JPWO2004109890A1 - 発電システム - Google Patents
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Abstract
この発電システム1は、直流電力を発電する発電装置2と、直流電力を交流電力に変換するインバータ回路3とを備えており、発電装置2は各々が複数の発電ユニット30を備えた複数の発電モジュール21〜28と、複数の発電モジュール21〜28の各々に並列接続された少なくとも1つの蓄電手段とを有する。複数の発電モジュール22〜28の各々の正極62を正母線6に接続・分離可能な複数の第1スイッチ手段S11a〜S17aを設け、複数の発電モジュール22〜28の各々の正極62を片方側に隣接する発電モジュール21〜27の負極60に接続・分離可能な複数の第2スイッチ手段S11b〜S17bを設け、複数の発電モジュール21〜27の各々の負極60を負母線7に接続・分離可能な複数の第3スイッチ手段S1〜S7を設け、スイッチ手段S1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bを切換えることにより、直流の出力電圧を段階的に増減することができる。
Description
本発明は、太陽電池や燃料電池などで発生させた直流電力からインバータ回路を介して交流電力を発生させる発電システムに関し、直流電力の電圧を多段階に切換えるスイッチング機構、蓄電機能、発電性能の改善に特徴を有するものである。
最近、ソーラ発電システムの太陽電池の製作コストが徐々に低減し、多くの家庭にソーラ発電システムが普及しつつあるが、大多数のソーラ発電システムは、家庭に供給されている商用単相交流系統に連係する系統連係型のシステムである。家庭用のソーラ発電システムの太陽電池は、数kWの出力のものであり、数10枚の発電モジュールを直並列接続してある。前記の系統連係型のソーラ発電システムでは、直流電力をインバータ回路を介して単相交流系統に適合する交流電力に変換する必要がある。
図24に示す公知のソーラ発電システムは、インバータ回路をPWM方式で制御する一般的な系統連係型のシステムであり、複数の発電モジュールを直列接続したものを複数並列接続した太陽電池100、インバータ回路101、インバータ回路101を切換え制御する制御装置102が設けられる。制御装置102は、交流系統の基準電圧を検出する電圧検出器103、検出電圧を増幅する増幅器104、三角波発生器105、PWM制御部106等を有する。図24に示すように、PWM制御部106は、図25に示す基準電圧に基づく指令電圧の正弦波107と三角波発生器105で発生した図25に示す搬送波108とに基づいてインバータ回路101のスイッチ素子を制御し、図23に示すような方形波状の交流電圧109を発生させ、その方形波状の交流電圧109をフィルタ回路により平滑化することにより、正弦波状の交流電力に変換して交流系統に出力する。
以上のPWM方式でインバータ回路を制御する技術においては、太陽電池の出力を断続させて交流電力に変換することになるから、太陽電池の出力を約90%程度しか活用できないという問題がある。しかも、インバータ回路のスイッチング素子の切換え頻度や交流系統のインピーダンスに関連する高調波成分が発生するため、その高調波成分の吸収の為の大きなフィルタ手段や電磁障害除去手段等を設けなければならない。しかも、大きな電圧変化を伴うスイッチング回数が多いため、インバータ回路のスイッチング素子などのパワーデバイスにおける損失が大きくなるという問題もある。
他方、複数の太陽電池のうちの出力を取り出す太陽電池の数を切換えることによって、出力電圧を多段階に切換えるようにした電池切換え方式のソーラ発電システムも提案されている。この発電システムでは、図26に示すように、例えば、10V,20V,40V,80Vの直流電力を発生できる4組の太陽電池110を設け、スイッチS1、S2、S3、S4のうち、スイッチS1のみをオンすることで、10Vの直流電力を出力させ、オンに切換えるスイッチを適宜組み合わせることで、直流電力の電圧を10V単位で段階的に増減させ、20V、30V、・・・140V、150Vに切換えることができる。直流電力はインバータ回路111により、図27(A)、(B)に示すような交流電力に変換して交流系統に出力する。この電池切換え方式のソーラ発電システムの場合、前記の図24の発電システムに比較して、高調波や電磁障害の発生は改善される。しかし、4個の太陽電池の出力を活用するのはピーク電圧を発生させる極く短い期間に過ぎず、大部分の期間において1ないし複数の太陽電池がアイドル状態になるため、太陽電池の利用率が著しく低くなってしまうという問題がある。
ところで、これら4組の太陽電池110の何れかが建物等の影になり、部分的に太陽光が照射されない場合には、影になった太陽電池110からの発電量が著しく減少して出力電圧が低下するようになり、交流電力を正常に出力することができなくなる。しかも、太陽光が照射されない夜間においては、これら4組の太陽電池110の何れからも直流電圧が発生しなくなるため、太陽電池110により発電する発電時間が制限されるようになり、発電テステムによる発電性能を十分に発揮できなくなるという問題もある。
ところで、最近、燃料電池方式の発電システムの開発も進行し、近い将来には家庭用の発電システムとして徐々に実用に供されるものと推定される。
燃料電池は、多数の単位電池を積層状態に設け、それら多数の単位電池を直列接続して直流電力を出力するように構成してある。各単位電池は、約0.6〜0.7V程度の直流電力を発生するものであるから、この発電システムを家庭用の単相交流系統に連係させて、発電システムで発生させた直流電力を交流系統に供給する技術には、前記ソーラ発電システムの場合と同様の問題がある。
図24に示す公知のソーラ発電システムは、インバータ回路をPWM方式で制御する一般的な系統連係型のシステムであり、複数の発電モジュールを直列接続したものを複数並列接続した太陽電池100、インバータ回路101、インバータ回路101を切換え制御する制御装置102が設けられる。制御装置102は、交流系統の基準電圧を検出する電圧検出器103、検出電圧を増幅する増幅器104、三角波発生器105、PWM制御部106等を有する。図24に示すように、PWM制御部106は、図25に示す基準電圧に基づく指令電圧の正弦波107と三角波発生器105で発生した図25に示す搬送波108とに基づいてインバータ回路101のスイッチ素子を制御し、図23に示すような方形波状の交流電圧109を発生させ、その方形波状の交流電圧109をフィルタ回路により平滑化することにより、正弦波状の交流電力に変換して交流系統に出力する。
以上のPWM方式でインバータ回路を制御する技術においては、太陽電池の出力を断続させて交流電力に変換することになるから、太陽電池の出力を約90%程度しか活用できないという問題がある。しかも、インバータ回路のスイッチング素子の切換え頻度や交流系統のインピーダンスに関連する高調波成分が発生するため、その高調波成分の吸収の為の大きなフィルタ手段や電磁障害除去手段等を設けなければならない。しかも、大きな電圧変化を伴うスイッチング回数が多いため、インバータ回路のスイッチング素子などのパワーデバイスにおける損失が大きくなるという問題もある。
他方、複数の太陽電池のうちの出力を取り出す太陽電池の数を切換えることによって、出力電圧を多段階に切換えるようにした電池切換え方式のソーラ発電システムも提案されている。この発電システムでは、図26に示すように、例えば、10V,20V,40V,80Vの直流電力を発生できる4組の太陽電池110を設け、スイッチS1、S2、S3、S4のうち、スイッチS1のみをオンすることで、10Vの直流電力を出力させ、オンに切換えるスイッチを適宜組み合わせることで、直流電力の電圧を10V単位で段階的に増減させ、20V、30V、・・・140V、150Vに切換えることができる。直流電力はインバータ回路111により、図27(A)、(B)に示すような交流電力に変換して交流系統に出力する。この電池切換え方式のソーラ発電システムの場合、前記の図24の発電システムに比較して、高調波や電磁障害の発生は改善される。しかし、4個の太陽電池の出力を活用するのはピーク電圧を発生させる極く短い期間に過ぎず、大部分の期間において1ないし複数の太陽電池がアイドル状態になるため、太陽電池の利用率が著しく低くなってしまうという問題がある。
ところで、これら4組の太陽電池110の何れかが建物等の影になり、部分的に太陽光が照射されない場合には、影になった太陽電池110からの発電量が著しく減少して出力電圧が低下するようになり、交流電力を正常に出力することができなくなる。しかも、太陽光が照射されない夜間においては、これら4組の太陽電池110の何れからも直流電圧が発生しなくなるため、太陽電池110により発電する発電時間が制限されるようになり、発電テステムによる発電性能を十分に発揮できなくなるという問題もある。
ところで、最近、燃料電池方式の発電システムの開発も進行し、近い将来には家庭用の発電システムとして徐々に実用に供されるものと推定される。
燃料電池は、多数の単位電池を積層状態に設け、それら多数の単位電池を直列接続して直流電力を出力するように構成してある。各単位電池は、約0.6〜0.7V程度の直流電力を発生するものであるから、この発電システムを家庭用の単相交流系統に連係させて、発電システムで発生させた直流電力を交流系統に供給する技術には、前記ソーラ発電システムの場合と同様の問題がある。
本発明の発電システムは、直流電力を発電する発電装置と、この発電装置で発電した直流電力を交流電力に変換するインバータ回路とを備えた発電システムにおいて、前記発電装置は、複数の発電モジュールであって各々が複数の発電ユニット又は発電部を備えた複数の発電モジュールと、複数の発電モジュールの各々に並列接続された少なくとも1つの蓄電手段とを有し、前記インバータ回路の入力側に接続された正負の母線と、複数の発電モジュールの各々の正極を正母線に接続・分離可能な複数の第1スイッチ手段と、複数の発電モジュールの各々の正極を片方側に隣接する発電モジュールの負極に接続・分離可能な複数の第2スイッチ手段と、複数の発電モジュールの各々の負極を負母線に接続・分離可能な複数の第3スイッチ手段とを備えたことを特徴とするものである。
複数の発電モジュールの各々は太陽光を受光して所定電圧の直流電力を常に発生するのと同時に、複数の発電モジュールの各々に並列接続された蓄電手段は、これら発電モジュールから出力される所定電圧の直流電力を受けて、この直流電力を常に蓄電する。
そこで、全部の第1スイッチ手段をオンとし、全部の第2スイッチ手段をオフとし、全部の第3スイッチ手段をオンとすると、全部の発電モジュールが正負の母線に並列接続され、直流の出力電圧は最低電圧Vminとなる。
