JP2003098379A - 光コネクタフェルール、光コネクタ及び光コネクタ付光ファイバ心線 - Google Patents

光コネクタフェルール、光コネクタ及び光コネクタ付光ファイバ心線

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JP2003098379A
JP2003098379A JP2001287491A JP2001287491A JP2003098379A JP 2003098379 A JP2003098379 A JP 2003098379A JP 2001287491 A JP2001287491 A JP 2001287491A JP 2001287491 A JP2001287491 A JP 2001287491A JP 2003098379 A JP2003098379 A JP 2003098379A
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ferrule
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Yoshiaki Tamekuni
芳享 為國
Tomohiko Ueda
知彦 上田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ心線の被覆部の抜けを防止するこ
とができる光コネクタフェルール、光コネクタ及び光コ
ネクタ付光ファイバ心線を提供する。 【解決手段】 光コネクタフェルール10において、フ
ァイバ心線収容部材12のファイバ心線挿入孔12b
に、接着剤31が流し込まれ、光ファイバ心線20が挿
入されると、接着剤31の一部は、ファイバ心線挿入孔
12bの内壁面に形成された凹部14に滞留した状態で
固化される。したがって、光ファイバ心線20のポリア
ミド層22Bの外周の一部分には、凹部14に合致する
形状の固化接着剤の突起部16が形成される。それによ
り、接着剤31とファイバ心線収容部材12との界面に
おいて剥離が生じた場合には、突起部16と凹部14と
の間で投錨(アンカー)効果が生じるため、光コネクタ
フェルール10からの光ファイバ心線20の被覆部22
の抜けを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ心線を
被接続物に接続させる際に用いられる光コネクタフェル
ール、光コネクタ及び光コネクタ付光ファイバ心線に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光コネクタとしては、例えば、図
8で示すようなものがある。図8において、光コネクタ
80は、光コネクタフェルール81に光ファイバ心線8
2を保持固定することにより構成されている。光ファイ
バ心線82は、光ファイバ85と、この光ファイバ85
の周囲に設けられたファイバ被覆部86とからなってい
る。また、光コネクタフェルール81は、ファイバ収容
部材83とファイバ心線収容部材84とにより構成され
ている。ファイバ心線収容部材84に形成されたファイ
バ心線挿入孔87には、光ファイバ心線82が挿入さ
れ、ファイバ収容部材83に形成されたファイバ挿入孔
88には、光ファイバ心線82の被覆部86から露出し
た光ファイバ85の端部が挿入されている。そして、フ
ァイバ心線挿入孔87及びファイバ挿入孔88に接着剤
89を充填し、光ファイバ心線82と光コネクタフェル
ール81とを接着固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の光コネクタ80には、次のような課題が存在し
ている。すなわち、光コネクタ80に温度サイクルをか
けた場合、ファイバ被覆部86が伸び縮みを繰り返すこ
とで、ファイバ被覆部86が収縮しようとするため、接
着剤89とファイバ心線収容部材84との界面において
剥離が生じてしまうことがある。この場合には、ファイ
バ被覆部86が光コネクタフェルール81から抜けて、
光ファイバ心線82と光コネクタフェルール81との固
定強度が低下し、最悪の場合には光ファイバ85が断線
してしまうという可能性がある。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、光ファイバ心線の被覆部の抜けを防止す
ることができる光コネクタフェルール、光コネクタ及び
光コネクタ付光ファイバ心線を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバ心
線が挿入される第1挿入孔を有する第1フェルール部
と、第1挿入孔と連通され光ファイバ心線の被覆部から
露出させた光ファイバの端部が挿入される第2挿入孔を
