JPS63137144A - 耐サワ−性の優れた高靭性電縫鋼管 - Google Patents

耐サワ−性の優れた高靭性電縫鋼管

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JPS63137144A
JPS63137144A JP61281841A JP28184186A JPS63137144A JP S63137144 A JPS63137144 A JP S63137144A JP 61281841 A JP61281841 A JP 61281841A JP 28184186 A JP28184186 A JP 28184186A JP S63137144 A JPS63137144 A JP S63137144A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S148/902Metal treatment having portions of differing metallurgical properties or characteristics
    • Y10S148/909Tube

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐サワー性の優れた高靭性電縫鋼管に関わり
、さらに詳しくは例えば石油、天然ガス掘削、あるいは
輸送において湿潤硫化水素を含む環境下にあっても割れ
抵抗が高く、かつ低温靭性の優れた電縫鋼管に関する。
(従来の技術) 近年生産される石油、天然ガス中には硫化水素を含む場
合が非常に多く、さらに海水、淡水などの水が共存する
場合には鋼表面で起こる腐食に基づく減肉だけではなく
、腐食によって鋼表面で発生した水素が鋼中に侵入する
ことによって破壊を起こすことがあり、問題となってい
る。この破壊は高張力鋼に古くから認められる硫化物応
力割れとは異なり、外部からの付加応力−;なくとも発
生が認められる。
この破壊は、環境中から侵入した水素が母材中に存在す
る圧延方向に長く伸びたM、SなどのA系硫化物系介在
物と地鉄との境界に集積してガス化し、そのガス圧によ
って発生するもので、前記MnSなどのA系硫化物系介
在物が鋭い切シ欠きとなり、これを割れの核として板面
平行割れに成長し、この板面平行割れが板厚方向に連結
するものである。この種の割れを以下「水素膨れ割れ」
と呼ぶ。
こうした水素膨れ割れに対する抵抗の高い鋼について、
従来から様々な研究が成され、梅々の鋼が提案されてい
る。それらは例えば特公昭57−17065号公報、或
は特公昭57−16184号公報等にその代表例がみら
れるごと(CuやCo添加による割れ防止、極低S化に
よるMnSの減少、Ca或は希比類元素等の添加による
Sの固定などを利用するものであって、これらの技術に
よって現在までにかなり厳しい環境にまで耐え得る鋼が
開発されている。
ところで電縫鋼管はホットコイルなどの鋼板を成形し、
電縫溶接する物であって、云うまでもなく鋼板との決定
的な相違は溶接部および溶接熱影響部が存在する事であ
る。然るに、電縫溶接部周辺の耐サワー性について検討
された例は従来殆ど見あたらない。これは通常の製造工
程においてMnSなどのA系硫化物系介在物が多く存在
するのは、大型鋼塊では逆V偏析部でちシ、連鋳片では
中心偏析部であって鋼板のエツジ部には殆ど存在しない
などの理由から、鋼板のエツジ部同士を電縫溶接して製
造するいわゆる単幅材では、電縫溶接部周辺部分の耐サ
ワー性は良好であると理解されてきたからである。
また、1つのホットコイルを幅方向2以上に分割したう
えで製造する、いわゆる多条取りの電縫鋼管では、逆V
偏析部や中心偏析部などの水素膨れ割れ感受性の高い部
分が′#を液溶接部の一方或は両方に位置するため、水
素膨れ割れに対する認識はめったが、この場合にも対策
として主にMnSなどのA系硫化物系介在物の減少とミ
クロ偏析の軽減といった母材と同様の対策が施さ力、て
きた。
これに対し本発明者らは電縫ふ4管の電縫溶接部につい
て耐サワー性を詳細に横割した結果、Mn8などの硫化
物系介在物が存在しない場合でも′BL縫溶液溶接部素
膨れ割れを生ずる場合があり、しかも電縫溶接部の場合
