JPH0946925A - 分散形電源装置 - Google Patents

分散形電源装置

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JPH0946925A
JPH0946925A JP7216611A JP21661195A JPH0946925A JP H0946925 A JPH0946925 A JP H0946925A JP 7216611 A JP7216611 A JP 7216611A JP 21661195 A JP21661195 A JP 21661195A JP H0946925 A JPH0946925 A JP H0946925A
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孝之 大橋
Masumi Obata
真澄 小幡
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の分散形電源装置では、太陽電池アレイ
1と蓄電池3とを常時並列接続していたので、この蓄電
池3を適切な状態に保つことができず、この蓄電池3の
電力が逆潮流されるおそれもあった。また、このため、
商用電力系統の正常時にインバータ4をMPPT制御に
よって運転することもできなかった。このような問題を
解決する分散形電源装置を提供する。 【解決手段】 蓄電池3が切換回路2を介して太陽電池
アレイ1の出力と共にインバータ4の直流入力に接続さ
れる。切換回路2は、電磁接触器2a,2c,2eをO
FFにして蓄電池3の充放電電流をしゃ断する状態と、
電磁接触器2c,2eをONにしてダイオード2bを介
し放電電流のみが流れる状態と、電磁接触器2aもON
にして充放電電流が流れる状態とを切り換える構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池等を利用
した発電装置を商用電力系統と連系運転させると共に、
この商用電力系統の異常時には発電装置を自立運転させ
蓄電池と共に非常用の負荷に電力を供給する分散形電源
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院や学校等の施設では、省エネルギー
化を図るために分散形電源装置を用いる場合がある。分
散形電源装置は、太陽電池等を利用した発電装置を施設
内に設置し、この発電装置で発電した直流電力をインバ
ータ(直流交流変換装置)で交流に変換し商用電力系統
と連系させて施設内の負荷(一般負荷)に供給するもの
である。そして、この分散形電源装置には、災害等によ
り商用電力系統に停電等の異常が発生したときにも、発
電装置を自立運転させて、この発電装置の直流電力をイ
ンバータで交流に変換し非常用の負荷(自立運転負荷)
に供給できるようにしたものがある。また、太陽電池等
を用いた発電装置では日射量等に応じて発電電力が変動
するため、この自立運転の際には、蓄電池を発電装置に
併設して電力を安定供給できるようにする。
【0003】上記分散形電源装置の従来の構成例を図3
に示す。この分散形電源装置は、発電装置である太陽電
池アレイ1の出力と蓄電池3の出力をインバータ4の直
流入力に共通に接続している。このインバータ4の交流
出力には、電磁接触器5を介して一般負荷6が接続され
ると共に、電磁接触器7を介して自立運転負荷8が接続
される。一般負荷6には、受電点11を介して商用電力
系統からの交流電力も供給されるようになっている。ま
た、蓄電池3には、充電器14が接続され、受電点11
を介して商用電力系統から供給される交流電力と、イン
バータ4の交流出力から電磁接触器5を介して供給され
る交流電力とを直流に変換して蓄電池3に供給すること
により、商用電力系統の正常時にこの蓄電池3の充電を
行うようになっている。
【0004】上記分散形電源装置は、商用電力系統の正
常時に、電磁接触器7をOFFにすると共に電磁接触器
5をONにし、太陽電池アレイ1が発電した直流電力を
インバータ4で交流に変換して、商用電力系統との連系
運転により交流電力を一般負荷6に供給する。また、商
用電力系統の異常時には、電磁接触器7をONにすると
共に電磁接触器5をOFFにし、太陽電池アレイ1が発
電した直流電力と、この発電電力が不足した場合に蓄電
池3を放電させて得た直流電力とをインバータ4で交流
