JPWO2009125751A1 - ワイヤグリッド型偏光子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

可視光領域において高い偏光分離能を示し、かつ短波長領域の透過率が向上したワイヤグリッド型偏光子を容易に製造できる方法を提供する。表面に複数の凸条12が形成された光透過性基板14に下地層22、第1の金属細線24、第2の金属細線30を、条件(A)〜(F)を満足する蒸着法で形成する。(A)角度θLをなす方向から凸条12の上面16および第1の側面18に下地層材料を蒸着する。(B)条件(A)とは逆の角度θRをなす方向から第1の下地層22aの上面および第2の側面20に下地層材料を蒸着する。(C)θL、θRは60゜〜90゜とする。(D)下地層22の高さHma1は1〜20nmとする。(E)下地層22の上面および溝26の底面28に金属または金属化合物を蒸着する。(F)第1の金属細線24の高さHma2および凸条の高さHpが40nm≦Hma2≦0.9×Hpを満足する。

Description

本発明は、ワイヤグリッド型偏光子の製造方法に関する。
液晶表示装置、リアプロジェクションテレビ、フロントプロジェクター等の画像表示装置に用いられる、可視光領域で偏光分離能を示す偏光子(偏光分離素子ともいう。)としては、吸収型偏光子および反射型偏光子がある。
吸収型偏光子は、たとえば、ヨウ素等の二色性色素を樹脂フィルム中に配向させた偏光子である。しかし、吸収型偏光子は、一方の偏光を吸収するため、光の利用効率が低い。
一方、反射型偏光子は、偏光子に入射せずに反射した光を偏光子に再入射させることにより、光の利用効率を上げることができる。そのため、液晶表示装置等の高輝度化を目的として反射型偏光子のニーズが高まっている。
反射型偏光子としては、複屈折樹脂積層体からなる直線偏光子、コレステリック液晶からなる円偏光子、およびワイヤグリッド型偏光子がある。
しかし、直線偏光子および円偏光子は、偏光分離能が低い。そのため、高い偏光分離能を示すワイヤグリッド型偏光子が注目されている。
ワイヤグリッド型偏光子は、光透過性基板上に複数の金属細線が互いに平行に配列した構造を有する。金属細線のピッチが入射光の波長よりも充分に短い場合、入射光のうち、金属細線に直交する電場ベクトルを有する成分(すなわちp偏光)は透過し、金属細線と平行な電場ベクトルを有する成分(すなわちs偏光)は反射される。
可視光領域で偏光分離能を示すワイヤグリッド型偏光子としては、以下のものが知られている。
(1)光透過性基板上に所定のピッチで金属細線が形成されたワイヤグリッド型偏光子(特許文献1)。
(2)光透過性基板の表面に所定のピッチで形成された複数の凸条の上面および凸条間の溝の底面に金属細線が形成されたワイヤグリッド型偏光子(特許文献2、非特許文献1)。
しかし、(1)のワイヤグリッド型偏光子は、偏光分離能がいまだ不充分である。
(2)のワイヤグリッド型偏光子は、(1)のワイヤグリッド型偏光子に比べ、偏光分離能が高い。しかし、(2)のワイヤグリッド型偏光子は、短波長領域(400nm付近)の透過率が低い問題を有する。
また、(2)のワイヤグリッド型偏光子を製造する際、1回の蒸着によって凸条の上面および凸条間の溝の底面に金属を蒸着している。しかし、1回の蒸着によって凸条の上面および凸条間の溝の底面に金属を蒸着する場合、凸条の側面に金属が蒸着しないようにするのは容易ではない。そのため、凸条の側面にも金属が蒸着しやすく、凸条の上面の金属細線と凸条間の溝の底面の金属細線とが連続しやすい。凸条の上面の金属細線と凸条間の溝の底面の金属細線とが連続した膜を形成すると、光を透過できなくなる。
特開2005−070456号公報 特開2004−240297号公報
Optics Express、2006年、第14巻、第6号、p.2323−2334
本発明は、可視光領域において高い偏光分離能を示し、かつ短波長領域の透過率が向上したワイヤグリッド型偏光子を容易に製造できる方法を提供する。
本発明のワイヤグリッド型偏光子の製造方法は、表面に複数の凸条が互いに平行にかつ所定のピッチで形成された光透過性基板と、該光透過性基板の凸条の上面、ならびに該凸条の長さ方向に延びる2つの側面である第1の側面および第2の側面の上縁部を被覆する下地層と、該下地層の上面に形成された金属または金属化合物からなる第1の金属細線と、前記凸条間の溝の底面に形成された金属または金属化合物からなる第2の金属細線とを有するワイヤグリッド型偏光子を製造する方法であって、前記下地層、第1の金属細線および第2の金属細線を、下記の条件(A)〜(F)を満足する蒸着法で形成することを特徴とする。
(A)前記凸条の長さ方向に対して略直交し、かつ前記凸条の高さ方向に対して第1の側面の側に角度θをなす方向から前記凸条の上面および第1の側面に下地層材料を少なくとも1回蒸着する。
(B)前記凸条の長さ方向に対して略直交し、かつ前記凸条の高さ方向に対して第2の側面の側に角度θをなす方向から前記条件(A)の蒸着で形成された下地層の上面および前記凸条の第2の側面に下地層材料を少なくとも1回蒸着する。
(C)前記条件(A)の蒸着における角度θは、下式(I)を満足し、前記条件(B)の蒸着における角度θは、下式(II)を満足する。
60゜≦θ<90゜ ・・・(I)、
60゜≦θ<90゜ ・・・(II)。
(D)前記条件(A)の蒸着および前記条件(B)の蒸着で形成される下地層の高さHma1が、下式(III)を満足する。
1nm≦Hma1≦20nm ・・・(III)。