には板面垂直割れ型の水素膨れ割れであることが母材部
と異なっていることを見いだした。更にこの水素膨れ割
れは本質的に鋼板エツジ部にミクロ偏析の少ない単幅材
であっても発生することが分かった。この割九は従米知
られていないものであって、母材の板面平行型水素膨れ
割れと同等或はそれ以上に重大な問題である。
しかも、この割れは従来の水素膨れ割れに対する対策鋼
を使用した電縫鋼管であっても発生し、従来技術では防
止できないことがわかった。
一方において近年石油、天然ガスが産出される地域はア
ラスカ、ソ連、北極海といった極寒地にまで広がってお
り、こうした地域で使用されるラインノぐイゾには母材
および電縫溶接部の両方において低温靭性の優れている
ことが要求される。このとき産出流体中に硫化水素を含
む場合には低温靭性と共に耐サワー性も必要であること
は云うまでもない。
電縫鋼管においては、溶接部の靭性が母材に比べて低下
するため電縫溶接部も含めて靭性の優れた電縫鋼管につ
いても従来から様々な研究が成され、池々の方法および
鋼管が提案されている。それらは例えは特開昭54−1
36512号公報、特開昭57−140823号公報、
特公昭58−53707号公報あるいは特公昭58−5
3708号公報等にその代表例がみられるごとく熱延工
程の仕上げ温度および巻き取υ温度の管理による素材の
靭性向上、造管後冷却速度の制限による結晶粒度の制御
、固溶Nの減少、Nb或はVによる結晶粒の微細化など
を利用するものであって、これらの技術によって現在迄
に靭性のかなり優れた電縫鋼管が開発されている。
しかしながらこれらの電縫鋼管は通常の環境で使用され
る物であって、硫化水素や水を含んだいわゆるサワー環
境で使用することを考慮したものではない。
本発明者らは電縫鋼管の電縫溶接部の靭性についても詳
細に検討した結果、耐サワー電縫鋼管の電縫衝合部にお
いて靭性が母材に比べて著しく劣化する場合があること
をみいだした。しかしてこの場合上述の各種従来技術を
もってしても改善されないことがわかった。
本発明者らは、こうした板面垂直型という全く新しいタ
イプの水素膨れ割れに対する抵抗と靭性の両方の高い鋼
管を開発せんとして研究を続けて来た結果、第1図に模
式的に示す電縫鋼管1の電縫溶接部の水素膨れ割れ及び
靭性低下の原因は、電縫衝合部2およびその両側Z1お
よびz2が500/Jm以内の熱影響部3に存在する板
状の酸化物系介在物であることを突き止めた。
更にこれら板状の酸化物系介在物のうち、第1図に示さ
れる電縫衝合部2の両側Z1=Z2=500μm以内の
横断面でみた介在物の形状として板厚方向の長さと円周
方向の長さの比が2以上で、かつ長径2μm以上の介在
物が水素膨れ割れ発生の核となること、板厚方向の長さ
と円周方向の長さとの比が2以上で、かつ長径2μm以
上の介在物が1−あたシの横断面中に5個を越えて存在
するような酸化物系介在物の密度となるときには核発生
した水素膨れ割れが相互に結合して巨視的な割れに成長
することを見いだした。
さらに本発明者らの研究によれば、これら板状の酸化物
系介在物はL a s A Zを生成分とする複合酸化
物であり、母材中に予め存在した球状に近いこの酸化物
系介在物が電縫溶接時の熱影響によって鋼の融点近くに
まで加熱されたうえスクイズロールによって両側から加
圧されるために板状に変形して生成することが明らかさ
なった。
本発明者らは以上の知見に基づき既に特願昭61−11
073号により、従来よシ主に脱酸を目的として添加さ
れてきたAlを極力減少させ、Ti或はZrを脱酸元素
として使用することによって母材及び電縫溶接部の耐サ
ワー性と靭性に潰れ九電縫鋼管用鋼を提案している。そ
の要旨とするところは、重量%でC: 0.01〜0.
35%、Si:0.02〜0.5%、Mn : 0.1
〜1.8%、Al:0.005%超〜0.05%、Ca
 : 0.0005〜0.008%に加えて、Ti 、
 Zrの1種又は2Wiを合計で0.01〜0.2%含
有し、かつP:0.015%以下、S : 0.003
X以下に制限し、T i / A l、 Z r /A
Lまたは(T L+Z r ) / A tの値が2以
上であって、アルイはさらに(A) Cu : 0.2
〜0.63’6、Ni:0,1〜1.0%、Cr:0.