に変換して、自立運転により交流電力を自立運転負荷8
に供給する。そして、太陽電池アレイ1の発電電力が不
足して蓄電池3が放電を行うと、次にこの太陽電池アレ
イ1の発電電力が十分に大きくなったときに、この直流
電力が蓄電池3にも供給されて回復充電が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
分散形電源装置では、太陽電池アレイ1と蓄電池3とを
常時並列接続していたので、端子電圧が変動したり不必
要な充放電電流が流れてこの蓄電池3を適切な状態に保
つことができないという問題があった。また、このよう
に太陽電池アレイ1と蓄電池3とが常時並列接続されて
いると、この蓄電池3の電力が逆潮流されるおそれがあ
るという問題もあった。
【0006】さらに、上記分散形電源装置は、商用電力
系統の正常時にインバータ4を最大電力追跡制御(以下
「MPPT制御」という)によって運転し、太陽電池ア
レイ1での発電電力を最大限に有効利用できるようにす
べきである。しかし、このようなMPPT制御を行うと
太陽電池アレイ1の出力電圧が常に変動する。従って、
蓄電池3をこのように常時並列接続していると、インバ
ータ4をこのMPPT制御によって運転することができ
ないという問題もあった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、蓄電池への充電電流の流入を制御することに
より、この蓄電池を最適な状態に保ちインバータのMP
PT制御による運転も可能にする分散形電源装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、上記課
題を解決するために、直流電力を発電する発電装置
と、直流電力を蓄積し供給する蓄電池と、商用電力系統
の正常時に、この発電装置が発電した直流電力を交流に
変換し商用電力系統と連系して一般負荷に供給すると共
に、商用電力系統の異常時に、これら発電装置及び/又
は蓄電池から出力される直流電力を交流に変換して自立
運転負荷に供給する直流交流変換装置とを備えた分散形
電源装置において、発電装置の出力が直流交流変換装置
の直流入力に接続されると共に、蓄電池の出力が、この
蓄電池の充放電電流をしゃ断する状態と放電電流のみを
導通させる状態と充放電電流又は充電電流のみを導通さ
せる状態とが切り換え可能な切換回路を介して直流交流
変換装置の直流入力に接続されたことを特徴とする。
【0009】の手段によれば、切換回路を蓄電池の充
放電電流をしゃ断する状態に切り換えることにより、発
電装置の発電電力のみを直流交流変換装置に供給して、
商用電力系統の正常時に連系運転を行うことができる。
そして、この場合には、蓄電池が切り離されるので、直
流交流変換装置をMPPT制御によって運転することが
できるようになる。
【0010】また、切換回路を放電電流のみを導通させ
る状態に切り換えると、発電装置の発電電力と蓄電池の
放電による電力とを直流交流変換装置に供給して、商用
電力系統の異常時に自立運転を行うことができる。しか
も、この場合には、蓄電池への充電電流がしゃ断される
ので、この蓄電池を常に適切な状態に保つと共に、この
蓄電池の電力が逆潮流されるのを防ぐこともできる。
【0011】さらに、この商用電力系統の異常時には、
蓄電池が放電されて充電が必要になった場合にのみ、切
換回路を充放電電流又は充電電流のみを導通させる状態
に切り換えて、発電装置の発電電力をこの蓄電池に供給
することにより充電を行うことができる。
【0012】また、前記の切換回路が、前記蓄電池
の放電電流に対して順方向となるダイオードと第1開閉
器との並列回路に第2開閉器を直列接続した回路からな
ることを特徴とする。
【0013】の手段によれば、第1開閉器と第2開閉
器を共にOFFにすることにより、切換回路が蓄電池の
充放電電流をしゃ断する状態となり、第2開閉器のみを
ONにすると、ダイオードを介して放電電流のみを導通
させる状態となり、第1開閉器もONにすると、ダイオ
ードがバイパスされて充放電電流を導通させる状態とな
る。
【0014】さらに、前記の第2開閉器に直列に突
入電流制限用の抵抗器が接続されると共に、この第2開
閉器と抵抗器の直列回路に並列に第3開閉器が接続され
たことを特徴とする。
【0015】さらに、前記の第2開閉器に直列に、
