JPH1023671A - パワーコンディショナおよび分散型電源システム - Google Patents

パワーコンディショナおよび分散型電源システム

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JPH1023671A
JPH1023671A JP8173640A JP17364096A JPH1023671A JP H1023671 A JPH1023671 A JP H1023671A JP 8173640 A JP8173640 A JP 8173640A JP 17364096 A JP17364096 A JP 17364096A JP H1023671 A JPH1023671 A JP H1023671A
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JP
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power
storage battery
power supply
conditioner
booster circuit
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JP8173640A
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Nobuyuki Toyoura
信行 豊浦
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Abstract

(57)【要約】 【課題】連系運転時においても、太陽電池等の発電源か
ら充電できるようにするとともに、電力損失を低減して
効率を向上させることを目的とする。 【解決手段】蓄電池17から放電用ダイオード16およ
びリレー14を介してパワーコンディショナ2の入力側
に至る放電経路とは別に、パワーコンディショナ2の出
力側から蓄電池17へ至る充電経路を別に備えており、
これによって、従来必要であったパワーコンディショナ
の入力段の逆流防止用ダイオードが不要となって該ダイ
オードによる電力ロスをなくすことができる。さらに、
従来は、連系運転時には、系統電源4から別系統で蓄電
池17へ充電していたけれども、連系運転時にも太陽電
池1からの充電が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電システ
ム等の分散型電源システムおよび該システムに好適なパ
ワーコンディショナに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば太陽光発電による分散型電
源と商用電源(系統電源)とを連系し、太陽光発電によ
って家庭内の機器(負荷)に電力を供給して余った電力
を系統に逆潮流し、太陽光発電だけでは電力が賄えない
場合は、その電力を系統側から供給する分散型電源シス
テムが開発されている。
【0003】このようなシステムには、系統電源が異常
状態となった場合、例えば、停電した場合には、系統電
源との連系を断って太陽電池からの電力を、系統電源と
は異なる自立運転用の出力端子(コンセント)から供給
する、いわゆる自立運転機能を備えたものがあるが、こ
のような自立運転は、太陽電池が発電している場合に限
られ、したがって、夜間には使用できず、また、照度の
変化によって発電電力が大きく変化して電力が安定しな
いといった問題点がある。
【0004】そこで、電力を負荷に安定的に供給するた
めに、図4に示されるように、太陽電池と蓄電池とを備
える自立運転機能を有するシステムが提案されている。
【0005】同図において、1は太陽電池、20はパワ
ーコンディショナ、30は蓄電池システム、4は系統電
源、5は家庭内機器などの負荷、6〜8は第1〜第3ブ
レーカであり、パワーコンディショナ20は、各部を制
御するマイクロコンピュータ90と、逆流防止用ダイオ
ード10と、直流電圧を昇圧する昇圧回路(DC/D
C)11と、直流電力を交流電力に変換するインバータ
回路(DC/AC)12とを備えており、蓄電池システ
ム30は、充電コントローラ13、第1,第2リレー1
4,15、放電用ダイオード16および複数の蓄電池1
