JPWO2011114434A1 - フロントサイドメンバ構造 - Google Patents

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本発明に係るフロントサイドメンバ構造は、車両の下部で車両前後方向に延び、車両の骨格形成に用いられるフロントサイドメンバ構造であって、前後方向に延びるアンダメンバ部(2)と、アンダメンバ部の前方部に設けられ、前方かつ上方に向けて延びるキック部(3)とを有し、キック部を側面視した場合の前側の輪郭(32)は、キック部を側面視した場合の後側の輪郭(35)よりも鉛直に近い角度で傾斜していることを特徴としている。これにより、車両衝突などにより発生するモーメントが小さいキック部材の上方では断面を小さく、発生するモーメントが大きい下方では断面を大きくすることができる。よって、発生するモーメントが大きい部分ほどモーメントに対する耐力が強化することができる。

Description

本発明は、車両の骨格を形成するフロントサイドメンバ構造に関する。
従来、フロアパネルの下で充分な溶接強度を確保しつつ、フレームの強度を確保する車体フレーム構造の検討がされている。このような車体フレーム構造として、例えば、特許文献1に開示された車体フレーム構造がある。この車体フレーム構造に係るサイドフレームは、フロントサイドフレームとフロアフレームとが分割された状態で構成されている。フロントサイドフレームは、フロアフレームの前方に設けられ、フロントサイドフレームの後端部とフロアフレームの前端部とが重ねられた状態で接合されている。このようなサイドフレームでは、車両衝突時に車両前方から入力される荷重によってモーメントが発生した場合、フロントサイドフレームとフロアフレームとの接合部より変形が生じる。よって、接合部の強度を上げるため、フロントサイドフレームとフロアフレームとの接合部では、フロアフレームの上面に補強部材が接合されている。
この車体フレーム構造に係るサイドフレームの接合部においては、フロントサイドフレーム、フロアフレームおよび補強部材が骨格を形成し、その上にフロアパネルが接合されている。これら全ての部材が重ねられた部分で溶接を行うとすると、多層部材による溶接が必要となる。多層部材による溶接を行うと、充分な溶接強度が確保することが難しくなる。よって、このような溶接を避けるために、この車体フレーム構造は、各部材を前後方向にずらした状態で構成されている。その結果、フロアパネルの下の一部に、フロアフレーム1層のみの断面が設けられている。この断面は低強度となりやすい。そこで、補強部材の側面部がこの断面まで延設されることで、接合部の強度が確保されている。
特開2006−290154号公報
特許文献1に開示された車体フレーム構造では、フロントサイドフレームは、フロアフレームとの接合部から前方に向けて延びている。さらに、フロントサイドフレームは、前方に向けて延びた部分より前側の部分が前方かつ上方に向けて延びるように、前方に向けて延びた部分の前端部で屈曲されている。前方かつ上方に向けて延びた部分は、前後方向に対して傾斜している。車両衝突時に車両前方から荷重が入力されサイドフレームにモーメントが発生した場合、傾斜部は屈曲部を中心に回転しようとする。特許文献1に開示された車体フレーム構造では、屈曲部に何らモーメントに対する耐力を強化するための工夫がなされていない。このため、車両衝突時に発生するモーメントに対する耐力をさらに向上することができる車体フレーム構造が望まれている。
そこで本発明は、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力を向上することができるフロントサイドメンバ構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決した本発明に係るフロントサイドメンバ構造は、車両の下部で車両前後方向に延び、車両の骨格形成に用いられるフロントサイドメンバ構造であって、前後方向に延びるアンダメンバ部と、アンダメンバ部の前方部に設けられ、前方かつ上方に向けて延びるキック部とを有し、キック部を側面視した場合の前側の輪郭は、キック部を側面視した場合の後側の輪郭よりも鉛直に近い角度で傾斜していることを特徴とする。
本発明においては、キック部の前側の輪郭が、キック部の後側の輪郭よりも鉛直に近い角度で傾斜している。このため、本発明に係るフロントサイドメンバ構造では、車両衝突などにより発生するモーメントが小さいキック部の上方部においてはキック部の断面が小さく、発生するモーメントが大きいキック部の下方部においてはキック部の断面が大きくなっている。従って、発生するモーメントが大きい部分ほどモーメントに対する耐力が強化される。よって、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力を向上することができる。
また、本発明のフロントサイドメンバ構造は、車両の下部で車両前後方向に延び、車両の骨格形成に用いられるフロントサイドメンバ構造であって、前後方向に延びるアンダメンバ部材と、アンダメンバ部材の前方部に結合され、前方かつ上方に向けて延びるキック部材とを有し、アンダメンバ部材とキック部材との結合部で、アンダメンバ部材とキック部材とがオーバーラップしていることを特徴とする。
本発明においては、前後方向に延びるアンダメンバ部材と前方かつ上方に向けて延びるキック部材とが結合部でオーバーラップしており、結合部が2枚合わせ構造となっている。従って、結合部におけるモーメントに対する耐力が強化される。よって、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力を向上することができる。
