WO1995017958A1 - Catalyseur pour le traitement des eaux usees, son procede de production, et procede de traitement des eaux usees au moyen d'un tel catalyseur - Google Patents

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Tohru Ishii
Kiichiro Mitsui
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Description

明 細 書 廃水処理用触媒、 その製造方法および
その触媒を用いた廃水の処理方法 技術分野
本発明は、 廃水処理用触媒、 その製造方法およびその触 媒を用いた廃水の処理方法に関する。 さ らに詳しく は、 本 発明は、 化学プラ ン ト設備、 メ ッキエ業設備、 皮革製造設 俯、 金属工業設備、 金属鉱業設備、 食品製造設備、 医薬 製造設備、 繊維工業設備、 紙パルプ工業設備、 染色染料ェ 業設備、 電子工業設備、 機械工業設備、 印刷製版設備、 ガ ラス製造設備、 写真処理設備等から排出される廃水を浄化 処理する場合に用いられる。 特に廃水の浄化方法の中でも 触媒湿式酸化処理の方法で該廃水を浄化する場合に用いら れ、 この場合の廃水中の有機物および Ζまたは無機 C 0 D 成分を分解するための触媒、 および該触媒の製造方法に関 して、 さ らには該廃水を該触媒の存在下に湿式酸化処理す る該廃水の浄化方法に関する ものである。 背景技術
従来、 廃水の処理方法と して、 活性汚泥法と広く一般的 に呼ばれる生物的処理法、 および焼却による燃焼処理法、 チンマ一マン法と呼ばれる無触媒湿式酸化処理法などが知 られている。
生物的処理法は、 有機物等の分解に長時間を要し、 また ア ンモニアなどの難分解性窒素化合物の処理のためには複 雑な工程を要し、 しかも藻類、 バクテリア等の微生物の生 育に適した濃度に廃水を希釈したり、 微生物の生育に適し た p Hに廃水を調節するなどの必要があるため処理施設の 設置面積が広大になる等の欠点がある。
燃焼処理法は、 燃焼のための燃料費等のコス トがかかる うえ、 排ガス等の二次公害の問題などの欠点がある。
チ ンマーマ ン法と呼ばれる無触媒湿式酸化処理法は、 高 温高圧下で廃水を酸素ガスの存在下に処理し、 有機物およ び Zまたは無機 C O D成分等を酸化も しく は酸化分解させ る方法であり、 優れた処理方法ではあるが、 一般的に処理 効率が低いため二次処理設備を必要とする場合が多分にあ
O o
このため、 この湿式酸化処理法において処理効率を向上 させることを主たる目的と して各種の触媒を使用する方法 が提案されている。 特に固体触媒を用いた湿式酸化法 (以 下、 触媒湿式酸化処理と も記載する) はその高い廃水の浄 化性ならびに優れた経済性等の面から近年特に注目されて いる。 こ こで提案されている従来の触媒は、 パラジウム、 白金等の貴金属類をアルミ ナ、 シリ カ、 シリ カゲル、 活性 炭等の担体に担持した触媒である (特開昭 4 9 一 4 4 5 5 6号、 特開昭 4 9 一 9 4 1 5 7号) 。 しかしながら、 廃水は、 一般に、 含有される成分の種類 が同じであることは希であり、 例えば、 窒素原子や、 硫黄 原子、 ハロゲン原子を含まない有機物以外に窒素含有化合 物、 硫黄含有化合物、 ハロゲン含有化合物等が廃水に含ま れている場合も多く 生じる。
しかし、 上記の触媒のみを使用するだけでは、 これらの 成分を充分に処理することができないことが多いものであ つた。
上に挙げた従来の方法では、 各種化学ブラ ン ト廃水等に 多く含まれるァ ミ ン化合物、 ア ミ ド化合物、 ア ミ ノ酸化合 物等の有機窒素化合物、 も しく はア ンモニア、 ヒ ドラジン 等の無機窒素化合物などの窒素含有化合物を含む廃水 ; 石 油化学系および写真廃水系等の廃水に多く含まれるチォ硫 酸および亜硫酸、 硫化物などの無機硫黄化合物、 界面活性 剤および溶剤などに多く使用される有機硫黄化合物などの 硫黄含有化合物を含む廃水 ; 洗浄剤およびフアイ ンケ ミ カ ル系などの廃水に多く含まれる有機ハロゲン化合物などの ハロゲン含有化合物を含む廃水などの種々の廃水の処理に 関しては、 特に処理効率が充分ではなかった。 また、 上記 の従来の触媒湿式酸化処理では、 本発明者らの検討によれ ば長期使用により、 触媒の強度の低下および破砕粉化を生 じ、 さ らに触媒の溶解を生ずる場合もあり、 耐久性に劣り 実用的ではなかった。
また、 その他に問題を解決する技術と して、 チタニアま たはジルコニァを担体と して用いる方法が提案されている
(特開昭 5 8— 6 4 1 8 8号) 。 これによると、 球状また は円筒状のチタニアまたはジルコニァの担体にパラ ジウム 白金等の貴金属、 鉄、 コバル ト等の重金属を担持した触媒 が開示され、 従来の担体と比べて優れた強度を有すること が記載されている。 しかしながら、 これらの触媒はいずれ も触媒活性および耐久性において未だ充分満足できるもの ではなかった。
これらの問題を解決しょうと して、 本発明者らは既に、 チタ ンと ジルコニウムの複合酸化物と、 パラ ジゥムおよび 白金等の貴金属類および またはコバル ト、 ニッケル等の 重金属類からなる触媒を用いた廃水の処理方法 (特公平 3 一 3 4 9 9 7号) ; 鉄とチタ ン、 ゲイ素およびジルコニゥ ムよりなる群から選ばれる少なく とも一種の元素を含む酸 化物と、 パラ ジウムおよび白金等の貴金属類および Zまた はコバル ト、 ニッケル等の重金属類からなる触媒およびそ の触媒を用いた廃水の処理方法 (特開平 5 - 1 3 8 0 2 7 号) を提案した。 これらの触媒はいずれも触媒活性が高く 耐久性においても高いものである力 廃水の処理における 経済性および浄化効率の向上がなされれば、 さ らに好ま し い結果を得ることができる。
また、 一般に廃水の触媒湿式酸化処理においてはコス ト の面からステン レス綱などの反応管等が使用される力 <、 こ のものは酸性域では腐食に弱いために廃水の p Hはアル力 リ域に調整されて反応に供されている場合が多い。 特に窒 素含有化合物、 硫黄含有化合物、 ハロゲン含有化合物を含 む廃水は、 該処理により、 硝酸イオ ン、 硫酸イオン、 ハロ ゲン化物イオン等を生成するため、 酸性域での処理が困難 な場合が多い。 しかし、 この場合、 これらの触媒の中には、 アル力 リ域の使用において充分な耐久性および処理活性で ないものもあり、 廃水がアルカ リ域にあっても充分な耐久 性および処理活性等を有する触媒が望まれている。
したがって、 本発明の目的は、 新規な廃水処理用触媒、 その製造方法およびその触媒を用いた廃水の処理方法を提 供することにある。
本発明の他の目的は、 触媒湿式酸化処理において、 窒素 原子や、 硫黄原子、 ハロゲン原子を含まない炭化水素系有 機物以外に、 窒素含有化合物、 硫黄含有化合物、 ハロゲン 含有化合物等が含まれている処理の困難な廃水においても, 言い換えれば如何なる種類の有機物およびノまたは無機 C 0 D成分等の河川等を汚染する有害物質を含有する廃水に おいても浄化性高く廃水を処理し、 なおかつ経済性にも優 れた廃水の処理方法を提供することにあり、 このためによ り触媒活性が高く 、 耐久性および耐ァルカ リ性に優れた廃 水処理用触媒、 その製造方法およびその触媒を用いた廃水 の処理方法を提供することにある。
本発明のさ らに他の目的は、 より触媒活性が高く 、 耐久 性および耐ァルカ リ性に優れた廃水処理用触媒、 特に有機 窒素化合物、 硫黄含有化合物および有機ハロゲン化合物に 対して触媒活性が高く 、 耐久性および耐アルカ リ性に優れ た廃水処理用触媒の使用方法に関する触媒湿式酸化処理に よる廃水の処理方法を提供することにある。 発明の開示
上記諸目的は、 マンガンの酸化物と、 鉄、 チタ ンおよび ジルコニウムよりなる群から選ばれた少なく とも 1種の金 属の酸化物と、 を含有してなる廃水処理用触媒により達成 される。
上記諸目的は、 マンガンの酸化物と、 鉄とチタ ンの複合 酸化物およびノまたは鉄とジルコニウムの複合酸化物と、 を含有してなる廃水処理用触媒により達成される。
上記諸目的は、 マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコ二 ゥムよりなる群から選ばれた少なく とも 1種の金属と、 か らなる複合酸化物を含有してなる廃水処理用触媒により達 成される。
上記諸目的は、 マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコ二 ゥムよりなる群から選ばれた少なく とも 1種の金属と、 か らなる複合酸化物と、 さ らに鉄、 チタ ンおよびジルコニゥ ムよりなる群から選ばれた少なく と も 1種の金属の酸化物 および Zまたは複合酸化物を含有してなる廃水処理用触媒 により達成される。
上記諸目的は、 マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコ二 ゥムよりなる群から選ばれた少なく と も 1種の金属と、 か らなる複合酸化物と、 さ らにマンガンの酸化物を含有して なる廃水処理用触媒により達成される。
上記諸目的は、 前記触媒にさ らに鉄、 チタ ンおよびジル コニゥムよりなる群から選ばれた少なく とも 1種め金属の 酸化物および Zまたは複合酸化物を含有してなる廃水処理 用触媒により達成される。
上記諸目的は、 マンガンの酸化物前駆体と、 鉄、 チタ ン およびジルコニウムよりなる群から選ばれた少なく とも 1 種の金属の酸化物前駆体とを、 酸化性雰囲気中で 3 0 CTC 以上の温度で熱処理することによりなる廃水処理用触媒の 製造方法により達成される。 '
上記諸目的は、 マンガンの酸化物前駆体と、 鉄とチタ ン の複合酸化物前駆体およびノまたは鉄とジルコニウムとの 複合酸化物前駆体とを、 酸化性雰囲気中で 3 0 0て以上の 温度で熱処理するこ とによりなる廃水処理用触媒の製造方 法により達成される。
上記諸目的は、 マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコ二 ゥムよりなる群から選ばれた少なく とも 1種の金属の複合 酸化物前駆体とを、 酸化性雰囲気中で 3 0 0 °C以上の温度 で熱処理することによりなる廃水処理用触媒の製造方法に より達成される。
上記諸目的は、 マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコ二 ゥムよりなる群から選ばれた少なく とも 1種の複合酸化物 前駆体またはこれを熱処理して得られる触媒に、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれた少なく と も
1種の金属の酸化物前駆体および または複合酸化物前駆 体とを、 酸化性雰囲気中で 3 0 0 C以上の温度で熱処理す るこ とによりなる廃水処理用触媒の製造方法により達成さ れる。
上記諸目的は、 マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコ二 ゥムよりなる群から選ばれた少なく とも 1種の金属の複合 酸化物前駆体またはこれを熱処理して得られる触媒に、 さ らに、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ば れた少なく とも 1種の金属の酸化物前駆体および Zまたは 複合酸化物前駆体を加えてなるものに、 さ らに、 マンガン の酸化物前駆体とを加え、 酸化性雰囲気中で 3 0 0 °C以上 の温度で熱処理することによりなる廃水処理用触媒の製造 方法により達成される。
上記諸目的は、 廃水が 1 4 0 °C以上かつ 3 7 0 °C未満の 温度で廃水が液相を保持する圧力下で、 前記触媒の存在下 に分子状酸素含有ガスにより廃水を湿式酸化処理すること よりなる廃水の処理方法により達成される。 図面の簡単な説明
図 1 は、 本発明による廃水の処理方法の一実施態様を示 すフローシ一 トである。 発明を実施するための最良の形態 本発明の第 1の廃水処理用触媒は、 マンガンの酸化物と、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれる少 なく とも 1種の金属の酸化物を含有するものである。 すな わち、 マンガンの酸化物と、 鉄、 チタ ンおよびジルコニゥ ムよりなる群から選ばれる少なく と も 1種の金属の酸化物 を併用することによつて触媒活性および耐久性に優れた触 媒となる。
各成分の比率は特に限定されないが、 マンガンの酸化物 が M n 09 換算と して 0. 0 5〜 5 0重量%、 鉄、 チタ ン およびジルコニウムよりなる群から選ばれる少なく と も 1 種の金属の酸化物が F e 2 03 、 T i 02 、 および Z r O 2 換算と してその合計で 9 9. 9 5〜 50重量%である場 合が効果的であり、 好ま しく はマンガンの酸化物が M n 0 2 換算と して 0. 5〜 30重量%、 鉄、 チタ ンおよびジル コニゥムよりなる群から選ばれる少なく とも 1種の金属の 酸化物が F e 2 03 、 T i 02 、 および Z r 02 換算と し てその合計で 9 9. 5〜 7 0重量%であり、 より好ま しく はマンガンの酸化物が M n 0 換算と して 1〜 20重量% 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれる少 なく とも 1種の金属の酸化物が F eり 0 、 T i 02 、 お よび Z r 02 換算と してその合計で 9 9〜 80重量%の組 成を有する ものである。 マンガンの酸化物の割合が、 M n 02 換算と して 0. 0 5重量%未満である場合は、 本発明 による ところの触媒湿式酸化処理する条件下で該触媒を使 用したときに、 触媒の活性が充分でなく 、 5 0重量%より も多い場合は、 本発明によるところの触媒湿式酸化処理す る条件下で該触媒を使用したときに、 触媒の活性は充分で あるが、 該触媒の形状維持のための機械的強度が低下する という欠点を有する。 したがって、 触媒が具備すべき種々 の条件を考慮して上記好ま しい範囲からマンガンの酸化物 と、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれ る少なく と も 1種の金属の酸化物の使用割合が決定される < 本発明の第 2の廃水処理用触媒は、 マンガンの酸化物と 鉄とチタ ンの複合酸化物およびノまたは鉄とジルコニウム の複合酸化物と、 を含有する ものである。 すなわち、 マ ン ガンの酸化物と、 鉄とチタ ンの複合酸化物および または 鉄とジルコニウムの複合酸化物と、 を併用するこ とによつ て触媒活性および耐久性に優れた触媒となる。
各成分の比率は特に限定されないが、 マンガンの酸化物 が Μ η θ 換算と して 0. 0 5〜 50重量%、 鉄とチタ ン の複合酸化物および Zまたは鉄とジルコニウムの複合酸化 物が F e 2 03 、 T i 02 、 および Z r O 2 換算と してそ の合計で 9 9. 9 5〜 50重量%である場合が効果的であ り、 好ま しく はマンガンの酸化物が M n 02 換算と して 0 5〜 30重量%、 鉄とチタ ンの複合酸化物および Zまたは 鉄とジルコニゥムの複合酸化物が F e 2 03 、 T i 0つ 、 および Z r 〇 9 換算と してその合計で 9 9. 5〜 7 0重量 %であ り、 よ り好ま しく はマ ンガンの酸化物が M n 0 2 換 算と して 1 〜 2 0重量%、 鉄とチタ ンの複合酸化物および または鉄とジルコニウムの複合酸化物が F e 2 0 3 > T i O 2 、 および Z r O 2 換算と してその合計で 9 9〜 8 〇 重量%の組成を有する ものである。 マンガンの酸化物の割 合が、 M n Oつ 換算と して 0 . 0 5重量%未満である場合 は、 本発明によるところの触媒湿式酸化処理する条件下で 該触媒を使用したときに、 触媒の活性が充分でなく 、 5 0 重量%より も多い場合は、 本発明によるところの触媒湿式 酸化処理する条件下で該触媒を使用したときに、 触媒の活 性は充分であるが、 該触媒の形状維持のための機械的強度 が低下するという欠点を有する。 したがって、 触媒が具備 すべき種々の条件を考慮して上記好ま しい範囲からマンガ ンの酸化物と、 鉄とチタ ンの複合酸化物および または鉄 とジルコニウムの複合酸化物の使用割合が決定される。
本発明の第 3の廃水処理用触媒は、 マンガンと、 鉄、 チ タ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれる少なく と も 1種の金属と、 からなる複合酸化物を含有するものであ る。 すなわち、 マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコニゥ ムよりなる群から選ばれる少なく とも 1種の金属と、 から なる複合酸化物を併用するこ とによつて触媒活性および耐 久性に優れた触媒となる。
各成分の比率は特に限定されないが、 マ ンガンの複合酸 化物が M n 0 2 換算と して◦ . 0 5〜 5 0重量%、 鉄、 チ タ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれる少なく と も 1種の金属の複合酸化物が F e 2 03 、 T i 02 、 およ び Z r 02 換算と してその合計で 9 9. 9 5〜 5 0重量% である場合が効果的であり、 好ま しく はマンガンの複合酸 化物が M n Oつ 換算と して 0. 5〜 3 0重量%、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれる少なく と も 1種の金属の複合酸化物が F e 2 03 、 T i 02 、 および Z r 02 換算と してその合計で 9 9. 5〜 7 0重量%であ り、 より好ま しく はマ ンガンの複合酸化物が M n 02 換算 と して 1〜 2 0重量%、 鉄、 チタンおよびジルコニウムよ りなる群から選ばれる少なく とも 1種の金属の複合酸化物 が F e 2 03 、 T i 09 、 および Z r 02 換算と してその 合計で 9 9〜 80重量%の組成を有する ものである。 マン ガンの複合酸化物の割合が、 M n 02 換算と して 0. 0 5 重量%未満である場合は、 本発明によるところの触媒湿式 酸化処理する条件下で該触媒を使用したときに、 触媒の活 性が充分でなく 、 50重量%より も多い場合は、 本発明に よるところの触媒湿式酸化処理する条件下で該触媒を使用 したときに、 触媒の活性は充分であるが、 該触媒の形状維 持のための機械的強度が低下するという欠点を有する。 し たがって、 触媒が具備すべき種々の条件を考慮して上記好 ま しい範囲からマ ンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコニゥ ムよりなる群から選ばれる少なく とも 1種の金属と、 から なる複合酸化物の使用割合が決定される。 本発明の第 4の廃水処理用触媒は、 上記第 3の廃水処理 用触媒に、 さ らに鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる 群から選ばれる少なく とも 1種の金属の酸化物および ま たは複合酸化物を含有する ものである。 すなわち、 マンガ ンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ば れる少なく と も 1種の金属と、 からなる複合酸化物に、 さ らに鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれ る少なく と も 1種の金属の酸化物および または複合酸化 物を併用することによって触媒活性および耐久性に優れた 触媒となる。
各成分の比率は特に限定されないが、 マ ンガンの複合酸 化物が M n 02 換算と して 0. 0 5〜 50重量%、 鉄、 チ タ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれる少なく と も 1種の金属の酸化物および/"または複合酸化物が F'e 2 03 、 T i 09 、 および Z r 02 換算と してその合計で 9 9. 9 5〜 5 0重量%である場合が効果的であり、 好ま し く はマンガンの複合酸化物が M n 02 換算と して 0. 5〜 3 0重量%、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群か ら選ばれる少なく と も 1種の金属の酸化物および または 複合酸化物が F e 2 03 、 T i 02 、 および Z r 02 換算 と してその合計で 9 9. 5〜 7 0重量%であり、 より好ま しく はマンガンの複合酸化物が M n 0 換算と して 1〜 2 0重量%、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から 選ばれる少なく と も 1種の金属の酸化物および または複 合酸化物が F e 2 03 、 T i 02 、 および Z r 02 換算と してその合計で 9 9〜 80重量%の組成を有する ものであ る。 マンガンの複合酸化物の割合が、 M n 02 換算と して 0. 0 5重量%未満である場合は、 本発明によるところの 触媒湿式酸化処理する条件下で該触媒を使用したときに、 触媒の活性が充分でなく 、 50重量%ょり も多い場合は、 本発明によるところの触媒湿式酸化処理する条件下で該触 媒を使用したときに、 触媒の活性は充分であるが、 該触媒 の形状維持のための機械的強度が低下するという欠点を有 する。 したがって、 触媒が具備すべき種々の条件を考慮し て上記好ま しい範囲からマンガンの複合酸化物の使用割合 ならびに鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選 ばれる少なく とも 1種の金属の酸化物および Zまたは複合 酸化物の使用割合が決定される。
本発明の第 5の廃水処理用触媒は、 上記第 3または第 4 の廃水処理用触媒に、 さ らにマンガンの酸化物を含有する ものである。 すなわち、 第 3または第 4の廃水処理用触媒 に、 さ らにマ ンガンの酸化物を併用するこ とによって触媒 活性および耐久性に優れた触媒となる。
各成分の比率は特に限定されないが、 マンガンの酸化物 および複合酸化物が M n 02 換算と して 0. 0 5〜 5 0重 量%、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ば れる少なく とも 1種の金属の酸化物および Zまたは複合酸 化物が F e 2 03 、 T i 02 、 および Z r 〇 9 換算と して その合計で 9 9. 9 5〜 5 0重量%である場合が効果的で あり、 好ま しく はマンガンの酸化物および複合酸化物が M n 02 換算と して 0. 5〜 3 0重量%、 鉄、 チタ ンおよび ジルコニウムよりなる群から選ばれる少なく と も 1種の金 属の酸化物およびノまたは複合酸化物が F e 2 03 、 T i 02 、 および Z r O。 換算と してその合計で 9 9. 5〜 7 0重量%であり、 より好ま しく はマンガンの酸化物および 複合酸化物が M n 02 換算と して 1〜 20重量%、 鉄、 チ タ ンおよびジルコニウムよりなる群から選ばれる少なく と も 1種の金属の酸化物および Ζまたは複合酸化物が F e 2 03 、 T i 0 、 および Z r 02 換算と してその合計で 9 9〜 8◦重量%の組成を有する ものである。 マンガンの酸 化物および複合酸化物の割合が、 M n 02 換算と して 0. 0 5重量%未満である場合は、 本発明によるところの触媒 湿式酸化処理する条件下で該触媒を使用したときに、 触媒 の活性が充分でなく 、 5 0重量%より も多い場合は、 本発 明によるところの触媒湿式酸化処理する条件下で該触媒を 使用したときに、 触媒の活性は充分であるが、 該触媒の形 状維持のための機械的強度が低下するという欠点を有する, したがって、 触媒が具備すべき種々の条件を考慮して上記 好ま しい範囲からマンガンの酸化物および複合酸化物の使 用割合、 ならびに鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる 群から選ばれる少なく と も 1種の金属の酸化物および Zま たは複合酸化物の使用割合が決定される。 本発明に係る廃水処理用触媒は、 上記第 1 〜 5の廃水処 理用触媒に、 ルテニウム、 ロジウム、 ノ、。ラジウム、 イ リ ジ ゥムおよび白金よりなる群から選ばれる元素の少なく と も 1種の金属および またはその金属の化合物を含有するこ ともある。