7とを備えている。
【0006】このような太陽光発電システムにおいて
は、系統電源4と連系した連系運転時には、各ブレーカ
6〜8は、閉成されており、蓄電池システム30の第
1,第2リレー14,15は、開成されている。
【0007】この状態においては、太陽電池1からの直
流電圧は、パワーコンディショナ20の昇圧回路11で
昇圧され、インバータ回路12によって交流電力に変換
されてその交流電力が第2ブレーカ7を介して負荷5に
供給され、余った電力が系統に逆潮流される一方、パワ
ーコンディショナ20からの交流電力で賄えない場合に
は、第3ブレーカ8を介して系統電源4から電力が供給
される。
【0008】ところで、蓄電池17の電力を、系統側に
逆潮流することは禁止されているために、連系運転時に
は、蓄電池システム30の第1,第2リレー14,15
は、上述のように開成されており、したがって、連系運
転時には、太陽電池1から蓄電池17に充電することは
できず、このため、系統電源4から別系統の充電ライン
25を介して蓄電池17に充電している。
【0009】このようなシステムにおいて、系統電源4
が異常状態となった場合、例えば、停電した場合には、
第2ブレーカ7を手動で開成して系統電源4と切り離
し、さらに、パワーコンディショナ20の図示しないス
イッチを自立運転へ切り換え操作し、これによって、マ
イクロコンピュータ90は、第1リレー14を閉成する
とともに、第2リレー15の開閉を制御して自立運転に
移行し、この自立運転時には、太陽電池1あるいは蓄電
池システム30からの直流電圧が、パワーコンディショ
ナ20の昇圧回路11で昇圧され、インバータ回路12
によって交流電力に変換されて図示しない自立運転用の
出力端子(コンセント)に供給され、この出力端子に、
負荷が接続される。
【0010】この自立運転においては、太陽電池1が発
電していない夜間においても、蓄電池システム30から
電力を供給することができ、また、照度変化によって太
陽電池1の出力電力が変動しても蓄電池システム30
ら安定して電力を供給できるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来例では、自立運転時における蓄電池17の充電およ
び放電は、太陽電池1とパワーコンディショナ20との
接続部から第1リレー14を介して蓄電池17に至る同
一の経路で行われるので、蓄電池17の電力を、系統側
に逆潮流することが禁止されている連系運転時には、上
述のように、系統電源4から別系統で充電しなければな
らないという難点があり、また、自立運転時に第2リレ
ー15を閉成して蓄電池17に充電する際に、その電圧
差によってパワーコンディショナ20の図示しない電解
コンデンサから突入電流が蓄電池17に流入するのを防
止する必要があり、このため、パワーコンディショナ2
0の入力段には、逆流防止用ダイオード10を設けてお
り、この逆流防止用ダイオード10によって電力をロス
してしまうという難点がある。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、連系運転時においても、太陽電池等の発電源
から充電できるようにするとともに、電力損失を低減し
て効率を向上させた分散型電源システムおよびパワーコ
ンディショナを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0014】すなわち、本発明の分散型電源システム
は、太陽電池等の発電源と、該発電源からの直流電力を
交流電力に変換するパワーコンディショナと、蓄電池と
を備え、系統電源と切り離された自立運転が可能な分散
型電源システムであって、自立運転における前記蓄電池
への充電経路を、該蓄電池から前記パワーコンディショ
ナへの放電経路とは別に備えており、系統電源と連系し
た連系運転時にも前記充電経路で充電されるようにする
のが好ましい。
【0015】また、本発明の分散型電源システムは、該
システムを構成するパワーコンディショナが、発電源か
らの直流電圧を昇圧する昇圧回路と、この昇圧回路の出
力を交流電力に変換するインバータ回路とを備え、前記
充電経路は、前記昇圧回路の出力側から前記蓄電池へ至
る経路を含むものである。
【0016】本発明のパワーコンディショナは、太陽電
