JP5054961B2 - ニューマチック型クッションタイヤ及びニューマチック型クッションタイヤのリム組み方法 - Google Patents

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本発明は、フォークリフト等の産業車両に装着されるニューマチック型クッションタイヤに関する。
フォークリフト等の産業車両には、空気入りタイヤと同じような外形状を呈したニューマチック型クッションタイヤが用いられており、このニューマチック型クッションタイヤは、正規リムに締め付けられた状態で嵌合可能な環状のベースゴム層と、このベースゴム層の外周面に設けられた少なくとも一層のトレッドゴム層とを備えている。
ところで、ニューマチック型クッションタイヤは、例えば木片、岩石等が散在する悪路を高荷重の下で走行することが多いため、ベースゴム層のリム滑りを抑えて、耐リム滑り性を十分に確保する必要がある。そのため、従来から、次のように様々な対策によって耐リム滑り性の確保しようとしている。
即ち、第1の対策は、ベースゴム層を短繊維コードを含むゴム組成物によって構成することを内容としている。また、第2の対策は、ベースゴム層の内部にスチールビードを補強材として埋設することを内容としている(特許文献1参照)。更に、第3の対策は、ベースゴム層の内部にナイロン等の有機繊維からなる補強コードをゴム被覆した補強シートを補強材として埋設することを内容としている(特許文献2参照)。
特開平10−147107号公報 特開2003−146009号公報
しかしながら、第1の対策を講じた場合にあっては、耐リム滑り性を十分に確保することは容易でなく、耐リム滑り性を十分に確保するにはベースゴム層の締め代をかなり多めにとる必要がある一方、ベースゴム層の締め代を多くすると、ニューマチック型クッションタイヤを正規リムに組み付ける(リム組みする)際に、正規リムにおけるリムシートとリムフランジとの境界付近に大きな隙間が生じて、リムフィット性が悪化するという問題がある。
また、第2の対策を講じた場合にあっては、ベースゴム層の締め代を多くすることなく、耐リム滑り性を十分に確保することができるものの、ベースゴム層のゴムとスチールビードの接着部の剥離によるセパレーション故障等が生じ易く、耐久性が悪化すると共に、ニューマチック型クッションタイヤが変形し難くなって、リム組み性(リム組みの作業性)が悪化するという問題がある。
更に、第3の対策を講じた場合にあっては、第1の対策を講じた場合と同様に、耐リム滑り性を向上させるためにはベースゴム層の締め代を多くする必要があって、背反する関係にある耐リム滑り性の向上とリムフィット性の向上を両立させることが極めて難しいという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる新規な構成のニューマチック型クッションタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、正規リムに締め付けられた状態で嵌合可能な環状のベースゴム層と、該ベースゴム層の外周面に設けられた少なくとも一層のトレッドゴム層とを備えたニューマチック型クッションタイヤにおいて、前記ベースゴム層における前記正規リムのリムフランジと接触する接触部のサイド面に、タイヤ幅方向外側へ突出した突起(凸部)が1つ設けられていることを要旨とする。
第1の特徴からなる前記ニューマチック型クッションタイヤのリム組み作業は、次のように行われる。
即ち、前記ベースゴム層の内径が前記正規リムのリム径よりも拡径するように前記ニューマチック型クッションタイヤを拡張変形させつつ、前記ニューマチック型クッションタイヤをタイヤ幅方向へ前記正規リムに対して相対的に移動させることにより、前記ニューマチック型クッションタイヤを前記正規リムの外周側に位置させる。そして、前記ベースゴム層の前記接触部をタイヤ幅方向へ圧縮変形させつつ、前記ベースゴム層の前記接触部を前記正規リムのリムシート側へ押し込むことにより、前記ベースゴム層を締め付けられた状態で前記正規リムに嵌合させて、前記ニューマチック型クッションタイヤを前記正規リムに組み付ける。
ここで、前記ベースゴム層の前記接触部のサイド面にタイヤ幅方向外側へ突出した前記突起が1つ設けられているため、前記ベースゴム層の前記接触部を前記正規リムのリムシート側へ押し込む際に、前記リムフランジに対する前記突起の接触圧を集中的に高めて、前記リムフランジに対する前記ベースゴム層における前記接触部のサイド面の接触圧を緩和することができる。よって、前記ベースゴム層の締め代を多めとっても、前記ベースゴム層の前記接触部を前記リムシート側へ十分に押し込んで、前記ニューマチック型クッションタイヤを前記正規リムに組み付ける(リム組みする)ことができ、前記正規リムにおける前記リムシートと前記リムフランジとの境界付近に大きな隙間が生じることを十分に防止できる(請求項1に記載の発明の作用)。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、前記突起の突出長さが前記ベースゴム層における前記接触部の幅の0.5〜10%であって、前記突起の高さが前記正規リムのリムベースラインから前記リムフランジの高さの5〜50%であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第1の特徴又は第2の特徴に加えて、前記ベースゴム層が短繊維コードを含むゴム組成物により構成されていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第3の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記ベースゴム層の高さがタイヤ断面高さの15〜60%であることを要旨とする。