この貴金属元素類は、 触媒成分酸化物の合計量 1 0 0重 量部に対して、 それぞれ 0 . 0 5 〜 1 0重量部、 好ま しく は 0 . 1 〜 2 . 5重量部の範囲で含有せしめることが効果 的である。 0 . 0 5重量部未満である場合には、 貴金属元 素類の効果が少なく 、 触媒の活性が向上しないものであり . 1 0重量部を越える場合には、 触媒費の上昇に見合った触 媒の性能向上が得られないため経済的に好ま しく ない。 ま た、 触媒の耐久性ならびに触媒の機械的強度も低下する も のである。
本発明に係る触媒は、 いずれも該触媒の前駆体中に含有 される物質および不純物、 ならびに該触媒製造工程中に混 入する物質および不純物などが不純物と して含有されるこ とがある。 例えば、 ゲイ素、 アルミ ニウム、 硫黄、 ハロゲ ン、 ナ ト リ ウム、 カ リ ウム、 カノレシゥム、 マグネ シウム、 窒素、 クロム、 ニッケルなどの物質があるが、 これらを微 量含有しても、 本発明によるところの触媒の物性に大き く 影響を与えるものでない限り、 特に触媒と しての効果に何 ら差し障りのないものである。
本発明に係る触媒は、 例えばペレツ ト状、 粒状、 球状も しく はリ ング状のもの、 またはハニカムなどの一体構造体 等、 種々の形状の物に成形して使用することができる。 ま た、 上記形状を有する無機酸化物担体、 金属担体等に担持 して使用すること もできる。 また、 触媒を成形する場合、 触媒に無機酸化物を添加し成形するこ とができ る。 この場 合、 無機酸化物は、 ガラス繊維等の成形助材と同じように 本発明に係る触媒成分と混合し、 成形して使用することも 可能であり、 この場合、 触媒の成形性および機械的強度等 を向上させるのに有効である。
無機酸化物と しては、 コバル ト、 ニッケル、 ク ロム、 銅、 錫、 ニオブ、 ノく'リ ウム、 ラ ンタ ン、 セ リ ウム、 プラセォジ ゥム、 アル ミ ニウム、 ゲイ素、 ナ ト リ ウム、 カ リ ウム等を 含む酸化物、 これらの複合酸化物、 ガラス繊維等を挙げら れる。 これらの無機酸化物は本発明の触媒成分と混合して 成形して使用することも可能であり、 この場合、 触媒の成 形性、 機械的強度等を向上させるのに有効である。
これらの無機酸化物 (チタ ン、 ジルコニウム、 鉄、 マ ン ガンの元素の酸化物類は除く ) は、 触媒成分と混合し、 成 形して使用する場合には、 触媒全量に対して、 好ま しく は
7 0 〜 0 . 0 1重量%、 よ り好ま し く は 1 0 〜 0 . 1重量 %である。 7 0重量%を越える場合は、 触媒と しての効果 が減少するものであり、 0 . 0 1重量%未満である場合は 不純物とみなすこ とができ る ものである。
これらの無機酸化物担体 (チタ ン、 ジルコニウム、 鉄、 マンガンの元素の酸化物類は除く ) も しく は金属担体は、 これらに本発明に係る触媒成分を担持して使用する場合に は、 触媒全量に対して、 好ま しく は 9 9. 5〜 2 0重量%. より好ま しく は 9 5〜 5 0重量%であるときに効果的であ る。 9 9. 5重量%を越える場合は、 触媒と しての効果が 減少する ものであり、 2 0重量%未満である場合は、 担体 と しての効果が少なく 、 触媒と しての形状を維持するため の機械的強度が減少する ものである。
本発明に係る粒状および球状の触媒と しては、 好ま しく は平均粒径 1〜 1 O mm、 より好ま しく は 2〜 7 mmであ る。 平均粒径が 1 m m未満であると触媒を充填したときの 反応塔の圧力損失が増加し、 また 1 0 mmより も大きい場 合には充分な幾何学的表面積をとれず、 接触効率が低下し 充分な処理能力が得られなく なる。
本発明に係るぺ ッ ト状の触媒と しては、 好ま しく は平 均径 1〜: L 0 mm、 より好ま しく は 3〜 8mmで、 好ま し く は平均長さ 2〜 1 5 mm、 より好ま しく は 3〜: L O mm である。 平均径が 1 m m未満または平均長さが 2 m m未満 であると圧力損失が増加し、 また平均径が 1 ◦ mmより も 大きいも しく は平均長さが 1 5 mmより も大きい場合には 充分な幾何学的表面積をとれず、 接触効率が低下し、 充分 な処理能力が得られなく なる。
本発明に係る リ ング状の触媒と しては、 好ま しく は平均 外径 4〜 1 5 mm、 より好ま しく は 6〜 1 2 mmで、 好ま 8
しく は平均長さ 2〜 1 5 m m、 より好ま しく は 3〜: L O m mで、 好ま しく は平均肉厚 0. 5〜 5 mm、 より好ま しく は 1〜4 mmである。 平均外径が 4 mm未満または平均長 さが 2 m m未満であると圧力損失の增加ならびに成形性が 困難であり、 また平均外径が 1 5 m mより も大きいも しく は平均長さが 1 5 m mより も大きい場合には充分な幾何学 的表面積をとれず、 接触効率が低下し、 充分な処理能力が 得られなく なる。 また平均肉厚が 0. 5 mm未満の場合に は圧力損失が小さ く なり、 触媒を軽量化できるという利点 があるが触媒の機械的強度が低下することがあり、 平均肉 厚が 5 mmを越える場合には機械的強度は充分であるが、 充分な幾何学的表面積をとれず、 接触効率が低下し、 充分 な処理能力が得られなく なる。
本発明に係るハニカム状触媒の形状と しては、 貫通孔の 相当直径が 2〜 2 0 m m、 セル肉厚が 0. l〜 3 mmおよ び開孔率が 5 0〜 9 0 %の範囲が好ま しい。 さ らに貫通孔 の相当直径が 2. 5〜 1 5 m m、 セル肉厚が 0. 5〜 3 m mおよび開孔率が 5 0〜 9 0 %の範囲であることがより好 ま しい。 貫通孔の相当直径が 2 mm未満である場合には圧 力損失が大き く 、 また相当直径が 2 0 mmを越える場合に は圧力損失は小さ く なるが、 接触効率が低下して吸着効率 が低く なる。 またセル肉厚が 0. 1 mm未満の場合には圧 力損失が小さ く なり、 触媒を軽量化できるという利点があ るが、 触媒の機械的強度が低下する欠点もある。 セル肉厚 が 3 m mを越える場合には機械的強度は充分であるが、 圧 力損失が大き く なることがある。 開孔率についても上記と 同様の理由から 5 0〜 9 0 %の範囲が好ま しい。
本発明に係る触媒の B r u n a u e r - E m m e t t - T e 1 1 e r (以下、 B E Tという) 法比表面積は、 好ま しく は 5〜 2 0 0 m2 であり、 より好ま しく は 1 0〜 l S O m Z gであり、 さ らに好ま しく は 3 0〜 1 2 0 m 2 Z gである。 5 m2 g未満の場合には被処理物質と触 媒との接触効率が低下し、 触媒の活性が低下する ものであ り、 また 2 0 0 m2 gより も大きい場合には触媒の機械 的強度が弱く なる。
次に、 本発明の廃水処理用触媒の製造方法について説明 する。
本発明に係る触媒の製造方法は特に限定されるものでは なく 、 種々の製造方法で作成することができる。 基本的に はマンガン元素を有する化合物とチタ ンおよびノまたはジ ルコニゥムおよび/ /または鉄の元素を含有する化合物とを 混合したのち、 場合により乾燥した後、 さ らに酸化性雰囲 気中で焼成して調製される。
なお、 上記の混合ののち、 乾燥、 焼成の行程は全ての同 様の手順で行うので、 以下においては省略し、 マンガン元 素を含有する化合物とチタ ンおよび またはジルコニウム 元素および Z鉄元素を含有する化合物の混合方法を例にと り具体的に説明する。 ( A ) マ ンガン元素を含有する化合物の水溶液とチタ ン および またはジルコニウム元素を含有する化合物および または鉄元素を含有する化合物の水溶液とを混合し、 ァ ンモニァ水または水酸化ナ ト リ ゥム水溶液等のアル力 リで p H調整し、 上記化合物を水酸化物と して共沈する。 すな わち、 共沈法で調製する。
( B ) マンガン元素を含有するゲル状も しく は固体の水 酸化物、 硝酸塩、 炭酸塩、 有機酸塩、 塩化物、 酸化物など の化合物と、 チタ ンおよび またはジルコニウム元素およ びノまたは鉄元素を含有するゲル状または固体の水酸化物, 硝酸塩、 有機酸塩、 塩化物、 酸化物などの化合物を緊密に 混合し、 練り合わせる混練り法で調製する。
( C ) チタ ンおよび またはジルコニウム元素および または鉄元素を含有するゲル状または固体の水酸化物、 硝 酸塩、 有機酸塩、 塩化物、 酸化物などの化合物にマンガン 元素を含有する化合物の水溶液を添加する添加法で調製し てもよく 、 また逆にマ ンガン元素を含有するゲル状または 固体の水酸化物、 硝酸塩、 有機酸塩、 塩化物、 酸化物など の化合物に、 チタ ンおよび Zまたはジルコニウム元素およ び または鉄元素を含有する化合物の水溶液を添加する添 加法で調製する。
( D ) チタ ンおよび Zまたはジルコニウム元素および Z または鉄元素を含有する酸化物などの化合物の成形体に、 マンガン元素を含有する化合物の水溶液を含浸する含浸法 で調製する。
( E ) 上記方法を組み合わせて調製する等の方法を挙げ る こ とができ る。
なお、 特に限定されるものではないが、 さ らに触媒系に マンガン元素および Zまたはチタ ンおよび またはジルコ ニゥム元素および または鉄元素を導入する際、 または貴 金属元素類を導入する際には、 当該元素を含有する化合物 を上記 (A ) 〜 ( E ) 記載の方法において任意の時機に添 加すればよい。 すなわち、 マ ンガン元素を含有する化合物 および またはチタ ンおよび またはジルコニウム元素お よびノまたは鉄元素を含有する化合物、 も しく はその一部 を当該元素を含有する化合物で置き換えて使用してもよい し、 複数回操作を行ってもよい。 また各種化合物の添加順 序についても適宜選択すればよい。
本発明に係る触媒は、 ①マ ンガンと鉄が緊密に混合され た形で酸化物およびノまたは複合酸化物を形成したもの、 ②マンガンとチタ ンおよびノまたはジルコニウムが緊密に 混合された形で酸化物および Zまたは複合酸化物を形成し たもの、 ③マンガンと鉄とチタ ンおよびノまたはジルコ二 ゥムが緊密に混合された形で酸化物および //または複合酸 化物を形成したものの中より選ばれる少なく と も 1種であ り、 これによ り構成する各成分の単独の酸化物は見られな い特異な物性が特に発現する。 このこ とによ り、 該触媒を 廃水処理用触媒と して使用した場合、 触媒活性の向上なら O
びに耐久性、 耐アルカ リ性の向上および該触媒の機械的強 度の向上が顕著になるという効果を奏したものと推定され る。 特に本発明による触媒では作成した触媒の X線回折を 測定するとマンガンと思われる酸化物のピークが現れない か、 あるいは現れても単にマンガン酸化物と他の酸化物を 混合しただけのものの X線回折のピーク と比較して非常に 弱いピーク強度しか示さないものであった。 このことカヽら 推察して本発明のマンガンの酸化物はただ単にマ ンガンの 酸化物と存在しているのではなく 、 チタ ンおよび Zまたは ジルコニウムおよび zまたは鉄と複合酸化物を形成してい る ものと考えられる。
他方、 本発明に係る触媒では、 鉄とチタ ンの複合酸化物. 鉄と ジルコニゥムの複合酸化物、 チタ ンと ジルコニウムの 複合酸化物ならびに鉄とチタ ンとジルコニウムの複合酸化 物が含有される触媒がある。 これらの複合酸化物を使用し た場合には、 単独の酸化物だけを使用した場合には見られ ない特異な物性が発現することがある。 特に、 鉄とチタ ン および またはジルコニウムの複合酸化物は、 それ単独の それぞれ酸化物を使用した場合には見られない特異な物性 が発現する。 鉄の酸化物との比較では、 これらの複合酸化 物を使用した場合には触媒と して成形した場合、 この得ら れた成形物に強い機械的強度が得られる特徴が現れる。 ま た、 チタ ンの酸化物またはジルコニウムの酸化物との比較 では、 湿式酸化処理した場合に、 鉄との複合酸化物と して 用いた触媒の方がより耐アル力 リ性に優れ、 また処理活性 も向上する特徴が現れる。 このため、 本発明に係る触媒で は、 これらの元素を単独の酸化物と して用いるよ も、 複 合酸化物と して用いた方がより好ま しい。
この場合の鉄とチタ ンの複合酸化物、 鉄とジルコニウム の複合酸化物、 チタ ンとジルコニウムの複合酸化物ならび に鉄とチタ ンと ジルコニウムの複合酸化物とは、 これらの 元素が緊密に混合された形で酸化物を形成したものである ( この時、 これらの化合物の X線回折を測定すると、 これら の化合物の X線回折の結果は、 単独の酸化物では得られな い複合酸化物と してのピークが得られる力、、 あるいはこの ピークが得られなく とも、 別々に同様の方法で作成したこ れらの酸化物を、 単純に混合しただけのものの酸化物の X 線回折のピークより も弱いピーク強度しか得られないもの である。 このことから推察してこれらの元素を緊密に混合 した形で酸化物を形成したものは、 複合酸化物を形成して いるものと考えられる。
本発明に係る触媒におけるマンガンの酸化物の前駆体と しては、 各種マンガンを含有する化合物を用いることがで き、 マンガンの水酸化物、 硝酸塩、 炭酸塩、 有機酸塩、 塩 化物、 硫酸塩などの化合物も しく は活性二酸化マンガン、 電解二酸化マンガンなどの酸化物、 も しく は過マンガン酸 カ リ ウムなどの複合酸化物等がある。 チタ ンまたはジルコ 二ゥムの酸化物の前駆体と しては、 水酸化物、 硫酸塩も し く は塩化物などの化合物、 チタニアも しく はジルコニァな どの酸化物、 またはチタ ン酸バリ ウムなどの複合酸化物等 がある。 鉄の酸化物の前駆体と しては、 水酸化物、 硝酸塩、 有機酸塩、 塩化物、 硫酸塩などの化合物も しく は酸化第一 鉄、 酸化第二鉄、 四三酸化鉄などの酸化物等がある。 貴金 属元素類の原料と しては水酸化物、 硝酸塩、 炭酸塩、 有機 酸塩、 塩化物、 硫酸塩、 酸化物などの化合物および金属が ¾» o
また本発明に係る触媒の成形方法は特に限定される もの ではなく 、 種々の成形方法によつて触媒を作成すること力く でき、 目的とする触媒の形状によって適した成形機を使用 する。
さ らに本発明に係る触媒は製造するにあたり、 上記 (A ) 〜 ( E ) の調製方法で得られたマンガンの酸化物および またはマンガンの酸化物の前駆体と、 チタ ン、 ジルコニゥ ム、 鉄よりなる群から選ばれる少なく と も 1種の酸化物お よびノまたはその酸化物の前駆体とを、 酸化性雰囲気中に て 3 0 0〜 5 5 0 °C、 好ま しく は 3 5 0〜 5 0 0 °Cで熱処 理することによる廃水処理用触媒の製造方法を採用する。 すなわち触媒を調製も しく は成形する場合に、 特にマンガ ンの酸化物およびノまたはマンガンの酸化物の前駆体を含 有した触媒の前駆体を、 酸化性雰囲気中にて 3 0 0 °C以上 5 5 0 °C以下で焼成することが効果的である。 酸化性雰囲 気中で焼成するには、 好ま しく は酸素含有ガスの供給下で 焼成するのが効果的であり、 さ らには酸素含有ガスは空気 であることが好ま しい。 またこの場合の焼成時間は、 触媒 をむらなく 均一に焼成する必要性から 1時問以上であるこ とが好ま しい。 さ らに好ま しく は焼成温度は 3 5 0〜 5 0 〇 °C、 焼成時間は 1 〜 5時問である。 焼成温度が 3 0 〇 未満も しく は焼成時間が 1時間未満である場合は、 触媒の 機械的強度が低下し、 なおかつ触媒の活性が低下するため に好ま しく なく 、 さ らに該処理の触媒を湿式酸化処理に使 用した場合、 初期に触媒成分が水に溶解することがあるた め好ま しくない。 また 5 5 0てより も高い場合には触媒の 活性が低下し、 なおかつ触媒の耐久性も低下する場合があ る。 本発明に係る触媒の製造方法における酸化性雰囲気中 での触媒の熱処理は、 前もって焼成炉等を用いて行っても よく 、 また湿式酸化反応塔内に充填した後に反応塔内で行 つてもよく 、 特に限定されるものではない。
本発明に係る触媒成分であるマンガンの酸化物は、 チタ ンおよび Zまたはジルコニウムおよび Zまたは鉄のそれぞ れの酸化物と緊密に混合された形で酸化物を形成している ため酸化数を正確に求めることは困難であるが、 一般的に マンガンの酸化物は焼成温度の違いによって酸化数が変化 することが知られており、 またその酸化数が求められてい る。 これに基づき本発明に係るマンガンの酸化数を推定す ることができる。 以下に、 具体的に述べると、 5 5 0でよ り も高温で焼成したマンガンの酸化物は 5 5 0 Cよ り も低 温で焼成した酸化物より も、 より低位の酸化物であると考 えられる。 また 3 ◦ 0 °Cより も低温で焼成した物は、 3 0 0。C以上の高温で焼成した酸化物より も、 より高位の酸化 物であるか、 も しく はマンガンの酸化物および Zまたは複 合酸化物に変化してないものと考えられる。 このことから 本発明に係る触媒におけるマンガンの酸化物および Zまた は複合酸化物におけるマ ンガンの酸化数は、 M n 0 Xの形 態で換算して x = l . 5〜 2 . 0であることが効果的であ ると考えられ、 すなわちマンガンの酸化数が 3価も しく は 4価であることが効果的な形態であると考えられる。 また さ らには、 Μ η θ χの形態で換算して x = l . 7〜 2 . 0 であることが効果的であると考えられ、 特にマ ンガンの酸 化数が 4価であることが効果的であると考えられる。
またマンガンの酸化物は種々の変態を形成するが、 それ により本発明に係る触媒が限定されるものではない。
本発明において、 マンガンを含有していない本発明にお ける触媒の製造過程でのチタ ン、 ジルコニウム、 鉄よりな る群から選ばれる少なく とも 1種の酸化物等の化合物に対 しては、 より高温の 5 0 0 °Cより も高い焼成温度で焼成で き、 さ らには 5 5 0 °Cより も高い焼成温度で焼成すること ができる。 この場合本発明係る触媒の活性は若干低下する 力 触媒の機械的強度が増加する。 ただしこの場合におい ても焼成温度は 8 0 0 °C以下であることが効果的である。 8 0 0 °Cを越える場合には、 生成する酸化物および また は複合酸化物の比表面積が低下するため、 被処理物質と触 媒との接触効率が低下し、 触媒の活性が低下するものであ る o
次に、 本発明に係る廃水処理用触媒を用いた廃水の処理 方法について説明する。
本発明における触媒湿式酸化処理の処理温度は、 1 4 0 。C以上 3 7 0 °C未満であり、 好ま しく は 1 5 0。C以上 3 0 〇 °C未満であり、 さ らに好ま しく は 1 6 0 °C以上 2 8 0 °C 未満である。 処理温度が 3 7 0 °C以上である場合は廃水の 液相を維持することができないものであり、 3 0 0 C以上 である場合は液相を維持するためにかなりの加圧条件を必 要とするため、 設備費ならびに運転費的にコス トが高く な る ものである。 また、 処理温度が 1 4 ◦ °C未満である場合 は有機物および無機 C 0 D成分等の処理効率が低下し、 廃 水の浄化が不完全なものとなり、 1 5 0。C未満の場合でも まだ充分に C 0 D成分等を分解することができないことが 多いため廃水が充分浄化できない場合が多い。
また本発明における酸素含有ガスの種類は特に限定され る ものではなく 、 酸素、 オゾン等のガスを用いることもで きるが、 好ま しく は価格の安価な空気であり、 場合によつ てはこれらを適宜不活性ガス等により希釈して用いること もできる。 またこれらのガス以外にも他のプラ ン ト等より 生じる酸素含有の排ガスも適宜使用することができる。
この酸素含有ガスの使用量は処理廃水の濃度により適宜
2 S 選択されるが、 廃水中の C 0 D成分等を完全に水、 炭酸ガ ス、 無機塩、 その他灰分等にするに必要な酸素量の 0. 3 〜 5倍、 より好ま しく は 1. 0〜 3倍である。 5倍を越え るときは無用の酸素の供給となり、 0. 3倍未満である場 合は必要な酸素量に足らず廃水の浄化が不完全なものとな る。 また 0. 3〜 1. 0倍の範囲は、 廃水中の C O D成分 等を完全に水、 炭酸ガス、 無機塩、 その他灰分等にするに 必要な酸素量と して足らないが、 通常の湿式酸化処理では C 0 Dの処理効率は 1 0 0 %未満となることから、 例えば 1. 0倍で供給した酸素は最終的に 1 0 0 %使用されるこ とはなく 、 処理後の排ガス中に残ることが多い。 このため, このような場合には供給する酸素量を実際の処理効率にあ わせて 1. 0倍未満に減少させても、 処理後に酸素が残存 する酸素過剰の状態が保たれるのであれば処理に支障をき たさない場合もあるからである。
本発明に係る触媒を使用した廃水の処理における液の処 理量は、 一般的に空間速度と しては、 0. 1〜 1 0 h r _1 であり、 より好ま しく は、 0. 5〜 5 h r _1である。 空間 速度 1 O h r _1を越える場合には、 廃水の処理効率が低下 し、 空間速度 0. 1 h r _1未満である場合は、 廃水の処理 量が低下し、 設備が過大なものとなる。
本発明に係る触媒で廃水を湿式酸化処理する時の P Hは 特に限定される ものではなく 、 適宜設定することが可能で ある。 特に該触媒は従来触媒に比較して耐アルカ リ性に優 れるという特質があるので、 廃水の p Hがアルカ リ性であ る ものを処理するのに好都合である。 例えば p H 6以上で 使用することが好ま しく 、 さ らに好ま しく は p H 7 . 5以 上で使用することが好ま しい。 またこれは湿式酸化処理後 の処理液 P Hならびに湿式酸化処理中の液 p Hについても 同様であり、 p H 6以上で使用することが好ま しく 、 さ ら に好ま しく は P H 7 . 5以上で使用することが好ま しい。
一般に触媒湿式酸化処理に使用する配管および反応器等 の材質はステンレス鋼等が使用されており、 酸性域では配 管等の腐食の問題がある。 そこで廃水はアルカ リ域の P H に調整されて反応に供されるのが好ま しいが、 従来の触媒 の多く は液の P Hがアルカ リ域である場合、 酸性の場合よ り も活性が低下する問題があつた。 しかし本発明に係る触 媒は耐アルカ リ性に優れ、 活性も高いという特質があるた め、 アルカ リ域でも使用できるという利点がある。 従って 廃水の p Hを高アル力 リ域に調整することが可能となり、 装置の材質面において耐食性を向上させることができる。
特に、 この装置材質の耐食性の問題は、 従来廃水中に塩 素イオ ン、 臭素イオ ン、 有機ハロゲン含有化合物などのハ ロゲン含有化合物 ; チォ硫酸ィォン、 亜硫酸ィォン、 硫化 物、 有機硫黄化合物などの硫黄含有化合物 ; 硝酸イオン、 亜硝酸イオ ン、 ア ンモニゥムイオ ン、 有機窒素化合物など の窒素含有化合物を含有した場合に特に問題であつたが、 本発明に係る触媒は、 これらを含む廃水に対しても有効で ある。
また、 本発明に係る触媒で廃水を湿式酸化処理するとき の p Hの上限は、 特に限定される ものではないが、 好ま し く は湿式酸化処理後の処理液の p Hが 1 2以下であること が効果的であり、 更に効果的には p Hが 1 0以下である。 p Hが 1 2より も高い場合、 処理後の p Hが 1 0以下の場 合と比較して処理効率が低下することがある。 また処理液 を河川等に放流する場合、 アルカ リ性が高いときには p H を調製し、 アルカ リを中和する必要があるが、 処理液の p Hが高いと、 この時に使用する酸の量が増加する問題も生 じる。 また更にステンレス鋼等の材質を反応塔などに使用 した場合、 p Hが 1 2より も高いときには材質のアル力 リ 腐食などの問題などがある。
また、 従来の触媒の中にはァ ミ ン化合物、 ァ ミ ド化合物. ア ミ ノ酸化合物などの有機窒素化合物を含む廃水、 有機硫 黄化合物などの硫黄含有化合物を含む廃水および有機ハ口 ゲン化合物を含む廃水の処理に対して特に耐久性に問題が ある ものもあったが、 本発明に係る触媒を用いれば耐久性 よく 、 しかも処理効率も高く廃水を処理できる。
廃水の p Hを調整する際には、 水酸化ナ ト リ ウム、 水酸 化カ リ ウム、 炭酸ナ ト リ ウム等も しく はこれらの水溶液等 を適宜添加して調整すればよく 、 特に限定される ものでは ない。 また必要に応じて、 硫酸等の酸性の p H調節用の薬 剤を添加することもでき、 特に限定されるものではない。 またこの場合の添加方法も特に限定される ものではなく 、 廃水のス ト ッ クタ ンク等に前もって添加しておく こと もあ れば、 フィ ー ドポンプ等を用いて連続的に添加し、 p Hを 調整すること もできる。