(E)前記条件(A)の蒸着および前記条件(B)の蒸着を行った後に、前記下地層の上面および前記凸条間の溝の底面に金属または金属化合物を蒸着する。
(F)前記条件(E)の蒸着で形成される第1の金属細線の高さHma2および前記凸条の高さHpが、下式(IV)を満足する。
40nm≦Hma2≦0.9×Hp ・・・(IV)。
前記凸条のピッチPpは、300nm以下であることが好ましい。
前記凸条の幅Dpと前記Ppの比(Dp/Pp)は、0.1〜0.6であることが好ましい。
前記Hpは、30〜500nmであることが好ましい。
前記第2の金属細線の幅Dmbおよび前記凸条間の溝の幅(Pp−Dp)は、下式(1−1)を満足することが好ましい。
0.45×(Pp−Dp)≦Dmb≦0.95×(Pp−Dp) ・・・(1−1)。
前記第2の金属細線の高さHmbおよび前記Hpは、下式(2−1)を満足することが好ましい。
40nm≦Hmb<Hp ・・・(2−1)。
本発明のワイヤグリッド型偏光子の製造方法によれば、可視光領域において高い偏光分離能を示し、かつ短波長領域の透過率が向上したワイヤグリッド型偏光子を容易に製造できる。
本発明のワイヤグリッド型偏光子の一例を示す斜視図である。 光透過性基板の一例を示す斜視図である。 第1の下地層の形成の様子を示す断面図である。 第2の下地層の形成の様子を示す断面図である。 第1の金属細線および第2の金属細線の形成の様子を示す断面図である。
<ワイヤグリッド型偏光子>
図1は、本発明の製造方法で製造されるワイヤグリッド型偏光子の一例を示す斜視図である。ワイヤグリッド型偏光子10は、表面に複数の凸条12が互いに平行にかつ所定のピッチ(Pp)で形成された光透過性基板14と、光透過性基板14の凸条12の上面16、ならびに凸条12の長さ方向に延びる2つの側面である第1の側面18および第2の側面20の上縁部を被覆する下地層22と、下地層22の上面に形成された金属または金属化合物からなる第1の金属細線24と、凸条12間の溝26の底面28に形成された金属または金属化合物からなる第2の金属細線30とを有する。
Ppは、凸条12の幅Dpと、凸条12間に形成される溝26の幅との合計である。Ppは、300nm以下が好ましく、80〜200nmがより好ましい。Ppを300nm以下とすることにより、ワイヤグリッド型偏光子10が充分に高い反射率、および400nm付近の短波長領域においても充分に高い偏光分離能を示す。また、回折による着色現象が抑えられる。
また、Ppは、蒸着によって金属細線を形成しやすい点から、100〜200nmが特に好ましい。
DpとPpの比(Dp/Pp)は、0.1〜0.6が好ましく、0.3〜0.55がより好ましく、0.35〜0.5が特に好ましい。Dp/Ppを0.1以上とすることにより、ワイヤグリッド型偏光子10が充分に高い偏光分離能を示す。Dp/Ppを0.6以下とすることにより、干渉による透過光の着色が抑えられる。
また、Dpは、蒸着によって金属細線を形成しやすい点から、30〜80nmが特に好ましい。
凸条12の高さHpは、30〜500nmが好ましく、40〜200nmがより好ましく、50〜120nmが特に好ましい。Hpを30nm以上とすることにより、凸条12の表面への下地層22の選択的な形成が容易となる。Hpを500nm以下とすることにより、ワイヤグリッド型偏光子10の偏光度の入射角度依存性が小さくなる。
また、Hpは、透過率の波長分散を小さくできる点から、50〜120nmが特に好ましい。
(光透過性基板)
光透過性基板14は、ワイヤグリッド型偏光子10の使用波長範囲において光透過性を有する基板である。光透過性とは、光を透過することを意味し、使用波長範囲は、具体的には、400nm〜800nmの範囲である。
光透過性基板14の厚さHsは、0.5〜1000μmが好ましく、1〜40μmがより好ましい。
光透過性基板14の原料または材料としては、光硬化樹脂、熱可塑性樹脂、ガラス等が挙げられ、後述するインプリント法にて凸条12を形成できる点から、光硬化樹脂または熱可塑性樹脂が好ましく、光インプリント法にて凸条12を形成できる点および耐熱性および耐久性に優れる点から、光硬化樹脂が特に好ましい。
光硬化樹脂としては、生産性の点から、光硬化性組成物の光ラジカル重合により形成される樹脂が好ましい。
光硬化性組成物としては、光硬化後の硬化膜の水に対する接触角が90°以上となるものが好ましい。該硬化膜の水に対する接触角が90°以上であれば、光インプリント法により凸条12を形成する際、モールドとの離型性がよくなり、精度の高い転写が可能となり、得られるワイヤグリッド型偏光子10が目的とする性能を充分に発揮できる。
(下地層)
下地層22は、下地層材料からなる複数の蒸着膜が積層された層である。下地層22が2回の蒸着によって形成される場合、第1の下地層22aと第2の下地層22bとが積層した層となる。
下地層22の高さHma1は、1〜20nmであり、10〜15nmが好ましい。Hma1が1nm以上であれば、ワイヤグリッド型偏光子10の透過率が向上する。Hma1が20nm以下であれば、ワイヤグリッド型偏光子10の短波長領域の透過率が向上する。
下地層22が凸条12の第1の側面18よりも外側に突出した部分(以下、第1のヒサシ部32とも記す。)の幅Dma1、および下地層22が凸条12の第2の側面20よりも外側に突出した部分(以下、第2のヒサシ部34とも記す。)の幅Dma2はそれぞれ、5nm〜20nmが好ましく、10nm〜15nmがより好ましい。Dma1およびDma2が5nm以上であれば、凸条12の第1の側面18および第2の側面20に金属または金属化合物が蒸着しにくくなり、ワイヤグリッド型偏光子10が充分に高い透過率を示す。Dma1およびDma2が20nm以下であれば、溝26の底面に形成される第2の金属細線30の幅Dmbが広くなり、ワイヤグリッド型偏光子10が充分に高い偏光分離能を示す。