突入電流制限用の抵抗器と第3開閉器との並列回路が接
続されたことを特徴とする。
【0016】との手段によれば、第2開閉器を閉じ
た少し後に第3開閉器を閉じるようにすれば、蓄電池の
放電電流が最初に抵抗器を介して直流交流変換装置に供
給され、後にこの抵抗器がバイパスされるので、蓄電池
の投入時に大きな突入電流が流れるのを防ぐことができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0018】図1及び図2は本発明の一実施形態を示す
ものであって、図1は分散形電源装置の構成を示す回路
ブロック図、図2は切換回路の他の構成を示す部分回路
ブロック図である。
【0019】本実施形態では、病院や学校等の施設に設
置した、太陽電池を利用する分散形電源装置について説
明する。この施設には、野外や屋上等の太陽光が照射す
る場所に発電装置として太陽電池アレイ1が設置されて
いる。太陽電池アレイ1は、太陽光を受光することによ
り直流電力を発電する太陽電池を平面状に多数配列させ
たものである。この太陽電池アレイ1には、切換回路2
を介して蓄電池3が併設されている。そして、この太陽
電池アレイ1の正極出力と切換回路2を介した蓄電池3
の正極とがインバータ4の直流入力に接続されている。
インバータ4は、直流電力を交流に変換する静止型の直
流交流変換装置である。
【0020】上記切換回路2は、電磁接触器2a(第1
開閉器)とダイオード2bの並列回路と、電磁接触器2
c(第2開閉器)と抵抗器2dの直列回路に並列に電磁
接触器2e(第3開閉器)を接続した回路とを直列に接
続したものである。従って、全ての電磁接触器2a,2
c,2eがOFFの場合には、蓄電池3と太陽電池アレ
イ1やインバータ4との間が切り離されて、充放電電流
がしゃ断された状態となる。また、電磁接触器2cのみ
をONにすると、蓄電池3の放電電流が抵抗器2dとダ
イオード2bを介してインバータ4に供給されるので、
放電電流のみが抵抗器2dに制限されて流れる状態とな
る。次に、電磁接触器2eをONにすると、蓄電池3の
放電電流がダイオード2bを介してインバータ4に供給
され、放電電流のみが抵抗器2dに制限されることなく
流れる状態となる。そして、電磁接触器2aもONにす
ると、蓄電池3の放電電流が直接インバータ4に供給さ
れると共に、太陽電池アレイ1からの充電電流がこの蓄
電池3に供給されるようになり、充放電電流が流れる状
態となる。
【0021】上記インバータ4の交流出力には、電磁接
触器5を介して一般負荷6,6が接続されると共に、電
磁接触器7を介して自立運転負荷8が接続されている。
また、このインバータ4の交流出力には、これらの電磁
接触器5,7と電磁切換接触器9を介して連系自立共用
負荷10が接続されている。一般負荷6,6は、商用電
力系統の正常時に使用される施設内の一般的な負荷であ
り、これら一般負荷6,6と電磁接触器5との間に商用
電力系統の受電点11からの配電線が接続されることに
より、この商用電力系統からも電力の供給を受けるよう
になっている。また、これら一般負荷6,6と電磁接触
器5との間には、系統連系保護継電器12が接続され、
商用電力系統の異常を検出して電磁接触器5,7のON
/OFFと電磁切換接触器9の切り換えを制御できるよ
うになっている。自立運転負荷8は、商用電力系統の異
常時に使用される施設内の非常用の負荷である。そし
て、連系自立共用負荷10は、商用電力系統の正常時と
異常時に共通に使用される施設内の負荷である。
【0022】上記蓄電池3と切換回路2との間には、継
電器回路13が接続され、この蓄電池3の端子電圧を検
出して切換回路2の電磁接触器2aのON/OFFを制
御できるようになっている。また、この蓄電池3と切換
回路2との間には、充電器14の直流出力が接続されて
いる。この充電器14は、受電点11からの配電線を介
して供給される交流電力とインバータ4の交流出力から
電磁接触器5を介して供給される交流電力とを直流に変
換して蓄電池3に供給する充電回路であり、商用電力系
統の正常時に、この蓄電池3の自己放電分の電力を充電
するようになっている。
【0023】上記構成の分散形電源装置の動作を説明す
る。商用電力系統の正常時には、系統連系保護継電器1
2が電磁接触器5をONにすると共に電磁接触器7をO
FFにし、電磁切換接触器9を一般負荷6側に切り換え
