JP3083167U - 太陽電池の電力供給装置 - Google Patents
太陽電池の電力供給装置Info
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- JP3083167U JP3083167U JP2001004407U JP2001004407U JP3083167U JP 3083167 U JP3083167 U JP 3083167U JP 2001004407 U JP2001004407 U JP 2001004407U JP 2001004407 U JP2001004407 U JP 2001004407U JP 3083167 U JP3083167 U JP 3083167U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 常に太陽エネルギーから得られた電力を安定
に供給することができる太陽電池の電力供給装置を提供
する。 【解決手段】 太陽電池11と、この出力を昇圧するD
C・DCコンバータ14と、昇圧された電力を蓄積する
2次電池15とを備えた太陽電池の電力供給装置におい
て、太陽電池11とDC・DCコンバータ14との間に
バッファ回路13を介在させた。また、電力供給装置の
制御回路17に、起動用の充電回路18を内蔵させた。
に供給することができる太陽電池の電力供給装置を提供
する。 【解決手段】 太陽電池11と、この出力を昇圧するD
C・DCコンバータ14と、昇圧された電力を蓄積する
2次電池15とを備えた太陽電池の電力供給装置におい
て、太陽電池11とDC・DCコンバータ14との間に
バッファ回路13を介在させた。また、電力供給装置の
制御回路17に、起動用の充電回路18を内蔵させた。
Description
【0001】
本考案は、太陽エネルギーを太陽電池により電力に変換し、この電力をDC・ DCコンバータにより昇圧して電池に充電する方式の太陽電池の電力供給装置に 関するものである。
【0002】
太陽エネルギーを太陽電池により電力に変換する場合、一日の中で天候の変化 が激しく、曇ったかと思うとすぐに晴れるという状況があり、太陽エネルギーの 供給量は変動が激しい場合がある。また、もちろん夜間には太陽エネルギーの供 給は期待できない。このような状況に対応するため、太陽電池出力をDC・DC コンバータにより昇圧し、この昇圧した電力を2次電池に蓄積し、更に、例えば インバータ装置を用いて交流電力に逆変換し所要の電力を需要家側に供給するこ とが行われている。
【0003】
しかしながら、DC・DCコンバータは、入力電圧の大きさに対応してその変 換効率が大きく変動する。特に、入力電圧が低下すると、その変換効率が著しく 劣化する。一方で、上述したように、天候の変化により太陽エネルギーの供給量 が変動する場合があり、これにより安定した電力の供給に支障を生じる場合があ る。
【0004】 本考案は上述した課題に鑑みて為されたもので、常に太陽エネルギーから得ら れた電力を安定に供給することができる太陽電池の電力供給装置を提供すること を目的とする。
【0005】
本考案の太陽電池の電力供給装置は、太陽電池と、この出力を昇圧するDC・ DCコンバータと、昇圧された電力を蓄積する2次電池とを備えた太陽電池の電 力供給装置において、前記太陽電池とDC・DCコンバータとの間にバッファ回 路を介在させたことを特徴とする。
【0006】 太陽電池とDC・DCコンバータとの間にバッファ回路を配置したので、これ により天候の変動等により太陽エネルギーの供給量が変化しても、バッファ回路 でこの変動を吸収し、DC・DCコンバータに安定した電圧の電力を供給するこ とができる。従って、DC・DCコンバータの変換効率が安定した領域に動作点 を維持することが可能となり、これにより安定した電力の供給が行える。
【0007】 また、他の態様の本考案は、前記電力供給装置の制御回路に、起動用の充電回 路を内蔵したことを特徴とする。
【0008】 これにより、2次電池が充電されていない起動時に、先ず起動用の充電回路を 太陽電池の出力により充電し、これにより制御回路に電源が供給され、DC・D Cコンバータを動作させることができる。従って、太陽電池の電力供給装置の起 動を2次電池がカラの状態でもスムーズに行うことが可能となる。
【0009】
以下、本考案の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する
【0010】 図1は、本考案の実施の形態の太陽電池の電力供給装置を示す。太陽電池11 は、図示しない建屋の屋根または集光装置等に搭載され、なるべく太陽に向けて 太陽光を十分に受けられるように配置されている。太陽電池11の出力は、ダイ オード12を介してバッファ回路13に貯えられる。ここでダイオード12は逆 流防止のために挿入している。バッファ回路13は、例えば電気二重層コンデン サからなり、DC・DCコンバータ14に接続され、太陽電池出力の変動を吸収 する。太陽電池出力は、DC・DCコンバータ14で昇圧され、2次電池15に 供給される。例えば、DC・DCコンバータ14は入力電圧が3−5Vで動作し 、これを例えば2次電池の+12Vまたは+24Vという電圧に昇圧する。2次 電池15に貯えられた直流電力は、インバータ装置16等により例えば商用交流 電源電力の交流電圧に変換され、需要家側に供給される。
【0011】 また、制御回路17は補助充電回路18を内蔵し、太陽電池出力によりこの補 助充電回路18が充電される。所要の電圧に到達すると、これにより制御回路1 7が動作し、DC・DCコンバータ14を動作させて2次電池15に太陽エネル ギーにより形成された電力を充電する。ここで、補助充電回路18としては、例 えば電気2重層コンデンサ等の大容量コンデンサを用いることが好ましい。