下地層材料としては、金属(銀、アルミニウム、クロム、マグネシウム等。)、金属化合物(TiN、TaN、TiSi等。)または金属酸化物(SiO、Al、TiO、ZrO、SnO等。)が挙げられ、ワイヤグリッド型偏光子10がさらに高い透過率を示す点から、金属酸化物が好ましく、Alが特に好ましい。第1の下地層22aの材料と第2の下地層22bの材料は、同じであってもよく、異なってもよい。
(金属細線)
第1の金属細線24および第2の金属細線30(以下、これらをまとめて金属細線とも記す。)は、下地層22の上面および溝26の底面28に形成され、凸条12の第1の側面18および第2の側面20にはほとんど形成されず、第1の金属細線24と第2の金属細線30との間は、凸条12の第1の側面18および第2の側面20において連続していない。
第1の金属細線24の高さHma2は、40〜100nmが好ましく、45〜60nmがより好ましい。Hma2が40nm以上であれば、ワイヤグリッド型偏光子10が充分に高い偏光分離能を示す。Hma2が100nm以下であれば、p偏光の短波長側のリップルによる透過率低下が抑制され、ワイヤグリッド型偏光子10の透過光の波長分散が小さくなる。すなわち短波長側の透過率が上昇する。
Hma(Hma1とHma2との合計。)は、45〜120nmが好ましく、50〜75nmがより好ましい。
第1の金属細線24が凸条12の第1の側面18よりも外側に突出した部分の幅Dma1、および第1の金属細線24が凸条12の第2の側面20よりも外側に突出した部分の幅Dma2はそれぞれ、5〜20nmが好ましく、10〜15nmがより好ましい。Dma1およびDma2が5nm以上であれば、凸条12の第1の側面18および第2の側面20に金属または金属化合物が蒸着しにくくなり、ワイヤグリッド型偏光子10が充分に高い透過率を示す。Dma1およびDma2が20nm以下であれば、溝26の開口部が広くなり、ワイヤグリッド型偏光子10が充分に高い透過率を示す。
第1の金属細線24の幅Dmaは、凸条12の幅Dpよりも10〜40nm広いことが好ましく、凸条12の幅Dpよりも15〜30nm広いことがより好ましい。
第2の金属細線30の幅Dmbおよび溝26の幅(Pp−Dp)は、下式(1−1)を満足することが好ましく、下式(1−2)を満足することがより好ましい。
0.45×(Pp−Dp)≦Dmb≦0.95×(Pp−Dp) ・・・(1−1)、 0.5×(Pp−Dp)≦Dmb≦0.9×(Pp−Dp) ・・・(1−2)。
Dmbが0.45×(Pp−Dp)以上であれば、第2の金属細線30による遮蔽効果により、ワイヤグリッド型偏光子10が充分に高い偏光分離能を示す。Dmbが0.95×(Pp−Dp)以下であれば、ワイヤグリッド型偏光子10の透過率が上昇する。
第2の金属細線30の高さHmbおよび凸条12の高さHpは、下式(2−1)を満足することが好ましく、下式(2−2)を満足することがより好ましい。
40nm≦Hmb<Hp ・・・(2−1)、
45nm≦Hmb≦0.8Hp ・・・(2−2)。
HmaとHmbとの関係は、Hmb≦Hmaとなる。
なお、本発明における上述の凸条12、下地層22および金属細線の各寸法は、ワイヤグリッド型偏光子10の断面の走査型電子顕微鏡像または透過型電子顕微鏡像において5箇所の凸条12、下地層22および金属細線における各寸法の最大値を測定し、5箇所の該値を平均したものとする。
金属細線の断面形状としては、正方形、長方形、台形、三角形、円形、楕円形、その他様々な形状が挙げられる。第2の金属細線30の断面は、台形、三角形、円形または円形の一部が好ましい。
金属細線の材料としては、金属(銀、アルミニウム、クロム、マグネシウム等。)または金属化合物(TiN、TaN、TiSi等。)が挙げられ、可視光に対する反射率が高く、可視光の吸収が少なく、かつ高い導電率を有する点から、銀、アルミニウム、クロムまたはマグネシウムが好ましく、アルミニウムが特に好ましい。
(保護層)
金属細線の厚さは非常に微細であるため、金属細線がわずかに傷ついただけでもワイヤグリッド型偏光子10の性能に影響する。また、錆により金属細線の導電率が低下し、ワイヤグリッド型偏光子10の性能が低下する場合がある。よって、金属細線の傷付きおよび錆を抑えるために、金属細線を保護層で被覆してもよい。
保護層としては、樹脂、金属酸化物、ガラス等が挙げられる。たとえば、金属としてアルミニウムを用いた場合、空気中で酸化されて酸化アルミニウムが表面に形成される。金属酸化膜は、金属細線の保護層として機能する。
光透過性基板14と保護層との界面でのp偏光の反射を低減させるため、保護層の屈折率と光透過性基板の屈折率とを実質的に一致させることが好ましい。
保護層としては、耐熱性、可視光透過性を有するものが好ましく、広帯域にわたり高い偏光分離能が得られる点から、屈折率の低いものがより好ましい。
保護層は、ワイヤグリッド型偏光子10の最表面に存在するため、鉛筆硬度H以上の硬さを有するものが好ましく、防汚性も有することが好ましい。
保護層または光透過性基板14は、光の利用効率を高めるため、表面に反射防止構造を有してもよい。