複数の発電モジュールを複数群に区分し、各群の複数の発電モジュールを、複数の第2スイッチ手段により直列接続した状態で、第1,第3スイッチ手段により正負の母線に並列接続することができる。直列接続した発電モジュールの数を2個にすると、直流の出力電圧は2Vminとなり、直列接続した発電モジュールの数を4個にすると、直流の出力電圧は4Vminとなる。このように、発電装置から出力する直流の出力電圧を、段階的に増加させたり、減少させたりすることが可能となる。
しかも、全ての発電モジュールの出力を有効活用しながら、前記のように、第1,第2,第3スイッチ手段を切換えるだけで、直流の出力電圧を段階的に切換えることができる。発電モジュールのアイドルが生じず、発電モジュールの利用率を十分に高めることができる。
複数の第1,第2,第3スイッチ手段の切換えは行うにしても、スイッチ手段の切換え時の電圧変化が小さいため、従来のPWM方式のインバータ回路の場合よりもノイズや高調波が発生しにくくなる。そのため、ノイズや高調波の吸収や電磁障害対策の為のフィルタ容量を小さくする等付随する電気回路の構造を簡単化することができる。複数の第1,第2,第3スイッチ手段の切換えの頻度も、PWM方式のインバータ回路のスイッチング素子の切換えの頻度よりも少なくなるうえ、複数の第1,第2,第3スイッチ手段には、小型のスイッチング素子を適用可能となり、スイッチングロス及びスイッチング素子のコストも低減する。
ここで、発電モジュールが太陽電池発電モジュールである場合、曇天時、朝、夕方など発電モジュールの出力電圧の低下に応じて、複数の第1,第2,第3スイッチ手段の接続パターンを変えて、発電装置から出力する直流電力の電圧を調整することもできるから、昇圧チョッパーを設ける必要もなく、汎用性と自由度の高いシステムとなる。そして、出力電圧を段階的に高めると出力電流が段階的に減少し、出力電圧を段階的に低くすると出力電流が段階的に増加するような電力特性となるように複数の第1,第2,第3スイッチ手段の切換えを行うことができるため、発電装置を最大電力点で動作させるように制御することが可能となる。
また、複数の太陽電池発電モジュールの何れかについて、出力電圧特性にバラツキがあったり、建物等に一部が隠れて陰るようになって、発電量が著しく低下するような場合には、出力電圧が低下した発電モジュールに並列接続された蓄電手段から、発電モジュールの出力電圧の低下を補うように、所定電圧の直流電力が正負の母線に出力されるため、出力電力の平準化を図れ、発電モジュールの直流電圧−直流電流特性を改善することができる。更に、太陽光が照射されない夜間になり、これら複数の発電モジュールの何れからも直流電力が発生しなくなった場合であっても、蓄電された蓄電手段から所定電圧の直流電力が正負の母線に出力されるようになるため、発電時間が制限されるようなことがなく、発電装置による発電性能を著しく改善することができる。
以上が、本発明の発電システムの作用効果である。
ここで、好ましくは、次のような種々の構成を採用してもよい。
(a)複数の第1,第2,第3スイッチ手段は、夫々半導体スイッチング素子で構成され、これら複数の第1,第2,第3スイッチ手段を切換え制御することにより、前記発電装置の出力電圧を段階的に切換える制御装置を設ける。
(b)前記複数の発電モジュールを複数群に区分し、前記制御装置により、各群の複数の発電モジュールを、複数の第2スイッチ手段により直列接続した状態で、第1,第3スイッチ手段により正負の母線に並列接続可能に構成する。
(c)前記インバータ回路は複数の半導体スイッチング素子を備え、これら半導体スイッチング素子は前記制御装置で制御される。
(d)前記発電シテスムから電力の供給を受ける交流電力系統の電圧を検出する電圧検出手段を設け、前記制御装置は電圧検出手段の検出信号に基づいて、第1,第2,第3スイッチ手段と、前記インバータ回路の複数の半導体スイッチング素子を制御する。
(f)前記発電モジュールの複数の発電ユニットは、複数列複数行のマトリックス状に配列されて並列且つ直列に接続される。
(g)前記各発電ユニットは、粒状の半導体にpn接合を形状してなるソーラセルからなる。
(h)前記発電装置は複数の単電池を積層した燃料電池で構成され、前記各発電ユニットは前記単電池からなる。
(i)前記蓄電手段は、電気二重層コンデンサである。
(j)前記蓄電手段は、2次電池である。
複数の発電モジュールの各々は太陽光を受光して所定電圧の直流電力を常に発生するのと同時に、複数の発電モジュールの各々に並列接続された蓄電手段は、これら発電モジュールから出力される所定電圧の直流電力を受けて、この直流電力を常に蓄電する。
そこで、全部の第1スイッチ手段をオンとし、全部の第2スイッチ手段をオフとし、全部の第3スイッチ手段をオンとすると、全部の発電モジュールが正負の母線に並列接続され、直流の出力電圧は最低電圧Vminとなる。
複数の発電モジュールを複数群に区分し、各群の複数の発電モジュールを、複数の第2スイッチ手段により直列接続した状態で、第1,第3スイッチ手段により正負の母線に並列接続することができる。直列接続した発電モジュールの数を2個にすると、直流の出力電圧は2Vminとなり、直列接続した発電モジュールの数を4個にすると、直流の出力電圧は4Vminとなる。このように、発電装置から出力する直流の出力電圧を、段階的に増加させたり、減少させたりすることが可能となる。
しかも、全ての発電モジュールの出力を有効活用しながら、前記のように、第1,第2,第3スイッチ手段を切換えるだけで、直流の出力電圧を段階的に切換えることができる。発電モジュールのアイドルが生じず、発電モジュールの利用率を十分に高めることができる。
複数の第1,第2,第3スイッチ手段の切換えは行うにしても、スイッチ手段の切換え時の電圧変化が小さいため、従来のPWM方式のインバータ回路の場合よりもノイズや高調波が発生しにくくなる。そのため、ノイズや高調波の吸収や電磁障害対策の為のフィルタ容量を小さくする等付随する電気回路の構造を簡単化することができる。複数の第1,第2,第3スイッチ手段の切換えの頻度も、PWM方式のインバータ回路のスイッチング素子の切換えの頻度よりも少なくなるうえ、複数の第1,第2,第3スイッチ手段には、小型のスイッチング素子を適用可能となり、スイッチングロス及びスイッチング素子のコストも低減する。
ここで、発電モジュールが太陽電池発電モジュールである場合、曇天時、朝、夕方など発電モジュールの出力電圧の低下に応じて、複数の第1,第2,第3スイッチ手段の接続パターンを変えて、発電装置から出力する直流電力の電圧を調整することもできるから、昇圧チョッパーを設ける必要もなく、汎用性と自由度の高いシステムとなる。そして、出力電圧を段階的に高めると出力電流が段階的に減少し、出力電圧を段階的に低くすると出力電流が段階的に増加するような電力特性となるように複数の第1,第2,第3スイッチ手段の切換えを行うことができるため、発電装置を最大電力点で動作させるように制御することが可能となる。
また、複数の太陽電池発電モジュールの何れかについて、出力電圧特性にバラツキがあったり、建物等に一部が隠れて陰るようになって、発電量が著しく低下するような場合には、出力電圧が低下した発電モジュールに並列接続された蓄電手段から、発電モジュールの出力電圧の低下を補うように、所定電圧の直流電力が正負の母線に出力されるため、出力電力の平準化を図れ、発電モジュールの直流電圧−直流電流特性を改善することができる。更に、太陽光が照射されない夜間になり、これら複数の発電モジュールの何れからも直流電力が発生しなくなった場合であっても、蓄電された蓄電手段から所定電圧の直流電力が正負の母線に出力されるようになるため、発電時間が制限されるようなことがなく、発電装置による発電性能を著しく改善することができる。
以上が、本発明の発電システムの作用効果である。
ここで、好ましくは、次のような種々の構成を採用してもよい。
(a)複数の第1,第2,第3スイッチ手段は、夫々半導体スイッチング素子で構成され、これら複数の第1,第2,第3スイッチ手段を切換え制御することにより、前記発電装置の出力電圧を段階的に切換える制御装置を設ける。
(b)前記複数の発電モジュールを複数群に区分し、前記制御装置により、各群の複数の発電モジュールを、複数の第2スイッチ手段により直列接続した状態で、第1,第3スイッチ手段により正負の母線に並列接続可能に構成する。
(c)前記インバータ回路は複数の半導体スイッチング素子を備え、これら半導体スイッチング素子は前記制御装置で制御される。
(d)前記発電シテスムから電力の供給を受ける交流電力系統の電圧を検出する電圧検出手段を設け、前記制御装置は電圧検出手段の検出信号に基づいて、第1,第2,第3スイッチ手段と、前記インバータ回路の複数の半導体スイッチング素子を制御する。
(f)前記発電モジュールの複数の発電ユニットは、複数列複数行のマトリックス状に配列されて並列且つ直列に接続される。
(g)前記各発電ユニットは、粒状の半導体にpn接合を形状してなるソーラセルからなる。
(h)前記発電装置は複数の単電池を積層した燃料電池で構成され、前記各発電ユニットは前記単電池からなる。
(i)前記蓄電手段は、電気二重層コンデンサである。
(j)前記蓄電手段は、2次電池である。
図1は発電システムの構成図であり、図2は発電ユニットの断面図であり、図3は発電ユニットの断面図であり、図4は発電ユニットの断面図であり、図5はスイッチS1〜S7の構成を示すトランジスタ回路図であり、図6はスイッチS11a〜S17a及びS11b〜S17bの構成を示すトランジスタ回路図であり、図7は発電システムの制御装置のブロック図であり、図8は発電モードM1のときの発電システムの作用説明図であり、図9は発電モードM2のときの発電システムの作動説明図であり、図10は発電モードM4のときの発電システムの作動説明図であり、図11は発電モードM8のときの発電システムの作動説明図であり、図12は高入射光状態における図1の発電システムから出力する直流電力の電圧波形と単相交流系統の電圧波形の図であり、図13は低入射光状態における図1の発電システムから出力する直流電力の電圧波形と単相交流系統の電圧波形の図であり、図14はパッケージ化した発電システムの平面図であり、図15は図14におけるN−N線断面図であり、図16は上側に配置した太陽電池基板の平面図であり、図17は下側に配置した電子部品基板の背面図であり、図18は変更形態に係る発電システムの構成図であり、図19は発電モジュールの回路図であり、図20は図18の発電システムにおける発電モードと出力電圧等の説明図表であり、図21は図18の発電システムを2組設けた発電システムの構成図であり、図22は図21の発電システムにおける出力電圧の説明図表であり、図23は発電システムから出力される直流電力の電圧波形と単相交流系統の電圧波形の図である。