池等の発電源からの直流電圧を昇圧する昇圧回路と、こ
の昇圧回路の出力を交流電力に変換して負荷に供給する
インバータ回路とを有し、前記発電源の電力を補う蓄電
池を、前記昇圧回路の出力によって充電するものであ
る。
【0017】また、本発明のパワーコンディショナは、
負荷が接続される系統電源の異常を検出する検出手段を
備え、該検出手段の出力に基づいて、負荷と系統電源と
の間の開閉手段の開閉を自動制御するものである。
【0018】本発明の分散型電源システムによれば、自
立運転における前記蓄電池への充電経路を、該蓄電池か
ら前記パワーコンディショナへの放電経路とは別に備え
ているので、蓄電池に充電する際に、パワーコンディシ
ョナから逆充電されるのを防止できることになり、した
がって、パワーコンディショナの入力段の逆流防止用ダ
イオードが不要となり、逆流防止用ダイオードによる電
力ロスをなくして効率を高めることができ、また、連系
運転時にも同一の充電経路によって充電することによ
り、従来例のように系統電源から別系統で充電する必要
がない。
【0019】また、本発明の分散型電源システムによれ
ば、パワーコンディショナの昇圧回路の出力側から蓄電
池へ至る経路で充電するので、太陽電池等の発電源の電
圧が、蓄電池の電圧より低くても前記昇圧回路で昇圧さ
れるので、充電することが可能となる。
【0020】本発明のパワーコンディショナによれば、
該パワーコンディショナの昇圧回路の出力によって蓄電
池を充電するので、蓄電池に充電する際に、パワーコン
ディショナから逆充電されるのを防止できることにな
り、したがって、パワーコンディショナの入力段の逆流
防止用ダイオードが不要となり、逆流防止用ダイオード
による電力ロスをなくして効率を高めることができ、ま
た、連系運転時にも同一の充電経路によって充電するこ
とにより、従来例のように系統電源から別系統で充電す
る必要がなく、さらに、太陽電池等の発電源の電圧が、
蓄電池の電圧より低くても充電することが可能となる。
【0021】また、本発明のパワーコンディショナによ
れば、系統電源の異常を検出する検出手段の出力に基づ
いて、負荷と系統電源との間の開閉手段の開閉を自動制
御するので、系統電源の異常時には、前記開閉手段を制
御して系統電源と切り離した自立運転に自動的に切り換
え、また、系統電源が正常に復帰した時には、前記開閉
手段を制御して系統電源と連系した連系運転に自動的に
切り換えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について詳細に説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は、本発明の一つの
実施の形態に係る太陽光発電システムの概略構成図であ
り、図4の従来例に対応する部分には、同一の参照符号
を付す。
【0024】同図において、1は太陽電池、2は本発明
に係るパワーコンディショナ、3は蓄電池システム、4
は系統電源、5は家庭内機器などの負荷、6〜8は第1
〜第3ブレーカであり、パワーコンディショナ2は、各
部を制御するマイクロコンピュータ9と、直流電圧を昇
圧する昇圧回路11と、この昇圧回路11からの直流電
力を交流電力に変換するインバータ回路12とを備えて
おり、蓄電池システム3は、蓄電池17の充電を制御す
る充電コントローラ13、リレー14、放電用ダイオー
ド16および複数の蓄電池17を備えている。
【0025】この実施の形態の太陽光発電システムは、
系統電源4に連系した連系運転および系統電源4と切り
離された自立運転が可能であり、連系運転時において
も、太陽電池1から充電できるようにするとともに、電
力損失を低減して効率を高めるために、次のように構成
している。
【0026】すなわち、この実施の形態では、蓄電池1
7への充電経路を、蓄電池17から放電用ダイオード1
6およびリレー14を介する放電経路とは、別に備えて
おり、この実施の形態では、蓄電池17への充電を、パ
ワーコンディショナ2の昇圧回路11の出力側から充電
コントローラ13を介する経路で行うように構成してい
る。
【0027】図4の従来例では、太陽電池1とパワーコ
ンディショナ20との接続部から第1リレー14を介す
る同一の経路で充電あるいは放電が行われたけれども、