以上説明したワイヤグリッド型偏光子10にあっては、表面に複数の凸条12が互いに平行にかつ所定のピッチ(Pp)で形成された光透過性基板14と、光透過性基板14の凸条12上に形成された第1の金属細線24と、凸条12間の溝26の底面28に形成された第2の金属細線30とを有し、かつ第1の金属細線24と第2の金属細線30とが連続していないため、可視光領域において高い偏光分離能を示す。
また、光透過性基板14の凸条12の上面16、ならびに凸条12の長さ方向に延びる2つの側面である第1の側面18および第2の側面20の上縁部を被覆する下地層22を有し、かつ第1の金属細線24が、下地層22の上面に形成されているため、従来のワイヤグリッド型偏光子に比べ、短波長領域の透過率が向上している。
<ワイヤグリッド型偏光子の製造方法>
ワイヤグリッド型偏光子10は、表面に複数の凸条12が互いに平行にかつ所定のピッチ(Pp)で形成された光透過性基板14を作製し、光透過性基板14の凸条12の上面16、ならびに凸条12の長さ方向に延びる2つの側面である第1の側面18および第2の側面20の上縁部に下地層22を形成し、下地層22の上面および凸条12間の溝26の底面28にそれぞれ第1の金属細線24および第2の金属細線30を同時に形成することによって製造される。
(光透過性基板の作製方法)
光透過性基板14の作製方法としては、インプリント法(光インプリント法、熱インプリント法。)、リソグラフィ法等が挙げられ、凸条12を生産性よく形成できる点および光透過性基板14を大面積化できる点から、インプリント法が好ましく、凸条12をより生産性よく形成できる点およびモールドの溝を精度よく転写できる点から、光インプリント法が特に好ましい。
光インプリント法は、たとえば、電子線描画とエッチングとの組み合わせにより、複数の溝が互いに平行にかつ所定のピッチ(Pp)で形成されたモールドを作製し、該モールドの溝を、任意の基材の表面に塗布された光硬化性組成物に転写し、同時に該光硬化性組成物を光硬化させる方法である。
光インプリント法による光透過性基板14の作製は、具体的には下記の工程(i)〜(v)を経て行われる。
(i)光硬化性組成物を基材の表面に塗布する工程。
(ii)複数の溝が互いに平行にかつ所定のピッチで形成されたモールドを、溝が光硬化性組成物に接するように、光硬化性組成物に押しつける工程。
(iii)モールドを光硬化性組成物に押しつけた状態で放射線(紫外線、電子線等。)を照射して光硬化性組成物を硬化させて、モールドの溝に対応する複数の凸条12を有する光透過性基板14を作製する工程。
(iv)光透過性基板14からモールドを分離する工程。
(v)光透過性基板14に下地層22および金属細線を形成する前または形成した後に、必要に応じて、光透過性基板14から基材を分離する工程。
熱インプリント法による光透過性基板14の作製は、具体的には下記の工程(i)〜(iv)を経て行われる。
(i)基材の表面に熱可塑性樹脂の被転写膜を形成する工程、または熱可塑性樹脂の被転写フィルムを作製する工程。
(ii)複数の溝が互いに平行にかつ一定のピッチで形成されたモールドを、溝が被転写膜または被転写フィルムに接するように、熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)または融点(Tm)以上に加熱した被転写膜または被転写フィルムに押しつけ、モールドの溝に対応する複数の凸条12を有する光透過性基板14を作製する工程。
(iii)光透過性基板14をTgまたはTmより低い温度に冷却して光透過性基板14からモールドを分離する工程。
(iv)光透過性基板14に下地層22および金属細線を形成する前または形成した後に、必要に応じて、光透過性基板14から基材を分離する工程。
(下地層の形成方法)
下地層22は、光透過性基板14の凸条12が形成された面の斜め上方から下地層材料を蒸着させる斜方蒸着法により形成される。蒸着法としては、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法等の物理蒸着法が挙げられる。
下地層22は、具体的には、下記の条件(A)〜(D)を満足する蒸着法で形成される。
(A)図2に示す凸条12の長さ方向Lに対して略直交し、かつ凸条12の高さ方向Hに対して第1の側面18の側に角度θをなす方向V1から、図3に示すように、凸条12の上面16および第1の側面18の上縁部に下地層材料を少なくとも1回蒸着し、第1の下地層22aを形成する。
(B)図2に示す凸条12の長さ方向Lに対して略直交し、かつ凸条12の高さ方向Hに対して第2の側面20の側に角度θをなす方向V2から、図4に示すように第1の下地層22aの上面および凸条12の第2の側面20の上縁部に下地層材料を少なくとも1回蒸着し、第2の下地層22bを形成する。
(C)前記条件(A)の蒸着における角度θは、下式(I)を満足し、前記条件(B)の蒸着における角度θは、下式(II)を満足する。
60゜≦θ<90゜ ・・・(I)、
60゜≦θ<90゜ ・・・(II)。
(D)前記条件(A)の蒸着および前記条件(B)の蒸着で形成される下地層22の高さHma1が、下式(III)を満足する。
1nm≦Hma1≦20nm ・・・(III)。
条件(A)、(B):
条件(A)、(B)を満足しない場合、第1のヒサシ部32および第2のヒサシ部34が形成されないため、金属細線を形成する際に、凸条12の第1の側面18および第2の側面20に金属または金属化合物が蒸着しやすくなる。その結果、第1の金属細線24と第2の金属細線30とが連続し、ワイヤグリッド型偏光子10の透過率が低下する。なお、本明細書において、「略直交し」とは、方向Lと方向V1(または方向V2)のなす角度が85〜95度の範囲にあることを意味する。
