JP2002010520A - 太陽電池回路 - Google Patents

太陽電池回路

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JP2002010520A
JP2002010520A JP2000179614A JP2000179614A JP2002010520A JP 2002010520 A JP2002010520 A JP 2002010520A JP 2000179614 A JP2000179614 A JP 2000179614A JP 2000179614 A JP2000179614 A JP 2000179614A JP 2002010520 A JP2002010520 A JP 2002010520A
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diode
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Kaoru Someya
薫 染谷
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Casio Computer Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 入射光量の減少によって一部の太陽電池で起
電力低下が生じた場合でも、太陽電池回路全体としての
発電効率を維持する。 【解決手段】 太陽電池回路は、互いに直列に接続され
たn個の起電力発生手段10−1〜10−nと、各起電
力発生手段に各々対応するコンデンサ12−1〜12−
nと、ダイオード14−1〜14−nとを備える。各コ
ンデンサ12は、各起電力発生手段にそれぞれ並列に接
続されて各起電力発生手段の発生起電力に対応する電荷
が蓄積され、対応する起電力発生手段の太陽電池におけ
る発生起電力が減少した場合に蓄積された電荷を放出す
る。各ダイオードは、コンデンサにそれぞれ並列に接続
され、コンデンサの電荷が放出されて、コンデンサの両
端電圧が所定の電圧値となった場合に、他の起電力発生
手段から送り出される電流を当該ダイオードを介して流
し、起電力の低下した起電力発生手段をバイパスさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る太陽電池回路
は、例えば小型電卓等に利用されるもので、複数の太陽
電池を有し、その一部の太陽電池への入射光量が減少し
たような場合でも、太陽電池回路全体としての起電力が
低下するのを防止する太陽電池回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型電卓等においては、その電源
として、太陽光等の入射により電気エネルギを取り出す
所謂太陽電池が広く使用されるようになっている。太陽
電池を使用する小型電卓等には、例えば図3に示すよう
な太陽電池回路が設けられ、太陽電池で得られた起電力
を利用できるようにしている。この図3に示す太陽電池
回路は、複数個の太陽電池(セル)1−1〜1−nを直
列に接続しており、これら太陽電池1−1〜1−nで得
られた起電力を電卓の電源回路あるいは二次電池を充電
するための充電回路等の負荷回路2に供給するように構
成されている。この太陽電池回路においては、太陽光線
等が太陽電池1−1〜1−nに入射することにより、各
太陽電池1−1〜1−nにおいて起電力が生じ、負荷回
路2に上記起電力に見合う電流が流入し、負荷回路2を
駆動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3に示す構造の場合、太陽電池1−1〜1−nのうちの
一部の、例えば太陽電池1−1の上面に物が置かれる等
の影響で影になる等の障害が発生すると、当該太陽電池
1−1に入射する光量が減少して当該太陽電池1−1の
起電力が低下し、太陽電池回路全体としての発電効率が
極端に低下してしまうという問題があった。すなわち、
一部の太陽電池1−1の起電力が低下すると当該太陽電
池1−1によって電流が制限されてしまうため、太陽電
池回路全体として十分な起電力を引き出すことができな
くなってしまう。このため、上述のような不都合を解消
し得る技術の開発が待たれていた。
【0004】なお、湯沸し器等に利用する大型のソーラ
システムの場合、コンピュータ等の制御装置により各太
陽電池の起電力の値を監視し、制御装置が、起電力の低
下した太陽電池を検出した際には、この制御装置が当該
太陽電池を回路から切り離すことでソーラシステム全体
としての発電効率の低下を防止する、といった研究がな
されてはいるが、未だ実用化には至っていない。しか
も、小型電卓等に設けられる太陽電池回路に、上記ソー
ラシステムにおけると同様の制御装置等を応用すること
は、小型電卓等にコンピュータ等の制御装置を設けるこ
とが現実的でないことからも、不可能である。
【0005】この発明に係る太陽電池回路は、上述のよ