2〜3.0%(01@又は2a以上、及び/又はQ3)
Mo : 0.10〜1.0%、Nb:0.01〜0.
15%、V:0.01〜0.15%の1橿又は2%以上
を含有し、残部Fe及び不純物からなることを特徴とす
る耐サワー性の優れた高靭性電縫鋼管用鋼であシ、就中
電縫溶接時に変形しやすい介在物の生成を防止するため
にAl濃度が0.005%超〜0.05%と高い場合に
おいてTi/Al、Zr/klまたは(Ti−)−Zr
 )/Alの値を2以上とし、Alに代わる主な脱酸元
素としてTi、Zrを含有せしめた鋼である。
尚、この場合の鋼は、Alが0.005%超という制限
のもとに脱酸元素として添加するTi或けZrと鋼中に
含有するAlの濃度がT i / Al、 Z rAl
または(Ti+Zr )/Alの値で2以上の関係にあ
るときにその目的とする耐サワー性および靭性を獲得す
る事としている。ところが本発明者らはその後の詳細な
研究により、Alの濃度が重量%で0.005%超〜0
.05%の場合では、上記の関係を満足するTi、Zr
、或はTiとZrの両方を添加すると、鋳造時、鋼中に
Ti或は2rの炭化物又は窒化物が大量に生成し、母材
の靭性が著しく劣化することがあることを見いだした。
しかも、鋼中に0.005%超のAlが含有されている
場合には、脱酸元素としてZrを最低0.001%添加
すれば十分であり、適切な成分系を選択すれば耐サワー
性及び靭性の優れた電縫鋼管用鋼を製造可能であること
をも見いだした。
ところで、従来2「を主な脱酸剤として用いた例は殆ど
無い。耐水素誘起割れ性に優れた高張力ラインノぞイブ
用鋼として2「を0.10重量%以下含有した鋼が%開
昭59−53656号公報に見られるが、この場合のZ
rは強度を増強する為に用いるのであって、鋼中酸素濃
度を制御するための脱酸はあくまでAlで行うものであ
る。従って溶接熱影響部の介在物組成に関しては同等制
限を設けておらず、その結果Al203含有量の多い介
在物が溶接熱影響部に多数生成するので、板面垂直型の
水素誘起割れを防止することは出来ない。また、2「を
o、oiVL量%〜0.1重景九含有した耐水素誘起割
れ性忙優れた高靭性極低炭素ホットコイルの製造方法が
特開昭58−1015号公報に提唱されているが、この
場合のZrは鋼中のSと反応して硫化物の形態制御を行
うために添加するものであって、やはシ脱酸はAlによ
って行うものである。
従って、轟然この場合の溶接熱影響部の介在物組成はA
l2°3を多く含有するものとなり、板面垂直型水素誘
起割れを防止することは全く不可能である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の様な従来の欠点、即ち電縫衝合部靭性の
低下および電縫溶接部の板面蚕直型水素膨れ割れが溶接
熱影響部に存在する板状の酸化物系介在物によって発生
する事を解決する為に成されたものであって、Ti或は
Zrを脱酸元素として使用することにより鋼中の酸化物
系介在物の組成を制御し、ひいては耐サワー性と靭性の
潰れた電縫鋼管用鋼を提供する事を目的としている。
(問題点を解決する為の手段) 本発明者らは、鋼中には脱ff’に目的としてAlを添
加しない場合において、スラグからのAl203の巻き
込み、耐火物中のAl203の還元、あるいは耐火物の
機械的損耗によってAl203が不可避的に介在物とし
て鋼中に存在し、その平衡反応の結果鋼中に存在するA
lの濃度が重量%でo、oos%を越える場合、もしく
はZrによる脱酸の補助としてAlを意図的に添加し、
鋼中Al@度が帆005%を超える場合においても、添
加するZrの濃度が鋼中のAlfi度との重量%比で2
未満であってしかもZrの濃度が0.001%以上であ
シ、溶接熱影響部の介在物中のAl2 o3濃度が50
%以下であれば電縫溶接部の低温靭性、及び母材靭性の
極めて優れた電縫鋼管用鋼を製造可能であることを見い
だした。
本発明はこうした知見に基づいてなされたもので、その
要旨とするところは、重量%でC:0.01〜0.35
%、St : 0.02〜0.5%、Mn : 0.1
〜1.8%、ht : o、oos%超〜0.05%、