同様に本発明に係る触媒で廃水を処理した後の処理液を 放流するに適した、 あるいは後処理を実施するのに適した p Hとなるように適宜上記と同じように p H調整を行う こ とができ、 水酸化ナ ト リ ウム、 水酸化カ リ ウム、 炭酸ナ ト リ ウム、 硫酸等も しく はこれらの水溶液等を添加すること ができ、 特に限定される ものではなく 、 この添加方法に関 しても特に限定されるものではない。
本発明においては、 本発明の実施前に、 予め従来からあ る廃水の浄化方法を用いて廃水を処理すること もでき、 特 に限定されるものではない。 例えば、 触媒湿式酸化処理に おいてスケール等を生成するために問題となる重金属類や カルシウム、 マグネ シウム、 ケィ素、 アル ミ ニウム、 リ ン などの除去に関する浄化処理を行う ことができ、 具体的に は活性炭、 無機吸着材も しく は有機高分子材料などを用い た吸着分離除去法および電気透析法などを用いて除去する こと もできる。 また廃水中の固形物などを分離除去する浄 化処理を行う こともでき、 さ らには有機物ならびに無機 C 0 D成分等を分解する無触媒での湿式酸化処理法等の浄化 処理を採用すること もできる。
また同様に本発明の実施後にも従来からある廃水の浄化 方法を用いて本発明による処理液を処理すること もできる c 本発明の実施後に、 例えば、 生物処理または化学的処理す る場合にあっても、 予め有害物質等の多く は廃水中から除 かれ、 かつ C 0 D成分等もかなり低減されている。 しかも 本発明で処理した後の処理液中の C 0 D成分および窒素化 合物等は生物処理または化学的処理において非常に分解処 理され易い物質であり、 生物処理設備または化学的処理設 備への負担が非常に小さ く なり、 C 0 D成分および硝酸、 亜硝酸などの窒素化合物等は容易に処理できる。 また処理 液中から リ ンなどの物質をカルシウム化合物等を添加して リ ンを不溶化させて除去する場合にあっても、 予めリ ン化 合物をリ ン酸にまで分解しているために容易に除去するこ とが可能となる。
また、 本発明に係る方法を用いると、 用地が狭く てすみ. 装置もコンパク トであるため、 従来からあるような廃水処 理設備、 例えば生物処理設備、 燃焼処理設備などを採用し た場合と比較して処理設備は小さ く 、 処理プロセスも簡素 化され、 設備投資や、 ラ ンニングコス トの面においても有 利となる。
本発明に係る触媒は適宜洗浄するこ とができ、 その洗浄 方法等は特に限定される ものではなく 、 例えば水ならびに アルカ リ性の水溶液を用いて実施でき、 好ま しく はアル力 リ性の水溶液を用いて実施するのが効果的である。 なお水 のみでは触媒に物理的に弱く 付着したようなスケール分を 取り除く ことはできるが、 物理的に強く 吸着したスケール 分および化学的に吸着したスケール分等を取り除く ことは 困難である。 そこでアルカ リ性の水溶液を使用することが あるが、 このよ うな場合でも本発明に係る触媒は、 この洗 浄においても劣化しないものである。
この洗浄剤と して使用するアル力 リ性の水溶液は特に限 定される ものではなく 、 例えば水酸化ナ ト リ ウム水溶液、 水酸化力 リ ゥム水溶液、 炭酸ナ ト リ ゥム水溶液等の種々の アルカ リ水溶液を用いることができる。 これらの洗浄剤は 洗浄する触媒上に付着した物質の種類によって使い分ける ものであるが、 一般的には水酸化ナ ト リ ウム水溶液が好ま しいものである。
このアル力 リ水溶液の濃度は、 例えば水酸化ナ ト リ ウム 水溶液を用いる場合には水酸化ナ ト リ ゥムの濃度で、 洗浄 液中に 1 g Zリ ッ トル以上含まれている場合が効果的であ り、 さ らに効果的であるのは 1 0 g Zリ ッ トル以上である , 水酸化ナ ト リ ゥムの濃度が 1 gノリ ッ トル未満の場合は、 洗浄の効果が著しく減少する。 また 1 0 g リ ッ トル未満 の場合は洗浄液の量が多いものとなり、 洗浄後の処理が煩 雑なものとなるうえ短時間で洗浄処理を完結するためには 処理温度を比較的高温にする必要がある。 また水酸化ナ ト リ ゥムの濃度が 4 0 0 g Zリ ッ トル未満の場合が好ま しく さ らに好ま しいのは 3◦ 0 g Zリ ツ トル未満の場合である 4 0 0 g リ ツ トル以上の場合は該洗浄液の粘性が増加し 洗浄液をフ ィ ー ドするのが困難になるうえ、 高温での使用 には装置材質の耐食性が低下する場合もある。
またアル力 リ性の洗浄液を用いて洗浄を実施する温度は、
5 〇 °C〜 3 0 0 °Cの温度であれば特に限定されるものでは ないが、 好ま しく は 1 3 0。C〜 2 7 0。Cである。 処理温度 が低い場合は洗浄効果が少なく 、 洗浄時間も多く かかる。 このため高温の方が洗浄時間が短縮されかつ洗浄力も向上 するが、 洗浄液が液相を保持する圧力下の温度で洗浄する 必要がある。 また過剰な高温度の条件は運転コス トの増大 を生じるのみならず、 装置材質の耐食性が低下する場合も め O o
触媒洗浄の時の処理圧力は、 洗浄温度との相関性により 適宜選択され、 洗浄液が液相を保持する圧力下によりなさ れ、 特に限定される ものではない。
本発明においての洗浄方法は、 該洗浄液を常に流した状 態で洗浄する連続式の洗浄方法でも良いし、 触媒の充填さ れた容器内に溜めて一定時間放置して洗浄し、 随時抜き出 すバッチ式の洗浄方法であっても良く 、 特に限定されるも のではない。
本発明において処理される廃水の C 0 D濃度は、 特に限 定されるものではないが、 1 g リ ッ トル〜 2 0 0 g リ ッ トル含まれている場合が効果的であり、 より効果的であ るのは 1 0 g リ ッ トノレ〜 1 0 0 g Z リ ッ トルである。 C 0 Dの濃度が 2 0 0 g Zリ ツ トルを越える場合は、 C O D の酸化熱が非常に大き く なるため処理装置の制御が困難で あり、 l O O g Zリ ッ トルを越える場合においても C O D の酸化熱が大きいため冷却のための設備等を有することが 多く コス トが高く なる。 また 1 g リ ッ トル未満である場 合は、 昇温に必要な熱量をほぼすベて熱供給装置により供 給しなければならない。 また 1 0 g リ ッ トル未満である 場合においては C 0 Dの酸化熱が小さ く 、 付属設備と して 熱交換装置を用いて熱回収しても、 この熱だけによる湿式 酸化処理装置の自立運転は困難なことが多い。 ' このためこのような場合にも別途熱供給装置を必要とす ることが多く 、 使用エネルギー面からも相対的に不利とな る o
本発明において使用する触媒を充填した湿式酸化処理.装 置、 すなわち触媒湿式酸化処理装置は、 通常使用されるも のが用いられ、 処理塔あるいは反応塔は、 単管式、 多管式 のいずれの形式であってもよいし、 廃水に含まれる成分、 その量等によっては単管式と多管式とを、 単独または組み 合わせて処理に適した条件で処理することもできる。
さ らに本発明は、 廃水が液相を保持する圧力下で、 酸素 含有ガスの供給下に触媒を用いて廃水を湿式酸化処理する 廃水の処理方法を採用する。
以下に、 本発明の具体的な実施例にかかる触媒調製例、 触媒成形例および廃水処理例と、 比較例にかかる調製例お よび廃水処理例をあげて詳細に説明するが、 本発明はこれ だけに限定される ものではない。
実施例 1
マ ンガンおよび鉄からなる酸化物および または複合酸 化物を以下に記載する方法で調製した。
水 1 0 0 リ ッ トルに硝酸第二鉄 [ F e (N 03 ) 3 · 9 H 2 0 ] 9. 1 0 K gを溶解させ、 硝酸マンガン水溶液
[M n (N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 2 5 0 g Zリ ト ル) 0. 80 リ ッ トルを添加し、 よく 混合した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々 に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静 置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水 洗後、 1 20 Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 50 0 °Cで 3時間焼成した。 得られた複合酸化物粉体の各 成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 2 03 = 1 0 : 9 0であった。 また、 比表面積を B E T法で測定 したところ、 5 1 m2 gであった。 さ らに、 X線回折法 によりマ ンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マ ンガ ンの酸化物の回折線は得られ かった。
実施例 2
マンガンおよび鉄、 チタ ンからなる酸化物および Zまた は複合酸化物を、 以下に記載する方法で調製した。 チタ ン 源と しては下記に組成を有する硫酸水溶液を用いた。
T i 0 S 04 S S O g Zリ ッ トル
(T i 02 換算) ' 全 H 2 S 04 1, 1 0 0 g /リ ッ トル 水: L 00 リ ッ トルに硝酸第二鉄 [ F e (N 03 ) 3 · 9 H 0] 7. 08 K gを溶解させ、 硝酸マ ンガン水溶液
[M n (N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 2 5 0 2 /リ ッ ト ル) 0 , 80 リ ッ トルを添加し、 よく 混合した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々 に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静 置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルの水溶液を再 度 3 0。Cの温度に維持しつつ攪拌しながら上記組織の硫酸 チタニル硫酸水溶液 1 , 60 リ ッ トルを添加し、 さ らにァ ンモニァ水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲ ルを濾別し、 水洗後、 1 20てで 1 ◦時間乾燥した。 次に 空気雰囲気下、 50 0 Cで 3時間焼成した。 得られた粉体 の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 2 03 : T i Oつ = 1 0 : 7 0 : 20であった。 また、 比表 面積を B E T法で測定したところ、 6 5 m 2 gであつた, さ らに、 X線回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を 測定したが、 マンガンの酸化物の回折線は得られなかった, 引き続きこ こで得られた粉体を用いて以下に述べる方法で 触媒を成形した。
実施例 3
水と実施例 2で得られた粉体と澱粉を混合し、 二一ダ一 でよく練り合わせた。 この混練物を成形機で平均粒径 5 m m、 平均長さ 6 mmのペレツ ト状に成形し、 空気雰囲気下 4 5 0 °Cで 3時間焼成した。 得られた触媒の比表面積は B E T法で測定したところ 6 5 m 2 Z gであった。
実施例 4
水 1 0 0 リ ッ トルに硝酸第二鉄 [F e (N 03 ) 3 ♦ 9 H 2 0] 7. 08 k gとォキシ硝酸ジルコニゥム [ Z r 0
( N 03 ) 2 * H 2 0 ] 0. 87 k gを溶解させ、 塩化 マ ンガン水溶液 [M n C 1 2 ] (M n 02 換算 2 5 0 g リ ッ トル) 0 , 80 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0。Cの温度に維持しつつ攪拌しながらァ ンモニァ 水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾 別し、 水洗後、 1 2 0てで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰 囲気下、 480 °Cで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成 分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 2 0 : Z r 0 = 1 0 : 7 0 : 20であった。 また、 比表面積を B E T法で測定したと ころ、 6 0 m2 であった。 さ ら に、 X線回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を測定 したが、 マンガンの酸化物の回折線は得られなかった。 引 き続きこ こで得られた粉体を用いて実施例 3で記載した方 法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 5
水 1 0 0 リ ッ トルに硝酸第二鉄 [ F e (N 03 ) 3 - 9 H 2 0] 7. 28 k gとォキシ硝酸ジルコニウム [ Z r O (N 03 ) 2 · 2 H 2 0 ] 0. 5 2 k gを溶解させ、 硝酸 マンガン水溶液 [M n (N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 2 50 gノリ ッ トル) 0 , 32 リ ッ トルと硫酸チタニル硫酸 水溶液 0. 9 6 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを
3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらァンモニァ水を徐 々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間 静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下
480 °Cで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量 比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 2 0 : T i Oつ Z r 02 = 4 : 7 2 : 1 2 : 1 2であった。 また、 比表面 積を B E T法で測定したところ、 6 5 m2 gであった。 さ らに、 X線回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を 測定したが、 マンガンの酸化物の回折線は得られなかった, 引き続きこ こで得られた粉体を用いて実施例 3で記載した 方法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 6
水 1 0◦ リ ッ トルに硝酸第二鉄 [F e (N 03 ) 3 · 9 H 2 0] 8. 9 0 k gを溶解させ、 硫酸チタニル硫酸水溶 液 0. 80 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 30 。Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に 滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置 して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗 後、 活性二酸化マンガンの粉末を 0. 04 0 k g添加し、 ニ ーダ一でよく練り合わせ、 1 2 0。Cで 1 0時間乾燥した ( 次に空気雰囲気下、 4 5 0 °Cで 4時間焼成した。 得られた 粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 03 : T i 02 : - 2 : 88 : 1 0であった。 また、 比表面積を B E T法で測定したところ、 6 3 m 2 gであ つた。 また、 X線回折法によりマ ンガンの酸化物の結晶構 造を測定したところ、 /5 _ M n 02 と一致する回折線のピ —クを得た。 しかしながら、 この回折線のピーク強度は、 下記方法で作成し、 同様に X線回折法により測定した S - M n 02 の回折線のピークと比較して非常に小さ く 、 約 1 / 5の強度であつた。
X線回折法で比較に用いたものは、 上記活性二酸化マン ガンの粉末の 0. 04 0 k gを 4 5 0。Cで 4時間焼成した ものと、 上記の同様の方法で作成した硝酸第二鉄と硫酸チ 夕ニル硫酸水溶液から作成した沈殿 (ゲル) を 4 5 0 °Cで 4時間焼成した鉄とチタ ンの酸化物およびノまたは複合酸 化物の粉体 1. 9 6 k gとを単によく 混合したものである 引き続きこ こで得られた粉体を用いて実施例 3で記載し た方法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 7
水 1 0 0 リ ッ トルに、 硫酸チタニル硫酸水溶液 2. 0 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0 °Cの温度に 維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 そ して、 得られたゲルは濾別し、 水洗した。 また、 別途、 ニーダ一に鉄の水酸化物 (F e 0 O H) 1. 5 2 k gと硝酸マ ンガン水溶液 [M n ( N 03 ) 2 ] (M n 09 換算 2 5 0 g リ ッ トル) 0. 56 リ ツ トルを加え、 よ く練り合わせた。 得られた混練り物には、 さ らに上記で作成したゲルの濾別し水洗したものを加え、 二—ダ一でよく練り合わせ、 1 20 °Cで 1 0時問乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 5 0 °Cで 4時間焼成した。 得られた 粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 2 03 : T i 02 : = 7 : 68 : 2 5であった。 また、 比表面積を B E T法で測定したところ、 7 0 m2 であ つた。 さ らに、 X線回折法によりマンガンの酸化物の結晶 構造を測定したが、 マンガンの酸化物の回折線は得られな かった。 引き続きこ こで得られた粉体を用いて実施例 3で 記載した方法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 8
水 1 0 0 リ ッ トルに、 硫酸チタニル硫酸水溶液 1. 60 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0ての温度に 維持しつつ攪拌しながらアンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 そして、 得られたゲルは濾別し、 水洗した。 また、 別途、 二一ダ一に鉄の水酸化物 ( F e 0 O H) 1. 34 k gと炭酸マ ンガン [M n C Oつ ] 0. 5 3 k gを加え、 よく練り合わせた。 得られた混練り物には、 さ らに上記で作成したゲルの濾別し水洗したものを加え、 二—ダ一でよく練り合わせ、 1 2 0。Cで 1 0時間乾燥した c 次に空気雰囲気下、 3 5 0 Cで 4時間焼成した。 得られた 粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 2 03 : T i 02 : = 2 0 : 6 0 : 2 0であった。 また, 比表面積を B E T法で測定したところ、 9 2 m2 であ つた。 さ らに、 X線回折法によりマンガンの酸化物の結晶 構造を測定したが、 マ ンガンの酸化物の回折線は得られな かった。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 3 3 0 °Cと した以外は、 実施例 3で記載した方法と同様の 方法で触媒を成形した。
実施例 9
水 1 ◦ 0 リ ッ トルに硝酸第二鉄 [ F e (N 03 ) 3 ♦ 9 H 2 0] 9. 0 0 k gを溶解させ、 硫酸チタニル硫酸水溶 液 0. 8 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に 滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置 して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗 後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 7 〇 0 °Cで 5時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比 は、 蛍光 X線法により F e 2 03 : T i 02 = 9 0 : 1 0 であった。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて実施例 3 で記載した方法と同様の方法で成形した。
得られたペレッ ト状成形体 1. 9 8 k gを用いて、 これ に硝酸マンガン水溶液 [M n (N 03 ) 2 ] (1^ 11 02 換 算 5 0 g リ ッ トル) 0. 4 0 リ ッ トルを含浸し、 1 2 CTCで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 8 0てで 3時間焼成した。 また、 比表面積を B E T法で測定したと ころ、 34 m2 であった。 さ らに、 X線回折法により マ ンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マ ンガンの酸 化物の回折線は得られなかった。 得られた触媒の各成分の 重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 03 : T i 02 = 1 : 8 9 : 1 0であった。
実施例 1 0
水 1 0 0 リ ッ トルに硝酸第二鉄 [F e (N 03 ) 3 ♦ 9 H 2 0] 7. 08 k gを溶解させ、 硫酸マンガン水溶液
[M n (N 0 ) ] (M n 02 換算 2 5 0 g /リ ッ ト ル) 0. 8 0 リ ッ トル、 硫酸パラジゥム水溶液 ( P d換算 5 g Zリ ッ トル) 1. 2 0 リ ッ トルを添加し、 よく 混合 した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらアン モニァ水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ ら に、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲ ルの水溶液を再度 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながら 上記組成の硫酸チタニル硫酸水溶液 1. 6 0 リ ッ トルを添 力 Πし、 さ らに、 アンモニア水を徐々に滴下し、 p H力《8に なるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を 生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0。Cで 1 0 時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 5 0 0でで 3時間焼成 した。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法によ り M n 02 : F e 03 : T i 02 : P d = 1 0 : 7 0 : 2 0 : 0. 3であった。 また、 比表面積を B E T法で測定 したところ、 6 8 m2 であった。 さ らに、 X線回折法 によりマ ンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マ ンガ ンの酸化物の回折線は得られなかった。 引き続き ここで得 られた粉体を用いて実施例 3に記載した方法と同様の方法 で触媒を成形した。
実施例 1 1