る。また、切換回路2の電磁接触器2a,2c,2eは
全てOFFとなって蓄電池3が切り離される。すると、
太陽電池アレイ1が発電した直流電力は、インバータ4
で交流に変換され電磁接触器5を介して一般負荷6,6
に供給されると共に、さらに電磁切換接触器9を介して
連系自立共用負荷10に供給されるので、商用電力系統
との連系運転が行われる。従って、一般負荷6,6や連
系自立共用負荷10は、日中の発電電力が十分な場合に
は太陽電池アレイ1から電力の供給を受け、夜間や日中
であっても日射量が少ないためにこの発電電力が不足す
る場合には、受電点11を介して商用電力系統から不足
分の電力の供給を受ける。また、この際には、蓄電池3
が切換回路2により太陽電池アレイ1やインバータ4か
ら切り離されて、太陽電池アレイ1の出力電圧の変動の
影響を受けないようになるので、このインバータ4をM
PPT制御によって運転することができるようになる。
【0024】商用電力系統に例えば停電による異常が発
生すると、系統連系保護継電器12がこれを検出して、
インバータ4の運転を停止させると共に、電磁接触器5
をOFFにする。そして、まず切換回路2の電磁接触器
2cをONにして蓄電池3の放電電流を抵抗器2dとダ
イオード2bを介して供給しインバータ4の運転を再開
させる。また、数秒後には、電磁接触器2eをONにし
蓄電池3の放電電流をダイオード2bのみを介してイン
バータ4に供給すると共に、電磁接触器7をONにし、
電磁切換接触器9を自立運転負荷8側に切り換える。す
ると、インバータ4は、自立運転を開始して、太陽電池
アレイ1が発電した直流電力や蓄電池3から供給される
直流電力を交流に変換し自立運転負荷8と連系自立共用
負荷10に供給するようになる。また、このインバータ
4の運転再開時には、蓄電池3の放電電流が最初の数秒
間だけ抵抗器2dを介して供給されるので、大きな突入
電流が流れるのを防止することができる。このようにし
て自立運転が開始されると、自立運転負荷8や連系自立
共用負荷10は、日中の発電電力が十分な場合には太陽
電池アレイ1から電力の供給を受け、夜間や日中であっ
ても日射量が少ないためにこの発電電力が不足する場合
には、蓄電池3から不足分の電力の供給を受ける。
【0025】上記商用電力系統の異常時には、蓄電池3
が切換回路2を介して太陽電池アレイ1やインバータ4
に接続される。ただし、切換回路2は、電磁接触器2a
がOFFのままであるため、蓄電池3からの放電電流は
流出させるが、充電電流はダイオード2bによってしゃ
断される。従って、この蓄電池3は、太陽電池アレイ1
やインバータ4に接続した場合にも、通常はこれらから
充電電流が流入するのを防ぐことができる。
【0026】上記蓄電池3の端子電圧が放電により所定
値以下に低下すると、継電器回路13がこれを検出して
切換回路2の電磁接触器2aをONにする。継電器回路
13は、例えば蓄電池3が鉛蓄電池の場合には、この蓄
電池3のセル単位の端子電圧が2.10V以下に低下す
ると、電磁接触器2aをONにする。すると、ダイオー
ド2bがバイパスされて蓄電池3が直接太陽電池アレイ
1の出力に接続されるので、この太陽電池アレイ1の発
電電力が十分に大きければ、蓄電池3に充電電流が流入
して充電が行われる。また、蓄電池3の端子電圧がこの
充電により所定値以上まで回復すると、継電器回路13
がこれを検出して切換回路2の電磁接触器2aをOFF
に戻して充電を完了する。継電器回路13は、上述のよ
うに蓄電池3が鉛蓄電池の場合には、この蓄電池3のセ
ル単位の端子電圧が2.45V以上に上昇すると、電磁
接触器2aをOFFに戻す。そして、以降も蓄電池3が
放電して端子電圧が所定値以下に低下する度に同様の動
作で充電が行われる。
【0027】従って、本実施形態の分散形電源装置によ
れば、商用電力系統の正常時には、切換回路2によって
蓄電池3が切り離されるので、インバータ4をMPPT
制御によって運転し、太陽電池アレイ1の発電電力を有
効利用できるようになる。また商用電力系統の異常時に
は、切換回路2のダイオード2bによって充電電流がし
ゃ断されるので、この蓄電池3を常に適切な状態に保つ
と共に、この蓄電池3の電力が逆潮流されるのを防ぐこ
ともできる。さらに、この商用電力系統の異常時には、
蓄電池3がある程度以上放電した場合にのみ、太陽電池