Ca:o、ooos 〜o、oos%に加えて、Zr:
0.001〜0.015%を含有し、かつP:0.01
5%以下、S二0.003%以下に制限し、(Ti+Z
r )/Al の値が2未満であって、あるいはさらに
(5)Cu:0.2〜0.6%、Ni:0.1〜1.0
%、Cr:0.2〜3.0%の1種又は2種以上、及び
/又は(B)Mo : 0.10〜1.0%、Nb :
 0.01〜0.15%、’L’i : 0.005〜
0.10%、V:0.01〜0.15%の1種又は2種
以上を含有し、残部Fe及び不純物からなる電縫鋼管用
鋼を素材として用い、溶接熱影響部の介在物に含まれる
Al2O3の濃度が50%以下である溶接部を有する事
を特徴とする耐サワー性の優れた高靭性電縫鋼管である
以下本発明の詳細な説明する。
(作 用) 最初に本発明において各成分範囲を前記のごとく限定し
た理由を以下に述べる。
まずCは、鋼の強度を最も安定して向上させる基本的な
元素であり、強度確保のため0.0IX以上含有させる
事が必要であるが、0.35Xを超えると鋼の靭性に対
して好ましくない影響があるので、0.01〜0.35
%とした。
次にS、iは、強度を向上させる元素であるので0.0
2%以上含有すべきであるが、靭性確保のため、上限含
有量を0.5%とすべきである。
またMnは強度上必要な元素なので0.1%以上含有す
べきであるが、溶接性および′fjJ注確保のためには
上限含有量を1.8%とすべきである。
さらにOad鋼中の8をOaSとして固定してMnSの
生成を防止することによって母材の耐サワー性同上に非
常に有効な元素であり、母材の耐サワー性確保のために
帆0005〜以上含有する事が必要であるが、  0.
008  Nを超えるとCa8−OaOを主成分とする
大型介在物を形成するので、上限含有量は0.008N
とすべきである。
ま7tZrはMに代えて脱酸に使用する主要な元素であ
るが、0.001N未満ではM債が0.005%を超え
九場合に脱酸力を失ない、0.015%を超えると鋼の
靭性を低下させるため、0.0O1〜0.015%の含
有量とすべきである。、また、このときZrの含有量は
重量にでZ r /A!の値が2未満となるときに良好
な母材靭性を有し、加えて上記の効果を有することが出
来ることから、Zrの含有量は鋼中のMの含有量に対し
て、上記に定めた範囲内において決定すべきである。
なお本発明者らは、鋼管の断面および水素膨れ割れ、あ
るいは衝撃試験の破面を詳細に調査した結果、Zrで脱
酸を行った場合にはOaとZ「を主成分とする複合酸化
物は電縫浴接時に著しく変形しにくいことをみいだした
。この知見もまた本発明においてZrを含有させる理由
となるものである。
−万MはOa及びOと結合して変形しやすい介在物を生
成するために含有量は少ない程好ましいが。
鋼の鋳造時に耐火物或はスラグ等から不可避的に混入す
る場合、もしくは脱酸の不完全を補うために添加する場
合に含有量が重txで0.005にを超える場合がある
。このようにAMが帆005Xを超える場合には母材の
靭性を損なわない様に重tx比でZ r /Alの値が
2未満となるように各成分を調節すると、電縫溶接時に
変形しやすい介在物の生成を完全に抑制し、しかも母材
靭性の良好な電縫鋼管用鋼を得ることができる。ただし
Mが0.05にを超える場合には鳩03を主体とする大
型介在物を生成し易く、介在物中の鳩03濃度が5ON
超となシ、ひいては鋼の母材靭性を低下させること、及
び連続鋳造などの造塊段階で鋳造用ノズル内部にfiJ
403を含む酸化物を晶出し、閉塞を起こす可能性が大
となるので、その上限を帆05にとする。
また、Pは母材の水素膨れ割れを伝播しやすくする元素
であるので0.015X以下とす(きである。
さらにSはMnと結合して母材部の水素膨れ割れの起点
となるMnSを作るので、母材部の耐サワー性確保のた
めにはい003X以下に抑えなければならない。
なお、  Zr/Alの値を2未満と定めたのは以下の
実験に基づくものである。
まず以下の実験に供した鋼の基本成分は、C:0.03
〜O−11X t at : 0−06〜O−35X 
+ Mn:0.61〜1.62〜.P : 0.005
