JPS63259051A - 耐サワ−性の優れた高靭性電縫鋼管用鋼 - Google Patents

耐サワ−性の優れた高靭性電縫鋼管用鋼

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JPS63259051A
JPS63259051A JP9144487A JP9144487A JPS63259051A JP S63259051 A JPS63259051 A JP S63259051A JP 9144487 A JP9144487 A JP 9144487A JP 9144487 A JP9144487 A JP 9144487A JP S63259051 A JPS63259051 A JP S63259051A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐サワー性の優れ念高靭性電縫鋼管用鋼に係わ
り、さらに詳しくは例えば石油・天然ガス掘削、輸送或
は貯蔵などにおいて、湿潤硫化水素を含む埋填化にあっ
ても割れ抵抗の高い高靭性電縫鋼管用鋼に関する。
(従来の技術) 近年生産される石油・天然ガス中には硫化水素を含む場
合が非常に多く、更に海水、淡水などの水が共存する場
合には、鋼表面で起こる腐食に基づく減肉だけではなく
、腐食によって鋼表面で発生し九水素が鋼中に進入する
ことによって破壊を起こすことがあり、問題となってい
る。この破壊は、高張力鋼にふるくから認められる硫化
物応力腐食割れとは異なり、外部からの付加応力が無く
とも発生が認められる。
この破壊は、環境中から進入し念水素が、母材中に存在
する圧延方向に長く延びたMnSなどのA系硫化物系介
在物と地鉄との境界に集積してガス化し、そのガス圧に
よって発生するもので、前記Mn8等のA系硫化物系介
在物が鋭い切り欠きとなり、これを割れの核として板面
平行割れに成長し、この板面平行割れが板厚方向に連結
されるものである。この種の割れを以下「水素膨れ割れ
」と呼ぶ。
こうし念水素膨れ割れに対する抵抗の高い鋼について、
従来から様々な研究がなされ、種々の鋼が提案されてい
る。それらは例えば特公昭57−ゝ− 17065号公報、或は特公昭57−16184号公報
等にその代表例がみられるごとく、Cuや00添加によ
る割れ防止、極低S化によるMnSの減少、 03或は
希土類元素などの添加によるSの固定などを利用するも
のであって、これらの技術によって現在までにかなり厳
しい環境に耐え得る鋼が開発されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで電縫鋼管はホットコイルなどの鋼板を底形し、
電縫溶接する管であって、云うまでもなく鋼板との決定
的な相違は、溶接部および溶接熱影響部が存在する事で
ある。然るに、電縫溶接部周辺の耐サワー性について検
討された例は従来殆んど見あたらない。何故ならば、通
常製造工程においてMnE+などのA系硫化物系介在物
が多く存在するのは、大型値塊では逆V偏析部であり、
連鋳片では中心偏析部であって、鋼板のエツジ部には殆
ど存在しないなどの理由から、鋼板のエツジ部同士を電
縫溶接して製造するt)わゆる単幅材では、電縫溶接部
周辺部分の耐サワー性は良好であると理解されてき九か
らである。
また、1つのホットコイルを幅方向2以上に分割したう
えで製造するいわゆる多条取りの電縫鋼管では、逆V偏
析部や中心偏析部などの水素膨れ割れ感受性の高い部分
が電縫溶接部の一方或は両方に位置するため、水素膨れ
割れに対する認識はちつ穴が、この場合にも対策として
、主にMn8などのA系硫化物系介在物の減少と、9ク
ロ偏析の軽減といつ比母材と同様の対策が施されてき念
これに対し本発明者らは電縫鋼管の電縫溶接部について
耐サワー性を詳細に検討した結果、MnRなどの硫化物
系介在物が存在しない場合でも、電縫溶接部に水素膨れ
割れを生ずる場合があや、しかも電縫溶接部の場合には
板面垂直割れ型の水素膨れ割れであるということが母材
部の場合とは異なっていることを見いだ[7た。更にこ
の水素膨れ割れは、本質的に鋼板エツジ部にミクロ偏析
の少ない単幅材であっても発生することが分かつfr、
この割れは従来知られていないものであって、母材の板
面平行型水素膨れ割れと同等或はそれ以上に重大な問題
である。しかもこの割れは、従来・7)水素膨れ割れに
対する対策鋼を使用した電縫鋼管であっても発生し、従
来技術では防止できなかつ念。
一方近年石油・天然ガスが産出される地域はアラスカ、
ソ連、北極海といつ次極寒地にまで広がっており、こう
し念地域で使用されるラインパイプには、母材および電
縫溶接部の両方において低温靭性の優れていることが要
求される。このとき産出される流体中に硫化水素を含む