請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記ベースゴム層の締め代を多めとっても、前記正規リムにおける前記リムシートと前記リムフランジとの境界付近に大きな隙間が生じることを十分に防止できるため、背反する関係にある耐リム滑り性の向上とリムフィット性の向上を両立させることができる。
また、前記ベースゴム層の内部にスチールビードを補強材として埋設することなく、耐リム滑り性を向上させることができるため、耐久性及びリム組み性の悪化を回避することができる。
本発明の実施形態について図1から図3を参照して説明する。
ここで、図1(a)は、本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤの断面図、図1(b)は、本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤにおけるベースゴム層の一部の拡大図、図2(a)(b)(c)は、本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤのリム組み作業の説明図、図3は、リム組みした状態の本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤの断面図である。
図1(a)(b)及び図3に示すように、本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤ1は、フォークリフト等の産業車両に装着されるものであって、正規リム3に締め付けられた状態で嵌合可能な環状のベースゴム層5を備えている。また、ベースゴム層5は、短繊維コードを含むゴム組成物により構成されており、ベースゴム層5の高さ(c)は、タイヤ断面高さ(a)の15〜60%である。
ベースゴム層5の外周面には、トレッドゴム層7が設けられており、このトレッドゴム層7は、ベースゴム層5の外周面に設けられた中間ゴム層9と、この中間ゴム層9の外周面に設けられたトップゴム層11とからなる二層のゴム層からなるものである。なお、トレッドゴム層7を二層のゴム層にする代わりに、一層のゴム層からなるようにしても構わない。
ベースゴム層5の内部には、ナイロンコード等の有機繊維コード13をゴム被覆した複数層の補強シート15が補強材として埋設されている。
次に、本発明の実施形態の要部について説明する。
ベースゴム層5における正規リム3のリムフランジ3fと接触する接触部5aの両サイド面には、タイヤ幅方向W外側へ突出した環状の突起(凸部)17がそれぞれ1つ設けられている。これにより、図2(b)に示すように、ニューマチック型クッションタイヤ1のリム組み作業において、ベースゴム層5の接触部を正規リム3のリムシート3s側へ押し込む際に、リムフランジ3fに対する突起17の接触圧を集中的に高めて、リムフランジ3fに対するベースゴム層5における接触部5aの両サイド面の接触圧を緩和することができる。
そして、突起17の突出長さ(タイヤ幅方向Wの長さ)(d)は、好ましくは、ベースゴム層5における接触部5aの幅(タイヤ幅方向Wの長さ)(b)の0.5〜10%である。ここで、突起17の突出長さ(d)をベースゴム層5における接触部5aの幅の0.5%以上としたのは、突起17の突出長さ(d)がベースゴム層5における接触部5aの幅(b)の0.5%に満たないと、ベースゴム層5の接触部5aを正規リム3のリムシート3s側へ押し込む際に、リムフランジ3fに対する突起17の接触圧をより集中的に高めることが困難になるからである。一方、突起17の突出長さ(d)をベースゴム層5における接触部5aの幅(b)の10%以下としたのは、突起17の突出長さ(d)がベースゴム層5における接触部5aの幅(b)の10%を超えると、リム組み性をより向上させることが困難になるからである。
また、突起17の高さ(タイヤ径方向Rの長さ)(r2)は、正規リム3のリムベースラインからリムフランジ3fの高さ(e)の5〜50%である。ここで、突起17の高さ(r2)を正規リム3のリムベースラインからリムフランジ3fの高さ(e)の5%以上としたのは、突起17の高さ(e)が正規リム3のリムベースラインからリムフランジ3fの高さ(e)の5%に満たないと、ベースゴム層5の接触部5aを正規リム3のリムシート3s側へ押し込む際に、リムフランジ3fに対する突起17の接触圧をより集中的に高めることが困難になるからである。一方、突起17の高さ(r2)を正規リム3のリムベースラインからリムフランジ3fの高さ(e)の50%以下としたのは、突起17の高さ(r2)が正規リム3のリムベースラインからリムフランジ3fの高さ(e)の50%を超えると、ベースゴム層5の接触部5aを正規リム3のリムシート3s側へ押し込む際に、リムフランジ3fに対するベースゴム層5における接触部5aのサイド面の接触圧をより緩和すること困難になるからである。