条件(C):
光の波長以下のピッチの凸条12に蒸着を行う場合、蒸着の角度θ(またはθ)に応じて下地層22の形状が変化するため、角度θ(またはθ)によっては、適切な形状の下地層22を形成できない場合がある。角度θ(またはθ)が60゜未満では、第1のヒサシ部32および第2のヒサシ部34が形成されない、またはそれぞれの幅Dma1およびDma2が不足する。または、第1のヒサシ部32および第2のヒサシ部34を形成する際に、凸条12の第1の側面18および第2の側面20に金属または金属化合物が蒸着し、第1の金属細線24と第2の金属細線30とが連続する結果、ワイヤグリッド型偏光子10の透過率が低下する。角度θ(またはθ)が90゜以上では、下地層22の形成が困難である。角度θ(またはθ)は70°以上、85°以下が好ましく、75°以上、80°以下が特に好ましい。
条件(D):
Hma1が1nm未満では、凸条12の第1の側面18および第2の側面20に金属または金属化合物が蒸着されないようにするのに充分な幅をもった第1のヒサシ部32および第2のヒサシ部34が形成されないため、ワイヤグリッド型偏光子10の透過率が不充分となる。蒸着の角度θ(またはθ)が大きい状態で形成された金属細線は短波長の吸収が大きくなるところ、Hma1が20nmを超えるとそのような金属細線の厚さが大きくなるため、ワイヤグリッド型偏光子10の波長分散が大きくなり、短波長側の透過率が低下する。Hma1は10nm以上、15nm以下が好ましい。
角度θ(またはθ)は、たとえば、下記の蒸着装置を用いることによって調整できる。
凸条12の長さ方向Lに対して略直交し、かつ凸条12の高さ方向Hに対して第1の側面18の側に角度θをなす方向V1または凸条12の高さ方向Hに対して第2の側面20の側に角度θをなす方向V2の延長線上に蒸着源が位置するように、蒸着源に対向して配置された光透過性基板14の傾きを変更できる蒸着装置。
蒸着源としては、金属(銀、アルミニウム、クロム、マグネシウム等。)、金属化合物(TiN、TaN、TiSi等。)または金属酸化物(SiO、Al、TiO、ZrO、SnO等。)が挙げられ、ワイヤグリッド型偏光子10がさらに高い透過率を示す点から、金属酸化物が好ましく、Alが特に好ましい。
(金属細線の形成方法)
金属細線は、光透過性基板14の凸条12が形成された面の略垂直方向の上方から金属または金属化合物を蒸着させることにより形成される。蒸着法としては、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法等の物理蒸着法が挙げられる。
金属細線は、具体的には、下記の条件(E)および(F)を満足する蒸着法で形成される。
(E)前記条件(A)の蒸着および前記条件(B)の蒸着を行った後に、図5に示すように、ほぼ角度θ=0゜の方向から下地層22の上面および凸条12間の溝26の底面28に金属または金属化合物を蒸着する。
(F)前記条件(E)の蒸着で形成される第1の金属細線24の高さHma2および凸条12の高さHpが、下式(IV)を満足する。
40nm≦Hma2≦0.9×Hp ・・・(IV)。
条件(E):
条件(E)を満足しない場合、凸条12の第1の側面18および第2の側面20に金属または金属化合物が蒸着しやすくなる。その結果、第1の金属細線24と第2の金属細線30とが連続し、ワイヤグリッド型偏光子10の透過率が低下する。
条件(F):
Hma2が40nm未満では、ワイヤグリッド型偏光子10の偏光分離能が不充分となる。Hma2が0.9×Hpを超えると、ワイヤグリッド型偏光子10のp偏光の短波長側にリップルが現れ、ワイヤグリッド型偏光子10の短波長側の透過率が低下し、透過光の波長分散が大きくなる。
蒸着源としては、金属(銀、アルミニウム、クロム、マグネシウム等。)または金属化合物(TiN、TaN、TiSi等。)が挙げられる。可視光に対する反射率が高く、可視光の吸収が少なく、かつ高い導電率を有する点から、銀、アルミニウム、クロム、マグネシウムが好ましく、アルミニウムが特に好ましい。
以上説明したワイヤグリッド型偏光子10の製造方法にあっては、上述の条件(A)〜(F)を満足する蒸着法で下地層22および金属細線を形成している。そのため、表面に複数の凸条12が互いに平行にかつ所定のピッチ(Pp)で形成された光透過性基板14と、光透過性基板14の凸条12上に形成された第1の金属細線24と、凸条12間の溝26の底面28に形成された第2の金属細線30とを有し、かつ第1の金属細線24と第2の金属細線30とが連続していないワイヤグリッド型偏光子10を容易に製造できる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
例1〜8は実施例であり、例9〜16は比較例である。
(下地層および金属細線の各寸法)
下地層および金属細線の各寸法は、ワイヤグリッド型偏光子の断面の透過型電子顕微鏡像または走査型電子顕微鏡像において5箇所の下地層および金属細線における各寸法の最大値を測定し、5箇所の該値を平均して求めた。
(透過率)
ワイヤグリッド型偏光子の表面側(金属細線が形成された面側)から波長405nmの固体レーザー光および波長635nmの半導体レーザー光を、ワイヤグリッド型偏光子の表面に対して垂直に入射し、p偏光透過率およびs偏光透過率を測定した。
波長400nmまたは700nmのp偏光透過率が、70%以上を○とし、70%未満を×とした。