また、キック部材を側面視した場合の前側の輪郭は、キック部材を側面視した場合の後側の輪郭よりも鉛直に近い角度で傾斜している態様とすることができる。
この態様では、キック部材の前側の輪郭が、キック部材の後側の輪郭よりも鉛直に近い角度で傾斜している。このため、本発明に係るフロントサイドメンバ構造では、車両衝突などにより発生するモーメントが小さいキック部材の上方部においてはキック部材の断面が小さく、発生するモーメントが大きいキック部材の下方部においてはキック部材の断面が大きくなっている。従って、発生するモーメントが大きい部分ほどモーメントに対する耐力が強化される。よって、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力をさらに向上することができる。
また、キック部材の後に背面板が形成されている態様とすることができる。
この態様では、キック部材の後に背面板が形成されており、この背面板がモーメントを受けることができる構造となっている。このため、モーメントに対する耐力が強化される。よって、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力を一層向上することができる。
本発明によれば、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力を向上することができるフロントサイドメンバ構造を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る車両用のフロントサイドメンバ構造の要部を示す斜視図である。 図1に示したフロントサイドメンバ構造の要部を示す分解斜視図である。 図1に示したフロントサイドメンバ構造に係る車両が正面衝突した場合の荷重の入力状況を示す側面図である。 図3に示した状況において、フロントサイドメンバ構造に入力されるモーメントと、フロントサイドメンバ構造の曲げ耐力との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る車両用のフロントサイドメンバ構造の要部を示す斜視図である。 図5に示したフロントサイドメンバ構造に係る車両が正面衝突した場合の荷重の入力状況を示す側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用のフロントサイドメンバ構造の要部を示す斜視図である。また、図2は、図1に示したフロントサイドメンバ構造の要部を示す分解斜視図である。
図1に示すフロントサイドメンバ構造1Aは、車両(図示しない)の下部で車両前後方向に延びるように設けられる構造である。このフロントサイドメンバ構造1Aは、車両の骨格形成に用いられる構造であって、車両が正面衝突した場合などに衝突エネルギを吸収するものとして機能する。図1に示すように、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aは、アンダメンバ部材2と、キック部材3とを備えて構成されている。
アンダメンバ部材2は、フロントサイドメンバ構造1Aの後部を構成している部材であり、車両前後方向に延びている。このアンダメンバ部材2は、略コ字形の断面をなしており、上方が開いた断面となるように配置されている。アンダメンバ部材2の前後方向略中央部から後側における側方の上端部には、外側に向いたフランジが設けられている。
キック部材3は、フロントサイドメンバ構造1Aの前部を構成する部材であり、前方かつ上方に向けて延びている。キック部材3は、アンダメンバ部材2の前方部に結合されている。このキック部材3は、略コ字形の断面をなしており、上方が開いた断面となるように配置されている。キック部材3の側方の上端部には、外側に向いたフランジが設けられている。キック部材3は、一対の側面板31、31、前面板32および背面板33を備えて構成されている。
一対の側面板31、31は、キック部材3の側部を構成している部分である。側面板31の上辺35は、前方かつ上方に向けて延びている。側面板31の前辺は前方かつ上方に向けて延びている。
前面板32は、キック部材3の前部を構成している部分である。この前面板32は、側面板31の前辺に沿って一対の側面板31、31の間に設けられ、前辺を連結している。前面板32のうち、キック部材を側面視した場合の前側の輪郭となる部分であって、アンダメンバ部材の上端部より下側の部分には、前後方向に対し垂直な面である当て面34が設けられている。また、図3に示すように、キック部を側面視した場合の前側の輪郭となる前面板32は、キック部を側面視した場合の後側の輪郭となる側面板の上辺35よりも鉛直に近い角度で傾斜している。当て面34の前方には、サスペンションメンバ(図示しない)が設けられている。
背面板33は、キック部材の後に形成されている部分である。この背面板33は、一対の側面板31、31の後辺に沿って一対の側面板31、31の間に設けられ、一対の側面板31、31の後辺を連結している。
アンダメンバ部材2とキック部材3との結合部4は、アンダメンバ部材2の前方部とキック部材3の後方部とで構成されている。この結合部4で、アンダメンバ部材2とキック部材3とがオーバーラップしている。結合は、例えば、スポット溶接により行われる。ここで、図1中の×印は、スポット溶接の打点を示している。スポット溶接の打点は、例えば、アンダメンバ部材2のフランジ部とキック部材3のフランジ部とがオーバーラップしている範囲などに設けることができる。
