JPS6125109A - 光フアイバ接続用結合部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は光ファイバ心線の端部被覆を除去して・露出さ
れた光ファイバを、該光ファイバ径よりわずかに大きい
内径ををする光ファイバ挿通孔に、その両側から挿入す
ることにより光ファイバの接続を実現する光ファイバ接
続用結合部材に関するものである。

（従来技術と問題点） 第１図は従来の光ファイバ接続用スリーブ（１）の外観
図（同図イ）及び縦断面図（同図口）を示すものである
。スリーブ（１）はセラミックで構成されており、スリ
ーブ長は１０ｗｍ１光フ１イバ径１２５ｍ＋＋φに対し
て光ファイバ挿通孔■の内径は！　２８　ｗｍφで、中
央部にマツチングオイル用の穴（３）が設けられている
。

上記光ファイバ接続用スリーブ（１）を用いて光ファイ
バを接続する場合、通常光ファイバ心線（４の端部被覆
を除去して光ファイバ■を露出させ、その端末を鏡面切
断した後、第２図に示すようにスリーブ（１）の光ファ
イバ挿通孔■の両側から光ファイバ■を挿入し、穴（３
）に注入されているマツチング剤０によりフレネル反射
を防止し、良好なる光ファイバの接続を実現するのであ
るが、実際には次の二つの問題点を有している。

即ち、第１の問題点は、スリーブ内において光ファイバ
の端面が相互に突き当ったかどうかは目で確認できず、
光ファイバの挿入時の指の感覚に頼っているのが現実で
ある。この結果良好なときは接続部の損失は０．１　ｄ
Ｂ以下であるが、最悪値が３ｄＢ以上にもなることがし
ばしばあった。

第２の問題点はフレネル損防止用のマツチング剤の流出
である。即ち第１図及び第２図に示すように、マツチン
グ剤の挿入及び逃げとしてスリーブ（１）に設けた穴（
３）から、長期間のうちにマ・ノチング剤が流出してし
まうことである。実験によると、振動１０Ｈ２１振輻±
５■簡の振動を２００時間与えると、当初０．１ｄＢで
あった損失が０．４ｄＢに増大し、その後再びマツチン
グ剤を付加すると０．１ｄＢにもどるという結果からも
明らかなように、振動によりマツチング剤が外部に流出
してしまうという欠点を存している。

（発明の開示） 本発明は」二連の問題点を解消し、損失の少ない光ファ
イバの接続部を実現する改良された光ファイバ接続用結
合部材を提供するもので、接続用スリーブの外周中央部
に切欠部が設けられており、との切欠部はスリーブ断面
にお４いて光ファイバの外径より小さい範囲でスリーブ
内径部が露出されていることを特徴とするものである。

以下図面について本発明の光ファイバ接続用スリーブを
説明する。第３図は本発明に係る光ファイバ接続用スリ
ーブの外観図（同図イ）、縦断面図（同図口）及び中央
部における横断面図（同図ハ）である。接続用スリーブ
［相］は外周中央部に切欠部０２１を有しており、その
部分で接続用スリーブ（ト）の肉厚がうすくなっている
。上記切欠部０７Ｊは第３図（ロ）及び（ハ）に示すよ
・５に深さくｄ）を存しているが、これにより内径の一
部が軸断面において幅（α）だけ露出している（第３図
ハ参照）。この幅（４）は光ファイバの外径より小さい
範囲に設定されている。又切欠部０２１の軸方向長さＬ
は光ファイバの外径の５倍以上あればよい。即ち上記切
欠部の軸方向長さしをパラメータにしたときのスリーブ
からの光ファイバ引抜き力を第４図に示すが、ハンドリ
ング上５００９は必要なことを考えると、Ｌ＝０、［ｉ
＋＋＋＋以上あればよく使用する光ファイバ外径が０．
１２５１■φでは外径の５倍以上光ファイバが露出して
おればよいことがわかる。