図24〜図27は先行技術を示すものであり、図24はPWM方式の発電システムの全体構成図であり、図25はPWM方式における指令電圧正弦波と搬送波と方形波交流電圧等のタイムチャートであり、図26は電池切換え方式の発電システムの全体構成図であり、図27(A)は図24の発電システムで発生する電圧波形の図であり、図27(B)は図24の発電システムで発生する電流波形の図である。
図24〜図27は先行技術を示すものであり、図24はPWM方式の発電システムの全体構成図であり、図25はPWM方式における指令電圧正弦波と搬送波と方形波交流電圧等のタイムチャートであり、図26は電池切換え方式の発電システムの全体構成図であり、図27(A)は図24の発電システムで発生する電圧波形の図であり、図27(B)は図24の発電システムで発生する電流波形の図である。
以下、本発明の発電システムを実施するための最良の形態について説明する。
図1〜図7に示すように、この発電システム1は、直流電力を発電する発電装置2と、この発電装置2で発電された直流電力を交流電力に変換して、単相交流系統に出力するインバータ回路3と、発電装置2の直流電力の電圧を複数段階に切換える為のスイッチング機構Smと、これらスイッチ機構Smとインバータ回路3のスイッチング素子51〜54とを制御する制御装置4と、単相交流系統の電圧を検出して制御装置4に入力する電圧検出器5などを有する。
説明の都合上、本実施形態における発電装置2は、8つの発電モジュール21〜28と、発電モジュール21〜28の各々に並列接続するように、正極62と中段部の並列接続線59に接続された蓄電用の電気二重層コンデンサ29a及び並列接続線59と負極60に接続された蓄電用の電気二重層コンデンサ29bとを備えている。これら発電モジュール21〜28は1列状に、発電方向を揃えて配置してあり、各発電モジュール21〜28は2行5列のマトリックス状に配置されて並列かつ直列接続された10個の発電ユニット30を備えている。
各発電ユニット30は、例えば図2〜図4に示す3種類の粒状のソーラセル30A〜30Cのうちの何れかのソーラセルからなり、太陽光を受光して例えば0.5〜0.6Vの直流を発生可能なものである。
図2のソーラセル30Aは、直径1.5〜3.0mm程度のn形シリコンからなる球状半導体31、p形の拡散層32、pn接合33、酸化シリコンの絶縁膜34、球状半導体31の中心を挟んで対向する正極35と負極36などからなる。尚、この種のソーラセル30Aについては、本願出願人の出願に係るWO98/15983号公報に記載されている。図3のソーラセル30Bは、前記と同様の大きさのp形シリコンからなる球状半導体37、n形の拡散層38、pn接合39、酸化シリコンの絶縁膜40、球状半導体37の中心を挟んで対向する正極41と負極42などからなり、正極41と負極42を識別しやすくする為に、球状半導体37の底部に形成した平坦面に正極41が設けられている。図4に示すソーラセル30Cは、直径約1.5〜3.0mm程度のp形シリコンからなるの円柱状の半導体43、n形の拡散層44、pn接合45、p+拡散層46、酸化シリコンの絶縁膜47、両端部に設けられた正極48と負極49などからなる。
但し、前記のソーラセル30A〜30Cは一例を示すものに過ぎず、発電モジュールとしては、1.0〜10.0V程度の直流電力を発電する機能のある種々の発電モジュール(例えば、1枚のパネル状の太陽電池や複数の小さなパネル状太陽電池を集合してパネル化した太陽電池、燃料電池など)を適用可能である。また、発電ユニット30としては、例えば比較的低い電圧の直流電力を発生する種々の発電ユニット又は発電部又は発電機能部(例えば、1枚のパネル状の太陽電池や複数の小さなパネル状太陽電池を集合してパネル化した太陽電池に含まれる1又は複数の発電部や発電機能部、燃料電池)を適用することも可能である。
前記蓄電用の電気二重層コンデンサ29a,29bは、電解液に接触させた活性炭を電極として使用し、電解液と活性炭を接触させ、電圧を印加するとその界面に分極が生じて、コンデンサと同様に蓄電するものであり、公害性が低く、充放電回数に優れ、比較的大きな電気容量を蓄電可能である。各発電モジュールにおいて、電気二重層コンデンサ29aは正極62と並列接続線59に接続され、並列接続された上段の5つの発電ユニット30に並列接続されている。また、電気二重層コンデンサ29bは並列接続線59と負極60に接続され、並列接続された下段の5つの発電ユニット30に並列接続されている。
そのため、電気二重層コンデンサ29a,29bは、これら並列接続された複数の発電ユニット30で発生した直流電力を受け、この直流電力を常に蓄電するようになる。但し、何れかの1又は複数の発電ユニット30の発電量が著しく低下するような場合には、これら電気二重層コンデンサ29a,29bから、出力電力の低下を補うように、所定電圧の直流電力が正負の母線6,7に出力される。
インバータ回路3は、例えばnチャンネル型IGBTからなる4個のスイッチング素子51〜54をブリッジ形に接続したものであり、各スイッチング素子51〜54には還流ダイオード55〜58も接続されている。これら4個のスイッチング素子51〜54は、制御装置4からの制御信号により制御される。
スイッチング素子51,54とスイッチング素子53,52を組にして、交互に導通させることにより、出力端子8,9から単相交流系統に交流を出力するように構成してある。
次に、前記スイッチング機構Smについて説明する。
前記インバータ回路3の入力側には、正母線6と負母線7とが接続されている。このスイッチング機構Smは、発電装置2とインバータ回路3の間に設けられ、発電装置2で発電されインバータ回路3へ出力する直流電力の出力電圧を複数段階に切換える為に、8つの発電モジュール21〜28を任意数ずつ直列接続し、その直列接続された各発電モジュール群をインバータ回路3に並列接続可能にするものである。このスイッチング機構Smは、複数のスイッチS1〜S7,S11a〜S17a及びS11b〜S17bを有する。スイッチS1〜S7は、7つの発電モジュール21〜27の各々の負極60を負母線7に接続する状態と分離する状態とに切換え可能なスイッチである。スイッチS1〜S7の各々は、例えば図5に示すように、制御装置4によりオン・オフ制御されるnpn型バイポーラトランジスタ61で構成されている。
スイッチS11a〜S17aは、夫々7つの発電モジュール22〜28の正極62を正母線6に接続する状態と分離する状態とに切換え可能なスイッチである。スイッチS11b〜S17bは、夫々7つの発電モジュール22〜28の正極62を正極62側に隣接する1つの発電モジュール21〜27の負極60に接続する状態と分離する状態とに切換え可能なスイッチである。スイッチS11a〜S17aの各々は、例えば図6に示すように、制御装置4によりオン・オフ制御されるnpn型バイポーラトランジスタ63で構成され、スイッチS11b〜S17bの各々は、例えば図6に示すように、制御装置4によりオン・オフ制御されるnpn型バイポーラトランジスタ64で構成されている。
但し、トランジスタ63がオンのときトランジスタ64がオフとされ、トランジスタ64がオンのときトランジスタ63がオフとされる。このように、バイポーラトランジスタ63により正極62を正母線6に接続・分離可能であり、バイポーラトランジスタ64により正極62を隣接する発電モジュールの負極60に接続・分離可能である。
尚、前記スイッチS11a〜S17aとしての複数のトランジスタ63が複数の第1スイッチ手段に相当し、スイッチS11b〜S17bとしての複数のトランジスタ64が複数の第2スイッチ手段に相当し、スイッチS1〜S7としての複数のトランジスタ61が複数の第3スイッチ手段に相当するものである。また、npn型バイポーラトランジスタ61,63,64は一例に過ぎず、これらと同様のオン・オフ制御可能な何れかのスイッチング素子を適用してもよい。インバータ回路3のスイッチング素子51〜54も一例に過ぎず、MOSFETなど別のスイッチング素子を適用してもよい。
次に、制御装置4について説明する。
図7に示すように、制御装置4は、CPU65とROM66とRAM67からなるコンピュータと、入出力インターフェース68とを主体として構成され、スイッチS1〜S7、スイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bが入出力インターフェース68に夫々接続されている。前記単相交流系統の交流の電圧を検出する電圧検出器5が設けられ、この電圧検出器5の検出信号が、制御装置4に入力される。制御装置4のROM66には、電圧検出器5からの検出信号に基づいて、スイッチS1〜S7と、スイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bと、スイッチング素子51〜54を、後述のように切換え制御する制御プログラムが予め格納されている。
制御装置4は、ROM66の制御プログラムに基づいて、スイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bをオン・オフ制御することにより、発電装置2の直流電力の出力電圧を段階的に切換える。
本実施形態における各発電モジュール21〜28の発電電圧は約1.0〜1.2Vであるため、図8に示すようにスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17aを接続するように切換えた状態(これを発電モードM1とする)において、全ての発電モジュール21〜28を正負の母線6,7に並列接続すると、太陽光を受光して発電する発電装置2は約1.0〜1.2Vの直流電力を出力する。
図9に示すようにスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを切換え、8つの発電モジュール21〜28を2つずつの4群に区分し、各群の2つの発電モジュールを直列接続した状態(これを発電モードM2とする)で、4つの発電モジュール群を正負の母線6,7に並列接続した状態において、発電装置2は約2.0〜2.4Vの直流電力を出力する。
図10に示すようにスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17b及びスイッチS11a〜S17bを切換え、8つの発電モジュール21〜28を4つずつの2群に区分し、各群の4つの発電モジュールを直列接続した状態(これを発電モードM4とする)で、2つの発電モジュール群を正負の母線6,7に並列接続した状態において、発電装置2は約4.0〜4.8Vの直流電力を出力する。
図11に示すようにスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを切換えて、8つの発電モジュール21〜28を直列接続した状態(これを発電モードM8とする)で、発電装置2は約8.0〜9.6Vの直流電力を出力する。但し、前述した発電モードM1,M2,M4,M8の何れにおいても、電気二重層コンデンサ29a,29bの各々は、これに並列接続された発電ユニット30の発電電圧(約0.5〜0.6V)と同じ電圧の直流電力で常に蓄電されている。特に、単相交流系統による電力消費量が少ない場合には、発電ユニット30により発電された未使用の直流電力が電気二重層コンデンサ29a,29bに確実に蓄電され、フル充電状態となる。