このように、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aは、アンダメンバ部材2とキック部材3とで分割されて構成されている。よって、一部材で構成されるものよりも成形し易く、製造が容易に行える。
次に、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造の作用及び効果について説明する。
図3は、図1に示したフロントサイドメンバ構造に係る車両が正面衝突した場合の荷重の入力状況を示す側面図である。また、図4は、図3に示した状況において、フロントサイドメンバ構造に入力されるモーメントと、フロントサイドメンバ構造の曲げ耐力との関係を示すグラフである。図4の実線は、衝突によりフロントサイドメンバ構造の各部位に入力されるモーメントを示しており、破線は、フロントサイドメンバ構造の各部位の曲げ耐力を示している。
ここで、図4の破線が示すフロントサイドメンバ構造の各部位の曲げ耐力について説明する。図3および図4に示す前方領域Aは、当て面34より前側の領域を表している。また、オーバーラップ領域Bは、アンダメンバ部材2とキック部材3とがオーバーラップしている結合部4の領域を表している。また、後方領域Cは、背面板33より後側の領域を表している。
フロントサイドメンバ構造1Aは、前方領域Aでは、断面が小さい上に、キック部材3のみで構成されているため、図4の破線が示すように、曲げ耐力が一番低くなっている。一方、フロントサイドメンバ構造1Aは、オーバーラップ領域Bでは、断面が大きい上に、アンダメンバ部材2とキック部材3とがオーバーラップして2枚合わせ構造となっているので、曲げ耐力が一番高くなっている。そして、フロントサイドメンバ構造1Aは、後方領域Cでは、断面が小さくアンダメンバ部材2のみで構成されているものの、背面板33がモーメントを受けるため、前方領域Aよりは耐力が高くなっている。
次に、図4の実線が示すフロントサイドメンバ構造の各部位に入力されるモーメントについて説明する。図3に示すように、車両が正面衝突した場合、キック部材3には、バンパ(図示しない)からの荷重(以下、「第1荷重F1」とする)が入力される。第1荷重F1が入力されると、キック部材3は、フロントサイドメンバ構造1Aの屈曲部、すなわち結合部4の範囲内の1点を中心として回転しようとする。このとき、フロントサイドメンバ構造1Aの各部位には、図4の実線で示すようなモーメントが入力される。このモーメントの大きさは、第1荷重F1に、第1荷重F1の入力位置から各部位までの上下方向の距離を乗ずることにより求められる。例えば、結合部の範囲内にある図心Pの位置では最大のモーメントM1が入力され、その値はM1=F1×l1で表される。ここで、l1は、第1荷重F1の入力位置から図心Pまでの上下方向の距離を表している。
図3に示すように、前方領域Aでは、第1荷重F1の入力位置から各部位までの距離が小さい。よって、図4の実線が示すように、この範囲に入力されるモーメントは小さい。従って、曲げ耐力が小さくても、モーメントを受けることができる。
一方、オーバーラップ領域Bでは、第1荷重F1の入力位置から各部位までの距離が大きい。よって、この範囲に入力されるモーメントは大きい。しかし、上述した通り、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aでは、オーバーラップ領域Bで曲げ耐力が強化されている。従って、大きなモーメントが入力されても、モーメントを受けることができる。
後方領域Cでは、第1荷重F1の入力位置から各部位までの距離が大きいものの、モーメントはこの範囲に伝達される過程で減衰される。よって、後方領域Cにはオーバーラップ領域Bほど大きなモーメントは入力されない。従って、オーバーラップ領域Bほど曲げ耐力が高くなくても、モーメントを受けることができる。このように、入力されるモーメントに応じて各部位に適材適所な部材の配置を行うことで、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力を向上することができる。
さらに、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aでは、キック部材3の前面板32、側面板31および底面を介してだけでなく、背面板33も介して荷重が後方のアンダメンバ部材2に伝達される。よって、後方の部材に荷重が伝達されやすくなる。
次に、車両が正面衝突した場合などにサスペンションメンバから入力される荷重(以下、「第2荷重F2」とする)について説明する。本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aでは、第2荷重F2は当て面34に入力される。ここで、第2荷重F2の入力方向は前後方向であるのに対して、当て面34は前後方向に対して垂直な面である。従って、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aは、第2荷重F2を垂直に受けることができるため、車両衝突などによる前方からの荷重を受けやすい構造となっている。
また、結合部4には、側面板31の底辺による稜線と、側面板31の後辺による稜線とが存在する。よって、第2荷重F2はこれら2本の稜線を通じて後方の部材に伝達されるため、効率的に後方の部材に伝達されることとなる。さらに、結合部4の下部は、アンダメンバ部材2の底面とキック部材3の底面とで2枚合わせ構造となっている。よって、パッチなどの別部品の設定が不要となり、部品点数の増加を防ぐことができる。