アレイ1からの充電電流を切換回路2を介してこの蓄電
池3に供給し充電を行うことができる。
【0028】図2に切換回路2の他の構成例を示す。こ
の切換回路2は、電磁接触器2a(第1開閉器)とダイ
オード2bの並列回路と、電磁接触器2e(第3開閉
器)と抵抗器2dの並列回路と、電磁接触器2cとを直
列に接続したものである。この切換回路2の場合にも、
商用電力系統の正常時に、電磁接触器2a,2c,2e
を全てOFFにすれば、蓄電池3を切り離すことができ
る。また、商用電力系統の異常時には、まず電磁接触器
2cをONにすれば、蓄電池3の放電電流が抵抗器2d
を介して供給される。さらに、数秒後に電磁接触器2e
をONにすれば、蓄電池3の放電電流を直接インバータ
4に供給することができる。そして、電磁接触器2aを
ONにすると、ダイオード2bがバイパスされて、太陽
電池アレイ1から蓄電池3に充電電流が流入し充電が行
われる。即ち、この図2に示した切換回路2の場合に
も、図1に示した切換回路2の場合と同じ制御により電
磁接触器2a,2c,2eのON/OFFを切り換える
ことにより同様の効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の分散形電源装置によれば、商用電力系統の異常時に、
切換回路によって蓄電池を直流交流変換装置に放電電流
のみが流れる状態で接続するので、この蓄電池を常に適
切な状態に保つと共に、この蓄電池の電力が逆潮流され
るのを防ぐこともできる。また、商用電力系統の正常時
には、切換回路によって蓄電池が切り離されるので、直
流交流変換装置をMPPT制御によって運転することが
可能となり、発電装置が発電した電力を最大限に有効利
用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、分散
形電源装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、切換
回路の他の構成を示す部分回路ブロック図である。
【図3】従来例を示すものであって、分散形電源装置の
構成を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 太陽電池アレイ 2 切換回路 2a 電磁接触器 2b ダイオード 2c 電磁接触器 2d 抵抗器 2e 電磁接触器 3 蓄電池 4 インバータ 6 一般負荷 8 自立運転負荷 11 商用電力系統の受電点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を発電する発電装置と、直流電
    力を蓄積し供給する蓄電池と、商用電力系統の正常時
    に、この発電装置が発電した直流電力を交流に変換し商
    用電力系統と連系して一般負荷に供給すると共に、商用
    電力系統の異常時に、これら発電装置及び/又は蓄電池
    から出力される直流電力を交流に変換して自立運転負荷
    に供給する直流交流変換装置とを備えた分散形電源装置
    において、 発電装置の出力が直流交流変換装置の直流入力に接続さ
    れると共に、蓄電池の出力が、この蓄電池の充放電電流
    をしゃ断する状態と放電電流のみを導通させる状態と充
    放電電流又は充電電流のみを導通させる状態とが切り換
    え可能な切換回路を介して直流交流変換装置の直流入力
    に接続されたことを特徴とする分散形電源装置。
  2. 【請求項2】 前記切換回路が、前記蓄電池の放電電流
    に対して順方向となるダイオードと第1開閉器との並列
    回路に第2開閉器を直列接続した回路からなることを特
    徴とする請求項1に記載の分散形電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第2開閉器に直列に突入電流制限用
    の抵抗器が接続されると共に、この第2開閉器と抵抗器
    の直列回路に並列に第3開閉器が接続されたことを特徴
    とする請求項2に記載の分散形電源装置。
  4. 【請求項4】 前記第2開閉器に直列に、突入電流制限
    用の抵抗器と第3開閉器との並列回路が接続されたこと
    を特徴とする請求項2に記載の分散形電源装置。
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