うな事情に鑑みて考えられたもので、複数の太陽電池か
ら成る太陽電池回路において、一部の太陽電池で起電力
低下が生じた場合でも、太陽電池回路全体としての発電
効率を維持できるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る太陽電池
回路は、請求項1に記載したように、それぞれが少なく
とも1個の太陽電池から成り、互いに直列に接続された
複数の起電力発生手段と、前記複数の起電力発生手段に
それぞれ並列に接続された電荷蓄積手段と、前記複数の
起電力発生手段にそれぞれ並列に接続されたバイパス手
段と、を備え、前記電荷蓄積手段は、当該電荷蓄積手段
に対応する前記起電力発生手段による電荷を予め蓄積す
るとともに、該起電力発生手段おける発生起電力が減少
した場合に、前記予め蓄積された電荷を放出する機能を
有し、前記バイパス手段は、当該バイパス手段に対応す
る起電力発生手段おける発生起電力が減少するととも
に、当該バイパス手段に対応する前記電荷蓄積手段にお
ける電圧が低下し、所定の電圧値となった場合に、当該
バイパス手段に対応する前記起電力発生手段を除く他の
前記起電力発生手段から送り出される電流を当該バイパ
ス手段を介して流す機能を有するものである。上記電荷
蓄積手段としては、請求項2に記載したように、少なく
とも一のコンデンサから構成することができる。また、
上記バイパス手段としては、請求項3に記載したよう
に、少なくとも一のダイオードから構成することができ
る。
【0007】請求項1に記載した発明の場合、何らかの
原因によって一部の太陽電池への入射光量が減少し、当
該太陽電池の起電力が低下すると、まず当該太陽電池に
対応する電荷蓄積手段が、予め蓄積しておいた電荷を放
出することにより、上記太陽電池を含む起電力発生手段
から送り出される電流値の、起電力の低下に伴う減少分
を補償する。次いで、この電荷の放出が進行して、電荷
蓄積手段おける電圧低下して所定の電圧値となると、当
該太陽電池を含む起電力発生手段に対応するバイパス手
段は、他の起電力発生手段から送り出される電流を、当
該バイパス手段を介して流し、起電力の低下した起電力
発生手段をバイパスすることにより、太陽電池全体とし
ての発電効率を維持する。この結果、一部の太陽電池で
その起電力が減少した場合でも、太陽電池回路全体とし
ての起電力の低下を抑制することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の太陽電池回路に
ついて、実施の形態を示して詳しく説明する。 <第1の実施形態>本発明に係る太陽電池回路の第1の
実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、
本発明に係る太陽電池回路の第1の実施形態を示す回路
図である。図1に示すように、本実施形態に係る太陽電
池回路は、各々が1個の太陽電池からなり、互いに直列
に接続されたn個の起電力発生手段10−1、10−
2、…10−nを有している。そして、上記n個の起電
力発生手段10−1、10−2、…10−nの両端が、
電卓の電源回路あるいは充電回路等の負荷回路13に接
続されて、負荷回路13に起電力発生手段10−1、1
0−2、…10−nの起電力に見合う電流が供給され
る。
【0009】さらに、上記起電力発生手段10−1、1
0−2、…10−nの各太陽電池毎に小容量コンデンサ
11−1、11−2、…11−nを並列に接続してい
る。また、この各太陽電池及び上記小容量コンデンサ1
1−1、11−2、…11−nに対して並列にダイオー
ド12−1、12−2、…12−nをそれぞれ接続して
いる。
【0010】上記小容量コンデンサ11−1、11−
2、…11−nは、起電力発生手段10−1、10−
2、…10−nにおける各太陽電池に各々並列に接続さ
れていることによって、対応する各太陽電池の発生起電
力による電荷を常時蓄積する、電荷蓄積手段を構成して
いる。すなわち、何れかの起電力発生手段の発生起電力
が低下した場合に、対応する小容量コンデンサに予め蓄
積しておいた電荷を放出することにより、起電力の低下
した起電力発生手段から送り出される電流の、起電力低
下に伴う低下分を補償するものである。
【0011】また、上記ダイオード12−1、12−
2、…12−nは、正常な起電力発生手段による電流を
起電力が低下した起電力発生手段をバイパスして流す、
バイパス手段を構成している。すなわち、各起電力発生
手段10−1、10−2、…10−nの何れかの起電力
発生手段の起電力が低下し、対応する小容量コンデンサ
に蓄積されていた電荷が放出され、電荷を放出するにつ
れて小容量コンデンサの電圧が低下し、対応するダイオ
ードが導通する所定の電圧値となった場合に、当該ダイ
オードに対応する起電力発生手段を除く他の起電力発生
手段から送り出される電流を、当該ダイオードを介して
流すことによってバイパスさせるものである。
【0012】上述したように構成される本実施形態に係
る太陽電池回路の作用は、以下のとおりである。まず、