また、当て面34の後方部分は、アンダメンバ部材2の底面およびキック部材3の底面によって、水平方向にストレートに構成されている。よって、第2荷重F2をストレートに受けることができるため、第2荷重F2によるモーメントの発生を防止することができる。さらに、フロントサイドメンバ構造1Aの後方部分、すなわちアンダメンバ部材2の後側部分では、入力された第2荷重F2は、この範囲に伝達する過程で減衰されるため、小さくなる。従って、アンダメンバ部材2の後側部分は1枚とすることができるので、フロントサイドメンバ構造1A全体としての質量効率を良好とすることができる。
以上のように、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aによれば、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力を向上することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る車両用のフロントサイドメンバ構造について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係るフロントサイドメンバ構造の要部を示す斜視図である。本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Bは、アンダメンバ部材50に下方前面板51が設けられている点で第1実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aと異なり、その他の構成については第1実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aと同様である。下方前面板51は、アンダメンバ部材50の前部を構成している部分である。下方前面板51は、前後方向に対して垂直な面である。
図6は、図5に示したフロントサイドメンバ構造に係る車両が正面衝突した場合の荷重の入力状況を示す側面図である。図6に示すように、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Bでは、第2荷重F2は下方前面板51が受けることになる。ここで、第2荷重F2の入力方向は前後方向であるのに対して、下方前面板51は前後方向に対して垂直な面である。従って、第2荷重F2を垂直に受けることができるため、荷重を受けやすい構造となっている。また、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Bでは、キック部材3を介することなく、アンダメンバ部材50の下方前面板51が第2荷重F2を受ける。従って、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Bは、第1実施形態よりも、さらに確実に第2荷重F2を受けることができる構造となっている。
以上のように、本実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Bによれば、第1実施形態に係るフロントサイドメンバ構造1Aよりも、車両衝突などによる前方からの荷重をさらに確実に受けることができる。
なお、上述した実施形態は、本発明に係るフロントサイドメンバ構造の一例を示したものである。このため、本発明に係るフロントサイドメンバ構造は、このようなものに限られるものではない。
例えば、上述した実施形態では、フロントサイドメンバ構造は、アンダメンバ部材と、アンダメンバ部材とは別部材のキック部材とで構成されているが、一部材で構成されたものであっても良い。この場合、部材のなかの一部分がアンダメンバ部として機能し、別の一部分がキック部として機能することとなる。
本発明によれば、車両衝突などにより発生するモーメントに対する耐力を向上することができる。
1A、1B…フロントサイドメンバ構造、2,50…アンダメンバ部材、3…キック部材、4…結合部、32…前面板、33…背面板、35…上辺。

Claims (4)

  1. 車両の下部で車両前後方向に延び、車両の骨格形成に用いられるフロントサイドメンバ構造であって、
    前記前後方向に延びるアンダメンバ部と、
    前記アンダメンバ部の前方部に設けられ、前方かつ上方に向けて延びるキック部とを有し、
    前記キック部を側面視した場合の前側の輪郭は、前記キック部を側面視した場合の後側の輪郭よりも鉛直に近い角度で傾斜していることを特徴とする、
    車両用のフロントサイドメンバ構造。
  2. 車両の下部で車両前後方向に延び、車両の骨格形成に用いられるフロントサイドメンバ構造であって、
    前記前後方向に延びるアンダメンバ部材と、
    前記アンダメンバ部材の前方部に結合され、前方かつ上方に向けて延びるキック部材とを有し、
    前記アンダメンバ部材と前記キック部材との結合部で、前記アンダメンバ部材と前記キック部材とがオーバーラップしていることを特徴とする、
    車両用のフロントサイドメンバ構造。
  3. 前記キック部材を側面視した場合の前側の輪郭は、前記キック部材を側面視した場合の後側の輪郭よりも鉛直に近い角度で傾斜していることを特徴とする、
    請求項2に記載の車両用のフロントサイドメンバ構造。
  4. 前記キック部材の後に背面板が形成されていることを特徴とする、
    請求項2または請求項3に記載の車両用のフロントサイドメンバ構造。
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