この実施の形態では、放電経路とは別に、パワーコンデ
ィショナ2の昇圧回路11の出力側から蓄電池17に充
電するように構成しているので、蓄電池17に充電する
際に、パワーコンディショナ2から逆充電されることが
なく、したがって、パワーコンディショナ2の入力段に
は、従来例のような逆流防止用ダイオード10を設ける
必要がなく、これによって、逆流防止用ダイオード10
による電力ロスをなくすことができる。
【0028】しかも、系統電源4と連系した連系運転時
においても、同一の充電経路で蓄電池17に充電するこ
とができ、これによって、従来例のように、連系運転時
に、系統電源4から別系統で充電する必要がない。
【0029】さらに、太陽電池1の出力電圧を昇圧する
昇圧回路11の出力によって蓄電池17を充電するの
で、太陽電池1の電圧が、蓄電池17の電圧よりも低い
場合にも充電することが可能となる。
【0030】また、従来例では、放電用ダイオード16
に並列に、充放電を制御するための第2リレー15が必
要であったけれども、この実施の形態では、充電経路と
放電経路とを別にしたので、かかるリレー15を設ける
必要がない。
【0031】なお、充電を制御する充電コントローラ1
3は、満充電時には、過充電を防止し、また、蓄電池1
7からの電力をパワーコンディショナ2に供給している
ときには、充電を行わないように制御している。
【0032】次に、以上の構成を有する太陽光発電シス
テムの動作を説明する。
【0033】先ず、系統電源4と連系した連系運転時に
は、各ブレーカ6〜8は、閉成されており、蓄電池シス
テム3のリレー14は、開成されている。
【0034】この状態においては、太陽電池1からの直
流電圧は、パワーコンディショナ2の昇圧回路11で昇
圧され、インバータ回路12によって交流電力に変換さ
れてその交流電力が第2ブレーカ7を介して負荷5に供
給され、余った電力が、昇圧回路11の出力側から蓄電
池17に蓄えられ、さらに系統に逆潮流される一方、パ
ワーコンディショナ2からの交流電力で賄えない場合に
は、第3ブレーカ8を介して系統電源4から供給され
る。
【0035】このような連系運転において、系統電源4
が異常状態となった場合、例えば、停電した場合には、
ブレーカ7を手動で開成して系統電源4と切り離し、さ
らに、パワーコンディショナ2の図示しないスイッチを
自立運転へ切り換え操作し、これによって、マイクロコ
ンピュータ9は、リレー14を閉成して自立運転に移行
し、太陽電池1あるいは蓄電池システム3からの直流電
圧が、パワーコンディショナ2の昇圧回路11で昇圧さ
れ、インバータ回路12によって交流電力に変換されて
その交流電力が、図示しない自立運転用の出力端子(コ
ンセント)に供給され、この出力端子に、自立負荷が接
続される。なお、蓄電池から放電していないときには、
太陽電池1からの余分な電力が、昇圧回路11を介して
蓄電池に充電される。
【0036】このように、連系運転あるいは自立運転に
拘わらず、同一の充電経路、すなわち、パワーコンディ
ショナ2の昇圧回路11の出力側から常時充電されるの
で、効率の高いシステムとなる。
【0037】なお、系統電源4が正常状態に復帰したと
きには、パワーコンディショナ2のスイッチを連系運転
に切り換え操作し、これによって、マイクロコンピュー
タ9は、リレー14を開成し、さらに、手動でブレーカ
7を閉成して系統電源4と連系した連系運転を行うもの
である。
【0038】(実施の形態2)図2は、本発明の他の実
施の形態に係る太陽光発電システムの概略構成図であ
り、上述の実施の形態1に対応する部分には、同一の参
照符号を付す。
【0039】同図において、1は太陽電池、21は本発
明に係るパワーコンディショナ、3は蓄電池システム、
4は系統電源、5は負荷、6〜8は第1〜第3ブレーカ
であり、パワーコンディショナ21は、各部を制御する
マイクロコンピュータ91と、直流電圧を昇圧する昇圧
回路11と、この昇圧回路11からの直流電力を交流電
力に変換するインバータ回路12とを備えており、蓄電
池システム3は、充電コントローラ13、リレー14、
放電用ダイオード16および複数の蓄電池17を備えて
おり、以上の構成は、上述の実施の形態1と同様であ
る。
【0040】この実施の形態の太陽光発電システムにお