【0012】 次に、この電力供給装置の動作について説明する。図2は、太陽電池の動作特 性を示す。太陽電池は、入射光がないときは通常のダイオードと同じ特性を示す 。太陽光が入射すると、図示するようにダイオード特性が下方に移動する。この 時、電流軸との交点を短絡光電流Ishと呼び、電圧軸との交点を開放光起電圧V opと呼んでいる。通常、太陽電池1段当たりの開放光起電圧Vopは約0.7V程 度であり、通常これを複数段接続し、数V程度の出力電圧が得られるようにして いる。短絡光電流Ishは、太陽セルの大きさで決まり、μA程度からA(アンペ ア)程度まで大きく変化する。
【0013】 上述したように、DC・DCコンバータ14は、その入力電圧の大きさにより 動作効率が大きく変化し、特に入力電圧が3V以下の場合には変換効率が著しく 低下する。例えば電気2重層コンデンサ等の大容量で且つ小型のバッファ回路1 3を挿入することで、例えば天候の変動による太陽光出力電圧の変動を防止する ことができる。これにより、常にDC・DCコンバータの動作点を安定した状態 に保つことができ、常に効率よく電力供給装置を動作させることができる。
【0014】 補助充電回路18は、この電力供給装置の起動用に設けられたものである。こ の電力供給装置の起動時に、2次電池15が空の状態にある。この状態では、制 御回路17に電源が供給されず、DC・DCコンバータ14を動作させることが できない。補助充電回路18を内蔵することで、太陽電池11の出力電力をここ に充電し、一定電圧になるとこの電源によって制御回路17が動作を開始する。 そして、DC・DCコンバータ14に電源が供給され、この昇圧動作が開始する 。これにより、2次電池15が空の状態でも太陽電池出力をDC・DCコンバー タ14により昇圧して2次電池15を充電することができる。2次電池15が充 電されれば、制御回路17、DC・DCコンバータ14、インバータ装置16に 電源が供給され、通常の動作状態に入る。
【0015】
以上説明したように、この考案によれば、気象条件の変動等に伴う太陽エネル ギーの供給の変動が存在しても、常に安定した電力を供給することができる。ま た、この考案によれば、更に2次電池が空の状態でも太陽電池の電力供給装置を 起動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の太陽電池の電力供給装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】太陽電池の動作特性を示す図である。
11 太陽電池 12 逆流防止ダイオード 13 バッファ回路 14 DC・DCコンバータ 15 2次電池 16 インバータ装置 17 制御回路 18 補助充電回路
Claims (2)
- 【請求項1】 太陽電池と、この出力を昇圧するDC・
DCコンバータと、昇圧された電力を蓄積する2次電池
とを備えた太陽電池の電力供給装置において、 前記太陽電池とDC・DCコンバータとの間にバッファ
回路を介在させたことを特徴とする太陽電池の電力供給
装置。 - 【請求項2】 太陽電池と、この出力を昇圧するDC・
DCコンバータと、昇圧された電力を蓄積する2次電池
とを備えた太陽電池の電力供給装置において、 前記電力供給装置の制御回路に、起動用の充電回路を内
蔵したことを特徴とする太陽電池の電力供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004407U JP3083167U (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 太陽電池の電力供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004407U JP3083167U (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 太陽電池の電力供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3083167U true JP3083167U (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=43234685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001004407U Expired - Lifetime JP3083167U (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 太陽電池の電力供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3083167U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015015848A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社日立製作所 | 自立電源システム |
US9236764B2 (en) | 2010-09-15 | 2016-01-12 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | DC power supply system |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001004407U patent/JP3083167U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9236764B2 (en) | 2010-09-15 | 2016-01-12 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | DC power supply system |
JP2015015848A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社日立製作所 | 自立電源システム |
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