場合には、低温靭性とともに耐サワー性も必要であるこ
とは云うまでもない。
電縫鋼管においては、溶接部の靭性が母材に比べて低下
する九め、電縫溶接部も含めて靭性の優れ九電縫鋼管に
ついても従来から様々な研究がなされ、種々の方法およ
び鋼管が提案されている。
例えば特開昭54−1 :(6512号公報、特開昭5
7−140823号公報、特公昭58−53707号公
報あるいは特公昭58−53708号公報等にその代表
例がみられるごとく、熱延工程の仕上げ温度および巻き
取り温度の管理による素材の靭性向上、造・ifl&冷
却速度の制限による結晶粒度の制御、固溶Nの減少、N
b或はVによる結晶粒の微細化などを利用するものであ
って、これらの技術によって現在迄に靭性のかなり優れ
次電縫鋼管が開発されている。しかしながらこれらの電
縫鋼管は通常の環境で使用される物であって、硫化水素
や水を含んだいわゆるサワー環境で使用することを考慮
し九ものではない。
本発明者らは、電縫鋼管の電縫溶接部の靭性についても
詳細に検討し之結果、耐サワー電縫鋼管の電縫衝合部に
おいて靭性が母材に比べて著しく劣化する場合があるこ
とをみいだした。しかしてこの場合上述の各種従来技術
をもってしても改善されないこともわかつ念。
本発明者らは、こうし念板面垂直型という全く新しいタ
イプの水素膨れ割れに対する抵抗と靭性の両方の高い鋼
管を開発せんとして研究を続けて来九結果、第1図に模
式的に示す電縫鋼管1の電縫溶接部の水素膨れ割れ及び
靭性低下の原因は、電縫衝合部2およびその両側z1お
よびz2が500μm以内の熱影響部3に存在する板状
の酸化物系介在物であることを突き止め次。
更にこれら板状の酸化物系介在物のうち、第1図に示さ
れる電縫衝合部2の両側ZL  =Z2...。
500μm以内の横断面でみ九介在物の形状として板厚
方向の長さと円周方向の長さの比が2以上で、かつ長径
2μm以上の介在物が水素膨れ割れ発生の核となること
、板厚方向の長さと円周方向の長さとの比が2以上で、
かつ長径2μm[上の介在物が11J2  あ念すの横
断面中に5個を越えて存在するような酸化物系介在物の
密度となるときには、核発生し之水素膨れ割れが相互に
結合して巨視的な割れに成長することを見いだし念。
さらに本発明者らの研究によれば、これら板状の酸化物
系介在物は、Oa 、 At f主咬分とする複合酸化
物であり、母材中に予め存在した球状に近いこの酸化物
系介在物が、電縫溶接時の熱影響によって鋼の融点近く
にまで加熱され几うえスクイズロールによって両側から
加圧されるために、板状に変形して生成することが明ら
かとなつ九。
本発明者らは以上の知見に基づき、既に特願昭61−2
81841号により従来より主に脱酸を目的として添加
されてき&Alt−極力減少させ。
Ti或9Zrf脱酸元素として使用することによって母
材及び電縫溶接部の耐サワー性と靭性に優れ九電縫鋼管
を提案している。その要旨とするところは、重量慢でO
: 0.02〜0.35%、 si :0.1〜1.8
%、Mn:0.1=1.8%、A1:0、f) 05%
超超−0,05%、 Oa : 0.0005〜゛o、
o o s%に加えて、Zr : tl、001〜O,
015%含有し、かつP:0.015%以下、 S :
 0.fl 03%以下に制限し、Zr Z Alの値
が2未満であって、あるいはさらK(k) Cu : 
0.2〜0.6 % 、 Ni : ’1.1〜i、o
%、 Or : 0.2〜3.Q%の1種又は2種以上
、又H(B)Mo : 0.10− L、i) % 、
 Nb : 0.01〜0.15% 、 Ti : 0
.005〜O,L 0%、 v : o、o i 〜f
1.15%の工程又は2株以上の(A) (B)いずれ
か一方、又は両方を含有し、残部Fe及び不純物からな
る電縫鋼管用鋼を素材として用い、溶接熱影響部の介在
物に含まれるAlzO5の一度が50%以下である溶接
部を有することを特徴とする耐サワー性の優れた高靭性
電縫鋼管に関するものである。
本発明者らは更に広範囲な調査研究を推進し念結果、T
i 、 Zrの他に’ra或はHfヲ脱酸剤とじて使用
すると、Ta 、 Hfは何れも酸化力が強いので。
鋼中にA1が存在してもその酸化を抑制し主要な介在物
成分となりうろこと、更にはその結果鋼中の介在物の5
0%以上がTa或はHfを含有し、これら介在物は溶接
熱影響部にあっても溶接時に板状に変形しが念いことを
突き止め食。
ところで従来Ta f脱酸に使用した例は殆ど無い。特
開昭53−62725号公報にはAI 、 Zr。
V 、 Nb 、 Ta 、 Hf  の炭窒化物の少
なくとも50饅が0.05μm以上であることを特徴と
する高靭性熱影響部を持つ溶接構造用鋼が提案されてい