いても、蓄電池17への充電経路を、蓄電池17から放
電用ダイオード16およびリレー14を介する放電経路
とは、別に備えており、蓄電池17への充電を、パワー
コンディショナ21の昇圧回路11の出力側から充電コ
ントローラ13を介する経路で行うように構成してお
り、上述の実施の形態1と同様の効果を奏するものであ
る。
【0041】さらに、この実施の形態では、系統電源4
に異常が生じた場合の自立運転への切り換えおよび系統
電源4が正常に復帰した場合の連系運転への切り換え
を、従来例のように手動で行うのではなく、自動的に行
えるようにするために、次のようにしている。
【0042】すなわち、負荷5と系統電源4側の第3ブ
レーカ8との間に、開閉手段としての電磁接触器(M
C)19を設けるとともに、この電磁接触器19よりも
系統電源4側の系統電圧を計器用変圧器(PT)20を
介してパワーコンディショナ21のマイクロコンピュー
タ91にデジタルデータとして取り込み、検出手段とし
てのマイクロコンピュータ91は、系統電圧に基づいて
系統電源4の異常を検出し、さらに、その検出出力に基
づいて、系統電源4の異常時には、前記電磁接触器19
を開成するとともに、蓄電池システム3のリレー14を
閉成して自立運転に自動的に切り換える一方、系統電源
4が正常に復帰したときには、電磁接触器19を閉成す
るとともに、リレー14を開成して連系運転に自動的に
切り換えるようにしている。
【0043】図3は、このような運転切り換えの動作説
明に供するフローチャートである。先ず、連系運転にお
いて、系統電源4は正常であるか否かを、系統電圧が規
定の範囲にあるか否かによって判断し(ステップn
1)、正常でないと判断したときには、電磁接触器19
を開成して系統電源4と切り離し(ステップn2)、パ
ワーコンディショナ21を自立運転に変更して自立運転
を開始し(ステップn3)、蓄電池システム付きである
か否かを判断し(ステップn4)、蓄電池システム付き
であるときには、蓄電池システム3のリレー14を閉成
する(ステップn5)。
【0044】次に、この自立運転において、系統電源4
は、正常に復帰したか否かを判断し(ステップn6)、
正常に復帰したときには、一定期間の待機時間を確保す
るために、マイクロコンピュータ91に内蔵の投入遅延
タイマをスタートし(ステップn7)、蓄電池システム
付きであるか否かを判断し(ステップn8)、蓄電池シ
ステム付きであるときには、蓄電池システム3のリレー
14を開成し(ステップn9)、投入遅延タイマによる
一定の遅延時間が経過した後に、電磁接触器19を閉成
し(ステップn10)、パワーコンディショナ21を連
系運転に変更して連系運転を開始するものである(ステ
ップn11)。
【0045】このように系統電源4の異常を検出し、マ
イクロコンピュータ91は、系統電源4の異常時には、
電磁接触器19およびリレー14の開閉を自動的に制御
して自立運転に瞬時に移行し、正常に復帰したときに
は、前記電磁接触器19およびリレー14の開閉を自動
的に制御して連系運転に瞬時に移行するので、従来例の
ように、手動でブレーカおよびパワーコンディショナの
スイッチを操作したり、負荷を自立運転用の出力端子に
接続する必要がなく、瞬時に運転を切り換えることがで
き、従来のような運転の切り換えによる停電を回避する
ことができる。
【0046】なお、本発明は、蓄電池システム3のない
太陽光発電システムに適用できるのは、勿論である。
【0047】また、図2の実施の形態では、系統電源4
の異常を検出して瞬時に運転を切り換えるようにしたけ
れども、従来と同様に、手動で運転を切り換える場合に
は、図2の仮想線で示されるように、第4ブレーカ21
を設置し、該ブレーカ21を閉成すればよい。
【0048】なお、系統電源4の異常の検出は、上述の
実施の形態に限らず、従来の系統保護機能に利用される
方式を用いることができるものであり、例えば、OV
(過電圧)、UV(不足電圧)、OF(過周波数)、U
F(不足周波数)、能動方式あるいは受動方式による単
独運転防止機能などを単独であるいは組み合わせて用い
てもよい。
【0049】上述の実施の形態では、太陽電池を発電源
とした太陽光発電システムに適用して説明したけれど
も、本発明の他の実施の形態として、燃料電池等の他の