そこで、晴天の昼間時のように、太陽光による入射光量が多い高入射光状態においては、図12に示すように、制御装置4により、電圧検出器5で検出される単相交流系統の交流の電圧の交流波形70に合わせて、スイッチング素子51〜54と、スイッチS1〜S7と、スイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを適宜を切換え制御(オン状態を斜線で示し、オフ状態を空白で示す)を行い、最初の時間t1において発電モードM1に切換え、次の時間t2において発電モードM2に切換え、次の時間t3において発電モードM4に切換える切換え制御を順々に行うことで、インバータ回路3の出力端子8,9から、実線で示す階段状に変化する電圧波形71の交流電力を単相交流系統へ出力することができる。
一方、曇天時や朝、夕方のように、太陽光による入射光量が少ない低入射光状態においては、図13に示すように、制御装置4により、電圧検出器5で検出される単相交流系統の交流の電圧の交流波形70に合わせて、スイッチング素子51〜54と、スイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを適宜を切換え制御(オン状態を斜線で示し、オフ状態を空白で示す)を行い、最初の時間t1において発電モードM1に切換え、次の時間t2において発電モードM2に切換え、次の時間t3において発電モードM4に切換え、次の時間t4において発電モードM8に切換える切換え制御を順々に行うことで、入射光量が少ない場合であっても、インバータ回路3の出力端子8,9から、実線で示す階段状に変化する電圧波形72の交流電力を単相交流系統へ効率良く出力することができる。
この場合、高入射光状態と低入射光状態とに区別して、単相交流系統の周波数に合うように、図示の時間t1,t2,t3,t4・・・をコンピュータに予め設定しておくことにより、電圧検出器5からの検出電圧に基づいて、入射光状態に応じてスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを切換えることで、出力電圧を段階的に切換えることができる。
そして、単相交流系統の電圧が負から正に切換わるときに、スイッチング素子51,54を導通にまたスイッチング素子53,52をオフに切換え、単相交流系統の電圧が正から負に切換わるときに、スイッチング素子53,52を導通にまたスイッチング素子51,54をオフに切換えるものとする。
ところで、例えば、発電モジュール21に有する複数の発電ユニット30のうち、上段に並列接続された5つの発電ユニット30の全て又は部分的に、出力電圧特性にバラツキがあったり、建物等に太陽が隠れるようになって、これら5つの発電ユニット30からの総発電量が著しく低下し、その出力電圧が電気二重層コンデンサ29aに蓄電されている蓄電電圧よりも低くなった場合、電気二重層コンデンサ29aから、出力電力の低下を補うように、所定電圧の直流電力が正負の母線6,7に出力されるため、出力電力の平準化を図れ、発電モジュール21の直流電圧−直流電流特性を改善することができる。ここでは、発電モジュール21について説明したが、他の発電モジュール22〜28にも同様に電気二重層コンデンサ29a,29bが設けられているため、同様に高速で作動する。
更に、太陽光が照射されない夜間になり、これら複数の発電モジュール21〜28の何れからも直流電圧が発生しなくなった場合には、電気二重層コンデンサ29a,29bに蓄電された所定電圧の直流電力が正負の母線6,7に出力されるため、発電時間が制限されるようなことがなく、発電装置2による発電性能を著しく改善することができる。尚、電気二重層コンデンサ29a,29bの容量は必要に応じた適切な容量に設定しておくものとする。
以上説明した発電システム1においては、スイッチング機構SmのスイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bを、発電モードに対応する種々のパターンで切換えることにより、発電システム1から出力する直流の出力電圧を、段階的に増加させたり、減少させたりすることが可能となる。
しかも、全ての発電モジュール21〜28の出力を有効活用しながら、前記のように、スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bを切換えるだけで、直流の出力電圧を段階的に切換えることができる。そのため、発電モジュール21〜28のアイドルが生じず、発電モジュール21〜28の利用率を十分に高めることができる。
複数のスイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換えは行うにしても、スイッチの切換え時の電圧変化が小さいため、ノイズや高調波が発生しにくくなる。そのため、ノイズや高調波の吸収や電磁障害対策の為のフィルタ容量を小さくする等付随する電気回路の構造を簡単化することができる。スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換えの頻度も、PWM方式のインバータ回路のスイッチング素子の切換えの頻度よりも少なくなるうえ、スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bとして、小型のスイッチング素子を適用可能となり、コスト低減が図れるうえ、スイッチングロスも低減することができる。
ここで、曇天時、朝、夕方など発電モジュール21〜28の出力電圧の低下に応じて、スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換えパターンを変えて、直流電力の電圧を調整することもできるから、昇圧チョッパーを設ける必要もなく、汎用性と自由度の高い安価なシステムとなる。また、出力電圧を段階的に高めると出力電流が段階的に減少し、出力電圧を段階的に低くすると出力電流が段階的に増加するような特性となるようにスイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換えを行うことができるため、発電装置2を最大電力点で動作させるように制御することが可能となる。
発電モジュール21〜28の各々に並列接続するように、電気二重層コンデンサ29aと、電気二重層コンデンサ29bとを設けてあるため、一部の発電ユニット30の出力電圧特性にバラツキがあったり、一部の発電ユニット30が建物に隠れるような場合で、発電ユニット30これら発電ユニット30からの出力電圧が電気二重層コンデンサ29a,29bに蓄電されている蓄電電圧よりも低くなった場合には、電気二重層コンデンサ29a,29bから、出力電力の低下を補うように、所定電圧の直流電力が正負の母線6,7に出力されるため、発電モジュール21〜28からの出力電力の平準化を図れ、発電モジュール21〜28の直流電圧−直流電流特性を改善することができる。この場合、各電気二重層コンデンサ29a,29bを複数の発電ユニット30に並列接続してあるため、各発電ユニット30には異常な過電圧が作用しない。それ故、逆流防止用のダイオードを各発電ユニット30に付随させて設ける必要がなく、発電システム1の小型化及び低コスト化が図れる。
更に、夜間など、発電モジュール21〜28の何れも発電しない状態で、単相交流系統で電力が要求される場合には、複数の電気二重層コンデンサ29a,29bに蓄電された直流電力が正負の母線6,7に出力されるため、電力使用条件の制約が少なくなり、発電装置2による発電性能を著しく改善することができる。
前記の発電システム1では、インバータ回路3から出力する電力の周波数も制御装置4の制御如何により自由に変えることができるから、汎用性と自由度に優れる。以上の説明は、電圧制御により交流電力を出力する場合を例として説明したが、スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換え如何で、電流制御により交流電力を出力するように構成することもできる。
ここで、このように構成された発電システム1をコンパクトにパッケージ化し、実用化可能な具体例について、図14〜図17に基づいて説明する。
この発電システム1は、強度に優れる合成樹脂からなる箱状の本体ケース80と、この本体ケース80の上面を蓋する透明な合成樹脂からなる蓋部材81と、本体ケース80内に収容された太陽電池基板82と、電子部品基板83と、複数の電気二重層コンデンサ29a,29bと、インバータ回路3等で構成されている。
太陽電池基板82は、図15〜図16に示すように、本体ケース80内に上向きに収容され、この太陽電池基板82には、正極62や正母線6、負極60や負母線7がエッチングにより夫々形成され、負母線7と複数の発電モジュール21〜28の負極60とに複数のスイッチS1〜S7が設けられ、正母線6と複数の発電モジュール21〜28の正極62とに複数のスイッチS11a〜17aが設けられ、正極62と負極60とに複数のスイッチS11b〜17bが設けられている。各正極62には複数の発電ユニット30が図1に図示したようにマトリックス状に配置され、図示のように配線されている。
本体ケース80内に下向きに収容された電子部品基板83は、図15,図17に示すように、エッチングにより形成された接続線84により、電圧検出器5と、CPU65と、ROM及びRAM66,67と、インバータ回路3のスイッチング素子51〜54と還流ダイオード55〜58が図示のように接続されている。交流出力端子8,9が対向する角部に夫々設けられ、これら交流出力端子8,9の一部が本体ケース80を挿通して外部に露出している。尚、符号83aは、太陽電池基板82の正母線6と接続する接続部であり、符号83bは、太陽電池基板82の負母線7と接続する接続部である。また、制御装置4の制御線を点線で示す。
これら上側の太陽電池基板82と下側の電子部品基板83の間に複数の電気二重層コンデンサ29a,29bがサンドイッチ状に配置され、各電気二重層コンデンサ29a,29bは、図1に示すように発電モジュール21〜28に電気的に接続されている。
複数の電気二重層コンデンサ29a,29bを上下に狭持した太陽電池基板82と下側の電子部品基板83が、本体ケース80内の高さ方向中段部に水平状に配置され、透明シリコン85を充填された状態で、上端が蓋部材81により密閉状に固着されている。蓋部材81の上面側には、太陽電池基板82に設けられた複数の発電ユニット30の各々に対応するように、半球状に形成された半球レンズ部81aが夫々形成されている。