る。
しかしながらこの場合のTa 、 Hfは、炭窒化物を
生成する念めに添加するものであって、本発明のように
酸化物として鋼中に存在して添加効果を発揮するもので
はない。更に、添加したTa 、 Ifが炭窒化物を生
成すると、鋼中介在物の50%以上がTa 、 Hfの
酸化物を含有することが困難となり、介在物の板状化を
防止することは出来ない。また、Ta、 Hf ’i 
0.1%以下含有し、さらK(P+5N)が0.03%
以下であるような溶接構造用鋼が特開昭55−4736
6号公報に見られるが、この場合も特開昭53−627
25号と同じく炭窒化物生成による溶接部靭性の改善を
目的とし念ものである。これらも鋼中にTa 、 Hf
の酸化物を50%以上生成しないため、介在物の板状化
による靭性劣化を防止することは出来ない。
本発明は、電縫衝合部靭性の低下および電縫溶接部の板
面垂直型水素膨れ割れが、溶接熱影響部に存在する板状
の酸化物系介在物によって発生する事を解決する為にα
され念ものであって、 ’ra戒はIf f:脱酸元素
として使用することにより鋼中の酸化物系介在物の組成
を制御し、耐サワー性と靭性の優れ九電縫鋼管用鋼を提
供する事を目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは電縫衝合部及びその熱影響部にあっても電
縫溶接時に板状に変形しが九い介在物を有する高靭性鋼
を開発せんとして検討を重ね、従来炭化物或は窒化物と
して鋼の特性を改善する几めに添加されてきたTa 、
 Hf f主な脱酸剤とじて使用することによって鋼中
の介在物の組成を制御し、電縫溶接部の耐サワー特性に
優れ、しかも母材及び溶接部の靭性の極めて優れ九電縫
鋼管用鋼を得られることを見いだし、本発明はこうし次
知見に基づいてなされたものである。
第1の本発明は、重量係で、O:0.01〜0.35%
、 Eti : 0.1〜1.8%、 Mn : 0.
1−1.8%、 Oa : 0.001 = 0.00
8%に加えて、TaもしくはHfのうち1種又は2種を
合計で0.001〜1.0%を含有し、かつAl : 
0.05俤。
? : 0.015%、 8 : 0.Q O3%以下
に制限し、残部はPe及び不純物からなり、鋼中介在物
の50係以上がTa 、 Hfの酸化物を含有すること
を特徴とする耐サワー性の優れた高靭性電縫鋼管用鋼で
ある。
第2の本発明は、重量慢で、O:0.01〜0.35%
、 8i : 0.02−0.5%、 Mn : 0.
1=1.8% 、 Oa : 0.002〜0.008
%に加えて、’raもしくはHfのうち1種又は2種を
合計でo、o o i〜1.0優を含有し、かつAt 
: 0.05% P eo、015%、 S : f)
、003%以下に制限し、さらにOu : 0.2−0
.6 % 、 Ni : 0.1〜1.0%、ar:0
.2〜3.0%のうち1種又は2種以上を含み、残部は
Fe及び不純物からなり、鋼中介在物の50%以上がT
a 、 Hfの酸化物を含有することを特徴とする耐サ
ワー性の浸れ比高靭性電縫鋼管用鋼である。
第3の本発明は、重量係で、c : o、o i〜0.
35%、 Si : fl、+32〜0.5%、 Mn
 : fl、L 〜1.8%、 Oa : 0.001
〜0.008 %に加えて、TaもしくはHfのうち1
種又は2種を合計で0.00 L 〜1.0%を含有し
、かつAI : 0.05%%F : 0.015 %
 、 S : 0.003%以下に制限し、さらにMo
 : O,L −1,0%、v:o、ot 〜o、ts
%。
Nb : 0.01〜0.15%のうち 1種又は2種
以上を含み、残部はFe及び不純物からなり、鋼中介在
物の50%以上がTa 、 Hfの酸化物を含有するこ
とを特徴とする耐サワー性の優れ念高靭性電縫鋼管用鋼
である。
第4の本発明は、重t%で、O: 0.01〜035%
   、   Si   :   イ1.0 2 〜0
.5  %  、   Mn   :   0.1  
=  1.8  % 。
Oa : 0.00 L 〜0.008%に加えて、’
raもしくはHfのうち1種又Vi2種を合計で0.0
01〜1.0%を含有し、かつAl : 0.05%、
P:0.015囁、 S : 0.003%以下に制限
し、さらにTi:0.002〜0.1 % 、 Zr 
: 0.002〜0.02%のうち1種又は2種を含み
、残部はFe及び不純物からなり、鋼中介在物の50%
以上がTa 、 Hfの酸化物を含有することを特徴と
する耐サワー性の優れた高靭性電縫鋼管用鋼である。
第5の本発明は、重量%で%O: 0.01〜0.35
 To 、 8i : 0.02−0.5%、Mn:0
.1〜L、8 % 、 C!a : 0.001〜0.