続いて、ニューマチック型クッションタイヤ1のリム組み作業について、作用を含めて説明する。
即ち、図2(a)に示すように、ベースゴム層5の内径が正規リム3のリム径よりも拡径するようにニューマチック型クッションタイヤ1を拡張変形させつつ、ニューマチック型クッションタイヤ1を正規リム3に対して相対的に移動させて、ニューマチック型クッションタイヤ1をタイヤ幅方向Wへ正規リム3の外周側(具体的には、一対のリムフランジ3fの間)に位置させる。なお、「ニューマチック型クッションタイヤ1をタイヤ幅方向Wへ正規リム3に対して相対的に移動させる」とは、ニューマチック型クッションタイヤ1をタイヤ幅方向Wへ移動させさせることの他に、正規リム3をタイヤ幅方向(リム幅方向)Wへ移動させることも含む意である。
そして、図2(b)(c)に示すように、ベースゴム層5の接触部5aをタイヤ幅方向Wへ圧縮変形させつつ、ベースゴム層5の接触部5aを正規リム3のリムシート3s側へ押し込むことにより、ベースゴム層5を締め付けられた状態で正規リム3に嵌合させて、ニューマチック型クッションタイヤ1を正規リム3に組み付ける。
ここで、ベースゴム層5の接触部5aの両サイド面にタイヤ幅方向W外側へ突出した環状の突起17がそれぞれ1つ設けられているため、前述のように、ベースゴム層5の接触部5aを正規リム3のリムシート3s側へ押し込む際に、リムフランジ3fに対する突起17の接触圧を集中的に高めて、リムフランジ3fに対するベースゴム層5における接触部5aの両サイド面の接触圧を緩和することができる。そのため、ベースゴム層5の締め代を多めとっても、ベースゴム層5の接触部5aをリムシート3s側へ十分に押し込んで、ニューマチック型クッションタイヤ1を正規リム3に組み付ける(リム組みする)ことができ、正規リム3におけるリムシート3sとリムフランジ3fとの境界付近に大きな隙間が生じることを十分に防止できる(本発明の実施形態の作用)。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、ベースゴム層5の締め代を多めとっても、正規リム3におけるリムシート3sとリムフランジ3fとの境界付近に大きな隙間が生じることを十分に防止できるため、背反する関係にある耐リム滑り性の向上とリムフィット性の向上を両立させることができる。
また、ベースゴム層5の内部にスチールビードを補強材として埋設することなく、耐リム滑り性を向上させることができるため、耐久性及びリム組み性の悪化を回避することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
(第1の実施例)
第1の実施例について図1(a)(b)及び図4(a)(b)を参照して説明する。
ここで、図4(a)は、比較例に係るニューマチック型クッションタイヤの断面図、図4(b)は、比較例に係るニューマチック型クッションタイヤにおけるベースゴム層の一部の拡大図である。
本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤ1を3種類のタイヤサイズ(700−12、18x7−8、250−15)の下で発明品Iとして試作する。また、図4(a)(b)に示すように、突起17を設けていない点を除きニューマチック型クッションタイヤ1と同じ構成を有した比較例に係るニューマチック型クッションタイヤ19を3種類のタイヤサイズ(700−12、18x7−8、250−15)の下で比較品2として試作する。なお、各タイヤサイズにおける適宜の部位の寸法は、後記の表1に示すようになっている。
Figure 0005054961
そして、各タイヤサイズの発明品I及び比較品Iをリム組みした状態において、リムフランジ3fとリムラインとの距離のp−p値(フランジ距離のp−p値)及びラジアルランナウトのp−p値(RROのp−p値)を4社の試験ユーザーが測定し、その結果をまとめると、後記の表2のようになる。また、リム組みした状態の各タイヤサイズの発明品I及び比較品Iをフォークリフトにそれぞれ装着して、4社の試験ユーザーが実車試験を行い、正規リム3の滑り量を測定し、その結果をまとめると、後記の表2のようになる。なお、表2には、タイヤサイズ、リムサイズ、試験条件、及び走行期間も示されている。
Figure 0005054961
即ち、表2に示すように、4社のいずれの試験ユーザーによる測定結果によっても、発明品Iがリムフィット性及び耐リム滑り性において比較品Iに比べて格段に優れていることが確認された。
(第2の実施例)
本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤ1をタイヤサイズ250−15で発明品IIとして試作する。また、補強材を配設していない従来のニューマチック型クッションタイヤ(図示省略、前述の背景技術の説明中における第1の手段を講じたニューマチック型クッションタイヤに相当)を比較品IIA、IIBとして、スチールビードを配設した従来のニューマチック型クッションタイヤ(図示省略、前述の背景技術の説明中における第2の手段を講じたニューマチック型クッションタイヤに相当)を比較品IICとして、比較例に係るニューマチック型クッションタイヤ19(前述の背景技術の説明中における第1及び第3の手段を講じたニューマチック型クッションタイヤに相当)を比較品IIDとして、タイヤサイズ250−15の下でそれぞれ試作する。