このようにパッケージ化された発電システム1を太陽光が入射可能な場所に設置した場合、太陽光が半球レンズ部81aを介して効率良く発電ユニット30に照射されるため、交流出力端子8,9から十分な交流が出力されることになる。このパッケージ化された複数の発電システム1をマトリックス状に配置し、交流出力端子8,9を適宜接続するようにしてもよい。
以上説明した実施の形態では、本発明を理解しやすくする為に、8個の発電モジュール21〜28を有する発電装置1を例にして説明した。しかし、家庭の商用単相交流系統に接続される発電システムの場合には、実効値100V、波高値約140Vの交流系統に連係するように構成する必要がある。しかも、曇天時、朝、夕方などには、発電システムの出力低下が生じることに鑑み、発電システムの最大出力電圧が200V以上に設定することが望ましい。そのような発電システムの例について、図18〜図23に基づいて説明する。
図18に示す発電システム1Aは、1枚のパネルに組み立てたパネル構造のもので、発電パネルともいうべきものである。
この発電システム1Aは、発電方向を揃えて配置した例えば48個の発電モジュール21A〜25Aと複数の電気二重層コンデンサ29とからなる発電装置2Aと、前記のインバータ回路3と同様のインバータ回路3Aと、このインバータ回路3Aの入力側の正母線6Aおよび負母線7Aと、スイッチング機構Sma(これは、スイッチS71〜S74とスイッチS81〜S84などからなる)と、出力端子8A,9Aと、制御装置(図示略)などを有する。スイッチング機構Smaは、前記実施形態の図1に示す発電システム1のスイッチング機構と同様の機能を得る為のものであり、スイッチS71〜S74は、発電モジュール21A〜24Aの負極60Aを負母線7Aに接続した状態と分離した状態とに切換えるものであり、前記のスイッチS1〜7と同様のものである。スイッチS81〜S84は、発電モジュール22A〜25Aの正極62Aを正極側に隣接する発電モジュール21A〜24Aの負極60Aと正母線6Aに択一的に接続するものであり、前記のスイッチS11〜S17と同様のものである。
前記発電モジュール21A〜24Aは同構造のものであるので、発電モジュール21A及び電気二重層コンデンサ29について説明する。図19に示すように、発電モジュール21Aは、例えば10行100列のマトリックス状に発電ユニット30Aを配置し、それら発電ユニット30Aを図示のように並列且つ直列に接続したものである。この場合、直列数1個で並列数100個に並列接続された並列発電ユニット30A毎に、1つの電気二重層コンデンサ29が夫々並列接続されている。それ故、出力電圧特性のバラツキや日陰により、一部の発電ユニット30Aがオフ状態となった場合には、並列接続された電気二重層コンデンサ29から蓄電された直流電力が出力されるため、発電モジュール21Aによる発電性能を大幅に高めることができ、実用性と耐久性に優れる。
尚、前記「10行100列のマトリックス状」とは例示であり、行数は10行に限らず、100行、数100行にする場合もある。また、列数は100列に限らず、数10列、数100列、数1000列にする場合もある。
尚、この場合にも、各発電ユニット30A毎に逆流防止用のダイオードを設ける必要がなく、発電システム1Aの小型化及び低コスト化が図れる。
発電ユニット30A自体は、前記の発電ユニット30と同様のものであり、各発電ユニット30Aの出力電圧が0.5〜0.6Vであるため、発電モジュール21A〜25Aの各々の最大出力電圧(晴天時の出力)は例えば5.0〜6.0Vである。
そして、それら複数の負極側スイッチS71〜S74と複数の正極側スイッチS81〜S84とを適宜切換えることによって、図20に示すような「発電モードM1,M2,・・・M48」と「出力電圧」に切換え可能に構成されている。
前記発電モジュール21Aのような発電モジュールをパネル状の構造に構成する
技術については、本願出願人が出願した複数の国際出願(例えば、PCT/JP00/07360,PCT/JP01/06972,PCT/JP01/09234,PCT/JP01/11416)に提案している。
以上説明した発電システム1A(発電パネル)を1枚だけでなく、複数枚の発電パネルからなる発電システムを構成することもできる。但し、制御装置は1組だけ設ければよい。例えば、図21に示すように、この発電システム1Aでは、発電システム1A(発電パネル)を2枚設け、2枚の発電システム1Aを直列接続する状態と並列接続する状態とに切換えるスイッチ機構も設けられる。このスイッチ機構は、スイッチS65、S66などからなる。スイッチS65は、図示の回路を接続・分離可能であり、前記スイッチS1〜S7と同様に、例えばnpn型パイポーラトランジスタで構成されている。スイッチS66は、何れか一方の接点に択一的に接続する状態と、何れの接点にも接続しない状態とに切換え可能なものであり、前記スイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bと同様に、例えば、2つのnpn型パイポーラトランジスタで構成されている。このスイッチ機構より、2つの発電装置1Aを直列接続した状態と、並列接続した状態とに切換えることができる。そして、これら2つの発電装置1Aからなる発電装置の出力端子8B,9Bが交流系統に接続され、この発電システムは、その出力電力が交流系統の周波数と電圧などに連係するように制御装置により制御される。
2枚の発電パネルを並列接続した状態では、この発電システムの出力電圧は、図20に示すように切換えることができる。また、2枚の発電パネルの発電モードをずらして直列接続した状態では、この発電システムの出力電圧は、図22の合計出力電圧のように切換えることができる。
但し、2枚の発電パネルを並列接続した状態と直列接続した状態とに適宜切換えながら、両発電パネルの発電モードを適切に設定することにより、この発電装置の出力電圧を、5〜6V,10〜12V,15〜18V,30〜36V,40〜48V,60〜92V,80〜96V,120〜144V,200〜240V,240〜288V,360〜432V,480〜576Vのように切換えることも可能である。但し、上記の出力電圧や、図20、図22の出力電圧は、全ての発電ユニットが最大出力を発電する場合の例を示すものである。曇天時、朝、夕方など太陽光の入射量が減少するため、発電装置の出力電圧が低下した場合には、図22に示す合計出力電力は、実際には、数%〜数10%低下することになる。このような発電システムにより、図23に示すように、商用単相交流系統の交流電圧の交流波形70に対して、実線で示す階段状に変化する電圧波形71の交流電力を商用単相交流系統へ出力することができる。
この発電システム1Aでは、複数の半導体モジュール21A〜25Aと、複数の電気二重層コンデンサ29と、インバータ回路3Aと、複数のスイッチS71〜74、S81〜S84の全体を1枚のパネルに組み込んであるから、また、必要に応じてインバータ回路と複数のスイッチ類を1つの半導体チップに組み込んだ構造にすることも可能であるから、全体として構造も簡単化し、製作コストを低減することができる。
しかも、複数の発電システム(発電パネル)を種々の形態に組み合わせて、所望の周波数、所望の出力電圧又は所望の出力電流の交流電力を発生させることができるから、汎用性と自由度に優れる。
図21〜図22に関する説明は、2枚の発電パネル(発電システム)を装備した発電システムを例にして説明したが、実際には、複数の発電パネルを設け、それらを並列接続した状態と、直列接続した状態とに切換えながら、家庭等に供給されている商用単相交流系統の電圧又は電流に適合させた電力を出力するように構成することもできる。
図18の発電システムや図21示す発電システムにおいても、基本的に前記の発電システム1と同様の作用効果が得られるので、ここでは説明を省略する。
前記実施形態を部分的に変更する例について説明する。
(1)前記発電システム1,1Aでは、インバータ回路3の出力側の回路に設けられるフィルタやインピーダンス等について説明を省略したが、実際の発電システムにおいては、必要に応じてフィルタやインピーダンス等が設けられる。
(2)インバータ回路3,3Aは、単相交流を発生する場合を例にして説明したが、発電装置2,2Aで発電した直流電力をインバータ回路により、三相交流に変換する場合もあり、この場合発電装置で発生させた直流電力から三相交流の各相に対応する交流電力に変換することになる。
(3)前記発電システム1の全体を、1つの板状ないしパネル状に構成する場合もある。前記図18に示す発電システムを例えば図21に示すように複数組装備した発電システムを1つの板状ないしパネル状に構成する場合もある。
(4)複数の発電モジュール21〜28,21A〜25Aの各々を個別に製作する必要はなく、全体として一体的に製作する場合もある。例えば、図18の複数の発電モジュールを見かけ上は1つの発電モジュールに構成し、電気回路的には図18のように複数の発電モジュールを有する構成とすることもあり得る。
(5)前記の発電システム1,1Aは、外部の交流系統に連係する他励型の発電システムを例にして説明したが、基準の交流電圧を発生する手段を備えた自励型の発電システムにも、本発明を適用できることは勿論である。
(6)前記の発電システム1,1Aにおいて、各電気二重層コンデンサ29a,29bの並列接続位置で、オン−オフスイッチを電気二重層コンデンサ29a,29bと直列に接続するようにし、必要に応じてオン−オフスイッチをオン側に切換えた場合に限って、電気二重層コンデンサ29a,29bに蓄電した直流を出力するようにしてもよい。
(7)蓄電手段として、電気二重層コンデンサ29a,29bに限られるものではなく、蓄電容量が大きい電解コンデンサ、二次電池、バッテリ等、発電電力を蓄電可能な各種の蓄電手段であってもよい。
図1〜図7に示すように、この発電システム1は、直流電力を発電する発電装置2と、この発電装置2で発電された直流電力を交流電力に変換して、単相交流系統に出力するインバータ回路3と、発電装置2の直流電力の電圧を複数段階に切換える為のスイッチング機構Smと、これらスイッチ機構Smとインバータ回路3のスイッチング素子51〜54とを制御する制御装置4と、単相交流系統の電圧を検出して制御装置4に入力する電圧検出器5などを有する。
説明の都合上、本実施形態における発電装置2は、8つの発電モジュール21〜28と、発電モジュール21〜28の各々に並列接続するように、正極62と中段部の並列接続線59に接続された蓄電用の電気二重層コンデンサ29a及び並列接続線59と負極60に接続された蓄電用の電気二重層コンデンサ29bとを備えている。これら発電モジュール21〜28は1列状に、発電方向を揃えて配置してあり、各発電モジュール21〜28は2行5列のマトリックス状に配置されて並列かつ直列接続された10個の発電ユニット30を備えている。
各発電ユニット30は、例えば図2〜図4に示す3種類の粒状のソーラセル30A〜30Cのうちの何れかのソーラセルからなり、太陽光を受光して例えば0.5〜0.6Vの直流を発生可能なものである。
