力型機能部材と互換性のある形状を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の電気部品。
  37. 【請求項37】 前記各機能部材が、ケーシング内に収
    容され、 前記操作伝達部材が、操作者の操作を伝達可能に前記ケ
    ーシングに装着され、 前記操作伝達部材と前記各機能部材とが一体化されて単
    位ブロック化されていることを特徴とする請求項23に
    記載の電気部品。
  38. 【請求項38】 前記機能部材が、出力を導通または非
    導通にする直接型機能部材と、情報信号を入力または/
    及び出力する情報入出力型機能部材とを含み、 前記直接型機能部材と前記情報入出力型機能部材とが、
    互いに着脱可能な2個のサブケーシング内にそれぞれ収
    容され、 前記操作伝達部材が、操作者の操作を伝達可能にいずれ
    か一方の前記サブケーシングに装着され、前記操作伝達
    部材と前記各機能部材と一体化されていることを特徴と
    する請求項23に記載の電気部品。
  39. 【請求項39】 前記両サブケーシングが、コネクタ形
    式で着脱される構成であることを特徴とする請求項38
    に記載の電気部品。
  40. 【請求項40】 前記情報入出力型機能部材の通信コン
    タクトが、照光部品等の出力部品を制御するための複数
    の出力ポートを有し、 前記複数の出力ポートのうちの
    2以上の出力ポートに同一の出力が割り当てられること
    を特徴とする請求項38または39に記載の電気部品。
  41. 【請求項41】 請求項2ないし5のいずれかに記載の
    電気部品を用いた非常停止制御システムにおいて、 前記情報入出力型機能部材からの情報信号に基づいて、
    制御対象を非常停止するか否かを制御する非常制御装置
    を備え、前記情報入出力型機能部材は前記非常制御装置
    に接続され、前記直接型機能部材は前記制御対象に接続
    され、操作者の前記電気部品に対する操作に応じて、前
    記直接型機能部材は前記制御対象を非常停止するととも
    に、前記非常制御装置は前記情報入出力型機能部材が前
    記操作に応じて入力または/及び出力する情報信号に基
    づき前記制御対象を非常停止することを特徴とする非常
    停止制御システム。
  42. 【請求項42】 請求項1ないし5のいずれかに記載の
    電気部品を備え、2本のバスラインを用いて電圧信号に
    よる通信信号を送受信するバス方式ネットワーク用の通
    信装置において、 通信機能を有する通信コンタクトと、この通信コンタク
    トへの信号入力用の操作部から成るスイッチ手段とを備
    え、 前記操作部が、非接触式のスイッチ接点構造を有するこ
    とを特徴とする通信装置。
  43. 【請求項43】 前記操作部が、発光素子及び受光素子
    から成るフォトインタラプタと、押し込み操作に連動し
    て前記発光素子から前記受光素子への光を遮光する遮光
    体とにより構成されていることを特徴とする請求項42
    に記載の通信装置。
  44. 【請求項44】 前記操作部が、ホール素子と、押し込
    み操作に連動して前記ホール素子に鎖交する磁束数が変
    化するマグネットとにより構成されていることを特徴と
    する請求項42に記載の通信装置。
  45. 【請求項45】 前記操作部が、磁気抵抗素子と、押し
    込み操作に連動して前記磁気抵抗素子に鎖交する磁束数
    が変化するマグネットとにより構成されていることを特
    徴とする請求項42に記載の通信装置。
  46. 【請求項46】 前記遮光体の移動により、前記発光素
    子からの光が前記受光素子に入射してから所定時間だけ
    前記発光素子への通電電流を設定値に制御する電流制御
    部と、前記遮光体の移動により、前記発光素子からの光
    が前記受光素子に入射してから前記発光素子からの光が
    遮光されるまでの間、前記通信コンタクトへの入力信号
    のレベルを保持する保持部とを備えていることを特徴と
    する請求項43に記載の通信装置。
  47. 【請求項47】 前記両バスラインに接続される前記通
    信コンタクトの2個の伝送端子間に直列に設けられた複
    数個のサージ吸収素子を備えていることを特徴とする請
    求項42ないし46のいずれかに記載の通信装置。
  48. 【請求項48】 請求項1ないし5のいずれかに記載の
    電気部品を備え、2本のバスラインを用いて電圧信号に
    よる通信信号を送受信するバス方式ネットワーク用の通
    信装置において、 通信機能を有する通信コンタクトと、この通信コンタク
    トへの信号入力用の操作部から成るスイッチ手段と、 前記両バスラインに接続される前記通信コンタクトの2
    個の伝送端子間に直列に設けられた複数個のサージ吸収
    素子とを備えていることを特徴とする通信装置。
  49. 【請求項49】 装置本体内に配設されたコイルを備
    え、複数の前記装置本体が集合配置される場合における
    前記装置本体の隣接面のほぼ中心を通る線からずれた位
    置に前記コイルが配設されていることを特徴とする請求
    項42ないし48のいずれかに記載の通信装置。
  50. 【請求項50】 請求項1ないし5のいずれかに記載の
    電気部品を備え、2本のバスラインを用いて電圧信号に
    よる通信信号を送受信するバス方式ネットワーク用の通
    信装置において、 装置本体内に配設されたコイルを備え、複数の前記装置
    本体が集合配置される場合における前記装置本体の隣接
    面のほぼ中心を通る線からずれた位置に前記コイルが配
    設されていることを特徴とする通信装置。
  51. 【請求項51】 複数の前記装置本体内に配設された前
    記コイルの発生磁束の向きが同じになるように前記各装
    置本体を集合配置したときに、前記各コイルがほぼ同一
    線上に配列され、前記各装置本体内に配設された前記コ
    イルの発生磁束の向きが隣りどおしで互いに逆になるよ
    うに前記各装置本体を集合配置したときに、前記各コイ
    ルがずれて配列されるべく、前記コイルが前記装置本体
    内に配設されていることを特徴とする請求項49または
    50に記載の通信装置。
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