第５１図（４）は光ファイバ■の接続を終った接続用ス
リーブ（ト）を上下一組より構成されるハウジング１］
＠　（Ｉｅに収納した状態を示す縦断面図である。晃フ
ァイバ０の突合せ部にはマツチング剤機能を有した接着
剤（２０）が前述の切欠部Ｏｂよりスリーブ（ト）内に
注入され光ファイバ■を固定している。上部ハウジング
（１４１の中央部には接続用スリーブＯ１の゛切欠部Ｇ
Ｚに嵌合するシール部Ｑ９を具えており、これにより前
記接着剤（２０）の流出を防止する。父上部ハウジング
１１４１の両側内周面には感圧接着剤層を有しており、
上下ハウジング＋１４１　＋１１）を組合せたとき上記
感圧接着剤層により光ファイバ心線（４）の被覆部を固
定する。第５図（ｏｌはこのような上部ハウジングＧ４
の一例の縦断面図で、両側内周面に第１の接着剤層（＋
？６Ｌ）　、発泡フオーム層０８、第２の接着剤層（１
７６）及びセパレータＱ９を存しており、使用に際して
はセパレータＱ印を剥し第２の接着剤層（１７６）が光
ファイバ心線（４）の被覆部に接するようにする。又下
部ハウジング００には第５図（ハ）に示すように光ファ
イバ心線（４）のガイド用溝（２Ｉ）を有し、光ファイ
バ心線（４）を保持する。

さらに、光ファイバ接続用スリーブ（ト）を収納したハ
ウジングＱ４ｊ０９の外周上には、スリット（２３）を
有するスプリングスリープ（２２）が施されてハウジン
グ０４）　０６１を固定すると共にこれを保護する。こ
のスプリングスリープ（２２）のスリット（２３）の幅
（Ｓ）を光ファイバ心線（Φの外径より大きくすること
によりハウジング０４１　（１Ｇの組立後においても容
易に装着できる。

（実施例） 第３図に示すような接続用スリーブを作成した。材質は
セラミックを用い、スリーブ長１０＋ｎ、外径２龍φ、
光ファイバ挿通孔０．１２８−■φである。

その外周中央部に長さくＬ）　”　２　ａｍ　、深さは
内径の露出部（’Ｌ）　＝　０　、１　ｍになるよう設
定した。

上記スリーブを用いて、光ファイバ心線の被覆部外径０
．９■φ、光ファイバ径０．＋２５ｍ＋ｉφの接続を行
なった。光ファイバ心線端部の被覆を除去して光ファイ
バを露出させた後、光ファイバカッターで切断して鏡面
端部を得、上記接続用スリーブの光ファイバ挿通孔へ挿
入した。この際接続用スＩＪ　−ブの中央部には長さ２
ｍ１１の切欠部があるので、光ファイバの突合せ状態が
目視により確認することもできるし、倍率２０倍程度の
顕微鏡又はルーペによっても容易に観察することができ
る。

このようにして位置決めされた光ファイバに、接続用ス
リーブの切欠部からシアノアクリレ、−ト系の瞬間接着
剤を滴下した。接着剤の滴下によりフレネル損が防止で
き、ロスが０．２〜０．３ｄＢに改善されると共に、光
ファイバが接続用スリーブに固定される。

次にこのように光ファイバが接続された接続用スリーブ
を第５図に示すような上下１組よりなるハウジング内に
収納した。上部ハウジングの両側内周面には第５図（ロ
）に示すように感圧接着剤の層は四層構造で感圧接着剤
層（１７＾）、発泡フオーム０秒、感圧接着剤層（＋７
Ｊ）、セパレータ（＋！１１１で構成されており、使用
時にはセパレータを剥して上下ハウジングを締めること
により光ファイバ心線の被覆部が固定される。本実施例
においてはこれらの厚さは約１　、３　ｍｓであり、感
圧接着剤としてはアクリル系のもの、発泡フオームとし
ては発泡ポリエチレンを使用した。なお、上部ハウジン
グには開放防止用の逆テーバのツメをつけておいてもよ
い。