発電源を用いた分散型電源システムに適用してもよいの
は勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、蓄電池へ
の充電経路を、該蓄電池からパワーコンディショナへの
放電経路とは別に備えているので、蓄電池に充電する際
に、パワーコンディショナから逆充電されるのを防止で
きることになり、これによって、パワーコンディショナ
の入力段の逆流防止用ダイオードが不要となり、該ダイ
オードによる電力ロスをなくして効率を高めることがで
き、また、連系運転時にも同一の充電経路によって充電
することにより、従来例のように系統電源から別系統で
充電する必要がない。
【0051】また、パワーコンディショナの昇圧回路の
出力側から蓄電池へ充電するので、太陽電池等の発電源
の電圧が、蓄電池の電圧より低くても充電することが可
能となる。
【0052】さらに、本発明のパワーコンディショナに
よれば、系統電源の異常を検出する検出手段の出力に基
づいて、負荷と系統電源との間の開閉手段の開閉を自動
制御するので、系統電源の異常時には、前記開閉手段を
制御して系統電源と切り離した自立運転に自動的に切り
換え、また、系統電源が正常に復帰した時には、前記開
閉手段を制御して系統電源と連系した連系運転に自動的
に切り換えることができ、従来例のような手動による面
倒な切り換え操作が不要となるとともに、瞬時の切り換
えが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る太陽光発電シ
ステムの概略構成図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電シス
テムの概略構成図である。
【図3】図2の実施の形態の動作説明に供するフローチ
ャートである。
【図4】従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 太陽電池 2,20,21 パワーコンディショナ 3,30 蓄電池システム 4 系統電源 5 負荷 9,90,91 マイクロコンピュータ 10 逆流防止用ダイオード 11 昇圧回路 12 インバータ回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池等の発電源と、該発電源からの
    直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナ
    と、蓄電池とを備え、系統電源と切り離された自立運転
    が可能な分散型電源システムであって、 自立運転における前記蓄電池への充電経路を、該蓄電池
    から前記パワーコンディショナへの放電経路とは別に備
    えることを特徴とする分散型電源システム。
  2. 【請求項2】 系統電源と連系した連系運転が可能であ
    って、前記連系運転時にも前記蓄電池が前記充電経路で
    充電される請求項1記載の分散型電源システム。
  3. 【請求項3】 前記パワーコンディショナは、前記発電
    源からの直流電圧を昇圧する昇圧回路と、この昇圧回路
    の出力を交流電力に変換するインバータ回路とを備え、
    前記充電経路は、前記昇圧回路の出力側から前記蓄電池
    へ至る経路を含むものである請求項1または2記載の分
    散型電源システム。
  4. 【請求項4】 太陽電池等の発電源からの直流電圧を昇
    圧する昇圧回路と、この昇圧回路の出力を交流電力に変
    換して負荷に供給するインバータ回路とを有し、前記発
    電源の電力を補う蓄電池を、前記昇圧回路の出力によっ
    て充電することを特徴とするパワーコンディショナ。
  5. 【請求項5】 前記負荷が接続される系統電源の異常を
    検出する検出手段を備え、該検出手段の出力に基づい
    て、前記負荷と系統電源との間の開閉手段の開閉を自動
    制御する請求項4記載のパワーコンディショナ。
JP8173640A 1996-07-03 1996-07-03 パワーコンディショナおよび分散型電源システム Pending JPH1023671A (ja)

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