008%に加えて、Taもしく id Hfのうち1種
又は2種を合計でo、o o t〜■、0%を含有し、
かつAt : l)、05%。
P : 0.015%、 S : 0.0 [13%以
下に制限し、さらにOu : 0.2−0.6%、 N
i : 0.1− L、0%。
Or : 0.2〜3.0%のうち1種又は2種以上、
及びMo : 0.1−1.0%、  V : 0.0
1〜0.15%。
Nb : 0.01〜0.15%のうち1種又は2種以
上を含み、残部はF’e及び不純物からなり、鋼中介在
物の50%以上がTa 、 Hfの酸化物を含有するこ
とを特徴とする耐サワー性の優れ念高靭性電縫鋼管用鋼
である。
第6の本発明は、重量%で、 O: 0.f) 1〜0
.35%、 Si : 0.02=0.5%、Mn:0
.1〜1.8%、 Oa : 0.002〜0.008
%に加えて、’raもしく fiHfのうち1種又は2
種を合計で0.001〜L、O%含有し、かツAI :
 0.05%。
P : 0.015%、 8 : 0.f’303%以
下に制限し、さらにC!u : 0.2−0.6%、 
Ni : o、t # i、o%。
Or : 0.2〜3.0%のうち1種又は2種以上、
及びTi : 0.001〜0.1%、 Zr : 0
.001〜n、02 %のうち工種又は2種を含み、残
部はFe及び不純物からなり、鋼中介在物の50%以上
がTa 、 Hfの酸化物を含有することを特徴とする
耐サワー性の優れ次高靭性電縫鋼管用鋼である。
第7の本発明は、重量%で、 a : o、n t〜0
.35%、 Elf : 0.1〜1.8%、 Mn 
: 0.1〜1.8%、 Oa : 0.002〜0.
(] 08%に加えて、TaもしくはHfのうち1種又
は2種を合計で0.11 n l〜1.0%含有し、か
つAI : 0.05%。
P : l)、OL 5 ’1 、 S : n、11
03%以下に制限し、さらにMO: 0.1〜1.0%
、 V : 0.01〜0.15幅、 Nb : fl
、01〜0.15 %のうち1種又は2種以上、及びT
i : 0.l’l O1〜0.1%、 Zr : 0
.001〜f)、fl 2%のうち1種又は2種を含み
、残部はFe及び不純物からなり、鋼中介在物の50%
以上がTa 、 Hfの酸化物を含有すること1:!:
特徴とする耐サワー性の優れ次高靭性電縫鋼管用鋼であ
る。
第8の本発明は、重量幅で、c:n、oi〜0.35 
% 、Si  :  (1,02” 0.5 % 、 
 Mn  :  0.1 #t、q%、Oa:0.(1
01〜0.008%に加えて、TaもしくはHfのうち
1種又f′i2種を合計で11.001〜[,0%含有
し、かつAI : 0.05%、 P : 0.(11
5% 、 S : 0.003%以下に制限し、さらに
Cu:0.2〜0.h%、 Ni : 0.1 = 1
.0%、 cr: o、2〜3.0%のうち1種又は2
種以上、及びMQ : tl、L〜1.0%、 v :
 0.01〜0.1 s%、 Nb : 0.(I L
 〜0.15俤のうち1種又は2種以上、或は更にTi
:0.001〜f1.i%、 Zr : O,イ) O
l 〜0.02%のうち1種又は2種を含み、残部はF
e及び不純物からなり、鋼中介在物の50%以上がTa
 、 ’[(fの酸化物を含有することを特徴とする耐
サワー性の優れ穴高靭性電縫鋼管用鋼である。
以上の如く、板状に変形した介在文に、1′る板面垂直
型水素膨れ割れを防止するために、従来炭化物或は窒化
物として鋼の特性を改善する念めに添加されてき九Ta
、Hfを、 A1に代わる脱酸元素として含有せしめて
鋼中の酸化物系介在物の組成を制御し、電縫溶接部の耐
サワー特性に優れ、しかも母材及び溶接部の靭性の極め
て優れた電縫鋼管用鋼とし穴ものである。
以下本発明の詳細な説明する。
先ず本発明において各成分範囲を前記のごとく限定した
理由を以下に述べる。
Cは鋼の強度f、最も安定して向上させる基本的な元素
であるため、強度確保の±め0.01%以上含有させる
ことが必要であるが、0.35%を超えると鋼の靭性に
対して好ましくない影響があるので、0.0L〜0.3
5%とし念。 旧は強度を向上させる元素であるので0
.02%以上含有すべきであり、また靭性確保のため上
限含有量f:0.5%とし念。
Mn f′i強度上必要な元素なので0.1%以上含有
すべきであり、また溶接性及び靭性確保の九めには上限
含有量を1.8%とした。
Caは鋼中のS f Ca9として固定してMn8の生
成を防止することによって鋼材の耐サワー性を向上させ
る元素であって、鋼材の耐サワー性確保のためにはo、
o o i%以上含有させることが必要であるが、0.