(反射率)
ワイヤグリッド型偏光子の表面側から波長405nmの固体レーザー光および波長635nmの半導体レーザー光を、ワイヤグリッド型偏光子の表面に対して5°の角度で入射し、s偏光反射率を測定した。
波長400nmまたは700nmのs偏光反射率が、80%以上を○とし、80%未満を×とした。
(偏光度)
偏光度は、下式から計算した。
偏光度=((Tp−Ts)/(Tp+Ts))×100
ただし、Tpは、p偏光透過率であり、Tsは、s偏光透過率である。
波長400nmまたは700nmの偏光度が99.5%以上を○とし、99.5%未満を×とした。
(光硬化性組成物の調製)
撹拌機および冷却管を装着した1000mLの4つ口フラスコに、
単量体1(新中村化学工業社製、NK エステル A−DPH、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)の60g、
単量体2(新中村化学工業社製、NK エステル A−NPG、ネオペンチルグリコールジアクリレート)の40g、
光重合開始剤(チバスペシャリティーケミカルズ社製、IRGACURE907)の4.0g、
含フッ素界面活性剤(旭硝子社製、フルオロアクリレート(CH=CHCOO(CH(CFF)とブチルアクリレートとのコオリゴマー、フッ素含有量:約30質量%、質量平均分子量:約3000)の0.1g、
重合禁止剤(和光純薬社製、Q1301)の1.0g、および
シクロヘキサノンの65.0gを入れた。
フラスコ内を常温および遮光にした状態で、1時間撹拌して均一化した。ついで、フラスコ内を撹拌しながら、コロイド状シリカの100g(固形分:30g)をゆっくりと加え、さらにフラスコ内を常温および遮光にした状態で1時間撹拌して均一化した。ついで、シクロヘキサノンの340gを加え、フラスコ内を常温および遮光にした状態で1時間撹拌して光硬化性組成物1の溶液を得た。
〔例1〕
(光透過性基板の作製)
厚さ100μmの高透過ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(帝人デュポン社製、帝人テトロンO3、100mm×100mm)の表面に、光硬化性組成物1をスピンコート法により塗布し、厚さ1μmの光硬化性組成物1の塗膜を形成した。
複数の溝が互いに平行にかつ所定のピッチで形成された石英製モールド(50mm×50mm、溝のピッチPp:150nm、溝の幅Dp:50nm、溝の深さHp:75nm、溝の長さ:50mm、溝の断面形状:矩形。)を、溝が光硬化性組成物1の塗膜に接するように、25℃にて0.5MPa(ゲージ圧)で光硬化性組成物1の塗膜に押しつけた。
該状態を保持したまま、石英製モールド側から高圧水銀灯(周波数:1.5kHz〜2.0kHz、主波長光:255nm、315nmおよび365nm、365nmにおける照射エネルギー:1000mJ。)の光を15秒間照射し、光硬化性組成物1を硬化させて、石英製モールドの溝に対応する複数の凸条を有する光透過性基板(凸条のピッチPp:150nm、凸条の幅Dp:50nm、凸条の高さHp:75nm。)を作製した。光透過性基板から石英製モールドをゆっくり分離した。
(下地層および金属細線の形成)
蒸着源に対向する光透過性基板の傾きを変更可能な真空蒸着装置(昭和真空社製、SEC−16CM)を用い、光透過性基板の凸条に下地層材料および金属を蒸着させ、下地層および金属細線を形成し、裏面にPETフィルムが貼着されたワイヤグリッド型偏光子を得た。この際、凸条の長さ方向Lに対して略直交し、かつ凸条の高さ方向Hに対して第1の側面の側に角度θをなす方向V1(すなわち第1の側面の側)からの蒸着と、凸条の長さ方向Lに対して略直交し、かつ凸条の高さ方向Hに対して第2の側面の側に角度θをなす方向V2(すなわち第2の側面の側)からの蒸着と、角度θ=0゜からの蒸着とを順に行い、かつ各回の蒸着における蒸着源、角度θまたはθおよび1回の蒸着で形成される下地層または金属細線の厚さHma’を表1に示す材料、角度および厚さとした。なお、Hma’は水晶振動子を膜厚センサーとする膜厚モニターにより測定した。
得られたワイヤグリッド型偏光子について、下地層および金属細線の各寸法を測定した。結果を表2に示す。
また、得られたワイヤグリッド型偏光子について、透過率、反射率、偏光度を測定した。結果を表3に示す。
〔例2〜6〕
例1と同様にして光透過性基板を作製した後、蒸着の回数、各回の蒸着における蒸着源、角度θまたはθおよび1回の蒸着で形成される下地層または金属細線の厚さHma’を表1に示す材料、角度および厚さとした以外は、例1と同様にしてワイヤグリッド型偏光子を得た。
得られたワイヤグリッド型偏光子について、下地層および金属細線の各寸法を測定した。結果を表2に示す。
また、得られたワイヤグリッド型偏光子について、透過率、反射率、偏光度を測定した。結果を表3に示す。
〔例7〕
(光透過性基板の作製)
前記PETフィルムの表面に、光硬化性組成物1をスピンコート法により塗布し、厚さ1μmの光硬化性組成物1の塗膜を形成した。
複数の溝が互いに平行にかつ所定のピッチで形成された石英製モールド(50mm×50mm、溝のピッチPp:150nm、溝の幅Dp:50nm、溝の深さHp:100nm、溝の長さ:50mm、溝の断面形状:矩形。)を、溝が光硬化性組成物1の塗膜に接するように、25℃にて0.5MPa(ゲージ圧)で光硬化性組成物1の塗膜に押しつけた。