水 1 0 0 リ ッ トルに、 硝酸第二鉄 [ F e (N 03 ) 3 ♦ 9 H 2 0] 7. 0 8 k gとォキシ硝酸ジルコニゥム [ Z r 0 (N 03 ) 2 # 2 H 2 0] 0. 5 2 k gを溶解させ、 硝 酸マンガン水溶液 [M n (N 03 ) 2 ] ( n 02 換算 2 5 0 g リ ッ トル) 0. 80 リ ッ トル、 硝酸ルテニウム 水溶液 ( R u換算 5 gノリ ッ トル) 4. 0 0 リ ッ トルを 添加し、 よく混合した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ 攪拌しながらア ンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8にな るまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生 成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時 間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 5 CTCで 3時間焼成し た。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n Oつ : F e 2 03 : Z r 0 : R u = 1 0 : 7 0 : 2 0 : 1. 0であった。 また、 比表面積を B E T法で測定し たところ、 6 5 m であった。 さ らに、 X線回折法に よりマンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マ ンガン の酸化物の回折線は得られなかった。 引き続きこ こで得ら れた粉体を用いて焼成温度を 4 0 0 °Cと した以外は実施例 3で記載した方法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 1 2
水 1 0 0 リ ッ トルに、 硝酸第二鉄 [ F e (N 03 ) 3 · 9 H 2 0] 8. 60 k gを溶解させ、 硝酸マ ンガン水溶液 [M n (N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 2 5◦ g Zリ ッ ト ル) 0. 4 0 リ ッ トル、 硝酸白金水溶液 ( P t換算 5 g リ ッ トル) 0. 80 リ ッ トルを添加し、 よく 混合した。 これを 30 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらァンモニァ 水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルの水 溶液を再度 30 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながら上記組 成の硫酸チタニル硫酸水溶液◦ . 80 リ ッ トルを添加し、 さ らにア ンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで 加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させ た。 このゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥 した。 次に空気雰囲気下、 3 50 °Cで 4時間焼成した。 得 られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n O 2 : F e 2 03 : T i 02 : P t = 5 : 8 5 : 1 0 : 0. 2であった。 また、 比表面積を B E T法で測定したところ 80 m2 Z gであった。 さ らに、 X線回折法によりマンガ ンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マンガンの酸化物の 回折線は得られなかった。 引き続き こ こで得られた粉体を 用いて焼成温度を 3 3 0 °Cと した以外は実施例 3で記載し た方法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 1 3
水 1 0 0 リ ッ トルに、 硫酸チタニル硫酸水溶液 1. 6 0 リ ッ トルを添加し、 よく 混合した。 これを 3 0 °Cの温度に 維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿
(ゲル) を生成させた。 そ して、 得られたゲルは濾別し、 水洗した。 次に、 二一ダ一に鉄の水酸化物 ( F e 00 H ) 1. 68 k g と上記で得られたゲルを加え、 よく練り合わ せた。 得られた混練り物は、 空気雰囲気下、 6 0 CTCで 3 時間焼成し、 さ らに粉砕して粉体を得た。 引き続きこ こで 得られた粉体を用いて焼成温度を 5 0 0てと した以外は実 施例 3で記載した方法と同様の方法で上記組成の粉体を成 形した。 得られたペレ ツ ト成形体は、 硝酸マ ンガン水溶液
[M n (N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 5 0 g リ ッ トル) 2. 0 0 リ ッ トルと塩化イ リ ジウム水溶液 ( I r換算 2 リ ッ トル) 5. 0 0 リ ッ トルを含浸し、 1 2 0 で 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 0 0 °Cで 3時間焼 成した。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法に より M n Oヮ : F e 03 : T i Oつ : I r = 5 : 7 5 : 2 0 : 0. 5であった。 また、 比表面積を B E T法で測定 したところ、 4 5 m 2 であった。 さ らに、 X線回折法 によりマンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マンガ ンの酸化物の回折線は得られなかった。
実施例 14
水 1 0 0 リ ッ トルに、 硝酸第二鉄 [ F e (N 03 ) 3 · 9 H 2 0] 9. 1 0 k gを溶解させ、 硝酸マンガン水溶液 [M n (N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 2 50 g Zリ ッ ト ル) 0. 80 リ ッ トル、 硝酸口ジゥム水溶液 (R h換算 5 g /リ ッ トル) 2. 0 0 リ ッ トルを添加し、 よく 混合し た。 これを 3 0。Cの温度に維持しつつ攪拌しながらアンモ ニァ水を徐々に滴下し、 p H力く 8になるまで加え、 さ らに 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを 濾別し、 水洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気 雰囲気下、 3◦ CTCで 5時間焼成した。 得られた粉体の各 成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : F e 0つ R h = 1 0 : 9 0 : 0. 5であった。 また、 比表面積を B E T法で測定したところ、 60 m2 Z gであった。 さ らに X線回折法によりマ ンガンの酸化物の結晶構造を測定した が、 マンガンの酸化物の回折線は得られなかった。
実施例 1 5
実施例 2と同様の方法で得たゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 〇 Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 6 0 〇て で 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比は、.蛍 光 X線法により M n。 03 : F e 2 03 : T i O 2 換算で 9. 2 : 7 0. 6 : 2 0. 2であった。 また、 比表面積を B E T法で測定したところ、 4 3 m2 gであった。 さ ら に、 X線回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を測定 したが、 マンガンの酸化物の回折線は得られなかった。 引 き続きこ こで得られた粉体を用いて実施例 3で記載した方 法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 1 6
粉体の焼成温度を 6 0 0 °Cと した以外は実施例 6と同様 の方法で得た粉体を、 実施例 3で記載した方法と同様の方 法で成形した。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X 線法により M n 2 03 : F e 2 03 : T i 02 換算で 1. 8 : 88. 2 : 1 0であった。 、 また、 比表面積を B E T 法により測定したところ、 38 m2 / gであった。 また、 X線回折法によりマンガンの酸化物を測定したところ、 α - Μ η 2 Ο 3 と一致する回折線のピークを得た。 しかしな がら、 この回折線のピーク強度は、 下記の方法で作成した 試料を同様に X線回折法により測定した α— Μ η 9 03 の 回折線のピーク と比較して非常に小さ く 、 約 1 Z 6の強度 であった。 比較に用いた試料は、 実施例 6と同様の方法で 作成した鉄とチタ ンを含有するゲルを、 1 2 0 °Cで 1 0時 間乾燥し、 空気雰囲気下、 6 0 0 °Cで 3時間焼成した粉体 0. 982 k gと、 別途実施例 6で用いた活性二酸化マ ン ガンの粉末を 6 0 0てで 3時間焼成した粉体◦ . 0 1 8 k gとを単によ く 混合したものを用いた。
比較例 1 実施例 1 において硝酸マンガンの水溶液を用いなかつた こと以外は、 実施例 1 と同様にして粉体を得た。 得られた 粉体の組成は蛍光 X線法により F e 2 0 3 = 1 0 0 %であ つた。
比蛟例 2
実施例 2 において硝酸マ ンガンの水溶液を用いなかった こと以外は、 実施例 2と同様にして粉体を得、 実施例 3で 記載した方法と同様の方法で成形体を得た。 得られた粉体 の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により F e 2 0 3 : T i 0 9 = 7 8 : 2 2であった。
比較例 3
水 1 0 0 リ ッ トルに、 硫酸パラジゥム水溶液 ( P d換算 5 g Zリ ッ トル) 1 . 2 0 リ ッ トルと硫酸チタニル硫酸 水溶液 8 . 0 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらァンモニァ水を徐 々 に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間 静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0でで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下 5 0 0 °Cで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量 比は、 蛍光 X線法により T i 0 2 : P d = 1 0 0 : 0 . 3 であった。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて実施例 3 で記載した方法と同様の方法で成形体を得た。
比較例 4
水 1 0 0 リ ッ トルに、 硝酸白金水溶液 ( P t換算 5 g
5 〇 /リ ッ トル) 1. 2 0 リ ッ トルと硫酸チタニル硫酸水溶液 8. 0 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0 °C の温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に滴 下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置し て沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後. 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 0 0 で 5時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により T i 02 : P t = 1 0 0 : 0. 3であつ た。 引き続きこ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 38 0 と した以外は実施例 3で記載した方法と同様の方法で 成形体を得た。
比較例 5
実施例 1 1 において硝酸マ ンガンの水溶液を用いなかつ た以外は、 実施例 1 1 と同様にして粉体を得、 焼成温度を 4 0 0 °Cと した以外は実施例 3で記載した方法と同様の方 法で成形体を得た。
得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により F e 2 0 : Z r 02 : R u = 7 8 : 2 2 : l . 0であった 実施例 1 7
内容積 1 リ ッ トルのチタ ン製ォー トク レーブを使用し、 このォ一 ト ク レーブに実施例 1で作成した触媒 3 0 gおよ び廃水 2 5 0 gを充填し、 さ らに、 空気を 2 5 k gノ c m L G張り込んだ。 そ して、 2 5 CTCに昇温し、 8 2 k g Z c m L Gで 3時間処理を行った。 冷却後、 液を抜き出し、 処理前の廃水原液と処理水の C 0 D ( C r ) 濃度を測定し、 処理効率を求めた。 この処理に使用した廃水には、 前処理 と して触媒を使用しない無触媒の条件下において、 上記と 同様の方法で、 一度湿式酸化処理を行つた廃水の処理水を 使用した。 この廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度 1 7 g リ ッ トル、 p H 9. 5であつた。 得られた結果は、 C 0 D ( C r ) 濃度 0. 7 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理 効率 96 %で、 p H 8. 2であった。
比較例 6
実施例 1 7と同様の方法ならびに同じ廃水を使用し、 比 較例 1で作成した粉体を 3 0 gを用いて処理を行った。 得 られた結果は、 C O D ( C r ) 濃度 14 g リ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 1 8%で、 p H 9. 3であった。
実施例 1 8
図 1に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔に実施例 3で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して湿式 酸化処理条件下で処理を 5 0 0時間連続して行った。 そ し て、 50 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度 および P Hを測定し、 ならびにガスクロマ ト分析法により ト リエタノールア ミ ンを分析した。 以下に詳細な実験方法 および結果について記述する。
触媒を使用した湿式酸化条件下での処理の詳しい方法は 廃水供給ライ ン 7より送られてく る廃水を廃水供給ポンプ 2で 2 リ ッ トル Z h rの流量で 80 k g c m2 Gまで昇 圧フ ィ ー ドした。 一方、 酸素含有ガス供給ライ ン 8より供 給される空気をコ ンプレ ッサー 3で昇圧した後、 02 / C 0 D (C r ) (空気中の酸素量 Z化学的酸素要求量) = 2. 0の割合で前記該廃水に混入した。 この気液混合物を気液 混合物供給ライ ン 9を経て、 触媒を充填した湿式酸化反応 塔 1に下部より導入し、 電気ヒーター 4で加熱して処理温 度 2 50てで触媒湿式酸化処理し、 被処理水を一時処理水 ライ ン 1 0を経て、 冷却器 5においてライ ン 1 1より供給 される冷却水により冷却し、 気液分離器 6へ流した。 この 触媒層における廃水の空間速度は 2 h r _1であった。 気液 分離器 6においては、 液面コ ン トローラ (L C ) により液 面を検出して液面制御弁 1 2を作動させて一定の液面を保 持するとともに、 圧力コ ン トローラ ( P C ) により、 圧力 を検出して圧力制御弁 14を作動させてガス排出ライ ン 1 5より排出させて一定の圧力を保持するように操作され、 処理水排出ライ ン 1 3から該処理水は排出される。 処理に 供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) を 37 g リ ツ 卜 ル、 p Hは 8. 7で、 ト リエタノールア ミ ンを 5. 0 g / リ ッ トル含有していた。 5 0 0時間後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) は 1. 2 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 7 %で、 p Hは 7. 7であった。 また ト リエタノールア ミ ンは検出されなかった。 また、 その後 廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触 媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認められなか つた。
実施例 1 9
実施例 1 8において使用した触媒の代わりに実施例 4で 得られた触媒を用いた以外は、 実施例 1 8で記述した条件 と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 . 8 g リ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 9 5 %で、 p Hは 7 . 8であった。 また、 ト リエタノールア ミ ンは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認めら れなかった。
実施例 2 0
実施例 1 8において使用した触媒の代わりに実施例 1 0 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 1 8で記述した条 件と同条件で処理と行った。 5 0 0時間後に得られた処理 水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 . 1 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 7 %で、 p Hは 7 . 7であった, また、 ドリエタノールア ミ ンは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認めら れなかった。
比較例 7
実施例 1 8において使用した触媒の代わりに比較例 2で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 1 8で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 9 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 4 9 %で、 p Hは 8 . 2であった。 また、 ト リエタノールア ミ ンを測定したところ 1 . 9 gノリ ッ ト ル検出された。
比較例 8
実施例 1 8において使用した触媒の代わりに比較例 3で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 1 8で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C 0 D ( C r ) 濃度は 3 . 1 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 2 %で、 p Hは 7 . 8であった。 ま た、 ト リエタノールア ミ ンを測定したところ検出されなか つた。 しかしながら、 5 0 0時間後に得られた処理水の結 果は、 C O D ( C r ) 濃度は 8 . 3 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 7 8 %で、 p Hは 8 . 0であった。 また、 ト リエタノールア ミ ンを測定したところ 0 . 3 リ ッ トル 検出された。
また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に 充填していた成形体を抜き出した。 蛍光 X線法で抜き出し た成形体の組成の変化を解析した結果、 廃水処理前のもの より も成形体中のパラジウムの含有量が減少していた。
実施例 2 1
図 1 に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔に実施例 5で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して湿式 酸化処理条件下で処理を 50 0時間連続して行った。 そ し て、 5 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度. P Hを測定し、 ならびに液体クロマ ト分析法によりェチレ ンジァ ミ ン四酢酸を分析した。 処理に供した該廃水の性状 は、 C O D ( C r ) 濃度を 26 g Zリ ッ トル、 p Hは 1 2. 8で、 エチレ ンジア ミ ン四酢酸は 2. 1 / リ ッ トルであ つた。 また、 廃水の処理条件は、 処理温度 27 0 °C、 処理 圧カ 9 01^ 2 じ 1112 0、 02 ノ(: 00 ( (: 1" ) (空気中 の酸素量 化学的酸素要求量) = 1. 2、 廃水の空間速度 は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と同様の方法により処理を 行った。 5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は、 0. 3 2 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 9 %で、 p Hは 9. 4であった。 また、 ェチ レ ンジァ ミ ン四酢酸は検出されなかった。 また、 その後廃水 の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を 抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認められなかった , 実施例 22
実施例 2 1 において使用した触媒の代わりに実施例 7で 得られた触媒を用いた以外は、 実施例 2 1で記述した条件 と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 0. 3 7 gノ リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 9 %で、 p Hは 9. 4であった また、 エチ レ ンジァ ミ ン四酢酸は検出されなかった。 また その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認めら れなかった。
実施例 23
実施例 2 1 において使用した触媒の代わりに実施例 8で 得られた触媒を用いた以外は、 実施例 2 1で記述した条件 と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 0. 2 1 g Zリ ッ トル、 C O D (C r ) 処理効率 9 9 %で、 p Hは 9. 4であった c また、 エチレンジァ ミ ン四酢酸は検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認めら れなかった。
比較例 9
実施例 2 1において使用した触媒の代わりに比較例 2で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 2 1で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 6 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 38%で、 p Hは 1 0. 4であった。 ま た、 ェチ レ ンジア ミ ン四酢酸は 0. 74 g /リ ッ トル検出 された。