008%を超えると、効果が飽和するので、 0.00
1%からo、o o s%の範囲とする。
’ra及びHfはAIに代えて脱酸に使用する元素であ
るが、o、o o i%以下では脱酸が不十分となり、
1.0%を超えて添加すると、炭化物或は窒化物を大量
に析出し鋼の靭性が劣化するので、o、o o i%〜
i、o%とする。
尚本発明者らは鋼の断面を詳細に調査し次結果、Ta 
、 Hf或はTaとHfで脱酸を行った場合には。
Ta及びHffe主成分とする酸化物は大きさが1μm
以下のものがほとんどであり、更にクラスター状の大型
介在物や表層介在物が著しく少ないことを見いだし念。
これらの知見もま九本発明に於てTa 、 Hf f 
Alに代えて含有せしめる理由となるものである。
一方AIは、主な脱酸剤として添加するとCaと板状に
変形し易い複合酸化物を生成するので少ない方がよいが
、Ta 、 HfおよびCa添加の際に精錬プロセスに
於て使用する耐火物より混入する場合や、或はTaもし
くはHfによる脱酸の補助として意図的に鋼中に添加す
る場合がある。しかし、これらの場合においても、  
AIが0.05%を超えてしまうと’raに変わって脱
酸の主要元素となってしまう九めに、介在物組成はA 
l 203とCaOの複合酸化物を含むものとなって、
就中電縫溶接時に電縫溶接部及び溶接熱影響部に存在す
る介在物が板状に変形してしまう。従ってその上限’に
0.05チとし念。
また、Pは水素膨れ割れ全伝播しやすくする元素である
ので、 0.015%以下とし念。
さらにSばMnと結合して水素膨れ割れの起点となるM
nSを作るので、耐サワー性確保のためには0.003
%以下に抑えた。
尚、鋼中介在物の50%以上がTa 、 Hfの酸化物
を含有することを本発明鋼の特徴としたのは、以下の実
輸に基づいている。
まず以下の実験に供した鋼の基本成分は、O:(1,0
3〜0.11%、 Si : l)、116〜−1.1
5%、Mn:0.61〜1.62%、 P : (1,
005〜0.(110%。
s:rl、o002%〜+]、tl 027%、  C
a :tl、I)(IOQ係〜0.0042%であり、
これらの@について耐サワー性及び靭性に対する介在物
の組成の影響を調べた。
試験材の艮造に当念っては、まず、上記のafe溶裂後
熱間圧延して11m5厚の鋼板とし念あと、通常の工程
によって電縫鋼管とし念。尚電縫溶接部にはシーム・ノ
ルマ(溶接部焼準)を施し九が、その加熱湯度は950
〜1020℃とし念。
これらの電縫鋼管から第2図に示す要領で肉厚t、=L
1mのgAgの電縫溶接部金倉んで厚さl2=9關9幅
W ” 20 y 、長さl = 100 Uの試験片
5を採取し、耐サワー性の評価試験に供した。
尚図中4は溶接方向である。
また別に母材自体からも同様な寸法、形状、採取方向の
試験片を採取して耐サワー性の評価試験に供し念。
耐サワー性の評価試験としては、上記の試験片をH2S
を飽和させ念5チMail水溶液に(1,5係0H3C
00Hを添加した溶液(温度25℃、 pH2,8〜3
.8)中に96時間浸漬して割れを測定し念。割れ発生
の有無は第3図に示す要領で、電縫溶接部を含む試験片
では試験片5の2断面について超音波探傷し、その後断
面の検鏡観察によって判定し念。第3図において、Pは
板面平行割れを対象とするUEIT探傷方向、Rは板面
垂直割れを対象とするU日T探傷方向である。母材自体
より採取し念試験片については第3図のPについてのみ
超音波探傷を行った。
一方靭性の評価試験としては、 J工S4号衝撃試験片
を電縫鋼管のC方向より採取して母材部或は衝合部にノ
ツチを入れ念ものを使用し、母材部の靭性値と母材部と
溶接部とにおける破面遷移温度の差ΔvTrS(=母材
部のvTrs−衝合部のvTrs)を測定し次。
第4図は全鋼中介在物の中に占める’raの酸化物を含
む介在物の割合が、板面垂直型水素膨れ割れの面積率に
与える影響を示し九図である。  Taの酸化物を含む
介在物の割合が50%未満では、板状介在物に起因する
水素膨れ割礼が多数発生しており、50%を超えると、
水素膨れ割れは全く発生しなくなることがわかる。
第5図は全鋼中介在物の中に占める’raの酸化物を含
む介在物の割合が、ΔvTrqに与える影響を示し九図
である。 Taの酸化物を含む介在物の割合が50%以
上では、電縫衝合部のvTrllが母材と同等であるの
にたいして、50%未満では、電縫衝合部のvTrll
が母材に比較して著しく劣化してしまうことがわかる。
この劣化はとりもなおさず衝合部付近に生成した板状介
在物に起因している。