有する第2フェルール部とを備えた光コネクタフェルー
ルにおいて、第1挿入孔を形成する第1フェルール部の
内壁面には、光ファイバ心線を第1フェルール部に固定
させる接着剤を留めるための凹部が形成されていること
を特徴とする。
【0006】このような光コネクタフェルールに光ファ
イバ心線を保持固定させる場合は、第1挿入孔及び第2
挿入孔に接着剤を注入した後、第1挿入孔に光ファイバ
心線を挿入すると共に、光ファイバ心線の被覆部から露
出させた光ファイバの端部を第2挿入孔に挿入する。こ
のとき、接着剤の一部は、第1フェルール部の内壁面に
形成された凹部に入り込んだ状態で固化されるため、当
該凹部によって、光ファイバ心線の被覆部外周の一部分
には固化接着剤の突起部が形成される。したがって、そ
のような光コネクタフェルールに温度サイクルをかけた
場合、光ファイバ心線の被覆部が伸び縮みを繰り返すこ
とで被覆部が収縮し、接着剤と第1フェルール部との界
面において剥離が生じても、その接着剤の突起部と凹部
との間で投錨(アンカー)効果が生じる。これにより、
光コネクタフェルールからの光ファイバ心線の被覆部の
抜けを防止することができる。
【0007】また、凹部は、ネジ溝として構成されてい
ることが好ましい。この場合、第1フェルール部の内壁
面に容易に凹部を形成することができる。
【0008】また、本発明は、光ファイバ心線が挿入さ
れる第1挿入孔を有する第1フェルール部と、第1挿入
孔と連通され光ファイバ心線の被覆部から露出させた光
ファイバの端部が挿入される第2挿入孔を有する第2フ
ェルール部とを備えた光コネクタフェルールにおいて、
第1フェルール部には、第1挿入孔から第1フェルール
部の外面に向けて貫通し、光ファイバ心線を第1フェル
ール部に固定させる接着剤を留めるための貫通穴が形成
されていることを特徴とする。
【0009】このような光コネクタフェルールに光ファ
イバ心線を保持固定させる場合は、第1挿入孔及び第2
挿入孔に接着剤を注入した後、第1挿入孔に光ファイバ
心線を挿入すると共に、光ファイバ心線の被覆部から露
出させた光ファイバの端部を第2挿入孔に挿入する。こ
のとき、接着剤の一部は、第1フェルール部に形成され
た貫通穴に入り込んだ状態で固化されるため、当該貫通
穴によって、光ファイバ心線の被覆部外周の一部分には
固化接着剤の突起部が形成される。したがって、そのよ
うな光コネクタフェルールに温度サイクルをかけた場
合、光ファイバ心線の被覆部が伸び縮みを繰り返すこと
で被覆部が収縮し、接着剤と第1フェルール部との界面
において剥離が生じても、その接着剤の突起部と貫通穴
との間で投錨(アンカー)効果が生じる。これにより、
光コネクタフェルールからの光ファイバ心線の被覆部の
抜けを防止することができる。
【0010】本発明に係る光コネクタは、上記の光コネ
クタフェルールの第1挿入孔に光ファイバ心線を挿入し
て、光ファイバ心線の被覆部を第1フェルール部に接着
固定すると共に、被覆部から露出させた光ファイバの端
部を第2挿入孔に挿入して、光ファイバを第2フェルー
ル部に接着固定したことを特徴とする。このような光コ
ネクタにおいては、上述の投錨効果によって、光コネク
タフェルールからの光ファイバ心線の被覆部の抜けを防
止することができる。
【0011】また、例えば、被覆部は、光ファイバを覆
うように設けられた第1被覆層と、第1被覆層を覆うよ
うに設けられた第2被覆層とを有し、第2被覆層がポリ
アミド、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン系樹脂及びポ
リエステル系エラストマーのいずれかにより形成され
る。これらの材質を第2被膜層としている光ファイバ心
線は、一般的に光ファイバの突き出し現象が生じやすい
ため、本発明の作用効果、つまり、本光コネクタフェル
ールによる光ファイバ心線の被覆部の抜け防止が明確に
現れるようになる。
【0012】また、本発明に係る光コネクタ付光ファイ
バ心線は、上記光コネクタフェルールを光ファイバ心線
の端末に取り付けて形成したことを特徴とする。このよ
うな光コネクタ付光ファイバ心線においては、上述の投
錨効果によって、光コネクタフェルールからの光ファイ
バ心線の被覆部の抜けを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る光コネクタフェルール、光コネクタ及び光コネク
タ付光ファイバ心線の好適な実施の形態について詳細に
説明する。
【0014】まず、本発明に係る光コネクタフェルール
及び光コネクタの第1の実施形態について、図1〜3に
より説明する。
【0015】図1に示すように、本実施形態の光コネク
タフェルール10は、1本の光ファイバを保持固定する
単心用のものであり、ファイバ収容部材11とファイバ