実施例 24
図 1に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔に実施例 6で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して湿式 酸化処理条件下で処理を 5 0 0時間連続して行った。 そ し て、 5 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度、 p Hを測定し、 ならびにガスク ロマ ト分析法により ジメチ ルホルムア ミ ドを分析した。 処理に供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度を 4 6 g リ ッ トル、 p Hは 1 0. 2 で、 ジメ チルホルムア ミ ドは 7. 8 /リ ッ トルであった。 また、 廃水の処理条件は、 処理温度 2 0 0 ° (:、 処理圧力 4 0 k g / c m2 G. O 2 / C O D ( C r ) (空気中の酸素 量 Z化学的酸素要求量) = 1. 2、 廃水の空間速度は l h r _1であり、 実施例 1 8と同様の方法により処理を行った。
5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 3. 7 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 2 %で、 p Hは 8. 7であった。 また、 ジメ チルホルムア ミ ドは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き出したが、 廃 水処理前と特に変化は認められなかった。
実施例 2 5
実施例 24において使用した触媒の代わりに実施例 9で 得られた触媒を用いた以外は、 実施例 24で記述した条件 と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 4. 2 g リ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 9 1 %で、 p Hは 8. 7であった。 また、 ジメ チルホルムア ミ ドは検出されなかった。 また、 ' その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認めら れな力、つた。
比較例 1 0
実施例 24において使用した触媒の代わりに比較例 2で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 24で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 2 0 g /リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 5 7 %で、 p Hは 9. 3であった。 また, ジメチルホルムア ミ ドを測定したところ 2. 1 gノリ ッ ト ル検出された。
実施例 2 6
図 1 に示す湿式酸化処理装置を使用し、 こ の湿式酸化反 応塔に実施例 7で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して湿式 酸化処理条件下で処理を 1 0 0時間連続して行った。 そ し て、 1 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度 P Hを測定し、 ならびにガスク ロマ ト分析法により p —ク ロルフエノ一ルを分析した。
処理に供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度を 2 4 g リ ッ ト ノレ、 p Hは 9. 1で、 p — ク ロ ノレフ エ ノ ー ル は 0. 9 g Zリ ツ トルであった。 また、 廃水の処理条件は 処理温度 2 5 ◦ °C、 処理圧力 7 5 k gノ c m2 G、 02 / C O D ( C r ) (空気中の酸素量 化学的酸素要求量) - 1. 2、 廃水の空間速度は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と 同様の方法により処理を行った。 1 0 0時間後に得られた 処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 0. 4 g リ ッ ト ル、 C O D ( C r ) 処理効率 98%で、 p Hは 8. 4であ つた。 また、 p—ク ロルフエノールは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充 填していた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は ϊδめられなかった。
比較例 1 1
実施例 26において使用した触媒の代わりに比較例 2で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 26で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 7. 5 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 6 9 %で、 p Hは 8. 7であった。 ま た、 p— ク ロルフ エノ ールカく 0. 3 5 g Zリ ッ トル検出さ れた。
実施例 27
図 1に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔に実施例 3で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して湿式 酸化処理条件下で処理を 1 0 0時間連続して行った。 そ し て、 1 0 0時間後に得られた処理水の C O D ( C r ) 濃度 P Hを測定し、 ならびにガスクロマ ト分析法により ジメチ ルスルホキシ ド (以下 DM S 0とも記載する) を分析した 処理に供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度を 3 3 g Zリ ッ トル、 p Hは 1 3. 1で、 DM S Oは 4. 5 g リ ッ トルであった。 また、 廃水の処理条件は、 処理温度
2 20 °C , 処理圧力 5 0 k g Z c m G、 0 / C O D ( C r ) (空気中の酸素量/化学的酸素要求量) = 2. 0、 廃水の空間速度は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と同様の方 法により処理を行った。 1 0 0時間後に得られた処理水の 結果は、 C 0 D ( C r ) 濃度は 1. 0 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 7 %で、 p Hは 9. 1であった。 ま た、 D M S 0は検出されなかった。 また、 その後廃水の処 理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き 出したが、 廃水処理前と特に変化は認められなかった。
比較例 1 2
実施例 27において使用した触媒の代わりに比較例 2で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 2 7で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 2 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 64 %で、 p Hは 8. 6であった。 また. D M S 0力 0. 8 g リ ッ トル検出された。
比較例 1 3
実施例 27において使用した触媒の代わりに比較例 4で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 2 7で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 2 , 3 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 3 %で、 p Hは 8. 3であった。 ま た、 D M S 0は検出されなかった。 しカヽしな力くら、 1 0 0 時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 6. 3 g Zリ ッ トル、 C O D (C r ) 処理効率 8 1 %で、 p Hは 8. 5であった。 また、 D M S 0が 0. 1 1 gノリ ッ トル検出された。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿 式酸化反応塔内に充填していた成形体を抜き出した。 蛍光 X線法で抜き出した成形体の組成の変化を解析した結果、 廃水処理前のものより も成形体中の白金の含有量が、 特に 反応塔の入口部の成形体において若干減少していた。 入口 部成形体の各成分の重量比は、 T i 02 : P t換算で 1 0 0 : 0. 1 6であった。
実施例 2 S
図 1 に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔に実施例 5で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して湿式 酸化処理条件下で処理を 5 0 0時間連続して行つた。 そ し て、 5 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度 p Hを測定し、 ならびに検知管により硫化物イオン、 陰ィ オンクロマ ト分析法によりチォ硫酸イオンを分析した。 処 理に供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度を 1 〇 . 5 gノリ ッ トル、 p Hは 1 3. 3で、 チォ硫酸イオンは〇 , 3 0 g Zリ ツ トルであった。 また、 廃水の処理条件は、 処 理温度 1 6 0で、 処理圧力 9 k g Z c m 2 G、 02 / C O D ( C r ) (空気中の酸素量 Z化学的酸素要求量) = 2. 5、 廃水の空間速度は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と同様 の方法により処理を行った。 1 0 0時間後に得られた処理 水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 2. 8 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 7 3 %で、 p Hは 8. 2であつた また、 硫化物イオンおよびチォ硫酸イオンは検出されなか つた。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔 内に充填していた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に 変化は認められなかった。
比較例 1 4
実施例 28において使用した触媒の代わりに比較例 2で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 28で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C 0 D ( C r ) 濃度は: . 9 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 6 3 %で、 p Hは 8. 7であった。 ま た、 また硫化物イオンは検出されなかったが、 チォ硫酸ィ オンが 0. 35 g Zリ ッ トル検出された。
実施例 2 9
図 1 に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔に実施例 1 1で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して湿 式酸化処理条件下で処理を 1 ◦ 0時間連続して行つた。 そ して、 1 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃 度、 p Hを測定し、 ならびにガスクロマ ト分析法によりァ 二リ ンを分析した。 処理に供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度を 28 g Zリ ッ トル、 p Hは 1 2. 9で、 ァ 二リ ンは 1. 80 g Zリ ッ トルであった。 また、 廃水の処 理条件は、 処理温度 2 5 0 °C、 処理圧力 7 5 k g c m 2 G、 02 / C O D ( C r ) (空気中の酸素量 Z化学的酸素 要求量) = 1. 2、 廃水の空間速度は l h r _1であり、 実 施例 1 8と同様の方法により処理を行つた。 1 0 0時間後 に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 0. 1 7 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 9 %で、 p H は 8. 6であった。 また、 ァニリ ンは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充 填していた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は 認、められな力、つた。
実施例 3 0
実施例 2 9において使用した触媒の代わりに実施例 1 3 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 2 9で記述した条 件と同条件で処理を行った。 1 0 0時間後に得られた処理 水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1. 4 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 5 %で、 p Hは 8. 8であった, また、 ァニリ ンは検出されなかった。 また、 その後廃水の 処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜 き出したが、 廃水処理前と特に変化は認められなかつた。 比較例 1 5
実施例 2 9において使用した触媒の代わりに比較例 2で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 2 9で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 3. 5 g リ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 5 2 %で、 p Hは 1 0. 7であった また、 ァニリ ンが 0. 5 gノリ ッ トル検出された。
比較例 1 ら 実施例 2 9において使用した触媒の代わりに比較例 5で 得られた成形体を用いた以外は、 実施例 2 9で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 2. 5 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 1 %で、 p Hは 8. 9であった。 ま た、 ァニリ ンは検出されなかった。 しかしながら、 1 0 〇 時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 4. 8 g / リ ッ トル、 C O D (C r ) 処理効率 83 %で、 p Hは 9. 4であった。 また、 ァニリ ンが 0. 1 5 g Zリ ッ トル検出された。
実施例 3 1
実施例 1 7において使用した触媒の代わりに実施例 14 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 1 7で記述した条 件と同条件で処理を行った。 得られた処理水の結果は、 C 0 D ( C r ) 濃度は 0. 4 g Zリ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 98%で、 p Hは 7. 6であった。 また、 その後 触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認められな 力、つた o
実施例 3 2
実施例 1 8において使用した触媒の代わりに実施例 1 5 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 1 8で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 2. 2 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 3 %で、 p Hは 7. 8であった。 ま た、 卜 リエ夕ノールア ミ ンは検出されなかった。 しかしな がら、 2 5 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D
( C r ) 濃度は 4. 0 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理 効率 89 %で、 p Hは 7. 9であった。 また、 ト リエタノ —ルア ミ ンは検出されなかった。
実施例 3 3
実施例 24において使用した触媒の代わりに実施例 1 6 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 24で記述した条 件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 6. 0 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 87 %で、 p Hは 8. 9であった。 ま た、 ジルチルホルムア ミ ドは検出されなかった。 し力、しな がら、 2 5 ◦時間後に得られた処理水の結果は、 C O D
( C r ) 濃度は 8. 3 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理 効率 82 %で、 p Hは 9. 2であった。 また、 ジルチルホ ルムア ミ ドは検出されなかった。
実施例 34
水 50 リ ッ トルにォキシ硝酸ジルコニウム [ Z r 0 ( N 03 ) 2 ♦ 2 H 0] 1. 6 3 k gを溶解させ、 硝酸マ ン ガン水溶液 [M n (N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 2 50 g Zリ ッ トル) 1. 0 0 リ ッ トルを添加した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に 滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置 して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗 後、 1 20 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 5 0てで 3時間焼成した。 得られた粉体の触媒の各成分の 重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : Z r 02 換算で 2 5 : 7 5であった。 また、 比表面積を B E T法で測定した ところ、 68 m2 Z gであった。 また、 X線回折法により マンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マンガンの酸 化物の回折線は得られなかった。
実施例 3 5
マ ンガンおよびチタ ンからなる酸化物および または複 合酸化物を以下に記載する方法で調製した。 チタ ン源と し ては下記に組成を有する硫酸水溶液を用いた。
T i 0 S 04 2 5 0 g Zリ ッ トル
(T i 0 換算)
全 Hつ S 04 1 , l O O g Zリ ッ トル
水 50 リ ッ トルに塩化マンガン水溶液 [M n C 1 2 ] (M n Oつ 換算 2 50 2 リ ッ トル) 0. 80 リ ッ トル を添加した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しなが らアンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 こ のゲルの水溶液を再度 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しな がら上記組成の硫酸チタニル硫酸水溶液 3. 2 0 リ ッ トル を添加し、 さ らに、 ア ンモニア水を徐々に滴下し、 p H力《 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0。(:で 1 0時問乾燥し、 さ らに、 空気雰囲気下、 4 3 0 °Cで 4時間 焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法 により M n Oつ : T i 02 換算で 2 0 : 8 0であった。 ま た、 比表面積を B E T法で測定したと ころ、 1 0 1 m 2 ノ gであった。 また、 X線回折法によりマンガンの酸化物の 結晶構造を測定したが、 マンガンの酸化物の回折線は得ら れなかった。 引き続きこ こで得られた粉体を用いて焼成温 度を 3 5 CTCと した以外は実施例 : 3で記載した方法と同様 の方法で触媒を成形した。 得られた触媒の比表面積は B E T法で測定したところ 1 0 1 m 2 Z gであった。
実施例 3 6
水 5 0 リ ツ トルに硝酸チタニル硫酸水溶液 3. 8 8 リ ツ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0 °Cの温度に維持 しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に滴下し、 p H力く 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後、 電解二酸化マ ンガンの粉末を 0. 0 3 0 k g添加し、 ニ ーダ一でよく練 り合わせ、 1 2 0 で 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気 下、 4 2 0 °Cで 5時間焼成した。 得られた粉体の各成分の 重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : T i 02 換算で 3 : 9 7であった。 引き続きこ こで得られた粉体を用いて焼成 温度を 4 0 0 °Cと した以外は、 実施例 3で記載した方法と 同様の方法で触媒を成形した。 得られた触媒の比表面積は B E T法で測定したところ、 1 0 5 m 2 ノ gであった。 ま た、 X線回折法によりマ ンガンの酸化物を測定したと ころ, /3 - M n 02 と一致する回折線のピークを得た。 しかしな がら、 この回折線のピーク強度は、 上記電解二酸化マンガ ンの粉末の 0. 0 3 0 k gを 4 2 0 °Cで 5時間焼成したも のと、 後で記載する実施例 38と同様の方法で作成したチ タニアの粉体 0. 9 7 0 k gとを単によく混合し、 同様に X線回折法により測定した yS _ M n 02 の回折線のピーク と比較して非常に小さ く 、 約 1 Z4の強度であった。
実施例 3 7