第6図は鋼中Taa度とΔvTrs  との関係を示し
九図であるが、第4図、第5図の結果に示すようにTa
の酸化物を含む介在物の割合が50%以上になるように
するには、 Taを0.001%以上添加することが必
要であることがわかる。
尚、以上の結果は’raO代わりにHf i用いても、
あるいは’raとHfを同時に使用しても全く同様であ
つ念。
以上のように全鋼中介在物の中に占めるTa  および
Hfの酸化物を含む介在物の割合が50%以上になると
、板状介在物の生成全防止することができ、電縫衝合部
、母材共に耐サワー性および靭性に優れ九電縫鋼管用鋼
を得ることが出来る。
本発明においては上記の成分の他にそれぞれの用途に応
じて、Cu+ NI I C’r(Aグループ)の1種
以上、又はMO、Nb 、 v (Bグループ)の1種
以上、又はTi 、 Zr (Oグループ)の1種以上
のA、B、Oそれぞれのグループの中から1以上を単独
に或は併用して含有させることが出来る。
まず、Cu、NiおよびCrは、いずれも母材の耐食性
向上と鋼中への水素侵入量減少のために効果を有する。
Cuは0.20%未満では効果がな(,0,60%を超
えると熱間加工性に悪い影響を及ぼすので、0.20〜
0.60%の範囲に限定する。
Niは0.1%未満では効果がな(、F、0%を超える
と硫化物応力割れを誘発する恐れがあるので0、【〜1
.0%の範囲に限定する。尚Niは、Cuによる熱間脆
性を防止する目的で上記範囲においてOuと同時に添加
する事が出来るが、 この目的でNiを添加した鋼であ
っても本発明の範囲を何等逸脱する物ではない。
Orは0.2%未満では効果がな(,3,f)%を超え
ると鋼の靭性を低下させるので0.2〜3,0%の範囲
に限定する。尚Orは、Mn5O生1]Jl−防止する
事を目的として、Mnの含有量f O、15%未満とし
九個に添加して強度及び靭性を向上させる元素としても
活用することが可能であり、この他の鋼の場合も含め、
強度及び靭性を向上させる目的でOrを添加し九個であ
っても本発明の範囲を何等逸脱する物ではない。
次にMo 、 V 、およびNbは、いずれも鋼の強度
を向上させる元素であって、Mo u 0.10%以上
、Nb及びVは0.01%以上を含有させることによっ
て同等の強度向上効果を示すが、 MoHL、0%、T
i Id O,14以上、 Nb及びvi”io、1s
st超えて添加すると靭性を低下させる恐れがある次め
、MOは0.10〜1.0%、Nb及びV Id、 0
. OL〜0.15チの範囲に限定した。
さらにTi、 zrは鋼の強度を向上させ、しかもOa
と同様に鋼中のSをTiS或はZr8として固定してM
nSの生5Sl防止する有用な元素であるが、何れも0
.001%未満では効果がな(、Tieo、1%、 Z
rは0.02%を超えて添加すると靭性を劣化させるの
で上限値をそれぞれ0.1%、 0.02俤とし念。
上述の各合金成分はそれぞれ単独に、或は併用しても、
上記の制限範囲内に於て本発明が目的とする効果になん
ら支障を与えるものではない。
尚本発明鋼に於て、不純物のうちNiはo、oi。
%を超えると溶接性に問題を生じるので、出来るだけ減
少させるべきものであって、0.010%以下であれば
鋼の材質に著しい影響を及ぼさないが、歪時効の影響や
溶接部の靭性なども考慮すると少ないほど良い。一方C
aが日の固定に有効に利用されるためには、0(酸素)
f′io、005%以下で少ないほど良い。即ち本発明
においては TaおよびHfによって脱酸を行うもので
あるが、0が多いとそれだけ多量にTaおよびHf i
添加する必要がある。従って、この観点からも0は少な
いほど良い。
本発明においてはSの固定に03i用いているが、Sを
固定する働きを持つ他の元素、即ちMg 、 Y。
希土類元素を、Oaに代えて或はOaと併用して添加し
ても本発明の効果になんら支障を来すものでは々い。
本発明鋼の製造工程としては熱間圧延のままでも良く、
或は熱間圧延直後の劃−冷却工程、更には圧延材を焼卆
、焼戻し或は焼き入れ焼戻しするなどの通常の鋼材に使
用される製造工穆ヲ適用することが出来る。更に、本発
明鋼を使用して製造し九個管や容器の一部又は全体に、
焼準、焼戻し或は焼入れ焼戻しする工程を適用しても良
く、本発明の範囲を何等逸脱するものではない。何れの
工8を適用するかは強度、靭性などの特性確保の必要に
応じて決定すればよい。
本発明鋼はTa 、 Hf f主な脱酸剤として使用す
ることを特徴の一つとしているが、これはとりもなおさ
ず鋼中介在物の50%以上にTa 、或はHfの酸化物