心線収容部材12とで構成されている。ファイバ収容部
材11は、外径が例えば2.5mmの円柱状のジルコニ
アセラミックで形成されている。ファイバ収容部材11
には、軸心方向に延在し、光ファイバ(外径125μ
m)が挿入されるファイバ挿入孔13(直径126〜1
27μm)が形成されている。ファイバ収容部材11の
前端部11aの外周は面取りされ、そのため、光コネク
タフェルール10と被接続物(図示せず)との接続が容
易となる。また、ファイバ挿入孔13は、光ファイバの
挿入を容易にするために、ファイバ収容部材11の後端
部11b側でロート状に径が拡大されている。
【0016】ファイバ心線収容部材12は、例えばステ
ンレス製であり、大径円筒部12aと小径円筒部12c
とで構成されている。大径円筒部12aは、最大内径が
ファイバ収容部材11の外径と略同径(約2.5mm)
であり、外径が例えば3mmの円筒状をなしている。こ
のような大径円筒部12aに、ファイバ収容部材11の
後端部11bが圧入され固定されている。また、大径円
筒部12aの前端の外周には、円周方向に沿って複数個
の突出部15が形成されており、大径円筒部12aと突
出部15とにより光コネクタフェルール10のフランジ
部が形成されている。なお、突出部15は、光コネクタ
フェルール10のフード体(図示せず)に固定される。
また、小径円筒部12cは、ファイバ心線収容部材12
の後部に位置しており、その外径は例えば2mmとなっ
ている。
【0017】このようなファイバ心線収容部材12に
は、ファイバ収容部材11のファイバ挿入孔13と連通
され、光ファイバ心線が挿入されるファイバ心線挿入孔
12bが形成されている。このファイバ心線挿入孔12
bの径は、例えば1mmである。また、ファイバ心線挿
入孔12bを形成するファイバ心線収容部材12の内壁
面の後端側には、ファイバ心線収容部材12の中心軸線
を中心とした4本の環状溝14が所定の間隔だけ離間さ
せて形成されている。この環状溝14の断面は、略半円
形である。なお、環状溝14の断面は、半円形以外に角
形、鋸刃形などでもよい。
【0018】ここで、光コネクタフェルール10に挿入
される光ファイバ心線について説明する。図2に示すよ
うに、光ファイバ心線20は、光ファイバ21と、光フ
ァイバ21の周りに同心円上に形成された2層構造の被
覆部22とで構成されている。光ファイバ21の周りに
は、一次被覆としてシリコン層22Aが形成されてい
る。そして、シリコン層22Aの周りには、二次被覆と
してポリアミド層22Bが形成されている。このような
光ファイバ心線20の外径は0.9mmであり、ファイ
バ心線収容部材12のファイバ心線挿入孔12bの径よ
りも小さくなっている。なお、一次被覆の材質として
は、シリコンの他にUV樹脂等が用いられ、二次被覆の
材質としては、ポリアミドの他に、ポリオレフィン系樹
脂、ポリエステル系エラストマー及びポリ塩化ビニル
(PVC)樹脂等が用いられる。
【0019】次に、図3を参照しつつ、前述の光コネク
タフェルール10に光ファイバ心線20が保持固定され
た光コネクタ30について説明する。光コネクタ30を
形成する場合は、光コネクタフェルール10のファイバ
心線挿入孔12b及びファイバ挿入孔13に接着剤31
を流し込む。そして、光ファイバ心線20をファイバ心
線挿入孔12b内に挿入させると共に、光ファイバ心線
20の被覆部22から露出された光ファイバ21の端部
をファイバ挿入孔13内に挿入させる。これにより、光
ファイバ心線20が光コネクタフェルール10に接着固
定される。このとき、接着剤31がファイバ心線挿入孔
12bに流し込まれると、接着剤31の一部は、ファイ
バ心線収容部材12の内壁面に形成された環状溝14に
入り込んで滞留する。このため、接着剤31が固化する
と、環状溝14の部位では、環状溝14に合致するよう
な半円形断面の環状突起部16が形成される。
【0020】ここで、ファイバ心線収容部材12に環状
溝14を設けない場合には、以下の不具合が生じる。即
ち、光ファイバ心線20を保持固定した光コネクタに、
例えば−25℃〜75℃の温度サイクルをかけた場合、
シリコンに対してポリアミドの熱膨張係数が大きいため
に、ポリアミド層22Bが伸び縮みを繰り返し、シリコ
ン層22Aに対するポリアミド層22Bのフェルール軸
線方向へのズレが生じる。このポリアミド層22Bのズ
レにより、ポリアミド層22Bが接着剤31と共にファ
イバ心線収容部材12の内壁面から剥がれ、その結果、
ポリアミド層22Bがファイバ心線収容部材12のファ
イバ心線挿入孔12bから抜け出るおそれがある。
【0021】これに対し、本実施形態では、ファイバ心
線収容部材12の内壁面に接着剤留め用の環状溝(凹
部)14を形成したので、光コネクタ30に上記のよう