水 50 リ ッ トノレに、 ォキシ硝酸ジルコニウム [ Z r 0 (Ν Ο ) 2 · 2 Η 2 0] 1. 9 5 k gを添加し、 溶解し た。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらアンモ ニァ水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 そして、 得 られたゲルは濾別し、 水洗後、 さ らに、 該ゲルに硝酸マ ン ガン水溶液 [M n ( N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 2 50 g リ ッ トル) 0. 4 0 リ ッ トルを加え、 よく練り合わせ た。 得られたものは 1 2 0 Cで 1 0時間乾燥し、 空気雰囲 気下、 4 50 °Cで 3時問焼成した。 得られた粉体の各成分 の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : Z r 02 換算で 1 0 : 9 0であつた。 また、 比表面積を B E T法で測定し たところ、 7 2 ιηώ であった。 さ らに、 X線回折法に よ りマンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マ ンガン の酸化物の回折線は得られなかった。 引き続き こ こで得ら れた粉体を用いて焼成温度を 4 3 0 °Cと した以外は、 実施 例 3で記載した方法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 3 8
水 1 0 0 リ ッ トルに先に記載した硫酸チタニル硫酸水溶 液 8 . 0 0 リ ッ トルを添加し、 3 0 °Cの温度に維持しつつ 攪拌しながらアンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8にな るまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生 成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0でで 1 〇時 間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 7 0 0 °Cで 5時間焼成し チタニアの粉体を得た。
次にこの得られたチタニアの粉体 9 5 0 gを二一ダ一に 加え、 さ らに、 炭酸マンガン [ M n C Oつ ] 6 6 gおよび 水を加えてよく練り合わせた。 得られたものは 1 2 0でで 1 0時間乾燥し、 空気雰囲気下、 3 5 0てで 4時間焼成し た。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 0 2 : T i 0 2 換算で 5 : 9 5であった。 また、 比表 面積を B E T法で測定したところ、 3 5 m 2 ノ gであつた さ らに、 X線回折法によりマ ンガンの酸化物を測定したが マンガンの酸化物の回折線は得られなかった。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 3 3 0 Cと した以外 は、 実施例 3で記載した方法と同様の方法で触媒を成形し た。
実施例 3 9
実施例 3 8と同様の方法で作成したチタニア粉体 9 7 0 gに硝酸マ ンガン水溶液 [M n ( N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 1 0 0 g リ ッ トル) 0. 3 0 リ ッ トルを加え、 よ く練り合わせた。 得られたものは 1 20 °Cで 1 0時間乾燥 し、 さ らに、 空気雰囲気下 4 3 0 °Cで 4時間焼成した。 得 られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 0 2 : T i 02 換算で 3 : 9 7であった。 また、 比表面積を B E T法で測定したところ、 34 m2 / gであった。 さ ら に、 また、 X線回折法によりマンガンの酸化物を測定した が、 マンガンの酸化物の回折線は得られなかった。 引き続 き こ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 4 0 0 °Cと した 以外は、 実施例 3で記載した方法と同様の方法で触媒を成 形した。 .
実施例 4 0
実施例 38と同様の方法で作成したチタニア粉体を、 焼 成温度を 6 0 0 と した以外は、 実施例 3で記載した方法 と同様の方法で成形した。 得られたペレツ ト状チタニア成 形体 9 9 0 gには、 硝酸マンガン水溶液 [M n (N 03 ) ] (M n 02 換算 S O g Zリ ッ トル) 0. 20 リ ッ ト ルを含浸した。 そして、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥し、 引き 続き空気雰囲気下、 3 0 0 °Cで 5時間焼成した。 得られた 触媒の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : T
1 0 換算で 1 : 9 9であった。 また、 比表面積を B E T 法で測定したところ、 3 0 m2 であった。 また、 X線 回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マンガンの酸化物の回折線は得られなかった。
実施例 4 1
水 1 0 0 リ ッ トルにォキシ硝酸ジルコニウム [ Z r 0 ( N 03 ) 2 2 H 2 0] 3. 2 6 k gを溶解させ、 3 0 。Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々 に 滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置 して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗 後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 7 0 0 °Cで 5時間焼成し、 ジルコニァの粉体を得た。
このジルコニァの粉体 0. 5 k gに実施例 3 5で得た M n 02 : T i 02 換算で 2 0 : 8 0の粉体 0. 5 0 k gを 添加し、 二一ダ一でよく練り合わせ、 焼成温度を 3 5 0 °C と した以外は実施例 3で記載した方法と同様の方法で成形 した。 得られた触媒の各成分の重量比は、 蛍光 X線法によ り M n Oつ : T i 0 : 2 02 換算で 1 0 : 4 0 : 5 0 であった。 また、 比表面積を B E T法で測定したところ、 7 0 m2 であった。
実施例 4 2
水 5 0 リ ッ トルに硝酸マンガン水溶液 [M n (M 03 ) 2 ] (M n 02 換算 2 5 0 g Zリ ッ トル) 0. 4 0 リ ツ トル、 硝酸パラ ジゥム水溶液 ( P d換算 5 g リ ッ トル) 0. 6 0 リ ツ トルおよび先に記載した硫酸チタニル硫酸水 溶液 3. 6 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0。Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々 に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静 置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水 洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 〇 0 °Cで 5時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量 比は、 蛍光 X線法により M n 02 : T i 02 : P d換算で 1 0 : 9 0 : 0. 3であった。 また、 比表面積を B E T法 で測定したところ、 1 1 0 m 2 gであった。 また、 X線 回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マ ンガンの酸化物の回折線は得られなかった。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 380 °Cと した以外 は、 実施例 3に記載した方法と同様の方法で触媒を成形し た。
実施例 4 3
水 5 0 リ ッ トルに硝酸マ ンガン水溶液 [M n ( N 03 ) 2 ] (M n 02 換算 リ ッ トル) 0. 4 0 リ ツ トル、 硝酸ルテニウム水溶液 (R u換算 5 g リ ッ トル) 1. 2 ◦ リ ッ トルおよび先に記載した硫酸チタニル硫酸水 溶液 3. 6 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々 に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静 置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水 洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 5 0。Cで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量 比は、 蛍光 X線法により M n 02 : T i 02 : R u換算で 1 0 : 9 0 : 0. 6であった。 また、 比表面積を B E T法 で測定したと ころ、 1 0 0 m2 / gであった。 さ らに、 X 線回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を測定したが. マンガンの酸化物の回折線は得られなかった。 引き続きこ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 4 0 CTCと じた以外 は、 実施例 3で記載した方法と同様の方法で触媒を成形し た。
実施例 44
水 5 0 リ ッ トルにォキシ硝酸ジルコニウム [ Z r 0 ( N 03 ) 2 · H 2 0 ] 1. 5 5 k gを溶解させ、 硝酸マ ン ガン水溶液 [M n ( N 03 ) 2 ] (M n O 換算 2 50 g Zリ ツ トル) 0. 1 5 リ ツ トル、 硝酸白金水溶液 ( P t 換算 3 g Zリ ッ トル) 0. 50 リ ッ トルを添加し、 よく 混合した。 これを 3 0。Cの温度に維持しつつ攪拌しながら ア ンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 こ のゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 3 5 CTCで 4時間焼成した。 得られた 粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 02 : Z r 02 : P t換算で 5 : 9 5 : 0. 2であった。 また、 比 表面積を B E T法で測定したところ、 9 3 π^ gであつ た。 さ らに、 X線回折法によりマンガンの酸化物の結晶構 造を測定したが、 マンガンの酸化物の回折線は得られなか つた。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 3 3 0 °Cと した以外は、 実施例 3で記載.した方法と同様の方 法で触媒を成形した。
実施例 4 5
水 5 0 リ ッ トルに硝酸マンガン水溶液 [M n ( N 00 ) 2 ] ( M n 0つ 換算 2 5 0 g Zリ ッ トル) ◦ . 4 0 リ ツ トル、 硫酸口ジゥム水溶液 (R h換算 2 g Zリ ッ トル) 2. 5 0 リ ツ トルおよび先に記載した硫酸チタニル硫酸水 溶液 3. 6 0 リ ッ トルを添加し、 よく 混合した。 これを 3 0。(:の温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々 に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静 置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水 洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、
4 5 0 °Cで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量 比は、 蛍光 X線法により M n 0 : T i 02 : R h換算で 1 0 : 9 0 : 0. 5であった。 また、 比表面積を B E T法 で測定したところ、 1 0 9 m 2 Z gであった。 さ らに、 X 線回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を測定したが マンガンの酸化物の回折線は得られなかつた。 引き続きこ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 4 0 ◦でと した以外 は、 実施例 3に記載した方法と同様の方法で触媒を成形し た。
実施例 4 6
水 5 0 リ ッ トルに硝酸マンガン水溶液 [M n ( O , ) つ ] (M n 02 換算 2 5 0 gノリ ッ トル) ◦ . 4 ◦ リ ツ トル、 塩化ィ リ ジゥム水溶液 ( I r換算 2 g リ ッ トル) 2. 5 0 リ ッ トルおよび先に記載した硫酸チタニル硫酸水 溶液 3. 6 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0。( の温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々 に滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時問静 置して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水 洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 5 0 °Cで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量 比は、 蛍光 X線法により M n 02 : T i 02 : I r換算で 1 0 : 9 0 : 0. 9であった。 また、 比表面積を B E T法 で測定したところ、 1 0 5 m 2 gであった。 さ らに、 X 線回折法によりマンガンの酸化物の結晶構造を測定した力 マ ンガンの酸化物の回折線は得られなかった。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて焼成温度を 4 0 0 °Cと した以外 は、 実施例 3に記載した方法と同様の方法で触媒を成形し た。
実施例 4 7
実施例 3 5と同様の方法で得たゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 ◦ °Cで 1 0時間乾燥した。 さ らに空気雰囲気下、 6 0 〇 °Cで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 9 0 ? : T i 02 換算で 1 8. 5 : 8 1. 5であった。 また、 比表面積を B E T法で測定した と ころ、 6 0 m であった。 また、 X線回折法により マンガンの酸化物の結晶構造を測定したが、 マンガンの酸 化物の回折線は得られなかった。 引き続き こ こで得られた 粉体を用いて焼成温度を 3 5 CTCと した以外は実施例 3で 記載した方法と同様の方法で触媒を成形した。
実施例 4 8
粉体の焼成温度を 6 0 0 °Cと した以外は、 実施例 3 6と 同様の方法で得た粉体を、 実施例 3 6 と同じ成形時の焼成 温度を 4 0 0 °Cと した同様の方法で成形した。 得られた粉 体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により M n 2 0 3 : T i 0 2 換算で 2 . 7 : 9 7 . 3であった。 また、 得られた 触媒の比表面積を B E T法で測定したところ、 5 2 m 2 / gであった。 また、 X線回折法によりマ ンガンの酸化物の 結晶構造を測定したところ、 ひ 一 M n 2 0 3 と一致する回 折線のピークを得た。 しかしながら、 この回析線のピーク 強度は試薬の α— M n 2 0つ の粉末 0 . 0 2 7 k gと実施 例 3 8と同様の方法で作成したチタニアの粉体 0 . 9 7 0 k gとを単によく混合し、 同様に X線回折法により測定し た M n 2 0 3 の回析線のピーク と比較して非常に小さ く 、 約 1 5の強度であつた。
比較例 1 7
実施例 3 4において硝酸マ ンガンの水溶液を用いなかつ たこと以外は、 実施例 3 4 と同様にしてジルコニァの粉体 を得た。
比較例 1 8
実施例 4 0において硝酸マンガン水溶液を含浸しなかつ たこと以外は、 実施例 4 0 と同様にしてチタニアの成形体 を得た。
比較例 1 9
水 5 0 リ ッ トルに硝酸パラジゥム水溶液 ( P d換算 5 g リ ッ トル) 0 . 6 0 リ ッ トルと硫酸チタニル硫酸水溶 液 4 . 0 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0 。Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に 滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置 して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗 後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 8 0 °Cで : 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比 は、 蛍光 X線法により T i 0 2 : P d換算で 1 0 0 : 0 . 3 0であった。 引き続きこ こで得られた粉体を用いて、 焼 成温度を 4 ◦ CTCと して以外は、 実施例 3で記載した方法 と同様の方法で成形体を得た。
比較例 2 0
水 5 0 リ ッ トルに硝酸ルテニウム水溶液 ( R u換算 5 リ ッ トル) 1 . 2 0 リ ッ トルと硫酸チタニル硫酸水溶 液 4 . 0 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0 。Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に 滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置 して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗 後、 1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 0 0 °Cで 5時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比 は、 蛍光 X線法により T i 02 : R u換算で 1 0 0 : 0. 6 0であった。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて、 焼 成温度を 38 0 °Cと した以外は、 実施例 3で記載した方法 と同様の方法で成形体を得た。
比較例 2 1
水 5 0 リ ッ トルにォキシ硝酸ジルコニウム [ Z r 0 ( N 03 ) * 2 H 9 0 ] 1. 6 3 k gを溶解させ、 硝酸白金 水溶液 ( P t換算 3 g リ ッ トル) 0. 5 0 リ ッ トルを 添加し、 よく 混合した。 これを 3 0 °Cの温度に維持しつつ 攪拌しながらアンモニア水を徐々に滴下し、 p Hが 8にな るまで加え、 さ らに、 1 5時間静置して沈殿 (ゲル) を生 成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後、 1 2 0 °Cで 1 0時 間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 5 0 °Cで 3時間焼成し た。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により
Z r 0 P t 換算で 1 0 0 : 0. 2 0であった さ き ここで得られた粉体を用いて、 焼成温度を 4 0 CTCと し た以外は、 実施例 3で記載した方法と同様の方法で成形体 を得た。
比較例 2 2
水 5 ◦ リ ッ トルに硝酸ロジウム水溶液 ( R h換算 2 g Zリ ッ トル) 2. 5 0 リ ツ.トルと硫酸チタニル硫酸水溶液 4. 0 0 リ ッ トルを添加し、 よく混合した。 これを 3 0。C の温度に維持しつつ攪拌しながらアンモニア水を徐々に滴 下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置し て沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗後
1 2 0 °Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 5 〇 °Cで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比は、 蛍光 X線法により T i Oり : R h換算で 1 0 0 : 0. 5 0 であった。 引き続き こ こで得られた粉体を用いて、 焼成温 度を 4 0 0 °Cと した以外は、 実施例 3で記載した方法と同 様の方法で成形体を得た。
比較例 2 3
水 5 0 リ ッ トルに塩化ィ リ ジゥム水溶液 ( I r換算 2 gノリ ッ トル) 2. 5 0 リ ッ トルと硫酸チタニル硫酸水溶 液 4. 0 0 リ ッ トルを添加し、 よく 混合した。 これを 3 0 。Cの温度に維持しつつ攪拌しながらア ンモニア水を徐々に 滴下し、 p Hが 8になるまで加え、 さ らに、 1 5時間静置 して沈殿 (ゲル) を生成させた。 このゲルを濾別し、 水洗 後、 1 2 0 Cで 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 4 5 CTCで 3時間焼成した。 得られた粉体の各成分の重量比 は、 蛍光 X線法により T i 02 : I r換算で 1 0 0 : 0, 5 0であった。 引き続きこ こで得られた粉体を用いて、 焼 成温度を 4 0 0 °Cと した以外は、 実施例 3で記載した方法 と同様の方法で成形体を得た。
実施例 4 9
内容積 1 リ ッ トルのチタ ン製ォー トク レーブを使用し、 このォ一 ト ク レーブに実施例 34で作成した触媒 3 0 gお よび廃水 2 5 0 gを充填し、 さ らに、 空気を 2 5 k g c m 2 G張り込んだ。 そ して、 2 5 0 °Cに昇温し、 82 k g / c m2 Gで 3時間処理を行った。 そして、 冷却後に液を 抜き出し、 処理前の廃水原液と処理後の C 0 D ( C r ) 濃 度、 p Hを測定し、 ならびに液体ク ロマ ト分析法によりェ チ レ ンジァ ミ ンを分析した。
この処理に使用した廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度 2 5 g Zリ ッ トル、 p H 9. 3で、 エチ レンジァ ミ ンを〇 . 5 g リ ツ トル含有していた。 得られた結果は、 C O D
( C r ) 濃度 0. 9 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効 率 9 6 %で、 p Hは 8. 3であった。 また、 エチ レ ンジァ ミ ンは検出されなかった。
比較例 24
実施例 4 9と同様の方法ならびに同じ廃水を使用し、 比 較例 1 7で作成したジルコニァの粉体 30 gを用いて処理 を行った。 得られた結果は、 C O D ( C r ) 濃度 14 gZ リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 44 %で、 p Hは 8. 8であった。 また、 エチレンジァ ミ ンが 0. 1 2 gノリ ツ トル検出された。
実施例 50
図 1に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔 1 に実施例 3 5で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して 湿式酸化処理条件下で処理を 50 0時間連続して行った。 そ して、 5 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度、 p Hを測定し、 ならびにガスク ロマ ト分析法により ァニリ ンを分析した。 なお、 実験方法は、 処理温度を 2 6 0 °Cと した以外は、 実施例 1 8と同様であった。 以下、 結 果について記述する。