起電力発生手段10−1、10−2、…10−nを構成
する各太陽電池に十分な光量が入射している場合、各小
容量コンデンサ11−1、11−2、…11−nには、
起電力発生手段10−1、10−2、…10−nの各太
陽電池による発生起電力が供給されて充電されている。
これによって、各小容量コンデンサ11−1、11−
2、…11−nには、各太陽電池の発生起電力に対応す
る電荷が蓄積される。また、このとき、各小容量コンデ
ンサ11−1、11−2、…11−nに並列に接続され
ている各ダイオード12−1、12−2、…12−nに
は各太陽電池の発生起電力がバイアス電圧として印加さ
れるが、このバイアス電圧は各ダイオードに対して逆バ
イアスとなっているため、各ダイオード12−1、12
−2、…12−nは非導通状態となっている。この状態
では、負荷回路13に起電力発生手段10−1、10−
2、…10−nの起電力に見合う電流i1aを供給し
て、負荷回路13を駆動する。
【0013】一方、例えば、一部の起電力発生手段10
−1の太陽電池が日影に入ったり、太陽電池の上面に何
かしらの物品が置かれる等によってその入射光量が減少
すると、当該太陽電池における発生起電力が低下し、そ
こで電流が制限されてしまうため、太陽電池回路全体と
しての起電力が低下する。すなわち、負荷回路13に流
れ込む電流値i1aが減少する。このような場合、ま
ず、当該起電力発生手段10−1の太陽電池に並列に接
続された小容量コンデンサ11−1に予め蓄積されてい
た電荷が放出されて、小容量コンデンサ11−1から電
流i2aが供給される。これによって、負荷回路13に
供給される電流は、当該起電力発生手段10−1から供
給される電流i1aと小容量コンデンサ11−1から供
給される電流i2aの合計となり、当該電流値i1aの
減少分が電流i2aによって補償される。
【0014】次いで、この小容量コンデンサ11−1が
電荷を放出するにつれて、小容量コンデンサ11−1の
両端電圧は低下していく。これによって、小容量コンデ
ンサ11−1に並列に接続されているダイオード12−
1に印加されている逆バイアス電圧の値も次第に低下し
ていく。そして、小容量コンデンサ11−1からの電荷
の放出が進行して、その両端電圧が低下し、ダイオード
12−1に印加されるバイアス電圧が、ダイオード12
−1が導通状態となる電圧に達する。これにより、当該
起電力発生手段10−1を除く他の起電力発生手段10
−2、10−3、…10−nから送り出された電流i3
aが、当該ダイオード12−1を介して上記負荷回路1
3に流れるようになり、これによって、起電力の低下し
た起電力発生手段10−1をバイパスすることになる。
この結果、起電力発生手段10−1における発生起電力
の低下に起因する太陽電池回路全体としての起電力の大
幅な低下を抑制することができる。
【0015】そして、上述のように起電力発生手段10
−1、10−2、…10−nの一部の起電力発生手段1
0−1の太陽電池が日影に入ったり、太陽電池の上面に
何かしらの物品が置かれる等によってその入射光量が減
少した状態から、上記太陽電池への入射光量が元の状態
に戻ると、この太陽電池での発生起電力が元の状態に戻
る。この結果、この起電力発生手段10−1に並列に接
続された小容量コンデンサ11−1が起電力発生手段1
0−1の起電力によって再び充電され、このコンデンサ
11−1の両端の電圧値が上昇し、このコンデンサ11
−1と並列に接続されたダイオード12−1の両端の電
圧値が上昇してダイオード12−1が非導通状態に達し
た後は、上記ダイオード12−1に他の起電力発生手段
10−2、10−3、…10−nからの電流は流れなく
なり、通常の状態に回復する。
【0016】<第2の実施形態>次に、本発明に係る太
陽電池回路の第1の実施形態について、図面を参照して
説明する。図2は、本発明に係る太陽電池回路の第2の
実施形態を示す回路図である。ここで、上述した実施形
態と同等の構成については、同一の符号を付して、その
説明を簡略化する。
【0017】図2に示すように、本実施形態に係る太陽
電池回路は、n個の太陽電池(セル)S1、S2、…S
nを互いに直列に接続して成る第一の起電力発生手段1
4−1と、同じくn個の太陽電池(セル)S1、S2、
…Snを互いに直列に接続して成る第二の起電力発生手
段14−2とを、直列に接続している。これら第一、第
二の起電力発生手段14−1、14−2によって、いわ
ゆるモジュールが構成される。そして、上記第一の起電
力発生手段14−1の一端及び上記第二の起電力発生手
段14−2の一端は、それぞれ負荷回路13に接続さ
れ、負荷回路13に起電力発生手段14−1及び14−
2の起電力に見合う電流が供給される。
【0018】さらに、上記第一の起電力発生手段14−
1には小容量コンデンサ15−1を、上記第二の起電力
発生手段14−2には小容量コンデンサ15−2を、そ
れぞれ並列に接続している。また、上記第一の起電力発
生手段14−1には、この第一の起電力発生手段14−