な温度サイクルをかけたときに、ポリアミド層22Bが
伸び縮みを繰り返すことでポリアミド層22Bが接着剤
31と共にファイバ心線収容部材12の内壁面から剥離
しても、環状溝14と環状突起部16との投錨(アンカ
ー)効果が生じる。つまり、接着剤31が、環状溝14
に引っかかってフェルール軸線方向にずれることが抑制
されるため、光ファイバ心線20のポリアミド層22B
がファイバ心線挿入孔12bから抜け出ることが防止さ
れる。従って、光コネクタフェルール10と光ファイバ
心線20との接着強度が高くなり、光ファイバ21が断
線してしまうことを防止できる。
【0022】続いて、本発明に係る光コネクタフェルー
ル及び光コネクタの第2実施形態について、図4及び図
5により説明する。なお、同一又は同等の構成要素には
同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0023】図4に示すように、光コネクタフェルール
40は、ファイバ心線収容部材12に形成された接着剤
留め用の凹部がネジ溝41である点で、第1実施形態の
光コネクタフェルール10と異なる。このネジ溝41
は、旋盤を用いてファイバ心線収容部材12の後端側か
ら切削加工することにより形成される。したがって、光
コネクタフェルール40においては、ファイバ心線挿入
孔12bの内壁面に、容易に接着剤留め用の凹部を形成
することができる。
【0024】続いて、図5に示すように、光コネクタフ
ェルール40のファイバ心線挿入孔12bに光ファイバ
心線20を保持固定させた光コネクタ50について説明
する。この光コネクタ50においては、接着剤31の固
化によって、ネジ溝41の部位に、ネジ溝41に合致す
るような螺旋状突起部51が形成される。この突起部5
1は、前述の環状突起部16(図3参照)と同様に、凹
部であるネジ溝41との投錨効果によって、光ファイバ
心線20のポリアミド層22Bのフェルール軸線方向へ
のズレを抑制する。これにより、光ファイバ心線20の
ポリアミド層22Bがファイバ心線挿入孔12bから抜
け出ることを防止することが可能となる。
【0025】また、本発明に係る光コネクタフェルール
及び光コネクタの第3実施形態について、図6及び図7
により説明する。図6に示すように、光コネクタフェル
ール60において、ファイバ心線収容部材12の小径円
筒部12cには、ファイバ心線挿入孔12bから小径円
筒部12cの外周面に向けて貫通した貫通穴61が、光
ファイバ心線の挿入方向(フェルール軸線方向)に直交
する方向にファイバ心線挿入孔12bと交差するように
3対形成されている。この貫通穴61は、ファイバ心線
挿入孔12bに流し込まれた接着剤31を滞留させるた
めに形成されたものである。
【0026】つまり、図7に示すように、光コネクタフ
ェルール60に光ファイバ心線20を保持固定させた光
コネクタ70を形成する際、接着剤31の一部が貫通穴
61に入り込み、固化することによって円筒状の突起部
71が形成される。したがって、前述の環状突起部16
(図3参照)及び螺旋状突起部51(図5参照)と同様
に、この突起部71と貫通穴61とで投錨効果が生じ、
光ファイバ心線20のポリアミド層22Bがファイバ心
線挿入孔12bから抜け出ることを防止できる。なお、
貫通穴61は、ファイバ心線挿入孔12bと交差するよ
うに形成されたものには限られず、少なくとも1つあれ
ばよい。
【0027】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、様々な変形が可能である。例えば、接着剤留め
用の凹部及び貫通穴は、ファイバ心線収容部材12の軸
線方向の全体にわたって形成してもよく、大きさや数な
どを適宜変更してもよい。また、上記実施形態は単心光
コネクタであるが、本発明は、多心光コネクタにも適用
可能である。更に、上記実施形態では光ファイバ心線の
被覆部を2層構造としたが、1層構造でもよく、あるい
は3層以上でもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る光コネクタフェルール、光
コネクタ及び光コネクタ付光ファイバ心線によれば、第
1挿入孔を形成する第1フェルール部の内壁面には、光
ファイバ心線を第1フェルール部に固定させる接着剤を
留めるための凹部が形成されているため、第1挿入孔に
挿入された光ファイバ心線の被覆部の抜けを防止するこ
とができる。
【0029】また、本発明に係る光コネクタフェルー
ル、光コネクタ及び光コネクタ付光ファイバ心線によれ
ば、第1フェルール部には、第1挿入孔から第1フェル
ール部の外面に向けて貫通し、光ファイバ心線を第1フ
ェルール部に固定させる接着剤を留めるための貫通穴が