図2のソーラセル30Aは、直径1.5〜3.0mm程度のn形シリコンからなる球状半導体31、p形の拡散層32、pn接合33、酸化シリコンの絶縁膜34、球状半導体31の中心を挟んで対向する正極35と負極36などからなる。尚、この種のソーラセル30Aについては、本願出願人の出願に係るWO98/15983号公報に記載されている。図3のソーラセル30Bは、前記と同様の大きさのp形シリコンからなる球状半導体37、n形の拡散層38、pn接合39、酸化シリコンの絶縁膜40、球状半導体37の中心を挟んで対向する正極41と負極42などからなり、正極41と負極42を識別しやすくする為に、球状半導体37の底部に形成した平坦面に正極41が設けられている。図4に示すソーラセル30Cは、直径約1.5〜3.0mm程度のp形シリコンからなるの円柱状の半導体43、n形の拡散層44、pn接合45、p+拡散層46、酸化シリコンの絶縁膜47、両端部に設けられた正極48と負極49などからなる。
但し、前記のソーラセル30A〜30Cは一例を示すものに過ぎず、発電モジュールとしては、1.0〜10.0V程度の直流電力を発電する機能のある種々の発電モジュール(例えば、1枚のパネル状の太陽電池や複数の小さなパネル状太陽電池を集合してパネル化した太陽電池、燃料電池など)を適用可能である。また、発電ユニット30としては、例えば比較的低い電圧の直流電力を発生する種々の発電ユニット又は発電部又は発電機能部(例えば、1枚のパネル状の太陽電池や複数の小さなパネル状太陽電池を集合してパネル化した太陽電池に含まれる1又は複数の発電部や発電機能部、燃料電池)を適用することも可能である。
前記蓄電用の電気二重層コンデンサ29a,29bは、電解液に接触させた活性炭を電極として使用し、電解液と活性炭を接触させ、電圧を印加するとその界面に分極が生じて、コンデンサと同様に蓄電するものであり、公害性が低く、充放電回数に優れ、比較的大きな電気容量を蓄電可能である。各発電モジュールにおいて、電気二重層コンデンサ29aは正極62と並列接続線59に接続され、並列接続された上段の5つの発電ユニット30に並列接続されている。また、電気二重層コンデンサ29bは並列接続線59と負極60に接続され、並列接続された下段の5つの発電ユニット30に並列接続されている。
そのため、電気二重層コンデンサ29a,29bは、これら並列接続された複数の発電ユニット30で発生した直流電力を受け、この直流電力を常に蓄電するようになる。但し、何れかの1又は複数の発電ユニット30の発電量が著しく低下するような場合には、これら電気二重層コンデンサ29a,29bから、出力電力の低下を補うように、所定電圧の直流電力が正負の母線6,7に出力される。
インバータ回路3は、例えばnチャンネル型IGBTからなる4個のスイッチング素子51〜54をブリッジ形に接続したものであり、各スイッチング素子51〜54には還流ダイオード55〜58も接続されている。これら4個のスイッチング素子51〜54は、制御装置4からの制御信号により制御される。
スイッチング素子51,54とスイッチング素子53,52を組にして、交互に導通させることにより、出力端子8,9から単相交流系統に交流を出力するように構成してある。
次に、前記スイッチング機構Smについて説明する。
前記インバータ回路3の入力側には、正母線6と負母線7とが接続されている。このスイッチング機構Smは、発電装置2とインバータ回路3の間に設けられ、発電装置2で発電されインバータ回路3へ出力する直流電力の出力電圧を複数段階に切換える為に、8つの発電モジュール21〜28を任意数ずつ直列接続し、その直列接続された各発電モジュール群をインバータ回路3に並列接続可能にするものである。このスイッチング機構Smは、複数のスイッチS1〜S7,S11a〜S17a及びS11b〜S17bを有する。スイッチS1〜S7は、7つの発電モジュール21〜27の各々の負極60を負母線7に接続する状態と分離する状態とに切換え可能なスイッチである。スイッチS1〜S7の各々は、例えば図5に示すように、制御装置4によりオン・オフ制御されるnpn型バイポーラトランジスタ61で構成されている。
スイッチS11a〜S17aは、夫々7つの発電モジュール22〜28の正極62を正母線6に接続する状態と分離する状態とに切換え可能なスイッチである。スイッチS11b〜S17bは、夫々7つの発電モジュール22〜28の正極62を正極62側に隣接する1つの発電モジュール21〜27の負極60に接続する状態と分離する状態とに切換え可能なスイッチである。スイッチS11a〜S17aの各々は、例えば図6に示すように、制御装置4によりオン・オフ制御されるnpn型バイポーラトランジスタ63で構成され、スイッチS11b〜S17bの各々は、例えば図6に示すように、制御装置4によりオン・オフ制御されるnpn型バイポーラトランジスタ64で構成されている。
但し、トランジスタ63がオンのときトランジスタ64がオフとされ、トランジスタ64がオンのときトランジスタ63がオフとされる。このように、バイポーラトランジスタ63により正極62を正母線6に接続・分離可能であり、バイポーラトランジスタ64により正極62を隣接する発電モジュールの負極60に接続・分離可能である。
尚、前記スイッチS11a〜S17aとしての複数のトランジスタ63が複数の第1スイッチ手段に相当し、スイッチS11b〜S17bとしての複数のトランジスタ64が複数の第2スイッチ手段に相当し、スイッチS1〜S7としての複数のトランジスタ61が複数の第3スイッチ手段に相当するものである。また、npn型バイポーラトランジスタ61,63,64は一例に過ぎず、これらと同様のオン・オフ制御可能な何れかのスイッチング素子を適用してもよい。インバータ回路3のスイッチング素子51〜54も一例に過ぎず、MOSFETなど別のスイッチング素子を適用してもよい。
次に、制御装置4について説明する。
図7に示すように、制御装置4は、CPU65とROM66とRAM67からなるコンピュータと、入出力インターフェース68とを主体として構成され、スイッチS1〜S7、スイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bが入出力インターフェース68に夫々接続されている。前記単相交流系統の交流の電圧を検出する電圧検出器5が設けられ、この電圧検出器5の検出信号が、制御装置4に入力される。制御装置4のROM66には、電圧検出器5からの検出信号に基づいて、スイッチS1〜S7と、スイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bと、スイッチング素子51〜54を、後述のように切換え制御する制御プログラムが予め格納されている。
制御装置4は、ROM66の制御プログラムに基づいて、スイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bをオン・オフ制御することにより、発電装置2の直流電力の出力電圧を段階的に切換える。
本実施形態における各発電モジュール21〜28の発電電圧は約1.0〜1.2Vであるため、図8に示すようにスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17aを接続するように切換えた状態(これを発電モードM1とする)において、全ての発電モジュール21〜28を正負の母線6,7に並列接続すると、太陽光を受光して発電する発電装置2は約1.0〜1.2Vの直流電力を出力する。
図9に示すようにスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを切換え、8つの発電モジュール21〜28を2つずつの4群に区分し、各群の2つの発電モジュールを直列接続した状態(これを発電モードM2とする)で、4つの発電モジュール群を正負の母線6,7に並列接続した状態において、発電装置2は約2.0〜2.4Vの直流電力を出力する。
図10に示すようにスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17b及びスイッチS11a〜S17bを切換え、8つの発電モジュール21〜28を4つずつの2群に区分し、各群の4つの発電モジュールを直列接続した状態(これを発電モードM4とする)で、2つの発電モジュール群を正負の母線6,7に並列接続した状態において、発電装置2は約4.0〜4.8Vの直流電力を出力する。
図11に示すようにスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを切換えて、8つの発電モジュール21〜28を直列接続した状態(これを発電モードM8とする)で、発電装置2は約8.0〜9.6Vの直流電力を出力する。但し、前述した発電モードM1,M2,M4,M8の何れにおいても、電気二重層コンデンサ29a,29bの各々は、これに並列接続された発電ユニット30の発電電圧(約0.5〜0.6V)と同じ電圧の直流電力で常に蓄電されている。特に、単相交流系統による電力消費量が少ない場合には、発電ユニット30により発電された未使用の直流電力が電気二重層コンデンサ29a,29bに確実に蓄電され、フル充電状態となる。
そこで、晴天の昼間時のように、太陽光による入射光量が多い高入射光状態においては、図12に示すように、制御装置4により、電圧検出器5で検出される単相交流系統の交流の電圧の交流波形70に合わせて、スイッチング素子51〜54と、スイッチS1〜S7と、スイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを適宜を切換え制御(オン状態を斜線で示し、オフ状態を空白で示す)を行い、最初の時間t1において発電モードM1に切換え、次の時間t2において発電モードM2に切換え、次の時間t3において発電モードM4に切換える切換え制御を順々に行うことで、インバータ回路3の出力端子8,9から、実線で示す階段状に変化する電圧波形71の交流電力を単相交流系統へ出力することができる。
一方、曇天時や朝、夕方のように、太陽光による入射光量が少ない低入射光状態においては、図13に示すように、制御装置4により、電圧検出器5で検出される単相交流系統の交流の電圧の交流波形70に合わせて、スイッチング素子51〜54と、スイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを適宜を切換え制御(オン状態を斜線で示し、オフ状態を空白で示す)を行い、最初の時間t1において発電モードM1に切換え、次の時間t2において発電モードM2に切換え、次の時間t3において発電モードM4に切換え、次の時間t4において発電モードM8に切換える切換え制御を順々に行うことで、入射光量が少ない場合であっても、インバータ回路3の出力端子8,9から、実線で示す階段状に変化する電圧波形72の交流電力を単相交流系統へ効率良く出力することができる。