を含有せしめることを目的とし念ものである。従って、
その脱酸順序には特に注意しなければならない。Ta 
、 Hfよりも強力な脱酸元素となり得る改分けTa 
、 Hfによる脱酸の前に添加してはならない。即ち、
通常の精練工種においてはTa 、 Hfは出鋼脱酸、
RHその他の二次精練設備での脱硫の次めの粉体吹き込
み直前、最中、或は直後、ないしはCa等の硫化物形態
制御元素添加直前に添加するのがよい。決して硫化物形
態制飼元素添加後に添加してはならない。これは Ca
等の強脱酸元素が鋼中にあると、Ta 、 Hfの酸化
を抑制し、 ’ra 、 Ifの酸化物が存在しにくく
なるためである。このような強脱酸元素としては例えば
y 、 Ce 、 Ca 、 Ba 、 Mg等が考え
られる。
(実施例〕 以下本発明の効果を実施例により四に具体的に述べる。
第1表に示す組成の鋼を、転炉、2次n煉設備を用いた
製鋼工程によって溶製して12.7mm厚の尺 鋼板に熱間嬌延後、通常の工程によって外径4061の
電縫#4管とし念後、上記と同様の手法で耐サワー性の
評価試験を行い、その結果を第1表に併せて示す。
第1表より明らかなごとく、本発明鋼を使用した鋼管で
は電縫部及び母材において水素膨れ割れHQ生しておら
ず、かつ電縫部においても靭性の低下は非常に小さいの
に対し、比較鋼を使用した州管では電縫部に板面垂直型
の水素膨汎割れが発生するとともに、電縫部のvTrs
が母材のそれに比べて著しく上昇するか、もしくは母材
のvTrsが上昇しており、母材部或は電縫溶接部の靭
性が著しく低下している。
また、比較鋼の内32Vi Taを十分に添加し念もの
の、  Alの添加過剰の為に靭性が低下し、同時に電
縫部に板面垂直型水素膨れ割れが発生し次側である。3
3と34、及び35はいずれもTa。
Hf或iTaとHfの合計が本発明の範囲を超え次もの
であって、介在物の板状化は防止できたものの、Taお
よびHfの炭化物或は窒化物が大忙に析出し、母材のv
Trsが上昇した鋼である。更に36は成分範囲が本発
明の範囲内にあるものの、 ’raとHfi酸化力の強
い脱硫材であるOa添加の後で添加し念ために、介在物
の50%以上がTaおよびHfの酸化物を含有すること
が出来なかつ九個である。
(発明の効果) 上述の試験結果からもわかる通り本発明は、石油、天然
ガス機側、輸送、貯蔵などの pHが低く厳しい環境に
おいても水素膨れ割れが無く、かつ低温靭性の優れ・穴
高靭性電縫鋼管用鋼を襦供する事を可能ならしめ念もの
であり、産業上貢献するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電縫鋼管の衝合部とその両側の板状に変形し九
酸化物系介在物の存在領域を示す模式図、第2図は試験
片の採取要領を示す模式図、第3図はUEIT探傷方向
を説明する図、第4図は全鋼中介在物の中に占める ’
r2の酸化物を含む介在物の割合が板面垂直型水素膨れ
割れの面積率に与える影響を示した図、第5図は全鋼中
介在物の中に占める’raの酸化物を含む介在物の割合
か△vTrsに与える影響を示し念図、第6図は鋼中T
a濃度とΔvTrsとの関係を示した図である。 l・・・電縫鋼管、2・・・衝合部、3・・・熱影響部
、4・・・溶接方向、5・・・試験片。 オ1図 714図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Ca:0.001〜0.008% に加えてTaもしくはHfのうち1種又は2種を合計で
    0.001〜1.0%含有し、かつAl:0.05%、 P:0.015%、 S:0.003% 以下に制限し、残部Fe及び不純物からなり、鋼中介在
    物の50%以上がTa、Hfの酸化物を含有することを
    特徴とする耐サワー性 の優れた高靭性電縫鋼管用鋼。
  2. (2)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Ca:0.001〜0.008% に加えてTaもしくはHfのうち1種又は2種を合計で
    0.001〜1.0%含有し、かつAl:0.05%、 P:0.015%、 S:0.003% 以下に制限し、さらに Cu:0.2〜0.6%、 Ni:0.1〜1.0%、 Cr:0.2〜3.0% のうち1種又は2種以上を含み、残部Fe 及び不純物からなり、鋼中介在物の50% 以上がTa、Hfの酸化物を含有することを特徴とする
    耐サワー性の優れた高靭性電縫 鋼管用鋼。