1及び上記小容量コンデンサ15−1に対して並列にダ
イオード16−1を、上記第二の起電力発生手段14−
2には、この第二の起電力発生手段14−2及び小容量
コンデンサ15−2に対して並列にダイオード16−2
を、それぞれ接続している。すなわち、上述した第1の
実施形態では、太陽電池1個毎に並列にコンデンサ及び
ダイオードが設けられていたが、本実施形態において
は、上記のように、n個の太陽電池モジュール毎にコン
デンサ及びダイオードを設けるようにして、構成する部
品点数を削減するようにしたものである。
【0019】上記小容量コンデンサ15−1、15−2
は、起電力発生手段14−1、14−2における太陽電
池S1、S2、…Snに各々並列に接続されていること
によって、対応する太陽電池S1、S2、…Snの発生
起電力による電荷を常時蓄積する、電荷蓄積手段を構成
している。すなわち、当該コンデンサ15−1、15−
2に対応する起電力発生手段14−1、14−2におけ
る発生起電力が低下した場合に、予め蓄積しておいた電
荷を放出することにより、起電力の低下した起電力発生
手段14−1、14−2から送り出される電流の、起電
力低下に伴う低下分を補償するものである。
【0020】また、上記ダイオード16−1、16−2
は、正常な起電力発生手段による電流を起電力が低下し
た起電力発生手段をバイパスして流す、バイパス手段を
構成している。すなわち、各起電力発生手段14−1、
14−2の何れかの起電力発生手段の起電力が低下し、
対応するコンデンサ15−1又は15−2が電荷を放出
することにより電圧が低下し、対応するダイオードが導
通する所定の電圧値となった場合に、当該ダイオードに
対応する起電力発生手段を除く他の起電力発生手段から
送り出される電流を、当該ダイオードを介して流し、上
記起電力が低下した側の起電力発生手段をバイパスさせ
るものである。
【0021】上述したように構成される本実施形態に係
る太陽電池回路の作用は、以下のとおりである。まず、
起電力発生手段14−1、14−2を構成する各太陽電
池S1、S2、…Snに十分な光量が入射している場
合、各小容量コンデンサ15−1、15−2には、起電
力発生手段14−1、14−2の各太陽電池S1、S
2、…Snによる発生起電力が供給されて充電されてい
る。これによって、各小容量コンデンサ15−1、15
−2には、各太陽電池S1、S2、…Snの発生起電力
に対応する電荷が蓄積される。また、このとき、各小容
量コンデンサ14−1、14−2に並列に接続されてい
る各ダイオード16−1、16−2には各太陽電池S
1、S2、…Snの発生起電力がバイアス電圧として印
加されるが、このバイアス電圧は各ダイオードに対して
逆バイアスとなっているため、各ダイオード16−1、
16−2は非導通状態となっている。この状態では、負
荷回路13に起電力発生手段14−1、14−2の起電
力に見合う電流i1bを供給して、負荷回路13を駆動
する。
【0022】一方、例えば起電力発生手段14−1を構
成する一部の太陽電池S1が日影に入ったり、太陽電池
S1の上面に何かしらの物品が置かれる等によってその
入射光量が減少すると、当該太陽電池S1における発生
起電力が低下し、そこで電流が制限されてしまうため、
太陽電池回路全体としての起電力が低下する。すなわ
ち、負荷回路13に流れ込む電流値i1bが減少する。
このような場合、まず、当該起電力発生手段14−1に
並列に接続された小容量コンデンサ15−1に予め蓄積
されていた電荷が放出されて、小容量コンデンサ15−
1から電流i2bが供給される。これによって、負荷回
路13に供給される電流は、当該起電力発生手段14−
1から供給される電流i1bと小容量コンデンサ15−
1から供給される電流i2bの合計となり、当該電流値
i1bの減少分が電流i2bによって補償される。
【0023】次いで、このコンデンサ15−1が電荷を
放出するにつれて、小容量コンデンサ15−1の両端電
圧は低下していく。これによって、小容量コンデンサ1
5−1に並列に接続されているダイオード16−1に印
加されている逆バイアス電圧の値も次第に低下してい
く。そして、小容量コンデンサ15−1からの電荷の放
出が進行して、その両端電圧が低下し、ダイオード16
−1に印加されるバイアス電圧が、ダイオード16−1
が導通状態となる電圧に達する。これにより、当該起電
力発生手段14−1を除く他方の起電力発生手段14−
2から送り出された電流i3bが、起電力の低下した一
方の起電力発生手段14−1をバイパスして当該ダイオ
ード16−1を介して上記負荷回路13に流れ込む。こ
の結果、一方の起電力発生手段14−1における発生起
電力の低下に起因する太陽電池回路全体としての起電力
の大幅な低下を抑制することができる。
【0024】そして、上述のように一方の起電力発生手
段14−1を構成する一部の太陽電池S1が日影に入っ
たり、太陽電池S1の上面に何かしらの物品が置かれる
等によってその入射光量が減少した状態から、上記太陽