そして、発明品II及び比較品IIA、IIB、IIC、IIDを正規リム3に組み付けて、3.5トンのフォークリフトのフロント荷重輪にそれぞれ装着して、実際にリム滑りが発生し易い試験条件の下で実車試験を行い、耐リム滑り性、リム組み性、リムフィット性、及び耐久性を評価し、その結果をまとめると、後記の表3のようになる。
Figure 0005054961
即ち、表3に示すように、比較品IIA、IIB、IIC、IIDは、耐リム滑り性、リム組み性、リムフィット性、及び耐久性のうちのいずれかの少なくともいずれかの性能が悪化しているのに対して、発明品IIは、耐リム滑り性、リム組み性、リムフィット性、及び耐久性のいずれの性能も高いレベルにあることが確認された。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤの断面図、図1(b)は、本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤにおけるベースゴム層の一部の拡大図である。 本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤのリム組み作業の説明図である。 リム組みした状態の本発明の実施形態に係るニューマチック型クッションタイヤの断面図である。 図4(a)は、比較例に係るニューマチック型クッションタイヤの断面図、図1(b)は、比較例に係るニューマチック型クッションタイヤにおけるベースゴム層の一部の拡大図である。
符号の説明
1 ニューマチック型クッションタイヤ
3 正規リム
3f リムフランジ
3s リムシート
5 ベースゴム層
5a 接触部
7 トレッドゴム層
9 中間ゴム層
11 トップゴム層
13 補強コード
15 補強シート
17 突起

Claims (5)

  1. 正規リムに締め付けられた状態で嵌合可能な環状のベースゴム層と、該ベースゴム層の外周面に設けられた少なくとも一層のトレッドゴム層とを備えたニューマチック型クッションタイヤにおいて、
    前記ベースゴム層における前記正規リムのリムフランジと接触する接触部のサイド面に、タイヤ幅方向外側へ突出した突起が1つ設けられており、
    前記突起及び前記接触部は、前記正規リムのリムフランジが装着される際に、幅方向内側に向かって圧縮変形しつつ、リムシート側に押し込まれるように構成され、
    前記正規リムの組み作業において、ベースゴム層の接触部を正規リムのリムシート側へ押し込む際に、前記リムフランジに対する前記突起の接触圧が、前記リムフランジに対する前記接触部の接触圧よりも高くなるように構成されていることを特徴とするニューマチック型クッションタイヤ。
  2. 前記突起の突出長さが前記ベースゴム層における前記接触部の幅の0.5〜10%であって、前記突起の高さが前記正規リムのリムベースラインから前記リムフランジの高さの5〜50%であることを特徴とする請求項1に記載のニューマチック型クッションタイヤ。
  3. 前記ベースゴム層が短繊維コードを含むゴム組成物により構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のニューマチック型クッションタイヤ。
  4. 前記ベースゴム層の高さがタイヤ断面高さの15〜60%であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載のニューマチック型クッションタイヤ。
  5. 正規リムに締め付けられた状態で嵌合可能な環状のベースゴム層と、該ベースゴム層の外周面に設けられた少なくとも一層のトレッドゴム層とを備え、前記ベースゴム層における前記正規リムのリムフランジと接触する接触部のサイド面に、タイヤ幅方向外側へ突出した突起が1つ設けられているニューマチック型クッションタイヤを前記正規リムに組み付ける、ニューマチック型クッションのリム組み方法であって、
    前記ベースゴム層の内径が前記正規リムのリム径よりも拡径するように前記ニューマチック型クッションタイヤを拡張変形させる工程と、
    前記ニューマチック型クッションタイヤをタイヤ幅方向へ前記正規リムに対して相対的に移動させることにより、前記ニューマチック型クッションタイヤを前記正規リムの外周側に位置させる工程と、
    前記ベースゴム層の前記接触部をタイヤ幅方向へ圧縮変形させつつ、前記ベースゴム層の前記接触部を前記正規リムのリムシート側へ押し込むことにより、前記ベースゴム層を締め付けられた状態で前記正規リムに嵌合させて、前記ニューマチック型クッションタイヤを前記正規リムに組み付ける工程と、
    を有するニューマチック型クッションタイヤのリム組み方法。
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