この場合、高入射光状態と低入射光状態とに区別して、単相交流系統の周波数に合うように、図示の時間t1,t2,t3,t4・・・をコンピュータに予め設定しておくことにより、電圧検出器5からの検出電圧に基づいて、入射光状態に応じてスイッチS1〜S7とスイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bを切換えることで、出力電圧を段階的に切換えることができる。
そして、単相交流系統の電圧が負から正に切換わるときに、スイッチング素子51,54を導通にまたスイッチング素子53,52をオフに切換え、単相交流系統の電圧が正から負に切換わるときに、スイッチング素子53,52を導通にまたスイッチング素子51,54をオフに切換えるものとする。
ところで、例えば、発電モジュール21に有する複数の発電ユニット30のうち、上段に並列接続された5つの発電ユニット30の全て又は部分的に、出力電圧特性にバラツキがあったり、建物等に太陽が隠れるようになって、これら5つの発電ユニット30からの総発電量が著しく低下し、その出力電圧が電気二重層コンデンサ29aに蓄電されている蓄電電圧よりも低くなった場合、電気二重層コンデンサ29aから、出力電力の低下を補うように、所定電圧の直流電力が正負の母線6,7に出力されるため、出力電力の平準化を図れ、発電モジュール21の直流電圧−直流電流特性を改善することができる。ここでは、発電モジュール21について説明したが、他の発電モジュール22〜28にも同様に電気二重層コンデンサ29a,29bが設けられているため、同様に高速で作動する。
更に、太陽光が照射されない夜間になり、これら複数の発電モジュール21〜28の何れからも直流電圧が発生しなくなった場合には、電気二重層コンデンサ29a,29bに蓄電された所定電圧の直流電力が正負の母線6,7に出力されるため、発電時間が制限されるようなことがなく、発電装置2による発電性能を著しく改善することができる。尚、電気二重層コンデンサ29a,29bの容量は必要に応じた適切な容量に設定しておくものとする。
以上説明した発電システム1においては、スイッチング機構SmのスイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bを、発電モードに対応する種々のパターンで切換えることにより、発電システム1から出力する直流の出力電圧を、段階的に増加させたり、減少させたりすることが可能となる。
しかも、全ての発電モジュール21〜28の出力を有効活用しながら、前記のように、スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bを切換えるだけで、直流の出力電圧を段階的に切換えることができる。そのため、発電モジュール21〜28のアイドルが生じず、発電モジュール21〜28の利用率を十分に高めることができる。
複数のスイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換えは行うにしても、スイッチの切換え時の電圧変化が小さいため、ノイズや高調波が発生しにくくなる。そのため、ノイズや高調波の吸収や電磁障害対策の為のフィルタ容量を小さくする等付随する電気回路の構造を簡単化することができる。スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換えの頻度も、PWM方式のインバータ回路のスイッチング素子の切換えの頻度よりも少なくなるうえ、スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bとして、小型のスイッチング素子を適用可能となり、コスト低減が図れるうえ、スイッチングロスも低減することができる。
ここで、曇天時、朝、夕方など発電モジュール21〜28の出力電圧の低下に応じて、スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換えパターンを変えて、直流電力の電圧を調整することもできるから、昇圧チョッパーを設ける必要もなく、汎用性と自由度の高い安価なシステムとなる。また、出力電圧を段階的に高めると出力電流が段階的に減少し、出力電圧を段階的に低くすると出力電流が段階的に増加するような特性となるようにスイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換えを行うことができるため、発電装置2を最大電力点で動作させるように制御することが可能となる。
発電モジュール21〜28の各々に並列接続するように、電気二重層コンデンサ29aと、電気二重層コンデンサ29bとを設けてあるため、一部の発電ユニット30の出力電圧特性にバラツキがあったり、一部の発電ユニット30が建物に隠れるような場合で、発電ユニット30これら発電ユニット30からの出力電圧が電気二重層コンデンサ29a,29bに蓄電されている蓄電電圧よりも低くなった場合には、電気二重層コンデンサ29a,29bから、出力電力の低下を補うように、所定電圧の直流電力が正負の母線6,7に出力されるため、発電モジュール21〜28からの出力電力の平準化を図れ、発電モジュール21〜28の直流電圧−直流電流特性を改善することができる。この場合、各電気二重層コンデンサ29a,29bを複数の発電ユニット30に並列接続してあるため、各発電ユニット30には異常な過電圧が作用しない。それ故、逆流防止用のダイオードを各発電ユニット30に付随させて設ける必要がなく、発電システム1の小型化及び低コスト化が図れる。
更に、夜間など、発電モジュール21〜28の何れも発電しない状態で、単相交流系統で電力が要求される場合には、複数の電気二重層コンデンサ29a,29bに蓄電された直流電力が正負の母線6,7に出力されるため、電力使用条件の制約が少なくなり、発電装置2による発電性能を著しく改善することができる。
前記の発電システム1では、インバータ回路3から出力する電力の周波数も制御装置4の制御如何により自由に変えることができるから、汎用性と自由度に優れる。以上の説明は、電圧制御により交流電力を出力する場合を例として説明したが、スイッチS1〜S7、S11a〜S17a及びS11b〜S17bの切換え如何で、電流制御により交流電力を出力するように構成することもできる。
ここで、このように構成された発電システム1をコンパクトにパッケージ化し、実用化可能な具体例について、図14〜図17に基づいて説明する。
この発電システム1は、強度に優れる合成樹脂からなる箱状の本体ケース80と、この本体ケース80の上面を蓋する透明な合成樹脂からなる蓋部材81と、本体ケース80内に収容された太陽電池基板82と、電子部品基板83と、複数の電気二重層コンデンサ29a,29bと、インバータ回路3等で構成されている。
太陽電池基板82は、図15〜図16に示すように、本体ケース80内に上向きに収容され、この太陽電池基板82には、正極62や正母線6、負極60や負母線7がエッチングにより夫々形成され、負母線7と複数の発電モジュール21〜28の負極60とに複数のスイッチS1〜S7が設けられ、正母線6と複数の発電モジュール21〜28の正極62とに複数のスイッチS11a〜17aが設けられ、正極62と負極60とに複数のスイッチS11b〜17bが設けられている。各正極62には複数の発電ユニット30が図1に図示したようにマトリックス状に配置され、図示のように配線されている。
本体ケース80内に下向きに収容された電子部品基板83は、図15,図17に示すように、エッチングにより形成された接続線84により、電圧検出器5と、CPU65と、ROM及びRAM66,67と、インバータ回路3のスイッチング素子51〜54と還流ダイオード55〜58が図示のように接続されている。交流出力端子8,9が対向する角部に夫々設けられ、これら交流出力端子8,9の一部が本体ケース80を挿通して外部に露出している。尚、符号83aは、太陽電池基板82の正母線6と接続する接続部であり、符号83bは、太陽電池基板82の負母線7と接続する接続部である。また、制御装置4の制御線を点線で示す。
これら上側の太陽電池基板82と下側の電子部品基板83の間に複数の電気二重層コンデンサ29a,29bがサンドイッチ状に配置され、各電気二重層コンデンサ29a,29bは、図1に示すように発電モジュール21〜28に電気的に接続されている。
複数の電気二重層コンデンサ29a,29bを上下に狭持した太陽電池基板82と下側の電子部品基板83が、本体ケース80内の高さ方向中段部に水平状に配置され、透明シリコン85を充填された状態で、上端が蓋部材81により密閉状に固着されている。蓋部材81の上面側には、太陽電池基板82に設けられた複数の発電ユニット30の各々に対応するように、半球状に形成された半球レンズ部81aが夫々形成されている。
このようにパッケージ化された発電システム1を太陽光が入射可能な場所に設置した場合、太陽光が半球レンズ部81aを介して効率良く発電ユニット30に照射されるため、交流出力端子8,9から十分な交流が出力されることになる。このパッケージ化された複数の発電システム1をマトリックス状に配置し、交流出力端子8,9を適宜接続するようにしてもよい。
以上説明した実施の形態では、本発明を理解しやすくする為に、8個の発電モジュール21〜28を有する発電装置1を例にして説明した。しかし、家庭の商用単相交流系統に接続される発電システムの場合には、実効値100V、波高値約140Vの交流系統に連係するように構成する必要がある。しかも、曇天時、朝、夕方などには、発電システムの出力低下が生じることに鑑み、発電システムの最大出力電圧が200V以上に設定することが望ましい。そのような発電システムの例について、図18〜図23に基づいて説明する。
図18に示す発電システム1Aは、1枚のパネルに組み立てたパネル構造のもので、発電パネルともいうべきものである。
この発電システム1Aは、発電方向を揃えて配置した例えば48個の発電モジュール21A〜25Aと複数の電気二重層コンデンサ29とからなる発電装置2Aと、前記のインバータ回路3と同様のインバータ回路3Aと、このインバータ回路3Aの入力側の正母線6Aおよび負母線7Aと、スイッチング機構Sma(これは、スイッチS71〜S74とスイッチS81〜S84などからなる)と、出力端子8A,9Aと、制御装置(図示略)などを有する。スイッチング機構Smaは、前記実施形態の図1に示す発電システム1のスイッチング機構と同様の機能を得る為のものであり、スイッチS71〜S74は、発電モジュール21A〜24Aの負極60Aを負母線7Aに接続した状態と分離した状態とに切換えるものであり、前記のスイッチS1〜7と同様のものである。スイッチS81〜S84は、発電モジュール22A〜25Aの正極62Aを正極側に隣接する発電モジュール21A〜24Aの負極60Aと正母線6Aに択一的に接続するものであり、前記のスイッチS11〜S17と同様のものである。