  3. (3)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Ca:0.001〜0.008% に加えてTaもしくはHfのうち1種又は2種を合計で
    0.001〜1.0%含有し、かつAl:0.05%、 P:0.015%、 S:0.003% 以下に制限し、さらに Mo:0.1〜1.0%、 V:0.01〜0.15%、 Nb:0.01〜0.15% のうち1種又は2種以上を含み、残部Fe 及び不純物からなり、鋼中介在物の50% 以上がTa、Hfの酸化物を含有することを特徴とする
    耐サワー性の優れた高靭性電縫 鋼管用鋼。
  4. (4)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Ca:0.001〜0.008% に加えてTaもしくはHfのうち1種又は2種を合計で
    0.001〜1.0%含有し、かつAl:0.05%、 P:0.015%、 S:0.003% 以下に制限し、さらに Ti:0.001〜0.1%、 Zr:0.001〜0.02% のうち1種又は2種を含み、残部Fe及び 不純物からなり、鋼中介在物の50%以上 がTa、Hfの酸化物を含有することを特徴とする耐サ
    ワー性の優れた高靭性電縫鋼管 用鋼。
  5. (5)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Ca:0.001〜0.008% に加えてTaもしくHfのうち1種又は2種を合計で0
    .001〜1.0%含有し、かつ Al:0.05%、 P:0.015%、 S:0.003% 以下に制限し、さらに Cu:0.2〜0.6%、 Ni:0.1〜1.0%、 Cr:0.2〜3.0% のうち1種又は2種以上及び Mo:0.1〜1.0%、 V:0.01〜0.15%、 Nb:0.01〜0.15% のうち1種又は2種以上を含み、残物Fe 及び不純物からなり、鋼中介在物の50% 以上がTa、Hfの酸化物を含有することを特徴とする
    耐サワー性の優れた高靭性電縫 鋼管用鋼。
  6. (6)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Ca:0.001〜0.008% に加えてTaもしくはHfのうち1種又は2種を合計で
    0.001〜1.0%含有し、かつAl:0.05%、 P:0.015%、 S:0.003% 以下に制限し、さらに Cu:0.2〜0.6%、 Ni:0.1〜1.0%、 Cr:0.2〜3.0% のうち1種又は2種以上及び Ti:0.001〜0.1%、 Zr:0.001〜0.02%のうち1種又は2種を含
    み、残部Fe及び不純物からなり、鋼中介在物の50%
    以上がTa、Hfの酸化物を含有することを特徴とする
    耐サワー性 の優れた高靭性電縫鋼管用鋼。
  7. (7)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Ca:0.001〜0.008% に加えてTaもしくはHfのうち1種又は2種を合計で
    0.001〜1.0%含有し、かつAl:0.05%、 P:0.015%、 S:0.003% 以下に制限し、さらに Mo:0.1〜1.0%、 V:0.01〜0.15%、 Nb:0.01〜0.15% のうち1種又は2種以上及び Ti:0.001〜0.1%、 Zr:0.001〜0.02% のうち1種又は2種を含み、残部Fe及び 不純物からなり、鋼中介在物の50%以上 がTa、Hfの酸化物を含有することを特徴とする耐サ
    ワー性の優れた高靭性電縫鋼管 用鋼。
  8. (8)重量%で C:0.01〜0.35%、 Si:0.02〜0.5%、 Mn:0.1〜1.8%、 Ca:0.001〜0.008% に加えてTaもしくはHfのうち1種又は2種を合計で
    0.001〜1.0%含有し、かつAl:0.05%、 P:0.015%、 S:0.003% 以下に制限し、さらに Cu:0.2〜0.6% Ni:0.1〜1.0%、 Cr:0.2〜3.0% のうち1種又は2種以上及び Mo:0.1〜1.0%、 V:0.01〜0.15%、 Nb:0.01〜0.15%のうち1種又は2種以上或
    は更に Ti:0.001〜0.1%、 Zr:0.001〜0.02% のうち1種又は2種を含み、残部Fe及び 不純物からなり、鋼中介在物の50%以上 がTa、Hfの酸化物を含有することを特徴とする耐サ
    ワー性の優れた高靭性電縫鋼管 用鋼。
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