該状態を保持したまま、石英製モールド側から高圧水銀灯(周波数:1.5kHz〜2.0kHz、主波長光:255nm、315nmおよび365nm、365nmにおける照射エネルギー:1000mJ。)の光を15秒間照射し、光硬化性組成物1を硬化させて、石英製モールドの溝に対応する複数の凸条を有する光透過性基板(凸条のピッチPp:150nm、凸条の幅Dp:50nm、凸条の高さHp:100nm。)を作製した。
光透過性基板から石英製モールドをゆっくり分離した。
(金属細線の形成)
各回の蒸着における蒸着源、角度θまたはθおよび1回の蒸着で形成される金属細線の厚さHma’を表1に示す材料、角度および厚さとした以外は、例1と同様にしてワイヤグリッド型偏光子を得た。
得られたワイヤグリッド型偏光子について、金属細線の各寸法を測定した。結果を表2に示す。
また、得られたワイヤグリッド型偏光子について、透過率、反射率、偏光度、角度依存性を測定した。結果を表3に示す。
〔例8〕
(光透過性基板の作製)
前記PETフィルムの表面に、光硬化性組成物1をスピンコート法により塗布し、厚さ1μmの光硬化性組成物1の塗膜を形成した。
複数の溝が互いに平行にかつ所定のピッチで形成された石英製モールド(50mm×50mm、溝のピッチPp:120nm、溝の幅Dp:40nm、溝の深さHp:60nm、溝の長さ:50mm、溝の断面形状:矩形。)を、溝が光硬化性組成物1の塗膜に接するように、25℃にて0.5MPa(ゲージ圧)で光硬化性組成物1の塗膜に押しつけた。
該状態を保持したまま、石英製モールド側から高圧水銀灯(周波数:1.5kHz〜2.0kHz、主波長光:255nm、315nmおよび365nm、365nmにおける照射エネルギー:1000mJ。)の光を15秒間照射し、光硬化性組成物1を硬化させて、石英製モールドの溝に対応する複数の凸条を有する光透過性基板(凸条のピッチPp:120nm、凸条の幅Dp:40nm、凸条の高さHp:60nm。)を作製した。光透過性基板から石英製モールドをゆっくり分離した。
(金属細線の形成)
各回の蒸着における蒸着源、角度θまたはθおよび1回の蒸着で形成される金属細線の厚さHma’を表1に示す材料、角度および厚さとした以外は、例1と同様にしてワイヤグリッド型偏光子を得た。
得られたワイヤグリッド型偏光子について、金属細線の各寸法を測定した。結果を表2に示す。
また、得られたワイヤグリッド型偏光子について、透過率、反射率、偏光度、角度依存性を測定した。結果を表3に示す。
〔例9〜12〕
例1と同様にして光透過性基板を作製した後、蒸着の回数、各回の蒸着における蒸着源、角度θまたはθおよび1回の蒸着で形成される下地層または金属細線の厚さHma’を表1に示す材料、角度および厚さとした以外は、例1と同様にしてワイヤグリッド型偏光子を得た。
得られたワイヤグリッド型偏光子について、下地層および金属細線の各寸法を測定した。結果を表2に示す。
また、得られたワイヤグリッド型偏光子について、透過率、反射率、偏光度を測定した。結果を表3に示す。
〔例13〕
(光透過性基板の作製)
モールドとして、複数の溝が互いに平行にかつ所定のピッチで形成された石英製モールド(20mm×20mm、溝のピッチPp:100nm、溝の幅Dp:36nm、溝の深さHp:94nm、溝の長さ:10mm、溝の断面形状:矩形)を用いた以外は、例1と同様にして石英製モールドの溝に対応する複数の凸条を有する光透過性基板(凸条のピッチPp:100nm、凸条の幅Dp:36nm、凸条の高さHp:94nm。)を作製した。
(金属細線の形成)
各回の蒸着における蒸着源、角度θまたはθおよび1回の蒸着で形成される金属細線の厚さHma’を表1に示す材料、角度および厚さとした以外は、例1と同様にしてワイヤグリッド型偏光子を得た。
得られたワイヤグリッド型偏光子について、金属細線の各寸法を測定した。結果を表2に示す。
また、得られたワイヤグリッド型偏光子について、透過率、反射率、偏光度、角度依存性を測定した。結果を表3に示す。
〔例14〜16〕
例8と同様にして光透過性基板を作製した後、蒸着の回数、各回の蒸着における蒸着源、角度θまたはθおよび1回の蒸着で形成される下地層または金属細線の厚さHma’を表1に示す材料、角度および厚さとした以外は、例1と同様にしてワイヤグリッド型偏光子を得た。
得られたワイヤグリッド型偏光子について、下地層および金属細線の各寸法を測定した。結果を表2に示す。
また、得られたワイヤグリッド型偏光子について、透過率、反射率、偏光度を測定した。結果を表3に示す。
Figure 2009125751
Figure 2009125751
Figure 2009125751
例1〜8は、凸条の第1の側面および第2の側面にアルミニウムが蒸着されていないため、高い偏光度、p偏光透過率およびs偏光反射率を示した。
例9は、凸条の第1の側面および第2の側面にアルミニウムが蒸着され、底面に形成されたアルミニウム細線30と連続したため、測定不可能であった。
例10、11は、下地層の高さHma1が高すぎたため、p偏光透過率が低下した。
例12は、金属細線の高さHma’(Hma2)が高すぎ、凸条の第1の側面および第2の側面にアルミニウムが厚く蒸着されたため、評価できなかった。
例13は、非特許文献1の実験例(Fig2、Fig3)に相当する例であり、下地層を形成せずに一度の蒸着で第1の金属細線および第2の金属細線を形成しているため、第2の金属細線が、溝の底面をほぼ覆い隠してしまい、p偏光透過率が低下した。なお、表2の例13においては、Dma1の値は、第1の金属細線が凸条12の第1の側面18よりも外側に突出した部分の幅を記載し、Dma2の値は、第2の金属細線が凸条12の第2の側面20よりも外側に突出した部分の幅を記載した。