〜0.010X 、 S :0.0002N=0−00
27X 、 Oa: 0.0009X〜0.(1042
%であシ、これらの鋼について耐サワー性及び靭性に対
するZr及びMの影響を調べた。試験材の製造に当たっ
ては、まず、上記の鋼をA12o3を20X以下含有す
る耐火物のみを使用した精錬工程によって溶製後熱間圧
延して1lfi厚の鋼板としたあと、通常の工程によっ
て電縫鋼管とした。尚電縫溶接部にはシーム・ノルマ(
溶接部規準)を施し念が、その加熱温度は950〜10
20℃とした。
これらの電縫鋼管から第2図に示す要領で肉厚t1=l
1wの鋼管の電縫溶接部を含んで厚さt2=9鰭、!W
=ZO日、長さt=100IllIIIの試験片5を採
取し、耐サワー性の評価試験に供した。尚図中4は溶接
方向である。また母材自体からも同様な寸法、形状、採
取方向の試験片を採取して耐サワー性の評価試験に供し
た。
耐サワー性の評価試験としては上記の試験片をH2Sを
飽和させた5 X NaO2水浴液に0.5XOH30
00Hを添加した溶液(温度25℃+ pH,2−8〜
3.8)中に96時間浸漬し割れを測定した。割れ発生
の有無は第3図に示す要領で、電縫浴接部を含む試験片
では試験片5の2断面について超音波探傷し。
その後断面の検鏡観察によって判定した。
第3図においてPは板面平行割れを対象とするUST 
探傷方向、Rは板面暑直割れを対象とするUST 探傷
方向である。母材自体より採取した試験片については第
3図のPについてのみ超音波探傷を行った。
一方靭性の評価試験としては、JIS4号衝撃試験片を
電縫鋼管のC方向より採取して母材部或は衝合部にノツ
チを入れ九ものを使用し、母材部の靭性値と母材部と溶
接部とにおける破面遷移温度の差ΔvTra(=母材部
のvTrs−@合部のvTra)t−測定した。
wc4図はZr量と板面垂直型膨れ割れの面積率との関
係を示す図である。Zr1lii増加させると板面垂直
型水素膨れ割れの面積率は大きく減少し、Zrが0.0
01%以上では事実上Oとする事ができる事が判る。
また、第5図は鋼中Al 11と板面垂直型膨れ割れの
面積率との関係を示す図である。同図にみられるように
Zr/Al(2においてもZr2O,001チであれば
鋼中Alの濃度に係わらず板面垂直型水素彫れ割れの面
積率は零であシ、良好な耐サワー性が安定して得られる
ことが判る。尚、板面平行型水X膨れ割れの面積率は電
縫溶接部及び母材の両刀において5%以下であった。
第゛6図はZ r / A tの値と母材の板面遷移温
度の関係を示した図である。Zr/Alの増加にともな
ってvTrs  の111が増加し、靭性値が劣化する
ことが判る。7.r/INの値が2未満になるとvTr
sは急激に低下し、母材靭性の良好な鋼を得られること
が判る。
坂7図はYrr量と破面遷移温度差ΔvTrsの関係を
示す図である。Zrtが0.001%以上ではΔvTr
sはほぼOに近い値であるが、0.001%未満になる
と著しく減少することが判る。これはとりもなおさず、
Zr(0,001%の場合には溶接部のvTrsが母材
部のvTrsに比べて著しく上昇する事を意味する。
即ち、 Zrが0.001〜以上鋼中に存在していれば
Mの濃度に拘らず安定して高靭性を確保できる事が判る
この様にZr/fiJ、の値が2未満となるようにZr
の濃度を制御し、しかもZrを0.001〜以上含有さ
せることにより、母材及び電縫f#接部の耐サワー性に
優れ、かつ高靭性という複合特性を満足させることが可
能となる。
以上が本発明の基本成分系であるが1本発明においては
、この他それぞれの用途に応じて(A)Ou。
Ni、Orの1棟又は2種以上、及び又は(B)Mo 
、v 。
Ti、Nbの1種又は2種以上を含有させることができ
る。
まず、Cu、NiおよびOrはいずれも母材の耐食性同
上と鋼中への水素侵入量減少のために効果を有する。
Ouは0.20に未満では効果がなく、0.60Xを超
えると熱間加工性に悪い影響を及ぼすので。
0.20〜0.150 %の範囲に限定する。
Ni  は0.I X未満では効果がなく、1.0〜を
超えると硫化物応力割れを誘発する恐れがあるので0.