処理に供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度 4 2 リ ッ トル、 p Hは 1 0. 2で、 ァニリ ンを 3. 0 g / リ ッ トル含有していた。 5 0 ◦時問後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 . 4 g /リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 7 %で、 p Hは 8. 5であった。 ま た、 ァニリ ンは検出されなかった。 また、 その後廃水の処 理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き 出したが、 廃水処理前と特に変化は認められなかった。 実施例 5 1
実施例 5 0において使用した触媒の代わりに実施例 3 7 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 5 0で記述した条 件と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得られた処理 水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 2. 4 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 4 %で、 p Hは 8. 6であつた またァニリ ンは検出されなかった。 また、 その後廃水の処 理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き 出したが、 廃水処理前と特に変化は認められなかった。 実施例 5 2
実施例 5 0において使用した触媒の代わりに実施例 4 2 で得られた触媒を用い、 水酸化ナ ト リ ゥムを廃水 1 リ ッ ト ルあたり 1 . 6 g添加して処理した以外は、 実施例 5 0で 記述した条件と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得 られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1. 7 g Z リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 6 %で、 p Hは 8, 8であった。 また、 ァニリ ンは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認めら れなかった。
実施例 5 3
実施例 5 0において使用した触媒の代わりに実施例 4 3 で得られた触媒を用い、 水酸化ナ ト リ ウムを廃水 1 リ ッ ト ルあたり 1. 6 g添加して処理した以外は、 実施例 5 0で 記述した条件と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得 られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1. 8 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 6 %で、 p Hは 8. 8であった。 また、 ァニリ ンは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認めら れなかった。
実施例 54
実施例 5 0において使用した触媒の代わりに実施例 4 7 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 5 0で記述した条 件と同条件で処理を行つた。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 3. 9 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 1 %で、 p Hは 8. 7であった。 ま た、 ァニリ ンは検出されなかった。
しかしながら、 5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 5. 5 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 87 %で、 p Hは 8. 8であった。 ァニリ ンは検 出されなかった。
比較例 2 5
実施例 5 0において使用した触媒の代わりに比較例 1 8 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 5 0で記述した 条件と同条件で処理を行つた。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 26 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 38 %で、 p Hは 9. 2であった。 ま た、 ァニリ ンが 1. 1 g リ ッ トル検出され、 処理効率 6 3 %であった。
比較例 26
実施例 5 0において使用した触媒の代わりに比較例 1 9 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 50で記述した 条件と同条件で処理を行つた。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 4. 5 g Zリ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 89 %で、 p Hは 8. 8であった。 また、 ァニリ ンは検出されなかった。
しかしながら、 5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 7. 6 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 58 %で、 p Hは 9. 1であった。 また、 ァ 二リ ンが 0. 9 gノリ ッ トル検出された。 また、 その後廃 水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた成形 体を抜き出した。 蛍光 X線法で抜き出した成形体の組成の 変化を解析した結果、 廃水処理前のものより も成形体中の パラジゥムの含有量が、 特に反応塔の入口部の成形体にお いて減少していた。 入口部成形体の各成分の重量比は、 τ i 02 : P d換算で 1 0 0 : 0. 1 1であった。
比較例 27
実施例 5 0において使用した触媒の代わりに比較例 2 0 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 5 0で記述した 条件と同条件で処理を行つた。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 5. 0 g Zリ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 88 %で、 p Hは 8. 8であった。 また、 ァニリ ンは検出されなかった。
しかしながら、 5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 9. 8 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 7 7 %で、 p Hは 9. 0であった。 また、 ァニリ ンが 0. 2 gノリ ツ トル検出された。 また、 その後廃水の 処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた成形体を 抜き出した。 蛍光 X線法で抜き出した成形体の組成の変化 を解析した結果、 廃水処理前のものより も成形体中のルテ 二ゥムの含有量が、 特に反応塔の入口部の成形体において 減少していた。 入口部成形体の各成分の重量比は、 T i 0 つ : R u換算で 1 0 0 : 0. 3 5であった。
実施例 5 5 図 1 に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔 1に実施例 36で作成した触媒を、 1 リ ッ トル充填し て湿式酸化処理条件下で処理を 5 0 0時間連続して行った。 そ して、 50 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度、 p Hを測定し、 ならびに液体ク ロマ ト分析法により グルタ ミ ン酸を分析した。 処理に供した該廃水の性状は、 C O D (C r ) 濃度 3 1 g Zリ ッ トル、 p Hは 1 3. 1で、 グルタ ミ ン酸は 3. 6 g リ ッ トルであった。 また、 廃水 の処理条件は、 処理温度 26 5て、 処理圧力 9 0 k gノ c m 2 G、 02 / C O D ( C r ) (空気中の酸素量 化学的 酸素要求量) = 1. 1、 廃水の空間速度は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と同様の方法により処理を行った。
50 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 0. 3 5 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 9 %で、 p Hは 8. 7であった。 また、 グルタ ミ ン酸は検 出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式 酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き出したが、 廃水処 理前と特に変化は認められなかった。
実施例 56
実施例 5 5において使用した触媒の代わりに実施例 38 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 5 5で記述した条 件と同条件で処理を行った。
5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D (C r ) 濃度は 0. 3 1 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 9 %で、 p Hは 8. 6であった。 また、 グルタ ミ ン酸は検 出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式 酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き出したが、 廃水処 理前と特に変化は認められなかった。
実施例 57
実施例 5 5において使用した触媒の代わりに実施例 48 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 5 5で記述した条 件と同条件で処理を行つた。 開始直後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1. 2 g /リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 6 %で、 p Hは 8. 9であった。 ま た、 グル夕 ミ ン酸は検出されなかった。
しかしながら、 5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 4. 2 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 86 %で、 p Hは 9. 1であった。 グルタ ミ ン酸 は検出されなかった。
比較例 28
実施例 5 5において使用した触媒の代わりに比較例 1 8 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 5 5で記述した 条件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 8 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 4 2 %で、 p Hは 9. 7であった。 ま た、 グルタ ミ ン酸が 0. 4 7 g Zリ ッ トル検出された。
実施例 58
図 1 に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔 1に実施例 4 1で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して 湿式酸化処理条件下で処理を 50 0時間連続して行った。 そ して、 5 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度、 p Hを測定し、 ならびにガスク ロマ ト分析法により p—クロルフヱノールを分析した。 処理に供した該廃水の 性状は、 C O D ( C r ) 濃度 1 6 g / / リ ッ トル、 p Hは 8. 3で、 p— ク ロノレフ エノ 一ルは 1. 4 g リ ッ トルであつ た。 また、 廃水の処理条件は、 処理温度 24 0 °C、 処理圧 力 6 5 k g / c m2 G、 02 Z C O D ( C r ) (空気中の 酸素量 Z化学的酸素要求量) = 1. 0、 廃水の空間速度は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と同様の方法により処理を行 つた。
50 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 0. 4 9 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 7 %で、 p Hは 7. 3であった。 また、 p— ク ロルフエノ —ルは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止 し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き出した力 廃水処理前と特に変化は認められなかつた。
比較例 29
実施例 58において使用した触媒の代わりに比較例 1 8 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 58で記述した 条件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 5. 3 g Zリ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 6 7 %で、 p Hは 7. 5であった。
8 S また、 p—ク ロルフ エノールが 0. 6 g リ ッ トル検出さ れた。
実施例 5 9
図 1に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔 1に実施例 3 9で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して 湿式酸化処理条件下で処理を 50 0時問連続して行った。 そ して、 5 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度、 p Hを測定し、 ならびにガスク ロマ ト分析法により ジメチルスルホキシ ド (以下 D M S 0と も記載する) を分 析した。 処理に供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃 度 54 g Zリ ッ トル、 p Hは 1 3. 5、 DM S Oは 6. 9 g Zリ ッ トルであった。 また、 廃水の処理条件は、 処理温 度 2 0 0 °C、 処理圧力 4 O k g Z c m2 G、 02 / C O D ( C r ) (空気中の酸素量 Z化学的酸素要求量) = 1. 5 廃水の空間速度は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と同様の方 法により処理を行った。 50 0時間後に得られた処理水の 結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 3. 3 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 94 %で、 p Hは 8. 6であった。 ま た、 D M S 0は検出されなかった。 また、 その後廃水の処 理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き 出したが、 廃水処理前と特に変化は認められなかった。 比較例 3 〇
実施例 5 9において使用した触媒の代わりに比較例 1 8 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 5 9で記述した 条件と同条件で処理を行つた。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 28 g /リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 48 %で、 p Hは 9. 3であった。 ま た、 D M S 0力《 2. 1 gノリ ッ トル検出された。
比較例 3 1
実施例 5 9において使用した触媒の代わりに比較例 1 9 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 5 9で記述した 条件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 4. 2 gノリ ッ トル、 C
0 D ( C r ) 処理効率 9 2 %で、 p Hは 8. 6であった。 また、 D M S 0は検出されなかった。
しかしながら、 50 ◦時間後に得られた処理水の結果は C O D ( C r ) 濃度は 1 6 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 7 0 %で、 p Hは 9 , 0であった。 また、 D M S 0力く 0. 3 g Zリ ッ トル検出された。 また、 その後廃水の 処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた成形体を 抜き出した。 蛍光 X線法で抜き出した成形体の組成の変化 を解析した結果、 廃水処理前のものより も成形体中のパラ ジゥムの含有量が、 特に反応塔の入口部の成形体において 若干減少していた。 入口部成形体の各成分の重量比は、 T
1 02 : P d換算で 1 0 0 : 0. 14であった。
実施例 6 0
図 1に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔 1に実施例 4 0で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して 湿式酸化処理条件下で処理を 5 0 0時間連続して行った。 そ して、 5 0 0時問後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度、 p Hを測定し、 ならびに検知管により硫化物イオン、 陰イオンクロマ ト分析法によりチォ硫酸イオンを分析した。 処理に供した該廃水の性状は、 C O D ( C r ) 濃度 1 1 g ノリ ッ トル、 p Hは 1 3. 4で、 硫化物ィオンは 4 , 0 g リ ッ トル、 チォ硫酸イオンは 0. 3 0 g Zリ ッ トルであ つた。 また、 廃水の処理条件は、 処理温度 1 6 0 °C、 処理 圧カ 9 1^ 2 (: 1"112 0、 02 / ( 00 ( (: 1" ) (空気中の 酸素量ノ化学的酸素要求量) = 3. 0、 廃水の空間速度は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と同様の方法により処理を行 つた。 ·
50 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 3. 4 g Zリ ッ トル、 C O D (C r ) 処理効率 69 %で、 p Hは 8. 5であった。 また、 硫化物イオンおよび チォ硫酸イオンは検出されなかった。 また、 その後廃水の 処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜 き出したが、 廃水処理前と特に変化は認められなかった。 比較例 3 2
実施例 6 0において使用した触媒の代わりに比較例 1 8 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 6 0で記述した 条件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 4. 2 gノリ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 6 2 %で、 p Hは 8 , 7であった。 また硫化物イオンは検出されなかったが、 チォ硫酸イオン が〇 . 60 g Zリ ッ トル検出された。
実施例 6 1
図 1に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔 1 に実施例 44で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して 湿式酸化処理条件下で処理を 50 0時間連続して行つた。 そ して、 5 0 0時間後に得られた処理水の C 0 D ( C r ) 濃度、 p Hを測定し、 ならびにガスク ロマ ト分析法により ジメチルホルムア ミ ドを分析した。 処理に供した該廃水の 性状は、 C O D ( C r ) 濃度 3 9 g リ ッ トル、 p Hは 1 3. 3で、 ジメ チルホルムア ミ ドは 8. 5 g Zリ ッ トノレで あった。 また、 廃水の処理条件は、 処理温度 23 5て、 処 理圧カ 60 1^ £ (; 1112 0、 02 ノ(: 00 ( (: 1" ) (空気 中の酸素量ノ化学的酸素要求量) = 1. 2、 廃水の空間速 度は 1 h r _1であり、 実施例 1 8と同様の方法により処理 を つた。
5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1. 7 gノリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 6 %で、 p Hは 8. 8であった。 また、 ジメ チルホルムア ミ ドは検出されなかった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き出したが、 廃 水処理前と特に変化は認められなかった。
比較例 3 3
実施例 6 1 において使用した触媒の代わりに比較例 2 1 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 6 1で記述した 条件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 2. 4 g /リ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 94 %で、 p Hは 9. 0であった。 また、 ジメチルホルムア ミ ドは検出されなかった。
しかしながら、 5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1 5. 7 リ ッ トル、 C O D (C r ) 処理効率 6 0 %で、 p Hは 1 0. 3であった。 また、 ジメ チルホルムア ミ ドカ《 2. 1 g リ ッ トル検出された。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた成形体を抜き出した。 蛍光 X線法で抜き出した成形体 の組成の変化を解析した結果、 廃水処理前のものよ り も成 形体中の白金の含有量が、 特に反応塔の入口部の成形体に おいて減少していた。 入口部成形体の各成分の重量比は、 Z r 02 : P t換算で 1 0 0 : 0. 0 3であった。
実施例 6 2