電池S1への入射光量が元の状態に戻ると、この太陽電
池S1を含む起電力発生手段14−1での発生起電力が
元の状態に戻る。この結果、一方の起電力発生手段14
−1に並列に接続された小容量コンデンサ15−1が起
電力発生手段14−1の起電力によって再び充電され、
このコンデンサ15−1の両端の電圧値が上昇し、この
コンデンサ15−1と並列に接続されたダイオード16
−1の両端の電圧値が上昇してダイオード16−1が非
導通状態に達した後は、上記ダイオード16−1に他の
起電力発生手段14−2からの電流は流れなくなり、通
常の状態に回復する。
【0025】上述した各実施形態に係る太陽電池回路
は、上述のように構成され作用するため、以下のような
効果を得ることができる。第一に、各起電力発生手段1
0−1、10−2、…10−n又は14−1、14−2
にダイオード12−1、12−2、…12−n又は16
−1、16−2を並列に接続するのみで、入射光量の低
下した太陽電池を含む起電力発生手段を切り離すことが
でき、太陽電池回路全体としての起電力低下を抑制する
ことができる。第二に、この起電力発生手段切り離しの
ためのダイオード12−1、12−2、…12−n又は
16−1、16−2及び電荷蓄積のための小容量コンデ
ンサ11−1、11−2、…11−n又は15−1、1
5−2は安価であるため、太陽電池回路の製造コストを
低廉化できる。第三に、入射光量の低下した太陽電池を
含む起電力発生手段を切り離すための監視用の制御装置
等が不要であり、構成部品点数が少なくてすむために信
頼性が高いものとなる。第四に、発生起電力の低下した
起電力発生手段での起電力も利用しているため、起電力
の損失を抑制することができ、発電効率の低下を抑制す
ることができる。
【0026】なお、上記各実施形態においては、この発
明に係る太陽電池回路を電卓の電源回路あるいは充電回
路等の負荷回路13に適用した例について説明したが、
これに限定されるものではなく、各種電気機器に電力を
供給する構造に適用できることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】この発明に係る太陽電池回路は、上述の
ように構成され作用するため、一部の太陽電池への入射
光量が低下した場合でも、太陽電池回路全体としての起
電力の低下を抑制することができる。また、上記ダイオ
ード及び小容量コンデンサは安価であるため、製造コス
トを低廉化できる。さらに、監視用の制御装置等が不要
であり、構成部品点数が少なくてすむために信頼性が高
いものとなる。しかも、発生起電力が低下した起電力発
生手段での起電力も利用しているため、起電力の損失を
抑制することができ、発電効率の低下を抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す回路図。
【図2】この発明の第2の実施形態を示す回路図。
【図3】従来構造の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1−1、1−2、…1−n 太陽電池 10−1、10−2、…10−n、14−1、14−2
起電力発生手段 11−1、11−2、…11−n、15−1、15−2
コンデンサ 12−1、12−2、…12−n、16−1、16−2
ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが少なくとも1個の太陽電池か
    ら成り、互いに直列に接続された複数の起電力発生手段
    と、 前記複数の起電力発生手段にそれぞれ並列に接続された
    電荷蓄積手段と、 前記複数の起電力発生手段にそれぞれ並列に接続された
    バイパス手段と、を備え、 前記電荷蓄積手段は、当該電荷蓄積手段に対応する前記
    起電力発生手段による電荷を予め蓄積するとともに、該
    起電力発生手段おける発生起電力が減少した場合に、前
    記予め蓄積された電荷を放出する機能を有し、 前記バイパス手段は、当該バイパス手段に対応する起電
    力発生手段おける発生起電力が減少するとともに、当該
    バイパス手段に対応する前記電荷蓄積手段における電圧
    が低下し、所定の電圧値となった場合に、当該バイパス
    手段に対応する前記起電力発生手段を除く他の前記起電
    力発生手段から送り出される電流を当該バイパス手段を
    介して流す機能を有することを特徴とする太陽電池回
    路。
  2. 【請求項2】 前記電荷蓄積手段が、少なくとも一のコ
    ンデンサから構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の太陽電池回路。
  3. 【請求項3】 前記バイパス手段が、少なくとも一のダ
    イオードから構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の太陽電池回路。
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