1〜1.0%の範囲に限定する。尚NiはOuによる熱
間脆性を防止する目的で上記範囲においてOuと同時に
添加する事も出来る。
C「は0.2に未満では効果がなく3.0〜fc超える
と鋼の靭性を低下させるので0.2〜3.0%の範囲に
限定する。尚、OrはMnSの生成を防止する事を目的
としてMnの含有量を0.6 X未満とした鋼に添加し
て強肛及び靭性を同上させる元素としても活用すること
が可能であり、この他の鋼の場合も含め強度及び靭性を
向上、させる目的でOrを添加することもできる。
次にMo、 V、 TiおよびNbはいずれも鋼の強度
を同上させる元素であって、Moは0.10 X以上、
Tiは帆005に以上、Nb及びVは0.01%以上を
含有させることによって同等の強度同上効果を示すが、
Moは1.0%、TiはQ、lX、Nb及びVは0.1
5 Nを超えて添加すると靭性を低下させる恐れがある
ため、Moは0.10〜1.0 X、Tiは0.005
X 〜0.I Nで(Ti +Zr ) / AlO値
が2未満、Nb及びVは0.01〜0.15 Nの範囲
に限定した。
上述の各合金成分はそれぞれ単独に、或は併用してもよ
い。
Zrで脱酸し、Oa処理を施した鋼の介在物は脱酸生成
物であるZ r 02%Oa添加時に生ずるOaO、或
はOaS 、さらには耐火物より混入もしくは補助脱酸
によって生じたAl、03等を生体とする複合酸化物と
硫化物である。これらのうち、介在物成分として本発明
の効果を阻害するものは低融点化合物を生成する可能性
のあるAlz O,であって、その低減が本発明の最大
の特徴である。本発明者らは詳細な研究によって、電縫
浴接熱影響部における介在物中のM2O3濃度が50〜
を超えると、介在物の組成の大部分が融点が低く、極め
て板状に変形し易いOa。
Mを生体とする複合酸化物になる事をつきとめた。
これが電縫#J接熱影響部の介在物中のM2O3濃度を
50に以下とした理由である。Ac、03の濃度は従っ
て低いほど良い。しかしながら、上記の成分系を得るべ
く鋼を通常の精錬過程を用いてI@製したのでは1本発
明が目的とする電縫鋼管を得ることは出来ない。これは
、耐火物からのM2O3混入が、介在物中のuxo3m
度を著しく上昇させろためである。
A12o、混入を防止するためには、後述するように製
@精錬プロセスに用いる全耐火物に占めるM2O3濃式
が20X以下の製鋼工程によって溶製した電縫鋼管用鋼
を用いなければならない。
尚1本発明鋼において、不純物のうちNtはo、o t
 oにを超えると浴接性に問題を生じるので好ましくな
いものであって、o、oio%以下であれば鋼の材質に
著しい影響を及ばさないが、歪み時効の影響や円周溶接
部の靭性なども考慮すると少ない程良い。一方O量はO
aの大部分が酸化物とはならずSの固定に有効に利用さ
れるためには0.010%以下で少ないほど良い。さら
に1本発明ではSの固定を目的としてOaを鋼中に添加
しているが。
Oa以外でもSの固定に有効な元素1例えばYをふくむ
[M&或はMg、 Ba等のアルカリ及びアルカリ土類
金属の内の1棟以上を単独に或はOaと併用して添加し
てもよい。
本発明に係る[綴鋼管の製造工程は熱間圧延の1までも
良く、或は熱間圧延直後の制御冷却工程。
更には圧延材を規準、焼き戻し或は焼き入れ焼き戻しす
る等通常の鋼、材に使用される製造工程を適用する事が
できる。更に、電縫鋼管の一部又は全体に規準、焼き戻
し或は焼き入れ焼き戻しする工程、ないしけ造管後の温
間絞9等の加工熱処理技術を通用してもよい。何れの工
程を適用又は併用するかは強度、靭性などの特性確保の
必要に応じて決定すればよい。
更に1本発明においては電縫浴接熱影響部の介在物をA
!、o、濃度の低い組成に制御することが特徴であるが
、これは実施例でも述4るように製9!A精錬プロセス
に用いる全耐火物に占めるU、O,の割合が重量%で2
0X以下である場合に初めて達成できる。従って、転炉