形成されているため、第1挿入孔に挿入された光ファイ
バ心線の被覆部の抜けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光コネクタフェル
ールの断面図である。
【図2】図1に示す光コネクタフェルールに保持固定さ
れる光ファイバ心線の断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る光コネクタの断面
図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る光コネクタフェル
ールの断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る光コネクタの断面
図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る光コネクタフェル
ールの断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る光コネクタの断
面図である。
【図8】従来の一光コネクタフェルールの断面図であ
る。
【符号の説明】
10,40,60…光コネクタフェルール、11…ファ
イバ収容部材(第2フェルール部)、12…ファイバ心
線収容部材(第1フェルール部)、12b…ファイバ心
線挿入孔(第1挿入孔)、13…ファイバ挿入孔(第2
挿入孔)、14…環状溝(凹部)、16,51,71…
突起部、20…光ファイバ心線、21…光ファイバ、2
2…被覆部、22A…シリコン層(第1被覆層)、22
B…ポリアミド層(第2被覆層)、30,50,70…
光コネクタ、31…接着剤、41…ネジ溝(凹部)、6
1…貫通穴。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線が挿入される第1挿入孔
    を有する第1フェルール部と、前記第1挿入孔と連通さ
    れ前記光ファイバ心線の被覆部から露出させた光ファイ
    バの端部が挿入される第2挿入孔を有する第2フェルー
    ル部とを備えた光コネクタフェルールにおいて、 前記第1挿入孔を形成する前記第1フェルール部の内壁
    面には、前記光ファイバ心線を前記第1フェルール部に
    固定させる接着剤を留めるための凹部が形成されている
    ことを特徴とする光コネクタフェルール。
  2. 【請求項2】 前記凹部は、ネジ溝として構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の光コネクタフェルー
    ル。
  3. 【請求項3】 光ファイバ心線が挿入される第1挿入孔
    を有する第1フェルール部と、前記第1挿入孔と連通さ
    れ前記光ファイバ心線の被覆部から露出させた光ファイ
    バの端部が挿入される第2挿入孔を有する第2フェルー
    ル部とを備えた光コネクタフェルールにおいて、 前記第1フェルール部には、前記第1挿入孔から前記第
    1フェルール部の外面に向けて貫通し、前記光ファイバ
    心線を前記第1フェルール部に固定させる接着剤を留め
    るための貫通穴が形成されていることを特徴とする光コ
    ネクタフェルール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項記載の光コ
    ネクタフェルールの前記第1挿入孔に前記光ファイバ心
    線を挿入して、前記光ファイバ心線の前記被覆部を前記
    第1フェルール部に接着固定すると共に、前記被覆部か
    ら露出させた光ファイバの端部を前記第2挿入孔に挿入
    して、前記光ファイバを前記第2フェルール部に接着固
    定したことを特徴とする光コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記被覆部は、前記光ファイバを覆うよ
    うに設けられた第1被覆層と、前記第1被覆層を覆うよ
    うに設けられた第2被覆層とを有し、前記第2被覆層が
    ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン系樹脂及
    びポリエステル系エラストマーのいずれかにより形成さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の光コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか一項記載の光コ
    ネクタフェルールを光ファイバ心線の端末に取り付けて
    形成したことを特徴とする光コネクタ付光ファイバ心
    線。
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