前記発電モジュール21A〜24Aは同構造のものであるので、発電モジュール21A及び電気二重層コンデンサ29について説明する。図19に示すように、発電モジュール21Aは、例えば10行100列のマトリックス状に発電ユニット30Aを配置し、それら発電ユニット30Aを図示のように並列且つ直列に接続したものである。この場合、直列数1個で並列数100個に並列接続された並列発電ユニット30A毎に、1つの電気二重層コンデンサ29が夫々並列接続されている。それ故、出力電圧特性のバラツキや日陰により、一部の発電ユニット30Aがオフ状態となった場合には、並列接続された電気二重層コンデンサ29から蓄電された直流電力が出力されるため、発電モジュール21Aによる発電性能を大幅に高めることができ、実用性と耐久性に優れる。
尚、前記「10行100列のマトリックス状」とは例示であり、行数は10行に限らず、100行、数100行にする場合もある。また、列数は100列に限らず、数10列、数100列、数1000列にする場合もある。
尚、この場合にも、各発電ユニット30A毎に逆流防止用のダイオードを設ける必要がなく、発電システム1Aの小型化及び低コスト化が図れる。
発電ユニット30A自体は、前記の発電ユニット30と同様のものであり、各発電ユニット30Aの出力電圧が0.5〜0.6Vであるため、発電モジュール21A〜25Aの各々の最大出力電圧(晴天時の出力)は例えば5.0〜6.0Vである。
そして、それら複数の負極側スイッチS71〜S74と複数の正極側スイッチS81〜S84とを適宜切換えることによって、図20に示すような「発電モードM1,M2,・・・M48」と「出力電圧」に切換え可能に構成されている。
前記発電モジュール21Aのような発電モジュールをパネル状の構造に構成する
技術については、本願出願人が出願した複数の国際出願(例えば、PCT/JP00/07360,PCT/JP01/06972,PCT/JP01/09234,PCT/JP01/11416)に提案している。
以上説明した発電システム1A(発電パネル)を1枚だけでなく、複数枚の発電パネルからなる発電システムを構成することもできる。但し、制御装置は1組だけ設ければよい。例えば、図21に示すように、この発電システム1Aでは、発電システム1A(発電パネル)を2枚設け、2枚の発電システム1Aを直列接続する状態と並列接続する状態とに切換えるスイッチ機構も設けられる。このスイッチ機構は、スイッチS65、S66などからなる。スイッチS65は、図示の回路を接続・分離可能であり、前記スイッチS1〜S7と同様に、例えばnpn型パイポーラトランジスタで構成されている。スイッチS66は、何れか一方の接点に択一的に接続する状態と、何れの接点にも接続しない状態とに切換え可能なものであり、前記スイッチS11a〜S17a及びスイッチS11b〜S17bと同様に、例えば、2つのnpn型パイポーラトランジスタで構成されている。このスイッチ機構より、2つの発電装置1Aを直列接続した状態と、並列接続した状態とに切換えることができる。そして、これら2つの発電装置1Aからなる発電装置の出力端子8B,9Bが交流系統に接続され、この発電システムは、その出力電力が交流系統の周波数と電圧などに連係するように制御装置により制御される。
2枚の発電パネルを並列接続した状態では、この発電システムの出力電圧は、図20に示すように切換えることができる。また、2枚の発電パネルの発電モードをずらして直列接続した状態では、この発電システムの出力電圧は、図22の合計出力電圧のように切換えることができる。
但し、2枚の発電パネルを並列接続した状態と直列接続した状態とに適宜切換えながら、両発電パネルの発電モードを適切に設定することにより、この発電装置の出力電圧を、5〜6V,10〜12V,15〜18V,30〜36V,40〜48V,60〜92V,80〜96V,120〜144V,200〜240V,240〜288V,360〜432V,480〜576Vのように切換えることも可能である。但し、上記の出力電圧や、図20、図22の出力電圧は、全ての発電ユニットが最大出力を発電する場合の例を示すものである。曇天時、朝、夕方など太陽光の入射量が減少するため、発電装置の出力電圧が低下した場合には、図22に示す合計出力電力は、実際には、数%〜数10%低下することになる。このような発電システムにより、図23に示すように、商用単相交流系統の交流電圧の交流波形70に対して、実線で示す階段状に変化する電圧波形71の交流電力を商用単相交流系統へ出力することができる。
この発電システム1Aでは、複数の半導体モジュール21A〜25Aと、複数の電気二重層コンデンサ29と、インバータ回路3Aと、複数のスイッチS71〜74、S81〜S84の全体を1枚のパネルに組み込んであるから、また、必要に応じてインバータ回路と複数のスイッチ類を1つの半導体チップに組み込んだ構造にすることも可能であるから、全体として構造も簡単化し、製作コストを低減することができる。
しかも、複数の発電システム(発電パネル)を種々の形態に組み合わせて、所望の周波数、所望の出力電圧又は所望の出力電流の交流電力を発生させることができるから、汎用性と自由度に優れる。
図21〜図22に関する説明は、2枚の発電パネル(発電システム)を装備した発電システムを例にして説明したが、実際には、複数の発電パネルを設け、それらを並列接続した状態と、直列接続した状態とに切換えながら、家庭等に供給されている商用単相交流系統の電圧又は電流に適合させた電力を出力するように構成することもできる。
図18の発電システムや図21示す発電システムにおいても、基本的に前記の発電システム1と同様の作用効果が得られるので、ここでは説明を省略する。
前記実施形態を部分的に変更する例について説明する。
(1)前記発電システム1,1Aでは、インバータ回路3の出力側の回路に設けられるフィルタやインピーダンス等について説明を省略したが、実際の発電システムにおいては、必要に応じてフィルタやインピーダンス等が設けられる。
(2)インバータ回路3,3Aは、単相交流を発生する場合を例にして説明したが、発電装置2,2Aで発電した直流電力をインバータ回路により、三相交流に変換する場合もあり、この場合発電装置で発生させた直流電力から三相交流の各相に対応する交流電力に変換することになる。
(3)前記発電システム1の全体を、1つの板状ないしパネル状に構成する場合もある。前記図18に示す発電システムを例えば図21に示すように複数組装備した発電システムを1つの板状ないしパネル状に構成する場合もある。
(4)複数の発電モジュール21〜28,21A〜25Aの各々を個別に製作する必要はなく、全体として一体的に製作する場合もある。例えば、図18の複数の発電モジュールを見かけ上は1つの発電モジュールに構成し、電気回路的には図18のように複数の発電モジュールを有する構成とすることもあり得る。
(5)前記の発電システム1,1Aは、外部の交流系統に連係する他励型の発電システムを例にして説明したが、基準の交流電圧を発生する手段を備えた自励型の発電システムにも、本発明を適用できることは勿論である。
(6)前記の発電システム1,1Aにおいて、各電気二重層コンデンサ29a,29bの並列接続位置で、オン−オフスイッチを電気二重層コンデンサ29a,29bと直列に接続するようにし、必要に応じてオン−オフスイッチをオン側に切換えた場合に限って、電気二重層コンデンサ29a,29bに蓄電した直流を出力するようにしてもよい。
(7)蓄電手段として、電気二重層コンデンサ29a,29bに限られるものではなく、蓄電容量が大きい電解コンデンサ、二次電池、バッテリ等、発電電力を蓄電可能な各種の蓄電手段であってもよい。
Claims (10)
- 直流電力を発電する発電装置と、この発電装置で発電した直流電力を交流電力に変換するインバータ回路とを備えた発電システムにおいて、
前記発電装置は、複数の発電モジュールであって各々が複数の発電ユニット又は発電部を備えた複数の発電モジュールと、複数の発電モジュールの各々に並列接続された少なくとも1つの蓄電手段とを有し、
前記インバータ回路の入力側に接続された正負の母線と、
複数の発電モジュールの各々の正極を正母線に接続・分離可能な複数の第1スイッチ手段と、
複数の発電モジュールの各々の正極を片方側に隣接する発電モジュールの負極に接続・分離可能な複数の第2スイッチ手段と、
複数の発電モジュールの各々の負極を負母線に接続・分離可能な複数の第3スイッチ手段と、
を備えたことを特徴とする発電システム。 - 前記複数の第1,第2,第3スイッチ手段は、夫々半導体スイッチング素子で構成され、これら複数の第1,第2,第3スイッチ手段を切換え制御することにより、前記発電装置の出力電圧を段階的に切換える制御装置を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の発電システム。
- 前記複数の発電モジュールを複数群に区分し、前記制御装置により、各群の複数の発電モジュールを、複数の第2スイッチ手段により直列接続した状態で、第1,第3スイッチ手段により正負の母線に並列接続可能に構成したことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の発電システム。
- 前記インバータ回路は複数の半導体スイッチング素子を備え、これら半導体スイッチング素子は前記制御装置で制御されることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の発電システム。
- 前記発電シテスムから電力の供給を受ける交流電力系統の電圧を検出する電圧検出手段を設け、前記制御装置は電圧検出手段の検出信号に基づいて、第1,第2,第3スイッチ手段と、前記インバータ回路の複数の半導体スイッチング素子を制御することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の発電システム。
- 前記発電モジュールの複数の発電ユニットは、複数列複数行のマトリックス状に配列されて並列且つ直列に接続されていることを特徴とする請求の範囲第1項の発電システム。
- 前記各発電ユニットは、粒状の半導体にpn接合を形状してなるソーラセルからなることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の発電システム。
- 前記発電装置は複数の単電池を積層した燃料電池で構成され、前記各発電ユニットは前記単電池からなることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の発電システム。
- 前記蓄電手段は、電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の発電システム。
- 前記蓄電手段は、2次電池であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の発電システム。
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