内張シ練瓦、取鍋用耐火物。
2次精錬設備用耐火物、タンディツシュ内装及びノズル
用耐火物、或は連続鋳造鋳型まわりの耐火物は、 AL
、o3の割合が重tXで20X以下でなければならない
。第8図は精錬設備に使用する耐火物中の総AhOsk
を種々の割合に変化させたnI錬工程を経て製造した電
縫−管の電縫浴接熱影響部における介在物中のA!to
3の@度を示した図である。
即ち、製鋼精錬プロセスに用いる全耐火物に占めるAl
2O3の割合が1貴にで20%を超えるような場合にお
いては電縫浴接熱影響部における介在物の組成中に占め
るM2O3のm度が50〜を超えてしまい、低融点の介
在物が容易に生成し、ひいては電縫溶接熱影響部の低温
靭性を著しく劣化させる仁とになり、本発明の効果を全
く実現することが出来、ないことが明かである。
尚、本発明においてZrを脱酸に使用する目的の一つは
、溶鋼中の酸素濃度を下げて添加したOaをSの固定に
有効に作用させる事にもあるので、 Zrによる脱酸は
Oaの添加前に行うことが必要であり。
更にZrを添加後FLH処理などの真空処理によって@
鋼中の酸素濃度を下げることが好ましい。その酸素製型
は、0.01X以下であって、かつ出来るだけ低い方が
良い。
以下本発明の効果を実施例により更に具体的に述べる。
(実施例) @1表に示す組成の鋼を全耐火物中のA1!03の含有
量が20に以下である精錬工程によって溶製し。
12.7 m厚の鋼板に熱間圧延後通常の工程によって
外径406mの電縫鋼管とした後、上記と同様の手法で
耐サワー性の評価試験を行った結果を第1表に併せて示
す。
第1表より明らかなごとく本発明鋼管では電縫部及び母
材において水素膨れ割れは発生しておらず、かつ電縫部
においても靭性の低下は非常に小さいのに対し、比較鋼
管では電縫部に板面垂直型の水素膨れ割れが発生すると
ともに電縫部のvTrsが母材のそれに比べて著しく上
昇するか、もしくは母材のvTrsが上昇しており、母
材部或は電縫溶接部の靭性が著しく低下している。また
、比較鋼管の内33と34は全耐火物中のA!!03含
有量がそれぞれ32Nと68%である精錬工程によって
溶製した鋼を素材として製造した電縫鋼管であり。
化学組成は本発明の要件を満たすものの、#接熱影響部
の介在物中に占めるM2O3の濃度が5ONを超えてし
まい、介在物が板状となって低fif性が劣化した例で
ある。
(発明の効果) 上述の実施例からもわかる通り、本発明はpHが低く厳
しい環境においても水素膨れ割れが無くかつ低温靭性の
優れ次高靭性電縫鋼管を提供する事を可能にしたもので
あり、産業の発展に貢献するところ極めて大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電縫鋼管の衝合部とその両側の板状に変形した
酸化物系介在物の昇任領域を示す模式図。 第2図は試験片の採取要領を示す図、第3図はU8T 
探傷方向を示す図、第4図は鋼中Zrfiと板面垂直型
膨れ割れの面積率との関係を示す図、第5図は鋼中Al
tと板面垂直型膨れ割れの面積率との関係を示す図、第
6図はZ r /Aiの値と母材の破面遷移温度の関係
を示す図%第7図は鋼中zrtと破面遷移温度差ΔvT
rsの関係を示す図、第8図は精錬設備に用いる耐火物
中のA1.o3含有量とその精錬工程を経て製造した電
縫鋼管の電縫HAZ部における介在物中のA!203$
度との関係を示す図である。 1・・・電縫鋼管、2・・・電縫衝合部、3・・・熱影
響部。 4・・・溶接方向、5・・・試験片。 代理人 弁理士  秋 沢 政 光 他1名 7N図 汁δ図 精錬sQ備1ぐ用(16耐火物中のAOzOs含有量(
蹴2)7I′4図 話中Zとジ震度(wl) 丼5図 鉗中AΩ5J!度 ′に6図 Zy/A12 Cwtl/wtヅ、) 27図 砿中ZY量(wt’/、) 自発手続補正書 昭和62年1月23日 特f’Prf艮゛白′殿 1、事件の表示 特願昭61−281841号 2、発明の名称 耐サワー性の優れた高靭性電縫鋼管 3、補正をする者 事件との関係  出 願 人 住    所 東京都千代田区大手町2丁目6番3号名