このようにハウジングに収納することにより、光ファイ
バの引抜き強度は１．５ｋｇ以上に向上した。

なおハウジングの長さは約５０霞宵、外径は約４　ｗｍ
φである。

さらに上記ハウジングの外周上にスリットををするスプ
リングスリープを装着することにより、より強固にかつ
安定したハウジング固定が実現した。なお、このときの
スプリングスリープの外径は約４．５ｍ−φである。

このようにして得られた光ファイバ接続部の平均損失は
１，１＝ｓｏで約０．２３ｄＢであり、最大でも０．５
３ｄＢ　ｉ？あった。又１０Ｈ２、±５　ｍ＋＋、２０
０時間（７）振動後も平均損失は０．２９ｄＢで殆んど
変化のない値を示した。

（発明の効果） 上述した本発明の光ファイバ接続用結合部材によれば、
スリーブ内の光ファイバの端面間隔を目視又は顕微鏡を
用いて観察しながら位置調整できるので、接続損失が従
来のような１ｄＢを超えるようなものがなく、平均損失
が０．２３ｄＢと低損失で、かつ安定した接続部が得ら
れる。

又マツチング剤の保存性においても、マツチング剤機能
を有した接着剤を使用することにょ°り長期間にわたっ
てスリーブ内にマツチング剤を維持することができる等
の利点ををするものである。

さらに、ハウジングによりスリーブ接続が保護されると
共に、感圧接着剤により容易に光ファイバ心線の被覆部
が固定でき安定した結合を維持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の光ファイバ接続用スリーブを示すもので
、同図（イ）は外観図、同図（ロ）は縦断面図で、第２
図はその接続吠聾を示す縦断面図である。第３図は本発
明の光ファイバ接続用スリーブで、同図（イ）は外観図
、同図（ロ）は縦断面図、同図（ハ）はスリーブ中央部
の横断面図、第４図は光ファイバ引抜力の特性曲線であ
る。 又第５図（イ）は本発明の接続用スリーブを用いた光フ
ァイバ接続部を、ハウジング内に収納した状態を示す縦
断面図、同図（ロ）は上部ハウジングの縦断面図、同図
（ハ）は中央部の横断面図、第６図はスプリングスリー
プの外観図である。 ＩＯ・・・本発明の接続用スリーブ、ＩＩ・・・光ファ
イバ挿通孔、Ｉ２・・・切欠部、１３・・・ハウジング
、１７＾、　＋７１！Ｉ・・・感圧接着剤層、２２・・
・スプリングスペーサ。 第　１　回 笑２回 算３図 Ｕの長ぐ（ｍｍ） 第５　図

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ファイバ心線の端部被覆部を除去して露出され
   た光ファイバを、該光ファイバ径よりわずかに大きい内
   径を有する光ファイバ挿通孔に挿入して接続する光ファ
   イバ接続用スリーブにおいて、該接続用スリーブの外周
   中央部に切欠部が設けられており、この切欠部はスリー
   ブ断面において光ファイバの外径より小さい範囲でスリ
   ーブ内径部が露出されていることを特徴とする光ファイ
   バ接続用結合部材。
2. （２）前記切欠部の軸方向長さが光ファイバ外径の５倍
   以上であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の光ファイバ接続用結合部材。
3. （３）切欠部を通じてスリーブ内にマッチング剤機能を
   有した接着剤を注入したことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の光ファイバ接続用結合部材。
4. （４）光ファイバ接続用スリーブをハウジング内に収納
   することにより切欠部がシールされることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の光ファイバ接続用結合部材
   。
5. （５）上記ハウジングは上下一組により構成されており
   、上部ハウジングの両側内周面に感圧接着剤層を有し、
   上下組合せることにより光ファイバ心線の被覆部が上記
   感圧接着剤層により固定されることを特徴とする特許請
   求の範囲第４項記載の光ファイバ接続用結合部材。
6. （６）下部ハウジングに光ファイバ心線のガイド用溝を
   有していることを特徴とする特許請求の範囲第４項記載
   の光ファイバ接続用結合部材。
7. （７）ハウジングの外周上に光ファイバ心線の外径より
   大きいスリット幅を有するスプリングスリープを装着し
   たことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載の光ファ
   イバ接続用結合部材。