実施例 6 1において使用した触媒の代わりに実施例 4 5 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 6 1で記述した条 件と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得られた処理 水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 1. 9 リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 5 %で、 p Hは 8. 8であった。 ま た、 ジメチルホルムア ミ ドは検出されなかった。 また、 そ の後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填してい た触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認められ なかった。
比較例 3 4
実施例 6 1 において使用した触媒の代わりに比較例 2 2 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 6 1 で記述した 条件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 3. 3 gノリ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 9 2 %で、 p Hは 9. 0であった。 また、 ジメチルホルムア ミ ドは検出されなかった。
しかしながら、 5 0 0時間後に得られた処理水の結果は C O D ( C r ) 濃度は 1 5. 9 リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 5 9 %で、 p Hは 1 0. 6であった。 また、 ジメ チルホルムア ミ ドが 2. 7 gノリ ッ トル検出された。 また その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填して いた成形体を抜き出した。 蛍光 X線法で抜き出した成形体 の組成の変化を解析した結果、 廃水処理前のものより も成 形体中のロジウムの含有量が、 特に反応塔の入口部の成形 体において減少していた。 入口部成形体の各成分の重量比 は、 T i 02 : R h換算で 1 0 0 : 0. 0 8であった。 実施例 6 3
実施例 6 1 において使用した触媒の代わりに実施例 4 6 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 6 1 で記述した条 件と同条件で処理を行った。 5 0 0時間後に得られた処理 水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 2. 4 リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 4 %で、 p Hは 8 , 8であった。 ま た、 ジメチルホルムア ミ ドは検出されなかった。 また、 そ の後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填してい た触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化は認められ なかった。
比較例 3 5
実施例 6 1において使用した触媒の代わりに比較例 2 3 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 6 1で記述した 条件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 3. 5 g /リ ッ トル、 C 0 D ( C r ) 処理効率 9 1 %で、 p Hは 9. 0であった。 また、 ジメ チルホルムア ミ ドは検出されなかった。
しかしながら、 5 0 0時間後に得られた処理水の結果は, C O D (C r ) 濃度は 1 6. 2 g Zリ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 58 %で、 p Hは 1 1. 0であった。 また、 ジメチルホルムア ミ ドが 3. 6 g Zリ ッ トル検出された。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充 填していた成形体を抜き出した。 蛍光 X線法で抜き出した 成形体の組成の変化を解析した結果、 廃水処理前のものよ り も成形体中のィ リ ジゥムの含有量が、 特に反応塔の入口 部の成形体において減少していた。 入口部成形体の各成分 の重量比は、 T i 02 : I r換算で 1 0 0 : 0, 04であ つた。
実施例 64
図 1 に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔 1 に実施例 3 9で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して 湿式酸化処理条件下で処理を 5 0 0時間連続して行った。 そ して、 5 ◦ 0時間後に得られた処理水のアンモニゥムィ オン濃度、 硝酸イオン濃度および亜硝酸イオン濃度をィォ ンク ロマ ト分析法で、 全窒素濃度を全窒素法で、 ならびに p Hを測定した。 処理に供した該廃水の性状は、 p Hは 1 0 . 2で、 ア ンモニゥムイオ ンは 3 . 5 g リ ッ トルで、 亜硝酸ィオンおよび硝酸ィオンは含有していなかった。 ま た、 全窒素濃度は 2 . 7 g リ ツ トルであった。 また、 廃 水の処理条件は、 処理温度 2 5 ◦て、 処理圧力 7 5 k g Z c m 2 G、 廃水の空間速度は 1 h r _ 1であった。 また、 供 給空気量は、 ア ンモニゥムイオ ン l m o 1 の供給に対して 3 m o 1 倍の分子状酸素を供給するようにした。 そ して、 実施例 1 8と同様の方法により処理を行つた。
5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 p Hは 7 . 4 で、 硝酸ィォン濃度 0 . 4 4 g リ ッ トルであり、 ア ンモ ニゥムイオンおよび亜硝酸イオンは検出されなかった。 ま た、 全窒素濃度は 0 . 1 0 gノリ ッ トルで、 全窒素処理効 率は 9 6 %であった。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に充填していた触媒を抜き出したが、 廃 水処理前と特に変化は認められなかつた。
実施例 6 5
図 1 に示す湿式酸化処理装置を使用し、 この湿式酸化反 応塔 1 に実施例 8で作成した触媒を 1 リ ッ トル充填して湿 式酸化処理条件下で処理を 5 0 0時間連続して行った。 そ して、 5 ◦ 0時間後に得られた処理水のアンモニゥムィォ ン濃度、 硝酸イオ ン濃度および亜硝酸イオ ン濃度をイオ ン クロマ ト分析法で、 全窒素濃度を全窒素法で、 ならびに p Hを測定した。 処理に供した該廃水の性状は、 p Hは 1 0 . 2で、 ア ンモニゥムイオ ンは 3 . 5 g Zリ ッ トルで、 亜硝 酸イオンおよび硝酸ィォンは含有していなかった。 また、 全窒素濃度は 2 . 7 g リ ッ トルであった。 また、 廃水の 処理条件は、 処理温度 2 5 0 °C、 処理圧力 7 5 k g c m 2 G、 廃水の空間速度は 1 h r _ 1であった。 また、 供給空 気量は、 ア ンモニゥムイオ ン I m o 1 の供給に対して 3 m o 1 倍の分子状酸素を供給するようにした。 そ して、 実施 例 1 8と同様の方法により処理を行つた。 5 0 0時間後に 得られた処理水の結果は、 p Hは 7 . 4で、 硝酸イオン濃 度 0 . 3 1 g リ ッ トルであ り、 ア ンモニゥムイオンおよ び亜硝酸イオ ンは検出されなかった。 また、 全窒素濃度は 0 . 0 9 gノリ ッ トルで、 全窒素処理効率は 9 7 %であつ た。 また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内 に充填していた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変 化は認められなかった。
比較例 3 6
実施例 6 4において使用した触媒の代わりに比較例 1 8 で得られた成形体を用いた以外は、 実施例 6 4で記述した 条件と同条件で処理を行った。 開始直後に得られた処理水 の結果は、 p Hは 1 0. 0で、 アンモニゥムィォ ン濃度は 3. 2 g リ ッ トルおよび亜硝酸イオン濃度は 0. 4 0 g リ ッ トルであつた。 また、 全窒素濃度は 2. 6 gノリ ツ トルで、 全窒素処理効率は 4 %であった。 硝酸イオ ンは検 出されなかった。
実施例 66
実施例 9で得られた F e 2 03 : T i 02 = 9 0 : 1 0 ペレツ ト状成形体 1. 98 k gを用いて、 以下の溶液を含 浸し、 焼成して触媒を調製した。 含浸に用いた溶液は、 硝 酸マ ンガン水溶液 [M n (N 03 ) 9 ] (M n 02 換算 5 0 g Zリ ッ トル) 0. 4 0 リ ッ トルと硝酸カ リ ウム水溶 液 [K N Oつ ] (K換算 2. 5 g Zリ ッ トル) 0. 4 5 リ ッ トルの混合溶液を用いた。 そ して含浸後、 1 20 で 1 0時間乾燥した。 次に空気雰囲気下、 3 0 0 °Cで 3時間 焼成した。
得られた触媒の各成分の重量比は蛍光 X線法により、 M n 02 : F e 9 03 : T i 02 : K = l : 89 : 1 0 : 0, 06であった。 また、 比表面積を Β Ε Τ法で測定したとこ ろ、 34 m2 gであった。 さ らに、 X線回折法によりマ ンガンの酸化物および Zまたは複合酸化物の結晶構造を測 定したが、 マ ンガンの酸化物の回折線は得られなかった。 実施例 6 7
実施例 24において使用した触媒の代わりに実施例 66 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 24で記述した条 O 95
件と同条件で処理を行った。
5 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は 4. 0 g リ ッ トル、 C O D ( C r ) 処理効率 9 1 %で、 p Hは 8. 7であった。 また、 ジメ チルホルムア ミ ドは検出されなかった。
また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に 充填していた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化 は認、められなかった。
実施例 68
実施例 2 9において使用した触媒の代わりに実施例 1 2 で得られた触媒を用いた以外は、 実施例 2 9で記述した条 件と同条件で処理を行つた。
1 0 0時間後に得られた処理水の結果は、 C O D ( C r ) 濃度は◦ . 6 2 g Zリ ッ トル、 C O D (C r ) 処理効率 9 8 %で、 p Hは 8. 6であった。 また、 ァニリ ンは検出さ れな力、つた。
また、 その後廃水の処理を停止し、 湿式酸化反応塔内に 充填していた触媒を抜き出したが、 廃水処理前と特に変化 は I忍められなかった。 産業上の利用可能性
本発明に係る廃水は、 一般的に化学ブラ ン ト設備、 メ ッ キエ業設備、 皮革製造設備、 金属工業設備、 金属鉱業設備、 食品製造設備、 医薬品製造設備、 繊維工業設備、 紙パルプ 工業設備、 染色染料工業設備、 電子工業設備、 機械工業設 備、 印刷製版設備、 ガラス製造設備、 写真処理設備等から の廃水を対象とする ものである力《、 好ま しく は廃水中に窒 素含有化合物、 硫黄含有化合物およびハロゲン含有化合物 よりなる群から選ばれる少なく と も 1種の化合物を含むも のである。 またさ らに、 窒素含有化合物は有機窒素化合物 の場合、 ハロゲン含有化合物は有機ハロゲン化合物の場合 に、 特に本発明における廃水の処理の効果が従来より もよ い結果である。
本発明に係る窒素含有化合物とは、 ア ンモニア、 ヒ ドラ ジン等の無機窒素化合物および有機窒素化合物のこ とであ る。 有機窒素化合物とは、 窒素原子を少なく と も 1つ含む 有機の化合物のこ とであ り、 例えば、 ジメ チルホルムア ミ ド、 ピリ ジ ン、 ピコ リ ン、 ァセ トア ミ ド、 ァニリ ン、 グリ シン、 ァラニン、 フ エ二ルァラニン、 グルタ ミ ン酸、 リ ジ ン、 ァ ス ノ、。ラギン酸、 セ リ ン、 メ チォニン、 ヒスチジ ン、 エチ レ ンジァ ミ ン、 エタ ノ ー ノレア ミ ン、 ト リ エタ ノ ー ノレア ミ ンなどの窒素原子含有の低分子な有機物、 または ドデシ ルァ ミ ンなどのカチオン系または両性系の界面活性剤、 ま たはポ リアク リ ル酸ァ ミ ドなどの窒素原子含有のポ リマ一 などである。
また、 本発明に係る硫黄含有化合物とは、 硫酸根以外の 硫黄原子を少なく と も 1つ含む無機あるいは有機の化合物 であ り、 例えば、 ジメ チルスルホキシ ド、 ジメ チルスルホ ン、 メ タ ンスルホ ン酸、 チォフ ェ ン、 チオフテン、 p — ト ルエンスルホ ン酸、 スルホ安息香酸、 チォ酢酸、 ナフタ リ ンスルホン酸などの硫黄原子含有の低分子な有機物、 また は ドデシルベンゼンスルホ ン酸などのァニオン系あるいは 両性系の界面活性剤、 またはポ リ スルホン酸系などの硫黄 原子含有のポ リマー、 またはチォ硫酸、 亜硫酸、 硫化ソ一 ダなどの硫黄原子含有の無機物などである。
また、 本発明に係るハロゲン含有化合物とは、 塩化ナ 卜 リ ウム、 臭素酸ナ ト リ ウムなどの無機ハロゲン化合物およ び有機ハロゲン化合物のことである。 さ らに、 有機ハロゲ ン化合物とは、 ハロゲン原子を少なく とも 1つ含む有機の 化合物のことであり、 例えば、 塩化メチル、 臭化メチル、 塩化工チル、 臭化工チル、 ジクロロエチレン、 テ トラクロ 口エチレ ン、 1 , 1 , 1 一 ト リ ク ロ ロェタ ン、 塩化ビニノレ、 臭ィ匕ベンジル、 p — ク ロノレフ エノ 一ノレ、 ト リ ク ロ口フルォ ロメ 夕 ン、 ジク ロロフノレオロメ 夕 ンなどのハロゲン原子含 有の有機物などである。
これらの化合物濃度は特に限定されるものではないが、 無機 C 0 D成分および有機物の場合には、 廃水中に 1 0 m リ ツ トル〜 1 0 0 g リ ツ トル、 好ま し く は 1 0 0 m g Zリ ツ トノレ〜 5 0 g Zリ ツ トルである。 1 0 m g /リ ツ トル未満である場合は、 特に本発明に係る触媒を用いて処 理を実施しなく とも充分処理できる ものであり、 1 0 0 g Zリ ッ トルを越える場合は、 濃度が濃すぎるために、 湿式 酸化処理のための処理温度、 供給酸素含有ガス量などの各 種の制御が困難になる ものである。 また、 無機の塩類等の 場合、 濃度が濃いときには、 これらの液中からの析出によ るライ ンの閉塞などを生じる。 このため、 無機の塩類は、
2 0 0 g Zリ ッ トル未満が好ま しい。 '
0 2

Claims

請求 の 範 囲
1. マンガンの酸化物と、 鉄、 チタ ンおよびジルコ二 ゥムよりなる群から選ばれた少なく と も 1種の金属の酸化 物とを含有してなる廃水処理用触媒。
2. マ ンガンの酸化物が M n 0つ 換算と して 0. 0 5 5 0重量であり、 かつ鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよ りなる群から選ばれた少なく とも 1種の金属の酸化物が F e 03 換算、 T i 02 換算および Z r 0 換算と してそ れらの合計で 9 9. 9 5 5 0重量%である請求の範囲第 1项に記載の触媒。
2
3. 触媒成分酸化物が他の無機酸化物と混合されかつ 成形されてなる請求の範囲第 2項に記載の触媒。
4. 該他の無機酸化物の混合量は触媒全量に対して 7 0 0. ◦ 1重量%である請求の範囲第 3項に記載の触媒,
5. 触媒成分酸化物が無機酸化物担体または金属担体 に担持されてなる請求の範囲第 2項に記載の触媒。
6. 該担体は、 触媒全量に対して 9 9. 5 2 0重量 %である請求の範囲第 5項に記載の触媒。
7. マ ンガンの酸化物が M n 0 Xの形態で換算して X = 1. 5 2. 0の範囲にある請求の範囲第 1 6項のい ずれか一つに記載の触媒。
8. B E T法比表面積が 5 2 0 0 m Z gである言再 求の範囲第 1 7項のいずれか一つに記載の触媒
9. さ らにルテニウム、 ロ ジウム、 ノ、。ラ ジウム、 イ リ ジゥムおよび白金よりなる群から選ばれた少なく と も 1種 の貴金属を含有してなる請求の範囲第 1〜 8項のいずれか —つに記載の触媒。
1 〇 . 該貴金厲の量が触媒成分酸化物 1 0 0重量部に対 して 0. 0 5〜 1 0重量%である請求の範囲第 9項に記載 の触媒。
1 1. 廃水処理が湿式酸化処理である請求の範囲第 1〜 1 0項のいずれか一つに記載の触媒。
1 2. マンガンの酸化物と、 鉄とチタ ンの複合酸化物お よび Zまたは鉄とジルコニウムの複合酸化物とを含有して なる廃水処理用触媒。 -
1 3. マンガンの酸化物が M n 0。 換算と して 0. 0 5 〜 5 0重量であり、 鉄とチタ ンの複合酸化物および Zまた は鉄とジルコニウムの複合酸化物が F e 2 03 換算、 T i 02 換算および Z r 02 換算と してそれらの合計で 9 9.
9 5〜 50重量%である請求の範囲第 1 2項に記載の触媒,
1 4. 触媒成分酸化物が他の無機酸化物と混合されかつ 成形されてなる請求の範囲第 1 3項に記載の触媒。
1 5. 該他の無機酸化物の混合量は触媒全量に対して 7 0〜 0. 0 1重量%である請求の範囲第 1 4項に記載の触 媒。
1 6. 触媒成分酸化物が無機酸化物担体または金属担体 に担持されてなる請求の範囲第 1 3項に記載の触媒。
1 7. 該担体は、 触媒全量に対して 9 9. 5〜 2 0重量 %である請求の範囲第 1 6項に記載の触媒。
1 8. マンガンの酸化物が M n 0 Xの形態で換算して X = 1. 5〜 2. 0の範囲にある請求の範囲第 1 2〜 1 7項 のいずれか一つに記載の触媒。
1 9. B E T法比表面積が 5〜 2 0 0 m2 Z gである請 求の範囲第 1 2〜 1 8項のいずれか一つに記載の触媒。
2 0. さ らにルテニウム、 ロ ジウム、 ノ、。ラ ジウム、 イ リ ジゥムおよび白金よりなる群から選ばれた少なく と も 1種 の貴金属を含有してなる請求の範囲第 1 2〜 1 9項のいず れか一つに記載の触媒。
2 1. 該貴金属の量が触媒成分酸化物 1 0 0重量部に対 して 0. 0 5〜 1 0重量%である請求の範囲第 2 0項に記 載の触媒。
2 2. 廃水処理が湿式酸化処理である請求の範囲第 1 2 〜 2 1項のいずれか一つに記載の触媒。
2 3. マ ンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよ り なる群から選ばれた少なく とも 1種の金属とからなる複合 酸化物を含有してなる廃水処理用触媒。
24. マンガンの複合酸化物が M n 02 換算と して 0. 0 5〜 5 0重量であ り、 かつ鉄、 チタ ンおよびジルコニゥ ムよりなる群から選ばれた少なく と も 1種の金属の複合酸 化物が F e 2 03 換算、 T i 02 換算および Z r 0 換算 と してそれらの合計で 9 9. 9 5〜 5 0重量%である請求 の範囲第 2 3項に記載の触媒。
2 5. 触媒成分酸化物が他の無機酸化物と混合されかつ 成形されてなる請求の範囲第 24項に記載の触媒。'
2 6. 該他の無機酸化物の混合量は触媒全量に対して 7
〇〜 0. 0 1重量%である請求の範囲第 2 5項に記載の触 媒。
2 7. 触媒成分酸化物が無機酸化物担体または金属担体 に担持されてなる請求の範囲第 24項に記載の触媒。
28. 該担体は、 触媒全量に対して 9 9. 5〜 2 0重量 %である請求の範囲第 2 7項に記載の触媒。
2 9. マンガンの複合酸化物が M n 0 Xの形態で換算し て x = l . 5〜 2. 0の範囲にある請求の範囲第 2 3〜 2 8项のいずれか一つに記載の触媒。
3 0. B E T法比表面積が 5〜 2 0 0 m2 ノ gである請 求の範囲第 2 3〜 2 9項のいずれか一つに記載の触媒。
3 1. さ らにルテニウム、 ロジウム、 ノヽ0ラジウム、 イ リ ジゥムおよび白金よりなる群から選ばれた少なく とも 1種 の貴金属を含有してなる請求の範囲第 2 3〜 3 0項のいず れか一つに記載の触媒。
3 2. 該貴金属の量が触媒成分酸化物 1 0 0重量部に対 して 0. 0 5〜 1 0重量%である請求の範囲第 3 1項に記 載の触媒。
3 3. 廃水処理が湿式酸化処理である請求の範囲第 2 3 〜 3 2項のいずれか一つに記載の触媒。
34. さ らに鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよりなる群 から選ばれた少なく と も 1種の金属の酸化物および/また は複合酸化物を含有してなる請求の範囲第 2 3〜 3 3項の いずれか一つに記載の触媒。
3 5. マ ンガンの複合酸化物が M n 02 換算と して 0. 0 5〜 5 0重量であり、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムよ りなる群から選ばれた少なく と も 1種の金属の酸化物およ び Zまたは複合酸化物が F e 0 03 換算、 T i 02 換算お よび Z r 02 換算と してそれらの合計で 9 9. 9 5〜 5 〇 重量%である請求の範囲第 34項に記載の触媒。
3 6, さ らにマ ンガンの酸化物を含有してなる請求の範 囲第 2 3〜 34項のいずれか一つに記載の触媒。
3 7. マンガンの酸化物および または複合酸化物が M n 02 換算と して 0. 0 5〜 5 0重量であり、 鉄、 チタ ン およびジルコニウムよりなる群から選ばれた少なく とも 1 種の金属の酸化物および または複合酸化物が F e O , 換算、 Τ i 02 換算および Ζ r 0 換算と してそれらの合 計で 9 9. 9 5〜 5 0重量%である請求の範囲第 3 6項に 記載の触媒。
38. マンガンの酸化物前駆体と、 鉄、 チタ ンおよびジ ルコニゥムよりなる群から選ばれた少なく と も 1種の金属 の酸化物前駆体とを、 酸化性雰囲気中で 3 0 0 °C以上の温 度で熱処理することよりなる廃水処理用触媒の製造方法。
3 9. マ ンガンの酸化物前駆体と、 鉄とチタ ンおよび Z または鉄とジルコニウムの複合酸化物前駆体とを、 酸化性 雰囲気中で 3 0 0。C以上の温度で熱処理することよりなる 廃水処理用触媒の製造方法。
4 0 . マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムより なる群から選ばれた少なく と も 1種の金属との複合酸化物 前駆体を、 酸化性雰囲気中で 3 0 0 °C以上の温度で熱処理 することよりなる廃水処理用触媒の製造方法。
4 1 . マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムより なる群から選ばれた少なく と も 1種の複合酸化物前駆体ま たはこれを酸化性雰囲気中で 3 0 0 °C以上の温度で熱処理 して得られる触媒に、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムより なる群から選ばれた少なく とも 1種の金属の酸化物前駆体 および Zまたは複合酸化物前駆体とを、 酸化性雰囲気中で
3 0 0 °C以上の温度で熱処理することを特徴とする廃水処 理用触媒の製造方法。
4 2 . マンガンと、 鉄、 チタ ンおよびジルコニウムより なる群から選ばれた少なく と も 1種の複合酸化物前駆体ま たはこれを酸化性雰囲気中で 3 0 0 °C以上の温度で熱処理 して得られる触媒に、 さ らに、 鉄、 チタ ンおよびジルコ二 ゥムよりなる群から選ばれた少なく と も 1種の金属の酸化 物前駆体および Zまたは複合酸化物前駆体を加えてなる も のに、 さ らに、 マ ンガンの酸化物前駆体を加え、 酸化性雰 囲気中で : 3 ◦ 0 °C以上の温度で熱処理することを特徴とす る廃水処理用触媒の製造方法。
4 3 . 廃水が 1 4 ◦ °C以上かつ 3 7 0 °C未満の温度で廃 水が液相を保持する圧力下で、 前記触媒の存在下に酸素含 有ガスにより廃水を湿式酸化処理することよりなる廃水の 処理方法。
4 4 . 廃水が窒素含有化合物、 硫黄含有化合物およびハ ロゲン含有化合物からなる少なく とも 1種を含むものであ る請求の範囲第 4 3項に記載の方法。
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