    称 (665)新日本91蝋株式会社4、代理
人 居    所 東京都中央区日本橋兜町12番1号補正
の内容 Ti+Zr i、明ms第32頁第1表(その2)の A1  の欄
のNo、13のj’o、825J を jo、824J
 と、No。 20の[1,+25Jをjl、174J と補正する。 自発手続補正書 昭和63年2月24日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Al:0.005%超〜0.05%、 Ca:0.0005〜0.008% に加えて、 Zr:0.001〜0.015% を含有し、かつ P:0.015%以下、 S:0.003%以下 に制限し、Zr/Alの値が2未満であつて、残部Fe
    及び不純物からなる電縫鋼管用鋼を素材として用い、溶
    接熱影響部の介在物に含まれるAl_2O_3の濃度が
    50%以下である溶接部を有する事を特徴とする耐サワ
    ー性の優れた高靭性電縫鋼管。
  2. (2)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8% に加えて、 Cr:0.2〜3.0%、 Ni:0.1〜1.0%、 Cu:0.2〜0.6% の1種又は2種以上を含有し、さらに Al:0.005%超〜0.05%、 Ca:0.0005〜0.008% に加えて、 Zr:0.001〜0.015% を含有し、かつ P:0.015%以下、 S:0.003%以下 に制限し、Zr/Alの値が2未満であつて、残部Fe
    及び不純物からなる電縫鋼管用鋼を素材として用い、溶
    接熱影響部の介在物に含まれるAl_2O_3の濃度が
    50%以下である溶接部を有する事を特徴とする耐サワ
    ー性の優れた高靭性電縫鋼管。
  3. (3)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8% に加えて、 Mo:0.10〜1.0%、 V:0.01〜0.15%、 Ti:0.005〜0.10%、 Nb:0.01〜0.15% の1種又は2種以上を含有し、さらに Al:0.005%超〜0.05%、 Ca:0.0005〜0.008% に加えて、 Zr:0.001〜0.015% を含有し、かつ P:0.015%以下、 S:0.003%以下 に制限し、(Ti+Zr)/Alの値が2未満であつて
    、残部Fe及び不純物からなる電縫鋼管用鋼を素材とし
    て用い、溶接熱影響部の介在物に含まれるAl_2O_
    3の濃度が50%以下である溶接部を有する事を特徴と
    する耐サワー性の優れた高靭性電縫鋼管。
  4. (4)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8% に加えて、 Cr:0.2〜3.0%、 Ni:0.1〜1.0%、 Cu:0.2〜0.6% の1種又は2種以上、及び、 Mo:0.10〜1.0%、 V:0.01〜0.15%、 Ti:0.005〜0.10%、 Nb:0.01〜0.15% の1種又は2種以上を含有し、さらに Al:0.005%超〜0.05%、 Ca:0.0005〜0.008% に加えて Zに:0.001〜0.015% を含有し、かつ P:0.015%以下、 S:0.003%以下 に制限し、(Ti+Zr)/Alの値が2未満であつて
    、残部Fe及び不純物からなる電縫鋼管用鋼を素材とし
    て用い、溶接熱影響部の介在物に含まれるAl_2O_
    3の濃度が50%以下である溶接部を有する事を特徴と
    する耐サワー性の優れた高靭性電縫鋼管。
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