例14は、凸条の第1の側面および第2の側面にアルミニウムが薄く蒸着されたため、p偏光透過率が低下した。
例15は、下地層の高さHma1が高すぎたため、短波長側のp偏光透過率が低下した。また、Hma2の高さが不足しているため偏光度、s偏光反射率ともに低下した。
例16は、Hma2の高さが高すぎるため、p偏光の透過率の波長分散が大きくなり、短波長側のp偏光透過率が低下した。
本発明のワイヤグリッド型偏光子は、液晶表示装置、リアプロジェクションテレビ、フロントプロジェクター等の画像表示装置の偏光子として有用である。
なお、2008年4月8日に出願された日本特許出願2008−100553号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
10 ワイヤグリッド型偏光子
12 凸条
14 光透過性基板
16 上面
18 第1の側面
20 第2の側面
22 下地層
22a 第1の下地層
22b 第2の下地層
24 第1の金属細線
26 溝
28 底面
30 第2の金属細線
32 第1のヒサシ部
34 第2のヒサシ部

Claims (9)

  1. 表面に複数の凸条が互いに平行にかつ所定のピッチで形成された光透過性基板と、該光透過性基板の凸条の上面、ならびに該凸条の長さ方向に延びる2つの側面である第1の側面および第2の側面の上縁部を被覆する下地層と、該下地層の上面に形成された金属または金属化合物からなる第1の金属細線と、前記凸条間の溝の底面に形成された金属または金属化合物からなる第2の金属細線とを有するワイヤグリッド型偏光子を製造する方法であって、
    前記下地層、第1の金属細線および第2の金属細線を、下記の条件(A)〜(F)を満足する蒸着法で形成する、ことを特徴とするワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
    (A)前記凸条の長さ方向に対して略直交し、かつ前記凸条の高さ方向に対して第1の側面の側に角度θをなす方向から前記凸条の上面および第1の側面に下地層材料を少なくとも1回蒸着する。
    (B)前記凸条の長さ方向に対して略直交し、かつ前記凸条の高さ方向に対して第2の側面の側に角度θをなす方向から前記条件(A)の蒸着で形成された下地層の上面および前記凸条の第2の側面に下地層材料を少なくとも1回蒸着する。
    (C)前記条件(A)の蒸着における角度θは、下式(I)を満足し、前記条件(B)の蒸着における角度θは、下式(II)を満足する。
    60゜≦θ<90゜ ・・・(I)、
    60゜≦θ<90゜ ・・・(II)。
    (D)前記条件(A)の蒸着および前記条件(B)の蒸着で形成される下地層の高さHma1が、下式(III)を満足する。
    1nm≦Hma1≦20nm ・・・(III)。
    (E)前記条件(A)の蒸着および前記条件(B)の蒸着を行った後に、前記下地層の上面および前記凸条間の溝の底面に金属または金属化合物を蒸着する。
    (F)前記条件(E)の蒸着で形成される第1の金属細線の高さHma2および前記凸条の高さHpが、下式(IV)を満足する。
    40nm≦Hma2≦0.9×Hp ・・・(IV)。
  2. 前記凸条のピッチPpが、300nm以下である、請求項1に記載のワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
  3. 前記凸条の幅Dpと前記Ppの比(Dp/Pp)が、0.1〜0.6である、請求項1または2に記載のワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
  4. 前記Hpが、30〜500nmである、請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
  5. 前記第2の金属細線の幅Dmbおよび前記凸条間の溝の幅(Pp−Dp)が、下式(1−1)を満足する、請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
    0.45×(Pp−Dp)≦Dmb≦0.95×(Pp−Dp) ・・・(1−1)。
  6. 前記第2の金属細線の高さHmbおよび前記Hpが、下式(2−1)を満足する、請求項1〜5のいずれかに記載のワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
    40nm≦Hmb<Hp ・・・(2−1)。
  7. 前記下地層が前記凸条の第1の側面よりも外側に突出した部分の幅Dma1、および前記下地層が前記凸条の第2の側面よりも外側に突出した部分の幅Dma2が、それぞれ、5nm〜20nmである、請求項1〜6のいずれかに記載のワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
  8. 前記下地層材料が、金属、金属化合物または金属酸化物である、請求項1〜7のいずれかに記載のワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
  9. 前記第1の金属細線および前記第2の金属細線が、銀、アルミニウム、クロムまたはマグネシウムである、請求項1〜8のいずれかに記載のワイヤグリッド型偏光子の製造方法。
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